2006年 1月 ドラマ                 Ns’あおい   フジ  火   21時
スタッフ

■原作
 こしのりょう「Ns’あおい」
(講談社『モーニング』)

■脚本
 吉田智子

■企画
 金井卓也(フジテレビ)

■プロデューサー
 小椋久雄
 永井麗子(共同テレビ)

■演出
 土方政人
 都築淳一
 石川淳一

■音楽
 福島祐子
 澤野弘之

■主題歌
 コブクロ「桜」
■オープニング曲
 オオゼキタク「Destination」

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ


キャスト

美空あおい
(看護師・23歳)
… 石原さとみ
高樹源太
(内科医・42歳) 
… 柳葉敏郎
小峰響子
(主任看護師・38歳) 
… 杉田かおる
江藤 誠
(研修医・35歳) 
… 八嶋智人
北沢タケシ
(看護助手・23歳) 
…小山慶一郎(NEWS)
田所義男
(内科主任・43歳) 
… 西村雅彦
泉田てる
(総師長・47歳) 
… 片平なぎさ
浜松平助
(内科部長)
… 小野武彦
北沢タケシ
(看護助手)
… 小山慶一郎
片桐(放射線医師)
… 鈴木浩介
緑川雅子(内科師長)
… 高橋ひとみ
大倉喜一(副院長)
・・・ 佐戸井けん太
加納キリコ(看護師)
・・・ 加藤貴子
小野久美(看護師)
・・・ 大村美樹
西桃子(看護師)
・・・ 高樹マリア
亀井福太郎
(患者・愛称「カメ」)
・・・ 六角精児
不破吾郎
(患者・「吾郎さん」)
・・・ 平賀雅臣
佐伯龍之介
(患者・愛称「猫耳」)
・・・ 矢柴俊博




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 期待と最終評価

医療ものになると、ちょっとツッコミをいれてしまう。
とくに、これは嫌になるそうな設定だ。
難病者は大好物ですか・・・馬鹿な医者や看護師では〜〜
期待は★★です、完全に漫画のコメディに徹してくれると★★★に・・。


 公式HPから

美空あおい(石原さとみ)は、3年目の看護師。大手医療グループの救命救急センターにいたが、ある事件が原因で系列の地方病院・桜川病院への異動を命じられる。
 初出勤の日。あおいは、総師長の泉田(片平なぎさ)に挨拶するために総師長室を訪ねた。泉田は、異動の原因になったあおいの行為を厳しく非難した上で、この病院で問題を起こしたらもう行く場所はない、と釘を刺す。 あおいが勤務するのは内科病棟だった。



 あらすじとコメント

Nsあおい★★★  11話最終回

最後は超ユルユル人情ドラマになってしまった。
これでいいの? あおいも高樹も、桜川病院を早く辞めておけば、
良かったのに。だって、患者は3ヶ月同じ患者だし、
医者は2人半(半は田所副院長で、管理職だから)の病棟だし、
看護師はいつも同じで、勤務交代しているのか分からない。
地方大学出身だと出世できないみたいだし・・あり得ないだろう?
皆さん、どこでもやっていけますよ・・その方が自分らしく。

あおいのラブはどうなった。北沢も江藤もその気で
モーションかけているみたいだけど・・全く気づかない。

高樹が裁定で述べた、法律については、どうなんだろう。
医者は法律に疎い、それでいつも負い目を感じている。
でも、あの意見はちょっと強引な気がした。
幼い頃の教えだったら、法律も争いもなくなるよ。
それが出来ないから、法律があるんだと思う。
でも法律は、2面あって、あることをやっても×、
やらなくても×になることがある。何を信じてやったらいいのだ。
終末医療で、患者の希望で延命しなかった。でも家族から
訴えられる。すれば、別の家族から患者は延命拒否だと訴えられる。
ダブルバインド(2重拘束)の罠で、医者はいや、教育も
現場は無力になっている。
今の世の中は、訴訟テロリスムや様々な法律に過敏になって、
その結果、圧倒的な無力感に襲われている。

あおいがやった行為が、結局、倫理委員会でも、最初は
違反で解雇だった。しかし、田所の働きで、人道的処置で
処分なしになった。これでは、現場は今も、どうしたら
いいのだろうか? 悩むぞ。いかようにも出来ますよ。
何のためのジャッジなんだ。ここまでオープンにしたら、
外部機関に任せる。しかし、人間の社会には善意の人も
いるが、必ず一定の割合で悪意の人がいるものだ。
そこでも、ゆがめられてしまう。法律も決まりも、所詮
人間が作った物だ。クソくらえだ・・・と無力になる。

最後の田所の変身ぶりには驚いた。全部見ると、田舎の
母に出世する姿を見せたかった、でも母は死んだ今は、
母のような人を助けたくなったんだろう。今度は
しっかり現場のチームワークで、仕事して欲しいものです。

最後に描かれた、こんなユルユル病棟が理想なのか・・
やはり嫌みな田所がいないとあかんぞ・・。

理屈ぽいところも、人情も、ユルユルで、
石原さんの笑顔とたらこ唇で終わらせようというのか・・
新堂本兄弟で、8話時点で最終回の本が出来てないと
言っていた。ぎりぎりで仕事しているのですね。 

(簡単あらすじ)
★さて、今回は総師長が脳出血で嘔吐して、呼吸停止になった。
嘔吐しなければ、正確なアンビューで、呼吸を維持できたかも・・
あおいは気管挿管という、高樹は「挿管させられない」。
通りかかった田所も「ナースに挿管はならない」と逃げていく。
これが最後に大きく影響するけど・・
高樹は「やれ、私が責任取る」と言っちゃった。。
あおいの現場では、アンビューまである
が、アンビューの
チューブ? 酸素チューブでないか? 

レンジを入れて、ライトを照らして、チューブを入れる。
喉頭鏡でも難しいのに、出来るわけないだろう・・
それにカフはどうしたのだ・・ないとアンビュー押しても
有効換気にならない。脳ヘルニアで呼吸落ちているのでしょう。
正解は吐物を吐き出して、アンビューで換気するでしょう。
心臓は動き出したのか? 
 

総師長は手術も終わった、挿管合併症もない、脳ヘルニアもない。
そんな、あの発症では血腫は5cm以上あると思うけど・・
回復が早すぎるぞ・・しかも、後遺症もなく、最後は歩いていた。
左半身麻痺なので、言語障害はないのは納得だけど・・


★倫理委員会が開かれる。田所は「看護師は、2度やっている」。
高樹「医師の私の指示で、責任は私にある」。格好いいのですが・・
病棟でも、小峰は「ルールはルールだ」。北沢「命とられるのに・・」。
北沢「俺は許さない、出来ることは」。あおいは田所に「やったのは
私だ」と謝罪する。
田所「ウザイ、君のおかげで、優秀な医者を
失う、彼は高度の医療現場で活かされる、彼が救う多くの命を奪う
ことになる」。田所に電話があった。

高樹はあおいに2度とさせないと言ったのに謝る。あおい「私は
覚悟の上だ」。高樹「俺はどこでも医者だ、代わりに若くて、
ルックスのいい医者がくるかも」。

★そんな時に
奥田さんが、有力者で新病棟にも援助してくれるので、
特別室に入院する。ドッグで肝臓癌があったのだ。

そのため総師長は個室になったけど・・これは、いいでしょう。 
本当に元気だ。話も出来る。
 田所もやって来て、
「新病棟は保留だ」。総師長「あおいと高樹先生のことを
委員会に陳情したい」。江藤たちは嘆願書に署名して、田所に頼む。
北沢「彼女を辞めさせるなら、辞める」。田所「辞めたら、誰の
ためにやっているの、患者ほってやめるならやめろ、代わりはいる」。
でも、田所は母に電話する。母は苦しそうで咳き込んでいた。
診療所へ行くように勧めた。

★居酒屋で皆が集まって、怒っている。しかし、
小峰に緊急の
呼び出しだ。表面の肝細胞癌が破裂した。出血している。
輸血しながら、カテで止めようというのだ。

小峰は行く、あおいも「誰の患者でも関係ない、私は看護師だ」。
病棟処置室では、小峰とあおいがやって来る。造影CTだ。
レントゲン室も準備出来ていた。輸血も北沢が持ってきた。
高樹がカテ室で待っている。江藤も清潔で入っていた。
造影すると、5cmほどが1個、他にも小さい物がある。
でも表面に漏れていないようですが・・血圧も100ある。
塞栓術を行う。輸血は入っている。結構リアルに細部まで
描いていますが・・・塞栓の液は混ざっていないようだけど・・
ショックにもならずに助かったところを見ると、破裂でないようだ。
だとしても、少しの出血だろう。開腹手術しないといけないだろう。
自分が経験した物はあっという間にショックで輸血追いつかなった。
病理解剖で確認したが、本当に飛び出していた記憶がある。


★本院から医師が来て、本院で見落としがあった、うちのような
組織立ったところでは、対応できない。そこに緊急電話があった。
屋上で一人佇むと、あおいが来る「奥田さん、意識回復しました」。
田所「温情を加えない」。あおい「皆好きなんです、この仕事が、
先生も夢をもって・・」。田所「夢・・母親が死んだ、少し前に
電話よこして、病状も告げず、戻って来いともいわず、声が
聞きたいと・・」。母「しっかり人様にために働いて、
立派な医者になってけろ」。
田所「偉くなることが親孝行だと思った、
聴診器を持つのが私の夢だった、これからも、上を目指す」。
この田所の母の言葉には、自分の母の言葉も重なってプチ涙です。
結構、田所も思うところがあったんだ・・ただ、親の葬式は
出なくていいのか??

★明日は審判の日だ。小峰は高樹と話す。
小峰「あおいは覚悟できてる
が看護師を続けて欲しい、あんたのことは田所が動いている、
あんたに自分を見ている、表と裏、どっちも優秀なのに、
地方大学出身ということだけで、グループからつまはじき、
あいつは出世に、かたやあんたは患者に、どっちが不器用か
分からない」。
 その通りです。表と裏で同じ。
北沢とあおいは会って、あおい「北沢に看護学校うかるといいね、
ライブ行くから・・」。北沢「俺も、お前みたい、アホな看護師に
なりたい」。

★裁定で処分の日だ。総師長は元気になった。
高樹医師は管理責任で
1ヶ月の謹慎。大丈夫か、桜川病院は・・
あおいは解雇、除名(これって何かの宗教団体?政治団体なの?)。
医師法を遵守する姿勢を示したい。
あおい「ありがとう」。
高樹は「おたずねしたい、ルールが大事です、自分に法律は何だろう、
あおいの取った行動は、理屈でなく、目の前の苦しんでいる人を
助けるという単純な物だ、責めれるか、
法律は正しいことを
行うためにやるものだ、人を裁くためのものでない、
守るべき法律は別のところにある・・・幼い時に教わったこと、
人には優しく、嘘をついてはいけない、困った人は助けなさい、
両親や先生から教わったことです」。
退職届けを出す。
田所が「今回の責任をとりなら私だ、その場にいて黙認した、
高樹先生も美空も桜川には必要な人間です」。
結局、人道的処置ということで処分なしになった。あらら・・
判定を覆しては、アメリカの審判と一緒だ。


★浜松先生が「田所が責任をとって、医者の魂があった、
初めて出会った男は、そんな奴だった」。
田所は総師長に会って、山形の医療センターの院長になるのだ。
一から自分の好きにできる。新病棟は総師長に任せた、と言う。
田所は荷物をまとめ出て行く、高樹に会い、「桜川はいい病院だ
任せた」。玄関で、あおい「ありがとう」。外では病棟の
スタッフが待っている。田所「仕事中だ、ささと戻れ」。
江藤には聴診器を渡す。あおい「戻って来てください、エラクなって」。

★北沢は看護学校に合格する。黙っていたので、江藤「誰かさんに
初めて伝えたかったって・・」。おおい「おめでとう」。
北沢「にぶい」。
総師長は歩いて仕事を始めている、「新病棟は・・」。
早すぎる、後遺症で歩けないだろう・・爆。
新しく副院長になった浜松先生。尻を触る高樹医師、
エロ雑誌を奪い合う高樹と江藤。
現実を見ろ、目の前のいい女、
と小峰・・・。

こんなユルユル病棟が理想なのか・・やはり嫌みな田所がいないと
あかんぞ・・。


Ns’あおい★★★  10話

特に感想はないが、医療も難しい時代になったなあ〜〜
単純な感想です・・昔は、大学病院に来る患者は徹底抗戦、
在宅で開業医の往診でいた患者は看取りの終末医療だった。
しかし、今は本人の意向もあるが、家族の意向もあって、
それがまとまっていない。医者の前で突然変わることもある・・
選択が多様になったんだ、それが幸せかどうか・・
常に難しい〜〜

桜川病院、もう経営改善したのか・・どこが変わったんだ、笑い。
しかも、入院患者は全く変わらない・・急性期病棟なら
平均在院日数は14日だよ・・しかも、医者は高樹、江藤しか
いない、爆。一応、突っ込んでおこう。
江藤先生、あおいも、いらないと言われても大丈夫、
君たちなら、どこでもやっていけるよ・・でも暴走しないでね・・

田所と総師長の新病棟の構想が全く違っていた、
これには総師長も怒りをあらわにしました。
そして、総師長はターミナルケアの病棟、ちょっよ大変です。
ベッド数を増やすことは、とても難しい・・
余り増えていないもの・・全国に広げるなんて、野望があったんだ。
田所の構想も、どうだろうか? 高級ホテル並の人間ドック、
バブルの時代ならいいけど、今はどうなんだろう・・
ステータスを確立するまで苦労しそうだ。 

(簡単あらすじ)
★そんな時、
肝硬変の吾郎が吐血する。食道静脈瘤破裂だけど・・
内視鏡的にクリップして、止血できたようだ。黄疸もあって、
江藤はCTをして、ビリルビン吸着術をしようとする。
それを小峰は「香典医療だ=最後に莫大な治療費稼ぎ、
教材になけど、何も変わらない」と一刀両断だ
これも極論ですが・・
意識の戻った吾郎は「幸せだ、皆に良くしてもらって」と
自分の人生を語る。中学卒業して、大工になった、皆が高校で
遊んでいても、頭領に叩かれた、酒飲んで、年に一度の花見は大騒ぎだ、
桜の下で笑いながら死にたい」。
田所は管理上ダメだ。しかし、小峰、高樹、あおいは強行する。
それを江藤が止める。小峰が「殴るよ」。江藤は「そうはいかない」と
外出許可を差し出す。そして、皆で花見をする。居酒屋「番長」も
料理を持ってくる。しかし、まだ桜はさいていない。
でも、
見ると蕾があったし、吾郎の目には桜吹雪が見えた。
その数日後、吾郎は静に永眠した。
★あおいは「救命にいて死に立ち会ったが、ゆるやかに終末に
向かうのは初めてだ、人の死が悲しかったことは母の死以来だ」
と語る。
聞いた総師長は、今度の研修会にあおいを同行させる。
その日はあおいの母の命日だったが、業務命令に従った。
栃木文化会館で、総師長があおいに実技させて、講演をする。
講演で総師長「私たちの仕事は、人の生命を救うことです、
しかし、大切なことがある、人の心です、終末期の患者に出会う、
託されているのは人の魂だ、病気を診るのではなく、人を診る、心が
通えば、病気の者は肩の荷を降ろし、安らかな最後を迎えるでしょう」。
まあ、病気を診る医療も、人を診る医療看護も必要です。
一つに決めないことが大事だと思います。
★講演が終わって、総師長は1時間ほど離れた所に付き合ってと、
あおいの墓にお参りする。何という、ドラマ的偶然です。
総師長は、あおいの母の死に立ち会った看護師だったのだ。
総師長「あおいの母は、心筋梗塞で運ばれてきたが、お守りをあおいに
渡したいと案じていた、しかし、急変して、心臓マッサージする、
望みを叶えられなかった、と語る。あおい「母の手にぬくもりを感じた、
ありがとうございます」。
総師長はあおいに「新病棟をホスピスケアの、
患者本位の病院を作りたい、利益を出す基盤と優秀な人材が必要だ、
そのためにあなたを呼んだ、一人で突っ走らない、ルール違反をしない、
桜川病院とあなた、多くの患者のために、あなたを潰したくない」。

自分のこれまでの意図を熱く語った。
★車は雨の中を走る。しかし、伏線でこれまで、
高血圧でめまいを
見せていた総師長は、突然左半身の知覚鈍麻を訴える。あおい「脳出血」と
考えた。総師長は「私も看護師の端くれ、分かっている」。

頭痛とめまいと嘔吐、昏睡、そして呼吸停止、アンビューするが、
回復しない。頸動脈は触れない、血圧は50以下だろう、ショック状態だ。
脳ヘルニアを起こしている。巨大な出血で脳室穿破が予想される。
しかも、急いだ運転手は脱輪してしまう。救急車を呼ぶが、
30分以上かかる。あおいは携帯して、高樹の指示を聞きながら、
心臓マッサージをする。つづく。

(追加コメント)
★吾郎さんの病状は納得いくものでした。本当に肝硬変の最後は
突然であっけない、出血、黄疸、肝性昏睡の肝不全が一気に出る。
そういえば、自分も15年前には大学でビリルビン吸着術をやった。
劇症肝炎の亜急性型で致死的だった。25歳のハネムーンB型肝炎の
劇症肝炎の患者は大変だった、亡くなったけど、可哀想だった。
今は肝移植があるのかな・・・?
★吾郎さんの終末をどうするか? 難しい問題だ。ただ、家族が
登場しなかった。家族がまた、本人の思いと違ったり、そこを
すりあわせる。落としどころを見つけることが大変になる。
桜の下で死にたい、日本人の美学ですね、坂口安吾ですか?
★予告では、またもや、あおいは解雇を言われる。
みんな辞めたらいいよ、その病院は総師長には悪いが、
危ない病院だよ・・もっと、目的を特化した病院に変わった方が
いいよ・・・高樹先生、江藤のおやじに頼んで、理想の病院を
江藤、小峰、あおいで作りなさい。桜川を良くしょうなんて、
絶対無理だ・・・


Ns’あおい★★★  9話

そこそこ、いい話ではある。かみさんも涙だ、でも考えてみてよ・・・
5年間全く回復していない遷延性意識障害の患者さんを、ちょっと
五感刺激して回復するなんて、これはドラマだけだと思ってくれますか?
明日から、これを見て真に受けた家族が病院に色々要求しないでしょうね・・
あくまでも特殊例ということで・・・
それに、どうして、小峰と高樹しか病室にいないのだ・・
高樹はもう、離婚して家に帰らず、病院に泊まっているのか?
そういえば、そういう先生も昔いました、笑い。

それにしても、医療現場の良心的な物は自虐的で、自罰的だ。
瑞江のことも、看護師や高樹の責任になって、悔やんでいる。
これは本当に昔は立派なことだったが、今は評価されないのだろう。
昔の人間の自分は痛いほど、高樹の気持ちは分かる、でも時代が変わって
自分のスタンスも変えざるをえない。
そして、管理者は怒るだけか・・・どっちも、すべて、おかしいな〜〜
あまり自罰的では、訴えられるヨ・・・嫌な世の中だ。
それに比べ、田所は手柄を独り占めだ、世の中こんなものか・・・
患者が増えた・・危ない病院なんだよ・・高樹先生と小峰とあおい看護師
しかいない。おそろしい病院なんだよ。マスコミに記事を鵜呑みにするな!!
これが一番の教訓かな〜〜  

★北沢  バイト看護助手がメインだ
副院長になった田所は、第2段階で無能なスタッフのリストラだ。
一番に、バイトで茶髪の北沢だ。田所「夢をいいわけに気楽でいい」。
北沢は無断欠勤して、音楽を売り込みにいくが、相手にされない。
帰りに腹痛で苦しむ男性を見つけ、やはり職業意識で救急車を呼んだ。
酔っぱらいでなく、腸閉塞で処置で回復したようだ。
それで、夜勤のあおいと一緒にいると、白井さんの人工呼吸器のアラーム音が・・
落ち込んだ白井奥さんに、渾身の作の花のセリ市場に音のMDを渡す。
この功績で、また看護助手に復帰する。看護学校に通いながら頑張る。


(簡単あらすじ)  
★あおいは、意識のない白井さんにも声かけしている。白井の妻・瑞江の
様子がおかしいことに気付く。花も枯れている。高樹に報告する。
二人はドラマ的偶然で一緒に瑞江の店に行き、話し込む。
瑞江は店をやめて父の会社で働くという。瑞江は、夫の意識が戻る
可能性はあるのか。見込みないのに、人工呼吸器でただ生かすのは残酷だ、
と親類に言われた。高樹は、人工呼吸器は一度つけたら医師にも家族にも
外すことは許されていない、と説明し、希望を失わずに
頑張りましょう、と瑞江を励ますが…

あおいの夜勤で、
白井のアラーム音が・・瑞江はチューブを外して立っていた。
「これ以上苦しませないで」。小峰もやって来て、あおいは心マッサージを
はじめる。高樹もやって来て、DCカウンターだ。蘇生したようだ。

これで蘇生しないと、病院は警察に報告して、瑞江さんも、病院も処分される。
そんな事態になるのだろう・・・それは妥当なことかな・・・幸せなことか?

★安定して、田所は怒っている「転院させればよかった、看護師の責任は重い」。
まあ、責任転嫁は管理者の常套手段ですが・・・。田所「看病疲れの発作的な、
事故として内々に処理する、高樹、結局家族に重い荷物を背負わせるだけだ」。
高樹は反省している。5年前の蘇生した選択まで悩んでいる。辛いな
朝まで病室で寝ていた瑞江が目を覚ます。花市場でセリしている時間だ。
付いていたあおいは、勤務は明けになっているので、二人でセリに行く。
瑞江は見事にチューリップを競り落とす。白井は脱サラして念願の店を開いた。
初めは大好きなチューリップばかりだった。花言葉は「永遠の愛」、笑い。
瑞江は、そんな夫の店を休まず頑張ってきたのだ。
最後もチューリップで飾りたいのだ。あおい「やめるのですか」。
金や身体じゃない、失ったのは希望なの、あの人は死なせて欲しいと思っている
のではないか・・・。あおい「頑張らないで、白井さんのお世話を頑張るのは
私たちの仕事です、花は話しかけると気持ちが伝わるって・・」。
★番長で、北沢、小峰とおあいは話す。
何か出来ることはないか。
看護師で五感刺激、看護の力で回復できた。それをやろうと言う。
しかし、今の体制では、北沢もやめる状況では・・・そこを
総師長は「やってみなさい、少女を5人かかりで入浴させたら恥ずかしいのか
胸を手でかくした、3ヶ月後流動食となった、成功すれば病院の宣伝になる」

高樹は貰った資料から聴覚が最初で最後だ、大事だと説明する。
田所は「看護では点数にならない」と怒る。北沢「点数、点数、俺たちの
仕事は評価されない、患者の一番近くにいるのは俺たちだ、体裁で生きてるのは
アンタらだ」。田所「今すぐクビだ」。
★最後に奥さんに北沢が渾身の作を渡す。花のセリ市場に音のMDを渡す。
それを聞くと指が動いた。瑞江は「頑張って、頑張ろうね・・あなた・・」
と泣いている。江藤が田所に報告に行く。北沢に知らされ大喜びだ。
田所は記者を呼んで、自分の手柄にしている、
ビックリ、笑い。
北沢は高樹が、マスコミに真実がばれるからと脅かしたのだ。桜川病院の
転院希望患者が増えた。総師長「金になる患者が増えるように指示している」。
さすがです。つづく。予告では、悪のようで、いい人で、
やはり悪の総師長が倒れた。あおいは心マッサージしている。



Ns’あおい★★   8話   平成18年2月28日

ミエミエのベタ・ドラマだよ〜〜どうしよう、困ったな。
今回は今まで引っ張ってきた高樹夫婦と子供の美保の話だった。
考え方は色々あるけど、この病院は危険だよね・・これだけは間違いない。
高樹のやり方も、分かるけど、自分を追いつめることになる。
でも、かなりの医療の現場で、高樹先生みたいに頑張っている医師も多いと思う。
生涯現役の現場一筋だ。一方、田所の選択が大事だという、意見も分かる。
病院が成り立つには、健全な経営が必要だ、田所のやり方も分かる。

だから、大事なのは、この病院の機能の設定だ。
そこが問題だ〜〜〜。すべてが中途半端なんだよ。


(簡単あらすじ)
田所が、浜松部長を飛び越えて、実質的経営者の副院長になった。
これまでの副院長は、10床の離島の院長に栄転だ。
田所「君・・・誰?」と、以前言われたセリフを言いかえし復讐する。
田所は、病院の赤字経営からの脱却を宣言する。
利益にならない患者は診る必要ないので転院をすすめる。
総師長も、田所に賛成する。赤字という癌を大手術する必要がある。

★高樹の家庭の事情だが、美保から北海道に引っ越すとメールがあった。
退院する小峰が、あおいに高樹夫婦の崩壊を説明する。
以前の高樹は理想に燃える熱い医師だった。必死に働いて、
家族を置き忘れたのだ。
決定的な事件は、今、人工呼吸器の
遷延性意識障害の白井さんが、肺塞栓?で運ばれた時の行き違いだ。
高樹はカテに入るが、低酸素状態が続き長引いた。
しかし、朝、娘の美保が久しぶりに喘息発作が悪化していた。
美沙子からの電話を受けた小峰は、救急車で連れてくるように言う。
美保の病状は悪化していた、病院に付いた美沙子は高樹を呼ぶ。
高樹はメモもみても、手が離せない。そこを田所が通りかかり、
挿管を指示して、小児科を呼ぶ。高樹は処置が終わって、
美保のところに来る。
美沙子は「医者としても、父としても
失格だ」。田所も「患者と娘を冷静に比較する、大事なのは選択だ、
全ての人間を救えない」。
それからは、高樹は田所に頭が上がらなくなった。
結局、白井さんは命をとりとめても、意識は回復しない。
それでも白井さんの奥さん(山下さん)は生きているだけでいい、
ありがとう、と何度も頭を下げた。
田所の「大事なのは選択だ、全ての人間を救えない」にも納得だが・・難しいところだ

★美保が病院の前にいた。あおいが見つけた。北海道の引っ越しの日に
バイオリンの発表会がある。最後だから、喧嘩してもいいと思ったのだ。
チケットをあおいに託す。あおいは安請け合いして、約束する。
しかし、その日は当直だ。あおいは、江藤に無理矢理当直を替わらせる。
江藤はあおいに気があるのか、単に断れないだけなのだろうか〜〜。
高樹はついに離婚届けに署名して送った。

★その日曜に高樹は患者の顔を見ている。そして、急いでいく。
しかし、予想通り、ベタですが
病棟で吾郎が黄疸と腹痛と熱で
倒れていた。江藤が診察するが、肝硬変で腹膜炎を併発したと診断した。
腹水検査が必要だが、江藤は出来ないと言う
。あおいは、
予想通り、高樹の携帯で呼び出す。田所など内科医師は全員接待ゴルフだ。
ここだよね・・これだけ大きな病院だけどサポート体制が出来ていない。
外科とか、他科に依頼するべきだが、そっちも研修医らしい。
だから、この病院は危険だ。田所さん、健全な病院経営は、
患者を選択することでなく、患者もスタッフも安心できる病院作りだ。

バイオリンの発表会場から、直ぐに戻った。近いぞ〜〜とツッコミますね。

★結局、腹水の試験穿刺をして、混濁した腹水を見て抗生剤の指示を出す。
腹水見なくても、抗生剤を出せばいいと思うが・・・
終わって高樹に空港に行くように、皆が言う。そこで高樹はバイクで走る。
発表会をして、引っ越しかよ、忙しすぎるよ。
しかも、どこの空港だ・・近いぞ、笑い。
空港で高樹は美保に声をかける、振り返った美保に、母・美沙子は
バイオリンを渡す。そこで美保は弾き出す。エルガーだ。
高樹は終わって拍手する。
  ちょっと泣きどころでしたけど

★番長で飲んでいる。高樹は小峰からの封筒を渡され、高樹は読み出した。
「わたしのおとうさん  ・・運動会も誕生会も来てくれないけど、
お医者さんの お父さんが大好きです・・」と書いてあった。
 ここも泣き所ですが・・
それで、高樹は田所のところの部屋に行く。
高樹「病院のためでなく、患者のためです、白井さんは継続して
治療したい、主治医の判断を尊重して欲しい」。田所「宣戦布告か
何でこだわる」。高樹「すべての患者に希望はある」。
白井さんのベッドから、奥さんが帰る、元気がない。
希望の花言葉のスノードロップが枯れていた。
来週は白井さんの奇跡の回復か・・・無理だと思うのですが・・・
奥さんが犯人役の山下さんで、何か仕掛けたと思った、笑い。

(コメントと余計な愚痴)
★一番は、この病院の機能だ・・
急性期中心の病院なら、やはり白井さんはある程度で
受け入れ先を探すべきでしょう。平均在院日数14日が必要です。
そうしないと、診療報酬が低くなります。
厚労省は、そうしなさいと診療報酬で誘導しているのです。
だから、あの規模の病院で赤字でいることが、信じられません。
そして、その割りに医師も看護師も少ないよ・・
中途半端な病院なのだろうか・・民間の100床前後の
一番苦しい病院なのだろうか???

★高樹先生の苦悩はよく分かる。自分も一時期頑張った時期がある。
3人の子供がいるが、運動会や授業参観に出たことは片手もない。
子供を風呂にいれたことも1回しかない。
でも、最初の子が生まれたときは大学だった、早起きして親の家に
連れていき、帰りも一旦子供を連れて帰った。
そして、夜また大学に行ったものだ。若かった、笑い。
子供のために頑張ることもした。ただ病気になったときは、
かみさんに小児科に連れていくと言っていた。
長女がマイコプラズマ肺炎らしいときも、自分では診なかった。
ただ、一度だけ付いていき、レントゲンと説明を聞いた。
たから、個人的には美沙子が自分の夫が診てくれなかったことを
怒るのも・・ちょっと同感できない。ただ、挿管までした重症だから、
見に行くと思うけど・・・
ただ、昔の父親はそれで良かった。今の父親は大変ですね。
とくに医者は小早川さんも高樹さんも大変だな・・

★家庭をかえりみないで、患者優先で頑張っている医者も多い。
昔は、それだと尊敬された。患者さんも家族も感謝してくれた。
今は結果が全てだ、結果が悪いと訴えられる事もあるのだ。
どんなに一生懸命やっても、助けられない命はある。
病気なのだ・・・助けられないときは医者はへこむ。
そこに、最近は訴えられることも考えないといけない。

★ちょっと気になる事件があった。記事でしかないので
正確さには欠けるとことや、誤解もあるかもしれないが・・。
福島県の一人医長の産婦人科医が、癒着胎盤で
出血多量で子は助けられたが、母体は亡くなった。
1年後に異常死を届けなかったことで逮捕され拘置されている。
記事でしか情報を得られないが・・・どんなに頑張っても
結果が駄目なら捕まる時代なのだ。
異常死というが、ずっと診てきて手術して
診断も付いている。この場合は異常死ではない、病死だと思うが・・
だから警察に届けなくてもいいと思いますが・・・
そして、出産では必ず母体の死は起こっている。
世界中で、0の国はない。それなのに、死んだら、
その医師が逮捕されるなら、産科になる医師はいなくなるかもしれない。
外科系は萎縮して、医療診療が変わるだろう、それがいいことか
悪いことか・・・難しい。変わることは仕方ないが・・・。
人と人の関係だが、主治医の責任だけ問われては、辛い。
病院のサポート体制もしっかりして欲しいな・・

愚痴が多くなった。高樹医師、リタイヤしたけど小早川医師
・・何だか頑張って欲しい・・二人とも、哀れすぎる・・・

患者の白井(藤井章満)、白井の奥さん(山下容莉枝)、娘の美保(森本更紗)



Ns’あおい★★   6話  平成18年2月21日

見たけどアップしてないよ。公式HPのあらすじを貼っておきます。

(公式HPから)
残業をしていた小峰(杉田かおる)が、ナースセンターで突然倒れた。あおい(石原さとみ)は、小峰の顔色が悪いことを心配し、医師を呼ぼうとした。しかし小峰は、看護師なのだから自分の体のことはわかっている、と拒否し、このことは誰にも言うな、とあおいに命じる。
 小峰は、体調が悪いことを周囲に悟られないようにしながら、亀井(六角精児)や吾郎(平賀雅臣)、“猫耳”こと佐伯(矢柴俊博)ら入院患者のケアを続けた。5回も入退院を繰り返している猫耳が誕生日を迎えたことを知っていたのは小峰だけだった。
 ある日、
あおいは、内科師長の緑川(高橋ひとみ)から、小峰が辞表を提出したことを知らされる。小峰の辞表は、代わりの看護師が見つかるまで総師長の泉田(片平なぎさ)が預かることになっていた。突然の話に驚いたあおいは、直接小峰に事情を尋ねた。すると小峰は、春から小学校に入学するひとり息子・タク(小川光樹)のために以前から別の仕事を探しており、歯科医院の受付の仕事を紹介された、と告白する。他人のために頑張るのは疲れた、という小峰に、あおいは戸惑いを隠せなかった。
 そんなあおいの元にやってきたのは猫耳だった。彼は、小峰から誕生日プレゼントとして貰ったという黄色い腹巻をあおいに見せながら、小峰は入院患者にとってお袋のような存在だ、などと嬉しそうに笑った。
 別の日、あおいを自分のバンドのライブに誘っていた北沢(小山慶一郎)は、ライブハウスの前で彼女が来るのを待っていた。そのとき北沢は、小峰がライブハウスの近くにあるレディースクリニックに入ろうとしているのを偶然目撃してしまう。北沢からその話を聞かされた江藤(八嶋智人)や片桐(鈴木浩介)は、小峰は妊娠しているのではないか、などと無責任に面白がっていた。が、あおいは小峰のことが心配で仕方なかった。
 あくる日、出勤したあおいは、小峰が鉄剤と思われる薬を飲んでいるところを偶然目にする。あおいは、高樹(柳葉敏郎)のもとを訪ね、小峰が倒れたことやこっそり薬を飲んでいることを報告し、彼女が急に辞表を出したのはどこか体が悪いからではないか、と話す。
 同じころ、ナースセンターでは、
小峰がキリコ(加藤貴子)や桃子(高樹マリア)と口論になっていた。桃子のいい加減なケアぶりを、小峰が厳しく注意したのがきっかけだった。その際キリコは、小峰の後輩で、患者の腕の神経に注射針を刺したミスで病院を辞めた看護師の話を持ち出す。キリコは、その看護師と看護学校で同期だったのだという。キリコたちは、小峰が後輩看護師に責任を押し付けて辞めさせたと思い込んでいたのだ。小峰は、そんなキリコに掴みかかった。が、その瞬間、下腹部の激しい痛みに襲われた小峰は、そのまま倒れこんでしまう。
 処置室に運び込まれた小峰の検査を担当した田所(西村雅彦)は、婦人科の医師・不動(田中要次)を呼ぶようあおいに指示した。やってきた
不動は、小峰の病気は多発性子宮筋腫で、貧血状態の改善後に手術の必要がある、と診断する。それを受けて泉田は、小峰を内科病棟に入院させ、貧血状態の改善を図りながら治療方針を決めるとした上で、田所を担当医にするとともに、あおいに看護を命じた。
 それでも小峰は、この病院に入院する気はない、と頑なだった。が、あおいや高樹が、ここなら小峰に代わってタクの面倒を見ることが出来る、と彼女を説得した。
 夕刻、不動は、カンファレンスルームで小峰に病状の説明と今後の治療方針を伝えた。担当の田所とあおいも同席していた。そこで不動は、筋腫のみを取り除く核出手術は再発の可能性も高いことなどから、子宮の全摘出手術を提案し、小峰に手術の同意書を差し出した。
 小峰は、あおいに車椅子を押されてカンファレンスルームを出た。後を追って出てきた田所は、何故全摘出手術に即同意しなかったのか、と小峰に告げた。とってしまえば看護師も続けられるのだから悩む必要はない、などと冷たく言う田所に、あおいは怒りを隠せなかった。
 病室に戻った小峰は、やはり全摘出にショックを受けているようだった。小峰は、タクが弟妹を欲しがっていることや、医者であるタクの父親が小峰の妊娠を知った途端に逃げたことなどをあおいに告白した。「子ども好きだしさ、今度こそいい男見つけて、サッカーチーム出来るくらいいっぱい子ども生めたらって…」。小峰は言葉を詰まらせ、涙を堪えた。
 その夜、あおいは、北沢に着替えや食料品を運んでもらい、タクを自分のアパートに連れ帰った。自分のカバンから、3つのクマのぬいぐるみを取り出すタク。一番大きなぬいぐるみは小峰、2番目のぬいぐるみは自分、一番小さいぬいぐるみは弟なのだという。そんなタクの姿に涙を誘われたあおいは、小峰を救うための方法を探して医学書を開いた。
 あくる日、あおいは、高樹に相談を持ちかけた。すると高樹は、全摘出を勧める、と答えた。それでも諦めきれないあおいは、不動の判断に口出しすべきではない、という高樹に、もし患者の家族だったら本人の希望を叶えてあげたいと思うのではないか、と問いかけた。しかし高樹は、何も答えずに立ち去ってしまう。
 高樹が医局に戻ろうとすると、廊下で田所と高樹の妻・美沙子(秋本奈緒美)が話していた。
美沙子は、離婚の話し合いを進めるために高樹を訪ねてきたのだ。美沙子は、交際している男性がいることを高樹に伝えると、人の気持ちがわかるのなら離婚届にサインしてほしい、と告げた
 その夜、ナースセンターでは、キリコたちが小峰に対する怒りをぶちまけた。キリコたちは、何度もナースコールで呼び出され、その都度、小峰に小言を言われていたのだ。あおいは、そんなキリコたちに、
小峰は人一倍責任感が強いから、みんなのためを思って怒っているのではないか、と問いかけた。続けてあおいは、小峰の後輩看護師が10年前に起こした事故についても、小峰は責任を強く感じている、と告げた。キリコたちは、最初、その話を信じなかった。すると、後で話を聞いていた緑川が、小峰は最後まで後輩看護師を庇い、退職後も就職先の世話をするなどケアをしている、と皆に告げた。緑川によれば、小峰に本院への異動話があったときも、二度とこの病院で事故が起きないようにするまでここにいさせてほしい、と彼女に言われたのだという
 そんな中、あおいは、
江藤から不動のウワサを聞かされる。不動は、自分の患者が病気を再発させてしまうことを嫌い、何でも全摘出してしまうのだという。しかも、プライドが高いため、一旦言い出したことは決して覆さないらしい。どうしても核出にしたいのなら、転院するか、近々大出世するという噂がある田所から不動に言ってもらうしかない、という江藤。あおいは、さっそく田所の元を訪ね、小峰の件を頼んだ。が、田所は、あおいの言葉に耳を貸さなかった。
 あくる日、小峰は、猫耳のようすがおかしいことに気づく。猫耳は顔がむくんでおり、胸苦しさも感じているらしい。深夜、猫耳のことが気になった小峰は、病室を抜け出して彼のようすを見に行った。すると
猫耳は、ベッド下で呼吸困難を起こし、苦しんでいた。小峰は、ナースコールで駆けつけたあおいにストレッチャーを用意させ、猫耳を処置室に運んだ
 当直だった田所は、直ちに猫耳の処置に当たった。小峰は、ベッドに戻るよう命じた田所に逆らって、サポート役を買って出た。「コイツは私にとって,家族なんだよ!」と、涙ながらに訴える小峰に、田所も折れるしかなかった。
 田所の処置のおかげで、猫耳は危機を脱した。その一件を聞いた
高樹は、小峰を見舞った後、田所を訪ねて頭を下げた。小峰の望む通り、田所から不動に進言して欲しい、と頼む高樹。田所は、病巣を残せば貧血などのリスクがあることから、小峰が看護師を続けたいのなら全摘出の方が、と言いかけた。すると高樹は、看護師だからこそ戦う覚悟が出来ているのだと思う、と田所に告げた。その言葉を聞いた田所は、しばし逡巡すると、「君が僕に頭を下げるのは二度目だね。今度は返してくれるんだろうね」と笑みを見せた
 同じころ、あおいは、婦人科医局に押しかけ、不動に直談判していた。不動は、あおいの言葉に耳を貸さなかったが、そこに田所から電話が入る。
 あおいは、小峰の病室に駆け込み、希望通り筋腫のみの切除になったことを彼女に伝えた。小峰は、高樹が田所に頭を下げて頼んでくれたことを知り、驚いていた。しかし小峰は、再発したら皆に迷惑をかける、とあくまでも病院を辞める意思は曲げなかった。
 あくる日、小峰の手術が行われた。江藤は、なぜ核出を推したのか、と田所に尋ねた。すると田所は、高樹を自分の下につけたいからだ、と不敵な笑みを浮かべた。
 
数日後、無事に手術を終え、回復した小峰は、改めて辞職する意思を泉田に伝えた。するとそこに、キリコや久美(大村美樹)、桃子がやってきた。小峰は内科病棟に必要だ、と泉田に訴えるキリコたち。緑川も、それが内科病棟の総意だ、と続けた。あおいは、病気は自分たちがサポートするから早く元気になって叱って欲しい、と小峰に告げた。必死に涙を堪える小峰。覚悟はあるのか、と泉田に問われた小峰は、しっかりと顔を上げ、「はい」と答えた。
 あおいに車椅子を押されながら、ナースセンターに向かった小峰は、スタッフや患者たちの拍手に迎えられた。小峰は、そんな彼らに毒づくと、あおいや高樹に礼を言った。
 あおいやタクと別れ、帰路に着こうとした高樹のもとに、娘のミホから携帯メールが入った。高樹は、嬉しそうにそれを開くが、次の瞬間、その表情が強張った。そのメールには、「北海道に引っ越すことになりました」とだけ記されていた。
婦人科の医師・不動(田中要次)


Ns’あおい★★★   6話  平成18年2月14日  適当です
「ハリー先生・・」と緊急連絡の院内一斉呼び出しがかかる。ハリアップから、ハリー先生というようだ。全館放送かけることは、余りないと思いますが、病院の方針で決まるのですが・・・PHS持たせる病院もあるのでは・・・それよりも、この病院は規模に比べて、医者が少ないよ。見ると集まった医者が一杯いるのに・・何で放送なんだよ。
研修医の江藤(八嶋智人)は、過換気症候群を引き起こして呼吸困難に陥った患者にどう対処すればいいのかわからず、あおい(石原さとみ)に「ビニール袋です」と言われて、それを当ててよくなった。その様子を見ていた同僚の医師や小峰(杉田かおる)たち看護師は、一様に呆れ顔だった。患者さんは、注射のために緊張して過換気症候群を起こした。江藤を見て、あおい「いい人だ」と言うが、小峰は「医者は腕だと」言う。ある日、研修医江藤が、初めて患者を受け持つことになった。田所(西村雅彦)が江藤に担当を命じたのは、特別病室に入院した代議士の笠井(山田明郷)だった。笠井は、田所が長年主治医の患者で、弁膜症から軽度の心不全を引き起こしたらしい。しかし現在は、経過を見守っている状態なのだという。いくら軽症でも、何でも、田所は代議士の笠井を研修医の江藤にだけ任せることはないでしょう・・・。田所や高樹(柳葉敏郎)に励まされた江藤は、さっそく笠井の人間ドックのデータをあおいに取り寄せてもらい、診療計画書作りに取り組む。夜も遅くまで、頑張っていた。入院して江藤は、出来上がった診療計画書を持って笠井の元を訪れる。江藤「塩分7g、カロリー1700カロリー」と説明する。笠井は、病院の食事を投げ捨てて、ステーキをデリバリーさせろ、とわがままを言って困らせていた。しかも、本人はどこも悪くないのだという。笠井は収賄疑惑を追及するマスコミから雲隠れするために入院しただけであることを聞かされ、ガックリと肩を落とす。田所「その方が気楽でしょう」と言われる。そこで、笠井はホテル並のサービスしろと言う。江藤は入院診療計画書をゴミ箱に投げ捨てた。タイトル。
入院中、笠井は、横柄な態度でスタッフたちを困らせていた。さらに、笠井の見舞いにやってきた孫の守(小倉史也)が病院の中で走り回ったりして暴れ、しかも、笠井は酒の臭いもする。とうとう亀井(六角精児)ら入院患者たちからも非難の声が上がってしまう。
小峰は、担当医である江藤にも非難の目を向け、何も出来ない彼のことを病院の粗大ゴミだ、とバカにする。が、その言葉を聞いていた総師長の泉田(片平なぎさ)は、江藤には医者としての資質がある、と言い切る。江藤の親の家は医療の世界では権力があるのだ。父は医師会会長だし、兄は外国で移植医で頑張っているのだ。ところが、江藤は入学に3年、卒業に3年、国家試験に5年も浪人している。それで、この年で研修医なのだ。小峰「江藤は使い物にならない」と言い捨てる。そんな中、あおいは、笠井の新しい検査データを江藤に届ける。そのファイルには、江藤が丸めて捨てた、笠井の診療計画書が一緒に挟まれていた。それを見た江藤は、笠井の検査データをチェックし、肝臓疾患の指標となるγ‐GTPの値や、血液中の中性脂肪、コレステロール値が上がっていることを知る。高樹を訪ねて桜川病院にやってきた美沙子(秋本奈緒美)が、高樹に面会を申し込むが、受付は診察中だと断る。そこに昼の弁当を買い帰った、あおいは受付から、手紙を高樹に渡たされた。手紙には−−日曜、山下公園の前で待っています、離婚届を持ってきてください−−−やはり、高樹のことはまだまだ、引っ張って行くのですね。居酒屋「番長」で、あおい、北沢が飲んでいる。話は、高樹の奥さんだ、持ち帰りした女性だ、スィーカップの女性だとか、いい加減な話になる。あおいは、ちょっと医者は動揺して、医者のだらしなさにあきれながら怒る。北沢「子供時、医者はヒーローだと思ったが・・・」と呟く。そして、自分のライブ・チケットを無理矢理、あおいに買わせる。日曜日に、病院の全体会議があるのだ。それで大きな人事などが決まるので、医師も手薄になるのだ。あおい「病気に日曜はないのだが・・」。出世に興味のない高樹も、今年は会議に出るつもりだと言う。小峰に「熱でもあるのか」と言われてしまう。特別室の笠井に田所がメロンも差し入れる。笠井は、酒だと注文する。あおい「酒は禁止です」。田所「うるさくて、看護師を替えるように言ったが・・」と言うと、酒くらいいいと黙認する。笠井「怒った顔がいい」とあおいを気に入っているようだ。孫は江藤を馬にして遊んでいる。しかし、江藤は笠井にγGTPが200だと言う。酒をやめるように・・あおいも過去5年分のドック・データーを見て言ってます」。しかし、田所「言われたようにすればいい」と江藤を諫める。CM。
江藤が孫に馬になっている姿を見て、小峰「召使い以下だ」と江藤を嘲笑している。江藤はますます落ち込んでしまう。さすがに、江
藤「残酷だな、高樹先生も期待してない、みんなそうだ、学校の先生も、親も、頑張れと、何の期待もしてないのに、そうなら最初からその気にさせるな、親の期待を裏切りたくなくって、家族なんていない方が楽ですよね」と医局を出て行くまあ、想定される状況ですが・・・よくこういう先生はいます。大学にいるときに、三人ほど、研修医で働いて貰いました。ちょっと特別です。たいがい、他の研修医とはうまくいきません。自分は嫌いではありません。ベタ・ドラマの展開でで屋上に江藤がいると、あおいがやって来る。あおい「笠井さんが酒を飲ませろ、と言ってます」。江藤「飲ませたらいい、肝硬変にでもなればいい、病院の儲けにもなる」。あおい「先生は、本当に・・」。江藤「守君は、おじいちゃんが好きで、僕も祖父は好きだ、どんな病気も治した、そんなヒーローになりたかった、だから、守君のためにも酒をやめた方がいい、関係ないが・・」。あおい「先生は人間らしいです、患者を考えているから、悩んだりする、先生は優しすぎる、そんな先生、好きですけど、江藤先生は担当医です」。江藤「僕はただのボール・ボーイだ、医者に向いていないよな」と自嘲だ。夜、あおいが帰るところに、総師長も帰るので、あおい「江藤先生の医者の資質があるというのは?」と質問する。総師長「江藤先生のおじいさまのことは知っている、子供の頃、江藤先生は鳥を連れ帰ったそうだ、羽根が折れて死にそうなヒナ、医者の父も助からないと諦めた、でも江藤先生は最後まで諦めなかった、そして、鳥は元気になった、そういうと信じるかしら、権威ある江藤先生を大事にする方が病院のためになる」。日曜日、孫の守が廊下を走り、小峰にぶつかる。思わず小峰は脇腹を押さえる。その後、江藤は孫と一緒に遊んでいる。江藤は、孫の守「お前は何をやっても・・」と馬鹿にされる。その時、院内放送で、「ハリー先生」と一斉呼び出しがかかる。。特別室の笠井が倒れたようだ。酒を飲んで宴会をして、吐いたときに詰まらせたようだ。小峰は高樹と田所を呼べと言う。笠井の意識が落ちてくる。江藤は立ちつくし、指示も処置出来ないでいる。小峰達に言われて、笠井を緊急処置室に運ぶ。高樹は待ち合わせに行こうとしたが、携帯「笠井が急変だ、処置室に運んだかが・・」。高樹「分かった直ぐに行く」。目の前の店には美沙子が座っていたが・・・。処置室では、小峰たちは喉の奥にまだ詰まっていると推測している。江藤は酸素吸入を5Lから10Lに上げるが、酸素飽和度は70%だ。窒息状態だ。レンドゲンだ、70%に下がっている。あおい「気管挿管を」。江藤「出来るわけない、やったことない」。小峰「呼吸停止だ」詰まったのなら、色々な方法で吐き出させる処置は、看護師の方が出来ると思うのだが・・・、早くしないと脳血流が落ちて、後遺症を残すよ。CM。
笠井はアンビューを続けて受けている。江藤「僕のせいだ」。あおいは江藤に喉頭鏡を持たせる。
あおい「子供時、ヒナを必死で助けた、諦めないでください、先生は一人ではない、代打でもボール・ボーイでもない、先生なら助けられる」。江藤は気合いで叫ぶ。孫は外で泣いている。江藤「喉頭鏡は回転しながら、舌を左に入れる」と記憶を辿りながら入れる。そして、挿管チューブをつかみ、入れる。江藤「右の口角よりいれ、垂直に・・」。そこに高樹が来る。江藤「入った」。高樹「カフにエア注入します」。江藤は高樹に気づいた。あおい「聴診お願いします」。あおいがバッグを押し江藤が胸に聴診器を当てる。笠井の肺にエアは入っていた、気管挿管は成功だ。笠井は人工呼吸器に繋げられた。安定したようだ。田所が来て「江藤がやるとは・・・」。高樹「医師は一人ではない」。田所「先生も酒を飲み過ぎるから」。江藤「僕がやったのかない、本当に」と放心状態だ。あおいが来て「笠井さん、目を覚まされました」。ちょっと、早すぎないか、それなら、もっと簡単に気道を確保できただろう。例えば、喉に指を入れたり、ハインリッヒ法とかで・・・看護師の方が知っているだろうが・・・。呼吸停止までなったら、肺炎の併発は必死で、呼吸窮迫症候群や多臓器不全を起こしかけると思うけど・・・。江藤「あの、ありがとう、君には色々と、ありがとう」と頭を下げる。孫からも、お面を貰った。あおい「ヒーローのお面です、先生にピッタリです」。江藤は泣き崩れる。「ヒーロー・・・」。江藤はお面を持っている。北沢「戦隊ヒーロー」。江藤は「しゃー」とかぶってはいる。江藤に笠井「感謝する」。江藤「食事制限と禁酒をして貰う、脂肪肝です、肝硬変に発展します、多度kろ先生は黙って、僕が担当医です、指示に従ってください、立派な祖父がいます、憧れて医者になりました、守君もあなたみたいになると言っていた、孫のためにも、尊敬できる政治家になってください」。田所が出過ぎた江藤を止めようとするが、笠井「ベッドで気づいたとき、最初に孫の顔を見た、彼が私の担当医だ」。医局で江藤「言っちゃた」。田所は拍手して「良くできました、一人前になりました、尊父も一人立ちを喜んでいる、近く人事異動がある、君の仲間を考えた方がいいかな」と釘を刺す。小峰は、残業で病室にいる。あおい「自信がつくといいね」。小峰「お面があれば・・早く帰りなさい」と仕事に向かう。しかし、小峰は倒れる。つづく。
医学的には、色々問題はあると思うけど・・・許しましょう・・・。江藤を中心に話は、ほどよく出来ていたような気がする。江藤の情けなさと、良さが一杯表されていた。プチ感動したかもしれませんが、医者は他にも色々覚えることが一杯ですよ。健闘を祈ります。評価3つ★です。江藤も、これで優秀だったら、鼻持ちならない。この駄目さ加減がピッタリだった。あおいは、3年目で、江藤をうまくリードしていました。あおい自身の成長でなく、周りを変えていく話なのですね。今回、江藤が一人前になりました。そして、小峰にも、問題が・・・高樹の方は少しずつで、妻の美沙子が登場しました。最後まで引っ張るのですね。ゲストの山田明郷さん、必ずどこかに登場する渋い役者さんですね・・・。「光抱く友」にも出ていたぞ。どんな役でも出来るが、政治家や社長さんが似合います。   ゲスト:笠井(山田明郷)、孫の守(小倉史也)、美沙子(秋本奈緒美)


Ns'あおい★★☆     5話  一回見で適当です
パンを買おうとしたが、何とあおいは15円しかないよ、笑い。福引きで焼き肉食べ放題狙いも、ティッシュ10個だった。北沢君に金を借りる始末だ。
田所の病院売り上げ向上業績で、市から医療機器を購入の援助が貰えそうで視察がくる。市の皆さんを医療器械のMRIを江藤が説明する。これがありえないでしょう・・田所の大好きな仕事でないのか? 江藤のロレックスの時計がMRIの磁場で壊れたこれが前フリです。食を抜いて働いていたあおい(石原さとみ)は、外来の待合室で弁当を広げていた年配の女性・サクラ(佐々木すみ江)から、ヌカ漬けとおにぎりを分けてもらう。 石原さんのたらこ唇がぬか漬けを食べるアップは最高だ。カメラさんも分かっていてドアップだよ、確信犯ですね、爆。お握りまで食べる。サクラは、最近耳が遠くなり、週に2、3度、桜川病院の耳鼻科に通っているのだという。あおいと意気投合したサクラは、今度来院するときはダイコンのヌカ漬けを持ってくる、とあおいと約束して、病院を老人車で後にしようとした。ところがその瞬間、サクラは、突然意識を失って倒れてしまう。あおいと高樹が直ぐに対応する。しばらくして、サクラは意識を取り戻した。高樹は、不整脈もある、3S(SSS洞機能不全症候群)かもしれないこのSSSという病気は、27年前の研修医時代に苦い経験がある。検査してペースメーカーを入れた50歳の女性だが、2年後に大きな脳梗塞を起こして、寝たきりになって、数年後に亡くなった。フォローは循環器科の先生診ていたのだが・・・ペースメーカーにはいい印象を持っていない。タイトル。
高樹は、サクラ本人と病院に駆けつけた彼女の義理の娘・君子(栗田よう子)に病状を伝えて、ペースメーカーを入れる必要性を説いた。君子はボケかなという。高樹は認知症を否定して(ちょっと簡単に否定し過ぎで、軽いまだらボケもあったかもしれない)、心臓がくたびれているので、ペースメーカーを入れて、脈が正しく入れられるようにしてあげない、と説明する。心カテ室でパースメーカーを入れることになる。
高樹は、説明する。携帯電話、電子レンジ、磁気ネックレス、電気治療やMRI検査は出来ないこれではサクラさんに理解して貰えそうもありませんね。一方高樹は5年の意識障害の患者を見ている、小峰「いづみ(?) 離婚届送ったのに、帰ってこない、話し合いなさい、いつまで逃げるの、いくじなし」。どうもここが高樹の秘密ですね、いつか明らかになるのでしょう。来週で秋本さんが登場してましたが・・?  江藤は福引きで5等の高級腕時計(キャラクターの安物時計です、可愛いけど)だ。サクラが退院になるが、あおいと話し込む。サクラ−−山梨のヌカがいい。ここらのスーパーでは駄目だと話す。田んぼが綺麗だ−−−。あおいは「母は死んだが、母の味を思い出した、淋しくない、いつもそばにいてくれるから(お守りを見せる)、一緒に夕焼け空を見よう、しばらく無理しないように」。そこに江藤が通る。サクラはみてもらったがあるのだ。サクラに江藤は、福引きの高級?時計を渡す。あおい「この時計で、脈を計れる、病気から守ってくれる」。あおいが病室に行くと、二つの科から抗生剤を飲んでいる患者がいた。桜川病院では、科でカルテが違うのだ。あおいが対策すべきだと言う。師長「電子カルテには6億かかる、入れられない」。サクラが家で、激しい耳鳴りに襲われ、ぬか漬けを落とす。「君子さんに怒られる」。CM。
休日に診察券を忘れて受診する。耳鳴りがやまない。サクラはいつも耳鼻科に通っている。そこで、受診すると、時計の江藤先生だ。
当直だった。江藤は、診察する。「脳梗塞を疑う、頭部MRIを受け手貰う」。問診で、脳クリップやペースメーカーの項目も無しにしてしまう。MRIが余りにも普通になっているのですね。導入された時期は大騒ぎで、患者も医者も緊張した物でした。噂では体内の金属が飛び出るとか、言われたが、診たことも聞いたこともない。ただ、ペースメーカーだけは致命的にまずい。でも、循環器でないので、こんなトラブル経験ないな〜〜。レントゲン室でも、技師は伝票を見て、簡単に通ってしまった。検査が進んでいく。その後、サクラは元気がない。通りかかった、あおい「休日診療できたの」。サクラ「耳鳴りで、カメが割れた、それに検査・・」と一時ぼんやりする。あおい「検査って」。サクラ「トンネル、ゴーゴーって」。あおい「MRI・・・嘘でしょう、待ってね、確認するから」。サクラは上がって歩く。レントゲン室で、ペースメーカーが入っている。あおいは高樹に連絡する。サクラはいなくなっていた。探すあおいだが、見つからない。小峰や北沢も看護師全員で探す。あおいは屋上も行く。高樹もやって来た。高樹「ペースメーカーの故障なら、心停止するかも」。浜松内科部長が江藤にきくが、江藤「聞いたが・・??」と答える。総師長「病院の責任は免れない、本当に確認しなかったんですか」。江藤「多分しました・・・」。田所「ちゃんと確認した、大貫さんの過失です、病院と江藤先生の将来に関わることです」。浜松「そういうことです」。師長が家に電話すると帰っていなかった。あおいは自転車で探していた。小峰は「バス会社に聞いたら、弥生町で降りたって・・・」と、あおいに告げる。サクラは畑の町を歩いていた。CM。
サクラは夕日を見ている。そこを野球部員が通るが、その後で
サクラは倒れてしまう。あおいは君子に聞くが、「弥生町に知り合いはない」。あおい「何でも良いから、とにかく探してみます」。あおいは米屋を見つける。そこに言って聞くと、あおい「カートのおばあちゃんは?」。米屋「あんたがあおいちゃんですか、ヌカを買ってあげる、こっちで出来た初めての友達だ、まっすぐ歩いていった」。あおいは探す。やっと見つけた。サクラはコブをい作っていた。病院に運ばれた。血圧90/?、酸素飽和度90%、意識レベルは100だ。心電図検査では徐脈だ。高樹は緊急で硫アト1A注射する。その後、ペースメーカーを高樹が処置する。江藤に、あおい「ペースメーカーの修復をする、死んだかも知れない、MRI検査を受けさせるなんて、どうして起きたんです」。そこに田所「ミスではない、安全確認をしている、ペースメーカーを入れていることを忘れた、耳のとおいし、ボケている、君は安全確認の場に立ち会っていたのか、憶測で物をいっている」。あおい「私は本当の事を知りたい、江藤先生は確認したのですか、先生、本当の事をいってください」。江藤「ちゃんと確認した」。浜松内科部長「傷物ナース雇っているだけでありがたいと思わなきゃ」。処置を終えた高樹「ペースメーカーもうまくいきました」と君子に説明する。君子「どうしてペースメーカーが故障したのですか?」。高樹「原因は不明です」。あとで、高樹はあおいに「100%とはいえない」。高樹もやはりそうなのだ、組織の人間の悲しさですね。他にどんな対応があったのだろうか・・? 難しい。総師長「確認したといっている、助かった、事をあらだてるのは、病院によくない、患者にも不安を与える」。あおい「隠蔽だ、高樹先生は納得しているのですか」。小峰「こいつに期待しては駄目だ」。江藤は高樹にありがとう。高樹「助かって、良かった、気が付いて話をしてきた、機械が壊れていたって説明したら、サクラさんは江藤先生に貰った時計は壊れていませんね、ペースメーカーよりも、お前さんからの時計を心配していた」。あおいに北沢が差し入れする。パンだった。あおいは病室のサクラを見に行く。サクラさんは元気になっていた。サクラ「あおいさん、ごめん、迷惑かけて・・」。あおい「おばあちゃん、ごめんね、悪くないの機械が壊れたのは、病院のせいだ、誰も気づいてあげれない、私、何も気づいてあげられなかった、ごめんなさい」。サクラ「こんなに手が冷たくなった、病院のせいでない、いいつけ守らないで、ふらふら歩いたから、機械が壊れた、あおいが迎えに来てくれた、米ぬか買って、夕日が綺麗で、あおいも見ているかなって、約束したのに、元気になるから、そうしたらぬか漬けとおにぎり持って、ピクニック行こうね」。あおい「う〜〜ん〜」と泣く。高樹「犯人探しでない、同じミスをつくらないことだ、江藤も重く受け止めている、2度と同じミスをしない、そう思う、正しいことを主張することが正しくはない、いつか分かる、多分な・・・」。江藤は修理したロレックスを直して貰う。江藤はあおいに、福引きの時計を返すように頼む。あおい「信じて良いですね、高樹先生言っていた、江藤先生は変わって、ミスの重さを知っているって、この病院も変わっていく、信じて良いですよね」。江藤は返事しなかった。個人的なレベルで終わったのは残念だ。病院として、せめて内科として医療事故の分析と対策を述べて貰いたかった。ドラマ的には、これで許されるが、医療的には駄目です。評価ダウンです。つづく。
ちょっと、最後は曖昧なものでしたね。これは難しい問題だ。サクラさんは結局、助かった。だから、病院も荒立てたくない。しかし、ペースメーカーのある患者をMRIして、ペースメーカーが故障して一過性の意識障害を起こした事は事実ですよね。隠蔽だといえばそうだが、あおいは本人に言った。確かに高樹の「犯人探しでない・・」は正しそうですが、それが病院全体の意見となっていない・・・恐ろしい病院ですね。
だから、問題は病院のシステムですね。カルテが全科共通になっていない。そして、患者一人一人に、すべての診療の情報が集まっていない。まるで20年前の病院だよ・・・江藤も悪いが、病院システムが悪い。この規模の病院だったら、電子カルテを導入すべきなのでは、そういう話が出て欲しかった。完全に不完全な結末で話で終わってしまった。残念でした。ただ、サクラさんの佐々木すみ江さん、いい人でしたね。毎度の事ながら見事に演じてくれました。プチ感動です。嫁の君子に出しゃばって貰って、裁判とかになってもサクラさんは喜ばないかも知れない。高齢者は喪失の悲しさなのだ、そこにあおいとの関係は久しぶりに得た物だ。それを大事にしたかったのだろう。人がみな違うように、感じ方も生き方も違うのです。  ゲスト:年配の女性・サクラ(佐々木すみ江)、彼女の義理の娘・君子(栗田よう子)


Ns’あおい★★★★  4話   平成18年1月31日放送   一回見で適当です

田所(西村雅彦)の指示で事件の真相を調べていた江藤(八嶋智人)が、病院中に言いふらしたのだ。それを知ったあおいは、みんなにも知っておいてほしいから、と高樹(柳葉敏郎)や小峰(杉田かおる)らの前で事件の経緯を語り始めた。その事件が起きたのは、東京を激しい雪が襲った日のことだった。あおいが担当したのは、出前用のバイクを運転中に転倒し、清天総合病院に運び込まれた蕎麦店店員の山田(山上賢治)という男だった。その日、清天総合病院の救命救急センターは、高速道路で起きた玉突き事故の患者らが運び込まれたため、その対応に追われて手一杯の状態だったという。そのため、
足の骨折だけで他に損傷がなかった山田を、他の病院に転院させることになったのだ。あおいは、山田に付き添って移送専門の民間救急車で転院先に向かった。雪で道路は渋滞していたし、民間なのでサイレンも鳴らさないのだ。彼の容態が急変したのは、まさにその時だった。突然山田の血圧が低下し、呼吸困難に陥ったのだ。あおいは、ただちに救命救急センターに連絡し、救命のチーフである医師・佐山(矢島健一)に山田のことを報告、彼の指示に従って、AED(自動体外式除細動器)処置を施す。それによって心拍は戻ったが、右肺から呼吸音が聞こえないことを知らされた佐山は、山田のレントゲン写真を再度チェックし、打撲によって肺に小さな穴が開き、緊張性気胸を起こしている可能性があると指摘するレントゲン写真を見ると完全に気胸だと思います。見落としですね、アンビューで入れるのも、緊張性気胸を悪くすることもあります。サイレンを鳴らせない、挿管もセットがないのでできない。佐山「我々の判断ミスだ」。一刻も早く胸腔に溜まった空気を抜かないと危険な状態だと知ったあおいは、追い詰められた末に、制止する佐山の「ドレーンもない、あきらめろ、お前のミスじゃない」。救命士「動脈を刺したらどうする」と心配する。しかし言葉を無視して、山田の胸にピンクの八光針の注射針を突き刺す。空気が出た。幸いにもその処置のおかげで山田は一命を取りとめた。あおいは、看護師に許されていない医療行為を行ったこの一件の責任を問われ、桜川病院への異動を命じられたのだ。看護師は「凄い」と言う。あおいの告白に、キリコ(加藤貴子)ら看護師仲間は言葉を失っていた。するとそこに、総師長の泉田(片平なぎさ)が現れた。総師長が「医師の指示を無視して、医療行為は許されない、いかなる状況でも」。泉田は、あおいを総師長室に連れていくと、今回のことは他の看護師に迷いと動揺を与えるだけだ、と厳しく非難する。タイトル。
 総師長は「一歩間違えばあなたは患者を殺した、死亡診断書の病名が緊張性気胸か、肋間動脈損傷では、全く違う、あなたの免許を取り上げられるだけでない、家族は医師免許のないナースがやったことを知る、マスコミに知られ、裁判になり、病院は億という損害補償を受ける、受けるダメージは大きい」。あおい「総師長ならどうしますか」。
総師長「見捨てるわ、なぜなら私たちの仕事は医療ではない、看護だから、勇気のある告白は看護師を混乱させる」。これは正しい意見ですが・・・だから患者を見捨てるのも・・・。病棟でも、看護師で意見は分かれる。看護師「よく出来た、輸血もないし」。看護師「すごい、助かったんでしょう」。看護師「法律違反だ」とういう。病棟でも、小峰も「触らないで、あんたには勝手なことをして貰っては、怖い」。完全にシカトしています。患者の血圧が低いので、看護師が勝手に鎮痛剤の座薬を投与したのだ。泉田の言葉通り、桜川病院では看護師の自己判断によるミスが増加する。“ヒヤリハット”と呼ばれる、文字通りヒヤリとしたりハッとしたりするようなミスが先週より10件も増加していたのだ。師長は怒っている。小峰は、ミスの増加はあおいの告白の影響であり、ルールや指示されたことを無視しても患者のために行動した方がいい、と看護師たちが迷い始めたせいだ、と指摘する。ちょっと言いがかりですが・・・師長「私たちはマシンのように医師に従っていればいい」これも言い過ぎですが・・・。あおいはへこんでいる。浜松も糖尿病患者の河野さんの担当をあおいに任せることを怖がるが、一応許す。あおいはトイレ誘導をするが、河野さんは恥ずかしいと言う。あおい「患者は家族で、なれっこだ」。洗髪して「早く治るといいですね」と励ます。あおいは小峰に手助けを求めるが、あおいには一切協力できないと断る。患者河野さんもあおいの事件を知っていて、入浴介助を拒否する。あおいがソファに座ろうとするが、高樹が寝ていた。そこに北沢看護助手が患者の河野さんがベッドに戻ってきていない。患者のカメさんが医局に呼びに来た。CM。
浴室で河野さんはシャワーが流れて倒れていた。あおいが来る。返事がしない。小峰は、意識レベル2−20で徐脈だ。小峰はシャワーが冷水が出てきたのだ。浜松「心臓が弱い、ナース失格だ」。高樹はCTとレントゲン、採血する。あおいが家族に謝るというが、小峰が「ミスを認めることになる、今日から河野さんの担当です」。
家族は事故の経緯を説明したが、謝罪をしないと怒る。師長は適当にかわす。家族「誠意を見せてください」。総師長と浜松らで「医療費は病院持ちと言うことで、あおいの処分は」。田所「謹慎と言うことで」。浜松「自分から、やめてくれると都合いいな」。あおいは居酒屋「番長」でへこんでいる。一緒にいる北沢「頑張りすぎ、楽にやれば」。あおい「頑張って何が悪い、患者のために一生懸命で何が悪いの、北沢は無責任、自分の家族だと思えないの、今回は私が悪い、謹慎も当然だと分かる」。しかし、あおいは思わず食べたチョコのウィスキーで酔って倒れた。北沢は部屋まで連れて行く。部屋は汚い。北沢は母の写真を見つける。あおい「14歳の時に心筋梗塞で、一人で頑張って働いていた、学校に連絡が来た、おかあさんが倒れた、走った、付いたら、心臓止まっていた、でも救命看護師さん頑張っていてくれて、まだ、死んじゃ駄目だって、お嬢さん来るまで頑張って、先生は諦めていたのに、このお守りはかあさんの形見だ、いつもそばにいるからと、その看護師さんが渡してくれた、あんな看護師になりたかったな」これがナースあおいの原点ですね、思わず貰い泣きしました。そして、寝てしまう。病棟では患者のカメや吾郎さんが、あおいがいない、と淋しがる。河野さんも回復したようだ。高樹は本院の救命の佐山先生に聞きたいのだと、小峰を誘う。小峰は「仕事だ、自分の事を考えたら、ミホちゃんもこと考えているの」。高樹が聞くと、佐山は「正しくはない、あの状況では唯一の選択だった」。高樹「失敗すると遺族は納得しない」。佐山「人間はそういうものだ、本来責められるのは、医者だ、胸部の打撲を見逃した」。高樹「患者が自分から言わないと」。佐山「それでも、気づかないと、美空は割を喰った物だ、あいつにとって患者は家族だ、家族が目の前で死にそうなときにルールもへったくれもない、いいナースだ」。高樹「素直が抜けていますけど」。二人で笑う。佐山「美空を潰すな」。CM。
アンビューサービスの男が病院に来て、小峰に会う。伝言を頼む。「助手席の男が救命士を目指している」。小峰「まって」。男「この病院でも、その話が・・・僕には法律は分からない、でも、民間だから、サイレンを慣らせない、
美空さんは動脈をを刺さないように、ちゃんとい確認していた、一か八かのルール違反じゃない、僕は彼女の力になりたいが何もできなかった、だからなりたいのです、救命士に、彼女は本当のナースです、生意気言ってすみません」。小峰は事件の山田さんの蕎麦屋に行く。山田は看護師だから、天蕎麦にえび3本だとサービスする。山田「神様じゃない、白衣の天使だ」。あおいは母の形見のお守りを見ながら部屋にいた。そこに高樹が来る。外で高樹「佐山先生はお前を褒めていた、そして、お前の事を頼まれた、ほっとけないだろう、小峰は距離を置く理由知っているか、10年前かな、新人の後輩がいて、出来る奴で、信用して患者を任せた、コイツがルール違反をやった、腹膜炎の患者に医師の指示無しで、痛み止めの注射した、それが神経をさして右手に麻痺を起こした、中学生で甲子園が目標の野球少年で投手だ、自分を責めている、患者と後輩を救えない自分を・・俺たちはミスばかり繰り返す馬鹿な人間だ、だからルールがある、どんなルールでも必要とする理由がある、一見ばかげた法律でも約束できるな、2度と法律破らないと」。あおい「でも、もし同じ事が起きたら」。注射による神経麻痺は、医師の指示があっても起こります(自分の周りで経験はないけど・・)。その時はどうなのだろうか・・・ちょっと小峰のトラウマとしては弱いエピソードのような気がします。。高樹「同じ状況を作らない、何で責任重い仕事をえらんだのかな、ああすれば、こうすればと、何年たっても、思うばかりだ全くそのとおりです。激しく同感です。医者は人間です。あおいは泣く。高樹「こんな俺だが、信用してくれるか、俺って格好良い??」。あおいは泣く。糖尿の患者河野さんは元気になる、河野さん「あのナースはどうしている」。浜松「謹慎していろいろ反省を・・」。河野さん「あのナースは悪くない、よくやってくれていた、なのに儂は、惨めでならなかった、いい年をして、あんな若い人に裸になって介助されるのは惨めで、先生、あのナースをやめさせないでください、娘よりよほど尽くしてくれた、家族のように」と頭を下げる頑固な昔堅気の患者は見るところは見ている。病院で、高樹「謹慎をといていい」「田所「うちでやっていくのか」。高樹「医療を病院を、医者を信じている」。浜松「河野さんも納得している、謹慎解除で決まりだ」。あおいが病棟に行く。「ご迷惑をかけました、また宜しくお願いします」。看護師は返事をしない。小峰「あんたには河野さんのケアがある、河野さんがケアしてくれって、それから伝言、アンビュランスサービスが救命士を目指している、あんたを見て、何か出来ることがあると思った、ちゃんと伝えた」。あおいは頑張るぞ。つづく。
今回、あおいの本院の事件だった。やっとすっきりした。しかし、突きつけた問題は大きい。たから共感できたセリフも多かった。みなさんはどう思うだろうか。患者の命を優先して、佐山は「あきらめろ」ではなく、細かく具体的な指示を出して、緊張性気胸の処置をしたらどうだろうか・・・。エラスター針(あるいは八光針)で胸を刺すことは怖いことではない。何度もやりました、トロッカーと入れて、吸引をしました。ただ、やはり最初から3回ほどは、横でしっかり指導して貰いたい物ですね。初めてを一人でやるのは辛い。ただ、あおいは救命にいたので、横で医師のやる処置を何度もみていたと思われる。これなら、出来たかも知れない。難しい。
最終的に、山田さんは助かったが、どのように説明されたのだろうか・・・。そこも大事な気もする。山田さんは非常に感謝している。元気で蕎麦屋さんをしている。緊張性気胸で命を落とすのは淋しい(自分は骨折の脂肪塞栓だと思っていたが・・・それなら助けられないけど)。法律違反であることは間違いない。あおいは最悪、免許取り上げになるかもしれないし、当事者が納得して解決したのだろうか・・・。昔は、分かってくれたが、今は河野さんの娘みたいに何でも病院の責任にする家族が多い。そういう人は自宅で、患者が倒れたら、自分の責任と考えるのだろうか・・・? 本当に今回は色々考えさせられた。看護師の3女もちらっと見ていて、こんな病院やめて、違う病院で働いたら・・これでh働きづらい・・・と呟いた。


Ns’あおい★★★☆  3話  平成18年月24日放送

あおい(石原さとみ)の存在を疎ましく思っていた
田所(西村雅彦)は、とある料亭に高樹(柳葉敏郎)を呼び出し、彼女がグループの本院である清天総合病院から桜川病院に異動させられた本当の理由を調べてほしい、と頼んだ。田所「院内感染は怖いから早めに処置しないと、断らないよね」。高樹「お受けできません、医療に役立ちなら・・」。田所「君には借りを返して貰ってない、お嬢さんいくつになった、いいだろう、君から教えた方がいい、理想では人は救えないということを」。高樹の借りはなんだろう。あおい−−看護師は過酷だが、10kg痩せることもある−−。しかし、あおいは体重は減っていない。ストレスで太る方が多い、看護師は肥満者が多い、笑い。ダィエット宣言だ。外は雪が降ってきた、あおい「雪は嫌いです」。タイトル。
救急にいると、餅を引っかけた患者が運ばれていた。高樹医師は喉頭鏡で観察して、マンギーニ鉗子で取り除く。うまくいったが、その後の誤嚥性肺炎が心配だ。高樹はあおいに「ちょっと小顔になったか」とからかう。あおいは素直に喜ぶ。高樹「大丈夫だ」。
高樹に差出人なしの手紙がくる(離婚届らしい?)高樹のような医師の仕事ぶりでは、家庭崩壊ですね。自分の周りでも、医師の離婚は多いですね〜〜。高樹は江藤に自分の歓迎会のかわりに合コンを仕切れと言われる。そこに田所が来て、江藤を連れて行く。そこで、田所は、来週の研修医勉強会で本院に行く予定になっていた江藤(八嶋智人)に、あおいの過去を調査するよう命じる。江藤は困ってしまう。廊下を歩く田所に師長は「営業成績はトップ」と言う。先週とちょっとキャラが違うぞ、このいい加減さで躓くと見てられなくなるが・・自分はOkです。そして田所はあおいに大腸癌の患者家族への連絡を頼むが、あおいはやってなかった。江藤は本院に行く、受付嬢に聞くが、忙しく相手してくれない。ERに見に行くが、救急患者がどんどん運ばれる。DCをやって、そばでは出血の処置で、すさまじい。江藤はちびってしまう、笑い。江藤は、絶対聞けないと落ち込む。江藤「あおいは、あそこで働いていんだ」と尊敬する。ベンチで座り込んだ江藤は、救急の看護師にすれ違う、そこで聞こうとする。看護師「事件のことは・・」。江藤「お願いがあります」。多分、金をばらまいて、江藤は合コンの約束をしてきたのだ。嫌がる高樹、北沢、片桐が参加する。あおいは大雪に気持ちは暗くなっている。小峰「田所に気をつけな、大人しすぎる」。ナースステーションで、江藤「あおいのおかあさんは心筋梗塞で、それで看護師になった、一所懸命勉強して、将来救命に行きたい」。看護師「さわりだけでも」。江藤「あの日は大雪で、次々患者が運ばれ・・」。やって来た高樹は、そんな江藤を制すると、江藤に「早く一人前になりたいのなら田所に媚びていないで腕を磨け」と言い放つ。二人になると、高樹「田所に頼まれたか、一人前になれ、じいさんやおやじさんがいる」。江藤「僕は高樹先生になりたくない、思い通りになれない、出世もできない、毎日病院で泊まり込んで、あの手紙も離婚届けだろう、僕は出世したい」と頭を下げて帰る。居酒屋「番長」で高樹は携帯で娘の写真を見ている。CM。
雪が降り出した。田所が江藤に調べている。看護師のロッカー室で、あおいは色々噂になっている。そして、一緒に仕事することに嫌がっている。あおいは、そっと聞いているしかない。高樹は重症患者の様態が心配だ。夜も家に帰らないで、病院で患者と付き合うようだ。雪で救急車が次々やって来る。外来は大変だ。そこで外科の病床は満床になり、軽傷患者を内科に回すことになった。師長「雪のおかげで、お客さんを受け入れて、ベッド稼働率を上げましょう」と喜んでいる。あおいは餅の患者に、経過良好だ。そこに、あおいが呼ばれて、救急の手伝いをやらせようとする。看護師から新人が仕事をするように言われる。行くと、外来看護師から「お得意さんだ」と言われる。ホームレスの人だ。腹痛で自分で救急車を呼んだ、寒いので病院に泊まりに来た仮病と外来看護師はいう。あおいは腹痛に苦しむホームレスの又蔵(モロ師岡)を診る。又蔵は痛がっていた。あおいは腸閉塞だと考える、腸は動いていない、吐物も便だ。江藤は実弾の金であおいの真相を聞いたのだ。それを聞いて田所も驚いている。病棟の医師に応援を求める。やって来たのは田所だ。あおいは病状を的確に報告する。
田所が診察する。又蔵「たれ坊だろう、うんこたれのたれ坊、医者になったんだ、山形の山奥から医者がでるなんて」。一般採血指示を出される。あおいがCTやエコーを聞くが、指示しない。点滴をする。田所はペンタジンとジアゼパムの指示を出す。又蔵「田所はいじめられていた、俺の子分だ、かあちゃん元気か、作ってくれるおいなりさん、うまかった、それが目当てだった、痛い、痛い」。田所は腹部を触診する。あおいは再度CTを勧めるが、田所は転院させると決める。そして尾崎教授に頼むと決めた。又蔵「見捨てないでけろ」。CM。
あおいは「転院は無茶だというが、搬送中に急変したら」。田所「君が起こしたような事件に・・」。又蔵「いいよ、たれ坊、ごめん、俺が友達じゃ・・・のたれ死にが似合っている、こいつの家はかあちゃんの稼ぎで医者になって、俺やかあちゃんに恩返しすると、窓から、いつまでも手を振っていた、本当、立派になって、もう十分だ、頑張れよ、たれ坊、お前は俺の希望だ」と手を握る。田所はその手を離し、ストレチャーを運ぶ。あおいは立ちつくす。
あおい「どうしてですか、私への嫌がらせ、知り合いだから、ひどすぎる、待ってください、医師としての使命を忘れている、恩返しをするのは、人の役に立ち立派な医者になること」。田所「看護師に何が分かる」。あおいは小峰に愚痴る。高樹「田所先生は必要だ」。検査結果は、尿中アミラーゼが高かった。あおいは田所に報告にいく。そこに尾崎教授から電話がかかる、あおいが不在の田所の代わりに出る。尾崎教授「こちらの診断通り、重症急性膵炎で、正確に診断していました、さすが田所先生ですね」。やってきた田所は「CHDFのある先生にお願いするしかない」と持ち上げる。あおいは田所に「先生、先ほどの暴言失礼しました、見事なご判断でした」。田所「岡崎教授は俺と同期だ、出世した同期にこびを売った、売り上げ至上主義だと知っているな」。あおい「先生は医師としての使命を失っていると言ったが、先生は素晴らしい、売り上げを上げれば機械を買って貰えるという側面もある、ただ先生、もう少し私たちの話に耳を傾げてくれませんか、患者の側に来てくれませんか、先生の腕があれば、もっと素晴らしい仕事ができる、先生の腕を信じます、一緒に仕事がしたい」。田所「田舎でも雪が降っていた、君にはみっともないところを見られた」。あおい「先生、おかあさまのいなり寿司には叶わないけど、番長のおいなりさんもおいしいですよ」。そこにやって来た高樹「俺の腕も信じてくれ」。居酒屋「番長」に田所が来て、おいなりを頼む。そして、店員に田所「君、首都医科大まで届けてくれないか、10日後、その頃なら食えるだろう」。あおいが病棟に来る。すると看護師たちはあおいとは仕事したくないと言っている。江藤が本院でやったことを皆に言ったのだ。田所が江藤に言ったのだろう。田所「君がやったことばれた、ホームレスを入院されたら、たまらない」とワルぶる。師長「保険に入っていないし」と同意するこれも実際の医療の側面ですよ。田所「番長のおいなり届けた、君がしたことは一歩間違うと、殺人だ」。小峰「江藤が言ったことは本当? そうなら必要ないのは、あなただ」。あおいは「説明させてください」という。師長が止める、高樹も無理するな、と止める。あおい「私の事で不安にさせている、私の口からお話ししたい」。師長は総師長にそれを報告にいくと、総師長「後悔する」。病棟では、あおい「雪の日でした。、山田さんは出前のバイクの事故で骨折した、あの日、高速で大きな玉突き事故があり、次々患者が運ばれ、一杯でした、軽傷の山田さんは別の病院に転院される事になった、救急車も一杯で、民間救急車で運ばれた、大雪で移送が手間取った、軽傷のはずだったが、急変した、呼吸停止した、VFです、医師に連絡した、医師は勝手なことするんじゃないぞ」。つづく。
今回の田所医師の話、深みありました。単なる儲け主義の、出世希望で、MRと癒着している駄目医者じゃなかった。裏読みすれば、病院経営に協力して、売り上げをよくして、発言権を強くして、医療器械などを買って貰い、病院をよくしたい、とも考えられる。微妙だが、あながち嘘ではない。正義感ばかりで、検査もしないで薬も使わず、問診と説明に一生懸命で患者を待たせる医師は、一部の患者には良いが、一部の患者には不満で、病院経営にはよろしくない。民間病院は、医療状況の厳しい中、医師は様々の負荷をかけられている。実はそれらの要求を全て満たした医療を出来ない。どこかに重点のスタンスを置くしかないのだ。複雑なもので、現場の医師は実際苦悩している。あおいの正義感は、今回は空回りだった。
そして、あおいの本院での失敗が明かされるようになった。でも、来週までひっぱるのか? 何だよ、早めに教えてくれ、多分大したことないと思うが・・高樹の田所への借りも気になるな。何だかんだで、ちょっと評価アップだ、★3つ半だ。。意外と深いぞ・・そうだ、片桐は放射線技師だ、先生ではあるが、医師ではない。公式HPでは放射線科の医師になっていたが、これまで見ていて技師だと思いました。今回本人が技師だと言いました。



Ns’あおい★★★  2話  平成18年1月17日放送  一回見で適当です
前回のまとめ。あおいは服を着たまま寝ていた。8時に起きたけど、遅刻だろう? あおい(石原さとみ)が桜川病院に転勤してから1週間が過ぎようとしていた。ようやく新しい環境にも慣れたあおいだったが、病棟看護の仕事は、彼女がかつて働いていたグループ本院・清天総合病院の救命救急センターとは違った意味でハードなものだった。そんなある日、
研修医の江藤(八嶋智人)が、耳鼻科から内科に異動してくる。江藤は愛想がいいし、親は開業医らしく金持ちらしい。小峰(杉田かおる)は「付け届けがいいのだ」。江藤はローテションだったのだと釈明する。あおいはちょっと、前回のことで江藤をからかう。本院では、ひとりの看護師が2名の患者を担当するが、桜川病院では、10名もの患者を受け持つのだ。これはちょっと理解できないけど・・急性期病棟は2:1の看護師の配置だけど、1:10だったら療養病棟にもならない。この病院がどうなっているか。普通の急性期の病棟だと思います。だから、10名の患者を担当するのはおかしくないかな?小峰は、「健康でいたいのなら早くこの病院を辞めることだ」とあおいに忠告する。小峰は「やめられないからいるだけだ」。昼食を買うために外に出たあおいは、その帰り道、病院のすぐ手前に救急車が停まっているのを目撃し、不審を抱く。散歩中の老人がぎっくり腰で動けなくなったためだというが、救急車を呼ぶより、病院に運んだほうがはるかに早い距離だった。その様子を眺めていた同僚のキリコ(加藤貴子)は、救急車を呼ぶように指示したのは内科師長の緑川(高橋ひとみ)だとあおいに告げる。キリコ「これは利益を追求するために総師長の泉田(片平なぎさ)が決めたルールだ」と続けた。あおいが、この一件のことを高樹医師(柳葉敏郎)に愚痴っていると、エレベーターを降りてきた浜松内科部長に一斉に挨拶する大勢のMR(製薬会社の医療品情報担当者)の姿が見えた。その中のひとりに、先日、田所医師を病院から連れ出して接待していたガノン製薬の野呂(村田雄浩)もいた。野呂は、ちょっと、ドジです。小峰は仕事の終わりに、保育園に子供を迎えに行く。あおいは見ていて、話す。小峰は結婚してない、シングルマザーなのだ。この病院には24時間保育がある。だから、いるのだ。小峰「あんたが本院で何をしたか聞かない、傷物は傷物同士、聞かないのが礼儀」と言っている。あおいが歩いていると、苦しんでいる女性がいる。その女性は血を吐いている。あおいは救急車を呼び、逃げ出しそうな男を救急車に乗せる。タイトル。
次の日、あおいが病院に行くと、昨日の女性は入院していなかった。病棟の申し送りで、緑川師長は、空きベットは5床だと報告する。看護師は、朝に清拭もある。そこで患者の亀井(六角精児)は糖尿病だが、あおいに清拭してくれとねだる。しかも、亀井は自分でインスリンを打っている。相棒の鑑識さん、電車男の阪神男だ。病棟に高樹医師がやって来て、あおいのお尻を叩く。昔ならいいが、今もやっているのかな。高樹医師はあおいに甘い物をやめさせるには、「糖尿がひどくなるとインポになる」と言ってやれと耳打ちする。次は回診だ。江藤の指導医となったのは田所医師(西村雅彦)だった。事情通の看護助手・北沢(小山慶一郎)によると、田所は自ら内科部長の浜松部長(小野武彦)に江藤の指導医を申し出たのだ。午後、あおいは、緑川師長から特別室の担当を命じられる。
一泊10万円の部屋だ。緑川師長は稼働率90%になりそうで、喜んでいる。その部屋に入院したのは、なんと野呂だった。野呂は、会社の定期健診で便の潜血反応が陽性だった、と田所に話したところ、検査入院をするよう勧められたのだという。江藤研修医は痔だろうと言う。あおいが経費で入院するのか聞くが、野呂は入院費は自腹だという。あおいは的確に検査の説明する。野呂はMRなので、貰った下剤が他メーカーなので落ち込んでいる。仕事を終えたあおいは、高樹や北沢、片桐(鈴木浩介)と、行きつけの居酒屋「番長」を訪れる。あおいから野呂の話を聞いた高樹医師は、新薬の契約をとるために必死なんだろう、と野呂に同情的だった。あおいは、居酒屋でも牛乳と甘い物を食べている。すると北沢は、来年度から薬は本院が一括仕入れすることになった、と言い出す。しかも、野呂の会社は納入業者のリストから外れているらしい。野呂は道化だ。高樹医師はあおいに「看護師は医者の使い捨てパンツだ」。特別室で野呂は落ち着かない。朝、あおいが点滴に来ると、野呂はいなかった。探し出すと、売店に糖尿の亀井がいるので、あおい「言いたくないけど、甘い物食べると○○(インポ)になる、食事制限守ってください」と言う。亀井は驚いて反応した。野呂は屋上で、小児科の子供達に風船で動物を作っていた。昔、地方の薬屋を回って、販売促進活動していたのだ。楽しかった。あおいは野呂に「どうして、田所先生に」。野呂「田所先生のおかげだ、僕は名前どおり、のろだ、ローンもあって、家族のために頑張らないと」。野呂の検査が始まる。江藤研修医の勉強のために、田所医師が自分で検査をする。あおいは憤慨している。高樹医師「なつくなって」。あおい「なついていません」。小峰「田所はやばい、内視鏡みたい、ちまちました仕事は」。苦しがる野呂を見て、田所は鎮痛剤とジアゼパムの注射をたのむ。調べるとポリープがあった。早速ポリペクをやる。終わったが、野呂は注射でぐったり寝ていた。江藤研修医「出血は痔でした、でもポリープがあった、良性だろけど、ポリペクした」。あおいは「良性なのにいきなりポリペクですか、バイオプシーしないで・・」。CM。
あおいが起こしに行くが、まだ、野呂は寝ていた。やっと起きたが、野呂はお腹を痛がっている。来た
小峰も触ると、お腹は板状痛だ、あおい「穿孔?」。小峰「あいつ穴開けた」。看護師が電話すると、江藤研修医が出て「田所先生は、カンファランス中だ」。田所医師「看護婦が穿孔といったのか、血圧安定しているなら、君が見たまえ」と江藤に任せる。研修医江藤は「検査したら、田所先生のことを疑っている」ことになるので出来ないと言っている。浜松内科部長も来たが、面倒なことが嫌なので「それなら置いておけば」。小峰「カンファランスは1時間で終わるよ」。浜松部長「担当医に失礼だ、外科に頭を下げるのもイヤだ、医師と患者をつなぐのが看護師の仕事だろう」と逆ギレだ。高樹医師は患者の亀井が倒れたのを診ている。亀井は、低血糖ではなく高血糖の高浸透圧性昏睡で倒れていた。しかも足まで感染を起こしている。高樹は抗生剤とドパミンの点滴の指示を出す。そこに、看護師が伝言メモを見せる。苦しんでいる野呂は昔、柔道をしていたと、我慢している。野呂「田所先生に悪い、機嫌損ねてはまずい」と我慢している。あおい「田所先生に利用されている、薬は本院で一括購入になる、ガノン製薬は外れている」。野呂「知っている、でもこうするしかない、これが僕の仕事です」。緑川師長「医者はプライドで生きている、問題をなんで大きくしたの」とあおいを責める。あおいは、レントゲン医師の片桐にレントゲンを撮って欲しいと頼む。片桐「医師の指示なしでは法律違反だ」。あおいは撮ってくれるまで離れません。あおい「ナースです、使い捨てパンツかも知れないが、医者と患者を繋ぐ」。片桐「俺も使い捨てパンツか、条件がある」。片桐は病室でポーターブルで撮る。緑川師長は止めにくるが、片桐「あれを見てほっとくのか」と一喝する。CM。
レントゲンでは、右の横隔膜の下に著明なフリーガスで、穿孔は明かだった。江藤研修医は穿孔を認める。あおいは緑川師長に迫る。野呂の病状は、血圧80を下がり気味だ。緑川師長は決断する。主治医に連絡から、外科への手配も頼む。そこに高樹も来る。レントゲンを見て頭をかく。看護師が外科は手が離せない。高樹医師は、転院するか、副院長に任せるか、と呟く。しかし、副院長は今からパーティだという。その車にあおいは飛び出して、手術を頼む。浜松内科部長もくる。田所医師が帰ってきたが、だれも言えない。しかし、レントゲンに気づいた。野呂の手術は無事に終わった。あおいに副部長「これで借りはない、自分の女房のいる病院に連れて来れない」。副院長は、あのレストランでの、男だった。無事開腹手術は終わった。田所医師がやって来て、俺を言う。副院長「君は誰」と言い切る。病棟に帰ってきて田所医師「勝手にレントゲンを撮った、上に報告する」。野呂は無事退院する。野呂は「MRから外された、田所医師を怒らせたためだ、元の薬屋周りだ、でも自分には合っている、本当に田所先生には感謝している」。小児科の子供達もお礼を言う。野呂は最後に、鈴入りの風船を渡し「あおいさんの、笑い声のイメージです、病気になって分かった、笑顔や励ましに、どれだけ勇気づけられるか、頑張ってはずっと聞こえた、ありがとうございました、励ましてください」。あおいは泣く。高樹医師は医療安全委員会で、田所先生がいったが、総師長が恫喝した。泉田総師長「患者放置、知ってますか、聞けば検査と言いながら、ゴルフの予約をしていた、長い会議だったようで」。田所医師がどうなっていると不満を漏らす。泉田総師長「この病院はねずみがいるんじゃないですか」ととぼける。江藤研修医は逃げ出した。「総師長があおいを守るなんて」と驚く。北沢看護助手「初めて見た、内科病棟がひとつで動いた」。「誰かさんのおかげ」と声が出る。そこに片桐放射線医師「25歳以下、体重45kg、これが合コンの鉄則」と小峰で合コンのメンバーを調達しょうとするあおいに文句を言う。高樹医師「奇跡が起こるかも、この病院を変えるかも」。小峰「絶対起こらないって」。田所医師は高樹医師を飲み屋に誘う。田所医師「みんなのネジが狂い始めている、あおいが本院で何をしたか調べてくれないか、院内感染が怖い、早めに処置しないと」。つづく。来週は本院での出来事を話すようだ。
この病院は、ひどい病院であることは間違いない。そこにあおいが登場して、何とか保っていたバランスが崩れ、一気に問題が出た。田所医師みたい医師は必ずいる。臨床能力ないのに、患者には丁寧で、上と金に弱く、下には威張っている。この中で、一番まずいのは臨床能力がないことだ。ないなら決して無理したらいけないよ。しかも、浜松部長も、高樹医師もちょっとカバーしていない。だから、この病院は駄目だよ・・これまで医療事故起こしてないことが奇跡だよ。高樹医師が何とかしてくれると思ったが、何もしてくれなかった。副院長が、何とかしてくれた展開に驚いた。それにMRの野呂の、自虐的なキャラが村田さん得意のパターンだが、ほのぼのした。最近だったら訴訟にもなりそうなエラー(医療事故と言えるかも)なのに・・・いい人なんだね。弱みにつけ込む田所医師は本当に嫌な奴だ。だから、ドラマとしてはまずまずだった。ドラマの方向性も分かった。あおいが、病院を変えていくのだ。ベタな展開だが、決して嫌ではない。評価アップした。ただ、あおいみたいキャラが頑張っても反発されるだけかも・・・無用な正義感は、今の時代うざいと言われるよ。そこらが心配だ。


Ns’あおい★★☆   1話
美空あおい(石原さとみ)は、
バイクの事故で骨折の患者の搬送で救急車に乗っていた。救急隊員はあおいに有名な病院に勤めて、羨ましいと言うが、あおい「仕事はどこでも一緒です」と答える。突然、患者は呼吸停止、VFとなった。アンビューして、心マッサージする。骨折による脂肪塞栓での急変ですね。そこで、夢で目を覚ました。遅刻だ・・自転車で走る。途中で牛乳を1本飲み干す。携帯に気を取られ、バイクと接触しそうで、八百屋の中に入りリンゴの棚にぶつかる。八百屋の梅沢おばあさん(草笛礼子)は優しい、怒るどころか、散らばったリンゴをあおいに渡してくれる。美空あおいは看護師歴3年目の23歳だ。大手医療グループ・清天会の本院、清天総合病院の救命救急センターに勤務していたあおいは、ある事件が原因で系列の地方病院・桜川病院への異動を命じられる。本当は転勤したくなかった。新しい病院の前で、あおいはリンゴをかじる。まあ、ドラマですから、牛乳とりんごのベタな展開も許しましょう。タイトル。
その事件は、今もあおいの心に大きな傷跡を残していた。何なんだろう、終わりまで教えてくれないのかな。初出勤の日。あおいは、総師長の泉田てる(片平なぎさ)に挨拶するために、総師長室を訪ねた。すると泉田は、異動の原因になったあおいの行為を厳しく非難した上で、
「何をしたかが問題だ、ここは最終処分場、警告したわよ、この病院で問題を起こしたらもう行く場所はない」と釘を刺す看護師は不足していて、系列を離れてもどこでも働けますよ。妙な上昇志向とかなければ・・。あおいが勤務するのは内科病棟だった。あおいは、明るく自己紹介するが、看護師は「例の・・」で終わる。そこであおいは、軽薄そうな内科医・高樹源太(柳葉敏郎)に出会う。高樹はバイクでぶつかりそうになり、あおいは水玉パンツだとセクハラまがいの発言をしてあおいを困惑させる。小峰から高樹は体が臭いと言われている。次に、初対面早々、コーヒーを注文する看護師を召使のように扱う内科部長・浜松平助(小野武彦)だ。ドクターコールで呼び出されていた。内科には、茶髪の看護助手・北沢タケシ(小山慶一郎)、内臓オタクの診療放射線技師・片桐(鈴木浩介)など、クセのあるキャラクターがそろっていた。内科師長の緑川雅子(高橋ひとみ)は、あおいの指導役を小峰響子(杉田かおる)に命じた。しかし小峰は、何もしなくていい、と最初からあおいに対して冷たかった。あおい「みんな知っているのかな」。ナースコールで患者の所に行くと、点滴漏れだ。早速処置し始める。患者「優しいと喜ぶ」と、やって来た小峰「私の患者に手を出すな、何もするな、備品の点検だけだ」。そんなあおいにとって救いになったのは、親身になって患者に接する消化器の内科主任・田所義男(西村雅彦)の存在だった。患者にも親切な話し方で、患者から感謝されていた。帰りのロッカーで看護師たちは、あおいが病室で患者とHしたことになっていた。小峰にも違うという。その夜、勤務を終えたあおいが病院を出ようとすると、若い男が、酒を飲んでいて急に倒れたという女性を抱えてやってくる。あおいは、急性アルコール中毒だと見抜いた。一緒に帰る小峰「私たちの仕事は終わった、他の病院に運んだほうがいい、私たちは病棟、外来は別という」。あおいを無視し、女性を外来に運び込んだ。あおい「小峰さんは何のために看護師になったんです」。あおいは外来で、処置し始める。が、その日当直していたのは、耳鼻科が専門の研修医1年生・江藤誠(八嶋智人)だけだ。小峰「後悔してもしかたない、この年で研修医」。堪りかねたあおいは、まともに診察することも出来ないでいた江藤をサポートする。これだけ、大きな病院だと、各科オンコールで待機していると思いますが・・だから、高樹を呼んでもいいと思うが・・微妙な院内の慣習が違っている、どうもこの病院の規模が分かりかねる。小峰は高樹に電話しょうとするが、江藤は切る。CM。
点滴を入れる。電解値は正常だが、血糖値が低い。導尿する。あおいは的確な指示で彼を誘導し、その女性の危機を救う。帰ろうとするあおいに江藤は金をだし、寿司でも食べなさいと言う。あおいは貰って、それを窓から投げる。あおい「最低」。お金を捨てるあおいも最低ですよ。いらないならしっかり断りましょう。高樹は見ていた。高樹「問題ないからいい、普通じゃないな、救命にいたか、3年いたら一人前だ、そこがアキレス腱だ、俺、色気のない女には興味がない」。あおい「最低」。小峰「看護師は医者を選べない、救急隊もあいつが当直の時は他に回す、へたな正義感を振りかざすと痛い目に遭う、この病院、本当にヤバイから」と忠告する。小峰は帰り道で、飲み屋のあんちゃんに「姫」と言われている。あおいも部屋に戻り「やばい」と呟く。あおい「負けるかダネ、かあさん」と写真に向かって声をかける。CM。
次の日、あおいは噂になっている。小峰は「腕は確かだ、入院患者を任せる」という。高樹と小峰は話している。担当の検査入院の患者さんは、八百屋の梅沢おばあさんだった。腹痛で胃の検査目的だった。息子がやって来た、息子「俺のいった病院にいかないのか、ここは評判悪い」という。梅沢おばあさん「近くが一番」。息子「働きすぐ、店なんてやめろ」。そこに田所がやって来る「働くことはいい、目の前の医師を信じて任せてくれませんか」と言う。あおいは感謝するが、検査が多いことを不審に思う。田所「念を押した方がいいから、頼むよ」と答える。とにかく、スムースに優しい言葉が出ますね。梅沢ばあさんは「夫が早く死んで、小さいときから息子が肩を揉んでくれた」とあおいに話す。レントゲン室で、放射線医師「女は内臓が一番だ」とオタクを発揮している。そこを高樹が付き添っている。医者少ないのに、結構みんな暇なのですね
田所は「腹痛だが、色んな病気が心配だ。胃潰瘍で入院して、薬物療法で見ていこう」。息子は「癌ではないですね」。田所「私を信用してください、腫瘍でなくて良かった」と喜ぶ。CM。
あおいが歩くと、梅沢おばあさんの息子が座っていた。息子は都市銀行勤めで、マンション暮らしだ。実は、きゅうり嫌いだ。笑う。息子「八百屋はきついのでやめろ、でもおやじが残した店だから、検査服の姿を見て怖くなった、病気になって親のありがたみが分かる、親孝行していない」。あおい「わたしも、気づいたときは遅くて、出来るのは写真の母に話しかけるだけだ、梅沢さんが羨ましい、これから、親孝行できるのだから」。病室で、あおいは梅沢さんの肩を揉む。そこに息子が来て、代わる。高樹はナースステーションでお茶を飲んでいる。高樹「愛想がない、可愛くない、笑顔が・・」。小峰「医者の癒しと肥やしになる」。梅沢おばあさんは店が心配なのだ。小峰は「転院させる」と提案する。夜勤していると、
梅沢おばあさんが左肩が凝るという、眠れないのだ。あおいが行くと、左の歯がうずく。北沢は看護助手はバイトで本業はミュ−ジシャンだ、と帰る。帰り道の八百屋で、梅沢の店を息子が見ていた。帰る田所医師に、あおいが梅沢おばあさんの肩痛を言う。田所は当直だが、携帯オンコールで、近場でMR(村田雄浩)と打ち合わせだと言う。そして、あおいに田所「歯痛は専門でない、看護師の分際で意見するのか」。今の五月蠅い時代は、やはり院内にいないと駄目だと思います。CM。
あおいは田所だけはいい先生だと思っていたと小峰に言う。小峰「金と名声がある患者には・・梅沢さんは鴨、検査して儲けるだけだ」。あおい「何か引っかかる」。小峰「肩こりた、歯の痛みはよくある」。あおい「心電図・・同じ思い出した、本院で患者は亡くなった、間違いなら私が怒られるだけだ・・」。小峰「心電図、あいつを呼ぶ、信じられるのはあいつだけ」。小峰はママと電話している江藤の所に行く、小峰「マザコン親子」と電話を切る。この前の貸しを返して貰うと、連れていく。あおいが病室に行くと、梅沢さんは倒れていた。早速、小峰は田所、息子に連絡するように指示する。あおい「急変しました、すぐ来てください」。小峰「予想は当たった」
。あおい「下壁の梗塞だ、VFだ」。モニターを見ていて、あおいは心マサッージする。高樹が来て、DCで200の指示を出す。次は300だ。350でやるが、心マッサージを再開する。VFのままだ。そこで、あおいは思い出して手が止まる。エピ1A追加する。そして、高樹360もう一度チャージする。小峰は「もうこれ以上は、体をいじめるだけだ」。あおい「梅沢さん、親孝行していない、1%でも助かるなら、諦めない」と360にセットする。別に高樹が勝手に操作してもいいと思いますが・・。そしてDCすると、心拍が再開した。高樹「リドカイン、そして、緊急カテだ」。田所が帰ってきた。あおい「先生は消化器疾患とした、患者の近くの看護師の意見を無視したのは、先生です」。田所「だから、何だ」。心カテ室で、高樹がやっている。右冠動脈がで完全閉塞だ。ICUに梅沢おばあさんが戻っている。そしてわずかに意識も回復したようだ。息子「心筋梗塞だって、パニックになったが、田所先生が親切に説明してくれて・・」。田所がきて優しく説明する「道ばたや家では大変だった、我々が気づいて、梅沢さんは幸運でした」。高樹がやって来て、お尻を触る。あおいは「小峰さんが言っていた、唯一まともな先生は高樹、先生は歯痛の話で来てくれた、ありがとうございました」。高樹「あの患者が、この病院に入院していたからじゃない」。耳鼻科で江藤は診察をしている。あおい「この病院は最悪でした、頑張ります」。小峰「勘違いしてない、2度とごめん、高樹に期待しないように、患者には一生懸命だが、自分の人生を投げている、病院は変えられない、はやく割り切りなさい」。あおいが病院を出て、帰ろうとすると、そこに田所が来て、「送っていこうか、君の判断はいい判断だ」。あおいが断ると、田所「雨降りそうなのに、後悔するよ」。それを総師長が自分の部屋の窓からみている。
梅沢おばあさん(草笛礼子)、その息子(相島一之)、MR(村田雄浩)
まあ、漫画なので、キャラはきわめて誇張されて描かれている。だから、リアルとは思えない。あんなに評判悪いと、あんな大きな病院は一発でやっていけません。そこで、逆説的だが、きわめて単純に描いているが、強調したリアル感があるかもしれない。大きな病院の割に、医者が少ないので変に見えるが、世の中の医者は変わっている。漫画的なので、極端に描きすぎだが、田所や、高樹や、江藤みたい面を持った医者はいる。大きな病院は、そんな医者がたくさんいるので、目立たないだけだ。自分は放射線医師の内臓フェチはよく理解できる、全く賛成です。女は顔ではない、いい骨といい内臓だ、笑い。ただ、一番困るのは、一人一人をいい医者だとか、悪い医者だと判断することだ。組織として、いろいろの医者がいて、様々の角度から患者を診て、適切な処置が出来たらいいと思う。でも、患者は相性が悪い医者だったら嫌だろうな。病院の規模の割に、医者も看護師も患者も少なかった、まあドラマですから・・今回の梅沢さんの左肩が凝って、歯が痛いという症状の心筋梗塞の患者は3年も内科すれば、必ず一度は出会うケースです。でも、田所は消化器だし、高樹は循環器だ。こんな、事態はいくらでもある。
いけない、ドラマとして、石原さんは、そこそこ看護師をやっていた。一番の存在感は杉田かおるさんでした。天才子役の面目躍如です。バラエティばかりでなく、しっかり役者して欲しいものです。他にも、片平さん、高橋さんと看護師がいる。出番少なかったが、これから期待しましょう。医者の役者さんも、マズマズの演技だと思います。八嶋さんが、意外とはまり役で、いい人ぽい〜。医療の描き方は、ちょっといい加減ですが、予想を厳しく考えていたので、思うより良かった。


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