熟年離婚   テレ朝   木  21時 

脚本
演出
プロデューサー
主題歌
2005年10月ドラマ



スペイン 2005年
豊原幸太郎 渡哲也
小林律子 高島礼子
豊原俊介 徳重聡
豊原みどり 片瀬那奈
聡美 桜井幸子
英会話教師 沙織 真中瞳
敦也 渡邉邦門
健志  子役 萩原竜之介
弁護士 高知東生
幸太郎の同僚 児玉 小野武彦
輸入雑貨のオーナー 長谷川初範
小林善三 西村雅彦
幸太郎の母 草笛光子
豊原洋子 松坂慶子
由紀? 安田美沙子
前夫・高梨 小市慢太郎
奈緒 石川亜佐美





いつからか、この日のことをずっと考えてきた・・。



熟年離婚★★★  9話 最終回  平成17年12月8日放送  一回見です、適当です

洋子「この家に戻っていけないでしょうか」。幸太郎「いまさら、ふざけるな、何を言っているのかわかっているのか、家を出たのだ、俺と離婚までして、俺がどんな気持ちでそれを受け入れたか、子供たちも必死だった、だが、お前は聞こうとしなかった、それを今になって家に戻りたいだ」。俊介と律子が落ち着かせる。しかし、幸太郎「お前たちは黙ってろ、俺は絶対認めない」洋子の復讐に対する報復なのですね。ここらは離婚のどろどろしたところです。洋子「ごめんね、私が変なこと言った」。善三「変なこと言ってない」。聡美「戸惑っているだけだ」。律子「きっとそう、私たちもお母さんに戻ってきて貰いたい、お父さんもきっとそう思っているはずだもの」。タイトル。
みどりは幸太郎に「夕べ将来を話し合った、子供生まれるまでに入籍はする、音楽も頑張るって、祝福してくれるよね」。幸太郎「反対しても無駄だろう、お前はお前が幸せになることを考えればいい」。みどり「じゃ、お父さんは?」。幸太郎「お父さんの気持ちは変わらない」。夜の橋の下で、車を止めて、洋子に佐竹「海外研修の申請は? 勇気を出して、何かあったら僕が駆けつけます」。洋子「甘えるわけにはいかない」。佐竹「あなたの前に可能性が広がっている、後悔して貰いたくない、僕はあなたが好きだ」と声を荒げる。一方、幸太郎に沙織「国際ボランティアの写真をもらってきた、ホンジュラスで橋の修復の指導者を捜している、私のためでもある、英会話は今年一杯の契約で、豊原さんが行くなら私も、今日申し込めば1月から間に合う」。幸太郎「やりたい仕事だが、家族で事情があって、またの機会に」。律子は洋子の店に行く。洋子に律子「どうして戻りたいと言ったの?」。洋子「環境が変わるのが不安だったのかも、人生を変えたいと必死だったが、知らない国に行くと考えたら、淋しくなった、優しい子供で私は幸せ、一番変わったのはお父さんだ」。律子「今のお父さんなら、うまくやっていけるでしょう、だから戻りたいといったのよね」。家で、幸太郎はボランティアのパンフレットを見ている。俊介たちは設計図を見ている。弁護士の知り合いが海外転勤なので、俊介と聡美のために、家を借りられることになった。弁護士「6ヶ月たった、聡美さんも再婚できる」。俊介「病院も、学校も近く、最高の環境だ」。幸太郎「俊介も一人前だ」。聡美「よろしいのですか」。みどり「聡美さん、お父さんが淋しがるのではと心配なの」。幸太郎「心配ご無用」。幸太郎は健志と一緒に遊ぶ。皆が揃って牡蠣鍋の夕食だ、俊介は4月に結婚することがきまった。みどりも、敦也の才能を認めて、家庭があっても、事務所は認めてくれた。律子「おかあさんを許したら、海外研修も踏み切れないでいる」。俊介「意地張るのもいい加減にしろ」。律子「お父さん、一人きりになってしまう」。幸太郎「分かっている、この2ヶ月色々考えて、新しい気持ちになった、後戻りできない」。律子「35年も一緒に暮らしてきた」。幸太郎「とうさんには、洋子と一緒にに暮らした35年間と同じくら大きな2ヶ月だった」。善三「さあ、食べよう」。洋子は一人で食べている。回想シーン、幸太郎「夫婦は一生連れ添う物だ、とうさんとかあさんのような夫婦が一番幸せなんだ」。洋子「あなたのそう言うところが嫌なのです、離婚させて欲しいのです」。幸太郎「洋子、長い間、本当に世話になった、感謝している」。幸太郎は洋子に電話する。幸太郎「この前は言い過ぎた、悪かった」。洋子「私のほうこそ勝手言って」。幸太郎「悩んで弱気になっているんじゃないか、お前は自分が選んだ道を歩んでいる、迷わず真っ直ぐ歩んで欲しい」。洋子「私も色々考えて、行くことに決めました」。幸太郎「そうか、元気で頑張ってな、じゃ」。CM。
洋子の店に律子がやって来る。洋子は申請書を書いた。洋子「佐竹さんと一緒だと、心強く尊敬している、でも、佐竹さんの気持ちに答えら得ないかもしれない」。佐竹「僕の一方的な気持ちで、仕事とは別の話です、気になさらず、向こうで吸収して、僕らの世代でも新しいことができるんだと、従業員に見せてください」と言うと申請書を持って立ち去る。来た律子に佐竹「おかげで決まりました」。律子「行っちゃうの、お父さんを説得していたのに」。洋子「お父さんが、私のお背中を押してくれたの、夕べ電話があって、せっかくのチャンスを無駄にするなと励まして、それで私決心したの」。聡美の店で律子と善三とみどりが集まる。子供も一緒だ。こんな夜の店あるのか、いつも客がいないぞ、笑い。善三「1週間後出発か」。みどり「しばらく、お母さんに会えなくなる」。俊介「おやじも意地っ張りだ」。聡美「真剣にお母さんのことを考えたから結論を出した」。みどり「おとうさん、私たちの意見尊重してくれたもの」。聡美「この前クリスマスは出発する前にしましょう」。律子「気持ちよく送ってあげよう」。クリスマスのイルミネーションの街の中を歩いて、沙織「私、英会話教室やめることにした、一人でサンフランシスコへ行きます、豊原さんのせいです、でも家族を思っている豊原さんい惹かれた、私ね、本当に好きだったのです、でも昨日まであきらめました、旅行から帰ったら、この前のお見合いの相手と再婚しようと思います」。幸太郎「私が悩んでいたとき、先生の明るさに助けられました、先生に出会えて本当に良かった」。沙織は幸太郎に抱きついて、次にキスして「グッバイ」と去る。驚く幸太郎も「グッバイ」だ。これで、二人は決着ですね。沙織の本当の気持ちがまだ十分理解できない。セリフ通りでいいのかな??家ではみんなで、庭のクリスマスのイルミネーションを飾る。これまでは洋子が一人でやっていたのだ。洋子が来て「懐かしいわ」。全員で料理を食べる。子供へのプレエントだ。みどり「恒例だった」。洋子「みどりが高校生になって友達と過ごすようになって、やめた」。子供の時の写真を見る。みどりが幼稚園の頃、洋子「でも、これが最後」。俊介「おやじ、クリスマスそっちのけで、仕事、仕事」。律子「「かあさん大変、飾るの大変」。洋子「この家たてたとき植えた木だものね、クリスマスの飾りつけしていると、ちらっと見て、お父さんは満足だった」。そこにチャイムだ。善三は皆の写真を撮る。敦也がケーキを持ってきた。敦也「報告したいことがあります、正式に契約した、来年春、仲間とデビュ−しました、入籍と子供のことを認めて貰って、俺、4月から新居を構えようとおもう、安いアパートだけど、それが俺たちの家族のスタート、俺には安定した収入も、成功の保証もない、ちゃんとした式はできないけど、俺は死ぬ気でやってみるつもりです、みどりさんとお腹の子供を俺に、任せてください」と頭を下げる。幸太郎「みどりをよろしく頼むよ」。みどり「ありがとう、おとうさん」。洋子「ありがとう、敦也君」。善三「祝福しましょう」。中庭で、皆がそろって乾杯だ、そして写真を撮る。CM。
桜、2006年4月。健志は小学校だ。俊介が仕事に行く。律子「母はロンドンですか」。善三はスタッフの募集のチラシを見せる。ただし、男性のみ、と書いてあった。これは男女雇用法ではまずいのでは? 家でみどりが整理している。みどりのお腹が大きくなって、聡美が気づいて制止する。聡美が荷物整理している。聡美も引っ越しの準備だ。幸太郎は結婚式のスピーチの練習だ。律子が来て250万の振り込みすおを見せる。律子「善三が頑張った」。善三は「借りた金を返した事業は順調で、わずかの利子を付けさせてもらいました」。幸太郎「ありがとう」。善三も手伝う。幸太郎「みな親の手を離れていく」。律子「おとうさんは子離れできるの」。幸太郎「せいせいしている」。律子「強がって、おかあさん研修は終わったが、現地の仕事が長引く、結婚式に間に合わないかも」。その結婚式だ。スピーチを幸太郎は呟いている。児玉「綺麗な花嫁さんだ、みどりも入籍して淋しくなる」。幸太郎「これで自由になって羽ばたける」。児玉「まさか、お前さん」。幸太郎「もういいよ、一度失敗すれば十分だ」。児玉「洋子さん、頑張っているらしい、女の決心は大変なものだ」。幸太郎「こっちもあやかりたい物だ」。みどり「山梨のおばあさんから祝電届いている」。児玉「みどりちゃん、大きくなったね、子供の名前は?」。敦也「おやじさんに決めてもらおうかと」児玉「やめておけ、堅苦しいこどもなるよ」。新郎新婦の入場だ。舞と健志の先導で登場だ。桜井幸子さんは童顔で、若く見えますね。セラー服は無理だが、ウェデングは大丈夫だ、笑い。善三「お母さん来ないのかな」。渡辺洋子と書いた席があった。CM。
結婚式は続く、新郎新婦の父へのプレゼントだ。俊介「今日はありがとうございます、ここで両親を紹介したいが、母は海外出張中です、聡美の両親はすでに他界している、そこにいるおやじが唯一の親です」。幸太郎が立つ、拍手だ。俊介「おやじは定年の日に、ぼくたちの交際を知り、離婚経験のある聡美との結婚に反対しました、聡美が選んだ退職祝いの時計も、受け取って貰えませんでした、でも、おやじも今では離婚経験者です、そのせいでしょうか、健志、聡美、息子を理解してくれるようになりました、今では最大の理解者で、最高の味方です、これからも厳しく見守ってください、ありがとうおやじ」。次に聡美「この日を迎える、数ヶ月をおとつさんの家で過ごし、いつも温かいまなざしを受けました、(涙声)、私は本当のお父さんつもりでいます・・・」ここは泣けました。そして、新郎新婦は幸太郎に花束を贈呈する。聡美「おとうさん、末永くお願いします」。俊介「これ渡せなかった時計」。幸太郎「ありがとう」。親族を代表して豊原幸太郎より挨拶をいただきます。幸太郎「離婚しました父親です、こんな私が結婚について物を言う資格はないが、私は夫婦は生涯連れ添う物だと思っていました、ですから定年の日、妻から離婚を伝えられた時は、まさに晴天の霹靂の思いでした、それまで仕事一筋で、家庭を顧みなかった私は、家族というだけで強い絆があると勝手に思っていました、幼い俊介が病気の時も妻に任せ、仕事していました、子供たちが誰とつきあい、何を考えているか知らず、自分の考えを家族にぶつけるくせに、家族の考えを認めようとしない、身勝手な父親でした、しかし、離婚したことで自分が未熟だったと知らされ、家族のあり方を改めて考えさせられました、そんなことをへて、やっと本当の父親になれたような、本当の家族の一員になれた気持ちでおります」。そこへ、洋子がやって来た。幸太郎「また子供と向き合った時間は、私のとって、これから生きていく上で大きな支えになると思います、俊介と聡美には私を反面教師として、家族と深く向き合って、本当の絆を築いて欲しいと願っています、二人を末永く見守ってください、本日はありがとうございました」。洋子も涙して拍手する。洋子さんは結構綺麗になっていました。ヨーロッパ帰りを意識したのでしょうか。ここは幸太郎のの気持ちだけでなく、洋子さんも話して欲しかった。家に帰り、幸太郎がいると、俊介「俺も、みどりも荷物の積み込み終わった」。聡美「どうもありがとう」。幸太郎「時計使っていますよ、俊介を頼みます」。里も「こちらこそ、よろしく」。健「バイナイ」健志、俊介たちが挨拶して、出て行く。敦也とみどりもきて、「これで失礼します」。律子「おとうさん、一人になったね、私が面倒見て上げる」。幸太郎「ありがとう」。善三も去る。大きな家でひとりだ。家の掃除機をかける。洗濯する。食事する。郵便を見ていく。手紙を開く。ホンジュラスのボランティアの橋梁緊急復旧の合格通知だった。1年間の派遣だ。幸太郎は電話する。そして幸太郎と洋子はレストランで食事する、洋子「ここ初めて来たレストランですね、昔のまま」。幸太郎「また橋を造る、ボランティアで、ホンジュラスで橋を作る」。洋子「あなたは橋の半裁をしているときが一番幸せね、いつたつのですか」。幸太郎「来週」。洋子「私とすれ違いですね」。幸太郎「そうだな」。洋子「研修のお土産です」。タワーブリッジのバッジだ。幸太郎「定年退職の日にお前に買っておいた・・」と渡す。メッセージ「感謝の気持ちを込めて、これからも宜しく 2005.10.13 幸太郎」が添えてあった。幸太郎は下を見ている。洋子「ありがとう、たいせつにします」と言う。。港からの橋を見て、洋子「また食事に誘ってくださいね」。幸太郎「お互い、もっといい人生にしていこう、じゃ」。洋子「はい、じゃ」。二人は別れるが、洋子は振り返る。いつまでも見守る幸太郎だ。これは途中で別れるシーンでは、洋子は振り返らなかった。それをふまえている、二人の関係が変わったことを示している。家に帰る。幸太郎は写真を見る。回想シーンだ。みどり「目標があるうちは、あきらめず、頑張れって、口癖だった、敦也の成功は私の目標だ、ありがとう、おとうさん」。「弱い物を守ってやる、そう教えてくれたのはおやじだ、俺におやじが必要なように、健志に俺が必要だ」。律子「仕事人間のおとうさん、嫌いじゃない、離婚するかもしれない、涙」。。洋子「私には35年です、私は自分の人生を歩き始めたんです」。幸太郎「元気で頑張って名」。洋子「あなたも」。おしまい。
最終回は、一気にまとめになっていました。洋子の海外研修、みどりの入籍、俊介と聡美の結婚式がメインでした。沙織や、佐竹とは一緒にならなかった。復縁もしなかった。幸太郎はホンジュラスへ行く。この結末はどうなのかな? まあ、最後まで洋子に才能があると思えないのに、英語喋れるのか? 海外で仕事ができるわけはないゾ。沙織も近づいて、去って見合い相手と再婚する。懲りない女だ。幸太郎も、一人で海外へ行っても大変だよ。体を壊すぞ。善三、何で急に順調に行ったのだ。佐竹のおかげにしても、最後は自分の商売の才能だが、あると思えない。敦也、急に善人になって、しかも音楽で成功しそうだ。ありえない〜〜とツッコミどころ満載だ。全編、、離婚のどろどろの憎しみもない。上面は善人ぶった駄目家族だ。それで、終盤では、復縁してもいい感じだ。だが復縁しなかった。何故だろう? ここからは、自分の妄想の解釈だ。
これは、復讐された橋男の悲しい、報復劇なのだ。熟年の「アンチ電車男」ストリーなのだ。幸太郎は、一つの人格ではない。幸太郎は離婚して物わかりの良くなった白の幸太郎と、洋子の復讐を絶対許さないといった黒の幸太郎がいるのだ。洋子の離婚は、35年の従順さからの復讐だ。そして、洋子の復縁を拒否したのは、復讐に報復する黒の幸太郎だ。表向きは白の幸太郎が、洋子の海外研修への背中を押したのだが、実は黒の幸太郎は、洋子よ外国へ行って、苦労しろと叫んでいる。洋子が35年の苦しみの結論なら、幸太郎は2か月の苦しみは35年と同じだと主張する。この黒の幸太郎が、どうしても、本当の幸太郎のエゴだと思われる。だから絶対復縁しない。復縁したら、2ヶ月で分かった、自分を捨てることになるのだ。自分が自分でなくなることだ。それくらいなら、ホンジュラスへ行って、死んでもいいのだ。子供たちは自分の下を出て行き、妻も出て行った。自分は好きなことをする、白の幸太郎はそう言うが、黒の幸太郎は、死んでもいいと思っているのだ。橋を作るためなら死んでもいいのだ。子供たちは、白の幸太郎を見て、変わったと思う。しかし、黒の幸太郎を気づいているだろうか。多分律子だけは、極道の妻で、認めて受け止めてくれるのだろう。白の幸太郎は洋子と一緒に食事するだろう。しかし黒の幸太郎は、スキがあれば、洋子を傷つけようとするだろう。復讐には報復を・・・怖い物語なのだ。



熟年離婚★★★  8話  平成17年12月1日放送  一回見です、適当です

先週のまとめ。洋子と佐竹を見送る幸太郎だ。山梨の桃饅頭を土産に持ってくる。律子は落ち着いた。みどりは敦也が大手事務所に  律子「喧嘩に入らない」。みどり「お父さんが来るので、言い合いになった」。俊介「今度の日曜日お母さんも休みなので、来て貰う」。幸太郎は職探しだ。もう条件は言えない。橋作りに関わるならいいとまで譲歩した。洋子は職場で海外研修のためのレポートを迫られる。しかし、体がふらつく。町を歩く幸太郎は敦也に工事現場で会う。敦也はバイトして稼いでいたのだ。歩道に幸太郎「デビューしても、成功するとは限らない、うまくいっても、いつ駄目になるか分からない、定職につくつもりはない」。敦也「やっと、夢がかなうのだ」。幸太郎「自分ばかりだ、みどりや子供のためを考えないのか」。敦也「あなたも、仕事ばかりで家族を見捨てていた」。タイトル。
敦也は、仲間の金の面倒を見ているのだ。幸太郎「理解できない」。みどり「仲間思いの良い奴だ、夢に向かって頑張るところが一番好き、おとうさんも応援してあげて」。そこに携帯で、敦也に呼び出された。健志の近々、小学校の下見があるのだ。敦也は、みどりに借りた金を返した。事務所が肩代わりして貰えたのだ。敦也「事務所から。、当面結婚しするな、出産なんか無理、日曜日も、いい話出来ない、それでも、みどりの家にいたほうがいいかな」。洋子は39.8度の熱が出ていた。洋子のマンションに、みどりがやって来た。みどりは日曜日のことを洋子に確認しにきた。洋子「不思議ね」。みどり「多分、敦也の夢に理解がある、都合が良かった」。洋子「何かあったの」。みどり「しばらく結婚できないって」。洋子「いつまで?」。みどり「分からないよ」。幸太郎は採用が申し送られて、沙織と一緒に会っている。沙織「ボランティアの仕事してみませんか、私は海外にいた時にいろいろ知っている、橋の補修工事もあった、離婚したときは、私も混乱して、私のの居場所を考えていた、サンフランシスコのついでに見にいきましょう」。健志の授業参観だ。みどりは休んでいる、敦也にすぐ来て「私苦しいんだ、敦也は平気にしてられんだ」。熱があって調子の悪い洋子は職場で、ミスをした。上司の若い女性から「採用されて間近なのに、海外研修にいけるなど、何かと注目されているのよ、とにかく今日は休んでください」。それを、佐竹と打ち合わせにきていた律子が聞いていた。佐竹は律子に提案する。そこに、俊介から携帯だ。みどりが体調悪い。敦也が家まで来てくれた。そこでみどりは敦也のCDを返す。みどり「おしまいでしょう、辛い」。敦也「俺一人の問題じゃない」。そこに洋子がやってくる、そこで敦也は帰ろうとするが引き留められる。洋子「お話ししましょう」。敦也「俺も考えている所です」。洋子「私の考えを聞いて、座って」。敦也「2、3年結婚を待ってくれ」。洋子「みどりにとっては子供がいるの、子供を産むなってこと、事務所の言うことは何でも聞くの、無責任だ」。敦也「事務所の方針だ、成功したら、みどりも子供もちゃんとする」。そこに幸太郎も帰って、敦也が帰ろうとする。幸太郎「これ以上無駄だ」。敦也はみどりを連れてバイクで帰る。幸太郎「二人に任せるしかない、それを承知で信じて付き合ってきた」。洋子「可哀想だと思わないの」。幸太郎「俺はみどりの父親だ、これはみどりの人生だ、自分で答えを出す、彼が父親になれないなら、俺がみどりと子供を守っていくつもりだ」。洋子「あぁ〜」。幸太郎「どうした、熱があるのか、横になってょうが良い」。洋子「こんな風に看病しててもらったのは初めて、仕事するのは大変なのですね、重い責任を持っていた、家族まで手がまわらなかったのはしかたないかも」。幸太郎は台所で、お粥をつくっていた。そこに律子一家が来る。洋子が寝ていたので一同は驚いている。律子「今のお父さんなら、離婚しなくてすんだ」。俊介「お袋が仕事して、おとうさんが家事したら」。律子「おかあさんは海外研修がある、せっかくのチャンスだと佐竹さんから言われている、でも、みどりのことが心配だと・・・」。夜、幸太郎は一人起きて台所で水を飲む。その奥の和室で寝ている洋子を見る。CM。
聡美が朝食を作っている。和室の布団は片づけられていた。洋子は朝早くに帰ったのだ。洋子−−−自分だけ、海外研修にいけないよね、と断るつもりだ−−−。朝早く職場に来た洋子は佐竹に気づく「職場で昨日の分を取り返そうと思って早く来た、佐竹さんは」。佐竹「無理しないで、いつも早い、朝食もコーヒーくらいだ」。洋子「そんな食生活ですか」。佐竹「独り者はこんな物です」。洋子「律子に相談したのですね」。佐竹「残りの時間は少ない、自分がやりたいことに時間を使うべきだ、その時間を僕に預けてください、残りの時間をあなたと一緒に歩んでみたい」。これは間接的なプロポーズですね。幸太郎に沙織は海外ボランアティアのことを話す。そして沙織「そういう家族のことを思う豊原さんに惹かれたかも、私、見合いしているが、その人より豊原さんとの一緒の方が楽しい」。幸太郎は、みどりの上司でもある児玉にみどりのことを相談する。児玉は理解してくれて、「お前のことはどうだ、参っているのだろう」。幸太郎「ツケがまわっている、考えると幸せだった、家庭をまかせて、好きな仕事だけをしていれば良かった」。児玉「今や、女房の復讐劇に、お前は完敗だな」。幸太郎は家に帰る。みどりは部屋に閉じこもっていた。そこに入る。みどり「敦也、日曜日に事務所と契約する、私、覚悟決めた、子供は私一人で育てる」。幸太郎「彼にそういったのか」。みどり「おとうさん、好きな人と別れるのは辛いことだね」。幸太郎も思わず涙目だ。敦也のライブで、幸太郎がやって来る。CM。
幸太郎「みどりは一人で子供を育てる、君の夢を壊したくない、しかし、父親として偲びない、君も親がいて育ってきた、こどもにも、みどりにも、父親は必要だ、仲間を大切にする君の気持ちは分かる、みどりや子供のことも大切に考え欲しい」と深々と頭を下げる。そこに、みどりが来て「もういいよ、帰ろう、もういいの、覚悟は出来ている、じゃ敦也、頑張ってね」と帰る。帰り道で、幸太郎にみどり「ごめんね、おとうさん」と手を組んで歩く。その時、みどりは腹痛に襲われ、病院に入った。病室で、みどりが気づき、みどり「お腹の子は?」。幸太郎「大丈夫だ、お前もよくなる」。そこにノックで、敦也がやって来た。敦也「失礼します」。みどり「お腹の子は大丈夫だって」。敦也「俺のせいだ、俺、お前のことを愛してる、でも、夢も仲間も捨てられない、2年で結果を出す、みどりも子供も、ちゃんとする、本気だ」。みどり「2年後は分からない、敦也のためには、私はいない方が良いと思う、敦也に会うのは、今日で最後にする、決めたの、さよなら、敦也」。それを廊下で幸太郎は聞いていた。CM。
日曜日だ。健志は、人生ゲームをしている。そこに洋子も来る。ただ、敦也は来なかった。幸太郎は熱を出した洋子に具合を聞く。その頃、敦也は仲間のところに行った。そして、一緒に録音スタジオで、歌を聴いて貰っている。音楽事務所のスタッフ「良い曲だね、デビューシングルに使える」と認めてくれた。洋子「敦也君はいいの?」。みどり「別れると決めたら、吹っ切れた」。洋子「困ったときは親にたよっていいの」。みんなが揃う。みどり「海外研修に行くおかあさんの送別会しない、折角だから、あきらめて欲しくない」。律子も幸太郎も賛成する。幸太郎「好きなようにやった方が良い」。洋子「本当にいいのでしょうか、」。幸太郎「そのために離婚にした」。そこに敦也がチャイムを鳴らす。律子が無理矢理、リビングまで入れる。敦也「みどり、俺は納得してない」。みどり「帰って、デビューで忙しいのだろう」。敦也「デビューはなくなった、持っていった曲を滅茶苦茶言われて、首だ、事務所はなくなった、みどりも考え直せ、これでいいのだ、色々心配かけてすみませんでした、これからは子供もみどりもちゃんとします」と言う。幸太郎「音楽はどうするのだ」。敦也「夢は捨てません、仲間も分かってくれた、失礼します」。洋子「追いかけなくて良いの」。みどりは「ありがとう」と言うと、追いかける。洋子「可愛い、事務所より、みどりを選んだ」。幸太郎「何が良かった、元のバイト暮らしだ」。俊介「嬉しそうだ」。皆で、食事を食べる。おいしい。聡美「全然違うね、揃って食事する家族でなかったと聞いたのに・・」。律子「今ならやり直せる」。善三「海外研修だ、ためらう余裕ない」。善三「クリスマスどうします」。聡美「一緒に」。律子「昔みたいにここでしましょう」。洋子「ちょっと、聞いて貰いたい。、言うのは気が引けるが、私この家に戻っては駄目でしょうか」。幸太郎「今更、ふざけるんじゃない。つづく。
来週はもう、最終回だ。予告を見ただけで、大体わかりそうだった。際どいけど、ハッピーエンドだ。家族の皆が抱えていた問題が解決して、それぞれ自分の新しい居場所を求めて出発するのだ。
今回は、みどりと敦也が仲直りする回でした。この結末は意外だった。急に敦也いい人になっている。敦也は夢を追い、仲間を大切にする。いつの間に良い人になったのだ? 怒り。妥当なエピソードなしの、安易なキャラの変更はドラマの興をそこねるよ。幸太郎の頭を下げた、父親としての娘を思う正論に感動したのだろうか。敦也の事務所での喧嘩の内容も描かなかった。それはドラマだから、全て描く必要はないかもしれない。しかし、それも唐突だった。みどりと敦也は、みどりの思いが実現する形で、つまり子供産み育て、敦也にも援助して支える形で、生きていくのだ。解決といえば解決だが、新たな出発でしかない。
洋子も職場で熱のせいもあるが、ミスしたし、注目されていることを露骨に言われました。洋子の才能と職場関係が最後まで理解できなかった。佐竹は間接的にプロポーズしたみたいだ。だから、オーナーの奥さんになる人だから、特別待遇だったということでいいのだろうか。それだとすると、熟年離婚した意味が、曖昧になってくると思う。まあ、最初から感じていたことだけど・・・最後で、戻りたいと、まあ、よく言えた物ですね。やはり、ただの世間知らずの奥さんの妄想の離婚と言うことになってしまう。離婚はエネルギーが必要で、心の中の感情も、手続きなど、大変なことだと思う。そこが簡単に描いてる。だから、離婚の現実が十分描かれていないようだ。まあ、すべて、専業主婦の世間知らずな妄想・・・という結論になる。
それに対して、幸太郎は「ふざけるな」と一喝しました。また、昔の頑固おやじかと思うと、そうではない。もう、お互い新しい居場所を求めて走り出していたのだ。何と、幸太郎は社会で生きてきた男だ、全てが正しい判断なのだ。やはり、仕事ばかりで、家庭を顧みない男は、定年になっても、そのままとも限らない。しっかり、周りも切ることの出来る男なのだ。おっと、いけない、離婚を突きつけられ、全てを失ってゼロから出発したので、自分をリセットして再構築したから、変われたのかもしれない。悲しいけど、幸太郎が、いい男になったのも、離婚したからなのだ・・・本当に悲しいな。   全体として迫力が落ちたままに、露骨にまとめに入っている。評価ダウンだ、残念だ。
  


熟年離婚★★★★  7話  平成17年11月24日放送

秋の日、幸太郎は新聞の求職欄をみて就職活動をしている。舞は元気がない。律子は幸太郎の家にまだいる。舞は父親を恋しがっている、幸太郎「意地を張っていると、素直な気持ちになれない、後悔しても」。律子「おとうさんは後悔しているの、あんなに責めて」。幸太郎「後悔していない」。タイトル。
ハローワークで幸太郎が検索しても求職は0件だ。それは常識のようだった、横のブースでも定年後調べても見つからないと会話がある。ハローワークから出る幸太郎を弁護士が見つける。洋子は佐竹からヨーロッパの長期滞在を薦められる。洋子「家族が大変な時に、私だけ、よく考えてみます」。佐竹「滅多にないチャンス」。職場では、若い同僚「入社してすぐなのに、早くないか」と言う。それは洋子にも聞こえた。善三は俊介に会社の経理が遅れているとぼやく。善三は会計もやって大変なのだ。俊介のほうは、弁護士同士の話で、元夫も引き下がったようで落ち着いた。そこで、善三は幸太郎に仕事を手伝って欲しいと話す。そして、幸太郎を役員ということで、一緒に仕事して欲しいと頼む。善三「ハローワークで仕事を見つけるよりはいい、あの女とは別れて、事業から撤退して貰った、ライブにお父さんも行きますか、そこで律子と会えるかな」。幸太郎「男として誠意を示すしかないのではないか」と言う。敦也のことが雑誌に載ったとみどりは嬉しそうだ。みどりは洋子と会って、チケットを渡して来て欲しいと頼む。洋子「無理ではないか?」と言う。みどり「誰かと再婚するの、おとうさんは英会話の先生に旅行に誘われたのよ、気になる」。洋子「そんなことない」。家に帰ると、健志は元気だ。そして帰ってきた俊介が一緒に相手してやる。しかし、舞は浮かない顔だ。俊介も自分の知り合いの会社のことを幸太郎に薦める。幸太郎「お前に頼むことはない」と父親の威厳からか断る。舞「パパの家に帰りたい」。幸太郎は「戻ったらどうか」と律子に言う。律子「私たち夫婦の問題だ、絶対にもどらない」。いやいや、家族の問題だよ、子供のことも考えないといけません。沙織と幸太郎は会っている。沙織「仕事を始めたのですか、のんびりしたら、いかがですか」。幸太郎「今まで仕事ばかりでしたから」。沙織「旅先なら、良い考えが浮かびます」。幸太郎「古い考えですが、恋人でもないのに、旅行はいけません」。沙織「じゃ恋人になったら」。おいおい、この沙織はどう考えているのだろうか。まあ、恰好良いおじさんが、惨めに一人でいるから、遊んであげている。楽しいのかもしれない。一緒に人生を生きていこうという訳ではないだろう。児玉に会うのに、沙織が付いてきた。児玉は驚いている。児玉「付き合っているのか?」。沙織「旅行に誘っているのです」。児玉「いいな、サプライズだ、俺も英会話教室に行こうかな」。沙織は歓迎する。家では、皆が食事を食べている。舞だけが食べられない。ライブだが、律子は行けない。舞は音楽のハーモニカーがないと泣き出す。律子は怒り出す。パパの家に探しに行く。ハーモニカがあった。舞はわざと嘘を付いたのだ。舞「パパと一緒にいたい」と泣き出す。律子は抱きしめる。善三は計算が間に合わないで、苦しんでいる。そこに、奈緒が勝手にやって来る。善三は出て行ってくれと頼む。そこに律子がやって来る。律子「何が目的、こんな男のどこが良いの、借金だらけの中年男で、小心者よ」。奈緒「そう思うなら、ほっといて」。律子「忘れ物を取りにきただけだ」。律子が帰って、奈緒「あそこまで、言われていいの」。善三「僕には律子が必要だ」。奈緒に頬を殴られる本当に律子さんは強いですね。極道の妻です。しかし、律子の「こんな男のどこが良いの?」に激しく同意しました。奈緒は答えて欲しいよ。やはり良いわけではないのか。欲しかっただけかもしれない。CM。
ライブで、みどりは敦也が別の音楽事務所から、グループとしてメジャーデビューされると知らせる。みどり喜んで「これで、両親に紹介できる、ライブの客は一人でも多い方がいい」。敦也「事務所決まったから、両親来なくていい」。だから、敦也は全く、見込みないよ。洋子とみどりの「夢があるのはいい」どころではない。夢は二人で見られる夢ならいいけど、敦也は一人で自分の夢しか見ていないよ。洋子は佐竹に海外行きは躊躇している。洋子「私よりふさわしい人がいる、今の仕事で満足している」。佐竹は洋子のデザイン画を見て「あなたには才能がある、何かあれば、力を貸す、僕はあなたの力になりたい、迷惑でしょうか?」。同じ店に幸太郎と沙織がやって来る。幸太郎は佐竹に挨拶する。沙織は洋子に挨拶する。佐竹「ご一緒しませんか」。しかし、幸太郎と沙織は別の店にいく。結構緊張感あるシーンで予告でも流れていたのに、見事に肩すかしでした、笑い。児玉が秋田出張の土産の「きりたんぽ」をもって家に来ていた。幸太郎が帰るが、お腹一杯だった。二人で酒を飲む。幸太郎は浮かない顔だ。児玉「サンフランシスコ行ってこい、いつまでひきづる、ふっきれたほうが洋子さんも楽になる」。幸太郎「俺はふっきっている」と答える。朝になり、幸太郎はネクタイを締める。洋子の「人生をやり直したい」という言葉を思い出している。CM。
マンションの設計図を見て、善三は佐竹に感謝している。無事仕事が一段落したようだ。洋子は善三に謝る。洋子「二人で決めるのよね」。善三は幸太郎が再就職先を探していることを告げる。朝、幸太郎に電話がある、律子が出る。律子「おばあちゃんが倒れた、これから手術だ」という。幸太郎は電話を替わる。その知らせを律子は、洋子のところにも知らせる。ライブの日だった。敦也「お前の親父は時間にルーズだ」と言ってイヤイヤしている。善三が来た。そして律子が来たが、幸太郎と一緒でないと善三は駄目だと、隠れてしまう。みどりたちに「おばあちゃんが緊急手術だ」と律子がいう。敦也「もういいや、会っても、良いこと言えない、事務所が決まって、これから歌や曲つくりで忙しい、お前のことちゃんと見てられない、結婚って甘い、そして、小姑まで口うるさいのか、うっとおしい」。律子が反発するが、敦也は一気に言い捨てる。そこで、幸太郎の言葉を思い出して、善三「何だ、その口の利き方、姉が妹のことを心配してて何が悪い、何が歌だ、人の気持ちが分からなくて」と言う。律子「帰った方がいいみたいね」と帰る。善三は仲直りできなかった善三は目一杯頑張ったのに、幸太郎の代わりになって男らしく見せたのに、ここで律子と仲直りだと思った、残念でした。山梨に幸太郎が行くと、母は落ち着いていた。母「手術なんておおげさだ」。幸太郎「医者の言葉には従わないといけない」。母「洋子さんは?」。幸太郎「洋子は仕事があります」。母「別居中なの?」。洋子は駅まで来て、タクシーに乗る。母「申し訳ないことした、私にも責任がある、長い間、洋子さんも、私を避けていた、お互い心を開いて許し合えば良かった」。幸太郎「実は先日、正式に離婚した、お互いに納得した上で決めたことです」。CM。
病院に洋子がやって来る。病室に向かうところで幸太郎と会う。母の手術はこれからだった。203号室だと言う。洋子に母「よく分からないけど、大きな手術だ、万一のことがあるかも、洋子さんに言いたいことがある、私はあなたを恨んできた、それがあなたに負担だった、お詫びしたい」。洋子「申し訳ないことです」。母「正式に離婚したのですね、親馬鹿だと思って聞いてください、あの子は不器用だから、影でもありがとうも言えない、昔気質の男だ、男ってそんなものだと思ってた、もう一度やり直せないだろうか」。洋子「ごめんなさい、私自分の人生を歩き始めた」と頭を下げる。大きな手術の前なのに、もしかしたら、意識戻らず死んでしまうかもしれないのに、洋子はしっかり本当のことを言うのだ。嘘を付く思いやりもないようだ。律子に善三は歩道で土下座して頭を下げる。善三「もう馬鹿なまねしない、なんでもいうことを聞く、すみませんでした」と土下座する。律子「みっともないね、私たち」。敦也のライブは成功だった。しかし、みどりは淋しげだ。母の手術は終わった。医者は「明日までは、心配ですが、大丈夫でしょう」。幸太郎は「いろいろ心配かけた、東京帰ったら」と勧める。洋子「おかあさんに付いてあげたい」。次の朝、気づいた母「洋子さん、付いていてくれたんですね、良かったですね」。幸太郎は「来月には退院出来そうです」。母「こうしてみると、仲の良い夫婦に見える、洋子さんから貰ったお金で買った道具で作った陶器がいっぱいある、一度見せたかった」。洋子「見にいっていいですか、女同士の友人として」。母「何かあったら、言って来て、女が一人で生きていくことは淋しいことだから」母と洋子は適切な距離をもって、仲直りしたのですね。最後の「年取って一人で生きていくことは淋しい」は身にしみます。幸太郎と洋子と二人になって、この前の自分の言葉を互いに謝る。洋子「二人で山梨来たの何年ぶりでしょう、もう来ることないのでしょうね、子供たちに伝えなくていいでしょうか」。幸太郎「そうだな」。善三の所に舞がやって来る。そして律子も来る。律子「仕方ない、お母さんのお顔を潰すことになる」と言い訳しながら来た。そこに電話がある。早速、善三は律子が戻ってきたを報告する。律子が電話を取って、ばあちゃんの手術がうまくいったことを喜ぶ。善三は律子に抱きつく。律子「完全に許したわけでない」。幸太郎も洋子に善三が戻ってきたことを言う。洋子「夫婦は別れない方がいいわね、もっと早く離婚を言えば、児玉さんの所で働いていたのに」。幸太郎「お前は心配しなくて言い、新入社員が何を言っている、社員旅行も仕事のうちだ、これからそれぞれ、別の道を行く、お互い頑張ろう」。洋子のところに、佐竹が来る。佐竹「海外研修を断った、何故チャンスを捨てる、僕があなたを支えていきますから」。二人は歩いていく。その姿を幸太郎は母の病室から見る。幸太郎は無言だが、表情は微妙だ。つづく。
良かったね、俊介は完全に一件落着だ。律子の離婚騒動も、これから騒動起こすが、何とかなりそうだ。歩道で土下座する善三だから、何でも出来る。ちょっと手綱をゆるめると、すぐに浮気するかもしれない。そのたびに喧嘩すて、ガス抜くしたらいいのだろう、笑い。幸太郎と洋子が、突然の終末だったが、こちらの夫婦は対比するために提示したのだ。あとは、みどりだが、多分破綻して終わるのだろう。結構、話が進んでいきました。まとめに入っているのだろうか。2ちゃんで、ハッピーエンドだと聞いた(当てにならないが)が、どうなるのだろう。これから、楽しみです。予告でも、洋子は「このうちに戻れませんか」と言っていたが、多分予告のためのセリフなのではないだろうか? あまり期待せずに、見ていきます。でも、本当に古いけど、ドラマらしいですね。昭和の時代のドラマみたいだ。かみさんは渡哲也さんを、不器用だが、筋が通っていて恰好いいと言っている。自分は、その渡さんが離婚されるのだから、とても怖いのだ。熟年離婚が流行しないことを祈っている。しかし、2008年には年金法が改正になって、離婚してもある程度、元妻に渡るようです。これで熟年離婚が爆発して、日本の社会構造が変わるようです。そんなこともあって、注目です。視聴率も1位のようですが、明らかに見ている他のドラマの層が違うようです。それでも視聴率を取れるのだ。テレ朝は渡さんに頭が上がらなくなるとか、噂されてます。どうなのでしょか? 



熟年離婚★★★★  6話  平成17年11月17日放送  

先週のまとめだ。しかし、律子たちが幸太郎の家に来ていた。律子は善三と呼び捨てだ、みどりは口うるさいと逃げられると忠告する。幸太郎はゴルフの準備をしている。。同僚の児玉と明日はゴルフだという。善三がきて、人徳だという。みどりは敦也のライブへの招待だ。皆が帰ると、律子のバッグがほころびていた。しかし、誕生日祝いだと、家も苦しいので、我慢していたこれが伏線でしたね。残った幸太郎は郵便を見る。洋子から手紙で、豊原洋子から、渡辺洋子に戻りました。タイトル。
幸太郎は沙織と「同じバツイチですね、サンフランシスコ旅行はどうですか」。幸太郎「ゴルデン・ブリッジがある」。沙織「「一緒にどうですか」。幸太郎「先生と一緒は」。沙織「私たち、どれだけ年離れているか」。幸太郎は苦笑いです。律子のところで、善三は活気がある。そこに奈緒と一緒に佐竹と打ち合わせと出て行く。洋子も職場で、豊原から渡辺に戻りましたと、佐竹に報告している。由紀(安田美沙子さん)がきて、佐竹さんと付き合えますね、おじさんを、よろしくと言う。そこに律子が書類を持ってくる。しかし、約束していない。善三の嘘がばれそうだ。幸太郎には児玉からゴルフの予定がキャンセルだ。仕事を探すが、見つからない。電話でも、年齢制限で駄目だ。善三が家に帰ると、暗い部屋で律子が座っていた。律子が問いつめる。佐竹も、島岡社長も、見破られた。奈緒さんでしょう。律子「私の目を見て」。善三「何言っているの」と逃げる。日曜も、律子が来る。ゴルフは駄目だったし、仕事を探していると言う。律子は「私が、おかあさんの代わりにここに来る、善三は浮気している、頑張っている姿をみて、結婚して良かったと思ったのは昨日だ、でも、裏切られたと知ったら、一緒にいられない」。幸太郎「確かめたのか」。律子「顔も見たくないの、私離婚するかもしれない」と泣く。洋子が佐竹から海外企画部になるという。律子が計画書を持ってこないと言われる。幸太郎に洋子から電話がある。そこで、二人は聡美の店で会う約束をした。CM。
俊介は、弁護士から引っ越しはどうなっているか聞かれる。司法試験の合格を頼む。しかし、聡美のアパートのドアにスプレーで落書きと写真が貼ってある。夜聡美の店で、幸太郎と洋子が会う。幸太郎は、善三に女がいる、律子は離婚するかもしれないと泣いた、と話す。幸太郎は律子に何も言ってられなかった。洋子「夫婦って何でしょう、そんなことで簡単に他人になれるなんて、私は幸せだったんだね」。幸太郎「幸せって、お前は家を出て行った、お前は不満を言わなかったから」。洋子「あなたも何も言ってくれなかった、あなたも私の不満に気づくと思っていた、夫婦も別の人間だから、言葉で伝えないと分からない」。店に俊介もやって来る。今夜はどこかに泊まるという。洋子は「私の家に来るか」。幸太郎「俊介は、俺が何とかする」という。律子が包丁をもって、野菜を切っていると善三に携帯で出って行く。そこで、奈緒と一緒に会う。奈緒はバッグをねだる。善三は思いきって両方買う、と言う。そこに律子が来た。奈緒「ばれちゃった」。律子「いつから」。奈緒「8月の終わりから」。律子「銀行周りをしていた頃」。奈緒「奥さんにも原因がある、飲んで愚痴っていたことを言ってあげましょうか」。善三「やめてくれ」。善三は律子にそこで叩かれる。律子は帰って、幸太郎の家に行くとカバンを持って言う。みどりは、ライブの券をかなり売った、「おとうさんも来る」と言う。敦也「俺にプレッシャかける気か」。みどり「そうじゃない、会って話して、お腹の赤ちゃんも大きくなっている」。敦也「今度のライブが終わらないと、何も考えられない」。幸太郎の家に、俊介と聡美もやって来る。俊介が聞くと、幸太郎は「あの状況じゃ仕方ない」。そこに律子も来た。みどりも来た。かあさんの部屋は律子が泊まる。俊介の部屋は聡美親子だ。俊介は和室だ。CM。
朝ご飯は大人数だ。舞と健志は仲良しだ。律子は離婚するという。善三のところに幸太郎が来る。善三は「申し訳ない、お許しください」。幸太郎は差し入れをする。善三「助けてください、彼女と昨日別れました」。幸太郎「律子に言いなさい、何でも話してきた、話せばいい」。そこに奈緒が来て「良い子ぶるの?」。幸太郎「反省のない人間に何を言ってもだめだ」と帰る。残った善三「別れると言っただろう」。奈緒「このままじゃ、私が可哀想だ」。幸太郎は児玉に、楽しそうに愚痴る。子供の面倒を見なきゃいけないのだと、嬉しそうだ。家に帰ると、聡美が外で、亡くなった母に俊介の合格をお願いしていたのだ。俊介は落ち着かないで、渋沢と飲んでいる。聡美「きっと合格します」。次の朝、俊介は服を着たまま寝ていた。律子が本格的に引っ越すと言う。善三は何も言ってこない。律子「一度決めたら戻れない」。チャイムが鳴る。俊介が開けると、高梨だった。聡美の跡をつけたのだ。帰って来いよ、返して下さい、訴えられたら困るでしょう「訴え化ったら訴えて、調停条文の違反した、僕も戦います「健に必要なのは実の父だ、聡美を愛している「僕も愛してます聡美「帰ってください」。その言葉で高梨は帰った。幸太郎は俊介をじっと見つめていた。CM。
家で、くつろいでいる。郵便が来ていた。不採用の返事ばかりだった。幸太郎「おとうさん、不合格だよ」。そこに渋沢から電話があった。俊介に変わると、静かな声で、「いろいろありがとう」と電話を切る。俊介「受かったよ」。ためすぎですよ。幸太郎も、喜んで、シャンパンだと言う。夜は、お祝いだ。ごちそうが並ぶ。聡美も「おとうさんのおかげです」。幸太郎は「荷物はどれだけある、しばらく、ここで住めばいい、反対しても、どうせ結婚するのだろう、お前の人生だ、お前が幸せになるのが一番だ」。聡美がお礼を言う。幸太郎「俊介をよろしく」。洋子がやって来た。合格祝いに、聡美の事を許してくれた。皆で乾杯しなおす。そこに善三もやって来た。律子「何しに来たの、おめでたい席だ、帰ってくれ」。皆は折角だ。幸太郎は、舞と健志を聡美と俊介に任せる。善三「戻ってきてくれ、ずっと暮らしてきたじゃないか、バッグ」。律子「私がどんな気持ちでいたか」。善三「俺の気持ちも考えてくれたか、皆から駄目だと言われた、お父さんと比較されて、疲れていると寝ている場合かと尻叩かれた、いあや違う、そういうことを言いに来たのと違う、律子に戻ってきて欲しい、律子がいないと駄目なんだ」。律子「私はあなたが必要でない、私は離婚すると決めた」。幸太郎「お前は一生添い遂げるつもりで結婚したんだろう、その善三が頭を下げている、何が離婚だ」。律子「おとうさん」。洋子「ちょっと横暴じゃないですか、律子が可哀想です」。幸太郎「別れた方が良いのか」。洋子「だって、律子は離婚したいのですよ」。幸太郎「馬鹿なことを言うのではない」。俊介もみどりも幸太郎に「おやじ、お祝いの席だよ」と止めに入る。幸太郎「お前たちは黙っていろ、とうさんは大事な話をしている、お前は律子に離婚させたいのか。洋子「善三さん、浮気したんですよ、どうして女だけが泣き寝入りするのです」。幸太郎「そうかもしれないが、律子とお前は状況が違う、舞は小学生だ、舞が心配でないのか、舞のために、二人でよく話す」。洋子「別れても子供を幸せに育てた女性はたくさんいる」。幸太郎「みんながそうなるとはかぎらんだろう、別れた跡の生活はどうする」。洋子「私もできるだけのことはしてあげるつもりです、我慢するより、新しい暮らしをするほうが律子のためです、別れて暮らした方がいい。幸太郎「勝手に家を出た癖に、偉そうに母親みたいことを言う資格あるのか」。洋子「私は子供たちの母親です」。幸太郎「お前は家族を捨てんじゃないか」。洋子「どうしてそういう言い方になるのですか、納得して離婚したんじゃないですか」。幸太郎「お前は勝手にやれ、でも、今後家族に口を出すな」。こどもたちは離婚したのに、はっきりしていない。どうして洋子を呼んだのかな? この離婚は洋子の復讐劇だよ、それを子供たちは見抜いていないのだろうか? 洋子は律子の内情も余り知らないで、離婚だと言っている。幸太郎は善三の相手の奈緒に会っているのに、もう一度話合えと言っているのだ。律子は離婚して、生活はどうするのだろうか? 洋子が仕送りしてくれるのか。マンションは退職金の半分で買ったのだろうか? 今の給料はどれだけ貰っているのだろうか。律子も働くとして、パートぐらいしか仕事ないだろう。どうなるのだろうか・・・。舞の親権はどうなる。慰謝料は善三の経済状況では払えないだろう。みなは「おとうさん、言い過ぎだ」という。幸太郎「とうさんは間違ったことを言ったつもりはない、もう一度話し合いなさい」。−−洋子に何故、ああもムキになってしまったか、何ともやりきれない気持ちになった−−−つづく。
夫婦の採点は何だろう? 減点法か、総点法だろうか。浮気したら、減点法で離婚になるのだろうか。善三に判決は離婚だろうか。離婚すると、子供は傷つくだろうな・・・。それに対して、幸太郎は減点法でも、離婚になるのだろうか。洋子は勝手な復讐なのだ。律子にも離婚を勧めている。全体を見ているのだろうか。ただ、善三は情けない男だ。また、浮気するかもしれない。幸太郎が離婚させられるのだから、善三は結婚している資格ない。仕事も倒産寸前だ。浮気している。それにしても、この家族は何という情けない子供たちなんだ。俊介はちょっと、まともになったけど。洋子も「私は母親だ」というなら、こんな子供になった責任をどう考えているのでしょうか。その言葉がない。とにかく、大変な家族です。予告では、律子の子供の舞は、親の離婚を泣いていた。奈緒は来週も出ていましたね。奈緒は、仕事も苦しそうで、年上の善三のどこが良いのでしょうか。情けないところで、同情でしょうか・・・? 聡美と俊介は荷物を持っていた。幸太郎と沙織、洋子と佐竹で会っていたような・・・そうだ、草笛ばあさんが病気で手術だった。とにかく目が離せません。かみさんも横でちらっと見ていました。洋子の娘の律子は何であんなに強気なんだと疑問に思っていた。かみさんとも、我が家の離婚の危機について話をした。傷つくから話したくないがという。しかし、近所の近しくしていた夫婦は離婚したが、大変だったようだ。そんな話をしてしまった。まあ、これからの展開に目が離せません。でも、今回は、先週ほどドキドキはなかった。評価はダウンです。


熟年離婚★★★★★★  5話  平成17年11月10日放送  大きな展開です、2回見てしまった、妄想の感想付きです

洋子(松坂慶子)の仲介で、律子(高島礼子)と善三(西村雅彦)は佐竹(長谷川初範)に小林工務店のバックアップを依頼することになった。律子がせっぱ詰まって勝手に直接佐竹に頼んだのだ。洋子が幸太郎に佐竹に協力を頼むことにしたと報告すると、幸太郎は「いつも、お前は勝手に決める」。それは洋子が幸太郎に言っていた言葉だ。しかし、幸太郎(渡哲也)はなかなか首を縦に振らない。自分の退職金の分を回すというのだ。母親の喜久枝は、洋子に怒り、みどりや俊介にも叱っている。そして、母親は洋子の所に行き、佐竹に会って、その関係に思いをいたす。そして、帰って、幸太郎に「情けない、駄目な男になってしまたんだ」と言う。幸太郎はじっと耐えて聞くしかなかった。問題を多数抱え、悶々とする幸太郎に、英会話講師・沙織(真中瞳)が急接近する。沙織の明るさに癒される幸太郎だが、洋子への想いが薄れることはなかった。佐竹からも直接に電話があるが、幸太郎「家族の問題で、私が何とかします」と断るのだ。母親は「やれば出来る」と上機嫌だ。
俊介は司法試験を受験する。そんな折、聡美(桜井幸子)と健志(萩原竜之介)の前に、虐待を続けていた前夫・高梨(小市慢太郎)が現れた。「離婚の条件が変わったので、再調整して、健志を引き取りたい」と言うのだ。聡美は離婚を決めてから出会ったと反論するが・・健志の身を案じた俊介(徳重聡)は、自分と聡美が手の空かない一日だけ健志を預かってほしい、と幸太郎に頼み込む。何でそんなことをしなければいけなのか、と大きな声を出す。母親も、弁護士になるのに、そんな女と、大声になる。おびえる健志に気づいて幸太郎は、声を和らげる。最初は頑なだったが、健志は「おじいちゃん」と幸太郎に言う。そして、前にあげたクレーン車で遊ぶ。幸太郎は橋を作っていたので、もちろん、大好きだ。健志の遊び相手を楽しむようになる。母親は、そんなに情をかけると、俊介に意見出来ないと釘を刺す。そして、夜、聡美が健志を連れに来た。母親が出る。聡美が礼を言う。母親は離婚の原因を聞く。聡美は私が仕事に出ると言ったら、暴力を振るうようになった。夫は大手商社で、夫の仕事を支えるのが妻の仕事だ。どうして家庭にいるだけで満足なんだと、健志までに手をだすようになった、と説明する。母親は、理解出来ない、聡美さんのこと、洋子さんと同じね、かばうつもりはないけど、ご主人も悔しい思いをしたんじゃないかね。見事な切り返しです。確かに商社マンで精神的にもギリギリで収入的にも、良かったと推測され妻が満足していると思うのに、妻が夜のスナックをやるなんて、どうなんだろう。最初は普通の仕事だったのだろうか? CM。
家で暗く閉じこもっている息子の姿を、喜久枝(草笛光子)はイライラしながら見ていた。そして、仕事でも探せとハッパかける。幸太郎は、そんな気分じゃないと答える。母親は離婚届の判を押して、区切りをつけていないからだ、と一刀両断だ。しかし母親は8年前から、幸太郎の名前で8万円ずつ仕送りしてくれて、この竃などをかった。洋子さんじゃない、と叫ぶ。俊介と聡美の弁護士から、一緒に幸太郎の家で住んだらどうかと提案される。その話で、律子の家で夕食を食べる。みどりも一緒だ。いつまでも自立しない子供たちですね。やはり、あんな立派な家を造るからですね。その意味で、幸太郎が家を造ったのは寄生を黙認していくつもりなのだろうか。そこで、善三が今度の日曜日は幸太郎と洋子の結婚記念日なので、サプライズ・パーティを開こうとする。律子が幸太郎に家族会議をする。俊介もここで住みたいと持ちかける。幸太郎は、自分が絡むと皆に迷惑をかけ、うまくいかない。律子が、お父さんが自分の意見を押しつけるからだ、と言う。幸太郎は、お前たちで決めればいい、と答える。そこに児玉がやって来る。熊本出張の帰りで、土産を持ってきた。児玉は、いい奥さんだった、判子を押さなければ、夫婦だ、根負けして戻ってくると助言する。幸太郎は、そんな状況じゃない、再就職のことを聞く。児玉は人材が見つかったと答えられた。再就職も出来そうもない。家族で話したいことがあると言えば洋子も来るだろうと考えたのだ。母親が洋子の店を訪ねる。洋子は自分が選んだ皿が全店舗に置かれることになり、喜んでいた。外で話す。そこで、仕送りを問いただす。洋子は、幸太郎は仕事が忙しく相談に乗ってくれなかった。みどりも高校で帰りが遅くなった。一日でほとんど、一人で過ごすようになっていた。夕飯も一人で、家族を待つだけだった。そしたら、おかあさんも、一人でご飯を食べているのかと気になりだした。母親、離婚を考えたのはその頃からか? と知らされた。洋子、お母さんは女に生き甲斐は必要ないと言ったが、何かないと嫌です、だからお母さんにも楽しみを持ってもらいたい。母親は、言ってくれれば良かったのに、後は幸太郎とよく話しなさい。結局、母親は幸太郎の名で振り込まれた毎月の仕送りや贈り物が、実は洋子からだったことを知る。子供が成長し、幸太郎も仕事に奔走する日々の中、洋子がいかに孤独だったか。そして、同様に孤独を感じているであろう義母への気遣い…。嫁の真意を知った喜久枝は、離婚問題は当人同士に任せ、山梨へ帰ることを決意する。引っ越し便がやって来て、荷物を持っていった。送金も陶芸も洋子さんのおかげだ。陶芸をあげてください、そして、自分たちのことは自分で決めなさいと去る。結構、あっさり退散してしまったのですね。一応、ドラマ的にはもう、大事な所以外は再登場はなさそうです。でも、軽そうだから、いつでも戻って来られる母親ですね。CM。
沙織と食事しても、幸太郎は家族って何か問いかける。完全に煮詰まっている。幸太郎は、家族はそれぞれ、悩みを持って生きている。そんなことを考えもしなかった。沙織は離婚しないのか、聞く。最近は2分に一組離婚しているのだ。沙織、まだ、奥さんが好きなんですね。みどりは敦也の事務所関係者の招待のチラシを作っている。そして、子供のことは何とかする。自分が働くから大丈夫だと励ます。善三の店では、関係者で乾杯する。高梨と鉢合わせになった俊介が、弾みで怪我をさせてしまった。高梨は聡美の店へ行き、そのことをネタに、健志を自分に譲るよう脅す。ちょうど居合わせた幸太郎は「あなたが考えている幸せと、聡美さんが考える幸せは違っている、本当に彼女のことを思うなら、彼女の思うようにさせてやるべきだ」と言う。その言葉は同時に、自分自身に響いていた。聡美に健志が楽しそうにいていたと礼を言われる。俊介からも、礼を言われる。幸太郎は俊介にどうするか聞く。俊介は、健志を見ると、自分の子供の時を思い出す、親父の強さを見せてやりたい、聡美も耐えてくれた、お袋に似ている、聡美も健志も大切な存在なんだやっと、普通に穏やかに話すことが出来たのだ。洋子の部屋に律子とみどりが来て、おばあちゃんも帰ったし、部屋も空いて、戻るように、話し合いに来るように話す。洋子は、それよりも、女3人で露天風呂に行こうと言う。CM。
次に幸太郎は佐竹を訪ね、深々と頭を下げるのだった。「前日はご無礼しました、善三君のことも、洋子のことも…どうぞ宜しくお願いします」。それを洋子は見つ、出て「おとうさん」。幸太郎は「良い店だ、お袋は帰った、これをお前に」と渡す。母親の陶芸の茶碗で、幸太郎をよろしくお願いします、と紙が添えてあった。離婚を何とか思いとどまらせたい豊原家の面々は、幸太郎と洋子に内証で、ふたりの結婚記念日を祝うサプライズ・パーティーを企画した。佐竹に頭を下げたりした幸太郎を洋子は、お父さんを見直したと言う。子供たちは、ケーキを出す。俊介が音頭を取って乾杯する。洋子は、佐竹に会って、頭を下げてくれた、と喜んで話す。幸太郎と洋子の馴れ初めの話もでる。洋子の働く銀行に幸太郎が行っていて、見合いの相手が幸太郎だった。幸太郎は見合いの間、何も喋らずに、別れ際に喋ったのが日本経済だった。律子は、幸太郎が定年の日に用意した指輪とカードを贈るように勧める。皆は驚き、いい雰囲気になる。善三、今日雪解けですか。幸太郎は、聡美さんの元の旦那さんに「本当に彼女の幸せを望んでいるなら、彼女の思うとおりにしてやれ、その言葉が、自分に返ってきた、これからはかあさんの言うとおりにしてあげようと思う」。その後で、幸太郎は判を押した離婚届をそっと差し出す。娘も洋子も驚いた。定年の日に妻から離婚を申し出され、結婚記念日に夫から離婚届がプレゼントかよ、凄い幸太郎「定年退職の日、自分が手がけた橋を眺めながら、今まで忙しく出来ないことを、これから何でもかあさんとしようと考えた、結局とうさんには何も出来なかった、洋子、長い間、本当に世話になったな。感謝している」。35年の結婚生活で、幸太郎が初めて感謝の言葉を洋子に述べた。洋子は涙目で、家の門で頭を下げると帰った。でも、いいな、二人のしみじみした演技、恐れ入りました。つづく。予告編では、来週は善三の浮気だよ。幸太郎がプライドを捨ててまで頭を下げた男は、娘を裏切っている。最低男だ。幸太郎は浮気したわけではないのだ〜〜期待できないな。ただ、幸太郎が「お前は家族を捨てた」と」叫んでいた。この逆襲を期待しよう。幸太郎以外は最低人間ばかりだ、天罰を下せ〜〜、いかん、妄想から興奮してしまった。
おいおい、このドラマは視聴率でトップを取ってしまったようだ。今回はかみさんと二人で見た。幸太郎が落ち着いているので、かみさんに見せても良いかなと思った。最初だと、女として洋子の立場に同調してしまうかもしれないから、見せなかった。そして、落ち着いた大人のドラマだと説明した。かみさんも同意してくれた。主人公がちゃらちゃらしていない。だから、気持ちいいのだ。
さて、中盤を過ぎて、ふと思いついた。このドラマはギリシャ悲劇のように、復讐劇なのだ。実に骨格がしっかりしているのだ。この復讐劇が今回で攻守交代したのではないだろうか。それが離婚届という切り札だ。前半は洋子が、定年のお祝いの日に離婚を申し出る。これはこれまで、自分の意見を聞かずに、家庭は何でも任せて、肝心のことは独断でやって来ていた。しかし、押さえて貯めていた思いが爆発したのだ。言い方は悪いが、一種の自爆テロだ。なぜなら、子供たちが賛成していないのだ。孤独な決断だった。
幸太郎は定年後に毎日家にいて、洋子の苦労も分かった。何日かは朝、洋子が仕事に出る姿をゴミを捨てながら見送った。家にいる生活はそれなりに大変だった。息子の俊介の好きな聡美と子供のことも、その上面でなく、しっかりと人間を見ることが出来るようになった。みどりの思いも少し分かるようになった。そして、自分は怒るだけで、自分がいっても、二人の状況を変えることは出来なかった。さらには、長女の律子の店の援助も出来なくなった。最後に退職金の半分を出し、児玉に仕事を世話してもらうことも不発に終わった。幸太郎は社会では肩書きで、権限を持って偉かった。退職して、肩書きがなくなったら、何もないのだ。むき出しの自分は、心労で倒れるし、母親からは「情けない」を連発される。律子は父親よりも、佐竹の援助を求める様だ。自分は誰からも頼りにされず、実際何も出来ない。完全に打ちのめされたのだ。プライドも、誇りも、生き甲斐も、夢もない、何をしたいというものもない。もう社会的に家庭的に死んだも同然だ。鬱病みたいものだ。そうなると、もう怖い者はない。ただ、何も出来ないと思っていた元妻や、子供たちを信じようと思った。すべてを捨てたので、拾うことが出来るものもあった。
しかし、今回は35年の結婚記念日を子供たちがやってくれた。そこで、洋子に感謝を言えた。そして、聡美の元夫に言った言葉「本当に彼女のことを思うなら、彼女の思うようにさせてやるべきだ」に行き着くのだ。そこで、最後に「これからは母さんの好きなようにしてやりたいんだ。長い間、本当に世話になったな。感謝している」。そして、判を押した離婚届をそっと差し出す幸太郎だ。ひょっとして、この切り札を切ったことで、復讐劇は攻守を交代するするのではないだろうか? 幸太郎はすべてを失ったので、今度は持っている洋子に復讐をはかるのだ。絶対に洋子を許さない。一切の思いを断ち切ったのだ。一人で死んだように生きていく決意をしたのだ。
洋子は幸太郎の陰謀を食い止めるには、離婚届を提出しないことだ。不受理届けを出すことだが、予告を見ると簡単に出してしまっていた。多分、復讐の餌食にされるのだろう。それを期待していますが・・それでは女性の多い視聴者には猛反発を受けてしまうか。
以上、勝手に熱いおじさんの妄想を書いてしまった。これからも目が離せない。おじさんは評価大きくアップだ。今回だけ切り取っても珠玉の一編になりそうだ。久しぶりに掟破りの★6つをつけてしまった。なによりも、主人公の渡さんの静かな、紳士らしい立ち居振る舞いが美しい。こんな大人になりたいものだ。年だけとった、おじさんだが、全く駄目なんだ。

今日は産業医の講習会に行ってきた。最初は大学の法医学の教授の講演で、1時間はほとんどが事故死の死体のスライドだった。死体検案書は内科なので2、3回しか書いたことない。年間、何人もの死亡を見てきたが、今日のスライドは死に馴れている自分でもインパクトありすぎた。それにしても、交通事故死はひどいな。とくに高速道路の事故死はひどい。人間なんて、柔らかいものだ。些細な外力で死んでしまうものだ。生きていることは奇跡みたいものですね。高齢者の療養病棟で、寒くなって死亡退院が増えても、ベッドで死ねることはまだ、いいと感じてしまった。事故のたびに、現場で遺体を処理する警察関係者は精神的にも大変な仕事だと深く思いをいたした。講演者も、現場の交通課の警察官の経験と洞察力のあるなしで、全く仕事量が違ってくると話していた記憶がある。絶対にひき逃げはやめた方が良いようだ。ひき逃げだと、遺体はほとんど法医学解剖されるようだ。自分が轢いたと言えば、事故処理はかなり簡単になるようだ。自分の責任はちゃんと取ろう。それから、高速道路では、シートベルトは絶対することだ。後席もした方が良いと思う。最近はシートベルトすれば、ロックはしない方がいいようです。最後に、もう一つ、他人に迷惑になる自殺はやめてください。電車に飛び込んだりしたら、その遺体を見た遺族は一生忘れられないと思います。本当にそう思いました。
もう一つはアスベスト石綿の肺障害の話だった。これから、輸入量から推測すると2030年にピークになりそうで、中皮腫と肺ガンの死亡者の予測は、日本で年間3000人から2万人だとか・・・少ない方がいいが、2万人だったら、交通事故より多いです。石綿肺は肺線維症とレントゲンでは区別付かないようだ。胸膜プラークなどはアスベストによるものとしたら、今まで相当見てきました。これから、ドンドン増えるのですね。中皮腫は、組織化学的な手法で、普通の肺癌と完全に区別できるそうだ。また、アスベスト小体(光学顕微鏡で茶色お綿棒に似ている)という、特有のものが見つけられたら間違いないようだ。


熟年離婚★★★  4話  平成17年11月3日放送  いつもの適当だ

洋子(松坂慶子)に出て行かれた後、幸太郎(渡哲也)は無気力になって、3日たって部屋もだらしなくなっていた。離婚届もそのままだった。気遣う律子のところに電話で、突然、幸太郎の母・喜久枝(草笛光子)が退職祝いで訪ねてきた。もともと洋子と折り合いの悪かった喜久枝なので、別居のことは内緒にしようという。母からは、幸太郎が自慢の息子なのだ。母は陶芸を1始めて10年だ。今日は幸太郎の家で泊まるつもりだ。別居をいたを知ったら幸太郎と一緒に住むと言い出すに違いない。そうすれば、洋子が戻って来れなくなってしまう…。慌てた律子(高島礼子)と善三(西村雅彦)は、俊介(徳重聡)とみどり(片瀬那奈)に別居の事実をひた隠すよう促すのだった。善三の商売がうまくいかないことを喜久枝は知ってしまう。喜久枝は善三に退職金を融通するように頼んであげると言う。
その頃、英会話スクールへ行っていた幸太郎だが、講師の沙織(真中瞳)から英語で職業を聞かれた。幸太郎は橋を作っていたのだ。終わって海を見ていると、沙織がやって来た。橋を作るのは素晴らしい、人と人を結ぶつける仕事です。そんな風にほめてくれたのは沙織が初めてだ。話しているうちに幸太郎は高熱を出して倒れた。講師の沙織が病院へ連れていくと、神経性胃炎と過労であることが判明した。沙織から連絡を受けた律子に、善三は「愛人か」と色めく。律子が、家に帰ると沙織が食事を作っていた。律子が聞くと、「英語の講師だ、心配しました」。沙織「年は関係ない、素敵な男性だと思います」。
うっかり律子の娘の舞(中津川南美)が口を滑らしてしまい、離婚のことを知った喜久枝は、豊原家に居座り始めた。張り切って息子の世話をする喜久枝だ。喜久枝はことあるごとに洋子の陰口を叩く。喜久枝「何て嫁だ、女が家事をするのは当然だ、律子の会社は倒産するかもしれない、私が面倒見ます」。律子からの電話に洋子も心配になって豊原家へ足を運ぶが、喜久枝がいることに気づき、中へ入らないままそっと踵を返す…。幸太郎が気が付くと、母親が食事を作っていた。CM。
母親は洋子がいないので、機嫌良いのだ。食事が合わないのだ。好きなきゅうりとかぼちゃはでないで、嫌いなしいたけとなすがでる。嫌がらせかしら。30年たまった陰口が止まらない。退職金を半分やることにも、意見を言う。善三さんのところも大変だし、みどりや俊介のこともある。勝手に出て行ったのだし、一文もやらなくていい、裁判でも勝つ。幸太郎は「洋子に金を渡すと約束した」という。幸太郎はみどりにも、子供のことはどうなっているか、優しく聞く。そして、おとうさんが何とかする。
洋子は職場で、主婦向けの食器の意見を聞かれる。選んだお皿は実用性がないものだった。そして、善三の会社のことを相談する。母親は、部屋の寸法を測って、自分の家具を持ってくるつもりだ。俊介は前の父が面会を頼みに来ていた。そこで、俊介は聡美の子供の所に行く。そして、聡美の所に泊まって勉強すると言う。母親は家中を掃除している。母親「幸太郎のためなら嬉しい、明日道具のために山梨へいく」。そこにやって来た律子に、幸太郎は同僚の児玉に頼むと言う、仕事や銀行を世話してくれるだろう。帰る洋子に佐竹は善三が一度会いたい、一緒に仕事できるなら、銀行も融資してくれそうだ、告げる。CM。
みどりは意を決して、敦也(渡邉邦門)に妊娠のことを打ち明けるが、敦也「ごめん、自信がない」と一蹴されてしまう。敦也は紹介された音楽事務所は相手にしてくれなかったのだ。幸太郎には言えず、洋子に相談するみどりだ。洋子は「あきらめないで、時間かけて話し合え」おいおいだ、子供が大きくなってしまうよ。本当にシングルで生むほどの根性があるとは思えない。大変な努力がいるのだよ。「戻ってきてほしい」というみどりの言葉を受け、洋子は幸太郎の見舞いに行く。生姜のスープを作る。ところが帰ってこないはずの喜久枝は心配で帰ってきて、一家の中で大口論になってしまう。幸太郎は寝ていた。母親「洋子さん、どうしてここにいるの、家を捨てた女に見てもらうかな、良心が痛まないのかね、私を追い出して、幸太郎を独り占めにして、今更」。洋子「追い出した覚えない」。母親「悪口いって、邪魔もの扱いして」。洋子「おかあさんの思うとおりに出来ないから、伝えて欲しいと幸太郎にお願いした」。母親「だから山梨に引っ込んだ、洋子さんは大事な家族だと思った、長年養ってくれた恩も忘れて」。洋子「私も自分を犠牲にして家事を勤めてきた」。母親「あなた一人で、立派な家に住めた、子供たちに恵まれたのも、幸太郎のおかげでしょう」。洋子「私も生き甲斐が欲しかった」。母親「女のくせに、何が生き甲斐ですか、女は守る家があれば幸せです、出て行って」。母親はスープを捨てる。洋子は幸太郎と言葉を交わすことなく豊原家を後にする。洋子は佐竹に善三の仕事の話を断る。佐竹「両方の方がいい、ご主人の立場より、娘さんの仕事のほうを考えるべきだ」。そして、幸太郎に児玉から「今はタイミングが悪い、すまん、発注業者を決めたばかりで、1年後なら何とかなる」。大きな会社だとかえって融通は利きませんね。幸太郎の家に母親は陶芸の竃などを運び入れる。カーテンも替えた。皆が幸太郎に呼ばれたのだ。CM。
洋子以外の皆を呼んで、退職金の自分の取り分は善三に回すという。幸太郎「会社が失敗するとなくなるが、だが、倒産するのを黙って見過ごせない。俊介とみどりは納得できるか?」と聞く。律子が聞くと、児玉の方は1年後まで無理だ。母親は反対を唱える。「退職金は38年間、幸太郎が汗して働いた貴重な金だ、家のローンも残っている、俊介やみどりもどうなるか、幸太郎も何十年生きるか分からない、年老いてお金がないと不安だ」。俊介「お袋の仕事を紹介してもらったら」。母親「洋子さんの恩着せられるのは嫌、だから、洋子さんへ金を渡さなければいい」。幸太郎は「いい加減にしろ、洋子は35年間家で働いてきた、洋子だけが悪くない、おかあさんにも気を遣った」。母親「私も気を遣った、そして、お前を捨てようとしている女だ」。幸太郎「俺にも責任がある、感情で口を挟まないでくれ」。母親「お前のために言っているのに、そうか、みんな私が邪魔なんだ」。母親は一人で土をいじり、話さなくなった。幸太郎も部屋のベッドで寝ている。律子がお茶を持ってくる。律子「おかあさんに頼むがいいかな、世話になるのはいい気持ちしないだろうけど」。枕元の署名していない離婚届を見る。律子「本当は二人が一緒に暮らすのが一番良い、おかあさんに帰って欲しいと主う、今から会ってくる」。幸太郎「いや、とうさんが行くよ」。夜、幸太郎は洋子の帰り道で待っている。洋子は袋の弁当を下げている。幸太郎「自分で食事作っていないのか」。洋子「一人だと作るの面倒、食べてくれる人がいないと、張り合いがない」。幸太郎「スープ悪かったな、おふくろと喧嘩した、自分が嫌になるよ、家族のことなんか何も考えずに来たんだな」。洋子「少しは私の気持ち分かってもらえましたか、熱は?」。幸太郎「大丈夫だ、お前の仕事は」。洋子「凄く充実している、初めは不安あったけど、今は仕事させてもらって良かった、何ですか話は」。幸太郎「もういい、頑張れよ」。淋しく去る幸太郎は一度振り返るが、洋子は立ち止まるが振り返らない。いいな、渡さんは、いい男ですね。おじさんから見ても、恰好いい。情けなくなっているところが更にいい。仕事で肩書きでバリバリ仕事しているよりも、情けなく歩く男の方が恰好良いと思います。洋子は、あれだけの仕事で充実しているのですか? 実用性のない皿を選択した事だけだと思うが、描いていない日常に凄い仕事の喜びが会ったのですかね。あんたの望むものは、何だのですか? 離婚しなくても、働きに出れば良かっただけでないの?? つづく。
渡さん(63歳)は表彰されました、紫綬褒章です。まさに勲章ものの演技です。今回は挫折感で丸くなって、すっかりいい人になっていました。少しいい人過ぎて心配です。男は弱いですから、こんな仕打ちで心身とも参ってしまいます。熱を出して、倒れてしまった・・・。そこは英語の講師の真中瞳さんが面倒見てくれた。彼女はこれから、少し幸太郎に絡んでくるのですね。そうでないと幸太郎さんも悲しすぎます。勿論、男と女の恋ではないが、そばで支えてくれる他人がいることはいいことです。今回のメインは草笛さん(72歳)でした、渡さんの母親役で登場した。強烈でしたね。勝手に自分で決めてしまうのです。このDNAで幸太郎は自分で勝手に決めてしまうのだ、爆。結局、幸太郎に怒られて黙ってしまいました。山梨に帰るのかな?予告編には登場しなかった。幸太郎と洋子には、嫁姑問題もあったんだ。自分なら、離婚されて、必要ないといわれたら、必要としている母と暮らすことを選択するかもしれない。ただ、強烈過ぎますね〜〜草笛ママは。今は元気な母親も、いつかは介護が必要になる。それが出来るのは、それなりに運命かもしれませんね。ところで、草笛さんも表彰されました、旭日小綬章です。このドラマは、まさに勲章ドラマですね。拍手、拍手。  みどりもひどいよね、自立すべきだよ。両親が別居したら、父の世話もしないし、家も出ないし、律子の家で飯を食べている。俊介も同じだ。どこで誰と飯を食べるかは、結構大事だよね。みどりは敦也に言っても、幸太郎の予想通りの反応だ。それを洋子は、のんきに話し合えば分かってくれると言っている。それで安心する娘も情けない。最後に、どうしても気になって調べてみた。草笛(72歳)−松坂(53歳)−高島(41歳)−片瀬(24歳)の年齢差はどうなんだろう? (  )は実年齢です。やはり、高島さんの年齢がはずれているのだ、笑い。そうだ、視聴率がいいのだ。公式HPでの、掲示板も見た。洋子は身勝手だという意見が多いようだ。良かったと、安心する54歳のおじさんだ。爆。



熟年離婚★★★★  3話  平成17年10月27日放送  ごめん、見ただけだ。公式HPに感想を少し書き加える。

これからも、こういう形になってしまうでしょう。セリフなしで、まちがいだらけです。ご容赦ください。

「明日にでも離婚届を持ってこい! すぐにハンコを押してやる!」――。 幸太郎(渡哲也)が洋子(松坂慶子)にそう言い放ったことがキッカケで、離婚に向かって話が具体的に進み出した。洋子は離婚にあたり、自分の要望について家族同席で話し合いたい、と申し出る。
翌朝、幸太郎はいつものようにゴミ出しをする。洋子は仕事に行くのだ。家では体調が悪く会社を休んだみどり(片瀬那奈)が妊娠検査薬を持っているのを目撃した。もちろん、幸太郎は問いつめる。自分で決めると言うみどりだが、幸太郎は律子(高島礼子)に相談する。その助言通り律子の知り合い病院へ、幸太郎はみどりを連れていく。律子と善三は資金の相談で手が離せないのだった。産科でも幸太郎は浮いている。待っている女性からは「お盛んです」と小声で聞こえてくる。検査の結果、看護師さんから「おめでとうございます」と待合室で幸太郎は告げられる。素直に喜べないのが、辛い状況だ。みどり妊娠2カ月であることが発覚した。みどりに幸太郎が聞くと大丈夫だと答える。しかし、幸太郎は娘のために、何とかしてやりたいと考える。
その夜、律子、俊介(徳重聡)、善三(西村雅彦)を交えて、豊原夫婦の離婚に関する家族会議が開かれた。その席で律子はもう決意は変わらないと先にいう。幸太郎は洋子に、みどりの件が決着するまで離婚を待てないか打診する。やはり、律子の決意は固いが、みどりの事も心配で、話は律子の離婚の要望書を確認した。離婚を洋子から申し出た。しかも、幸太郎に重大な信義にもとる行為はないのだ。性格の不一致と言うことでしょうか。律子は家などの、財産は要求しない。ただ、長年連れ添った妻としての貢献を考慮してもらいたい。退職金の半分は欲しいのだ。幸太郎は、強い異議はいわず、心では了解したようだ。翌日、幸太郎は内証で、みどりの恋人・敦也(渡邉邦門)を訪ねる。それは、幸太郎には理解できない人種だった。みどりをどう思っているか、生活のすべをどうするか、などと聞くが、敦也はみどりが勝手に近づいて、迫っている。責任とる筋合いはない、と無責任な態度だ。そして、その敦也の部屋に、女性が親しげに夕ご飯の準備で入ってくる。幸太郎は、思わず立ち上がって、「無責任だ」と怒り付ける。次の日、みどりは敦也と会うが、みどりは自分の妊娠を敦也に話せないままだった。逆に敦也から、幸太郎が勝手に来て、勝手に怒っていった、と話された。みどりは家で幸太郎に、何で勝手に会ったのかと逆ギレだ。一方、俊介と聡美(桜井幸子)との交際にも口を出し続ける幸太郎だ。だが、子供たちの心はすでに自立していた…。幸太郎は、家庭を守ることの大変さを実感する。
夜、幸太郎が、洋子ひとりに家庭のことを押し付けていたことを謝る。洋子もみどりの心配事で店では商品を割ったり、歓迎会で夜飲んだりの付き合いに、仕事の厳しさと面倒くささを感じていた。前回は、洋子が幸太郎に接待で、酒を飲み、ゴルフして家庭を顧みなかったことを怒っていた。しかし自分も会社の親睦で酒を飲んで付き合わないといけないのだ。お互いに相手の状況に身を置いて、少し理解し合えたのだ。夫婦の関係は緩和する。そんな矢先、またも関係を悪化させる事件が起こった。幸太郎は俊介と聡美のことも気になった。前の祝いの席で子供の前で、大声でののしったことを気にしだした。そこで、聡美の働くワインバーへ赴き、自分が聡美に対して取った失礼な言動を詫びる光太郎はやや古くさく、堅すぎる考えだが、社会でもまれてきた大人なのだ。不器用だが、人を思いやる心がないわけではない。ここらは渡さんがきっちりと演じてほっとしました。。もちろん、和やかな場になったが、そこへ、洋子が勤め先の店長・佐竹(長谷川初範)と飲み会の後で、聡美の店に共に来店したのだ。洋子は佐竹を紹介する。今年の同級生で偶然会った、そして、洋子は仕事を頼んだのだ。マンションの保証人にもなって貰った。それを聞いて、幸太郎は全てを知り、憮然として席を立つ。
完全にふたりの関係を誤解した幸太郎は、洋子に‘離婚の本当の理由’を問いただす。弁明しようとする洋子だ。ところが幸太郎は聞かない、話はこじれてしまい、洋子は「土曜日に家を出て行きます」と宣言する。やがて引越しの日がやって来た。律子は幸太郎の定年の時に買った指輪を見つける。律子は洋子に渡すように促す。幸太郎と家族は複雑な想いを抱えながら、幸太郎は何も出来ずに、洋子を乗せた車が遠ざかっていくのを見送るしかなかった。洋子はタクシーの中で涙する。呆然と見送る幸太郎だ。ガランとなった洋子の部屋――そこに残されたのは豊原家の合鍵と、記入済みの離婚届だった…。
やはり、どう見ても、洋子の身勝手な逆ギレの復讐劇だと思える。幸太郎は、ただ仕事を真面目にやってきたのだ。浮気をしたわけでもない。不実なことはしていないのだ。ただ、高倉健のように「不器用ですから」と生きているだけでは駄目なのだ。無口で自分だけで決めただけだ。しかし、それを嫌なら、洋子はその時に糺すべきだ。それをしないで、やってきたことは洋子も、この状況を作った要因なのだ。洋子は自己処罰的に、自分への復讐も含めて離婚するのか、それは深読みだ。しかも、幸太郎だけが有罪なのだろうか? 社会の会社という組織自体が無駄が多い組織だと言うことも抑えるべきだ。幸太郎は、喜んで、仕事だと言って、接待ゴルフにいったのだろうか? 半分は家庭の問題を回避するためかも知れないが、会社という世界はそういうものなのだ。それを洋子は、少し働きだしただけで感じ始めていると思う。意味のない歓迎会の2次会3次会に時間を費やす。自分の家庭は離婚しようかどうかなのに、話をして歩み寄ることがあるはずなのに・・・そんなに長い間酒を飲まないと歓迎が出来ないのだろうか? 素朴な疑問をかんじないのだろうか。まあ、洋子は佐竹に興味と負い目を持っているので、接近してしまう。佐竹の気持ちが、これまでの描き方では全く分からない。しかし、普通、あんなオバさんを採用して、離婚するオナバさんの保証人になるなんて、怪しいですよね。まあ、佐竹くらいなら、同級生のオバさんの洋子でなくても、愛人はいくらでもつくれそうですが・・・どうなんだ、佐竹さんと詰め寄りたいよ。ま、幸太郎もプライドも糞も捨てて、泣いて土下座して、「俺を捨てないでくれ、俺はお前とこれからも生きていきたい」と強く頼み、自分はクズだと、捨て去れば、洋子も許してくれたかも知れない。自分なら一度はやってみます。土下座も、プライド捨てるのも、表面では簡単で無料なのだ、爆。ドラマで役者はきっちりと演じています、それでこれからも見たくなります。



熟年離婚★★★★★ 
 2話  平成17年10月20日放送  ごめん、見ただけだ。感想を少し書き加える。

離婚宣言をした洋子(松坂慶子)は、幸太郎(渡哲也)に、新居が見つかるまでの間、別の部屋で寝るので、家庭内別居をしたいと申し出た。幸太郎は一睡も出来なかった。朝のコーヒーも自分で入れるように言われる。味が違うのだ。洋子はアメリカンが好きだった。洋子は家事を卒業した。子供達にも食事は自分で作るように宣言する。洋子「これまで文句は言われたが、お礼は言われない」。幸太郎「子供達まで・・」。洋子「それなら、あなたが作って上げて、仕事もないのだから」。きついですね。幸太郎「勝手にしろ、あのバカ」。またまた禁句です。幸太郎「ご飯はおとうさんが作るから」。子供達は食べずに家を出る。出がけに幸太郎は聡美のことで怒る。俊介「お袋に愛想つかれるのは当たり前だ」。タイトル。
幸太郎は食事を作るが、こぼしたり、焦がしたり、悪戦苦闘だ。俊介とみどりは長女の律子のところで朝食だ。そこで「家庭内離婚だ」と報告を受ける。善三は「息子の結婚しかない、結婚までは一緒にいる、そうこうしているうちに思いとどまる」。俊介は「無理だ」。律子「俊介の遺志が大事だ、結婚の予定は」。俊介「来年の春」。律子「皆で会おう、お父さん以外は賛成だと知ると、彼女も安心する」と企てる。洋子は新居探しに没頭する。出て行く洋子に話し合おうと幸太郎が言うと、洋子「忙しいのです、私はあなたに、ずっとそう言われてきた」。ゴミ出し、掃除を言いつけられる。ごみ出しの分別は、近所のおじさんの優しい指摘で無事できるようになった。自分は出来ないな。洗濯機のスイッチの入れ方が分からない。そこに善三が来て教えてくれる。これは出来ます。単身赴任で洗濯は自分でしていた。幸太郎は善三(西村雅彦)の助言を受け、妻を思いとどまらせるために、慣れない手つきでトイレ掃除(見えないとところも綺麗に)や料理に奮闘する。家事がどれだけ大変だったか…洋子の気持ちが少し理解できた幸太郎だ。良かったな。だが、そんな彼に対し、洋子はつれない態度を取り続ける。
やがて、いい物件が見つかった洋子は、律子に付き合って貰う。律子は「ひどい」と離婚を留まるようにいう。洋子「もう留まれない、人生の最後のチャンスだ」。部屋を見せる、そして保証人を頼む。。律子は離婚に反対で、善三の了解がいると逡巡する。洋子「律子は仕事やめて、いつか後悔する日が来る」と言う。律子は「善三は調教して管理している、今まで、おとうさんに優しすぎた、俊介のこともほっておけない」と説得し始める。自分は調教されていますね。大丈夫かな。俊介は聡美の店に行き、「今度の日曜日に皆が会いたい、オヤジが何と言っても俺は結婚したい、俺たちの問題だ、武の父親のつもりだ」。聡美「ありがとう」と喜ぶ。律子姉さんの指導通りだ。幸太郎は善三と料理をしている。善三「これを食べさせたら、おかあさんも気持ちが変わるだろう、俊介君のこともある」。しかし、幸太郎は俊介になると許さない頑固おやじになる。善三「お互い様、僕も助けて貰うこともある、離婚になると、分ける金額も変わる」。洗濯もして、英会話の番組を見ている。しかし9時を過ぎても誰も帰らない。洋子が帰るとどこに言ったか聞く。洋子「報告しないといけないのですか、買い物して、友達のところにいった、子供たちも毎度遅い、付き合いがある」。幸太郎「食事を作った、お前の好物ばかりだ」。洋子「済ませてきた、昨日は私の料理ひっくり返した癖に、余計な気は遣わないで下さい、自分の事は自分でします」。幸太郎「座れ、離婚の理由を話してくれ」。洋子「長い時間で少しずつ積み重なった、私の両親が遊びに来た、1週間も泊まったのに、一度も楽しみにした銀座での食事をしてくれなかった」。幸太郎「忙しかった、男は仕事に出ると、親の死に目にも会えない、おやじにそう言われた、いつの話」。洋子「ソウルオリンピックの頃、言っても分かって貰えないからいいです」。そこで、連帯保証人になってほしいと頼む。これを幸太郎は「その金だって、元は俺が稼いだものだ」。洋子「私も主婦業やってきた、これ位は使っても言いでしょう、一々同意が必要ですか、あなたは相談なしに金を使ってきた、家もそう、今度は私が選んだ家に住みたい、私はあなたの部下ではない、自由にさせて欲しい」。幸太郎は保証人を拒否する。まだタカをくくっていたのだ。CM。
次の日の、ゴミ出しは合格だった。洋子は出歩く。幸太郎「俺の立場も考えろ」。洋子「体面ですか、仕事の準備で忙しい」。幸太郎「このご時世にどこがお前を雇う」。洋子「欲しいと言ってくれるところもある」。みどり「一方的だから嫌われた、反省したほうがいい」娘も厳しい指導ですか〜〜世の中がひっくり返ったのですね。幸太郎「間違った事を言ったつもりはない」。俊介は洋子に、日曜日に来てくれるように頼む。幸太郎が店屋物のそばを食べようとしている。律子が来る。幸太郎「そんなに勝手だったな、家族を守るためにやってきた」と弱気だ。律子「嫌いじゃない、おかあさんも不安で、支えて欲しいのかも知れない」。律子だけが味方のようですが、金が目当てのようです。みどりは敦也と会う。音楽の仕事は駄目だった。みどりは、才能があるから、いつかうまくいく、それまで食べさせて上げる。敦也は結婚にこだわってきたと指摘する。洋子は、今後の勤務先となる輸入雑貨店店長・佐竹(長谷川初範)に事情を話し、連帯保証人になってもらうことになる。採用も断らなかった。そんな2人の関係を、みどり(片瀬那奈)は秘かに疑って、見に来ていた。そこで、敦也と会う。洋子は佐竹は高校の同級生だ、幸太郎とは全然違う。みどりは「結婚したい」。洋子「結婚がそんなに良い物か」。みどり「二人が結婚したから、私が生まれた、私が結婚するまで家にいてくれないかな」。幸太郎はみどりの部屋まで掃除を始める。すると、敦也との写真が出てくる。家に帰ると幸太郎は、写真を見せ「不良だ」と怒っている。洋子「勝手ね、みどりが高校の時ボーイフレンドの事で相談したら、親が口出すことでないと言った、みどりが入院した時も私は付ききりで看病、お父さんの7回忌とクラス会を楽しみに切符まで買っていた、あとでその日は接待麻雀とゴルフだった、本当に情けなかった」。幸太郎「久しぶりにバーベキューするか」。これは幸太郎まずいよ、ちゃんと話を聞かないといけないよ。そして、また1人で決めたよ。これが行けないといわれているのに、相談しないといけません。CM。
幸太郎は準備をする。日曜日だが、みどりも皆出かける。出がけに「写真の男か」と言う。みどりは部屋に入るなと激怒する。庭に準備したが誰もいない。一方、律子の家で全員が聡美親子と会っていた。律子の家はまずいだろう〜〜。そこにチャイムで幸太郎が肉を持ってきたのだ。出た善三は必死で止めようとする。しかし、幸太郎は強引に入っていく。和やかな雰囲気はぶちこわしだ。幸太郎「おとうさんに隠れて、反対して何が悪い、俊介の親だ」。洋子「それが聡美さんを傷つけるのが分からないの、聡美さんは、あなたが家族をほったらかしにしている時に、俊介を支えてくれた、感謝してあげないと」。幸太郎「その子は彼女の子供であっても、俊介の子供でない。聡美「話し合いました」。幸太郎反抗期になった時、本当の親子でないのでうまくやっていけるでしょうか、俊介がそんな苦労をする必要はない」。洋子「あなたは世間体を気にしているのでしょう、自分の都合ばかり、あなたのお母さんを本当の母と思えと言ったのはあなたですよ、おかあさんが山梨に帰った時、お前の努力が足りないからだ、私も犠牲にしたのに、私の母が死んだ時、海外出張で、葬式にも出てくれなかった、ごめんなさい、区切り付けないと先に進めない、離婚の意思は変わりません」。幸太郎「勝手にしろ」と出て行く。離婚で聡美は驚く。幸太郎は昔の同僚は「復讐だ、お前さんまで」と言われる。幸太郎「指輪も旅行も言っていない」。同僚「再就職してくれ、助かる」。幸太郎「娘まで世話になっているのに」。同僚「その方がいいのだ、今までどおり外にいて、給料を運んだ方が良い」。幸太郎「俺はそうはならない」。CM。
幸太郎は英会話に行くが、集中できない。講師が真中瞳さんですね。今日確認しました。感じが変わっていた。髪が長く、ソバージュー?かけているのだもの。彼女の家は、彼女が働き、夫が家事をしていた、でも、1年間に離婚したのだ。そして、先生は昼の食事に誘う。幸太郎は固持して帰る。先生「教室続けて下さい」。佐竹の店では、洋子が紹介される。洋子さん、大丈夫なのでしょうか、店の中で浮いていますが・・。幸太郎は映画を1人で見る。一方、聡美は弁護士から正式に離婚が成立したことを報告される。次は結婚式ですね。でも、出来ないかも知れない・・・俊介は、別件を頼むかも知れません。家のことです。律子のところは支払いの請求が来ているが、資金繰りが苦しい。善三は父から金を借りることを言うが、律子は離婚騒ぎの上に頼めない。幸太郎が帰ると、みどりは吐いていた。玄関にバッグが置いてあった。そこにコンドームを幸太郎は見つける。部屋で寝ているみどりは二日酔いだと言う。もちろん、妊娠ですが。幸太郎の説教が始まった「仕事を何と思っている、頭を下げて無理を言って採用してもらった、とうさんの立場も考えろ、不良と飲んだのか」。洋子も帰ってきた。幸太郎「おまけにバッグにこんな物は入っていた」。みどり「勝手に見たの」と怒る。洋子「今までほっておいて何を言うのですか、みどりも大人です」。幸太郎「まだ23歳だ、この家はどうなっているのだ、お前は何をしていた」。洋子「全部私の責任ですか、みどりは好きな人と真剣に交際している、ミュジシャンだ、夢があって素敵だ、食べて行ければ幸せですか、給料だけを運んでくれる亭主よりましだ、心の通わない夫婦なんて必要ない」。幸太郎「俺との結婚を後悔しているのか」。洋子「これは私の希望です、子供やお金のことです、私から言ったので強く言えませんが、認めて下さい、本気です」。幸太郎「家族がこんな時に自分のことだけか」。洋子「あなたは家族のために何をしたのですか」。幸太郎「何もしてこなかったというのか、俺の35年間は何だったんだ、明日でも離婚届もってこい、いつでも判子押してやる」。夫婦の溝は深まる一方でした。つづく。
これは夫婦の問題かも知れないが、実は世代の問題かも知れない。団塊の世代は、競争社会で仕事中心の生き方なのだ。団塊の世代の上も、そういう考えだった。しかし、今は、大きく夫婦のあり方が変わっている。それだから、幸太郎の古い考えを、今の新しい考えで、35年間を全て切り捨ててt良い物だろうか? 洋子も甘い気がするな〜。佐竹との関係が気がかりだな。同級生だけで、採用するのだろうか? 佐竹の私生活が分からないが・・・。店では洋子は浮いている〜ぞ、ちゃんと仕事出来るんだろうか? 普通の専業主婦の50過ぎのおばさんが・・・。子供達も情けない。律子は旦那を操縦しているが、店が危なく、退職金を狙っている。俊介もまだ、大学生だよね、勉強していないみたい・・・卒業と就職活動はいいのかな? 男子は景気良くなってOKなのか。やはり稼ぎがないと行けないよね。でも聡美の店もあるし、どんな結婚生活にするつもりなのだろうか。幸太郎の子供の心配は不要でしょう。実の親子関係での危ない状況です。血縁があってもなくても、同じ位危険な反抗期なのです。ただ、何か起きたら、継父であると言うことが理由にされるだけです。そして、娘は駄目でしょう。彼氏の音楽的なセンスがわからないが、これは洋子さんみたいに脳天気なことは言えません。音楽で成功出来ない可能性が高い、成功できたら、みどりは捨てられる可能性が高い。成功した状態にあった女を選び直すでしょう。それでも、みどりは幸せか? みどりも洋子も、しっかりしないといけません。そこを幸太郎は冷静に分析すべきです。みどりの妊娠を機会に、拓也の本心が露呈されるでしょう。最後に幸太郎に、真中さんの先生が興味を示していますが、これは隠し味でしょうか? どう進展するのでしょう。まあ、色々考えさせられながら、こわごわ見ている。自分もそうだ、いや大丈夫だ。洋子を見て、かみさんと同じだ、いや違うと思っている。目が離せません。チープかも知れないが評価アップです。


熟年離婚★★★  1話  平成17年10月13日放送  ごめん、見ただけだ。感想を少し書き加える。

(公式HPに加筆した)
定年退職の日を迎えた豊原幸太郎(渡哲也)は、妻・洋子(松坂慶子)との新たな生活に向け、海外旅行や英会話クラスの受講など、密かに夫婦揃っての計画を立てていた。同僚が定年離婚の惨めさを教えてくれたし、これからの夫婦二人の人生を夢見ていたのだ。一方、洋子は夫との離婚を切り出そうと決意していた。そんなことは露知らず、幸太郎は洋子がそっと置いておいた『35年間ご苦労様でした。洋子』というメモを見て、しみじみとするのだった。そして、いつものように妻に見送られながら、幸太郎は最後の出勤をする。 全く、幸太郎は妻の陰謀に気づかないのか〜〜〜、自分は不器用ですから〜〜笑
無事に最後の勤めを終えた幸太郎は、その足でデパートへ向かった。妻への感謝の気持ちを込め、指輪を発注していたのだ。ところがその時、長男・俊介(徳重聡)が見知らぬ女性・聡美(桜井幸子)と一緒にいる現場を目撃してしまう。2人は幸太郎へのプレゼントを選んでいた。しかも、聡美が連れている子供・健志(萩原竜之介)は、俊介のことを「パパ」と呼んでいたのである。デパートで幸太郎は俊介を怒り付ける。プレゼントしてくれる息子に感謝すればいいのに〜〜
幸太郎の知らないところで、家族はそれぞれの道を悩みながら歩んでいた。次女・みどり(片瀬那奈)はミュージシャン志望の無収入男・敦也(渡邉邦門)と付き合っており、頼まれるたびに現金を渡していた。一方、洋子は輸入雑貨店で働くことが決まり、ひとりで住むためのマンション捜しも既に始めていたのだ。そこで就職を決めて研修旅行もサン阿kス留つもりだ。そのために、幸太郎が帰った時に洋子は不在だった。
母の決意を知った長女・律子(高島礼子)とその夫・善三(西村雅彦)、俊介、みどりは動揺。なんとか離婚を思い留まらせようとする。夜になり、幸太郎の定年を祝う食事会のため、豊原家一同が集合した。離婚の話を切り出そうとする洋子。律子らは慌てて話題を変えようと必死になる。
やがて俊介が帰宅、食事会に合流した。幸太郎から不倫をやめるよう命令された俊介は、「彼女と結婚するつもりだ」と反論。一方、不倫や離婚を全面否定する幸太郎は「お前は若造で、年上の女には手なずけるのは簡単だ、結婚は養うものだ、一生連れ添うものだ、好きだと浮かれるよりも、俺と母さんのような夫婦が一番幸せなんだ」と息巻く。その様子を見ていた洋子の感情が遂に爆発した! 洋子「そういうところが耐えられない、退職を期に私も主婦を退職する、人生をやり直したい、離婚したい」。幸太郎「何もやましいことしていない、お前のことを考えて、再就職をしないで、一緒に暮らしたい」。洋子「私が頼みましたか、解放されたいのです」。幸太郎「そうか、感謝されると思っていた」。洋子「私も感謝の言葉が欲しかった、一度も言ってくれなかった」。幸太郎「みな知っていたのか、俺だけが知らなかったのか」。 突然の離婚宣言に幸太郎は激しく動揺する。テーブルの上のものを引きはがす。これは渡さんにしては大人げなかったが、大激怒の見せ所でした。家族へ自分にも怒ったのですね。そして、虚しくなりますね。孫は恐ろしく泣く。私と妻の関係は大きく変わった。つづく。
不器用に仕事一筋に生きてきました。それのどこが悪いのだ。幸太郎は怒る。息子は年上女に騙されている。娘は男に貢いでいる。嫁にいた娘の夫は自分の退職金を狙っている。そして、妻は感謝どころか、主婦を退職して自由になって、人生をやり直す。そりゃ、子供の教育はお前に任せたのに、ひどいぞ〜〜と卓袱台をひっくり返すかわりに、テーブルクロスを引きはがす。痛いな〜〜定年近い54歳のおじさんには、痛いよ〜〜。身につまされすぎだ。自分は仕事一筋より、ドラマ一筋だから、多分仕事辞めると離婚の危機もあるかもしえない、爆。しかし、幸太郎はこれまで仕事一筋だったが、その情熱を妻との暮らしに注ぎたいのだ。人生をやり直すつもりだ。人は変われると認めてくれないのか。しかし、妻からみれば、仕事から妻に方向が変わった。やり方が変わっていない。仕事に費やした情熱で、自分を独占。支配してくると考えるんだろうね。どちらも分からんではない。妻の洋子さんの松坂さん、見事な太めの存在感ある身体です。でも、その年で、輸入雑貨に店に勤めるなんて、オーナーとどういう関係なの? それとも凄いキャリアでもあるのかな? 息子はまだ、いいけど、貢ぐ娘を知ったら、幸太郎はまた激怒するのだろうな・・・。これは、もう家族の問題ではない。年代のギャプの問題だ。初回から、これです。これからどうなるのかな、辛いかも知れないが、自分の老後のために見ておこう。あらすじはアップできないだろうが・・・見続けるつもりだ。テレ朝のこの枠、これまで、チャラチャラだった。これはTBSのホームドラマじゃないか。チャンネルを間違えたかと思ったよ。今回は可もなく不可もなく、熟年夫婦の演技に見入りました3つ★です。