アップロード・ノート action7 新年、新シリーズを発進

12月24日〜28日
 この年末年始は何もしないで、ひたすらホームページ三昧で「何やら新世紀を迎えるに相応しんとちゃう?」という過ごし方でもしてみんべ、と思っていたが、やっぱり師走は忙しい。
 合間を縫って、WEB年賀状や、年明けに始めるつもりの新シリーズ「ウィーン写真館」の構想を練ったり、写真レイアウトの習作を作ってみたり。
 ページ構成をどうするかが一番の問題だと思うけれど、とにかく数ページ作ってみないことには、イメージがなかなか湧かない。年賀状のイメージも湧かない。困ったもんだ。

 来年は巳年だから、とにかく蛇だと思うけれど、蛇の写真なんか撮ってあるわけもない。自分じゃカットを描くなんて気の利いたことは出来ないので、カット集やら、WEB上で蛇の写真やらを探してみる。
 無断でダウンロードした蛇の写真をPhotoshopでいじってみるが、如何にも蛇らしくて良い写真は、どう加工してもやっぱり蛇なので気持ちが悪い。カット集のかわいいやつは、蛇じゃなくてオタマジャクシかウナギだものね。「ウーウー」と唸ってばかりだ。


12月29日
 仕事はこの日の午前中で終わり。後の半日を利用して年賀状をやっつける。
 新世紀だ。この際、日本規模に巳年だなんて小さいことに拘ってないで、ドーンと行こうじゃない、と発想の転換をして、蛇を無視することにした。
 ドーンと行けたかどうかは解らないが、結構気に入った物が出来たので、興に乗ってもう1枚。
 またもPhotoshopが大活躍して、一仕事かたずけた。

12月30日
 近頃は元旦からスーパーが開いている時代で(ウィーンの爪の垢ってあるかしら)別に買い込まなきゃならない物なんてないのだけれど、やっぱり買い物に時間を取られた。手元にある写真をサンプルに、「写真館」のレイアウトとリンクのモデルを作ってみる。いまいちパッとしない。実際にアップする物ではないので、気の入り方が違うのかも。

12月31日
 よし子先生からもの凄いお年玉を貰った。ZIP3枚に入った数百点に及ぶ「写真館」用の写真だ。だけどまあ、よくもこんなに。一通り見るだけでも大変な時間がかかる。7日には新シリーズ第1弾をアップしたいと思っているけれど、もしかしたら駄目かも知れない。

2001年1月1日未明
 お雑煮で新年を祝ってから、新世紀最初の更新アップを敢行。
 よし子先生のクリスマスカードを引っ込めて、入れ替わりに用意してあった年賀状を載せた。
 これで寝られる。

2001年1月1日午後
 ZIPの写真との格闘開始。これをどう整理しよう。「いいわー」「美しい!」なんて眺めている場合ではない。まず整理しないことには、調理法も定まらない。まず、整理の方法を考えなくては。

1月3日〜5日
 PhotoshopとGolLiveを使って写真カタログを作ることにした。ブラウザで見ることのできるカタログだ。htmlファイルっていうのは、こういう使い方もできるんだ。インターネット上に公開するためだけがhtmlのスペックではなかったんだ。何処に持っていっても、どんな環境でも見ることが出来る。
「こんなの作りたい」ってのがイメージ通りに形になってくると、html、偉い、と思わず力が入ってしまう。でも作るのはホントに大変。何しろ数が半端じゃないもの。

 カタログは、アイコン化した写真(120×90ピクセル)をテーブルに配置してインデックスのhtmlページを作り、各アイコンから「写真館」掲載用に最適化した写真(基本サイズ360×270ピクセル)にリンクさせ、それぞれ写真の元データと同じ名前にしておく。そうすればインデックス使いたい写真を決めたらすぐページに載せられるし、必要なら元データも簡単に探せる。よろしいんじゃないでしょうか。
 「写真館」は写真の数も相当になりそうだから、ウィーンだよりのように大小2つの写真を載せるのは避けた方がいいと考えて、掲載用写真サイズを決定した。ファイル容量のことも考えたが、写真の良さを損ねないためには、これでギリギリのサイズだと思う。

 まずはPhotoshopで元データを処理してアイコンと掲載用の2つのデータを作ってそれぞれのフォルダに格納する。実際の作業は、一連の決まり切った操作をひたすら繰り返すのみだ。Photoshopのアクション機能を使って出来るところは自動化したが、それでも肩が腱鞘炎になりそうなくらいクリック、またクリックだ。デジカメ忍者でも買った方が利口かしら、なんて思いながらも、せっかくのアイディアも活かしたいし、写真を見ながらできるのが楽しいので、頑張ることにした。
 100枚位処理して、アイコンが並んだところを早く見たいと、取り敢えずインデックスを1ページを仕上げる。「アーッ」名前が大文字だ。1つづつ名前を打ち込んだりはしていられないので元データの名前をそのまま使ったのだ。元データの名前を先に変えておくべきだった。余程考えてから始めたつもりでも、いつもこんな事ばかりやっている。これで2日がかりの作業を修正しなくてはならない。


1月6日
 明日の更新時にどうしても新シリーズ「写真館」を発進させたい。写真の整理はまだ3分の1くらいが終わったところ。どうすれば第1弾を間に合わせることが出来るだろう。
 ホントにきれいな「ウィーンのクリスマスシーズン」の写真がたくさんあるので、時期もいいし、これを組写真にまとめれば、2ページくらいできそうだ。
 「写真館」はアルバム風に1ページに数枚の写真をレイアウトした形にしたいと、何となく前から思っていたので、これはぴったりだ。これで「写真館」の方向が見えた。あるテーマで括れる数枚を選んで組写真とし1ページを構成する、そしてテーマ名をその表題として冠すれば・・・グッド・アイディアやおまへんか。
 決まってしまえば、カタログを作る時にアップ用のデータも作ってあったので、レイアウトするだけで2ページ完成。
 習作にGolLiveのフローティングボックスで写真を重ねるレイアウトも作ってみたのだが、これはブラウザのバージョンによっては全く無効で、単に縦1列に並んだ配置となってしまうことを発見して、なるべく単純な形で基本のレイアウトを決めた。
 表紙・ひょうし、表紙が要る。表紙用の写真を物色すると、ある・ある、あれもいいし、これもいいけど、早く決めないと表紙を作る時間がなくなる。
 イメージをかき立てられる最適の1枚を見つけた。素材の良さに触発されながら表紙に仕立てていく。私がやった仕事にしては、うっとりするような出来映えだ。元が良いと、どう変化させても良くなるものだ。
 2001年1月第1日曜日、これで新年初の更新に新シリーズを発進させられる。よかった、よかった。