エアロール  11位/16本  プラウザの 戻る← で戻ってください

総括  印象点 7点   平均点   2.9 点 
高齢者の恋愛などを描いた画期的なドラマだ。芸達者な役者さんでベテラン揃いで最高ですね。津川雅彦さんと緒方拳さんの掛け合いなどはテレビでは見られないのではないでしょうか。吉行さんの「抱いて下さい」は印象に残るセリフです。もちろん木村佳乃さんの麻子「押し倒してもいいですか」は今でもドキドキします。色気を演じられる役者さんに進化していたのですね。水川あさみさん、矢沢心さんの若い役者さんは目立ちます。自分の年代では「襖の裏張り」が微妙な懐かしさだ、恥ずかしくも嬉しい。主役の豊川悦司さんの院長が9話での言葉が重く心に響いた。「自分だけ年取らないとおもているのか、年取ったら人を好きになちゃいけないのか。お前の方が恥ずかしい。謝れ」。これには参った。その通りだ、でも若いうちは分からない。若者は「何熱くなっている」で終わった。若者よ、しかっりしてくれと叫んだ。
エアロール★★★★ #11 12月18日   最終回“素晴らしき終着駅”
『ヴィラ・エ・アロール』は経営難に陥った。銀行からの融資が受けられなくなり、退去者に解約金も支払えない来栖院長(豊川悦司さん)だ。入居者獲得に経営努力する。銀行は無駄なスペースを部屋に変えたりして入居者を増やそうとする方針だ。これも仕方ないのかもしれない。しかし、自らのマンションを売り払い院長はエアロールに住むことになった。これで、解約金だけは補えた。ただ目の前にある危機だけを逃れられた来栖だ。本当に難しいかもしれない。設立時に資金を集めて、余裕があれば5年ほどで運転資金だけで済むのかもしれません。解約金を支払うシステムじゃ、どんどん入居者を獲得しないと経済状況の変化で退去者が出てまずいですね。これは都会はちがうが田舎は口コミが一番だと思う。
一方、腹部大動脈瘤が判明した立木(緒形拳さん)は、相変わらず手術を拒んでいる。放っておくと死に至るだけあって、必死に説得をされていた。それでも立木は、本も読んで手術しなくても破れるまでは大丈夫で、結構持つこともあると知る。その通りだ。手術の危険もかなり高い。手術を受ける気はなく、運命に身を任せようとしていた。死んだら身寄りがないから残った金はエアロールに寄付すると院長に言う。
そのころ、麻子(木村佳乃さん)は院長を支える気になっている。しかし大きな転機が訪れる。地道な取材活動が大手出版社に認められ、海外での仕事を持ち掛けられたのだ。もちろん海外での仕事に魅力を感じる麻子だが、本が売れなければフリーになるし来栖院長のことが気になってしょうがない。二人で会って話をする。院長は行くことを勧める。そして一旦海外での仕事を決意した。職場には辞表を出し、同僚(筒井真理子さん)とも別れた。
『エ・アロール』の入居者たちと触れ合い、考え方も、物の見方も変わってきた来栖だ。クリスマスが近いというのに、頭の中は不安だけが過ぎていった。打ち消すようにクリスマスカードを入居者に書いていった。
一方、杏子(吉行和子さん)はクリスマスツリーを作ることを考えた。立木や麻子も誘った。次第に入居者も参加していく。大きなツリーが出来上がった。麻子が来て院長を外に連れ出した。ツリーに光が点った。入居者や職員も見守った、美しさに拍手が起こる。これが入居者から院長へのクリスマス・プレゼントだ。院長は頭を下げた。おいおい費用や電気代はどうなるのか? と、無理なツッコミは入れずに楽しもう。5年、10年後もツリーを続けると誓うのだ。
院長は立木を船に乗ることを誘う。院長「子供の時船長になりたかった。自分が人生に失敗したことを知る。しかし失敗こそが新しい出発だった。エアロールを継いだ。親父と今なら話したかった。しかしいない。自分のエアロールを作ろうと思う」。「立木さんには親父の時みたいに失敗したくない。人生を諦めないで下さい」。立木「親父さんが倒れた時、息子を頼む。父親らしいことはしてあげられなかった。代わりに面倒見てやってくれ、と頼まれた」。立木はまだ死ねないな、と言って手術をすることになった。
ツリーの下で院長は麻子と会う。院長は突然、結婚を申し込む。麻子は「海外で仕事をする。別居状態ですよ」。院長「それがどうしたの(エアロール精神だ)」。院長「今君と結婚したい、死ぬまでずっと一緒にいて欲しい」。抱き合う二人だ。入院している立木に二人は報告する。立木「夢は叶ったな、君たちは俺の家族だ、エアロールは俺の家だ」。院長「家で待ってます、帰ってきて下さい」。立木は手術室へ入る。
院長室には来栖の肖像画が賭けられる。エアロールで結婚式が行われ、立木が麻子を引き連れバージンロードを歩く。二人は皆に頭を下げる。終わる。多分麻子は仕事を続けるのだろうと推測したが、辞めてエアロールを手伝うといういう見方もできるかな?
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最後まで淡々としていました。盛り上がるものが余りなかったが、全体を見ると良い感じだ。最初の高齢者の元気な姿をみて、職業上の理由もあり嫌な感じになっていた。しかし、院長の内面の変化とともに納得いくものになった。やはり孤独だし、死の恐怖もあるのですね。最後に麻子と結婚することも違和感はなかった。エアロール精神で、別々でもいいじゃないか、共に生きることで、生活や人生が豊かになることを思い知ったのだ。
印象に残るのは、立木が若い女の子に騙されたエピソードの回が良かった。院長「自分だけ年取らないとおもているのか、年取ったら人を好きになちゃいけないのか。お前の方が恥ずかしい。謝れ」。これには参った。泣けそうだ。その通りだ、でも若いうちは分からない。彼氏「何熱くなっている」で終わった。この場面とセリフは心にしみた。冷静な来栖院長が唯一激情を出した場面だ。これが言いたいことかもしれない。自分ももっともっと年取るのだ、と思い知らされた。それがどうしたでいけばいいのだ。すぐに影響を受けてしまう。
エアロール★★★ 10話 12月11日   夜のアクシデント
『ヴィラ・エ・アロール』内で、ひとりの入居者が亡くなった。部屋に風俗嬢・エリカ(矢沢心さん)を呼び、心臓麻痺を起こしたからだ。来栖(豊川悦司さん)はエリカと面談する。エリカは初めてだが、一緒にみかんを食べた、服を脱いで、触ったりキスしたりしたが、急に胸が苦しがって倒れてしまった。エリカは泣き崩れる。「最後にありがとうといった」ことを告げ、お参りした。看護婦の杉(水川あさみさん)は死後処置をした。家族が来たが、机などを調べたりする。急死に家族は不信を抱く。そして解約金の話がすぐに出る。厳しい世の中だな。麻子(木村佳乃さん)は部屋に残っていたので来栖は安らぐ。
急死したことで入居者はエアロールの介護や医療に不安が高まる。立木(緒方拳さん)や野村(津川雅彦さん)は院長室で腹上死かと聞く。そうだと答える。家族にも風俗嬢がきていたことが知られ、家族は怒る。家族は「管理不行き届きだ。親戚に知られたら大恥だ。残されたものに迷惑かけないで欲しい」とまくし立てる。家族はパニックで恥ずかしさを攻撃することですり替えている。来栖は「亡くなった親に理解をしめして欲しい。風俗嬢がきていることが分かっても、それを止めたかわかりません」。さらに「おとうさんは風俗嬢にありがとうといって息を引き取った。僕は嬉しく思いました。本人が満足ならそれでいいじゃありませんか」。
風俗嬢が出入りしていることは院内にも広まり、退去を申し出る入居者が現れた。今年になり3室が解約され経営不振の囁かれる中で、来栖にはすでに解約金すら支払う余裕もない。こういう事は流れというかブームになってしまう。麻子の職場に杏子が訪れる。麻子に来栖を支えてくれように頼む。麻子も犠牲を伴わない建設的な結婚が来栖とできると思い始めた。帰ってきた来栖は麻子をきつく抱きしめる。銀行も融資が出来ないが経営権を手放すことを勧められる。
そんな中、腰痛を訴えた立木は拒み続ける検査を看護婦と合コンということで受けてもらうが、その結果に愕然とする。腹部大動脈瘤だった。何cmの動脈瘤かちょっと知りたいな。薬はない、手術の必要な病気で、もちろん勧める来栖だったが、立木に拒否した。痛みが腹部大動脈瘤だとすると危険だ。手術は100%OKというわけではない。結構リスクがありますね。人工血管かなアンギオでの血管形成術かな? これは患者さんに適切に説明することは難しい。来週が最終回だ。予告編「僕たちは家族だ、夢は叶った」とセリフが入る。いいな。
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エリカ役の矢沢さん久しぶりです。新聞に千葉の高級老人ホームがロケ舞台であることが載っていた。そこではこのドラマほど恋愛はないが、それ以外は結構社長さんなどが入居していて、優雅にやっているようだ。腹上死とはさすがに入居者の年齢にあった言葉ですね、これこそ「エアロール=それがどうした」ですね。家族も「情け」がないですね。来栖はこの高齢者の世界の価値観にはまってきたようだ。自分も共感できるようになった。最初余りにも身近なテーマなので辛かったが、終盤にしみじみした世界観に心地よくなってきた。最終回は泣くかもしれない。しかし経営となると心配だ、きれい事では済まない。どうするのだ。
エアロール★★★  9話 12月4日   赤い鳥逃げた 男と男の傷だらけの友情
結婚宣言した立木(緒形拳さん)が行方不明となり寂しくなった。入居者やスタッフも心配する。野村(津川雅彦さん)も心配で院長室に顔を出す。立木は佳奈(一戸奈未さん)とデートしているが、佳奈の表情ははっきりしない。来栖院長(豊川悦司さん)は、立木が女子大生・佳奈に騙されていると思っていた。ところが、たまたま立木と会った麻子(木村佳乃さん)から聞き、居場所が判明する。美術教師時代に勤務していた美大のアトリエにいるのだ。
立木を訪れた院長は「佳奈には別の恋人がいる」と告げた。立木は佳奈との出来事を語る。飲み屋で知り合い、気がついたら朝だった。金を渡した。3ヶ月したら突然「妊娠している。怪しいよな。でも俺の子供だと信じたかった。自分の決着を付けたいので、このままにしてくれ」と言った。また立木は佳奈を呼び出した。「(自分の子供でなくても)、君の人生を背負います。赤ちゃんを産んで欲しい、家族になろう」「子供は産みません、もう会いません、お金をください」「分かりました、お金は明日振り込みます」。
杏子(吉行和子さん)と野村は図書室で談話している。鬱陶しい立木もいないと皆淋しそうだ。院長「美大でみた立木は別人に見えた」。立木が帰って、野村は立木が貯金通帳をもってエアロールから出ていくところを見つけた。野村は偉そうに自分の価値観しか認めなかったが、結婚して多様な価値を認めるようになった。野村は立木を人間として認める。立木も「あんたイイ奴だよ」という。結構じーんとした。重い言葉だよ、人間同士が互いを認め合った。立木は美大で絵を真剣に描いている。
佳奈の恋人が別の女と温泉へ行こうとしている。それを見て佳奈は引き出した高額な金をエアロールへ返すが、院長はそれを見つけ直接立木に返すように頼む。再び立木は佳奈と会う。立木は「家族もいないので、あの世に金を持って行けない」。佳奈「立木さんの子じゃない。いやらしいオヤジから金とって何処が悪いと思っていた。でも彼は別の女と遊んでいた」。立木「本当のこと話してくれてありがとう」。二人は別れる。
立木が帰ってきた。院長「お帰りなさい」。立木「ただいま」。立木は酔って語る。戦後混乱期に好きだという女が妊娠した。彼女は中絶した、俺は彼女を責めた。そして彼女を捨てた。三文絵描きだ。佳奈は、その彼女にそっくりだった。一緒が駄目なら、償いをしたかった。爺の儚い夢でした。立木と院長は佳奈の彼氏に会う。院長も切れました。院長「自分だけ年取らないとおもているのか、年取ったら人を好きになちゃいけないのか。お前の方が恥ずかしい。謝れ」。これには参った。泣けそうだ。その通りだ、でも若いうちは分からない。彼氏「何熱くなっている」で終わった。若者よ、しかっりしてくれ。
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立木は騙されていることを了解した上で、個人的な過去の贖罪の対象として佳奈を助けたのか。しかし、そんな重い思いをかけられても戸惑います。とにかく今回は結構格好良かった。最後の院長の若者への言葉には、おじさんも激しく同感だ。
エアロール★★  8話 11月27日   家族ができた ありえない年齢差のできちゃった結婚宣言
玲香さん(草笛さん)と野村(津川さん)が結婚して同居した(単独入居者は微妙ですね、少し羨ましい)。エアロールも入居者を増やさないといけません。新キャラ登場か? 結婚した野村さんが亡くなったときは部屋の権利は長男から妻に変更する。微妙な問題ですがビジネスとして確認する。どちらが看取るかも切実な問題なのだ。書類の「将来の夢」の欄は空欄でした。麻子(木村佳乃さん)から突然決別言われた来栖(豊川悦司さん)は淡々としてる。しかし麻子との連絡も途絶えていた。ある日麻子の雑誌の顧客をエアロールの入居案内に来た。ぎくしゃくしている。そんな関係に、いち早く気づいたのが、失恋したばかりの立木(緒形拳さん)だ。立木は身が軽いですね、好きです。麻子は別れた理由もハッキリしないで、もう来栖と一緒にお茶している。岡本(吉行さん)は来栖に気を遣ってくれる。仕事優先はいけません。「努力が必要ですよ」とアドバイスする。岡本はお菓子教室へ向けて頑張る。結構頑張っている。麻子は久しぶりに来栖とデートだ、意外と新鮮だったりする(これも男が浮気する理由かも?)。スケート場かよ・・・利用時間が切れて閉鎖された駐車場で、麻子は自分が煮詰まってきたので別れようといったのだ。来栖に甘えているのだと謝った。「貴文さんと一緒にいてもいいですか」そして抱き合う。
3ヶ月前に一度会ったきり、連絡もなかった女性からお誘いを受けたのだ。立木の相手は21才の女子大生・白石佳奈(一戸奈未さん)だ。失恋のショックから恐るべきスピードで立ち直り、交際をスタートさせたのだ。来栖は佳奈は若い男と話してる、ところを見た。立木はプリクラなどしてる。そして本題だ。佳奈が妊娠していると告白する。立木はエアロールに佳奈を連れてきて結婚を宣言する。そして一緒に住むという。しかし騙されていることを心配して、立木によく考えるように言う。立木は「出て行く、君はつまらん男だ」と叫ぶ。ここは来栖に感情移入してしまう。
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エアロールみたいな豪華でも老人ホームというだけで抵抗もあるのか。多様な選択の時代ですね。別れた理由は? 何だよ? かなり引っ張ったが、一応理由もはっきりして良かった。でも理由がしょぼい。エアロールには何かを変える不思議な力がある。野村さんの将来の夢「妻の夢を叶える」玲香「世界一周」だ。ちょっと良い。立木は軽いが分別のある男だと思っていた。これじゃただのエロ爺だ。そんなに家族が欲しいのか?  来週は展開はみえているが、緒方さんの演技に期待しよう。ちょっと引いてしまった。評価ダウン。
エアロール★★★  7話 11月20日  落ち着いた恋愛の月9ドラマだ
杏子(吉行さん)に付き添っていた。朝までついていたとの来栖の説明に、麻子(木村さん)は一応納得する。その後麻子と杏子の対決だ。杏子さんはお喋りだ。自慢したいのですね。いやだな。玲香(草笛さん)は解約してエアロールを出て行く。野村(津川さん)は玲香さんの退去を聞き、何で説明しないのか怒り、結婚を申し込む。立木(緒方さん)は孤独だ。杏子の話を聞いて麻子は来栖(トヨエツさん)を問いつめる。そうだよね、来栖は杏子の頼みを断るべきだ。でもその後は来栖と麻子は結構燃えたりして・・・後で来栖は杏子で、個人的なお誘い電話を断る。杏子は恋も仕事も若さも持っている麻子を羨ましかったと淡々と語る(納得)。大人ですね。良かった。野村の息子(布施博さん)が来たよ。そりゃ結婚に反対ですよね。しかも日曜日には電撃入籍だ。来栖はかって70歳の父の再婚に反対した。しかし立木に来栖は野村の息子を入籍パーティに連れてくるように頼まれた。来栖は息子に言う、「世界中が反対しても息子には賛成して欲しい」。来栖は大きく変わって丸くなってきましたね。息子が玲香に「ふつつかな父ですが・・・」(そうか笑泣)。野村なら若い頃は息子にも厳しかったのだろうと推測される。全てを越えて祝福したんだ。立木も「おめでとう」といって、握手して最後は忌々しそうに振り払った。気持ち分かるな。最後に、え〜え〜だ。多分、来週はさりげなく説明してくれるのでしょう。のんびりした時間の流れで、結構説得力あるエピソードが描かれていく。老後にこんな生活があるのだろうか?
エアロール★★★★ 6話 11月13日  麻子「押し倒してもいいですか」杏子「抱いて下さい」
今週は動き出した。古賀さんの急病(手術したのに3週間で退院?)で、生きているうちに楽しみたいと入居者は思うようになった。岡本杏子(吉行さん)は来栖(トヨエツさん)に接近を再開する。これが結構大変だね。麻子(木村さん)は雑誌でバンドのコンサートを開く。立木(緒方さん)も加速して玲香(草笛さん)にアプローチ。でも玲香は気むずかしい野村(津川さん)が気になる。コンサートは三角関係が2組だ。立木と野村は喧嘩を始める。さすがに余裕の生活してるので諦めの悪い人ばかりだ。エネルギーが余っている。喧嘩の後で、野村はついに玲香に「偽善者ぢらの自己満足の女は大嫌いだ」。これではさすがの玲香も引くよね(多分永遠に!)。それで玲香と立木とデートする。しかし屋形船みたいで寒い。玲香はゴージャス志向かな、これは失点だよね。そしてプロポースするが、断られる。一方野村はクラッシックコンサートに誘う。すると玲香は嬉しそうに二人ならとOKする。この気持ち分からない〜。玲香は浮気夫で苦しんだとしか思えない。コンサートの後も食事して手を繋いで良い感じだ。どうも分からない。玲香は姉の夫の会社の倒産で保証人にもなっていて金が必要で、エアロールを出て解約金を返済に充てようと考えている。15%が入居時エアロールに入るが、85%は15年満期で解約金を返済するシステムらしい。しかし経営を考えると、来栖にとっても解約金は痛いのではないかな。来栖の不思議な三角関係(母と妻に対する愛かな)も大変だ!!! 麻子は「気を許せる関係は?」と同僚に聞くと「合い鍵を渡された時」なんていう意見に感化されて来栖に合い鍵をねだる。そして来栖は少し考えるが渡してくれる。それが嬉しい。そりゃ嬉しいよね。そこで麻子が「押し倒してもいいですか」という、男も大喜びだよ(嬉し涙)。しかし麻子と仲良くなれば杏子は胸が辛くなる。来栖は医者だから胸が辛いといえば診察する。そして朝まで横に居て下さい。「抱いて下さい」、これは困るし辛いよね。でも見ていると来栖は結構気に入っているみたいだ。母と一緒のように穏やかだ。こんな関係もあるのかな・・・? 発見だった。2組の三角関係が大きく動いた。役者がベテランなので上手く動かせれば凄いドラマになる。セリフも刺激的だ。評価アップだ。
エアロール★★★  5話  11月6日  「頼む、俺を助けてくれ」といえた
経営の話が出たよ。やはり運営していくことは大変だと思う。入居者がどんどん増えないといけない。院長の息子が登場した(離婚した妻も登場するかな)。バスケと高校進学で母親と喧嘩してプチ家出だ。万年補欠だが自分のミスで最後の試合に負けた。自分を納得させるためバスケを続けたいのだ。院長の父子関係が誕生日のスニーカーのプレゼントで象徴される。金を妻に渡しプレゼントを見繕ってもらい渡していたので、自分が渡した誕生日プレゼントが分からない。自分を言語で表現しにくい性格のようだ。そこに急病です。高齢者が多いから当然のエピソードだ。日活ロマンポルノで頑張った古賀(織本順吉さん、なつかしい)が心筋梗塞です。救急車がくるが受け入れ先の病院が見つからない。え〜〜です。通常は契約あるいは協力病院があることが多い。結局自分の永楽大学(BJによろしくと同じく永大になる)へ頼むが、友人は学会で外出中だ。電話しても受け入れてくれない。どうしたら受け入れてくれるのだときいたら。「頼む、助けてくれ」とお願いすることだ。これ微妙なオチですね。多分大学病院にいる間は当たり前のように言われていたと思う。でも自分で言ったことはないのだろう。今日は患者を助けるために携帯でお辞儀していた。ところで救急車のモニターでは心室細動だったようだ。そして大学病院で緊急手術?バイパス手術か?外科処置が必要な心筋梗塞の病状はちょっと疑問でした。結論は「自分が正しいから理解してくれると思う」でやってきたが「理解してもらうには、それなりの努力が必要なのだ」と気づく。ここで2つのエピソードが重なった。子供にも伝わって、少し理解し合った。子供が「医者もいいな」というが、甘いぞ。医者になるのも、医者を続けるのも大変だ。
エアロール★★★ 4話   10月30日  「愛の裏張り」だよ
少しこの世界に馴染んで気持ちよくなった。まずポルノの上映会か、最終的にはあの人数なら一部屋に全員入れたよ。若い頃は友達の狭い部屋でビデオのない時代だったので8ミリの上映会をみた。ぎゅうぎゅうだけど、それが良かった。立木(緒方拳さん)の「エロスは生の原点、生命の輝き」におじさんは納得するほうです。野村さん(津川雅彦さん)のストイックな厳しい生き方では窮屈だと思います。そして話題は日活ロマンポルノです。おじさんは思い入れがありますよ。吉行和子さんも「愛の亡霊」で頑張ったと記憶していますが(これはロマンポルノじゃないですね?)・・・ 「四畳半襖の裏張り」は名作だと思います。神代監督の名作だと思います。よく映画館に見にいったものです。しかし性は個人的なもので、こそこそ見るから楽しいと思う方です。食堂で女性も入れて大ぴらでは興奮度は低いと思います。あとは麻子(木村佳乃さん)が中心で、雑誌の編集会議で今頃、若者向けという編集長に「えぇ〜」です。若者は活字離れだし、金持っていないし、限られた雑誌しか買わないと思います。この雑誌は固定客のある雑誌で、世間一般のミーハー雑誌じゃないと思っていました。「明日を夢見ないものは老人だ」と麻子が言う。「今さえ楽しければイイや」の女子高校生、来栖院長(トヨエツさん)、自分も老人かもしれない。納得。麻子が「老いることが怖いと思っていたが、エアロールを知って変わった」といって、全開モードだ。頑張れと応援したい。原作が渡辺淳一さんで、しっかりしているので物語としてうまく壺に誘導されていく。
エアロール★★  3話   10月23日
日本シリーズで延びて、白い巨塔が終わって見られた(嬉)。微妙です!! 熟年のラブ トレンディのドラマでしょうか。着ている衣装も70歳代で経済的余裕のある人は真似するかもしれませんね。トエエツ院長もこなれてきました。着メロの小ネタで楽しませてくれました。橋本和子役で長内美那子さん発見した。豪華です。津川さんの野本は過去を捨てないと生きにくいものなのですか?・・・とにかく職業上高齢者の我が侭と付き合っているので、これは微妙です。演技は素晴らしく絵は綺麗なので見続けます。木曜日は周りが濃厚なテレビドラマなので、損ですね。
エアロール★★  2話  10月16日
これは個人的な職業上の理由で相当辛い。高齢者の我が儘に振り回される主人公トヨエツ氏に深く同情してドラマを楽しむどころではない。木村佳乃さんはニコニコ日記から好感度アップで、水川あさみさんの看護婦さんも嬉しい。しかし緒方拳さん、津川雅彦さん、吉行和子さん、草笛光子さんの芸達者揃いは疲れてしまう。そこに伊東四朗さんと白川由美さんの施設内別居まで来るとお腹一杯だ。演技が巧すぎる役者のドラマは重いよ。最後に「何でも院長先生お願いします」と「お父さんのエイキチさんは・・・」ばかりでは本当に気の毒です。それにバツイチなのです。トヨエツ氏を幸せにして下さい。2★は厳しすぎるかな。

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