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シェルブールの雨傘



2000年09月22日(金) 19:00〜21:??
於:天王洲アートスフィア
【走り書きメモから】
  •  劇場がカワイイ、セットがカワイイ、女性の衣装がカワイイ。
     叔母さんのピンクのケープ、ひざ掛け。

  •  メロディーにのってストーリーが進むので、感情移入しながらゆっくり楽しめる。

  •  藤谷美紀ちゃん、思っていた以上に背が高い。 でも、めちゃくちゃ可憐。 ストラップの赤いパンプスが似合う。

  •  兵役に行く前の坂本さんの悲痛な顔が可愛くて、悲しいシーンなのに笑ってしまった。

  •  トニコンの客層からJrファンを引くとこんな感じ?

  •  音楽が生演奏
     4拍のテーマと、ワルツ風サブテーマ、あとはジャズ風の曲が何曲か。

  •  入絵さんはお母さんっぽい雰囲気。 坂本さんも自然に抱き合ったりキスしたりしていた。

  •  マドレーヌ(入絵さん)がギィに向かってノロケたときのナチュラルな照れ顔、この色男め!(これを毎日、時には1日2回)

  •  子供とじゃれ合うのは、カミセン&Jrで慣れている坂本さん。

  •  藤谷さんの細い声は、意味がよく伝わる。 三宅さんタイプか?

  •  登場人物にセリフがないシーンでは、ダンサーが踊りで心情を表現。

  •  ギィ(坂本)とジュヌビエーヴ(藤谷)の仲を意図的に引き裂いたジュヌビエーヴの母 … その母親の葬儀をきっかけに二人は再会する。 もしかしてまた二人は?と思う間もなく、マドレーヌ(入絵)の帰宅に相好をくずすギィ坂本 … 2人のキスシーンで幕。

  •  ジュヌビエーヴの夫となるカサールは、宝石商という、世界のウラもオモテも見てきたような職業なのに、恋には純情で、ジュヌビエーヴの母親の術中に自らはまっていくところが、切なかった。

  •  アイボリーのひざ丈レインコートが欲しくなる



【感想】
  •  アートスフィアは初めて。 前衛的なダンスの公演も多いようなので、モダンな建物を想像していたら、劇場内部は意外にクラシックな造りで、こぢんまりと落ち着ける感じ。
     客席が赤っぽい木材、前の席との間に楽にカバンが置けるスペース。 根が生えてしまいそうな心地よい空間だった。
     唯一、小さいだけに、開演間近にロビーで煙草を吸っていた人が一斉に入ってくると、客席中が煙草くさくなってしまうのは仕方ないか。

  •  音楽が生演奏。 ステージ奥の黒い帳の陰で、ピアノ、オルガンなど。

  •  セットも最小限ながら、現実味があって小洒落ていた。 フェンスが自動車修理工場を表したり、傘を飾ったショーウィンドーっぽい壁が傘屋の内部と外部を仕切ったり。

  •  劇場に着いてすぐ行ったトイレで見かけた女の人が、皆個性的でシックな装いの美人だったので「わっ、トニコンの客層からJrのファンを引くとこんな綺麗な人が残るのか」と喜んだが、偶然、お洒落なグループに行き当たったようだ。 しかし、場所柄時間柄(平日夜なので勤め帰りが多い)生足率が低かったのは確か。

  •  そして出演する女性陣の衣装がまた可愛い。
     日本人に似合う範囲で、小ざっぱりしたスーツ、ギィ(坂本)の伯母さんのピンクのケープとひざ掛け、ジュヌビエーヴ(藤谷)の白のケープ、赤いストラップのパンプス、白のベレー、全員が着ているひざ丈のレインコート … 中原淳一好きには応えるものが。

  •  プロローグ
     有名なテーマに合わせてダンサーの群舞。
     音楽だけで感動してしまい、すっかり劇の世界に引き込まれてしまった。

  •  ストーリーが歌、登場人物の心情はダンサーの衣装や動きで表現されるので、自分のようにセリフの多い劇だと途中で頭が付いていかなくなるゆっくりした脳ミソの持ち主にとっては好都合。
     ゆったりした気分で楽しめた。

  •  ジュヌビエーヴを演じる藤谷さんは可愛くて美人。 背は思っていた以上に高いのだけど、キャシャなので可憐に見える。 また、細く硬い声はとてもよく歌詞の言葉が伝わってくる…三宅健タイプ?
     ただ、美人なだけに、悩んでいる表情が必要以上にキツくて、怖いくらいだったりする(カサールと夕食を食べているところ)

  •  マドレーヌの入絵さんは、ずば抜けて背が小さく、かなり高いヒール(役柄からすると違和感ある)を履いているのに、坂本さんの肩までしかない。 あと、どこか「お母さん」ぽい雰囲気のある人で、坂本さんもこの人とのラヴシーンは安心した表情でナチュラルに演じていたようだ。 素じゃない?と疑わしいくらいに。
     マドレーヌはずっと傍にいた存在で、ジュヌビエーヴは憧れの、ちょっと高嶺の花だから、演技としても、藤谷さん相手のときは、恋に恋する青年でぎこちない感じがして、入絵さん相手のときは素顔っぽくてよいのだけど … 坂本さんが主役のお芝居を初めて見る自分としては、どこまでが演技でどこまでが素なのか判断つかないのだった。

  •  そして坂本さん。 何もいうことはありません。
     ジュヌビエーヴと別れを惜しむ悲痛な顔やら、マドレーヌにノロけられて照れる顔やらがあまりに可愛くて、思わず笑ってしまったほど。
     マドレーヌにノロけられて「てへっ」と照れる顔、まるで本当のリアクションみたいだけど、同じ顔を毎日、日によっては一日2回しているかと思うと、やっぱり役者さんだな、と感心する。
     (歌が上手かったり、踊りがキレイなのは十分承知なので、変なところで感心している)

  •  ステージに雨が降る … 前に溝が有って、そこにシャワーが落ちる仕組み。

  •  入絵さんとのラヴシーンもナチュラルだけど、子供(3〜4才)とジャレつくのはもっとナチュラル。 コンサートなどでカミセンやJrとジャレ合ってるだけあります?

  •  兵役から帰って来て、ジュヌビエーヴにフラれて、仕事も上手くいかなくて、酒場でクダ巻いてるギィは、TVでのダメ男版坂本さんとダブっていて苦笑させられた。 「なんだとー」ケンカっ早いくせに弱いの。

  •  しかし、主役として見る坂本さんは良いなあ。
     V6のときの1.5倍、プレゾンのときの10倍、輝いて見えた。







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