小杉邦昭

建築士でもあり、力学的な見地とデータ分析による
独自のストリンギングを、プレーヤーに提供している。

バボラのチームストリンガーとして、ジャパンオープンをはじめ、下記大会ストリンガーを務める
ジャパンオープン 全日本選手権 全日本室内選手権
関東オープン 東北オープン 神奈川オープン
●JTA久我山国際女子オープン   ●JTA関彰国際女子オープン など

『テニスショップと呼ばれたくない、テニスのお店』を始めて6年目のメッセージ
小 杉 邦 昭  (2000年10月 記)
『ダブルライン』もオープンして、10月で6年目を迎えます。
単に、ラケットやシューズなどのグッズを販売する店ではなく、プレーヤーに入り込んだ「サポートショップ」を作りたい...、そんな思いがきっかけとなり、誕生したのが『ダブルライン』です。

その漠然とした理想を実現する為に動いた、手探りの5年間でした。

97年1月から、情報提供や練習会・大会などの告知のために、CLUB会報を毎月発行し、会員ひとりひとりのレベルアップに活用して頂きました。そして、そのイベントの度に、会員の方々のプレーを見させて頂く事で、なお一層のサポートを目指す事ができました。ただ、これらのイベントなどは、『ダブルライン』サイドから生まれたことではなく、会員の方々のテニスに対する熱い思いとアイディアから生まれたものです。
もちろん、いつも安定した1対1のストリンギングサポートが、ベースであることは言うまでもありませんし、そのストリンギングサポートだけを求めてくる会員さんも数多く存在します。そういった全ての会員の方々と一緒になって、将来の方向性を見出していく『ダブルライン』でありたいと、思っています。

テニス仲間のわずか40名程の会員が、『ダブルライン』のスタートでした。
現在、700名を越える会員の方々の思いに育まれて『ダブルライン』は、歩み続けています。そして、漠然としていた理想が、少しづつ形になって成長しつつある事を実感しています。形が大きくなった今でも、決して1対700の関係ではなく、「1対1のサポートショップ」であり続ける努力を忘れない自分でいようと、胸に刻んで6年目を迎えます。

『テニスショップと呼ばれたくない、テニスのお店』
小 杉 邦 昭  ('95 10月オープン当初 記)
 1980年代空前の『テニスブーム』。街を歩けばラケットを抱え歩く姿がファッションのひとつでもあった時代です。その流行に乗り、多〈の「専門店」「プロショップ」と称する店が出現したのもこの頃です。
今思えば、物を売ることだけに奔走した、売り手市場のテニス流通産業がこの期間に形成されました。そうした、物販第一主義の「ショップ」が、今日に到っているわけですから、いまだに商品を売る為に、ラケツトの割引率を競ったり、ストリング(ガット)や張り代を無料で抱き合わせて販売したりと、それは「物販店」「量販店」「ディスカウントショップ」の域に入ってしまうショップが多くなってしまいました。


 日本のテニス愛好者は、ストリングやストリングの張りについての意識が、足りないと言われています。
それは、ストリングやストリングを張る作業がラケットを売る為の抱き合わせの「オマケ」みたいなもの
といった販売方法をとっている『ショップ』のあり方そのものが、歪みを生んでしまったからです。物を安く購入できること自体は、プレーヤーの利益になることです。しかし、本来一番プレーlこ影響するストリングの選択・テンション設定等、コミュニケーションが特に必要な部分が、抱き合わせの「オマケ」になつてしまっているのが、現状のようです。私にとって、現状のショップは、プレーヤーとして、物を得る為の利益はあっても、肝心な快適なプレーをする為の利益は満たしてくれない場でした。
そんな私自身の既存「テニスショップ」への不満が、『ダブルライン』誕生のきっかけとなりました。

そして、自分の理想とするプレーヤーへのサービスとは、
    @快適にプレーしてもらうこと A 上手になってもらうこと
その@Aを
プレーヤーと共に作り上げていく、コミュニティーが『ダブルライン』だと思っています。


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