■番外: アクダマ 雑文祭■

アジコさんの文体でwebッペを書こうというメルヒェン活劇デス。
ボク今、高熱が下がったところで、いつもよりさらにボンヤリしていマス。
しかしそんな言い訳はアジコさんには通用しないのデス!
ナゼならアジコさんは鳥だから! アローハ・インフルエンザ!




ボク家訓では冬期イッパイ元旦ナリと決められてまってデスね。
武士であるオトタマが「動くナそこに直レ」と仰るが早いか菊一文字をキラリン
冷たいコタツに閉じ込められる運命なのデス。
そんな渦中にも品行方正なボクは年賀状をしゃこしゃこ書きまった。
暮れる12月27日、緑色の悪魔ポストに投入する横でシロクマが縄跳びに励んでまったが
静かに目をそらし、俗世にサヨナラしたのデス。

男装の麗人であるオカタマが白い餅をボクに投げつけている時、その決闘状は届きまった。
曰く、6日にオハガキ拝受サンキウベリマウチ。
ボクは猫を抱きかかえ、しずしずと河原に出向き発狂、切腹いたしまった。
うすうす感じてまったが、ボク忌み子デスか。緑ポストはハガキを消化しマスか。
血に弱い愛猫がアワを吹いて誘うので、菊一文字をふりかざしたまま中央郵便局に飛び
ソッと火をつけたら燃えすぎて困りまった。
郵便局ラブー。ボク偏食デス。



ロミンティックな思いで煙草をプーしておりまったら黒いオジサマが現れまった。
ボクの白魚のような手をポキンと折り、手錠をかけまった。アレ御無体なー。煙草が落ちマスー。
郵便局への愛を語ってみたのデスが、オジサマは難聴でった。
猫がヒトリで逃げる気満々でったのでシッポをつかまえ食べまった(これがボクの優しさデス)
ボクふさふさの毛がかたわらでスハースハー呼吸する音を聞かないと生きられないのデス。
孤独死寸前のボクをオジサマは無情に引きずり塀の中へ投げ込みまった。
名残惜しいデスが、今度こそ俗世にサヨナラン。
オトタマも熊手を片手に 泣きくずれてくれまった。達者で暮らせヨそちを勘当スル。

そんなワケでボク砂漠の桃色ココア(トキオともいいマス)にいるのデス。
主な生息物はエビの形をした兎デス。
20匹の猫がスハースハー呼吸する音を聞きながら、今日も我が家は元旦デス。
塀の中でボクの白魚の手をパキンと直してくれたヒトについていきまったら
そのヒトは毎日、猫を1匹と言わず2匹、差し入れしてくれるので
今日も我が家はふさふさデス。





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