タケニグサ(ケシ科)
「竹似草」と書きます。少しも竹に似ていませんが、幹の中は空洞で、枯れると竹の棒のようになります。ケシ科の多年草で、高さはメートル程度です。山野に自生していて、山中の切り開かれた道路の端など荒地で見かけます。枝葉を折ると、赤褐色の乳液を出します。有毒植物で、害虫の駆除などに使われていたそうです。白い小さな花を近くで見ると、線香花火を逆さにしたようなかわいい花でした。