◆ 1リットルの涙 ◆ フジ 火 21時
|
2005年10月ドラマ![]() スペイン 2005年 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
17歳の若さで他界した翔太(川口翔平) 同級生 松浦早希(松本華奈)
リハビリ科専門医・田辺(小林正寛)
同級生、スーパーの息子 恩田耕平(水谷百輔)
及川母 菊枝 かとうかずこ 及川明日美 大西麻恵 岡崎医師 矢島健一
池内亜也・・・・・・高校一年生。脊髄小脳変性症と診断される。 池内潮香・・・・・・亜也の母。保健師。 麻生遥斗・・・ ・・亜也の同級生。 池内亜湖・・・・・・亜也の妹。姉に対する劣等感が強い。 水野宏・・・・・・・・亜也の主治医。 池内瑞生・・・・・・亜也の父。豆腐屋店主。 |
亜也はある日突然、手足が思うように動かなくなったりと 体に異変が生じてくる。母に付き添われて病院に行った。 亜也につきつけられた診断とは・・。 46冊もの日記に綴られた切ない思いを元に作られた物語。 |
(初回での感想) 陣内さんの父親は相変わらず愚かで熱い。薬師丸さんの母親は、理性的ながらほんわかだ。でも、しっかり支えてくれそうだ。妹の成海さんは、反抗期だが、よい子になってくれるのでしょう。家族は貧乏だが、その分まとまって温かいものになるのでしょうね。難病もので、ホームドラマで、同時に学園物だ。幸い合格したところは進学校なので落ち着いているが、ここでも上手くまとまってくれるのでしょうか。錦戸君もしっかり感動させてくれるのでしょうね。片思いの河本先輩はどうかな? 最後に実際の亜也さんの写真が登場すると、本物の迫力で、思わず泣いてしまう。難病ものだが、この病気は厳しいものだ。神経難病は本当に辛いな、治療法がほとんどないからだ。主人公の沢尻さんは、本当に可愛い、だけど、可愛いすぎるかも・・・吉と出るかどうか心配だ。ただ、新鮮なので、さわやかな感動を与えてくれることを期待する。予想★★★★だ。泣かせてくれヨ。 |
1リットルの涙★★★★★★ 11話終 平成17年12月20日放送 一回見間違い容赦、ずっと泣きました
11月14日、亜也はもう字を書くことも大変だ。そこに高野が訪れる。会報を持ってきた。まどか先生は妊娠8ヶ月だと告げる。病院の屋上で、家族みんなで洗濯を干す。−−空が青く綺麗、風邪は冷たいが気持ちよい、冬の匂いがした−−。遙斗は、一人暗くパソンコンに向かっていた。亜也の手紙「もう会えません」の言葉を思い出した。、−−二十歳、病気になって5年、一つ一つ失って、残されたものはわずか、昔の私を、もう思い出せない−−。水野医師は、モデルラットでの研究をまとめるが、新薬の効果はないようだ。検討会で、先輩からは「雲を掴むような薬だ」。「腰を据えて頑張ってください」と助言される。病室では、弘樹が髪にワックス付けている、どうやら彼女ができたらしい。理加は遠足の絵を見せる。亜也「ありがとうね、りか」。父「センスあるね、俺の娘だ」。亜湖の絵は入選したので東高に飾ってあるのだ。亜也「みてみたいな、いきたいな、ひがしこう」。それで、亜也は見に行く。、車イスを亜湖が押す。両親も一緒だ。生徒は、 ♪3月9日♪を歌っている。廊下に亜湖の絵が張ってあった。それは家族の絵だった。絵の中の亜也はしっかり立っていた。亜也「来て良かった、思い出した、15歳の私は確かに、ここで生きていた」。もう泣き続けています。タイトル。
亜也の病室。−−花びらが一枚一枚ひらく、一度に開かない、昨日が今日に繋がっていて、嬉しかった−−。母が病室に来ると、亜也はベッドの下にいた。亜也「あかあさん、もう、あるけない」。母が負ぶって、ベッドに上げる。亜也「おかあさん、私、何のために生きてるの」。それをみた水野医師「運動機能、体力も落ちている、急に危険になるかもしれない、家族はすぐに連絡取れるようにしてください」と母に言う。麻生父がその病室の前に居た。遙斗が歩いている。亜也の父が声をかける「元気か、じゃないみたい、もう1年か、俺な、お前には十分感謝している、だから、これからはお前はお前の人生とをきちんと生きてくれ」。母も麻生父に遙斗の様子を聞く。麻生父「自分の殻に閉じこもって、昔に戻ったようです」。母「自分は情けない、弱っていくのに何もできない」。麻生父「私は6年前に長男を事故でなくした、太陽のように明るくしてくれた、私すらまぶしかった、私には別れの言葉を言う時間もなかったら、お嬢さんに別れを言う時間を大事にしてください」。亜也はマジッックで焦って書いている。母「無理しないで」。亜也「怖いの、今思っている気持ち書かないと明日にはなくなってしまう、今、ちゃんと生きている証だから、亜也には書くことがあると言ってくれた、かあさんが私の生きる意味見つけてくれた」。亜也の所にも6年実習生が来る。実習生は亜也に「よろしく」と子供に言うような言葉使いをする。それを見ても、遙斗「先輩、もっと勉強してください、亜也はうまく話したりはできないけど、頭の中はあなた達と一緒です、ちゃん分かります」。亜也の病室を歩く、看護師「水野医師は研究にこもってばかり、神戸の先生と頻繁に連絡している、病院を変わるのかしら」と話す。それを聞いて、驚いた亜也は胸を詰まらせる、吸引して、酸素になる。−−皆の泣き顔が涙でぼやけた、こんな些細なことで、死ぬのだろう−−。CM。
水野は亜也に葉書を持って行く。亜也は寝ていた。水野医師は毛布を亜也にかぶせる。遙斗に水野医師「勉強はどう、亜也ちゃんとは会ってないの?」。遙斗「はい」。水野医師「人の役に立つと言ったが、進んでいない、諦めないで、そう言いながら、完治を諦めている、患者が諦めていないのに、医者が諦められない、君も医者の卵だろ」。水野医師は遙斗に葉書を見せる。昔の遙斗−−生物は自分の寿命を知っている、人間だけだろう、欲張って生きようとする−−。遙斗が病室に来る。遙斗「寝(根)付いたな、久しぶり、日記を載せていたろう、読んだ中学生からはがきが来ていたよ」。葉書−−死んじゃいたいと思いました、私も同じ病気です、治らないと言われた時は泣きました、歩けない、学校でもジロジロ見られ、彼とも別れた、何で私と、母に当たった、でも読んで、辛いのは私だけでない、病気になって、下ばかりみていた、亜也さんみたいに強くなりたい、泣いても、強く生きたい、亜也さんのおかげでそう思いました、人の役に立ちたい−−。遙斗「お前に会う前は、人が生きようが死のうが、どうでもいいと思った、今は違う、お前には欲張っても、ずっと生きて欲しい、だから、俺・・・」。その時カーテンから亜也の手が伸びる。カーテンを開けて、遙斗は会う。亜也「あそう くん、あるけなくなちゃった、でも、わたし、やくにたてた」。遙斗「ああ」。亜也「やくにたったんだ」。遙斗「そうだ」。涙です。CM。
亜也はクリスマスの飾りを見る。ベッドで、マジックを落とす。水野医師が来て、拾う。亜也「先生、ほかの病院いくの?」。水野医師「違うよ」。亜也「ずっとここにいる?」。水野医師「いるよ」。亜也「よかった、みすててたのかと思った、私が、よくならないから」。水野医師「絶対諦めない、君は僕の患者だ」。亜也「もしも、わたしのからだつかってね、びょうきのげんいん、みつけてね、おなじ病気の人の役にたちたい」。水野医師「献体のことを言っているの」。亜也「先生の役にたちたい」。水野「亜也ちゃん、今の君はこんなに元気だ、そんなこと考えちゃいけない」。水野医師は、治部の部屋に戻って、書きかけた論文を見るが、思わす文献を投げ捨てる。亜也−−見捨てないという言葉がどんなに嬉しいか−−。母「クリスマス・プレゼント何が欲しい?」。亜也「わがまま、いっていい、うちへ、かえりたい」。それを聞いて母は相談する。水野医師「一日だけなら、抵抗力や自律神経も落ちてる、普通は駄目だが、亜也さんに、自分の体を研究に役立てたいと言われた、今。、帰宅を望んでいるなら、全力で、生きていることを実感して貰うために、病院で待機しています」。親は家族の皆に話す。父「明日帰ってくる、でも、ねえちゃん、余り良くなくて」と泣く。母「次に入院したら、しばらく帰れないかもしれない、だから、今度帰ってくるときは・・」。亜湖「そんなんでどうするの、明るくしよう、皆で亜也ねえに優しくしてあげよう」。父「そうだったな」。涙。CM。
亜也が帰ってきた。皆で、迎える。母は子供にプレゼントだ。亜湖に服に、弘樹にスポーツバッグ、理加には絵の道具だ。母「亜也がえらんでくれたものだ」。亜也の手紙を読む。−−ごめんね、亜湖、同じ服ばかりだ、私がパジャマだから、欲しいって言えなかった、弘樹、同じスポーツバックばかりで、中学になったら、新しいもの欲しいよね、理加も私に絵を描いてくれて、いつもありがという、いつもお母さんを取ってしまって、ごめんね−−。母「かあさんよりも見ていたね」。弘樹「ずっと大事にする」。理加「取っておく」。皆は学校に行く。亜湖は父にお願いを言う。家の前で、記念写真を撮る。亜湖「ずっとあるからね、亜也ねえの帰る場所、変わらず、ずっとあるから」。亜也「ありがとう、みんな」。−−胸に手を当てる、ドキドキ音がする、嬉しいな、私は生きている−−−。CM。
高野は「反響が大きく、できれば過去の日記も紹介したい」と母に話す。母「亜也に聞いてみます」。水野医師「今日は顔色もいい」。亜也は文字盤に指で会話になった。亜也「おねがい にっき かきたい」。母は日記を持って麻生父に会う。麻生父「私は何もしていない、遙斗が勝手に」。母「子育ては思いこみから出発している、亜也の気持ち分かっているつもりでした、亜也の日記を読み返した、どうして、亜也がめそめそしているか、亜紀に自分を励ます言葉を探していた、亜也や妹や弟に、私の方が育てられているんだ」。母が病室に来る。亜也は両手でマジックをもって、必死で書く。遙斗と会って、麻生父「遅くまで大丈夫か」。遙斗「今の俺は大したことできない」。麻生父「医者も年取るたびに無力を感じる、でも、どうして亜也さんなんだろう、どうして啓介だったんだろうって、子供扱いすぎた、お前は頑固で意地っ張りで、不器用で、だから心配だった、お前は私に似ているから、もう何も言わない、自分の信じたことをやりなさい、十分、大人だ」と言って去る。この親子も対等の普通のの人間の会話ができるようになったんだ。遙斗は亜也ベッドに尋ねる。亜也「さ む か っ た」。遙斗「大雪3mも積もった」。亜也「う そ つ き よんで にっき」。横に日記があった。
−−あせるばよくばるな、みんな一歩ずつあるている。−−自分だけが来る心じゃない、分かってあげられない方が辛い。−−花のつぼみの人生を大切にしたい。−−病気はどうして、私を選んだんだろう、うんめいだという子叔母では片づけられない。−−タイムマシンで過去に戻りたい、こんな体でないと、恋もできるでしょう。−−もうあの日に帰りたいと言いません、今のままの自分を認めて生きていきます。−−−心ない視線と同じくらい、優しい視線もある。−−ここにいたい、私のいる場所だから。−−転んだついでに空を見上げれば、青い空が今日も、限りなく広がってほほえんでいる。−−人は過去に生きるにあらず、今できることをやればいい。−−おかあさん、私、結婚できる。遙斗「おまえ頑張った、頑張って生きたな」。亜也「そ う だ よ」。遙斗「威張るな」。涙だ。亜也「い き て ね ず っ と い き て」。遙斗「分かった」。日記「ありがとう」。♪粉雪♪ 遙斗「寝た、笑ってるな」。ふとんを着せる。亜也から涙が出ている。夢だろうか、昔のバスケの試合だ。走っている。まりからのパスを受けて、シュートを決めた。喜んでいる。5年後、ナースコールがなる。父と母が呼び寄せられて、死んだ亜也と対面する。父「亜也〜〜」。家の付くと日記帳を広げる。母は最後の「ありがとう」を見つめる。母−−亜也へ、あなたと会えなくなって、1年が立ちました、亜也、歩いていますか、ご飯が食べられますか、笑ったり、話ができますか、おかあさんが、そばにいなくても生きていますか、おかあさんはそれが心配でなりません、涙を流したあなたの人生が何のためか、今も考えています−−−。両親は水野医師と墓の前で会う。水野医師「お嬢さんはすごい人でした、最後まで諦めなかった」。母「普通の女の子です」。父「私らの娘です」。水野医師「ゆっくりですが、医学は進歩しています、後10年、5年あれば、そう思ってしまう、いいわけです、亜也さんの居る間に、もっとやれることがあったかもしれません」。母「先生は十分やってくれた」。父「私らは感謝しています」。水野医師「池内さん、やっぱり、。亜也さんは凄い人でした」。墓の所に、本を読んだ皆が来てくれた。母−−−亜也、あなたのおかげで、たくさんの人が生きることを考えてくれた、普通に過ごす毎日が嬉しくて、暖かいものだと思ってくれた、近くの誰の優しさに気づいてくれた、同じ病気の苦しむ人は一人でないと気づいてくれた、あなたが一杯涙を流したことは、そこから生まれたあなたの言葉は、たくさんの人の心に届いた、亜也、そっちではもう泣いていないよね、おかあさん、笑顔のあなたにもう一度会いたい」−−体育館のバスケのシュート、遙斗が見ていた。笑顔。静止画。亜也「生きるんだ」。昭和63年5月23日午前0時55分、、木藤亜也さん 25歳で永眠、花に囲まれて 彼女は逝った−−。本人の写真。「1リットルの涙」は、現在180万部を発行。29年の歳月を経て、今もなお多くの人々に勇気を与え続けている。エンドロール。理加は塾の先生、弘樹は警察官だ、亜湖は保健師として働いている。父と母は今も亜也さんの思いを伝え続けている。
もう言うことないよ。かみさんと一緒に無言で泣き続けたよ。最初から終わりまで、ひたすら泣き続けたよ。日本中でどれだけの涙が流れただろうか。そして、亜也さんの思いは、また伝わったと思う。そして、多分永遠に伝え続けられると思う。
最後が分かっているけど、ちょっと心配した。どんな風に描かれているか。でも、そんなの超越していた。沢尻さんの笑顔で終わった。これがすべてを表している。涙で終わらずにさわやかな笑顔だ。もう、やはり主演女優賞だ。薬師丸さん、成海さん、ついでに錦戸君も良かったよ。ありがとうと言いたい。素敵な時間だった。時間があれば、原作を読んだ感想も書き込みたい(ちょっと、制作者の思いというか、亜也や母のセリフが理屈ぽく、描かれていたことが一番気になったことだ)が、おいおい書くことになるかも・・・よけないことを書くと、今の素敵な気持ちが壊れそうだ。ただただ、今の気持ちに浸っていたい。でた、掟破りの★6つだ。
1リットルの涙★★★★★ 10話 平成17年12月13日放送 辛いけど見直しました、泣きました
亜也「こんにちわ、水野先生、はたか、ぱたか」と診察室で話す。言葉はとぎれがちである。水野医師「アーと続くかぎり出して」。亜也は声を出すが短くむせそうだ。水野医師「構音障害がかなり進行している、喉の筋肉声帯が働かない、食事にも気を配って、転倒も注意してください、現在の進行具合では、養護学校卒業しても、進学就職は難しい、自宅でりハビリがいいでしょう」。父「その方が安心です」。早いもので、養護学校の卒業式になってしまった。亜也−−思い描いたものとは違っていた−−。車イスで、亜也は担任の藤村先生から花束を渡される「2年間頑張ったわ、また思い出してね」。一緒のボランティア高野「亜也ちゃんの言葉には元気を貰った、僕たち大人も」。廊下の壁にには亜也の詩が貼ってあった。−−苦しんで苦しみ抜けば、その向こうには虹色の幸せが待っている、焦るな、欲張るな、諦めるな、みんな一歩ずつ歩いている−−。遙斗は医学部の受験をしていた。−−18歳、進学や就職、それぞれの道を進む、私は−−。亜也の呟き「居場所なくなったかな」。家に帰って、家族皆が迎えてくれる。ベッドが置いてあった、カーテンは亜湖が選んだ。標語のカレンダーは父が選んだ。母「これから、家族皆がいる、心配しなくていい」。亜也「皆の気持ちは心にしみる、でもね、おかあさん、過ごしやすい居場所が欲しいわけではない、これから先、どう生きるか考えていた、私は世話になるばかり、足がふらつく、言葉がうまく話せない、自分の体だから、あきらめてはいけない、18歳、私なりの未来があるはず」。タイトル。
家で東高校の仲間とお祝いだ。やって来た遙斗は医学部合格だ。まりは女子大の教育学部、早希は東京の大学へいく、中原君は北海道の獣医学部、富田君は8校全部落ちた。みなは楽しそうだ。亜也はちょっと淋しそうだ。水野医師はマウスの事件をしている。棒から落ちるかどうかで判定している。薬の効果はないようだ。遙斗は亜也を大学に連れて行く。若者はみな元気で歩いている。亜也「人間はどうして、歩くのかな? 人間らしく考えられるのは、歩いている時なのかも、だって恋人同士も歩きながら将来を語り合うでしょう」。病院のリハビリで、遙斗に水野医師「どうして医者になる」。遙斗「人に感謝される仕事を、嘘クサイと思ったが、あいつを見てたら」。水野医師「僕もだ、彼女を見ると背筋が正される」。家で、母は亜也のノートを見つける。ノート−−おかあさん、過ごしやすい場所が欲しいのではない、これから先どう生きていくか考えていた−−。母「私、何も分かっていなかったのかもしれない」。病院に迎えに行って、亜也「私、入院したい、先生、入院させてください、リハビリしたい、週に2度通うだけでなく、このままでは歩けなくなるかも、自分の足で歩くことあきらめたくない」。CM。
亜也は病室に入る。亜也「これから先、どう生きるか考えていた」。養護学校の高野が母を訪ねて、結婚することになったと知らせにきた。そして文芸総合出版に努めて病気の会報を作って患者の情報交換の場を提供しているのだ、そして保健所などに置いて貰っている。高野「亜也さんの詩を会報に掲載させて欲しい」。会報は「かけはし」。遙斗は父と会う。無言だ。母は遙斗の父麻生医師に話す。母「リハビリも頑張っている、人の役に立つ仕事をしたいが、思い悩んでいる」。遙斗が亜也に鉢植えの花を持ってくる。亜也「綺麗、病院に鉢植え」。母「麻生君と過ごす時間は、唯一支えになっている」。麻生父「こちらこそ、あいつは目標を見つけた、でも、まだ子供だ、18歳だ、挫折も限界も知らない、私は父親として、遙斗がお嬢さんとかかわることには反対なのです、現実の壁にぶつかったとき、息子はお嬢さんに背中を向けてしまう、その時、傷付くのはお嬢さんではないでしょうか、今の関係を続けることはいいこととは思えない」。亜也「植物は凄い、雨降っても、踏みつけられても、耐えて花を咲かす、私も強くなれたらな」。麻生父へ、挫折や限界は若いうちでも経験させたらいいですよ。周りの支えがあれば乗り越えられるし、人間が大きくなります。遙斗はもっとしっかりした人間だと思います。母が病室に来て、藤村まどか先生の結婚式の招待状を見せる。母「麻生君も一緒にって、忙しかったら無理しなくても」。遙斗「いいのですか、タキシードでも着ていこうかな」。屋上で亜也は、遙斗が皆と歩く姿を見つける。大学病院なのですね、近くにいることは嬉しいことばかり得なく、辛いことでもある。亜也はベッドから、一人で歩こうとするが、転んでしまう。遙斗がやって来た。遙斗「どうした」。亜也「こないで」。亜也はオシッコを漏らしていた。そこに母と亜湖も来た。母「「麻生さん出て行って、お願い」。母は亜也をを抱きしめる。亜湖にバケツを持ってくるように言う。母「亜也、着替えよう、これから、方法を考えよう、トイレに行きたくなってからは間にあわない、3時間ごとに行こう、着替えないと風邪ひくわよ」。悲しい乙女のシーンでしたね。医者やっていると平気なのですが、オシッコも尿も平気です。でも、乙女ではショックで恥ずかしく悲しいことです。しかも、遙斗に見られるのは・・涙です。遙斗は外で立ちつくしていた、そして、講義に出る。落ち着いた亜也は、ベッドで泣いている。母も床を拭きながら、涙目だ。夜のベッドで、亜也は一人だ、車いすで、電話する。一つ一つが難しい。。企図振戦で指がボタンを押せないのだ。難しく電話をかけられない。家では亜湖が洗濯を片づけている。気がかりになった母は病院に行く。父も一緒に行くと言うが、亜湖は大事みたいだから、駄目という。母が病室に行くと、亜也のベッドは空だった。廊下の電話の前で「おかあさん、眠れなくって、目閉じるのが怖くって、家に電話かけたの、何度も、お母さんの声が聞きたかった、でも、うまく打てなくって、助けて、おかあさん、なくなちゃうヨ、私にできること一つもなくなちゃうよ」。母「行こう」と車いすを押す。母「病気になって、一つずつできなくなった、書く、話すことも、大学も行けない、就職もできない、でも一つもできないと思うの、これをみて亜也が毎日つづってきた日記、全部亜也がペンを持って、一生懸命書いた言葉、同級生や健康な人ににできないこと、亜也はずっとしている、亜也には書くことがある、そうでしょう」。また、抱きしめる。涙だ。それから、亜也は書く「私には書くことがある」。CM。
藤村先生と高野の結婚式だ。亜也も白い服で参加する。亜也「先生可愛い」。まどか「良く来てくれたね」。握手も震えて困難になってきた。亜也「幸せになってくださいね」。父「あいつに連絡しなくて良かったのか」。亜也「授業あるし」。遙斗「良くない、置いてきぼりにするな」。亜也「本当に着てきたんだ、タキシード、似合ってない」。遙斗「兄の着てきたんだ」。父は遙斗対抗する、笑い。新婦のブーケトスは亜也の膝に乗る。皆から祝福される。父と母は車を回すと去る。二人になった。沢尻さん、天使のように綺麗です、まるで二人の結婚式のようです。亜也「素敵だった、花が一杯で」。遙斗「そうだな」。亜也は遙斗に手紙を渡す、遙斗「何?」。亜也「ラブレター」。遙斗「あそう」。笑い。病室に戻ると、疲れのためか亜也はつばや痰が喉に詰まる。急いでベッドで寝かして水野医師が吸痰する。亜也は意識を回復した。水野「痰軽い肺炎を起こし始めた、でも呼吸も安定している」。亜也「麻生君に手紙・・」。遙斗は手紙を陸橋の上で「面と向かって言えないので、手紙を書きます、そばにいてくれてありがとう、励ましてましてくれて、ありがとう、自分の夢を見つけて生き生きしている麻生君を見て嬉しくなります、色んなことを学んでいく、あなたは生きていく、未来は無限だ、でも私は違う、私の残された未来は、何とかして生きる、それだけ、この差はどうしょうもありません、毎日自分と戦っています、悩んで苦しんで、その気持ちを抑えているだけで精一杯です、正直に言います、麻生君といると、辛いです、あんなこともしたいと、もしも、健康ならできると、麻生君といると、かなわない大きな夢を描いてしまう、もちろん、麻生君のせいではない、でも、うらやましくて、情けなくて、今の自分がみじめになる、そんなんじゃ前を向いていけないから、色々してくれてありがとう、こんな私を好きと言ってくれてありがとう、何にも返せないで、ごめんなさい、もう会えません」。イルカのストラップも同封されている。綾野病室で、母「大事な物自分からあきらめるの」。亜也「おかあさん、おとうさん、先生、私、結婚できる? そうだよね、でも、それでも、いつか、いつかが来たら、お花一杯に囲まれて、眠り続けたい」。亜也は泣き続ける。とぎれながら・・。これは死んだときの希望なのですか? 父は病室を出て泣く。皆が泣く。遙斗は手紙を持って、家に帰る、父に声かけられる。遙斗「あなたの言うことはいつも正しいです」。−−過去を思い出すと涙ができて困る−−。現実があまりにも残酷で 厳しすぎて 夢さえ与えてくれない 将来を想像すると また別のなみだが流れる 亜也のノート「わたしはどのへ行けばいい? 何も答えてくれないけど 書けば気持ちだけでも晴れてくる 求めているんだよ 救いの手を だけど届かないし 逢えもしない ただ暗闇に向かって 吠えるわたしの声が響くだけ 」。 つづく。
今週も泣きました。構音障害で言葉がとぎれる。そうすると、エッセンスだけになる。セリフの全てが詩になっている。ただ、ちょっと時間の流れが早く、卒業式になってしまった。結局、東高の仲間だけが来てくれたけど、はっきり住む世界が違うことを知らされただけだ。悲しかった。そして、映画でもインパクトがあったらしい、乙女のオシッコの場面です。涙しました。もちろん、最後の亜也の遙斗へのへの別れのラブレター、これも泣きました。あまりにも、自分を知り、相手を思いやり、正確に率直に文章にできるのです。そこが感動です。おじさんぶりますが、最近の若い人に人の心情を言語化する能力が落ちてきているが、それとは全く違う物です。素直に正確に、言語化され、詩にまで高まってるのです。
医学的コメントをすると、進行の早い病状を受け入れられなくて、リハビリに希望を託す。しかし、リハビリ至上主義で、リハビリは良くすることはできない。リハビリで良くなったと思われるのは、たいがい急性の神経疾患で、急性病変のダメージ回復によるものだ。それがリハビリの効果のように思われる。リハビリのやり方で回復に差はあるが、多分亜也さんの場合はリハビリの効果はほとんど期待できないものです。進行を遅らせるくらいでしょう。悲しい現実です。それで、入院する。それよりも家で身近なところで狭い世界で自分なりの残りの人生で何ができるかを考えることがいいのでしょう。ただ、実話の亜也さんの時代は、15歳発症で昭和53年、亡くなったのが、25歳で昭和63年です。医療制度も全く違い。介護保険もない。神経難病の専門病院も少ない。付き添いが病院内に常駐していた時代です。それを、今再現して、どう医療の現場を表現するか、難しい物があったと思います。だから、本格的に闘病生活になってからは、展開が早くなったのでしょう。 脚本は大島里美さんと一緒になっていました。
1リットルの涙★★★★★ 9話 平成17年12月6日放送 辛いけど見直しました、泣きました
亜也は電動車いすを紹介される。そして練習する。スイッチで前に動く、亜也「風が気持ちいい」。、母「一人で動けると喜びも大きい、養護学校へも持って行くと活動範囲が増える」。父「心配だな、寄宿舎生活は、さみしみしが屋だ」。母「あの子が決めたことだ、笑って送ってやらないと」。父が学校帰りの遙斗を無理矢理に家に連れてくる。遙斗と会って、亜也「久しぶり」と嬉しそうだ。父は、♪流れる季節の真ん中で♪ と歌う。実加は小学校だ、筆箱が送られる。亜也は明日から寄宿舎生活だ、父「会いたくなったら連絡しろ、30秒でいく」。母は亜也に携帯を送る。父は「10年早い」というが、母「お父さんと話したくなったら、すぐ話せられる」。番号を聞く遙斗には父「色気付いて、こいつに連絡するな」。亜也「東高も始業式だ、本当に離ればなれだ」。−−春が来た、誰もが心を弾ませるのに、今の私には養護学校コンクリートの壁が立ちふさがっているように見える、それでも、季節は、何も知らないような顔をして、私の前を通り過ぎていく−−−。タイトル。
養護学校で、藤村先生が担任だ。にぎやかだ、ヘルパー、栄養士さんもそれぞれに亜也のことを考えてくれる。看護師さんもいる。ボランティアの高野も紹介される。みんなの作品が貼ってある。亜也はそれを見る。母「家を離れるのは初めてです、よろしく」。亜也は笑顔で母を見送る。母「頑張ってね」。亜也は手を振る。可愛い笑顔で電動車いすで廊下を走る。外に出て、母は涙目だ。切ないですね〜〜。亜也は部屋を紹介される。明日美が同室だった。花壇で明日美がいた。明日美は一つ先輩だ。明日美「待っていたよ、池内亜也さんだよね、私も同じ病気、そっちでも、私が先輩だから、何でも相談して」と電動車いすを動かして握手してくれる。明日美「綺麗でしょう、花壇、水とお日様の光でキラキラしている花が一番好き」。家では父が色々心配している。亜湖に言われて、早速携帯する。しかし、遙斗が一番だった。遙斗「誰からも電話がないと可哀想だ」。亜也「第一号だ」。父は話し中でイライラだ。父「誰だ?」。亜湖「決まっている、麻生君だ」。遙斗「杉浦は後衛だ、池内の話してない、ウソz〜」。話す。−−−正直、養護学校の生徒の実感ない、でも、ここが私の居場所だ−−。診察室で母「もう2ヶ月で寄宿舎の生活も慣れてくれたようです」。水野医師「診察結果は正直いいとは言えない、小脳症状は極端に下降線だ、病状は次の段階だ、今後、飲み込みが悪く、誤嚥しやすく、言葉が聞き取りにくくなる、四肢の機能が低下して転倒が心配だ、風邪で肺炎になることもある、養護学校の先生も知っていますが、家族も見守ってあげてください」。明日美は、ハ−モニカで発声のリハして、むせている。亜也はそれを見ている。二人は一緒に車いすバスケをする。高野と藤村先生は付き合っている。−−明日美さん、笑顔が素敵だ、なのに、彼女の姿に、症状が進んだ自分の姿を見てしまう−−。亜也は無理して移動を歩きたいが、遅刻してしまう。藤村先生「生活の配分を考えて、自分で折り合いをつける、周りのペースを会わせていくのか考えるも必要」。亜也「先生の言うことは分かるが、こわい、車いすに頼ると、もう歩けなくなるようで・・・」。本当に辛いです。CM。
遙斗では文化祭だ。図書館で、亜湖が勉強していた。亜湖「東高を受けてやるか、でも、奇跡起きないと」。遙斗「お前、あいつの妹?」。亜湖「そんな、亜也ねえの真面目さがあったら、亜也ねえ、休みの日に帰っても最近元気ない、養護学校でも頑張りすぎているかも」。それを聞いて、亜也に遙斗は携帯する。遙斗「妹と図書館であった、今文化祭の準備、海の7不思議を展示する、ウミガメの涙、イルカの超音波、今度の休み暇、水族館行くが、お前も行くか、無理するな」。亜也「お母さんと相談する」。明日美「デートの約束、彼氏、携帯いつもそばに置いて待っているみたい、どんな人?」。亜也「最初変だった、口は悪いし、態度でかい、嘘付くし、でも私が辛い時そばにいてくれる、不思議だけど麻生君といる時、自分が病気だと忘れている」。明日美「何か、のろけられた」。遙斗の父が勉強している部屋に入り、父「進路を決めたか、親や親戚に会わせる必要ない、好きな道に進めばいい、池内さんは別だ、あの子がどうなるか分かっているか」。遙斗「寝たっきりになる子に関わるなと言うことですか」。父「そうじゃない、どれだけの覚悟があって、関わるのか、好きなのか、何十年もそばにいてやると約束しているのか」。遙斗「俺たちは・・」。父「友達か、でも、症状が進んだ彼女が、お前を必要としたらどうする、血の繋がった家族も介護に疲れてしまうこともある、今が楽しいからというわけにいかない、よく考えなさい」。養護学校で、デートで、亜也と久しぶりだ。明日美も一緒に来る。明日美「どんな人か会いたくて、亜也ちゃんは麻生君の話ばかりだ」。亜也「同室で同じ病気だ、明るい人でしょう」。、遙斗「そうだ」。水族館で亜也「色んな生き物がいる、これがハリセンボウ」。遙斗「普段はこんなだ、攻撃されると、こんな形になる」。亜也「麻生君みたい」。遙斗「クマノミ、一つのイソギンチャクに家族で住んでいる、お前の家みたいだ」。笑顔だ。イルカが泳いでいる。亜也「どうして水槽にぶつからないの」。遙斗「イルカの声、超音波でものを確かめている、遠くにいる仲間と会話している」。亜也「秘密のおしゃべりか、聞こえないかな」と耳と傾ける。亜也「人間もそんな風に遠くの人と話せるといいのに」。遙斗はイルカの携帯ストラップを買ってつける。遙斗がお茶を買いに行った。親子がイルカの水槽の所在を聞く。亜也は話すが、うまく伝わらないようだ。亜也「アッチ」、これで伝わった。帰りもバスに乗り遅れる。辛いです。遙斗「時間確かめるのだった、タクシーにしょう」。でもタクシーは止まってくれない。更に、雨が降ってきた。コートを濡れないように亜也にかけてくれる。しかし、ドンドン遅くなる。心配した父が携帯する。そして、福祉タクシーが迎えに行く。やっと家に着いた。母「何してるの、風邪引いたらどうするの」と怒る。亜也は拭かれて電気毛布で寝かされる。遙斗「僕の責任です、すみません」。冷静になった母「さっきはごめん、怒って、麻生君には感謝している、こんな風に誘ってくれて、亜也も喜んでいる、でも、今の亜也は気をつけないと、元気そうに見えるけど、体の調子も良くない、軽い風邪でも肺炎になるかもしれない、普通の人には小さなことでも、亜也には命取りになる、楽しいだけではいられない、もう、昔のようにはいかない」。それを亜也も布団の中で聞いている。父「今日は無事だった、任せたのは俺たちだ、お前が悪いんじゃない」。遙斗「すみませんでした」。遙斗は歩きながら、帰り道で、父の言葉「どれだけの覚悟だ、自分勝手な考えではすまないのだ」を思い出した。そこに亜也から携帯で「今日は、ごめんね、迷惑かけて、さっき、おかあさんが言っていたこと・・」。遙斗「ごめん、雨でよく聞こえない」。亜也「やっぱり、聞こえにくいかな」。遙斗「そんなんじゃない」。亜也「もう前みたいに行かない、車いす押して貰えることはあっても、、一緒に歩けない、雨に濡れたくらいで大騒ぎさせる、そのうち話せなくなって、電話もできなくなってしまう、もう、全然違うね、東高の時とは、麻生君とはもう、住む世界が違ったのかも」。遙斗は何も言えなかった。亜也は泣いてしまう。涙です。イルカのストラップが淋しく、雨は激しく降る。
病院で、亜也は発声練習をする。パタカ、ラパタ・・。水野医師「寄宿舎でも練習して、実生活で困る?」。亜也「声が出しにくくなった」。水野医師「今、僕と話している、大切なのは、話したい気持ちと、受け止めたい気持ちで、必ず伝わる」。遙斗は、図書館で、亜湖に声をかける。遙斗「頑張るな、必死になるほど、いい高校じゃない」。亜湖「私、思った、何で亜也ねえなの、病気になったのが私でないの、誰にも優しい亜也ねえなの、神様はいじわるだ、私が健康であるのは意味あるのか、私、亜也ねえの代わりに東高卒業したい、亜也ねえのかなわない夢だったから、私にできることはそれくらい、できることあるのに、ボートしているのいやだ」。遙斗「さすがだな、あいつの妹だ」。遙斗は帰りに走り出した。そして、亜也が養護学校の花壇の水をやっている。そこにやって来た。遙斗「電話できなくて、直接来た」。そして水野医師「聞く気持ちの人には伝わる」を思い出した。亜也「今日、夢見たんだ」。遙斗「夢?」。亜也「うん、いつも見る夢の中では歩いたり走ったり、自由に動ける、初めて麻生君と出会った頃みたいに、でも、今日の夢は違っていた、私、車いすに乗っていた、夢の中でも私は体が不自由だった、自分の体のこと認めているつもりでも、心の底では認めてなかったのかも、これが私なのにね」。♪粉雪♪ 遙斗「俺の今の気持ち言っていいか、ずっと先は分からない、けど、今の気持ちは100%嘘がないと自信を持っている、お前が話すなら、どんなゆっくりでも聞くから、電話で話せないなら、直接会いに行く、俺はイルカでないし、お前もイルカでない、お前が歩くなら、どんなにゆっくりでも一緒に歩く、今は、頼りないけど、いつか、お前の役に立ちたい、昔みたいに行かなくても、そう言う気持ちで繋がっている、住む世界が違うと思わない、俺、お前のこと、ス キ だ」。そして、微笑み継ぎ足す。遙斗「スキなのかも、多分」。亜也「ア リ ガ トウ」。−−朝の光、 この学校の玄関前に壁が立っている、その壁の上に朝の光が白んでみえる、いつかは見上げてそっと立つため息をついた壁だ、この壁は私自身の障害、泣こうがわめこうが消えない、この日の当たる瞬間が壁にもあったじゃないか、だったら、私にも? 見つけ出そう、見つけに行こう−−。亜也の詩が張り出され藤村先生と高野が見ている。遙斗は進路希望にに「常南大学医学部」と書いた。養護学校に家族が皆来た。亜湖「奇跡が起きた、私受かった、亜也ねえの制服で代わりに東高卒業する、亜也ねえの夢、私が引き継ぐ」。−−足を止めて、今を生きよう、、いつか失ったとしても、あきらめた夢は誰かに委ねたっていい−−−。 字幕−−人は過去に生きるものにならず 今できることをやればいいのです マ、ワ、パ行が言いにくくなってきた、声にならず空気だけが抜けていく。だから相手に通じない。 最近独り言が多くなった。以前は嫌だったけど、口の練習になるから大いにやろう−−−。 つづく。
今日も辛かった。先週で高校のクラスから離れた。養護学校だと、学園ドラマという感じがないので、亜也の周りは急に淋しい感じだ。家族も今までほとんど密着していたのに、今回は出番が少なかった。ホームドラマも遠くなった。本格的な難病ドラマになった。病気もかなり進んできた。会話が難しくなるという設定になってきた。水族館での、見ず知らずの親子に言っていることが伝わらないのは悲しいかった。実際のセリフはドラマでは、まだ、わかりやすいセリフだったけど・・。そして、代わりに明日美が大事な人物になった。同室だから仲間で友達になるしかないという思い、でも、同じ病気で自分を見るようだという思いが交錯して、辛いです。明日美さんの大西麻麻恵さんは映画版で亜也を演じた人ですね。喋り方が麻痺のある患者さんに似ています。本当に障害がある人かなと思うほどです。検索すると、22歳で、NHKなどで良く出演している本当の女優さんですね、当たり前か、笑い。
今回はついに、遙斗が悩みながら亜也に「好きなのかも」と告白しました。遙斗らしく、スキといって、「すきなのかも、多分」。まあ、ついに告白だ〜〜。正直なんだけど、逃げ腰だった。そこが遙斗らしい、笑い。でも、医師の父からの助言(結構、冷静だけど、適切なものでした)もあり、本当に病気を理解しているからですね。重い告白だと思いました。でもどうなるのかな〜 医学部目指しているが、亜也の主治医になるのは、遙斗も亜也が頑張らないといけないよ。本当に辛い。最後は亜也が死ぬのだもの、それを変えてしまうことはできないよね。来週の予告だけでも、本当に病気が進んで辛いシーンの連続だ。自分は医者だから、日常ですが、普通の人は辛いだろうな。亜湖ちゃんの東高、合格と、よい子ぶりが可愛いかったことが救いだ。最後までついて行きますよ。
1リットルの涙★★★★★ 8話 平成17年11月29日放送 一回見です、やっぱり泣きました
バスケットボール部の新人戦を応援しに行った亜也は、初戦を突破したまり(小出早織)や早希(松本華奈)を祝福する。亜湖が車いすを押す。すると、保護者会を終えたばかりの父兄が出てくる。潮香(薬師丸ひろ子)も出てきた。そのときの潮香の暗い表情に気付いた亜也は、何故か不安な気持ちを抱く。
その夜、妹の理加が遊園地での遊戯を踊る。父は大喜びだ。亜也は、保護者会で何かあったのかと潮香に尋ねた。しかし潮香は、クラスメイトの母親たちから亜也のサポートをすることに対してのクレームがあったことは伏せ、亜也のことをお願いしてきた、とだけ答える。皆で夕食になる。
同じころ、麻生家では、佐和子(兎本有紀)が芳文(勝野洋)に保護者会の経緯を報告していた。芳文「進行性で重い、このまま東高に通い続けるのは困難だ」という言葉を聞き、ショックを受ける遥斗(錦戸亮)だ。そんな遥斗に芳文は、環境のいい場所に移る方が亜也にとってもいいことなのかもしれない、と告げる。「あの子が背負っている荷物は、お前が考えているよりはるかに重い」という芳文に、遥斗は返す言葉がなかった。
母潮香はPTAでの話をして心配する。父「親は子供が心配なものだ、このままやって貰えばいい」と励ます。授業でも、先生は少し気を遣ってくれる。東高に来年進学予定の中学生が見学に来ていた。亜也「去年は私は希望に満ちあふれていた、私にはどんな春が待っているのだろうか」。タイトル。CM。
あくる日、潮香の迎えを待って遥斗とともに生物室にいた亜也は、全国模試の勉強を頑張っていた。遙斗は卒業アルバム用のクラス写真を見ていた。この学校では一年ごとにまとめるのだ。亜也は見ながら、ふいに「私、卒業できるのかな」とつぶやく。遥斗は、動揺を抑えながら、亜也が必死で何かをやるたびにクラス写真は増えていく、と彼女を励ました。亜也「分かっている、これ以上進むと私が決断しないと行けない」。遙斗「お前の写真が増えていくのだ」。亜也「まるでいい人みたい」。♪が流れる。 亜也「本当は怖い、学校をやめると、私の人生の何かが終わる気がする。母は聞いていて、戸を開けて迎える。その夜、潮香は、家族の前で「保健師の仕事を辞めることにした」と言い出す。弘樹(真田佑馬)や理加(三好杏依)は、これからはずっと潮香が家にいると知って大喜びだったが、亜也の胸中は複雑だった。家計を考えて、弘樹は飯を半分にする。理加はピーマンを半分にする。可愛いです。父は「池内豆腐店は、業績鰻登りだ、心配するな」。夜、父は母に「これでいいのか、ずっと続けた仕事だ、4人も子供を産んでも、産休もろくに取らず、20年続けた、俺、職を転々とした、20年間一つでやっていったお前が嬉しいかった」。母「これから町の保健師から、家族専属の保健師になる」。亜也は亜湖と二人の部屋で、亜也「おかあさんは仕事をやめると言った、いつもそばだと、ほっとするけど」。亜湖「もしもだけど、いいや」。水野医師は本を読んでいる。そこに麻生芳文が実験の成果を聞きに来る。水野医師「モデルマウスを提供されることになりました」。麻生「長年、医者をやってっていると、患者の頑張りに勇気を貰えることが多い、励ましたつもりがこっちが励まされた、君も感化された一人かな」。水野医師「そうかもしれません」。麻生「できることがあったら、何でも言ってください」。水野医師「ありがとう」。意外と麻生医師もいい人ですね。でも、厳しいことを言わないといけないのですね。学校で、階段で亜湖を抱える。男子も車いすを運んでくれる。富田はそんな様子を気にしている。遙斗にも富田「知っていたんだね、治らない病気なんでしょう、みんな言っている、いつか寝たきりになると言っている」。遙斗「何言っている、いいかげんにしろ」。父は電動車いすに乗っている。価格は42万円だった、自治体から何割か補助も少し出るのだ。検討することを勧められる。父は鉄工所もやるという、「若い者がやめて、俺、手先が器用だから、お前は亜也の面倒だけみてればいい、あいつらにいうんじゃないよ」。母「了解」。それを、亜也は聞いていた。
実力模試が行われる。階段で、亜也が上っていると、チャイムがなる。ちょっと急いだ、亜也は倒れてしまい、階段を転んでしまう。あやは怪我をしたが、まりも手を1〜2週間固定することになった。亜也「今週、試合だ、ごめん」。まりは「いいというが」。亜也も捻挫で1週間休むと担任が言う。どよめきが起こる。父が出かける。そこに亜湖は帰ってきたが、宿題だという。母への電話だった。保健センターの辻のおじいさんが、家まで電話してきた。亜湖「包帯取れて良かった、学校に行ける」。亜也「本当に言って良いのかな、分からなくなった」。亜湖「もしもの、話をして言い、私が一杯勉強して、東高受験して、もしも受かったら、私1年で、一杯手伝える、一杯役立てる、だから、もう少し待って、頑張ってみて」。亜也「ありがとう」。亜湖「いっとくけど、もしもの話だから」。泣けましたよ、亜湖ちゃん、本当に良い子です。母が送っていく、まりとさきが迎えるが、教室では緊張した空気が流れる。亜也は早退した、ホームルームで富田の提案で亜也のことで話し合いがもたれる。亜也はは忘れ物をして戻る。富田「PTAで問題になっている、池内さんに会わせることで、全体にに支障が出ている、先生、このままで行くのですか」。生徒「このままでは辛い」。「同情するけど、授業が遅れるのは勘弁して欲しい」。本田「そう思うときもある、でも、池内に早く歩けったって無理だ」。「可哀想だ、5分くらい待ってあげよう」。富田「杉浦さんは?」。まり「亜也は色々悩んで、必死で頑張っている、少し支えるくらい我慢できる」。富田「怪我してバスケに出られなかったんだよね」。まり「それはそうだけど」。富田「松浦さんは?」。早希「毎日学校で迎える、亜也が大好きで、友達だからやっている、でも、たまにきついときもある、私勉強も器用にできない、部活もある、たまには朝寝坊したい」と泣き出す。生徒「限界だ」。「助けてあげたくても」。担任「分かった、家族と相談する」。遙斗「お前ら、ずるい、あいつの前では親切にして、何度ごめんと言われても平気平気といった、あいつがいないときにこんな話してずるい、いやなら親切にするな、あいつの前で、面倒だ、困った、疲れると言え、そしたら、あいつ助けて貰えない方法を考えた、お前(担任)も本人よりも親に先に話して、先生もちゃんと向き合っていたら、あいつも自分で、池内」。遙斗はは亜也に気づいた。亜也が聞いていた「ごめんなさい、忘れ物して」。机のノートを取っていく。遙斗は見つめる。沈黙だ。亜也を遙斗が追いかける。そして、階段で亜也を負ぶっていく。そして、車いすを押す。♪粉雪♪ 。亜也は泣き出す。遙斗はハンケチを出す。亜也「何か言って、魚とか、ペンギンとか、犬とか、作り話が良いから、嘘付いても怒らないから」と泣く。遙斗「何もできない、あいつらに偉そうに言っても、俺も同じだ、お前の辛いと見ていても、何も出来なかった、頭でッかちで、口先ばかりで、親父の言うとおりだ、ただのガキで・・・」。亜也「そんなことないよ、いつも励ましてくれた、誰にも言えない話、聞いてくれた、沈んでいるときに、笑わせてくれた、そばにいてくれた、私が辛いときは、いつも一緒にいてくれた」。♪粉雪(本当に振ってきたよ)♪ 亜也「ありがとう、麻生君、バイバイ」。遙斗も泣きくずれる。ここでも泣かされました。ここで、亜也はこの学校を去ることを決意したのですね。綺麗なシーンでしたが、ただ、本当に雪降らないでしょう。CM。
幼稚園で理加が遊戯をする。父も母も亜也も家族全員で見ている。父は声を出して応援する。終わって、父「浜崎あゆみみたい」。亜也「豆腐一筋のおとうさんが好き、おかあさん、(腕を掴んで)、保健師のおかあさんが好き、24時間町のみんなを考えて、大好き、だから、仕事やめないで、おとうさんも、無理しないで、亜湖も、弘樹も、理加もみんな好き、みんながいるから、私どこにいても平気、私、養護学校に行くね」と笑顔で言う。担任が、亜也の転校を告げる。皆に頑張った池内に拍手しよう。亜也「知っている人もいるだろうが、私の病気は治りません、治療法がない、歩くこと、立つことも、話すこともできなくなると医者に言われました、1年で当たり前に出来たことが一つ一つできなくなった、夢の中では歩いたりバスケも出来るが、目を覚ますと自由にできない体になりました、毎日が変わりました、転ばないために、どう歩くか、どうすればお弁当を早く食べれるのか、どうすれば人の視線を気にしなくて良いか、一つ一つ頭で考えないと生きていけない、高校、大学、仕事をしてと思い描いた未来がゼロになりました、生きてく道が見つからなくて、希望が見つからなくて、病気のせいで私の人生が壊れたと思いました、悲しいけど、これが現実です、どんなに泣いても病気から逃げられない、過去に戻れない、だったら、自分で今の自分を好きになってあげないと、そう思いました、この体になってから、初めて気づいたことがたくさんある、そばにいてくれるだけで家族はありがたい、さりげなく支えてくれる友達の手が凄く暖かだ、健康なことがそれだけで幸せなこととか、病気になったからと言って失ったことばかりでなかった、この体の私が障害と言う重荷を背負っている私が今の私なんだって、胸を張って生きていこうと思いました、養護学校に行くことは自分で決めました、みんなとは生きる場所は違うけど、これからは自分が選んだ道に一歩一歩光を見つけたいから、そう笑っていられるようになるまで、私には少なくとも1リットルの涙が必要でした、だから、私はこの学校を離れても何かが終わると思いません、今まで親切にしてくれて、本当にありがとう」と泣いてお別れを言う。。皆も泣いていた。母が迎えに来ていて、聞いていた。、そして、送る。父も来ていた。遙斗は後を追って走り出し、追いかける。まりも、早紀も、明が追いかける。校庭の亜也にみんなが並んで立つ。遙斗 ♪流れる季節の真ん中で、ふと日の長さを感じます・・・♪ みんな歌い出す。亜也の卒業式なのだろうか、合唱コンクルール歌だった? 。亜也はまた、涙する。回想シーンだ。父も泣いている。車を最後まで見送る。亜也「良いじゃないか、ころんだって、また起きあがればいい」。−−−転んだついでに空を見上げれば 青い空が今日も 限りなく広がってほほえんでいる−−−。つづく。
今日も泣きました。今回は3回は泣かされた。亜也のの素晴らしさは、冷静な悟りの境地ですね。自分を見つめ、周りの人を見つめる。感謝を忘れず。しかも、病気になって、障害を背負った自分を、力強く肯定している点です。見事だ、潔い。それには家族の協力と支え、まりと遙斗の無償の友情と協力だ。早希の苦しみながらの手助け(気持ちよく分かります)も嬉しい。もちろん、歌って見送るベタな展開も好きですよ。
最後の亜也の長セリフは泣かされました。沢尻さん、頑張りましたね。ここで、タイトルの1リットルの涙がでました。そうか、ここまで悟るのに1リットルの涙が出たのか。これからもどれだけの涙を流すのだろうか・・・切ないな。これからも、辛いのだろうな。でも、最後まで見ていきます。医者からみても、このドラマでの患者や家族の視点は新鮮で、感動だ。みなが、ここまで、悟りきった患者さんだとありがたいが、同時に切ないものだ。最後に脚本家が変わったようだが、予定通りで、協力して作ってきたので、路線は変わらないそうだ。
1リットルの涙★★★★★ 7話 平成17年11月22日放送 やっぱり泣きました
正月に家族揃って参拝する。新しい年が始まったのだ。亜也は車いすだった。今までより人の助けが必要となった。参拝の石段は父が背負った。亜湖は黒髪のストレートになった。家でおせちを食べた。可愛いプラスチックの食器になった。亜也は箸も持てないのだ。太めの握りのスプーンだ。家では亜湖が色々手助けしてくれた。休みが明けて、学校でも、亜也は車いすで、まりたちが嫌がらず世話してくれた。でも、階段はやっと押されていく。教室にも車いすだった。−−−友達は変わらない、友達っていいな、いつまでも一緒でいたい−−−、1回で障害が進んで、驚いてしまう。そして、この言葉が今回のテーマです。タイトル。
担任は進路別になると、ハッパをかける。そして、進路を提出するように言われる。亜也は進路を考える。亜也「遙斗はどうするのか」聞く。亜也「獣医は?動物詳しいし」。遙斗「先のことは分からない?そっちは?」。亜也「私はして貰っている立場だ、だから将来は人の役に立ちたい」。遙斗「役立っている、前にお前と同じことを言っていた人がいる、医者を目指して、将来を期待されていた、兄貴」。亜也「兄さんいたんだ」。遙斗「なんて、うそ」。亜也「行くね、、お母さん来るから」。遙斗「そこに立っていて、人の役に立ちたいんだろう」。母が来る。遙斗「生物室、待合室にしてやる」。遙斗が車いすを押してくれる。途中で、亜也は廊下のキューキューいう音を楽しむ、好きなのだ、廊下が挨拶してくれるのだ。家でも、進路の話になる。亜也「将来、何か出来ることあるね」。母「翻訳とか」。亜也「役に立つ仕事あるね、私病気になって、優しさが身にしみた、お母さんみたいに人の役に立ちたい」。父「お前の人生だ」。教室でも、歴史で、先生は、このクラスはゆっくりしないといけない、と番書を消すのを止める。でも友達があとでコピーあげると言われる。担任から、母は呼び出された。担任と教頭が、設備の整った学校にかわることを薦められる。教頭は、養護学校を薦められた。そこでは体の障害に応じてやってくれる。母「娘は友達に申し訳ないと思っています」。担任「クラスから授業が遅れると言われて」。母は病院に行く。リハビリ医は亜也にウェイトをつけることを提案する。すると体が揺れない。診察室で、母は水野医師に「養護学校を薦められた」と話す。水野医師「養護学校に、私の担当していた生徒がいる、年も近かった、養護学校は単なる選択肢です、今後も選択肢と迫られる、同じ病気の子や家族と話すことも参考になる」。CM。
水野医師は学会に参加する。そこで岡崎医師は将来は分子標的薬が重要になると、最新知見を発表していた。終了して水野は早速相談する。進行の早い亜也の症例を相談する。水野が症例は、15歳で発症して、1年で嚥下障害が起きている。岡崎医師は、早い進行に驚き「どうして神経内科になったのですか、僕は臨床より研究が好きだった、でも、この病気にであってから、この病気を治したいと思った」。水野「何かプログレレッシブな研究はありますか」。岡崎「モデルマウスはありますが」。水野に提供してあげると言った。亜也が、担任に国立文系に決めた進路表を渡す。そしてバスケ部も退部することを言う。担任はおかあさんから聞いていないのかと言うが、それ以上は言えない。バスケをやめる、これも選択なのですね。辛いです。多分担任は直接なので、良いと思っているが、教頭が父兄からの突き上げで養護学校を指示しているのだと思う。そして、バスケ部では、亜也が正式に退部したと報告された。まりは聞いていないと怒る。まりが走って、亜也にまり「何も言わないで、やめるのひどい、しょうがないと思ったけど、相談して欲しかった、私って頼りない」。亜也「ごめん、そうじゃない」。母は加住養護学校に行く。そこに迎えてくれた障害のある生徒がいた。そこに、母親の及川(かとうかずこさん)がくる。あすみも車いすで、話してくれる。及川母「初病は中2で、治らない病気だと認めたくなかった、出来るだけ長く普通の生活させたかった、高校生ですか、一番楽しい時ですね、私は普通の学校のほうが娘のためだと思いました、だから受け入れてくれる学校も探し、転校もさせました、でも、今は間違いだったと思っています、結局、養護学校に行きたくなかったのは私です、もっと早くあの子を連れてくるべきでした」。あすみ「また、昔の話、私、毎朝、着替えに30分以上かかる、でも誰も助けてくれません、ここでは自分で出来ることは自分でやる、いくら時間があっても大変です、時間の大切さが分かる、病気も受け入れられるようになったのは、ここに来てからです、確かに外に比べたら小さな世界だが、なくしたことばかりでない、病気になったのは不幸ではない、不便なだけ」と言うと微笑んだ。ちょっと、泣けました。。そうだ、不幸とかではない、不便なだけか。亜也は、家友達の写真を見ていた。母が入ってきた。養護学校のことを言おうとするが、亜也が「まりと喧嘩した、進路希望もだした、皆と対等にやれるのは勉強しか残っていない、だから、お母さんに言われたように勉強頑張る」。母は何も言えなかった。CM。
学校で、まりはノートを貸してくれるが、口を聞いてくれない、冷たい。遙斗は車椅子を押す。亜也「私悔しかった、ずっと中学から一緒にバスケしてきたから、でも、まりにしてみれば裏切られた気持ちになる、怒るのは無理ない」。遙斗「俺に言ったこと、そのまま杉浦にいったら」。母は遙斗にすき焼きの食事に誘う。遙斗「あのう、お父さん、ご在宅か」。すき焼きで、父から色々の豆腐を説明される。遙斗は何も言えない。遙斗「うまい」。弘樹「至らない父で」。母「遙斗君、お父さんみたいにお医者さんになるの? 医大に行っているお兄さんがいるんだって」。遙斗「いたけど事故で2年前に亡くなりました」。母「本当だの、ごめんなさい」。父「じゃお兄ちゃんの分も親孝行しないと」。遙斗は犬のがんもに会って、話す。遙斗「お前の家いい家族だな」。亜也「うん、私もそう思う」。遙斗「お前は居場所があっていいな」。学校では、まりは手伝ってくれない。たまたま黒田だが世話してくれる。まりは、まだ、口を聞いてくれない。屋上で亜也はまりと話す。亜也「あの」。まり「私、中学の時、3ポイントシュート決まらず二人で朝練した」。亜也「初めて決まったとき嬉しかった」。まり「県大会も覚えている」。亜也「忘れるわけない、最後ののシュートで逆転され、まり大泣きした」。まり「次の日、目が腫れたよ」。まり「中学の部活、亜也がいたから、やめなくてすんだ、先輩と合わなかった、でも亜也がいてくれて頑張れた、今頃言いうなって感じだね、でも、亜也がやめると言って、急に心細くなって、ついきついことを言った、ごめん」。亜也「私こそ、ごめん」。まり「亜也、バスケやめても、友達だよね、私たち」。亜也「当たり前だよ」。仲直りした。良かったよ、まあ、どちらも良い子だもの、仲直りできると思っていましたが・・家で、優花が絵を描いたので、亜也はセロテープを引き出しで探す。そこに加住養護学校のパンフレットがあった。それを開いて見る。驚くが、進路に進学0だった。夕方、父は絵を喜んでいる。亜也はちょっと、ボーとしている。夜になって、亜也は両親に話す。亜也「養護学校に行ってきたの、パンフレットあったから」。母「この間、行ってきた」。父「折を見て話そうと言っていたんだ」。母「水野先生に同じ病気の子を紹介された、一つ上だけど、明るい子だった」。父「将来の選択肢をいろいろ考えているんだ」。。亜也「私の将来、私が決める、病気で部活やめるのは仕方ない、他にもあきらめたがしょうがないと思っている、同じに出来ないことは分かっている、まりと一緒にいたい、友達までいなくなったら、私、私じゃなくなってしまう、だから、お願いします」。母「分かった、亜也が一番亜也らしくいられるのは東高なのね、何も言わない、亜也の将来は亜也自身に決め手貰いたいから」。泣けました。、でも立派な母です。いい家族です。バスケの県予選が東高の体育館で始まる。亜湖が車いすを押して付きそう。母は面談があるのだ。体育館で、皆からお揃いのミサンガーをつけて貰う。試合が始まった。保護者会は終わったが、質問の時間に、父兄から亜也の対処に質問がある。父兄「亜也さんについて、どう対処するか、進路が遅れているか、他のクラスと差がでるのでは」。担任は話し合っていると答える。母は「皆様には本当に迷惑かけています、娘も十分分かっています、出来る限りのことをします、どうか、もう少し東高にいられるように、助けてやってください」。父兄「十分やっている、うちのサキは成績が落ちている」。「車いすで、うちの子が手伝っているときに何かあったら」。「責任は取れない」。「親としては応援してあげたいけど」。「池内さんがお子さんを思うように、私も子供が心配だ」。母「その通りだと思います」。父兄「設備の整った環境がある」。「娘さんの病気は、回復が困難と伺ったんですが」。母「娘の病気は主治医の先生から治療法のない病気だと言われました、字を書くことも、食事も、話すことも難しくなる、最初は信じられなかった、他の病院をまわり、医学書を読んで、何かの間違いだと思いたくて、でも事実でした、娘に病気のことを話したとき言われました、どうして私なんだと、まだ15歳なのに、娘はこれまで、いろんなことをあきらめました、休みに映画に行くことも、大好きな部活もあきらめました、そんな娘だけど、学校に行くのだけは楽しみにしている、友達に会えると笑顔で行く、このまま、学校にずっとは行けないのは、娘は分かっているはずです、もう少し、娘に考える時間をいただきたい、自分で決断するまで、待っていただけないでしょうか、いつか学校を去るとき、自分の将来は自分で決めたと胸を張って、大好きな東高から転校させたい、親のわがままだと分かっています、でも、どうぞ・・・どうか・・・よろしくお願いします」と頭を下げる。遙斗は廊下で聞いていた。父兄「保健師をなさっているのね、そんなに通わせたいなら、仕事をやめて、付いていたらどうですか、やめられないのですか」。亜也−−体育館に響くボールの音が好き、放課後の静まりかえった教室も、窓から見える風景も、床のきしみ廊下も、HR前のおしゃべりも、みんな好き、迷惑をかけるだけかもしれない、何の役にも立てないかもしれない−の呟き−−それでも、わたしはここにいたい だってここがわたしののいる場所だから−−−亜也のメッセージ。つづく。
今回は養護学校に行くかどうかの話だったが、解決編まで進まなかった。それで、評価ダウンにしょうかと思った。しかし、見直して最後の父兄の言葉を母の言葉を書くと、その意味する重さに考え込まされた。自分が父兄ならどう思うだろうか、自分が亜也の父だったら、どうするかな。考え込まされた。多分、他人を攻撃することも嫌だから、発言しないだろう。もちろん、亜也の父だったら、人とぶつかるのは面倒なので、逃げるだろうな・・卑怯な人間だから。亜也も、母も逃げないで、お願いしていましたね。一生懸命お願いしていました。それは切ないことです。来週は東高とさよならしていました。ストレートに泣いてしまうでしょう。でも、亜也、家族は最後まで見捨てないし、本当に良い家族だと思います。それだけは良かったね。思わず、入り込んでしまった。それでも、幸せってなんだろう。明日香さんは「病気は不幸でない、不便なだけ」と言っていました。それも、心に残るメッセージでしたね。
1リットルの涙★★★★★ 6話 平成17年11月15日放送 一回見ですが、泣きました
亜也はますます歩きにくくなった。母と犬がんもと散歩する。すれ違う人が振り返って見つめる。弘樹がサッカーでシュートを決めれないという、河原で練習している。そこで、亜也は橋桁にサッカーのゴールの枠を小石で書く。そして亜也「一本一本大切に打つんだ」。弘樹はサッカーしていないのにと呟く。亜也「サッカーはしてないけど、バスケでやっていた、イメージ・トレニングは同じだ」。すれ違った近所の人は「頭は良いし、スポーツも出来た、気の毒だ」と話す。−−ゆっくりとしか歩けないけど、私にしかできないことがあるはず−−−。タイトル。
亜也は病院で指鼻試験だ。膝踵試験だ。かなり小脳症状が出てきている。リハビリをしている。母「前向きになっている、」。日記−−−交互に出せなかった−−。母「今度の薬は合っていた、もしかしたら、このまま治ると思える」。日記−−昼休み、お茶を飲んでむせた−−−。水野医師「劇的に効く薬でない、症状の進行を抑える薬ですから」。この母の病気を良い方に解釈したい気持ちはよく見られます。医者から見ると、病状は進んでいるが、良くなっているとか、悪くなっている事を認められない家族もいます。その家族に、説明しても理解して貰えず。ついきつい言葉を言ってしまう。反省。こんな点でも、このドラマはリアルだと思います。日記の症状の方が正確だ。父はスーパーさんがうちの豆腐を扱ってくれる、と喜んでいる。父「売れ行きが良いと、正規に置いてくれる」と喜んでいる。父「バリバリ働く」と相変わらず元気だ。父「亜湖、宏、店番、フー」と頼む。しかし、二人とも用事があってできない。そこで、亜也が店番をするという。学校でも、遙斗に亜也は挨拶する。バスケのコーチも「治ったら、また来い」と声をかけてくれるが、亜也「無理だちゅ」。ここらの会話もよく見られる。病気の人を励ますのは大変な気遣いが必要ですね。ついつい、お見舞いは避けたくなります。遙斗は亜也に暇だろうと、ビーカーを取ってもらったりする。遙斗は水槽の水温25度、汚染度、PHなどを調べる。亜也がノート書き込む。その字がゆがんでいる遙斗「暇だろう」。次に顕微鏡でプランクトンを見ている。生物部では市と協力して水質を調べているのだ。遙斗と亜也は急接近だ。クラス委員になって、遙斗に思いを寄せる富田「取られるわけない、あんな体だもの」。家では父「豆腐に自信持っている、世界の人に食べてもらいたい」。そして、スーパーに売り込みに行く。そこに、亜也の同級生の岡崎の店だった。出てきた岡崎「体が不自由になった同級生の・・」と父親にいう。それで、オーナーは同情してくれて、少しだけ置けるようになった。父はちょっと微妙な気持ちだ。店に、客が来て、絹ごしをもらう。しかし、いつもの近所のおばちゃんだから、帰ってきた亜湖「店番変わりなさい」と命令する。周りの人の様々な接し方が登場する。大学病院で水野は、リバビリ医の田辺にの神戸医大の岡崎教授を紹介して欲しいと頼む。水野「思っている以上に進行が早い、嚥下障害が出ている」。田辺は了解するが、意外な顔をする。水野医師「焦ってもしょうがない病気だと分かっている」。しかし、亜也の病状は気がかりな状態だ。遙斗のところに、恩田が「富田が来て、冷たい」と言う。そして、富田は遙斗に惚れていることを知らせる。朝、亜也は学校に行こうと、バスに走るが、一歩で間にあった。待っていてくれた運転手は「急がなくていい、半額の120円になります」。障害手帳を見せたのだ。客は親切に、席を譲ってくれる。ちょっと、嬉しいが悲しい瞬間だ。弘樹はサッカーのメンバー選ばれる。予想外だった。弘樹は「ねーちゃんのおかげだ」という。そして、美人で、頭も良い、スポーツもできると自慢する。でも、弘樹が選ばれて外された子がいるのだ。家でも、みなは弘樹のことを喜んでいる。皆で応援に行こう。弘樹は、亜也に無理して応援しなくていい、と言う。亜也はユニフォームを縫っている。リハビリだと言うのだ。取引先が増えて母は喜んでいる。スーパーのオーナーは、亜也のクラスメイトだ。母「感謝しなきゃ」。父「純粋な気持ちじゃない」。母「同情だということ、同情って悪いこと、悲しみを自分のことと思うこと、亜也は視線を感じている、偏見や差別の視線に負けて欲しくない、本当の思いやりの視線もある、それを分かって欲しい」。父はちょっと涙「俺とお前の子だ、俺は小さい、俺も頑張らなきゃ」。そうなんだ、これが正解ですね。障害者と周囲の視線との関わり方の正解はこれだ。色々ある、その中から本当の思いやりもあるのだ、それは感謝しないといけないのだ。ここでも前向きな母の言葉に泣きました。亜也と亜湖はスポーツ店に行く。子供が見ている。子供「何で変な歩き方しているの」。ストレートな子供の言葉に気づいた親が「変なこと言うじゃない、体が不自由なんだ」。そこに、弘樹のサッカー仲間もいて見ていた。遙斗は、水質検査に行っている。その河原で弘樹に、練習していると、友達が亜也のまねをしている。サッカー仲間、不自由なのにサッカーを教えられない、嘘つきとはやし立てらる。そして、ボールを蹴られて、川に落とされる。遙斗も見ているしかなかった。ボールは流れる。CM。
弘樹は家に帰ってボールがなくなったと言う。弘樹は「試合に出られない、亜也ねえ、来なくて良い」。そこに遙斗が来て、ボールを持ってくる。遙斗「頑張れよ、大事にしろ、ボールもねえちゃんも」。亜也「ありがとう、さようなら」。遙斗のスタンスも良いですね。近づいているが、体のことは話題にしない。普通に付き合うことが一番難しい。家の医学書で病気を理解することが出来たからだろうか。次の日、そこに亜也の友達まりたちが来る。図書館へ行くのだ。母は弘樹はサッカーの月謝を忘れていることに気づく。亜湖が届けに行く。しかし、友達が「こっちのねえちゃんは歩けるんだ」。そして、「もう一人のねえちゃん歩けない、だからサッカー教えられない」と喋る。亜湖はその子を倒す。亜湖「スポーツする資格ない、いいかえさないの」。気持ちいいです、女はこのように男前でないといけないよ。弘樹「だってしょうがない」。亜湖「亜也ねえ、恥ずかしいと思っているの」。亜湖は弘樹を無理矢理、手を繋いで帰る。弘樹に亜湖「あんたはもっと最低だ、亜也ねえのどこが恥ずかしい、亜也ねえは凄い、毎日リハビリして、あんなに明るい、私がなったら、外、出歩けない、ジロジロ見られたら、歩けない、初めて亜也ねえ、凄いと本当に思った、これ、亜也ねえがつけたんだよ、亜也ねにとっと、ネームをつけることが、どんなに大変か、寝る時間削ってやった、こんなにやっる、何で亜也ねえを恥ずかしいと思うの、そんなことを思うあんたの方が恥ずかしい」。父「亜湖の言うこと分かるな、お前、ここいたいだろう」と胸を指す。宏「ごめんなさい」と抱きついて泣く。ここは思い切り泣きました。亜湖ちゃん、本当に良い子なんだ。瑠璃の島と同じだけど、笑い。それを見ていた亜也も、涙する。そして、外へ歩く。泣いていた。CM。
亜也は遅く帰ってくる。弘樹もやって来る。亜也「試合の応援行けない、急な用事が入った、まりちゃんと映画にいく、色々世話してくれた借りがある」。そして、スポーツタオルを渡す。それを見つめる弘樹だ。生物部で、亜也は日曜も手伝うと言う。亜也「私は周りから、どう見られても平気、弘樹のことまで考えていない、最低のおねえちゃんだ」。遙斗「だったら、行けば、悪いことしたと思っている、でも言えない、男は繊細だから」。顕微鏡に黒く塗ってあり、遙斗の目が周りが黒い、笑い。恩田の仕業だろう? 当日、弘樹はネームを見る。母「忘れ物ない?」。その大声で亜湖が、目を覚ますが、亜也は寝ている。そこで、亜湖は亜也を起こす。亜湖「映画行くの本当なら、断った方がいい」。亜也「本当だよ」。亜湖「そうか」。そして、亜也はゆっくりと起きる。机を見ると、手製の「ご招待券」が置いてあった。それを見て母も「行こうよ、亜也、こんなに弘樹が頼んでいる、絶対来てください、と書いている」。それで、家族揃って、サッカーの試合に応援に行く。弘樹「亜也ねえだ、美人だろう」。試合が始まる。亜湖は「ご招侍になっている」。侍になっていたのだ、笑い。試合で、PKになり、弘樹は亜也の助言を思い出して見事に決める。皆と喜べるようになった。−−−心ない視線に傷つくこともあるけれど、優しい視線もあることが分かった。−−−だから私は絶対に逃げたりしない そうすれば いつか −−−
泣かされました、やはり、亜湖ちゃんが一番のしっかりものになってくれました。ちょっと、突っ張っているのは、自分を主張しているのです。自分を強くしようとしているのだ。だから、いったん姉を守るんだと決めたら、頑張れる。恰好良かったです、男前だ。まあ、「瑠璃の島」と同じパターンだったから、ミエミエだったけど・・・ 。世間の目の問題だ。同情でも辛い時期があるのだろうね。好奇の目と、心からの同情と区別して、見抜く目、母がそういっていました。なるほどですね。難しい問題です。それに同情されはじめの今が、一番辛いかもしれない。本当に障害がひどくなったら、もう頼って生きるしかないのだ。そんな問題も、淡々と描いてくれます。思わず、納得で嬉しいです。そんな意味で、亜也さんの死にいたるまでのメッセージは大事だと思います。それをこのドラマは淡々と、でも丁寧に描いています。来週は養護学校にいく選択をするのですね、亜也は友達を失うことだ、と叫んでいます。これは辛いな。本を3冊かいました。亜也と潮香の文庫本とラストレターだ。読む暇がないけど、本当の亜也さんも、養護学校に変わっています。やはり、泣かされるのだろうね。おじさんはタオルを用意しておきます。かみさんと一緒に見るので、恥ずかしいけど。亜也、亜湖ちゃんに負けないで、泣くときは思い切り泣きましょう、笑い。
1リットルの涙★★★★★ 5話 平成17年11月8日放送 見直しましたヨ、泣きました
リハビリで、亜也は2日で退院だと言われる。水野医師「薬の効果がでているみたい」と気休めを言う。亜也「私には効果が出ていないようだ」とい冷静に話す。母は学校の担任に相談して、迷惑をかけることにると、お願いする。亜也は告知され、病気のすべてを理解しているが、クラスの生徒には病名を伏せて欲しいと頼む。母は体育館でバスケの練習を見る。亜也の元気にバスケする姿を思い浮かべている。そこに遙斗が声をかける。母は「麻生君」と言って、立ち去る。次に河本先輩が通る。遙斗は「あいつ雨の中、ずっと待ってた」と言う。河本先輩は無言で通り抜ける。亜也の日記−−8月29日 終わった、人生に一度の夏休みが終わったような気がした−−−タイトル。
母は水野医師に挨拶する。水野医師は特定疾患と身体障害の手続きについて説明する。そして、今の亜也の身体障害の肢体不自由で等級は6級だと言う。母は保健婦なので、申請出来るのは障害が固定された場合だと言う。水野医師「病気は進行するのは確実だ、車いす、住宅の補修にも補助がでる」。母「待ってください、考えてみます、亜也と考えます」。水野医師は資料を渡す。亜湖が亜也の退院の世話をしてくれる。亜湖「ごめん、ごめんでウザイよ」。亜也はかなり歩けない。足を広がって小刻みで歩く。亜湖は驚いている。いたたまれず、亜湖「先に行っているから」。家に着いた、皆が迎える。亜湖は父と絡む。亜也は疲れたので、先に休むと言う。父が手を出すと、亜也に母「大事なリハビリ」と一人でいかせる。下の妹リカ「ペンギンさんみたい」。亜也「可愛いでしょう」。部屋でも亜湖は亜也よベッドを替えてもらう、亜也は亜湖に「ごめん」を連発する。そして、ベッドで悲しげに寝込む。弟ヒロキのスパイクが破れているので、新しく買う。母は足が大きくなったので、破れたのだ。ヒロキ「一番安い物買うから」。父「気にするな、いい夢見よう」。母「少し貯金を崩そうと思う、亜也をタクシーで登校させよう、また転ぶと嫌だ」。父「分かった、迎えには俺が行く」。母は身体障害の手続きを出す。父「俺は亜也の父親だ、亜也は俺が見る、国のやっかにならない」と怒る。次の朝、タクシーがきた。バスでの急ブレーキだと大変だ。亜也は迷惑をかける。一家で見送る。亜湖「全然良くなっていない、入院までしたのに、こんなのおかしい」。母「少し時間がかかるみたい」。子供たちはそれぞれ学校に行く。亜也が校門に付くと、友達が迎えに来てくれた。亜也は白くスニーカーでゆっくり歩く。担任が「2学期が始まる、進路を見極めてしっかり、池内のことだ、思春期特有の難しい病気で、歩くことが不自由になっている、皆でフォローしてくれ」。亜也「みんなに迷惑かけれるがよろしくお願いします、ごめんね」。友達は明るく「友達じゃないか」と協力を申し出る。母は仕事で、相談に来た人が身障者4級で車の改造費を援助して貰えるか、と聞く。母は呆然とするが、「担当に相談してみます」と我に返った。
クラス委員選びをする。担任は「池内は外してやってくれ」。女子は富田が立候補する。男子は本田だ。亜也は手伝ってもらう。友達は部活も亜也が出来ることをしょうと勧める。遙斗の亜也は「あのう・・」と声をかける。女子は気を利かせて男子を連れ出す。二人になって亜也「この前はみっともないところを見せた、私強くなる、泣いてばかりいられない、私、強くなる」。遙斗「強い女って可愛くない、じゃ、今度泣いたら、罰金500円、泣かないなら罰金決めても良い」。亜也は部活に来る。河本先輩と顔を合わせるが、河本先輩は友達に「早めにあきらめさせた方がいい」と言われて、冷たい。遙斗はネットで病名を検索している。弟ひろきは学校から帰ってくる。店番をするが、父が迎えに車で走る。校門で河本先輩と会う。河本「早く良くなって、それから塾だから」と言うと去った。父が迎えに来る。皆が見つめている。亜也「私歩いて行く、自分の足で行く、辛くなったら、タクシー使わせて、本当に心配性なんだから」。母「気を遣わせたね」。遙斗も勉強しだしたと、遙斗の母は喜んでいる。遙斗は兄の部屋の本を持ち出して、読んでいるのだ。父が部屋に行くと脊髄小脳変性症の本を広げて寝ていた。亜也は字も書きづらくなっている。亜也は移動も時間がかかる。情けなく、悔しい、自分一人で苦しめばいい、と日記に書いてある。遅刻してしまう、周りも遅刻を付き合わせてしまった。担任ではないので怒られる。サッカーの体育の授業も見学になった。そこに遙斗がくる、遙斗は腹痛で休んだのだ、昼飯食ってから動けない。その時亜也は倒れる。CM。
大学病院に母が駆けつける。担任が付いていた。亜也は点滴を受けていた。大丈夫だった、水野医師「脱水起こした」。亜也「お手洗いに行かないように、水分を控えていた、私に出来ることはこんなことぐらいだ」。母は「亜也」と声をかける。水野医師「脱水は命を落とすこともある、迷惑と言うが、それが社会だ、ただの一度も誰にも迷惑かけないで来た人はいない、君だけでない」と助言する。水野医師のところに遙斗がやって来る。遙斗「あいつ治らないのか」。水野医師「守秘義務がある」。遙斗「質問を替えます、あいつの病気は治らないのですか、本を読みました」。水野「だったら分かるだろう」。遙斗「何年医者やっているのか、何が医者だ、病気を治せないで」。水野医師「医者は万能の神だとでも思っているのか、医者に出来ることはたかがしれている」。帰るところで、父に逢う。父は遙斗に「直せない病気はある、だから研究している、お前が医者になって彼女の病気を治したらどうだ、彼女の病気を調べたのは気まぐれや同情だ、彼女にはもうかかわるな、分かったな」。遙斗「分かりません」と言ってさる。家で亜也は寝ている。母は障害者の書類を見ている。父は「何を見ている、国のやっかいにならない」。母「そうじゃない、亜也は厄介者じゃない」。父「娘に障害のレッテルを貼るのか」。母「手帳を持つことが障害者のレッテルをはることになるの、私は正々堂々生きて欲しい」。父「それでも母親か、あいつがどんなに苦しんでいるか、分かるのか」。母「母親だから言っているの」。亜湖「いい加減にして、亜也ねえのこと何も話してくれなくて、喧嘩? 知られたくないなら、徹底的に隠して、やっていることおかしいよ」。そこに亜也が階段を落ちる。そこで亜也「ごめん、私ののせいでこんなになって、みんなに嫌な思いをさせて、ごめんね」。母は抱きしめて「謝るのはやめよう、病気になったのは亜也のせいではない、誰でも病気になったら、家族は助けるの当たり前、もっと堂々としていて良い、世の中にはいろんな人がいる、足が不自由な人、目が不自由な人、ヒロキみたいにスポーツが好きな人、亜湖みたいに絵が得意な人、お父さんみたいに豆腐を作る人もいる、社会はそうして成り立っている、亜也、身体障害者手帳って知っている、身体障害者福祉法に基づいている、その法律には、すべての身体障害者は自ら進んで障害を克服することによって、有する能力を活用することにより、社会経済活動に参加するように努めなければならない、亜也は努力することを社会から求めている、障害者手帳は、亜也が社会の一員であることの証明なの、亜湖、ヒロキ、リカ、大事な話があるの、亜也、いいわね、亜也が社会の一員であるように、亜湖たちも家族の一員だ、亜也の病気は脊髄小脳変性症っていうの、運動神経がうまく働かなくなる、ゆっくりしか、真すぐ歩けない、思い物をもてない、仕事を手伝えない、時間がかかる、亜也だけが取り残されないように力を貸して欲しいの」。ヒロキ、リカ「分かった、俺亜也ねえの味方だ」。亜湖「治るよね、治るのでしょう」。母「治らないだって、今の医学では治療法がない」。亜湖「急にそんなこと言われても、どうしたらいいか分からない」。父「簡単だ、困っている人がいたら、手をさしのべる、友達が泣いていたら、声をかける、お前の心の優しい気持ちを素直に行動にすればいい」。亜湖「優しい気持ちなんて、そんなの私には・・・」。父「お前は優しいよ」。亜湖「ウザイよ」。亜也「私は私」。母「そうよ、亜也は亜也、大事な家族だ」。亜也「ごめんねじゃなく、ありがとうという言葉を大切にする」。父「それでこそ、俺の子だ」。皆が泣いて、父「腹が減った」。次の朝、亜也はクラスで、友達に「ごめん」でなく、「ありがとう」と言えるようになった。試験で休部の体育館で、亜也は一人ボールをシュートするが、届かない。ちょっと関しそうに声を漏らす。それで遙斗「へたくそ、試験前で部活休みだろう、亀の餌やり」。亜也「片づけるの手伝って、もう一つ、見張っていてくれないかな、私が泣かないように」。亜也は河本先輩に電話する「今まで、色々ありがとうございました、私、東高に受かったとき嬉しかった、先輩におめでとうと言われ、またバスケやろのだろうと言われて、お揃いのバッシュの紐も嬉しかった、でも、私、部活やめることになると思うから、だから、先輩とは・・」。河本「分かった、早く元気になれよ」。河本先輩はほっとしたのだろうね。亜也「はい、さようなら」。ちょとお泣きそうだ。遙斗「冷たいよ、一方的に、電話でさよならか、河本先輩泣いているよ、嘘でも泣いてやれ」。亜也は泣き出しそうだ。亜也「いやだ、遙斗に罰金払うの嫌だ」と笑う。可愛いです。二人は歩いた。青空を白く雲が流れていくのが見えた。−−−もう、あの日に帰りたいなんて言いません、今の自分を認めて生きていきます。つづく。
泣かされましたね。しかも、嬉しい涙です。こんなに泣けて・・・まあ1Lはないけど。医者が結構普通に描かれています。水野医師の冷静な情熱は、いいですね。的確に次の課題を投げかけている。まあ、本当は亜也を治して欲しいのですが・・・。今回は、母が障害者について、熱く語ってくれました。最近、自己責任とかで、福祉切り捨ての流れの中で、障害者の存在意義を語ってくれました。ただ、これは多分昭和の戦後すぐ24年に出来た。それが少しずつ改正している。多分総則は昭和のままでしょう。しかし、憲法と同じく、その総則も改訂されていくのでしょうね。美しい言葉はなくなって、現実的な平易な言葉で、財政優先の自己責任が根底にある文言になるのかな〜? 国民の皆さんに考えて欲しいです。ただ、身体障害者の診断書はいつも書いてますが、事務的で、今回ネットでも調べて、総則をちょっと見ました。勉強になりますね。亜也の沢尻さんは、相変わらず良かった。「めざましテレビ」で、おとうさんを亡くして、お兄さんも事故で亡くしているとか言っていた。それなら、すぐに泣けるのかもしれない。美しく可愛いのに、そんな人生を歩んでいるとわ・・・本当でしょうか? もう一つは、今回で、亜湖も本気モードになってきた。成海さんは、得意のパターンの演技です。父に「亜湖は優しい」と言われて、戸惑うのだ。そこらは独壇場です、可愛らしいですね。亜也は学校に行くが、些細なことも心に傷ついたり、嬉しかったりです。本当に友達の協力には嬉しかったと思う。でも、これから変わっていかないだろうか。進学や受験勉強が厳しくなる。そして、亜也の障害は重くなる。亜也が水分を我慢して脱水で倒れたのも、リアルなエピソードでした。そんなことが、一層健気で悲しくなる。今回は嬉しく泣けました、★5つです。これくらいさわやかに泣かしてくれ〜〜。
(参考資料) 身体障害者福祉法
第一章 総則
(法の目的)
第一条 この法律は、身体障害者の自立と社会経済活動への参加を促進するため、身体障害者を援助し、及び必要に応じて保護し、もつて身体障害者の福祉の増進を図ることを目的とする。
(自立への努力及び機会の確保)
第二条 すべて身体障害者は、自ら進んでその障害を克服し、その有する能力を活用することにより、社会経済活動に参加することができるように努めなければならない。
2 すべて身体障害者は、社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会を与えられるものとする。
(国、地方公共団体及び国民の責務)
第三条 国及び地方公共団体は、前条に規定する理念が実現されるように配慮して、身体障害者の自立と社会経済活動への参加を促進するための援助と必要な保護(以下「更生援護」という。)を総合的に実施するように努めなければならない。
2 国民は、社会連帯の理念に基づき、身体障害者がその障害を克服し、社会経済活動に参加しようとする努力に対し、協力するように努めなければならない。
1リットルの涙★★★★ 4話 平成17年11月1日放送 適当です
亜也はタクシーで両親と夜走る。病名を告知されたばかりだ。亜也「私、将来、優花ちゃんのおとうさんみたいに」。水野医師「ずっと先だけど・・」。帰ってきたら、兄弟は皆、空腹だった。亜湖はもちろん不機嫌だった。亜也は部屋に行き、着替えるが、呆然としている。暗い部屋でしゃがみ込む。夕食が始まる。亜湖「長女は優遇されていい」と出ました。母が亜也の部屋に行くと、まだ、ボートしていた。「おかあさん、私頑張るから、だkだら大丈夫だよ」と涙目だ。母「そうね、希望もってやっていこう、出来ることはいっぱいある、治療法も見つかるかもしれない」。亜矢「だけど、何で私なの、どうして病気は私を選んだの、こんなってないよ、神様は不公平だよ」と泣く。「ごめんね、おかあさん変わってあげられなくて、ごめん」と抱き合って泣く。父「知らせてよかったか、くるすむと思う」。父「お前がそんなでどうなる、俺たちの子供だ、やわじゃない、折れそうになったら俺たちが支える、世界中の病院を回っても、亜也を治してくれる病院を探す」。朝、亜也は寝ている。亜也は元気で、明るく起きてくる。弟や父に声かける。亜湖「あんな元気なら、仕事すれば」。亜也−−昨日と同じ風景、同じ道、でも世界が変わった、あんな風に笑えない、昨日までの私はどこにもいない−−。タイトル。
学校で、1学期末試験が終わる。皆は開放感に浸る。友達のまりや早希に夏休みをどうするか聞かれる。ディズニーランドを誘われる。遙斗はパソコンを思い出している。遙斗の夏休みは生物部の動物の餌やりで忙しいのだ。バスケの練習で亜也はふらつくし、パスも出来ない。コーチから選手交代させられる。これが最後のバスケ姿かな、可哀想だ。診察室で、母「告知はしっかり受け止めてくれたようです」。水野医師「辛いのはこれからです、出来ていたことが少しずつ出来なくなる、薬の効果やリハビルのために入院を勧めます」。亜也−−こんな風に何かができなくなるの? 次の日が来るのが怖い、時間がたつのが怖い−−。亜也の友達は彼氏が出来てラブで嬉しそうだ。亜也は河本先輩との噂される。そこに河本先輩が来て花火大会に誘われる。そして、河本「8月7日の日曜日も開けてくれ、俺の誕生日だ、朝比奈動物園へ行こうと思っている」。それを聞いて誕生日にコクるつもりだと友達は話す。家で嬉しそうな亜也に母が聞く。亜也「河本先輩に花火を誘われた、動物園にも誘われた」。母「お父さんが聞くと大変だ」。亜也「どう断ったらいいかな、病気だから、先輩に迷惑かけたら」。母「好きな人と花火大会に行く、誕生日に動物園でデート、普通に思うことを、病気のせいであきらめるの、言ったよね頑張るって、亜也、言ったよね」。母の励ましで亜也「浴衣着せてね、髪をアップにしてね」。母「先輩びくりするよね」。−−お母さんの後光が見えた、自分を信じて行動しよう−−。終業式で注意を受けて、いよいよ夏休みだ。亜也は浴衣を着せてもらう。父はスイカを食べている。亜湖はふてくされて、浴衣を着ないで行った。父は心配するが、母「あんな顔を久しぶりだ」。父「普通の女の子とすることさせたい」。デートで、河本「女子は着物で変わるな」。早速亜也の手を握って行く。途中で、友達と一杯会う。亜也は冷やかされる。遙斗も来ていた。信号が変わると、二人は歩き出すが、途中で亜也は前のめりで、顔から倒れた。河本先輩や皆が駆けつける。亜也の顔面は真っ赤だ。救急車で病院に行く。亜湖が付いていた。そこ両親が病院に駆けつける。水野医師は「この病気は色々な進行があるが、亜也さんは進行が早いようだ、夏休みに入院して見ては」と再度勧められる。両親は入院を決めた。家で、母は荷物をまとめる。亜湖「亜也ねえ〜、変だった、ますっぐ倒れた、おかしい」と不審がっている。父「デートで周りが目に入らない、ドジな奴だ」とごまかす。その後、父は豆腐のシンクに向かって泣いている。
水野医師「くすりや、リハビリが中心だ」と亜也に説明する。リハビリ担当医の田辺が紹介される。田辺は告知は酷だと水野医師に言う。水野「遅らせたら、良いことがあるか、彼女は少し気づいていた、新しい治療法が見つかるまで、リハビリで時間を稼ぐ必要がある」。バスケ部でコーチから、亜也が入院することになったと言われる。皆は見舞いに行くという。河本先輩はとまどっている。家でも、亜湖は両親から夕飯を頼まれる。父「家族が一致協力だ」。亜湖「やればいいのでしょう」。病室に、まりなどの友達が皆やって来る。漫画などの差し入れがある。ケーキもあった。遙斗は来なかった。まり「お兄さんの事故で遙斗は変わったのだ、去年、渓流釣りで一緒に行った、いつの間にか、兄さんの姿が見えなくなった、次の日、川下で遺体で発見された、その時、父は大泣きする、何で啓介なんだ、と号泣する」。遙斗は亜湖と途中の道で会う。遙斗「入院したのか」。亜湖「病気も教えてもらえない、信用されていない」。遙斗「別にそんなことないのかも」。亜湖「8月7日動物園へ行くの? 亜也ねえ〜、カレンダーにつけていた」。病院で、亜也は母に河本先輩からの思い出のリストバンドを持ってきてもらった。その河本先輩が病院に来て、リハビリの亜也を見る。亜也は河本先輩に気づく。亜也「この前、迷惑かけた」と謝る。亜也は河本先輩、水野医師、田辺医師3人を紹介する。亜也「夏休み入院するので、7日は無理です」。田辺「デートか、いいな」。水野「外泊して良いよ」。河本はやはりとまどっている。亜也は神経伝導速度検査などを受けている。診察で共同運動の練習、筋力アップをはかる。毎日がリハビリの日々だ。田辺担当医「恋の力は凄いね」。そこに遙斗がやって来る。遙斗「思ったより元気そう、地味な運動しているんだな」。亜也「今できること頑張ると決めた」。遙斗「お前、何の病気だ?」。亜也「不治の病、もう長くないみたい、ウソ、本当は水虫、ウソ、この前のお返し」。帰りに遙斗は水野医師を見かけて名前を覚えた。遙斗は父の書棚で、神経関係の本を見つけると、水野医師は脊髄小脳変性症の専門家と書いてあり、医学辞書でも、不治の病と書いてあった。CM。
夏休み、遙斗は生物部の動物の世話をしている。バスケの河本先輩は元気なので、病気の亜也が重くなった。誕生日を断ろうと友達から言われて、その気になったようだ。母は亜也が指定のバスケシューズを買ってきて渡す。亜也はそのプレゼントを持って歩いく。そしてバスに乗る。遅れて遙斗が病院に行く、亜也の病室は空だった。そこに田辺担当医がやって来た。そこに河本から亜也に電話があると看護師が田辺に言う。友達が忙しくこれないのだ。遙斗は走る。亜也は動物園だ。そこに雨が降ってきた。それでも、亜也は立って濡れて待っている。遙斗は走る。亜也は公園の階段で人にぶつかりプレゼントを落とした。そこに遙斗がやって来て傘を差す出す。遙斗「何突っ立ている、風邪引いて入院になるぞ、あいつ来ない、急ぎのことで来られないと、病院に電話があった、皇帝ペンギンを見たか、子供が出来ると浮気しない、雄はずっと卵を守るんだ、何があっても離れない、その間雌が餌を取っている」。亜也「ありがとう、本当は先輩来ないかなと思った、来ない方がいいと思った、私、歩けなくなる、言葉もはっきりしなくなる、何言っているか分からなくなる、最後には寝たっきりになって喋ることもできなくなる、遙斗は人間だけが欲張りだ、と言ったね、やはり欲張りかな、無理に生きるのは間違っているかな、過去に戻りたい、タイムマシーンで過去に戻りたい」。つづく。
告知を受けた亜也は、はっきりした気持ちと、やはり将来へ不安で揺れ動く。それは当然だ。はっきり決まるには時間がかかるものだ。でも、表面上は亜也は明るく振る舞っている。父も母も揺れ動きますよね。父は俺たちが支えると言い切りました。こんな素朴なところ良いですね。ちょっと暑苦しいが。花火大会へ行くが、亜也は可愛く手を繋ぐのは初々しいものでした。しかし、思いっきり転びましたね。前に顔から転びましたが、普通の人間では絶対手が出ます。そうだとすると、CGなのですか? これは河本先輩も、亜湖も何かを感じてしまいました。河本先輩は、バスケをやっている体育系だ。体育系の存在だけで、肉体の機能が制限されていく亜也にとっても辛い存在になっていく。互いに気持ちが引いてしまう。今なら大きな傷にならない。分かれていくのは自然だと思います。これで河本先輩を責めることは出来ません。そこで、遙斗が大きな存在になります。亜也も本音で話せるのです。憧れていた優秀な兄を一緒にいて、死なせてしまった。そして、父の「なぜ、お前なんだ」という叫びは、「なぜ遙斗でないのだ!」にも聞こえてきます。それは2重に辛い体験だ。人間は死へ至る存在だということを知った遙斗は、人を避けて動物の世話をすることで、自分も救われたいのだろう。だから、また、自分の間近の亜也が不治の病で、死に至るかもしれないということは辛い。予想通り遙斗が相手になって、これからも進むのだ。他の元気な同級生はやはり、ちょっと離れてしまうでしょうね。今回は、前回みたいな告知という山場ではないので、評価は少し下がったけど、おじさんはこのドラマが好きです。いや、沢尻さんが好きです。
1リットルの涙★★★★★ 3話 平成17年10月25日放送 適当です
亜也はバスケで頑張っている。そして、亜也は母に自分の病名を聞く。しかし、母「自律神経のバランスの崩れ、心配いらない、大丈夫」と答える。家では夫婦だけになると、母は父に「まだ知らせたくない、高1なんて、人生で一番きらきらしている時、楽しませたい」。父「思い切り馬鹿言って、冗談言って、あいつの輝く時期が楽しいように」ともう涙声だ。亜也はクラスで合唱を指揮している。母は診察室で水野医師に「もう少しだけ、希望を持たせたい」。水野医師「その場しのぎでなんになる、亜也さんは十分考えられる」。母「あの子はまだ15歳です、告知しないでください」。廊下で亜也は遙斗にMDを渡し、「曲を覚えてください」と頼む。そこに女子から「まだ、MD? 私、iPodだよ」。遙斗「女とものは大事にする男です」。タイトル、CM。
一家の夕食だ、絵の上手な亜湖は絵の具を両親にねだる。でも、父は「駄目です、ピョン」。そして、母「さあ、犬のガンモの散歩だ」と話をかわす。犬の散歩で家族みんなでウォーキングだと提案される。さすがに、亜湖が反抗する。母は亜也に「散歩の時は両親といくのよ」と子供扱いだ。変だろう、亜也も気づくよ。告知するなと言いながら、自分たちがやっていることは、怪しい扱いだ。笑い。高校で、亜也たちが歌っている。河本先輩が誘って、一緒にシューズの買い物にいく。そして、赤いシューズの紐を揃いで買う。亜也は初めてで緊張している。河本「記念すべき初デート」。そこで、子供たちが走ってきて、亜也にぶつかり、亜也はかわせられず倒れる。家に帰って、亜也はノートに「自分の体でないみたい、どうなっちゃうんだろう」と書いた。遙斗は亡くなった兄の法事に出ている。集まった遙斗の親戚は皆、医者ばかりだ。親戚のおばさんは遙斗が進学高にいるので、医学部に行くのだろうと世間話する。いとこらしい学生は文系に行きたかったが、成績がいいから東大理3で医学部だ、と自慢する。不機嫌な遙斗「それは馬鹿ですっていっているみたい、成績いいだけで医学部はいるなんて」と反発して部屋を出る。遙斗は兄と思い出に浸る。兄は壊れたものを一生懸命直している。遙斗はもう捨ててしまおうと言う。それに兄「俺はものにも人にも、末永く優しい」とつぶやく。そこに父が来て「戻りなさい、子供らしいことするな」。遙斗「俺は、一度も医者になりたいなんて言っていない」。実際、医者ばかりの一族っているのです。まあ、こんな世界でないと思いますが・・遙斗の気持ちも辛いものがあるかもしれない。亜也の家では、父「今日は中央公園のつつじ祭り行きたい」と提案する。しかし、亜也は「今日は予定がある、マリたちと出かけてくる」。亜也は花をもって、病院に行く。そこで、遙斗の父・麻生と会う。亜也は「本当に医者とは・・・冗談と思った、遙斗はしれっと嘘を付く、でも、人当たりはいい、うちでご飯を食べたとき、妹と馴染んでいた」。父・麻生「ありがとう」と答え来た理由を聞く。亜也「ここの神経内科に通っているが、今日はお見舞いです」。この前知り合った少女・ユウカの母に会う。ユウカの父・田代は、歩けなく、しゃべれないでベッドにいる。亜也は田代の病名を聞く。ユウカ「難しい病名」。ユウカ・母「脊髄の病気で、・・・・(脊髄小脳変性症の説明があった)・・・体が動かない、でもこっちの言うことは分かるし、考えられるの」。多分ここで亜也は自分の病気の最悪の可能性を感じたのだ。亜也は知り合いの看護師に水野医師の所在を聞く。そこで、教えてもらった定食屋で会う。そして、河原で話す。河原では野球をやっている。水野医師「休みに外出する」。そして、飛んできたボールを取り投げる。水野医師「これでも中学高校では野球に夢中だった、医師になって初めての担当の男の子が、野球馬鹿で、キャッチボールに付き合わされた・・・今日はどうした?」。亜也「あの、私・・・あのう・・・」。でも話せずに帰る。水野「何かあったら、次の診察の時に」。CM。
合唱の練習も少しうまくなったが、亜也の指揮棒が動かなくなる。そして、譜面を落とす。皆はやる気があるのかと心配する。しかし、その場に遙斗はいないで、生物部にいた。そこに亜也が訪ねる。水槽を見て遙斗「すごい、一つの生態系だ」。亜也「おとうさんに、病院であった、将来お医者になるの」。遙斗「俺、医者に向いていない、人は適当に死んで、適当に生まれて、バランスがとれている、人間も同じだ」。亜也「そうかな、簡単に割り切れない、生きるとか死ぬとか、はいそうですかと割り切れない、エゴでない、とにかく違う、大切な人が病気になって死んでもいいというの?」。遙斗「何をムキになっている」。亜也は怒って部屋を出る。この遙斗の言葉は亜也にはきついものでしたね。だから亜也も反発したのだ。水野医師は病室で、空のベッドを見つめて、子供に「先生返して」の言葉を思い出している。家では、魚が焦げているが、母は狂ったように亜也のノートを探していた。母「ぼっとしていた、あの子、何か知っているのでは」。その時、亜湖は絵で入賞をもらったと嬉しそうに帰ってくる。母に見せるが、母「忙しいから」。父に見せるが、言葉がない。亜湖「別に」とおかんむりだ。家では亜也が遅くなっても帰っていないので、両親は驚いている。亜湖「まだ8時だ、何を心配しているの」。母「あんたは黙って、どういうつもり、家族を考えないで」。亜湖「そんなに考えてくれるなら、私も病気になりたいたい」。父は亜湖を叩く。亜湖「このうちおかしいよ」。言ってはいけない言葉ですが、ここは亜湖に同情しました。やはり告知してみんなで支えた方がいいよ。そんな温かい家族だもの。亜也は、学校の生物部のパソコンで脊髄小脳変性症について調べる。そこに書いてあった内容で、症状などは田代にあっていたが、自分も思い当たる。そこに遙斗がやってくる。魚の病気の観察に来ていたのだ。亜也「麻生君は、人は死ぬのはどうでもいいが、魚が死ぬのが気になるんだね」と涙目から、泣き出した。遙斗が家に帰ると、父「こんなに遅く、亜也と一緒だったのか、あの子と付き合っているのか」。遙斗「いや」。父「そうならいい」。亜也が家に帰ると、両親は心配してうろたえていた。亜也「合唱の練習で遅くなった」。家族「そうか、明日は合唱だ、亜也の指揮は楽しみだ、終わってから病院だ、頑張って」と声かけられる。亜湖だけはふて寝で寝ていた。亜也は部屋のカレンダーを見る。CM。
合唱の発表会場で亜也たちは最後の練習をする。亜也はしっかり、指示を出す。名指揮者の復活だ。担任は満足している。遙斗「お前は変だ」。亜也「今日答えが出る、逃げずに聞く、聞くと私変わるかもしれない、今がこの私である最後だ」。遙斗「クイズ?」。亜也「ちゃんと歌ってよ」。父たちは準備して家を出かけようとする。そこに水野医師が訪問する。父は末娘を保育所に送る。水野医師と二人になって、母「告知に反対です」。水野「この前、亜也さんは一人で私を訪ねました、何も聞かずに帰った、もう限界だ、亜也さんは一人で苦しんでいる」。母「何か気づいている、でも、傷つけたくない」。水野「誰に対する優しさですか」。母「先生には分かりません、先生は若いし、お子さんもいないし」。水野医師「返してよ、と言われた、初めての担当の患者で翔太君がいました、小学生でした、早く仕事こわせ(終われ)と言われ野球を付き合わされた、亜也さんと同じく進行性の病気でした、彼の両親もぎりぎりまで知らせるなと言われ、病気が進行した1年後に告知しました、彼はその時歩けませんでした、そのとき、先生返してよ、と言ったんです、知っていたら、一杯走って、野球もしたのに、時間を返してくれと言われた、実は告知するなと言われ、ほっとした、でも本当は自分が傷つきたくなかった、亜也さんはどうしたらいいか考えることはできます、15歳だから、まだ、15歳だから話さなければいけない、まだ、やりたいことがあるから、大切な今を亜也さんに悔いなく生きてもらうために、悔いなく生きてもらうために」と長セリフを淡々と話す。しかし、中身は熱く、心を動かすものだった。合唱が始まる、亜也は指揮している。合唱は今までより、ずっとうまくなった。感動しましたね、僕生きもそうだったけど、何となく感動してしまう。遙斗もしっかり歌っている。練習したんだ。母はやっと間に合って見ている父の横に座る。父「ただ、冗談ばかり言っている、あいつのいい時期が楽しくなるように、でも、それができるかな、隠し事している間、あいつをまともに見れない」と泣く。告知を許す気持ちになっている。合唱は無事終わった。亜也はにっこりして、頭を下げる。可愛いです。遙斗は生物部で、亜也の言葉が気になる。パソコンの履歴を見る。診察室で水野医師は「診察の前に、詳しいことは避けてきたけど」。亜也「脊髄小脳変性症ですか、私の病気は 脊髄小脳変性症なんですか?」。水野医師「そうだよ」。亜也「私、将来、将来、優香ちゃんのお父さんみたいになりますか」。水野医師「ずっと先のことだけど、なると思う」。亜也は泣き出す。母「今すぐでない」。亜也「一つ聞いていいですか、病気は、どうして私を選んだの?」。亜也から先に言われたら、水野医師、父はもちろん、母も認めざるを得ませんね。エンドロール。
やっぱり泣けた。合唱が良かったよ、ここらで「僕生き」をちょっと思い出した。今回に持ってきて、告知という序盤の盛り上げたのですね。卑怯な演出と思いながら、泣きました。水野医師の話はリアルで説得力がありました。父は、隠していることに耐えられない。本音で家族は生きていたいのだ。母は、保健婦だから告知して起こる様々の精神的な混乱や負荷も分かるの、とりあえず回避したいのだ。でも、本人が分かっていた。この自己洞察力のある主人公は嬉しいな。しっかりして、しっかり生きている。けなげに生きている。合唱の指揮で倒れるかと思ったが、見事に終えた。この展開も好きです。日常はそんなにドラマでないが、思わぬところにドラマがあるのだ。遙斗は、亜也にあんなに傷つけるようなことをいった。その後亜也の病気を知って、医学部を目指すのだろうか。それに遙斗の父も、亜也の病気をあっさり遙斗に言うのかと思ったが、そんなお馬鹿な展開もなかった。それも良かった。細部に気を遣って描いていることが分かって嬉しかった。嬉しくないのは亜湖だけだ、爆。
1リットルの涙★★★ 2話 平成17年10月18日放送 適当です
水野医師に母潮香はMRIとかを借りる。潮香はセカンドオピニオンをきくことを申し出る。水野医師「限られた時間を生かすために、おかあさんが病気を認めることです、薬を飲ませて下さい」。母は本も買い、ネットでも病気について調べた。やはり、多くは治療法はないとあった。高校で亜也は合唱の曲も決まった。励ましてくれる仲間も出来た。亜也はピアノの伴奏を富田に頼む。しかし、嫌がっている、でも遥斗が頼むと富田も了解してくれた。富田は遥斗に好意を持っているようだ。亜也の部活のバスケで練習試合がある。練習試合だが、出場選手が選ばれた。亜也だけが1年で1人選ばれた。それを河本先輩も見守って応援してくれる。その河本は亜也を選手として? 女の子として? 気になるのか仲間に聞かれる。タイトル。
遥斗は生物部では魚の餌をやっている。実は遥斗の兄も生物部で亀を飼育していたのだ。母は、色々の病院を回る。1人の医師は「この病気は画像で診断するのは難しくない、湘南大学なら間違いない」と答える。家では亜也が練習試合に出れるので、父は喜んでビールを飲むという。母もビールを飲むという。台所で、亜也は父にお湯をかけてしまう。遥斗の家でも、父が「高校2年で特進で医学部合格だ」とレールが引かれている。回想シーンで、遥斗は兄と一緒に行ったキャンプの河原で兎を見つける。兄は兎は単独行動が好きだなど、動物の説明をしてくれる。遥斗が獣医を勧めると、兄は「動物よりも人間の方が好きだ」と優等生で答える。亜也の家では、母潮香は亜也の病気を自律神経のバランスが崩れていると説明する。そして、薬を飲むように言われ、亜也は飲む。父もその説明で安心している。しかし、母は夜1人で本を読んでいる。たまたま亜湖が起きてきた。母潮香は寝そびれたと答える。亜也は病院へ傷の処置をして貰う。待合い室で、少女が父親の検査の終了待ちでいた。亜也と一緒にボール投げをしたが、亜也は受け損ねてしまう。女の子は「父親も同じく顎を怪我した、同じ病気か」と聞く。その後、やってきた少女の父は車イスで、文字指示板を持っていた。同じ脊髄小脳変性症なのですね、進行した患者さんを登場して病気を分かって貰うことになる。。CM。
母潮香は職場で、乳幼児検診に来ない家庭の訪問に行くように言われた。その家庭で、子供はお菓子ばかり食べていた。朝飯は即席メンだった。母・潮香「小さい子供の料理は、食事は生活習慣の基本です、今、元気でも、将来の保証はない」と熱く母親に語る。しかし母親は逆ギレする。亜也は学校の帰りに子犬を見つける。そして、行くと遥斗がいた。遥斗は「犬は5万年前から人間と一緒に生きていた、猛獣が来ると犬が知らせて人間は安心して眠れた、その代わり人間から餌をもらった」と説明して、犬に餌をあげる。母潮香は買った本の著者の宮下医師が、この分野の権威であることに気づく。思いついて、車で走る。父には仕事だという。亜湖は「母はこれまでは、こんなに遅くなかった、不倫でもしているの?」と父に毒を吐く。亜也は部屋で針に糸が通らない。そして、亜也は痩せてきたのだ。母は夜の大学病院に着いた。そして、宮下先生に会えた。これは本当に偉い先生です。本を読んできた患者の家族に会って、説明してあげるなんて、病気の権威として、この難病に真剣に取り組んでいる先生なのです。こういう先生もいるのです。そして、母潮香は「手術とか薬とか、新しい治療がないか?」と聞く。宮下「神経内科の医者になって、40年だ、この病気は海外よりも日本が進んでいる」。母「あの子を助けて下さい、お金は幾らでも出す」。宮下「命に関わる病気ではない、治療は進んでいる、いつか新しい薬ができるかもしれない、それまで投薬とリハビリをしてください、希望を捨てずお嬢さんと付き合って下さい」。母潮香「あの子はたった15歳なんです」。宮下「水野君は私の教え子のもっとも優秀な教え子の1人です」。母は大学を出て、帰る。やはり新しい治療は見つからないのだ。母潮香の携帯に亜也の留守電が入っていた。−−病院行って、傷は治った、薬も飲んだ、気を付けて−−−。それを聞いて母は泣いてしまった。夜遅く3時に、母が1人で居間に座り込んでいる。父が起きてきて、母は亜也の病名を告げる。母「脊髄小脳変性症、身体がだんだん動かなくなる」。父は理解できない。母「歩けなくなり、車いすになり、文字書くことも、喋ることも出来なくなる」。父「薬で治るんだろう、手術すれば治るんだろう?」。母「治療も、効く薬もない」。父「どこの藪に見て貰ったんだ、他の医者に診せろ」。母「ネットでも調べた、第一人者にもあった、でも、この病気は治せないって」。立ちつくす父だ。ここらでも泣きました。親の年代ですから、自分の子供がそうなると、泣けてきます。CM。
朝、母は弁当を作る。そこに亜也が起きてくる。母は試合を頑張るように言う。亜湖は試合に見に行くのは嫌だとすねる。でも父も母も行くのだと話す。体育館では練習試合が行われる。両親とも一生懸命に応援する。遥斗も生物の世話で学校に来ていて見る。元気にコートで走る亜也を見て、父「おかしい、ちゃんと走っている、あんなに、夢じゃないか、なんで亜也なんだ」と泣き崩れる。しかし、思わず倒れた亜也に駆け寄ろうとする父を母は止める。そして、亜也は思わずパスを見送り、自分で驚く。しかし、その後シュートを決めて喜ぶ。試合を終わって亜也は河本先輩と歩く。亜也中学でリストバンドにサインして貰っていたのだ。そのリストバンドをしていた。河本「合格発表で、池内を見つけた時嬉しかった」。それは告白ですかね? 夜、帰りに子犬に亜也は河本先輩の話をしてしまう。でも、遥斗がやってきて、遥斗「良かった」と言う。亜也は家に連れて行きたいが、豆腐を作っているので、動物は駄目だと言う。そこに雨が降ってきた。亜也は家に遥斗を連れてくる。二人で子犬を飼いたいと頼みに来たのだ。亜也は「今夜だけ」と言う。母は「一晩一緒だと別れなくなる、いいよ」と許す。父も許す。亜湖は「何で!?」。子供達は喜んでいる。父は「二人乗り男、食ってけ」。賑やかな亜也の家に、驚く遥斗だ。犬の名前は豆腐屋なので、木綿は採用されず、「がんも」になった。グ−グ−ガンモですね。病院に父と母が入り、水野医師に会う。水野「ご理解いただきましたか」。母「理解したが、気持ちがついていかない、保健婦ですが、酒や煙草をやめない人を指導してきました、だから健康や食事に注意してきた、なのにどうして、亜也なのですか」。この気持ち分かります。父「昨日、亜也はバスケの試合に出た、1年なのに先輩より上手い、ゴールも決めた、まだ、15歳なんです、たったの15歳なんです、これから色んなことやれるはずなのに、身体が動かなくなるって信じられんますか」。水野「事実です、そして、少しずつですが進行します」。帰り道で、夫婦の足取りは重い。高校では合唱の練習がある。そのコーラスがバックに流れながら、夫婦は話す。母「病気のことを言えない」。父「辛いけど、私たちが病気を認めて、受け容れないと、あの子のためにも」。夕日の河原で決意する。合唱の練習が続く。亜也は指揮をしている。診察室で、日記を見て、水野「病気がよく分かります、続けて下さい、そして薬を飲んで、ふらつきをさけるためにリハビリを初めて貰います」。その時、亜也は前にあった女の子に会った。水野「本人が理解することが第一歩です、聡明なお嬢さんです、隠し通せない」。母「もう少し、もう少しだけでいい」と引き延ばすことを頼む。亜也は女の子に父親の病室に連れて行かれる。病室で田代のネームプレートに主治医は水野医師だった。父親は文字指示板で指を示す、「あ り が と う」と示す。女の子が「ありがとう」と読み上げる。ここでも泣けました。亜也も、こうなるのですね。そして、その姿を想像すると泣けてきます。帰りに母は「大変だけど、頑張ろうね、バスケの試合応援に行くよ、ガンモに予防接種をしないと」。亜也「私の病気って何?」−−−私の心の中に、私を信じてくれているおかあさんがいる−−−。
意外と父は冷静になりましたね。男はいざというと時にしっかりすればいいのですよ。予想は亜也の病気を知ると、大騒ぎすると思ったのだが・・・。水野医師には殴りそうになるかと思ったが、あっさり受け容れました。だが、保健師の冷静なはずの母が因果応報という、古い病気の考えを吐露するのには驚いた。病気は、悪いことをしたから病気になるのではない。医学は学問だ。まだ、宗教の因果応報的な考えで病気を考えるが、やめた方が良い。同じことをしても、良い人も、悪い人も、関係なしに、病気は突然起こるものだ。病気が、患者を選んだ。そう、言えるのかも知れない。このような難病になった患者の家族の受容の形が少し分かって貰えるといいですね。もちろん、生活習慣の乱れで病気になることもある。酒で肝臓を痛める。咳しながら煙草を吸って呼吸不全になる。でも、そうでない病気もある。病気は多様なのだ。それは生命が多様だから、すべてが多様だからだ。理屈ぽくなったが、やはり今回も泣けました。沢尻さんが、余りに可愛く美しいので、泣けますね。今回登場した女の子とその父親が、絡まって病気を知るようになるかな・・・親が説明するのかな。今回は両親が受容して、来週は亜也が知るのかな・・・でも、一回で病気を受容できないだろうな・・・兄弟、犬の「ガンモ」、遥斗、河本先輩が癒やしてくれるのだろうか。そして、合唱はどうなるのかな。まさか最終回に合唱で終わるというパターンで最後までは引っ張ることはないだろう、爆。
1リットルの涙★★★ 1話 平成17年10月11日放送 適当です
特別じゃない ただ特別な病気に選ばれてしまった 少女の記録−−− 女子バスケットのシーン。水野医師「140億の神経細胞、その10倍もの神経細胞を支持する細胞があります、そのうち中枢神経は大脳、間脳、小脳、脳幹、脊髄に分かれている、その中で身体をスムースに動かしているのが小脳、脳幹、脊髄です、おかあさん、正常な脳と比べて見て下さい、お嬢さんの小脳が萎縮しています。神経細胞が失われていく病気です、つまり、壊れていく、最初は症状がない、ふらつき、転倒が多くなり、自分との距離が取れない、うまく字が書けなくなる、言葉が上手く喋れなくなる、症状はゆっくりですが、確実に進行します」。ノートの字−−病気はどうして私を選んだのだろう、おかあさん、私は何のために生きているの、将来を想像すると涙が流れる、おかあさん、私、結婚できる−−−。ノートの字は拙劣となる。2005年3月。朝、家業の豆腐屋を子供は皆、早起きして手伝う。次女の亜湖だけは寝ている。亜湖「毎朝、これじゃ虐待だ、小遣いあげろ」と反抗期だ。タイムカードを押すが、亜湖「時給100円だ」、と言う。早速、亜也は豆腐を取ろうとして、落としてしまう。落ちちゃった、笑い。今日は亜也の入学試験だ。亜也は腹くくって仕事を手伝う。父は出がけに商売繁盛のお守りを渡す。走る亜也・・・タイトル。
亜也は試験場へいこうとするが、バスで寝てしまった。ここらは余程の余裕なのか、単なる馬鹿者でしょうか。信じられません。受験の時間が来てしまった。バスは団地まで来てしまった。急いで降りて亜也は走るが転ぶ。そこで右膝に擦り傷をする。遥斗も高校の前で受験を諦めた。そして自転車で帰ろうとする。そこに亜也が走ってきて自転車をひっくり返す。その駐車場で、片付ける、そこに雨が降ってくる。二人は遅れて受験場にいくと、試験官は特別に保健室で受験できるようにしてくれる。母の潮香は保健師で働くが、方々から依頼がある。人気があるのだ。亜也の受験が終わったが、友達と出る。友達は、亜也に携帯を買って貰うように言う。そうすれば、連絡できるのに・・。亜也は携帯を持っていないのだ。そして、そこで出会った遥斗にありがとうを言う。家に帰り、報告する。みな、様々な反応だ。亜也は半分しか書けないと漏らす。父は二人乗りした男を許さないと騒ぐ。母はその子に感謝しないといけないと言う。幸い、亜也は合格していた。発表を見たところで、早速バスケの亜也の好きな先輩河本が声を掛けてくれる。亜也の片思いで、高校でもバスケ部に入るのだ。その夜、家ではお祝いをする。弟や妹はささやかなプレゼントする。亜湖はプレゼントなしだ。父は手作りの時計だ。昔、時計屋で働いたのだ。そして、父は亜湖にも、紡績工場での経験を生かしTシャツをプレゼントする。父は母からビールを貰える。コップに注ごうとするが、亜也は思わずこぼしてします。ちょっと、不安げに見つめる母だ。一方、遥斗も東高校に合格だ。医師の父はお祝いを言う。しかし、遥斗は合格も見に行っていないのだ。中学の担任から連絡があったのだ。亜也は入学の書類の封筒を取るが、複視をめまいに襲われる。亜也「疲れてるのかな」。CM。
桜の花の下、制服で亜也は入学式だ。入学式に父親が行くというが、仕事を休めない。亜也は父に写真を撮って貰うことを頼む。家の前で亜也の写真を撮り、次は家族写真だ。夫婦に子供4人だ。その時、亜也は足をひねる。入学式は、担任の先生は英語で女子バスケ顧問だ。遥斗は初日から遅刻だ。最初にクラス委員を決める。誰も希望者も推薦者もいない。担任から、出席番号順で、麻生と池内がクラス委員だと決められた。早速、6月に音楽合唱コンクールについて決めなければならない。皆は感心がない、そこで指揮者はクラス委員の池内亜也に決まってしまう。家で早速、報告する。母は遥斗を連れてこいと言う。それに父も同意する。そして、亜也に部屋で母は病院での検査を進める。最近、良く転んだりするからだ。学校ではクラスで、早速亜也はピアノを弾ける子に頼むが、皆乗り気じゃない。亜也がやればいい、と言う始末だ。進学校の1年の1学期はこんなものでしょうか。CM。
亜也は早速バスケットに入部する。同じ体育館には河本先輩がいる。一人一人の実力を調べるために、新人は順番にシュートをやってみせる。見事に亜也はシュートを決めた。ところが遥斗は生物部だ。ちょっとヲタクの吉川部長だった。次の朝も、亜湖は朝寝坊だ。亜湖「どうせ、できそこないです」。その後、亜也は学校へいくために走るが激しく転んで、顎から出血する。母が店の車で、急いで病院へ連れて行く。CM。
遥斗は病院の父に書類を運ぶ。父「ありがとう」。帰りに診察室で処置をうけた亜也に出会う。遥斗「俺はもう長くない、若いから進行が早い・・・・嘘」。通りかかった看護師が遥斗に手を振る。遥斗「元カノ・・・、嘘、俺のオヤジはここの主任教授だ、それも嘘だ」。そこで、亜也は合唱の曲を相談する。遥斗「欲はない、動物はみな寿命を知っている、人間だけだ、欲張りなのは」と悟った口調で言い切る。診察室で、医師は骨折がないから安心してくださいと告げる。しかし、保健師の母は倒れると手でかばうものだ、最近は物を落とす、箸で物をつまめない、と相談する。そこで、神経内科の水野に紹介され診察を受ける。母は1ヶ月前からふらつく、転倒は3月からだ、と告げる。診察では、歩行試験、手鼻試験が行われる、最後はMRIだ。母は家の父に電話する。父は顔の傷だけを心配して、傷が残らないで安心した。水野医師は「結果は後日知らせます、(亜也に)身体の具合を書いて下さい、日記みたいものです」。家で亜也は大学ノートに日記を書き始める。豆腐を作りながら、父は「少し手を抜け、いい加減が大事だ」。亜也「そうだね」。CM。
亜也は学校に行くが、担任から合唱コンクールを聞かれる。まだ曲など決まっていない。困っていると、遥斗が助け舟で、好きな曲を書いて渡してくれと言う。母は検診に行っていると、水野医師から携帯で、「検査の結果が出た。両親揃って来て下さい」。母「電話で出来るようなことではないんですか」。学校で、亜也は「1時間目は自習だから、曲について話し合おう、協力して・・好きな曲をやろう、私の父は市役所では机の仕事があわなかった、色んな仕事についたが、飽きぽくて長続きしませんでした、結局じいちゃんの豆腐屋を継いだ、でも何でも上手だ、私が言いたいのは遠回りしたが、無駄なことはない、焦らずに勉強したり・・・無駄なことをするのも悪くはない、私たちはまだまだ、時間がある」。母一人でやってきた。「私これでも、保健師で、看護師もやっていた」。水野「脊髄小脳変性症、間違いないでしょう、ゆっくり進行するが、知能は問題ない、身体が動かないことを認識できる、残酷な病気です」。母「治るのですよね」。水野「完治した例はありません」。実際の木藤亜也さんの15歳の写真が映し出される。「花ならつぼみの私の人生 この青春のはじまりを、悔いのないように大切にしたい」。つづく。
豆腐屋さんと保健師の両親だ。陣内さん菊次郎などの相変わらずのキャラですね。薬師丸さんはピッタリです。これからも、優しく冷静に亜也を支えてくれるでしょう。妹の亜湖の成海さんは、存在感ありますね。今は反抗期の「瑠璃の島」を同じキャラですが、すぐによい子になってくれるでしょう。高校生の学園ものでもあるが、進学校である程度落ち着いているが、他人には無関心で受験勉強中心みたいだ。しかし、亜也の難病が分かってくると、どう変化するでしょうか。楽しみです。それから、遥斗の錦戸君ですが、優しそうです。父との確執がありそうで、自分と直面していないようです。主人公の沢尻さんは、一人明るく綺麗な顔をしていた。キャッチのスポットを当て続けられたのだろうか? 可愛いのですが、可愛すぎて、それが上手く出るかどうか心配もしています。今後、これでも話が膨らみそうです。難病もので、きっと涙を流すのでしょうが、1Lは無理でしょう。今回は泣けなかった。★は3つと普通です。