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総括   印象点 7 点   平均点 3.4 点  
白い巨塔と同じく6が月近く続きました。水谷豊さんと寺脇康文さんのコンビの面白さがマンネリと言われようが楽しみでした。水谷さんは蘊蓄から叱咤へと変化しましたが、これも楽しかったです。美和子(鈴木砂羽さん)が都合良く登場して、事件のヒントになる、定番です。ゲストも変わった一面を見せてくれることも嬉しいです。かみさんがなにしろ大好きで、理屈も気合いも入れずに、くすぐりもあり楽しませてくれると言っています。
相棒★★★★ 21話 最終  3月17日
死刑判決を受け脱獄した「平成の切り裂きジャック」の浅倉(生瀬さん、帽子が懐かしい)が、ホームレスの中で拘束された。指紋は一致する。浅倉は薫(寺脇さん)の学生時代の友人で自ら逮捕した元検事だ。法務省から永井紘子(国生さん)が派遣され移送する。聞きつけた薫は浅倉と対面するが、薫のことは記憶にない。解離性逆行性健忘つまり心因性の記憶喪失だ。犯した過去の罪もすべて忘れた浅倉に、薫はやり場のない怒りを抱え込む。最高検察庁次長検事の皆川千登勢(岸田今日子さん)は、浅倉の1日も早い刑執行をと画策するが、瀬戸内法務大臣(津川さん)が死刑執行にサインしない。千登勢は瀬戸内に直談判する。瀬戸内「俺はサインをしない男だ」。千登勢「命令書にサインできない大臣を必要としません」。瀬戸内「大臣はお飾りだろうが」。千登勢「前向きにご検討ください」、。迫力シーンです。拘置所で刑務官は同僚の恨みで浅倉を私刑(虐待)する。モニターやビデオが回っている。気づいた刑務主任の中津が止めにはいる。浅倉の麻酔面談が始まるが記憶は戻らない。薫は浅倉に面会する。薫「脱走は死ぬためだ、俺のことは思い出せ」。浅倉「同じ夢を見る、少年が登場し母に憎悪の目を向け、母を殺す」。薫「お前の記憶だ」。浅倉「僕は母親まで殺したのか」。右京は催眠療法を勧め、医師は退行催眠を試す。紘子が手配してくれた。浅倉は思い出してきたようだ。
そこに紘子から、何と浅倉が独房で死体で発見されたと知らされる。検視で自殺らしい。薫は拘置所を「たるんでいる」と怒る。右京は「自殺ですか?」。記者会見が始まる。刑務主任の中津が、紘子に虐待の事実を告げる、ビデオがあるが、行方不明だ。浅倉は薫の手で葬儀される。昔を思い出すことなく死んだことが不憫だ。千登勢と紘子は、虐待のビデオを見て、処分を考える。そこへ瀬戸内がきた。瀬戸内「自殺の理由は? 重要な情報が来ているだろう?」。 政治家と官僚の確執だ。浅倉が火葬される。薫は終わったと言うが、右京は自殺の原因を考える。捜査課も隠蔽工作を伝えた。監視カメラが録画しているがその録画が出てこない。薫は紘子に記事で抜くと脅すが、紘子が虐待のビデオを保管することにしたが、その後入れ忘れたのだと言う。
右京「ビデオはないがモニターは見ていたはずだ、それなのに自殺できた、どうしてでしょうか」。さすが右京だ。右京は未決囚の田端(泉谷さん)に面会した。話で火災報知器の誤報もあったと言う。丁度、浅倉の事件の2時頃だ。確かめようと拘置所のモニター室に入る。聴取すると全員がモニター室を離れて、現場を分担して確認した。帰るとモニターで浅倉の異変に気づいた。これは、浅倉を虐待から助け、モニターを離れるように指示した警務主任の中津が犯人だ。
千登勢から右京に呼び出しだ。これまでの情報を伝える、中津が怪しいと言っちゃた。千登勢は隠蔽する。マスコミも、右京らも、煩わしい。千登勢はビデオを公表した。暴行罪で起訴する。瀬戸内大臣は、謝罪する。薫は公表すれば虐待を苦にして自殺したというストリーでまとまりそうだと怒る。大臣に右京は「何故死刑に署名しないのか」。瀬戸内「実家が寺なのだ」。警務主任が恐れそうなことは、浅倉の警務官殺しがはっきりしていないことだ。鑑識課(六角さん)の登場だ。資料を持ってきた、殺された警務官は服で首を絞められた。浅倉は気絶させただけ、逃亡のため時間を割くわけにはいけない。モニターにはタオルがかけられていた。この時も中津は関係していた。右京たちは斉藤主任の件で聞きに行く。浅倉の捜索を命令し、中津だけが残った、斉藤の容態を確かめた。首を絞めて死ぬまで8分かかる。すぐに気づいたのに、8分もかかった。3分なら気絶だけで済んだのに。
斉藤主任は中津を虐めていた。中津には動機はある。しかし、悪い知らせだ、中津が薬を飲んで死んでいる。追いつめられて自殺と薫は決めるが、右京は「そうでしょうか」。携帯を見つけて、かけた。最後の通話相手は千登勢だ。瀬戸内と千登勢の会話だ、千登勢「知らぬが仏、ずっと法務大臣するわけではない」。瀬戸内「疑惑は徹底的に明らかにする」。紘子が入り、中津の自殺が報告された。死人が相手では調べようがありません」。右京たちが千登勢に面会に来る。最後の携帯は千登勢にかけていたのだ。そして通算13回も連絡を取り合っている。千登勢「実は疑問を持っていた、浅倉は無意味な殺人はしない、浅倉に目をかけていた。疑問が湧き起こってきた。中津にしか殺害のチャンスはなかった。それで連絡していた、昨日、記者発表すると脅した、差し出す首がごろごろ転がっている、脅したの、これで疑惑のまま終わるのね、残念」。夜、いつもの料理屋で、右京「余り残念そうには見えませんでした」。美和子「浅倉の死刑を強力に画策した、皆川千登勢だ」。右京「皆川さんにも殺意があったのですね」。
千登勢の部屋に紘子が来て、遺書はないようです。紘子は昨日の千登勢の電話を立ち聞いたのだ。千登勢「あなたが浅倉を殺したのだ、証拠がないのよ、捕まったら罪を償うのよ、私が浅倉を殺させたことを誰が信じるの、一生口を紡ぐのです、その方法を考えなさい」。紘子「検事の味方になりたい、でも少し上に行きたい」。瀬戸内大臣に電話だ、官房長官から官僚のいうことを聴けだ。臼井は「何が改革だ」と啖呵を切る。しかし瀬戸内は辞職だ。これは官僚の勝ち。右京は中津に真実を吐かせようと決めた。千登勢の部屋で右京たちだ。右京は遺書が見つかったと言う。中津の腹の中に遺書があった。中津の遺書の証拠固めのために捜査陣は奔走している。
右京「完全な犯罪はない」。千登勢「犯罪者は意外な所でボロを出す、だって生かしておけない、死刑確定から10年掛かる、待ってられない、憎しみじゃない、哀れみよ、可愛かったのよ、懐いていたの、捕まったときは信じられなかった、その時決心した、一刻も早くあの世に送ってやろう、あの子のためよと思った」。右京「我が子を手にかける母親がいる、病弱な息子の行く末を心配して、殺すようなものですか」。肝心のここが理解できなかった。それで4つ★になった。紘子がやって来て、千登勢「あなたは天下を取れるわ」。岸部さん「君たちはいいな、自由奔放で」。本当だ。
津川さんはホームページも新聞も臼井だが、本放送では瀬戸内になっていました。最終回は、前回も権力内部を深くえぐったものでしたが、今回も1回に登場した浅倉のエピソードの完結だった。2時間は長いが、疲れは感じなかった。身内優先の官僚体質を岸田さん、気骨の政治家(宗教上の理由でサインしなかった法務大臣はいましたね)を津川さんが見事に演じました。さすがベテランですね。権力内ですが確執もあるのですね。そこを見事に右京と薫のコンビは突きます。特に右京さんの全てを疑い、視点を変えて考える方法論は興味深いです。凶悪犯の死刑囚の自殺という厳しい状況でも、真実を追究する二人には脱帽です。ところでタイトルの私刑と死刑はかけてあるのでしょうか。
相棒★★★★  20話  3月10日  『ニ分の一の殺意』 
オカマバーのママ・ヒロコ(深沢敦さん)が思いを寄せていた青年実業家・坪井(田村さん)を歩道橋から突き落とした容疑で拘束された。しかし、ヒロコは坪井の後をつけたことは認めたものの、歩道橋から突き落としたのは別の女性だと証言。薫(寺脇康文さん)に助けを求める。状況的にヒロコは不利だ。そんな中、右京はヒロコの証言をもとに女性の似顔絵を作らせると、その女性が坪井との間で仕事上のトラブルに巻き込まれていた留奈(吉本多香美さん)であることを突き止める。右京らは留奈と会い事情を聞こうとするが、なんと留奈には留美という双子の妹がいることがわかった
一卵性双子はDNA鑑定は一緒だ。指紋は違うそうだ。こうなると、どちらが殺人をしたか不明だ。完全犯罪が成立しそうだ。どちらかが、喫茶店にいた、質問するが全く同じ答えしかしない。完璧に口裏を合わせている。そこに被害者が意識を取り戻した、姉とは恋愛だが、妹は仕事上の知人だ、全く断定できなかった。調べると学校の成績、クラブ活動も同じだ。薫の恋人美和子は、同じだったら、ライバルだと思うと指摘する。妹は完璧癖、姉は粗忽だ。揺さぶりをかける、妹の様子がおかしくなったという。被害者が意識を取り戻したことも言うが、ボロは出さない。部屋を探すが、同じアパートで、同じ部屋だ。犯行は雨の日だ。ビニール傘が2本ずつ4本のうち1本だけ透明だ。喫茶店で思わず残っていた透明傘を取ってしまったのだ。喫茶店で喧嘩した女の子が間違って留美の傘を持っていた。指紋で確認した。留奈が犯人だった。自供した。留奈は留美が大嫌いだった、完璧でイライラする。留美のつまらないミスで完全犯罪が失敗したので嬉しいのだ。留美は罪は問われない、偽証はしていない。嘘は言っていない、その通りだ。留奈は怒る。
これで終わらないと思ったよ。さすが相棒だ。釈放された留美は病室へ向かう。そこに右京がいた。計画を考えたのは留美だった。坪井は双子共に付き合った大馬鹿野郎だ。「一度双子の両方と付き合いたかった」。留奈が殺したいと言った時、留美が計画したのです。右京「おねえさんは全て知っていました、それで妹を庇って自分一人の罪にしたのです、バックの中の(ナイフ)を見せないで下さい、ここへ来た理由を我々に知らさないで下さい」。犯罪者を一人作らなかった。さすがに相棒ですね、テンポもいいが、ひとひねりありました。右京の蘊蓄は本当になくなったのか、今回は終盤の怒りもなかった。新し手で来ました。マンネリのようで新鮮だ。
相棒★★★   19話 3月3日  犬の誘拐か窃盗
桐本雅江(久野真紀子さん)の犬ラブが誘拐された。特命係の出番です。うちの子というのですね。ポストに身代金要求の紙がはいる、現金200万円(微妙な金額)です。殺しても殺人ではない。器物損壊だ。警察に知らせ身代金200万円を用意した。家に監視カメラを設置する。雅江は引き渡し場に待つが、現れない。弁護士の夫の桐本達彦(小木さん)から携帯だ、呆れている。その桐本に聞き込みだ。桐本は弁護士バッチをなくした、弁護士会から電話がある、伏線ですね。桐本には怒鳴り込んできた男がいた。ある交通事故の被害者の夫・野崎だ。ペットをもって道路に飛び出し、事故にあい野崎の妻が死んだのだ。加害者を達彦は弁護した。野崎を捜し出すと、引っ越ししていた。さらに引っ越し先へいくと、犬のラブがいたが、野崎は殺されていた。鑑識は死後7時間ほどだ。室内に犬の毛があった。掃除機の中にもラブがある。
野崎の部屋には5回ほど犬を連れた女性が出入りしていた。捜査課が雅江を事情聴取した。警察犬を使い野崎のアパートのエプロンの臭気鑑別させる。見事雅江と一致する。最高裁で証拠能力があるそうだ。雅江と野崎は年齢も大学も同じで交際していた。15年ぶりに再会した。事故のあと、妻が死んで、加害者の弁護を雅江の夫がしていた。驚き、励ましていた。そのうち交際が燃え上がり浮気した。都合良すぎる展開です。警察のストリーは、定番です。付き合いをネタに脅され、夫婦関係を守るために野崎を殺した。亀山の推測は、雅江が野崎を殺しアリバイ作りにラブの狂言誘拐事件を作った。右京は、何故誘拐があったか、そして何故、野崎の部屋は電気とラジオがつき、テレビは線が抜かれていた。エサがない、エプロンを残していった。配役から見て桐本達彦が犯人ですね。
右京は、雅江に聴取する、雅江「私の家族はラブだけです、野崎と本気だった、夫も離婚に同意した」という。ラブは亀山が面倒みるが元気がない(これも伏線だったが気づかなかった)。右京は当然残された人物の達彦の所へ行く。対決だ、誘拐は雅江を犯人にするためだ。ペットに愛情がある。女は猫かわいがりでエサは欠かせない、男は冷静で水さえあれば大丈夫だ、それよりも危険を避ける配慮がしてある。秘かな愛情をもっていたのだ。しかし証拠がない。でも弁護士バッジだよね。監視カメラを解析している右京は気づいた。動物病院で手術だ。やはり元気がないのは、弁護士バッチだ。ラブは飼い主の臭いのついたバッチを飲み込んだ。ラブを誘拐して野崎を殺した。自供が始まる、離婚に驚いた。男がいると思い尾行したら、野崎の部屋だった。雅江のために懸命に働いた、しかし雅江は裏切った。包丁には雅江の臭いを付けた。誘拐も雅江に罪を着せるためだ。復讐したのだ、ラブは夫にも救いだったのだ。ラブは帰りを待っていた。ラブを失いたくなかった。右京「そのかけがえのないラブを犯罪に利用したのです、どのような状況に置かれようと犯罪に手を染めることなく法を守るそれが弁護士ではありませんか」(怒り)。「弁護士も人間ですよ」。人間よりもペットかいい、ペットのために人を殺す。
発想は面白かったが、犯人への推理というかオチが安易だった。最初から犯人は分かったし、証拠も判った。それらしく無理矢理、バッジの話が割り込んだ。これは誰でもわかる。犯人の弁護士の夫は疲れていたのですね。右京の言うとおり殺人しちゃいけない。しかし、このペットの誘拐は驚いた。ただペットに対する気持ちが全く分からないのではまれなかった。相棒は着眼点とコンビの素晴らしさがポイントだ。最近は蘊蓄よりも最後の右京の怒りのシーンが決めになった。
相棒★★ 18話 2月25日 『ピルイーター』
警視庁警務部勤務の監察官の湊(山中聡さん)と不倫相手・里香(櫻井ゆかさん?)の心中と思われる遺体が発見された。スキャンダルを怖れた上層部が慎重に事件を扱う中、湊の上司である大河内が特命係にやってきた。「湊が女と心中するとは思えない」(これが伏線です)という大河内(神保悟志さん)は、右京(水谷豊さん)と薫(寺脇康文さん)に調べて欲しいという。改めて遺体を調べた右京らは湊が里香を殺してから自殺という見方を強める。無理心中ということになれば殺人事件だ。穏便に無理心中になった。警察内部の勢力争いが絡む。捜査一課の伊丹(川原さん)らも動き出す。
大河内のところに湊の妻(川越美和さん)が謝りに来た。1年前に浮気の兆候が見られた。は女の首筋を切る(浅そうに見えるが詳細不明)、男は靴ひもを取り指と指を結び、自分の首をひと思いにと鑑識課の米沢(六角さん)は説明する。再現ドラマだ。見てきたような嘘をいう。里香の店へいく。ママに聞く。湊の一目惚れだが、バイトの里香の方が積極的になった、しかしHはしていない(これも伏線だ)。最近は湊のほうが別れたがっていた。マスコミに情報が出てしまった。薫は美和子(鈴木砂羽さん)に無理心中じゃないという。現場検証の写真を見ると、グラスが3つあった。湊がロング缶のビールを飲んだ(アルコールが検出)、里香は飲まなかった。グラスに注いだ。指紋は湊しかない(湊が洗った)。もう一人いた。愛人と夫なら、ここは妻でしょうと右京は推理する
妻は心中にしたくない。愛を認めることになり偽装はしない。湊は自殺だと推理する。湊の家へ行く。ドアが空いているが妻はいない。立派なマンションだ。浴室に手首を切って死んでいた。書き置きがあった、再現ドラマだ。ビールを3つに注ぐ。女の争いになる。里香は愛しているという、湊は沈黙する。妻は思わずナイフで里香の首を切る。湊は帰れという。湊は妻を庇い「何とかする」という。夫は自殺して偽装心中とした。これで終わりじゃないよね。捜査一課は無理心中で行こうとするが、さすがに伊丹は切れてしまう。
大河内が泣いている。薬をたくさん飲んでいる。これだけなら大河内は特命に頼まないよね。一つ絡んでいるはずだ。右京が大河内と話す。右京「湊の浮気の相手は里香なのでしょうか。本当の浮気相手を隠すカモフラージュかもしれない」。大河内「湊が女と心中するとは思えない」と言ってますね、これが決め手です。右京「浮気相手は女ではなく男だ、結果は同じだが、意味合いは変わる、妻も里香も浮かばれない、湊の浮気相手は、大河内だ」。大河内「男を愛したことは罪か」。右京「愛したことが悪いのではなく、隠したことです」。最後に薫がきくと、大河内「薬はラムネです。子供の時から好きなんです」。これは今回のピル(錠剤)イーター(食べる人)になる。右京「真相はいつも意外な物です」→愛は男と女だけじゃないということですか。ちょっと盛り上がりに欠けたね。地味すぎましたね。右京さんの蘊蓄も余りなかった。淋しいです。
相棒★★★★  17話 2月18日  同時多発誘拐
大ネタです。同時多発誘拐なんて、15件です。警察は全員集合です。報道規制はかかっている。白アリバスターで家に入り、のぞみの家の望月(高田聖子さん)の家だ、身代金は一人1億円だ。船村さんの家みたいに集められる家もあった。警察に準備金があるが、さすがに1億を15名分はない。びっくりだ。各家に捜査員が張り付くが、犯人から連絡はない。約束の10時前に電話が掛かる。移動して携帯からだ。引き渡し場所は都庁前の都民広場だ。何人ものバックを背負った奥さんが集まる(凄い絵です)。船村さんの携帯にかかり、茂みの中の紙袋に、高速バスにそれぞれ乗るように指示される。2人ずつ別々の目的地にいく。16人いた。1件は警察へ届けていない。甲府行きは満席で、買い占めている。しかし実際は2名だけだ。右京たちは車で追いかける。船村の携帯にかかり高速を降りる。突然発煙筒が煙を出すが、運転手とともにバックはなくなる。バイクで逃げたようだ。
連絡があり、地下室に子供が全員いて解放された。純平は「ちゃんとやったよ」。望月は怒った(伏線です)。解決? 警察は面目丸つぶれだ。子供はバラバラですが、誘拐されたのは世田谷区に限定されている。少人数でも実行可能と考えられる。子供は犯人の顔を見ていない。船村さん1軒だけが1億円で、他は金を1億円が用意できなかった、甲府行きの他は金を取られていないので攪乱用だ。船村は南急百貨店の副社長で、バスは南急バスだった。南急グループのリストラに恨みを持つものの犯行も考えられた。望月も130万円だけど取られて、解放された。船村と望月の証言はほとんど一致していたが、運転手の似顔絵が全然違うのだ。そこに興味を持った右京だ。突然身代金が戻ってきた。4853万円だ。船村の家で子供が望月のバックに付いていたキーホルダーを持っていた。犯人が持ち去ったバックに付いていた物が戻ったのか。右京の推理は、今回の犯行は少人数でもできる。運が良くて成功できた。望月は犯人を逃すために画策したのだ。犯人はのぞみの家出身だ、幼稚園の運転手なのだ。のぞみの家には借金があり、潰れるので必要なものだけ貰ったのだ。望月「のぞみの家は私たちの生き甲斐だ、この気持ちが分かるか?」と聞く。右京は「分かりません、どうして誘拐された親の気持ちが分からなかったのか、それに思いが至らないあなたがたに子供のことを心配する資格はない」。犯人は自首する。事情を知ったマスコミは同情的な記事を書き、被害者の嘆願があったが、閉鎖されることになった。「大事な物は、入れ物ではなく、本当は心で繋がっている物ですよ」。おしまい。
     ☆   ☆
初めは予想できない大ネタで、予想外の展開だ。驚かせてくれますね。冒頭は1時間では終わりそうになかったが、中盤からは絞られ犯人は想像出来るようになった。しかし、こんな発想はないのではないだろうか。相棒はこうでないといけません。最後にマスコミは同情的だったが、右京は厳しく切り捨てた。これが説得力がありこのドラマの持ち味だ。
相棒★★★  16回 2月11日  白い罠  折角北海道だ、2話作らないと。テレ朝はチープで好き
沙雪(前田愛さん)をめぐる売春事件の黒幕・北川刑事を逮捕した右京(水谷豊さん)と薫(寺脇康文さん)だ。しかし沙雪をかばい負傷した工藤(小野武彦さん)は、先週「私は人を殺しました」という言葉をいいました。このまま小野さんが消えるとは思えなかったがやはり今週主役だ。悪夢にうなされて、病院から姿を消してしまった。何者だ?右京らが病室に残された「みどり」というマッチを手がかりに店を訪ねると、沙雪の母・みどり(一柳みるさん)が営む小樽の店だったことがわかる。工藤は店の常連で札幌から通っている、みどりが沙雪のことを相談したことがあったらしい。それで母は処刑された夫の骨を納めにきて、2年前に店を開いた事を話した。工藤は犯罪者リストにはなかった。
東京では薫の同棲相手の美代子(鈴木砂羽さん)と右京の元妻たまき(高樹さん)が無事を祝っている。大学の沖真二(内田朝陽さん)を訪ねる。移動は若杉(マギーさん)のタクシーです。さきに来ていた工藤は真二に沙雪を頼んだ。そんな時に、沖を津村と呼びかける学生がいた。沖は東京の大学から2年で編入した。10年前の殺人事件の沙雪の父が殺した被害者にはもう一人息子がいた。津村真二、母の旧姓が沖だ。真二は復讐で沙雪に近づいたのだ。そんな時大学構内で工藤が殴られて倒れていた。もう謎が解けたの? 犯人は沖真二だよ。工藤は1週間ほどの怪我だ。殺されなかったのだ。真二と沙雪がいない。
右京は記憶をたどる、富岡教会だ。真二は10年間の復讐をとげようとしている。そんな時母と一緒にいた教会だ、自分が父といれば、犯罪は起こらなかったのでは、だから10年前の教会から、復讐を遂げてもう一度やり直そうとするでしょう。教会から二人の足跡がある、真二は沙雪に猟銃を向けている。真二「ひとり死刑になったくらいで許せない、僕は父も兄も母も3人殺された。信じている男に殺された、だから沙雪を信じさせて殺そうと思う」。沙雪「撃ってよ、もう疲れた、生きる価値はないから、10年いいこと一つもなかった」。沙雪を外して撃つ真二「僕が殺したかったのはこんな奴じゃない、僕と一緒じゃないか」。右京「僕には君が一番苦しんでいるように見える、あなたは撃てなかった、人が生きていく上での大切な約束です、どんなに辛くても、そのように生き直さねばならないのです」。
工藤は港で「そいが取れますか?」。右京「やはりここの人なのですね、子供の時小樽だったのです、人を殺したというのは、あなたは刑務官ですね」。工藤「30歳の時仕事が行き詰まり、殺そうと思いましたが、助けてくれる人がいました。それで刑務官になったのです。25年後、本宮が来た。本宮の犯罪をみたら、自分と同じ境遇だった。違いは親身になってくれる人がいただけです。本宮の話を聞き、娘の話しもきいた。キリスト教に帰依し、穏やかな人になった。しかし執行の日がきた。罪人は悪人のまま執行して欲しい。善人になって執行するなんて・・・」涙。工藤の話を聞いて、泣く沙雪だ。まだ言うべき事がある。工藤は最後の画集を渡すときに全てを話そうと決めたが、言い出せなくなった。沙雪の誕生日にコレットの画集を渡す、捨てる沙雪だ「消えてしまいたい」。薫「生きる価値の人間はいない」。沙雪「私を買ってよ」。薫「みんな君を見守り愛していたのだ、大切にされてきた」。右京「本当に価値のあるものは大切にされ愛される」。母・みどり「工藤さん怪我が治ったら東京に帰って2度と来ないでください」。工藤「自分の人生を否定されて、これからどう生きればいいのだろうか」。駅に電車が止まり、沙雪がコレットの画集を大事に持っていた。たった一つでいい。人は一つの愛で生きられる。大泣きだ
   ☆    ☆
今回は2回もので大ネタと思いきや、推理は単純だ。登場人物は少ないので、その中での展開だ。すぐに分かる。しかし、犯人捜しではなかった。小野さんの刑務官の人生がメインだった。犯罪加害者も被害者も、癒しの時間があっても、許すということはないのだろうか。ドラマを見ていくと重い問題だ。最後の小野さんの迫真の語りで3★だ。それがないと2★だったかも。
相棒★★ 15話 2月4日  「雪原の殺意」   ちょっと警察内部犯行でワンパターンで淋しい
ある日、美和子(鈴木砂羽さん)と待ち合わせていた薫(寺脇康文さん)は、男から金をもらってホテルへ行こうとする女性を拘束した。その女性は北海道警が売春と売春斡旋で逮捕、公判を前に逃亡していた沙雪(前田愛さん)という女性だった。偶然とはいえ、薫は札幌地検まで沙雪を送り届けることになる。右京(水谷豊さん)の許可をもらい、周囲から嫌味を言われつつも無事札幌へとやってくる。道警に渡す。薫は調査を始めた。ホストクラブの加茂内(日比野さん)を調べる。沙雪の友達沖(内田朝陽さん)にも出会う。早速道警で蟹の接待だ、美濃部警部(河原さぶさん)からはもう起訴されているのに調べ直してもしかたないと言われる。薫は酔って携帯を右京にかける。その後失踪した。
探す右京だ、ホテルにメモがありデートクラブのリストがある。前の事件の知り合いのタクシーのマギーさんに会い、薫の足取りをたどる。ホストクラブへ行った。タクシー無線で「お荷物」というが酔っぱらいのことだ。薫はタクシーで百年記念塔で降りた。雪原で殴られ倒れている薫を発見した(一晩寝たら凍死しているよね?)。沙雪が元締めではない。加茂内が沙雪らの元締めだった。デートクラブを大きくしすぎて暴力団に狙われていた。美和子が札幌まで駆けつけるが、デートクラブのチラシばかりでお冠だ。沙雪は起訴猶予になった。沙雪の親友沖が送っていく。沙雪の父は殺人で逮捕されていた。建築業者でバブルで借金だけ残り、思わず裏切られた社長を撃ってしまったのだ(これで死刑は妥当とは思えない)。残された一家は小樽から札幌へ出てきた。
父の死刑が執行されて、沙雪は素行が乱れ、リスカもするようになった。沙雪の部屋にきて、加茂内さんを探している。暴力団に狙われているので、教えてほしいという。居場所にいくと加茂内は殺されていた、謎の男(小野武彦さん)とすれ違った。現場の遺留品を捜す。北川は金色のボールペンを置き忘れたが遺留品にはなかった。署内に犯行者がいる。次いで美濃部警部(河原さぶさん)が殺された。酒とタバコから美濃部の相棒の北川警部が疑われる。次いで謎の男は北川の目撃者だったので撃たれる。薫は北川警部を捕まえる。最後に怪我をした謎の男が「人を殺しました」という。あらら、来週へ続くのだ。びっくりだ
    ☆    ☆
前田愛ちゃん(さんま先生だったですよね)、売春役までやるようになったか。時は流れていきますね。自分の過去を消せない、父への憎しみを消せない。沖が全てを知って「憎しみを消したい」という。愛は憎しみを越えることができるのか。来週もあって深まるのでしょうか。もちろん小野さんがこれだけとは思えませんでした。来週は主役ですね。それに今週は右京さんの蘊蓄もなかった。鑑識の人もでなかった。雪の札幌が出たことだけが見所か。
相棒★★★ 14話  1月28日   『氷女』キムタクだけでなくキムタエもアイスウーマンだった(笑)ネタはすぐに判ったぞ。 
会社員・池永(山崎進哉さん)の凍死体が発見された。都内では異例の寒さに凍死者は続出していたが、池永の遺体は心臓まで凍りついていたという。しかし9件の凍死者(そうか泥酔していると死者もでるか)のうち心臓が凍っていたのは池永のみだ。不審を抱いた右京と薫が調べ始めたら、池永の財布を盗んだ男が拘束された。その男は盗んだとき、池永は生きていて汗をかいていたという。右京(水谷さん)「真冬の怪談ですね」。カップアイスの結露をみて、池永はすでに完全に冷凍され、その朝に放置され解凍されたと推測した。鑑識(六角精児さん)北海道大学に聞いてー4度で内臓まで凍るには3日かかると知らせてくれた。妻は大型スーパーの副店長で、職場には大型冷凍庫がある。池谷さんは少ししか酒を飲んでいなかった。飲み相手は仕事上の付き合いの水産加工会社の社長だ(池谷にバックマージンを要求されていた)。会社には冷凍庫がある。出た、山中(キムタエさん)、専門職だ、その後に池永は水商売風の女性(指輪を4つほどしていた)と一緒と証言した。
大学の山中(木村多江さん、本星ですね)を聞き込みに行く、LNGの研究だ。こんな役が多くなりました。白い巨塔の製薬会社のMRさんが思い出されます。裏付けがとれた、飲み屋で水商売風の女性と一緒だった。亀山(寺脇康文さん)は元気だ、推測が全開だ、池永は生命保険に入り受取人は妻だ、夫婦で変装プレイしている凄い妄想だ。亀山はこれまでの経緯の報告書を書く。1課も捜査に乗り出した。
亀山の内縁の奥寺(鈴木砂羽さん、ドラマ展開上都合のいい情報を知らせてくれる役目)が4年前に同じ会社で凍死事件が起こったことを教える。池永の会社へ行く、宇野(川合千春さん)がセクハラで増田を訴えた、増田は会社を辞め、泥酔して凍死した。増田は池永のライバルだ。そして池永の不倫相手の宇野(金属アレルギーあり、指輪しない)が増永を落とし込めた。池永の血中アルコールは高くなかった、犯人は凍死にこだわった。飲み屋に宇野の写真を見せたが違った。今度は山中だ、同伴にしては遅い、水商売の女性はライターを持たなかった、タバコの火も付けなかった。結論、水商売に見せかけていた。山中の結婚指輪は金でした。日本ではわずか4%だそうです。水商売の女性も金の指輪でした。山中「ごめんなさい、変装して会った(この画面はお宝ですね恋愛の法則やCMの怪しい女を思い出した)、不倫していた」。あっさり告白した。
山中は独身でした、これは増田の元妻ですね。謎はすべて解けた。LNG(液化天然ガス)は凍らせて作る。山中にはもう一つの標的があった。共犯の宇野だ。右京の蘊蓄だ。天然ガスを液化する、ー160度で気体を液化するのですね。山中さんは壊れ始めました。宇野を急速冷凍室にいれて、スイッチを入れました。もう解除できません。右京「彼女を殺していいのですか、夫の名誉回復はできませんよ、今更こんなことしても夫は返りません。その指輪を外してからがよろしい、人殺しにその指輪は似合いません」「いーいー加ー減ーにーしーなーさーい」(激しく怒る)。山中は暗証番号をいう。3、7、4、1だ。解除され、亀山が助ける。宇野は助かっていた。右京「あなたのしたことは間違っています、しかし間違いなくあなたのご主人への愛は本物ですね」。山中の頬に一筋の涙です、美しい。(公式HPを参考にした)。ネタは一歩ずつ早く分かってしまった。3つ★です。
相棒★★★★  13話 1月21日  神隠し  やっぱり右京さんは面白い
右京(水谷さん)、亀山(寺脇さん)は手袋、帽子、マフラー、サスペンダー、靴下を置いていく。誘拐された瑠奈が通っていた道々には、まるで暗号のように瑠奈が身につけていたものが残されていた。理髪店に帽子、倉庫の扉にマフラー、祠の稲荷像に手袋、パチンコ屋の花輪にサスペンダー、絵画教室のポスターの上に靴下…。地図でみると五角形だ。これが暗号になっている。髪、荷、稲荷、玉、絵。神に祈り給え。営利目的ではなさそうだ。学校へ行くと、子供にまで「税金分くらい働け」までいわれる」(笑)。一人の少女が「公園に住んでいる一郎くんのところへ行きなさい」と教えてくれる。結構立派な掘っ立て小屋だ。誘拐された少女の親友が、このホームレスの一郎(松尾貴史さん、子供じゃない)だ。ブックオフのような古本屋で価値のありそうな本を昔ながらの古本屋に売る。これで小銭を稼いでいる(可能かな?)。教会でシャワーを浴びている。神父(細川俊之さん)とも仲良しだ。神父は30年前に少女への強制わいせつで服役している。後でネタ説明=少女を助けたのに、少女は神父が暴行したといったのです。神父は冤罪を訴えたが誰も信じてくれなかった。そして自暴自棄になり刑事、判事に罵詈雑言を吐き、刑務所へいった。今思うと神の試練だったのです。
神父さんのところに瑠奈がいるよ。瑠奈の家にはマスコミが押しかける。リビングは壁に穴、ガラスは割られている。家庭内暴力かな? 子供部屋に行く。テレビもない、ゲームもない。色々開ける、職業病です。参考書や教材ばかりだ。遊び道具もない、ぬいぐるいもない。捜査課は神父の家宅捜査(任意)を考えている。
一郎に亀山がおにぎりを持って行く。ここの掛け合いが面白い。一郎「神父さんはいい人だ。苦労していたので悟ったのでしょう。今朝は教会のシャワーが断られた」。いよいよ神父と対決です。瑠奈さんは逃げたようです。神父「謎が解けましたか?」右京「素人の作る謎は法則性がないので難しかった」。神父「彼女の心は壊れ始めている。うちに帰りたくない。心から悲鳴があがっていました。瑠奈のぬいぐるみが母に見つかったことがきっかけです。母を殴る父、母の不貞、しかし両親は外では仲の良い夫婦を演じたのです。彼女は真実が判らなくなった。内と外で違っている。英才教育したがお受験に失敗してから変わった。わたしは両親に注意もしましたが、つけいる隙を見せなかった」。神父「例え一瞬でも子供がいないことが、両親が変わるかもしれないと思いつまらないことをしました」。礼拝堂に瑠奈がくる。右京はもう少し隠れるように頼む。
いよいよ右京が夫婦喧嘩をした両親を教会につれてくる。瑠奈は帰りたくないといっている。右京「家出中なのです」。右京激高して「あなたが変わらなければ、戻っても解決しない」。亀山「生きて家を出るだけで済まなくなる」。右京「これを機会にやり直しましょう」。さすがに心の全てを読まれてしまったので父「どうもお世話を掛けました」、神父「ご無礼しました」。母「帰ろう、話聞いて瑠奈の気持ちはよく分かった」。神父は瑠奈にいう「両親に嘘はないでしょう、ここは教会です、嘘をつくと地獄に堕ちます、あなたが両親を支えて下さい」。めでたし、めでたし。右京さんはキリスト教にも蘊蓄がある。右京は16年前に懺悔した経験があったことが発覚した。(公式HPを参考にしています)
  ☆   ☆
暗号の謎解きもあり、家庭内暴力もあり(すぐに判ったよ)、最後は小芝居もありました。ホームレスのキャラもほのぼのでした。神父の立場は微妙です、犯罪じゃないことになりましたが、どうでしょうか。冷静に処置すれば、父親は家庭内暴力の犯罪で、子供は養護施設に送られる、神父も不起訴になるかもしれない。しかし右京は人情でまとめた、冷静な右京は人情家である(素晴しい)。
相棒★★★★★    12話  1月14日  クイズ王は面白い、屁理屈いや蘊蓄だ
これはA級じゃないよね。でも楽しいのです、亀山(寺脇康文さん)と右京(水谷豊さん)のコンビは最高です。公園でふたりは手錠をする。携帯がなり、従いなさい。さもないと無差別に公園の人を撃つ、試しに赤い風船が撃たれる。ここでクイズです(女の声のような)、1,純粋理性批判の著者は カント(正解)2,その国際協力体を提唱したのは 永久平和論(答えられない) 3,周囲28mの長方形で辺の比が3:4の面積は 48m2(正解) 4,ある数から7を引いて3倍すると81になります、ある数は 34(カンニング) 5,島根県の県庁所在地は 松山(不正解 松江) 7,光合成に必要なものは 水と光ともうひとつは 二酸化炭素(正解) 8,ありのきの天敵は テントウ虫(正解) 9,東方見聞録の著者は マルコポーロ(正解)10,江戸幕府を開いたのは 徳川家康(正解)11,円周率の小数点151位の数字は ふたり目をむく 4(正解、でも時間切れ)これでお終い、民間人が死にます。その後男性が射殺される。ビルから逃げる犯人を追う。円周率がチョークで長く書かれていた。一問飛んでいた気がする。
新婚3ヶ月の芸術家だった、奥さんが警察に来て泣く。呼ばれて大失態だ、県庁所在地を間違えるなんて。監察官が来ていて、これは誰でも3問間違えるようにしたのです。警察に恨みをもっているものの犯行だ。警察内は噂しきりだ。そこへ一般常識の本を持ってくる、クイズ王が書いたものだ。右京さんの推理は7から10問までは分かりやすかった、ビンゴにしたくなかった。殺された佐々木さんの遺留品から携帯を探した、佐々木さんも犯人に呼ばれた。単純な偶発事件じゃなく、明確な佐々木さん殺しだった。佐々木さんの家へいく。本を読んでいる途中に出かけた、呼んでいる本はコナンドイルの英語であと2ページで結末が分かるところです。恨んでいた人は元カノの村瀬真奈美(喜多嶋舞さん)だ。塾の先生でクイズ王だ。
早速テレビ局で面談する。もう佐々木との関係についてですね。村瀬が振ったのです、インテリではなく話題が合わなかった。アリバイもある、塾で仕事していた。射撃の経験がない。その通りだ。村瀬のことを調べると、成績はトップで一流会社に入ったが、人間関係が作れず半年で解雇だ。佐々木さんとは個展に出向き、村瀬は初対面で交際を申し込んだ。しかしすぎ嫌になったのです、今の奥さんと出会って好きになった。汚名返上、名誉挽回で笑い。このときに出会ったのだ。
再び村瀬をビルの屋上に呼び出す。あなたは塾にいた、ビデオでパソコンの映像を見ていた。だから警察官に気づかなかった。「ズームバックした」。村瀬は推測した、窓際部署が動いているのは当事者だからだ。射撃した犯人はつまらないミスを犯す凡人だからだ。ビルの円周率のチョークを示した、円周率は間違った。村瀬の1と7が間違えやすいのだ。射撃犯は数字を写し間違えた。右京は8か月前の非礼を詫びた。右京の勝ちで、村瀬の負け。村瀬は結婚祝いに置き時計を送り、そこに盗聴器を入れた。そして佐々木は「偏差値の女は感性がない、だから俺の感性が欲しかっただけ、君と結婚して幸せだ」。村瀬「数字は完璧、私の生き方を笑う奴は許せない、怒り心頭に発した」。右京が怒り心頭(心と頭)に達するではなく、心頭(心という意味)に発すると忠告したのだ。これがプライドを傷つけられ、右京に復讐を誓った。右京「溜飲を納めましたか」、村瀬「溜飲は下げるものです、私の勝ちよ」。飛び降りようとするところを止める。右京大声で「あなたは死をもって解決させるつもりですか」。溜飲の件はわざと負けた。
多分ネタはコロンボかコナン君かあると思う、既視感に捕らわれていた。しかし、右京と亀山のコンビにかかると、やはり独自のものに見える。蘊蓄が素晴らしい。この村瀬の生き方も誇張してあるが、あり得ると思う。もちろん、鈴木砂羽さんの「亀山ちゃんはこれでいいのよ」には愛の大きさを感じました
相棒★★★   11話 1月7日 『秘書がやりました』  政治を描くことは難しい、ちょっと刺激的
衆議院議員・蜷川輝政(十貫寺梅軒さん)の変死体が産廃処理場から発見された。遺体は両手、両足など5つに切断された上にまっ黒焦げだ。鑑識の米沢(六角精児さん)から写真を見せられた薫(寺脇康文さん)は目をそむけるが、右京(水谷豊)は冷静に分析し始める。政治家の汚職を常に追及していた蜷川は、かつて暴力団に襲われて重傷を負ったこともある。今回も謀殺という見方が有力なようだ。しかし、右京は蜷川の遺体に疑問を抱く。何故、犯人は見ただけで身元がわかる中途半端に燃やし、バラバラにした遺体をまとめて捨てたか。蜷川の事務所を訪れた右京と薫は、三峰涼子(室井滋さん)、吉池昌夫(菅原大吉さん)、風間ひさし(木下政治さん)という3人の秘書と対面した。議員バッヂについて質問する。「バッヂ?」訝る蜷川の遺体に議員バッヂがなかったことを指摘する。蜷川の息子・輝明(久松信美さん)は後継者として出馬予定だが、背広なら必ずつけるほどバッヂを誇りにしていた、と首をかしげる。秘書たちは心当たりは無いというが、謀殺事件なら逆にバッヂをつけておいた方が効果的なはずだ。
右京らが事務所を出ようとすると、蜷川の妻・るみ子(今
陽子さん)が事務所にやってきた。「あたしに見られるとマズイものでもしまいこんでいるかと思って」と、段ボールを引っ掻き回している。判然としない蜷川の死因に、右京は急性心不全などで急死したのではないか、と推理する。犯人は殺人のように見せたかったということになる。可能性としてなくはないが、なぜ犯人はそんなわざわざそんな危険を冒したのか。薫の疑問にさすがの右京も「わかりません」というほかない。るみ子が言っていた「マズイもの」とは何なのか?右京らは直接るみ子に質問をぶつけると、浮気の証拠を探していたのだという。浮気をしても秘書の涼子がすべて証拠を隠していた。るみ子は「議員秘書など議員のためなら妻も欺くし、世間も欺く、場合によっては議員本人を欺くこともある、と吐き捨てる。永田町の常識は世間の非常織」という
右京と薫は再び三峰を問い質す。蜷川は「お勉強の時間と称して、ホテルの別の部屋で愛人と過ごしていた。長くても2時間くらいで戻ってくるにも関わらず、その日には3時間以上経っても戻ってこなかった」という。そんなやり取りをしていると、三峰の携帯に吉池から電話が入った。吉池たちも警察の人間と話しているという。右京たちがそこへ向かうと、警察の人間というのは伊丹(川原和久さん)と芹沢(山中たかしさん)だった。マンションの一室でホステスの死体が発見されたのだが、そのホステスの銀行口座に蜷川の事務所から500万円振り込まれていた。三峰によるとそれは“手切金”とのことだ。そのホステスは蜷川の愛人で、蜷川が拉致されたときに一緒にいたのでは?しかも手切金が振り込まれたのは、なんと事件当日だった。
 「主人に酷いことした連中」。その言葉の意味がわかった右京は薫とともにるみ子のもとを訪ねる。死んだホステスは事件の当日、蜷川と一緒にいたらしい。しかも蜷川は拉致されたのではなく、心臓麻痺による死亡、いわゆる“腹上死”だった。世間体の悪い亡くなり方なので、もちろん公表は出来ない。ホステスの口座に振り込まれたお金も“手切金”ではなく、いわば“口止め料”だ。本来ならば執務中の突然死とでも公表すれば済んだはず。しかし秘書の三人は死を汚職追及の末に報復を受けた悲劇のヒーロー像を作り上げるために利用した。永田町の常識は世間の非常識だった。しかしならばなぜホステスは事務所から多額の“口止め料”が支払われているにも関わらず殺されなければならなかったのか。少なくとも秘書の3人が殺す必要はない。なんとホステスを殺したのはるみ子だった。蜷川の浮気の証拠を掴んでいたるみ子はその相手知りたさに、ホステスを訪ねた。口止め料が支払われていることを知り、秘書たちが何を企んだのかを理解した。しかしホステスはそこで話が違う、警察へ行くと言い出す。それを聞いたるみ子はとっさにホステスを黙らせないと、と思い壷でホステスを殴り殺してしまった。るみ子は、その時“妻”の立場ならこんな馬鹿げたことはしなかったという。“議員の”妻なので名誉を守るため殺してしまったのだ。
「まるで異星人」。薫は三峰やるみ子たちのことをそう言った。しかし右京はこう答えた。「向こうもそう思っていますよ。どうしてあの人たちには理解できないのだろうかって」
   ☆   ☆
今回は議員バッヂのうんちくでした
。ネタは結構刺激的だが、最初の展開は現実にあった事件を思い出しました。町長が殺された事件だったかな? しかしこのドラマでは秘書が死体損壊をした、そこまでやるだろうか? 粛々と進めると思いますが、設定にちょっと疑問が残る。今陽子さん久しぶりですね。室井滋さんは役者ですね。いろんな役を演じられる。今回は結構やりやすい役かもしれない。(公式HPより殆ど抜粋)
相棒★★★  10話  『殺意あり』 
 とある外科病院で手術中に患者が死亡するという騒動が起きた。死んだのは青木周作院長(鶴見辰吾さん)の実父であった。しかもなんと執刀したのは青木院長自身であった。このことを取材しようとして美和子(鈴木砂羽さん)が青木院長のもとにいくが、体よくはぐらかされてしまう。そんな時、青木院長の病院に勤める外科医・小林(坂上忍さん)から電話が入る。右京(水谷豊さん)と薫(寺脇康文さん)が小林医師を訪れると「今回の一件は青木院長が執刀したことが原因だ。」というのだ。患者から信頼の厚い小林医師からわざわざ連絡が入るのには、ある理由があった。
院長は医療事故を2件もある、リピータ医師だった。右京「院長の実夫は手術を頼みますか?」 薫「実夫は勇敢ですよね?」。もう一度院長を直撃する美和子だが、院長は寝ていた。右京たちは小林先生の評判では立派な先生だ。実は実夫は小林先生が胆嚢摘出手術(開腹なら簡単な手術だ)するはずだった。最初は回復までしたが眩暈で手術が続行できなかった。そこで院長が変わり続けて事故で死んだ。
院長は先物の相場で借金していた。実夫は20億の資産があり、相続人は院長だけだった手術の前に小林は院長に呼ばれてコーヒーを飲んだのだった。コーヒーが危ない。再び院長を尋ねるふたりだ。院長「ほかにすることないのですか?」。トイレで捜査課と鑑識課が揃う。捜査課「いつも通り手柄を横取りします」。本当にひどいな。ところが、ここで大きく話が変わる。ちょっと当たり前すぎたから、少し前から小林が怪しいと思っていたのですが。手術室で院長と小林が話す。コーヒーを出した院長の秘書が、岡本(旧姓小林)恭子が絡んでいた。小林兄妹は最初の医療事故の被害者だったのだ。
眩暈をしたのに小林は検査を受けなかった。真面目な先生がおかしい。コーヒーを何故飲んだか、手術の前に尿は出ないようにしたのではないでしょうか。情報を小出しにしたことが良かったが、院長は「本当に親父は助からなかったのか? 手遅れだったのか? 順調だったと思うが」。小林「助かっていましたよ。どっちにしろ貴男は一生苦しむのだ。私は貴男と違って自分で罪を認めます。貴男は医者をもっと早く辞めるべきでした。外科になったのも復讐で一つの命を奪うためだったです」。右京「復讐は途方もないエネルギーを持っているのですね」。終わり。
   ☆     ☆
どうみても、犯人は院長だよね。状況証拠だけですね、証拠がない。どうなんだろう、こんな院長いるだろうか? やはり単純にいきませんでした、ヒネクレていました。ただちょっと無理な設定かもしれませんね。自白したから良かったけど。医療事故は業務上過失致死か、警察では労多くして功が少ないので、やる気がないことは本当かな?
相棒★★★   9話 12月10日 『少年と金貨』 
鑑識の人のコメントにへぇですね。被害者の血のついたお札は被害者の親族が受け取り拒否したら、焼却処分だそうだ。へぇー
ある夜、薫(寺脇康文さん)は子供を脇に自動販売機の前で這いつくばっている男・小田島(入江雅人さん、濃い顔なので忘れません)を見つける。まさか自販機荒らしか? 薫がその男から事情を聞くと、息子がジュースを買おうとしてお金を自販機の下に落としただけだという。それなら、と一緒に自販機の下を探すが、下からは単なる硬貨ではなく金貨が見つかった。交番まで連れて行ったが、逃げられる。明治の金貨で2000万円だ。この時携帯で画像を送っている。便利な世の中です。右京(水谷豊さん)も鑑識官(六角精児さん)も雑学に見識がある。子供は薫のところでお泊まりです。
丁度同時に強盗があり、コレクター倉野の家から古銭が盗まれる事件があった。金貨は盗まれたが刀弊は置いていった。博物館館長に田島令子さんが登場した。この明治10年は29枚しかなくて2000万以上とか(へぇー)。倉野さんの取引の多くは田淵商会から手にいれているが、明治金貨の取り引き記録はない。鑑定書付きは14枚です。倉野氏のコレクションの中に偽物もあった。
子供(須賀健太くんで、人にやさしくの子役でしたね)にお田島から電話が、妻の連れ子だからいらない。薫にあげると言われる。子供も薫の方がいいという。でも父を捜している。今回出世できない薫2世が登場して協力ですね。突然バイオリンです。博物館長の息子が奏でている。ドイツへ留学予定です。この人が犯人ですか、罠をかけましたね。小田島からまた電話で薫は情に訴える。子供が熱をだしている。
小田島が館長へ売りたいと電話する50万円でいい。館長はまっすぐ小田島のベンチに座った。殺人をして小田島を見かけたからだ。張り込んだ警察が回りを取り囲む。博物館の本物を偽物にすり替えて、本物を倉野さんに売りつけた。展示品の展覧会があるので、しばらく本物を返してくれるように頼んだが、倉野は言うことをきかないばかりか脅した。館長は倉野を殺してしまった。そこへ小田島が盗みに入った。泣き崩れる。
小田島は逮捕されるが、子供は「待っている」という。ここも涙だ。今回も一課の面子丸つぶれだ(笑)。
   ☆    ☆
携帯だから返信出来るだろう、とつっこました。右京は館長に「人の命を奪ってまで伸ばす才能はありません」といいます。小銭にも「うんちく」がある右京は何者だ。
相棒★★★★   8話 12月3日  『命の値段』 
大企業・神田グループのトップ、神田喜一(中原丈雄さん、白い巨塔の船尾教授だ)が人を殺したと自ら通報してきた。最近長男を亡くしていた。酔っていたため記憶ははっきりとしないが、庶民的な飲み屋が並ぶ人生横丁で行きずりの男をビール瓶で殴り殺してしまったという。しかし神田ともあろう人間が人生横丁などで酒を飲むのだろうか…。不審を抱いた右京(水谷豊)は、薫(寺脇康文)とともに聞き込みを行う。9時4分に辻真理子(麻丘めぐみさん)が登場だ。なぜかどの店にも神田がやってきたという形跡はない…。神田の奥さんは「深夜1時まで家にいた、信じられないのです」と語る。そこからは人生横町は深夜2時には閉まるので飲む時間はない。殺された相手は、長男の事故の示談書に関係していた。賠償額は3億円近い。拘置されている神田に面談し示談は弁護士に任せていたので面識はないという。
右京「あなたは酔っていなかった。あなたは殴った相手を知っていた」。神田「すみませんでした」。右京「それは自供として考えてよいですか」。神田「傷害致死の方が殺人より罪が軽いと思いました」。捜査陣は大騒ぎだ。水谷は更に追求する。示談交渉はスムースだった。しかし同じ事故で、22歳のもう一人が示談が済んでいない。薫「偶然の上に偶然が」(本当だ、信じられないがドラマ的には必然だ)。薫くんは「神田は殺人をしていないと考えていますね」。神田の息子と辻の息子はよく似ている。再び右京は辻に詰問だ。「神田は神谷が旧姓でした、結婚前の彼を知っていますね」。辻「妊娠したが神谷に捨てられたのよ。神田の奥さんも妊娠していた。土下座して別れてくれといった。認知だけでもしてといったが、してくれなかった」。30分でもう全てお見通しだ。これだけかな? 事故のあと真理子と神田は出会った。
再び神田と接見、右京「あなたは庇っていますね」。しかし証拠がいりますね。どうする。薫「辻さんも3億だと示談に笑いますね「薫、あなたは、驚きますね」。右京は「神田にあなたのことをききました」。真実を喋ったと勘違いした辻は、自供する。「自分の子供の命の値段を勝手に付けられて、10分1という値段なの」。右京「それは殺人する理由にはなりません。そして23年間の憎しみを利用し、息子さんの命を利用したのですよ」。辻は泣き崩れる。神田「なぜこのままにしてくれなかったのか」。「この子の父親になってと頼まれたのに、逃げました。事故は罰なのだと思いました。2人の息子を失う罰が下った」。逮捕される辻をみて、「また自分は何もできなかった。父親になれなかった」。右京「あなかが自首使用としたとき、辻あつし君の父親になれた、父親になるのに遅すぎることはないのかもしれません」。
    ☆    ☆
人生横町は結構懐かしい感じだ。昭和30年代ですね。辻真理子は息子の死を受け入れられない。賠償金ということしかないのが現実だ。不思議だな、命=金になる。これが世の中だ。右京の真実を掘り起こすことが、人の心を揺さぶるのだ。うまい佳作だ。セリフがセリフにかぶさって、テンポよく真実に近づく様子は秀逸だ。しかも犯人捜しではない。犯人は分かっても、犯人の心の奥底まで入り込んで、自供させる。それは犯人が罪を悔い、新しく自分を再構築していく手助けになる。だから感動してしまう。そこまでできる警察官は少ないかな。
相棒★★★   7話  11月26日   『消えた死体』
以前、薫(寺脇康文さん)が逮捕し、その後改心した栄一(マギーさん)という男と結婚した真子(宮沢美保さん)が薫のもとを訪ねてきた。栄一と離婚したいという。どうやら栄一は堅気の仕事がうまくいかず、またもヤミ金の取立屋になっていた。しかし090金融の社長の多治見治(若松武史さん)から借金の返済期間が迫っていた。薫は真子に考え直すよう説得し、とりあえず栄一と会うことにするが、栄一は逆に阿部賢(内野智さん)という男の死体が消えたなどと薫に泣きついてくる。栄一は借金の取り立てで阿部を訪ねたが、そこで阿部らしき男の遺体を発見する。驚いて部屋を出た栄一が再び部屋に戻ると、なんと遺体が消えていたという…。死体がないので事件にならないですね。葬儀屋の女主人は夫がいないことを捜索願いださない。いくら遊びで借金だらけでも、ちょっと変ですね。証拠を見つけることが大変だ。しかし棺に落書きがあった。結局エルガーはよく知っているが友達のいない090金融の社長は恐喝で逮捕された。葬儀屋の夫も捕まった。マギーさんは起訴猶予で終わった。めでたし。
    ☆    ☆
マギーさんは独特の味がこの役にぴったりですね。葬儀屋さんはキワドイ設定ですが、思いつきました。葬儀屋の女主人は宮地雅子さんです。目立ちませんがきちんと演じています。宮沢美保さんは美しいのですが、恋の空騒ぎの悪役・宮沢さんの印象が強いが別人ですね。マギーさんと夫婦は不自然でしたね。あの鑑識の人本当によく知っています。不思議な祭壇です。エルガーの作曲した曲の蘊蓄は右京さんは相変わらずです。090金融とは連絡先として携帯電話の番号しか明かさず、高金利で貸し付け、悪質な取り立てまでする違法な金融業者のことだそうです。刑務所にエルガーのレコードを送った。聴けるわけないでしょう。「それも罰です」嫌みながら笑えます。ただ小ネタでしたね。1時間では仕方ないか。
相棒★★★   6話  11月19日  最終結末が、これでいいのかな
小説家英人(大杉漣さん)がラジオで「誰かに命を狙われたい」といって、切断された小指を送られる。英人は口が悪い。筆が進まず「死にたい」ともらす。奥さんは官房長の元恋人らしい。特命コンビが張り付いていたのに、突然小包が爆発して奥さんは即死だ。実家からの生ものだったので開けた。ここまで全く犯人像は不明だ。誰もそれらしいキャラが登場していない。ただ、これは奥さんを狙った殺人だろう。犯人は分かった(開始後22分)。包帯男が出現し・・・ 終結宣言で終結したかに見えた。右京も犯人は分かったが証拠がない。対決するが、そのまま終わりかと思うと、最後に意外なオチが。これはないでしょうと思う。単に悪は滅びるという倫理的なものが必要だったのか? 微妙です。
相棒★★★   5話  11月12日  共依存=愛という名の支配
心療内科医が密室で練炭自殺(最近お馴染み?)した。テープで目張りしてあったが、鍵はかけられていなかった。右京(水谷さん)「自殺する人なら鍵かけるでしょう?」。亀山(寺脇さん)「自殺したことありませんから分かりません」。絶妙の掛け合いですね。鑑識から絶妙の報告が、首に2つの黒い瘢痕が、吸血鬼かと思ったらスタンガンだ。捜査線上に患者さんの七森(中島ひろ子さん、イイですね、不思議な魅力があります)が登場し、共依存症ということで友達の斉藤リカ(加藤貴子さん)も不思議な友情が描かれた。見合いパーティで面識があったので、亀山が七森の事情をきくため接近する。七森は依存対象を亀山に向けて、ストーカー並みにつきまとう。右京、亀山と同棲中の美和子(鈴木砂羽さん)の絡みが面白い。そして七森のお母さんがべたべたの母子関係です。もう犯人は分かりましたね。今回は気楽に楽しみました。人の生きる悲しさを見ました。
相棒★★★★★  4話  11月5日  銃の「うんちく」を語れば最高さ
右京(水谷豊さん)の素晴らしい銃の「うんちく」に驚かされた。しかもこれが今回のメインテーマだった。銃弾なき射殺事件は、動機、アリバイ、道具(仕掛け)の3つの要素に、新鮮で驚きの展開で解決する。下条アトムさんはお久しぶりですね。そしてマニアックな職人役の淡々と枯れた演技をありがとう。途中まで息子の光一は生きていると思った。そして最後に意外にも仕出し屋の女の子(最初から何か絡んでいると思った)が山場を作り、寺脇さんも大活躍の解決だ。今回は1時間の短い時間でネタが深く感動だ。
相棒★★★  第3話『殺人晩餐会』
1週完結で、閉ざされた山のフランス・レストランでの殺人事件ですね。かみさんは大好きなの一緒に見たが、二人で「コナン君だ!」と叫んだ(ネタは見たことあるような)。料理は美味しそうだ。でもマナーが面倒だな。勉強になりました。出演者は渡辺哲さん、山口美也子さん、西尾まりさんまで確認した。事務長が西田健さん、ギャルソンが二瓶鮫一さん、シェフが大高洋夫さんでした。みなさん顔なじみです。エトワールという本の3つ★のレストランでの事件で、生け花家元の後継者問題から思いがけない方向へ。このホームページ日記も★付けている。ハンドルネームも★付けている。安易に評価する傲慢さと独断さに注意が必要だ。最後にきれいな★を見上げていた。

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