書いた日 | 2002年7月20日 |
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発売日 | 2002年6月28日 |
タイトル | D.C.〜ダ・カーポ〜 |
ブランド | CIRCUS |
ジャンル | AVG |
対応OS | WIN98、Me、WIN2K、XP |
CPU | Pentium2 300Mhz以上 |
RAM | 64MB以上 |
HDD | 640MB以上 |
CD-ROM | 4倍以上 |
音声 | フルヴォイス |
グラフィック | 800×600 24bitカラー以上 |
備考、XP対応 | 標準対応です |
傷心指数 | 0% | なし。 |
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感動指数 | 65% | 終盤は感動させるような展開になりますが、今一乗れませんでした。 |
楽しさ指数 | 65% | 妹、音夢の嫉妬シーンなどが多々あり、そこそこ楽しいです。 |
H指数 | 65% | 中盤から3シーン前後、CGは1枚から2枚位です。純愛物として普通だと思います。 |
CG | 70点 | 800×600の画面サイズで比較的綺麗に見えます。キャラデザは七尾奈留さんで、嫌いじゃない原画家です。 |
システム | 75点 | 場所選択とコマンド選択のを合わせたアドベンチャーゲームです。未読既読の判定付きスキップもあり、システムについては粗満足です。またCIRCUSのシステムの特徴として一度見たシナリオはあらすじで内容を確かめられます。この部分は他社に無い優れたものだと思います。 |
シナリオ | 65点 | このゲームは徐々に仲良くなってラブラブな関係になり、終盤に大変な事が起きて、最後はハッピーENDになるってパターンです。深い関係になるまでは、女の子の心情がよく描かれていて本当に良い出来でした。しかし、終盤に凹んだり気分が萎えたりするので今一な感じです。萌を前面に出した売りをしていた割には、萌えなかったのでこのような点数になりました。 |
声優演技 | 80点 | 人気実力派声優さんばかりですから、演技は問題ありません。 |
挿入歌 | 75点 | オープニングと重要なシーンで流れる挿入歌、エンディングが2箇所で2曲の計4曲あります。どの歌もハイレベルで購入満足度は高いです。 |
総合評価 | 65点 | 最後まで凹まずにプレイ出来たら評価も跳ね上がったんですけどね。地雷指定されたのも分からんでも無いです。 |
感想 | これ以後ネタばれがあります。 これ位でいいかな? どのシナリオも大体中盤までラブラブで、終盤、桜の魔法により恩恵を受けていたヒロインが、桜が枯れた事により、その能力を失い苦悩しているところを主人公が助けて、最後はハッピーENDを迎えるって構成になっています。この桜の魔法は祖母が苛めにあっているさくらの為に施した物ですが、真摯な願いであれば誰でも願いをかなえるという、実に訳の分からん魔法なんでシナリオが嘘臭く感じました。 ヒロイン個別の感想です。 眞子 主人公の喧嘩友達です。うその恋人関係から本当の恋人になります。何だか分からずにあっさり終了したって感じですね。眞子ENDはBAD扱いのようですから、まあこんな物なんでしょう。 萌 ボケボケな先輩です。終盤一歩手前まではラブラブで非常に良かったのですが、終盤の萌の行動に非常に疑問を抱きますね。深い関係になりながら、昔の男の子が忘れられないって言っても、今更どうしてなのって感じで彼女の気持ちが理解出来ません。もしこれが深い関係になる前なら納得も出来ますが、どう考えてもシナリオ構成に問題があります。 ことり 学園のアイドルです。終盤手前までは非常に良いんです。恋愛物としての肝は全て押さえてるし、段々と仲良くなる描写が素晴らしく丁寧に描けているのですけど、終盤桜が枯れた事により特殊能力の「他人の心が分かる」が無くなってしまい、あの展開になって気分が萎えますね。萌よりはマシですが、あんなにラブラブなのに主人公の事信用してないのでしょうか? 音夢 主人公の事が好きな義妹です。随所にみられる音夢の嫉妬とラブラブな状態が良かったのですが、仲良くなると音夢が病気になる部分がどうしても理解出来ませんでした。その点を不問にすると、このゲームの中では一番良かったですね。 さくら 主人公の事が好きな従姉妹です。さくらENDでは、全ての謎が解き明かされると思ってましたが、肝心な部分がぼやけていて、何か消化不良な感じです。寝覚めが悪いと言うか胸に痞え物がある感じですっきりしませんね。また、さくらが成長しない理由が多大な欲望を抑える為だとはあんまりですね。もう少し読み手を納得させる嘘を書いて欲しいです。 美春 幼馴染の後輩です。シナリオは事故に合い意識を失った美春の代わりにロボットの美春が登場してそのロボットとの話になります。最初のボタンをかけ間違えたような印象なんで、泣くに泣けません。美春が事故に合い意識を失ったのは、主人公が美春の要請を断った為なのに、その事を知ってもお見舞いにも行かないのは非常に疑問に思います。主人公の行動は一つ、美春を看病する事で、ロボットの事にかまけている暇は無いはずです。また主人公と一緒に埋めた美春の思い出のタイムカプセルを、ロボット美春が掘り起こすのは大問題だと思います。美春がロボットと知った音夢の行動や戸惑いの方が正常に思えます。 隠れキャラ 「水夏」にひき続き、またもや騙されましたね。最初に窓辺のお嬢様と猫の話を見たので、ずーっと頭に?マークを点灯させたままプレイしました。猫メイドさんとは萌える話ですが、最初のお嬢様の事が頭の隅っこにあるので、萌えも泣けも出来ませんでした。何も知らず突然現れた方が猫メイドに萌もするし終盤は泣けたかもしれませんね。窓辺のお嬢様と猫の話は終盤に流した方が、私としては正解だと思います。もしも、そんな構成だったらラストのお嬢様の告白で狂喜したと思います。 |