2011年 New York

 Fires At Midnightの物悲しい中間部ソロから独演パートへ。管理人も完コピものの超期待度アップソロ。手癖をまぜつつ今回はRBのアップ画面が続き最高のパフォーマンスを堪能!となるはずが、途中でアホのKY(空気読めない)ニューヨーカー数十名が盛り上がりRBの独演が全く聴こえなくなる。ボケ!コピーできへんやんけ!と思ったら、RBも自分の演奏が聴こえず、演奏中断して不快感を示す。大半のアホは静かにするが、生粋のKYには通じず若干1名がその後Hooooooooooooooooo!の掛け声。再びRBは演奏中断。アホはRBが反応してくれたので大喜び!とどめのSmoke on the water!の掛け声には、他の聴衆よりStop!Talking about!の声が・・・RBはさっさとソロを終了させ、アンサンブルに戻してしまいました。

      


 2013年 Moscow 

 Journeyman の中間部ソロ終了後のメインフレーズの初音を詰まらせる。アンサンブルはブレイク中のためおもいっきりミストーンが会場に響く。1コーラス目最後の音符をわざと省略して特異のアドリブブレイク仕上げに・・・しかし、初音も同様にブレイク仕上げにした風に誤魔化すつもりだったが、明らかに違和感があり詰まり音はやはり誤魔化せないとみたか、照れ笑いでバックコーラスの女性に「目立った?あかなんだ?」ってな眼差しを送る。優しく「大丈夫よ!」と微笑み返す彼女を尻目に、モロばれよ!てな感じでボーカルインに向かうキャンディスナイト。
       
 
 2015年 Duisburg Germany

 70歳となったRBの近況を垣間見ると、ミスはストラト使用時に散見されるようである。私生活も含めアコギを弾く時間が9割以上だと推測され、ストラト演奏時におけるギター感覚に多少の影響を及ぼしているのかもしれない。7月3日の最新ライブ映像からThe Moon is Shining のカウント直後の頭だしで入り損ね小節を完全に見失い、訳判らず間違ったコード進行を自信無さ気にペンペン音で奏でるも諦め、アンサンブルはベーストラック状態でイントロが進む。Rainbow時代のように休憩していて出番に間に合わなかったのではなく、ちゃんと舞台袖にいたので完全にタイミングを逸したようだ。途中から入ろうにも既定の定番フレーズは冒頭からなら無心でも弾けるが、途中から弾くのは不可能である。ここで大きくプレッシャーを感じてしまったか・・・・中間ソロ前のメインメロも指は混乱して一部沈黙、直後の中間ソロでもスタジオを模倣したメロでミスしている。残りのツアーにおいて小スランプフレーズにならないことを祈る。とにかく考えないで弾き流すこと、必要以上に指板を目視しないことが小脳インプットフレーズを弾くときの原則である。
 ちなみに後半のアドリブソロは自由奔放に延々とRB節を連発しています。
      


2016年 Patchouge Theater

 10月のアメリカNY公演よりSoldier Of Fortuneの前奏部における独奏中、Aメジャーにて上昇していきフレーズの締めにAコードをチャラーン!とやるはずが5音中、5弦開放と1・2弦の3音しか鳴らず、自分の押弦失敗をいかにもギターの故障だと言わんばかりにおとぼけるRB。その仕草に聴衆から笑いが起きる。
      
      
               

2018年 Prague, Czech Republic

 Ritchie Blackmore's Rainbow4月20日のプラハ公演から。I Surrender ソロ終了を示すキッカケフレーズをボーカルが勘違いして歌ってしまう。ミキシングの係員も予期していなかったため、ボーカルの音量は下げられたままであまり聞こえない。RBはにやりと笑ってベースプレイヤーと見合わせ、やってくれたわ・・・てな表情。ビビリ気味にブラックモアを振り返るボーカル。OK、OK、とうなずいてソロ終了に暖かく同調する。
     

 
 ブラックモアのステージをコピーする上で重要な要素のひとつに、ミスをぶちかましてしまっても、平然とした態度を取り続けなければならない。ミスしたことをごまかす必要もない。顔は平然としたまま、余裕しゃくしゃくでプレイすることが重要だ。一杯一杯の表情で、苦しそうにプレイしてミスったときにしまった!ってのはダメなのである。