0402 あお
たまには小さな絵。
アオといえば馬の名前。
雨が降るような気がする
と思っていたら明け方ほんとうに降ってきた。
濡れて帰ってきた猫はごろごろいいながら
今もまだ寝ています。
雨の日って自分のものじゃない幼年時代を思い出しませんか。
銀鼠色の瓦屋根に透明な線が流れ
お風呂屋さんの煙突から白い煙りが覗き
やわらかそうな黄緑の葉が枝を縁取り
どんどん日が暮れてゆく。
誰の幼い記憶でしょう。
猫を残して夜桜を見にいきます。
日本の国は桜だらけです。
<< |