甲斐駒ヶ岳(2967m)
長野県・山梨県

2003/10/4 晴れ時々曇り 【歩行時間 7時間5分】 MAP
仙流荘【バス】北沢峠(140分)駒津峰(85分甲斐駒ヶ岳
甲斐駒ヶ岳(70分)駒津峰(60分)仙水峠(60分)長衛小屋(10分・林道)北沢峠【バス】仙流荘
南アルプスの甲斐駒ヶ岳を日帰り登山する予定で深夜自宅を出発する。
朝5時前、仙流荘に到着。登山口の北沢峠まで一般車は通行禁止なのでここからバスで入ることになる。既に多くの登山者がバス待ちをしていて臨時便が出ることになり、5:30のバスに乗った。

北沢峠

紅葉
バスで北沢峠に到着し、双児山経由で頂上を目指すことにする。登山道からは展望が利かず、シラビソとコメツガの針葉樹林帯を登っていった。

登山道より乗鞍岳(左)と槍・穂高連峰(右)を望む

双児山直下より仙丈ヶ岳(左)と中央アルプス(右)を望む
登ること30分程で木々の間から仙丈ヶ岳が見えた。
全く登山者に出会わないのでコースを間違えたのでは?と思いながらも登り続ける。左手に乗鞍岳や槍穂高連峰などが見えてきて景色を眺めていると、登山者に出合い安心した。
双児山直下では仙丈ヶ岳、中央アルプス、御嶽、北アルプスといった素晴らしい展望ができ甲斐駒ヶ岳の頂も見えていた。

双児山(2649m)

鳳凰山とその右後に富士山を望む
双児山に着くと鳳凰山、北岳、仙丈ヶ岳などの眺めが良く、ここで景色を眺めながら朝食を摂っていると登山者が多くなってきた。これから向かう駒津峰の紅葉が始まっていて綺麗だ。双児山から一旦下ると富士山を望むことができた。

駒津峰より望む甲斐駒ヶ岳

駒津峰より望む北岳(左)など南アルプス
富士山を見てからは石の多いジグザグの急登となり、山腹の紅葉を見ながらゆっくりと登った。駒津峰に到着すると花崗岩で白い甲斐駒ヶ岳が抜群の眺めだ。南アルプスも絶景だが北岳などにはガスが掛かり始めていた。

背後は仙丈ヶ岳

八ヶ岳を望む
駒津峰で小休憩してから甲斐駒の山頂へ向かう。少し下ると山頂への直登と巻道の分岐があり巻道を登った。殆どの人が巻道を選んでいた。

背後は摩利支天

甲斐駒ヶ岳
見上げると摩利支天が聳え、頂上が近づくにつれて花崗岩と砂礫の登山道は急坂になり滑ってなかなか足が上がらない。だが展望は抜群だった。
やっと甲斐駒ヶ岳に到着。360度の展望だがかなりガスが出てきて富士山と八ヶ岳は見えなくなっていた。

甲斐駒ヶ岳から望む鳳凰山(左)、北岳(中央左)、仙丈ヶ岳(右)

下山中に山頂を見上げる

仙水峠から甲斐駒と摩利支天を望む
一面ガスに包まれたり青空が見えたりで天候は変わり易い。休憩していると寒くなってきたので下山開始。駒津峰まではピストンで下るが砂礫で滑り易かった。駒津峰では小雪が舞う寒さだった。
駒津峰からは仙水峠へ回って下りることにする。前方の栗沢山の紅葉を見ながら下ったが、急坂で石が多くて下り難かった。
仙水峠は紅葉も見られて休憩に良い場所だった。

仙水峠からの登山道

仙水小屋
仙水小屋まで下山し冷水で喉をスッキリさせ沢沿いを下る。丸太の橋を3度渡るとテン場のある北沢長衛小屋に着いた。トイレを借りてから北沢峠へ戻るとすぐに仙流荘行きのバスが出るらしく急いでバスに乗って北沢峠を出た。
北沢峠からは仙丈ヶ岳に登れるが今回は一座だけで終わった。


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