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2006年1月ドラマ
■1位  白夜行    平均点 4.77  さすがに終盤は辛かったが・・
大好きな綾瀬さんのドラマです。エロく、真実の亮司への愛を隠し、冷徹に他人を落とし込める女性を演じきれるか不安でした。何とか見ることができました。テーマは、過酷な家庭での子供時代、大人の醜さと汚さを知った二人は、娘は母親、息子は父親殺しをすることで、強い共生共犯(もっとも強い絆)で生きることを選んだ。それは純愛ではない。社会の枠から落ち、二人の真実を知った大人への許されないテロル(汚い大人への復讐)を決意した。しかし、それは、自分自身が汚い大人になることで、自爆テロだった。最初に悲しい亮司の自爆の姿を見せて、最終回にそこにたどり着いた時は感慨に耽った。終了後に原作を読んだ。そこでは、二人の関係を見せることはなく、事件はかなり曖昧に描いて進んでいった。しかし、ドラマでは主人公を毎回映像を出さないといけないし、曖昧な見せ方は混乱を起こす。11話は想像以上に長丁場だ。そんな中で、森下さんは頑張ったと思います。一番真剣にみたドラマです。

■2位  時効警察   平均点 4.08  ばらつきは大きいが、8話は完璧だ
最初は何じゃ、こりゃだった。どう考えていいのか戸惑いました。ただ小ネタに共感した。1話の「3月生まれは何をやっても勝てなかった」は自分の実感です。一番強烈なのは8話の数学者の犯罪だ。「多め亭」のエピソードは数学の論理学の例題なのでしょうか? 今も大好きです。それに主人公がゲーデルの勉強をしたくて、大学に入ったなんって素晴らしい。役者さんも、オダギリージョーさんが、素敵な味を出した。あのSALAの化粧品CMの美女麻生久美子さんが三日月役で、恋の妄想する婦警なんて最高です。ふせえりさん、江口のりこさんなど、脇も芸達者さんで新鮮でした。ゲストもくしゃみの森口瑤子さん、貧乏子だくさんの葉月さんも、楽しかった。是非続編を希望します。

■3位  繋がれた明日  平均点 4.38  どこまでも暗く重い
主人公の青木崇高の目力が素晴らしい。少年犯罪で仮釈、待ち受けた社会は余りにも過酷だった。保護司によって、本人と職場で救われ、家族とぶつかり救われる。被害者の恋人とぶつかり救われる。しかし、被害者の家族までに救われることはない。しかし、残った刑期を自ら志願して終える。その後の、主人公がカメラに向かって叫ぶ言葉隆太「俺は人を殺した、許されないことをした、でも、人として生きていきたいと思います、精一杯生きていこうと思います、これからもよろしくお願いします」が、単純にしてありきたりだが、実に清々しい。ドラマとは思えない、ドキュメンタリーのような見せ方に、新鮮さを感じた。NHK渾身の一作と感じた。

■4位  けものみち  平均点 4.28  古くさいが素敵です
男と女、老と若、金と権力(政治)、愛と憎しみ、昔ながらのドラマのテーマを昭和の臭い台詞と映像で描いた。昔ながらのドラマ、嫌いではありません。テーマは古く、展開で納得いかない部分もありました。主役級の小滝と久垣の立場の変化が、説明不足だったような・・・。米子や秦野の死に方も、納得しかねた・・・。何より最後の結末が、意味不明な描き方だったような・・・。しかし、そんなことは些細なことに思えるのだ。鬼頭と米子と民子のエロさ満開桜、小滝と久垣の男の魅力汁、秦野や黒谷の小動物的なチョロチョロ感、美代子と奈々美のユルイお馬鹿さ、キャラと演技の一致が最高でした。役者で見せてくれたドラマでした。こんなドラマも見たいのだ。

■5位  相棒   平均点 3.78   我が家の定番だ
前回に続いて、我が家での定番ドラマ、マンネリでもいいのです。満足度高い王道ドラマだ。やはり、回によってばらつきはある。一番楽しかったのは原沙知絵さんが出た「天才の系譜」でした。姪で登場して、ミニ右京として推理を働かす。右京が、困惑することがこんなに楽しいなんて・・・しかも、原さんも演じて楽しそうで、知的で生き生きした魅力的な演技でした。肝心の事件のネタは面白くなかったのは愛嬌でしょうか。鈴木杏樹さんの「ついてない女」は新鮮な切り口だった。いつもは、死体や事件が起きて、相棒登場だが、今回は、犯人がバスに乗って高飛びする・・それを右京が密着する。薫が、事件と死体を探すのだ。うまく出来すぎではあるが、最後は、見事なオチも付いていた。平均しても得点高かった。

■6位  神はサイコロ   平均点 3.39  構造上の問題点が気になった
どうしてもドラマの構造上の問題点が気になって、純粋に楽しめなかった。 (1)シリアスとコメディが混在・・・会話の小気味よさで快く感じるときもある。しかし、感動しょうと思うとコメディ・タッチがとどめてしまうのだ。自分は単純な感動ドラマの方が好みです。(2)戻っただけでお腹一杯なのに、何でまた消えるんだ・・・再会して、自分を再構築するだけでも大変だ。10日で消えるなんて、設定が厳しすぎる。再会したことを見せるか、消えるらしいことを見せるか、常に、キャラも戸惑っている。見る方も戸惑っている。そこを一気に書き上げるほどの迫力はなかった。(3)サイドストリーの乗客の話が浅くなる・・・離島便で乗客が少ない設定で助かったが、全員の話を深めることは出来なかった。毎回メインはあっても、他の乗客も一話一日の設定なので描く必要がある。キャラは異様にのんびりしているが、話は忙しすぎた。

■7位  西遊記   平均点 3.32  意外にも好評
いつも月9は10位以下なのに、珍しく好評だった。役者とチープ目のセットとCGで頑張ったと思う。内容はお子様向けで分かりやすいが、ドラマは安くなかった。自分の好みは「時の国」とか「夢の国」で、紅孩児が一番のお気に入りで、難敵だった。ゲスト女優さん、酒井若菜さん、手塚理美さん、須藤理彩さん、菅野莉央ちゃん、良かったな。慎吾君の悟空は、ハイテンションで頑張った、毎回の啖呵は「黄門様の印籠」でした。深津さんの三蔵も、女々しくて(女だ、笑)、弱く、迷う。それでも仲間を大事にしたのは良かった。沙悟浄は究極の女の金魚姫と暮らしたし、猪八戒は、何と子豚を産んだ。そんな脇の話も楽しい。凛凛の水川さんは、日本中にインパクトを与えたと思う。可愛かった。老子も最初は???だったけど、作り込んだキャラは楽しませた。多分、大倉さんしか演じられないキャラだと思う。なんだかんだ、キャラで見せた娯楽作だ。

■8位  アンフェア   平均点 3.18  中盤でアンフェアさが許せず
これはアンフェアです。(1)警察内部の犯行は、アンフェアだ。伏線やテーマで厳しい警察の内省を描いて欲しい。〜→最後に小久保が出世してはいけない。(2)キャラが理由もなく、変更される時点で、アンフェアだ。変わる時、それなりのエピソードを描き(伏線でも可)見る者を納得させて欲しい。〜→蓮見、牧村、安藤のキャラの説明なしの変更は納得いかない。(3)最後のオチで、すべてが整合性がないのは、アンフェアだ。最後に、このドラマというジグゾーパズルが完成するとは思えない(つまり最高の喜びがない)。瀬崎、誘拐、バツ事件を繋ぐ一つの線は成立してない。ネットの復讐遂行サイトを登場させたけど・・それで説明不能、実現不能だ。〜→安藤だけで、すべての犯罪が出来るとは思えない。安藤の幼稚な復讐が最後まで貫いたことも納得いかない。〜→細部で説明不能な状況があったし、余計な伏線も多かった。アンフェアな伏線や、アンフェアなフェイクは許されるのか?  中盤までは、とても面白かった。仕掛けも凝っていて見続けた視聴者は多かった。昔の自分なら1位だったでしょう。秦さんの「共犯者」のトラウマです、爆。

■9位  輪舞曲   平均点 3.27   ありえないの爆裂
TBSの思いこみと空回りのドラマだ。壮大なドラマのわりに、細部でザルだった!? 最終回だけでも、あっさり伊崎の残した封書に辞令と警察署があった、爆。ユナを移送した夏目刑事が突然に、仲間の刑事を射殺して、ユナを龍吾の元に連れる。龍吾に監禁されたユナが、今まで出来なかったのに、最後は数時間でプログラムを完成した。何故か宋が、キムたちを射殺して、HDをとっていく、などなど・・・。役者さんは芸達者だ。竹野内さん、橋爪さん、杉浦さん、熱演です。アップが多いけど、揺れる画面と撮影も画面作りも凝っている。ストリーも複雑で、これでもか、これでもか、と作り込んである。しかし、肝心の大きなところで、ユルユルで視聴者の共感を得られない。細部まで念入りに作り込めば凄いドラマになったはずだ。でも、ジウ姫大好きなので、この順位です、笑い。

■10位  Ns’あおい  平均点 2.86  その病院は危ない、やめなさい
最後は超ユルユル人情ドラマだ。ぶちこわしだけど、あおいも高樹先生も、桜川病院を早く辞めるべきだ。患者は3ヶ月同じだ、医者は2人半(半は田所副院長で、管理職だから)の病棟だ、看護師は同じで、勤務交代しているのか分からない。地方大学出身だと出世できない・・あり得ないだろう? あおい、高樹先生なら、どこでもやっていけます・・笑い。そんな設定で白けてしまった。漫画お馬鹿ドラマに徹すれば別の見方もあったが、意外と深刻な問題提起もあった。看護師は、救急の現場でどこまでやれるか? 法と超法規的な救命の場面で・・・解釈は多様で、答は出ない。このドラマでは、人道的処置で処分なしになったけど・・?? 役者さんは頑張ったけど、中途半端な描き方だった。

■11位  夜王   平均点 2.82  ホストに興味なし
ホストに興味なく、祭と同じ立場で、引いて見ていた。しかし、中盤からしつこく、ホストクラブは女性を癒し幸せにする場所か、楽しませて金が生まれる場所かで、遼介と聖也が競いだしてから面白くなった。それは終盤まで、どんどん盛り上がってきた。ホストを扱っているが、描き方は昔ながらの日本映画の王道の○クザ映画か、任侠時代劇だ。最終回は、親分の死後、兄弟で仁義と金を争っていたが、巨大な組が資金を持ち込んだ。今までのことは水に流して、協力して戦う、そして、組を立て直した。ホスト役のイケメン役者さんで、かみさんも終盤は楽しんだ。「ようこそロミオへ」。ドンペリゴールド(30万円)、ロゼ(10万円)、リシャール、シャンパンタワーと楽しかったです。

■12位  喰いタン  平均点 2.28  お馬鹿ドラマでしたね
探偵物なのに、掟破りの低温系のドラマだよね・・緊張感なしユルユルだ。でも、東さんの不思議な存在感や、京野ことみさんの男口調など、新鮮だった。

■13位  ガチバカ  平均点 2.15
ベタな学園ドラマでした。だから最終回だけ面白かった。なんだかんだと、全部見ましたヨ。高橋克典ドラマは、我が家では何故か見てしまう。不思議だ・・・。

■ワースト作品  小早川伸木の恋   3話で脱落
ワースト作品は脱落したドラマはあげないのだが、これはいいだろう。医療ドラマは我慢して見るのですが、これは3話で脱落、原因は片瀬那奈さんの妙子と、そんな妻に優しいのか情けないのか付き合っている伸木が、信じられなかった。自分が、若くて元気なら最後まで見たかな?

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(NHKドラマ)

■5位相当  氷壁     平均点 4.00
前半、とくに2話までの山岳シーンは圧倒的で、最高だった。しかし、最終的には主人公の思いこみの暴走で、周りを大混乱にするだけの話に終わった。そして裏の実質的な主人公の美那子の心情が理解できなかった。結局、大人の八代の愛し方が究極である・・・そんな馬鹿な終わり方なの? もっと描き方があった、挑戦は評価するが・・・平地編が破綻していた。

■6位相当  出雲の阿国   平均点 3.63
秀吉の時代の京の庶民の生活の変化を見事に描いた。そこは新鮮だった。阿国は歌舞伎に、形式を越えて、時代の新しい全てを取り入れた。愛し、捨てられ、失った三九郎との愛さえ、歌舞伎に取り込んだ。形式で、芸術に高めたい三九郎は「阿国はお化けだ」と敗北し、お菊と姿をくらます。阿国は一人で踊りを極めた。ドラマでは阿国役の菊川怜さんが、芸術家としての凄みまで演じきれなかったのが残念だ。

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各賞は白夜行に集中してしまった。また理由も客観性のない個人的好みですみません。

■主演男優   オダギリ・ジョー(時効警察)〜 よくぞ、演じてくれた
       次点 青木崇高(繋がれた明日)〜 目力の素晴らしさ

■主演女優   綾瀬はるか(白夜行)  〜 はるかタン、プチ濡れ場、サイコー
       次点 麻生久美子(時効警察) 〜 SALAのCMの美女が笑いを

■助演男優   武田鉄矢(白夜行)   〜 くたびれたコートに執念が
       次点 佐藤浩市(けものみち) 〜 何者だ? でも格好いい

■助演女優   八千草薫(白夜行)   〜 最後の台詞だけで決定
       次点 京野ことみ(喰いタン) 〜 無理して男になった、叱ってほしい

■子役     向井地美雪(アンフェア)〜 台詞がなくても最高に演じられる

■脚本賞    森下佳子(白夜行)   〜 原作を映像にする苦難、暗い内容が美しい
     次点 ケラリーノ・サンドロヴィッチ(時効警察8話) 完璧の1話

■演出     自分には評価できず

■主題歌    「影」柴咲こう(白夜行)

■せりふ    礼子「二人して、そのザマか、哀れやな〜」(白夜行)

■素敵な男優  志賀廣太郎(アンフェア)〜 綺麗な声で存在感たっぷり
           前川泰之(けものみち) 〜 哀れに犬のように・・
           尾上寛之(繋がれた明日)〜 ワルになれない良い人
           平幹二郎(けものみち) 〜 大御所ですが、エロさに圧倒された

■素敵な女優  ふせえり(時効警察)  〜 間合いと空気が凄い
           大塚ちひろ(白夜行)  〜 めがね美人フォー
           福田麻由子(白夜行)  〜 あなたは子役ではなく女優です
           水川あさみ(西遊記)  〜 日本中に魅力を認知させた
           大川栄子(神はサイコロ)〜 懐かしい、これからも出てください
            ジウ姫(輪舞曲)    〜 おじさんは一応押さえておきます、OTL。

■ゲスト役者  原沙知絵(相棒16話) 〜 右京そっくりを演じた、楽しそう
          石井正則(西遊記8話) 〜 時空を行き来できる弱い妖怪、好きです
          木内晶子(夜王8話)  〜 演技は別にして、美しさが輝く
2005年10月ドラマ
■1位 1リットルの涙  4.6  全話完走してアップ
3話でキャラが落ち着いたところから、連続5つ★が続いた。自分は難病物に弱いパターンで、「世界の中心で」と同じく泣かされました。原作の日記や、手紙も読みました。それらは断片です。それを肉付けするには苦労もあったと思います。また、実話はもう18年近く昔になるので、医療の状況が全く違う。当時は付き添いさんが、患者の横にいたのです。それについての悩みも原作では多かった。患者中心の医療や介護職員は、普及してませんでした。また遙斗などのキャラは作ったもので、どう動かすか戸惑いもあった。しかし、実話の持つ強さ、エンドロールでの亜也さんのメッセージの重さ、これらは素晴らしいものでした。医療者としても、5話では身体障害者福祉法を見直しました。参考になり、身の引き締まる思いでした。実話の祖父江先生、山本先生は、偉い先生ですが、臨床で患者さんを大切にしていたことが推測されました。沢尻さん、成海さん、薬師丸さん、良かったです。藤木さん、陣内さんも良かった。挿入歌の「粉雪」は良かったが、毎回雪が降ったのは・・?
■2位  相棒    4.5  ほぼ完走、夫婦で楽しんでいます
もう、これは別格のドラマです。夫婦で水戸黄門みたいに、おきまり定番で楽しむ物です。シリーズも4となりました。前シリーズで設定が崩れましたが、今シリーズは元に戻って、完全な相棒コンビ・キャラを楽しみました。一回で終わるものだから、当然、いい回とそうでないものがある。またゲストを楽しみにする回もある。9話「冤罪」、8話「監禁」、6話「殺人ヒーター」、2話「殺人講義」は工夫されたものもあった。終わったときのやりきれなさが残った「殺人ヒーター」と、「監禁」のサトエリの演技が印象に残っている。これまでは印象的な回は2つほどで、平均すると3つ★で、順位も7位前後だった。今クールは平均してもネタも工夫されてポイントと順位が高くなった。確かオリコンの満足度の高いドラマとして上位でした。水谷さん好きの、かみさんと一緒に見ていた。
■3位 慶次郎縁側日記2   5.0 重くて難解、そこが減点だけど・・
高橋さんの「茂七」と「慶次郎」シリーズは欠かさず見ている。今シリーズは毎回のエピソードの他に、三千代を乱暴した常蔵、そして、その娘おぶん、常蔵を許せない慶次郎と晃之助、仇討ちを止めおぶんを愛する辰吉、この関係が最後までもつれていく。9話で常蔵が死んでいき、大きな山場を越えた。罪を許す、人を許す、それが取り締まるものとして、生身の慶次郎個人として、どう受け止めるか。テーマは重く、描き方は難解だ。7と10話の最終回は見ていない。でも、各話とも、絵が綺麗だし、ゲストも楽しみだ。6話の再会は素晴らしかった、石田えりさんも凄かった。普通に見ていると、普通に終わるが、完全に理解できない。もう一度行間を読み、心情を推測して、初めて分かるものが多かった。そこが欠点だが、そんなドラマは今では貴重だ。9話の常蔵の死ぬ回は、舞台か映画のように映像が美しい。おぶん役の邑野みあさん、最初違和感あったが、最後には完全に時代劇にはまっていました、拍手。
■4位  花より男子    4.4  全話見ました
初回でイジメなどが出て、どうなるのかとひいてしまった。しかし、初回の最後につくし役の井上真央さんが道明寺役の松潤を平手打ちして、このドラマが決まった。そこから二人のコンビが最後まで最高だった。この二人なくして、このドラマの成功はなかった。おじさん的にはもちろん、井上真央さんが、最高でした。永遠に忘れられない女優さんになりました。もちろん、脇の類役の小栗君、饅頭屋の女将役の加藤貴子さん、三条桜子役の佐藤めぐみさん、目立っていました。金持ちに対して、卑屈にならず、面と向かって貧乏人と主張するつくしの小気味よさは嬉しかったです。勝ち組と負け組と言われるが、貧乏人でも負け組ではないぞ〜〜と気合いを貰った。印象的なのが、加賀さんの楓に塩かけた、つくし母役の石野さんの気合いに乾杯だ。展開は漫画的なベタだけど・・・笑い。
■5位  熟年離婚   3.9   全話みました かみさんは中盤から一緒に
50代の自分には最高でした。視聴率も良く、団塊世代が定年になって、家にいるとテレビを見る可能性も高いし、この世代は教育水準も高く、独自に行動する。この世代向けのドラマも需要があると言われている。中盤までは一人で見た。展開次第では、我が家も離婚の危機かと畏れたのだ、笑い。全9話で、初回と中の5話で離婚が成立するところが大きく展開して緊張感が最高だった。そこから、終盤はみんな(草笛さんも、敦也も、聡美の前夫、奈緒など悪役で混乱させる役のみなさん)いい人になってしまった。それではドラマとしては腰砕けだ。そこを工夫して力で展開してくれたらもっと、評価は高くなっただろう。このままでは、専業主婦の洋子が世間知らずの馬鹿な妻という結論に見える。ここらの細かい設定が納得できなかった。渡さんの幸太郎は、本当に素晴らしい男だった(かみさんも同意見)。後半で再婚かと思ったが、黒い幸太郎が復讐して許さなかった。ドラマの役の年齢設定と、役者の実年齢とキャラに違和感があった。それでも、見入ったのは団塊世代の定年が突きつける問題の大きさだ。続編は設定を変えて、熟年再婚でも・・爆。まだまだ需要はありそうだ。
■6位  野ブタ。をプロデュース  3.8  全話完走してアップ
実はこのドラマの評価は難しいと思う。悩むところだ。主人公3人のキャラ設定は素晴らしい。中盤までイジメが出て、とまどいました。しかし、3話のお化け屋敷で−−−今、手を繋いでいる人との出会いは、奇跡の出会いです、出ても話すことのないように−−−これで、このドラマの構造の謎が一つが解けた気になった。自分が成長するには大事な人との繋がりが必要だ。信子と修二と彰の繋がりが必要だ。そして、5話で信子にシッタカやカスミという友達が出来た。このドラマは信子の成長変身ドラマでもあるが、実は裏(実は本当の)メッセージは修二の成長物語なのだ。修二の自我の確立、自分を出す過程を描いているのかもしれない。信子だけは、信子として、自我は持っている。ただ、孤立しているので、周りとすりあわせることが大事なのだ。信子には、大事なものが分かっている。それは自分を支えてくれる大事な人と心を通わせ、その人を喜ばすことだ。修二には、それがない。誰とでも、適当に良い距離で、いい人でいたいのだ。それが今日、はっきり分かった。自分はそう書いていた。そこが頂点だった。そこから最終回まではちょっとテンションが保てなかった。、残念。途中犯人探しで盛り上がったが、あの描き方は良かったのだろうか? 疑問が残る。主題歌は最高だった。
■7位  あいのうた   3.6  全話完走してアップ
初回と最終回が残念だった。岡田さんの脚本だもの想定内でした、笑い。初回の余りに暗さに戸惑いました。しかし、2〜9話までは★4つで、洋子の菅野さんと榎本の和久井さんにコント、柳沼の成宮さんとももこの佐藤さんとのボケからみ、飯塚の小日向さんの自虐いじられコント、みな楽しかった。ただ、何で、片岡を余命半年にしないといけなかったの? この設定だけは許せないな。しかも、最終回片岡は生きているし、笑い。脚本の岡田さんの特徴がはっきりしたドラマだった。最初は、素敵な結末を考えられない脚本家なのではないかと思った。それとも、頑固なこだわりがあるのだろうか? 次は、設定は岡田さん得意の疑似家族の世界だった。最後は、セリフで同じ言葉の繰り返しが多い。9話の優二のセリフ「とうさん、お前たちが大好きだ、大好きで大好きで、大好きだ」。大好きを4回も言っている、笑い、岡田節ですね。これが泣かせるかどうか微妙だ。今後も注目していくつもりです。
■8位  着信アリ    3.8 4話までしかみていない
実は4話までしか見ていない。それなのに評価して良いのだろうか。どんどん殺人が起こるし、おどろおどろしい展開も凄いです。恐がりなので、夜に一人で見ることが出来ない。昼は時間がなくて見られない。悪循環でした。4話まででも、かなり面白そうな作りであった。そして、終盤は意外な展開らしい。そんなで、このまま8位にしました。最後まで見るとベスト5に入ったかも・・
■9位  大奥・華の乱   3.3  全話完走ほぼアップ
本当に楽しんだが、順位と評価は低いですね。自分でも驚いています。今回は内山さん、小池さん、藤原さん、高岡さん、中山さん、貫地谷さんと女優さんは色々登場しました。とくに小池さんのストレートな演技、藤原さんの最後には本性の悪に徹する演技、嫌いではありません。もちろん、江波さんの存在も大奥らしく良かった。しかも、世継ぎが次々死んでしまうので、真相を知るサスペンス的な楽しさもあった。これまでの大奥の中でも、完成度も高く、良い方だと思いました。しかし、一番の収穫は、谷原さんでした。主役でしたね。これまで脇という感じでしたが、今回の大奥は以前あった綱吉ドラマの影響もあり、綱吉が再評価されています。だから、谷原さんと北村さんの主従の葛藤もスペシャルで描かれ、完結しました。スペシャルが解決編みたいで充実していた。
■10位  ブラザー☆ビート 2.5  全話みたが、時々アップ
普通のドラマで、気楽で楽しく見られました。言うと、素晴らしくも、感動的でもない。もちろん、いやなドラマでもない。国仲さんの眼鏡姿が可愛かった。田中美佐子さんの復帰おめでとうだった。初回だけ面白かった。途中から、熟年離婚を見ていた。
■11位  恋の時間   2.3  全話みたが、時々アップ
初回の雪枝の仕事ぶりと人生の価値観でがっかりした。本当に有能なひとは、人を丸ごと一言で否定しないと思う。昌男を痴漢で、香里を働いたことないから世間を知らない、と一言で切り捨てた。悟志との恋も思いこみばかりだ。身勝手さに大反発でした。でも、頑張って見続けました。6話からやっと、面白くなった。香里の結末は残念だが、夫と姑があれでは仕方ない。今までの結婚生活が何だっただろと思いました。役者さんも、今ひとつ盛り上がらなかった。泉谷さんのギターと歌を聴けたことしか残っていない。
■12位  鬼嫁日記   2.2  全話完走しアップ
1〜8話まで、鬼嫁でなく、馬鹿嫁と言っていました。自己中心的な、子供じみた嫁だと・・。9話以降はさすがに方針を変えてきました。もっと、夫婦での細かい作戦やバトルがあるかと思ったのに、残念でした。井上和香さんは、おじさん好きです。西丸優子さん、このドラマで美味しい役でした。それだけです。
■最下位、危険なアネキ  1.9
最終回なのに、キャラが深まっていない。一人一人の心情が全く描かれていない。このドラマの目標のみながわ復興も最終回のほんの数分説明的に終わっただけだ。うわべだけの結末だ。何だかさっぱり分からない。7、8話は★1つだけ、9、10話は星なしという前代未聞でした。どうすれば良かったのだろうか? 木更津キャツアイみたいにぶっ飛びにすれば良かった? それには細かい細部の仕掛けが必要だ。それが出来ると思えない。文句なしの最下位です。これまでは敬意を払った最下位だったのですが・・・視聴率があったのが不思議だけど、自分も見ていた。月曜日は疲れていないからね。
■その他
今夜ひとりのベッドで ・・・   最初の10分で魔の木曜ゆえ脱落
女刑事みずき 2.3  3話まで
穣王・・・実は北川弘美さんアニメキャラに見えた。このドラマ、実はエロでチープで大好きだった
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■主演男優賞   

渡哲也(豊原幸太郎〜熟年離婚) 見せてくれました義経に続いた夫婦
  
■主演女優賞 
 
井上真央(つくし〜花より男子) 役者としては、真央さんですかね

 次点 堀北真希 (信子〜野ブタ)  印象度としては1番、この3人は甲乙付けがたい
 次点 沢尻エリカ(亜也〜1リットル)泣かせていただきました、キャラでは1番
 次点 北川弘美 (穣王) 難しい役だった、周りのオッパイに負けないで頑張った

■助演男優賞

松本潤 (道明寺司〜花より男子)   こんなキャラでいいのでしょうか
 次点 錦戸亮 (遙斗〜1リットル) 順調に成長しています
 次点 角野卓造(知里の父〜ブラザー)職人の頑固親父はあなたです
  
■助演女優賞  

薬師丸ひろ子 (母・潮香〜1リットル)日本の母になりました
 次点 国仲涼子 (知里〜ブラザー) 眼鏡を続けてください

■プチ注目女優

柊 瑠美  (アスカ〜野ブタ)   大きくなりました
西丸優子 (吉岡里美〜鬼嫁)    何だか普通に可愛くみえた
貫地谷しほり(染子〜大奥)     時代劇で怖い女優さんの中で頑張りました
小池栄子  (お伝〜大奥)     眉と体で側室まで上がりました
佐藤めぐみ (桜子〜花より男子)  怖可愛い魅力でお気に入り
加藤貴子  (千石幸代〜花より男子)惚れた男は多いけど、楽しい役でした
邑野みあ  (おぶん〜慶次郎)   見事な成長ぶりでした

■ゲスト賞

石田えり  (おみつ〜慶次郎6話) 見事な昔の女でした
若松武史  (常蔵〜慶次郎9話)  見事な死にぷりで
山崎樹範   もうどこにでも登場している、甲本さんと二人で探すのが楽しみです
佐藤江梨子 (みさえ〜相棒8話)  Sで薫君をいたぶった女王さま
高橋かおり (繭子〜相棒1話)   いつまでも魅力的

■新人賞 

大西麻恵(及川明日美〜1リットル) 映画版をみたくなった
佐藤寛子(浜中ももこ〜あいのうた) 実はグラビアアイドルだった
     
■最優秀子役賞

該当者なし
 
■脚本賞    江頭満智留     途中で交替? 泣かせてくれました
■演出賞     該当者なし 
■主題歌    青春アミーゴ 修二と彰(野ブタ)〜文句なし、ちょっと口ずさむほど

■単発ドラマ(順不同)  

ハルとナツ★★★★★    親と昔話ができた
クライマーズ・ハイ★★★★ 古き良き男たちの哀愁
終りに見た街★★★★    古さと新しさのモザイク、新也の愛国青年にびっくり
ウメコ★★★★       心温まる子供の頃の不思議な世界
越路吹雪・愛の生涯★★★★ 苦手の天海さんがぴったりでした
太宰治物語★★★      太宰にのめり込んだ青春が嬉し恥ずかし
トリック新作SP★★★★   いつもの遊びで楽しんだ。仲間さんは奈緒子から抜け出れるか
飛鳥へ、まだ見ぬ子へ★★★★昔本で泣いた、今も泣いた、泣きたいのです
白線流し★★★       淡々と結ばれることなく10年が終わった
赤い運命★★★★★     単なる百恵→綾瀬はるかファンです
2005年7月ドラマ
1位   菊次郎とさき   平均点 4.55   全話視聴とアップで完走です
素晴らしいドラマでした。ありがとう。50歳すぎのおじさんには、昭和は懐かしく美化され悲しくも淋しくも感じる。でも、ここに描かれるドラマには笑わされ、泣かされ、最後に考えさせられた。貧乏で、嫌だったけど、今思うと、何とも豊かな時代だったと思われる。何もない戦後で、教育を大事にして、人間が資源だった。先生を尊敬し、隣人と仲間を大事にした。古き良き時代にひたりきって、かみさんと二人で思い切り泣いた。ドラマは、テレビが来た、内風呂ができた、ばあさんの娘義太夫、そんな話だけで、こんなに泣けるのだ。陣内さんが指摘した演出力ですね。5話から、青春編ですが、平紙岩さんがゲストで、楽しませてくれました。フランス座での修業時代も、嬉しいものでした。亜矢の小田茜さんと、絡むのなと期待したが、職場の先輩でしたね。ここでも、さきが師匠に、先生にしたのと同じく付け届けしたり、頼み込んだり、愚かさに泣かされました。菊次郎が酔って舞台に上がてコントしたのは、作り事でも楽しいものでした。もう続編は作れないのかな〜〜。

2位   電車男    平均点 4.18  全話視聴とアップで完走です 
ストリーはとても単純だ。電車男というヲタクとエルメスの恋の成就だ。それだけなのに、こんなにも楽しく、感動すらできた。これは演出の力ですかね。メインから、小さな役まで、キャラが抜群に立っていた。伊藤君の電車男はあまりにもピッタリです。もちろん、伊東美咲さんを徹底的にフィギュアのように美しく、ひたすら美しく撮っていた。陣釜さんの白石美帆さんのキャラは強力だった。女優生命危なしだ。おじさんも食べられたいな。おじさんは自虐的だから・・。
ネット住人は、絡みの演技がない。顔と上半身だけの登場だ。しかし、最後には皆が、新しく自分の道を歩みそうになって、感動したよ。AAの皆本役の小栗君は、セリフあったけ? こんな役は滅多にできないよ。冴えないヲタクが、エルメスとの恋が成就するなんて・・・自分をしっかり見つめ、自己洞察して、自己実現すれば、恋の可能性があるのだ。引きこもり、ニート、プー、ヲタクよ! 町へ出よう、恋をしよう、そして、働こう、と叫びたい。そんな意味で、テーマも新しく、希望に満ちたものだ。こんな新しいドラマを待っていたのだ。視聴率も良くなるのは妥当だと思います。

■3位  海猿   平均点 4.18(電車男と同点)  全話視聴とアップで完走です
ドラマ全体としては、セリフや展開やキャラで見せるドラマではない。腕立て伏せの肉体と、沈黙の救助作業という、緊迫したシーンで魅せてくれた。映画のようなこんなドラマは本当に減ってきた。最近のドラマはやたら説明的なセリフが多くなった。そういう意味で、このドラマの価値があった。このドラマはストリーもキャラもひねくれていない。まったくストレートで潔い。それで、潜水や戦闘のシーンの臨場感で見せるのは、大変だ。金がかかっていると感じた。大輔と環菜の恋も、まっすぐで潔かった。最初、女優が出ないドラマを心配したが、伊藤君のお尻(こんなに男のお尻が出るドラマは初めて?)と腕立て伏せ、懸垂が楽しくなってきた。仲村トオルさん、いい身体で、おとぼけだったし、笑えた。でも、死んじゃったよ。あそこは、もっと引っ張っても良かったと思う。ミッチョンも良い妻であり、母になる優しさを演じました。

■4位  いま会いにゆきます 平均点 3.60(ドラゴン桜より低いが)全話視聴とアップで完走
まったりしたドラマだ。ストリーの流れは本当に単純だ。だから映画の方が適切かも知れない(映画は終わって見ました、その感想は別にところで)。風景とミムラさんを光や、色合いの細部まで美しい映像でゆっくり描いてました。ミムラさん、良かったな。回想で同じシーンが何度も使われた。それでも、嫌にならなかったのは、視点の違いで、新しく見えるからだ。設定で完全に理解できないところがも、視聴者が行間を自由に想像できる余裕がある。だから、余韻に浸れる。成宮君との新しく愛を確認する過程もよかったです。おじさんは結構好きでした。ただ、世界陸上と総選挙で、休みになったのが、辛かった。いっきに描いて欲しかった。そして、巧の少年の福本君と大人の成宮君は似ていた。でも、黒川さんとミムラさん、ちょっと似てない。でも、演技は上手かった。沙織先生のMEGUMIが交通事故で腰を痛めたので休んだ。その影響は出ているのだろうか? もっと違うドラマだったのかな。

■5位  ドラゴン桜  平均点 3.82  全話視聴し、ほぼアップで完走です
漫画が原作のためか、どうしても流れや設定に無理が多かった。弁護士が学校再建で受験の先生になる? 偏差値30台の生徒が1年で現役東大合格? 水野の母は脳血管障害だから、毎回の印象は高得点だったが、全体を見るとドラマとしてアラが見えてしまう。ただ、自分は個人的に受験が大好きなのです。受験は才能を見極めるテストではない。知識を習得するには技術が必要だ。これが現実だと思っていた。受験制度に完全なものはないのだ。そこが、毎回の特別教師の授業が楽しかった。受験テクニックが一番楽しいものでした。それで毎回高得点だった。桜木先生も、一見悪ぶりながら誰よりも5人の生徒を理解していた。生徒も頑張りました。長澤さんは前から上手いが、新垣結衣、サエコさんも頑張ったと思います。役者の実際偏差値も上がったと思いますよ。公式を反射的に言うのも大変だったと思う。意外と長谷川京子さんが、いいキャラでした。汚れもボケも真面目さもすべて演じたようです。

■6位 がんばっていきましょい 平均点 3.40   全話視聴とアップで完走です 
中盤であの事件があったのは不幸で、だから途中ちょっともたついたが、最後は良かったな。可愛い女の子がみんなでボートを漕ぐだけで感動だ。ボートの試合のシーンは最高に美しく感動した。体育系のかみさんは大泣きだったよ。大杉漣さんも、不器用な父親を演じてくれた。ただ、設定が、少女に仁美が話すという形式を最後まで守り通したけど、要所だけで良かったのではないだろうか。そこが気になった。ブーと三郎君が、若い女性の視聴者を惹きつけて、結構視聴率も良かったようだ。たしかに、錦戸君はいい味を出していましたね。でも、オジサンは三郎が変わったこともよく分からなかった。ジャニーズは同じ顔に見えるのです、爆。美形の相武さんや、岩佐さん、可愛い佐津川さんも良いのですが、やはり、目がくりくりで、太り加減の鈴木杏ちゃんが可愛いな(声が好きだ、声フェチなのかな?)。それに、ボートの用語も妙に、新鮮で嬉しかった。しかも、愛媛のちょっと、田舎の普通校の進学校でしょう。最近、荒れた問題の多い高校が舞台のドラマが多かったので、とても、新鮮でした。おじさんは、この方がなじみやすい。懐かしいものを感じました。青春は、こんな普通の高校でもあるのだと確認できた。全体として良かったと思います。元気づけられました。特に海猿の重い後には、「がんばっていきましょい」と心の中で叫んだ。

■7位  刑事部屋  平均点  3.38   全話視聴とアップで完走です
意外と好きでした。最初は刑事物が多かった柴田さんのキャラが空回りと感じた。しかし中盤から寺尾さんと絶妙のコンビになりました。さすが、ベテランの役者さんは上手いです。役名で、「仙道」は道を辿る。「鵜飼」はまさしく、鵜を操る鵜飼であるが、同時に迂回だ。どちらも、結果よりも道筋を大事にする過程重視なのだ。それが対立しながら、微妙にからまって、最後に一つにまとまる。いいな〜〜、時には無茶な結末だったことも多かったけど・・・。仙道は空を見ていたが、それは石原さんでしょう、とツッコミなくなった、笑い。その石原さんですが、「笑っていいとも」でいじられる喜びを知って、もう何でも怖くないのだ。それで、最近はいい役者さんですね。今でも甲高い声が印象に残った。ゲストでは8話の小市漫太郎さん、7話小林涼子さん、3話相島一之さんが印象に残っている。3話は人情にあふれていた珠玉の佳作でなないだろうか。この結末から続編決定かもしれない。期待してます。

■8位 はるか17  平均点 2.90(平均点は悪いけど)全話視聴とアップで完走  
楽しかった。それで平均点よりも順位アップです。チープでいい加減なんだもの。ダジャレや、語呂合わせが満載だ。「いま、あいさつにいきます」など詳細は各話の記載を見て下さい。4話から韓国ドラマが必ず出て、ドラマのパロディをしていた。原作不明もあったけど、主役二人は最後までやり通したよ。そこにインリンも登場した。不思議だな〜〜。このドラマ結構、脇では役者を揃えました。古田新太さん、杉本哲太さん、佐藤二郎さん、この3人は最高でしたね。役者の魅力を最高に出していたと思います。勿論、橋本さとしさんとマギーさんのコントも、全話登場したが、最終回だけストリーに絡んだ。ここまで無意味にやる精神も素晴らしい。ユリ役の瀬戸早妃さん、菜々子役の相沢紗世さんも、結構印象に残った。今後活躍するのでしょうか? 更に脇ですが、事務服がお似合い渋い常連の大島蓉子さん、金子貴俊さん、大活躍だったカマ風のメイク役の深沢敦さん、バナナ大好きのガッツ石松さん、方言が素敵な高橋ひとみさん、温水洋一さん、ケーシー高峰さん、徳井優さんもみんな凄いよ。ゲストの西岡徳馬さん(高倉健さんのパロディ役)、朝丘雪路さん(意地悪な大女優役)は、こんなドラマに、あんな役で出ていいのでしょうか??二人とも、戯画化された役を超ベテランで見せてくれた。登場しないがオースギ(多すぎ・大杉蓮さん)・レンジャーも、重要な役でした。とにかく、評価は難しい。詳しく見ると、気づかない小ネタがまだまだ見つかりそうな気がする。そういう意味では楽しみは、深いかもしれない。そうだ、主役の平山あやさんを語っていない。実際も22歳ほどで、はるか17 を演じるには最適だったかも知れない。水着も意外と脂肪タッポリでおじさんは好きでした。芸能プロの一面を見た気もした。

■9位 おとなの夏休み 平均点 2.90    全話視聴とアップで完走です
冒頭の女性のヌードらしい、タイトル。夏の海と、熟女3人の物語。おじさんは好きです。視聴率は、7〜10%で、平均8%位らしい。脚本の一色さんは一桁さんと言われるだろうな・・。決して悪いドラマではない。特に主役の寺島さんは、おじさんにはたまりません。女の色気が満載だよね。絶対、愛人にしたいよ。ちょっと怖いけど。所々、たまらんシーンがあるのです。初回凄いエロ気でした。普通脱ぐシーンは、エロいが、パジャマを着るシーンがリアルでエロだった、爆。ただ、和幸やみゆきや壽美子のセリフは理屈ぽい、観念的だった。おじさんは嫌いではないが、テレビを見る女性は反発するのでしょう。特に、「専業主婦は」とか「キャリアで働く女は」と言うセリフは、余りにも決めつけすぎだった。見ていて「一色さん、まずいよ」、と叫んだ。優役の中越さんも頑張った。奔放な女性を結構演じた。しかし、中島知子さんは、微妙だな。お笑いのイメージがあるので、キャリアばりばりというのは設定に無理があった。脇のキャラももう少し魅力的にしっかり描いて欲しかった。少女Aも、健人と里奈も、ワンパターン過ぎないかな。中尾ミエさん、宇津井健さん、南田洋子さん、超ベテラン役者さんも使いきっていない印象だ。結末も何だか肩透かしのような気がした。結局、寺島さんを楽しみで、見続けたドラマでした。彼女の存在に圧倒されました。男性に人気がある女優さんは女性は反発する一例かもしれない。

■10位 こち池上署5  平均点 3.08  全話視聴とアップで完走です
おそるべきマンネリドラマです。小ネタで勝負ですが、意外と泣かされる人情ものがあるのでやめられません。今回は遂に署長の奥さんの英子さんが、高橋由美子さんだった、納得でした。レギュラーに小倉優子さん、松本明子さんが加わった。一番の佳作は5話の「百日紅の花」です。最後に篠田刑事が百日紅の花を見て「気持ちは目に見えないと思ったが、見えるんですね、そして綺麗だ」と泣く。これは泣きました。11話「騒音の殺人」、13話「幽霊タクシー」が良かった。

■11位 女系家族 平均点 3.25  4話まで視聴アップ、あとは最終回のみ視聴
原作も映画も見ていません(見ても忘れています)。最初、米倉さんをみると黒革の手帖の元子が残ってしまった。今回は森本レオさんの愛人で、しおらしい耐える女なのだろうか。最終回では怖かったけど、この結末では森本さんが主役だったよ。長女の高島礼子さんは、安定してぴったりです。次女の瀬戸朝香さんも、「大奥」でも着物なので、まあまあです。3女の香椎由宇さんは、若いのにフケ顔で落ち着いた新鮮な美しさです。設定が大きな呉服屋だから喪服も含めて着物をふんだんに着ている。立派な着物なのでしょう。ドラマに厚みを与えている。日本の女性は美しく、怖いと思った。次女の婿養子の沢村も、変わらぬお気楽キャラです。専務の橋爪功さんは、定番の一癖二癖もある男で、笑ってしまう。全体に古き良き時代のドラマですね。ストリーも人物設定も分かりやすく、ゆったりと進む。高橋克典さんはサングラスをかけると、特命係長只野仁じゃないか。脇から混乱させドラマを進める役です。沢村さんと女子社員の田丸さんも大変なことになる。ためて、ためて、最後にドッカンと行くドラマで、着物や役者の演技を楽しみました。ドラマの多い木曜で4話までしか見ていないので、4話までの平均点はいいのですが、順位を下げました。 

■12位 スローダンス  平均点 2.64  全話視聴とアップで完走です
初回は懐かしい感じがしたので期待しただけだ。あとは衣咲の母役の高畑さんの巨乳ぶり、8話の衣咲「取りあえず、パンツを取って、いただけますか」のセリフですね。印象に残るのがここらでは駄目でしょうか。深津さん、好きだったのに〜〜。もちろん、小林麻央さんに慣れてしまったのも自分ながら驚いた。

■13位 しあわせになりたい 平均点 2.42  全話視聴したが、7話までアップ 
序盤の貧乏話は辛かったな。母が死んで一気に貧乏から脱出したので良かった。個人的にはいらなかった。中盤からこのドラマのまったり感にも、馴れてきて意外と楽しくなった。長谷川のテンションの振れ幅のひどさ、無意味な分析好きは笑えます。テレビドラマが出来る裏側はこんなものでしょうか〜〜? 津川さんに代わって、伊原さんが局長になり、松下さんが一時ドラマをやめる展開は妙にリアルに思えた。ドラマ制作部門は世間と一緒で能力のない人が出世する世界なのか? 新人女性脚本家の話もありきたりだが妙にリアルがあった。業界のドラマなので嘘に見える本当が、ありそうでドキドキした。ただ、フカキョンのキャラは生きていなかった。フカキョンに不幸な話は似合わない。富豪刑事の方は似合っているよ。それに才能あるように思えない。そこがこの順位になってしまった。

■ワースト 女王の教室   平均点 1.09 全話視聴したが、アップは2回抜けて完走
おじさんはヤッパリ許しませんよ。「まだ、分からないの、目覚めなさい」と言いたくなるよ。何だか、終わり方を見ると、真矢は良い先生みたいじゃないか! 何で良い先生になるのだ。子供達がそういっているからか。担任に替わった教頭が言っているが、遅刻もしない、掃除も自分からしっかりやる、馬場ちゃんまで私立に行った。多分、授業も集中して、復習もしていたのででしょう。これがいい教育なのですか。クラス24名いて、みんな「出来すぎ君」(おとなの夏休みの洋介君)じゃダメだよ。
おじさんは、やはり、真矢が言ったことではなく、やったことから判断すべきです。やはり真矢のやり方には賛成できません。それは単純だからです。子供は未熟で、大人の教師は壁として、立って、厳しさを知らせるべきだ。それだけでは、絶対ダメだと思う。大人はある時は壁で、ある時は優しさであってもいい。多様の方がいいと思います。それは存在がカオスだからです。24名いたら、多様でいろいろであるものだと思います。それを作れなかった真矢は失敗していると思います。あんなよい子ばかりでは、将来が心配だ、爆。そして、言うことに感動している人が多いことにも疑問を抱いた。
多分、制作者は意図的に、ひどいこと、予想できない状況を次々と描いている。ドラマとしてのテーマや描き方の完成度、おもしろさ、楽しさを作り出すことは放棄している。テーマの意外性・極論的な描き方で論議を呼び起こし、視聴率を稼ごうとしている。確信犯だと思う。一部では評価されている真矢のやり方は、全体を考慮したものではなく、意図的に正論の中の極論ばかりだ。
24時間寝ないで、生徒に付きまとうことは出来ない。肉体的に存在的にありえない。真矢は、やはり悪魔というか、幻影が、妄想の産物でしか存在できない。それに気づいた人は少ない。思わず熱く語った。とにかく、このドラマは永遠のワースト・ドラマに奉納されるでしょう。

■主演男優賞  伊藤淳史(電車男)〜彼なしにドラマなし
            伊藤英明(海猿)〜お尻出し過ぎ、猿になりすぎ
■主演女優賞  伊東美咲(電車男)〜美し人はより美しく
            鈴木杏(がんばっていきましょい)〜クリクリ目で声がいい
■助演男優賞  陣内孝則(菊次郎とさき)〜馬鹿な酔っぱらい父は陣内さんです
            仲村トオル(海猿)〜腕立て伏せ、懸垂で、いい筋肉です、驚きNo1
■助演女優賞  室井滋(菊次郎とさき)〜逞しく愚かな昭和の母は室井さんです
            白石美帆(電車男)〜新境地で楽しそうでしたね
■新人賞      瀬戸早妃(はるか17)〜上手いと思えないが、何故か印象に残った
■最優秀子役賞 志田未来(女王の教室)〜ハルとナツを見て、凄いと思った
            武井証(いま会いにゆきます)〜映画とドラマで混乱しなかったのかい
■脚本賞      輿水泰弘 (菊次郎とさき)〜小さな話題を見事に泣き笑いのドラマにした
■演出賞      武内英樹、西浦正記、小林和宏(電車男〜見事なキャラの描き分けでした
■主題歌      「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」サンボマスター(電車男)〜歌は顔ではない

■印象の男優
六角精児(電車男)〜「相棒」でいつも楽しみでしたが、阪神男でメジャーです
石原良純(刑事部屋)〜 意外と存在感たっぷりです、これから大活躍しそうです
劇団ひとり(電車男)〜 お似合いのキャラでしたが、いい役者になれそうな予感
古田新太、杉本哲太、佐藤二朗、橋本さとし、深沢敦、マギー、大島蓉子(はるか17)
          〜 いうことなしの芸達者揃い 
品川徹、寺田農、金田明夫、小林すすむ(ドラゴン桜)〜 強烈個性の役者揃い、拍手
福本有希、黒川智花(いま会いにゆきます)〜 初々しい高校生でした

■印象の女優
村岡希美(スローダンス)〜 西山役ですが、妙に印象が残っている
小倉優子(こちら池上署)〜 ユウコリンのままの役者、潔し
芳本美代子(海猿)〜 良い妻と、母になる優しさを演じました
相武紗季(がんばっていきましょい)〜花がある若手女優です、岩佐さん、佐津川さんもです    
中越典子(おとなの夏休み)〜 一皮むけて、いい大人の女性です
香椎由宇(女系家族)〜 若いのに着物に負けず、凛とした大人の美しさだ 
ミムラ(いま会いにゆきます)〜 素敵でした、むにゅとハグして欲しい        

■最印象セリフ  深津絵里さんの衣咲「取りあえず、パンツを取って、いただけますか」(スローダンス)
■次回も期待で賞 小林麻央(スローダンス)〜 声フェチおじさんは癖になりそうです  

2005年4月ドラマ

最近は各回の評価を集計するのだけど・・・今回は集計データーなしで書きます。途中で海外に行っていたし、買い物に熱中してドラマに集中できなかった。やはり、評価はありきたりになりますが、ご容赦ください。今回もこのまとめだけは書こうと思いました。疲れた。おじさんの個人的な評価で気分を悪くしないようにお願いします。

1位、タイガー&ドラゴン

自分の作っているドラマHPでは、あらすじを書く。今までの中で、このドラマほど困難なドラマはなかった。少なくとも、現代と江戸時代と落語の3つが混在して描かれるのだ。全くお手上げだった。しかし、難解で困難だから、最後にうまくサゲが決まると大喜びだった。クドカンさんは凄いと感心しました。序盤はこのパターンになれるまで大変でした。しかも落語の内容を知らないので理解出来ないままの回もあった。だから、序盤の評価は低かった。盛り上がったのは「厩火事」です。これだけで、今でも泣けます。そして、この回に5つ★をつけてから、その後はドラマ全開、長瀬さん、岡田君の落語も上手くなって、驀進です。もちろん、MVPは西田敏行さんです。西田さんなしに、ドラマは成立しません。鶴瓶さん、昇太さんの本職の落語家さんが、脇から締めてくれました。もちろん、尾美とりのりさん、蒼井優さん、猫背椿さん、阿部サダヲさん、荒川良々さん、の有名どころは良かったです。伊東美咲さんもはじけていました。もうモデルあがりの女優とは言えません。発見したのは、日向あにきの宅間孝行さんでした。

2位、アタックNo1

本当は、これが一番だと最初から決めていた。長い漫画のストーリーを全て実写するのではなく、高校時代に絞って描いた。実際のバーレーボールのシーンは少なかったけど、若い女の子の汗と涙に絞り込んでいた。そこに潔さを感じました。もちろん、髭を伸ばして、いじめ抜く鬼の猪野熊監督(勿論、皆の成長を計算して追い込んでいたのだ優しい人)の船越英一郎さんは、ぴったりでした。もちろん、酒井彩名さん、加藤夏希さん、遠野凪子さん、宮地真緒さん、森田彩華さん、他、久保田さんも含めて良かったよ。70年代漫画のユルユルな世界の美しさを堪能しました。主題歌も懐かしかった。

3位、瑠璃の島

最初に子供を養女にする設定が無理と思いました。しかし、実話をもとしているので自分を納得させた。それがあっさり難関の設定もクリアして、3話で瑠璃が何の問題のない良い子になった。それからは瑠璃が大人たちより、一番立派な人間になった。まあ、主人公の成海璃子さんが、最高だった。年齢に似合わない存在感を感じました。彼女なしにこのドラマは成立しません。そして、何だか身長も伸びて演技も大きく感じました。脇の役者も良かった。緒形拳さん、倍賞美津子さん、小日向さん、小西真奈美さん、岸部一徳さん、竹野内豊さん、西田尚美さん、みんな素晴らしかった。自然の風景も素敵で最高だった。エピソードでちょっとドラマ的なご都合主義が目立った回もあった。海に落とした物が皆見つかるのだもの、笑いでした。最後に中学校ができるのも、あっけない結末だった。でも、愚かな身勝手だがちょとっと計算しているような母親、愚かだが天使のような照明さんなど、人間の素晴らしさを教えてくれました。

4位、雨と夢のあとに


実は流し見で終わっていたので、評価対象外だった。キムタエさんだけ見ていればいいと思っていた。最初の幽霊話で挫折したのです。でも、このベスト5で評判がいいので、まとめて見直した。ジャズの父子、火事の大家族、ここらで惹きつけられました。最後の方で、早川一家や、朝晴の両親、キムタエさんの暁子が話の中心になって、泣けました。本当に序盤の幽霊話でもたついたのがもったいないです。ブラザートムさん、いい役に当たってとぼけた熱演でした。大好きなキムタエさんが最後まで出ていて嬉しかった。もちろん、ちょっと優等生過ぎて苦手だった黒川さんが、清純な色気を発揮した体当たりに演技には参りました。音楽のジャズもちょっと素敵でした。誰かの指摘どおり最後まで、幽霊の存在を説明しようとしませんでしたね。幽霊はこんなに多いのかとびっくり、笑い。

5位、恋におちたら

これは大人のおとぎ話です。キャラが記号的に描かれました。例えば、高柳社長はITベンチャー企業の社長で金の使い方や、女の扱い方など、薄っぺらに描いている。多分、それは意図的です。だから、主人公の島男も、本当にアニメのキャラのようにスーパーな能力と振幅の大きな表情を見せる。だから、夢物語で最高に楽しませてくれました。終盤で会社がどうなるのか、ドキドキできた。最後には皆が幸せそうなのも良かった。龍太とまり子が良い味つけでした。この絡みを続けて見ているだけでも面白そうだ。もちろん、「リハオ」の星野役のサトエリはおいしい役でした。最終回の展開があまりに早すぎたことだけが、ちょっと不満でした。

6位、曲がり角の彼女

今クール一番苦しんだドラマが、33歳独身女子社員のドラマでした。やはり「アネゴ」と比べてしまいますよね。自分は曲がり角が好みでした。最初は、役者さんを見て、アネゴだと確信した。しかし、意外と千春の稲森さんに違和感がなかった。33歳で、優秀で、しかも不倫の相手もいる。ここが自然に感じました。結局、苦しみながら不倫を解消して、仕事にも前向きだし、果敢にも新しい恋を獲得する。サイドストリーでえり子が結婚までたどり着く姿が良かったよ。なつみも意外と地味で誠実なキャラだったことも嬉しかった。なつみの駄目な母が石井苗子さんに驚き。ただ、企業ドラマとしてはユルユルで、仲良しの職場で、資本提携もいい加減だったな。不倫相手の堀内も店潰される情けないキャラだし、その妻夕子が最後まで夫の不倫相手は千春だと気づかなかったような? 不倫もユルユルだった。

7位、あいくるしい

とにかく、野島脚本は過剰だ。主人公の幌と虹の戦士の物語(これで7話になる)を中心にして、家族をさりげなく描けば良かったのに・・・何でもかんでも詰め込みすぎだ。途中で脱落寸前だった。とくにみちるの恋、豪のほのかとの恋も中途半端だ。いらないよ。母親の病気と死(これで2話)、そして園子での再生まで、話は面白かったがこれも詰め込みすぎだ。結局幌の涙が出ないオチや地球を救うオチも理解できない。これならいらなかったかも・・・。整理して、本当に描きたいものを絞って欲しかった。逆に極言すれば、いっそのこと24話やって全部を描いてみることも手だったかな。折角、おじさんの大好きな綾瀬はるかさんが出ているのに、盛り上がらなかった。残念。

8位、離婚弁護士

自分は天海さんが苦手なのだ。それでも、ドラマとしての作りは評価している。ただ、今回の貴子の恋については、理解できない。弁護の事案では慎重なのに、恋に落ちるのは一撃なのですね。しかも、妻がいたとわ〜〜。戸田さんの存在については、貴子のプライベートを描いて行くにはどうしても必要なキャラだった。それでなく、事案だけで勝負するドラマとするなら、「相棒」や「おみやさん」みたいな作りになりますね。それは微妙だな。

9位、エンジン

見ていたけど、子供が多すぎて、ついて行けなかった。これが理由になるのは、ドラマファンとして申し訳ない。最初は井上脚本で期待もした。上野樹里さんも期待したのです。だが、残念な結果だ。キムタクが主人公なので、レーサーになった。それで、レーサーと養護園の話が別々になって、難しくなったよ。主人公を養護園の運転手にして、別の役者さんなら、ドラマは小さくまとまった。それでも、ドラマとして、見ることが出来たか? 疑問だが、話は分かりやすい。

10位、おみやさん

定番です。相変わらずで、ボチボチ見ていました。楽しかったが、感動するものは多くはなかった。

最下位、アネゴ

毎回見て、セリフも頑張ってフォローしたドラマです。自分も気合いが入っていました。立ち飲みの金太郎は記憶に残っています。どうしても、奈央子の存在が理解できなかったのだ。総合職はやめる、若い黒沢に惚れたり、見合い相手はゆずる、危険な沢木に夢中になる、人格障害の絵里子との距離を取れない・・・すべて、自己管理できていない。一流の企業の中で生きていけると思えません。小さな家族的な企業ならふさわしいのですが。しかも、テレビカメラに向かって、立派なことを言う。でも、やってることは小学校の仲良しごっこだよ。疑問に思ったのは、今の企業の中は公然の不倫が一杯なのか? ヤリ逃げ男など、企業はハレムなのか。ただ、戸田菜穂さんの役はよかった。彼女が主人公で部長と秘密裏に不倫して、やがて限界を知り、自ら決別して総合職となる。職場でのトラブルや身の上相談に乗っても、いいことはないと割り切ることが大事だと悟っている。奈央子がサブキャラで登場する。お馬鹿さんで、人格障害の元女子社員の自殺騒ぎに巻き込まれ余計なことばかりして、職場を乱す。そのくせ、反省がなくアネゴと呼ばれて、新入男子社員を落として喜んでいる最低キャラとして描けば納得なのだが・・・。当たり前すぎてだめなのだろうね。赤西仁君がやっと分かった。

「汚れた舌」、「夢で逢い」はリタイアです。最近見ていないな〜。ドラマ減ったのに・・
NHKドラマも、金曜ドラマの「柳生7番勝負」、23時ドラマは見ていません。

勝手に各賞を書きます、お楽しみということで容赦(以下敬称略で、失礼します)

主演男優賞   長瀬智也(タイガー&ドラゴン)不思議な落語をありがとう
主演女優賞   成海璃子(瑠璃の島)存在感で圧倒されました
助演男優賞   西田敏行(タイガー&ドラゴン)もう落語家でしょう
助演女優賞   戸田菜穂(アネゴ)冷静なあなたが主人公です
新人賞     青木さやか(曲がり角の彼女)袴田君と結婚する役を演ずるあなたは女優だ
最優秀子役賞  神木隆之介(あいくるしい)変な脚本でも自然にセリフが出る天才だ
脚本賞     宮藤官九郎(タイガー&ドラゴン)信じがたい複雑な話を書きました
演出賞     磯山晶(タイガー&ドラゴン)クドカンとの黄金コンビは不滅です
主題歌    アタックNo1 2005 福田沙紀(アタックNo1)懐かしさに涙、エンディング 夢のチカラ 上戸彩

印象の男優
小日向文世(瑠璃の島とタイガー&ドラゴンであまりに違うので驚き)、髭とサングラスで顔が分からない船越英一郎(アタックNo1)、さすがだ緒形拳(瑠璃の島)、あまりにも義経の宗盛との違いに驚いた鶴見辰吾(恋におちて))、意外と普通の会社員宮沢修の鈴木浩介(恋におちたら)、一人なので分かったよ、でも篠原さん相手で怖かったでしょう赤西仁(アネゴ)

印象の女優
漫才師だよ清水みちこ、可愛い蒼井優(タイガー&ドラゴン)、遠野凪子、久保田麿希ちょっと高校生は無理でしょう(アタックNo1)、計算した衝動さ西田尚美(瑠璃の島)、全話登場ありがとう木村多江、色気がでました黒川智花(雨と夢のあとで)、20歳なの落ち着いている松下奈緒(恋におちたら)

次回期待で賞  今回は残念だった綾瀬はるか(あいくるしい)
2005年1月ドラマ


1位 救命病棟  全話完走  平均点 4.73

震災医療という画期的なことに挑戦したスタッフに、尊敬するとともに感謝したい。このドラマは、登場人物が多くて、細部まで描かれていない。河野医師の兄弟は最後まで登場したが、前半のメインの父は途中で完全に消えた。楓の婚約者も1話だけだった。その代わり、故郷が出ていた。群像劇になるので、仕方ないのでしょう。ドラマとしては定番の展開で、ひねりもなかった。想定されることを、平均点で描いた気がする。しかし、医療としては震災医療について、一通り教科書的に紹介されていた。良質の教科書という感じだ。最初の地震の状況、トリアージ、クラッシュ症候群、透析医療と患者の移送、急性期とその後の医療スタッフの心と体、PTSD、家族や親子の問題、震災後のホームレスの行き場、政治家とボランティア、消防士の仕事、マスコミの役割など、網羅的に描かれていた(もちろん、細部はつっこみ所満載でした)。それを作り、多くの日本人が見た、それだけで、このドラマは評価されて良いと思う。

2位 相棒 全話完走  平均点 4.13

意外中の意外だ、これが2位なんて。でも、夫婦で大好きなのです。もう、右京さんと亀山のコンビは最高です。そこに、鑑識と角田刑事も定番で楽しませる。ネタも意外なもの→人間爆弾、長谷川巡査の殉職、犯罪被害者の会などが、それになる。もう一つは、コロンボ風の犯人たち→学園理事長と薔薇、殺しのピアノ、書き直す女優は魅力的でした。一番は11話です。娘を殺された老夫婦が、時効になり犯人は衝動的な殺人事件で死んでしまう。犯人が分かったが老夫婦に報告できなかった話は大泣きでした。手慣れた役者とスタッフで、ばらつきなく楽しませてくれる。そして時々佳作に出会えることは、極上です。

3位  H2  全話完走  平均点 3.80

唯一の問題は、寒そうなこと、見ている方も熱くなれなかった。でも、原作にかなり忠実で、あのテンポも脱力-浮遊感も「あだち充」の世界でした。ひかりの母の突然の死も原作通りです。漫画でも、あっさり、死んでしまうのです。それを見事に実写した。最初、春華がヒロインと思ったが、中盤からひかりがヒロインになって、引き締まってきた。微妙な3角(4角?)関係が、美しい青春を描いてくれました。7話、試合の負けた次の朝に、河原で抱き合う比呂とひかりのラブシーンは、久々のドキドキでした。おじさんには、美歩役の貫地歩しおりさん、千川のマネジャーが新鮮でした。意外と男たちも汗くささがなく、脱力系のドラマながら深いドラマになった。久しぶりに懐かしく淡い青春を思い出した。

4位 Mの悲劇  全話完走  平均点 3.70

序盤は長谷川京子さんの魅力に引きずり込まれた。初回の「おっぱい」を鷲掴みシーンが頭に残った。そして「まだ、思い出さないのですか、思い出して下さい」の甘ったるいセリフが頭を駆けめぐる。予想通り中盤で1年前の事件での美沙の復讐は終わった。そこからが凄かった。久保(松本)と衛と美沙の3つのMの運命が、終盤見事に一点に集中したのだ。佐々木蔵之介さんの恐ろしい演技が、無理矢理と思える偶然を視聴者に了解させてしまった。これは実に深いドラマらしいドラマだった。サスペンス・ミステリー調なので、犯人捜しなどに集中してしまう。しかし、ドラマは、「ささやかな事件が、恐るべき結末を引き起こす」という人間関係におけるカオス理論だった。最後まで問題だったのは稲垣君だった。そのキャラに最初からツッコミを連発した。しかし、それは制作者の作戦通りだった。他人を信じないで、自分は自分が守るだけと口で言い、頭で思っていた。しかし、忘れぽくて脇が甘いイイ人が、彼の本質だったのだ。そこまで計算なのだ。長谷川京子さんは助演女優賞をあげます。佐々木蔵之介さんは助演男優賞だ。実は一番ドラマらしいドラマで、裏の1位だ。

5位  みんな昔子供だった 全話完走  平均点 3.64

ほのぼのメルヘンとファンタジーだ。大人は昔を思い出し、子供は人を信じることの心地よさを感じる世界なのだ。登場人物も、役者も、風景も予想範囲内だが、それでも良かった。結末も淡々と描いていたよ。思い出は心に思い出にして刻み、一人一人が自分の道をしっかり進む。人間として大事なものを、全部描いて表現したと思います。バランスが良かった。心地よいドラマだった。子役たちにも拍手を・・

6位  ごくせん  ほぼ完走  平均点 3.43

最初は楽しかった。その後、視聴率に驚いた。それで、応援しなくてもいいと気が抜けた。それに、最後まで生徒の顔が分からなかった。まあ、水戸黄門パターンの楽しいドラマだった。

7位  富豪刑事  ほぼ完走  平均点 3.33

最初面白く大笑いだった。これは「エースをねらえ」と同じくヤラれたと思った。しかし、このパターンに中盤から慣れた。金の使い方が難しかった。金を使うことが不発続きだった。実は脇で見せるドラマだった。刑事さんたちは役者揃いで良かった。寺島さんは流石ですね。一番いい人でした。相島さん、鈴木さん、もちろん山下さん、見事でした。美和子嬢の勘違いはあったが、本当の恋愛なしは意外だった。ラクビーの回は、もうけものでした。方々にパロディが満載だった。

8位 特命係長只野仁 6割ほど完走  平均点 3.25

最初の4話ほどは真剣に見た。14話の伊原さんの侍は秀逸で、実は今クール単発回としては一番だ。それ以外は、女優さんが楽しみでした、もちろん、出てくるオッパイを喜び、女優さんの名前を検索して疲れた。坂上香織さん、鈴木早智子さん、などに驚きました。裸と悪を懲らしめる?エンタメに意外にも点数高かった。

9位 地検の女  ほぼ完走  平均点 2.86

意外と楽しみました。主婦の勘と、必ず主婦仲良し3人組、保険勧誘の女、娘や研修生が解決ネタを提供してくれる。定番の楽しさです。もちろん、ツッコミは満載です。ただ、6話の真行寺君枝さんの介護する女は秀逸でした。人の心の奥底のアンビバレンツを見事に描いた。

10位 優しい時間  終盤は見ていない  平均点 2.75

期待していたのだが、意外にも頓挫した。それは主人公の勇吉が余りにも自分勝手な未熟なキャラだからだ。拓郎のほうが真剣に生きていたような気がした。脇の役者さんは豪華に、確実な演技だった。映像も美しく、楽しめました。主人公のキャラに共感できなかったことが一番の誤算だった。北の国の父は愚かだが誠実な大人だった。息子の暴走も受け止める、余裕の大人であって欲しかった。それではドラマにならないが・・・

11位 不機嫌なジーン 全話完走  平均点 2.45

面白いといえば面白い。しかし、過剰すぎるのだよ。何もかも詰め込んだ。ストリーの時系列が飛び飛びで、わかりにくい。諫早湾の問題を入れるのなら、正確に深くきちんと描いて欲しかった。仁子と教授はハッピーエンドが良かった、だから最終回はいらない。時々秀逸なシーンもあった。バスルームのキスは強烈だった。まあ、21時のドラマなので、動物行動学の最重要課題の「性と快感」を真っ向から掘り下げれなかった事が気の毒だ。意外にも数学者の神宮寺教授のほうが、正解で深かった。数学には性も快感の問題はないからだ。

最下位ワースト 87%  全話完走  平均点 2.40

一番最下位だった。意外中の意外だ。夏川さんは健気で頑張るキャラで見事な演技でした。一番の欠点はバランスの悪さです。乳ガンについても、丁寧な描き方と思うと、手術はあっさりだ。若い女性乳ガン患者ひとみの死も、突然で宇月医院全員が通夜にでる? 一番の問題は、宇月医院で手術することの意味が全くストリーに生かされていなかったことだ。晶子が無理を言って、陽平が答えと院長が機材を揃えた。でも、宇月医院も黒木も発展することなく、最後は5年前の医療ミスの話になった。その話もおかしい。悪性症候群は、予想できないものだ。それで、一つだけの事例で副作用とすることは科学的に納得いかない。あらかじめ薬剤の構造上に予想される不備があったと推測するしかない。それに、患者の希望で高いリスクを承知して手術した。陽平は妻を手術した加害者であり、手術で妻を失った被害者なのだから、そこの描き方も納得できなかった。一つ一つは丁寧に描くのだが、全体としてドラマの構造が壊れていた。それにしても、こんな順位とは驚いた。

(総評)
救命病棟がダントツだった。あとは、きれいに少しずつ差がついた。それぞれ良い作品だったのだ。多分ページ作者さんがまとめても、点差はわずかで大混乱でしょう。本命なき戦いでしょうか? わずかな個人的な好みで評価が分かれると感じた。それにしても、1位と最下位が医療ものという不思議なクールだった。

あとのNHKドラマとか個人賞は、後日に書き込めればいいのだが(駄目かも)・・。書けたら、その時は見てやって下さい。深夜故、いつもの誤字脱字はご容赦下さい。

2004年10月ドラマ

10月ドラマは全話完走が8つ、ほぼ完走が1つ、半分視聴が2つ、途中リタイアが3つでした。NHKドラマは4つ全話完走でした。韓国ドラマもあって、ちょっと視聴が少なかったかも知れない。残念。今回は自分のホームページの評価がそのまま評価と一致しました。ダントツはないが、まずまずとリタイアしたものと2分されました。そして月9が意外と評価高かった。新選組だけは平均点よりも印象がいいのですが・・

1位:一番大切な人は誰ですか  平均点 4.3  全話完走

このドラマはテキストで、純文学なんだ。読み返し、考え直す必要がある。重層的構造になっていると感じました。表面はコントのようなセリフのやりとりがあり、時には濃厚なキスや抱擁や緊縛シーンまであった。幅広さには驚いた。そして途中から路留が謎であって、未だに理解し切れない部分が残っている。それはセリフがストレートな感情の発露や情報の提示ではなく、心情を複雑に吐露したテキスト(書き言葉)で否定とも肯定とも取れるのです。結局単純にいうと、巡査の主人公が転勤したら、元妻と子の近くだった。そこで今と元の妻、さらに子供まで混乱する。そして、それぞれの愛と関係を再構築していくのだ。巡査なので事件が毎回起きて、それをネタに話が進むのだろうと思ったが全く違った。どこまでも深く深く絡まって突き進むのだ。恐ろしい。そして役者では宮沢りえさん、最高でした。押したり引いたりの演技の呼吸や色気に圧倒されました。小林涼子さんは、宮沢さんいに負けないストレートな演技でした。縛られたシーンは永久保存です(意味が違うけど)。他にも中村久美さん、吉田日出子さんも良かったです。

2位:黒革の手帖    平均点 4.1    全話完走

元子は誰にも頼らず前に向いて走り続けた。信じられるものは現実的な金で自分だ、曖昧な愛や他人である男ではない。男に頼って生きない。元子は波子や市子と違って、潔く男らしい。銀座の町を男を踏み台にして(恐喝まがい)、女のトップにのし上がる。それは悪かも知れないが、元子は巨悪に向かっているから、見ていて厭ではない。しかし、元子は常に綱渡りだ。それは、店で儲けて少しずつ大きくしていくものではないからだ。元子が自分で生産したものはない。悪の情報だけだ。絶頂と奈落のスリル感を楽しんだ。ともあれ、米倉涼子が着物をぴっしと来て、颯爽と歩く姿だけで嬉しくなった。米倉さんに、室井滋さんが光っていました。男では小林稔侍さん、津川雅彦さん、は演技ではなく地でやったのでしょう。男のエロさ満天で凄かった。マジで楽しんでいたのではないでしょうか。

3位:八雲樹       平均点 4.0    ほぼ全話完走

最終回だけまだ見ていないが、ほぼ全話視聴した。設定や民俗学的なネタ好きなのです。でもネタはトリックでやり尽くしたので、結局はキャラが立つか心配でしたが、及川さんと平山さんのコンビは良かった。合格です。それで評価は高くなった。それにこの枠特有のエロさもお気に入りです。八雲が謎を解いたときの決めポーズも金田一少年やコナン君も思わせましたが、良かった。チープな感じが大好きで、この枠はいつも順位が高い。      

4位:めだか       平均点 3.9    全話完走

学園ドラマや教育ものは好きなのです。最初に定時制ということで、重そうだった、初回は本当に重かった。しかし主役のミムラさんのキャラで明るく、彼女の成長ドラマということで楽しくして貰った。中盤で森村先生が病気であっけなく死んだ。その時の言葉は今も記憶に残る。「大事なことは舞台に上がることだ」。上手くやろうとか、他人の評価を気にするな、自分が自分の人生を生きろと言うことだ。これはめだかや、その周辺を大きく変えていくことになる。最後はちょっと都合良すぎる展開だったが、自分は気にならなかった。このドラマが、それほどリアルさが必要ではないと感じた。役者さんも揃っていました。泉谷さんは、今の日本の役者さんで愚かな父親役の最高なのではないでしょうか。他にも、原田泰造さん、山崎樹範さん、須藤理彩さん、黒木メイサさん、注目でした。

5位:大奥第1章     平均点 3.4   全話完走

前半の春日とお江与のバトルが面白かった。高島礼子さんが凄く、松下さんが張り合って、楽しかった。そして、西島家光が意外とはまった。「余は男狂いじゃ」「余は生まれながらの将軍だ」で爆発しました。本当はお万の登場からを期待したが、これは不発だった。尼から還俗して、側室となり、他にも側室が出来るという。確執の連続が丁寧に描かれると良かった。バトルがお江与対春日みたいに対等でないので、盛り上がりに欠けた。自分の好きなキムタエさん、野波麻帆さん、京野ことみさんが揃ったのに残念だ。隼人とお万の絡みが長すぎた印象だ。驚いたのは家康役の藤田さんの三河弁です。


6位:ラストクリスマス  平均点 3.1    全話完走

月9としては面白く、評価も高かった。いつも10位前後です。これは主人公の春木が、まっすぐに由季に向かい合っていたからですね。幸子や仁美や由季の病気などが近づいてもぶれなかった。ただ、ドラマとして過剰だったと思う。仕掛けをたくさん作ることがドラマを面白く盛り上げるとは限らない。今振りかえると5話での大きなツリーでのキスが最高に良かったかも知れない。最初から引っ張った由季の病気ネタは、最初からやるならしっかり病名も入れて描いて欲しかった。描かないなら辞めて欲しかった。とくに最後にアメリカで手術して1年間入院では、呆れてしまった。本当に残念だ。それでも、矢田さんは可愛かった。レディスなんて無理な設定も一生懸命演じた気がした。でも他のキャラで好きな女性がいないことが残念だった。

7位:本池上署      平均点 3.0    全話完走

これはマンネリです。ネタ次第です。時々見られる宮村優子さんの脚本で2本ほど、いいドラマがあった。とにかくバラツキが大きかった。

8位:相棒         平均点 3.0ほど  半分視聴

これもマンネリだ。しかし、これまではコンビがしっかりして、キャラで見せてくれました。かみさんも大好きなトドラマでした。今回はコンビが崩れたり、一人加わったりして混乱した。とくに亀山と美和子が別れたのが辛かった。前まで、このコンビはよかったのに。ネタで警察内部の事件になると辛い。

9位:京都迷宮案内   平均点 2.5ほど  半分視聴

これもマンネリだけど、ネタ次第です。アップはしなかったが、半分ほどは見ました。杉浦のヒネクレの視点が楽しいのです。

10位:マザー&ラバー  平均点 2.4     全話完走

全話完走してアップしました。篠原涼子さんの健闘で、最後まで見ることが出来ました。松坂さんと坂口さんの親子が、やはり微妙で、何度も繰り返すセリフ回しも微妙でした。唯一蛍原さんはイイ味出していました。劇団も毎回同じ稽古でなく、進んだストリーを期待したのに。水川さん、劇団主宰者で駄目出し演技でしたが、もう少しヒネリが欲しかった。残念。

11位:3B金八先生    平均点 2.2     6話リタイア

とにかくうるさかった。5話の涙のソーラン節だけは楽しめたが、ドラマというよりドキュメンタリー的な感動だった。これまでみていなかったので、入れなかった。6話でリタイアでした。残念。まだ続いていましたね。弥生のヤヨが良かった。他にも将来の主役が出てくるのですね。楽しみにします。

12位:夫婦         平均点 2.1     全話完走

全話完走した中では最下位だ。どうしても、華の思いが理解出来ない。そこから全く先に進めない。とにかく40から50歳が、高校生のような幼いラブコメを演じた不思議なドラマだ。唯一大人だったのが静香だった。

13位:ナースマン     平均点 2.0     3話リタイア

とにかくナースのお仕事、以来のナースものだが、ナースマンにした意味が全くない。それだけ男性看護師が定着したということか。3話でリタイアした。

最下位:ホットマン2    平均点 1.3    3話リタイア

メインとも言える志麻が小西真奈美さんから伊東美咲さんに交代した。そして、イキナリ舞台が海沿いの田舎から都会に戻る。そして七海ちゃんは喘息発作まで来て、頓挫した。前シリーズも堂々の最下位でした。

(NHKドラマ)

1位相当:慶次郎縁側日記   平均点 5.3   全話完走

これは凄かった。老いと恋で、老いる哀しさを描いてくれた。5点満点で5点を超えた点を取った。初回と2回の隠遁するまでは見ていない。加藤夏希さんと坂井真紀さんの色気あふれる回は最高だ。良質の省略の短編ドラマの最高峰で古典として残してはどうだろうか。それに脇役の凄さだ、石橋蓮司、奥田瑛二、遠藤憲二と来れば必殺でも何でも出来そうな顔ぶれだった

4位相当:ちゅらさん3      平均点 3.8   全話完走

これは顔合わせするだけで、楽しみです。エリィとその仲間の世界は完結している。

5位相当:最後の忠臣蔵     平均点 3.6  全話完走

初回の討ち入りから、後日談を描いていった。人の営みがある以上ドラマは延々と続いていたのですね。初回の凄さに圧倒されて、中だるみもあったが、最後に法要と婚礼で締まりました。ここは北大路さんと上川さんの演技が素晴らしかった。

6位相当新選組         平均点 3.3   全話完走

不思議だな、終盤の盛り上がりでもっと点数は高いと思った。自分では新見の切腹が印象に残る。これが山南の切腹に繋がる伏線だったと思います。駆け抜けた青春だったのですね。

主演男優:上川隆也、岸谷五朗、及川光博、織田裕二
主演女優:米倉涼子、松下由樹、ミムラ
助演男優:西島秀俊(大奥:家光役)
助演女優:宮沢りえ(一番大切な:東子役)、篠原涼子(マザーラバー:)、高島礼子(大奥:お江与役)、平山あや(八雲:富良野役)
新人賞:小林涼子(一番大切な:小南役)黒木メイサ(めだか:明日香役)、西丸優子(マザーラバー:今日子役)
     岩田さゆり(3B金八:弥生役)
男優賞:泉谷しげる(めだか:刈谷役)、児島清(ラストクリスマス)、蛍原徹(マザーラバー:種田役)、小林稔侍(黒革:楢林役)
女優賞:須藤理彩(めだか)、矢沢心(マザーラバー:麻衣子役)、室井滋(黒革:市子役)、木村多江(大奥:孝子役)
      高畑淳子(金八:本田知美)、西田尚美(夫婦:静香役)、中村久美(一番大切:園川役)
ゲスト賞:安藤希さん(池上署5話:安藤役)、林隆三(めだか:森村先生役)蒼井そら(八雲3話:杏奈役)
      三谷昇(八雲5話:唐津役)
脚本:大森寿美男
音楽:スピッツ「正夢」(めだか)


最後にこれは、例の巨大掲示板にも書き込みました。そしてあくまでも個人的な好みの順位で、普遍的ないいドラマ悪いドラマというわけではありません。大好きなドラマの評価が低くても、その人にとって素敵なドラマが、その人にとって最高のドラマであることに変わりはありません。巨大掲示板の順位と自分のものもいつもかなり違っています。そちらも楽しみにして下さい。

2004年7月ドラマ
今クールは「世界の中心で」はじまり、終わった。30年前、自分が医者になって最初の1年ばかりは血液内科だった。その教室では、骨髄移植を始めようと第一歩を踏み出していた。個人的な理由で自分の研修医時代に経験した患者さんのことが思い出されて、チクチクと心が痛み出す。白血病というと、それだけで自分はセンチメンタルになってしまうのです。他は省略しても良いのですが、折角の機会です、まとめました。完走11本、概ね視聴したのが2本です。NHKが2本です。

1位 世界の中心で愛をさけぶ   平均点 5.09   平均点順位 1位 毎回かみさんと泣く
毎回かみさんと二人で思いっきり泣きました。ストレス発散で体に良かった。テーマが病気で死と純愛でストレートだ、ベタになるものを、綺麗な絵と丁寧なセリフで細部まで書き込んだ気がします。細部の書き込みとして例をあげると、挿入された話も良かった。谷田部先生が病室で読み上げる枕草子の意味が「何よりも思いやりの心が大切であるということ。特に思いがけない好意を受けた時は、 すごく嬉しいものです、小さな優しさが人と人との間に 潤いを与えてくれるのですよ」だ(10話)。そして、気持ちよかったのは亜紀の死に対する潔さでした。死後の世界を認めない、亜紀「あの世って信じる」。サク「信じたいけど」。亜紀「信じられない、それは残された人が作った世界の気がする、存在して欲しいと願う世界だ」。(5話)。
「夏之日 冬之夜 百歳之後 帰千其居」詩経の葛生。夏の長き日、冬の長き夜、きみはここに眠っている、百歳ののち、わたしもいずれ君のもとに眠ろう、安らかにその日を待ちたまえ(3話)。
しかしアポリジニーの世界では、この世のすべてのものに理由があるの、災害や争いや死、私たちの世界ではマイナスも、私の病気にも理由があるはずよ、それを悲しいとか苦しいとか寂しいとか思うのは理解が足りないせいだよね。(9話)。
最後に、全てが説明され、全てが終わった。
一番の印象のシーンは、亜紀「面倒くさいから剃っちゃた、ビックリした」。サク「凄い、ビックリした」。大泣きする。亜紀「何で泣くの」。サク「亜紀が泣かないからだ」。亜紀「サクちゃん、キスでもしませんか」。手と手を合わせ、ビニールカーテン越のキズだ。綾瀬さんの吐く息でビニールは曇るのを見て、生身の肉体の存在にゾクゾクしました。
とにかく一つ一つのセリフまで書き込みました。堪能しました。★5つまでが★6つつけて平均点が5点以上になりました、爆。

2位 人間の証明   平均点 3.90 平均点順位 4位 竹野内ファンんおかみさんも見ていた
初回は大変だった。4つの話が別々に進み、訳分からなかった。あらすじなんか書けなかったが、我慢しました。4つの話が一つにまとまり、恭子にまとまっていく。こんな展開とスケールの大きさは、今クールでは逃亡者と競いました。最終回はもう少し、厚みが欲しかった。池内さんのジョニーが微妙でしたが、最終回での演技で良かったのかなと思いました。結局、序盤を我慢して見ていた自分を自慢したかった、爆。

3位 南くんの恋人  平均点  4.09  平均点順位 2位  かみさんはチラチラ
フカキョン目当てと、途中から宮地さん目当てで見ていた。意外とシンミリで泣かされたり、おいおいと突っ込んでいました。ドラマとしては中だるみで評価できないところもあるが、フカキョンを見るとおじさんは★をオマケした。前作は見ていない、最終回は今回の方がハッピーだったらしい。おじさんは絶対元に戻ると信じて見ていたのに、小さいままで見たすぐは満足感がなかった。しかし今は小さいちよみなら、おじさんも欲しい〜、と嬉しくなっています、爆。

4位 ああ探偵事務所  平均点  4.00 平均点順位  3位  深夜一人でみた
何でこれがこんな順位なの? 自分でも不思議だ。おじさんはエロさに目が眩んだとしか思えない。永井大さんの初主演ですが、中盤から結構はまった良い役だなと思ってしまった(続編も見るだろう)。川島さんの登場で、アットホーム? だけど、このチープさが好きです。ただ、共演の辺見エミリーさんのエロ姿にびっくりした(何故か興奮できないが)。エピソードもまるでいい加減、既視感たっぷりですが、楽しかった。東幹久さんの刑事がはまり役です。唯一まともなのが酒井若菜さんでした。そして、たまにモーコもやってくれるので嬉しくて、爆。

5位 子連れ狼  平均点  3.90  平均点順位  5位  かみさんも大ファン
何といっても、一刀は死んだのだから、今回でシリーズも終わった。最終回に48人斬りは見事だったが、柳生が出るチャンバラ話より単発の人情者が良かったです。野村将希さん、美木良介さん、山本学さんなどのゲスト陣が楽しみでした。もちろん、女優さんも楽しみです。水島かおりさんは常連ですね、秋山莉奈さん、大家由裕子さんは新鮮でした。かみさんと一緒に楽しみました。冥府魔道の反体制のニヒルが好きでした。大五郎が大人になってもまっとうに生きて欲しいと願うだけだ、爆。

6位 ウォーターボーイ2  平均点  3.58  平均点順位  6位  かみさんもチラチラ見た
若い男たちで、今年も楽しませてくれると思いました。そこに女性陣も加わって、今年は楽しいなと思った。しかし、ボーイは確かに平均的で、メインの5人のキャラに個性は少なくなった。内容では中だるみがひどかった。そして、最後は突然のまとめだった。シンクロ以外でエピソードを作らずに、来年はシンクロで話を進めて欲しい。スポ根でもいいよ。それでも結構面白い話になると今年も思いました、爆。てるてる家族で期待した石原さとみさんは、今ひとつでした。

7位 ラストプレゼント  平均点  2.73 平均点順位 9位  かみさんも見たが泣いていないぞ
うーんドラマは丁寧に作ってありましたね。セリフ一つ一つに聞き入りました。自分は有里に一番共感できました。しかし、明日香と聡の夫婦に何があったのか、結婚して出産した。そして、離婚した時に何があったのだろうか、ここが問題で最後まで詳細に描いてくれませんでした。残念です。1話、2話と明日香は歩を捨てている。子供の心は「別に」しか言わなくなっていた。ここで、もう辛くて、おじさんは怒ってしまった。最後まで明日香を許せないと思った。中盤でも周囲に、「突然バッタリ倒れてスコンと死ぬ」と言う(7話)。明日香は自分には父(5話で病気を知るが優しく見守っている)も母も弟もいて、みんなあんなに心配している。だから、明日香は人から思いやられることはあっても、思いやることはないのだろう。10話でも綾音に明日香の若いときの話をさせている。最後まで明日香に自分の結婚生活について自己反省はないような気がした(向いていない、とかいうセリフですまされた印象だ)。この丁寧なドラマなら、明日香にもっと真剣に出産と離婚を語って欲しかった。勿論、そうはさせないで、最後もあっさり終わった制作側の頑固な職人技には感心します。予告編は「愛情イッポン」の後に流れていたのです。変なこだわりも好きでした。ここのサイトで1位になるのも分かります。

8位 バツ彼   平均点  2.73 平均点順位 9位 自分一人で完走
まあ大人の楽しいお話でした。稲森さんはいつもの稲森口調で、役者さんはそれぞれ自分にあったキャラを楽しい演じきりましたね。滝沢、北川コンビも予想通りでした。もちろん、天野さんも予想通りです。日常の会話を職人技の達者な役者が普通に演じることが、このドラマの醍醐味です。展開でびっくりしたのは、真矢さんが、しょうもない男の子を妊娠したことです。しかも店をしながら一人で産んで育てることでした。それ意外は普通で、気楽に楽しめました。

9位 おみやさん    平均点 2.83    平均点順位 8位
定番ですが、楽しかったです。おみやさんの記憶力のいいことには驚くが、渡瀬さんと櫻井さんはいいコンビでした。ネタも既視感のある、定番です。でも何となく見て楽しめました。

10位 逃亡者   平均点 3.45    平均点順位  7位
最終回の前まで、凄く良かったのです。田所さんが犯人だったところまで最高でした。もちろん、小さなツッコミドコロ満載でした。しかし、最終回のひどさがアキレさせた。それが、平均点にくらべると、順位が落ちた理由です。何しろ最終回はマイナス★5つという感じだった。ばたばた、支離滅裂だ。噂では片平さんが犯人を「天花」のメンバーに喋った。そこで無理矢理変えたらしい? しかし中年は真剣に走り、鬼ごっこが凄かった。撮影も結構金掛かって、画像も凝っていた。アクッションも射撃シーンもすごかった。なにしろ、こういうものは結末がひどいと、一気に評価が落ちてしまう、爆。

11位 愛情イッポン  平均点 2.30    平均点順位 11位
まあ、初回だけでしたね、楽しかったのは。あややが柔道姿で、おじさんは押さえこみだ、と興奮した。それから話の展開がひどすぎる。父が2度も傷害事件に絡むなんて、まあ正義感だからだが、信じがたい。あとはどんな終わり方するかも守った。谷亮子さんもでましたが、出ただけでした、爆。仔犬のワルツの方が懐かしい。

12位 君が想い出になる前に   平均点 1.91   平均点順位 13位
脱力系だった。感動で泣かせてくれる純愛ものかと期待したが、何だか最後まで中途半端でした。

最下位 東京湾景  平均点 2.18    平均点順位 12位
これはひどかった。なんじゃでした。5話までは結構良かったかとも思った。でもヨンハ君が登場してから、ひどかった。もちろんヨンハ君が悪いのではなく、使い方ですよ。石坂パパもなんだ。会社の借金はどうなったんだ、爆。

NHKドラマ

3位相当 火消し屋小町    平均点 3.80   平均点順位 5位

苦手の池脇さんがお笑いのコント風に顔を汚し、大活躍した。今では苦手ではない。これからも頑張って欲しい。

8位相当 妻の卒業式   平均点 3.00  平均点順位 8位
中年のリストラから離婚で、ちょっと身につまされて、ドキドキした。三宅さんと岡江さんが、最後はさりげなく自分を見つける旅にでる。再会した後はどうなるのかな・・しみじみした。

4位相当 御宿かわせみ(7月分4回) 平均点  4.25  平均点順位 2位
7月に入って、やっとしみじみ人情の世界が見えてきた。参考までにあげました。


主演男優賞  山田孝之(うじうじ感がたまりません:世界の中心で)
主演女優賞  綾瀬はるか(はかなさと豊満さをありがとう:世界の中心で)
    準  池脇千鶴(お笑い芸人でもやっていけるぞ:火消し屋)
    準  深田恭子(年取ってから、こんなキャラになれるなんて、凄い:南くん)
助演男優賞  三浦友和(あなたにも泣かされました:世界の中心で)(奥さんによろしく、百恵ファンでした、爆)
助演女優賞  永作博美(有里さんの優しさと強さを演じてくれました:ラストプレ)
       須藤理彩(ロバだったのに今回は牛、どこまでも進化する凄さ:ラストプレ)
       水野美紀(顔を傷つけ、汚して体当たりしたのにドラマは粉砕:逃亡者) 
男優賞    田中要次(逃亡者、犯人らしかった)
       山崎樹範(愛情イッポン、人間の証明?、どこでも何でもちょっと脇で登場)
       風間杜夫と国村準(人間の証明の名コンビ、二人のおかげで楽しめました)
女優賞    本仮屋ユイカ(可愛い高校生でした、朝ドラ頑張って:世界の中心で)
       辺見エミリ(最終回男装して女の胸をモミモミ、断れない女優へ変身:ああ探偵事務所)
       りりィ(懐かしい、女過激派に心がいたくなりました:人間の証明)
       中山忍(素敵な女性に陽平は気づかないなんて、初めは役名もなかった?:バツ彼)
       宮地真緒(違和感タップリの初回、でも最終回には淋しかったダイナマイトボディ:南くんの恋人)
       キムラ緑子(校長先生、校長先生・・・と意味不明:ウォーターボーイ2)
ゲスト賞   粟田麗(おみやさん7話)、沢田雅美(おみやさん4話)、山本学(子連れ狼4話)
       大家由裕子(子連れ狼2話)、夏目ナナ(ああ探偵事務所5話)、ヨンハ(東京湾景5話)
脚本賞    森下佳子(世界の中心で)
音楽賞    柴咲コウ『かたちあるもの』(ユニバーサルミュージック)
NG賞    片平なぎさ(逃亡者が最終回に腰砕けになった原因を作ったらしい噂です:逃亡者)

高橋克典さん結婚おめでとう。新聞に載っていました。締め切り間近で間違いなどはご容赦願います。

2004年4月ドラマ
今クールは完全に完走したものは、6本だ。録画ミスや、海外旅行の不在があって、1、2回抜けたものが5本だ。NHKも見ました。印象では1位以外がバラバラだったので、日記の評価の平均点を参考にした。

1位 光とともに      平均点 4.91  かみさんも完走で第1位
圧倒的な1位です。毎回セリフの一つ一つに感動して、聞き取りました。かみさんと二人で毎回のエピソードに泣かされました。自閉症という難しいテーマでも、その多様性も含めて妥当に描いていたのではないでしょうか。小林聡美さんが素晴らしい。去年の「すいか」のまったりした人間の世界を感じました。篠原涼子さんも掛け持ちでも良かった。一番は金沢碧さん、高橋恵子さんの絡みはドッキリさせられた。ただ、祖父は登場しない、おかしいな。続編があれば、また楽しませて欲しいものです。

2位 菊亭八百善の人々   平均点 3.86  自分だけ完走
7話あったので、これまではNHKは別枠だったが、これだけは入れたくなりました。とにかく夏川さんが素晴らしい、キャラと役者が一致していました。プロレス技も楽しかったです。もちろん、脇の役者さんも素晴らしい。意外と井川遥さんがすんなり似合っていました。切なくも嫉妬するみどりを演じていました。原作ではみどりが自殺するらしい。この展開だと井川さんはどう演じたのでしょうか。もちろん、杉浦さん、吹越さんも素晴らしかった。昔の日本人の旦那の情けなさが嬉しい。

3位 電池が切れるまで   平均点 3.89  かみさんもほぼ完走
1,2話でもかみさんと二人で大泣きしました。その後のエピソードが辛かった。大杉漣さんの相馬先生で少し院内教室としての客観的な評価も加わったので安心した。単発だが、高橋由美子さんがゲストで登場して、この回が不思議と印象に残っている。それにしても、子役は素晴らしかった。美川加恋さん、永井杏さん、篠田拓馬さんなど、有名どころの総出演に嬉しくなりました。黒川さんが髪を切ったのも印象的でした。可愛い役者さんになりそうです。カンヌ映画祭の柳楽さんはもっと活躍して欲しかった。主役の財前さんは、単純で意味なく前向きなキャラも、彼女らしく演じてくれたと思います。

4位 霊感バスガイド事件簿 平均点 3.71  自分は7話まで、かみさんは半分ほど

全部見ていません。しかし、2,3話から、キャラ立ちして、チープさと定番の怖さに感動しました。怖いのでかみさんと一緒に明るい時に見ました。笑。チープなお化け屋敷の楽しさでした。ゲストでは2話の山田麻衣子さん、3話のラッキー池田さん、6話も梨花さんなどが印象に残りました。マギーさんと嘉門洋子さん、すずめバスの海東健さんも良い役でした。もちろん苦手の菊川怜さんもお馬鹿な役も楽しく、「感じちゃった」の安易な決めセリフも頭から離れない。タイトルとエンディングの雀のマークも面白い。お世話になったホームページも如何にもの作りでした、笑。

5位 オレンジデイズ    平均点 3.30  自分だけ完走
これは大変だった。セリフが字幕だから、聞き取ることが出来ず、録画をみて一つ一つをチェックしました。自分は「あすなろ白書」を思い出しました。キャラの設定はよく似ていて、大学のサークルみたいな仲間が描かれ、オレンジノートは恥ずかしかった。それに携帯投げるのにはビックリでした。どうでも良いが、妻夫木さんも、成宮さんも携帯CMしているが、ドラマのCMはD社だったような。柴咲さんと妻夫木さんのベッドでの朝も印象に残っている。

5位 ホームドラマ     平均点 3.18  かみさんもほぼ完走

海外旅行のバス事故で残された者が共同生活を始める。一種のグループカウセリングですね。B型の自分は共同生活だったら、もっとラブラブになるかと思った(秋庭とまゆみ、将吾と仁美のカップル)。しかし淡々と一人一人の抱える問題と、その解決を描きました。細部でちょっと描き切れていない納得できない部分もありました。経済的な問題や家事。役割の分担などは納得いくように描いて欲しかった。もちろん9話の仁美の出産は感動してしまった、最終回は淡々と、もう一つのホームという学校を作る話はそれで良かった。

7位 ワンダフルライフ  平均点  3.17  かみさんも完走 かみさんは第2位
チープで漫画的な展開、好きです。急に野球強くなりすぎ、桐島も最後にあの肩が治るなんて、笑。8話で真哉君が死んで感動だが、次回は塾の話、ギャプは偉い。妻坂とミッチョンに幸せを祈る、笑。かみさんも気楽で大好きで、第2位です。

8位 新しい風      平均点  2.67  自分だけほぼ完走
前半で昴の考えの新しさが感じられず脱落寸前、後半の当選からは急に盛り上がった、最後は無所属のまま、総理退陣や中澤引退まで詰め込みすぎだった。真子の甘さには最後まで付いていけなかった。

9位 愛し君へ      平均点  3.00  かみさんもほぼ完走
自分は泉谷さんの父親に泣いた。俊介と四季と涼子の関係が無意味に動きすぎ。四季の妊娠は台無しだ。俊介が失明してからも描けば良かったかも。亜衣と新吾はおめでとう。病院の子供の話が中途半端。5話菅野莉央ちゃん、嬉。

10位 離婚弁護士     平均点  3.00 かみさんも完走
男前の天海さんが苦手だ。ミムラさんは良かった。ドラマとしてテンポや動く映像も手作り感があった、遊びもあって良かった。これまで弁護士の話が続いたのが辛い。7話吉田日出子さんの回は珠玉だ。

11位 科捜研の女    平均点  2.88  自分だけ完走
いつも最後単独行動のマリコにハラハラした。ネタも結構楽しかった、3話秋野大作さんは珠玉だ。

12位 アットホーム   平均点  2.83  かみさんも完走
男と女を逆にしただけの設定にはまれなかった。男と女が逆でなかければ只のホームドラマだ。宮迫さん、阿部さんの演技は楽しかった。滝沢沙織さんが大活躍、嬉しい。川島さんが嫌で見るのが辛い。  

ワースト作品 仔犬のワルツ 平均点 2.36  自分だけ完走
毎回完全にみて、あらすじも詳細に書いた。ストリーもキャラも壮絶なドラマだった。演じた役者さんも多く素晴らしい演技だった。岡本健二さん、塚地武雄さんが印象に残った。ゲームのようにキャラを動かし、キャラに対する愛情が感じられなかった。捨て駒だ。とにかく、事件は解決したのだろうか。結末はなんだったのだろうか。何が描きたかったのだろうか。不思議な制作者の情熱だけが感じられた。素晴らしい、記憶に残るナンセンス・ドラマだ。あえて光栄なるワースト・ドラマとする。多分もう2004年のワースト作品は確定だろう。群を抜いた作品だ。

NHKドラマ
4位相当 農家のヨメに  平均点  3.40  自分だけ完走
とにかくフカキョンに参りました。脇も素晴らしい、農家というテーマは吹き飛んで、粗は目立たない。

8位相当 御宿かわせみ  平均点  3.40  かみさんも完走
毎回どこで見つけるか若い女優さんが登場して嬉しかった。かみさんと人情物にしみじみした。

3位相当 もっと恋セヨ乙女 平均点 4.00  自分は3週を見逃す
金曜のまとめを見た。レーガンの葬儀で1週のみ見逃す。「西新宿の女」最優秀主題歌賞だ、頭に残っている。定番の面白さ、酒井若菜さん、山口あゆみさんを食い入るように見た。真中瞳さん、幸子だけはOKです。

5位相当 新選組     平均点 3.30  自分は完走中
怖いさに挫折しそうになるが、何となく見てしまう。三谷脚本は、細かいネタもきちんと描いているので感心してしまう。若い役者も、それなりに頑張っている。山南さん、と永倉が好きなミーハーおやじだ。

4位相当 冬ソナ    平均点  3.69  かみさんと見ているが
一度は見ている。もう一度見直しているが面白い。韓国ドラマブームだけど、冬ソナだけは別格だと思う。展開やキャラ設定が未熟でいい加減だ。でも絵と音楽と臭いセリフは、欠点を美点に変える魅力がある。不思議だ。

  
主演女優賞 篠原涼子さん  2つの作品をありがとう
主演男優賞 吉田栄作さん  新しい風、声をからした演技に感動
男優賞   海東健さん(霊感バス)、ユースケ・サンタマリア(ホームドラマ)岡本健一(仔犬で二役で凄かった)
女優賞   酒井若菜(ホームドラマ、恋乙女)、深田恭子さん(農家、ファンになりました)
脇役賞   小林すすむさん(スーパー店員で何回出たかな)、井川遥さん(八百善と光と1,2位のドラマに出演)
脚本賞   水橋文美江(光とともに)
ゲスト賞  奥村公延(仔犬で無惨に殺される)秋野大作さん(科捜研)、高橋由美子さん(電池で衝動的な母親)

他にもいろいろありますが、カリスマせつこさんも書き込んであるので焦っています。締切間近と言うことでお許し下さい。誤字脱字お許し下さい。気楽でいい加減なドラマが好きなおじさんでした。
2004年1月ドラマ
1月クールは力作揃いで、本当に感動しました。今クールは14本見ました。相変わらず自虐的ドラマ中毒です。他にNHK2本みたが、途中リタイアが2本でした。

■1位 エースをねらえ  印象点  10点   平均点 5.0 点
こんなチープなドラマを第1位にしていいのだろうか。初回から全部満点を付けてしまった、絶対無二のドラマだから仕方ないのだ。なにしろお蝶夫人の松本莉緒さんのあの恥じらいながらの嬉しさの表現は素晴らしい。彼女しかできません。彼女なくしてこのドラマ化はあり得なかった。しかも原作に忠実なセリフが臭く恥ずかしい。岡ひろみの上戸彩さんも最後にはそれらしい筋肉になって驚いた。宗方コーチの内野さんは舞台人だから、恥ずかしいセリフでも入り込めるのですね。青空ばかりでしたね、夏のロケもあればテニスらしかったのですが。意外と真摯な人生を考える青春ドラマだ。平岩紙さんや、酒井彩名さん、金子さやかさん、可愛い女性陣の登場はたまりません。テレ朝45周年記念ドラマは感動だった。

■2位 僕と彼女と彼女の生きる道  印象点  9点  平均点  4.5 点 
人生は日常の連続だ。日常は家族の姿だ。小津監督が家族をテーマに映画を作り続けたように、脚本家の橋部さんは「僕生き」に続いて、親子と家族を描き続けるのだろう。今回は仕事と結婚というテーマで、離婚を描きました。初回に柳の下にどじょうは何匹いるのかと書いたが、いくらでもいそうだ。初回の暗い展開に、我慢我慢と思っていた。終盤前に大感動があった。最終回の淡々とした描き方はかえって清々(すがすが)しいものだった。草なぎ君、小雪さんの演技は良かったです。そして台詞の一つ一つが朗読するように心にしみましたが最高でした。それは凛ちゃんの「は〜ぃい」の不思議さに象徴される。「はい」という台詞も表現の仕方で様々に変化することが分かりました。新鮮でした。美山加恋ちゃんの可愛らしさは、特筆すべきものですが、次の作品に出たときに評価した方がいいでしょう。何気ない仕草も心にしみました。レーズンパン、ジュース、お母さんの手提げ袋、逆上がり、朝の父子の姿など、さりげないワンパターンの積み重ねが感動をもたらす。このドラマは日本人の生き方を考えさせる契機になるような気がします。仕事人間の大杉蓮さん、長山藍子さん、りょうさんの、登場人物全員が、生きる上での大事なものを見つける展開は、見るものに勇気を与えてくれました。

■3位  彼女が死んじゃった  印象点  9点  平均点 4.0 点
序盤は混乱し引いた。初回で主人公がエロイ場面を見せて、いきなり死んじゃった。中盤か最終回で死ぬのなら理解出来るが、初回から誰もいない海に放り出された感じだ。横山リンケンバンドの演奏と赤坂七恵さんが楽しみだった。只、大化けしそうな予感はあり、我慢した。2回目の高岡早紀さんも暗い家庭の混乱だった。救われないエピソードだが我慢した。3話の本上まなみさんのサチが登場し、(人妻の)色気でソープ嬢ナース28号がよかった。彼女がいった「初七日までは魂がこの世にいるんだよ」。このドラマのテーマがゆかり(縁)という女がエロスの女神のように、多くの人の心に生きる喜びと悲しみを与える物語だと分かった。その後は楽しかった。チューヤンや岡田浩暉さんが登場して、悲しみや歌でゆかりの秘密が明らかにされた。陣内孝則さん、戸田恵子さん、パパイヤ鈴木さん、遠藤久美子さん、素晴らしいエピソードの連続だ。何とゆかりの立体映像Holo−comまで出現する。最終回のオチはもう4回で見えていた通りだった。とにかくテーマ良し、歌よし、エロ良しだ。木村佳乃さんは、この難しい役を、果敢にもエロく演じきりました。彼女は単なる女優から、一つ高まったようです。ただ視聴率が、長瀬くんが出ていながら上がらなかった。初回の混乱で、見ることをあきらめたようです。無念です。

■4位 白い巨塔  印象点  9点   平均点 4.7 点
財前を支持してきたので最終回は大泣きだった。書き込みながらも泣くのは初めてだ。自分は古い人間かもしれない。財前がサムライに見える。財前の無念には泣けた。自分は揺れることない信念と冷静な決断力に惚れている。多分自分には持っていないからだ。唐沢さんは最後まで揺るぎない見事な演技でした。この点でも里見には勝っていたと思う。平成白い巨塔は感動で終わった。ただ素晴らしいドラマなのに医学的な細部が気にかかり4位になってしまった。医者は神ではない、すべて完璧ではない。インフォームドコンセントの説明と同意ということで責めてきた裁判には半分納得したが、とにかく患者さんには優しくしようと心がけています。

■5位 砂の器   印象点  8点   平均点  4.1 点
初回と終盤の素晴らしい映像美に圧倒された。ロケにこだわった作りにも感嘆した。野村監督の映画への尊敬が感じられた。しかし中居さんの和賀を主人公にしたため、初回から殺人を見せてしまう倒除法で展開して行く苦しさがあった。中盤から登場する主人公はいないし、今西刑事の渡辺謙さんの主人公ではSMAP人気独占の今クールを制覇できない。しかも映画の3時間近くを11話にするには、テレ朝の劇団キャラを登場させて厚くするしかなかった。それらが悪く言えば中途半端な印象を与えた。しかも原作のハ○セ○病の扱いが難しいために、殺人犯の息子という設定に変え、しかも現在にしたため、設定で混乱が見られた。中盤の間延びが惜しまれます。
渡辺謙さん、永井大さん、原田芳雄さん、佐藤仁美さん、織本順吉さん、中居正広さんの演技に拍手を送りたい。根本リツ子さん(店のママ)、茅野さん(旅館の女将)、斉藤さん(映画館の主人)とちょい役まで豪華ですね。成瀬あさみの役割については最終回の無言の見送りがあり、まあまあ妥当かなと思いました。ただ三木巡査の赤井さんはちょっと馴染まなかった。このドラマにとってもっとも重要な役で、この殺人事件が納得できるかどうかを演じきらねばならない大変な役だ。ここだけは少し残念だ。とにかく最終章のは映画と一緒で夫婦で泣きました。ドラマの楽しさの一つはどれだけ泣けるかです。

■5位 てるてる家族 印象点 8点
本当に久しぶりに楽しませて頂きました。浅野さんと岸谷さんの夫婦漫才の面白さ、紺野まひるさんの太腿の美しさ、上原多香子さんのCD買いました、上野樹里さんの屈託のない眩さに注目しました、もちろん石原さとみさんのしかっりした眉毛と厚い唇、杉浦太陽さんのいじられての滅茶苦茶キャラ、藤村志保さんの凛とした気品のボケぶり、森口博子さんのさりげない存在感、他の役者さんも楽しかったです。昭和への美しさ懐かしさで一杯です。朝のドラマでこんなに楽しいものは初めてでした。朝から元気を貰った半年でした。普段はNHKは別枠でベストには入れませんが、今回は無理矢理押し込みました。ごめんなさい。

とくにSMAPの登場でインパクトがありました。ジャニーズの山下君と長瀬君は視聴率的には惜しいです。特に長瀬君のドラマには本当に心にしみました。敢えて平均点は低いが3位としました。

7位 ちょっと神様−−−とにかく宮崎あおいさんの演技に感嘆した
8位 奥様は魔女−−−−初回のもたつきが残念、魔女さくらが登場して魔法の失敗ばかりで楽しかった
9位 相棒−−−−−−−右京の蘊蓄からお叱りに変化、同時多発誘拐、犬の誘拐、双子の犯罪などびっくり
10位 異議あり大岡法江−ミス正義、漫画的な痛快さだ、父が越前だから大岡越前で時代劇だった
11位 乱歩R−−−−−−微妙な乱歩、ゲストの印象は残るのですが、明智君ががっかり
12位 ファイアボーイ−−山田君の熱演には感動したが、暴走にしかみえない事が残念、モロさん殉職は泣けた 
13位 プライド−−−−−論議を呼び分析しがいがあった、しかしドラマとしては入れなかった
14位 本池上署−−−−−小ネタで楽しませてくれた、ちょっとこれまでより人情味が減った印象だ
15位 鑑識班2004−−−−相棒の後では辛いがかみさんが好き、黙って大人数の鑑識には頭が下がった
16位 スカイハイ2−−−途中でリタイアしたが、初回は大感動の作品でした
17位 ドールハウス−−−かみさんは最後まで見ていた、刑事さんが交代する波乱、野波さんが好き

■ワースト 突然嵐のように
恋愛、夫婦、友情、仕事、そして家族と問題を広げたのに、さりげなく終わり脱力感に襲われた。。拓馬の愛にしても、こずえとはHしていないが、香織とはHしているのかな、佐保はどういう役回りなのかな。山下さんはダンス大会に出るとか、盛り上がる凄いダンスシーンはなかった(当然あると期待しますよね、無理だったのかな)。こずえの職場は何んだ、元々こずえは優秀だったはずなのに、初め編集長から全員が意地悪したが、最後は才能を認めている。こずえは拓馬には情(人情、病人への思いやり)ですよね、愛ではないですよ。こずえと日出夫は共に人生を歩む理解者同士の愛(セックスレス?)だと思ったのですが、結末は如何にもドラマ風に曖昧にまとめました。残る由梨子さんは何だったの、妹親子の決着はどうなのかな。
このドラマはセリフが長い。書き言葉のままで話し言葉になっていない機関銃のセリフだ。だから会話になっていない。意図的に狙っているのかもしれないが、成功しただろうか。言葉が多すぎて、かえって分かりにくく、視聴者は心情まで理解できない。自分はキムタエさんを見ていました(出番を増やせ、笑)。

★主演男優賞−草なぎ剛さん、唐沢寿明さん
★主演女優賞−木村佳乃さん、宮崎あおいさん
★助演男優賞−内野聖陽さん、香川照之さん
★助演女優賞−松本莉緒さん、小雪さん
★男性脇役賞−本田博太郎さんとセリフのない班員(鑑識班)、モロ師岡さん(ファイアボーイ)、織本順吉さんと永井大さん(砂の器)
★女性脇役賞−野波麻帆さん(ドールハウスと池上署)、高畑淳子さんと若村麻由美さん(白い巨塔)、酒井彩名さんと平岩紙さん(エースをねらえ)、中越さん(嫌な女を演じましたね、益々嫌いになりました、ごめん)(プライド)、佐藤仁美さん(砂の器)、赤坂七恵さん(彼女が死んじゃった)、藤村志保さんと上野樹里さん(てるてる家族)、戸田恵子さん(異議あり)
★ゲスト賞−乱歩Rの高橋恵子さん、彼女が死んじゃった岡田浩暉さん、彼女が死んじゃったナース28号本上まなみさん、相棒で双子役を演じた吉本多香美さんと最終回の津川雅彦さんと岸田今日子さんの対決、てるてる家族のいしだあゆみさん
★新人賞−美山加恋ちゃん、MEGUMIさん(自然な役で儲けたかも)
★特別賞−砂の器のしつこいロケ映像班と美しい音楽班、ファイアボーイのCGと文字通りの熱演、エースをねらえの衣装メイクさん、奥様は魔女の衣装と特撮さん
★音楽賞−彼女が死んじゃったの音楽(横山リンケンバンドも含めて)、泣かせてくれた砂の器の音楽

2004年1月ドラマ
今クールも中毒のように見続けた。16本か、かみさんから「自虐的な馬鹿者」と言われています(自虐笑)。

■1位   共犯者
とにかく今クール一番集中してみた。推理物は好きではないのですが、どういうわけか真剣にみて必ず2回見直して1回は通しで見直した。ネタを考え推理し、方々に書き込みをした。映像の美しさとおどろどろしさに(記号としてキスや流れやブランコや青と赤色が登場していた)魅せられた。浅野温子さんと三上博史さん、佐野史郎さん、石橋蓮司さん、吹越満さんは今でも脳に刻まれている。当分これらの役者さんがテレビに出ても、共犯者を思い出してしまうでしょう。女性陣も意外な面も魅せてくれた。

■2位   マンハッタン ラブ ストリー
これも楽しませてもらいました。ストリーの展開が分からない。小ネタの楽しさ、役者さんがここでしか見せてくれない顔を見せてくれました。途中は少しネタ・展開が主で人物の心情を無視した展開で、一部理解することができませんでした。森下愛子さんに脚本の宮藤さん自身の苦悩を笑いにしている自虐的なスタンスが好きです。勿論、小泉さん、船越さん、尾美さんは、突出していました。

■3位   末っ子長男姉3人
悪い人や上下がなく、すべての人が強みと弱点を持っている。普通の嫁姑、小姑なんかだと、力自慢したりいじめたりがあるのですが、このドラマにはない。春ちゃん役の深津さんは素晴らしい。長セリフが楽しかった。勿論、賀来さんの完璧主婦と早セリフは楽しかった。原田さんの間抜けな高飛車ふりは可愛い。小雪さんは男らしい。そして盛装すると素晴らしい姉妹でした。セリフの絡みと泣きのポイントも用意されていて良かったです。

■4位   トリック
こう続くと自分は小ネタが好きなのですね。トリックはこれまでのシリーズ同様に楽しみました。トリックのネタも楽しいのです。一番はスリットの高橋ひとみさんでした。全力で走る姿に笑いました。もちろん、阿部さんと仲間さんの絡みは面白かった、○根ネタも9時でしたが、ちゃんとありました。山村紅葉さんが旅館の女将で登場したのには驚きました。

■5位   子連れ狼

なんだろう。シリーズも続き、この冥府魔道に馴染んだためでしょう。日本のドラマでは珍しく人情がある。韓国ドラマを見なくても、愛情や人情はここにある。柳生のクサに恋した娘が待ち続ける雨の回が良かった。また大五郎が定番で近づく女性が毎回配置されている。時代劇にはこのようなささやかなエロがあるので嬉しい。

以下は順位のみとします。あまり書くとこわいし、早々に書き込みます。
6位  白い巨塔(第1部)やはり教授夫人会でしょう
7位  相棒       全体のひねくれ味が好み
8位  ヤンキー母校へ  序盤の渾身演技、タバコ1本10万円
9位  ビギナー     アンパンよりジュースは大泣き
10位  ハコイリムスメ  キースが最高
11位  エアロール    9話が最高、院長が感情を爆発
12位  恋文       子供が不憫で可哀想だった
13位  あなたの隣に誰  夏川さんを見られて嬉しい
14位  ライオン先生   父が痴漢は父娘の絶品だ
15位  新京都迷宮案内  田村高広さん老夫婦は珠玉の佳作
16位  あした天気になれ 子供を育てる重さが欠如

独身3(佐野史郎さんの紙芝居集を作ってくれ)、夜桜お染(「お時」は泣けた)は時々しかみていない。

■NHKドラマ
5位相当 美しき日々 序盤は駄目だが中盤からハマッタ、最高です
8位相当 夢見る葡萄 菊川さんでも大丈夫だった、美術さんが凄い、多くの時代を再現した
12位相当 転がしお銀 田中美里を見ていた、事件のオチは予想を外した、妖怪と兄の事件の2つが混ざらなかった
11位相当 百年の恋  面白かったが淡々と描かれすぎ、ファンタジーはあった

以下は思いつくまま気楽な追加です。誤字、敬称省略も容赦ください
主演男優賞  三上博史、松岡昌宏、竹野内豊
主演女優賞  浅野温子、深津絵里、仲間由紀恵、夏川結衣
助演男優賞  北村一輝、石橋蓮司、尾美としのり、緒方拳
助演女優賞  小泉今日子、賀来千香子、水野美紀、佐藤仁美
男性脇役賞  佐野史郎、いかりや長介、オダギリジョー、吹越満、船越英一郎
女性脇役賞  高畑淳子、加藤夏希、戸田菜穂、奥菜恵、松尾れい子、原沙知絵、白石美帆
ゲスト賞   高橋ひとみ、田村高広、松下由樹(黒いズロース)、山村紅葉、成宮くん、羽田美智子
新人賞    ミムラ、コードン、SAYAKA、伊藤淳史
特別賞    乙葉の死体、夢見る葡萄のセット、共犯者の映像



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