異議あり大岡法江  10位     プラウザの 戻る← で戻ってください 

総合点  7点   印象点  7点   平均点  3.3点
ミス正義、漫画的な痛快さだ、父が越前だから大岡越前で時代劇だった
裁判員制度が決まりそうで、法廷ドラマが増えました
これは正確に描くよりも、大岡越前みたいに普通人として正義を考えて欲しい、人情ドラマだった
意外と楽しかった、アメリカ的ではなく日本的な正義はあると思う
法廷物では意外と好きなドラマだった
企画 井上隆                        プロデューサー  今木清志、手塚治、河瀬光
脚本 戸田山 雅司                    音楽 池 頼広
監督 橋本 一、久野昌宏                主題歌 ZARD「止まっていた時計が今動き出した」

大岡法江 高島礼子                    外園律子 戸田恵子
遠山国士判事 伊東四朗                 藤林防人判事 金田明夫
寺田事務官  飯田基祐                 三好検事 山崎 一
司法浪人生村上環希 新山春美             岡崎判事 小泉孝太郎
週刊誌記者服部憲男 畑山隆則             書記官服部厚実 青田典子
異議なし大岡法江★★★★  9話 3月11日  最終回

法江(高島礼子さん)とライバル律子(戸田惠子さん)が心ならずも協力し合った結果、円城(梨本謙次郎さん、やはりイイ人なのですね)の鈴枝(奈良富士子)に対する殺意は否定された。律子は、検察は今後傷害致死で争うはずだと述べる。法江は円城の行きつけの沖縄料理店に、金の入った、鈴枝のエステサロン特製の化粧ポーチが隠されていたのを見てしまった。円城寺はエステサロンに盗みに入り、鈴枝に見咎められたために殺したのではないかと法江の疑念はつのる。この化粧ポーチの一件を知った律子は、何も被告人に不利になる証拠を法廷に持ち出すべきではないと主張する。法江は、律子の言うことに反論はできないが、今まで通りの気持ちで円城を弁護できない。法江は環希(新山千春さん)から、法江の亡き父・越前のかかわった裁判記録を見せられる。それは、越前が強盗傷害事件の容疑者を弁護した時のもので、越前はその裁判で被告の無罪を勝ち取っていた。そして、無罪の判決を下した裁判官の一人が遠山(伊東四朗さん)だった。ところが、無罪となった男は、その後別の事件で殺人を犯し逮捕され、無罪となった事件もその男の犯行と判明したのだ。父の裁判記録を読んだ法江は、あくまで自分の気持ちに忠実に裁判に臨もうと決意する。そのため、円城が盗んだと思われるポーチを法廷に提出することを律子に告げる。
円城に接見した法江は、彼が盗みの目的で鈴枝のエステサロンに侵入したとこを聞き出す。だが、円城は鈴枝に見つかって逃走したことは認めたが、殺人に関しては絶対に自分はやっていないと強く否定する。法江は、この円城の言葉を信じて公判に臨む。娘に窃盗のことを知られるわけにはいかなかった。突き飛ばし逃げた。本当の犯人が殺害したのです。現場の写真を外園が示し、説明した。金庫がなくなっていた。大きな手帖があったのです。脱税の証拠が書かれていた。控訴を取り下げませんか。被告人の証言に基づく憶測だ、真実だという証拠はない。検察の再調査を強くお願いします。警察は再調査して、夫の副社長の車から金庫が見つかる。京本が捕まった。夢子が沖縄からやってくる。夢子「人殺しじゃないが、泥棒だった、私のためね、歌手にならなきゃ良かった、おとさんなんかどうにかなってしまえばいい」。法江「今のおとうさんを支えるのは夢子ちゃんしかいない」。判決だ。無罪だ。最後に遠山判事は言う「あなたのしたことを許す人も許さない人もいます、決して罪は消えません、しかしあなたがその罪と向き合い続ける限り、どんあ人も必ず分かり合えるはずです、次の裁判でも自らの罪に真摯に向き合うことを望みます、娘さんの為にも」。夢子に頭を下げる父だ。
外園と法江は最強コンビだ。遠山は、越前のその後を話す。越前は次の事件で殺された男性の残された母のために、私財をなげうち、老人ホームまで世話した。しかも娘の名義で謝金までした。皆、心の中に天秤を持っている。これが回答でした。弁護士や検事である前に、人として正義があり、裁判は犯罪者の更正の始まりなのだ。オウム事件で国選弁護士が頑張る気持ちも貴重ではあるが、被告が更正を拒否している段階では、妥当な判決には従ってもいいと思うのですが。このドラマは、大岡越前ですから、人情の世界だ。世界に誇れる名裁判だと思う。最後に大岡事務所の借金は減ったのかな。借金返済のために続編があるかもしれない。
異議あり大岡法江★★★  8話 3月4日  律子とのコンビは最強だ

波礼島の近所の中学生の夢子(垣内彩未さん)は歌手になりたく、父は応援していた。その夢子が突然法江(高島礼子さん)を訪ねてくる。夢子の父で東京で働いていた円城省吉(梨本謙次郎)が殺人容疑で警察に捕まったので助けてほしいと言う。被害者は、エステサロンの経営者・新田鈴枝(奈良富士子さん、懐かしいです)で、深夜の事務所で後頭部を鈍器で殴られて殺されていた。凶器と思われる消火器から円城の指紋が検出された。円城はリンネレンタル会社で働いていたが、ミスを鈴枝に非難され、会社を解雇になった。法江は犯行を否認する円城に接見し事情を聞き出そうとするが、そこに彼の国選弁護人として律子(戸田惠子さん)が現れる。なんで4000万がやってくるの、理由は年に一回は国選業務をしないといけないのだ。律子と大岡は合同弁護団になる。意外な展開です。判事はみな興味津々です。検事は松重豊さんです。検察は殺意に基づく殺人で極刑で望むと主張する。律子は衝動的で傷害致死と7年にしようと、大岡は全面無罪を主張する。ドラマだから面白いけど。
今回は2話完結の前編です。新田のエステ会社に聴取にいく、今は夫が社長代行だ。経理担当が案内する、チーフの福原が第一発見者だ。夜間の通用口の鍵は以上の4人がもっている。凶器の消火器には指紋がついている、金曜日に消火器に水拭きの掃除するので指紋は消される。社長に非難されたのは木曜日だ。指紋が残っているのは犯行の日に現場にいたことだ。リネン会社の同僚にききに行くが、ガードされている。円城の部屋を大岡と外園は見に行き、電球を半分にして節約していた。律子「依頼人は嘘をつく、そう思うと傷つかない、リスクを回避できる」。大岡「信じることは私たちしかできない」。次は沖縄料理屋へ聞き込みに行く。24日火曜日の犯行の日に来ている。元気なく、新聞を読み、記事をみて、3日東京を彷徨い、逮捕された。律子は今回の証人の報告書を持ってきた。証人は会社の同僚(酒井さん)だ。律子は反対尋問だ。証人は遅刻が多く、給料も違う、円城に「やっかみを感じていませんか」。前の職場では、派遣先で金品がなくなって解雇になった。証人は検事に「あの女社長は」までだ。「あの女社長殺してやる」は創作だ。検事から自分のプライバシーは聞かれないと言われて証人になったと逆きれだ。終わった後で、沖縄料理屋で律子と食事していると、ツボに金の入ったエステ会社の紙袋が会った。円城は金を奪ったのか。父・越前弁護士の被告を、有罪としりつつ無罪を勝ち取った事案ナンバー17のエピソードも絡まって次回は最終回だ。
異議あり大岡法江★★★★  7話 2月26日  外園とのバトルは面白い。「裁判も法律も知らない人の最初に出会う弁護士になりたい」

ライバル弁護士の外園律子(戸田惠子さん、更に収入アップ、しかし一旦勝ち得たがその後は別の弁護士に取られる悲劇に陥る)がプロサッカーの有名選手と代理人契約を結んだ。これは前フリで本件と絡むのです。法江(高島礼子さん)は国選で微罪(つぶやきシロー、うすく露出してますね)の弁護をするが、被告自身が実刑で早期収監を希望する事態に吠える。早く終了して金8万円入り喜ぶ環希(新山さん)だ。
法江に仙道行子(牛尾田恭代さん、ボートしている普通さが名演だ)が訪ねる。彼女の住む団地の近くに高層マンションが建設されることになり、子供たちの遊び場が潰されてしまう。行子は、高層マンションの建設を裁判で何とか阻止してほしいという。建築主は大手の不動産会社で、他の弁護士は勝ち目がないと引き受けなかったらしい。行子の依頼を引き受けた法江は、とりあえず建築差し止めの仮処分の請求を裁判所に提出する。同時に、相手の不動産会社の代理人は律子だとわかる。早速話し合い拒否で、喧嘩だ。いいね、これでないと面白くない。
法江は集団訴訟を狙っているが、広場が潰されることに反対しているのは、団地内では行子だけだということを法江は知った。すでに自治会の承諾、説明会も6回され、仙道は参加していない。外園も現地の確認に来て余裕だ。外園は和解金へ持って行こうとするが被告は拒否する。仙道の子供は事故にあって骨折し、治ったが杖を離そうとしない。子供が再びあの広場でサッカーをして欲しい。外園は裁判の根拠が個人的過ぎる。子供は「ママは離婚も金をもらえず、スーパーでも失敗ばかりで負け組だ」。近頃はやりの強烈な否定だな仙道は、自分が子供のために何か真剣にする姿を見せたいのだ。傍聴席には子供がいた。結審だ。大岡は外園に裁判までして、答えを求める人に解決を与えたいのだという。現実無視で荒唐無稽で、ありえなぃ×8だが、ドラマとしては胸をうつ。
民裁修習だ。藤林(金田さん)はFカップの修習生に、胸ばかり見て顰蹙だ。岡原(小泉くん)は子供の時の野球でしたかったのは、審判だ。これが裁判官になりたい理由だ。遠山は弁護士志望だが、同級のライバル(越前弁護士、大岡の父)が弁護士志望で「裁判も法律も知らない人の最初に出会う弁護士になりたい」といったのだ。 判決だ。主文、原告の訴えろ棄却する。遠山裁判官(伊東さん)は検事は「どうでもいい裁判だ」と言いましたが、人は訴えるには思いがある、価値がないといえない。子供にどうでもいい裁判ではないといい含めた。外園は謝罪して、サッカー選手のグラウンドを月一回解放する事を約束させた。子供もリハビリして頑張るという。ママが頑張ったことを認めた。外園もビジネスだと言いながら人の親だ。めでたし、めでたしだ。こんなチープでゆるゆるドラマでいいよ。リアルであることがいいドラマではない、これは大岡越前の現代版なのだ
異議あり大岡法江★★  6話 2月19日  ちょっと小ネタで、戸田さんとの掛け合いがないと淋しい

週刊誌記者の財部(畑山隆則さん)に誘われ、代議士の裁判を傍聴した法江(高島礼子さん)は、絵沢(津川雅彦さん)という老法廷画家に出会う。法江に国選の仕事が入る。被告は額多(山崎樹範さん、情けない役が合いますね)というフリーターで、容疑は女子高生彩(堀北真希さん)に強制わいせつだ。「濃密な人間関係が苦手です、触るなんて嫌です、木曜日はしません、フィギアを作る日です、僕に友達がいるように見えますか」、怪しい男だ
額多に接見した法江は、彼が被害に遭った女子高生にストーカーまがい行為ををしていた。だが額多は、強制わいせつはしていないと否認する。事件の時間、彼は自宅アパートで、窓からタバコの吸殻を投げ捨て、通りかかった老人に叱責されたとアリバイを主張する。裁判がはじまる、被害者の証言には衝立があります。法江は老人を探し出すと啖呵をきる。そこで、その老人が絵沢であることを突き止めた(ドラマ的都合良さです)。遠山判事(伊東四朗さん)と絵沢は知り合いだ、実は法江の父の越前が絵沢に法廷画家を勧めたのだ。
証人控え室に来たが証言しなかった。法江は何故絵沢が額多のアパートを通ったかが疑問だと遠山に言われ調べる。絵沢「眼科へ行ったのだ、視力が落ちて左は0だ、もう絵は描けないと言われた」。法江「言葉より絵沢の絵に真実がある、でもこのままでは一つの真実がどこかへ行ってしまう」、でも絵沢は保険のつもりで法廷にデジカメで盗み撮った。これを検事(前田耕陽さん、ちょっと中年太り?)につかれた。絵沢「絵を描けなくなる、怖いのだ」。接見で有罪になる可能性が高いという、額多は「弁護士さんが信じてくれて良かった」という。絵を見つめる絵沢だ、裁判も終審となるが、ぎりぎりに法廷にくる。異例の証人調べが行われる。絵沢はアパートから頭に被告のタバコの吸い殻が当たったと証言する。検察は「どこへいったのか」と聞くと、絵沢(津川さんの本領発揮だ)「眼科へ行った、法廷でカメラで撮影した」と告白する。法廷画家を断念した瞬間だ。遠山「証言を拒否しましたが、誰かから圧力を受けたからですか」。絵沢「仮にそうであったにしても(検事を見つめ)、私はここに来ている、真実を見失わないために(弁護士を見つめている)」。終審後、絵沢「真実を見つめる心の目を見失うな、そう言った越前に会わせたい」。法江は越前は自分の父だと知らせた。法江は父の生きていた足跡を発見できて嬉しいのだ。判決は無罪だ。今日は藤林がかみさんに「愛してます」といった。そして本当の犯人が捕まった。絵沢は絵を法江を描き送ってきた。めでたし、めでたし。
異議あり大岡法江★★  5話 2月5日   くだらないが笑える 外園がでない

岡原判事補(小泉さん)が拘置体験の実習です。暗いです。これは前フリです。法江(高島礼子さん)の法律事務所に、環希(新山千春さん)の中学の同級生・島田美緒(宝積有香さん)が訪る。彼女が働く弁当屋の店長で恋人の拝島(布川敏和さん)が傷害罪で逮捕された。美緒によると、彼女をからかったチンピラをボコボコにした。拝島はキレやすいタイプらしい(多分遺伝と幼年期の学習かな)。布川さんかなり格好から気合い十分ですね。
美緒の頼みを引き受けた法江は、拝島に接見する。だが拝島は、一人で闘い弁護士の助けは要らないという。法江は、強気の拝島を説得し弁護活動を開始する。拝島は、傷害で少年院に入っていた過去があった。これでは、保釈は認められない。法江は、拝島に心臓病で入院中の母親(岩本加代さん)がいること、さらに自分の事務所に住まわせ常時監視することで保釈を申請する。法江も嘘ついて立ち回るようになったのです。そして保釈されたよ(原則は認めるのですか)。拝島は母親には優しいのだ。
相変わらずキレる拝島だが、法江(高島さん)は極妻経験者(関係ないが)でひるまない。拝島は弁当屋を始めた。高島さん、新山さんが弁当を食べるシーンはCMふうで、綺麗に取っている、感動だ。拝島「弁当の感想を言ってくれる人は皆、先生だ」(弁当にはキレない)。少年院の時の弁護士は「昼も夜も働く母親の愛を受けずに育ったのでグレた」といったことを怒っている。母を悲しませたことで弁護士に恨みがある。
裁判がはじまる。彼女が証人になる。そこで荒れた傍聴人を退廷させるが、被告もキレて大喧嘩だ。早速話し合いをする、情状酌量を求める。次回公判で立派に更正しますと勢いで言う。保釈された弁当屋に美緒の父(田山さん)がやってくる。父は立派な中華料理人だった。美緒は連れ戻される。
法江は弁当屋を手伝う。1週間だ、弁護士と弁当屋は「弁」が一緒だ(笑)。拝島「もう先生を困らせない」と頭を下げる。美緒の父親も証人になる。弁当を食べて貰っていた、腕が上がっていた。1週間で味が上がっていた。毎日研鑽していたことを認めて貰った。娘の交際には反対しているが、「料理の上での嘘はつけない」。法廷で酢豚弁当をたべることになった。客観的証拠だということで食べる。判事(伊東四朗さん)は酢豚が苦手だけど食べた(この表情上手いね、笑える)。判決は執行猶予だった。美緒も父の許しが出て一緒に弁当屋を手伝える。めでたし、めでたし。
大岡さんも裁判馴れして新鮮味が落ちてきた。法廷で裁判長まで弁当食べないでしょう。
異議あり大岡法江★★★  4話 1月29日  ハブとマングース、外園の離婚訴訟だ

裁判員制度のための模擬裁判に大岡(高島礼子さん)がでる。外園弁護士(戸田さん)とマジに漫談になっている。それを見た子供が離婚の立会人を依頼に来た。外園さんの息子だ、お、お、お、お、と笑った。父(宇梶さん)の所へ行く、内科の開業医だ、近くに総合病院が出来て患者は激減だ(医者も大変な時代だ)。離婚の原因は性格の不一致? 訴えたほうが外園さんで4000万円の請求だ?。別居して、子供も連れていった。姑さんも登場した。外園さん50件も同時に着手している(驚)。藤林判事(金田さん)は外園さんのファンであることが発覚した。
裁判4回目、離婚訴訟は初めてだ、自信がなさそだが、目を合わすと燃える。事務所の村上(新山春美さん)が上手く尻を叩く、絶妙です。子供の親権を巡る、収入、住居、銀行通帳などプライバシーのほとんどが明らかにされるのですね。すでに必要なもの全部提出している。早期決着を要求してきた、グーの音も出ません。遠山判事(伊東四朗さん)の単独審議です。愛妻弁当ですね。いつもの「愛しています」です。
村上と岡原判事(小泉孝太郎さん)は食べ放題にいっている。職場恋愛だ。大岡は珍しく判例集など読もうとしているが、事務所から自分の子供時代の絵や文集などが出てくる。外園さんはオペレーター並にヘッドホン・マイクで電話しながら、仕事している。オーナーから負けると広告塔のあなたにとって問題だと告げる、やはり年収4000万円は大変だ。部屋に帰る、ここも聞き分けのいい子供が登場だ。お手伝いさんは帰っていて、一人で留守番していた。
父は昼間子供の所に遊びにきているこれはポイント高い。内科の収入は右下がりだ、厳しく指摘されている。宇梶さん暴走族の頭の根性を見せて下さい(誠実な父のままだった)。家事は家政婦にしている、外園「私が親権を付与すべきと考えます」。大岡「息子の将来の夢は何ですか、息子を尋問したいのです、母の働いている姿を見せるいい機会です」。尋問が始まる、大岡「将来の夢は」息子「医者になりたい、父の病院を継ぎたい、父は話してくれる、患者一人一人と向かい合う病院にしたい、でもうまくいっていない」という。父は息子に愚痴を聞いて貰っている。別れていると色々話せるようになった。大岡は息子の本当の気持ちを聞く。息子「お父さんのほう」と答える。判事「どうしてそう思うのか」。息子「そばにいて励ましたい、ママは強いから」。
大岡も子供の時に父に連れられて法廷を見ていた。それで絵を描いたのだ。外園に息子が弁護を依頼したことを告げた。15歳以上は子供の主張が有力だが、10歳の息子では養育環境が重要なのだ。判決、離婚する、長男の親権は原告(外園弁護士)とする。ただし、養育について両者が協議して下さいと付議を加えた。その時外園は自ら、息子の養育を父の方に任せた。息子「ごめんね」外園「大きくなったら、ママの裁判を傍聴に来てね」。裁判に勝ったので面目は保った(大岡もうけ損ねた)が、親権は渡した。面白かった、戸田さんと高島さんの絡みは絶妙ですね。
異議あり女弁護士★★★★  3話 1月22日  現場を見ないで人を裁くな、「あおり」は怖い

ミス正義の法江(高島礼子さん)に、国選弁護人の仕事(報酬は5−18万円だ)が入った。被告は進学校の私立高校の教諭・栗原(高杉亘さん、高田聖子さんの旦那さん)で、生徒の高梨寛生を3階の非常階段の踊り場から突き落として重傷を負わせ、殺人未遂で起訴された。栗原の罪状が重いのは、生徒に体罰を与えているという証言が多数あったためだ。法江が聞き込んでも、栗原の評判は悪い。法江は栗原に接見するが、栗原は、自分は突き落としてはいないと犯行を否定する。その時の印象を信じた。だが、その場で何があったのか答えない。
東京裁判所の判事室では、遠山(伊東四朗さん)が主任裁判官を務めてもらうと岡原(小泉孝太郎さん)に命じた。和解室で事前打ち合せで徹底抗戦だと主張。法江は現場を調べだした、調書には矛盾点も多く物証もない。裁判が始まる、細かい点での応酬がある。「異議あり」が多く、裁判に慣れてきたようだ。学校も協力的ではない、生徒への聴取もできない。やがて法江は、律子(戸田惠子さん、子供がいることが発覚)が栗原の勤める高校の顧問弁護士だと知る。栗原の弁護を引き受けないのかと疑問を持つが、律子は、学校の名誉を守るのが私の仕事と言い放つ。不祥事の元教員を守るための弁護士ではない。マスコミの記者(ボクサーの畑山さん)が登場し、この学校は表面だけのよい子だ。岡原が聞きにいく、生徒の百瀬が「軽くはたく位で暴力ではない。噂とあおりで暴力教師像ができる」。証人として証言することを約束する。裁判が始まると生徒は証言を翻した。そして生徒は左判事に証言を翻すように言われたと指さす。悪意にみちた陰湿な社会なのだ。生徒は集団万引きをしている。エリートなので社会を舐めているのだ。判事室で聴取するがはっきり潔白だと岡原はいう(小利口な人間ではない)。被害者の高梨くんの尋問が始まる。落ちた後、ある生徒から「先生に突き落とされた」と証言しろといわれたのだ。先生は万引き事件について指導したのだ。栗原先生は高梨を守りたかったので詳細を言わなかったのだ。万引きは犯罪です、見つかると慶応の推薦を取り消しになる。いつか自分から真実を語ることを信じていた。転落したのは事故でした。扇動者は百瀬(後で嘯く「偏差値の低い栗原が腹いせに俺たちの頭を主席簿で叩く、極刑ですね」、お前こそ極刑だ、大人を舐めている、と叫んでしまいました)です。悪は高校生でも正しく裁かれなければならない。先生は無罪となるが、判事は教え子を庇う行為は間違っている。これからが大変です、一人の教師をして何ができるか考えて下さい。泣けるな。
   ☆   ☆
卓球がブームになっている。青田典子さんがミス高校ピンポンだとか、部長の伊東四朗さんも派手な服装だ、微妙。高島さんと新山さんのコンビも面白くなってきた。それにしても現代的な事件だ、些細な事件、個人の思いつきの悪意、あおり、全体でムードとしての偽りの正義が作られる。ネット社会も同じだ。しかし弱いところから真実は語られる。
異議あり女弁護士★★★★   2話 1月15日  テレ朝はC級だけど楽しい

前フリはテレビ番組のジャッジをみている主人公のミス正義の大岡法江(高島さん)はゲスト出演の外園弁護士(戸田さん)の正解に全て反対だ。前フリで笑いました。
痴漢の沼田(井田国彦さん)の裁判だ。別居した妻(久保内亜紀さん)が依頼にくる。相手が外園弁護士なので引き受ける。痴漢えん罪は問題だ。証拠がない、微罪で警察はやる気がない。しかし捕まると認めない限り拘置される。そして認めると100%裁判で即有罪である。捕まる人は小心なサラリーマンばかりだ。最終的に微罪だが社会的生命はなくなり、家庭崩壊にもなることが多い
痴漢容疑で手を捕まえられえると、12日は拘留される。早く家に帰りたければ、自供しなさいといわれる。大概は裁判馴れしていないので、知らないうちに有罪になってしまう。これはライオン先生でもありましたが、できるだけ怪我させず逃げて捕まらないことです。しかも刑事裁判をした裁判長がエリートで偉い人(寺田農さん)だ。こういう人間関係は裁判所にもあるのでしょう。金田明夫さんは早速ヨシショに回っている。岡原(小泉孝太郎さん)は大岡さんの事務員の村上(新山春美さん)に色目使っている。しかし裁判の書記の服部(青田典子さん)は岡原に事案検討で迫っている。村上は岡原にラーメン屋で会って裁判状況を聞きたがっている。何だ、このシーンは意味あるのかな。
民事裁判になった、被告は諦めている。裁判長が遠山(伊東四朗さん)単独でマネキンで現場検証です。状況で右左の利き手で論争です。大岡は原告の被害者の浦沢里衣(浅井江理名)を調べにいったら、男に金を貢いでいた。分かりやすい展開だ、でも現実は他愛ないのかもしれない。大阪で浦沢の経歴を調べていった。痴漢被害を装って小銭を恐喝していた。今回はたまたま駅に警察官がいて相手が逮捕された。法廷は大変です。傍聴席も満員だ。判決が下る。ドキドキだよね。原告の請求を棄却する。具体的事実に乏しいのが理由だ。刑事裁判の不服申し立てをすることもできる。その後奥さんが会いに来た。めでたしめでたし。外園さんは浦沢に自首を勧めた、勿論その時の弁護を申し出る。寺田さんが伊東さんのところにくる。伊東「裁判以外の何者にも捕らわれず判決を出しました」
D級だけど面白い。バトルは続きそう。これは大岡越前を意識した人情裁判だ。
女弁護士大岡法江SP★★★★  1話  1月8日  B級だけど面白い、正義のため真実を明らかにしたい

高島礼子さんは沖縄の離れ孤島で法律相談しているが、実はよろず相談だ。しかも10年目になる。助手は大家さんで菅井きんさんだ、アポとかクライアントと英語使っている。不思議。そこに突然電話で15年前に両親が離婚にして別れた父が死んだ。離婚は父の浮気が原因で、絶縁状態だ。今は東京で弁護士事務所開いていたが、依頼がなく。水道もガスも止められた。弁護士もいろいろあるのですね。しかも高島さんのところに借金の訴状がくる。父の730万円の借金の連帯保証人になっていた。向こうの弁護士は敏腕で戸田恵子さんだ。法廷活動は初めてなので、あっさり負けた。
菅井さん「おれおれ詐欺」に引っかかった。高島さんは父親の弁護士事務所の大掃除だ。電話、ガスも復旧した。新井千春さん(弁護士事務所の手伝いだが、なかなか知識と情報は豊富だ)とのコンビもはまってきた。弁護士の営業活動が必要か。高島さんは銀行のATMの前で公務執行妨害で捕まった。実はオレオレ詐欺の常習犯を捕まえる警察官を強盗団と間違えた。警察官がみな人相が悪すぎだ。この「おれおれ詐欺」の若者の弁護をすることになった。裁判が始まる。被告はおとなしく罪を悔いる演技をする。被告はこのまま罪を認めて情状で実刑を何とか回避したい。しかし高島弁護士は否認する。弁護人は「正義のため真実をあきらかにしたい」。いいですね。忘れていました。時代錯誤的な普遍的な言葉だ。被告人は人として更正して欲しい。そして弁護士の自分の納得いくことをしたい。写真週刊誌記者がボクシングの畑山さんで、記事と写真で「ミス正義」の弁護士となった。
そこに初井さんが証人に呼ばれた。検察側の証人だ、敵ですね。検察は山崎一さんだ、誘導尋問だが指摘できない。50万円は、毎日もづくを取って貯めた金だ。裁判官は伊東四朗さんだ、思わず弁護士の資格がない。被告の利益にならないことしてはならない。金田明夫さん(ビギナーに続いて)、小泉孝太郎くんは判事のビギナーだ。
新たな依頼人だ。相手は戸田恵子さんだ。結婚不履行だ、仕事もやめて損害要求は200万円だ。まず民事なので和解調停だ。判事はいつもの伊東四朗さんだ(他の判事はいないのか)。和解拒否だ。いきなりホラーの画面だ(笑)。戸田さんはしっかり事実を押さえた。整形(これは後悔していない)を秘匿したことだ(これは後悔している)。相手を思って傷つかないように別れたのだ。裁判での戸田さんとの論戦は、裁判じゃないですね。真実を明らかにしたい。相手が真情を語った。彼は「自分は逃げたのだ、撤回するつもりはない、もう一度ゼロからやり直したい」。訴えは取り下げ、めでたし、めでたしだ。勝訴の費用は入らない。でた依頼人は嘘を付く。ビギナーにもでましたね。戸田さんの話は妥当だが、正義ではない。
裁判の常識は世間の非常識だ。伊東さんから、「あなたは自分のために裁判している」といわれる。おれおれ詐欺の裁判だ。被告はふてくされている。裁判官までに食ってかかり退廷になる。論告が終わって、異例の菅井さんの証人喚問がされる。菅井さんの本当に言いたいことを言ってもらう。「孫からの電話が嬉しかった、電話を待った自分は嬉しかった。でも事故が本当でなかったので良かったね」。被告に感謝する。検察は意味ないという。でも高島さんは、被告に菅井さんの気持ちを聞いて刑に服して欲しかった。判決は懲役2年6ヶ月となった。裁判官は一言いう。「あなたとの関わりを忘れない、一生引き受けます、あなたも覚えておいて欲しい」(ちょっと普通の言葉で喋って欲しい)。高島さんは裁判長に感謝を述べる(あり得ないだろうが)。
最後に高島さんは島を出て行く。菅井さんが相談所を守る。最後の船がでるシーンはDrコトーだよ。
   ☆   ☆
専門家が見ると大笑いだと思うが、裁判は被告の更正の第一歩なのだ。それを忘れていた。勝ち負けばかりを考えていた。今回このドラマをみてビギナー続きだが、裁判に関心が持てた。すがすがしい。ビギナーとDrコトーじゃないか。パロディも含めてB級だが気楽に見られて面白かった。冒頭の法廷へのエレベータが狭い、これは刺されることがあったためだ。開廷前の2分間の撮影許可がある。裁判官の伊東四朗さんが面白い。携帯に電話があると「愛している」と言わされる。金田明夫さんはぴったしだ。青田典子さんが法廷の書記なのでしょうか、登場です。高島さんの名前が大岡法江なんて、如何にもでB級感は満載です。

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