愛し君へ   位     プラウザの 戻る← で戻ってください 

月曜日 21:00〜21:54        フジテレビ系           原作:さだまさし『解夏』       
脚本:坂元裕二            演出:水田成英、林徹     企画プロデュース:大多亮
プロデューサー:矢吹東、関谷正征、杉尾敦弘            主題歌:森山直太朗「生きとし生ける物へ」
友川四季(26)...菅野美穂      安曇俊介(31)...藤木直人    浅倉亜衣(26)...伊東美咲      
折原新吾(26)...玉木宏       友川満雄(17)...森山未來    高泉諒子...黒谷友香
     
真壁敦生...入江雅人        西谷陽平...はなわ        安曇良枝(62)...八千草薫    
友川鉄雄(55)...泉谷しげる     降谷圭輔(44)...時任三郎    高泉晴臣...西岡徳馬
浅倉佳奈...松尾瑠璃        小児患者・翔子...菅野莉央  他
愛し君へ★★   11話最終    6月28日 リアルで見て書いた、不正確部分多い
四季は緊急で手術、胎児は危険だ。鉄雄と満雄が駆けつけるが、妊娠を聞いてびっくりだ。子供は流産したようだ。ステロイドを男性が飲んでも、それほど影響はないと思うが、医師は生まれても元気か分かりませんと告げる。ベッドで目覚め、鉄雄に会った四季は夢を見ていたという。「赤ちゃんは?」と聞くと、鉄雄は首を横に振る。流産したようだ。集合写真を撮った、皆がいて、おかあさんもいて、私の腕の中に赤ちゃんがいて、俊介も病気が治っている。みな笑っている、幸せだった。降谷も聞いていた。それより四季は医者なら、自分の避妊は責任もてやってくれ。怒る奴はいないのか。タイトル。
友川家、食事だ。四季は退院して元気だ。四季は皆に小言だ。職場では過労で倒れたことになっている。四季は休職を取り下げ、選択研修で残りたいという。降谷は言いたげだが言葉をのんだ。俊介は長崎で病院へも行っていない。俊介「死んだ方があとくされない」。母「利也の前で言えると、四季がいないと投げやりになる」。四季は鉄雄に謝っている。鉄雄「心配していない、我慢している、でも長崎に飛んでいって、連れてきて辛かったことを知らせたい」。四季「幸せになるよ、彼の最後に見せたいもの見つからなかった」。病院へ諒子がやって来た。CM。
諒子「ごめんなさい」。四季「おめでとう、結婚」。諒子「彼がそういったの、謝っておきたかった、嘘よ、彼あなたに嘘をついたのよ、私たち結婚しない、彼は長崎に帰った、好きだからさよならするんだ、立ち直っていない、今も不安なのよ」と意を決して言う。諒子言うなよ、貯めろよ。四季は家で皆に「私、長崎へ行く、同情かも知れない、彼が病気だから好きになった、楽しかったの、ただ彼と一緒の時間が楽しかった、これからも彼と一緒なら楽しい、好きだからさよならでなく笑顔でいたい」。そして長崎へ行く。仕事辞めたのか。降谷は大変だ。多分女医さんだから諦めているかも知れないが、笑。長崎の家へ、母良枝のところへ花を買ってやってくる。CM。
良枝に聞く「目はいい、毎日病院へいっている、結婚式も近く、忙しい、あわんほうがよか、辛くあたる」。四季「会いたい、会わせて下さい」。俊介が海にいると、海での回想シーン。四季がくる。四季「何してる」。俊介「釣りです、君は」。四季「釣りです」。俊介「髪型変えた」。四季「失恋したので、新しい人は見つかりません」。俊介「今度はまともな男を見つけなさい、何しに来た、いいたいことある」。四季「調子どうですか」。俊介「君には関係ないことだ」。「長崎を一緒に見ませんか」「諒子がもうすぐ来る、今が一番落ち着いている」「明日私に時間を下さい、そばに居させて下さい」「諒子が来たとき君がいると困る、いたい理由があるのか」。「小児科医を目指す、一人でもたくさんの子供を元気にしたい」「良かった頑張れ」「安曇さんも、そうですね、じゃあ」。はっきり言わないのか、切り札は一切使わないのか。四季は去っていく。後ろ姿を見つめる俊介だ。四季は涙を溜めている。回想シーン。CM。
俊介は家に帰る。良枝はご飯を用意していた。良枝「あんたの嘘に気づいていたのでは」。四季は電話する。「ごめん駄目だった、私じゃ駄目だった」。鉄雄も満雄「ねえちゃんには俺たちが付いている」。亜衣も佳奈も新吾も電話口で応援だ。良枝と俊介が食事していると、何と降谷まで来た。病院はどうなったんだ。子供達が四季の事を心配して、激励の、降り谷「四季は子供の時から知っているが、今は上司と部下です、プライベートを語ることは良くないかも知れないが、黙っていられない」。俊介「彼女に何かあったのですか」。降谷「安曇さんにそばに居て欲しかっただけかもしれません」。俊介も理解した「今日会いました、自分のことは言わずに、それなのに僕は」。降谷「時間は元に戻らない、でも涙は笑顔で消せる、安曇さんは大事な者を見つけた、彼女には安曇さん一人だけです」。CM。
家で俊介は降り谷が追ってきた子供達の寄せ書きを見ている、回想シーンだ。四季とのツーショットには赤い相合傘だ。俊介は涙だ。俊介は走る、目は見えるのか夜は危険だと思うが、走るのは恋愛ドラマでは必須のシーンだ。四季はホテルから出かけた。携帯は知らないのか。ほら、目が発作だ。それでも走る。音楽が流れる。市電の駅で、見つけた、四季と呼びかけるが、発作で倒れてしまう。そこへ四季が走ってくる。どういうわけか橋の真ん中で会うのだ、抱きしめる。俊介「四季、僕は君に辛い思いを」。四季「見つかった、あなたに最後に見せたいもの見つけた、明日です、明日です」。何だそりゃ。こんなオチか。俊介「僕と君の明日」。四季「はい」。手を握る二人だ。病院で診察を受ける、医師はこちらでも注射をつづけましようと言う。長崎で全員集合だ。鉄雄が泣く方にかけるのは全員だ。もう結婚式か、これまで長かったが、ここは早い、笑。教会に入り、鉄雄は控え室の四季のウエディング姿を見る。四季「どうかな」。鉄雄「目の前に座り、妻の写真を出して「四季が花嫁だ、嫁に行くんだ、四季綺麗だ、本当に綺麗なお嫁さんだ、良かったよ」。ここだけは感動して、涙です。四季「とおさん、かあさん、ありがとう」。鉄雄「ありがとうは、こっちのほうだ」。教会でバージンロードを鉄雄は四季と一緒に歩く。結婚指輪だ。夜、祝いの席鉄雄は泥酔して「お前が最後の女」と騒いでいる。鉄雄は降谷に「有り難う、四季は幸せになった」とビールを注ぐ。亜衣と新吾は外でバスケだ、新吾「今度は亜衣が幸せになる番だ」。ガラスの指輪みたい置物を互いに揃えて4個だ。笑。一つは佳奈に取っておく、ラブラブだね。四季と俊介、「四季、もうすぐだと思う」。四季「はい」。鉄雄の家では、良枝から手紙が来る。「結婚式を見ながら考えました、俊介が病気にならなければ、写真と病院で別の人生を幸せを手にしていた、病気という経験を通して、二人は同じ道を歩むことになりました、私は夫と次男を失って自分の人生を怨んだことがあった、でも二人の結婚式を見ながら、どんな人生にも行き止まりはなく前に続いている、前へ進めば必ず道は開けるのだと、四季と俊介の笑顔が証明している、私は幸せな人生を送って来たのだと思います」。これがこのドラマのテーマですね。納得です。俊介は目が見えないのか、四季が寄り添い一緒に歩いている。四季の姿が白くなる。最後に四季と俊介と子供の写真で、おしまい。かみさんは泣いている。二人はどうして生活しているのだろうか。どうでもいいけど気がかりだ。
かみさん、一言、何でこんな変な男が好きなの。何て女だ、ぶちこわしだよ。そのくせ泣いている。自分は同じ年齢の鉄雄に気持ちが入って、鉄雄のセリフで泣けたよ。主人公の愛では泣けなかった。でも好きな二人が結ばれて良かった。ここまで長かったな。
愛し君へ★★★★  10話  「衝撃」   6月21日放送
俊介「君といても、明日は見えなかった、有り難う」。四季「でも前向きに」。俊介「君のために我慢していた、もう楽になりたい」。鉄雄に良枝が挨拶にきて謝る、鉄雄は「あいつが何もいっていないので」、心配になる。四季が泊まり込みの準備に帰ってくる。鉄雄「安曇さんのおかあさんが来て、おっちょこちょいだな、別のお嬢さんと結婚するという」。四季「元々婚約していたお嬢さんが結婚したい、俊介も結婚する」と言った。鉄雄「そんなこと許されない」と怒る。俊介と諒子がウェデングドレスを選んでいると、俊介に携帯する。そして亜衣と新吾が俊介と会う。川縁の公園だ。亜衣が確認すると、俊介「結婚する、相手は友川さんではない」。新吾は怒り殴る。亜衣「男と女で心変わりがある、でも私が苦やしいのは四季があなたのすることを許してしまうことだ、四季は本当にあなたが」。小児科病棟で史也君は故郷の病院へ変わる予定だ。史也は彩奈が好きだ、でも告白しないと四季に言う。そして四季先生は安曇さんが好きなのかと聞く、四季は好きと答える。俊介の所に小児病棟の写真集が出来上がってきた。友川家の夕食だ、亜衣と新吾は安曇さんと会ったが、あんな奴とは別れろという、満雄は怒る。鉄雄「お前はそんなものか、相手が結婚するからで消えるのか、俺はあいつを信じた、賞味期限はない」という。鉄雄らしいな。タイトル、14分。
俊介の部屋で良枝は四季への手紙をどう書けばいいか迷っている。携帯が鳴り、四季が会いたいという。20時、良枝の書きかけの手紙には「あなたを本当の娘のように思っていました・・」とある。鉄雄はお守りを渡す。しかし俊介がでかけるところに諒子がくる。車の中で「長崎、分かっていた、あなたが私に気持ちがないことを、友川さんと付き合うの、好きなの」。俊介「好きになっちゃいけないんだ」。四季の所に俊介は遅れて来るが、0時回っている、2時間待っていたのか。四季が携帯し留守電をいれる、すぐ傍まで来た俊介は後ろ姿の四季を見ながら、留守電を聞く、「子供達が安曇さんに見て貰いたい物がある、月曜日に病院に来て下さい」。CM。
俊介が病院に行くと、子供達が練習した歌を聴かせてくれる。史也は重症室にいる、降谷「子供達は安曇の病気を知っている、みんなで写真のお兄ちゃんを励ましたい」と、今日の趣旨を説明する。おじさんの大好きな菅野莉央ちゃんも久しぶりです。髪が伸びたかな。背の高い子は「電池」の黒川智花と似ている。本当に「電池」に似ているが、泣けました。四季「みんな頑張りました、史也も練習していました、また遊びに来て下さい、もう大丈夫です、今でも好きです、それでいい、あなたを好きいられて、あなたの幸せを心から祈れます、あなたと知り合えて出会えて良かった」と後ろ姿のまま語る。俊介「四季元気で」。振り返る四季「安曇さんも」。CM。
友川家で鉄雄は出かける。四季は病院に残ることにした。しっかり別れたのか。満雄は亜衣と新吾のカップルを冷やかし、四季は初めて知る。鉄雄は俊介の部屋にいった。鉄雄「どういうことですかね」。俊介「準備があり一旦長崎に帰ります」。良枝は席を外して貰う。鉄雄「言い訳はききたくない、困ったコトしてくれた、娘の気持ちもてあそんで、四季には内緒にしてくれ」。てっきり殴りかかるのかと思った。しかし鉄雄は土下座して「何とかならないか、四季はあんたに惚れている、考え直してくれないか、四季じゃ駄目か、金持ちのお嬢さんじゃなきゃ駄目なのか、貯金も少ないがある、金は何とかする、酒もやめる、必死で働く、頼む、あいつを貰ってくれ」懇願する。感動だ、泣けたよ。「そうか、みっともないところ見せた、忘れてくれ」。良枝も悲しげに聞いていたが口出しできない。降谷から携帯があり、史也と変わるという、「一緒に歌えなくてごめん、四季先生がおにいちゃんが好きなんだ、お兄ちゃんは好き?」。俊介「好きだ」。史也「両思いだ、すげぇな、俺は片思いだ、告白しない、僕が好きだと言った、僕がいなくなった後で、困る、分かる」。俊介「好きだから言えないんだよな、好きだからさよならするだよな」。傍で降谷が聞いている。病棟で四季は俊介からの宅配に気づく。中は写真集だ。一人一人に添え書きしてあった。これも涙だった。何で東京タワーですか、四季にも添え書きが「君の笑顔が好きです、今日まで頑張ってこられたのは、君の笑顔のおかげです、僕も君に出会えて良かった」、森山さんの歌、回想シーン、涙です。朝、史也は転院する、降谷「彼は生き続ける、皆の心の中で生き続ける」。救急カートを運ぶ四季は腹痛で倒れる。ストレチャーで運ばれる、女医が診察して「彼女、妊娠しているわ」と降谷に告げる。なんだとー。鉄雄でなくても怒るぞ。おしまい。予告編で四季は死ぬよなセリフ言っていたぞ、原作読んでいないのでわからないけど。これはハッピーじゃないのか?
泣けました、最初の俊介の心変わりにオレンジと同じかよ、とツッコミました。俊介は一時二人の女を騙している、許せないぞ。怒り。しかし、自分の年齢になると鉄雄の土下座の訴えと心情に涙しました。小児病棟の合唱も定番過ぎますが泣けました。最後だけは「えー」でした、四季が妊娠して重症だ、このエピソードはいるのかな。
愛し君へ★★★  9話  6月14日放送
四季は、子供達と歌を歌うが、事務局から選択研修の希望書の提出を迫られる。病院を訪ねた浅倉亜衣は、小児科医になると俊介のサポートが出来なくなると指摘する。一方、患者の子供たちは、四季が病棟を離れてしまうことを心配していた。前の研修医の先生も来なくなっていた。濃厚な治療関係を持つことができなくなる。看護師(相武さん)は子供の不安を告げる。そんな時、四季は病院で俊介の母、良枝の姿を見つける。呼びかける四季に、振り向いた良枝の表情は淋しげだった。良枝は東京に着いたその足で俊介が通う眼科を訪れ、医師から俊介の病状を聞いた。良枝「かなり悪かぃねぇ、服も似合うとねぇ、小児科は大変とぅ、四季さんにはお世話に成り放しだ、無理せんでよかとぅ」。四季「私の母は急性の脳出血で亡くなった、だから脳外科医になるつもりでした、でも、今は小児科医になりたいと思っています」と告げる。良枝は「俊介も子供が好きだ、あなたが小児科医になったら喜ぶ、私は俊介を長崎に連れて帰ろうと思う」と語った。
その頃、俊介のマンションには高泉諒子がいた。と、インターフォンが鳴る。玄関にいたのは諒子の父、晴臣だった。晴臣は、諒子の気持ちが本物であることを話し、自分も俊介を家族として迎え入れたいと告げる。金銭面の面倒まで見ると言う晴臣だが、俊介は気持ちだけ頂くと言って、申し出を断った。
一方、良枝は俊介のマンションを訪れた。突然の上京に驚く俊介に、良枝は病院で医師から聞いたことを言いかけ、思い直したように四季のことに話を変えた。良枝「俊介に長崎に戻らんと聞く、家族を頼りにしても良いが、四季には面倒をかけてはいけない」と言う。電話が鳴った。長崎に住む叔母は「良枝が病院で先生に聞いたと、私の目をあげたら、あの子の目治りませんか、とまで言った、長崎に帰れないのか」と俊介に問う。
夕食の友川家では、四季が鉄雄に気を使う。四季は、鉄雄が倒れたこと、俊介のことで心配していた。満雄「四季と俊介が別れたら親父のせいだ」と言われた鉄雄は、出て行く。家を出た鉄雄は、病院に降谷圭輔を訪ねていた。圭輔は、小児病棟に案内する。圭輔は「四季が病院は辛い場所ですか、ここにも笑顔があるんじゃないですか、入院している子供たちを不幸ではなく、ひとりひとりの人間として接しており、俊介に対しても同じではないか、四季が俊介を思う時は、一番に来るのが病気のことではなく、何か別の何でもないことではないか、そんな四季を尊敬している」と鉄雄に語る。タイトル。
新吾と亜衣は二人だが、亜衣の思いは伝わらない。亜衣はキスする強行手段だ。翌日、四季の病院に諒子が来て、四季にこれまで俊介の面倒を見てくれた礼を言い、これからは自分が支えていくと宣言する。諒子は強烈な悪役キャラを演じることを宣言したのですね。諒子は、俊介は四季に気を使っているが、どちらの道を選べば幸せになれるかは分かっているみたいだと言う。嫌な女になっても俊介のために何でもすると語る諒子に、四季は返す言葉がなかった。四季が病棟に戻ると、子供たちの撮影をしている俊介がいた。俊介は、見せたいものがあると言って、就業後の四季を、倉庫へと誘った。倉庫の四方の壁には、俊介が撮影した小児病棟の子供たちの写真が飾られている。入院しながらも活き活きとした表情を見せている子供たちの姿に四季が感動していると、俊介はもう少しで形になるのでアルバムを作ると言う。病院の近くで写真展も開きたいと続ける俊介に、四季は長崎での写真展も薦める。帰り道、俊介は最後に見たいものは何かを考えていると四季に話す。四季は、自分も俊介に何を見せてあげたいかを考えてみると答えた。その頃、良枝が1人で俊介のマンションにいると、鉄雄が来た。CM。
初対面でぎこちない鉄雄に、良枝は俊介が迷惑をかけたと詫びる。さらに、良枝は「長崎に連れて帰り、四季にも会うことのないように説得する」と話した。鉄雄は「結婚には反対したが、もし、四季が俊介を放り出したら殴っていた」と言う。鉄雄は自分が矛盾しているのだと詫び、酒を出した。良枝は俊介の子供の時の写真を持っていた。鉄雄も四季の子供の写真を持っていた。鉄雄「親は子供に何してやればいいのでしょう」。良枝「むずかしかぁ」。そこに、四季と俊介が帰った。四季とマンションを辞する鉄雄は、俊介に握手を求めた。ふたりを見送る良枝は、あの人たちを悲しませてはいけないと俊介に語りかけた。帰り道、鉄雄は「決めたんだろう」。四季は「お父さんの思う幸せにはなれないが、色々な形があって、私には嘘を付かずに生きていくことだ」。鉄雄「それで医者をやめることになってもか」。四季「はい」。鉄雄「いいじゃないか、お前の名前付けるとき、米は春に植え、夏に育ち、秋に収穫して、冬に土を休ませる、四季があって実るのだ、人間も同じだ、急がずゆくっり実ることができる、お前も俺のもとを離れ実る季節が来た、好きに生きろ、絶対に幸せになれ、親になり子供をつくり親になっていく、お前の子供達も好きな人が出来旅立っていく、その頃俺は生きていないだろうが、それがお前の人生の収穫の季節だ、せいせいした、お前が育ってくれて」と泣かせる。四季は大泣きだ。うまいぞ鉄雄、泉谷さん。CM。
そんな日、入院中の川根史也(桑原成吾)の容態が悪化する。転室を指示するが、ここに居たい、合唱の練習をしたいと言う。両親も「したいようにさせてくれ」と希望する。四季は、圭輔に史也の担当に戻して欲しいと願い出る。そして、研修が終わったら病院を辞めるとも伝えた。その思いを酌んだ圭輔は、四季の申し出を認める。四季「いつかここで子供達の笑顔見たいと思います」と話す。その夜、鉄雄は満雄や亜衣、新吾の前で四季が病院を辞め、俊介を支えていくと発表する。友川家に集う面々は四季を応援していくことでまとまった。新吾は鉄雄からしかっりしろと喝だ。四季は史也のために病院へ戻る。俊介と良枝は四季への思いと、長崎の花を話す。
日曜日に、亜衣は佳奈を連れて新吾とデートだ。鉄雄は逆ナンに怒っている、笑。佳奈に行きたい場所を聞くと、四季の病院だと言う。俊介のための合唱の練習に加わりたいのだ。亜衣と新吾は佳奈を連れて病院へ。レクリエーション室で、「さくら」の歌の練習をしていると史也が倒れた。史也は、モルヒネを打ち酸素マスクだ。倒れるまで俊介のために歌いたかったのだ。圭輔は「史也にもう何も出来ないかも知れない、しかし、生きてきて良かったと思わせたい」と四季に告げる。史也のことで心を乱す四季は、俊介に助けを求めようとするが電話が通じない。マンションまで行くと、出てきたのは諒子だった、そして、話があるわねと帰ってしまう。部屋に入った四季に、俊介は諒子と結婚すると言い出す。そして、今までの礼を述べる俊介に四季は「ありがとうがさよならの言葉だった」と立ち尽くす。
今週は鉄雄の泉谷さんの回でしたね、泣かしてくれました。自分は子供の写真は持ち歩いていないが、子供に巣立って欲しい、幸せになって欲しいものです。そして亜衣と新吾も上手く言って欲しいですね。ここまではとても良かった。ドラマだから仕方ないけど、四季の医師という仕事と、愛の選択には疑問があるし、医師になるという気持ちを丁寧に描いてきたのにぶちこわしの気がするが、今はこんな時代なのだろうね。自分は何の思いこみもなく、あらゆる人間を徹底的に知りたいという個人的な願望で医師になって、いい加減な志のためか今も続けている。四季も大変だったから医師を続けて欲しいが。俊介の気持ちの変化も納得できないな。ドラマだから終盤前に必ず「転」というか「落とし」があるのは仕方ないけど、中途半端だな。それならドラマ見るなといわれそうだけど・・・。
愛しき君へ★★★  8話 6月7日放送 リアルでみた、間違いが多いがご容赦
亜衣が病院にきた、鉄雄も来た。降谷にベーチェット病について聞く。俊介は病棟で子供の写真撮っている。俊介はクライアントからゆっくりした日程の仕事のオファーがあった。感謝している。充実した時を過ごしている。その姿を鉄雄は見ている。俊介と鉄雄が飲みに行く。俊介「僕はもうすぐ失明するかもしれません、絶望して長崎に帰る僕を四季さんは勇気づけてくれました、今は自分のために彼女のためにその日まで頑張るつもりです、報告が遅れて済みません、彼女のことは大事に想っています」。鉄雄はやって来た降谷に食ってかかる、「何で黙っていた、何で娘を預けたんだ、ろくでもない奴なら、迷わずぶっ飛ばした、四季は真剣だから、俺が止めるしかない、絶対止めてやる」。四季は近づいた父の日のプレゼントを買った。それも渡せそうもない。父は忙しそうにしている。飯を作る、お母さんのノートをみて、全部作ると言う。卓袱台には母の味のご馳走が一杯並んでいる。鉄雄は「おかあちゃんがいなくて淋しい思いをさせた、俊介と結婚の約束をしたか?申し込まれたらどうする」と聞く。四季は「結婚します」と答える。鉄雄は「反対だ、医者として患者を助けるのと結婚は違う、同情しているだけだ、駄目だ、俺が駄目なものは駄目だ」。満雄「ねえちゃんと俊介は、そんな事を乗り越えている、あの人はいい人だ、見損なったよ」。父子の殴り合いの喧嘩だ。鉄雄「そうなったら、かあちゃんに顔向けできないんだ」。タイトル。
俊介は毎日目に注射することが必要になった。文也が病棟に帰ってきた。親は泣いている。あと1ヶ月だ。降谷は、担当を四季から外す。四季が質問すると降谷「俊介は失明寸前だ、失明したら、君は医者を辞めないといけないかも知れない」。四季も受け入れて考える時間が必要だと感じた。そこまで言ってしまうか。俊介も発作が多くなって、目のことは心配している。毎日をやっていくだけだ、と悟りきっている。部屋に帰った俊介を待っていたのは諒子だった、「久しぶり」。CM。
俊介は諒子のアクセサリーを言い当てる。俊介は結婚の報告だと言うと、諒子「そうよ、長崎生まれのカメラマンよ」。嫌がらせかと思ったが、これは俊介のことだ。諒子「あなたと別れたことを後悔している、別れてからの方が、あたなを気にしている」。俊介「僕は一人じゃない」と答える。諒子「あの子に何が出来るの、金はあるの、家族はいるの、父の援助で、24時間あなたの世話するわ」。俊介「有り難う」。これでは俊介は嫌だよね。ただ生きているだけだ。もっとも本当にこんな生活している人もいた。それは、貴族です。俊介の仕事の依頼も諒子の父が手を回した仕事だった。新吾と四季は逢って、こちらも話している、新吾「大きな医学書を抱えて勉強して医者になった、医者を捨てられるのか、医者と俊介の世話と両立出来るのか」、話して悩んでいる。鉄雄もめまいか身体の異常を感じる。CM。
亜衣の娘カナは退院する、新吾も迎えに来る。亜衣「昔、反対してくれた、好きの反対は嫌いではなく、無関心だ、今は無関心だ、少しは私を見て」。プチ告白だ。新吾、四季は見込みないぞ、亜衣は子持ちだけど、金もなさそうだけど、身体はいいぞ(不適切な発言です、ごめん)。病棟では皆が俊介に歌のプレゼントだ、まだ音痴だ。子供達はお兄ちゃんが見えなくなっても喜んでくれるくれるか? と聞いた。四季はピアノを弾き、♪ぼくらは待っている、また会える日を・・・♪ 俊介は撮影しているが、発作が起こる。亜衣と新吾とカナが帰ると、鉄雄は元気がなかった。降谷「研修医の時、若い女性が死んだ、自分は未熟を恥じて医者をやめよとしたが、その夫が、やめるならやめろ、ただ、この子が大きくなるまで (中略)」。子供の四季「おかあさんが天国にいくよ」。鉄雄「おかあさんは天国にはいかない、お前の中にいる」。降谷「それが君のおとうさんだ、人生が2度あれば、1つは愛する人のために、1つは自分のために、しかし人生は1つしかない、鉄雄はあとで彼のために生きて後悔して欲しくないのだ、そして君のおかあさんの事をあやまる、申し訳ない、君のおとうさんが今の君だけでなく、未来の君も幸せになってもらいたいのだ」。家では鉄雄が倒れた。俊介も3時間以上目が見えない、四季からの携帯は切れてしまう。四季が家に帰ると、熱を出して寝ていた。譫言を言っている。米びつには、四季の子供時代の絵や作文があった。小学校の作文が読まれる。「四季が大きくなっておとうさんが持ち上げられなくなることは、かなしい? と聞きました、そんなことはない、嬉しいと答えた、私は早く大きくなってお父さんを幸せにしたい、おとうさんが大好きだから」。鉄雄の枕元で「おとうさんごめんなさい」と泣く。俊介の部屋のチャイムがなり、出る、「四季」というが、諒子だった。諒子は俊介を抱きしめる。エンディング。
泉谷さんが大活躍ですね。今回の主役です。同じ年齢としては、娘の成長を喜びたいが、幸せになって欲しい。今回は諒子が再び登場して、愛情のベクトルは複雑になった。彼女にとっても俊介との愛の日々は捨てきれなかったのですね。降谷と鉄雄の関係今ひとつフォローしきれなかったので分からないよ。今日もDVDが故障だ16分しか録画されていない、涙、そろそろリタイアかな。
愛しき君へ★★★ 7話 5月31日放送(6月1日アップ)
四季は家に帰ってきたが鉄雄は予想通り怒って口も聞いてくれない。満雄は新吾の電話が気になっていた。俊介は降谷の病院へ受診に行く、専門医を紹介される。病棟の子供達も俊介が帰ってきたことを喜んでいる。俊介はギリギリまでカメエラマンとして頑張るので応援を頼む。職場では真壁と西谷が、どんな仕事でも良いと言われ、了解する。四季の家の夕飯だ。山盛りのコロッケだ、鉄雄「ストレスで毛が抜ける」、四季「今に始まったことじゃない」、一応笑。新吾も食べている。コロッケにしょうゆかソースで論争だ、家でかけるものは違うのです。四季のナレーション、父の涙を見たことがない(泉谷さんはすぐに泣きそうですが)、母が死んだときもトイレで何度も水を流して一人泣いていた。俊介が部屋に帰ると、満雄が待っていた。満雄「ごめんななさい、ねえさんと別れて、とおちゃんに分かる前に」。タイトル。満雄は弁当箱の唐草模様の風呂敷を出す、母が死んで鉄雄が学校の弁当を作ってくれた。偉い、自分はパン買っていた。風呂敷が嫌だった、恥ずかしい、だって唐草模様で泥棒のイメージだもの。ある日学校の帰り捨てたら、四季に怒られた。「父を悲しませることをするな、喧嘩ばかりだけどねえちゃんはとおちゃんが大好きだ、安曇さんのことを知ったらとおちゃんは悲しむ、ごめんなさい」と言い、帰ってしまう。
居候の亜衣親子は似ている。亜衣も四季の親子が心配だ。鉄雄は新吾と飲んでいるが、「男から四季を奪え、しかし手を出したら許さんぞ」。そこに四季が来て、「あれはどうした」、訳分からない、泉谷さん爆発です。紹介された病院で中途失明者(モロ師岡)に話を聞く、「困ったことは一つしかありません、歯磨き粉を歯ブラシに乗せられない、でも簡単なことで先に歯磨き粉をくわえチューチューしてしまえば解決する、初めは周りがどんな顔しているか不安になります、要は人を信じられるかどうかです」。彼は崩壊しかけた家庭も失明を契機に家に戻った。失明は失うばかりでなく、人生を見つめ直すチャンスだった。付き添った降谷は更に「違う国に移住した、言葉を覚えたり大変ですが、新しいことを体験できる、うちの病院の子供の写真を撮って下さい」と申し出る。四季も降谷は病院休みか、とツッコンではいけませんね、笑。俊介は帰り、見えない世界を試してみると、目を閉じて東京まで帰ろうと決める。歩き出すと踏切で止まる。その手を四季は握る。鎌倉の市電、駅の階段、森山さんお音楽、人とぶつかり思わずよろけようとする。電車の中で、俊介「窓の外は何が見える?」。四季は説明する、電車の外の風景を気にしている自分を発見する。部屋に着き、俊介が目を開けると四季がいた。四季「新しい国の感想は?」 俊介「本当にやっていけるのかな、でもやるしかない」。満雄が来たことを告げると、四季は今日自分が出来ることを見つけた、あなたの手を握ることです。まったりしています。そして俊介は優しくキスする。
新吾がバイクに乗ろうとすると、俊介は眼前閃光で戸惑っている。店屋はどいてくれと言っている。新吾が助けてくれる。新吾「四季をどうするのですか、自分のことも分からないのに、人を幸せにできるんですか、すみません、四季とのこと応援できません」。新吾も妥当ですね、俊介を深く理解していないもの。四季の家で、鉄雄は飲みに行った。満雄と四季は二人になる。満雄「かあさん(写真は奥貫さん?)はどんな人、俺には写真になっている、かあちゃんは人の痛みが分かる優しい男になって欲しといっていたらしい、でもできない、俺はねえちゃんを困らせる人がいたら許せない、それがどんな可哀想な人でも、ねえちゃんが幸せにならなきゃかあちゃんも報われない」。鉄雄は降谷と飲んでいる。こんな関係も不思議だな。降谷「嘘付いてごめん、(四季の相手は)立派な青年です」。鉄雄「俺は泣き虫だが、女房が死んでからは、子供の前では泣いていない、その時(娘の結婚)が来るまでとっておこう」。病棟で俊介は子供の写真を撮っている。写真集ができればいいと思っている。俊介「ただ、今のまま君に甘えて良いのだろうか、君のとおさんに会って、全部ありのまま話しておきたい、それで駄目なら仕方がない、君を大切にしている人たちを悲しませてまで君を傍にいて貰うわけにはいかない」。
亜衣の娘が腹痛だ、四季が帰ってくる。四季「明日安曇が来ると」と話す。時計がボンで鉄雄は理解した。翌日昼会いに来る。鉄雄「バスは何色だ、ご飯党」、間が持たない。俊介は釣りの話で盛り上がる。寿司を取って、亜衣や満雄は座をはずす。鉄雄は仏壇に向かい、「自分の結婚で父が反対して勘当寸前だった。毎日通って8年で許してくれて、一緒に親父と酒を飲んだ、酒か涙か分からなかった、今はそんな時代じゃない、安曇飲むかね」。俊介「酒の前に話すことがある、2ヶ月前にベーチェット病と診断された」。その時に亜衣の娘カナの病状が悪化する。四季が診ると腹膜炎になっている。タクシーで病院に連れて行く、腹膜炎でなく虫垂炎らしい。手術しないのか、子供だったら抗生剤だけじゃ駄目だと思う。俊介の話どころでなくなった。満雄は有り難うと言う。俊介「僕は君のおとうさんが好きだ、悲しませることはしない」という。鉄雄は仏壇に向かい、「いい男だ、四季に任せようと思う、泣き虫になっていいよな、四季の花嫁姿を見ると嬉し涙だ、裸踊りで結婚式ぶちこわす」。もう鉄雄も四季も泣いているよ。病院でカナを見舞いにきた新吾「何でそんなに自信がある、人を支えていくなんて簡単にできない、病気がどうかではなく、俺じゃ駄目なのか、俺は悔しいけど待っている」。2回目の告白も不発ですね。それを俊介が聞いて立ち尽くす。四季「旅人は家を見つけ、一日目に暖炉に火をくべ、二日目にシチューを作り、三日目に仲間を作り、四日目に家を磨き、五日目に全てを捨てて旅にでた、旅人にはたどり着くべき約束の場所があったから」。鉄雄は本屋で写真雑誌をみ、家庭医学の本をひらき、失明することを知った。おしまい。(演出:川村泰祐)
まったりで純愛モードになりました。やっとですね、かみさんも後半泣いていました。これから純愛で押し通すのでしょうか。鉄雄と満雄で家族の姿がはっきりしてきた。みないい人だ。ベーチェット病も鉄雄には理解できない、満雄も新吾の電話の失明だけしか分かっていない。新吾は亜衣と一緒になればいいのに。ドラマの進行上、ライバルも必要ですから。来週も純愛モードですね、四季は仕事出来ないかも知れない? 鉄雄も悩んでいる。こうなると評価アップですね。
愛し君へ★★  6話
友川四季(菅野美穂)は、安曇俊介(藤木直人)を追いかけ長崎に来る。四季の父母は駆け落ち同然で結婚した。どうして父と結婚したかに照れて答えた。母「この人は100まで生きる、私は一人が嫌なの、自分より長く生きる人だから」。事実、父は長生きしている。俊介に何をしてあげられるのか、自分に何が出来るのかも分からない四季だが、父の鉄雄(泉谷しげる)と弟の満雄(森山未來)には出張と偽って飛び出した。
安曇家に四季が訪ねると、利也の友達だと覚えていてくれた俊介の母、良枝(八千草薫)が温かく四季を迎えてくれた。俊介に会いに来たと言った。しかし、良枝の表情は曇っている。俊介の様子から何かを感じ取って不安に思っている。俊介と海へ行った四季は、「元気なら東京に帰る、でも、おかさんに話していないのですね」。俊介「今度は僕がかあさんを泣かせるのだ」。タイトル。
食事をご馳走になる。母は俊介に長崎を案内しろと言われる。母は初めての女性に興味津々だ。患者と医者とは知らない。俊介は病気を恐れる本心を四季に打ち明けた。俊介「まだしたいことがある、もう2ヶ月だ」。四季は電話すると降谷「何もしないことと、何もできないことは違う」。四季「もう一日頑張る」。降谷「家族に余り心配かけるな」。父にも電話する。四季は家に泊めて貰う。利也の墓に明日行こうと約束する。母は子供が相談してくれない、と漏らす。四季は二人とも優しいからだと答える。俊介「あした母に言おうと思う」。墓参りだ。母はバスケットの結果を報告してあげている。勉強している、母「健康な子に産んでやれなかった、私の罪滅ぼしだ」。教会でベーチェット病と説明する。俊介「斑点が出来るが、もうじき目が見えなくなる」。動揺する母・・・教会のステンドグラスからは光が差し込んでいた。四季は外で風船を見ている。家に帰り、庭で母は花に「なんでこんなになった、毎日水やっていたのに」。そして母は倒れる。布団を敷いて寝る。四季と俊介は食事を作る。四季「個人的ではなく、医者としてきた」。夕食を食べながら盛り上がる。母はどうしたのだ、四季は医者だろう? 俊介「もっと君と食事すればよかった、これから辛くなる」。鉄雄の話題で盛り上がっている。四季は母の部屋で一緒に寝る。こんな濃厚な人間関係はちょっと理解できないけど。母は「昔、庭に金木犀があり、俊介は木に登っていた、おとうさんが亡くなって、金木犀が枯れた、その後は花を植えた」。そして花の名前を次々あげる。母「おとうさんと利也を取り上げ、俊介の目を取り上げ、何で神様は私を連れて行かずに」。次の朝、母は元気に起きるが、四季の姿が見えない。四季は花を一杯買って来たのだ。庭に植えるという。昼からの飛行機で帰る。四季「悔しいです」。俊介「君には関係ないことだ」。四季「はい」。俊介「目ばかりでなく性格も悪くなった」。四季「もともと悪いです」。場面は変わる。四季「役に立てませんでした」。母「あなたが来てくれて助かった、何の得にもならないのに、俊介に親切にしてくれた、優しか子」。四季「ずるいんです、会うのが辛かった、励まそうと思ったけど、本当は引き返したかった、私が来ても彼の目は良くならないからです、掛ける言葉も見つからない、きっと会いたかっただけだ」。母「それが一番嬉か、私は病院へ連れていていきます、失明したとしても私が支えになります、一つ聞いてよか、あなた、俊介を好いとると」。四季「はい、好いとります」。母「ありがとう」。俊介は四季の置いていった帳面の中の手紙を読む。「昨日はごちそうさま、カツ丼を食べた時以来です、初めて会った時を思い出しました、あのときは好きになると思いませんでした、いえ、好きという言葉が正しいか分かりません、安曇さんは私の気持ちを同情と言ったけど、それだけは違うとはっきり言えます、ただ一つ言えることがあります、もう一度安曇さんに会いたいと願っている人がいます、降谷先生は私に休みをくれました、病棟の子供達もあなたが会いにきてくれることを待っています、もしもまだ心残りがあるなら、1枚でも2枚でも写真を撮ってみませんか、その時が来るまで出来るだけのことをしてみませんか、安曇さんが願うのならばば、私はあなたを力になれればと思います」。母「いかんでよかと、大切な人はあっという間に遠くにいってしまう、あなたはそれを利也に教わたんやなかと」。歌が流れる。俊介は走り出し、タクシーに乗る。空港で四季に間に合う。俊介「忘れ物、君に持っていて欲しい、僕も東京に戻る、僕の傍にいて欲しい、君の力を貸して欲しい、立ち直るから」。最後にようやく抱き合ってラブドラマが始まる。大きく展開した
一方亜衣は新吾と話している。新吾は四季が心配だ、亜衣は微妙に新吾に告白するが、空振りだ。鉄雄の所に降谷が訪ねる「人の痛みにどう対応するか悩んでいる、見守ってください」。四季からの電話で、もう一日いる、しかし、嘘ついたのか早く帰れと言い放つ。鉄雄は亜衣に聞く。次の日、鉄雄は不眠だ、そこに電話だ。四季からだ、新吾は弟満雄が聞いているのにかまわず、「男の所へ行った、しかも失明するのに」なんて大声で言うなんて。これはたいした伏線じゃなかった。
長崎ロケで、観光でのんびり。登場人物も3人だけ。濃厚な時間が流れる。良いのかな、微妙だ。泣かせたいのだろうが、状況に入れないので泣けないのだ。特に進展なしか、最後にラブドラマが始まった。真剣に見ていないのかな、どうして四季は俊介が好きになったのかな、利也の葬式で会った。そして俊介の病気の事を知る。写真家の才能への畏敬、病気で苦しむ患者への同情、医者として知人を助けたい、俊介の悲しい失恋と生き様、そして俊介と母の悲しみ。それでいいのかな、好きになってもいいけど、重いぞ。それを全て引き受けて四季は仕事も続けるのか。そこまでの重い未来を支える愛の発端を描ききったと言えるだろうか。
愛し君へ★★  6話  5月24日
友川四季(菅野美穂)は、安曇俊介(藤木直人)を追いかけ長崎に来る。四季の父母は駆け落ち同然で結婚した。どうして父と結婚したかに照れて答えた。母「この人は100まで生きる、私は一人が嫌なの、自分より長く生きる人だから」。事実、父は長生きしている。俊介に何をしてあげられるのか、自分に何が出来るのかも分からない四季だが、父の鉄雄(泉谷しげる)と弟の満雄(森山未來)には出張と偽って飛び出した。
安曇家に四季が訪ねると、利也の友達だと覚えていてくれた俊介の母、良枝(八千草薫)が温かく四季を迎えてくれた。俊介に会いに来たと言った。しかし、良枝の表情は曇っている。俊介の様子から何かを感じ取って不安に思っている。俊介と海へ行った四季は、「元気なら東京に帰る、でも、おかさんに話していないのですね」。俊介「今度は僕がかあさんを泣かせるのだ」。タイトル。
食事をご馳走になる。母は俊介に長崎を案内しろと言われる。母は初めての女性に興味津々だ。患者と医者とは知らない。俊介は病気を恐れる本心を四季に打ち明けた。俊介「まだしたいことがある、もう2ヶ月だ」。四季は電話すると降谷「何もしないことと、何もできないことは違う」。四季「もう一日頑張る」。降谷「家族に余り心配かけるな」。父にも電話する。四季は家に泊めて貰う。利也の墓に明日行こうと約束する。母は子供が相談してくれない、と漏らす。四季は二人とも優しいからだと答える。俊介「あした母に言おうと思う」。墓参りだ。母はバスケットの結果を報告してあげている。勉強している、母「健康な子に産んでやれなかった、私の罪滅ぼしだ」。教会でベーチェット病と説明する。俊介「斑点が出来るが、もうじき目が見えなくなる」。動揺する母・・・教会のステンドグラスからは光が差し込んでいた。四季は外で風船を見ている。家に帰り、庭で母は花に「なんでこんなになった、毎日水やっていたのに」。そして母は倒れる。布団を敷いて寝る。四季と俊介は食事を作る。四季「個人的ではなく、医者としてきた」。夕食を食べながら盛り上がる。母はどうしたのだ、四季は医者だろう? 俊介「もっと君と食事すればよかった、これから辛くなる」。鉄雄の話題で盛り上がっている。四季は母の部屋で一緒に寝る。こんな濃厚な人間関係はちょっと理解できないけど。母は「昔、庭に金木犀があり、俊介は木に登っていた、おとうさんが亡くなって、金木犀が枯れた、その後は花を植えた」。そして花の名前を次々あげる。母「おとうさんと利也を取り上げ、俊介の目を取り上げ、何で神様は私を連れて行かずに」。次の朝、母は元気に起きるが、四季の姿が見えない。四季は花を一杯買って来たのだ。庭に植えるという。昼からの飛行機で帰る。四季「悔しいです」。俊介「君には関係ないことだ」。四季「はい」。俊介「目ばかりでなく性格も悪くなった」。四季「もともと悪いです」。場面は変わる。四季「役に立てませんでした」。母「あなたが来てくれて助かった、何の得にもならないのに、俊介に親切にしてくれた、優しか子」。四季「ずるいんです、会うのが辛かった、励まそうと思ったけど、本当は引き返したかった、私が来ても彼の目は良くならないからです、掛ける言葉も見つからない、きっと会いたかっただけだ」。母「それが一番嬉か、私は病院へ連れていていきます、失明したとしても私が支えになります、一つ聞いてよか、あなた、俊介を好いとると」。四季「はい、好いとります」。母「ありがとう」。俊介は四季の置いていった帳面の中の手紙を読む。「昨日はごちそうさま、カツ丼を食べた時以来です、初めて会った時を思い出しました、あのときは好きになると思いませんでした、いえ、好きという言葉が正しいか分かりません、安曇さんは私の気持ちを同情と言ったけど、それだけは違うとはっきり言えます、ただ一つ言えることがあります、もう一度安曇さんに会いたいと願っている人がいます、降谷先生は私に休みをくれました、病棟の子供達もあなたが会いにきてくれることを待っています、もしもまだ心残りがあるなら、1枚でも2枚でも写真を撮ってみませんか、その時が来るまで出来るだけのことをしてみませんか、安曇さんが願うのならばば、私はあなたを力になれればと思います」。母「いかんでよかと、大切な人はあっという間に遠くにいってしまう、あなたはそれを利也に教わたんやなかと」。歌が流れる。俊介は走り出し、タクシーに乗る。空港で四季に間に合う。俊介「忘れ物、君に持っていて欲しい、僕も東京に戻る、僕の傍にいて欲しい、君の力を貸して欲しい、立ち直るから」。最後にようやく抱き合ってラブドラマが始まる。大きく展開した
一方亜衣は新吾と話している。新吾は四季が心配だ、亜衣は微妙に新吾に告白するが、空振りだ。鉄雄の所に降谷が訪ねる「人の痛みにどう対応するか悩んでいる、見守ってください」。四季からの電話で、もう一日いる、しかし、嘘ついたのか早く帰れと言い放つ。鉄雄は亜衣に聞く。次の日、鉄雄は不眠だ、そこに電話だ。四季からだ、新吾は弟満雄が聞いているのにかまわず、「男の所へ行った、しかも失明するのに」なんて大声で言うなんて。これはたいした伏線じゃなかった。
      ☆      ☆
長崎ロケで、観光でのんびり。登場人物も3人だけ。濃厚な時間が流れる。良いのかな、微妙だ。泣かせたいのだろうが、状況に入れないので泣けないのだ。特に進展なしか、最後にラブドラマが始まった。真剣に見ていないのかな、どうして四季は俊介が好きになったのかな、利也の葬式で会った。そして俊介の病気の事を知る。写真家の才能への畏敬、病気で苦しむ患者への同情、医者として知人を助けたい、俊介の悲しい失恋と生き様、そして俊介と母の悲しみ。それでいいのかな、好きになってもいいけど、重いぞ。それを全て引き受けて四季は仕事も続けるのか。そこまでの重い未来を支える愛の発端を描ききったと言えるだろうか。
愛し君へ★★★★  5話 5月17日   菅野莉央ちゃんだ、菅野の競演だ
先週の告白、抱擁、その後で、俊介「僕も好きだと言えば、満足するかな、でも君の俊介はいない、レンズの壊れたカメラはカメラではない、何とも思っていない」。朝、四季(菅野美穂)は新吾(玉木宏)と挨拶し、友川家の朝飯だ。四季の話を聞いて、亜衣(伊東美咲)は「振られたということね、失礼ね」と答える。病院では降谷(時任三郎)は「腸管や神経にも病変がでるかもしれない、ストレスを和らげてくれるものが必要かも知れない」。四季「私ではないのです」。俊介は母に電話して長崎に帰ると言う。東京にきて14年たった。俊介は自分の本も捨てる。初めて職場の皆に病気の事を告げ「さようなら」と言う。
四季の病棟の患者、定井翔子(菅野莉央)が中庭に何かを埋めている。何と久しぶりに色気たっぷりの莉央ちゃんが見られる。翔子は、骨肉腫にかかって、続けたバレエが出来なくなった悲しさから、トーシューズのお墓を作った。翔子は降谷に「足を切って良いよ、足は入りません」。そんな時、眼科医と四季に別れを告げようと病院を訪ねた俊介は、帰る挨拶に来た。俊介も翔子のシューズの墓の横に宮沢賢治の詩集を埋めた。俊介は翔子に「新しい自分が見つかる、いいことあるよ」。降谷の頼みで、翔子の踊る姿を撮影することになる。翔子の病気を知った俊介は応じた。友川家は全員で大騒ぎだ。四季は食事も食られない。病棟で翔子のバレエの発表がある、色ぽいな、頑張ったな、おじさんも大拍手だよ。両親も泣いている。俊介は最後の仕事だ。俊介は「僕の目は治らないのにどうして病院へ行こうというのですか、気休めはいりません、あきらめました、最後の仕事でいいものが撮れているといいが」と聞く。降谷は「癌告知は本人は希望しているが、しかし自分の家族への告知は希望していない、自分の痛みは受け入れるが、他人の痛みは悲しい、あなたが恐ろしいことは失明することではない、あなたが恐れているのは・・・」と言う。その後で四季「大切な想い出になる、想い出をプレゼントしたと思います」。俊介は海を見に行こうと誘う。想い出作りに行こう、じゃ同情だったのか。四季「忘れて下さい」。
俊介は写真を現像した。陽平(はなわ)に全部、写真道具やるよ。その代わり頼みがあると言った。何だよ、伏線かな。綺麗な白黒写真が出来上がる、子供達は大喜びだ。おじさんも欲しい、俊介にまた来てと子供達は頼み、また来ると約束する。この前に埋めたものを聞かれて、俊介は「雨にも負けず」の詩集をみせた、これを読んで東京に上京したのだ。日付が書いてあり、東京タワーの写真を初めに撮ったのだ。四季は東京タワーへ誘う。夜の東京タワーで、キーフォルダーを買う。俊介「最後の一枚で君を撮りたい、初めがさくら草で、見合い写真と撮ってあげる、(四季の硬い表情を和らげるため)、僕の目が見えなくなるとき、どう思った」。四季「悲しいより、寂しいより、ただ、会いたかったかな」、それを話すときに一枚撮った。そしてそのフィルムを渡す。さようなら、だ。四季はアパートに会いに行くが、俊介はいない代わりに。荷物を処分するように言われた陽平に会う。四季は宮沢賢治の詩集をみつける。雨ニモ負マケズ、詩が読み上げられる・・・ソウイウモノニワタシハナリタイ・・・現像が出来上がった。いい写真だけど見合いには使えない。想い出作りの「海」の写真があった。俊介の気持ちが分かり始めた、四季「怖く絶望していた、でも出来る限りをして去った、でも何もしてあげられなかった、ただのお節介でしょうか」。降谷「本当は君に言いたかったのかもしれない、助けて欲しいと」。回想で降谷が言いかけた言葉の続きがでる「あなたが望んでいるのは誰かの手を借りることでは、今の気持ちを彼女に話したらいい、彼女は待っています」。四季に3日の休暇を勧める。亜衣に相談すると「27歳、今度付き合う相手は結婚する人かも知れない、分かった、傷つくようなら私飛んでいくよ」と言う。親父には研修出張と言ってある、おにぎり貰った。長崎へ行く。亜衣から知らされた新吾は四季に追いついて「何でそこまでするんだ」。四季「ごめんね」。雨にも負けて、風に負けて、人生に負けて、背中を丸めて去っていく人を誰かが笑う、一生に一度誰からも褒められることもない、咲いて枯れた花を誰かが笑う。長崎だ、俊介の母は優しい。「仕事辞め、ここに住む」。鍋が吹きこぼれる。「僕は負け犬だ」と言って倒れた。母は驚き助ける。四季は長崎に着いた。
    ☆     ☆
オレンジデイスに比べるとまったり。では、しっかり人間が描かれているだろうか。最後まで写真を撮り続ける、病気と格闘する選択もあった。でも俊介は負け犬で長崎に帰る。自分の人生を秘やかに終わり、失明したあとのを再構築しようとする。この選択もいいかも知れない。どこへ行くのか見守っていこう。このまま長崎で物語は大きく進展するのだろうか。研修中なのに、辞めるの。宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は、中学時代暗記して、おじさんの日記のタイトルだった、青春の一つだった。大好きな莉央ちゃんはこれだけか。淋しい。莉央ちゃんに★一つ加えた。
愛し君へ★★★  4話 5月10日    主役二人の絡みの演技に深みがない、涙がないぞ
四季は俊介の病名を知り、眼科医(矢島健一)にセカンド オピニオンを提案する。降谷に「医者としてか知り合いとしてか、どちらで関わるのか」と問われる。俊介はnewyork daysは駄目だった。小児科病棟の貢に四季は「俊介と結婚したらいい」と言われ、関係を考えはじめる。タイトル。
四季の家に亜衣親子が移り住む。親父は亜衣に気があるが、これは泉谷さんの笑い担当。亜衣の子の父の小切手の話をする。諒子は俊介と会う、病気のことを言えない。逆に諒子は結婚を考えてると告げる。カメラを貰った健太は扱いがわからない。四季は俊介に電話してカメラの扱いを教えてくれと頼む。俊介は諒子を連れ、四季に紹介し、健太にカメラの取り扱いを教える。諒子のバックは、120万円だ。でも婚約指輪は1800円だ。これは俊介が町の露天で買った、諒子は離さない。このバランスが諒子の魅力だ。焼鳥屋で二人は飲む。俊介は「仕事はだめだ、僕の目はもうすぐ失明する」と告げる。目を見せると、前房蓄膿だ。俊介「3ヶ月で失明する、目はただの飾りになる、君がいなくなると思うと言えなかった」。諒子「これからどうするの」。俊介「僕のこと、君のこと」。諒子「二人のこと、考えさせて」。諒子も大ショックだ、諒子「怖い?」。俊介「怖いよ、今度はツクネがあると良いね」。泣きながら抱きあう二人だ。
俊介から四季に携帯だ。ちょっと話したい。家族のことなど他愛なく話す。四季は今度の日曜日に諒子と家に食事に誘う。俊介「一人でいいかな、話をしたら、彼女は分かってくれた」と言う。家では、四季が男連れてきた、と大騒ぎだ。利也も家に来ていて、俊介が利也の兄と知ると、親父は上機嫌で、昼からビールだ。亜衣親子もいる、賑やかだ。亜衣にまた、男が来る。「父の財力は必要だ、環境が必要だ」と言う。それに泉谷の親父が怒る。親父「心がなきゃ、親に資格があるとしたら、子供が迷ったときに、子供を照らす懐中電灯になれるかどうかだ」。俊介「格好いい、おとうさんが居て、分かった、四季は、かすみ草、むしパン、ちえみちゃん(俊介の初恋の相手)、有り難う」。二人はかなり進展した。
四季の病院に諒子が来る。眼科にいって、病状を聞いたが、守秘義務で教えてくれなかった。諒子「指輪、私にはもう似合わない、一人の男として好きなんだ、でも、目が見えなくなった彼を支えていけない、最低ね」。人としては理解可能だ。四季は自分でベーチェット病について聞きに行く。そんな時、小児科病棟で受け持ち患者が喘息発作だ、主治医の四季は不在で、降谷に注意される。四季は、夜も付添い元気になった。医者は大変だ。眼科医も有名なベーチェット病の医師への紹介状を持ってきた。降谷が眼科医に依頼したのだ。諒子の父が俊介に会いに来る。父「諒子は優しい、悩んでいる、自分で別れることができない、(君から)別れてくれ」。俊介「僕は父を亡くしている、あなたと酒がのみたかった、(分かりました)有り難う」。父「許してくれ」。雨の中びしょぬれの諒子が来て、俊介に「あの日この指輪をほしがったのは、友達があの店で指輪を買って幸せな結婚をしたからだ、あなたと幸せになりたかった」。指輪を返した。回想シーン。諒子との初めての出会い、父から会うように言われ、会うと自分のタイプだった。森山直太郎の歌が長く続く。俊介は眼科医に会い、直してくれと詰め寄る。眼科医「全力を尽くさせて頂きます」と言うだけ。四季は呼び出され俊介に会う。四季「病院廻りをしょう」。俊介「僕がいつ頼んだ、哀れんでいたのか、勝手なことするな」と怒る。このドラマ、最後に突き放すパターンだ。四季「家族でもないのに、こんなことして、違うと思っていたが、他に説明する言葉がない、好きなのかも知れません、安曇さんを好きなのかも知れません」。オシマイ。
   ☆      ☆
かみさんに感想を聞くと、菅野さんの眉がおかしい。なんじゃ、と愕然とした。藤木さんも演技に深みがない、感情表出のパターンが同じだ。怒り、喜ぶ、苦しみ、全てが一通りで、同じになっている。能面だとかみさんは言う。セリフにも感情が乗っていない。韓国ドラマみたいに男も女も涙を流せよ。ま、そんな味わいのドラマじゃないが、ここまで悲しい設定のドラマを作ったら、涙だらけの芝居もいいかも知れない、苦笑。
愛しき君へ★★  3話  5月3日   ちょっと中だるみだ
四季と亜衣はご飯を作っている。定番の父と弟の喧嘩だ。見合い写真を見つけたが四季は相手にしない、だって岩のような男性だ。四季は降谷に謝るが、降谷は俊介の病気を知って戻ってくると思っている。俊介は茫然と仕事をせずに座り尽くした。子供の時のカメラの想い出が映される。こんなシーンでドラマは盛り上がるかな。病院で四季は俊介と又会う。俊介は知り合いの見舞いと言った。タイトルだ。
俊介の職場だ、Newyork Daysの雑誌の表紙写真家にエントリーされたと先輩(入江雅則)から知らされる。婚約者の父と夕食だ。期待される圧力だ。部屋に帰ると、全盲みたいに部屋で倒れる。いきなり進行早すぎる。病院で眼科主治医(矢島健一)に失明するなら、俊介は治療しないという。困ったな、正確に詳細に説明すると治療中断する場合もありますね。重症化してしまう。応募の写真選びでモチーフが足らないと感じる。原点に戻って「さくら草」だ。写真を撮ることになった。子供時に初めてのカメラで撮った時のように、自分で「頑張れ」と自分に声掛けていた
四季の小児科病棟は心臓手術前の健太は不安から荒れる、疲労で母親が倒れる。小児科は付き添いが必要で家庭も大変になる。四季は思わずその子の家へ行く。妹と弟の世話をするが、そこまでするかな。医師の「患児に我が儘言わないように言いましょうか」に対して、降谷は「あれが我が儘にみえるか、そんなこと言うな」と叱る。小児病棟では、同室の子供たちが夜も千羽鶴を健太のために折る。四季は内緒で灯りを付けて折り紙を続ける。俊介はカメラマンといったら楽しそうにした健太に初めて買ったカメラを持ってくる。もう必要ないから。目が見えなくなるので、見える内に何かしたいのだ。四季と俊介は健太の兄弟のための誕生日ケーキを持って行く。そのケーキを持ち込んだ、ファミレスで店長の粋な計らいで、照明を落としてくれる。他に客いなかったね。弟はケーキのライオンを健太に持って言ってくれと頼む。その帰り車のヘッドライトで俊介は思わず目を押さえる。それを見て四季は俊介の目の異常に少し気づく。そして四季は降谷に俊介の病気を知らされた。健太の手術は無事終わる。亜衣と新吾が食事している、亜衣の元恋人は金持ちだ。四季の家で全員が集まる。亜衣は水商売をしょうかと考えている。亜衣の花屋に元恋人が来て、子供を欲しいと言い、5000万円の小切手を渡そうとする。
   ☆     ☆
小児科病棟が出てくると、院内学級の「電池が切れるまで」とかぶている。しかも医師が主人公になると、どうしても、えーっ、が出てしまう。大病院の小児科医師は拘束が多くて大変だと思う。俊介の混乱はまだ続くようだ。誰にも告白していないのだから、自分の病気を少し受け入れ始めたところです。しかも治療中断だ。確かに効果的な治療はないようだ。今回は泣き所もなく、話も余り進展しない。中だるみですね。
愛し君へ★★  2話  4月26日 
友川四季(菅野美穂)が出会ったカメラマンの安曇俊介(藤木直人)は、やがて視力を失うベーチェット病に侵されていた。背中の皮疹が増えていた、俊介は夜も悪夢にうなされる。彼女の涼子(黒谷友香)はスポンサーの娘さんで、仕事半分恋愛半分だ。カメラの仕事しながら眼科の医師の説明が続く。ベーチェット病については概ね教科書通りの説明だった。治らない、視力を失って病気は寛解する。この事実を誰にも告げられない俊介は、次第に焦燥感を募らせていた。淋しいですね、苦しいときに支えてくれる人は必要です。目をつぶって歩いている。
俊介は四季に、彼女が勤務する小児病棟で子供たちの写真を撮らせて欲しいと何度も頼みに来る。四季を通じて、医局長の降谷圭輔(時任三郎)の許諾を得たいというのが俊介の望みだったが、俊介の焦りを知らない四季は、断り続ける。エレベーターで眼科医は精査してくれた他科の同僚に俊介の病気の話をする。降谷が居合わせている。
四季の家だ、父(泉谷しげる)と弟(森山未来)の喧嘩が始まる。亜衣(伊東美咲)も来ている、帰り娘の佳奈を背負って新吾(玉木宏)は、これが亜衣の人生の重みだね。新吾は亜衣が好きと思ったら四季が好きなのだ。俊介は涼子と話す、もしもカメラマンを辞めたら、俊介「僕たちはどうなるかな」。涼子「考えられない、パパは反対するだろう」。職場で羞明感で機材を倒した。もう一度俊介は撮影を頼みに来る。四季は俊介が仕事に子供を利用すると思って拒否している。俊介は帰りに又会い、「利也があの写真を褒めてくれた、悲しいばかりでなく、希望がある、暗闇の光を撮りたいのだ、利也に褒められる写真が撮りたい、子供を利用していると思う人がいるでしょう」。四季「私には分からない、そこまでして仕事したいのかな」。俊介「写真が撮れなくなったら僕じゃなくなる」。四季「そうじゃない、安曇さんは、安曇さんだ」。表面上の会話が続く。広場で二人でたこ揚げしている。
家で夕食だ。相変わらず父がボケをかましている。新吾はどさくさに紛れて四季に告白しました。四季「またー」で終わった。新吾は急に折り返して、今のは新吾の偽物だとボケる。俊介は部屋で母(八千草薫)に電話する、音楽が流れる。母は「あんたが元気なら何していても大丈夫だ」。俊介「俺は元気だ」。俊介から亡き弟との約束を聞かされた四季は、その頼みを引き受けることにした。子供達にアルバムを作ってあげたい、学校ではない、友達の想い出を残したい、辛いだけでなく笑顔をみました、励まされたこと、心に残せることを、お願いします」。降矢は眼科医に安曇の名前を確認する。
新吾と亜衣は夕食を一緒にする、四季はもう友達でいられないかもしれない。これで亜衣は新吾が四季を好きだと理解する。食事後亜衣のアパートの前に男が待っている。別れた男かな。これが今後絡んでいくのですね。どこまで大きくするのかな。父と降矢が夕食している、妻(奥貫薫?)が運ばれたとき降矢は研修医だったのだ、指導医は酒を飲んで妻は助からなかった、父は怒っていない。四季と母の最後のシーンだ。母は四季「泣かないで、いつも見ているから、そのままで」と言い残したのだ。降谷はおでん屋でも酒を飲まない。場面は次々と変わっていく。夜の病棟で、当直の四季に降谷は、記念写真を撮ろうという。早速、俊介に電話する。俊介はおびえていた。
次の日俊介がくる。写真ではなく、診察に行ったよ。眼科医は3ヶ月で失明の可能性があるという。コルヒチンの効果はでない。免疫抑制剤と試そうという。俊介はいろいろ言うが、事故や怪我じゃないんだ。結局俊介は来ないで、使い捨てカメラで撮った。いい笑顔だった。病院で偶然見つけて追うが、俊介は「話はなかったことにしょう、金にならない仕事をしても、下らないことに気づいた」。淋しげに去る俊介だ。前半あんなに期待させた写真のエピソードがあっけなく中止になるのは、なんだと悲しくなった。
    ☆      ☆
俊介は若いけど普通の人なんだね、自分の病気に直面できないのですね。色々調べたらどうでしょうか。四季は医者なんだから、率直に聞いて不安などを述べればいい。またセカンド・オピニオンを求めることも必要かも知れません。仕事で病気を忘れるのでしょうか。残念です。しかも、あんなに頼んでいた子供の写真をあっさり諦めるなんて、しかもくだらないはないよ。俊介キャラに入ることも出来ず、思いっきり引いてしまった。大体記念写真撮りにきたのに、診察受けるなんて何という展開だ。評価ダウンだよ。
愛しき君へ★★★  1話  4月19日   初回は説明的です。医者物ですね
トイレで喪服に着替えている。ナレーション「墜落直前の飛行機に乗った恋人から電話がかかってきました。数分後に死を迎えようとしている彼に、あなたはどんな言葉をかけてあげられますか?」。これは9.11の話ですね。3人がいる場所は長崎(原爆投下された所で象徴的ですね)です。主人公の小児科研修医の友川四季(菅野美穂)は、答えを見つけられなかった。そして、この質問を投げかけたのは、カメラマンの安曇俊介(藤木直人)であった。そして四季と俊介が出逢ったのは、俊介の弟、利也(岡田義徳、病気でいきなり死んじゃうのか、若くして名脇役の道ですね)の弔いの席だった。利也と大学時代からの友人だった浅倉亜衣(伊東美咲、大きいですね)、折原新吾(玉木宏)とともに安曇家を訪ねた四季は、俊介と会う。
俊介は見るからに軟派そうで四季の写真を勝手に撮って連絡先をきく。俊介「親友? どうして一人で死んだんだろう」。川辺で利也を弔う灯籠が流されようとする時、俊介は突然、四季に先の質問を投げかけた。俊介は携帯に残ったメッセジーを聞いた。四季は俊介の形見のおもちゃ箱からホィッスルを貰う。やがて四季たち弔問客が帰り、母の良枝(八千草薫)と二人きりになった時、俊介「死なせたくないものから死んでいく、かあさん東京に来ないか」。3人はバスケットボールをしている。
それから8か月後、季節は春。東京の病院で、四季は研修医として医師の降谷圭輔(時任三郎)から小児病棟の担当を任される。いきなり降谷「一番の重症は?」 と聞かれる。元気だが帽子を被っている白血病の少年だ。「これが小児科病棟だ」。自分は当たりでした。また3人で食事している。四季はまだ利也に声掛けなかったことを悔やんでいる。帰りに四季の家に寄る、父で米店を営む鉄雄(泉谷しげる)は「秋田コマチをおかずにコシヒカリを食え」というキャラだが、娘が心配だ。四季の弟が森山未来君です。四季「おかあさんの忘れ物を探しているの」と亡くなった母のこともあり、医者で頑張っている。四季は、患者の少年の心をつかみきれずにいた。そんな時、四季は病院の中で俊介を見つける。ドラマ的都合主義です。四季が小児科の研修医と知った俊介は、頼みがあると言う。四季はその時、注射を嫌がった少年のクイズに答えた俊介をみて、話を聞くことにした。警戒心を和らげた四季は、俊介とバーに行く。ちょっと早いけどメインですから。俊介は、写真ファイルを見てほしいが、四季は見ないで突き返し、店を出る。亜衣から携帯で子供が熱を出した。子供がいるのだ(驚)。
病院に俊介が来て、看護師(相武さんですね、可愛い)に写真ファイルを渡す、笑顔の子供の写真だった。俊介の部屋に母が来る、利也の荷物が置いてある。四季は俊介に会い、写真ファイルを返す。俊介は留守電の利也のメッセージを聞かせる。利也は今入院していること、子供の時兄弟で家出して警察でカツ丼を食べたこと、などを語った。俊介は利也の留守電で戻らず旅行に出かけた。帰ると利也は握った手をわずかに握り返す病状だった。カツ丼を食べることも、喋ることも出来なかった。俊介「俺はあいつに何も出来なかった」。四季も最後に利也に会わなかったことを悔やんでいる。四季「人生は待ってくれない、正解は分からない、今日を大事に生きるだけです、最後に見た彼は笑っていました、彼は又会えると信じていた、生きようとしていた」。俊介「そうかもしれない」。四季はホイッスルを吹く。四季「良かったらカツ丼食べに行きませんか」。
カツ丼を食べる。俊介の携帯がなり、諒子(黒谷友香)からのメールでホテルに車で迎えに行く。諒子は俊介の婚約者だ。その時目の前が明るくなり、見えなくなる。車を急に止めるが、諒子は気づかずキスする。一方、父鉄雄は降谷に四季の働きぶりを聞く、降谷「頑張っています、それしか、償えません」と言っている。これの伏線でしょうか。
俊介の部屋で利也の荷物を見ていると、利也は長崎に帰るつもりだった。母へのプレゼントもあった。ピンクの洋服だが胸に抱き泣く母だ。俊介「ごめんな、俺が残って」。母「そげんな事言うて、馬鹿息子」(武田鉄矢さんの母かと思った)。俊介は医者に行くが、医者からベーチェット病だと宣告される、最悪失明します。
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初回ということで説明的だ。キャラは過不足なく描かれていた。俊介と利也の兄弟の間には何かあるのですね。もう一つは降谷と鉄雄の間にも何かあるのですね。亜衣は子連れに驚いたが、どこまで本筋に絡むのでしょうか。新吾はどんな役割なのかな。看護師の相武さんはもっと出て下さい。ベーチェット病の四大症状 1・再発性アフタ性口内炎 2・皮疹(結節性紅斑) 3・陰部潰瘍 4・眼のブドウ膜炎(虹彩炎から前房蓄膿、最後は緑内障へ、また炎症が硝子体混濁や網膜剥離を起こして失明する)。他に関節炎、副睾丸炎、腸管ベーチェット、血管ベーチェット、神経ベーチェットなどを起こす。これらは生命にも危険です。神経ベーチェットや腸管ベーチェットの患者も診たことがあるが、確定診断はむずかしいですね。結節性紅斑だけの患者もいたが、他の病因が考えられ、ベーチェットは鑑別診断の一つだった。治療は有効なものは殆どなく、症状に応じた治療をやることになるのでしょう。今クールは障害者や難病が多くて勉強になります。

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