科捜研の女  テレ朝  木曜  20時   プラウザの 戻る← で戻ってください

主題歌 「こわれ者」白鳥マイカ(ポニークキャニオン)
榊マリコー沢口靖子    土門薫ー内藤剛志     宮前守ー山崎一(前シリーズの所長)
日野和正ー斎藤暁     小向光子ー深浦加奈子  乾健児ー泉政行
土門美紀ー加藤貴子    寺原智則ー溝呂木賢   杉内亮ー半田健人
佐久間誠ー田中健     新シリーズから 所長には 小野武彦さん マリコの父親

新科捜研の女★★★ 5話 「密室の秘密! 消えた殺人アイスマジック」 2005/08/11 放送
 簡単に書くよ

人気女性マジシャン・英亜呂真(高橋ひとみ)のショーが行われている。古びた小劇場だ。
終演の10分前、楽屋から亜呂真の師匠・ピンキー桃山(森山周一郎)が昨日テレビを見たぞ、と言う。そして、煙草を吸い、アルコールを飲んでいた。楽屋で急に苦しむ。そして窓から転落死する。鍵のかかった部屋をドアごとけ開けて、入ると窓が落ちていた。通報を受けた科捜研の榊マリコ(沢口靖子)らは現場に急行した。タイトル。
死因は頭蓋骨骨折だ。調査の結果、桃山は老朽化した窓枠ごと落下したと分かる。
楽屋には桃山のものと思われる吸殻とタバコの箱、さらにマジックの道具が詰められたトランクが残されていた。客席は一杯で、控えのこの部屋でモニターして貰っていた。中身を取り出すマリコに亜呂真が声を掛ける。タネを勝手に触っていると。亜呂真が「勝手に触らないで!」亜呂真が言うには、マジックの道具はマジシャンにとって命より大事な知的財産。素人が勝手に扱ってはいけないもの。事故死に何の調査が必要なのかと問い返す亜呂真に、マリコはまず、事故当時、楽屋に内側から鍵が掛けられていたことの不自然さを指摘する。すると亜呂真は、マジックのタネを仕込んでいたのではとマリコに助言する。なるほど、とあっさり引き下がるマリコだ。しかし本心では…。 マリ子「部屋の鍵を外からかけることはマジックでできませんか?」。亜呂真「面白い人ね」とかわす。検視で気管支の鬱血が見られた、そして、ミカンの匂いが・・・オレンジオイルだ。灰皿、煙草の分析を所長に依頼する。指紋は窓枠に着いていた。窓を開けようとした、しかし、古いので窓枠毎落ちた。マリ子「なぜ窓を開けようとしたか」。助手の女性が部屋からパントいう音が聞こえた。しかも、桃山は拘置所を傷害致死で4日前に出てきた所だった。土門は桃山の宿泊所を尋ねる。マリ子はマジックのデナーショーにファンの佐久間を誘う。マリ子は赤のドレスだ。舞台から亜呂真はマリ子にマジックの助手を頼む。ステージに上がって、ポケットに入れたボールがカップに入る。私の人生にかけて、ポケットだ。しかし、カップに入っている。空中浮遊だ。カードマジックだ。終わって、マリ子は「科学とマジックとは別だ」。亜呂真「マジックは論理的だ、ミスリードで、マジックする」。マリ子「だとしたら科学より犯罪に似ている」。佐久間「どうして、あの小劇場でやったのですか」。亜呂真「私は、あの小屋で常連だった桃山の弟子でした、しかし、猜疑心が強くタネも教えて得てくれなかった」。土門「桃山さんが、服役してからですね、確か、飲み屋さんで絡んできた男を思わず包丁で・・」。桃山の通話記録で、あなたに連絡していた。マネジャーが封筒に入った金を渡そうとしたのだ。亜呂真「50万円よ、新しいマジックで復帰したい、でも、私は信じていなかった、マスコミは許さない、あの指では細かい動きのマジックは出来ない、自殺したプライドが傷ついた、私のステージを見て、自己嫌悪が募った」。土門「なぜ、事件の日に喋らなかった」。亜「桃山を守るため」。CM。
警察は衝動的な自殺と判断して発表した。マリ子は納得していない。マジック道具をかった。カードマジックのトリックを分析していた。最初から自殺と言わなかった。他の可能性を調べて、自殺というと納得させられる。ミスディレクッションだ。所長は、分析の結果をマリ子に見せる。問題はなかった。煙草入れのほうは吸っていなかった。食卓で、氷釣りを所長は見せる。そこで、マリ子は驚く。亜呂真の自宅を訪ねる。鍵のかかった工房があった。控え室には煙草が買い置いてあった。自分の煙草を吸わないで、それを吸った。鍵のマジックを提案する。ドライアイスを鍵にはめる、解けると自然に鍵が落ちて掛けられる。でも、亜呂真「私はステージにいた、アリバイがあるのに、そんなことする必要がない」。マリ子「あなたがやったといっていない」。CM。
科捜研で、終演10分前に窓を開けさせるようにする。そこで、所長はシュガケースで煙草を吸おうとするがタバコはなかった。それは、開け方で煙草があったりなかったりするマジックのタネだ。そこに風船の破片があった。それを分析すると催涙ガスの成分が検出された。マリ子はすべてが繋がった。土門が聞き込むと、タバコが出たり消えたりするマジッックをした。亜呂真のところにマリ子と土門が出かける。CM。
ステージでマリ子「すべて分かった、あの夜、劇場の控え室に呼び、仕掛けをして、去った、内鍵にドライアイスを仕掛けた」。亜「アリバイは必要ない」。
マリ子「自殺を偽装しようとした、密室にしたのは転落の前でした、窓を開けさせるためです、シュガレットケースに仕掛けをした、ゴム風船にオレンジオイルを塗ると、時間をおいて風船が割れる、そして、あなたが仕掛けた風船には催涙ガスがたっぷり入っていた、そこで桃山は窓から落ちて、皆が控え室に入ると、あなたは割れたゴム風船のカケラを隠した」。亜呂真「自白はしない、決してタネを明かさない」。マリ子「現実に人が死んでいる」土門「桃山は近くの飲み屋にきた」。回想シーン、桃山「弟子に会いにきた、俺のマジックを全部、自分のものにした」。土門「師匠のマジックを盗んだ」。マリ子「教えてくれなかった」。土門「脅しに来ると知って、先に殺した、工房の家宅捜査令状だ」。亜呂真「その必要はない」。マリ子「最後に見せたい物が」。シガレットケースを見せる。マリ子「風船はここに入っていた。桃山さんはこれを胸に入れた、自分のマジックのタネを守った、最後までマジシャンだった」。回想シーンの飲み屋で、桃山「今はこれで良かった、あの頃の俺は天狗になっていた、師匠らしいことはしなかった、それなのに、あいつは俺のマジックを生かしてくれた、明日、これをあいつに届けようと思う、あいつに教える最初で最後のマジックだ」。マリ子「師匠として最後に接したかった」。亜呂真「自分が盗んだので、他の人もそう思えて、ピリピリした、人の心を読めるマジックが合ったら良かったのに・・・」。取り調べで亜呂真は観念してすべてを話している。マリ子はシュガレットケースを渡すように土門に頼む。いつか、亜呂真に見せて欲しいのだ。つづく。
刑事コロンボのように、倒叙法で事件を見せてくれました。大体犯人は配役を見ただけで分かってしまう。最大の関心事はマジックと同じで、殺人のトリック、タネです。それは既視感たっぷりでしたが納得いく物でした。この手のドラマや、漫画を見ている人は、あそこで使ったとか指摘できるかもしれません。でも、おじさんは、他愛なく楽しめたので嬉しいです。高橋さんのマジックも、何とかスムースに見せてくれました。それにドラマとして、マリ子をステージにあげてのマジックでの掛け合いも微妙に面白かった。マリ子は子供みたいに純粋でムキになるのだもの。最後は桃山役の森山さんは、変わらぬいい声です。シュガレットケースの扱いが似合います。今時、普通の人はシュガレットケース使いません。そして、最後はさりげなく、いい人だったので嬉しかった。死んじゃうんだもの、いい人であって欲しかった。マジシャンの工房の話は本当でしょうか。南京錠で締められていたのが、何とも不可思議なインパクトだ。今回は科捜研らしい科学証拠は少なかった。オレンジオイルと催涙ガスの検出だけだった。それより、土門の聞き込みからの、人間の心の機微が優先された話だった。科捜研らしくなかったとも言える。でも、役者の顔でさりげなく見せてくれました、楽しみました。
英亜呂真/高橋ひとみ、人気女性マジシャン   亜呂真の師匠・ピンキー桃山/森山周一郎



新科捜研の女   04話 「美人気象予報士の罠 生放送完全アリバイ」 2005/08/04 放送

見てないよ、公式HPのまま、

京都のハイキングコースで、男性の他殺体が発見される!致命傷はナイフによる刺し傷。榊マリコ(沢口靖子)たちの現場検証の結果、死体は殺害場所から移動されていることが分かる。また辺りに凶器は無く、代わりにコンタクトレンズが発見される。
被害者は東京に住む、穀物先物取引の投資家。極度の近眼でコンタクトレンズを使用していたらしい。相場とにらめっこの投資家が、土地勘のない京都の山で、スーツ姿で殺される…。なんとも不自然な事件。死亡時刻については、ずれる可能性は無いのか?捜査課の土門薫(内藤剛志)は、これらを結びつけるあるものに気付く。ハイキングコースには気象観測所がある。穀物の先物取引と天候とは密接に関係するはずだ。土門はすぐに、部下の谷口朝男(丸山智己)と、新任の木佐貫直己(森本亮治)を気象観測所に向かわせる。が、谷口だけが佐久間刑事部長(田中健)に呼ばれ…。

その頃、京都のテレビ局でお天気キャスターを務める、気象予報士の五十川純子(三浦理恵子)が、事件当日、山に登っていたことが分かる。マリコは当日の気象記録を洗いざらい調査し始めるが・・・純子は事件当日、夕方には天気予報の生放送に出演していた!
ずらされた死亡推定時刻の謎を暴け!

五十川純子/三浦理恵子     京都のテレビ局でお天気キャスターを務める、気象予報士


新科捜研の女★★   3話  奇妙な遺言状、猫屋敷DNA殺人事件  平成17年7月28日放送  

とある豪邸で、独居老人の遺体が発見される。ほおには擦り傷。殴られたものか、あるいは倒れた後に打ち付けた傷か。何者かが押し入った形跡はない。転倒事故だろうか?現場で捜査を続ける土門(内藤剛志)たちの前には、老人の息子・隆文(太川陽介)と美代子(北原佐和子)が連れて来られる。聴取する土門。結果、2人はあまり母親の面倒を見ていなかったことが分かる。隆文は子どもが小さく家も狭いから、美代子はフラワーアレンジの教室を自宅で開いているため落ち着かないから、それに母には父が残したお金があったからと。途中、赤いピルケースから薬を取り出し飲む隆文。検死の結果、絹代の死因は骨折による頚椎損傷と断定される。倒れたときか殴られたときかもしれない。死亡推定時間はの2時から3時だ。マリコ(沢口靖子)は絹代に何が起こったのかを特定するため、ほおの擦り傷から付着物を採取し分析に取り掛かる。すると、思いがけず猫のものと思われる唾液が検出される。近所の聞き込みでは、旦那の死んだ2年前から、野良猫に餌をやっていたのだ。しかし、飼うことはなかった。最後の目撃者は猫…? 死んだ屋敷での発見された毛を土門は科捜研に持ち込んだ。そして、老人の旦那の知人が遺言状を持ってきた。作成時に証人として立ち会った。遺言状には長男と長女に相続するが、条件は2匹の野良猫を最後まで飼って育てることが条件だ。息子と娘はその遺言状の内容を生前に知っていた。土門は、老人がどうして可愛がる猫を飼わないか疑問が強くなった。 息子は花粉症で、娘は花の仕事をするために、猫を引き取りたくなかった。そして、娘の手には傷跡があった。科捜研に持ち込まれた猫の毛は5匹だった。そのうち三毛猫が老人のキズをなめたのだ。その後、家に誰かが入り込んだのだ。土門もマリコは入っていない。本部では事件は事故で解決したが、科捜研の榊親子は勝手に鑑識を始める。土門は近所の人を聞き込む。すると、近所の奥さんは娘が死んだ日に来たと証言する。事件後に、三毛と虎猫も来なくなったのだ。そこで、マリコはマーキングの尿を調べて猫を捕まえることを提案した。ルミノールは猫の尿中の血に反応する。500mの範囲の道に、垂直に立つ物にルミノールを吹きかけて調べだした。土門が娘を訪ねると、熱と頭痛で休んでいた。しかし、倒れてしまう。病院に連れて行くと、腋のリンパ節が晴れている。猫ひっかき病だ。西日本の猫に多い。CM。
マリコ達がマーキング尿を探す。そして、全て採取していった。そのDNA鑑定までは、徹夜になりそうだ。結果が出て、三毛と虎の通り道が分かった。そこで、張り込むという。皆は疲れて寝てしまう。科捜研のメンバーは次々に捕まえていく。そうすると、更に猫の声が聞こえた。
子猫だった。ピルケースが、そこに子猫の巣にあった。土門は娘に猫にひっっかれたのか聞く。医師はこの病気は経過が決まっている。娘は、死んだ日に引っかかれた。遺言状を書き直すように、迫ったのだ。しかし、殺していないと話した。CM。
科捜研では多くの猫の口の粘膜を採取していった。猫二匹を同定した。そこで、土門にピルケースを見せる。抗ヒスタミン剤だ、花粉症の薬だ。息子のものと同じものだった。病院で医者から貰った同じ薬だった。しかし、直接の物証にならない。火野は猫に引っかかれて、傷が膿んできた。そこに
三毛猫が化膿していることを美紀から指摘され調べる。傷からはMRSA菌が検出され、人間の血も検出された。マリコは、ばあさんの死んだ日に付けられた傷だ。土門が娘を訪ねる。血液型を聞く。AB型だと答えると、マリコは採取したいという。CM。
息子と娘が呼ばれて、2匹の猫がいた。土門とマリコが説明する。鑑定結果を見せる。娘は一致しなかった。犯人は怪我をしていた。土門が近所の病院を調べた。
近所の奥さんの鈴木さんが登場した。猫アレルギーだ、足も見て貰った。マリコは、猫に噛まれた傷ですね。足首が腫れている。猫ひっかき病です。病院に行かないと高熱で苦しむ。鈴木は「ばあさんが悪い、アレルギーになった、文句をいった、猫を捕まえて保健所に連れて行くと運んだら、三毛が噛んだ、それで、思わず、猫を思い切り叩いた」。そこで、ばあさんが取りすがってきたのだ、振り払ったら倒れて、頭を打って死んだのだ。そこで、猫の名前のターボ、ミヨちゃんで、息子と娘は思い出したのだ。土門「本当はあなた達と暮らしたかったのですね」。マリコ「親子だから、正直になれない」。息子「正直に言えないようにした、引き取れば猫に頼らなくて、俺たちが、この家が汚れたら、価値が下がると」。土門「飼いたくても、我慢した」。マリコ「愛していたのです」。息子「俺たちのせいで、近所から邪魔者扱いされて」。娘「私たちね、母さんを殺したのは」。猫は息子と娘に引きととられた。職場で「マーちゃん」。「とおさん」と喋り、皆は驚いた。つづく。
まあ、犯人は意外な人だった。最近の近所の人によるトラブルからの衝動的な殺人ということだ。かみさんは、野良猫に餌をやるのはやめて欲しいと言っている。我が家には、ペットはこの前死んだ金魚だけだ。だから、今はいないのだ。まあ、娘3人がいたから、必要なかった。本筋から外れたので、戻しましょう。てっきり、猫ひっかき病まで登場して、娘の犯罪と思ったが、殺しても良いことはない。遺言状を書き替えて貰わないと困るのだ。事件でなく、事故として処理したが、土門もマリコも勝手に捜査を続けている。いいのかな〜〜、まあ暴走キャラということで説明してあるから、いいのだろう。それに猫の尿や口粘膜のDNA鑑定をしたけど、この経費と労力はいいのだろうかと心配になった。最後は親子の思いが伝わったのでよしとしよう。そうだ、自分の年老いた親のことを心配になった。
隆文/太川陽介(亡くなった独居老人の息子)、美代子/北原佐和子(娘。、自宅でフラワーアレンジの教室を開いている)



新科捜研の女★★   2話  平成17年7月21日放送  

本堂で住職が撲殺される。見下ろす仏像からは血の涙が流れ…。現場の捜査を開始する土門(内藤剛志)たち。そんな中、血痕が付着した木彫仏が奥座敷から発見される。狼狽する住職の息子(山崎裕太)だ。それを横目にマリコ(沢口靖子)は、さっそく仏像を検査に回そうと手を伸ばす。が、「触らないで!」と突然現れた女に一瞬早く仏像を奪い取られてしまう。手袋をはめ仏像に見入る女は麻生早紀江(田中美里)、文化財Gメンだった。仏像は四百年も前に作られた重要文化財だと言う。マリコは殺人事件の重要な証拠だと返却を求めるが、文化財保護に使命を燃やす早紀江はいっさいの言葉に耳を貸さず、すぐに接収すると言い張る。ぶつかり合うマリコと早紀江…。
後日、佐久間刑事部長(田中健)の取りなしでどうにか仏像を預かることになったマリコは、さっそく住職の頭部にあった2か所の傷と仏像の照合を始める。絶対傷つけないように、麻生から言われた。彼女は仕事が好きで未だ独身だ。にすると、
台座と後頭部の傷がぴったりと一致。第1の凶器発見か?しかし、血痕は仏像の顔にしか残っていないという。 前と後ろでは別の凶器だ。土門刑事は息子を聴取する、反抗していたのだ。仏像に息子の指紋がついている。掃除をしている。本堂にあるが、押入に隠したなぜでしょう。科捜研の所長に、マリコの父が赴任している。所員は動揺している。一緒に鑑識をする。父は仕事にかまけていたと反省だ。台座で殴って、頭に血を付けた。血液以外に紅茶の成分が検出された。これは古色付けだ。時代を誤魔化すのだ。炭素で年代を調べよう、しかし、削れない。年輪年代法で調べよう。ひのきで出来ているので、3000年まで分かっている。調べると20年以内に伐採された物だ。本物はどこになるのだろうか。調べる、光雲の字から筆跡鑑定しようとしている。土門刑事が息子を尋問する。ヨーロッパの金持ちに売ろうとして、隠したのだ。しかも、当時のアリバイがない。土門刑事は、ニセ物なら息子ではない。本物で売ろうとしていたからだ。そこで、麻生はニセ物と知らなかったのか疑問に思う。贋作に気づかない。すり替わったと主張する。本物が見つかったら、すぐ知らせるように言う。土門は彼女の身辺を調べるという。マリコは本物が凶器だから、探してくれと頼む。CM。
マリコはお寺に入って調べる。何と、本堂の観音様の台座に前頭部の傷が一致した。台座に血液反応があった。そして、驚くべき事に、観音様の目からも血の跡があった。犯人は血を拭き取った。土門は麻生について聞いている。そこに麻生がやってきて、本気でやったと言うのか。マリコがきて、本物の仏像で殴って、観音像にぶつかって死んだ。マリコ「文化財が大切ですか? 人の命よりも」。徹夜で一つ一つ筆跡を調べていた日野は一致した筆跡を探し出した。CM。
マリコは麻生が、
事件後に古い仏像などの収蔵している寺を辿っていないか聞く。早速マリコが聞くと、開帳は50年に一回だ。土門が令状を書くと勝手にいう。調べる。室温と湿度が管理されている。そこには、本物があった。土門は贋作者の仏師に尋問する。そして何と、依頼者は住職だった。本物を持って科捜研で調べる。まず、仏像の年輪官邸を頼む。紫外線写真なので、台座に血の反応があった。CM。
土門は本堂に麻生を呼ぶ。そして、仏像を置く。薄暗い中でも、麻生は贋作と見抜いた。そして、本物をマリコが持ってくる。本物に血痕があった、そして、血液指紋が残っていた。それは麻生のものに一致した。血液を拭き取っても残る。麻生は分かっているが、処分できなかった。日本に誇る文化財だ。麻生「一般公開しようとした、しかも、贋作を作るまで、知らなかった、その時まで・・」。
麻生は抜き打ちでやってきた、すると住職は持ち出したのだ。うちの仏やどうしようか勝手だ。麻生は仏像を持って行って保管すると言う。それを阻止する住職ともつれて、仏像が住職に当たった、そして、住職は観音像にも打ち付け死んだのだ。仏像や観音像の血を必死で拭き取った。本物を持ち出した。そこに住職の息子が来て、偽物を知らない。麻生「殺すつもりはなかった、守るつもりだった」。マリコ「だから、50年開かずの寺に隠した」。麻生「そうすれば、また、生きられると思った」。マリコ「皮肉ですね、守ろうとした仏が、あなたが犯人だと教えた、仏様は見ているのですね」。泣き崩れる麻生だ。残った息子は真実を知って、「まさか、おやじが・・」。土門「あんたの親父が金に転んだ」。息子「親父もこれを売ろうとした、きれい事言っていたのに、それじゃ、僕と同じじゃないか」と泣く。そして、父の形見として、大事に文化財を守ると決意した。
犯人はすぐに分かる展開です。評価はどうしても落ちてしまいます。しかし、楽しみはそこではなかった。どうして、文化財を守ることに誰よりも熱心な麻生が住職を殺さなければならなかったか。それには贋作を作った人物が住職自身だったということで、一挙に繋がったのだ。文化財と商売とのギャップは大きいようだ。そこらが落としどころだった。興味があるのは、文化財なので、非接触的に仏像から、証拠物を集めるか? これは一番の見所だったのです。そこを十分楽しみました。
麻生早紀江/田中美里/文化財Gメン、住職の息子/山崎裕太/岩槻弥


新科捜研の女★★★   1話  平成17年7月14日放送  2時間スペシャル

(公式HPから、そのまま)
ある日、徹夜の捜査を終え帰宅した榊マリコ(沢口靖子)は、玄関の鍵が開けられていることに気付く。恐る恐る中に入るマリコ。すると居間に男の影が!「いきなり朝帰りか?」振り返った男はなんと、マリコの父・伊知郎(小野武彦)だった。一方的にしばらく泊めてもらうと言う伊知郎。
 とあるマンションの敷地内。住人・川添公太の転落死体が発見される。腕には注射痕。覚醒剤の幻覚症状による事故か?遺留品の注射器を生活安全課の刑事・久崎英子(鈴木杏樹)が、麻薬売買の証拠品として預かると奪い取る。
 翌日、禁止薬物売買の一斉摘発が行われる。突入班の指揮は組織犯罪対策部の角田警部(大浦龍宇一)が執り、科捜研もメンバー総出で現場に待機する。
 ターゲットの薬師寺実(大沢樹生)が現われ、一斉突入!ところが、乗り込むと同時に店内は真っ暗に。バーテンダーがブレーカーを落としたのだ。響く悲鳴、怒声、そして2発の銃声!発砲の許可は出ていない。一体誰が!?
 マリコが銃声の聞こえた方へと走る。すでに息絶えていたのは、突入班の指揮官・角田だった!!
 徹底捜査に乗り出した土門薫(内藤剛志)は、捕らえたバーテンダーから薬師寺が摘発を知っていたことを聞き出す。一方マリコは、川添は麻薬の常習者ではなく無理矢理服用させられた可能性があることを知る。情報の漏えいと他殺の可能性。薬師寺が隠し持っていた覚せい剤も見つかり、捜査は一挙に進展を見せるかと思われた時、英子が監察官に身柄を拘束される。その監視下に置かれるということは、英子が情報リークの元凶なのか?また、発見された覚醒剤は京都府警が保管していたはずの覚醒剤と一致し…!?
半分は見たけど、警察内部の事件だった。ちょっと厳しかった。本格的で作りは良かった。鈴木杏樹さん、大沢さん、大浦さんと脂ののりきった演技で頼ました。
久崎英子/鈴木杏樹/生活安全課刑事、薬師寺実/大沢樹生 、角田警部/大浦龍宇一/組織犯罪対策部の警部。


科捜研の女★★★★   9話最終  6月10日放送   7月2日アップ

最初に雑誌にマリコの記事が載っている。マリコ「元がいいから」と冷静な口調だが嬉しそう。斎藤「これで嫁にいけるかも」。マリコ「結構です」。笑い話の前フリだ。
ビルの屋上で男がネオンサインに触れて感電死した。これが教授の発明したネオンだと言うが、結構凄いシーンです。いつも検視を依頼したりいている大学だった。楠木里香助教授(戸田恵子)が走ってくる。男は、洛北医大の戸根貝教授と判明する。楠木は教授の下で、尊敬して研究していたのだ(表向き)。ネオンサインは教授の研究した実験装置だった。マリコが遺体を調べたところ、感電死につきものの電流斑が見られない。さらにマリコは、遺体の首に手で絞められた跡が残っているのを発見、扼殺痕で左利きの男性だ。しかし防御痕がない、かなりの腕力が必要だ。殺人事件だと判断して土門刑事に連絡する。ところが、戸根貝教授の教え子である楠木里香助教授が、遺体の足の裏に電流斑があるのを見つけた。靴をはいていたので、足に電流斑ができるとは思わなかった。さらに首に残された指の跡はその指紋から戸根貝自身のものと判明、一転自殺で、首はためらい痕で、感電死したと結論づけられる。マリコのまさかの検死ミスだ。 偶然、科捜研の光子の近所に住んでいる戸根貝は夫婦仲が冷え切っていて、夫の浮気が原因で別居中だったことも自殺原因の一つとされた。奥さんが呼ばれたが、「罰が当たった」と言う。奥さんの身辺も調査することになった。奥さんは浮気している教授が土下座したが相手の名を言わなかった。夫婦喧嘩も近所で聞こえるほどだった。光子、喧嘩するのはまだ夫婦関係が切れていないのだ、と言う。切れたら喧嘩もしない、と言う。
マリコはゴムの靴底から電流斑が入った事にどうしても納得のいかない。告別式の霊柩車に入ろうという時にマリコは土下座して、周囲の避難を浴びる中、再度遺体を調べることを頼む。マリコは楠木に「科学者として調べて納得したい」。そこに警察若造は土門の許可を得て「それが出来ないなら押収します」、これでは仕方ないね。もちろん、佐久間部長にお目玉を食らって、何もでないと大変だというプレッシャーの中で再鑑定する。宮前所長もマリコには諦め顔だ。電流斑はどう見ても電流斑だ。ワンギーソン染色で首の圧痕の弾性繊維の乱れを調べる。そして、首についた指の跡は、戸根貝の死後つけられたものと判明する。何者かが戸根貝の死後、彼の手を首に押し付けたのだ。偽装扼殺痕だった。
これを知った土門は、妻の数子が夫を殺したのではと疑い聴取する。マリコはアパートを聞き出し調べることになった。戸根貝が別居していたマンションを調べるとバスルームのコンセントがショートしており、バスタブの蛇口の側のヘリに溶けたように凹んだ箇所が一致した。被害者がこのバスタブに浸かっている最中に感電死したとしたら、足のかかとに電流斑ができる可能性が高くなるのだ。ここに自由に出入りできる人間だ。ここも事件と同時にすぐに調べたら発見は早かったのに。そんな頃、楠木は教授に推薦されて、決まり、教授部屋への引越しをしていた。基礎講座なら早いかな、臨床の場合は半年くらいかかることが多いのですが。戸根貝の意志を告げるのは自分しかいないとの判断から決心したという。マリコはそんな楠木に事件の相談をもちかけた。これが一番危ない。科捜研がやることではない。刑事がやることだ。
犯人はなぜ自殺を匂わせるために被害者の首に「ためらい痕」を残したのか?なぜこんな回りくどいことをしたのか?マリコ「頭の悪い人間だ」。犯人は頭が良くて、自殺も他殺も差がでない感電死を選んだ。被害者をよく知り、法医学の知識ももっている。犯人は楠木なのではと話すマリコだ。次の瞬間、びっくりだ、こんな展開は考えもしなかった、マリコの鎖骨下静脈(多分そんなに一発で入らない、逆流も確認しないといけないと考えるがホームページではこうなっていた)には筋弛緩剤の入った注射針が刺さっていた。だから大変なんだよ、ドラマとしては面白いかもしれないが、自発呼吸が止まって心臓が止まるまであと5分しかない。楠木は、事件の真相を語り始めた。意識はあるが、濃度が上がれば呼吸筋が動かなくなり、意識なくなり死ぬ。サクシンより、ミオブロック、マスキュラックスかな。麻酔科の先生、教えて。教授に推薦すると騙され、戸根貝と不倫関係を続けていた楠木は、今度はバレたら大学にいられなくなると脅されて、殺人を決意した。楠木は戸根貝のために教授の話を断っていたわけではなく、断っていたのは戸根貝だった。それどころか、戸根貝が特許を取った実験用の酵素も里香の発明であり、彼女はずっと陰で耐えてきたのだった。筋弛緩剤をうたれて身動きのできないマリコを屋上に連れて行った楠木はマリコを屋上の柵の外に座られせる。マリコの心臓が止まった瞬間、マリコの体は強い風に吹かれて屋上から落下することになる。本当に大変なんだから、刑事でも単独行動はしないのが原則なのに、マリコはいつも単独だ。
しかしその瞬間、駆けつけた土門がマリコを抱きとめ、検死医の持ってきた拮抗剤の注射で呼吸が戻り一命を取り留めた。何で拮抗剤を用意出来たのかな、アンプルは「○ンクレスト」 。最後に逃げる楠木の車を土門が立ちふさがり、拳銃まで構える。土門の取り調べが進む中、回復したマリコはふらつくながら「科学の先にあるのは名誉ではなく、真実だ、真実をねじ曲げた人に科学者である資格はない」と言い放つ。「科学を弄ぶ者はいつか科学に追い詰められる」というマリコの言葉に、楠木は愕然とする。元気に仕事に戻るマリコに、新しく事件の一報が入り、皆走り出す。おしまい。
土門の足で事件は解決する。マリコは科学の真実で解決したい。戦友だと答える。最後にマリコが暴走して、危険になる。ゲストの戸田恵子さんはさすがです。この配役では戸田さんが犯人はばれましたが、事件や検視は結構面白かった、筋弛緩剤の注射にはびっくりした、ドキドキさせすぎる。
科捜研の女★★ 8話  6月3日放送   7月2日アップ
独り暮らしの老人宅で火災が発生し、焼け跡から焼死体が発見される。死体はかなり無惨なようだが、マリコは冷静で一発で焼死ではない。絞殺だと見抜く。気管粘膜が煤などなく蒼白だった。当初は焼死と見られたが、検死の結果、首を絞められてから殺されたことが判明する。犯人は、田村を殺したあと放火したらしい。日野や乾とともに現場に向かったマリコは、そこで日野の旧知の敏腕消防士・鮫島(勝村政信)と顔を合わせる。
現場検証は消防と科捜研で協力して行う。鮫島は、炭化の進み具合が違うなど的確に判断して、ポリ容器に入った灯油を撒いて、タバコの火で発火させたと断定する。その時も鮫島は、火はプロメテウスから人が奪った者だと熱く語る。鮫島もバツ一で、別れた妻から「火事が好きなら炎と結婚しろ」と言われた。鮫島は雑誌にも載るほど有名で真面目な男だ。命がけで炎の中から何人も救命したのだ。だが、マリコはいつものように鮫島の見解に納得がいかない。そこでマリコは独自の調査を始める、山ほどの資料を持ち込んだ、マイペース過ぎるマリコは科捜研で四面楚歌だ。現場からは灯油が検出された。消防の調査結果で間違いないようだ。
一方、土門刑事は、度々火事の現場でその姿を見られている影山(近藤公園)という男を、老人殺害の犯人ではないかと疑い連行する。火事場写真に全て写っている。土門は臆病な愉快犯で殺人はできないと予測している。土門の所に鮫島は犯人逮捕のお礼に来た礼儀正しい。鮫島のホームパーティに科捜研メンバーが招待される。あり得ないでしょう。日野さん、若い時のエースの写真登場だ、カツラ付けると若いぞ。鮫島はマリコに再婚しないのは、仕事の満足感が邪魔するのだという。マリコは男と女では違うという。花を貰った。これがとんでもないことになる伏線です。
マリコは更に詳しい調査をするため、乾を連れて再度現場に出向いた。5cmおきにサンプルを集めて灯油の散布状況を調べる。ところが、その場に犬飼(山根誠示)という消防士が現れ、何をしているのかと詰問する。近所から怪しい人間が火災現場に入り込んでいると通報があったというのだ。マリコは、科捜研だと名乗るが、犬飼は不快さを隠そうとはしない。鮫島が来て、場を納めるが、消防の報告に自信を持っている。その日、科捜研所長の宮前が佐久間刑事部長に呼ばれる。マリコの行動について消防からクレームがきている。消防は、灯油を撒いての放火に間違いないのに、何を調べていると立腹している。宮前はマリコに注意するが、彼女は聞き入れない。マリコ「和のために真実を葬れ」というのかと反発する。そんな態度に、日野や光子、さらに乾までもがマリコを独善的だと非難し協力してくれない。一人で調べ続ける。
そんな中、マリコは発火原因が別にあったのではと思う。1回目の分析では出来なかったが、微量の炭酸ナトリウムが発見されたのだ。科捜研で、灯油のポリ容器と発火時点を詳細にプレゼンする。発火原因は他にあったのだ。犯人は特殊な材料を使ってニトログリセリンを作ったはずだ。ダイナマイトやニトログリセリンを使って爆発すると、微量の炭酸ナトリウムが発生するのだ。しかし、日野「大ベテランの鮫島が見逃すはずは無い」と誰も信じてはくれない。マリコは妄想まで入ったとまで言われる。その材料は何か、マリコはあらゆる可能性をさぐるが、見つからない。
影山は灯油を持っていたし、アリバイもあり土門は釈放せざるを得なかった、とマリコに報告だ。ある種の酸とグリセリンが必要だ、グリセリンは浣腸液で大量に買い込む。そんなにいらないよ。特殊な材料らしく、普通の酸では混ざらない不純物が検出された。そんな時、マリコはバッタリ会って、家まで歩く。その鮫島との会話から園芸用の肥料が目をとめる。早速全種類を購入する。人工的な化合物で不純物は検出されないない。美貴に声を掛けて、鮫島を調べて貰う。そんな時、マリコは火事を見つける、火事を告げると、影山がスタンガンを持って立ちはだかった。そこへ鮫島や、尾行していた刑事がやってきて、影山を逮捕する。やはり影山は愉快犯で、放火していた。
マリコは科捜研で、ある実験を見せたいと鮫島に声をかける。みんなの見守る中マリコが浣腸液と肥料の酸の入ったカプセルを針でさし混和するとが大きな炎をあげて発火した。本当に大きな炎です、びっくりです。その焼け跡は、火災現場にあったものと酷似している。身近にある無害の薬品でも反応を起こしてニトログリセリンができることが証明されたのだ。マリコはかなりの量の実験を繰り返したが、なかなか火災現場に残された化学物質と同じものには行き着かなかった。しかしただ一つだけ、鮫島からもらった鉢植えの肥料が一致したのだ。肥料は外国からの輸入された天然材料の肥料だった。鉢植えの肥料の超微量のを検出したのか、凄い。鮫島が犯人だ。でもなんで老人を殺したのだっかな。見落とした。炎の中でしか輝けないと鮫島は、人を救う瞬間の存在感を味わいたくてわざと弱者のいる家に放火し、その火の中から助け出していたのだった。おしまい。
鮫島をみてファイアボーイを思い出しました。勝村さんの消防士は格好良かったですが、写真みてきゃきゃー言うほどではないような。しかし身内が犯人というのは嫌なのです。でも現実にもニュースでそんな話があったようだ。ネタのニトログリセリンは自然発火して大きな炎を作るのかな。びっくりした。そして今回は殺人だったよね、この理由があまり必然がなかったような、犯行が分かってしまったので、殺したのでしょうね、推測です。
科捜研の女★★★★  7話

スーパーに勤務する伊勢本が射殺体で発見された。遺体には胸と腹に2発の銃撃痕があり、マリコ(沢口靖子)が鑑定し、腹への銃弾は被害者の死後撃ち込まれたと判明し怨恨と考える。科捜研での銃弾検査の結果、15年前に起きたパート勤務の主婦射殺事件と同一の拳銃が使われた。当時、犯人は、拳銃の密売人・吉沢(徳井優)が手配され、巡査だった土門(内藤剛志)が逮捕した。殺された久美子の夫・菅(渡辺裕之)は土門の友人で、土門の執念の逮捕だった。そして、冤罪で13年も服役した吉沢は出所したところだ。
15年前の事件資料の毛髪をDNA鑑定したマリこは吉沢の毛髪ではなく、伊勢本のものだと突き止める。当時はDNA鑑定が未熟で、鑑定が出来なかった。被害者遺族の友人の土門は捜査を外されるが、独自の捜査を始める。時効まで後二日。マリコと土門が訪ねると、菅はこの15年間、奥さんのことを片時も忘れず、銃に撃たれる夢を見るという。憎しみで生きてきた。そして結婚記念日の夜、忘れ物をとりに職場に戻った妻の忘れ物は何か気になると告げる。
独自に吉沢の足取りをたどる土門の前に、突然吉沢が現れ、気が付くと土門の腹部にはナイフが刺さっていた。同行していた後輩刑事が目を離した隙だった、すぐ駆けつけ吉沢を取り押さえる。土門は一命を取り留めた。吉沢を調べると、拳銃は持っておらず伊勢本の殺害も否認した。マリコは伊勢本の死体をもう一度検査し弾道の角度から、犯人は身長180センチ以上と推測していた。吉沢はそんなに長身ではない。徳井優さんの配役はこのためだったんですね。殺人現場のメモの筆跡鑑定を進める日野(斎藤暁)は2日徹夜した。うっすら髭づらは面白い。その中で犯人が落としたメモ、「PS ラーメンで」からPSは追伸ばかりでなく、検索するとパイプスペース?と ラーメン工法(柱と梁を一体にした構造です、何故か知っていた)で建築関係だ。展開は都合良すぎるが、犯人は分かりました、菅の家にあった製図用具を思い出したマリコは駆け出した。菅は家にいない、お墓参りしていた。そこにマリコは来る、危なすぎる。もしも犯人だったら銃をもっている。
出所した吉沢から、妻を殺した犯人が伊勢本であると聞かされた菅は、教えられた住所から彼の部屋を訪ねた。伊勢本から妻を撃った銃を見せられた菅は、銃の奪い合いの末、伊勢本を撃ったのだ。それを告白すると、最後の銃弾を自分のこめかみ向ける菅だが、駆けつけた寺原刑事に、すんでの所で押さえつけられ逮捕される。それでも死を望む菅に、マリコは奥さんの忘れ物がカキツバタ(公式HPではアヤメになっている)の花束だったことを告げる。銃口を再鑑定したところ、花粉が発見されたのだ。今度から奥さんを思い出す時は拳銃ではなくカキツバタの花を思い出すように、と告げるマリコに勝は泣き崩れた。マリコは科学は死んだ人間の残したものから気持ちを探している。土門とのコンビは相棒です。(公式HPを引用し一部改変した)
2時間ドラマを1時間で見事にまとめたと感動した。ちょっと凝縮するので、都合良い展開ばかりで、配役から犯人はすぐに分かった。渡辺さんは格好良かったです。でも徳井さんや斎藤さんの方が好きです。

アヤメとカキツバタとハナショウブ、今日昼から浜名湖花博で見てきました。区別わからない、検索しました。いづれもアヤメ科、アヤメ属だ。ショウブだけはショウブ属だ。調べても違いが分からない馬鹿者です。

外花被片でも区別されるらしい
アヤメ    3 個,広倒卵形舷部は円形,基部は爪状黄色と紫色の虎斑模様
カキツバタ  3 個,楕円形で垂れ,長さ5 〜 7センチ中央から爪部にかけて白から淡黄色の斑紋がある
キショウブ 3 個,広卵形先が垂れ,爪の部分には褐色の筋がある
ノハナショウブ 3 個で楕円形先が垂れ,基部は黄色

科捜研の女★★★ 6話  京都は自転車泥棒が多い、娘も6年で3回盗まれた
遺体の解剖に立ち会うため自転車で夜道を急ぐマリコ(沢口靖子)は、自転車が無灯火だと、交通課の村岡葉子巡査(菊池麻衣子)に止められてしまう。村岡巡査が放してくれず遅れそうになったマリコは、やむを得ず自転車をその場に置き、タクシーで医大に駆けつける。しかも鍵掛けないなんて伏線分かりすぎる。翌朝、マリコは自転車を取りに行くがなくなっていた。そんな中、パトカーが止まり土門刑事(内藤剛志)らが降りてくる。近くの雑居ビルで殺人事件が発生した。殺されたのは府議会議員で、犯行は前夜のことらしい。早速捜査に加わると現場に血痕が残っており、マリコが置いておいた自転車まで続き、その自転車で逃走したことが判明する。現場には細かな髪の毛が多数付着していた。自転車と髪の毛が都合良すぎる。調べで、被害者の古谷は業界紙の記者の箱崎から強請られていたことが判明する。土門刑事は箱崎をいたぶって問いつめるが。しかし箱崎は犯行を否認する、アリバイもあった。
科捜研のメンバーはマリコの指示で(あかしいな所長は山崎一さんなのに)マリコの自転車の足取りを調べる。そんな時、防犯カメラの映像に自転車で逃げる犯人が写っている、さらに血痕や自転車のタイヤ痕を追い続ける(困難な作業です)と、犯人が逃げた経路が判明した。しかしマリコの自転車はその方角とは真逆の方角で発見された。自転車は分解され指紋を調べると、マリコは疑問にぶつかった。村岡巡査の指紋が見当たらないのだ。無灯火運転でつかまった時、村岡巡査は確かに自転車にさわった。自転車の内側についていた髪の毛を比較検査したところ村岡巡査の髪の毛と一致する。寺原刑事の調べによると、村岡巡査は事件のあった日、ある美容院に立ち寄り、その翌日からその美容師は店を休んでいた。その上村岡巡査と古谷、そしてその美容師には出身地が同じという共通点があるという。犯人が自転車で村岡巡査の家へ向かい、巡査が自転車を捨てに行ったとしたら、犯人が逃げたルートの謎が解けるのだ。
村岡巡査のマンションに土門とマリコは向かう。村岡巡査はあの事件のあった日、たまたま行った美容院で10年ぶりに美容師になった飯島と再会した。飯島は子供の時溺れた村岡を助けてくれた恩人だ。思わず色々喋ってしまう。古谷が京都へでてきて府会議員になっていることも喋ったのだ。それで飯島は古谷の事務所を訪ねた。古谷のせいで父親が自殺に追い込まれた飯島は、謝るように言うのだが古谷にその気は無く、二人はもつれる。気が付くと古谷の胸にはナイフが突き刺さっていたのだ。自分が古谷の話をしたため、事件が起きてしまったのだと悔いた村岡巡査は、自首させようとはせず、彼をかばったのだ。
菊池麻衣子さんショートの髪は似合いません。別人に見えます。当然菊池さんならキャスト上、犯人かなと思ってしまいました。でもそれはなかった。しかし、何で飯島は村岡の部屋を知っていたのだろうか。喋りすぎたので住所まで告げたのだ。ドラマ上のご都合主義は目をつぶろう。だが警察官の犯罪はちょっと嫌だな。マリコの仕切りには驚いてしまう。斎藤暁さんは食べ過ぎです。深浦さんは笑い担当です。
科捜研の女★★★ 4話
宅地造成地から白骨化(5年以上必要)死体が発見された。死体の傍にビニール袋に入ったナイフとIC録音機が埋められていた。マリコ(沢口靖子)の調べで、死体の肋骨に刃こぼれしたナイフの一部が一致する。IC録音機は風や木のざわめきが入っているだけだ。歯形から死体の身元が割れた。5年前に失踪した「井上」だった。当時、金融業者殺害事件の重要参考人での失踪だった。衝撃的事実でナイフの複数の指紋を調べ、その一つが、一年前に殉職した府警捜査一課の木場警部(小林稔侍)と一致した。5年前、木場は金融業者殺人事件の捜査にあたっていた。井上殺害は木場警部が浮かぶ。
マリコは土門刑事(内藤剛志)から、当時、木場警部は若い女性と付き合っていたと聞かされる。だが木場に研究者として現場を指導して貰ったマリコは、木場を信じている。捜査資料から調査を始める。マリコの姿を見た定年前のアナログ鑑識の進藤(山本圭)は、反発していたがマリコに最新の技術で調べてくれと、木場から預かった5年前の事件の資料を渡す。マリコは土門と協力し事件を洗い直す。5年前の被害者の衣服に付着した紙片から、木場のメモの長山照子(川上麻衣子)に目が止まる。和紙のお土産屋の店員だ。彼女は店には勤めておらず、5年前にバーを開店した。開店資金はどうしたのだろうか疑問が湧く。土門が調べに行くと照子は男から暴力を受け貢ぎ別れられないDVの被害者だった。木場が付き合っていた女性が、女優、木村彩(渡辺典子)とわかり、マリコと土門は稽古場を訪れた。5年前、劇団は小さく演出家に暴力を振るわれる彩に声をかけ、助けたのが木場だ。
科捜研では、録音機の雑音部分を取り去る事に成功する。聞き覚えのある「大丈夫か、長山さん」という木場警部の声と男女の声があった。照子が現場にいた、と事情聴取に向かう土門だが、照子は殺された。死体をあらためたマリコは、首に2本の絞殺痕(薄があることを発見する。犯人は2本の違った材質の紐で首を絞めたか、あるいは2人の仕業によるものらしい。首にわずかな遺残物があり解析すると皮だった。川上さんは死体として名演技です。若いときのあのおっぱいはどうなっているのでしょうか。甘酸っぱい想い出です。土門は照子の男安西を連行して調べる。安西は首を絞めたことは自白するが、殺すつもりはない、便利な金づるだ。土門は照子のDVを中心に調べ直す。昔のDV相手にたどり着くと、照子は殺された金融業者の浅田とも関係した事が分かった。そして照子と木村彩が生活安全課で接点があった、一緒に飲みに行くようになったのだ。一方マリコは木村彩の演劇の効果音に興味を持って部下に調べさせた。見事一致した。IC録音機の雑音は演劇の効果音と一致した。木村彩に土門とマリコは聞き取りに行く。彩は舞台に立っていたのだ。都合良く今回の公演は5年前を同じ演目だ。桜吹雪の下で彩は演じていた。その紙を持って行く、特注品だったのだ。もう一つ物証がいる。遂にこの桜吹雪が、浅田の死体の上に残った紙片と分析結果が一致した。土門とマリコは公園前の彩に聞き取りに行く。バックからは革ひもも見つかる。
彩は犯行を認める。照子と一緒に飲みに行くようになり、照子はどん底だった。照子は復讐を一緒にしょうと誘った。公演が終わった時、照子は浅田殺害を実行すると携帯した。彩は木場に携帯するが留守だった。照子が包丁で襲おうとするが見つかり、浅田は照子を打ちのめしていた。駆けつけた彩は思わず浅田の後頭部を壺で殴る。警察へ行こうと彩は言うが、照子は「警察も弁護士も裁判官も男だ」という。バックの金を取っていく。しかし、浅田の所を出るところを井上に見られ、ゆすられた。計画をねって、井上に遺書を書いて金で海外へ行きなさいといった。井上に酒を飲ませ寝たところを二人で殺し山に埋めた。ナイフが木場が握ったものだった。今回の井上の白骨死体の発見でも照子は、木場に罪がなすられることにも動じないで、彩に照子は200万円をゆすってきた。二人は殺人で共犯だが、照子は駄目さから抜け出せないで同じく男に貢ぐばかりだ。彩は木場への恩義を忘れない、木場に罪がなすられることは許せないのだ。悲惨な結末となった。
木場「この職業に忠実に生きながら、心を大事にすることは難しい」とマリコに言い残した言葉を思い出したいる。最後に鑑識の進藤の定年が皆の祝福の中で見送られる。進藤は木場の迷宮箱を土門とマリコに捜査資料を渡して行く。それをマリコは大事に引き継ぐ。
渡辺典子さんは必ず各クールで2、3回はゲストで出ていますね。貴重な存在なのですね。2時間ドラマで、ネタはご都合主義な部分も多かったが、駄目な悲しい女の照子を川上さんが見事に演じました。進藤、木場とベテラン陣が頑張りました。一方新聞記事でイケメン刑事に注目した。深浦さんが熱を上げるのも分かる、視聴率対策ですね。杉内(半田健)、寺原(溝呂木健)、乾健児(泉政行)の3人組です。
科捜研の女★★★★  3話 殺しのスーツ ねじれた死亡時刻の謎
郊外の山林で、男性の死体が発見され、首を絞められた跡があった。土に半分埋められた死体はリアルです。マリコ(沢口靖子)は被害者の背広のポケットの中から、黒いプラスティックのような破片を見つける。死後16時間(腐敗していないので直腸温や死後硬直で決めた)経っている、しかし手や顔がふやけている。雨のためと考えられた。マリコは首の青い色素に注目し「私にこの皮膚ください」。冷静に言われると怖い。黒い破片は珍しい貝殻で、ボタンなどに加工されると判明する。土門刑事(内藤剛志)らがボタンを扱う店を調べ、被害者はテーラーのオーナー・貫井(大林丈史)だと分かる。
店の仕立職人・石津(秋野太作)の話で、貫井は一週間ほど前から店に顔を出していない。自宅にも帰らず、貫井の妻から「夫が帰らずどこか知らないか」と電話があったという。19日の夜と聞いて石津は驚く。石津は顧客リストを差し出し、アリバイも聞かれる。その日は特別にひどく酒場で酔い、20時から朝まで飲んだ。妻が来て死体を確認する。妻は19日のアリバイは覚えていない。しかも高額の生命保険に入っていることが分かった。しかし男と一緒のアリバイがあった。次は首の皮膚の解析です。所長(山崎一)は塗料の鑑定に入る。メチレンブルーと墨のインク(契約書、借用者、定規のインクだ)だと土門に告げるが、何の手だてにもならないという。顧客リストの佐久間署長(田中健)に聞く。石津はいい職人だ。10年前のスーツはいいが、2年前のスーツはクリニングで糸がほつれた。これは手がかりですね。
土門は背広を作るので妹の捜査官の美貴(加藤貴子)に20万円貸してくれという。妹は離婚して独り者の土門とマリコとの間柄を疑うが嬉しい。仕立てには用語があるのですね。生地までドイツのサキソニーで、何のことか分からない。そこにマリコがきて妻だという。採寸の青いインクの巻き尺に興味を持つ。土門は死亡推定時間が気に入らない。露出した部分が高音多湿におくと、20日に死亡した可能性も出てくる。もう一度二人して仕立て屋に行く、マリコは証拠さがしだ。オーナーの教えは「オーダーメイドはお客と一緒に作ること」。マリコは探しているところを石津に見つかる。貝ボタンを見つけた。ここで殺されたのでは、と詰め寄る。そしてスチームアイロンのスイッチを入れる。これをみてマリコは謎が解けた。背広が出来たので取りにくるが、同時に家宅捜査状を持ってきた。40年の誇りの巻き尺を鑑定する。インクの指紋(不純物の割合もインク毎に違う)は完全に一致する。アリバイも崩れた。電気と水道の使用記録だ。スチームアイロンで捜査を攪乱したのか。違う、殺した後は商店街の寄り合いがあり、知人に無理矢理引き連れられ、消し忘れたのだ。偶然そんな環境が出来たのだ。オーナーは突然に解雇した、そしてテーラーは辞めるので最後に背広を作らせた。その時、石津は思わず殺した。土門は11年前の部長の背広を持ってきた。石津は緑内障で、もういい背広を作れないことをオーナーは見抜いて、断腸の思いで仕事を辞めさせた。マリコ「何故巻き尺を処分しないか」。石津「捨てられません、自分の誇りです」。マリコ「誇りを人殺しにした時点で、テーラーではなくなった」。
いいですね、秋野さんの演技、ストリー。殺人トリックはありふれているが、細部に人情があふれている。珠玉の一編だ。マリコと土門の最強コンビ誕生か、相棒だよ。同じテレ朝だ。笑。それにしても職人も自分の引き際を知るべきだという話には、悲しさを感じた。
科捜研の女★★★  2話 ケーキの爆発
ベテラン菓子職人の遠山喜和子(丘みつ子)の店の厨房で爆発が起こった。新進人気パティシエールの澤木美沙(林美穂)が死亡、喜和子も病院に運ばれた。事故か、それとも爆破殺人か。
喜和子は軽傷だったため、榊マリコ(沢口靖子)と土門刑事(内藤剛志)は事情を病院で聞く。喜和子によると、美沙は洋菓子の世界では最高の受賞が決まって、授賞式を楽しみにしていた。この日は喜和子のバースデーパーティがあり、美沙が新作ケーキを焼くことになっていた。オーブンが爆発したのは、美沙がケーキを焼こうとした時だ。喜和子は入口付近で軽傷で済んだ。美沙の解剖結果から、爆発は1回なのに、致命傷がなく衝撃は数箇所だ。何度も爆発が起きたことになる。マリコは炭塵爆発という炭鉱で起きる爆発事故にそっくりだと突き止める。マリコは再び厨房をおとずれ、床の汚れを採取した。土門刑事も厨房にくる。爆発現場の壁の長方形の跡は喜和子の賞の額の置き場所だ。爆発の日に場所を移された額を見て喜和子が厨房の爆発を知っていたと推理した。
科捜研で、現場に焼け残った紙から「パウダーシュガー」の文字を発見し、床の汚れも、砂糖だった。マリコは美沙の作るケーキが砂糖を使わないケーキであるを知る。
マリコは、喜和子が軽傷だったのに疑問をもち、粉塵爆発の実験を申し出る。喜和子の証言どうりに砂糖を落としてしても爆発は起こらない。しかし、直接砂糖をオーブンに投げ込むと大爆発が起こり、喜和子が立った場所の人形の破損は激しく出入り口でも死亡することがわかった。現場から豚の粘膜もみつかり、オーブンに腸詰めの砂糖を入れて、美沙がオーブンのスイッチを切って確認のため扉を開いたときに爆発したのだ
マリコと土門は、マリコの焼いたケーキを持って喜和子を訪ねる。試食した喜和子は電子レンジを使ったケーキ(中が良く焼けて外はしっとり)だが、素人では美味しいとレシピを気にする。そのレシピは美沙のものだ。美沙の本を出版する評論家の早乙女(おすぎの物まね風です)が保存した、美沙の新作の試食用ケーキの分析から、レシピを割り出し再現した。そのケーキは一切砂糖を使わずに電子レンジで焼いたものだった。美沙は世界的コンクールの授賞式の場で、喜和子を批判する挨拶文を読もうとしていた。喜和子のケーキは砂糖ばかり使う古いケーキだと彼女の懸命に打ち込んできた人生を否定する美沙に嫉妬した喜和子は、砂糖(ここがミソ)で美沙を殺そうと決意した。しかし喜和子は美沙のケーキの味を認め、土門に連行される。
鑑識班もそうだが、淡々と分析するマリコにびっくり。再現実験は凄い。防火服の斎藤暁さんが中で砂糖袋を落とす時はドキドキした。オーブンに砂糖袋をいれて爆発したときは迫力あった。こんなに砂糖は燃える物です。ファイアボーイでも良いネタでした。本当なら日常でも注意が必要です。でもレンジのケーキはおいしいのかな。

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