2006年 1月 ドラマ                 小早川伸木の恋   フジ  木  22時
スタッフ

■原作〜柴門ふみ
「小早川伸木の恋」
■脚本〜武藤将吾
■プロデュース
 喜多麗子、古屋建自
■演出〜武内英樹
■音楽〜Face 2 fAKE
■主題歌
 ナナムジカ
「くるりくるり」


キャスト

小早川伸木
… 唐沢寿明
仁志恭介
… 藤木直人
小早川妙子
… 片瀬那奈
沼津壮太
… 大泉洋
作田カナ
… 紺野まひる
直江
… 勝村政信
添田さより
… 市毛良枝
竹林隼人
… 谷原章介
美村浩一 教授
古谷一行
市原菜月
・・・持田直樹
伊橋琴子
・・・宍戸美和公
小早川みすず
・・・北村一葉
越智学
・・・田山涼成
松金医師  
・・・ 高橋かおり

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 期待と最終評価



 公式HPから

唐沢寿明演じる主人公、大学病院に勤務する外科医・小早川伸木は、技術も人望もある優秀な医師で、妻と娘を愛する家庭人。しかしその誠実な性格ゆえに、職場では医療に関する事や人間関係のトラブルに悩み、家庭では嫉妬深く情緒不安定な妻に翻弄されていく。そしてあるときカナという謎の多い女性と関係を持ってしまい、家庭に、そして職場にも波風が立ち……現代の夫婦関係の危うさと、働く男が抱える問題を描く、ハラハラドキドキの“柴門ワールド”。職業ドラマと恋愛ドラマのおもしろさが両方詰まった大人が楽しめるドラマです。


 あらすじとコメント


小早川伸木の恋★★☆  2話  平成18年1月19日放送

妙子はビデオを見ている。前回のまとめ。動物園から全力で逃げたカナと小早川は小料理屋で飲んでいる。カナは高校時代マラソンをやっていたスミス選手に憧れていた、二人は盛り上がる。スミス?は小早川の世代の選手だ。
カナ「初めて逢った時から気になった、友達になって、独身だと男女の関係が苦手だから、小早川さんが結婚して安心した、恋とか結婚とかに興味ない」だから、カナも変な危ない女なんです、でも小早川は危ない女が好きなのだ、困ったものです。小早川「そうなんですか」。カナ「愛妻家だもの・・」。その妙子は弁護士の恭介のところだ。恭介は彼女と別れ、荷物を処分している。恭介「かっとなって、家を飛び出したんでしょう、怒りは無謀で始まり、後悔で終わる」。あきれた妙子は立つが、恭介「旦那の気持ち確かめてから、盲目的に愛した時はあったのだから」。しかし、その頃病院では沼津のメールが全員に渡っていた。M教授と前大臣のタバコと謝礼のことを小早川に問いただしたのだ。竹林が読み、帰る沼津に声をかける。カナは名刺を渡す。カナは「縛られるから携帯を持っていないのだ、どんどん巻き込まれるからだ」。小早川「その気持ち分かります」。店を出て、カナは歩いて帰るという。カナ「どうして孤独を見抜けたか分かる、孤独なら負けないから、孤独に包まれて生きてきた、やっと一人の友達と巡り会えた」と去る。小早川が家に帰ると、部屋は目一杯散らかって、子供が寝ていた。驚く小早川に娘「片づけていた、ママ悪くない、大切な日だった」とプロポーズ記念のビデオを渡す。小早川は妙子の部屋をノックする。小早川「今日は悪かった、でも病院へ行っていた、俺の仕事は人の命を預かっている」。妙子「愛してないのね」。小早川「そうじゃない」。妙子「愛が変わってないこと証明して、それができないと、ここに入れない」。小早川「ソファで寝るよ」。次の朝、妙子は出てこない。、小早川と子供で朝食する。子供はお守りを小早川にやるという。そして出て行った。妙子はその後、出てきて工事を頼む電話をする。小早川が病院へ行くと、越智医師が呼び、沼津医師のメールを見せる。「これはみんなに送信した、教授も見ている」。驚く小早川だ。タイトル。CM。12分。
小早川が医局に来ると、
竹林医師が「沼津は2、3日休む、おぼっちゃま、頭使ったよね、メールを送って、本人は送信ミスというが、わざとだ、証拠も見せてもらったし」。小早川「証拠?」。竹林「タバコの映像と、沼津と小早川先生の会話、聞いたら言い逃れできない、俺は関係ない、オペで揚げ足取った割には、自分も悪い立場になりましたね」。呆然とする小早川だが、医局員は目を合わさない。小早川−−俺は後期と同情の視線で、孤独でなくなった、沼津が不在なので興味の対象は、俺と三村教授だった−−。その無垢ら教授と会うと、三村教授「見たよ、M教授なんて書かれたら、俺まで疑われてしまうよ」と笑っている。カンファランスでも、小早川は腹腔鏡での切除を教授から指示され、もう一度検討し直せといわれ動揺する。医局員は「飼い犬に咬まれた、教授の小早川いじめひどくなる。これで彼も終わりだな、どこに飛ばされるのかな」と噂している。その三村教授は竹林医師に手術の労をねぎらわれる。「見直したよ、論文だけでなく、オペも確かだ、沼津と二人で切り抜けるなんて大したもんだ、これから期待しているぞ」と肩を叩かれる。小早川が家に帰ると、玄関の鍵が開かない。妙子「何度やっても無駄よ、鍵取り替えたから」とインタフォンから言われる。愛情のない夫は家に必要ない、この扉は私の心と一緒、どうしてもあけて欲しければ、私のことを強く思うことね」と言われ切れる。小早川は直江のところに行く。するとカナが来た。カナ「昨日のこと」。直江「何かあった」。直江の家に行く、狭く子供が二人だ。じゃれ合って楽しそうな直江の家族だ。小早川−−愛しているのに、どうしてこうも違うのだ−−小早川「夫婦仲良くてうらやましい、何かズレているようだ」。直江「相当ゆがんでいるぞ」。小早川「そうかも」。直江「冗談だ、卑屈になるな」。CM。
小早川が病院にいると、カナが声をかける。カナは友人が入院しているのだ。そして、帰る。友人「変わった子ね、あなたをさんざん捜したのに、見つけると素っ気なく帰る、カナさんはこういう人が好みなんだ」。小早川「ただの友達です」。友人「大の男嫌いで、友達もいない」。小早川は追いかける。そして、バス停で見つける。座って話す。カナ「鍵どうなりました」。小早川「取り合ってくれなかった、一昨日プロポーズされた日だった、忘れた上に急患で一緒にいられなかった」。カナ「もしかして、プロポーズにちなんだ、何かがヒントになっている」。バスが来て帰る。そこを恭介に見つかる。小早川「ドライブに付き合って、今日はいい」。恭介の車に乗って恭介「ミドル・エイジ・クライシスってやつ? そのまま中年の危機、ひどくなると、サンドイッチ症候群、マネジャー症候群、中間管理職特有の病気になる」。小早川「病人の一歩手前か」。CM。
車で風力発電の場所にくる。小早川「緊張して電柱にぶつかった、何と言おうか考えて額を押さえていたら」。そこで小早川は電柱の妙子1996.1.15の落書きを見つける。2006.1.16と矢印があった方向の地面に箱が埋められていた。その中に昔プレゼントしたオルゴールがあって、中に鍵が入っていた。恭介「ココまで手が込んでいると興味が湧くね、一度顔を拝みたい」本当に妙子は面倒くさい女だ、恭介は妙子が小早川の妻だとは知らないのだ? 小早川「作田さん、よくココに、鍵があるとわかったね」。車で家まで帰る。恭介は「作田はやめたほうがいい、伸さんの手に負える女でない」。小早川「彼女となにかあったか」。恭介「昔ちょっと」。小早川「友達だ」。小早川はおりる。家に向かい鍵を開ける。開いた。「ただいま、ごめんね」。妙子の部屋は鍵がかかっていた。小早川「ごめんな、顔が見たくてしょうがなかった、俺には妙子しかいない、世界で一番愛してる」。妙子「違う、そうじゃない、伸木、全然分かってない、私が欲しいのは、そういう言葉ではない、自分で考えて」と泣く。子供「ママと仲直りした?」。小早川「ああ」。子供「良かった、ずっとパパの話をしていた」。回想−−ママはパパのことが一番好きで、声を聞くだけでゾクゾクしちゃう、当直明けは息が詰まって気絶しそうになる−−本当に妙子はおかしい、時間とともに進化あるいは変化しなさい。いやするもんだ。結婚10周年だ。子供「パパもママのことが大好きだもんね」。小早川「もちろん」と子供を抱きしめる。病院に沼津がやってくる。皆が「来たな、英雄」。早速沼津はメールを開ける。帝東大学医学部部長から「貴重な意見を目にした、しかし、公的なメールで私的な意見を述べることは控えてください、直属の上司、担当教授、医局長の順に従って医学部部長までお届けください、正当な手順を踏まない限り受付ません」。その返信をみて、沼津は病室に行くが、皆素っ気ない。小早川「告発メールで改革できたと思いましたか、何も変わっていない」。沼津「申し訳ありません、僕の送信ミスで、先生に迷惑をかけまして」。小早川「本当にミスなんですか」。沼津は患者を見に行くと逃げる。CM。小早川先生、ネクタイしない白衣姿ですね。
三村教授のところに秘書が入る。竹林が超音波メスについて説明があると伝言だ。外に小児科の松金医師が待っていた。そこに沼津が通る。松金は「三村教授がM教授が自分だとしってカンカンだ、名誉毀損で訴えるって」。そこに竹林「でたらめでない、証拠がある、見せてやれ」。オペ室でボイスレコーダーを再生する。そこに三村教授が超音波メスのためにやってくる。竹林「小早川先生は三村教授が悪いと一言も言っていないぞ」。再生し直す。松金「吸い殻が良くないと三村教授に報告すると言っているだけで、教授が間違っていることにならない」。そこに小早川も「教授も、竹林先生に言われてきたのですね」。
竹林はボイスレコーダーを取り上げ、「小早川先生は冤罪だ」。三村「私は指摘を受けた、小早川先生の言動は一致している、沼津先生、私は吸い殻を黙認するために謝礼を受け取ったんじゃない、あくまで検査のお礼だ」。沼津「受けとっていることは変わらない」。三村「お礼を受け取ることのどこが悪い」。沼津「医師は患者を平等に扱うべきだ」。三村「馬鹿野郎、俺をなんだと思っている、お礼がないから手を抜く訳がないだろう、超音波メスの説明初めてもらいましょう」。竹林は説明を始める。竹林は松金にお礼を言う。松兼「後で部屋で」。小早川も竹林にお礼を言う。竹林「別に沼津をかばう訳でもないが、小早川先生にも落ち度はあった、あなたの優しさが彼に妙な期待を抱かせた、オペの借りは返した、あの患者の命を助けてくれたことの借りです」と言うと去るこれがキーですね、妙子にも優しい、それが期待を抱かせるのだ。小早川が歩くと、カナが声をかける。カナ「偶然ですね」。小早川「今日もお見舞いですか」。カナ「ええ、じゃ」と立ち去る。小早川が追いかけ、少し話す。鍵が見つかったこと、まだ解決してない。小早川「寝室には入れてもらえない、どうしたら」。カナ「簡単、目をつぶって、なぜプロポーズの場所に鍵を隠したか、奥さんの気持ちになって、きっと見に見えない大切なものが埋まってたはず、明日までの原稿があるから」と去る。小早川は思う。小早川−−なんでこんな所に、昔を思い出す、いや浮かんできた、昔の妙子「許せない、伸木の頭の中が私より、この電柱が一杯になるなんて、馬鹿」と電柱を叩く。それで伸木は笑う。昔の伸木「僕は君を永遠に愛する、妙子が僕のすべてだ、僕と結婚してください」。昔の妙子は泣きながら「はい」という−−。小早川は「そういうことだったのか」と急いで帰る。家に入り、寝室の前で「大事な話がある、ぶつかった電柱にまで嫉妬する君を見て確信した、この子は一生俺の味方でいてくれる、僕は一生君を、永遠に愛し続ける、妙子が僕のすべてだ」。するとドアが開いた。前のセリフとどこが違うのだ。意味分からないゾ。妙子が出てきた。小早川「妙子の言うとおり、俺はいつの間にか、あの頃の大切な気持ちを忘れている」。妙子「お帰り」。そしてベッドで抱き合う。激しいキスで、妙子は咬む。そしてHだろうね。三村教授は電話している。山愛病院院長から、外科医を一人送って欲しいと頼まれた。愛人「あんな辺鄙な山奥に教え子送ってもメリットないでしょう」。三村「こんな重い物を貰っちゃ」と菓子箱の下の紙袋を見せる。三村教授「小早川でも送ろうか、昨日弁護士に妻との離婚を頼んだ、もう少しで一緒になれる」。カナの所に恭介が来る。恭介「最近、伸さんにあった」。カナ「ううん、初めてあってから会ってない」。驚く恭介だ。小早川は出がけに妙子から「あなた浮気してるでしょう」と言われる。小早川「してない」。妙子「じゃ15日、オペが終わってから、どこに行っていたの」。固まる小早川。続く。
まるで、一難去ってまた一難だ。小早川の恋でない。小早川の受難だ。タイトルの変更を希望します。
優しさが周りの人の期待を抱かせる。それで、ちょっと違うだけで、ひどい目に遭うのだ。善人になってはいけない。三村教授みたいにお礼を貰って悪いか、俺がお礼で手を抜くか、とい一喝するほどのワルでないといけないのだ。笑い。とかく権力にはふてぶてしさが必要だ。大学病院の教授は昔はワルというか、おぼちゃまというか、世間知らずが多かった。最近はスマートになったが、その分裏は凄いかも知れない。ワルが元気で、善人は受難の時代なのだ。今の世相を反映しています。
それにしても、妙子は境界型人格障害でしょうか。とても魅力的ですが、振り回されます。余力と体力のある人以外は挑戦しないようにしましょう。何だか、見ているのが辛い。小早川が謎を解いて、お姫様を呪いから解き放ち、褒美のHをもらった。それって、感動できたですか? 自分は、これはまた繰り返されるから、やめたほうがいいと思いました。それで、最後にやはり、こう来るかと笑いました。見たい気が起こりません。



小早川伸木の恋★★☆  1話

小早川が帰ると、いきなり妙子が包丁を向ける。小早川「セラミック製だ」。妙子「携帯に女が出た」。小早川「オペ中に医局の女医が出た」。妙子「証拠を見せて」と騒ぐ。部屋は乱れている。電気を消して、包丁を取り落とし、妙子を抱きかかえる。
小早川「信じてくれ、心配するな、一生浮気しない、携帯にも出るよ」。−−これが夫婦のありかた、結婚して7年、妻は母親としてよくやっている、美香氏の傷のせいで、俺を疑うことでしか生きられない、可哀想な彼女をほっとけない、愛に押しつぶされて、俺の心が凍っても−−。デープなキスをして出かける。。おかしいよ、出来もしない優しさで、すぐに破綻するよ。可哀想なんて妻を馬鹿にしている。大体携帯にはいつも出れると考えて、所有と関係性を確認するのは病気です。夫は、ペットでも、おもちゃでもありません。ここで、もう嫌になったよ。患者から、夢を判断してくれる。対人関係で注意が必要だ。娘は病院まで来ている。娘「動物を見に行こう、チンパンジー」と、病院の人を見て、動物の名前を挙げる。竹林を一匹狼、教授はライオン、パパはカモノハシ。卵生のほ乳類だ、獣と鳥の気持ちが分かる。職場と家庭で平和を願っているだけだ。タイトル。CM。
病院の待合室で恭介は女菜月(持多直樹)慰謝料を請求されている。300万の小切手を書く。恭介「最後にかける言葉は、3年一緒だったのに薄情だ」。菜月「結婚もしてくれない、詐欺師」。「一定に期間同棲すると、慰謝料が必要なのです」。名刺を差し出す。弁護士だった。妙子「浮気したら、ちょんぎるわよ」。病室で、患者(田山さん)が血を吐いて、ショック状態だ。研修医の沼津は教授を呼ぶ。教授は家族に説明する。教授「潰瘍で血管が破れた、手術が必要だ、たいした手術でない」。手術場では演歌が流れる、。早川「テンションがかかりすぎです、術式を変えましょう」。教授「お前がやるか」。そこに竹林が見学に来ている。「論文博士が見学しているのか」と言われる。
竹林「一人の患者を救けないオペに興味はない、うちの教授は手術が大好きな変わり者だ」。竹林は教授におべっか言う。教授「小早川君がやった、彼は空間把握能力にたけている、見習うといい」。小早川「沼津は褒めれば伸びます」。教授「研修医に餌はやらない、俺に意見をいうな」。患者の家族から手術を終えた教授にお礼を貰っている。沼津は患者から謝礼を強要していると怒っている。小早川は「自主的だ」。竹林「そんなに悪いか、有能な人間が貰うのは当たり前だ、君のおやじも、そうして病院を大きくした」。小早川「教授に見習うことがある、沼津先生は、内視鏡写真を見て大きな声を上げた、患者の家族を動揺させてはいけない、そのことを教授から教わった」。じゃんけんをする。「3回勝負で10万をかけよう、緊張するとチョキを出せない、だからパーをだせばいい、気負いすぎない、掛け金は出世払いで」。沼津「僕先生について行きます」。スナックで、恭介は失恋話を小早川に会って話す。なおえの盆栽教室を紹介する。新しい出会いがあるかもしれない。饒舌だ。小早川「その性格を直して恋をしろ」。そこに竹林が女の子にもてている。竹林「どの世界でも優秀な人材1割だ、あとはくずばかり、俺は1割の人間だ」。小早川に気づく「同期だが、オペは一二だ、手先が器用でも猿と同じ、頭を使ってこそだ」。小早川「竹林先生はアメリカの何度も論文に掲載されている」。凄い。竹林「ドラマではオペの出来るお医者がフューチャーされているがでたらめ、現実は論文を評価された者が教授になれる、教授がオペを重視しようが、僕は負けません、凡人が」。小早川「僕は、興味ありません」。小早川の家では妙子が子供と話している。大事な日だという。1月15日はあさってか、パパにドライブ誘おう。恭介が次の店に行く。そこは、なおえの盆栽教室だ。そこでカナと会う。小早川は思わず見とれる。ちょっと、そんあに見とれることはないと思うが・・・。カナ「何なさっているの」。小早川「動物園に勤めています」。驚くカナだ。盆栽の教室だった。しかし、妙子は携帯するが、出てこない。妙子は「電話に出ると言ったのに」と怒り出す、表情が怪しくなる。その気配を見て子供が一人で寝ると、妙子は物を片端から投げ始める。CM。
小早川は松を切る。カナ「夜の動物園に連れてきてください」。マスター直江が来て「こいつの夜は、腹を刺されたヤクザ、リストカットの女だけだ」。
小早川「実は医者なんです、彼とは医学部の同期です」。カナ「店長、医者ですか、でも医者の肩書き隠すなんて」。小早川「妻には暗いと言われます。カナ「小早川さん好き、10分で奥さんを言う方は、愛妻家、そう言う人好き」。カナ「私の体見て貰えますか」とボタンを外しかかる。カナもおかしいよ、愛妻家が好きとは破壊者ですね。カナ「どうして動物園?」。小早川「職場にはいろんな人がいる、怖い上司に、自分勝手な後輩、生意気な同僚、彼らを動物に見立てると腹を立てない、カモノハシは鯨に嫉妬しないでしょう」。カナ「笑顔で周りの見持つ背負ってしまう人でしょう、息が苦しくない」。小早川「どうして知っているのか」。カナ「あなたと似た人を知っている」。小早川が家に帰ると、家はゴタゴタだ。子供が一人で片づけている。本当に子供に良くないよ。小早川「淋しい思いをさせて悪かった、愛してる」。怒りながら妙子「携帯に出ると言ったのに」。小早川「後輩と一緒に」。妙子「嘘つくの面倒でしょう、早く出て行って」。寝室から出て行きソファで寝る。次の朝、妙子は起きて、朝食を作ってくれる。子供は「明日ドライブに行こう」。妙子「本当に本当、やった、帽子を買おう」と喜ぶ。CM。
大学病院で、
教授は手術室で、理事の元大臣と会っている。一人で看護婦も付けずに胃カメラをするのだ。元大臣はタバコを吸っている。そして、足下に捨てて押し消す。それを沼津は見ていた。教授は金を貰っていた。そんな話あり得ないと思うが小早川の携帯にカナが電話する。カナ「一つ聞きたい、自分がどうして、カモノハシなのですか」。小早川「事が穏便にすめばいい」。カナ「他の人の気持ちが分かれば、鯨やネズミを軽蔑する」。そこに、沼津がやって来る。小早川は携帯を急いで切る。教授は手術室でタバコを持って、謝礼を貰った。聞いた小早川「片づけよう、手術室にタバコは良くない、僕から教授に言います、自分の仕事に専念してください」。沼津「僕は黙っていられません」。教授は札束を数えている。小早川が入ってくる。「若い者から報告を受けた、手術室にタバコが落ちていた。、教授と前大臣を見かけたと」。教授「すまんすまん、君が跡片づけをしてくれたのか、ありがとう、前大臣からこの病院が面倒を見てくれたことを比べれば、組織を維持するのは大変だ、先代が受けた恩恵のために、俺が胃カメラだぞ、でも手を抜かない、最高の検査をやる、期待に応える、それが医者だ、俺の仕事に誰も文句を言わせない、信用しているぞ、俺に付いてくればいい夢を見せてやる」。そこで、カナの言葉を思い出していた。CM。
小早川が家に帰ると、妻は服を買っていた。並べて喜んでいる。病院では沼津が急患で当直を呼ぶ。当直室から看護師が出てきた。その後、竹林が出てくる。沼津から小早川に携帯だ。沼津「急患は工事現場からの患者だ、腹部の強打だ、消化管穿孔で開腹したが、十二指腸断裂、膵頭部挫滅だった」。小早川「PDしかない」。沼津「竹林先生がパニックっていなくなった」。妻に小早川「すぐに行く、難しい手術だ」。妙子「許せない」。
小早川「君は医者の妻だ、患者と私、助けたいのはどちら、行ったら離婚する、明日のドライブは特別なの」。小早川「僕がいかなきゃ、患者の命が危ない」。妙子「行かないで、今日だけ、お願い」。明日はプロポーズ記念日だ。CM。
手術場で、手術が行われる。竹林は震える手で手術していた。そこに小早川が来る。竹林「端々吻合だ」。小早川「それでは膵液漏を起こす、PDだ」。竹林「そんな危険な手術を」と論争になるが。
小早川「この患者を助けたい人以外は出て行ってください」。その言葉で手術は始まる。血圧低下捨て、ドパミンを10γにして、手術を始める。家では妙子が日記を読み、ビデオを見ていた。手術は順調だ、しかし手術時間は8時間を過ぎる。8時に携帯を見る。小早川は2mmの膵菅を出して、沼津に見ておきなさいと指導して、結ぶ。11時に携帯する。胆管空腸吻合が終わった。小早川が竹林に任せて出て行く。妙子は家で、昔のプロホポーズした、ビデオを見ている。11時、妙子は家の物を投げ始める。そして、妙子は弁護士の恭介の名刺を取り出す。小早川が帰る時、竹林「ありがとうございました、ただ、余計なことをして欲しくなかった、。俺の患者だ、明らかにルール違反だ、変なレッテルで出世に響いたら、無意識に人を傷つけている、あなたは1割の器ではない」。でも、患者死んで訴訟になると、個人の問題でなく、全体の問題だ。裁判に出て大変だよ。沼津「今日のオペは素晴らしかった、病院の悪を退治しましょう、許せない」。小早川「君が医学部長になればいい」。沼津「どうして、うやむやにする、そんなの好きじゃない」。小早川は携帯を取り出す「手術は成功した、今日は悪かった」。妙子「もう遅いよ、今日は何の日か覚えていない、私を愛してない証拠ね、もう帰ってこなくていいから」。小早川は車で帰ってくるが、止まっている。携帯を見ると、カナから「あなたはカモノハシじゃない、それだけが言いたくて」。小早川は車を走らせる。夜だ、直江の店に行く。小早川「あなたに聞きたいことが、留守電を聞きました、僕は何者ですか」。カナ「これから、動物園にいかない」。二人で車に乗る。、それを恭介が見ていた。夜の動物園に着くが、門を越えて入ろうとする。小早川「嘘だろう」。意外と動物が動いていて、驚きだった。小早川は興味を持って見て回る。♪  ♪ カナ「ここにいると、病院に働いている気分になる」。カナ「怖い上司に、自分勝手な後輩、生意気な同僚、言うことを気にしてもしょうがない、動物に見立てている、そうすれば腹を立てなくてすむ、孤独なのね、あなたはどの動物でもない、あなたは孤独な動物園の管理人」。小早川は竹林、沼津、教授、妙子の言葉を思い出している。小早川「本当だ、俺の居場所はない、檻に入って見せ物になっているのは俺の方だ、皆が俺を見て笑っている、37年、何やっていたんだろう、俺は独りぼっちだ」。カナ「あなたは一人ではない、私があなたの心を救ってあげる」。コラッツで逃げ出す。沼津が小早川にメールするのを全員に出してしまった。−−沼津が前大臣の喫煙と、M教授への進言、その後いかがでしょうか−−。妙子は弁護士恭介に離婚を相談する。−−これが恋だとは知らなかった−−。つづく。
こりゃ、まずいよ。柴門さん、得意の壊れた人間が一杯登場する。この味わいがいいかどうか、難しい。重いから、辛いよね。唐沢さんと、片瀬那々さんの夫婦も、現実味ないな。片瀬さんの壊れぶり、微妙だな。子供にしか見えない。家庭と仕事という問題じゃないよ。昔、うちの医局員の結婚式で教授は、医者と結婚する奥さんに、医者という仕事は大変で、夜中でも呼ばれますが、協力をお願いしますばかり言っていた。最近は、仲人立てないから言わないのですね。結婚して、これまでの経緯がわからないのでコメント出来ないが、このカップリングはおかしいぞ。7年たっているのだろう・・・二人の年齢差が気になるな。若い女と結婚すると、依存されるので、辛いのよね。ただ小早川が妙子に与えた傷は何だろう・・? 考え込む。小早川は結局恋を知らないで結婚している。多分人愛することができない。だから動物園の管理人なのだ。いい人過ぎる。しかし、大学病院は、怪しい人ばかりだ。沼津先生、五月蠅すぎだ、ドラマでも、ここまで全編に登場すると本当に目障りだよ。動物園の管理人というオチは結構良かった。これから、キャラが落ち着いて深まると期待できるのですが・・・何だか、失敗続きの月0ドラマを見るような印象を持った。

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