シニアサッカー連盟に所属するある人物のワールドカップ2006の観戦ツアー体験記を本人の了解を得て掲載させてもらいました。なお、本人が特定できるような部分は一部削除しました。

 

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1. ツアー名

A
コース
FIFA
ワールドカップ日本代表初戦観戦弾丸ツアー5日間
2006
610()614()36名+添乗員1名参加
(
)アトラス旅行 エミレーツ航空

2.
日程(45 機中2)

[
移動:行き] 金沢駅(16:52)→関西空港ドバイデュッセルドルフ

現地1日目
  デュッセルドルフ(空港)
  ボン(日本代表合宿地、ベートーベンの生家、G-Jamps)
  コブレンツ(エルキュールホテル泊)
現地2日目
  コブレンツ(朝食)
  ハイデルベルグ(観光)
  カイザースラウテルン(日本 1-3 オーストラリア)
  コブレンツ(エルキュールホテル泊)
現地3日目
  コブレンツ(朝食)
  ライン川クルーズ(観光)
  フランクフルト(空港)

[
移動:帰り] フランクフルトドバイ関西空港金沢駅(23:27)

3.
ボン経由でコブレンツに到着

片道約17(=10+7)時間のフライトでぐったりしていたが、
ようやく地上のバス移動。

両サイドが深緑のアウトバーンは気持ち良く、
バス内では、2ユーロ(300)のビールを飲む。
ビンを返すと25%が返金される法律があるが、
このバスにおいては、20%(20セント)の返金。

アウトバーンは無料で一般車両は制限速度なし。
バスは100km/h 制限で、全員シートベルト着用。
ガソリン代は約200/リットルで、ドイツでも
高くなってきているらしい。

ボンに着いて日本代表の合宿地、宿泊ホテルなどを
見学した後、ベートーベンの生家を観光。しかし、
ツアー参加者の興味は、斜め向かいのスポーツ店の
中村俊介のポスターと、向かいの店の、高原、中田
の似顔絵の方にあった。

続いてG-JAMPSに寄って、ユニホームに寄せ書きをする。
全国からのはげましのおたよりや折り紙があった。
http://www.samuraiblue.jp/project/project06.html

その後、ライン川沿いのメルキュールホテルに到着し、
ようやく一休み。2日目の午後9時頃だったが、外は
明るく、日が沈んで暗くなるのは午後11時頃。
モーゼル川とライン川が出合うドイチェス・エックまで
散歩。巨大なパブリックビューイングでサッカー観戦。
http://www.hotelclub.net/hotel.reservations/Mercure_Hotel_Koblenz.htm#

4.
ハイデルベルク経由で決戦会場へ

ホテルの朝食でフレッシュジュースを飲む。
ドイツ到着後、初めてビール以外の飲み物。

ハイデルベルクの城の観光中にオージーと接触。
ハイタッチは力負けでやや勢い負け。体格が違う。
街中の土産物屋さんに寄る時間は無く、いざ決戦会場へ。

人口10万人の街に8万人が訪れるということで、
会場から離れた駐車場でバスを降りて会場までは
シャトルバスで移動。

連日快晴で昼は30を超す気温。
立っているだけで頭が燃えそうな感じ。
この中でサッカーするのはちょっとつらいかも。
でも条件は同じ。必ず勝ってくれると信じて入場。

ちょっとドキドキしながらの入場チェックを無事に
通過し、DVDビデオの持ち込みはOKだった。

公式グッズは長蛇の列のためにあきらめ、まずは
座席の確認とビールの確保。スタンドは日陰になって
おり、ゴールライン延長上の席。気合いが入ってきた。

5.
幸運・悲鳴・落胆

座席の前の方には懐かしのオフト監督夫妻、横の方には
元ヴェルディの北澤さんがいて、写真やサインに応じていた。
(試合後、会場の外でブッフバルトを目撃&デジカメ撮影。
 頭一つ飛び出していたため、顔のみの撮影となった。)

いよいよ試合開始。日本 15,000 オーストラリア 5,000
サポーターと出ていたが、同じくらいの比率に見えた。
(オージーは、体が大きいからかも。)

中村俊介のラッキーな得点で前半を終え、悲劇の後半へ。

左からのCKも右からのセンタリングも同じような感じで
チャンスが作れず、高原、柳沢で21で攻め上がった時も
ゴールならず。なんとかこのまま逃げ切って欲しいが、
追加点も見たい。誰でもいいからゴールを決めてくれ!

再三のピンチを救ってきたGK川口がロングスローに飛び出し。
『アアア〜ッ!!!』叫び声とともに同点弾を目撃。

2
失点目では悲鳴がおこり、3失点目は言葉もでず。
一刻も早くその場から立ち去りたい、と会場を出る。

歓喜のオージー軍団が歩いて行くのを、失意でシャトルバス
待ちする日本人サポーター達。暴動を起こす力もなく、
出るのはため息ばかり。涙も出ず。ホテルに戻って寝る。

6.
ライン川クルーズ

30km
弱の距離を2時間弱で下るゆったりとしたクルーズ。
リューデスハイム(0915)→St.ゴアルスハウゼン(1105)

乗船時刻(0915)に乗船場前に到着したが、目前の踏切が
閉まってさあ大変。現地添乗員が大声で待ってもらう
ように叫んで、無事に乗船。時間に正確な日本だったら
待ってくれなかったかも。

昨日の悪夢を一時忘れさせてくれるほどの素晴らしい景色。
デジカメ、ビデオ撮影しながら、冷たいビールが最高。

詳細は、Google検索した下記を参照(本当にこんな感じ)
http://homepage3.nifty.com/Fairy/Rhein.htm

乗船前に『世界三大ガッカリの一つ』と言われていた
ローレライの岩を通過。確かにイメージと違ったが、
事前に言われなければ、それなりに見ていたかも。

7.
帰国

フランクフルトからドバイに向かう飛行機が約一時間遅れ。
ドバイの乗り継ぎ時間が3時間から2時間になるだけで特に
影響は無いかと思っていたが、いい展開が待っていた。

飛行機に乗り込むと、満席だったはずの飛行機に空席が目立つ。
どうやら、飛行機変更、キャンセルなどが出た模様。
3
人がけのシートを独り占めして寝ることができ、超ラッキー。
ドバイまで約7時間のフライトを楽に過ごせた。

ドバイ到着時、現地時間は午前0時半頃だったが、外は40
いうことで飛行機から降りると息苦しかった。

土産を買う時間がなかったため、フランクフルトとドバイの
空港で、ありきたりのチョコレートと飾り物を買った。

ドバイ空港では、関西おばちゃん軍団がいて、関西空港に
帰ったような気分になった。おばちゃんパワー全開!

ドバイから関西空港まで約9時間半。行きよりは楽だった。
キングコングとMr.インクレディブルのビデオを見て、
アラビア音楽などを聞いていた。

関西空港から金沢駅へ。金沢駅からタクシーで家へ。
深夜0時前に家に着いて、まずは洗濯。その間に撮影ビデオを
ディスクにコピー。荷物を片づけて1時半に眠る。
まさしく弾丸ツアー(行ったきりにはならなかったけど)だった。
4
年後の南アフリカ大会は豪華客船で1ヶ月位かけて行きたいものだ。

以上