ホームドラマ  TBS   金曜  22時   プラウザの 戻る← で戻ってください

まとめ:9話も出産がピークで最終回は淡々と終わりました。将吾はもう一つのホームを学校という形でも作ったのですね。自己実現としてはいい仕事をしたのだと思います。このエピソードで良かったのでしょう。色々考えるとツッコミもありました。家族の方も、メンバーはグループ・カウンセリングで癒され、自立し始めた。宏樹はゲームを光太はチョコバーの束縛から解放された。子供の方が回復は早いのかも知れない。翔子は微妙だ。予測した家族内の恋愛は岡田さんも「ちゅらさん」と同じ手は使えなくなったのですね。朝ドラでのエピソード作りで苦しんだためかな、その後はやりませんね。このドラマでも智彦ーまゆみ、将吾ー仁美はいいカップルだと思う。B型の自分は身近で調達してしまうが、ちがうようですね。笑。
脚本:岡田恵和            音楽:長谷部徹      演出:平野俊一、酒井聖博
プロデュース:橋本孝、瀬戸口克陽                主題歌:堂本剛「ORIGINAL COLOR」

井坂将吾(25)...堂本剛      秋庭智彦(32)...ユースケ・サンタマリア
原口仁美(23)...酒井若菜     長峰翔子(17)...井上真央    中西光太(14)...西洋亮
青山宏樹(10)...泉澤祐希     新見まゆみ(26)...紺野まひる  遠山映子(51)...いしだあゆみ
河野清一郎(71)...田村高廣    大槻社長......山田明郷   秋庭香・浜田桃子......木村多江(キムタエ)
井坂亜由美.....岡本綾
ホームドラマ★★★  11話 最終回は淡々と終わった
いつもの朝だ、将吾はボンヤリしていることが多い。皆は亜由美の父が来てから、おかしい。智彦「他人のことは心配するが、自分の事は何もいわない」と指摘する。皆は納得する。将吾は、亜由美の父(黒沢年男)が、島の小学校が廃校になった。しかし、役場に勤める父はいい建物なので、フリースクールとして残したい。それで将吾に作って欲しいと頼みに来たのだ。ここが微妙なのだよね、いい話だけど、リアリティがないぞ。役場だから公的機関だから、形だけでも入札の形になるし、見積もりや設計もあらかじめ提出することになると思う。将吾はボランティアで無料なら話は違う。役場と将吾の職場の大槻社長が出てこないといけない、なのに父と義理の息子だけで話がまとまっていいのだろうか。それとも役場にいる父が正式に買い取って、役場を辞めて、個人的にフリースクールをやるのだろうか。ここで躓いてしまった。将吾は亜由美と島に来たとき、「暖かい家にしたい」と言った。父は「そういう家にしたい」と熱く語る。そして写真を置いていった。ここでも写真だけか、概略の設計図も欲しいよ。しばらくして将吾は断りの電話をする。タイトル。宏樹は事故以来ゲームを禁じてきた。それを見つめる将吾は、そろそろゲームをしてもいいと思うようになっていた。CM。
一方、スーパーで光太のチョコバーが新製品になった。全員が探しても、なかった、3日分だ、笑、食べ過ぎだ。念のため新製品も買ったが、以前違うものだったらパニックだったので心配だ。智彦は亜由美の父の話を将吾に聞く、「島の廃校になった小学校のリフォームを依頼された、断った、ここにいたい、責任がある」。智彦は「それいいのか」と怒る。これで全員に伝わった。宏樹は野球友達を家に連れてきた、友達はゲームはと聞く。ゲームはないのだ、しないのだ。将吾は「両親からゲームを辞めなさいと言われて、辞めた宏樹は偉い、でも、もういいんじゃないか、宏樹の両親もみんなもお前がゲームする姿みたい」と言う。智彦「やろうぜ、俺にも教えてくれ」とフォローする。友達のゲームかな、やり始めると宏樹は凄いぞ。そして見ていた光太は新製品のチョコバーも「おいしい、これにして」と言う。みなは赤いものが好きだから心配した。良かった、体が大きくてしっかりした光太が暴れたら、怪我人が出て家壊れるかもしれない。光太は夜や一人では食べないと言う。皆の癒し月日と流れで、トラウマから解放されてきたのだろう。CM。
家では「生」も大きくなった、映子「時間がたった、もう、皆大丈夫になってきた、私はずーとではないと思っていた、ここで暮らしていると明るく前向いて生きていける、でもいつか大丈夫で一人でも平気かな、と思った、でもそう思わなくなった、ズートいたい、こう暮らしているのが普通になった」。みなも普通だ、ここが実家だ。将吾「いたいだけいればいい、俺たちだけの形でいいと思うようになった、翔子ここから嫁に行け」。翔子「私もバスに乗れるようになるかな」。清一郎「皆の夢は?」。光太ー早く働きたい、自分の力でここにいたい。宏樹ー大物になりたい。まゆみー智彦が言う料理が旨くなりたいではなく、仕事頑張って偉くなる、恋もしたい、皆沈黙だが、智彦は酒癖がとツコミ。仁美ー立派な母親になる、強くて明るい映子さんみたいに、まゆみなるよ「この前生に吠えた犬を噛みそうだった」、笑。翔子ー写真の勉強、仕事でも留学もしたい、一人だけ離れるのは嫌、将吾「ここがなくなる訳じゃない、やりたいことはやらないと、皆応援する、自由に考えた方がいい」。それを聞いた智彦「怒るは、井坂将吾、人にはそういうのに、お前は何だ、亜由美の父の依頼と断った理由を言え」。説明後、皆「駄目だな、井坂将吾、人のことは色々いうのに」。光太にまでだめ出しだ。映子も声高く「やりなさい、待っているから」。翔子「自由に考えないと」。即、父に電話する。将吾は部屋で智彦に有り難うと言う。智彦も感謝していると言う。本当の兄弟だ。ビールを飲む、モルツだ。CM。
将吾の出発の日、皆は見送る。翔子「いい女になっている」。光太だけが泣いてくれた。島で廃校のリフォームが始まる。これはドラマの大道具さんがやったのかな。大変だ。父は校舎を案内する。大正時代の建物だ、これは耐震なども考える必要はないのかな。リフォームが始まる、設計しながら、少しずつだ、島の人たちが協力している事になっているのだろうか。桜咲き、1年が過ぎた。家の前で全員の集合写真だ、それが将吾のもとに届けられる。父「暖かい家ができそうだ、いつでも遊びに来い、この島にも君を息子だと思っている人間が居ることを忘れずにな」。手紙を読み、写真をみる。将吾の語り「亜由美、その場所に神様はいるの、もしいるなら伝えてくれ、この世界は辛いことが多すぎる、辛いことがあっても癒されないまま、掬われない人の方が多い、でもそれがもし神様、この世界に必要なら、その人たちにも一緒に笑える、心を開ける人を与えて欲しい、私の愛する夫の願いですと伝えてくれ」。これがこのドラマのテーマですね。いよいよフリースクール「風」ができた。島では会報をだし、打ち上げだ。そして将吾の手紙が家族にくる。最後に将吾が帰ってくる。誰もいないが、振り返ると全員が「お帰りなさい」だ。生は大きくなって、子役で4人目かな。翔子いい変わらない、光太だ締まっていた。おしまい。
9話も出産がピークで最終回は淡々と終わりました。この方が後味良いようです。将吾はもう一つのホームを学校という形でも作ったのですね。自己実現としてはいい仕事をしたのだと思います。このエピソードで良かったのでしょう。色々考えるとツッコミもありました。家族の方も、メンバーはグループ・カウンセリングで癒され、自立し始めた。宏樹はゲームを光太はチョコバーの束縛から解放された。子供の方が回復は早いのかも知れない。翔子は微妙だ。予測した家族内の恋愛は岡田さんも「ちゅらさん」と同じ手は使えなくなったのですね。朝ドラでのエピソード作りで苦しんだためかな、その後はやりませんね。このドラマでも智彦ーまゆみ、将吾ー仁美はいいカップルだと思う。B型の自分は身近で調達してしまうが、ちがうようですね。笑。廃校は茨城県の太子町の矢田小かな、エンドロールの協力で書いてあった。地図で調べると太子温泉、太子中学校は見つけましたが、はっきりしません、推測です。
ホームドラマ★★★   10話 「第2部スタート」なんて訳ありのタイトル
仕事に部活にバイトに塾にと、それぞれが忙しい毎日を送る中、智彦の様子が最近何だかおかしい。会社からの帰りも遅く、いつもボーっと考え事をしている。朝はズボンはいていないし、帰りに自転車置き場でドミノ倒しだ。智彦とまゆみはいい感じだと思ったのに。新キャラをキムタエさんで持ってくるかな。キムタエさんをもう一度見られて嬉しいけど。何か悩みでもあるのではないか…と心配する将吾(堂本剛)たち。子供だけは急に大きくなっているぞ。CM。
実は智彦は、営業の仕事のトイレを世話した小さな喫茶店を経営する浜田桃子(木村多江)に思いを寄せていた。亡き妻・香(木村多江、二役)と似ていることもあり、彼女のことが気になって毎日通いつめていたのだ。智彦「いい店です」、桃子「嬉しい」なんて、他愛のない会話だ。仕事しないで、客が増えたら店の手伝いしている始末だ。だがある日、その店で智彦が桃子と親しげに話し仕事の手伝いしているところを、翔子に見られてしまう。翔子は「いい感じだった、でもどこかで見たことがある」と早速全員に報告だ。みなは最近の智彦の様子を納得する。将吾は、複雑な表情を浮かべる。そして智彦も「好きな人がいる」と皆に告げる。祝福の言葉を告げる将吾に、智彦は「女房を亡くしてからそんなに経っていないのに、もう好きな女性ができたのかよ、って思ってるだろ」と反論する。将吾は率直に「そう思った」と言った。「死ぬまで、その人だけか」と言う。将吾「分からない」と答える。半年は経っているからいいかも知れない。この家族間での恋愛も御法度なのだろうか。皆も複雑な心境だ。映子は清一郎さんに、そうなると、この家はどうなるのだろう、と心配している。そうだ、この家族は旅立っていくことになり、消滅するかも。将吾と智彦は居酒屋に行く。智彦は「そっくりだ、前向きか、後ろ向きか、新しい恋か、引きずっているのか、微妙だ」。智彦と桃子の出会いだ、本当にそっくりだ、二役だもの、驚いた。毎日言っていることも告げた。将吾「似ているから?」。智彦「桃子さんは、香とは別の人だ、桃子さんを好きになった、香を忘れたわけではない、すっきりした」と酔いつぶれるまで飲んだ。智彦「香、忘れるわけないだろう」と呟く、CM。
次の朝、将吾は皆に応援しないかと提案する。仕事をさぼって喫茶店でコーヒー毎日飲んでいるだけでは駄目だと気づいた。光太は起こしに行く、力強い。智彦の服装から、どこに行くかも意見がでる。清一郎は婦人に会いにいくなら、花束だ、(韓国ドラマじゃない、と智彦つっこみ)で決まる。智彦の服装はフランス風(清一郎さんの好みんかな)もおかしい。智彦が桃子に花束を渡すと初めてだなんて喜んでくれました。そして、桃子は智彦に相談がある、盛り上がる、桃子「実は新居を建てる、来年結婚するのです、家のトイレも世話してくれますか」。最悪で、落胆。ジェットコースター展開だ。智彦「破格の値段で提供します」。桃子「秋庭さんの奥さんはどんな人ですか」、智彦は結婚指輪をしていた、見つめてしまう。智彦「桃子さんと同じ位いい人です」。家に早く帰った、智彦は「彼女は結婚します」。宏樹は一言「駄目ジャン」。映子「よかった、好きになって出て行ってしまうかもしれない、皆一緒で良かった、お祝いしょう、よかった」。まゆみ「好きになっても、向こうが好きになってくれるとは限らない」。そんなところに、将吾の妻の父(黒沢年男)がやってくる。そして言う「いい家だ、いい家族だ、住んでる家を見れば分かる」。そして二人で話したいと言う。頼みがある、実は・・・頼む、来週のネタか。おしまい。
しかし智彦の独走、爆走恋愛ネタは微妙過ぎました。前向きか、後ろ向きか、その通りです。軽く振られキャラもぴったりだ。智彦にラブだと思ったまゆみさんもあっさり智彦の新しいラブを応援していたから、その気はないのだね。おじさんはキムタエさんをもう一度見られて嬉しかった。光太キャラも変身して自信出ました。ここまで多くのキャラを作り、多少無理な設定も克服して、ジャンボ機がやっと水平飛行になったのに、もう着陸か。この話ならどれだけでも話続けられそうなのに、もったいない。来週は最終回だ。どうまとめるのか岡田さん、心配だな。主題歌がアローンアゲインだから、バラバラになるのかな。先週が感動だったが、今週は軽かった。
ホームドラマ★★★★★  9話 「生まれて来る命」 
青い空と雲のシーン、五ヵ月後、周囲の人たち興味を失っていた、光太は同級生に恋をした、宏樹はハシカで高熱を出した、中でも智彦の就職もトイレ会社のハピレットに決まった。将吾は住宅関係なので知っていた、智彦はトイレ使わない人はいない、骨を埋めるつもりですと力説している。仁美の出産もいよいよ間近に迫ってきて、仁美の体を気遣う家族だ、とくに、将吾は病院への送り迎えを会社の車でするなど過剰に仁美を気遣っていた。男か女かも聞いていない、色々意見が飛び交う。清一郎「ひ孫だ」。映子「孫だ」。宏樹はおじさんだ。タイトル。アローンアゲイン。
それを見ていた翔子は、なぜかむくれ顔だ。実は翔子は将吾が好きだったのだ。朝、映子と清一郎は「過保護にしなくても、子を産む女性は強い」と将吾の思いこみを優しく注意する。将吾は仁美を病院へ連れて行く、本当の夫婦みたいだ。この二人は自然でラブラブみたいだ。CM。
帰りも迎えにいた。子供の品を買ってきた。智彦からは「孫を待つじいさんだ」と言われるが、そんな智彦もパチンコで離乳食を取ってきていた。将吾は人形でお風呂の練習だ。翔子は、「家に友達を呼んできてもいいか」と皆に尋ねる。つい話の流れで彼氏を呼ぶという風になってしまい、やむをえず友達のキョウコの彼氏・稲葉(加藤成亮、ジャニーズだろ)に来てもらうことになった。レンタルする物じゃないだろう。CM。
予想通り大注目の中で稲葉君の登場だ。まゆみは「ジャニーズ系でいい」なんて言っている。翔子のおかげでキョウコと付き合った稲葉君はすぐに、翔子の陰謀を見破る。話に良く出てくるお兄さんが将吾さんだろう、「やきもち焼かせたかったのか」。翔子「何でだか分からない」。青春はそんな物です。夕食で仁美は尻餅付いてしまう。皆が心配する、徳に将吾のベタベタな心配ぶりは異常に思える。光太も宏樹も一人っ子なので楽しみなのだ。そんな話も部屋にいる仁美に聞こえてくる。一方、仁美に対する将吾の過剰に優しい態度を見て、大人組の集まりで、智彦は「事故で消えた命と新たに生まれてくる仁美の子の命を重ね合わせてはいけない」と忠告する。特に将吾は、亡くなった妻には子供がいたから余計だ。まゆみもそんな気持ちだと告白だ。智彦は「負担にならないように純粋に祝福しよう」。将吾「そうだね」と言いながら、回想で妻が登場だ。夜、将吾が翔子と会う。翔子は「きれいな奥さんで、何となく覚えている、しっかりしていた、私もあんな素敵な人になりたい」と言う。将吾「お前はならないよ、亜由美と翔子は違う、お前はお前だ、お前はいい女になる、保証するよ」。翔子は納得して嬉しそうだ。将吾は稲葉君が好きでない、むかついたという。兄貴みたいにむかつく。翔子は「じゃやめた、いいの、いくらでもいるよ」。まゆみはもったいないと言う。次の朝、将吾は仁美に話す「うざかったね、亜由美も子供も守れなかった、だから、その子は無事に生まれてきて欲しい、その気持ちは仁美をしんどくさせるだけだ、それを話したかった、ごめん」。仁美「謝らなくて、皆の思いが一杯で、責任重大だとおもったけど、嬉しかった、皆のいろんな思いを貰って生まれる子は幸せだ、だから悪いと思わないで、皆の思いと、この子を不幸に出来ないと思うから、生めて頑張れる、この家で生もうと思って良かった、私一人じゃ無理だと思う」。将吾「ありがとう」。その時、仁美のお腹で子供が動く、将吾も触って、動いている、「本当だ生きているんだね」。CM。
夕方、突然仁美が陣痛が始まる。いきなりこんなにひどくならないよ。映子さんは仕切って、宏樹、光太、翔子に指示を出す。将吾が病院に駆けつけると、仁美は分娩室だ。全員集合だ。女性陣は分娩室で、男性陣は外で待っている。酒井さん、ほとんどすっぴんで頑張りました。きれいです。握り棒の代わりに映子さんの手握っちゃ、骨折しちゃうかもしれない。結構長いシーンですが良かったな。そして、まゆみと翔子が分娩室から疲れた暗い顔で出てくるから、駄目だったと思った。喜んで出てくればいいのに、一緒に疲労して感慨に耽って茫然とした顔なのかもしれないが。喜んだ。病室でも家族の集合だ。新しい家族の登場だ。全員幸せな顔をしていた。ある日、まゆみが食事を作る、皆心配だ。仁美が帰ってくる。命名の書を清一郎が書く、命名 生。仁美「生きると書いて せい と読みます」。いい名前だ。感動していると、智彦、「なま」だという。生ビール飲もうという。爆。それからは、「なま」にしか見えないよ。仁美、やはり名前変えた方がいいと思います。
やっぱりこんな話になると泣けますね。陣痛の時に映子、まゆみ、翔子が分娩室に入って一緒だった。よかったね。感動しました。新しい命の誕生は嬉しい。一番の笑いは智彦の「なま」でしょう。将来が心配だ。これが最終回でないのだから、楽しませてくれるのでしょうね。酒井若菜さんは自然でいい演技でしたね。
ホームドラマ★★★ 8話 「迎えに来た息子」6月4日放送 マスコミは怖い、弁護士だ、いや沈黙だ
翔子の取材があった。家族全員で翔子の写真を見に行く。金賞「夕暮れ」のモノクロ写真だ。みんな良いねという。ニコニコの翔子だ、蝶ネクタイで決めた清一郎も「いい写真だ」と褒めてくれる。光太が見えない、ケーキを作っている所で被りつきだ。9人皆で初めてファミレスだ。まゆみさんは外資系流通会社に就職が決まったお祝いもかねてだ。9人は「河野清一郎と愉快なご一行様」でウェティングしていた。光太はどれだけ食らべれるかで嬉しい。まゆみは禁酒を言われる。和やかな時だった。将吾が職場に行くと、社長が写真週刊誌に将吾たちが乗っている記事を見せてくれる。タイトル、CM。
仕事場でも戸惑っているが、社長ははっきり言う、クライアントから「得体のしれない人に家を任せたくない」と行ってきたのだ。一方家では映子が次々の電話に出ていた。清一郎はコードを外してしまう。智彦、まゆみも雑誌をみる。宏樹は友達といると、母親が来て「あの子と付き合っちゃ駄目」と言う。智彦は雑誌社に抗議に行った。記者「事実と反すること書いてありますか、事実と推測は分けて書いてある、近所は取材して書いた。記者は「よろしければ、詳しくお話下さい、言わないと推測が広がる」と逃げながら脅す。智彦は「俺たちが何したというのだ」と怒る。記者「私には分かりません」。分からないものが記事を書くな、カーツと怒りたい。智彦は翔子の取材に来た記者を見つけ、怒りで駆け寄ろうとするが寸前やめた。理性的でした。CM。
夜、家では話し合った。将吾が行ったら切れていた、智彦も切れそうだ。智彦「どうしょうもない、記事になったから、誰がしたか分からない、世間はこんなものだ、理解できない物は排除する、自分と同じでないと気持ち悪がる、前に出て説明しても分かって貰えるどころか、言葉尻とられ、開き直ったといわれるのがオチだ」。将吾と智彦は怒っている。皆には何かあったか、長男の智彦は聞くが、大丈夫だと答える。ご飯になる。宏樹と光太、光太は注目されてかえって手を出せない、エルボーもある。宏樹「何かあったら僕たちこの家に暮らせなくなるの」と心配している。帰る家がないのだもの。大人は集まっている、翔子が風呂だと聞いて、智彦は「取材にきた記者の仕業らしい、だから彼女には」。でも風呂上がりの翔子は聞いてしまい、大泣きで「ごめんなさい」を繰り返す。皆は翔子のせいじゃないと、慰める。そりゃ記者が悪いのだ。映子に抱きかかえられて、翔子「ここに居て良いですか」。まゆみが「ここで朝まで話そう、雑魚寝、修学旅行にみたいに」と提案する。枕投げもある。賑やかすぎて、宏樹と光太も起きてしまう。不安を打ち消すかのように、ふざけ合って皆で夜を過ごす。光太まで体当たりでは、大変だ、笑。朝起きて外を見ると、家の周りは好奇の大人数の人だかりが出来ていた。マスコミの取材も来た。玄関の呼び鈴も鳴り続け、取材の申し込みだ。呼び鈴は鳴り続け、清一郎は呼び鈴の線を切ってしまう。全員たじろいでしまう。CM。
その時河野の息子(山崎一)が来る。思わず中に入れる。息子「どうかしている、何ですかみなさん、年寄りをどうするのですか、何が目当てだ、金ですか、騙されているんだ、連れて帰る」と言う。清一郎は「どちらさまですか、帰ると言われても、私の家はここです」。息子「あんたの息子だろう」。清一郎「どちらさまですか」を繰り返し、自分の部屋に入り鍵を掛ける。息子は「まきこむな、どうやって洗脳したんですか」。智彦「カルト集団ではない」。息子「あんな人ではない、父は他人に混じ暮らしが出来る人ではない、自分からするとは思えない」。映子「河野さん、事故の後、死のうとなさったんですよ」。沈黙。息子「だから何ですか、とにかく連れて帰る」。清一郎の部屋に行き「帰りましょう、俺たちが悪かったら謝る」。しかし清一郎は「どちらさまですか」と繰り返す。息子「本気ですか、血の繋がった家族よりも、ここを選ぶのですか、勝手にしろ」と言うと出て行った。窓から帰る息子の姿を見つめる清一郎だ。親子の縁を切ると決意したのだろうか。寂しげな、しかし決意に満ちた表情だ。映子が声を掛ける「いいのですか」。清一郎「あの子が悪いのではない、悪いのは私です」。映子は皆に、清一郎が、仕事中心に生きてきて、家庭は妻にまかせた。子供はちゃんと教育を受けさせた。これが自分の勤めだった。気が付いたら子供は家庭を作っていた。妻を亡くし一人になって、家族会議があったが、もめて息子は2人とも嫌がった。一人暮らしを選んだ。しかし息子が悪いのではない、自分がそうさせた、でももう自分の人生はいらない、誰にも必要とされていないのなら生きてもしょうがない、死のうと思った。そんあn時に、この家に暮らさないかと誘われた。映子も言った「死のうと思ったら何でも出来る、常識なんかどうでもいい、みな失ったんだから、河野さんには2度目の人生だ、息子の所には帰らない」。智彦良かったんですかね」。映子「分からない、でも、年寄りとしてではなく、一人の人間として必要にしてくれている、嬉しい」と言っていた。清一郎が来て「居たいんだ、ここに、誰にどう思われてもいい、ここにいたいんだ、駄目だろうか」。将吾「駄目なんかじゃない、河野さんいてくれないと困るから」。皆に笑いが戻る。宏樹は「清一郎」と呼び捨てでぶら下がりに走り寄る。そんな時に宅配便がくる。手紙が入っている。「雑誌記事見ました、私も5年前の団体旅行で夫を亡くしました、ですから気持ちは分かるつもりです、羨ましいとさえ思う、世間は厳しいでしょう、私の作った米です、皆さんで召し上がって下さい」。住所はどうして調べたのかな、マスコミは居なくなったのか。将吾は外でのバーベーキューを提案する。衆人環視の中で楽しそうに食べる。映子は参加を勧めるが、さすがに誰もいない。宏樹は友達を呼ぶとやってくる。
前半翔子の写真とファミレスで楽しかった。中盤マスコミが集まり、緊迫した、沈黙して露出をさけたためか、意外と簡単に下火になった。大ネタまで行かなかった。やはり大きなニュースは他にもあるから、話題度はなかったことだろう。智彦のセリフが全てを表している。説明しても言葉尻をとられて混乱するばかりだ。写真週刊誌とワイドショウーが日本の一部を確実に変えた。そしてそれはネット社会に繋がる動きだ。清一郎の家族が分かってきたが、他の家族はこれまでに説明があったので、反響がなかったのか。最後もあんたに宅配便で送ってこないと思うが、このドラマのゆるゆるのご都合主義として見逃しましょう。すっきりしませんが、とにかくこれで嫌なものは終わった。来週は5ヶ月後で、仁美の出産間近が話題だ、楽しい話題が欲しいぞ。
ホームドラマ★★★   7話
翔子(井上真央)は先週に続いて今週も写真を撮っている、空の写真だ。大家族の朝食が始まる。まゆみ(紺野まひる)がメインかな、アップが抜かれます。妊娠中の仁美は食欲が増している。出勤でやはり近所からは好奇の目で見られている。将吾(堂本剛)は、リフォームの現場で初めて一軒の家をチーフで任され、やる気満々になる。大きなリビングの家を提案するが、クライアントは個人個人が別々の家を希望している。最初から聞くと思うが、疑。その夜、妻の亜由美と一緒に食べた居酒屋で昔を思い出してしまう。智彦(ユースケ・サンタマリア)が通りかかり、一緒に食べる。智彦「うざいから」。智彦はうかない顔の将吾にツッコムと、将吾「やることが多ければ振り返られないで済む、俺も悲しくなることあります、頑張りたいじゃありませんか」。これは最初の智彦じゃないか。今度は智彦「しんどいときは俺に言えよ、長男だから」、頼りないけど。
一方、まゆみは地道に就職活動を続け、好感触を得た。智彦は、面接で人数の多さに逃げ出したが、皆と一緒に暮らそうとまゆみを誘った責任を感じ、まゆみが今の生活になじめているかどうか気にかけて、二人で外で話す。まゆみ自身は、家族のために自分が何かできないだろうか、と考えていた。一緒にいる資格があるだろうかまで思っていた。
そんな矢先、映子(いしだあゆみ)は食事からボタン付けまで一手にやっていたが、疲労で倒れた。いしださん、細すぎて病気の役が似合う。脚本家もそんなエピソード入れてしまう、爆。皆が集まって相談して、甘え過ぎだった、みんなで協力し合おうというが、まゆみが家事を引き受けると宣言する。朝早くから起きて、朝食だけでも好みがバラバラだ。味も微妙に違う。映子にお粥まで作る。映子はまひるをお嫁さんと思う。洗濯機も2台同時にフル稼働だ。干して取り込むだけでも大変な作業だ。張り切って家事に取り組むが、その必死な姿は悲壮感が漂うほどで、夕食は間に合わないが、仁美が手伝おうとしても断られる、声をかけられない雰囲気になる。パエリアだが、料理としては難しいようだ。皆は上手いと言うが不味そうだ。まゆみが食べ、自分でおいしい。どちらなのかな、まゆみは味音痴なのか。宏樹はぞうきん3枚持って行かねばならない。まゆみは頑張る。一方映子に家族から差し入れだ、清一郎は花と漢方薬、翔子は写真集、智彦はパチンコ景品、子供や将吾は漫画だ。映子は、自分の体調を気遣ってくれる家族に対し、感謝の気持ちで一杯になる。そして元気そうになった。
やはり将吾と智彦が食べて帰ると、まゆみが怒る。二人は済みませんと謝る。翔子は機嫌が悪い、自分が撮影した空の写真が、カメラ雑誌の主催するコンクールに入選したことを報告したかったのだ。将吾も仕事の件を報告し、映子も少し元気になった、みんなが祝いムードで盛り上がる。酔っぱらったまゆみはついに「駄目だ、ここにいる資格はない」と叫ぶ、将吾「楽に素直にいこう」。まゆみは酒乱か、本音を連発する。宏樹は大人すぎる、光太はシャツが小さかったと言え、翔子はもっと女子高生のイケイケ?になれ、仁美は年下なのに地味すぎる、智彦のだれだれはなんだ、しゃっきりしろ、将吾帽子を斜めに被るな、映子さん大好き、清一郎大体で、寝てしまった。皆はまゆみが無理していたことに気づいた。智彦「皆無理していた、それが当たり前だ」、まともだ。清一郎は何を言いたかったのか気になっている、笑。次の日、まゆみが起きると、映子がご飯を作って、まゆみの忠告通りに変身している。宏樹は子供ぽく、翔子は女子高生らしく、仁美はモー子言葉になっている、将吾は帽子をきちんと被って、映子は元気だ。ここは大笑いだ。翔子のところに雑誌社から取材がくる。空や花が好きだ。9人の大家族です。でも本当の家族じゃないとはっきり言う。取材記者は家を出ると携帯している。ここから来週の波瀾が起こる。まゆみの就職は駄目だ。住んでいるところが問題だったらしい。将吾は、胸をはって二人が家族を公開することが嬉しかった。でも世間やマスコミは許してくれないようだ。
今週はまったりですね。とにかく変身後の姿が大爆笑だった。酒井若菜さんはNHKの恋せよ乙女でモー子キャラやっているので、ここでもモー子キャラは嬉しい。さてさて、今週はまとめると、来週の大波乱の前フリです。ただ映子のハイテンションの声がないと、この模擬家族はまとまりませんね。おいおい、来週は大変だ。世の中は、ちょっと変わって目立つと、興味で叩かれる。今の風潮だ。近所でも大変なのに不特定のマスコミへの警戒心が足りなかった。でも写真雑誌の記者でも、そんな事になってしまうのか。怖い世の中だ。(演出:高津泰行)
ホームドラマ★★★  6話  チョコバーは父の想い出だからやめられない
将吾の家の中は模様替えた環境整備で、皆の気持ちは一つで落ち着いてきた。映子と仁美は仲良く、仁美は将来栄養士の資格を取ろうと決めた。就職が決まらない人もいる。しかし、近所の人たちには、他人同士が暮らす怪しい集団ではと、奇異な目で見るようになった。ヒソヒソ話される。将吾の勤務先の大槻社長(山田明郷)から不動産屋に近所の苦情があったと告げられる。映子とまゆみも挨拶しても返事してくれない。将吾は考えもしないのでショックを受け、自分が言い出して嫌な思いをさせて恐縮している。智彦(ユースケ・サンタマリア)や映子(いしだあゆみ)や清一郎は仕方ない。不思議だと思うよと言う。まゆみは悔しがる。智彦「男と女が同居して変な目でみられるかも」。まゆみ「ありえない」。速攻でした。智彦がっかりだ。将吾が智彦に感謝すると、智彦「ここだと眠れる、こんな馬鹿なことに誘ってくれて感謝している」。ちょっとひねくれている。
光太(西洋亮)は相変わらずいつもチョコバーを食べ続けていた。「なぜそんなにチョコバーが好きなのだろうか」と疑問に思う将吾(堂本剛)たちだ。同じ時、映子は、光太の学校へ提出する書類から、光太の誕生日が平成元年5月19日(16歳か)で翌日だと知り、皆にびっくり誕生パーティを提案する。その朝は光太は視線と、よそよそしさを感じた。将吾は唯一働いていて仕事へ行く。智彦と清一郎は買い物に行き、メモのない酒を買ってしまう。帰って怒られ女性陣に取られてしまう。部屋の飾り付けをする。翔子は写真が趣味だ。光太を待つばかりになったら、思わず映子は涙ぐんでしまう。仕事ばかりで息子に誕生会をしたかったのだ。光太が帰る前に泣きます。楽しくやりましょう、と言う。
一方、同級生による光太へのいじめが、近所の噂によりさらにエスカレートしていた。が、光太がいじめにあっているところを、偶然宏樹(泉澤祐希)が見かけてしまう。光太は宏樹に、「馴れている、皆には内緒にしていて欲しい、みんな心配するから」という。宏樹が帰って来る。光太も気を取り直して家に入ると、クラッカーが鳴り、ハッピーバースデーの歌だ。光太は「生まれて初めてだ、今朝も皆僕を避けて、ひそひそ話して、僕のこと嫌いになったかと」。チョコバーのケーキの蝋燭を吹き消す。チョコバーは父がよく買ってくれた、旅行でも買ってきてくれた、でも反発して食べなかった。父親との繋がりがチョコバーなのだ。でもチュコバーケーキ全部食べたら、健康に良くないよ。
夜光太はまとめてあったチョコバーを捨てる。一つ抜け出した。みんなは光太のことを理解しだした。自分は皆と違って、自分には帰る場所がないと思っているのだと将吾は気遣う。宏樹が起き出して、みんなに光太がいじめにあっていることを話す。智彦「この家のことで? 分かった、寝ろ」。宏樹は「うん」と言う。将吾「一緒に居るだけで嫌な思いしているんだ、何でそうなるんだ、そんな奴らぶっ飛ばしてやる」と怒る。智彦「よせ、こんな時感情だけで動くと光太を傷つける」。映子は「何で黙っていたんだろう」。仁美「ここにいたいからじゃないかな」。解決方法は見つからない。真夜中にパニックになったように光太は「チョコバーがない、全部捨てちゃた」と騒ぐ。映子は袋に残ったチョコバーを出す。食べながら、光太「誕生会で嬉しく、もうなくても大丈夫と思って捨てた、でも駄目だった、ごめんなさい」。映子「やめなくてもいい」。泣き続ける光太に、将吾「笑いたくないとき笑わなくていい、泣いてもいい、家族なんだから、頼むよ、光太」。    

次の朝、将吾は光太に声を掛ける。大丈夫という。清一郎「あの子は強い子かも知れない」。仕事していても気になり将吾は走り出す。智彦も走っていた。虐められても光太は抵抗しない。二人が駆けつける。相手の「高校生もいて可愛い、紹介しろ、他人の女と暮らしていやらしいな」に切れた。「僕の家族のこと悪く言ったら、許さない」と体重に任せて、相手にぶつかっていった。二人は見守っていた。将吾「大切なもののために、戦っているんだ」。しかし、多勢に無勢だ、勝つことはできない。道で仰向けに寝ころぶ。そこへ二人が登場して、起こしてくれる。将吾「格好良かった」。将吾「一回だけ言う、お前のこと尊敬する、お前は勇気がある、有り難う」。よく分からない。家族が侮辱されたことに、向かっていったからかな。家で将吾は光太の腕を高く上げ、皆は傷だらけの顔をみて、頑張ったと褒める。来週は映子さん病気かな、寝込んでいる。
剛くんもう少し大きな声でセリフを言ってください。聞き取れないので、もう一度みないといけない。前半はまったりしていました。とても和やかな大家族みたいでした。今回は光太君でしたが、チョコバーの秘密がはっきりしました。父の思いでだったんだ。でも清一郎「あの子は強い子かも知れない」が人生経験からの本質を突いた言葉だった。イジメはこれでなくなるかな。体重はあるのだから、ぶつかれば驚異ではある。少し戦い方を学ばないといけないかも。確かに近所の人たちの理解を得るには働きかけだ必要です。智彦だ男と女が同居しているのに、まゆみ「ありえない」は悲しかったでしょうね。ラブはなくて、家族のまま終わるのか。
ホームドラマ★★★ 5話
仁美(酒井若菜)が、事故で失った不倫相手の子供を妊娠していると告白する。突然のことに将吾(堂本剛)たちは言葉を無くす。智彦とまゆみの歓迎会は重くなった。仁美は考えて結論出すと言葉を繋ぐ。部屋割で宏樹(泉澤祐希)と光太(西洋亮)は同室だが、小学の宏樹は妊娠で皆が悩むことが分からない、光太はHな雑誌が発覚する。智彦と将吾が同室で、智彦は文句言う。タイトル。翌朝智彦は金を心配する、一人5万円だ、何かあると相談というシステムだ。子供達の金は貯金がある。初めの疑問が判明したが、妥当か心配だ。 仁美は亡くなった彼のお墓参りに向かう。町を歩いても子供の姿に目がいく。 夕飯は焼き肉だ、光太は大喜びだ。宏樹は皆に何か言いたげだが言えない。清一郎が電気を入れると停電だ。ゆかりの部屋のために荷物部屋の整理をする。将吾は踊るサンタ人形が出て見つめ続ける。
家に戻った仁美は今日の行動を語る。「彼の妻と子供がお墓参りをしている姿を見つけて、私逃げました、この子は世の中から祝福されない、この子を許せない人がいる、でも彼が残してくれた命だから、産みたい気持ちを消せない、どう思いますか」。グループ・カウンセリングがはじまり、意見が飛び交う。智彦「やめた方がいい、父親がいない子と君の将来を考えるとやめた方がいい、正論はつまらないものだ」。まゆみ「仁美さん次第だと思う、逆風を何とも思わない人もいるが、仁美さんはそんなタイプではない気がする」。清一郎「親御さんの意見は聞いたのか」。仁美「あの事故以来勘当です、世間体を気にする親だから」。みんなの言葉を黙って聞いていた映子は「反対です、父親なしの子の母親をやったのは私だけです、大変よ、あなたは頭で分かっているけど、世の中から祝福されないことがどんなに辛いか、あなただけならいいけど、子供は一生背負っていく、あなたの親代わりとして娘に辛い思いさせたくない、私は反対」。将吾「大変は分かるけど、あのバス事故でたくさん亡くなったけど、新しい命が生まれる、大切にしなきゃいけないと思った、そう思わない」。重い状況に、みな沈黙だ。清一郎「もし彼女がこの家で子供を産んで育てると、今までと違う」。映子「家族ごっこでなくなる」。みんな重く、想い出モードだ。このドラマの青い画面が続く。
宏樹のの授業参観の日がやってきた。結局、光太にしか参観日のことを言えなかった。宏樹「誰に来て貰うか悩むし、親はいないし、これでいい」と光太に言う。掃除をした映子は紙飛行機の授業参観の案内を見つける。土曜日だ、皆が家にいる。遠慮しているのだ、将吾「なんで遠慮するんだ、誰も来ないと淋しい、俺は来てくれたことないから、淋しいと分かる、来ないこと分かっても戸を見てしまう」。映子「私が母」、清一郎「行きたい」、結局全員が行く。宏樹は黒板で解答できない。マラソン?の光太も時計を見て、走り出した。参観が終わり、皆は校庭で待っている。宏樹「ありがとうございます」。仁美だけ遅れて後を歩く。夜、戸を直す将吾に仁美「ありがとう」と言う。朝、折りたたんだカーテンの上に置き手紙があった。ブランコが揺れていることに気になり、手紙をみて、将吾は追いかける。「私は一人で生きていこうと思います、本当にありがとう、お世話になりました、とても楽しい生活でした、この家のみんなが大好きです、原口仁美」。荷物を持つ仁美に将吾は追いつく。簡単に追いつきすぎ、笑。将吾「何なんだ、これ」。仁美「いろいろ考えた、どうしても産みたい、みんなの所で産みたかった、でも大好きなみんなの迷惑かけたくない、お荷物になりたくない」。将吾「お荷物ならお荷物でもいい、それくらい背負ってもあの家潰れない、お荷物かはみんなが決める、映子さんもみんな、仁美ちゃんの気持ちを伝えてくれるのを待っている、俺たちに伝えないで、誰に伝えるんだよ」。仁美は戻る。書き置きを映子は読み、「言い過ぎたかな」と心配している。仁美「ごめんなさい、私心配ばかり掛けて、私、ここで子供を産みたい」。映子に向かい、「映子さん、私まだ自信はないが、映子さんみたいになりたい、どんな時も明るく、心が大きい、笑っている、そんな母親になりたいです」。映子「大変だぞ、これから」。映子は泣く仁美を抱きしめる。朝飯が始まる。おしまい

仁美の妊娠と宏樹の授業参観だ。一人ずつエピソードが作られ、深まる。今日で、家族ごっこから家族になった。将吾は仁美にラブだ。智彦はまゆみが気に入っている。岡田さんだから最後は全員結婚でおしまいだ。それがゴールだね。子供たちは恋愛はないが、赤ちゃんが産まれるまでかな、いきなり5年後もあるか。難しいテーマで展開だったが、まったりしながらも良くなっていきました。これはPTSDのグループカウンセリング療法です。 来週は光太がメインだ。
ホームドラマ★★★  4話  表面は落ち着いたが、皆の抱える問題が出てきた
新見まゆみ(紺野まひる)が皆に謝る。ツアーコンダクターの新見が夫だった。まゆみ「本当に申し訳ありませんでした」。智彦(ユースケ・サンタマリア)は会社に面会に来たことを思い出した。まゆみは謝ることで先に進みたい。仁美(酒井若菜)は「優しそうな方でした」。清一郎は妻に気を使ってくれたと語る。翔子(井上真央)もここがいい所だと写真を撮ってくれた。映子「私の買い物が長くて5分出発が遅れなかったら、もうああしなければと考えることは辞めた、あなたもそう考えることを辞めたら」。将吾(堂本剛)「俺たち大丈夫です、自分を責めないで下さい」。清一郎(田村高広)「あの人も同じだ、大事な人を亡くしたんだ」。智彦「俺はひどいこと言った」。皆は達観しているようだ。智彦は無理矢理泊めさせられる。 タイトル。  将吾の家(=ホーム)で一晩過ごした智彦は、みんながなぜホームで暮らすか理解しだした。映子「滅茶苦茶だ」。智彦「子供が理解できなったが、見ると大人の方が理解できない」。映子「誰かと一緒にいたい、頑張れは嫌で、やってみた、家族ごっこかもしれない、いつか一人で平気になったらいいと思う、将吾君に感謝している」。清一郎「全部言われた」と笑み、嬉しそうだ。一斉に目覚ましが鳴り、起き出す。朝食が始まりトイレが順番だ、3つ必要ではないか。
帰宅する智彦と一緒に、将吾は今日は雨になるから自転車じゃなく翔子もバスで登校しろと命令する。翔子は、思い切ってバスに乗るが、最初から気持ち悪そうだ、バスが揺れた瞬間、事故のフラッシュバックが起こりパニック状態になる。PTSDでバス恐怖症だ。翔子「止めて下さい」と泣き騒ぐ。バスの中は大変になる。将吾の胸で泣く翔子だ。翔子は家に帰り寝ている。将吾は、彼女がバスに乗れないことを気付かなかったことを悔しがる。清一郎「家族だから何でも言えるわけではない、知っているわけでもない、自分を責めるんじゃない」。説得力あります。清一郎さんが一番入れます。将吾は翔子の所へ行き、「ごめんな」と言う。翔子「何で勝手に入っているの、助平、(笑)、心配かけてごめんなさい、ずっと怖くて乗れなかった、どうしても駄目で、怖くて足が震えた、でも、一人で抱えない、ちゃんと言う、優等生は辞める、そのために来たんだ」。将吾「バスに乗れなくていい、俺はジェットコースターに乗れない、同じだ」。全然ちがうよ。将吾「落ち着いたら下に降りてこい、心配しているから」。翔子「ありがとう」。回復の兆しかな。 一方宏樹(泉澤祐希)は、学校の授業参観に誰に来てもらえばいいのか悩む。光太(西洋亮)は学校でイジメを受けていたが、誰にも言えずにいた。イジメの学生「事故の生き残り、可哀想って顔するんじゃない」。光太は顔にチョコつけて帰るが、気づいてくれない。仁美も就職活動も進まずベンチで思いに耽る。
智彦は、テレビで旅行中の事故の8名の家族のニュ−スを見る。思わずまゆみの元を訪れる。ファミレスで智彦はまゆみに「傷つけた」と謝る。智彦「良くないな、電話に出ないし、部屋に閉じこもっている」。まゆみ「謝ろうと謝ろうと思ったが、謝ったら、もう何もする気がなくなった、大事な人も亡くした、一人だ、もうどうでもいいと思った」。智彦「よくない、一人じゃだめだ、落ちていく」。おいおい、気づいたか将吾のセリフだ。智彦「頼みがある、一人じゃできない」。家でもニュースが流れる、昼の海外旅行の8名の全員死亡が確認されたと放送されている。その中で、タイの事故も取り上げられる。清一郎はテレビを消す。全員暗くなった。翔子「今のニュース、みんなと見られてよかった」。映子「一人じゃ辛い」。将吾「自分たちのニュースもこんな風に取り上げられ、忘れ去られていったのか」。そんな時にまゆみを連れて智彦「仲間に入れてくれ、前向きに生きたい」。将吾「いいよ」。智彦「この人が一人では行きにくいと言うから」。智彦は面子を大事にする悲しい動物だ。最後に爆弾発言、仁美「私、妊娠していた、彼の子供、どうしょう」。産めばいいよ、8人も9人も同じだ。
淡々と話は進む、見れば全員集合どころか赤ちゃんも参加しそうだ。まあ、岡田さんは「ちゅらさん」で、大家族を描くのは得意だが、問題はまとめだよ。これからどこへ行き結末はどうなるのだろうか。結末で大きく印象が変わりそうだ。井上真央さん、可愛いですね。田村高広さんに、自分ははまれる、最高です。酒井若菜さん、女子高生もいいが、大人も演じられる。素晴らしいです
ホームドラマ★★★ 3話 大家族が出来ると楽しいね
賑やかな大家族の朝が始まる。これまでとドラマの味わいが全く違う。慰霊祭に集まった智彦(ユースケ・サンタマリア)以外の7人は、将吾(堂本剛)の提案に乗り、一緒に暮らし始めた。私は食堂のおばちゃんではないと言いながら、母親代わりの映子(いしだあゆみ)が皆を取り纏めた。。必要な物がある。風呂の鍵がいる。ソファが欲しい。家の鍵をみんなに渡すけど、大きい家で誰かいるから、鍵はいらないよ。将吾は智彦が気がかりで、自宅に電話をかけるが、智彦は心を閉ざして居留守を使っている。そして智彦は、上司は「首になるところを休暇で済むようにしているんだ」と言われる。休暇を取るよう勧める上司に「今まで家族を犠牲にして誕生日なども全て犠牲にして仕事してきた、家族がいなくなった今、休暇貰ってもすることない」と食ってかかり、勢いで「こんな会社辞めてやる」と言う。
一方、家具店を辞めて職探しの仁美(酒井若菜)は、偶然智彦に出会う。仁美も会社もやめて一緒に暮らし始めたと言う。智彦は「違う、俺はバスに乗っていない」。仁美「皆違いますよ、偶然会えて嬉しかった、落ち込んでいたから、頑張りましょう」。智彦「腹立つけど、いいね、頑張りましょう」。仁美から智彦が会社を辞めたと聞いた将吾は、いてもたってもいられず智彦の家へ行く。智彦は、荒れた家の中で一人酒に溺れていた。智彦「君はバスに乗っていたよね、妻子はどうだった」。将吾「楽しそうでしたよ」。智彦「君はイイ奴だ、普通に知り合ったら、君の事嫌いじゃない、悪いけど帰ってくれ」。将吾は智彦に対して、怒りを表す。将吾「何か良くない、何なんだこれ、あんたは正しいと思う、口ばっかです、傷舐め合って生きるのは気持ち悪いって言いましたね、でもあんた自分で傷舐めているだけで、あんたの方が後ろ向きだよ、俺らは前に進むため一緒に住める、なんだ情けない、大嫌いだ」。もみ合って電話器が落ちると、智彦の妻の声の留守電の声が流れる
映子と翔子は買い物にいく、シャンプーの好みも違う。チョコバーも山ほど買う。宏樹とチョコバーの会話、この家ゲームがないね、でも楽しいね。夜、大人組は話す。これはグループ・カウンセリングですね。清一郎(田村高廣)は「将吾君はウザイ、でもウザイは悪い事じゃない、家族だ」と言い切る。素晴らしい存在感だ。仁美は将吾に呼んでくれて有り難う。智彦は同期の友人に「分かるよ、頑張れ、飲んで忘れよう」と言われるが、智彦「分かるわけない」。智彦はひどく酔っぱらい、タクシーでドライブだ。智彦は思わず将吾の家に来た。でも誰もいない。清一郎じいさんが捨ててあるソファを発見し、皆で運びに行っていた。帰った皆は智彦を見つける。早速ソファの掃除を手伝わされる。皆「おかえりなさい」、思わず智彦「ただいま」と言う。そこへ新見まゆみ(紺野まひる)まで訪ねる。そして土下座して謝る。まゆみ「コースを外れたツアーコンダクターは私の夫です、申し訳ありませんでした」。さすがに、皆は沈黙する。
何で皆が集まった、生活費はどうしているんだ、と疑問は多い。しかし水に流してしまえば、楽しいです。評価アップしそうです。楽しいときが続くが、新しい環境で問題も起きそうだ。予告ではチョコバーは学校でイジメられていた? そして最後はどこへ行くのだろうか。岡田脚本の最後はハッピーエンドだが、何がハッピーなのか、新しいテーマを提出できるかがこのドラマの評価を決めることになる。
ホームドラマ★★★ 2話  これは現実ではなく、ファンタジー物語です、納得
事故で大切な人を亡くした将吾(堂本剛)らは、それぞれの生活に戻った。彼らに、将吾から「一緒に暮らそう」と手紙が届く。それを見て、まず光太(西洋亮)が将吾の家にやってくる。事故後、過食症の光太は、チョコバーを食べ続けた。手紙には「よろしくお願いします」だけだった。将吾「来てくれて嬉しい」。将吾は光太を弟と紹介する。
一方智彦(ユースケ・サンタマリア)は仕事に没頭した。上司は仕事を減らすというが、智彦は仕事で忘れたいのだ。智彦は、お互いの傷をなめあう将吾に反発する。その頃映子(いしだあゆみ)は、家が近いので、たびたび清一郎(田村高廣)の家に行き食事を作って食べた。清一郎「妻が死んですぐ、若い愛人が来ると近所は噂する、私はいいんだが」。映子「光栄です」と気にしないと言う。少し嫌な思いの映子「みんなどうしているかな」。二人も行き詰まっていた。
翔子(井上真央)は、家庭教師をする。バス事故で両親と弟を亡くし、バスに乗れない翔子は、学校までの遠い道のりを自転車がパンクし徒歩で歩く。辛いよね。本当の身内なら車で送って貰える。他の人には分かって貰えない。先週も自転車だったのはバス恐怖症だ。山梨が地震だとニュースで聞いて、将吾は携帯する。丁度辛いところだから心が揺れる。光太も一緒に住んると言った。翔子「ありがとう」。次に宏樹から携帯だ。
将吾が帰ると、翔子と宏樹が来ていた。おいおい、そんなに簡単なものか。脚本の岡田さん、ここは沖縄じゃなく、自己責任の日本だ。自己責任なら、何してもイイのか。年金払わない大臣がいる国だもの(怒笑)。将吾は宏樹の祖父母に電話する。宏樹が自分でどうしても行くと言った。将吾「ちゃんと守ります」。翔子は私は大人で大丈夫ですと言う。表面はよい子が心配だ。
たくさん集まり智彦に報告する。大家族で楽しいと報告する。智彦「家族はそんなものじゃない、家族ごっこだ、最初楽しいが、下の子は小学5年だ、大丈夫か」。まゆみ(紺野まひる)が智彦の職場に面会にくる。仕事を辞め日本に戻り、お詫びに来た。智彦は怒る。智彦が一番立ち直っていない。智彦「何で夕日を見るためにルートを変えたんだ、それがなければ・・」。
将吾の家は楽しそうだ。映子が将吾の家に電話すると、翔子が出た。早速映子は清一郎を連れて、将吾の所を訪ねる。そこで将吾は職場でやはり浮いたままの仁美(酒井若菜)を呼びに行く。映子はたくさん食べてくれるので嬉しい。食後は自分の人生を語りだす。ついでにみんな来ないかという。仁美も自分を語りだした。職場の上司の不倫旅行で、事故は被害者だけど、彼の奥さんからは加害者・人殺しです。最初で最後の旅行にしょうと思った。仕事辞めると悔しい。世間的に罰かもしれないが、私は彼を本気で愛していた。もう無理です、遠回しに辞めてくれと言われた。彼の奥さんが抗議した。私はみんなと違うんです。子供には難しいかな。だから、一歩引いていた。将吾「彼女の恋愛が間違っているか分からない、世界中が非難しても見捨てない、家族なんじゃないか、家族を持ったことがない、じいさんに育てられたが死んじゃった、悪ぶって家に寄らなかった、家族に憧れていた、結婚していい家族持ちたい、俺の奥さん子供いたんです、だから、家族と思う、最後に味方になってくれる、居場所があるんだ、家族ってそんなものかな」。映子は清一郎に言う「もう失う物はない、常識なんてイイじゃないですか、いやなら私一人で行く」。精一郎「嫌とはいっていない」。
次の日、学校へ行く。智彦は仕事のミスで休暇を取るように命令され「一人になりたくないんだ」。これが本音だ。仁美は会社を首になり、将吾の所に来る。将吾「お疲れ、帰ろうか、じゃ行こう」と言う。また一人増えた、いや3人だ。
ファンタジーの夢物語です。ドラマのお約束の都合良さで、細かい所は無視しょう。いきなり集まった展開に納得しょう。自分をグループの中で語り、自分を客観化し共感する。これはグループのカウンセリングだよね。ドラマだもの、これくらい飛躍していてもいい。あまり出てこないが生命保険や事故の賠償金で働かなくてもいいのではないだろうか。評価あがりつつある。この設定に違和感感じなければ、面白くなりますね。ただ、今回は回想シーンはないのか、岡本綾さん、キムタエも出ない。淋しい。
ホームドラマ★★★  1話 タイのロケは凄いが2時間は長かった
東京郊外のとある一軒家に暮らす、8人家族。一見、今時あまり見られないような仲のよい大家族だ。しかし、彼ら家族には血のつながりは一切ない。あの事件がなければ、一生会うこともなかった者同士だった。本当に凄い、朝食風景でこれだから夕食はどうなの(笑)。
その事件とは、東南アジアのタイの美しい街で観光バスの転落事故である。バスの中は賑やかだ。遺跡も凄いです。ツアーガイド(岡田浩輝、もう退場ですか)は気を利かせて、観光客に美しい夕日を見せようしたが、道を間違え地図を見ながら運転し、対向車が追い越しを掛けていた、衝突を免れようとしたが道から転落する。25歳の井坂将吾(堂本剛)は妻の亜由美(岡本綾、いいですね)との新婚旅行中だ、妻から妊娠したという。32歳の秋庭智彦(ユースケ・サンタマリア)は、単身赴任中に家族(妻はキムタエさん、絵になります)が旅行に訪れていたが、仕事のトラブルでバスに同乗できなかった。22歳の原口仁美(酒井若菜)は、不倫中の恋人とのお別れ旅行だ。そして17歳の長峰翔子(井上真央、新鮮なかわいらしさです)は家族、14歳の中西光太(西洋亮)は家族、10歳の青山宏樹(泉澤祐希)は両親、51歳の遠山映子(いしだあゆみ)は息子2人と一緒だ、71歳の河野清一郎(田村高廣)は妻(長内美那子、昔の昼ドラの女王です)と一緒だ。奇跡的に将吾は生き残り、妻を失い(岡本さんはもう出ないのですか)、仁美、長峰、光太、青山君、遠山、河野の8人は生き残るが、家族や恋人など、最愛の人を失ってしまう。秋庭が仕事から駆けつけると妻と子はもはや袋の中だった。死亡者15名だった。大きく報道された事件は、あっという間に風化してしまい、世間からは忘れられるが、彼らの心の傷は、少しも癒えることはなかった。
事故の場面は凄いですね、傷も結構リアルに作っています。丁寧な作りのようですね。回想シーンで将吾は妻に「大家族を作りたいので、この家に住みたいという」。一階は家内工場みたいな古い家だよ。庭にはブランコがある。秋庭は日本に帰るがバリバリ仕事している。青山君は転校した、光太はチョコバーばかり食べている、河野は川を見ている、長峰は自転車で登校している。将吾のところへ慰霊祭の案内が来る、ひとしきり泣く。
3ヶ月後、慰霊祭のために現地で8人は再会する。まだ転落したバスが残っている。仁美はまだ腕をつり下げている。河野は足を引いている。松葉杖の子もいる。そして、現地の旅行会社に勤務する新見まゆみ(紺野まひる)も、一人で慰霊碑を訪れていた。その夜、彼らは食事を共にしてお互いの思いを語り合う。遠山は楽しくやりましょうと提案する。将吾と秋庭は賛成する。将吾は一人喋る、テレビをみて笑っている自分や、あの時こうすればいいとか、いろいろ考える。他の人には分かってくれない。自分をわかってくれるのはこの人たちしかこの世界にはいない、と語る。河野「その笑った番組は、教えてくれないか」(笑いたいのだ)。将吾「覚えていない」。店員が「家族旅行ですか」と言われる(アジアでは大家族なのですね、でもこの言葉がきっかけだ)。思わず皆で自分の役割を考えて話が弾む。将吾は、「皆で一緒に暮らすっていうのはどう?」と提案する。トイレが混み合うよ。他愛のない話が場を繋ぐ、ようやく和んで皆に笑いがきた。自然に笑ったのは皆久しぶりだった。夜まで食べ踊り楽しんだ。人生の大きな喪失体験は、心的外傷を起し、フラッシュバックやパニック発作、うつ状態を引き起こすと思います。皆うつ傾向でしたが、表出せずに抑制していたように思いました。
そしてそれぞれの暮らしに戻った。回想シーンだ、亜由美と家について熱く語る。将吾は秋庭に会いに行く。皆で一緒に住まないか提案する。次男が長男に説明するものだと言う。秋庭「本気、赤の他人だ、馬鹿なこと言わないで、そんなの嫌いだ、傷ついた者が寄り添って、傷をなめ合うのは嫌いだ、今後やめて」。確かにその通りだ。広い家で一人だ。将吾「でも皆家族を求めたのではないだろうか」。将吾は家を自分で手を入れながら(ペンキで塗る)、皆に手紙を出す。みんな手紙を読んでいる、それぞれの場所で。遠山は河野に会いに行く。これまでの環境で、やはり距離感を感じている。「何で私なの」と思ってしまう。近くに河野さんがいたので、一緒にご飯食べましょう、と言う。語りかけるが河野は答えない。河野「よく喋る人だ」。手紙の話をする。青山君はばあちゃんの所だが、淋しそうだ。誰からも返事はなかった。 仁美は不倫旅行だったので、職場で孤立している。将吾は仁美に会いにいく。「気持ちは嬉しいが、共同生活は苦手なのです」。「だったらいいんだ、またね」。「誰か来た人いますか」。「いない、またね」。長峰からは青空の絵はがきで断りの返事が来た。将吾は自転車の長峰にも会いに行く。富士山の見える湖で、「おじさん、おばさんは、優しい、友達もいる」。「どうしたの遠く見て」。「本当に大丈夫です」(大丈夫じゃないですね)。次に青山君に会いにいく、週刊誌を万引きをしていたが事故の子だねと許してもらえた。川のほとりで、捨てた週刊誌を将吾は川の中に入り取る。そして本屋へ行く。青山君「僕は悪い子なんだ、僕のせいで親は死んだ、ゲームをバスの中でやめなかった、だから親は死んだ、もう謝ることもできない、怒られたい、おとうさんに怒られたい」。将吾「分かった、俺が怒ってやる」。青山君のおじいさんと話する。じいさん「学校は、将来は、あの子の人生を背負えますか、私たちは血が繋がっています、私たちの仕事です」。帰る。水槽にエイ?を買ってくる。そしてブランコに光太がいた。みんな考え込んでいる。エンドタイトルが流れる。
    ☆     ☆
剛くん、髪長いよ。この設定は微妙だ。辛い体験を共有するために共同生活する。ありぇない〜。でも冒頭で描かれたように、共同の疑似家族になるのですね。田村高広さん、いしだあゆみさんは貫禄の演技だ。キムタエさん、ワンダフルライフに続いて登場したが、もう出ないのですか残念です。ドラマも剛くんのナレーションのまったりしたペースでの2時間は地獄だ。初回は登場人物の説明もあり、事故の場面も見せないといけないから大変だった。しかし事故までで分けても良かった気がする。事故でどうなるかでエンドでいいよ。そしたらロケの絵もいいから4つ★だったかもしれない。見逃したかも知れないが将吾の仕事はなんでしょうか。事故の生命保険でしばらくは仕事しなくていいのかな。本当に書き込むのは辛い。オーニング音楽はギルバート・オサリバン「アローン・アゲイン」で懐かしい、鼻歌出来るがかみさんと曲名が出なかった。岡田さんの脚本はちゅらさん以外は苦手ですが、今回はちゅらさんと同じ大家族志向ですね。期待してます。(脚本は岡田恵和、#1演出:平野俊一)

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