【走り書きメモから】
- 坂本さんが意外にオカマっぽい役。
- 下北と言えばJazz……バー「開かずの踏切」はJazz喫茶ふう
- 通路(客席)に立つ長野さん、後姿がきゃしゃ
- 1幕はいのっちと長野さん、2幕は坂本さんが2回、客席を通過。岡田以蔵と別れの場面
- 坂本さん、カワイイ、カッコいい、色っぽい…でもゴツい
- 映画監督の付き人のとき、虎の威を借るキツネでエラソーにしていて、昔の仲間なんて「ヘッ」て感じ(イヤな奴)。でも、黒のセーター、ズボンとバックに流してデコ見せた姿はチンピラっぽくてカッコいい。
- 役を降ろされ、乱れた髪と服装で長野さん(治)のアパートにやってきて呆然としている姿は、あざといくらい色っぽくて可愛い(でもゴツい)。
- ブローの仕方(?)でこんなにサラサラになるのなら、なぜ、TVのロケでも同じようにしてくれないんだ?カツラ?まさかねー。ライトの下ではいつもより茶色く見えた
- 監督の威光でイバッたり遊んだりしているときも、裏で岡田以蔵になるため研究していたとは?弘二の意外な一面
- 幕の後、トニ+出演者で挿入歌をもう一度歌う。扉座が好きで観に来た人はどう思ったかな?
- 坂本さんの衣装。踏み切り待ちの普段着。20世紀戦隊V3。ピンクのスーツに紫のシャツ。縞のスーツ。黒のセーター、ズボンに細かい柄のグレーっぽく見えるジャケット。岡田以蔵。縞スーツ、ピンク・スーツ。
- TVを観てるときの癖で、ツッコミ入れそうになる。弘二が「オレは世界一下手な役者だ」と言うと「でも顔はいいから」と思わずつぶやきそうに。(デコ出し弘二では「茂ちゃん…」)
- 自分は、不安を抱えて夢に打ち込むという生き方をしてこなかったので、泣かなかった。目の前に坂本さんがいると思ったら、瞬きする時間も惜しいし
- 小西さんはいわゆる美人タイプではない。でもそこがかえってスットン狂なキャラに合っていた。歩美が抱えるコンプレックスも嫌味ではなかった。もしかすると、昨年の酒井美紀さんは、歩美のためには美人すぎたかも
- 下世話さいっぱいの治の部屋の最初のシーン。こうして時間を無駄にしていたのね。もちろん、坂本さんがヒワイな言動をしても慣れているが、(小西さんのファンなどで)坂本さんを普通のアイドルだと思っている人には「こんなこと言って、やって、いいの?」と衝撃かも
- オロナインが小道具として2回
- 監督の私生活(妻子に逃げられた)をバラしてブン殴られた弘二。そのシーンずっと転がったまま
- 「針木」と書いて「ハリウッド」だって
- 坂本さんだけ、髪型がよく変わる(オールバック、さらさらブロー、時代劇、乱れ髪)。楽屋はきっと花嫁の化粧直し?
【感想】
- 今回はあえて双眼鏡を持って行かなかった。
持っていったら、ストーリーそっちのけで坂本さんの顔ばかりのぞいているだろうから。
F列は前のほうだけど、裸眼だと顔の表情が見えづらいかも。1番左の席だったが、さらに横にゴンドラ席ふうの座席が数列あるので、横といってもステージに死角はなかった。
- 扉座のファンらしき人(男性)もそこここに。隣りの2人が、劇団好きのオタッキーなオジサンたちだったので驚いた。「この人たちジャニーズなの」とか言いながらパンフ見るし。すぐパンフに飽きて脚本読んでるし。
パンフレットを開いている人の割合からして、リピーターは半分以下のようだ
- 最初は、インディアンっぽい羽飾りを付けた金子さん(六角精児さん)による公演中の注意。ステージで踏み切りが鳴ると、トニセンが普段着で立っている。遮断機をくぐろうとする弘二を止める2人。一瞬だけど、開かずの踏み切りはこの劇の象徴になっていることが最後のほうで語られる。
- 金子さんの呼び出しで、怪獣と20世紀戦隊登場。ポケットバイクに乗っている。赤が坂本さん。客席で怪獣を捕まえて客に殴らせている。黄色の長野さんがロープに掴まって上に吊り上げられて行き、銃で怪獣をやっつける…はずが、貧血を起こしてしまい急いでアトラクションは幕。大げさにも、人工呼吸を始める弘二。「単なる貧血だって」制止する周囲と、イヤがって起きる治。
- 女のヒモをしている弘二だが、治のことは本当に好きそう。何かと治に抱きつくし、治の部屋に女(素子)がいると妬くし。2幕で、役を降ろされて、打ちひしがれて治の部屋に来たときは、「2人きりにしてくれ」と言うし。
- 昨年の芸能ニュースでよく流れた、佳作を受賞した治を祝いに集まった仲間たちのシーン。このシーンの下世話なこと。本当は、上京した素子としっとり過ごそうとしていたところに、金子さんと弘二が乗り込んだものだから。そして圭三と、バンド追っかけの歩美まで来たから、もう大変。
- 自分から見ると、歩美より素子のほうが美人なのだけど、弘二は歩美に興味津々。素子は親友の治の彼女なので大切にするが、圭三の彼女なら取ってもいいと思っているのか?遊び人なので、美人より田舎っぽいタイプが新鮮だったのか?
「ああいう純粋な子には、オレみたいなワイルドなのが合ってるんだ」と言って、「Oh Yeah!」と洋モノAV並みの(?なのか?)実演まで、柱相手に始める。
他にも、金子さんがキリコさんに言い寄ってフラれたときの実演。これは「あ〜ん、イヤ!ネコさんだけは鳥肌が立つの」とキリコさん役になっていて、見事にオカマっぽい。
下世話さが、ルックスと声にハマッていて、ファンとしては苦笑い。(台本にはない下世話な演出を付けたのは、「シェルブール〜」のパンフで、坂本さんのことを最高にセクシーだと絶賛していた杉田さん)
- 監督に会いに行く前、縞のスーツ、デコ出しオールバック、レイバン風サングラスでニヤニヤしながらピストルで撃たれるところの練習をしているところ。軽薄でカワイイ
- 実際に監督に会うところ。
弘二だけはカウンターに座り、治や圭三たちがボロボロに言われるのを背中で聞いている。無表情で、何かを考えているようでもある。ほとんどの客席からは背中しか見えないだろうけど、端の席なので綺麗な横顔が見れた
- ピストルで撃たれて死ぬ演技。スーツを着るとゴツい坂本さん、この縞スーツの時が一番ゴツく見える。特に腰まわり
- 監督の付き人になってからは、オールバックで目付き悪くて、圭三たちを見下していて、ホントに憎たらしいヤツなのだが、坂本さんが演るとそんな悪者もカッコいい(しかも5%くらいカワイイ)ので許せてしまう
- "Dream Again"を歌うとき、坂本さんは岡田以蔵の扮装だったように思う
- このあたりで1幕終わりだったかな?
- 2幕、"Dream Again"の盗作がバレて、監督が弘二を連れて抗議に来る。
弁護する歩美と監督の口ゲンカで2人の仲がバレてしまう。監督が妻子に逃げられたことを理由に、歩美に監督に従うよう強制する弘二。余計なことを言うな、と監督は弘二を殴る。そのシーン、ずっとその後、弘二は背を向けて倒れたまま。フテくされて転がっていたのか?
- 岡田以蔵の姿の坂本さんが、客席から登場する。F列だと真横から見る感じだった
- 治にお金を借りようとして断られ、素子から借りるシーンがあった
- ガチガチに緊張して、ロクに演技できないという演技、なかなか上手だったのでは?
- 役を降ろされて放心したように治の部屋に来る弘二。着崩したスーツ、乱れた髪に呆然とした表情、もうもうアザトイくらいしどけなくて可愛い(でも縞スーツなのでゴツい)。
放心した表情のまま「治と2人きりにしてくれ」なんて!弱いところがまたカワイイ。
そこで、治に泣きついたり、押入れに隠れていた圭三とケンカして、止めようとした素子までケガさせたり、治が怒って出て行ったり、ひと悶着
- 結局、素子の明るさで圭三とも仲直りする。感激した弘二はオイオイ泣いてる。もうどうしようもなくダメでカワイイ(ゴツいけど)
- その後、歩美に会いに行こうとする圭三を見送る治と弘二。コケたり、ギターケースが引っかかったりして、なかなか出て行かないウザい圭三に。
治「いいから早く行けって」
な〜んか、普段のトニセンを見てるように思った(見たことないけど。落ち着いて美味しい料理を食べながら語り合いたい坂本、長野が、飲んで騒ぎたいいのっちを追い払いたがる、なんてあり得そう)
- そして、着崩しスーツの色っぽい姿で、坂本さんの1番の見せ場。弘二の長いセリフが始まる。役作りの2カ月間、とても楽しかったことを身振り入りで夢中になって語る。語りながら泣き笑いしている弘二が無邪気でカワイイ。
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