飯豊山(2105m)
・・・敗退・・・
山形県・新潟県・福島県

2013/7/9 曇りのち晴れ一時雨 【歩行時間 10時間50分】 MAP
大日杉(145分)地蔵岳(155分)雪渓(50分)敗退(135分)地蔵岳(165分)大日杉
GPSデータ/16.3km/累積標高+.-1861m
【行程】 飯豊山→観光→山は雨天→会津駒ヶ岳
ずっと憧れていた飯豊山、登れるものなら7月中旬までに登りたい。
いよいよ決断をして梅雨を承知で前日の朝に出発。北陸道のSAで車中泊し、早朝、登山口の大日杉に到着。車が多いと思っていたのに停まっているのは1台だけ。いつ雨が降り始めるかと思う天候だ。
今回の山行は2泊3日テント泊。事前に小屋等に電話を入れ状況を聞き、ザックを軽くるすため不要物を減らした。

大日杉小屋とWC(左)登山記帳所(右)

急登
駐車場から橋を渡り準備してきた登山届を提出し右手へ歩き登山道へ入る。
最初は急な登山道だが、登り始めたばかりなのでさほどしんどくない。

長之助清水

地蔵岳が近い
長之助清水に着いたが、まだ水はたっぷりあるので寄らずに登っていく。
あまり展望の利かない登りに退屈しはじめて体がだるい。ブヨだろうか虫がうるさいので虫除けネットを着けた。地蔵岳が近づくとヒメサユリのお出迎えだ。

地蔵岳

御坪へ
地蔵岳に到着。ここまでは登りばかりだった。地蔵岳からは種蒔山方面へ一旦下る。地蔵清水があるようだが場所は分からなかった。

ヒメサユリ

登山道
登山道にはヒメサユリが多い。終わったものからツボミまで見られる。
シラネアオイは終わってしまって一輪だけ終盤のものが見られた。
地蔵岳から花を見ながら歩いていくがここからが思ったより長かった。

ダケカンバで雰囲気良し

御坪

御坪のヒメサユリ

ヒメサユリの四姉妹
目洗清水まで来たが水場は雪渓の下なのか分からない。途中にビバークできそうな場所があるが、テン場以外は設営禁止だろう。
御坪手前からはヒメサユリが咲き乱れ、御坪はヒメサユリの花畑になっていた。

登山道からの展望(切合から本山の稜線)

登山道

登山道

右上部にテン場のある切合小屋が見える

御沢分れ

種蒔山へ(頂上はもっと上)
御坪を過ぎて切合の稜線や雪渓が見えてきてワクワクする。
雪渓登りの御沢分れはロープがあり通行禁止のようだ。種蒔山方面へ登る。

雪渓登り

写真では緩やかに見える雪渓
いよいよ雪渓まで来た。雪渓のトラバースは急な所で滑るとかなり下まで落ちそうだ。事前に聞いたときにアイゼンは不要とのことで持ってきていない。トラバースは止めて雪渓登りをする。雪渓は登ることはできるが下山時の凍結が気になった。おまけに雨が降り出してガスでホワイトアウトとなる。思案した結果、撤退を決意して少し登った雪渓を下る。悔しいやら残念やら・・・

青空が・・・

引き返して 御坪でまだ元気なmk
引き返していると青空が見えてきた。悔しいが再挑戦する気力は無かった。
食料も3日分あるしビバークできるが、それも止めて御坪で昼食休憩して下山する。累積標高1850m距離16km余り、重荷で足の疲れがピークを越し、足を引きずって大日杉に無事下山した。
これで帰るわけにはいかず、小野川温泉で汗を流し道の駅で車中泊。裏磐梯や尾瀬方面へ寄ってみることにする。

ハクサンシャクナゲ

ハクサンチドリ

ツマトリソウ

ミヤマクルマバナ

キソチドリ

シラネアオイ

アカモノ

ウラジロヨウラク

ニッコウキスゲ
他に ミヤマバイケイソウ、ハクサンコザクラ、ムラサキヤシオ、モミジカラマツ、イワカガミ、ミツバオウレン
    ゴゼンタチバナ、サラサドウダン、コバイケイソウ、マイヅルソウ、など


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