べじたりあん外食する ファーストフード&ファミレス

マクドナルド 甲東園駅前店

  公式    http://www.mcdonalds.co.jp/
  map    甲東園駅前店情報

A 2006.1.21 sat.   ハンバーガーリポート
@ 2005.6. 末   産まれて初めてのマクドナルド


A 2006.1.21 sat.   ハンバーガーリポート


フィレオフィッシュ  ¥100(クーポン)
チーズ・デミグラ  ¥100(セール)
マックフライポテトL ¥170(クーポン)
アイスカフェS     ¥100
計¥470


また、大冒険してきました。
でも、食べようと思ったから食べたんです。
食べたいと思ったから食べたんです。
言い訳はありません。

お盆を差し出されたときの
マックフライポテトLの散らかり具合には少し驚かされました。
マクドはベジ化以来2回目です。でも、バーガーの肉とフィレオのフィッシュを食べるのは初めてです。

いちいち食べに行った理由はクーポンがあって安かったからです。(なわけない)
ベジタリアンではない人々との距離を激しく感じる出来事があり、
それを、結構引きずってるからだと思います。

ベジへの誤解。・・・・・・これです。

●ベジタリアンは、良い事やってて、大変な我慢やってて、それが出来ちゃってるもんだから、いい気になってて、つけ上がっている。
●自分は偉いとか良い事してるんだって強く思ってるぶん、ノンベジを下にみてて、さげすんでみている。
●要するに調子に乗っている。
●ベジがベジ化を促すのは痩せ我慢の裏返しであり、禁欲仲間に加わることを強要している。
これは、しかたなく発生してしまう先入観かもしれません。
でも、たくさんの生身のベジと交流してきましたが、そんな感覚でベジやってる人をわたしは知りません。

いま現在の感覚では、このようなノンベジの反応はある程度しかたなく起こってくるもんだ(想定内)と思えますが、
昨年の11月に、こうした反応をいただいたときは、あまりにも自分の感覚と離れすぎているもんだから、
ビックリして、アゴが外れてしまいました。
あれれれれれ。そんな発想がでてくるものなののー!(>_<。)

全く、全く、そんな気がなかっただけに、かなりショックを受けました。
あっちゃー!感覚が遠いー!!!
そんな発想何処から湧き出てくるんだろう、って思ってしまうくらい、感覚が遠かった。

そういう風に思う人もいるだろうと思っているレベルと、
実際にそう思う人が目の前にいて、しかも直接声に出してハッキリと言われるレベルは、
次元が違う。
想像上わかっているのと、実際に直面して思い知らされるのとの差は大きい。
でも、そのおかげで実際にわかることができたわけですので、感謝です。

そんなふうに、感覚の遠さを、ものすごく感じたわけですが、
これは、ものすごく、ショックなことでした。
ベジタリアンになるとき、自分はかなりベジ的では無いし、俗っぽいアホな若造でしかないという自覚があったので、
よし、ほんだら、ノンベジの感覚に限りなく近いベジタリアンであり続けようと誓ったのです。
これは、わたしにとって非常に重大なテーマでした。
ごく普通のこんな自分が、普通にベジタリアンやってますが、何か?・・・が売りだなと。
でも、このノンベジのこの普通の感覚どうなっちまうんだろう。
ぐんぐん進んでいくと、この普通の感覚を失っちまいはしないだろうか。

あれから3年。
おみごとに、「肉を食う」なんて感覚は、遥か彼方へ。
と同時に、当然のことながら、「肉を食らう人々」の感覚なんて、到底理解出来ない底に落ちてった。
肉を食べないでいることが、どれだけ心地好いかを知っているから、
肉を食べなくなることで、どれだけのデメリットが解消されるかをしっているから、
やめた本人に、良いことしか起こって来ないことをしっているから、
みんなにベジを知ってもらいたいと思うし、超オススメだから、
いちいちホームページ作ったり、自分はベジタリアンだっていつもいちいち公言する。

知ることが、まず知ることが、何よりも大切だと思うから。

まず知ってもらって、そこから先は自分次第。答えはすべて自分自身のなかにある。
わたし次第であって、あなた次第である。
だから、ベジを強制してもしかたがない。
ベジ化は否定されたり強制されたりするところから生まれてくるもんじゃなくて、
自らの内側からの変化でしかありえない。
スイッチが入るか否かでしかない。
たしかに、人によってはおせっかいでしかないと思うかもしれない。
でも、おせっかいと思われちゃうことを気にして何もしないんじゃ、何も変わらない。
なんなんだこいつは?と思われてもいい。どう思われたってかまわない。

この時期にベジ化できたことを深く感謝しています。
そして、ベジの素晴らしさをシェアしたい気持ちでいっぱいです。
この心地好さを、このハッピー感を、自分だけのものにしているわけにはいきません。
運良くベジタリアンになれたひとだけのものにしているわけにわけにはいきません。

ベジタリアンも千差万別。
わたしは、すべてのベジタリアンがそれぞれにとても重要な役割を担っていると思います。
アニマルライツ系もヘルシー系もスピリチュアル系も農的暮らし系も宗教的系もその複合系も、
活動的ベジも、出不精気味ベジも、輪広める系ベジも、一匹狼ベジも、厳格ベジも、ゆるベジも、
すべてが、すべてのベジの形が役割分担だというふうに感じています。
そして、失うものも、守るものもない、放たれ小僧のわたしの今の役割は、
ベジタリアンの良さ(時には肉食のデメリット)をより多くのひとに知ってもらうことに尽きる。
ベジがひろがっていくことを願いつつね。


冒頭に「食べたいから食べた」と書きましたが、どちらかというと、「食べなきゃいけない感じがしたから食べた」という感じです。
いま、少し反省しています。食べる前の気持ちの部分は食べる前に書くべきだったと。今このレポートを書いているのは食べた後の自分です。だから、食べる前の感覚、思いを書きにくい。

それだけ、かなり意味がありました。

こころの内でかなりの勇気を振り絞りました。

諸悪の根源だとして批判してきたマクドで、
体に入れたくないと感じ摂取を拒み続け、
食べてちゃいけないと主張し続けてきたハンバーガーでもって、
自らの食欲を満たすというジレンマを自分自身に強いる。

ちゃんと食べたっていう証拠写真までとってきたよ。→

食べ始めるまで、時間がかかったけれど、
食べ始めると、普通だった。
なにごともなかったかのように時間がさかのぼって、
3年以上前に食べた懐かしいこの食感と風味を思い出した。

ただ、懐かしい感じがしました。

普通に食べました。ごく普通に。
普通の感覚に戻ることができた。
肉を食べる感覚がやっと舞い戻ってきた。

そして、わかった。
「どうってこともない」ことがわかった。

肉を食べることは、「どうってこともない」ことだった。
この感覚をわすれてた。


肉を食べることは、「どうってこともない」ことだった。




@ 2005.6. 末   産まれて初めてのマクドナルド

10:00〜

エッグマックマフィン  ¥200
サラダマリネベーグル  ¥220
マックシェイク杏仁娘S ¥100
計¥520


産まれて初めてのマクドナルドです。
ベジになって初という意味です。いままでは、近づこうともしませんでした。根本的に“アウトオブ眼中”だったのですが、たまたま実家に置いてたチラシをチラチラみてたら、野菜メインぽいバーガーが目に入ったのと、母が杏仁娘というシェイクが期間限定で¥100だという情報をくれたので、いってみてもいいかなぁという気持ちにさせられた。なにせ、杏仁豆腐味がマイブームなもんで。

油断してました。ソーセージエッグマフィンとエッグマックマフィンがあるもんだから、えっぐマフィンにはまさかハムが入ってるなんて思わなくて、というか、写真でトマトだろうと思って注文しました。
でも、一応、両方指差して「ベーコン抜いてください」っていったんだよ。まあ、それじゃあ通じないわな。ベーコン以外の肉をどうするかなんて、店員の知ったこっちゃないんだろう。言われた通りベーコンを抜くだけ。その意味すら、到底理解できないんだろう。

ひさびさに、卵を がっつり 食べた。
あぁやっぱ肉に近いもんあるなぁと感じる。

そもそも、基本的に朝は果物しか食べないから、変な気分。
わたしにとっては朝から濃く重い。杏仁もね。

久しぶりにこの、包みをめくって食べるこの感じを味わった。が、美味くはなかった。エッグマフィンは、ただただ懐かしい感じがした。かなりの作り置き感がただようマフィンだった。

杏仁娘はうまかったよ。



『ぼくが肉を食べないわけ』のハンバーガリゼイションについての記述を、このハンバーガー屋で読む。いやいや、『ハンバーガーに殺される』や『ファーストフードが世界を食いつくす』に比べりゃかわいいもんさ。

推定では熱帯雨林1ヘクタールは植物と動物を約800トン養う。同じ広さを焼き払って牛を飼うと年に200キロの肉が生産され、それから1600個のハンバーガーができる。しかしこれは永続きはしない。土地の栄養分はすぐに吸収され、数年で不毛の地になる。こうして次々に多くの森林が破壊されていく。ハンバーガー1個につき熱帯雨林の植物と動物500キロがコストとなる。あるいは、置き換えのできない、自然の財産が9メートル四方も不健康なスナック食品のために破壊される。

牛という動物一匹のほんの一部だけがこの1個のバーガーで犠牲になってる、と思ったら大間違いのようだ。
たいして美味いもんではない。
安心感はこれっぽっちもない。
とうてい安全だとは思えない。

「消費者が気づかなければならないのは、自分たちがハンバーガーにかぶりつき、あるいは飼い犬に餌をやるとき、野生の鳥やバク、それに熱帯雨林も食べているということである」

『もう肉も卵も牛乳もいらない! ―完全菜食主義「ヴィーガニズム」のすすめ』を読む。なんとなし、今さっきエッグィマフィンを食べたわたしにとってはキビシー内容だ。

すると、ぷわわ〜んとタバコ臭。あの猛毒のあれである。
おばさんが大声で友達と電話で長話しながら、タバコを吸う。
「そこは 禁煙席じゃねーのかよ!」
わたしは、急きょ店員を呼びつけてきいた。「どこまでが禁煙席なのでせうか?」「こちらから禁煙席になっております」
分煙になっとらんよ。(;´д`)
たまたまわたしの座った写真右手のテーブルは禁煙席、その横のテーブルからは喫煙席だって。
バカじゃねーか?脳みそたらんな。確実に。

こんなええかげんなことしてるところが、安心とかうたうなボケ・・。すでになんの安心もないがな。アメリカや政府にタバコ吸わされつづける自由を主張するまえに、アンチ喫煙者が猛毒ガスを体内に取り込まない自由にも配慮していただきたい。

わたしは、友達がシンナーを吸えば、なんとかして、救いたいと思う。
タバコはそれと同じだ。喫煙者はシンナーを吸うてるのとなんらかわりない。

喫煙者に優しい人は、実際は偽善者かもしれない。 本当に喫煙者(喫煙を強いられし者)のことを思うなら、喫煙から救い出したいと思うのが当然である。嫌われようがかまわない。ひとりでも多くの人が、麻薬やシンナーと同じタバコという毒から解放されることを心から願う。


vegpork@ybb.ne.jp