赤岳(2899m)〜横岳(2829m)〜硫黄岳(2755m)
・・・八ヶ岳・・・
長野県・山梨県

2014/6/15 晴れ 【コースタイム 登り4時間 縦走と下り6時間20分 花見と混雑で休憩含む】 MAP
美濃戸〜行者小屋〜文三郎尾根〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜美濃戸
GPSデータ/17.25km/累積標高+.-1713m
登るならツクモグサが咲く6月と決めていた八ヶ岳。梅雨だが晴れ予報がでたので急に八ヶ岳に行くことに決め、14日の朝、自宅を出発する。諏訪南に着き時間があるので入笠山で山野草を見てから、深夜入る予定の美濃戸駐車場の下見に行った。すると最奥の赤岳山荘のPが空いていて、そのまま車中泊することにした。料金は1日1000円で二日分になったが、満車で美濃戸口に駐車することを思えばしかたない。車中泊ではシュラフとミニ毛布を使ったが寒かった。夜中には車が到着する音が度々聞こえた。

北沢と南沢の分岐

南沢
早朝4:00前に起床、車中で支度をして4:30過ぎからスタートする。美濃戸山荘まで広い道を歩き北沢と南沢分岐で柳川南沢へ進む。数回渡渉し、シラビソなどの中を登る。お目当てのホテイランは終盤か花数は少なかった。二人とも体調不良で足が上がらない。日帰り装備でザックを軽くしてよかった。

ホテイラン

キバナノコマノツメ

コイワカガミ

赤岳が見える

行者小屋
河原歩きになると横岳が見え赤岳も見えて、間もなく登山者が多い行者小屋に着いた。気温は6℃くらいか非常に寒い。ここまでで早くもバテてしまい休憩してから文三郎尾根を経て赤岳を目指した。

文三郎尾根

岩場
阿弥陀岳分岐を過ぎて文三郎尾根の急登階段が始まる。この尾根の下りは膝に悪そうなので登りに使った。小休止しながら阿弥陀岳との尾根に出ると展望が広がる。赤岳への岩場を登るにつれて大展望で富士山もくっきりだ。

赤岳直下からの展望 左から富士山、南アルプス(鳳凰山、北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳)、中央アルプス、手前は権現岳や網笠山など

赤岳に到着

赤岳から望む富士山
最後の岩場を登ると赤岳に到着。登山者が多い。360度の景色を眺めて山頂から少し移動して休憩した。梅雨とは思えない天気で展望に恵まれて最高だ。

赤岳からの展望 左から南アルプス、中央アルプス、御嶽、乗鞍岳、北アルプス、手前は左に権現岳、網笠山など、右は阿弥陀岳

赤岳からの展望(上から続く) 中央に蓼科山、天狗岳、根石岳など

赤岳からの展望(上から続く) 

頂上小屋から赤岳を振り返る

横岳へ向かう
赤岳で1時間ほど休憩していよいよツクモグサを見に横岳へ歩き始める。赤岳天望荘まで滑らないよう下って地蔵尾根分岐を過ぎて稜線を進む。
高山植物が咲き始めていて、オヤマノエンドウが咲き誇っていた。

チョウノスケソウ

オヤマノエンドウ

ミヤマタネツケバナ

ウラシマツツジ

イワウメ

コメバツガザクラ

赤岳を振り返る
振り返ると赤岳の勇姿が素晴らしい。あの急坂を下りてきたのかと改めて見てしまった。横岳の通過には岩場が連続する。日ノ岳まで登るとツクモグサのお花畑があった。蕾が多いが開いている花も見られた。またキバナシャクナゲもたくさん咲いていた。

ツクモグサ

ツクモグサ

キバナシャクナゲと赤岳
ハシゴや鎖のある横岳を高山植物と展望を楽しみながら歩いていく。前方を歩く人の目の前に落石がありびっくり。他の登山者が落としたようだった。
ツクモグサ

岩場

横岳
いくつかある横岳のピークを越していく。何処が主峰かと思っていると横岳の看板があった。主峰はその手前のようだったが。
ここから岩場を下るが団体が登ってくるので時間待ちがてら休憩。ツクモグサとキバナシャクナゲが見頃で綺麗だった。

横岳から望む赤岳と阿弥陀岳、中央に南アルプス

横岳からの下り

ウルップソウ
登山者が多くて岩場では登り下りが交代となる。時間が掛かるが急ぐこともないのでゆっくり下る。ウルップソウの開花はまだ先になりそうだ。

前方に硫黄岳

硫黄岳山荘で休憩
横岳から岩場を無事に下って硫黄岳山荘へ寄って食堂で大休止。ここのトイレは凄く綺麗だった。休憩後は硫黄岳まで最後の登りだ。前に来たときはコマクサがたくさん咲いていた。

硫黄岳からの展望 (横岳、赤岳、阿弥陀岳、奥に南アルプスなど)

硫黄岳からの展望 (奥に北アルプス、右に蓼科山など)
硫黄岳で火口を覗いて、赤岳から歩いてきた稜線、反対側には蓼科山など北八ヶ岳を眺めて下山開始。

ミネズオウ

ミヤマキンバイ

ヒメイチゲ

硫黄岳からの下り

赤岳鉱泉へ下る
赤岩の頭まで下って最後の展望を楽しんで赤岳鉱泉へ下る。文三郎尾根よりも下りやすく、こちらを下りルートにして正解だった。可憐なヒメイチゲがたくさん咲いていた。

赤岳鉱泉

北沢
赤岳鉱泉で休憩して柳川北沢を下る。北沢には橋がたくさん架けられていた。林道終点からは林道歩きで赤岳山荘に無事下山した。
この後、日帰り温泉で汗を流し、あと一泊する予定を止めて帰宅した。


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