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トンカツ・ロック



2002年05月24日(金) 18:00〜20:50
於:メルパルクホール福岡
【走り書きメモから】 (カッコ内は思い出して補足)
  •  客席の各入り口に「プレゼントお断り」の貼り紙。
     初めて見たような気がした(東京ではプレゼント禁止が暗黙の了解になっているようだ)。
     もしかして、福岡は今までプレゼントOKだったの?

  •  声の嗄れてる人はいない。
     アドリブも、東京公演の後半に比べてそんなに増えてなかった。
     福岡での初日だから、キッチリ演じているような感じだった。

  •  双眼鏡がなくても顔の表情が見える席。
     坂本さんが、ステージ上で1000人の観客を前に好き勝手に演じてるのを実感してきました。
     眉がよく上下する顔の演技を間近に観察。
     立っていれば丸くて愛らしいくるぶしが、ヤンキー座りをすれば足首の内側の血管までが、肉眼で見える。
     左肘に、傷だか、傷跡だかがあるのに気がついた。

  •  サトエリの胸を斜め下から見上げる。 凄い迫力だ!
     足首が細い。
     いのっちの浮気を問い詰めるシーンなど数か所で、スネたような甘えるような、ややコミカルな口調になっていた。

  •  なぜか血色がよく顔がてかってる須藤さん。
     「両親が不和のメチャクチャな家庭」に育った元不良少女には見えない。(優等生のイメージは最後まで払拭されず)

  •  ビデオのタイトルは、実際にパッケージに書いてあるのを読んでいるようだ。

  •  小道具としてコケシの肩たたきがついた孫の手が置いてある。
     女優さんに悪いと思いつつ、コケシねたで笑ってしまう。

  •  バンドのメンバーがボケをかまして、一人でウケて俯いてクスクスしていると、
    坂本「コラ、前向け!」
     (2部の最初、カラオケのシーンで、坂本さんはバンドのメンバーの上着をエッチっぽく(?)後ろから脱がせていた。 ファンサービス(誰の?)を兼ねたお遊びという感じ)

  •  彼女にフラれた長野さんを慰めるときの慈愛に満ちた表情。
    (本当に優しそうで、ウットリ)


  •  大村彩子ちゃんについては、何も心配せずに見ていられる。
     教師役の長野さんも、どんどん自然になっていった。
     篠崎先生が麻衣に音楽を薦めるところ。
     麻衣「エレクトーン習ってた」
     篠崎「ふ、吹けるんだ!」(縦笛のポーズ)
     麻衣「それはピアニカ(怒)!」
     このアドリブ、前にも聞いたはずなのに、間が絶妙で、笑いのツボにはまってしまった。 大笑い。

     「リップスライムとか、キックザ勘九郎とか」もややウケた。(少なくとも唐突に「トランス(←ジャンル狭過ぎ)」が出てくるより自然)

  •  メガトンかつのシーン。
     どちらが食べるかジャンケン勝負になったとき、
     「よーし、負けねえぞ!」と君子らしく威勢よく言っていた。 少しは坂本さんのアドリブに応戦できるようになったのね。
     しかし後がイケナイ。 君子が食べることになって、やっぱり俯いて恥ずかしがってるだけ。 
     (どうしてソコで、「須藤理彩」に戻って坂本さんに自分の育ちの良さをアピールするの? そりゃ、坂本さんは美しいしセクシーだし(たぶん)優しいし、共演者の須藤さんが好きになっても仕方ない(←坂本ファンの色メガネ越し)…けど、舞台上では君子なのだから、坂本さんに自分を売り込むのは止めて欲しいな、見せつけられる自分が妬きます)

     坂本「なに、『恥ずかしい(←ここだけ真似)』ってささやいてんだよ!」
     (このツッコみが、バラエティの習慣で条件反射的にツッコんだだけなのか、坂本さんも「しっかりやれよ」と思っているのか、はたまた「意外とシャイだな。やっぱ、オレが引っ張ってやんねーと」と思っているのか、自分には判断つかなかった)

  •  特攻服への着替え
     坂本さんも少しアバラが浮いている。
     しかし、いのっちは痛々しいくらいアバラが目立つ。
     でも、二人とも肌は綺麗。
     (胸や腕がツルツルの二人を見ると、芝居の途中なのについ「綺麗なお姉さんは好きですか」のコピーがアタマの中をグルグルしてしまう。いえ、別に脱毛してると思ってる訳ではないですが。 もっとも、美しい身体を堪能するより先に、肉付きで健康状態をチェックしてしまうのが、もう若くない自分の習い性と言うか。お蔭で、坂本さんの胸に描いてあるはずの傷跡が、あったかどうか記憶にない)

  •  平の試合の後の君子のナレーション「見えるかい、タダシさん〜」って、実はストーリーのポイントなのに今頃気付いた。
     助三郎も君子も、タダシの死んだ原因は自分だとずーっと負い目を感じていたのだ。 自分自身で決めた試合を戦い抜いて、平が無事に大人になったことで、やっとその重いものから解放された夫婦なのだね(ラストシーンに繋がる) … アタマが鈍いから、4回見てやっと理解できたよ。
     須藤さんのナレーションは、もし外国人に日本語を教えるとすれば極めて正しい。 でも、文と文の間に間を取らないから、「ずっと背負っていた重荷をやっと下ろせた」という安堵感が伝わって来ない。 感情を込めて言ってくれないと、いくら言葉で説明してもぜんぜん伝わらないのだよ!(←スミマセン、自分の察しの悪さを棚に上げて文句言ってます)

  •  春祭りのアジ演説でノリが悪い
     (たぶん、初めて観る人が多いのだ)
     まばらな「イエー」に、「中途半端」とあきれる坂本さん。

  •  平の出発のシーン。
     にこやかな周囲と対照的に、涙をこらえて厳しい顔の助三郎。
     平に抱き付かれたとき、寂しさを断ち切るように、平の背中を力強く叩く。 ドンッ。

  •  ラストが変わった。
     「ありがと」と泣く君子を慰めるように、優しく抱く助三郎。

  •  カーテンコールの深いお辞儀では、坂本さんのうなじ〜襟足まで見えた(目の保養)。
     おふざけは なし。
     長野さんのファンサービス用笑顔がキラキラだった。 幕が降りてきても屈んで笑顔を見せてくれた。

     客席も思いっきり手を振る。 半分以上の人が立った(自分は後ろの邪魔になるのが心配で、立てなかった)
     自分も「次は夏コンサートで!」と心の中で叫びながら手を振った。 取れているかどうか、まだ判らないけど。





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