2006年 1月 ドラマ 神はサイコロをふらない 日テレ 水 22時 | ||||||
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期待と最終評価 10年前に上空で消えた旅客機が突如現れる・・・タイムトラベルとはちょっと違う。理解に苦しんで、入れないかもしれない。でも主役が小林聡美で見せてくれるかも・・。小林さんの恋人役が山本太郎で、10年の年代差で、年上の彼女とどう接するの? 考えるとコメディ? そんな訳ないか・・。キャストで、成海さんは期待するが、後は濃い役者さん揃いだ。それを料理する脚本が水橋さんなのです。微妙だな・・期待★★★、予想は★★だが、うまくいくと★★★★になるか。 公式HPから どうにもならない・・・ 不運なことがおきてもあきらめない・・・ 勇気と優しさを持って、希望をもって、過酷な運命に立ち向かう人々の 心の優しさを描く物語 あらすじとコメント 神はサイコロ★★★ 9話 最終回 最後が気になってしょうがなかったドラマの一つだが・・。 あっさり消えた。結局パラレル・ワールドという形で、 落着した。でも、でも、納得いかないよ。 3分前に戻ると、またマイクロ・ブラックホールへ、 10年後へ、10日後にまた消えるという無限地獄を 生きる可能性もあるんだよ・・・死ぬこともできない。 別の人生なんて、しみじみできないよ、爆。 しかも、3分間は402便は2機あるという疑問は、 戻ったあとを描いていないので、考えるとドラマの余韻なんてない、笑。 本当に、物語よりも、消える消え方が心配で・・・それで疑問が・・ 完全に消えましたが、多分10年前から来たものは、 消えてしまう。今の世の中で得た物は残るのかな? 消えたときは皆、10年前の服を着ていたのでしょうか? 亜紀は、客室乗務員の服で戻ってきた。消えたとき 着ていた服は、10年後に買った服だろう・・・ 服がそのまま行くのなら、途中で話したように、 亜紀にしがみついていたら、一緒に消える可能性もあるかも? 一緒に行くかどうかは、質量での問題か? 色紙は、残ったよね・・・ だから心配したとおりだった。理屈バカの自分はそんな細部が 気になるので、戻ってきただけの話にしてほしかった。 上に書いた理由で、完全に物語に集中できなかった。 話としては、まずまずシミジミしていたのだが、笑いの 味わいが・・。しかも、最後に皆が消えたあとの描写は ほとんどない。淋しくなった姿も描いても良かったかも・・ もちろん、甲斐さん、いつの間に作ったんだ、10日の間に できるか? 勿論、航星にも、いつの間に設計図作ったんだ? テツ、いつも10年前の婚約指輪ポケットに入れているのか? 最後に集まるのがヤス子の家か・・いままで会社の金で 結構豪華だったのに・・・ちょっと、しょぼい。 瑠璃子、もっと凄いピアノ見せてくれ〜〜ちょっと、しょぼい。 結局、パラレル・ワールドかよ!? 消える時、どうなっているのか、未だに気になる。 物理的に妥当なのか・・・???? でも結構、こんな設定は気にならず、ドラマをどっぷり 浸っている視聴者が多いのにはびっくりだった。 (簡単あらすじ) ★黒木亮は、親の離婚を知って「嘘つき、大嫌い」。 亮はヤス子に、父親がどうだったか聞く。父親が答える。 「会社を辞めさせられ、働かず、金もなくなり、公園で 寝泊まりした、情けない」。亮「お母さんの所に行く」。 亮は坂倉のもとに。ヤス子「神でないので、変えられないが、 自分は最後まで諦めない」と父親に話す。そして、亮に ヤス子「お父さんは、亮君のいる間、ずっと亮君を思っていた」。 父親「約束する、これから亮に恥じない生活をする、 いつか会える、その時は胸を張って会う」。 ★明日、10年前に引き戻される、最後に人は何ができるだろうか? あと32時間・・・ テツは自分なりに勉強して、航星に会いに行く。テツ「先進波 通信法・・」。航星はすでに考えて設計もしていた。しかし、 諦めたのだ。航星はあと一日を大切に過ごそうと思ったのだ。 そんな航星は昼は瑠璃子と一緒だよ・・ラブラブ・・・ この二人は向こうでも、一緒だから幸せかな? でも、航星も兄のことになると、辛い立場だ。 本当は兄弟二人で過ごしたいけど、甲斐は長崎に行くという。 ★甲斐は遺族会で一生懸命で、航星は尊敬している。 でも、ヤス子や本部長の前で、甲斐は、会長として頑張っているが、 自分のことしか考えていない、皆に穏やかに別れを願っている、 また10年前と同じ事が待っていると思うと、まっぴら、 うんざりだから・・」。ヤス子「弟さんと一緒に過ごしてください」。 本部長「私が行きましょう、気になっていた、あなたは10年前で 止まった、東洋航空でなく、一人の人間として何もできなかった、 お詫びします、もうしわけありません」。そして本部長はヤス子に 、402便が消えたら大変だ、今日はもういい、と帰らせる。 ★テツとヤス子の結婚式をあげようと、亜紀と菊介は計画する。 亜紀はテツを待って、引き籠もりだった菊ボーが瑠璃子にピアノを 頼んだ、決心した、テツとヤス子を囲む会、よろしく」。 テツ「よろしく、菊介の心を無駄にしないお前の心を無駄に したくない、客室乗務員がお前でよかった」。 ヤス子は、日向と霧島はホテルで、中武はお笑いライブ、瑠璃子の コンサートは中止。最後の一日は、さりげないものだった。 ★中武はライブチケットを2枚貰う。桃「私忘れません、エンタツ アチャコNo1です」。 あと、29時間・・・・・ テツはヤス子に亜紀の計画した結婚式を告げる。ヤス子「亜紀が 考えたんなら皆で楽しくやろう」。テツは亜紀に電話する。 −−−皆で最後の時を過ごす、二人の顔が見られなくなる、 その時まで笑顔でいること−−。4人は夜の屋台のラーメン屋だ。 女主人はもたいさんです。もたい「チャーシューで何が楽しい」 と怒りながら、チャーシューを皆にどんどん配る。 ★次の日、亜紀と菊介は家を出て行き。テツとヤス子の二人になる。 そこに電話で、甲斐からだった。会うと甲斐は航星の設計した 先進波送信機を作っていた。弟に何もできなかった、弟が考えた物を 形にしたかった。その電波は弱いので、402便にもぐりこみ、 引き戻されるときにスイッチを押して欲しい。長崎空港に行ってくれ! 亜紀と菊介は一緒に買い物だ。菊介「記憶なくなる、僕の事は 忘れてください、次に会うとき、今より楽しい日々を送れる男に なっている、ありがとうも、さようならも、いいません」。 泣いている亜紀「次に会うとき、楽しみだな〜〜」と抱きしめる。 ★ヤス子の家には、瑠璃子の母も食事を作っている。瑠璃子の母 「亜紀さんに誘われて、いなくなると淋しい、今夜が最後ね」。 ヤス子「思い出一杯だから」。瑠璃子も、日向・霧島もやって来る。 テツが戻ると、亜紀が結婚のちぎりを・・と話す。 テツは長崎に行く、無駄かもしれないが、諦めたくないと話す。 皆も納得だ。テツはタクシーに乗るが、降りてくる。 テツ「肝心のこと、お前が好きだ、今の38のお前が好きだ」。 ヤス子「私も肝心のこと行ってない、ありがとう、会えて良かった、 一緒に過ごせた、神はサイコロを振らないけど、自分は自分の 運命を決める、運命は変えれると信じてる」。♪瑠璃子のピアノ 別れの曲? ♪ テツ「10年後のお前を好きになれてよかった、 今度受け取れ」。10年前に買った指輪をポケットから出す。 オース、と さよなら で二人は別れた。これが最後だった。 ★いよいよ、最後の時午後9時32分が近づいた。 日向・霧島は東京タワーの見えるベンチで、瑠璃子の母子は 一緒に車でドライブ、亮と父はサッカー、中武はライブ会場の 外で色紙を書く、神蔵夫婦は娘たちと食事する、甲斐と航星はチェス。 亜紀とヤス子は散歩に出る。亜紀「じゃ菊ボー」。菊介 「いってらっしゃい」。歩くと町は変わってない。亜紀「駅前は 変わった、ネイルサロンあった・・ちょっとやりたい」。ヤス子 「行ってみようか」。ヒュー〜〜と風が吹く。ヤス子は時計を見る。 9時32分、ヤス子は振り返ることをためらう。間。見ると いなかった。 日向・霧島のベンチには花束。瑠璃子の助手席には書き置き。 −−話せなくって、ごめん、うんざりもしたけど、お母さんの 娘でよかった、世界で一人のお母さんへ、世界でたった一人の娘より 大好きだよ−−。亮はサッカーボール。中武も消え色紙、航星も 消えノートパソコンに「兄貴、ありがとう」。 ヤス子の指輪も消えた。 亜紀の書き置き−−突然の迷惑かけました、気を落とさないで、 この世、何が起こるか分かりません、別の世界で別の人生で、 5人の子供と気弱な亭主と暮らしてるかも、平成の今、元気に 生きてください、別れが出会いを輝かしいものにする−−。追伸 頑張れ菊ボー。 ★奇跡の10日間は終わり、日常が戻った。甲斐と加藤は話す。 −−送信機に受信記録は残っていなかった、加藤の計算では出る 402便の残骸も出なかった。別の歴史、別の世界、パラレル・ ワールドはあるかもしれない−− ヤス子−−きちんとやることで何かが変わる、10日が私を かえたように、きっと何かが変わると信じている−− 菊介は亜紀のスーツを着て面接に行っている。何かが変わった。確実に おしまい。 やはり、時空の物理に興味がないと、楽しいファンタジーで 感動できるのだろうね。恋愛にほど遠いおじさんには、恋愛ドラマが ファンタジーであるように・・残念だ・・・ 神はサイコロを振らない★★★ 8話 何だろう、感動できないな・・そうか、感動ドラマじゃないもの・・ SFドラマだ・・どういう計算か、消える日時が決まった。 19日午後9時32分、何で計算が出来たんだ・・・加藤教授、 説明を雄弁に喋ってくれ、笑い。 しかも、戻るのは8月10日15時37分と推測された、2分後に 積乱雲が・・だから、積乱雲を回避できれば消えることはない。 でも、そうなると10年後の今にテツと亜紀などが二人いることになる。 今、テツも亜紀もいない・・・ということは回避できても、できなくても 死んでいる・・もしくは消えている。タイムマシンの原則ですね。 10年前に戻ったら、10年後に経験した記憶は残っていない。 それでも、物分かりの悪いテツと亜紀は、何とか工夫しようとする。 そこらが笑える・・・3分前に戻っても、それは3分後に自分達が マイクロブラックホールに入って消える存在だと知らないのだ。 話はおおむね納得できる。だけど、前も話があったけど・・ 消える19日午後9時に、どこにいても、何をしても、 テツとヤス子、亜紀と菊介が抱き合っていても、 テツと亜紀だけが消えるの?402便を隠しても、動かなくしても、 乗客はそこに行って消えるのか? その一瞬に移動して消えるエネルギーはどういうものだなのだ? 理解できないな・・・ アインシュタインの神はサイコロを振らないとは、神は全てお見通しで サイコロのようなバクチはしない。曖昧なことはしない、と言う意味です。 神はバクチをしない。物理学的に存在は不確実でないと、 量子力学の不確実性原理の考え方に反対したのだ。 ここではサイコロを振るは、実行するとの意味で使っているようだが・・ (超簡単あらすじ) ★加藤教授、航星、遺族会の甲斐陽介がヤス子の家に押しかける。そこで、 消える時間と、戻る時間が計算できたのだ。戻っても記憶がなくなる。 テツ、亜紀、菊介で、ガムテープを貼る、入れ墨にする、最後はテレパシー を送るとか・・・最後はテツ「長崎空港に着くようにする、絶対忘れません」と 根性か気合いで決着だ。相変わらず緊張感ない、ボケの連続だ。 ★乗客を集めて、遺族会会長の甲斐陽介が計算を説明する。皆は大騒ぎだ、 いや皆受け容れている。神蔵「皆と一緒だ」と悟っている。。 会長「10年前皆さんの死亡は確定した、突然だった、家族は後悔と絶望だった、 でも今回はは違う、あと3日ある、最後の日々を大切な人と過ごせる、 そういう風に残りの日々をとらえていただけますか」。いい話だな。 ★今回のメインの話で、柚子が、中武に内緒で大きな劇場でお笑いをしたい。 先輩の夢だ。ヤス子は分かったとチラシも手配する。 一方、中武は自分で会場を探していた。そして手書きのチラシを描く。 10年のブランクと思いのズレがあったのだ。 中武は柚子の旦那に手書きのチラシを、招待状として、柚子に渡す。 ★テツは大屋本部長に、戻る時間の手だてを考えるために 世界中の研究者を集めろと談判していた。 その後にヤス子が来た。本部長「君たちは似ている」。ヤス子「見てきた、 10年ぶりの再会、みなさんを見てきた、奇跡の瞬間に立ち会えた、 最後まで世話係をしたい」。本部長「君にも奇跡だ、似たもの同士にも奇跡が、 休暇取っていいですよ、あなたの頑張りを認めてるんです、 残りを自分のために使ったら」。 ヤス子は、思いかけない言葉に驚く。ヤス子「ビックリして、 心が一瞬休みました、頑張ります」。 ★ヤス子は会場を探しだした。歩き回ると何軒目かに、 大きな東京シティホールが空いていて借りられた。 前日なので、会場使用料30万円を払う。キャンセルしても返さない。 柚子は、中武に早速チラシを見せる。戸惑う。柚子は話を大きくしている。 ありがとうと、出て行く。 一方、柚子の旦那はヤス子に手書きのチラシを渡す。柚子の家族だけでいい。 ささやかでいいのだ。 ヤス子は中武に会って、話す。「下北沢ふれあいホール」だったが、 ヤス子は東京シティホールをキャンセルする。 それをヤス子は柚子に知らせる。安武「忘れるな、大きなホールを断った 馬鹿な芸人の卵がいた、自分で借りた会場だから、最高だ」。 桃「ヤンキースの試合を断り、草野球するみたい」。 柚子は安武のところに行って、「先輩のいる所なら、どこでもいい、 先輩の夢が私の夢です」と涙して、抱き合う。 ★亜紀と菊介は、テツとヤス子の結婚式まで考えている。 菊介「人のことをかまって、生涯終わっていいのか、行きたいところとか?」。 亜紀「普通がいい、どこにでもある日常がいい、菊ボウに感謝している、飽きなかった、 楽しかった、菊ボウがいてくれてよかった、サンキュー」。 菊介は亜紀を後ろから抱きつき、涙する。亜紀「しょうがないな」。 ★瑠璃子は「コンサートをやめた、残された時間は自由にしていい」。 航星「一日俺にくれ、映画でも見に行こう」。 神蔵はヤス子に別れのアイサツをする。神蔵「10年後も余りいいニュースを 聞けなかった、政治家は相変わらず、景気も・・子供達も防犯ベル持たされて、 生きにくい時代です、教育者のはしくれとして、これからの10年を 今より素晴らしい物にしてください、それは今の人生を 素晴らしく生きると言うことです」。別れる。 二人を見てテツ「いいな二人、ずっと一緒にいられて」。 テツはヤス子を支援室に送る。早川機長は402便の点検のために長崎に 行っているのだ。支援室に、加藤教授がいて、テツに何も考えてないのか。 大口を叩いた。ヤス子「この人は人をバカにする人ではない」。 加藤教授とヤス子はお互いに髪の毛をぼざぼさにする。 テツ「最後まで諦めない、でも死んでしまったら、アイツをかまってください、 弱いところもある、ずっとそばにいられないから、 バカな奴いたと笑い飛ばしてください、見守ってください、お願いします」。 そして去ったが、加藤「君も帰れ、テツヤちゃんを追いかけなさい、ヤス子は サイコロをふれ、今は私の言葉だ、自分の人生のサイコロは自分が振るんだ」。 ヤス子が追いかけると、テツがいた。ヤス子「一緒に過ごそうか、消えるときは 一緒に過ごそう、私と一緒に居てください」。ヤス子の背中には、 加藤教授が貼った「ヤス子ちゃんは、テツヤを今でも大好き」と書いてあった。 あなたが、このときを忘れても、私は覚えている、402便がやって来たことを 忘れない、私たちの中に思い出が残る、今、この時を一緒に生きた、 かけがえのない思い出が残るのだ・・・ いつか笑って話せる時が来るのだろうか ★安武と柚子の小さな舞台が「ふれあいホール」で家族と駆け落ちカップルと 近所の子供達で一杯にして行われた。菊介は瑠璃子に会う。少年亮は「パパの 嘘つき」と泣いている。来週は最終回だ。 (コメント) 多分、最終回はさりげなく終わるのだろう。あっけなく、何だろう、 どうなっているの・・・奇跡は起こらないし・・・ でも、本当は起きて欲しいな〜〜、このまま皆生きてもいいのではないか・・・ そして、あれ9話で終わるのか、短すぎないか?? 10話くらいやってよ、爆。 神はサイコロ★★★ 7話 今回は神蔵先生の話がメインでほとんどだった。それと瑠璃子のコンサート の準備だった。だから、分かりやすかった。 サブタイトルは10年前に頑張っていた仕事を、 今も続けていますか? だった、自分は仕事は同じだが、 勤務先は違う。年齢にあった仕事をしている。 (超簡単あらすじ) ★前日は4人で大酒を飲んで騒いだようだ。そして、揃って歯磨きだ。 4人のパジャマが結構面白い。テツは「消える緊迫感がない」と呟く。 そして、テツも亜紀も実家に帰るつもりだ。そこにヤス子の携帯が・・ ★神蔵夫妻の娘さん(遠山さん)からだった。実は、神蔵先生は、 10年前に余命半年の告知を受けていた。しかし、最後まで6年の 担任を務めるつもりだった。それが親戚の不幸で402便に乗った。 それで、以前半年を返してくれと叫んだのだ。先生は病院に入院した。 ヤス子が早速向かうと、娘が話す。先生が、東京に来たのは、一人の教え子が 気になったからだ。父は会いたいが、傷つかないようにして欲しい。 ★10年前はイジメが流行って、自殺したり不登校になっていた。 転校生の子はうち解けないでいた。先生は、その子が長距離走が好きだと言う。 好きな事があると強くなると、マラソン選手に選んだ。しかし、それで いじめられようになった。通っている大学は分かったが、住所は 個人情報保護法で教えて貰えなかった。 ★ヤス子が大学に行くと、ほどなく綾瀬という男子大学学生は見つかった。 事情を話すが、綾瀬は、あの頃のことは忘れようとしてきたので、会いたくない。 そこで、明るい友人を身代わりにした。体育系ではきはきした友人は、 成り代わって、先生の病室で、再会を喜ぶ。余り昔の詳しい話になると、 すぐにばれるだろうが、先生の病状を考え、あっさりと終わった。 先生は、別人かと思ったが、家族は喜んだ。娘は、あとでヤス子に、父は 402便に乗って良かった、10年後の姿を見れるのは神様のプレゼントだ、 と喜んだ、と話す。 ★それではヤス子は、先生達に真相を話して謝った。本当の事を話す。 先生は「本当の綾瀬が走っている姿を見たい」。ヤス子「神様のプレゼントを 見てください」。心配したテツと亜紀は車イスを持って、登場する。 グランドに行って、スタンドから見る。先生「大きくなった」。 ヤス子「綾瀬君は先生のことを気にしていた、先生に言われた言葉で、 今も走っている、好きなことがあれば強くなる」と告げる。綾瀬と 身代わり友人は先生に気づいた。綾瀬は先生に深くお辞儀する。 先生は立ち上がって、手を振る。、綾瀬も手を振る。涙です。 そして、綾瀬は雨の中を走り出す・・・先生「いじめられたあの子が 走っている」。ヤス子はお礼を言う。 ★それを見た亜紀は、自分も気になる客を思い出した。402便の 行きの便で、着いたが寝ていた新人営業マンで、起こしたら、書類を落とした、 拾って励ましたら、喜んで名刺をくれたのだ。10年後、どうしているか ヤス子と探しに行く。名刺で行くと、簡単に見つかった。けものみちの 間宮代議士ですね。でも、まったく亜紀のことも覚えていなかった。 自信に満ちていて、ミスしたことはない。亜紀は、素晴らしいことで、と 怒り出した。ヤス子は亜紀と二人になって話す。亜紀にはついこの前でも、 あの人には10年だった、笑顔を10年後も覚えて欲しいと思った? 書類を拾って励ます、当たり前の、自分の仕事をしただけだ、自然に 笑顔で励ます、それでいい、、それは亜紀がしっかり仕事していたと いうことだ。亜紀は泣きだし、ヤッチーの励ましが一番だ。 亜紀が面白い顔を作ってヤス子に見せると、ヤス子も作った。 小林さんの面白顔は最高でした。 ★瑠璃子のコンサートは準備が進んでいく。選曲も母に任せた。 衣装も母に任せた。このコンサートは母のためのものと覚悟したのだ。 黒い衣装を着て、母に見せる。その姿を見て母は抱きしめる。涙。 二人は親子として、同じ目標に歩み出した。 成海さん、13歳ですが、驚きですね〜〜大人ですよ。 身長も高橋恵子さんと同じくらいだ。どこまで大きくなるのだ、笑い。 ★最後に、テツがマイクロ・ブラックホールに入った時の事を思い出す。 そして操縦方法を変えれば、こんな事にならなかったのかとヤス子に聞く。 ここが、今後、消えなくてすむ方法の糸口になるのだろうか。 (コメント) ★相変わらずのシリアスとコメディの混在でした。 どうも、ヤス子がやると、あっさりうまく行ってしまう。 先生が行っても、綾瀬君を見つけられたと思うのだが・・・ ただ、余命半年の先生にとって、この事態は神様の贈り物と喜びなんだ。 納得しました。 ★それに対比して、亜紀の職業としての自然の笑顔と励ましが描かれた。 先生と教え子の濃厚さに比べて、客とCAとの関係は浅いかもしれない。 でも、自然に出来た亜紀は、仕事がきちんとできた証明なんだ。 これも納得です。 ★乗客の話はほとんど終わったよね。甲斐航星君の話は出てきたよね。 そうなると、テツと亜紀の実家はどうなんだ。親は煩わしい物だろうか・・ ちょっと淋しいな。ちゃんと描いて欲しいが、あと3日だし、 来週はまた、加藤教授が出てきたし、忙しそうだ。 今更、テツと亜紀の親が出るのも大変かもしれない。 神はサイコロ★★★ 6話 ずっと、見ていましたが、久しぶりにアップします。 このドラマは感想を書きづらいのだ・・・ その理由と構造の問題点を最初に書いて、まとめを一言で、笑い。 1、シリアスとコメディが混在していること これが、会話の小気味よさで快く感じるときもある。 しかし、乗客の再会などのエピソードでいい話がでてくる。 先週も、黒木亮君の両親の話で涙しそうだった。 鶴見さんの演技は良かったのに・・・ それを、コメディが邪魔するのだ、感動にはまっていけない。 感動しようと思うととどめてしまうのだ・・・ これがいいことか? おじさんは単純な感動ドラマの方が好みです。 2、戻ってきたでけでお腹一杯、何でまた消えるんだ 再会して、また自分を再構築するだけでも大変なのに・・・ また10日で消えるなんて、設定が厳しすぎる・・・ これ必要ないよね、忙しすぎて話しを深められない。 再会したことを見せるか、消えるらしいことを見せるか・・ 常に、キャラも戸惑っている。見る方も戸惑っている。 そこを一気に書き上げるほどの迫力はないようだ。 3、サイドストリーの乗客の話が浅くなる やはり、離島便で乗客少ない設定で助かったが、 それでも、全員の話を深めることは出来ない。 毎回メインはあっても、他の乗客も一話一日の設定なので描く。 これでは、今回のメインらしい駆け落ちの啓太と藍の話も、 これで終わりとなった。残念だ・・・ 今回は、消える日まで、あと5日で、テーマは 「10年前、恋人だった人と、友達になれますか?」だ。 ★先週の黒木亮君は、両親が離婚したことも、 父がホームレスだったことも隠して、仮面夫婦で子供と連れだって行く。 ★中武と柚子と桃の話は、桃がコンビ復活を叱咤激励する。 浅草演芸場の舞台、一度上げて貰って、記念のネタをやらせてあげたいナ。 ただ、桃が迷子になって、今回のメインらしい啓太と藍に巻き込まれていく。 この子役さん、これまで結構驚きだったけど、今回セリフ多かった。 これだけ多くて大人のセリフを喋らされると、ちょっと無理があった。 今クールの最優秀子役は、アンフェアのセリフなしの美央ちゃんですね。 ★瑠璃子はコンサートを開くつもりだ。これまでピアノばかりで、 友達がいないことを航星に告白した、これは驚き。 最後に母親と会って、来週のメインでしょうね、これは楽しみだ。 ★メインの啓太と藍の話だ。ただ、説明的な話で終わった。 駆け落ちでなく、カバンをひったくりをした。それが思わず大金だった。 それで、飛行機に乗って東京で遊ぼうとしたのだ。 ただ、402便が消えて戻ったことで、金が心配になって逃げたりしたのだ。 それで挙動不審だったのだ。今回も桃が父とはぐれて警察といったので、 桃を自分たちの部屋に拉致した。そして、それを見つけたヤス子たちが、 桃を助けようとした。ナイフまで取り出した啓太に、テツが「アホか?」。 そして、平然と啓太の前に立ち、手を取ってナイフを握る指をはずした。 ヤス子が桃を返しいっている間に、テツは「金ではなく、思いだ」と 答えたのだ。ヤス子は遺族との交渉で「金で癒される人がいる」と言ったが。 ★そのテツとヤス子だが、相変わらずだ。少し進展したかな? テツはアホみたいに、ヤス子に近づく。ヤス子は喜べないのだ。 亜紀には10年を意識しすぎと言われるの・・・ 幸い狂言回し役で、ヤス子に興味を示し始めた加藤教授から「ぜんぶ」の 紙を見せられた。その話と藍からの「金ではない」のテツの思いを知った。 ヤス子は菊介からの携帯で、思わず亜紀が設定した観覧車に向かうのだ。 おお、盛り上がると思ったら、亜紀から携帯で、 「テツと遊んでいく」と言われた。ヤス子は理性を取り戻し帰った。 帰ったヤス子は自分が変わった事を知る。 10年を埋めるのは日常の積み重ねと思っていたが・・・ 今は人の気持ちが空白を埋めることを知ったのだ。 ★最後に意外と可哀想なのが亜紀でした・・・相変わらず可愛いけど。 今回の最高のシーンは亜紀が、一人で昼に線香花火をしているシーンでした。 それを菊介に見られる。そこで亜紀は消える不安を語る。 菊介を抱きしめて、消えるときに一緒に連れていくと呟く。 その後、思わず顔を見つめ合う。テレてしまったけど・・・ テツとヤス子も消えるときに抱きしめて一緒に行ったらと考え出した。 最後はテツを遊園地で元気だったけど・・ おっと、菊介もピアノを弾きました、変わってきたのですね・・ おじさんは、今日の問題の、10年前の恋人とは、 友達でも恋人でもなれます。これでは不倫だな〜〜笑い 神はサイコロを振らない★★★ 5話 見たけどアップしてない、すみません。 神はサイコロを振らない★★★☆ 4話 平成18年2月8日放送 遅くなりました。 神はサイコロを振らない★★★★☆ 3話 平成18年2月1日放送 2回見ですが、簡単に 加藤教授は橋の上の車にいた。そこに甲斐は来て、「会いたい人がいる、約束した」。加藤「高速を飛ばした、疲れている、写真は、時空を越えた・・・」。甲斐「東洋航空の支援室で待ち合わせている、亜紀さんと黛さんです」。加藤「黛、あの馬鹿女ですか」。甲斐「教授の理論を知りたいと」。支援室で、加藤はこの宇宙から全ての物質が消滅したら、時間と空間のみが残ると信じられていた、しかし、相対性理論によれば、時間と空間も物質と共に消滅する」と説明する。二人とも分からない。加藤「時空A、時空B本来隔絶しているはずの時空AがBにはみ出した、時空の復元力により、元に戻る、こう言えば分かるな」。亜紀は分からない。加藤「おしまい」。黛「乱暴に説明すると、ゴム風船みたいものかな、壁に開いた穴から風船膨らます、ぱっと外すと元に戻る、時空からはみ出した物が、元に戻るのは、そういう感じをイメージすると分かる、消えるのは元の時間軸、元のある物が消えるってこと、分からないところが、10年前のものは消える」。二つの箱に風船があって2006年でふくれて、しぼみ1996年に戻る。加藤「そうだ」。ヤス子「彼女が着た乗務員の服は」。亜紀「縁起悪いから、焼却炉で焼いた」。加藤「焼いても、元の時間軸では元に戻る過程で、瓶士レベルで再構成され、問題ない」。ヤス子「今着ている服は」。加藤「その場に残る」。甲斐「中身だけが消える」。ヤス子「裸になるんですか」。亜紀「え、困ります」。甲斐「現れた服装になって消える」。ヤス子「いつ消えるのですか」。甲斐「瞬間的に移動する」。ヤス子「瞬間的に裸になる」。亜紀「どうしたらいいの」。加藤「細かいことは気にするな」。ヤス子「答えられないからだ」。加藤「不毛な会話だからだ」。甲斐「記憶も消えるらしい、この世界で起きたことは彼女の記憶には一斉残らない」。加藤「奇跡は我々の中にだけの残る」。亜紀「それって、私、死ぬって事・・」。加藤「理論上では、そういうことだ」。亜紀「じゃ、何のために助かったのだ、あんな怖い思いして10年後にきた、こうしてることも無意味じゃんない、結局死んじゃうんなら、こうしていることも無意味だ」と出て行く。ヤス子「加藤先生の説が外れることがある」。加藤「セロに等しい、アインスタインの言葉に、君に捧げよう、神はサイコロを振らない、我々人間は神のそれを受け入れるしかない、可哀想に彼女を慰めてやればいい、どうしょうもないことだから」。ヤス子「彼女はそんな柔な女ではない」。ヤス子は哲也に携帯する。ヤス子「哲也に大丈夫、死ぬかと思ったんだろ、無事で良かったね、お帰りなさい、ちゃんとの言ってなかったから、お帰りなさい」。哲也「俺の事は良いから、亜紀ほっとくな、東京中さがせ」。ヤス子「心配しないで、亜紀とは長い付き合いだ、心配ない」。哲也も探し出す。ヤス子は夜の東京タワーに登る。ヤス子−−あれはいつだろう、ナメ猫で文化祭でツッパタ、ずいぶん昔の話だ、80、90年代、すっと私たちは一緒だった、はやり物に飛びつくあの子がいたから、私はナタデココも、パンナコッタも、ヨーグルトキノコを食べた、もつ鍋が流行ったときは寒い中二人で並んだ、飲み会の余興もピンクレディはもちろん、きんさんぎんさんをやったっけ、あの子がいたから、402便が消息をたった1996年まで、私のそばにはあの子がいた、だから私の人生は−−。目の前にメイド姿の亜紀がいた。ヤス子「着替えたの、衝動買い」。亜紀「よく、ここが分かったね」。ヤス子「嫌なときは衝動買いで、必ずここに来た」。亜紀「この服はやってんだよ、知らないの、ああ〜参った、教授の話は参った」。ヤス子「亜紀には言うなと言われた、自分だけ知らないの我慢できないタイプでしょう」。亜紀「黙ってられると頭に来る」。ヤス子「だから話したけど、もう一個いい、その服流行っていても、ごく一部だよ」。亜紀「私も・・本当に流行っているかなって」。ヤス子「昔、きんさん、ぎんさん、やったね、今はやるとしたら、これかな、萌え〜〜とか」。二人は外の道を歩く。亜紀「私がいなかった間に色々流行った、、ドクターコパ、パラパラとか、カンテンダイエットに、ヨンさまとか」。ヤス子「付き合わされずにすんでよかったよ」。亜紀「退屈だった?つまらなかったでしょう」。ヤス子「静に暮らせて良かった」。亜紀「私は悔し、ヤッチーの10年に私がいなかったのは悔しい、もうそばにいて、一杯ふりましたかった、28から38までの時間を、一緒に過ごしたかった」。ヤス子「「泣くか」。亜紀「悔しいから、ヤッチーの残された時間を豊かにしてあげる、いなくなったら、また味気ない人生を送るから、私がそばにいて、最高に素敵な時間にしてやる、人生でかけがえのない時間にしてあげる、私は受け手立つよ、消えようが何でも、ヤッちー、正直に話してくれたありがとう、私は大丈夫、柔な女じゃないから」。ヤス子「それでこそアッチー、それこそがアッチー」。二人で走る。残された時間はあち7日。家に帰ってきた。ラーメン食べて帰ります萌え〜〜。あと7日。帰ってきた哲也は菊介のパソコンを見ている。哲也「君が・・・」。何と菊介がホームページの制作者だったのだ。どういうこと、意味不明だ。老夫婦に新聞で、加藤教授「再び消える」。それを乗客が皆読む。 神はサイコロをふらない★★★★ 2話 平成18年1月18日放送 −−私が会社に入ったのは、1990年。昭和から平成へと改元された、翌年のことだった。巷では渋カジやキュロットスカートが流行り、私はランニング姿で歌う人が気にかかり(タマさん)入社式のことはあまりよく記憶にないが、そのあとの飲み会で多少なりともはじけたことは覚えてる。若かった!−−−そして2006年2月10日、長崎。私は、とんでもない出来事に遭遇した。かつて忽然と消息を絶ち、墜落したとされていた東洋航空402便が、再び姿を現した。前回のまとめ。ヤス子「10年前の姿のままで」。それぞれの再び姿が感動的に対面する。翌日、東洋口腔の東京本社の↓のあるビル風景。そこで会見が開かれるが、遺族会会長は板倉から参加を断られる。ヤス子「現した402便には、あの人もいた。あの人。いわゆる私の彼。ただし、10年前の。10年前の姿のままの彼。元の姿のままの彼。まさにモトカレ。つまり私は、お恥ずかしいことに、モトカノ?」と家に一人で居る。−−10年前、愛していた人を今でも、変わらず愛していますか?−−。タイトル。 哲也(山本太郎)の元に届いた、『残された時間は、あと9日』と書かれた手紙を、大屋本部長(岸部一徳)、坂倉将(升毅)に見せると、悪戯だろうと取り合わない。「気になるようなら、こちらで調べておきましょう。」と大屋本部長は答える。亜紀(ともさかりえ)は10年間の情報を収集し、乗客たちー後藤瑠璃子(成海璃子)、神蔵竜蔵(ベンガル)・英子(大川栄子)夫妻、中武昇子(明星真由美)、甲斐航星(中村友也)、黒木亮(小清水一揮)らに伝える。亜紀「それモー娘。って言うんだよ、夕べ一晩で10年を調べた」。亜紀は英子に「今、肩パット流行ってませんから。」。元教員・神蔵「98年に改正された総合的学習時間の詳細について教えていただけますか?」が尋ねる。さすがに詳細は調べられない。「・・・資料そろえますね」。芸人の昇子「モー娘。って芸人?お笑いじゃないでしょうね。」。亜紀「あのですね、お笑いは、今、こんなのが流行ってます!フォォーーーッ!」。一同「・・・・・」。東洋航空の会見が始まり、乗客らはテレビを見つめる。板倉『前代未聞のことであり、前例のないことでありまして、現在、調査中であるとしか、申し上げられません、東京へ希望した人は行きました』。哲也は、遺族会会長の甲斐(尾美としのり)に同じ手紙が届いたことを告げられる。別室で記者会見を見ていると甲斐が呟く。甲斐「同じだ。まるでこっちがタイムスリップしたようだ。」大屋本部長「原因の解明を専門的にしらべ、乗客の社会復帰を約束する」。甲斐「10年前402便が消息を絶ったときと同じようなことを言っています、前代未聞、前例がない、責任はどこにあるか、そう繰り返すばかりで、全力を挙げての支援というのは遅々として進まなかった、僕のところに、この手紙が届いたのはここだけの話にして下さい、僕は大屋本部長に、いえ、東洋航空に対してどうしても不信感が拭えない、黛さんを除いては、遺族会を立ち上げようとした際、東洋航空の中で唯一味方になってくれた方です、黛ヤス子さん」。家で洗濯しているヤス子−−神様は、このとんでもない出来事を、どう見ているのだろう。時空を超えた人々の、切なくも美しい感動のストーリーを、思い描いていたのでございましょうか?だとすると、私は失格だな。私はもう−−。大屋本部長から関わりを禁じられた。ヤス子(小林聡美)の家へと走る哲也だ。突然の訪問に驚いたヤス子はドアを思わず閉めてしまう。そこに帰って独り言の弟の菊介(武田真治)が家に入る、そこで押しのけて部屋に上がりこむ哲也だ。哲也「そういうことか!10年もあれば、結婚したり離婚したり、また結婚したり。そうなのか!?」。菊介「だれこの人!?」ヤス子「座れば」。哲也「誰だよこいつ!?」。ヤス子「映画やテレビで、全然似てない俳優同士が、親子だったり兄弟だったりするの見たことあるでしょう? それと同じように、私たち、全然似てないんだけど、姉弟なの」。哲也に背を向けてそう語るヤス子だ。菊介「姉ちゃんどこ見てしゃべってんの?」と菊介。哲也「そっか!弟か!じゃ、その、結婚したり離婚したり、また結婚したりっていうのは?」。ヤス子「そういう忙しい目には、合ってないかな」。哲也「そう、そうか!そうだったんだ!10年たっていることは分かっているつもりだが」と一安心する。哲也「いつまで背中向けてるんだ?こっち、向けよ、顔、見せろよ」。ヤス子は背中を向けたまま。哲也「いや、いいよ、顔を合わせたくないなら、そのままでいいから聞いてくれ、俺、まだ事情聴取っていうのが残ってて、このあとすぐに行かなきゃいけないんだ、だから、すごい手短に話すけど、遺族会会長の甲斐さんが君を呼んでいる、じゃ」。ヤス子「え、それだけ?」。哲也「言ったろ、パイロットクルーの事情聴取がまだ残ってるんだ」。ヤス子「それなら、電話で済ませば良かったのに、番号前と変わってないよ、わざわざ来ることないのに」。哲也「会いたかったんだ!お前に。会いたかったんだよ!」。菊介が茶化す。哲也はもう一度甲斐に連絡するように言いホテルへ戻っていった。ヤス子は戸惑いつつも甲斐のもとへ向かう。CM。 甲斐は402便の乗客名簿を差し出し、事情があって赤でまだホテルに滞在している乗客たちのケアを進めるように頼む。ヤス子「これは、私の仕事ではありません、私は担当ではありませんので、すみません」。甲斐「彼から、聞いてないんですか?副操縦士の木内さん、恋人だそうですね」。ヤス子「それは昔の話です」。甲斐「何も言ってませんでした?」。ヤス子「何がですか?」。甲斐「残された時間は、あと9日です、もう一度同じ現象により、402便の乗員・乗客は再び、消えてしまいます」。ヤス子「は?」。甲斐「このことは、僕と木内さん以外、まだ誰も知りません」。亜紀は乗客たちと食事を取りながら、当時のことを話していた。亜紀「ようするに、あの時の急激な揺れは、402便が時間軸のねじれに吸い込まれて、吐き出されたからなんですよ」。専攻が物理学だという甲斐の弟・航星「飛行機が、何らかの理由で光の速度に限りなく近い速さまで加速すれば、飛行機の中で1時間経つ間に、飛行機の外で10年経つっていうのは説明が付くんじゃないかな」が説明する。亜紀「何らかの理由っていうのは?」。航星「おそらく、地球を横切ったマイクロブラックホールと推測され、それが、時間軸のねじれを引き起こしたんじゃないか」。甲斐がヤス子に説明する。甲斐「つまり、もう一度時間がめくられ、引き戻されるという現象が起き、姿を現して10日後、既に、昨日で一日経過していますから、あと9日です、わかりますか?9日後に消えるんですよ?」。ヤス子「それは消えないよう各自が何かに捕まっていればいいことじゃないんですか?」。甲斐「そういうことじゃないんです!」。ヤス子「でもあまりにもあり得ない話だから、」。甲斐「実際ありえないことが起きたじゃないですか!時空を超えて現れた彼らを、黛さんもその目で見たでしょう!僕は、遺族会会長として、彼らの時間が限られたものであるなら、かけがえのない時を過ごしてほしいと思っているだけです、黛さん、もう一度、あり得ない話が起きるんです、起きてしまってからでは遅いんです、時間がないんです!彼らは消えてしまうんですよ!」。乗客名簿を預かった帰り道、ヤス子は亮とボール遊びをする亜紀を見かける。しばし亜紀の姿を見つめていると、亜紀が気付く。甲斐の言葉−−彼らは消えてしまう−−。亜紀に10年間の意味を話して別れた亜紀だ。亜紀「ヤッチ?」。ヤス子「何やってんの、こんな寒い中。」。亜紀「そっちこそ何?」。ヤス子「うち帰ったの?お母さん待ってるんじゃないの?」。亜紀「大丈夫!電話したから。」。ヤス子「大丈夫じゃないよ、あんたのお母さん大変だったんだよ、あんたが死んだ時。」。亜紀「だから死んでない。生きてるってー」。ヤス子「だから死んだって言われたとき!憔悴しきって、食事も喉を通らなくて、痛々しくて見ていられなかったんだから、遊んでないで帰りなさいよ」。亜紀「遊んでないよ。みんなが落ち着いたら帰るよ」。ヤス子「みんなのことはいいから!」。亜紀「みんなが落ち着くまで、お世話係することにしたの!」。ヤス子「それはあなたの仕事じゃないでしょ。」。亜紀「だって、ほっとけないもん、誰かさんみたいに、ほっぽっとくこと出来ないの!私は、東洋航空の人間ですから、私、東洋航空は、お客様を、無事に、確実に、目的地にお届けする責任がありますから」と、ヤス子に指摘された前髪を「変えたわよ」とでも言うように触れた。亜紀は「フン!」と言い行ってしまった。一緒に遊んでいた亮「僕のお父さんとお母さん、どうして迎えに来てくれないの?いつになったらお家に帰れるんだよー」と亜紀に聞く。亜紀「今、東洋航空の偉い人たちが、色々調査をしてくれてるから大丈夫だよ、調査といえば、長さん亡くなったの知ってる?」。=402便対応支援室=ヤス子は、乗客の日向啓太(丸山智己)と霧島藍(矢沢心)の駆け落ちカップルが行方をくらませたことを知る。ヤス子「消えてしまったんですか!?消えるのは9日後って」。板倉「何で知ってるんだ!それを」。ヤス子「ご存知なんですか!?」。板倉「そういう噂だ、噂!君には関係ない!!今回のことで関わるなと言われたはずだろう!?」とかみさんに携帯して下着の替えを持ってくるように頼む。その時ヤス子は坂倉のパソコン画面を見る。『残された時間は、あと9日』とある。坂倉が慌ててパソコンを閉じた。CM。 家に帰ったヤス子は、ググッて検索する。哲也からの電話で、甲斐にあった。哲也は加藤教授のことをしらせる。「長崎空港に集結せよ」で検索すると、あのホームページを発見した。驚きとまどうヤス子に哲也「再び消えるかもしれない」。ようやく甲斐の話が本当だと知ったヤス子は家族からの手紙などの資料を持って走る。しかし、後藤杏子の手紙だけは落とす。それを菊介は読んでしまう。手紙−−慰霊祭ではお世話になりました、娘瑠璃子の追悼アルバムはロングセラーを続けています、コンサートには足を運んで頂けたら、私はもう泣くことはなくなりました、元気にやっています−−。その杏子のもとで、秘書がお嬢様との面会を聞くと、杏子「会いたくないと、ホテルに閉じこもっているから、もちろん、402便奇跡のコンサートとして」。瑠璃子の部屋に行き夕飯を誘う亜紀さが、瑠璃子「最低だよね、娘のCD売って、人儲けしようだなんて、しかも嫌いな曲ばかり」と悲しそうに呟いた。亜紀「色々あった、10年に」。瑠璃子「元々そういう人です、だから私・・」。菊介のところに亜紀から電話がある。菊介はテンション高く、ミスの亜紀に喋るが、すぐに切られる、笑い。乗員乗客たちの運命を知ったヤス子は、すぐに家を飛び出して402便の対策支援室に向かう。その部屋では大屋本部長が「機体や操縦に不備はない」と調査の報告をする。一同は会社の責任はないようで安心する。大屋本部長は 「国土交通省の発表まで待つ」と指示する。そして面会はまだ行われていないことにクッレームを入れる。そこにヤス子「私の机、まだありますか?」。坂倉に指差された席に、書類を置くヤス子「行方のわからなくなった日向さんと霧島さんの件ですが、私は2人のご友人より何度か手紙をいただいています、5年ほど前のものですが、なにか手がかりが見つかるんじゃないかと、それから、チャイルドケアの坊やの、名前はご存知だと思いますが、黒木亮君と言います、長崎の離島にある母方の実家に遊びに行った帰りに事故に合いました、夏休みにたった一人でおじいちゃん、おあばあちゃんの所に会いにいく、初めての大冒険の帰りです、おじいちゃんとおばあちゃんは既に亡くなり、ご両親は離婚されました、ご存知だとは思いますが、一人息子の亮君を失ったことが離婚の原因だと伺いました、お母様は3年前に海外に移住されて、確かハガキが」。そう言い書類の中から探すヤス子に、大屋本部長「渡して下さい、その書類全てを彼に渡して下さい。」が言う。ヤス子「私が調べます!」「それはあなたの仕事じゃありません。大屋本部長「あなたは担当ではありません」。CM。 哲也と亜紀も部屋の外から様子を伺う。ヤス子「私が会社に入ったのは1990年です、その翌年にジュリアナ東京がオープンしました、当時ウォーターフロントと呼ばれていた港区芝浦に出来た倉庫を改造した大型ディスコです、これはご存知ないですよね?」。大屋本部長「知ってます、羽根付きの扇子を振り回しつつ、こうして踊るところでしょ? 一説には、盆踊りが進化したものだと言われたものです、お立ち台と呼ばれるステージの上で、若い女性たちが競い合うように踊っていたものです」と踊りながら話す。ヤス子「仕事を終えて家へ帰る途中、ジュリアナ東京までの道のりを、ボディコンを着た女性たちが歩いていく姿を、よく見かけました」。大屋本部長「今にして思えばその光景は、最後のバブルの象徴だったのかもしれない、それがどうかしましたか?」。ヤス子「入社当時の私の思い出です、私はジュリアナ東京には行きませんでした、会社に入ったばかりで、仕事を覚えることに一生懸命だったんです、私、会社に入った当時は一生懸命だったんです」。大屋本部長「昔の自分に戻りたいということですか?」。ヤス子「昔の自分には戻れません」。大屋本部長「しかしそういうことでしょう?」。ヤス子「私の仕事は地上勤務です、空港でお客様の誘導や航空券の販売、カウンターでのチェックイン、乗り継ぎ客のケアやクレーム処理、そのほとんどが単純で地味な作業です、口の悪い人にいわせると、航空会社の末端で働いている人間です、でも入社当時一生懸命だった私は思いました、東洋航空の飛行機が無事も運航する為に、自分たちの仕事はあるんだ、操縦士のように操縦桿を握ることはないけど、客室乗務員のようにお客様と一緒に飛行機に乗ることはないけど、私の仕事が、彼らを支えているんだと、私は地上勤務の末端で働く人間ではありますが、東洋航空のいち社員として、402便にご搭乗なさったお客様を放っておくことは出来ません、原因究明や責任の所在がまだはっきりしていないことはわかっていますが、私は出来る限りのことをしたいと思っています、いえ、させていただきます、私たち東洋航空は、お客様を、無事に、確実に、目的地にお届けする、責任がありますから」。部屋の外で聞いていた亜紀はヤス子の言葉に涙を流す。哲也もじっとヤス子の背中を見つめる。大屋本部長「聞かなかったことにします、今の話は、聞かなかったことにしましょう」と部屋を出ていった。ヤス子は席に付き、資料を整理し始める。坂倉「今のあれな、聞かなかったことにするから何もするな、って意味だからな!」と言うが、ヤス子は気にせずに作業を続けた。亜紀「ヤッチ!」。亜紀と哲也に気付いたヤス子はまた哲也に背を向ける。哲也は亮の母親にすぐに連絡しようとハガキを探す。亜紀「それこそヤッチ!それでこそヤッチだよ!もう、腐った干物みたいに成り下がった女に何が出来るかわかんないけどね!」。ヤス子「何が出来るかじゃなくて何をしたかでしょ!」と答える。亜紀「理屈こねてるしー」。ヤス子「もう又泣いてるしー」。哲也は亜紀には家に帰るよう言う。亜紀「別に急いでかえることないし」。哲也「いいから帰れ!」。亜紀「何でよ。・・・あ!そっか。そういうこと?そういうことでしょ!気が効かなくてごめん!」。亜紀は2人をからかいながら明るく楽しそうに帰っていった。哲也「言うなよ、亜紀には、自分が消えるかもしれないってこと、言わない方がいいな」。ヤス子「あんたも帰れば。うち帰ってないんでしょ?」。哲也「うち?うちは99年のノストラダムスの大予言通り消滅したよ」。ヤス子「してないよ。お父さんもお母さんも元気だよ、西伊豆に引っ越して新しいお家に住んでる」。哲也「良く知ってるな!」。ヤス子「お線香上げに行ったから、二階が亡くなったあなたの部屋で、私の写真飾ってあった、入社式の後の飲み会で、私とアッチのふざけた写真」。哲也「あ、あれな!亜紀がくれた」。ヤス子「やっぱり!」。哲也「そうか。お袋、お前の写真飾ってくれてたか、紹介しておいて良かった、結婚しようとか話もあったもんな」。ヤス子「あ、あのさ!頭ではわかって言ってたけど、昨日まで28歳だった彼女が一晩たったら38歳ってかなりショッキングだと思うのよ」。哲也「そんなことないだろ」。ヤス子の前に座る哲也だが、ヤス子は哲也を後ろ向きにさせる。ヤス子「だからさ、私のことまだ見てないから、思い切って見るといいわ、だけど!ショックを和らげる、ために、60っていうのはどうかと思うの」。哲「60!?」。振り返る哲也をヤス子はまた後ろ向きにさせる。ヤス子「10年経ってるってところを、60年って思う、ナイスアイディア?」。哲也「どこがだよ、しかもナイスって何?」。ヤス子「いやだから私、60年後の私と思って、振り向いてみて」。哲也「60年後っていくつだよ?」。ヤス子「88?」。哲也「そんなの生きてないよ!」。ヤス子は振り返る哲也の頬を押し戻す。ヤス子「生きてる!生きてるのよ、いいから、だから88の私を想像してみて」。哲也「・・・」。ヤス子「想像した?」。哲也「・・・」目を閉じて想像する。ヤス子「88じゃよ」。哲也「じゃよって何だよ」。ヤス子「88じゃからの」。哲也「ハイハイ」。ヤス子「真面目にね」。哲也「88ね」。ヤス子「88.」。哲也「88.」と振り返る。ヤス子「・・・・・」。哲也「・・・・・若っ!」で、笑いあう二人。哲也「アホか、何バカなこと言ってんだよ、たくしょーがねーな」。哲也はそう言いヤス子の頭にポンと手を置く。哲也「ちゃんと航空券の手配しろよ。亮君のお母さんの、ロスからだったら、明日には到着するだろう、俺はいなくなった2人の友達を当たるから、霧島さんと日向さん、何でいなくなったの?」。ヤス子「霧島さんのご両親が2人の交際に反対して、家出を決行したその日に事故にあったから、ご両親は自分たちが悪かったって」。哲也「じゃあもう、どっか行っちゃう理由なんてないよな、早く見つけてあげないと探してくる」と」部屋を飛び出していった。ヤス子−−私の好きなタイプは、知的で、全てにおいて効率よく、決して物事に動じず、決してわめいたり、叫んだりせず、クールに年を重ね、淡々と穏やかな老後を過ごす、そういう相手を、私は望んでいた、それなのに・・・、私は10年前、惚れてしまったのだ、10年前、私は自分の好きなタイプとは全く別の男に惚れ、誰よりも、愛しいと思っていた−−訪ねた住所は転居していた。叫ぶ〜〜。哲也は町中を走り回り、疲れきった様子でホテルに戻る。そこに、ヤス子が待っていた。感動的な出会い〜〜。哲也が嬉しそうに微笑む。ヤス子「見つかったの?」。哲也「惜しいトコまで行ったんだけどね」。ヤス子「行ってないでしょう、そんなアナログな探し方してどうすんの、朝、区役所に行って友達の転居先を調べる、限られた時間なら無駄な動きをしない、もっと時間を有効に使う!」。哲也「はい」ヤス子「二人は東京に来るのが初めてだから、東京名所を当たってみるのもいいかもね、じゃ!」。哲也「帰っちゃうの?」。ヤス子「これ、豚マン」と帰っていった。その頃、日向と霧島は夜の東京タワーの前で記念撮影していた。残された時間は・・・・・あと8日・・・。甲斐は長崎にいる加藤教授に電話をし、弟の航星がブラックホールに吸い込まれる瞬間写真を取っていたと話す。加藤「正確にはマイクロブラックホールだ、おそらく直径が、1ミリあるかどうかの」。甲斐「まだ現像には出していません。加藤教授にお会いしてからと思いまして、東京に、来ていただけますよね」。『東京に行きます。許して下さい。柚子』。早朝、柚子は置き手紙を残し、先輩・昇子がいる東京へと向う。柚子「ごめんね・・・」。柚子は涙をこぼして謝り、そして家を出ていった。柚子の娘・桃子(佐々木麻緒)が目を覚まし、母の姿を泣きながら追う。「お母ちゃん!」。柚子「先輩、待っててね、先輩ー!」。桃子「お母ちゃん!お母ちゃんー!」と走るが転ぶ。エンドロール。 乗客個人の事情が少しずつ分かってきました。それをヤス子を中心に描いている。ヤス子は、10年前も遺族のために頑張ってきたのだ。多分、10年前も大屋本部長とも言い争ったけど、自分の思いを貫いたのだろうね。上司に気に入られなくても、乗客のために誠実に対応することが会社のためだと思っていたのだ。今の時代の若者に聞かせたい、見せたい。そして、会社もヤス子を解雇にしたりしないで、やってきたのだ。偉い。組織は多様な考えの集団で、互いに得意分野を遂行していけるといいですね。そんなヤス子だから、乗客の事情や事件ががうまく説明されていく。ドラマの設定としてはスムースなのだ。起きた事件はあまりに不条理ですが・・・9日後にまた消えるのは間違いないようですね。各回は1日ずつを描くことになるかも・・・作りとしては凄い。ただ、また10年前に戻るとすると、402便の消えた時空と、消えなかった時空がパラレルに存在する。パラレルワールドで説明することになるのですね??? 今回は、ヤス子と哲也、それに亜紀と弟菊介で、コミカルな場面が一杯だ。これが果たしていいものだろうか? 自分的には、できるだけ押さえて欲しい。でも、小林聡美さん、山本太郎さんをキャスチングした瞬間に、決まりましたね。それにしても、10年前のジュリアナ、タマ、総合学習、モー娘・・・懐かしいな。そしてテーマの−−10年前、愛していた人を今でも、変わらず愛していますか?−−が切ないですね。 神はサイコロをふらない★★★☆ 1話 ナレーション−−今でもあの人が帰ってきそうだ。私は飯を作るのだろう、でも、あの人をイメージすることはむずかしい、あの人に恋をしていた。それは恋だった。今はそんなことはない、終わってしまった。あれから10年がたった−−。10年前、1996年8月10日、隠岐の島から、長崎空港に向かって東洋航空402便が、乗客28名と乗務員を乗せて出発した。早速、客室乗務員の空きは飲み物の機内サービスをする。子供の亮は一人で東京へ行く子供がいた。飛行機の前に積乱雲があったが、回避せずに入った。突然機内に衝撃だ、副操縦士哲也、ダウンバーストだ。機長が空港に連絡するが、何も聞こえない。飛行機は暗闇から、明るい世界に入った。そして、そのまま機体は白い光の中に消えた。ヤス子と哲也の出発前日の喧嘩の回想シーンだ。最後の写真を撮る物もいた。客室乗務員の空きも消えた。東大教授だった量子物理学者の加藤久彦(大杉漣)は、講演会で説明している。捜査は何一つ発見されなかった。運輸省の航空機事故調査委員会は、その 1年後、402便は、急速に発達した積乱雲を避けきれず、ダウンバーストに巻き込まれて海面に叩きつけられた、との結論を下した。しかし、彼らは全員生きている。しかし誰も聞いていない。大声で騒ぐマッド・サイエンテストだ。402便が地球を横切るマイクロブラックホールに吸い込まれた、との仮説を発表し、10年後の2006年2月10日に時空を超えて再び出現する、と断言したのだ。長崎空港では、本当に402便が登場したのだ。タイトル。 2月7日、38歳の誕生日を、居候しているニートの弟・菊介(武田真治)と過ごしたヤス子だ。ヤス子は友達がいないので、誰も会社から来ない。菊介は友達が来ると期待していたのだ。二人ですき焼きだ。ヤス子は自分の年金の貰える額を言う。そうなったら節約しないといけない。ヤス子は弟と二人暮らしだ。菊介は人生の汚点だろう、スッチーを紹介してと頼むが、地上勤務ではいないのだ。以前いたが、死んだのだ。アッチーというのだ。私がヤッチーだ。アッチーはミス「角煮饅頭」だ。10年前の飛行機事故で死んだと言う。ヤス子ナレーション−−−毎日がまったり過ぎていた。むしろ、喜ばしい。あれから10年色々あった、あんな、そんなこと。今はなにもない。そばらしいことだ、あとは定年まで静かにやり過ごすだけだ−−−。再出現の2日前、ヤス子は事故対策室の看板の資料室に入る。部屋の中はすべて埃をかぶっていた。そこにかつての上司・坂倉将(升毅)から長崎への出張を頼まれた。板倉「加藤教授を覚えているか、東大教授理論物理学をやっていた、週刊誌が面白く書いて、教授の座を負われて九州の大学で教授をしている」。実は、坂倉は、ネットの掲示板に、「2日後の2月10日に長崎空港に集結せよ! 奇跡の瞬間に、萌え〜〜」との書き込みを発見していた。坂倉「遺族が長崎空港に集結したらどうなる。そこで適当な、適任の君にちょっこっと長崎まで飛んでくれる」。2006年2月10日といえば、あの加藤教授が、402便が再び姿を現すと予言した日だ。ネットの噂を真に受けた遺族が長崎空港に集まることを心配した坂倉は、ヤス子に当日、念のため現地にいて欲しかったのだ。CM。 現れる1時間前、当日、長崎空港にやって来たヤス子だが、迎えた現地の担当者は誰もいないだろうと答える。実際、遺族が集まるという話もなく、マスコミからの問い合わせもないため、ヤス子はすぐに東京に戻ろうと考えていた。一方、長崎空港近くの丘に陣取った加藤は、遺族会会長の甲斐陽介(尾美としのり)と共に、じっとその時を待ち構える。甲斐「あなたの理論信ずるべきか問い直していた」。加藤は小さな無線を用意していたがちゃちい。識別不明機がやって来る信号が出る。加藤は説明しする。加藤「402便が無線に答えて大騒ぎになる」。ヤス子は角煮弁当を食べる。ヤス子は空港で偶然10年前の事故を通して知り合った浜砂柚子(市川実和子)に声をかけられ再会する。早速エアバンド・リスナーから再確認、確認を取っていると携帯が来る。加藤「周囲の飛行機は道を空けるように要請がでた」。加藤「来るぞ、来るぞ」。柚子「私も30だよ、大根持って行く」。飛行場のそばの道で、加藤「来た〜〜〜」と叫ぶ。代興奮だ、「私の理論に間違いない」。飛行場は、緊張感が・・「402便だ、緊急着陸だ」。ヤス子は柚子から大根を貰って抱える。しかし402便との声がある。二人は「402便」で顔を見合わせる。そして、長崎空港では全員走り出す。そして飛行機を見つめる。その中、着陸した。ヤス子は大きな口を開いていた。CM。 飛行機は地上を走る。そして、ヤス子も走る。ヤス子は関係者の中で担当者にきく。そこに加藤教授が来た。遺族会の会長も来た。加藤「乗客もいる、おろせ」。ヤス子「イリュージョン」。会長「遺族に連絡を」。加藤「遺族はよせ、生きている、誰が運転する」。ヤス子「CGとか」。会長「半信半疑です、弟の顔をみるまで」。加藤「感激の対面が出来る」。本社でも大混乱だ。板倉は処置に困ってパニックている。板倉「こんな馬鹿な」。そこに大屋本部長「我々が混乱してどうする、機長からけが人もない、本社が来るまで、乗客も乗務員も待機してください、臨時便で長崎に飛びます」。板倉「黛がすでに、対策本部にいた黛が、長崎に」本部長「あいつを行かしたのか」。黛「どこにいってた」。加藤「彼らにはほんの、30分だ、乗客は10年前のままだ」。ヤス子の携帯がかかるが、椅子に忘れていて柚子が出る。板倉「いたずらではないか、我々が行くまで、余計なことをするな、絶対だぞ」。CM。 加藤「いつまで置いておくのだ」。担当者「待機だ」。ヤス子「何のため、いつまで」。マスコミや遺族も来た。顔見知りの黛に問いつめる。家族「奇跡だ、会わせて」。会長「望みを捨てず、この日をずっと待っていた、夢じゃない、現実ですよね」。家族「機内は、けが人でも、どうしておろしてくれないのですか」。その声で、ヤス子は、乗務員は置いておいても、乗客を空港内に誘導しましょう、と決断する。ヤス子「責任は私が取ります」。加藤「あの馬鹿女」と嬉しそうだ。ヤス子−−会社を辞めないのは、定年後、年金をもらうため、決して上司に逆らわず、無理なく淡々と、自分の意見を言わず、無難に仕事をこなす、この10年で私は学んだ、頑張ってもしょうがない、と学んだはずでしょう−−。暗くなった飛行場で、地上から戸を開けるサインを出す。中から同じサインがあった。皆が見守る中、戸が開く。CM。 最初に亜紀が降りてくる。ヤス子「生きてる、動いてる」と呟く。そしてアッチーの仏壇を思い出していた。亜紀はヤス子を見つけ「ヤッチー、10年後だって、本当に」。ヤス子「そうだよ、老けてるだろう」と心の声だ。亜紀「ヤッチー」。ヤス子「ヤッチーだよ、早く降りて来な」。乗客は次々降りる。亜紀とヤス子「御搭乗ありがとう、お疲れ様でした」t迎える。乗客に迎えに来た人「先輩」。「おかあさん、おとうさん」。孫「おばあさん」と声をかける。戸惑う夫婦だ。会長の甲斐も「弟だ、昔のままだ」。乗客の方が戸惑っている。機内で機長と副操縦士の哲也「機内で、なんでこんなことにいつまで」。機長「許可が出るまでだろう」。哲也「腹減った」。バスがでて、空港に運ばれる皆から拍手が起こる。本当に意味ないけど泣けました。黛はやって来た上司の板倉に怒られる「何もするなと言ったろう、信じられないな」。ヤス子「すぐには信じられないでしょうね」板倉「君の行動だよ」。空港の係員、「移動しただけだ、家族は喜んでいる」と告げる。本部長「ホテルへ移動しなさい、車を回して」。板倉「ホテルで事情説明する」。帰ろうとするヤス子に、大屋本部長「君はいくつになった、対策本部にいたときは入社して4,5年でしたか、あれから10年、どういう年のとり方した、君は上の命令に背き、ヒーロ気分で乗客を誘導して、気持ちいいかも知れないが、尋常でない状況で、君の行動が取り返しのないことになったら、どうする、これ以上これに関わることを禁止する、東京に帰りなさい」。CM ホテルの外でで、哲也は号外を見て立っている。そこに亜紀がくる。哲也「事情聴取を何度も聞かれた」。亜紀「何だったんだろう、吸い込まれるような、消えていくような」。哲也は亜紀をじっと見つめる「触って良い」。亜紀「いいよ」。哲也が触ると亜紀「私もいい」とそして、頭を叩く。これ意味ないけど、楽しかった。亜紀「良かったね、だって死ぬかと思った、あの時怖かった、怖くて死ぬかと思った」と抱き合う。泣けました。ヤス子は、空港で大根を抱いている。哲也に亜紀「ヤッチーにあった? 空港に来た」。哲也「勝手な行動は慎むように言われただろう」。亜紀「私、おかあちゃんに電話した」。哲也「身内には」。亜紀「ヤッチーは彼女でしょう」。哲也「喧嘩したんだ、他愛のないことで、お前なんか死んじゃえ、と向こうが言った」。亜紀「話せば済む、昨日はごめんちゃいって」。哲也「昨日は10年前だ、実感ないが、10年後だ、ここ、新聞とかエレビとか見せられて、実感ない、色々あったろうな、大丈夫かな」。亜紀はうなずき続ける。亜紀「ヤッチーなら、大丈夫、乗客の誘導もテキパキ、ヤッチーはヤッチーだ」。亜紀はテレビを見る。ホテルで子供の亮は一人だった。亜紀が声をかける。そこに父らしい男が来る。駆け落ちの二人は逃げようとする。甲斐は加藤に「理論の正しさを広めるべきだ」。しかし加藤教授は帰るという。加藤は「理解者を得たいわけではない、計算通りだったことを確かめたかっただけだ、有意義な時間を過ごし給え」と甲斐に言う。これで退場ですか、また搭乗しますよね。甲斐の弟は戸惑っていた。駆け落ちカップルは逃げる。後藤瑠璃子も逃げようとする。甲斐会長は板倉に抗議を支援室に言う。逃げた二人は・・甲斐会長「黛さんを呼んで」。板倉「帰りました、飛行機で」。横で聞いていた亜紀「連れ戻してきます」とタクシーに乗る。甲斐会長「10年経っている、めでたしですまない、これで終わるわけではない」。先輩の中武は柚子に電話する、中武は今がお笑いブームだと喜んでいる。しかし、柚子には夫と子がいる。柚子「先輩〜〜」。これも訳ありなのですね。神蔵両親は「決めたという」。母「ごめんね」。亜紀は朝の空港に走り入る。待合い席に、寝ころんでいるヤス子を見つける。そこに東京便の案内がある。ヤス子「どっこいしょ、よっこらしょ」。かみさんには受けていました。連れ戻しにきた。亜紀「会長が、黛を呼べと」。ヤス子「私、帰らないと」。亜紀「帰っている場合でない、つまらないことで、喧嘩した、でも好きって気持ち大切にしないと」。ヤス子「もうそういうこと終わったの、うっとうしいこと言わないで、私今年で38なの、10年たっている、昨日のヤッチーじゃない、黛さんなの」。亜紀「老けたね、10年達とそうなるんだ、よっこらしょ、ひからびて干物みたいになるんだ、お立ち台にたった、ボディコン着て、40でもイケイケでいこう、10年に負けてんじゃないよ、心に汗かいてないだろう、大変はわかるけど、仕事ほっぽらかして、帰るな女になりさがるな、あんなに好きだった哲也をほっぽらかして、行くな、人生捨てるんじゃないよ」。ヤス子「18歳からの10年と、28からの10年は違うの、私の10年は違ったの、あんたも色々あるだろうけど、あんたも体に気お付けて、その前髪ダメダメ」。♪。山本がホテルチェックアウトすると、手紙を渡される。そこには「残された時間は、あと9日間」。同じ言葉は掲示板にアップされる。−−神様は402便を連れてきた、10年を越えて、連れてきたのだろうか、そんな事を昔の奴なら考えるのだろうか−−。ヤス子は東京行きの飛行機の搭乗案内で乗り込む。−−10年前の前のあなたは どんな あなたでしたか?−−つづく。 笑えばいいのかな?? でも、飛行機が着陸して、家族が対面したときは感動した。かみさんも涙していた。確かに、理屈はどうでも、飛行機が着陸して、客が降りると嬉しい。それに、緊張感がたっぷりだ。しかし、それなのに、何で小林さんを中心にコメディタッチなんですか、これが何とも微妙です。漂流教室を思い出していた。あれは重かった。それで辛かった。しかし、この軽いものもどうだろう。戸惑う。大杉漣さんのマッドぶりも、楽しかった、コメディだよ。もう出ないのかな、ドラマの本筋の役ではないけど・・・。あと9日となると、説明のために戻らないといけません。ともさかさんの熱い若さもなんだか、コメディだな。乗客の一人一人のドラマを描くと、深いものになるだろう。天才バイオリニストの成海さんは、今回はセリフほとんどなかった。もちろん、凄いキャラになるのでしょう。でも、でも、コメディなんだろうか? 味わいに本当にどう評価して良いか分からない。とりあえず下見です。 大川英子さん、お久しぶりです。キーハンターかGメンとかで活躍していたのに・・・可愛かったけど、今も熟女です。岸部さんは、毎度クールな役ですね。升さんは、コ相変わらずミカルでぴったりです。そうだ、あと9日が最後に出ていたが、9日でまた10年前に戻るのでしょうね。そうなると、パラレルワールドですね。402便の戻った世界と、消えた世界が二つ存在することになる。これも漂流教室で勉強したのですが・・・忘れた。理論的には、存在できなかったはずだ。 |
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