八甲田山(1584m)
青森県

2011/10/9 晴れ 【歩行時間 4時間50分】 MAP
酸ヶ湯登山者P(95分)仙人岱(35分)八甲田大岳(60分)上毛無岱(55分・休憩含む)下毛無岱(40分)酸ヶ湯(5分)P
GPSデータ/9.6km/累積標高+.-802m
【行程】 八甲田山→奥入瀬→暗門の滝・岩木山→八幡平→早池峰山→秋田駒ヶ岳・安の滝→雨天
短時間で登頂できる山を選んで東北の山に紅葉を見に行ってきた。
といっても連日となれば足や膝の状態が気になるが、それは温泉で癒すことにする。8日、朝6:00自宅を出発し新潟まで車で走り、新潟港発23:30の新日本海フェリーで秋田まで運んでもらう。
9日、5:50秋田港着。
計画では9日は白神山地を歩くつもりだったが秋晴れということで八甲田山の毛無岱の紅葉が見たくて、高速道を利用して酸ヶ湯へ向かった。

駐車場より八甲田大岳を望む

大岳登山口
気になるのは車の混雑・・・朝だったので車道の渋滞はなかったが酸ヶ湯の登山者用の駐車場に着くと満車。車道脇には縦列駐車が続き、その中でスペースを見つけて車を停めた。
駐車場でトイレを済ませて、紅葉する大岳登山口から歩き始める。

登山道

地獄湯沢
歩き始めてすぐに登山道はドロドロの道となり、紅葉も景色もそこそこに足下に気をつけながら登っていく。いつまでこの道が続くのかと思うほど泥だらけ。
それでも軽装の人も結構登っているのに驚いた。
途中、硫黄臭のする地獄湯沢を渡ってガレ場を登る。

仙人岱・前方は小岳

前方に八甲田大岳
緩やかな木道歩きになって仙人岱に到着。八甲田清水(水場)があり、ここで休憩する人が多い。右手には小岳、左手には八甲田大岳が望める。

背後にアオモリトドマツの樹海

八甲田大岳
大岳が正面に見えてくると最後の登りだ。石畳?をジグザグに登り、振り返るとアオモリトドマツの樹海が広がる。
11:30、八甲田大岳に到着。頂上は大賑わい。
少し霞んでいるがまずまずの展望。だが山座同定は知識不足でできない・・・

展望

下山開始・前方はロープウェイ方面
先日の雪も残り、陽が射していても予想通り寒くて温かい飲み物で一息ついた。下りは避難小屋まで急坂の段を下るが少々歩き辛かった。

上毛無岱

上毛無岱

上毛無岱より八甲田大岳を振り返る

階段から下毛無岱を望む
大勢が休憩中の大岳避難小屋を通過し、アオモリトドマツの中を抜けていくと上毛無岱へ入る。木道があり広々していて心地良いところだ。

下毛無岱をズームアップ
快適に上毛無岱を歩いていくと前方下側の紅葉の間の景色に驚く。そこが一番見たかった下毛無岱だ。綺麗な景色なので口々に歓声が騰がっている。

下毛無岱に下りた

八甲田大岳 右は階段道
階段からの景色は素晴らしいが、足下は木の急な階段で目が離せない。
時々立ち止まっては景色を眺め写真を撮った。
一歩一歩下って下毛無岱に出て振り返ってみると紅葉の素晴らしいこと。

下毛無岱からの八甲田山
下毛無岱の木道を振り返りながら歩いていく。背後には錦の屏風?と言われる景色が広がっている。休憩場所には人が群がり、木道でも列を成し擦れ違いも多く、景色を見たり小休止したりでなかなか足が進まなかった。

下毛無岱からの景色

下毛無岱を出る辺りからの八甲田山
下毛無岱でゆっくりしているとヘリが飛んできた。最初はTV撮影かと思ったが、上毛無岱の木道で滑った人が骨折され、その救助のヘリだった。
一ヶ所で、特によく滑るところがあった。

酸ヶ湯へ

車が多い酸ヶ湯が見える
下毛無岱を抜けると再びドロドロの道となるが、黄葉の眩しいブナなどが見られる。前方に車で混雑する酸ヶ湯が見え、下っていくと酸ヶ湯温泉に下山。靴洗い場で泥を落として、車道のショートカット道を歩いて上部の駐車場に戻った。

この後は温泉。酸ヶ湯温泉は混雑していたので奥入瀬渓流温泉の焼山荘へ行くと宿泊者が多く日帰り入浴はできないということで、その隣の奥入瀬グリーンホテルで入浴(400円)する。どんな温泉かと思ったが露天もあり結構良い湯で貸切だったので、のんびり休息できた。
硫黄臭を漂わせて本日の宿「道の駅奥入瀬」で車中泊、18:00就寝とする。


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