刑事部屋   テレ朝   水  21時 

仙道晴見 柴田恭兵
姫野百合子 大塚寧々
田所守 石原良純
越智由記夫 生田斗真
南原亜紀 貫地谷しほり
和久井敏夫
ケイヨジン 中山恵
鵜飼遊佑 寺尾聰
木崎英二 ガッツ石松
篠崎恵子 大島蓉子



(終わっての印象)
意外と好きだったね。最初は刑事物が多かった柴田さんのキャラが空回りしていたが、ベテラン二人の役者さんは上手いですね。最後は絶妙のコンビになっていました。仙道は道を辿る。鵜飼はまさしく、鵜飼であるが、同時に迂回だ。どちらも、結果よりも道筋を大事にする過程重視なのだ。それが対立しながら、微妙にからまって、最後に一つにまとまる。いいな〜〜、時には無茶な結末だったことも多かったけど・・・。仙道は空を見ていたが、それは石原さんでしょう、笑い。その石原さんですが、「笑っていいとも」でいじられる喜びを知って、もう何でも怖くないのだ。それで、結構いい役者さんでした。甲高い声が印象に残った。ゲストでは8話の小市漫太郎さん、7話小林涼子さん、3話相島一之さん。3話は人情にあふれていた珠玉の佳作でなないだろうか。この結末は続編決定かもしれない。




刑事部屋★★★★  9話 最終回 平成17年9月14日放送   いい加減で、簡単に

今回は本格的なネタでした。あの若い女の子はケイヨジンで、鵜飼の娘さんでした。韓国で幸せに母親と、育ての父親と暮らしている。15年前に鵜飼は極竜会に、内縁の妻を拉致された。鵜飼は乗り込んで、会長を傷つけて、内縁の妻を助け出したのだ。その後、母娘は韓国に帰ったのだ。それ以来、極竜会と鵜飼は、それなりの付き合いがあった。それで、本庁から監察の保坂(片岡弘貴)が鵜飼を調べに来ていた。
そんな時に若い男の笹川を包丁で死傷した青年小宮山が逮捕された。しかし、取り調べ室では、空ばかり見ている。母親(東てる美)が来て、相手の笹川に謝罪にいくが、会って貰えない。そこに姫野がやってきて、事情を聞く。笹川と小宮山は同級生だった。そして笹川に小宮山はいじめられていたのだ。その原因が父親のことだった。何と、小宮山の父は極竜会の会長だったのだ。その時、極竜会の権藤が、鵜飼の娘のケイヨジンを拉致して、引き替えに小宮山を釈放しろ。証拠の包丁を闇に処分しろということだ。鵜飼にはできないことだった。その挙動を不審に思った仙道は、鵜飼に問いつめるが答えない。鵜飼を仙道は追いかけていくことになる。その仙道は、警察に入り戸惑っている若い女性に気づく。そして、聞くと友達の韓国留学生のケイヨジンが連絡出来なくなっている。仙道はその女性が鵜飼の娘だと直感する。鵜飼は極竜会の会長に直談判に行く。そして、権藤に指図したか聞くが、権藤が気を利かしてやったことだった。仙道と越智も、会長に乗り込む。小宮山が息子だと指摘して、ヤクザとしては、息子を無理矢理に無罪にするかもしれない。しかし、人を殺した息子に、父親として、それでいいのかと聞く。会長はヤクザのやり方だ。仙道は、父親としては、しっかり息子に会って言ってやるべきだと談判する。
会長が仕出し屋に扮装して、取調室に入る。そこで、父と息子は話すのだ。息子も、自分の気持ちをぶちまける。それで、鵜飼は、権藤の所に乗り込んでいた。その権藤に会長は、「もういい、娘を返してやってくれ、ありがとう」と言う。ケイヨジンは返され、小宮山は罪を認める。事件は落着した。仙道は課長と署長に退職願いをだす。しかし、鵜飼が極竜会との交際を認めて、退職となっていた。仙道は、今回の極竜会の会長を扮装させて容疑者と会わせた規律違反で、退職はならず、刑事として残ることが処分の内容だった。仙道と鵜飼は屋上で缶ビールを飲む。鵜飼は、極竜会のことで、潜行して取り調べていることを仙道に告げる。お互いに尊敬と信頼を述べあった。そこに姫野と越智も缶ビールを持ってやってくる。おしまい。次クールは、あの相棒だった。かみさんも大好きなシリーズだ。この枠は結構好きだな、爆。
極竜会とのネタで、大きいよ。50分でまとまるか心配だった。仙道がどうなるのか? 鵜飼の若い娘はどうなるか? 結末を片づけられるか大変だと思った。でも、一番は極竜会の会長の大杉漣さんが、極道の親分の気品で、あっさり息子に父親を見せた。そこで父と子は一気に解決したのが良かった。本当に極道のトップは話が分かる人だという描き方は今もあるのですね。「がんばっていきましょい」でも、悦ねぇの父親としても活躍でしたね。東てる美さんは、さすがに年取ったな〜〜。昔は美しかったのに、爆。仙道は刑事を続けるので、続編決定なのか。
極竜会の権藤(春田純一)、刺殺犯の青年小宮山(中村友也)、母(東てる美)、極竜会の会長(大杉漣)



刑事部屋★★★★  8話  平成17年9月7日放送   簡単に

(公式HPに最後まで追加しました)
五井巡査(池田努)が高級住宅地を襲った強盗に撃たれ意識不明の重体に陥った。犯人はIT企業の社長・二階堂(平久保雅史)宅に侵入、出張中の二階堂に代わって部屋にいたパートナーで恋人の彩子(久保内亜紀)を縛り、現金を奪って逃走。その途中、出くわした五井を銃撃したらしい。仙道(柴田恭兵)ら3班は百合子(大塚寧々)を除いて捜査から外されるが、鵜飼(寺尾聰)は五井の体内から取り出した弾から独自に捜査を開始。商店街の女神像にいたずら描きをした犯人を仙道とともに探していた越智(生田斗真)も納得がいかない、と仙道の制止を振り切り強盗犯を追う。
五井が撃たれた現場付近で偶然挙動不審な男を見かけた越智は、逃げる男を拘束。ポケットから拳銃を発見する。最上(小市慢太郎)というその男は、拳銃は道端で拾ったと証言。以前、傷害事件を起しており、警察と関わりたくないと思ったために逃走したというが、事件当夜のアリバイも曖昧だ。最上を犯人と決めつける越智は、田所(石原良純)らにいわれ最上の犯行当日の行動を洗うことに。仙道も最上が本当に拳銃を拾ったのか、証明するために奔走する。最上が所持していた拳銃が五井を撃ったものと断定され、越智の聞き込みで最上のアリバイも崩れた。あとは動機だが、最上は強盗をするほど金に困っていたのか?そんな木崎(ガッツ石松)らの問いに越智は一瞬言葉を詰まらせるが、「金に困っていた」ときっぱり。田所は最上の逮捕状をとる。
田所が犯人逮捕の記者会見をしようとしたその時、最上のアリバイを証明する事実をつかんだ仙道が駆け込んできた。仙道の調べによると、最上は事件当夜、勤務先の運送会社のトラックの中で仮眠をとっていたが、五井の同僚の三枝巡査(滝直希)に違法駐車を注意されていた。その後、トラックを置いて最上はタクシーで帰宅。朝になってトラックを取りに戻ったときに拳銃を拾ったらしい。危うく誤認逮捕を免れたが、それもこれも越智の勇み足が原因。鵜飼は「ミスもある」と慰めるが、仙道は珍しく厳しい口調で越智を非難する。鵜飼は木崎の前でそんな仙道を「刑事にむいていない」と非難するが、木崎から初めて仙道の妻が意識不明のまま病院で寝たきりになっていることを知らされる。
辞表を提出しようとする越智を引き止めた仙道は、その越智を連れて最上の自宅へ。最上に頭を下げると、今度は最上が勤務していた運送会社へと出かけようとする。そんな仙道のやり方にキレた越智は改めてミスを認め、辞職を宣言するが、仙道も自らも同じ過ちを犯したことがあったことを初めて告白。越智を説得し運送会社へと連れていく。そのころ鵜飼は凶器の拳銃の出所をつかみ、百合子も彩子の証言から二階堂が自宅には貴重なものを置かない主義であることを知る。百合子はそんな二階堂がなぜ事件当日、大金を置いていたのか不審を抱く。一方、運送会社を経営する前川(佐々木健介)・高子(北斗晶)夫妻を訪ねた仙道らは、その事務所で気になる地図を発見した。夜間駐車取り締まり区間の地図だった。それを仙道は持ってくる。 姫野は彩子を聞くと、初めて留守番を頼まれたし、家に取られて困るものは置かない主義だった。鵜飼は拳銃の出所は極竜会だと知る。そして、拳銃の売却先を極竜会に調べてさせる。
最上は、釈放されて、会社を辞めたが、なんとIT企業を興すのだという。仙道はもう一度、最上に聞く。熱が会ったし、拳銃というものを拾った、予想できない行動に出るととぼける。姫野はIT企業社長をマークしていた。最上を追っていた越智と一緒になる。IT企業社長の二階堂はは、テニスクラブで最上と知り合ったのだ。警察に最上が来て、駐車違反を払いに来た。仙道は、最上に勝ち組になるために、テニスクラブに行っていた。そこで、二階堂社長からは最上に盗難事件を依頼したのだ。そこで、他の男に頼んだ。そして自分のアリバイは完璧にして、ワザと駐車違反をした。ところが、盗難事件を起こした男が、帰りに巡査と会って、発砲して傷害させた。そこで、最上が誤認逮捕されるために動いた。そこで、捜査は終わり。裁判で、完璧なアリバイが証明されれば、あなたは逮捕されない。仙道「誤認逮捕は刑事の人生も変えてしまう、あなたは一人の刑事の将来を奪おうとした」。最上「証拠は?」。仙道「ない、負けたままでいない」。そこに鵜飼が、実行犯を捕まえてくる。鵜飼「命令したのは誰だ」。最上「やりとりは全て、メールだ、顔を合わせていないだろう」。仙道「メールですか、続きは取調室で、じっくり」。最上「人の行動は、プログラム通りにいかないな、あんたらがいなければ、全て想定内だったのに」。最上は逮捕される。
本当に小市さんの演技に注目ですね。救命病棟から、大注目ですが、結構ゲストとして登場しています。それが気を付けないと気づかないのです。見落としているのです。それほど役になりきっている。小市さんに★一つで、評価アップです。今回のネタは、一度犯人らしくして、捕まるが、裁判で、完全なアリバイ(今回は巡査の証言)を得て、無罪を勝ち取る。そうすれば、一生同じ犯罪で捕まることはないのだ。そこを利用した。しかし、よく考えると、巡査の証言は、裁判まで隠すことは出来ないでしょう。今回も、誤認逮捕寸前で鵜飼に見つかりました。結局、最上が犯人だった。IT企業社長は税務署から監査が入るので、盗難事件を起こして、金と帳簿をぬすまれたことにして免れることを考えたのだ。最上は、命令して、自分が犯人として誤認逮捕される。そして、裁判で無罪になる。しかし、どうしても、巡査の証言は捜査の段階で出ると思いますね。そうならないと、実行犯探しはしないかもしれないな。微妙なところだな。
最上(小市慢太郎)、同僚の三枝巡査(滝直希)、運送会社を経営する前川(佐々木健介)・高子(北斗晶)夫妻、IT企業の社長・二階堂(平久保雅史)、恋人の彩子(久保内亜紀)




刑事部屋★★★  7話  平成17年8月31日放送   簡単に

タイトル。暑い日も空を見ている仙道だ。朝から署の前に座り込む少女を見かける。姫野は怒っている。3班の中に泥棒がいる。1、2班とも備品がなくなっている、一日署長のアイドル写真などがなくなっている。しかし、3班に盗まれた物はない、だから、3班に泥棒がいると、近藤が調査に来ているのだ。田所がきて、蕎麦屋の傷害事件の逮捕状を促す。早速姫野が行って、犯人を連行した。3班のエアコンが壊れている。そこで姫野が思い切り叩くと動き出した。そして、仙道は朝から座り込んでいた弥生に声を掛ける。徳島から来たが、一緒に来た珠子が六本木でいなくなった。仙道は調べるが、補導されていない。弥生は補導され、少年係に身柄をとどめられる。仙道は珠子を探しに行く。仙道「人間の心は顔に表れる、彼女は本当に心配している、珠子は以前に出会い系で、トラブルを起こしたのだ」。設備係の大河内(石倉三郎)が窃盗の調べに3班に顔をだした。大河内も、同じ年頃の娘を持つので、珠子のことを心配している。そして大河内は娘にメールしている。姫野は早速、六本木で聞き込みを始める。しかし、違う警察がやってきて、管轄が違うだろうとクレームを付けに来る。とりあえず、仙道は移動する。鵜飼は鵜飼で個人の別行動だ。傷害事件で逮捕状が出ている北村の恋人舞子(馬渕英里何)の店の前で張り込んでいる。鵜飼は接触して、北村は来ているか聞く。舞子は「私のために捕まった、警察には絶対知らせない」。鵜飼「疲れたろう、終わりにしたら」。そこに北村が来たが、手柄を焦った五井巡査(池田努)は大声で追いかけ、走る。ナイフを出した北村にひるみ、自転車を取られて逃がしてしまう。姫野や鵜飼は、追うから逃げて、本当は捕まりたかった。鵜飼「周りで言われている」。舞子「あなたたちのせいです」。鵜飼「北村のせいです」。舞子「私も終わりにしたい、連絡があったら、一人で行かせて下さい、自首させます」。鵜飼「出来ない、おれの仕事は人を信じてはやっていられない」。3班は暑いままだ。弥生が思い出したことがあると姫野に言いに来る。仙道はその後も聞き込みを続ける。そこに姫野がやって来る。珠子はストリート・ダンサーが夢で、今日はオーデションがある。仙道が聞き込むと、やっと、見たことがある少女達が見つかった。CM。
仙道はストリートに行く。そして、若者に聞く。彼らは知っているようだが、警察に教えない、と怒り出す。管轄の警官もが来るが、姫野が対応してごまかす。仙道「夢を追うことは良いが、正々堂々と家族を説得するように彼女に言いたい」。それを聞いた、若者は俺たちと踊れたら、話すという。何と、仙道は一緒に踊り出す。微妙に上手い。姫野が喜んで応援するかみさんは大喜びだ。仙道は足を引きつる。若者は、俺たちの踊りを見ていた、でもオーデションが怖いとか言っていた、でも、男と一緒に行った、と話す。早速、似顔絵を姫野は書く。少年係の橘に見せると、以前捕まえた竜崎だ。すぐに切れる男だ、と忠告する。俄然、3班は珠子を見つけることを急ぐ。二人の少女の親に連絡した。親はメールがあれば許すようで、二人とも捜索願は出していなかった。設備係の大河内がエアコンを修理をしている。そこに渋谷南署から、田所に抗議が来る。最初はおとなしく聞いていたが、最後に田所は「少女がいなくなったので、調べているのだ、事件に管轄はない、だから世間から閉鎖的だと言われる、少しは考えろ」と切れてしまう。舞子を尾行する、鵜飼だが、そこに舞子に携帯があって歩き出した。CM。
仙道が行くと、鵜飼に出会う。3班では蕎麦屋の出前持ちが、茶碗を取ろうとする。亜紀が見つけて、大河内が捕まえる。警察マニアで、ネットで売っているのだ。3班には盗む物がなかった一件落着です。鵜飼に携帯があった。そして、舞子が北村を連れて、鵜飼の前に出て、自首した。舞子「待つのは疲れた、あの人が捕まっても、刑務所なら会いに行けますから」。鵜飼が手錠をかけて、逮捕する。舞子「信じてくれたのですね、ありがとう」。鵜飼「人間の心は顔に出る、だから、北村、刑務所で反省して、でたら、彼女を大切にしてらるんだよ」。二件落着です。意外と小ネタなので簡単だ。聞いていた巡査が大泣きする。仙道は、竜崎はお台場にも、地理勘がある。仙道はお台場に調べに行く。CM.
仙道が聞き込む。越智が珠子達を見たという人がいたので、そちらへ走っていく。そして、二人を見つけるが、喧嘩していた。竜崎は、かーっとすると何をするか分からない。仙道達は急いで駆け寄るが、仙道の足が釣った。珠子を確保した。三件落着だ。結局、出会い系の男と一緒だったが、オーディションの会場で、竜崎に出会って珠子は惚れたようだ。珠子の母が警察に来て、挨拶して帰ろうとする。田所が事なかれ主義を忠告する。仙道「親として、心配したことを、ちゃんと伝えるべきだ」。珠子「なに〜、このおじさん」。大河内「おかしい、親子なんだから、ちゃんと親子しないと、いつまでも親子やってられないかもしれない、だから、だから・・・(泣き)」。母「すみません」。大河内「謝るな、娘をきちんと叱ってやりな、ちゃんと親子してくれ、頼むから」。仙道は大河内にハンケチを渡す。エアコンは直っていた、大河内は出て行く。それを舞子に報告する。舞子「おかあさんと上手くいくといい、メールしたら明日になる、心配しているかな」。仙道「あなたの笑顔で、メールの笑顔でなく、両親も安心します、あなたの笑顔は友達思いの素敵な笑顔です」。舞子「泣かせるこというじゃない」と笑顔だ。可愛くなったね、ちょっと大人になったね、小林涼子ちゃん、おじさんは会えて嬉しいよ。大河内の娘は3年前に死んだのだ。お墓に携帯が入っている。大河内「届かないけどね」。仙道「きっと届いている」。大河内「事故の朝、子供と口論して、取り返しの付かない別れになった」。仙道「先ほどは有り難うございました」。大河内「班長こと、ご苦労ささまでした」。仙道は妻に会う。仙道「長い一日だった、大河内さんのメールは娘さんに届いている、俺の気持ちはアキに届いているね」。つづく。
小さな事件が3つ連続してある。今回は、それぞれ、連動していなかった。先週があまりに、見事に、こじつけで集約したので、驚きです。警察内のこそ泥や、北村の逮捕と、本ネタの珠子とは、どういう関連と意味があるのだろうか。ちょっと分からないな。まあ、人と人の繋がり、親子と恋人の繋がりの、人情ドラマということでいいのかな。大河内が新キャラですが、石倉三郎さん、安定した愚かな親を演じてくれました。近頃の親は・・・と文句を言いたくなるが、自分も、それほど立派な親でない。何といても、小林涼子さんでしょう。これだけで、減点を帳消しにしてくれました。本当は★2つですが、小林涼子さんの顔を見られたので、★ひとつおまけします。「白線流し」の馬渕英里何、大谷みつほも、何気に登場して嬉しかったです。それだけか、爆、スンマソン。
少女・弥生(小林涼子)2004年10月の「一番大切な人は誰ですか」で、熱演した子でした。彼女の友人の珠子(横山香夢)北村(タカ・コンドー)舞子(馬渕英里何)、設備係の大河内(石倉三郎)、少年課の橘美帆(大谷みつほ 漢字になっていた)




いつも、別々の話が最後にうまく一つにまとまる。凄いけど〜。

刑事部屋★★★  6話  平成17年8月24日放送  先週はサッカーで休み 簡単に

今回は連続放火事件だ、しかし、越智はアクビしている。それもそのはずだ、3日連続だ。しかも、灯油の量が増えている。現場を調べる姫野は燃やされたダンボールの置いてあるところに、同じく調べた仙道が挟まっていた。その仙道を姫野と亜紀が救い出した。鵜飼は刑事3課のソファで寝ている。そこに田所は妻からの誕生日のプレゼントの高級ブランド“ピエール・アラマン”の腕時計を自慢する。しかし、鵜飼から偽ブランドと言われる、ショックだ。かみさんに電話して購入先を聞く。そして鵜飼は早速調べに行く。商品は路上販売で広げていないで隠し置いてあった。そこで、鵜飼が売っている外国人風の男に聞くと、代理店営業だと言う。営業許可証を取りに行くと、外国人風の男は逃げた、越智は追いかける。やっと、確保して、取調室で聴取すると、名前はトニー・カルロスと言う。しかも国のスパイだと答える。鵜飼が部屋に行き、調べると藤脇トメオという日本人だった。父親が外国人だった。観念したカルロスは田所の妻には、2980円まで値切られたと言う。それを鵜飼は田所に説明する。田所はさらにショックだ。この小ネタが実は上手く、本ネタと繋がるなんて、出来すぎだよね。笑ってしまいました。これがこのドラマの味わいなのです。楽しみましょう。姫野は愛のカナタ」のドラマを3課のビデオで内緒で録画している。連続放火事件を調べている姫野と仙道は、タブロイド紙に放火の犯行の瞬間が写真で掲載されていることを発見した。仙道らは急ぎ新聞社の編集部へ行く。写真を撮影した三崎由夏(遠藤久美子)によると、当日はペルセウス座の流星群を撮影しようとビルの非常外階段の最上段にいたが、偶然放火犯が火をつけるところを目撃した。それで夢中でシャッターを押したのだという。由夏は先に紙面にしたことを仙道らに詫びると、捜査に協力すると約束する。亜紀はその写真を拡大するが顔ははっきりしない。そして、またも、新しい放火事件だ。今度は人が住んでいるところで、自動発火装置まであった。亜紀は元気がない、発火装置の鑑定を頼みに行った。そこに鵜飼がすれ違い、極秘任務ということで、亜紀を連れて店でお茶する。亜紀は、単なるお使いの仕事だと落ち込んでいたのだ。そこに仙道と姫野がやって来る。そして、またもタブロイド紙には同じく放火事件の現場写真が載っていた。急いで姫野と仙道が三崎のもとに行く。聞くと偶然放火を目撃して、三崎が火災報知器を鳴らしたのだ。仙道は、このベランダから、ペルセウス流星群は見えないと見抜き三崎に告げる。そして、仙道は天体写真を撮りたいのなら、仙道は友達を紹介したいと言う。しかし、三崎は仕事が忙しいと断る。三崎の部屋に、阪神地震の時の子供達の復興への意欲にみちた表情の明るい写真が飾ってあった。三崎は暗い写真はいっぱいあったが、自分は明るい写真を撮りたくて構えたのだ。そこから報道カメラマンを目指したと言う。仙道は良い写真だここらで、三崎が何かを隠していることは明らかになるが、話せないでいる。仙道は分かっているが、静かに見守っている。カルロスが取調室から、逃げだし署内の刑事に取り押さえる。鵜飼が来て、カルロスは逃げてばかりだという。田所は一層落ち込んでいる。そして、仙道に夫婦の仲を聞く。仙道は夫婦、目の前にいれば幸せだ、妻に何でも話します。田所は夫婦の会話しないと淋しげだ。しかし、その仙道の妻は病院で寝たっきりだ。田所は知らないのかな、でも、仙道は淡々と逃げることなく答えている。この枯れ具合が仙道のキャラの強さです。夜、亜紀が張り込んでいる。そこに姫野が来る。姫野は突っ走る亜紀に、がのつく女になるぞ、頑張る、我慢する、我の張る、女になる、つまり、人の持ち場まで首を出す、3課にきて分かった、鵜飼は遊んでいるようで、一目置かれている、それは自分の守備範囲をきっちりこなしている、結果は後から来る、と諭す姫野の自分の痛い経験も入っているのだ。このガのつく女が三崎の生き方まで繋がっていくのだ。そういえば、今回の総選挙で小泉さんからの立候補した女性はそれだね。それで、亜紀は帰る。姫野が張り込んでいると、三崎は花束を捨てて、黒い服で外出する。姫野はゴミを見ると、「スクープ写真おめでとう、これはご褒美です」のメッセジーの花束だった。CM。
三崎の職場に仙道がやってくる。編集部で「やらせ写真」じゃないか、と露骨に言われる。仙道は取り調べでなく、天体観測の本を渡しに来たのだ。仙道に三崎は「馬鹿にしないで、やらせのスクープ写真はとりません」と声高に言う。仙道「あなたはそんな人ではありません」と答える。3課で、田所は機嫌が良い。田所、「時計はプレゼントの付録でした、お中元が妻のプレゼントだったのです、大事なところにお中元を贈っていたのです、内助の功です」。そこに、鑑識からの結果が来た。発火装置はペール・アラマンの腕時計だったのだ。カルロスは、田所の妻の他にもう一人に売ったのだが、思い出せない。亜紀はもう一度現場を調べている、なんで、ダンボールを動かしたのだろう。その時、上から仙道の声が上から聞こえる。仙道も屋上の三崎が撮影した現場を見に来たのだ。仙道は、星空ウォチングは、いったん目をそらして、見直すと見えてくることがある。亜紀は気づいた。そこからは・・・・。亜紀は「もしかして犯人は」。CM。
鵜飼はカルロスの路上販売の場所に行く。別の男が店をやっていた。鵜飼はカルロスに「神様のプレゼントを無視している、本物を作る腕があるのに」と諭す。姫野は放火被害者を訪ねる。彼女は引っ越すという。実は、誰かに付きまとわれていたのだ。自分の仕事のデスプレィをメールで評価されたが、分からない人が、見ていることに怖くなった。そこでメルアドを変えたら、今度は花束が来た。その花束で姫野はぴんと来た。姫野はゴミ収集車を追っている。花束が犯人からのものだ。CM。
姫野は花束を三崎に見せる。姫野は、放火犯はダンボールを動かしている、と指摘する。それは、すべて三崎に見えやすくするためだ。それを聞いて、三崎「私が誰かに放火してくれと頼んだと言うの?」。亜紀「スクープ写真撮れば、写真で生きていける」。姫野「ストーカーなら、どうでしょうか」。三崎「そんなこと言いますか、写真撮っただけです」。仙道「流れ星に3回願いを唱えると願いが叶う、しかし流れ星はすぐに消える、一瞬です、一回でも無理なのです、本当に願いを叶えたいのなら、星に頼るのでなく、自分の力で取れ、そういうことなのではないでしょうか、三崎さんも、本物の喜びを感じていますか、あなたはあんなに素敵な写真を撮れます、いつか自分の力で素敵な写真が撮れると思います」。そこで、三崎はメールが来たと説明する。無視していたが、5日前に、翌日も、指定された現場に放火が起きた。好奇心を抑えられなかった。すみませんでした、新聞の一面に載る写真を撮りたかった、犯人に心あたりはない」。鵜飼はカルロスと車にいた。そこに時計を売った男が花屋の仕事から、出てきてカルロスは思い出す。あの男だ。早速捕まえて、取調室で、男は、「三崎が花を買ったからです、ちょっと頑張ったから、自分へのご褒美と言った頑張っているのに、誰からも褒美をもらえない女性にプレゼントをあげる、彼女が一番欲しがっているものを、それが喜びなのだ」。三崎は犯人の言葉を聞く。そして三崎「私に隙があったのですね」。姫野「前の女性が引っ越し、移る場所を見つけた、そこにあなたが来た、相手はは誰でも良かった、あなたに落ち度はありません」。取調室に入り、特別聞かせたい情報があるから耳を貸せと言う。近づけた男の耳に、ライターの火を付けてタバコを吸う。男は熱いと逃げる。鵜飼「分かったか、火は熱い、へたすりゃ人が死ぬ」。仙道「火を弄ぶ奴を、私は絶対許しません」。姫野「頑張っている自分に花を贈りたい気持ち分かりますね」。ここに、この3課の面々の見事な結末のオチが揃う。一つにまとまるのだ。お見事です、ちょっと、都合良すぎるが、爆。鵜飼「ご褒美」と新しい商品を皆に配る。鵜飼はカルロスに彫金の先生を教えたのだ。田所「ビールでぐいぐい」と皆を誘う。鵜飼「珍しい、明日、台風だ」。本当に明日台風だよ、タイミング良すぎる。仙道は帰る、アキの所に行くときに、流れ星だ。つづく。
仙道と姫野の追う、放火事件、撮影写真、花束と一つの流れがある。鵜飼と田所の偽ブランドの時計、それが発火装置、売った男と放火事件に繋がる。事件に一番近くにいた三崎は、写真家として常に成果主義に曝されて仕事していた。そこに、亜紀と同じ仕事の苦しみがある。それを、人生の先輩の姫野のガの女とまとめる。仙道も、素敵な写真を撮りたい三崎の心を揺り戻すのだ。事件は見事にまとまる。
三崎由夏(遠藤久美子)、遠藤さんは、いつも、テレ朝には欠かせないゲスト女優です。今回も素敵な職業に生きる女性を演じました。カルロスというトメオ(千太郎)。




刑事部屋★★★★  5話  平成17年8月10日放送  簡単に

鳥居坂署は弁当屋「デリバリーキッチン」の試食会で大賑わい。留置場の官弁として入れている「とりべん」よりもかなりおいしいと評判だ。仕出し業者も変えちゃえば。百合子(大塚寧々)は大声で提案するが、偶然廊下にいた「とりべん」の工藤(小倉久寛)の耳に入ってしまう。「とりべん」からスイカの差し入れがある。そんなとき、ラーメンのチェーン店に強盗が入ったという通報がある。現場に駆けつける仙道らだったが既に鵜飼の姿があった。内村店長によると、犯人は手袋なしの素手でレジには50万円も入っていたのに30万円だけを数えて奪って逃走したというのだ!? さらに現場近くで犯人が使ったと思われるサングラスとマスク、包丁が発見されたのだ。亜紀は指紋を採っている。いつも官弁をたかりに来る和久井(徳井優)が鰻屋で無銭飲食で捕まった。今日に限ってなぜ官弁を食べに来ず、無銭飲食なんか。店長は最初から怪しいと思っていた。店長は犯人として捕まえる時、店長の方がかかっていったのだ。その時に招き猫を割ったのだ。取調室で鵜飼(寺尾聰)が軽口を叩いてからかうと、なぜか和久井の目からは涙がこぼれた。鵜飼は和久井を連れだし、一緒にビールを飲む。聞くと100円値上がりして足りなかったのだ。店長は初めから無銭飲食と決めていた。実は鰻の大好きな亡くなった母親の命日なのだ。年に一回食べているのだ。和久井は家族のために母親を施設に入れたのだ。罪滅ぼしだ。和久井にも娘が一人いる。仙道は越智(生田斗真)とラーメン強盗の聞き込みを100円ショップでしていた。あっさりマスクとサングラスを買った人は同じ同じラーメンチェーン店の別店舗の店長だという証言が得られた。皆が行くと、、店は閉店していた。偶然仙道らはその店で万引きしている女子高生を発見した。店の外で、女子高生おバッグを調べようとするが、逃げてしまう。越智が捕まえるが実はその女子高生は「とりべん」の娘だったのだ。署に工藤が引き取りに来て、謝っていた。田所は、何で捕まえたか聞く。仙道は万引きも犯罪だと話す。そこで越智に田所は捕まえないように言う。そこで、娘は「父はペコペコして賄賂やって、やっとここの仕事もらっている」と父に怒り出した。止めに入った姫野が平手打ちする。事務員篠崎も、なかったことにして欲しい。本音では、官弁は厳しい予算で、カロリーもしっかりしているのだ、だから工藤に便宜したいのだ。それが娘さんが万引きだと、入札は出来なくなるかも知れないと警察も困るのだ。もちろん、娘も万引きが分かると退学になるのだ。警察に強盗の坂田が自分から出頭する。タイトル。
仙道は坂田に30万の使い道を聞くと、黙秘すると言う。坂田は盗んだ店で修業していたのだ。いい人すぎるのだ。会社をリストラになり、離婚された。そして、開店資金も仲間に持ち逃げされた。そこで、オーナーに借金して、開業したが駄目だった。店は潰れた。オーナーからの金利は高く、坂田はすでに元金は返しているのだ。そして、封筒も盗んでいたのだ。オーナーが来ると、犯人が坂田と知れると、恩知らずと口汚く話す。鵜飼が鰻屋にいって、店員に水をかけられたので、主人に土下座して謝れと言う。店長は洗濯代を払うから許してくれ、と頼む。店長にはプライドがあるのだ。そこで、鵜飼は人間には誇りがある。そこで、100円を置いて、洗濯代は招き猫代とうことで、無線飲食の告訴を取り下げる。1件は落着だ。警察に、工藤の娘を引き取りにくる。姫野は娘に説教するが、おばさんには分からないといわれる。仙道は坂田さんはいい人だ。きっと、封筒は坂田さんの情状酌量に繋がると仙道は報告書を書かない。CM。
仙道は坂田の従業員だったアベドルュー(アベ)を尋ねる。子供が病気で病院に入院していたのだ。アベは、坂田店長に何かあったか、聞く。しかし、アベは会っていないと答える。しかし、仙道が署に帰ると、しばらくしてアベがやってきた。今日坂田店長と会いました、残っていた給料30万円を払ってくれた。その30万円は、子供の入院費で使ってしまいました。表に「ABEさんへ、ごくろうさまでした」と書いてある封筒を見せる。アベは返さないといけませんかと聞くが、仙道はいいと答える。そこに、盗まれたオーナーがやって来る。姫野はアベを部屋の外に連れ出す。店長は「坂田は物にならない、何をやっても駄目だ」と警察で大きな声で言う。仙道は「お言葉ですが、坂田さんが駄目だと、あなたにわかるのですか」と食ってかかる。仙道「開店資金を貸すときに、不当な金利で貸したのなら、出資法違反です」。オーナーは「30万、取り返してくれ」と怒る。鵜飼が「あの野郎、借金を返そうと、やばい店で全部突っ込んだ、取り返せと言うなら、その筋にあんたの名前も言わないと行けない、その筋とあんたがトラブッテも責任もてない」。田所「またいい加減なことを・・・」。仙道「坂田さん、いい人です」。姫野はこの封筒をあなたの宝物にして下さいちお告げる。CM。
仙道は、「30万の使い道が分かりました。借金を返すために、裏カジノにツッコンでなくしたのだです」。坂田は「・・です」と否定しようとする。仙道はこれでいいのです。その時警察の外から、アベが「店長ありがとうございます」と泣きながら叫んでいる。そkの声を聞いて、坂田は安心して泣く。越智と姫野は、仙道に万引きの工藤の娘を許してくれるように、工藤の妻は若い男と駆け落ちした。それから、工藤は自信をなくしていた。娘ともうまくいっていないのだ。仙道は、「もしもカイト君が万引きしたら許しますか、許さないと思います」。越智は「だったら坂田では許したのに、何でこれは許さないのか」と聞く。仙道「これとは違う」。越智「矛盾しています」。田所は「工藤さんは正直格好悪い、しかし、娘のために、あそこまで出来るのかと言うと、自分の娘のためにできません、凄いです」と仙道にいう。副署長に呼ばれて「少年課ともトラブッテいるのか、正直どうか」。仙道「迷惑かけるばかりで、むいていない、約束の3ヶ月半は頑張ります」と話す。仙道が帰ると、少年係も学校への通知は1日延ばすと言っている。仙道「やはりできない、万引きを誤魔化すことが、彼女や家族のためになるか? このまま見逃したら、世の中を甘く考えるのでないか、初めての万引きだから、罪を償わせる」。姫野は「退学になるのです、退学にならなくても償うことはできる」。仙道「それが優しさでしょうか? 本当の優しさは、やわなものではない」。拍手して鵜飼「俺はろくでなしだが、あんたは人でなしだ」。仙道は説を曲げない。仙道は花火を病室に来て見ている。そして答えない妻のアキに語りかける。仙道「今年も花火を見に行けなかった、今年鵜飼さんに人でなしだと言われた、俺は厳しすぎるのかな」。警察の朝、皆は仙道に冷たい視線だ。越智はお茶を入れる。そこに「とりべん」の工藤がくる。一身上の都合で、官弁と仕出しはやめますという。復活の日にはよろしくと言う。そして、工藤は娘を連れて来て仙道に感謝する。おでこに怪我した工藤は、夕べ娘と何年ぶりかに喧嘩しました。自分でぶつけた。娘に喧嘩しながら言われた、おやじはいつでも、親父だ。子供に遠慮するな、もう少しで最低のおやじになるところでした。これも、仙道さんのおかげです。仙道「喧嘩の出来る親子素敵です」。工藤「これから、学校や迷惑をかけた所に賄賂なしに謝りに行く」と言う。事務の篠崎も工藤を励ます。仙道は雲の話をする。つづく。
3つの小さな事件を見事に解決しました。仙道のような真面目な解決法、鵜飼のようなデタラメな解決法、どちらもあっていいのだ。見事な展開だ。犯罪が100あると、実は100通りの解決があるのかも知れない。実は仕事で患者さんを見ているが、100人いると100通りだ。仙道のやり方は、たまたま上手く行ったのだろうか? いや、仙道というプロセスを大事にして、人情を描くドラマは素敵です。そして、仙道と鵜飼の、掛け合いが、ベテラン役者さんの絶妙ですね。相棒の直接の絡みでなく、反発して遠いのだが、最後にうまく絡んでいるのだ。意外と田所役の石原さんの演技も面白い。チープで分かりやすいけど、楽しい味わいの人情刑事ドラマだ。楽しいよ。今回、鵜飼が相合傘していた若い女性は、和久井の娘なのだろうか。仙道の妻は、寝たきりの植物状態なのだろうか。それと多分3ヶ月という期間が関係しているのだろうか。
先週はお休みでした、東アジアのサッカーだったかな。




刑事部屋★★★  4話  平成17年7月27日放送

仙道(柴田恭兵)、百合子(大塚寧々)、越智(生田斗真)は、炎天下、警察のアリバイ的な仕事の現金輸送車強盗事件の目撃者を探すチラシ配りをする。不満タラタラの百合子だが、仙道は例によってニコやかにチラシを配っている。通行人たちはもらったチラシをすぐに捨ててしまい、仙道はそれらを拾いに植え込みの中へ入るとそこにはナント大きなワニが!一方、百合子たちは横断歩道のほうから悲鳴をきき、駆けつけると中年男・細谷(清水章吾)が鼻から血を流し倒れていた。近くにいたOLによると、今横断歩道を渡っていく女性(中島菜穂)が男を殴ったのだという。仙道、越智が女性を捕まえようとするがワニが行く手を阻んでしまった。仙道はワニを捕まえたのだ。タイトル。
その頃、鳥居坂署の鵜飼(寺尾聰)は鑑識の南原亜紀に会って300万を渡す。そして、封筒の手紙の指紋を調べるように頼む、中には「罪を犯したが、反省している。被害者から奪った金を返す」という達筆の手紙とともに300万円が入っていた。900万円が奪われた現金輸送車強盗事件の3人組のうちの1人が送り返してきたのか? 警察では、ワニが運び込まれ、遺失物がどうかで大混乱だ。しかし、鵜飼がワニにアニーターと呼びかけている。そこにワニの持ち主(KABAちゃん)が駆けつけてくる。お礼に仙道にマッサージをして上げるという。その帰りに、仙道は綺麗な漢字のお品書きの魚料理屋の前の看板にぶつかる。出てきた店の女将(柏木由紀子さん)は字が達筆すぎて品書きが読めない。夫は漁師だが、船の事故で死んだのだと上手い話で来て下さい。金目鯛は全目鯛、ウニはワニとしか読めない、笑い。百合子と越智は傷害の女性を捕まえる。しかし、女性は名前も住所も答えなかった。そして、被害者の細谷昭一は学校の先生で加害者の父親だった。細谷は、百合子に関係ないと去る。女性も目に涙を浮かべて、警察を去る。結局親子喧嘩で、訴えることはしないので、報告書は作らなくて良いだろう。しかし、女性がハンケチを忘れたので、百合子は越智に届けさせるように頼む。父の細谷の住所を頼りに行くと、そこの家では妻の満代(島かおり)は家には息子しかいないという。表札には竜太と書いてあった。そこで、百合子に田所から、ラーメン店の喧嘩の処理が依頼される。仙道は鵜飼からの手紙の字を見て、店の女将を思い出した。そこで、店に行き、女将に警察だが相談したいことはないか聞く。ないと答える。金目鯛を食べる。しかし、田所から電話でビアホールの喧嘩の調査が依頼される。店から出てきた俊介は2年前に暴力団からみで身代わり出頭した事件を起こし、鵜飼が捕まえた。しかし、どういう訳か、最近俊介の金回りが良いのだ。鵜飼は本当に何もしていないか、聞く。百合子は細谷の学校にいくが、自分の娘だという。そして、民事不介入とかで話さない。CM。
仙道はまた小料理屋に行く。仙道「相談したいことありませんか」。そこに鵜飼もやって来る。いきなり鵜飼「借金をして息子の尻ぬぐいだ」と言い切る。息子は何かやっていると決めつけている。警察の屋上で、仙道は雲をみている。やってきた越智に、仙道は雲の真下に行きたいと歩いて迷子になった、親切な警察官に声をかけられた、困っているのかい、優しく声をかけてくれた、と警察官になった経緯を話す。しかし、実はその警察官はにせ警官だったというオチがあったが、越智は聞いていなかった。感激した越智はもう一度、細谷先生の家に百合子と二人、押しかける。そして、妻に昨日の怪我の話をする。そこに水槽があって、ニモ(かくれくまのみ)が泳いでいた。妻の栄子は息子は外国だと話す。水槽に見とれた越智はニモは生まれたときはオスだが、成長する過程でメスになる。そこに細谷先生が帰ってくる。百合子は昨日の女性は息子さんだったのですねと話す。CM。
息子の竜太は高校を出て、女性になった。喋ると男だと分かるので警察で黙秘したのだ。5年の断絶だ、母親は認めて外で会っていたが、父親はそれも禁止した。それが原因だ。百合子は署で、細谷先生は息子の現実を認めてしまうと、すべてが否定されたようで怖いのだと話す。仙道はその言葉で、女将を思い出した。仙道は星空を見て、星座を読み上げる。向き合っている親子、拒否している親子、と思いをはせる。冒頭でインストラクター(この子は鵜飼と関係しているのだろうか)に見とれていた鵜飼はジムの申込書を書いて、家族1名を消して0名としたが、最後は破り捨てた。仙道は料理屋に通う。越智も細谷先生に通う。越智は親の反対を押し切って警察になった。僕は親にちゃんとした思いはある。息子さんにも思いがあると語る。細谷先生は「うちの息子は死んだ、そう思えば腹も立たない」。落ち込んだ越智を見つけた百合子は「警察になるのは、お節介で世話焼きだ、仕事とするよ」。鵜飼は立ち小便した鈴木を、軽犯罪法違反で逮捕する。友達の俊介からもらったのだ。鈴木は振り込め詐欺のリストを持っていた。本部から、捜査員が揃う。そのリストに越智は細谷の名前を見つけた。CM。
鵜飼は料理店の女将に俊介を聞く。女将は知らないというが、鵜飼「子供を守るだけが親の役目ではない」と言う。仙道は立ちふさがる。鵜飼は「アイツは俺が捕まえる」と言うと出て行く。残った、仙道は「料理はおいしかった、亡くなったご主人が残した店を大切に守ろうとしている、あなたの愛情が伝わる料理でした」。女将「店にかまけていたわけでない、なのに、何で、こうなったの、どこで子育て間違えたのかな」。仙道「鰯雲が出ています、漁師は海が荒れるから気をつけろ、しかし、時に若者は目先の大漁に夢中に、海に出てしまう、そうなったら親はどうも出来ない、船出のときに止められなかったことを後悔するより、無事に戻ってこられるように、救助船を出しましょう、私も鵜飼も俊介君を助けたいのです」。女将「主人は生きていたこと、真鶴に住んでいた、当時の借家が残っていると息子が言っていた」と答える。仙道は鵜飼に連絡する。鵜飼が俊介を見つける、パトカーも来る。逃げる俊介を鵜飼は追う。仙道もやってきた。そして、俊介の前に飛び出す。仙道「逃げたら駄目なんです」。鵜飼「逃げるな、手を出せ」。仙道は本部の捜査官が来る前に、鵜飼に2年前にかけた言葉をかけてやってくれ。その言葉でおかあさんは鵜飼さんに現金を送ったのだ。鵜飼「いやだ、ありがたい言葉は安売りしない」。またも、せがまれると鵜飼は力を込めて「馬鹿野郎、ちっとは親の気持ちを考えろ。そして、本部に引き渡す。残った二人は空を見る。越智と百合子は細谷先生に、「振り込め詐欺の被害届けを出してくれ」。細谷「パニックて、振り込んだ、恥ずかしくて、言えなかった」。百合子「ちょっと、嬉しかった、息子さんを大切に思っているのですね」。そこに息子がやって来る。竜太「とうさん」。細谷「絶対認めない」。越智「頑固親父」。それで、妻に細谷先生は「今夜は鰻を食べたい、出前を頼みなさい、3人前」。署では田所は本部から、お目玉だったと鵜飼と仙道を怒る。最後に差し入れのプリンを仙道と鵜飼は半分ずつにする。おしまい。
ちょっと、登場人物が混み合っていた。最初にワニが出て、これは料理屋栄子のウニがワニに見えるためだけでしょう。しかも、持ち主がKABAちゃんで、ニューハーフだということを臭わせるためだけでしょう。これだけは辛かった。しかし、テーマは親子だ。それに二組の親子が登場する。細谷先生の息子はカクレクマノミでニューハーフになって、父は認めない。勝又親子は、子供の不始末を親が尻ぬぐいする。どちらも、辛い状況だ。仙道は、雲や星の蘊蓄が語りながら、人が何をなすべきかを静かに熱く語るのだ。このキャラに深みが出てきた。だから、今回はネタが複雑すぎたようだが、結構良い感じです・・
中島菜穂さんは、石川県生まれの22歳の立派な女優さんです。声は吹き替えなのでしょうか・・? そのほかに鵜飼の家族の秘密、仙道の3か月だけという秘密が、これからも大きなネタとして流れているようです。小出しにしていました。越智は呼ばれるとオチ=ポチに聞こえたよ。
勝又俊介(川原秀幸) 細谷竜太(中島菜穂)   細谷昭一先生(清水章吾)、その妻満代(島かおり)、勝又俊介の母勝又栄子(柏木由紀子)、高橋剛(KABA.ちゃん)、脚本:真部千晶




刑事部屋★★★  3話  平成17年7月20日放送

老婆尋(由起艶子)の変死体が自宅で発見された。さっそく駆けつける百合子(大塚寧々)たちだが、現場には既に仙道(柴田恭兵)の姿があった付き添っていたのだ。検視官によると毒物中毒、食中毒の可能性があるという。死後3日が経過していると聞き、仙道は「淋しかったね、おばあちゃん」と遺体に語りかける。エアコンが効いていたので腐乱はすすまなかったらしい。仙道は尋さんしっかりしていた人だ、冷蔵庫は綺麗だった。 一方、鵜飼は捜査の行方を2階から見ていた老婆の隣家に住む倉田(相島一之)のもとへ行く。老婆の家がよく見えるのだ。今日も6回も警察の姿を見たのだと不審がる。近所付き合いもなく関与を否定する倉田だが大学で微生物の研究員をしているという。倉田の妻は死んでいた。百合子は老婆の変死体の捜査現場から抜け、夫のDV(家庭内暴力)に苦しめられていた美喜子(牛尾田恭代)のもとへ行く。再び夫のDVが再発し、また痛い目にあわないかと心配して美喜子を説得する。美喜子は優しくなった、もう大丈夫だ、と言う。刑事部屋では、一人でいることを淋しいと思わない人もいる。検視の結果で病原性大腸菌による食中毒だ。事件性はないと判断する。仙道は具体的に食べたものが分からない。田所は仙道に1年で警察が調べる不審死は10万人だ。全部、調べるとパンクする、と説明する。鵜飼が食品に混ぜることは可能か聞く。早速、仙道は倉田の研究所に行く。研究所には、大腸菌があるが、担当でないので持ち出せないシステムになっていた。百合子は今夜の当直を変わって欲しい。ポチの越智は当直は駄目だ、地球防衛軍の会があると答えた。オタクなのだ。百合子は仙道に頼むと、巡回の重点地区にして貰おう。鵜飼は倉田に尋の死因を知らせる。近所の主婦は尋が倉田を尋ねているのを見ていた。しかし、倉田は回覧板程度だと、話す。百合子は美喜子のところに行く。隣のおばさんは一緒にいった。鑑識の南原亜紀が、尋の部屋にあったレシピを見つける。仙道はそのレシピの料理を作ることにした。
百合子は美喜子の隣の林さんの部屋に上がり込んで、韓国ドラマ「愛のアナタ」を一緒に見て泣く。そこで、おばさんは、隣の夫婦を聞く。とくに問題はない。変な男がじっと見ていたという。それは仙道だった。百合子はお礼を言う。そして、隣人に協力して貰い、喧嘩が始まるとすぐに連絡するように頼んだのだ。林さんは早速、おかずを持って行き、会うと美喜子は怪我だらけだった。そこに男が出てきて、美喜子をひっぱる。止めようとした隣のおばさんは押し倒されて階段から落ちて意識がなくなる。。仙道は料理を作るが、まずかった。甘かったのだ。それは隠し味のダンポの酒をまぜたせいだ。仙道は倉田にダンポの酒について聞く。果実をアルコールに漬けって発酵させたのだと説明した。
早速警察が駆けつける。百合子は病院の隣人の林の所に見舞いに行く。百合子は隣人の林に謝る。そして、百合子は美喜子は「林さんには悪いが、私の居場所はあの人のそばだ」。百合子「別れるのは大変だが、思い切らないと新しい人生を始められない」。鵜飼は張り込んで美喜子の夫を逮捕する。百合子はDVの女は自分は価値がないと思う。仙道は百合子のような理解者がいるので、救われる。隣人の林さんも、東京にでてきたが、美喜子のことでワクワクしてきた。隣の助け合いをしたいと思うようになった。尋の埋葬は遠い親戚からも断られたと田所から連絡される。仙道はバスに乗って尋ねる。林さんは告訴しないのだ。男は釈放されて、美喜子と一緒に戻った。百合子は美喜子に味方だと、告げる。
仙道は宮城で聞き取りに言った。そこで、ダンボの酒は、旦那の酒である。尋さんは引き取って貰えなかった。田所は尋の件について、終了の判子を押そうとするが、仙道が止める。最後に食べたものがわかるまで、待ってくれと頼む。そして、鵜飼と仙道は倉田に尋ねる。聞くと倉田の妻の49日から、尋は物を持ってくるようになった。しかし、全くうまくない。それで、断ったけど、しつこく持ってきた。鵜飼は、倉田が胃腸科を受診したことを聞く。何と、最後はハンバーグを尋が持ってきたのだ。好きなので思わず食べたのだ。それで、お腹を壊した。仙道と鵜飼は、やっと理解したのだ。尋の作ったハンバーグが大腸菌の原因だったのだ。一旦帰った仙道は、インタフォンで倉田に、「地球と太陽の距離は1億5千万kmだ。近すぎず遠すぎない、絶妙の距離だ、他人と良い距離を持つようにして下さい、困ったときは、頼りましょう」と声を掛ける。そして、倉田は捨ててあった皿を取り出し、洗って尋さんに手を合わせる。
面白くなってきました。仙道の不思議なキャラが馴染んできました。自分で納得しないと気が済まない。人間に対する強い関心がある。そして、対する鵜飼のキャラも馴染んできた。二人とも、マイペースで暴走してしまう。だから、チームプレイは出来ないはずだが、終わるときちんと出来ている。そこがこのドラマの楽しさだ。今回は隣人との距離がテーマだった。尋の死体発見で、隣人が相島さんで微生物研究所の研究者だ。絶対犯人だと思いました。しかも、人付き合いが悪いし、研究者独特の孤独があった。しかし、尋さんの死因はどうみても、病死と思われた。結局、ハンバーグを食べたことが分かると全てが終わった。事件ではなかった。仙道はそこまで辿りつかないと気が済まない。そうだ仙道とは辿り着く道なのだ。深い物があった。隣人との関係は難しい。倉田の立場なら、おいしくない物を持ってこられるのは厭だ。しかも、食べ物を食べるのは結構信頼が必要だ。百合子のDVの方も、隣人林さんを登場させることでサイドストリーになったのですね。DVの問題は難しいですね。自分を肯定的に見られないので、自己処罰として相手の暴力を認めてしまう。愛と憎しみ、暴力と優しさ。難しい。



刑事部屋?  2話  平成17年7月13日放送

さぼりました

(記録として公式HPを載せます)



刑事部屋★★  1話  平成17年7月6日放送

東京都港区・六本木ヒルズの近くにある “鳥居坂警察署”。その中にある刑事課 強行犯係3班。扱う事件は、六本木・麻布十番近辺で起こるや窃盗、痴漢、万引き、ひったくりなどなど、他から回されてきたものばかり。ゆえに“3班”は刑事課内では“ザンパン”と揶揄されている。
本庁の事務畑を渡り歩いてきた仙道晴見(柴田恭兵)が、強行犯係3班の新しい班長として、アクの強い刑事達を束ねます。
仙道の部下には
   ベテラン刑事であり、最もクセのある鵜飼遊佑(寺尾聰)
   母親としても多忙な女性刑事・姫野百合子(大塚寧々)
   シャイな若手刑事・越智由記夫(生田斗真)
以上、合計4名で仙道班長率いる個性の塊の3班を構成しています。
さらに、
   口うるさい刑事課課長・田所守(石原良純)
   刑事志望の若い女性鑑識係・南原亜紀(貫地谷しほり)
   叩き上げの副署長・木崎英二(ガッツ石松)

最初に鵜飼刑事と警察署内での、ナイフ男を取り押さえるが、仙道は転んでしまう。鵜飼刑事が襲いかかり、捕まえた。軽く挨拶のエピソードだ。
仙道は事務職から初めて刑事になったのだ。50歳を過ぎた新人刑事だ。これには何か、あるのでしょうね。しかも、3ヶ月だけだ。副署長の木崎とは仲人とかの知り合いだ(?)。課長の田所から署内を案内させられる。3班は署内の全ての事件を担当するのだ。しかし、姫野刑事から、「残飯」と言われている。仙道刑事「良かった、地球上のどんなものも、存在には意味があります」と挨拶するが、事件が起きてしまう。
麻布駅の事故に向かう。痴漢と言われて、皆が追いかけたら、線路に降りて、反対側に昇ろうとした。しかし、電車が来て、重症だ。女は長谷川(横山めぐみさん)だ。署で、姫野刑事が問いつめる。痴漢の状況を再現しようとする。そこに、田所刑事から男が死んだことが報告される。長谷川は被害者でなく痴漢を目撃して、声を上げたのだ


姫野は3ヶ月前にも長谷川が同じように声を上げたが、痴漢された高校生本人は否定したのだ。追いかけた男達の、無罪を立件するために、田所は穏便に済ませようと調書に署名して貰う。そして謝礼をだすが、長谷川は受け取らずに、帰ろうとする。しかし、仙道刑事は引き留めて、痴漢被害者の似顔絵を姫野刑事に書いて貰う。そして、仙道は痴漢被害者を捜すことにしたのだ。そんなに一生懸命なのか聞かれると、仙道「怖いのです、これから、長谷川さんは痴漢です、と声を上げられなくなる、嘘を付いていると思えない」。姫野「嘘を付いているとすると」。鵜飼「余計なお世話だ、見つかったら、忘れたかったのに今度は本当の被害者になるのだ」。仙道は一人で捜査すると言う。
姫野は長谷川にも子供がいる事を知る。実家に預けているのだ。お互いシングルマザーなのだ。亡くなった男にも、男の子がいるのだ。長谷川「痴漢だと叫ばなければ良かった」。仙道は地下鉄の駅で、似顔絵に似た女性を捜す。雨が降ってくる。仙道刑事は女性を見つけるが、女性は「痴漢されていない、今日一日忘れようとしている、警察を信じて裏切られた、前にも痴漢にあった、勇気を振り絞ったのに、担当刑事に痴漢されたあなたも悪いといわれた、あんな厭な思いしたくない」と答える。仙道は謝り、署に帰ってくる。長谷川に痴漢された女性はいたが、署に来て貰う事は出来ませんでした。長谷川に子供から携帯がかかる。泣きながら話し終えて、「今日に限って」と夜の仕事に出かける。仙道「私は3等星にもなれませんでした」。仙道は長谷川に謝る。長谷川「私も痴漢に遭ったが、声も出なかった、その時、困っていたら、絶対助けてあげようと、刑事さん、ここにいるね、痴漢いたら、また声を上げるかも知れない」。仙道「そういうの、好きです」。雨上がりの空に虹がかかる。その虹を見ながら、仙道は「何とかやって行けそうだ、見せたかった」。病室の妻?の晶の手を握る。警察で、仙道「鵜飼さんの言うとおりだった、虹が出ると雨が上がる、誰かの虹になりたい」。出されたビールを飲まない仙道に、鵜飼「一生お友達になれない」。
管内の連続空き巣事件から、同じ指紋が出た。何と五井巡査のものだ、犯人が見つからずでっち上げたのだ。仙道は五井に話して、自首しようと話す。五井は刑事になりたかったのだ。現場に証拠らしい証拠がなかった。仙道は五井から1万円を貰って、上に話を付けてやると話す。鑑識の亜紀は五井が好きなのだ。五井は絞られたようだ。地下鉄に若い女が、男がどうなったか、聞きに来た。制服だったので、会社は分かる。
無銭飲食の常習犯(徳井優さん)だ。留置されて飯にありつく
取り調べ室では、結城(ダンカンさん)が調べられている。携帯を貸してくれと頼む。鵜飼が貸してやる。ダンカンは息子に電話したのだ。しばらく遠くに行く、帰れないと電話する。鵜飼が捕まえたので、代わりに息子の誕生日にプレゼントした。そこで、結城はコンビニ強盗を鵜飼刑事に自白する。鵜飼は人情家なのだ。

柴田恭兵さんと、寺尾聡さんのコンビですね。相棒みたいな感じですが、まだ、軽妙さが出ていません、二人ともベテランですから、これから、ドンドン面白くなるでしょうね。初回は痴漢事件がメインでした。微妙な結末です。最終的には痴漢犯が逃げようとして、電車に轢かれ死ぬという厳しいものだ。追いかけた学生さん、声を上げた長谷川、警察に行くことを拒否した痴漢被害者。みんな、辛いものだ。やりきれない事件だ。どうするば良かったのか。痴漢は逃げるときに死ぬかも知れない重大な犯罪です。そして、えん罪防止のために、女性の周りに近づかないようにしましょう。こんな教訓で良いのだろうか?? 横山めぐみさんは凄い厚化粧でした。びっくり。ダンカンさんは今日のこれだけの登場ですかね。大塚寧々さんは、結構バリバリの女刑事でしたね。良かった。鑑識の貫地谷しほりさんは、アイドルという感じでした。これからのチームワークに期待しましょう。ゲスト痴漢と声を上げた女は長谷川(横山めぐみさん、コンビニ強盗結城(ダンカンさん)、無銭飲食(徳井優さん)