人間に捨てられ、動物収容施設で
命を絶たれていったどうぶつたち
彼らの瞳が、声なき声が
この悲しい現実を訴えています
多数の写真と総ルビの簡潔な文章で
小学生にも理解できる内容です
(帯より)
ベストセラー
『Deep Love パオの物語』の
Yoshiさん
絶賛!
児玉さんには、『Deep Love パオの物語』という作品で写真を提供していただきました。自分も取材で動物管理センターを訪れましたが、殺されるのを待っている動物たちの哀しげな目は今でも忘れられません。児玉さんが写しとったのは、実は動物の姿ではなくて、わたしたち人間の姿だと思います。そして、自分たちの問題だからこそ、みんなで考えていかなければならないと思います。本書を一人でも多くの人が手にとってくれることを願います。(Yoshi)
(帯より)
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2005.6.3
そら、ブタやウシの解体なんて、見れるわけないよ。
殺処分まえの犬の、猫の白黒の写真みるだけで、たまらんきもちになって、泣いてしまうもんな。
正直、つらいよ。これも、現実をつきつけられるの辛い。かなり、かなりソフトリーでも、やっぱなにがしかの想像力つうか、なんか、伝わってきてしまう。思いつうか、願いつうか、心臓の鼓動つうか、たましいつうか。
そう思うと、きっと俺はまだまだ、現実から目をそむけて生きてるんやと思う。現実のほんのほんの一部、一年間で区切っても40数万分の20匹を見せられるだけで、こんな気持ちになるんやもんな。
やっぱ児玉さんすげぇや。
こないだ、この本の出版記念写真展いって彼女とお話ししたんやけど、
ベジじゃないって聞いて正直エッて思って、なんとなく上からベジを語ってた自分がいたようなきがしてる。単に自分がベジタリアンになったぐらいのことで満足してるんやったら、あんまり肉タリアンと差ないな。今の日本で自らの強い意志でベジタリアンになったやつは、どう軽く見積もってもやっぱりすごいと俺は思うけど、それでも勝手に作った自己満の世界に住んでノンベジを見下ろしてるようじゃだめやんな。みんな、おんなじやから。みんなおんなじやから、いずれ、遅かれ早かれ、ある日おもいたって、いきり立ってベジタリアンになるんやから。
そうじゃなかったら、おかしいやん。
そうなっていかな、おかしいやん。
現実直視しつつ豚食えるやつなんか、ほんまはおらんから。
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