女刑事みずき   テレ朝   木  20時 

2005年10月ドラマ



スペイン 2005年
大場みずき(浅野ゆう子)
鳴海刑事(小林稔侍)
原田刑事(松重豊)
坂井刑事(小橋賢児)
弁護士・沖田智仁(佐野史郎)
熊沢直也(筧利夫)
あすなろ(依田悠希)
経理課橘 玲子 (高畑淳子)
鑑識課・水島 茜 (真瀬樹里)
少年係・高乃橋杏子 (英玲奈 )








女刑事みずき★★  3話  鳴海警部の息子は、エリート刑事   平成17年11月3日放送  適当に作ってあります

女性が歩いていると、バイクでひったくりだ。その女性はみずきだった。もちろん抵抗するのでバックの肩ひもががちぎれた、みずきは経理課の玲子に弁償を軽費で頼むが、修理代しか認められない。そこに鳴海一也警部がやって来た。京都と大阪の県境で、2件の小学生誘拐未遂事件が発生し、大阪府警の警部が捜査協力依頼のために洛西署を訪ねてきたのだ。そして、その警部とは鳴海刑事(小林稔侍)の息子の一也(葛山信吾)だったのだ。鳴海刑事のの息子が警察官だということを全く知らなかったみずき(浅野ゆう子)や熊沢(筧利夫)は、ただただ驚くばかり。メールの送信元がこの管内だったのだ。白ワゴン、黒セダンだった。参考となる証拠は、リストブレスだった。一也は警部という肩書きでものを言うタイプで、父親の鳴海刑事とはだいぶ肌合いが違っていた。みずきは、そんな二人の間に流れる冷たい空気を感じ取っていた。そんな一也によると、大阪府警に誘拐予告のメールが送られてきていて、その発信元は洛西署管内のネットカフェからだと判明したという。タイトル。
警察内では鳴海刑事が大人しいので、みな意外だと、がっかりしている、笑い。リストブレスは昨日のひったくり犯のものと似ていた。鳴海は息子一也に「ごり押しすると、下は付いて着ない、元気でやっているようだな、うちに泊まるか?」。一也「そのために、階級がある、ホテルに泊まっている」。親子はうまくいっていないようだ。早速、小倉さんがプロファイリングして、鳴海一也に話すが、一也は「それだけ」だった。一也は、この署で頼りになるのは、熊沢だけだと言っている。熊沢はみずきと一緒に仕事するといいと勧める。一也は「公務員の配置として、女性が置いてあるのだ」。みずきはリストブレスを確認する。そこで、本庄弘海が浮かんでくる。その弘海を先に聞き込んでいる鳴海刑事と話す。鳴海刑事「俺が身元引受人なっている、父は刑務所、母は10歳から音信不通だ」。その父を逮捕したのが鳴海だった。鳴海は「弘海は誘拐犯ではない、あんな犯罪を起こさない、小さい子をよく見ていた、俺に任せてくれ」と言う。みずきは玲子と夕食したが、玲子は鳴海と一也を知っている。玲子「一也は母が死んだときも、しっかりしていて、涙も流さなかった」と語る。みずきの息子のあすなろは、メールに夢中だった。そんな頃、ひったくりに誘われた弘海は、「もっとおもしろいことがある」と嘯いている。ネットカフェから、また発信された。その発信した男がネットカフェの防犯カメラに写っていた。熊沢は「画像を大きくしたら、分かるかもしれない」。鳴海とみずきは、弘海の元職場を回る。弘海は、すぐに切れて職場をやめたのだ。携帯もプリペードだと言う。あすなろは公園で一人でサッカーしている。そこに弘海が来て、一緒に遊ぶ。あすなろと弘海は顔見知りで、メールをしていて、楽しそうに遊ぶ。それを見ている男がいる。警察署内で一也はイライラしている。みずきは、あすなろが携帯に出ないと言う。みずきは心配で家に帰る。玲子の所にもいない。玲子「ヒロミって」。警察でも、あすなろの行方を、緊急配備で手配している。一也は鳴海刑事に、情報を報告してくださいと言う。そして、一也は「ひったくりと誘拐とどちらが大切だ」と叫ぶ。そこに電話連絡だ。公園であすなろと弘海と一緒に遊んでいたことを見た子供が交番に知らせに来たのだ。一也は「弘海を誘拐犯として緊急配備しようと言う、手遅れになる前に手配しよう」。鳴海刑事「あいつは子供好きで、そんなことはしない、何かが違う」と呟く。CM。
警察は皆で回って探す。みずきは署で待っている。しかし、3時間たったが連絡がない。鳴海が署に戻ってくる。防犯ビデオの男と弘海は一致していないとの疑いがある。そこに、リストブレスのひったくり犯が捕まったとの報告が入る。ひったくり犯はリストブレスは弘海からもらったが、今はどこにいるか分からない。みずき「誰も見ていないって、ありえない」と叫ぶ。ちょっと、取り乱してしまい、一人でなりたいと飛び出す。一也は本庁に連絡するが、冷たく切られた。みずきは署に泊まり込んでいる。鳴海は「間違っていたのか、一人くらい信じてやる奴がいないと、ひどいことはしないと信じた」と言う。そこにいた玲子は「鳴海刑事は実の親もしないことをしてきた、それより問題は自分の子のことよ、一也が反発しているのは、あなたの気を引くためだ、一也は子供のままだ、奥さんの葬式で泣かなかった、あなたに認めてもらいたいからだ」。みずきはあすなろが最後にいた公園を見ている。そこに、一也がやって来る。みずき「あすなろが、ここで何をみたか、あの子は簡単に人を信じない、必ず連絡してくる」。一也「聞きたいことがある、鳴海刑事はどうしてリストブレスが弘海のものだと分かったとき、すぐに報告しなかったのですか、責任取ると言っていたのは自己満足だ」。みずき「そうして、あなたはおとうさんから何も学んでこなかったのね」。一也「反面教師でしかない」。みすき「だったら、何で同じ警官になったの?」。一也は答えず、立ち去る。CM。
本部長からの了解で、一也は弘海を緊急手配した。一也は「家族よりも自分が捕まえた犯人のほうを大事にした、周りの気持ちを考えない、犯罪者と心が通じるのは間違っている」。鳴海刑事「気がすんだか、あいつは子供に手を出す奴ではない」。一也「自分の立場を守りたいだけだ」。意外にも、そこに弘海が出頭してきた。弘海「公園で別れた、リストブレスを子供が見ているけど、リストブレスは一度、公園で見た男が金を出して買ってくれた」。一也「本気にすると思うのか」。鳴海刑事「公園で会った男は?」。弘海の証言で似顔絵が描かれた、その顔は防犯カメラの男と似ていた。鳴海刑事「指示を」。一也は「早速、この似顔絵の男を緊急手配しろ」。署でパソコンを捜査しているみずきだ。みずき「メールでのウルサイ餓鬼に気づいて、騒音の苦情の検索をする、多分子供の騒音に過敏な男だ」。そうすると、すべては小学校のそばの山下ハイツからの苦情だった。早速、みずきは向かう。CM。
山下ハイツで、みずきは中川の部屋をノックする。みずき「ちょっとよろしいですか、学校が近いですね、仕事は? 通り一遍の聞き込みです」。中川「コンピュター関係ですが、休職中です、普通は二人でみるのでは」。みずき「一人は隣です、トイレを貸してください」。そこで、鍵のかかった部屋で、うなり声が聞こえる。開けようとするが開かない。しかし、気づくと包丁を持って中川が立っていた。中川「刑事さん、嘘付いちゃいけない、一人で来たんだ、うるさいんだ、公務員に言われたくない、勝手にリストラして、お前なんかに分かるか」。みずき「リストラは人間のせいでなく、あなた自身のせい、気に食わないから、ストレスを子供にし向ける、そんな男を雇うものはない」。中川「お前みたい生意気な女は殺してやる」。包丁をもって格闘になる。鳴海刑事など、全員が駆けつけて中川を逮捕する。みずきは鍵の部屋をドラを叩き入る。押入にあすなろが入っていた。抱きしめて泣くみずきだった。あすなろ「ありがとう」。みずき「よかった、ごめんね」。警察署で、一也は「ありがとう」と挨拶する。皆は握手する。父の鳴海刑事も「帰るのか」。一也「いろいろとお世話になった」。鳴海刑事「今度は飯でも」。一也「僕は一人相撲していたようだ」。鳴海刑事「お前は、2ヶ月早く生まれた、駆けつけたら保育器の中にいた、こんなに小さかった、俺は神頼みしたことないが、あのときは祈った、自分の命より大切な物があると、初めて知った、こんなに大きくなって」。一也「かあさんが愚痴を言わなかった理由が分かった」。鳴海刑事「俺を愛してたからだ、かあさんが最初で最後の女だ」。みずきにも一也「もう少しで間違えるところでした、あなたみたいな刑事がいたことを報告します、みな信じないでしょうが、ここで、想定外の経験ができた、ここにいるあなた方が羨ましい、父をよろしく」。みずき「男親もいいですね」。熊沢「大場家にも、ちゃんといるでしょう」。みずき「どういう意味??」。おしまい。
鳴海刑事の親子の物語でした。ありがちなパターンでした。一也が勝手に見えるが、若いと言うことはこんな物でしょう。鳴海刑事の方がマニュアル通りでないし、組織は成立しないかもしれない。でも、一也は自分の家族よりも犯人の家族を大事にするので、腹立たしかったのだ。恨んでいたのだ、出来れば父に自分を認めて欲しかったのだ。だから、今回は捜査ではみずきが大胆すぎたが、犯人を捕まえた。そして、一也を鳴海はちゃんと認めることが出来たのだ。最後は良かった。小林稔侍さんと葛山さんは、達者なものでした。安心して見ていられました。それにしても、あすなろが簡単に中川に連れ去られたのは、ちょっと納得できないな。みずきは子供を育てながら刑事という仕事をしているが、こんな事件になった。最後に抱き合って泣くだけでは駄目じゃないか。もっと、母子での生活の安全をはかるべきでしょう。ちょっと淋しかったな。★2つにダウンだ。
ゲスト:鳴海一也(葛山さん)大阪府警刑事課・警部。鳴海敏郎の息子。キャリア組のエリートである。父親とはしっくりいっておらず、洛西署との合同捜査でも対立を見せる。



女刑事みずき★★★  2話  熊沢刑事、痴漢事件で逮捕さる   平成17年10月27日放送  適当に作ってあります

新聞の燃えやすいものに、灯油をかけてライターで火をつける。手口は同じだ。熊沢は朝のバスに乗る。そして、警察に来ていない。携帯するが繋がらない。桂川署から電話があり、熊沢が痴漢を捕まえたとの知らせがある。警務課の橘玲子(高畑淳子)や鑑識課の水島茜(真瀬樹里)ら女性たちから賞賛を浴びる。大場みずき刑事(浅野ゆう子)たちは連日の捜査に追われていた。自宅に火をつけられて危うく消し止めた主婦の安斉すみ江などは、近所に住む独り暮らしの老女・小滝タキが怪しいと、みずきにしきりに訴えるが、タキの犯行だという確証は得られない。ゴミ出しがでたらめで、猫に餌などを勝手にやっていることも関係しているようだ。鑑識からも物証はない。捜査会議で熊沢は小滝老人が怪しいと報告する。橘玲子は見合いもうまくいって、二股だと元気にみずきと焼き肉だ。みずきの携帯が鳴る、安斉は小滝だとみずきにくってかかる。捜査課長は土地勘のあるものだと考える。そこに熊沢が痴漢で捕まったと、知らせが入る。被害者と目撃者がいる。もちろん、マスコミも大騒ぎだ。熊沢が聞かれる。バスが急停車して、OLの吉井美香でにぶつかった。その時に美香は「痴漢!」と叫んだ。彼女は臀部だという。弁護士・沖田が来て「裁判に勝つことしか考えていない」。弁護士を変えるなら、今のうちだ。熊沢「冤罪の弁護は沖田さんがトップです、よろしく」と頼む。熊沢が警察に来る。原田刑事は露骨にいやがる。鑑識の水島も確認に来た。そして、同じ残留物を見つけた、キャットフードだったと告げる。みずきは小滝に聞き込み、こぼれていたキャトフードの缶を取ってくる。熊沢は上層部から、自宅謹慎を申しつけられる。みずきは被害者・美香を見つけ、彼女の働く店に入る。CM.
みずきが店を出ると、誰かが付いてくる。刑事なので曲がり角で振り返ると弁護士の沖田だった。沖田は、吉井美香は最近カードローンの50万を払ったので、調べていた。誰かに脅されたか、金で依頼されたかもしれない。しかし、動機がはっきりしないとみずきは言う。沖田は「はっきりしない時代だ、あなたと話したかった」。みずき「金儲けと名前を売ることしか考えていないあなたとは合わない」。熊沢はジムで筋トレしている。原田刑事たちが聞き込みにいくと、警察は信用できないと市民から反発される。警察にも焦りや憤りが出てくる。沖田は目撃者だった男に「お前の自宅の通り道じゃない、頼まれたのか、お前はブラックリストに乗っているな、正直に答えればはずしてやる」。しかし、目撃者「その手には乗らない」。CM。
鑑識ではキャットフードを調べている。警察の女性職員は手のひらを返したように、熊沢を気持ち悪い、怪しいというが、みずきは簡単に同僚を犯人扱いしないと憤慨する。みずきはパソコンのデーターから、熊沢が捕まえた痴漢犯人の辻村の住所などを調べる。みずきが実際に当たると、辻村は仕事を辞めされられ、買った家も売り、家庭崩壊していたのだ。そこに、携帯がかかる。課長から、どこだと聞かれる。しかし、辻村の元の家に熊沢がやって来た。みずき「当事者が動いては駄目だ、我々に任せるべきだ」。熊沢「人生の危機をそのままにしてはいられない、当事者以外は真実はどうでもいいと分かった」。みずきは熊沢を自宅の食事に誘う。カレーライスだが、おいしかった。熊沢「同情なら結構です」。みずき「熊沢さんのためでない、自分のためだ、正直疑っていた、自分をごまかして仕事できない」とカレーライスを何杯も食べる。熊沢が帰る。熊沢「うまかった、あすなろ君によろしく」。みずきは、同じバスに乗って、乗客に痴漢の状況を聞く。そこに熊沢が痴漢されているところを助けたナナミがいた。みずきが熊沢の捕まった状況を聞くと、ナナミ「あの人は席が空いたのに座らなかった、私は痴漢にあってから、席があいたら座るようにしている」。CM。
またも、起きた連続放火事件で、被害者が出た。驚いて2階から飛び降りた怪我したのだ。みずきは鳴海刑事に熊沢のことをいう。しかし、相手してくれない。みずきは沖田弁護士に相談する。沖田は「辻村まで持って行くのは時間も労力もかかる、美香と目撃者の関係だけでいい」と断る。鑑識からはキャットフードが一致した報告が入る。みずきは小滝の家を訪ねる。思わず戸を開けると、鍵がかからず開いた。そして、声をかけて中に入る。小滝「どうぞ、お入りください、前もいらしゃった、私を疑っている? 猫に罪はない、あの人は猫に毒を盛るのです、火事は天罰です」。みずきは驚く。みずきが警察にいくと、熊沢がいた。熊沢「警察を辞めても、辻村を捕まえる、一度失った信用は取り戻せない、勝っても同じだ、社会的には失った」。みずき「逆恨みするものまで、関わっていられない」。みずきはバスに乗る。美香を見つけ「でっち上げでしょう」とつきまとう。目撃者と美香が会う。美香「辻村が、またやらないか、80万だ」と持ちかける。目撃男「80万か、どうしようかな」。みずきがそれを聞きつける。目撃男「裏切ったのか」。目撃者が美香を殴ろうとする。それをみずきは止めて、男を投げて捕まえる。被害者と目撃者との関係が割れた。沖田から熊沢がいなくなった、と知らせが入る。みずきが辻村の潜んでいるアパ−トに行く。熊沢が先に座っていた。驚き止めるみずきに、熊沢は「自分の前の仕事の話をしているだけです」と答える。そして、熊沢は「会計士の仕事をしていた、客から脱税を頼まれ、断った、その依頼者は資金繰りが付かず、結局自殺した、周りからも融通を利かせとか色々言われた、それで会計士をやめた、警官になったのは、正しいこと以外しなくていいと思ったからだ、君がまたやったら、何度でも捕まえる、信用も職も失った、君の思惑通りだ、だが、再犯をしないことを誓うなら、仕事を紹介できる、福井だ、新しい土地のほうがいいだろう、やり直そうと思えば、何度でもやり直せる」。辻村はさすがに泣いた。沖田も来た、沖田はみずきに「危ないことをして、うまくいかなかったら、どうする」。みずき「弁護士になります」。放火犯人は安斉だった。小滝さんに罪をなすりつけることを企てたのだ。熊沢は警察に戻ってきた。みずき「10年早い、犯人に仕事紹介するなんて」。熊沢「神様みたいでしょう」。終わり。
2つの事件があった。それぞれ、逆恨みだった。実際怖い時代ですね。いきなり関係ない人が依頼で、人を落とし込めたり、殺害したりする時代なのだ。そういう意味では、教訓的でした。そして、今回は熊沢がメインで、うまく性格と過去が紹介された。結構、格好いいじゃないか。見直しました。これから期待できそうです。痴漢はやめましょう。電車はバスに普段乗らないので、乗るときは気をつけるようにしています。でも、絶対に逆恨みはやめましょう。ただ、ドラマとしては2つの事件だったので、絡みが難しかった。放火の方がメインみたいな序盤だったが、中盤からは熊沢になった。最後には放火犯は近所の騒いでいた安斉おばさんだった、なんじゃ〜〜。小滝さんと会っただけで、犯人が決まった。あっけなかったな熊沢の方は最初から、被害者と目撃者は組んでいることミエミエだったような。ただ、2回目でみずきと熊沢のコンビ背景がしっかりしてきたから、楽しめそうですね。チープなテレ朝、大好きです。評価アップです。


女刑事みずき★★  1話  殺意と母子の絆    平成17年10月20日放送  適当に作ってあります

大場みずき(浅野ゆう子)は、京都府警洛西署の警部補の刑事だ。10年ほど前に夫が事件に巻き込まれ亡くなっており、一人息子のあすなろ(依田悠希)と二人で暮らしている。
夜、若い女性は男達に河原を転がされた。そして、携帯写真を撮られた。ある朝、公園で若い女性の死体が発見されたという連絡が入り、みずきは現場に急行する。だが、すでにベテランの鳴海刑事(小林稔侍)を始め、原田刑事(松重豊)、坂井刑事(小橋賢児)ら洛西署刑事課の面々が到着していて、普段からみずきのことを快く思っていない原田に嫌味を言われてしまう。みずきは指輪に気づく。それは聖マリア女子大のカレッジ・リングだった。やがて死体の身元が判明する。名門女子大の聖マリア女子大に通う森川あゆみで、死因は多量のアルコールと睡眠導入剤によるショック死だった。そんな中、京都府警から熊沢直也(筧利夫)という刑事が研修で配属されてくる。熊沢は、元会計士で中途採用に応募したという変り種だった。スーパーでの傷害事件で、鳴海は、さっそく熊沢とコンビを組むようみずきに命じる。そんな中、あすなろの小学校の先生から、連絡が入る。タイトル。
万引きを見つけたら、少女はいきなりナイフを出してきたのだ。マキは自分を守るのは自分だけだ、と言い切った。少年係の女子警官もよく知っていた。マキは母親と二人暮らしだ、勝手にいて下さいと言うだけだ。あゆみの両親が来て、泣き余り公にして欲しくない。3人の足跡があった。あゆみは靴を履いていなかった。現場では息があったが、放置され死んだ。鳴海「これは殺人だ」。みずきは現場を外された。みずきは、携帯で遅れるとメールした。そして、定刻に帰る。みずきは、10年近く前に、夫は喧嘩の仲裁に入って、刺されて死んだのだ。その足でマキの部屋に行く、母がいたが乱雑だったのだ。そこで一気に後片づけする。母は夫の浮気で離婚したのだ。着替えに来て、メールで生きていればいい。みずき「ご主人はいないが、マキちゃんはいる、子供は愛されたいだけです、まだ間に合います」と諭す。その帰り道、マキに会う。そこで「怖い目にあっているのではないか?」と聞く。マキ「そう思ったら、何でも知ったかぶりしないで。みずきが家に帰ると、あすなろは部屋の鍵を掛けてしまった。みずきは、経理課のと飲む。怜子は、自分の老後はあすなろに見て貰うつもりだ。みずきは結婚はいい。鳴海たちは、聞き込みで、睡眠剤を使ってレイプしている男・岩城を突き止め、任意同行させる。弁護士(佐野史郎)が来るまで、何も言わない、とふてくされる。CM。
弁護士が来て、合法的に睡眠剤を飲んで、レイプも合意の上だと言う。男は府議の息子だった。弁護士は人権派だが、金があれば何でもする。たまたま、事件でいった警官からレイプ男の店に、マキがいていることを知らされる。みずきが、店に行くとマキの女友達がいて、問いつめる。マキはバイトで、睡眠薬を処方して貰い、それを男に売っていたのだ。でも、岩城が初めての男で好きなのに、ひどいことをされたのだ。その事実をみずきは報告しないと決めた。熊沢は法規違反だと言うが、それより大事なことがあるとみずきは言うのだった。CM。
みずきはあすなろと空手の練習をする。あすなろは両手に擦り傷が一杯だ。あすなろ「どうせ、仕事が一番だろう」。携帯がなる。行くとマキがレイプを告訴するように刑事に迫られていた。そこで、マキは訴えると言う。求刑は10年で、実刑は7年ほどだ。マキ「10年もしないで出てくるのだ」。夜、1人物思いにふける。追いつめてしまったみたいだ。みずきは、自分でやりたいと鳴海に語る。鳴海「俺の範囲内にしてくれ」。CM。
熊沢とみずきは張り込みながら話す。みずきはダーティ・ハリーになりたかった、弱い物を守り抜く。9時に突入だ。しかし、みずきの携帯がなり、あすなろが大けがをした。鳴海「ここは代わりがいるが、あすなろ君には君しかいない」。岩城を捕捉しようとするが、逃げられる。みずきが立ちはだかるが、携帯が鳴りひるむ。結局、原田刑事が当ててバイクが倒れた所を捕まえる。マキの様子が変だと、少年係の杏子から連絡がある。行くとマキがあいつは死んだ方がいい。みずき「あいつを殺したら、あなたが傷つく」。ナイフを手で受け止める。みずき「あなたを犯罪者にしない」と血が流れながら言う。そこに、マキの母がくる。抱き合う二人だ。鳴海はみずきの手を見て、熊沢がハンケチで止血する。病院で、いじめられている子を助けようとして、あすなろは傷ついたのだ。あすなろ「空手は使わなかった」とみずきは報告する。
まあ、初回はこんな物でしょう。人物紹介で終わっています。登場したゲストもキャラも単純なものだった。脇の役者さんが、多彩です。小林さん、松重さん、筧さん、高畑さん、佐野さん、それぞれいい味を出してます。これから、浅野さんと筧さんのコンビの絡みに注目しましょう。ただ、子供が小さいのに母、息子で暮らしていくのは辛いよ。高畑さんが手伝ってくれているのか。恋愛はなしだろう。人情ものでもないようだ。ネタ次第ですが、どうなるでしょうか? 見守っていきます。
近藤マキ(沢井美優) 〜みずきと熊沢が万引きで補導した少女。常にナイフを携帯しており、その裏には何か理由があるようである。
弁護士(佐野史郎)