光とともに  日テレ  水曜  22時   プラウザの 戻る← で戻ってください

原作:戸部けいこ「光とともに…」       脚本:水橋文美江         演出:佐藤東弥、佐久間紀佳
プロデューサー:櫨山裕子、内山雅博    チーフプロデューサー:梅原幹  主題歌:RYTHEM「万華鏡キラキラ」

東幸子(31)...篠原涼子            里緒秀美(33)...小林聡美      東雅人(32)...山口達也
桜俊也(30)...武田真治            相良薫(34)...鈴木杏樹        川見純(24)...市川実日子
藪下めぐ美(28)...井川遥           藪下檜治(29)...大倉孝ニ       東光(5)...齋藤隆成
東貴子(54)...高橋惠子            矢吹一...渡辺いっけい        幸子の実母・裕子...金沢碧 
光とともに★★★★★  11話  6月23日  感動と涙を有り難う
幸子のナレーション---先生、昨日光はパニックを起こしました。いつものジュースがなかった事が原因ですが、始まったら手が付けられず、治まるのをまつ、これが最後のパニックであることを願いながら---、幸子「いつものジュースを買い置きしてなかった、もう説明するば大丈夫だと思った、怒っているでしょう」。雅人は片づけながら「つっかかるなよ、怒ってない、もう治まったからよそう」。非亜kるはトイレに入ったが玄関の鍵を開けて、出て行ったようだ。管理人が見つけてくれた。幸子「先生、いいことばかり続きませんね、久しぶりの光の大きなパニックと行方不明」。幸子は思わず光を怒る。泊めるマ雅人だ。幸子「頭では分かっていても、イライラは募ってしまいます、それまでのいいことが全て消えるような、やりきれない気持ちになりました、ごめんなさい、頑張ります、先生があさがお学級から卒業する日、私も先生からしっかり卒業しまように、先生えお笑顔でお別れできますように」、連絡帳に書き込んだ。タイトル。
幸子の所にめぐ美がやってくる「ダーリンのいうとおり、いい所住んでいる、ちゃらかっているうち入らない、こんな広い所に住んでたらいいけど、パニックがなんだ、大したことない、琴美も30分も泣き続けているよ」。幸子「泣くのとちがうの、体も大きくなり、小さい時みたいに体を押さえ付けるわけにいかないの、どうしようもないの」。めぐ美「あんた、自分だけが大変だと思ってんじゃないの、私は何て可哀想って思ってんでしょう、いってるよ、私から見たら羨ましい、友達は一杯いるし、光君出来ること増えてるし」。幸子「先生のおかげ、とってもいい先生に巡り会えたおかげ、先生の力大きいの」。めぐ美「辞めれば、先生変わると初めからやり直し、友達は友達としておいて、養護学級に来ればいいじゃん、うちの養護学校はプロが揃っている、里緒先生がいないのなら、今の学校にこだわる必要ない」。桜はあさがお学級に行き「年下の男に興味はありますか?」と、いきなり話すが、そこにいたのは里緒ではなく先週の里緒と親しい若者だ。若者「ない」。そこへ里緒が来た。桜は聞くと「大学の同級生だという、昔よく遊んだ、障害児教育に興味があるの」。若者「ヒデブー、何かあったら連絡くれる」と去る。桜は里緒に「今度の休み映画でも、一人の女性として楽しい休日を過ごしてみませんか」とデートに誘う。里緒「いいですね、誘ってみます、光君のおかあさん、ストレス溜まっているみたいです」。肩すかしで笑。川見先生と子供達に見られた。川見「今のはいたたまれなく、ダーットいう感じ、大人になるといろいろあるの」。里緒に向かって「里緒先生もつれないですね、だって桜先生は里緒先生を誘ったのでしょう、それを光君のおかあさん誘うなんてかわす」。子供「分かった、桜先生は里緒先生が好きになったんだ」。「へぇすごい」。里緒「凄くないの、大きな声出さないの」。里緒は幸子を誘うい、「おひさまハウス」を利用することを勧めた。幸子は雅人に障害者の自立をサポ^−トして、宿泊訓練や緊急時の一時保護、エスファイト(保護者がほっと一息つく手助け)、光のサポートのために考えた。雅人「里緒先生はいい先生だ、自分が辞めた後も、幸子が一人で背負い込まないように考えている、利用しよう、光にとってもいろんな人と出会うのは大事なことだ」。CM。
おひさまハウスだ、学生ボランティアの森君だ。森のちょっといい加減さに心配だ。新幹線で楽しいそうにやる。裕子と貴子が来て、「私たちがいるのに、一生元気です、100歳まで長生き、私は300歳まで、私は500歳」。若いおばちゃんの子供じみた喧嘩です。雅人「光にはいろいろ経験させたい、いろんな人と関わることで得る物もある、これからもサポートしてもらうつもりだ、馴れたら宿泊施設を利用したい」。貴子と裕子は歩きながら、裕子「いろいろな人が手を貸してくれるのは有り難いけど、淋しいわ、孫の面倒は生き甲斐でもあるのに」。貴子「私、そんなおばあちゃんにならないでおこうと思った、孫の面倒見るのだけ生き甲斐じゃ淋しいわ、障害のある子だから、余計口出して、でも特別扱いは必要ないのかもしれない、光、雅人、幸子、そして私たちには、それぞれの人生をしっかり生きてこそ、他人の人生を支えることができる」。裕子「そうですね、距離をもって見守っていこうかしら」。貴子「そうよ、いざという時に飛んでいけばいいのよ」。裕子「そうですね、私には私の人生、恋でもしようかしら」。貴子「ご主人いらしゃるじゃない」。裕子「あ、そうだった、残念ながら元気なの」。爆笑。幸子と里緒は映画を見て、プリクラ写真だ。川でボートに乗っている。里緒「森君は先生を目指している、いい加減で柔軟だから、私より良い先生になる」。幸子「里緒先生よりいい先生はいません」。里緒「わずか1年で辞める無責任な女です、もし私がいい先生だとすれば、それはおかあさんが一生懸命だからですよ」。これが将来を切り開く言葉なのですね。里緒「私もストレスでイライラするときもある、でもおかあさんが一生懸命だから頑張れる、あなたの力が大きい、ヒデブーの発言でした」。そうだ、人と人の良い関係は、こんな姿ですね。光は森から「驚きました、凄い才能ですね」。家に帰り、雅人と幸子の前で、光はジグゾーを裏返しでピースの形だけで、しかも順番に置いていく。凄いぞ、光君。CM。
学校に行くと、新しいあさがお学級の奥田先生(森口瑤子さん)が後任として見学に来た。その頃川見は光に里緒の写真見せながら「りおせんせい」と繰り返す。光は反応なしだ。川見と桜は屋上で、落ち込んでいる。川見「一緒に辞めたらどうです、ドラマティック、ありえないけど」という。桜が校長の所に行くと胸が苦しく倒れている。校長「病院へ行っている、新年度迎えるまで倒れられない、無理しないといけないときがある、私の今がそうだ、里緒先生一人が居なくなって変わる柔な学校にしたくない、誰もが安心して通える学校だ」。トマト園で出来たトマトを渡す。桜、トマトの絵を描こうと決める。奥田先生は、光の資料が山のように書いてある里緒の資料を貰った。奥田「受け取った時負けたくない、追いつきたいと思いました」。トマトの絵だけど、光はダイナミックに赤と緑だ。奥田が光の絵を遠く離れて見ると、何と光の絵には綺麗なトマト(誰もかけないような)が書かれていた事を発見した。CM。
里緒も幸子の所へ行く、絵を見せる。光君も嬉しそうだ。里緒を見送りながら、幸子「めぐ美から養護学級を勧められ考えていました、でも先生方の築いたことを壊したくない、どんな先生が来てもゼロからの出発じゃありません、私やってみたいことがある、自立登校です、やります」。里緒「力むから、楽しんでやって下さい」。登校時に橋、ポストなど目印を写真を見せて覚え込ませた。あの女将もその様子を見ていた。目印の家にカード入れを作った。卒業の日までに、実現したい。カレンダーに印を付けていく。そして、ある日ドキドキして待っている。足音が何人も間違えたが、遂に光が帰ってきた。幸子が待っている家に帰った。「お帰り」という。幸子は達成感で泣くが、光は喋ることもない。自立登校は里緒のさよならの日の前日だった。
夫婦で乾杯だ。一人で登下校は、考えられないことだ、でも覚悟が必要だ。雅人「明日で最後だな」。そこに桜から電話「お別れ会をしょうと思います、里緒には内緒です、そして子供達から言葉を貰いたい、光君からも何か考えてみませんか」。その登校日、光は一人で行く。「いってらっしゃい」。しかし、順番に目印のポストにカードを入れるが、樹にかかったポストが落ちて、犬の散歩に付いていった。里緒はポストを探し出し、連絡を受けた幸子は連絡する。そんな時に、幸子は見つかったと連絡を受けた。「子供が迷惑かけたら親が責任取るのは当たり前です」の女将の家だった。謝ると女将は「一人で登下校を練習するようになるの、時々見かけました、根気よく子供さんと向き合って感心してました、名前は」。幸子も里緒も自分の名前を言うが、里緒「東光君です、今度2年生になります」。里緒「これからも寄り道するかもしれません、よろしくお願いします、子供が育つためには、家族、学校、地域の3つの協力が必要です」。女将「私は暖かい人間じゃない、甘やかすのも好きじゃありません、そんな風に頭を下げられるの苦手です、いちいち頭を下げなくてすむ日が来るといいわね、光君みたいな子供がいて当たり前、そういう社会になるといいですね」。さすが見ている人は見ているのですね、良かった。淡路恵子さん、凛と貫禄の演技です。ただ紫陽花が一杯咲いていた、爆。CM。
お別れ会が始まる、嫌がる里緒を川見が無理矢理に運ぶ。1年1組の皆が、漫才もやる。そして、お別れの言葉を皆で言う。そして一人一人、将来の夢を発表する。里緒は真ん中に王冠とタスキで座っている。航は消防士だ、萌は看護師になる、翼は先生になる、弁護士、獣医、歯医者、医者、薬剤師、ピアニスト、大工さん、堅太はパン屋(父の笹野さんも嬉しそうだ)、アイドル、スーパーモデル、女優、レスキュー隊、桜の嫁さん、色々です。子供の名前は本名も半分位かな。最後に光が幸子と一緒に出ました、幸子「僕は大きくなったら明るく元気に働く大人になります」。光は喋らないが、父兄から拍手だ。川見がでて光に里緒の写真を見せて、「里緒先生」と繰り返す、光が「里緒先生」と何度も言って、「さようなら」も言った。涙×10だ。里緒「さょうなら、大きくなったら、また会おう」。川見も泣いている。ネズミマーチを踊る。光は揺れているだけだ。歌。最後の連絡帳、「光君、この1年頑張りました、先生は伝えたいことがあります、難しいことです、私の月収は手取りでおよそ28万円、家賃6万5000円の小さなアパートで一人暮らしです、簡単だ買ったお弁当で済ませます、結婚する予定も相手もいません、友達もあまり多い方とはいえません、でも、光君が光君らしく生きているように、私は私らしく生きてきました、これからも私らしく生きていこうと思っています、私の人生は何と素晴らしい人生だと思っています、うーそーです、ちょっと味気ない人生だと思ったりしています、だから光君と出会ったことは本当に楽しい想い出です、毎日ハラハラ、ドキドキ、光君が私の心を豊かにしてくれました、ありがとう、そして光君のおかあさん、光君を生んでくれてありがとう、ヒデブーは光君に恥ずかしくないように、明るく元気に働く大人でいるからね、さようなら」。 そこに携帯で桜から「校長が」で切れる。
病気で辞めたのだろうか。新しい校長と新しいあさがお学級のぐんじ先生(片桐はいり)だ。ぐんじ先生はあさがお学級の掲示を外す。里緒の資料も「うざいわね」と言っている。雅人は心配する。幸子「光2年生です」。幸子と光が入ると、ぐんじ先生は急に笑顔になったけど、大変だな。ここでおしまい。
最後、矢吹校長はどうなったんだ、そしてぐんじ先生は心配だ。光君には笑顔だったけど。これじゃ続編があると言うことか。最後は疑問でドラマサイトの意見を見てもう少し考えるかな。とにかくセリフが美しく、出来るだけ忠実に書きたいと思うまでになった。ドラマとしても本当に「まったり」したものでしたが、心にしみるものでした。役者さんの演技も絶妙で、桜と里緒と川見と校長のクスグリ、おばあさんの貴子と裕子(じいさんはでないのか)のオトボケ、めぐ美と檜治、子供達の演技も良かったです。ゲストでも笹野さん、淡路さんも印象に残ります。今クールぶっちぎりの一位ですね。篠原涼子さん、2つのドラマに登場で、頑張りました、自分は別に違和感もないです。井川さんもお似合いでした。市川実日子さんも持ち味発揮でした。そして小林聡美さん、あなたのドラマに出会って有り難うといいたい。
自閉症という病気の理解の第一歩になった。脳内の多分神経伝達物質や神経細胞の発達の特殊な異常かもしれない、そんな気がしてきた。最近の子供を巡る食事、住宅、情報などの環境物質の影響が大きいのかな。予防接種の水銀説や、ある種の食品添加物との影響との仮説もみた記憶がある。様々の原因で微妙な高次脳機能脳障害がみられるのかな。これからも情報を見守っていきたい。
光とともに★★★★★  10話 6月16日放送 初めてのお買い物に感動 檜治も父親じゃん
回想シーンが続く、虚しい日々を過ごしたか、パニックに驚き、何も帰ってこない日々。でもそうじゃなかった、光あなたを分かろうと関わろうとしていくうちに、あなたの中で少しずつ育っていった。光、ママは忘れません、あなたは何を感じ、何を思っているのか、あなたの心を決して置き去りにしない。あなたと一緒に、ゆっくりと少しずつ、ママも成長していくからね。ありがとう。タイトル。言葉が語り口が美しい。
店で光は商品を勝手に持って行く。商店主は光に「駄目だよ」というが、幸子「まだ理解出来ないと思います」、「光、お店です、お金払います」を繰り返す。商店主は立ち尽くす。光「塩メロン味おいしいよ」を繰り返し走り出す。幸子「光、塩メロン味、100円です」を繰り返す。夕方、マンションで雅人が語る、琴美の父がいきなり訪ねた。檜治「どきゅーん、又来るぜ」だった。幸子はビールを注ぐ、見ている光に注がせようとする。やりだした、二人「凄い」。雅人「おいしい」。あさがお学級、桜「好きです   お好み焼き」。里緒「嫌い    合わないね」。桜「僕はあきらめません」。幸子「お手伝いする、生活に取り入れていきたい」。里緒「いいです、協力します」。矢吹校長に桜「あと一年、考え直すように説得しましょう」。校長「もう終わったのです、だから惚れるなといったのに」。桜「まだ学びたいのです」。校長「先生でしょう、それに僕たちは子供達から教わるのですよ、大丈夫」。校長、胸を押さえて出口にぶつかる、桜「大丈夫ですか」。琴美の家で、檜治「障害児の親に向いていない、俺の一生は自分探しの旅」。めぐ美「琴美は養護学級で、少しずつ出来るようになった、私も教えてみた、とうちゃんと呼ばれたら、自覚持つのだぁょなぁ」。見ていろと言い、琴美に喋らせようとするが、泣いてしまう。檜治は出て行く。家で里緒と幸子は掃除機を触らしてみる、光は幸子を吸い込もうとする、笑。ゴミ集めとちり取りでゴミ箱捨てる。里緒「褒めるよりも感謝したら、どうでしょうか、褒めると指示を上手に出来たで終わる、お手伝いは嬉しい、その気持ちを形に表す、1回10円の小遣いをあげる」。幸子「お金の意味分からない」。里緒「10回で100円、光君のお金です、今は働く意味は分かりませんが、そのうち学ぶのではないでしょうか」。里緒は社会に出て働く時まで思いをはせた。光はテーブルを拭いた。終わるとお手伝いで特製貯金ケースに10円を置く。CM。
光のスニカーが汚れてきた。そこへ電話だ、雅人が檜治に捕まり、飲んでいる。雅人「一度もおとうさんと呼ばれたことに話があって」、檜治「合ったのは、その一点、全然違う、いいとこ住んで、いいとこ勤めている、何とか手当、うちの琴美もっとひどければ、もっと貰えるのに」。雅人怒る。檜治「普通だ、きれい事言うんじゃない」。喧嘩モードで幸子「光が起きちゃうから」。檜治「普通なら、ガキが大きくなって、就職して、金稼ぎ、初めての給料でプレゼント買ってきて、それ嬉しくてさ、頑張って育って良かったって思うじゃない、俺は馬鹿だから、そう思う、女の子だから、いつか腕組んでバージンロード歩くのかな、可愛いてめぇの娘なら、ガンバらなきゃて、生まれた時はそう思った、俺もいろんな事思った」。自己表出に涙ぐむ。檜治「俺はあんたみたいに綺麗事で片づけられない、何のために育っているのか、何のために生きているのか、俺には分からない」。雅人「分からないのではなく、分かろうとしないのだろう」。檜治は帰っていく。良かったね。幸子は忘れたライターを走って、届ける。幸子「私も光が小さいとき、いつか格好いい男の子になって、私もくらくらして、ある日突然彼女を連れてきて、初めての給料はレストランのフルコース位と思っていた、でも今は例え100円でもいいから、社会に出て働けばいいな、めぐ美さんと琴美さんによろしく」。これ超早口でした。家に戻ると、靴の同じ物がなくて困っていた。雅人は「貴子に里緒先生が辞めることを言わないでおこう」と幸子に言ったが、裕子が貴子に言いつけた。貴子「先生は誰が決めるの」。裕子「私たちではありません」。笑。CM。
家で光はお手伝いをする。30円貯まった。あさがお学級で、里緒に幸子「100円貯まったら、お菓子の写真を貼るのはどうでしょうか」。里緒「そうですね、光君に買い物に行かせましょう、買い物デビューです」。幸子「一人では無理です、私が付いていきます」。里緒「それじゃ、一緒です、誰が付けます、おかさんの手を離れて、できれば私の手を借りて、誰でもいい、違う先生でも、近所さんでも、ボランテァの学生でも、これを機に光君のサポートの輪を広げましょう、おかあさんの輪も広げましょう」。そこに川見先生が来る。幸子と里緒が川見を指さす。家で幸子は裕子に川見先生だと言う、幸子「私も里緒先生から卒業しなきゃ」。雅人は靴屋でこだわりの光の靴を探していると、相楽薫と萌が来て手伝いましょうかと言う。色が違ったり、サイズが違ったり、見つからない。見つかったと思ったが、★が水色で違った。残念だ。買い物で100円貯まる。いよいよ、買い物デビューだ。里緒がとても心配だ。川見「はいはい」と軽い。CM。
写真を見せて、行きます。雨の中行く。不安だな。里緒「光君のおかあさんは、光君よりも先に死ねないと言いました、光君は誰かの手が必要だから、でも私はその手はおかあさんの手でなくてもいいと思います、誰かの手を、色々な人の手を借りて生きていけたらいいと思います、小さな一歩だと思って下さい、笑顔で帰って下さい」と言う。出て行く。幸子のナレーション---光、ママの手でなくても大丈夫、ママの手が必要でなくなる日がくる? そんな日が来ることが嬉しくて、何だか淋しい気もします、いつまでも可愛い子供のままでいて、いつまでもママと手をつないで、そう思ってしまいます、あなたの成長が楽しみで、喜びで、なんだか淋しいです、ママは初めて知りました、これが母親なんだな---。待っていると、川見から里緒に携帯だ、「塩メロン味は120円です、特売が終わった」。里緒「あなた、財布もっていないの?」。川見「光君で手が一杯で、彼氏の写真も持ってこなかった」爆。店の人に変わってというと、商店主は「いいよ、障害のある可哀想な子なんだろう、おまけするよ」。これに川見は携帯切った。川見「できれば出直してきたい所です、今ここでお菓子取り上げると、パニック起こします、済みません、足りない分は後で必ず持ってきます、光君は可哀想な子供じゃありませんから」。川見が言うとは、泣いてしまいました。光「塩メロン味おいしいよ」。川見♪お山に雨が降りました♪ 帰ってくる。全然平気、大丈夫です。川見「財布と彼氏の写真は常に持ち歩くべし、と勉強になりました」。幸子はありがとうと言う。幸子は20円払いに行く。商店主「おかあさんも大変だね、可哀想だ」。幸子は反論したりしないで素直に「また来ていいですか」。商店主は大歓迎だ。相楽が来て光の靴を探してくれた、完璧だった。琴美の家では、テープに吹き込んだめぐ美の「とおちゃん」のスイッチを押す、「とおちゃん大好き」と再生される。琴美は嬉しそうに再生ボタンを押す。檜治もプチ感動だ、いや大泣きだった。里緒「人から見たら、些細なことでも、光君のおかげで、大きな喜びに変わる、お得な気分になります、光君のお菓子は120円でなく、私には120万円の価値ありました」。幸子「私には120億円です」。子供じゃないのだから、下らない張り合いしないでよ。貴子は里緒先生がいなくなって、あさがお学級がなくなることないですね。校長が白羽の矢を立てたのは森口瑤子さんでした。また里緒おの所に若い男が来る、桜は見て気がかりだ。
今回も泣かせて貰いました。少年や少女の犯罪や事件の多い時に、このドラマは子供を育てるということ、子供とともに生きていくことの、苦労とその数倍の喜びを感じさせてくれる。毎回泣かせてくれる。来週は最終回だ、大泣きだろうね。とにかくセリフが美しい。
光とともに★★★★★   9話 6月9日  成長を喜ぼう、光君の幸せは、皆の幸せ
家で幸子は光に「お手伝い、ママ、ホットケーキ作ります」という。最近色んなことに興味を示すようになっていた、ホットケーキにも興味を示したようだ。幸子「ボール、卵、小麦粉・・・」と言う、多すぎないか。あさがお教室で桜先生は里緒先生に「運動会当日、クラスの麻由子が光君の物まねしていました、どう対処して良いかわからない」。里緒「運動会前日、1年1組の子供たちは僕には任せてください、と言った頼もしい先生がいました、任せます、私今年度一杯でやめます、ゴメンね」。幸子の家に里緒が来る「今日は個人的な話に来ました、ヒデブーとください」。幸子「ヒデブー、光がホットケーキ作りました」。里緒「そんな無理でしょう、私もできません、ケーキ屋さんが作るものでしょう」。ヒデビーとかの、会話の軽いクスグリが絶妙で楽しいです。小林聡美オリジナルでしょうか。タイトル。
光は一人で食べた、大きなケーキだ。「表情が豊かになって来た、光君が幸せだと、ヒデブーも幸せだ」。そこにチャイムが鳴る、貴子がやってきたのだ。運動会のお礼をいって、すっかり里緒ファンだ、光の成長も楽しめるようになった。貴子「光の将来はケーキ屋さんだ、調べたのよ、自閉症者の就職先、作業所もある、一般職員、市職員、パン屋などもやっている、協力するから将来を考えましょうね」。幸子「はい」。幸子は里緒を送っていき、幸子「今は目の前だけで一杯だ、無理ですよね」。里緒「光君はこれからですよ、学校生活で社会性が発達しますよ」。幸子「そうでしょうか」。里緒「今一生懸命なことが将来につながります」。幸子「例え働くことができても、サポートなしで、うまくやっていけないでしょう、一人では生きていけないんです、私はあの子より一日でいい、長生きしないといけないと思っています、あの子より先には死ねません」。里緒は辞めること言えなくなった。里緒「ホットケーキ焼けて良かったです、私がやったことないこと、光君は出来た、ヒデブーは負けられません」。幸子の気持ちは障害児を持つ母親はいつも思っていることですよね。CM。
桜は麻由子に注意する。麻由子「馬鹿にしていないよ」。あさがお教室で桜「悪気はない、むしろ可愛いと、気になっている方です」。里緒「好きな子はいじめたくなる感じですかね。桜「それで、それで里緒先生は僕に冷たいのか」。里緒「勝手にリンクしないでください」。桜「物まねが悪いからと言っても通用しない、考えないと」。里緒「じゃ考えて」。桜「はい。途中経過の報告です、僕で解決しますかね」。里緒「解決してください、結果だけ報告してください」。桜「今年度中に解決しなかったら、どうしますか、気になって学校辞めるのやめてくれますか、異動ならともかく、自分から辞めるといたのですか、いてくれますか」。校長が来た、元気だ。校長「同じ人がズット担任するデメリットを考えたのです、同じ人が働きかけるのはよくない」。里緒「光君が色々経験して、色々な人と出会って欲しい、社会に出たときのために」。校長「そうです、光君のおかあさんにも同じ人に依存するのはよくない、担任が替わることは光君のお母さんの世界が広がるチャンスです」。里緒「全く違うタイプの先生の方が、私にないものを与えてくれるかもしれません、良いところを見つけるかもしれません」。校長「私が考えます、ご心配なく」。ヤブリン校長、胸押さえている、やはり病気になるのかな、エピソードになるのかな。裕子が家に来て、幸子や雅人に里緒が移動になるかもしれないと言う。幸子は困る、頼んでみると校長や教育委員会に掛け合うとパニック気味になる。雅人は「そこまですると里緒に迷惑がかかる」と言う。幸子「里緒先生は私には特別なの、分かってないわね」。雅人や実母の裕子の昔の無理解まで持ち出した。裕子「いい加減にしなさい、あなたは、本当によく頑張っている、光のことを考えている、でも周りの人は光だけを考えていない、光とあなたのことを考えている、誰にも分からないと言うべきじゃないわ」。おかあさん決めてくれました。幸子「里緒先生に救われたの、子供は誰でも成長する力を持っていると、里緒先生に出会わなかったら今の私はない、里緒先生に直接頼んでみる、私にとって先生は里緒先生だけだ、と頼んでみる」。朝学校へ行こうとすると、光は花の方へ行った。そうすると幸子は麻由子が光の物まねしていることを見つける。里緒に相談するが、里緒「桜先生に任せている、先生は私一人ではありません」。幸子は廊下で出会った川見先生にそれとなく聞くと、あっさり「来年から違う先生になるみたいです、里緒先生が希望して異動するみたいです、先生にも先生の人生があるのです」、やはり川見先生の役目ですよね。あさがお教室で里緒と川見が話す。里緒の異動を最悪の経過で、幸子が知ってしまったことに気づいた。CM。
めぐ美の家で、琴美の絵の才能に注目している。めぐ美も夫檜治に絵も才能がないようだ。しかし檜治は才能あるかもしれない。めぐ美の絵には父親檜治が描かれていない。めぐ美「琴美の中にあんたはいない、だから自覚持てと言ったろう」。檜治「うんとも、すんとも言わない娘前に、どう自覚すればいいんだ、自覚してほしけりゃ、とおちゃんと呼ばせてみろ」。光君の家でもパパと呼ばれていないと言う。檜治「光、光と、お前は光教か?」笑、座布団3枚。学校で、幸子は校長に確認すると、どうやら本当のようだ。里緒先生と話すように勧める。幸子は里緒と話そうとするが、ホットケーキの作り方、カードにしました。光「家に帰ります」で、話せなかった。連絡帳には、音楽は最後までいました、給食でお膳を運びました。日々成長しています。そこにヒデブーからの便りがある。「今年度であさがお教室を卒業して、大学で障害児教育の勉強をしたいのだ、以前から決めていたのです、私も成長したいのだ、以前から決めたことだ」。裕子に光を任せて、あさがお教室に行くと、桜が麻由子に教室での光の教育の仕方を説明している。ハンダのボタンをとめる練習だ、予定表、教材の全部手作りだ、里緒先生が一生懸命作り、一生懸命教えたんだ。光君のおかあさんも何度も何度も一言のために繰り返して言えるようになったんだ。一生懸命成長したんだ。君が光君のマネすることは、君が悪いコトしていると思えないので、よく言えないが、泣きながら、今度マネするとき、光君の言葉には、里緒先生や光君のママの、たくさんの一所懸命が詰まっていることを思い出してくれないか」。幸子は何も言えなかった。桜先生、凄い成長だ。もらい泣きしてしまった。愚かであることも教育だ。家に帰ると今日もホットケーキ作った、お手伝いしてくれた。ところがマイブームが過ぎるよ、雅人が帰ると、ホットケーキの大きな山だよ。「光君が幸せな時は、ヒデブーも幸せ」。いえ、いえ、光君が幸せなときは、ドラマ見ている人も幸せだ。CM。
里緒を家に呼んで、ホットケーキ作り大会だ。里緒が練習したので作ってみる。そして幸子は「光、ここに座ります、ホットケーキ半分っこします」。光はナイフで半分に切った。大きさ凄く違うけど。大きい方が光だ。そんなに好きなのか。幸せなひとときだ。川沿いの道で、里緒「アスペルガー症候群、多動児など、様々の障害があるので、勉強したいのです」。幸子「いえ、私は大丈夫ですよ、先生がいなくなっても頑張ります、先生が卒業するまで楽しく過ごしましょう」。帰る里緒の背中に向かって、幸子「先生の作ってくれたホットケーキ美味しかった、暖かくて」。里緒「半分っこ、嬉しかった、初めてのホットケーキを半分っこして食べてくれたこと、ヒデブーは一生忘れません」。里緒は歩き出し別れる。回想シーン。名言集だ。「光君は訳の分からない子じゃないですよ」。「あなたが信じるのは私ではなく光君でしょう」「自閉症で済みませんと謝ることはありません」「あなたと光君に出会ったことは楽しい想い出になりそうです」「こんなにドキドキワクワクした運動会は先生はじめてだったよ」「自閉症は母親のせいではありません」。幸子は見送るがその目は涙があふれる。篠原涼子さんの演技の成長ぶりには感心しました。演技する力が抜けたようで自然に役に入っているようです。泣き崩れていると、光が花を摘んで持ってくれた。失踪した頃と格段の進歩です。「ママの事を励ましてくれるんだ」、他人を思いやることが出来るなんて凄い。幸子泣きながら「光、有り難う」。学校で、麻由子は志村けんの物まねだ、里緒はそれをみて、吉村真理や天地真理のマネをする、子供は知らないぞ。里緒が聞くと、「もう光君のマネはしない、悲しむ人がいるからと、桜先生が泣きながら教えてくれた」。麻由子もいい子だ。里緒は桜に会い「好き? ホットケーキ好き?」と聞く。里緒「私、好き、気があうね」。琴美の父檜治は雅人に会いに行く。そしてめぐ美は琴美に「おとうさん」と言おうと計画する。
今日は、大ネタはありませんでした。回想シーンも登場が多く、終盤を感じさせます。しかし、ささやかな感動は続きます。幸子も里緒も光も成長しよう、そして成長を皆で喜ぶという気持ちにまでなった。将来の話も出てきて、光が自立しないといけないと思うようになったのです。里緒の周りで桜先生も皆が成長していました。幸子はそれが分かったんです。裕子さんも娘にピッチリ決めてくれました。今回ホットケーキ何枚焼いて、主役の齋藤隆成君は何枚食べたのかな、考えただけでも苦しくなる。
光とともに★★★★★ 8話 6月2日 運動会後編 ためにためて走り出す、大泣きだ
雅人が家に帰ると、光が「ネズミマーチ」と喋ったらしい。興味を持ってきたのだ。「ジュース欲しい」というので上げると、上げると怒って払いのけた。幸子の言葉が丁寧語になっている。光は王様かな。雅人が「反抗期で母親がうっとしい時期がある」とやってみるが、駄目だった。しかし幸子は思いついて、ジュースをそのまま渡すと、取ってストローを自分で取って刺して飲んだ。ストローを自分でやりたかった。成長していますね。「あさがお学級」で里緒に嬉しそうに報告する、川見がMDを持ってくる、幸子は見学と思っていたのに、学校は参加することで動いていた。参加することでプレッシャーを感じていると見抜いていた。桜は配置などを報告する、航君が前にいる、里緒は横だ、そして、幸子は何があっても動じない強い心で見守って下さい。パニックになって運動会が滅茶苦茶になっても一緒に乗り切りましょう。タイトル。里緒が自転車で帰る幸子を追いかけた、携帯を忘れたのだ。そして光が他人の家に入り込んだと告げる。裕子と幸子と里緒が迎えに行くと、裕子「光のお気に入りのテレビの音が聞こえたのでしょう」と言う。家のじいさんは「昔はこんな子は家に閉じこめておいたもんだ、訳ありの子が生まれたら世間様に顔向けできないと、表には出さなかった、いい時代になったものですね」と言う。幸子はひたすら謝るが、裕子が「そうですね、人前でいいたいことズケズケ言って、昔じゃ考えられませんわ、時代は変わるものですわね」と反発する。たじろぐじいさんに、裕子は中島みゆきの「時代」を歌い出す。「君は何を今見つめてる」これ違いますよね。笑い。じいさんも笑。家に帰り裕子「もう大丈夫ね、あのじいさん免疫ができたわ」と逞しくなった。幸子は笑い飛ばせない、もういかないと言う。裕子は「行くところなくなる、今できなくてもそのうち出来るようになる、子供を通じて段々強くなるのが母親なの」と言う。幸子は「おかあさんは強いよりずぶとい感じ、光が自閉症と言うこと本当はどう思っている」と聞く。裕子は「選ばれたんだなと思って、千人に2人が自閉症になる、私たち選ばれた凄いわ、今まで福引きに当たらないから、ものは考えようよ」と答える。里緒は裕子に福引きの4等の景品を渡す。すると「嘘言ったんです、ショックでした、光が障害があるとはっきりしたとき、泣きながら幸子のことを考えました、私が泣いたらあの子はもっと泣きたくなる、だからあの子の前では絶対泣かないと決めた」と里緒には告げる。里緒「私もです、泣くのはお別れするときです、すっと先生やっているわけではありません」。裕子「困ります、幸子にとって先生の存在は大きい、光の先生でいてください、光が卒業するまでお願いします」。相良家は萌が母の薫に反発して暗い、父親は「運動会に見に行くから、一等賞を取れ」と薫に電話した。萌は突然腹痛を訴える。CM
医者に診て貰うが何ともない。光は道ばたの花を取って、萌に渡す。薫「パパが一等賞を取れと言うのは、一生懸命頑張って欲しいからで、夢がある」。萌「ママは」。薫「萌が早産して小さな赤ちゃんだったから、早く追いついて欲しい、追い越して欲しいと思ってた、だからママは小さな萌が負けるのが悲しい」。涙。めぐ美は里緒と話す。めぎ美「本当は里緒に見て欲しかったが、里緒が変わるかも知れないし、今のところ養護学級へも喜んで行っている、ただ、問題はダーリンだ、どうにもならない、光君のさわやかパパが羨ましい」。里緒はさわやか系もいろいろ抱えていると言う。前日、雅人も貴子もネズミ踊りをするが光は見ていない。高橋恵子さん若いですね、笑いです。あさがお学級でも打ち合わせだ。里緒は光は走る気になっていると思う。周りが待ってくれるかが問題です。うまくアナウンスして欲しい、待てない人がいる。何かあってもさりげなく流して下さい。桜「奇跡がおこるとすれば光君によるもではなく、僕たち周囲の皆の力によって起こるのです、だから辞めないで下さい」。桜熱いぞ。最近しっかりしてきた。無意味に腕立て伏せをし出す。クスグリ健在です。CM
運動会当日、里緒は幸子にお守りを渡す、縁結びのお守りだ。初めて見る保護者もいます、素敵な出会いがあるといいですね。萌はやっと学校にきた。桜は見学を勧める。開会式だ。校長の言葉がある。あさがお学級で、里緒は式次第をカードで説明していく。めぐ美の家では、やはりダーリンは運動会で雅人と会おうと勧めるが行かない。世の中には自閉症を持つおとおさんがいる。でもダーリンは俺流だで終わる。ネズミマーチが始まる。里緒と光は一緒に別で登場だ。光は身体をゆすっているだけだ。でも両手を上げた。微妙だ。一部の人には踊っているような。涙。普通に見るとゆすっているだけだ。すぐにパニックで耳をふさぐので、あさがお学級に戻る。50m走だ。最後に光は出る。萌も走ると決意する。萌は転んでしまう、桜が駆け寄る、幸子は声を出して応援する。萌「光君が頑張るから私も頑張る」。感動で涙。間に合った父は「ビリか、しょうがないな」と吐き捨てる。CM
最後に光が登場だ、ドキドキですね。萌の膝の怪我で、光は絆創膏と言って興奮する。校長がアナウンスを入れる。「会場内は禁煙で酒も禁止です、ビデオ撮影のマナーを守りましょう」。クスグリ絶好調だ。落ち着いたようだ。用意、ドンだが、足の四角い線から、まっすぐの線へ動きません。校長は「ビデオ撮影は自分の子供ばかりでなく、他の子供にも目を向けて下さい、後で見て、自分の姿ばかりでなく、色々な子がいたと思い出してくれると嬉しい、我が校には色々な子供がいて、世の中には色々います、楽しい学校と思ってくださると嬉しい」。ゴールにクラスのみんなが立ち、萌がクラス全員が「光くん」と呼ぶ、でも身体を揺すっているだけだ。簡単に走ると思ったが、なかなか走りませんね、長い55秒で、お、お、歩き出しました。途中で一人でゴールラインまで70秒ほどできた。皆大喜びだ。金紙の光るメダルをヒラヒラしている。薫が拍手する。全員が拍手する。萌の父親「あれくらいのことで、たいそうなもんだな」。薫「萌が言っていた、光君になりたい、私も光君のママのようになりたい、一等取れなくても頑張ったことを褒めてあげるママになりたい、転んでしまった萌を責めないでね」。幸子は萌に有り難うと言う。薫も萌に「よく頑張った、最後までよく走った、偉かった、ママにとって萌が一番だ」、抱きしめる。こっちが大泣きだ。この二人も仲直りだ。あさがお学級で里緒「よくがんばった、こんなドキドキした運動会は初めてだ、有り難う」。幸子と里緒はお互いに「ありがとう」を言い合う。幸子「この学校に来て良かったね、里緒先生に出会ってよかったね」。光は自分でカードを取り出して「トイレ」という。桜が教室にいると、子供達が「光、トイレ行きます」と光の真似をしている。桜は戸惑う。校長に里緒は今年で辞めると告げる。代わりの先生を捜すことになる。校長「ヤブリン苦しい」とトマト畑で倒れる。これからも波瀾万丈だ。里緒は「さよなら」のカードを持って眺める。来週は幸子が卒業までいてと話している、雅人とダーリンが話している、里緒と桜は好きですと言い合っている。大変だ。
今週はやはり運動会みたいイベントになると、ドキドキしました。校長のアナウンスもいい味出していました。もちろん光がゴールしたときは感激でした。何しろ、普通ゴールにクラスメイトが並んだら、すぐに走るでしょう。それがタメにタメましたね。やめるのではないかと本当に心配しました。別に心配しても仕方ないのですが、笑。そして、何といっても、薫が萌にいった言葉には彼女の生き方の返還で、一番でした。感動、涙のブースターだよ。しかし気になるところ、あのクラスメイトが光君の真似していた。里緒が辞めることが本題になってきた。ところで校長倒れたのはマジ、遊び、予告には何も出てこなかった。そういえば自分の3女も早産で小さくて死にそうだった。だから、生きていればいいと思ったし可愛がった。追い越して欲しいと思わなかった、人は様々だ。
光とともに★★★★★  7話 運動会前編だ
イントロ、これまでの光の少しずつの成長が幸子のナレーションで語られる。しかし現実に戻る。光の反抗的な行動が目に付くようになった。幸子を困らせようとしてか、わざとやってはいけないことを繰り返す。パニック起こしたら、しょうゆを台所の方々に流す。「片づけます」と言っても駄目だ。光「片づけます」で喜んでも、テーブルの上のものも次々捨てる。イスに座るとマヨネーズがたっぷり付いている。冷蔵庫、棚に赤いビニールテープで触らないように×を貼っていく。視覚に訴えるのだ。里緒の朝顔学級でも同じだ。ドミノも投げ捨てる。里緒は成長過程でしょう、振り回されないようにしましょうと連絡帳に書いてある。
そんな折、里緒から、光の運動会への参加の打診がある。運動会は、鳴りっぱなしの音楽や大勢の児童のざわめきなど光が苦手なものばかりで、パニックを起こして運動会が混乱しないかと幸子は躊躇する。里緒から様子を見ながらすこしずつ計画をたっていけば大丈夫と参加を勧められ、心配ながらも、光を運動会に出場させようと決めた。光が出場する予定の種目は、かけっこと、「ネズミマーチ」という踊りは里緒が踊ると、笑いです。川見先生と桜先生は話している。桜「絵や写真を入れると子供達に分かりやすく伝わる」。川見「桜先生のお喋りは苦手です、分かりにくいと子供達もいっている、泣くな」と厳しい。桜「反省しています、僕が喋ることに頼りすぎていた、長々と分からない喋り」。川見「里緒先生がいなくなっても続くことを祈っています」。笑。幸子に堅太や航たちに、「光くんなら出来るよ、 頑張ってね」とみんな励ましてくれる。光は日の光が好きなのだ。萌はピアノ練習に反抗期で休むという。ピアノに行くから、終わったら「光君と遊んでいい」と頼む。一緒にお気に入りのビデオを見ている。すぐに塾のプリントをしなさいと帰るが、幸子は「また来て下さいね」と言う。薫は「私にも何かお手伝いできることがあったら言って下さい、本当は光君がいなくなったときも、手伝いを思いました、でも行動に出せなかった、私みたい人多いと思う、何かしたくても具体的にどうすればいいか分からなくて、結局諦める人、何をすればいいか教えて下さい、教えて頂いた方が妙な気遣いしなくてすむから」。仲間が増えたかな? 桜先生は光を通じて子供にはそうして的確に伝えられるか学んだ。桜と里緒が学校で居残って仕事している。桜「今年でやめるんですか」。里緒「今年一杯です」と答える。自分から辞めるらしいので驚いた。
だが、幸子の思いとは裏腹に肝心の光は、里緒が用意してくれた昨年の運動会のビデオに見向きもせず、家でも踊りの練習をさせようとするが、全く無関心だ。塩メロン味スナック菓子の言葉「塩メロン味、新発売おいしいよ」を言い続ける。幸子は、雅人がサッカーする親子をじっと見ている姿を見つける。夜雅人に幸子は運動会を告げる。そんなに頑張らなくてもと言うが、幸子は何としても練習させて、光に運動会の楽しさを体験させてあげたい。そして、クラスメートや、息子とサッカーをすることが夢だった雅人に、光が運動会で出来るところを見せてあげたい。幸子は「ネズミマーチ」を一生懸命に踊る。それどころか、「光のために何をすれば」と申し出た薫と一緒に踊りにきてくれた萌が、光の「ネズミマーチ」の帽子をかぶると、光は萌に怪我をさせる。戸惑う薫と心配顔の萌に、どちらの親も心配する。幸子「ごめんね、理由はどうであれ、怪我させることは良くない」。萌「萌がいけないの、光君の帽子を被ったのがいけない、教えようと思ったの」。薫は驚き帰る。幸子は一層光の運動会を成功させ、みんなに認めてもらいたいと思い詰める。大変だよね、
里緒と雅人が居酒屋で話している。里緒「安心しました、何の迷いもないのかと思っていました、無理しないで、何でもおっしゃてください」。雅人「サッカーしたかった夢もありました、そんな立派な父親じゃありません、運動会には出させてやりたい、でも幸子がまた一生懸命になりすぎたら、ブレーキかけてください」。相良の家で、薫「心配だ、パパが出張でよかった、パパがいたら怒られる、こういうことが起きるから光君にかかわらないように言った、ママが油断した、ママは萌が一番なの」。萌「萌がいけないの」。自己責任かよ。幸子は謝りに行く。薫は引き気味だが、萌は「大丈夫です」と答える。焦り始めた幸子は、朝顔学級でも「帽子かぶります、ネズミマーチ踊ります」と繰り返す。苛立ち、早口です。かけっこの練習では歩いているが途中で、ボールが気になり走り出す。幸子は見てまた苛立ちます。日本中の母親はこんなものでしょうか、焦ってしまいます。幸子「甘やかさないで、頑張らせて下さい」。里緒「どうしたんです、みんなと踊れるようになりたい、みんなをがっかりさせたくない、みんなに嫌われたくない」。里緒「みんなのために頑張るのですか、そんな事で光を追い立てるのですか」。ゆっくりと練習させる里緒のやり方に口を出し、それが原因で光がパニックを起こす。幸子の入れ込みように気付いた里緒は、今年の運動会は見学にしよう、と幸子に通告する。幸子は、里緒の言葉にがっくりと肩を落とす。里緒「今回は出来ない光君を受け入れて貰おう、出来ても出来なくても光君びは変わりないことを知って貰いましょう」。幸子「萌ちゃん達と約束した、あー、見学ですか」。帰った雅人「練習は続ける、運動会に間に合わなくても、できれば嬉しいから」。夜の朝顔学級で先生4人は、運動会に流れる音に馴れて貰うため川見に運動会の音楽MDを作らせる。色々健闘している。川見「光君は見学では」。里緒「見学するのはおかあさんです」。校長「おかあさんにブレーキをかけたんだ」。桜「僕たちでサポートしていきましょう」。川見「里緒先生を?」全員「光君です」。クスグリです。桜「光君によい環境は、みなにとってプラスです」。川見「里緒先生の最後の運動会ですからね」。校長「君はまた・・」。里緒は光の目線のネズミマーチ(里緒の背中は映っている)をビデオに取っている。桜が来て大声で「やめないでください、来年もいてください」。次の朝、里緒は1年1組で光君のために出来ることを話しあう。「一緒に踊る」「励ます」「お弁当を食べる」と意見がでる。堅太「できなくても馬鹿にしません」。里緒「光君は頑張っても出来ないこともあります、でもそれは頑張っていないことではない」。萌「一緒に踊れなくても、光君の分まで一生懸命踊ります」。「光君を一人にしない」。「早寝早起きします」。笑。里緒先生だからですね。意外な泣かせ所で、良い子ばかりだ。幸子は光通信番外編を薫に渡す、「何をすればいいか、問いかけを頂いた、どうか今まで通り、あなたの子供が色々出来て当たり前だと思わず喜んであげて下さい、あなたの子供を一杯愛して下さい、それが光に届きます、光に繋がる道は子供達の笑顔です、目の前の子供を大切に愛情を注いでください」と書いてあった。薫も思わず泣く。そこに塾のために朝顔学級を抜け出して来た、萌「ママなんて大嫌い」と言われる。
めぐ美と会う、養護学校を見に行き、カリキュラムがばっちり決まって、良い感じだ。めぐ美は琴美の才能を伸ばしたいのだ。琴美をもっともっと知りたい、と言う。別れて去る幸子にめぐ美は里緒先生が辞めるかもしれないことを思い出し「あんたも何があっても、バリバリ頑張れよ」と大声を掛ける。幸子は先生からのMDを掛けながら、掃除する。それを聞いて帽子を被り踊り出す。一旦覚えると、しつこく踊りそうですね。来週は感動の運動会だ。また泣けるでしょうね。
先週堅太君の父親が笹野さんで「ありえなぃ」と書きましたが、本当に親子の初共演だったんです。現実はドラマより奇なりで驚きました。子供がよい子ばかりで、ツッコミたくなりますが、それは現実とは違うのは当たり前です。ドラマなのですから。しかし桜は急にフリをつけて喋る、クスグリも健在です。やはり分かっていると思った幸子でも、上を目指して焦ってしまうのですね。光君はCMも言えるようになったのに。最初はささやかなことが出来ただけで感動したのに。あの気持ちにはなれないですね。今週は運動会前編で、少し涙腺のゆるみは少なかった。
光とともに★★★★★6話 お母さんは離れていても、心の中でちゃんと抱きしめているんだよ
下校途中で光の姿が急に見えなくなった。幸子(篠原涼子)は、慌てて通学路周辺を捜しまわるが、光の姿はどこにもない。よく似た子供と見間違える。家にも帰ってきていない。相良薫の所にもいない。夜、帰宅した雅人(山口達也)は事情を聞き、興奮状態の幸子を家で待機させ、駆けつけた里緒、桜、矢吹らと手分けして捜索を始めた。先生は大変ですね。里緒「幸子は大丈夫ですか」。適切な判断だ、「警察に言って、病院へ行ってないか、連絡して貰いましょう」。やはり、そこまでやらないといけないか。様々なことに興味を持ち始めている光は、思いもよらぬ行動をとっているかもしれない。本格的な捜索になった。桜先生は別れた子供たちにも聞いた。同級の麻由子は自転車を堅太が取っていったので家で帰るのを待っていた。それを聞いた幸子は鍵が気になっていたことを思い出した。同じクラスの母親も心配している。相良の家では、萌が光の家に行こうとすると、夫が「所詮健常人には分からない、お互いに傷つく、割り切った方がいい」。光と最後に分かれた堅太が、クラスメイトの麻由子の自転車を奪ってバスを追いかけて行った、との情報を得た桜は、バスに乗ってしまった光を心配した堅太が自転車で追いかけた可能性があると推理する。
その頃、学校で待機していた矢吹校長の元に、ファミリーレストランから光と堅太が保護されているとの連絡が入る。堅太が学校の名前を言ったため、連絡がついた。店でもパニックを起こしているので、母親たちも驚いている。里緒「パニックを見るとどうして良いか分からなくなりますが、一番困っていて怖いのは光君です」。幸子はFAXで落ち着くように、文章を書く。部屋でおもちゃを並べ、お菓子を並べる、そうすると心が落ち着く。やがて、迎えに行った雅人と一緒に帰宅した光を、幸子はパニックを起こさせないようにするため、幸子は駆け寄ると里緒に止めてくれと頼む、もちろん里緒も抱きしめると困るので幸子に止めて下さいという。回想シーンだ。光が帰ってきた。思わず駆け寄って抱きしめたい気持ちをグッとこらえて待ち、迎え入れた。光は何もないように通り過ぎた。その様子を見ていた堅太は、なぜ幸子が光を抱きしめないのかと首をひねる。そんな堅太に、桜は、光が抱きしめられることが苦手だからと説明し、「お母さんは離れていても、心の中でちゃんと抱きしめているんだよ」と。やっと落ち着いた。堅太は離婚していて、父と二人で暮らしている。夜遅い父を待っているのだ。光をほっとけなかった
翌日、光に迷惑を掛けられたと学校に苦情や問い合わせの電話があった。川見先生が来るが、ありゃーと言っている。校長が行くと言うが、里緒は母親が行くべきだと言う。光は桜先生にも馴れてきた。子供達が迎えに来て、一緒に帰ろうと言うが、幸子は思わず「やめて」という。音楽も30分も教室にいた。里緒がシェーをすると光が笑った。いつもの報告があった。家で開いた里緒からの連絡帳で、「光君が一人でバスに乗ったことは驚きました、光君が無事で良かったです、酷なことを書かねばならない、いくつかの迷惑を掛けた、苦情が来ました、辛ければ校長は同行するといっていますが、光君のおかあさんなら大丈夫でしょう、光君を心配して駆けつけくれる人がいることを、光君を気に掛ける友達がいることを、そしてなにより光君がいることを(喜びましょう)、今回の出来度とが笑い話になることを(祈りましょう)」それを知った幸子は、さっそくバス会社に事情を説明すると理解してくれた。ファミリーレストランで謝罪した、関わりたくないようで気にしないで下さいと言ってくれた。洋品店では分かり切ったことを言われた、「一人にしてはいけません、気を使わなければ駄目じゃない」と言われた。善意の忠告でしょうが。和服の女将さんらしい婦人(淡路恵子)には「私の顔をじっと見て、いきなり突き飛ばした、大声で叫び、店のものを持っていなくなった」。幸子「何か理由があってパニックを起こしたのだと思います」。婦人「校長から聞きました、あなたちょっと障害とか自閉症をいいすぎていない、子供が迷惑掛けたら、親の責められるのは仕方ないことでしょう、お子さん本当に自閉症なんですか、私は自閉症のお子さんを立派に育てているお母さんを存じ上げていますが、その子は大声だしたり暴れたりしない、人なつこい可愛いお子さんです、いつもに抱きついて離れない」。色々なタイプがあるのだが自分が見たものが全てだと思うことは、どこでもある認識の仕方です。そして予想される言葉だけど、目の前で言われると反論できないで堪える。家では実母裕子(金沢碧)が、光がいつものおやつがなくてパニックになっていた。携帯で買い置きがクロゼットにあることを話した。夕方、心配して合流した里緒と共に堅太の家に出向いた幸子は、堅太の優しさが光を救ってくれたのだと感謝の気持ちと詫びを伝えた。ところが日頃我が子に無関心な父親(笹野高史)は反対に堅太をろくでもない子だとけなす。父親「じっと見ていた、呼び止めて連れて行くべきでしょう」、父親は光通信を読んでいない。それが出来ないことを幸子が説明した。堅太も「うまく引き留められずごめん」という。幸子「堅太がいないと光は学校の名前もいえなかった、ありがとう」。堅太に何度も有り難うをいう。父親が追いかけて、堅太が褒められたことに感激し、父親「お宅のお子さんのおかげです、自分の子供を見直しました」と逆に頭を下げられる。自分の子供のこともよく分からなかったのだ。涙。色々な人がいます。 家に帰り、幸子はシェーをする。光が笑った。裕子は大喜びだ。早速、実母は貴子にも教えていた。大女優二人のシェーが見られた。凄いぞ。裕子「光を見ていると子育てを母親一人に任せてはいけない、幸子も未熟です」。貴子「里緒先生がいる限り大丈夫です」。これは伏線の言葉です。次の日の朝、堅太は里緒に「お母さんは離れていても、心の中でちゃんと抱きしめているんだよ」。里緒先生は桜先生に教科書に書いてあるのかとからかい、すき焼きにおよばれです。ところが校長室で里緒先生は来年もいるかどうか、分からないとめぐ美(井川遥)が知る。大暴れだが、校長は幸子には言えないのだ。手を繋いで帰ります。里緒先生もすき焼きに呼ばれて、一緒に帰る。桜先生がシェーをしても笑わない。もう終わりです。来週は運動会だ。里緒先生がいなくなる。
やっぱりいいです、泣けました。ゆるいボケの間合いで、くすぐられます。今回は光君がいなくなって大変でした。自分なら相良の夫みたいな態度しか取れないかもしれない。色々な人がいます。色々な意見にも甘受しないといけませんね。謝るということはそういうことですね。学校の先生は大変ですね。使命感ですね。頭が下がります。笹野さんの子供が小学生の堅太ということで、年齢差に驚き、思わずどんな人生か妄想してしまった。淡路恵子さんの気品には、嫌なこと言われているのですが、説得され「はい」というしかありません。でも本当に里緒先生いなくなるのか。大変だ、このドラマの終着点はなんだろう。治るわけでもないし、小学校卒業すること、里緒先生との別れなのかな。一方公式HPの掲示板は真剣な書き込みですね。国会でもこの障害に関して超党派議員連盟ができた。
光とともに★★★★★ 5話
トマト大作戦が成功し、光には沢山の友達ができた。姑の貴子は学校に来て里緒先生と話す。貴子「普通の子育てしか経験していません」。里緒「普通って何でしょう、幸子さんも普通の子育てしています」。クラスで先週活躍した航も「手を繋いで、帰ります」と言葉を繰り返し理解して貰う。手を繋ぐ。帰り道の女子高生を見て、「こわ、こわ、こわ」と言い続ける。タイトル。夫の雅人が帰る。幸子は朝の新聞のシロアリのチラシ絵を見て、「こわ」を覚えたことを理解した。幸子は、そんな光の成長ぶりに嬉しさを実感する。一方、「あさがお学級」を見学しためぐ美は琴美を再び学校へ通わせようとするが、訪ねていった別の小学校で門前払いされる。めぐ美の家庭では親二人は喧嘩している。放っておけない幸子に相談された里緒は、めぐ美宅を訪ね、「あさがお学級」への体験入学を勧める。桜先生「一応正式の学校を行かないと行けませんね」と心配する。校長は「子供の前で親を馬鹿呼ばわりする父親を小学校に入れるべきです、慎重に対応するように」と言い、受け入れる。渡辺いっけいさんは、笑い担当です。飼っている亀に名前を付けている。
めぐ美は、里緒や校長が気に入ったのだ。めぐ美は「背中がむずむずする」という。クラスの友達が来て手を繋ぐ。体験入学の琴美に付き添ってきためぐ美は、里緒の指示に素直に従う我が子に驚く。めぐ美は自分の子供の姿に子供以上に喜んでいる。琴美は大人しく座っているが、光は座らない。自閉症でもいろいろなタイプがある。家に帰ると、雅人「光は環境変化に弱い」から、落ち着かなくなると理解している。その上、琴美の描く絵を教師たちに感性がとても豊かで優れていると褒められる。めぐ美も驚きで自慢だ。めぐ美「先生の力は凄い」。里緒「いえ、琴美が凄いのです」。めぐ美「初めて褒められた」。友達も琴美の絵に注目しだした。だが以外にも幸子は複雑な思いを抱く。琴美の絵に比べ光の描いた絵は、まるで殴り書きで、とても絵といえるシロモノではない。幸子「どうして光は琴美ちゃんのように絵が描けないのだろう」。違うことを理解していても、やはり比べてしまう。悲しいな。貴子は雅人に光を預かりたいと言う。光はジグゾーパズルばかりに熱中しています。登校途中にパズルを落とし、ピースをなくしてしまう。大事な伏線です。
あさがお学級に着き、他に興味を示した光を確認して、幸子はパズルを持って帰る。そして何と洗濯機に隠す。アパートでは同級生の萌の母親の相良薫はジグゾパズルのピースを拾う。薫は娘の萌にストップウォッチで勉強だ。萌は思わず、光が羨ましいと漏らす。萌も光と比べると、こんなに頑張って何でも出来るのに評価されないのだろうか、と思ってしまうのだ。琴美の体験入学は終わる、記念に絵を張り出して貰う。めぐ美は喜んでいる。しかし、光は、幸子が渡す新しいパズルには見向きもせず、なくなったジクソーパズルを探し回る。幸子もついにはパニックを起こす。手当たりしだい物を投げ始めた光に苛立ち、思わず光に手を上げてしまった。やはり比べてしまうと、評価が変わるのですね。光「こわ、こわ、こわ」と泣いている。そんな時に貴子が訪れる。しかしパニックの後だ。貴子は驚く。しかし幸子が前のパズルを与えると、大人しくなった。このジグゾーパズルを静かに何度も繰り返すのだ。貴子は留守しているから、幸子は外出しなさいと言う。貴子は、光に写真を持ってきて、おばあちゃんではなく、貴子、と呼ばせる。幸子は外で一人ブランコで落ち込んでいる。そこを里緒が通る。
一緒に居酒屋でビールだ。里緒「友達いないのですか」。幸子「暇かなと思った」。里緒「息抜きも必要だ、そして付き合ってくれる友達も必要だ」。そこに貴子から携帯が掛かる。貴子「パズルをしていると落ち着いているんでしょう、でも暴れ出した、すぐ来て」。里緒「なにが原因か考えてみて下さい、預かると言ったから、自分でやりましょう」。貴子はパズルのピースが足らないことに気づく、思わず光に「人生には諦めも肝心だ」と言うが意味ないです。相良家では、薫が夫に「萌が光君になりたいと言ったの、萌が障害児だとか、何かあったら、どうなる」。夫「即離婚だ」と言い放つ。そこへ幸子と雅人がパズルを貰いに行くが、薫は「何の事かしら」と断る。一旦帰ろうとしたが戻って、幸子「しつこくて済みません、光には通用しません、お願いします」。萌がピースを持ってきてくれた。家に帰り、幸子は「私が渡していいの」と言う貴子にピースを与える。貴子は顔の前に差し出す。光は嬉しそうにパズルを完成した。貴子「最後までやり遂げました、上手にできました」。貴子「幸子さんの状況が理解できました、自閉症はあなたのせいだと言って、ごめんなさい、謝ろうと思っていました、あなたは立派にやっているわ」。幸子「そんなことありません、光を他の子と比べて、思わずぶちました、痛かったでしょう、立派ではありません、成長するとドンドンできて欲しい」。里緒「普通の子育てしているでしょう」。貴子「私もそう、他の子と比べてしまう、それは一生懸命、子育てしている、光をみていることよ」。里緒「でも、撲つのはやめてね」。貴子もチームに入ってきたのですね。良かった。貴子と里緒は帰る。高橋恵子さん、若いですね。めぐ美と琴美もあさがお学級に行くのでしょうね。学校の帰り道で、光は鍵が気になるのだ。その子に付いていき、道に迷い、どんどん歩いていく。探し回る幸子だ。おしまい。来週も大変だ。
ライバル出現で、脆くも光の小さな美しい世界は崩れてしまいました。自閉症もいろいろあるのですね。程度も色々ありそうです。今回は姑の貴子さんが参加して、「普通の子育て」というテーマが出てきました。なるほど、普通と言えば普通のところもあるし、全く違うこともあるのですね。これまでの光君だけの世界から、急に広がった。感動と涙は、ちょっと下がりました。しかし世界が広がることは、ドラマ上もいいことだと思います。
光とともに★★★★★ 4話 日テレ 涙の水曜日   看板通りかみさんと泣いた
カバンを背負って光は「学校行きます」。いつもの道が工事中で、夫の雅人と二人で工事掲示板を見せて迂回させる。変更を受け入れるのに時間がかかる。めぐ美は「朝からいちゃいちゃして」。学校では校長が「とまと大作戦」を光と1年1組でやろうとする。子供同士が何かを一緒にやり遂げることで、交流学級の子供たちに光をもっと理解してもらおうと考えた。その後、校長は踊っている。笑い担当。里緒先生は了解する、最初は水をやるだけだ。里緒「出来ないことも含めて理解して貰う」。桜先生は心配だ。里緒は「弱虫はひっこんで、これは私が仕切ります」。里緒はみんなに説明する。萌は半分手を挙げた。子供は醒めている、逃げたらどうする、面白くない、得にならない、面倒だ。その中でトマトが大好きの航が立候補する。航の楽天的な性格いいです。心配する幸子に里緒「結果より、作業を通じて分かってくれたらよい、嫌な想いをしても乗り越えてくれたらいいんです、航君の思いにかけてみましょう」。幸子は里緒先生にめぐ美のことを相談する。琴美は同じ物しか食べないので、同じ物を与えている。夫(大倉孝二)はパン屋に就職する。井川さん、いいです。早速トマト園が始まるが、光は水道で興味がとまり、しかも漏斗で航は光から水を掛けられる。クラスはみな非協力的で航は孤立してしまう。航「あんなに出来ないと思わなかった、大丈夫じゃない」、相当驚いたようだ。
航はあさがお教室に来て、もうやらないという。里緒「眼鏡の人は眼鏡で助けて貰う、歩けない人は車椅子で助けて貰う、光君にも助けがいる、光には誰かの手がいる、航君、手を貸して下さい」。幸子は音楽の川見先生に聞くが、川見は率直で「すぐに席を立った、トマト作戦も大変だ」と困難な状況を説明する。幸子は謝る。桜先生は萌の母の相良薫に光君のことを説明する。薫「可哀想だと思います」。私は光のことで呼ばれたことを怒っている。薫「夫は仕事は忙しく出張ばかりで、子育ては自分が全部任されている、自分の子供で手が一杯で、もう一年生だ」。それを聞いた幸子は謝る。薫「良かったわね、この学校は光君のためにあるみたいですね」。幸子「萌ちゃんは初めて光に声掛けたんです、褒めてあげてくれませんか」。薫「あなたに、そんなこと言われる筋合いはありません」。普通の親はこんな物かも知れない。家で萌はトマトの本を光に見せようとすると、薫はやめなさいと叱る。里緒は「手を繋ぎます、行きます」、を繰り返す。そして手を繋げられた。幸子はまた一つできたので喜ぶ。悩んだ航も「僕がやります」と校長に言う。校長は航を抱きしめる。
音楽で5分も座っていることが出来ました。里緒と幸子が歩いていると、めぐ美と琴美に会う。無理矢理叱ってやらせている。里緒は見て、光とは違うタイプですねと見抜く。パン屋で父の働く姿を見せたいが、琴美は床にパンを並べている。怒ると泣き続ける。めぐ美は見ている見物人に暴れる。めぐ美は出来ちゃった結婚だ、両親とは勘当だ。生まれて罰かと思ったと言う。めぐ美は「いきなり結婚している」と聞く。里緒「どうして学校いかせないの」。めぐ美「産まなきゃ良かったと思わないのか」。幸子「ない、好きだから」。めぐ美「良い子ぶって、私はそう思う、じゃ光君は生まれて良かったと思うのかよ」。里緒「どんなおかあさんもそう思うかも知れません」。めぐ美「琴美はひとりで遊んでいるのが好きなんだ」。里緒「見学に来て下さい、この世に意味のないことはありません」。めぐ美「偉そうに、あんたのいうこと聞きたくない」。家に帰ると、雅人と光は寝ている。でも机や部屋をを無茶苦茶だ。
家でもトマトを食べて、「トマトおいしいね」を繰り返す。トマト畑は、里緒の指導で、航と手を繋げるようになったが、すぐに水をまく。里緒はトマトの絵を描くし、畑への道に誘導のテープを貼る。桜先生も見ていて手伝う、校長「彼女に惚れてはいけないよ」。めぐ美は見学にくる。幸子に手を繋がれ「きもい」という。音楽の時間だ。里緒は描いた絵を光に見せている。1曲終わると立って出て行く。クラスは「あーあー」だ。10分も座れたと幸子は喜ぶ。トマト畑だ、みんな見ている。手を繋いで畑行きます。でも駄目だった。航も落ち込む。めぐ美は「無理ジャン、意味ない、将来トマト屋させるのか」。幸子「光にはまだ無理でした」。しかし給食のトマトを見て。光「トマト」と言う。そして「トマト、水、あげます」と歩き出す。大感動だ。校長は航を呼びに行く。今度は手を繋ぐ。航「畑行きます」。光「畑行きます」。みんな見ている。航「水をあげます」。光は白いテープにはまる。幸子「もう少し時間下さい」。何度も行き来するが、テープの先のトマトの絵に気づき、航「トマトの苗、水をあげます」。繰り返すと、やっと水をあげた。航も里緒も幸子も達成感がある。子供達も喜ぶ。航「光君、ありがとう」を繰り返す。光「ありがとう」と言う。大大感動だ。子供たちも進歩というか、達成感に大喜びだ。生きる喜びだよね。めぐ美はさすがに「いいな、琴美が何かやっても喜んでくれる子はいない」。しばらく考えてみる。里緒と幸子は、レストランで里緒を誕生日ケーキを出して貰い。祝う、生まれて母は死にました。11歳で昆虫博士の彼に振られ、15歳で初めてのデートをすっぽかされた、18歳で付き合った男に2股をかけられ、19歳で3股をかけられ、20歳で父を亡くしました。父は大学で発達心理を教えていました、25歳で勉強し直してこの道に入った、33歳で見合いをすっぽかされ、あなたと光に出会いました、これは楽しい想い出になりそうです。ケーキの上は火事だ。里緒先生の人生は波瀾万丈だ、凄い。だから淡々とした悟りの境地に近いのですね。納得。相良の家では夫が、威張っている。学歴偏重のエリートのようです。こりゃ大変だ。対比のためですが、幸せは何だろうと感じてしまう。半分の水を、半分しかないと思うか、半分もあるかと思うかですね。来週は貴子も協力したいと言っている。琴美も参加したのかな。幸子は同じ自閉症の子と比べたりしている。自閉症もいろいろあるんだ。そこも丁寧に押さえるようです。
子役はみなうまいな。 感心してしまう。このドラマを見ていると普通にできることが素晴らしいことに思えてくる。ドラマ上必要な一般的な教育家族キャラの薫の気持ちも分からんではない。類型的ですが妥当な描き方です。この世に意味のないことはありません。その通りです。逆にいえば、この世はすべて無意味ということでもあります。無意味だから、ささやかなことも嬉しい。ストリーで里緒の誕生日ケーキは火事寸前だ。普通は中を3本で小を4本だろう。しかし本当に里緒の人生には恐れ入りました、その自分を客観視した語りに参りました。校長の口癖からは来年の誕生日んは桜先生も一緒かな
光とともに★★★★★  3話 泣けるな、みんなしっかり生きてる、成長が楽しい
幸子(篠原涼子)の部屋には写真がまとめて貼ってある。ナレーション「あなたの心が知りたい、そしてあなたの心をみんなに知らせたい」。休み時間に光の姿が見えなくなった。倉庫の戸を閉める先生は気を付けないといけないよ。里緒(小林聡美)はじめ教師たちが必死に探す一方で、1年1組の生徒たちは無関心だった。教室では相良(鈴木杏樹)の、娘の萌は知っているのに何も言わなかった。懸命に探しまわった里緒は、倉庫から声が聞こえて、中で棚が倒れてその下で血を流している光を発見する。その手にはしっかりとフラフープを握りしめられていた。
貴子(高橋恵子)が幸子の所にきた。貴子「治ったの、いつ治るの」と言っている。病院へ連れて行っても光は恐怖から泣き騒ぎパニックている。看護婦(ナイトホスピタルの婦長さんかな)も怒っている。医師や看護婦「手に負えない、我が儘な子だ、甘やかされて育った」と言っている。里緒は自閉症であることを最初に言ってあったのに理解してくれないので冷静に説明する。医師も理解したようだ。幸子、貴子、そして、雅人が駆けつける中、病院に担ぎ込まれた光の治療が行われた。雅人は「自閉症ですみません」と医者に謝る。その場にいた貴子は「自閉症は育て方の間違いではないのですね、それなのに一生謝り続けないといけないのですか、私には理解できない」、と里緒に問いつめる。貴子は雅人に紙袋を差し出す。里緒「こんな時になんですが、私は独身です、30過ぎで結婚できずにいる独身です、誕生日に34本の蝋燭で火事みたいなケーキで一人で祝っています、こんな私どう思いますか」。幸子「言えません、可哀想です」。笑。里緒「私は独身で済みませんとあやまりません、人にはそれぞれの人生があります、自閉症で謝る必要はありません」。
里緒、矢吹(渡辺いっけい)、桜(武田真治)、川見(市川実日子)の4人が謝罪の為、東家を訪ねて、事故の発生状況と今後の対応策について説明し、先生達はは率直に謝った。ところが幸子は、学校側の責任を追及するどころか、光の興味が友達やフラフープといった外の世界に広がっていることを喜んでいる。幸子「怪我をしたことはショックですが、学校が嫌で、教室から逃げたのかと思った、でも光が友達やフラフープに興味が持ったことが嬉しい」。里緒も同じ気持ちになった。世界が広がった。今回のことをきっかけに登校を嫌がるようになっても、「最初からやり直せばいい、光はすぐに逃げます、手を振り払って、でも光の事をこれからも見てやって下さい、これからもお願いします」と前向きな幸子に雅人も影響された。川見は責任追及されなくて良かったという。桜「母親は強いですね」。里緒は「強くならざるおえない、責任追及されなく良かった訳ではなく、私たちの問題です」。このスタンスには感心しました。
貴子の袋には光の絵の道具などを持ってきたのだ。この騒ぎの後、雅人は異動になるが、これをきっかけに、光を理解しようと積極的に光に接するようになったり、勉強したり、幸子の負担を軽くしようと努力するようになる。職場では後輩から「自閉症のこと上司に言ってごめん」と言うが、雅人は「気づいて良かったと思っている、自分が父親だということに」。仕事中心から「光とともに」スローライフを生きようとする覚悟ができたのだ。光の包帯を交換する工夫(消毒します、包帯替えます、と繰り返す)をあれやこれや考える雅人の姿(新幹線を作ったり、アルミでキラキラマンを作ったり)が幸子にはほほえましくも、嬉しくもあり泣いている。結局寝ているときに交換した。雅人に幸子は「自閉症は色々のパターンがあり、本だけでは当てにならない、光の方法を見つけることが大事だ」。幸子「久しぶりに光のことで笑わせて貰った、ありがとう」。雅人も光と付き合って分かることがあった。雅人「初めてのことには抵抗するが、何度かすると理解できるんだな」。幸子から怪我したときは絆創膏を貼ると知っている。雅人の提案で額に絆創膏貼って、「怪我、絆創膏、治します」、繰り返すと、光も繰り返した。涙です。雅人も嬉しいです、大変ですが楽しいかもと明るい。この喜びは何にも変えられないものでしょう。相良にも生き生きと「大変ですが楽しいかも」と話す。しかし相良は娘の萌に「ピアノしっかりしないとパパに嫌われる」と言っていたが、相良の夫婦も問題があるのでしょうか。
次の日、相良の娘は朝顔学級に顔を出すが、言えないで逃げる。職員室で対応を話し合う。里緒は部屋を閉めるとき見渡して声を掛ける。他の子供にも理解をして貰うようにしよう。川見は朝顔教室に鍵を掛けることはどうですかと提案する。万が一の対策です。桜まで理解できていないので賛成する。里緒はさくらに「朝顔教室は動物園の檻ですか、動物園の動物ですか、光君は人間です」と説明する。桜に里緒「他の子供にもきちんと説明すべきです、弱虫」という。矢吹は校庭の片隅で畑を作る。里緒は教室で、光を見ていませんか、と聞く。萌は「母が関わらない方が良い」と言われていたと話す。本屋で貴子と実母裕子(金沢碧)は出会い、貴子が自閉症の本を探していた。貴子もどう接して良いか悩んでいるのだ。
里緒は教室で「生徒はみな関わらないように親から言われている」。桜「すみません」。幸子「私が説明してもいいですか、主人も関わることになりました」。幸子「みんなと同じに生まれて、皆と同じように色々考え感じる心を持っています」。里緒「光の気持ちになって考えてみよう、フラフープをしているみんなをみて朝顔教室を出て行きました」。幸子「フラフープいいな、面白そうだ、遊びたいな、どうして閉めるの、僕はここにいるよ」。萌「私見てました、光君が倉庫に入っていくのを、ごめんなさい」。里緒「ありがとう、よく言ってくれましたね」。萌「どうしていいか分かりませんでした」。幸子「光に呼びかけみて、光君、教室、戻ります、とゆっくり言って下さい」。里緒「前に立って、目をそらせないように、言いましょう、顔を背けても届いています」。里緒は光通信を作ろう、児童向けと、保護者向けをつくろうと提案する。幸子は保護者向けを作るという。光通信が出来る。強いなおかあさんは。もちろん弱虫もいるだろけどね。方々で配るが、本当に理解できるには大変だけど、やらないと駄目だ。最初は大変だという反応で、表面的には頑張ってねと励ましてくれる。藪下(井川遥)にも配る、「外国人に話しかけるように、そうか、私は琴美は宇宙人だと思っている、これ、本当にいいね、いい先生じゃん」と言ってくれる。
貴子にも実母は光通信を渡す。母「光は私の初めての孫です、どんな孫でも可愛い孫に変わりありません」と言う。ある日、光「光、学校、行きます」と喋る。そして学校へ行く日が来る。萌も光通信を読んでいる。光の登校に、萌は出会い、目を見て萌「ごめんね、光君、お早う」と呼びかける。そして一緒に行く。朝顔学級に新しく、ともだちに萌の写真が貼られた。桜の写真がはがれている、里緒「力弱く外れました」。笑いです。でも来週はまた大変だ、行ったり来たりだね人生は。
障害者や病気が登場するドラマの多い今クールですが、暗いと思ったが、これは希望がある。光とともに明るさがある。それは今は細い一条の光しれないが、これから太くなっていきそうだ。かみさんと二人で泣きました。そしてちょっと里緒先生に笑わせて貰いました。やはり5つ★ですね。ただ、今後どこがゴールになるのだろう、もう感動満載なのに、息切れならないだろうか。良いとまた心配です
光とともに★★★★★  2話 やっぱ、このまったり感と奇跡の泣かせどころ好きです
子供の誕生と成長が幸子(篠原涼子さん)のナレーションで始まる。入学式も里緒のおかげで落ち着いていた。音楽の川見先生(市川実日子さん)です。記念写真を撮るが、カメラマンの胸のワッペンをさして「ここを見て」の言葉に、ワッペンに飛んでいく。クラスは1年1組とあさがお学級に入る。里緒先生(小林聡美さん)は光の代わりに話し説明する。里緒に薫(鈴木杏樹さん)が質問する。このクラは障害児学級との交流クラスになり、音楽、体育、給食、運動会、発表会を一緒にする、2つのクラスで頑張る。自閉症という障害である。担任の桜先生(武田真治さん)が説明する。自閉症は人と関わることが苦手だったり、会話することができません。「馬鹿」という言葉に、桜「馬鹿じゃないよ、そういう言い方しちゃ駄目だよ」。里緒「目も見えて、耳も聞こえているけど、光君の中でそれが上手く伝わりません、新しい場所が苦手です、今こうしていることも光君には大変なことです。薫「だったら一緒に学ぶことは難しいんじゃ」。里緒「光君は難しいことに挑戦します、応援して下さい」。父兄「乱暴された場合はどうするんです」。この質問で教室はざわめく。里緒「理由もなく乱暴したりしません」というが、ざわめきは大きくなる。混乱の中で光は逃げ出す。皆で追うのだ。木の下でうずくまっている。
あさがお学級で、矢吹校長(渡辺いっけいさん、相変わらず変わったいい人ぶりです)のジャージを被って机の下でうずくまっている。校長は日だまりの臭いだろうと嬉しそうだ。川見「面倒な子を引き受けましたね」。里緒は「自閉症児は耳より目の刺激が効果的で、写真を見せて理解して貰う」。川見「やっかいな子ですね」。里緒「手を借りたいときは頼みます」。いいなこの淡々としたスタンス。矢吹校長「里緒先生は自閉症児の扱いはなれています」。里緒「初めてです、光君みたい自閉症児の扱いは初めてです、初めてだから楽しみなんです」。川見「おかあさんに付き添って貰うことはできないんですか」。里緒「おかあさんが一緒だから落ち着くとは限りません、光君の中でおかさんはおかあさんと認識されていないようです、おかあさんは一番身近にいる便利な人(笑いました、自分のかみさんもそうです)」。それを聞いていた幸子は「その通りです」。桜「そんなことはない、母親という言葉の意味が分かっていないだけで、おかさんだと分かっていますよ」。幸子「光は電車やジュースと言います、私をママと呼んでいません」。里緒「シュースはジュースと分かっていても、ママのことはママと分かっていないということですね」。桜「いえ、分かっています」。里緒「いい加減なこと言わないように」。桜「分かっていてもママと呼べないだけです」。幸子「いつか呼んでくれますか」。里緒「来ますよ、なぜなら光君のママはあなた以外いませんから」。幸子は嬉しそうだ。こんなに大変なのですね、だから少しの成長も100倍嬉しくなるのですね。人生は上手くできています。桜「なぐさめでしょう」。矢吹校長「希望でしょう、里緒先生は大丈夫です、里緒先生だからです、里緒先生には惚れないように」。先生も色々意見の違いがあります。矢吹校長も変な味わいを出している。学校、あさがお教室、里緒先生、佐倉先生、ランドセルの写真を取って見せる。すべては理解できるのだが系統立った判断と行動ができないようだ。
姑の貴子(高橋恵子さん)は雅人(山口達也さん)と話すが、まだ受け止めていない。貴子「自閉症が治ったら会いにいくは」と言い放つが泣いている。雅人は会社でも辛い立場だ。自閉症のパンフレットを部下に見られた。家で光はお気にいりのパジャマが洗濯してないので、パニックになり捜し物をしているのだ。家に雅人が帰ると、アパートでは住人が集まり管理人(甲本雅裕さん、警察官や先生ではなかったですね)「子供を虐待しているのでは」と問いただしている。辛いなこの言葉は、きついです。薫は障害児だと皆に告げる。大変だどこまで隣人に知られ理解し支えてもらえるか、個別的でしょうが悩むところですね。夫の雅人は完全に受容していない。妻に怒りをぶつける。朝、「学校、あさがお教室、里緒先生、佐倉先生、ランドセル、光、行きます」の写真を取って見せ、ようやく動き出した。里緒と光の1対1の教室(のんびりした豪華な教室です)で光はお気に入りの机の下から出てこない。里緒先生も自分の机の下に入ってみる。狭いようだ。干渉しないで里緒先生は工作で段ボールの赤い屋根の白い家(ひかるのへや)をつくる。やや大きめの犬小屋だよ。やがて光は机の下から、その家に入る。
毎日「光の部屋で過ごしました」と同じ報告が続く。連絡帳は同じだ。次第に疑問に思う。そんな下校時、藪下(井川遥さん)と会う、一日で学校を辞めたそうだ。藪下「学校で失禁したら、くっせいと言われた、琴美の代わりに暴れたら、校長が辞めて下さい、琴美の自閉症は自分で治す(治る病気ではなく障害です)、ママと言ってくれた、アイスが欲しいので家で一人で待っている、学校へは行かせない、他人を当てにしない方がいい」と言い放つ。藪下は光の主題に対するアンチテーゼとして出てきています。ここはちょっと平板過ぎる描き方のような気もしますが、余り複雑にしてもテーマがぼやけるだけかもしれません。後で藪下の家庭では、夫(大倉さん)が「子供が家にいて、うざい」といって妻に暴力をふるっていました。藪下もヤンキー上がりですから負けていませんでしたが。幸子はショックで心は揺れる。里緒に幸子は「いつになったらママと呼んでくれますか、私は先生を信じています」と問いつめる。里緒「いつか分かりません、私を闇雲に信じないで下さい、ママといえばいいものですか、意味も分からずママと呼ばれても嬉しくないでしょう」。幸子「先生は母親じゃないからママの気持ちが分からないのです」。里緒「だから聞いているのです、ママって何ですか」。幸子「好きな人に自分の名前を呼んで貰いたい気持ちを分からないのですか」。里緒「ほったらかしていません、無理矢理へやからひっぱりだしたり、無理矢理ママという言葉を教えたり、学校が光君に苦痛の場となるのが嫌なのです、学校は楽しいことを教えたいのです」。実母(金沢碧さん、なつかしいです)に電話して会う。幸子「何となくおかあさんの顔が見たくなっただけ、私が初めておかあさんと呼んだとき嬉しかった?」。母「そりゃ嬉しかった、あなたが成長したことが嬉しかった」。幸子「光は手を繋いで歩けるようになった、幼育と幼稚園に通ってできるようになった」。また、ひかるのへやで過ごした。里緒「小学校の頃ヒデブーと呼ばれていた、当時昆虫博士と呼ばれた1つ上の子が好きで、確かに呼ばれて嬉しかったです、現在好きな人はいませんが(里緒先生なら秘かに大好きな人はたくさんいると思いますが)、あなたの気持ちが少し分かりました」。幸子「私には先生かいません、先生を信じています」。里緒「信じる相手を間違っています、光君でしょう、待ちましょう」。今日も呪文を唱えて学校だ。雅人が「何のため学校にいっている」と怒る。そして、仕事へ行かずに学校へ見学に行く。光はいつものように「ひかるのへや」にいる。毎日ものにテープで名前を貼っていた。何気にへやを出た。里緒は、写真を見せて、「ママ、里緒先生」、と読んで繰り返す。そこへ雅人が来る。
里緒はポラロイドで雅人の写真を撮る。雅人は「いくら何でも親を親と思わないことはない、こんなことに意味があるのですか」。雅人「学校に入ったからには学校の規律を学ばせて下さい、机に座られて何でも思い通りにならないことを教えて下さい」。里緒「光君のペースがありますから」。雅人「先生は光が手に負えないから逃げている」。里緒「それはあなたでしょう」。いいな、本音で切り返す凄い技だ。雅人は無理矢理、光の部屋からだして、イスに座らせようとする。光はパニックであーあーと抵抗する。雅人「ママといってごらん」と繰り返す。桜先生が来て止める。雅人は会社に戻るが校長室で手帖を落とす。雅人は突然、校庭で倒れ病院へ連れて行く。過労だ。目を覚ますと雅人は「会社へ行く」。幸子「あなたの代わりの仕事する人はいる、私の夫、光の父親はあなただけです」。しかし会社に行ってしまう。里緒が家まで連れて行く。雅人の忘れ物の手帖があり、光の誕生の時の写真(裏に愛おしい我が子光へ、と書いてある、雅人も光を愛しているのだ)が挟んであった。里緒は写真を見せて、ママ、パパと説明する。雅人は会社に息子の自閉症のことが知れてしまう。雅人は会社で課長からプロジェクトから外れるように言われる。雅人が帰り、しばらく会社を休むように言われた。家にいた里緒は「良かった、父としてのやり方がある、一緒に考えてくれると・・」。その時光は立ち上がり、写真のはったパネルをみて、幸子に「ママ」という。大泣きです、かみさんも泣いています。雅人に里緒は「次はパパですね」という。声を出して泣く雅人だ。里緒「本当に分かっていったんでしょうか、ただ言ったのかも知れません、自閉症はそんな簡単じゃないです、もう一度あるかわかりません、これからもママというか分かりません、でもママという聞き慣れた何でもない言葉なのに何かもの凄い言葉のように聞こえました、その瞬間は奇跡と呼んでもかまいません」。
薫の娘・萌は音楽の授業だ、萌は光君を気にしているが、薫から「そっとして、かかわらない」ように言われる。里緒が光のため「ひかる部屋」を音楽室へ運んだ。その時に見ていた川見先生の目を外した隙に光は教室を出る。そして校庭の用具置き場のフラフープを触り見ている。そして用具置き場の鍵が掛けられた。誰もいない校庭の倉庫から光の「あーあー」と声が聞こえるが、誰も気が付かない。
   ☆    ☆
父の雅人も、会社での出世は駄目かも知れないが、光を受容するようになったのですね。良かった、少しずつ変わっていきます。先生も考え方に違いがあって自然です。少しずつ理解者が増えて、チームが出来るといいですね。今日の泣き所は泣かされました。今クールではつの5つ★つけました。やっぱ、好きです。小林聡美さんの柔軟な対応は心が癒される。格好付けない、自分の思うことを素直に語る。そして相手に伝える。相手の質問にも素直に答える。できないことです。見習いましょう。
光とともに★★★★ 1話  4月14日
幸子(篠原涼子)のナレーションで始まる。写真が次々スライドのように映される、妊娠・出産のシーンは映像だ。夫の雅人(山口達夫)が引っ越しが始まる、姑の貴子(高橋恵子)が手伝う。電車での横浜への引っ越しの途中、幸子は目を離したすきに、息子・光を見失ってしまう。交番へ駆け込んだ幸子のもとに子供を発見したとの通報が入り、現場へ到着すると、光はアドバルーンを追ってビルの屋上に座っていた。呆然とする幸子の目に光を目がけてよじ登る着物姿の女性が飛び込む。光は立ち上がり、その女性・里緒秀美(小林聡美)の着物は引っかかり破れる。息のむ緊張の中、光は里緒にしっかりと抱きかかえられてビルの上から降りてきた。抱きかかえられることをあんなに嫌がっていた光なのに、どうしてあの人にしっかりと抱きついているのだろうか?里緒「光くんはアドバルーンを追って、空を飛びたかったんですよ」と平然とした表情でいう里緒に助けてもらったことへの感謝はしつつも、一見他人事と思える言い方に反発する。
その日以来、光のことで悩む幸子だが、仕事が忙しい雅人は相談相手にはならない。雅人「自分の子供をおかしいという母親がどこにいる、それでも母親か?」、ひどい言葉だな、子供の発達などに理解できないのですね。回想シーン、1歳で耳が聞こえないと言われ、病院へ行くと耳は聞こえる。光は一人でも遊んでいることが出来る。幸子は光はほんの少し違っている、少し遅れているだけ、と思ってきた。しかし今回は悩んだ末に地域医療センターへ行く。光は発達検査を受け、脳の偏りを原因とする発達障害「自閉症」だと診断される。風邪のように治ることはない。いきなりでは、これはパニックになるね。その時に一緒にいた自閉症の子供の母親が井川遥さんですね。幸子の実母が訪ねて夫の雅人に相談する。内緒で来ました、実母「お願いします、光に問題があったときは、光と幸子をお願いします」。その事実はあまりにも衝撃的で必死に「自閉症」であることを否定しようとする幸子で、夫の雅人にも言えなかった。やはり時間が必要なのですね。だが、光はますます癇癪を起こすようになる。16階から物を投げる。幸子は管理人に怒られ、近所の女性(鈴木杏樹)に不審がられる。光は同じ言葉をオウム返しする。
とうとう、雅人と姑・貴子に光が「自閉症」あることを告白する。自閉症を正しく理解できない貴子は、幸子の子育てが間違っていたからだと責め立てる。姑は最初は「うつ病」と混同していた。普通の人はこんなものでしょうね。光のナレーションは普通に喋っている、ドラマ上は神の声のような客観的記述でなるのでしょう。これが泣かせる。夫の雅人は必死に冷静を保とうとする、そう思いたいのです。雅人の父親の13回忌に光は癇癪を起こす。その時、感情を押さえられず、幸子を心ならずも非難してしまう。それから1週間は幸子は泣いてばかりだ。しかし幸子のお腹は空くし、光は光だった。一番頼りにしていた雅人にまで非難されてしまう。近所の女性は未熟児を育てたのだ。夫は未熟児と自閉症を同じように治るのではないかと考えている。夫も若いですから、受け止めることはできませんね。幸子が藁をもつかむ思いで相談した相手はビルの屋上で光を助けてくれた謎の女性・里緒だった。実は七月小学校で養護学校教諭をする里緒の「自閉症について整然と説明してくれた、脳の機能のかたよりを原因とする、1000人に2〜3人の割合で起こる発達障害です、ほとんどの場合生まれつきの障害であること、症状が発達期に現れること、基本的に生涯にわたる障害であることが特徴です、子供はだれでも必ず成長する力を持っています、自閉症は母親のせいではありません、あなたのせいではありませんよ」という言葉によって、どん底にいた幸子は一筋の明るい希望を見る。いい言葉ですね。救われますね。
相変わらず不可解な行動の光の姿をじっと見ていた幸子は「あること」に気づく。引っ越してから物を探し出すようになった、捜し物をしていたのだ。それはアルミホイルを探していたのだ、アドバルーンも光っていたのだ。光の異常な行動も少し理解できるのだ。光と自分との"絆"を感じる瞬間だった。光と一緒に生きていこう。幸子に小さな決意がわく。幸子「おかあさん、私大丈夫だから」。幼稚園に1年通った。
一年後、桜咲く4月、小学校の特殊学級だ、学校選びができない、先生(武田真治、渡辺いっけい)たちは駄目だという。しかしとにかく、ここに行きたいと言い続けて下さい。教育委員会にも言い続けて下さい。無事、光は七月小学校へ入学し、里緒先生の理解と協力に支えられ前向きに歩き出す。険しいけれど確かな未来向かって。もちろん、子役は変わった。砂の器の子役だ(かみさんが気づいた)
   ☆    ☆
水橋文美江さんの脚本ですね。「しあわせのシッポ」が印象に残っています。この時も聴覚障害でも自然に生きていくドラマで自分の評価は高かったのです。今回もうまく描いてくれそうな気がします。期待大です。子役の演技が、凄い。びっくりです。自閉症(アスペルガー症候群という言葉がいいのでしょうか)の子供はよく知らないのですが、素人目には丁寧に描かれていますね。ドラマサイトでの反響に注目しましょう。小林聡美さんは相変わらず素晴らしいキャラですね。彼女の登場で安心できる。見ているものにも救いと勇気を与えてくれる。自分は幸子の立場に入ったと感じてしまった。自分は今でこそ年ですから淡々と生きていますが、夫と同じ年齢の時は余裕のない馬鹿者でしたね、反省です。この記事は公式HPを参考にして書きました。多分公式HPの掲示板も色々な意見が出ているでしょう、見て勉強したいと思います。またこれはコミックになっているのですね。 

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