瑠璃の島 日テレ 土 21時
原作 |
森口 豁「子乞い〜沖縄・孤島の歳月」凱風社 |
脚本 |
森下 佳子 、寺田 敏雄 ほか |
プロデューサー |
戸田一也、国本 雅広、次屋 尚 |
演出 |
猪股 隆一、池田 健司 |
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音楽 |
羽毛田 丈史 |
主題歌 |
「ここにしか咲かない花」コブクロ |
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制作協力 |
ケイ ファクトリー |
製作著作 |
日本テレビ |
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藤沢瑠璃(11) |
成海璃子 |
川島達也(32) |
竹野内豊 |
島袋さなえ(24) |
小西真奈美 |
中嶋美月(30) |
井川遥 |
斉藤茂(25) |
賀集利樹 |
小浜学(58) |
岸部一徳 |
松隈浩二(35) |
勝村政信 |
松隈奈津美(32) |
西山繭子 |
美穂子(26) |
さくら |
川島達也 |
金子昇 |
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仲間勇造(60) |
緒形拳 |
仲間恵(55) |
倍賞美津子 |
新垣佳枝(52) |
市毛良枝 |
新垣治衡(58) |
平泉成 |
宮園壮平(52) |
塩見三省 |
カマドおばあ(88) |
吉田妙子 |
藤沢直(30) |
西田尚美 |
米盛照明(40代) |
小日向文世 |
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照明の元妻:筒井真理子 その子供いっちゃん、いずみ:永井杏
7歳の暁:内田 流果 フリージャーナリストの野々村:高杉
亘
勇造の娘タカコ:純名りさ

公式HPで売りの文章は見つからない。第1話のストリーで設定が判るので、紹介する。
人口49人、子供の数1人。日本の南の果て、島を一周するのに1時間もかからない小さな孤島・鳩海島(はとみじま)。沖縄・八重山諸島の端っこにあるこの島は、病院も、警察も、銀行も、コンビニさえも無いけれど、珊瑚礁に囲まれ、ハイビスカスが咲き乱れる美しい島。そんな美しい島で、島の存亡に関わる緊急事態が発生した。たった一人残っていた子供が島外に引っ越し、島唯一の公共機関でもある小学校が廃校になるかもしれないのだ。小学校を残すために子供が必要だった。白羽の矢を立てられたのは、養護施設で育った孤独な少女。”救世主”として島に渡った彼女は、島民に愛されながら次第に生まれ変わっていく。
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期待と予想
どうも、、前クールの「みんな昔は子供だった」と同じ廃校を巡る話だ。しかし、状況はかなり違って、沖縄の島が舞台だ。島にいる人と、島に流れ着いた人ではスタンスが違う。勿論、島でも緒形さんと平泉さんは対立して、塩見さんが仲裁するという。結構贅沢なドラマが見られそうだ。島に流れてきた人物は、かなり謎で問題だ。瑠璃の生い立ちは辛いものだ。学校の教師の小西さんは、アイ子先生と違って、この島の先生は辞めて本島に転勤希望だ。竹野内さん、さくらさん、勝村さん、西山さんも、賀集さんも、島を守ろうというのではなさそうだ。暗い話かもしれない。でも、多分、H2みたいな寒いことはなく、Drコトーみたいな美しく島で、美しい画面なんだろうな。主人公と思われる成海さんには、ちょっと注目しよう。11歳役だが大人顔だよ〜〜。彼女への期待も含めて、期待は★★★★です。うまく描いてくれと希望する。でも、予想は、重すぎる展開に★★★かな。

瑠璃の島★★★★★ 10話 最終回 6月18日放送
字幕で、人口50人だった。高原信(川島から変更します)のことを心配して泣く瑠璃だ。島民たちの間に、信(竹野内 豊)への不信感が高まった。自治会長の治衛(平泉 成)と壮平(塩見 三省)は、そんな声を代表して、勇造(緒形拳)に信へ島を出て行くように促して欲しい、と頼む。嘘を付いていたことや、何者か分からないのだ。これが最後のセリフの伏線になります。話を聞いた瑠璃(成海 璃子)は、一人で信が無実だと訴える。悪い人だったら、逃げている、心配しなくてもいなくなる。そこに電話がかかって、
次の日に瑠璃の母・直(西田 尚美、尚美さんだから直なのか)が突然島にやって来た。一方、学校では島袋先生は校長に謝っている。校長「あなたを見てきました、そして、あなたは子供しかみていない、いい目ですね」と褒める。勇造の家で、直は改めて瑠璃を引き取り、東京で一緒に暮らしたいと言うのだ。直「夫にも了解を取った、色々考えてみたら引き取りたい、卒業したらどうする、この島中学がない」母の再婚のために一度は捨てられた瑠璃。あまりに身勝手な母親の発言に、瑠璃は家を飛び出してしまう。瑠璃は信の美容院に行く。瑠璃は、「その看板を置いて大事にするから、美穂子さんから川島さんの昔の写真を見せてもらった、本当の笑顔だった、この島にいてはあんな笑顔見せられない、人には帰らないといけない場所がある、母親が来たことを知らせる、友達が出来た頃に来る」。信「本当の自分に戻るために帰る、瑠璃ちゃんの好きにしたらいい、本当の自分でいられる場所にいたらいい」と言われる。そんな時に自治会長と茂たちは、中学が出来ないと、西表島に行くことになる。でも、親も一緒に引っ越すしかない。しかし、勇造は仕事がないので、西表島で生活は出来ない。職員室では、瑠璃は島袋先生(小西真奈美)が何度も書き直した中学校設立の嘆願書を発見する。瑠璃は西表で生活できない、これ以上本当の子供でもないのに勇造に負担を変えたくないと歌える。その困難さをかみしめる。CM。
瑠璃は家に帰る。不安がる瑠璃を勇造は、海に連れて行く。勇造は腰を痛めている。それで瑠璃は手伝う。瑠璃は本当に大きくなって、日焼けしたな。勇造「みんな、瑠璃の幸せを一番に考えている、どこに居たってそこにしっかりたっていればそれでいい」と励ます。漁をする二人はまるで本物の親子の様だった。一方、浜辺では直がその様子を見つめていた。その晩、恵の勧めで、瑠璃は直と散歩にいくことにする。直は「こんなに★があるのに、どうしてこの★に生まれたのだろう、そうして瑠璃は私の子供にうまれたのでしょうね、何か、瑠璃は私をすがりつく目で見ていたので、ほっておいても平気だと思った、勇造と瑠璃を見て、駄目だな、瑠璃を取られちゃうな〜〜て、ほおりぱなしにして、今更だけど、瑠璃に傍にいて欲しいと思った、ごめんね瑠璃、勝手な母親で、あんた魚取りする、息のあった親子で、入り込む隙間がなかった、凄い、東京では見えないものがここでは見える」と告白。瑠璃が島の子になっていくことをさびしく思ってもいた。眠っている直の横で、瑠璃は腰を痛めた勇造と恵が話すのを聞いていた。年はとったが、瑠璃がいるならもうちょっと漁ができるようにがんばらないと、と話す。二人と実の母の間で揺れる。直は帰るという。部屋に閉じこもって見送らない瑠璃だが、リュックを背負って走り出した。そして、一緒に船に乗った。信はそれを見つけた。一緒に東京に帰ったと思いました。CM。
信が心配して訪ねた仲間家には島袋先生から「瑠璃がまだ学校に来ていない」との電話がある。船では直は瑠璃を頬寄せていた。島袋先生に信が聞くと、「中学の事を心配していた、瑠璃は一人でいなくなる子ではない」と言う。島袋先生「鳩海島って、不思議ですよね、私も瑠璃もこの島に来て、確実に変わった、信さんも」。島中にはあっという間に瑠璃が母親と帰ったのではないかという噂が広まる。仲間家に集合する島の面々だ。そこで信は「瑠璃には何か訳がある、おかあさんと一緒に東京へ行ったと考えられない」と言う。島袋先生は、いっちゃんと、悟を連れてやって来る。皆は初めてのころを話す。楽しそうだった、こんな別れも、アレだよね・・・。佳枝「一生懸命やっても、出て行ってしまう、誰も子供の旅立ち気持ちよく送り出したかった、中学の事がなければ、こそこそ帰らなくてすんだ」。しみじみするヨ。しばらくすると、そこにうなだれて瑠璃が帰ってきた。瑠璃は島袋先生に「中学校の設立を嘆願に石垣島に行っていたが、門前払いされた」と帰ってきたのだ。職員「子供が頼む事じゃない」。瑠璃私が困る、 「元いたところに帰れば、無理矢理子供連れてやるなんて、あの島おかしい」。勇造の家で、瑠璃はそんなことしなくていい、とかばう一同に瑠璃「中学ないと困る、おじさんとおばさんい迷惑かけられない、小学卒業したらおかあさんのところか施設に帰るしかない、そう考えている、でもいやだ、ずっとここにいたい、タコ取って、海見て空見て、ここに暮らしたい、中学出来ないとここにいられない、何か凄く我が儘な子みたい」と呟く。勇造「子供は我が儘でいいんだ」。自治会長「作ってやる」。松隈「西表では私たちが見る、いっちゃんもいる」。茂「かぼちゃ作って、足長おじさんする」。自治会長「瑠璃ちゃんは島の子だ」。瑠璃「ありがとう」。この瑠璃のセリフに泣けました。CM。
その夜、瑠璃は久しぶりに勇造と恵の寝室に来て、3人は川の字で寝ることに。
瑠璃「私を連れてきた日、中学になると、どうなると思った」。勇造「あまり考えてなかった、考えがあったら瑠璃は連れてこないよ」。家族の暖かさを両手に抱え眠る瑠璃だった。本当の親子だね。旅立ちの日、瑠璃が紙に「予約」と書いているのを見つける。島に別れを告げる信の姿があった。信「瑠璃と同じだ、どこにも居場所がない、仲間さんに助けて貰って、本当の自分に戻れた、ありがとう」。そこに瑠璃が来て、「高原さんを貸してね」と頼む。瑠璃が初めt川島を高原と言ったのだ。信と勇造はお互いにそれに気づいてうれしがる。CM。
瑠璃は信に海岸で最後の髪を切って貰った。瑠璃「何もない、エライところにきたと思った、でも、ここにいるつもりだ、笑っちゃう、高原さんはいなくなるのに・・」。終わる信「あの時、瑠璃ちゃんが水面から落ちてくるまで、俺は手足を動かさなかった、だけど、目の前で一人の女の子が手足を動かして生きようとしていた、あの瞬間から、生きることに向かい始めた、瑠璃ちゃんの泣いたり笑ったりする顔を見るたび、俺は水の中から引き上げられた、ありがとう、今なら言える、人はどんなことが会っても生きていかなければならないって、一所懸命頑張って生きていれば良いことがあるって、それを瑠璃ちゃんとこの島が教えてくれた」と静かに語る。泣く瑠璃は信に予約券を渡す。「ずっと切ってくれる約束でしょう、カリスマ美容師の鳩海島カット、凄い贅沢している、又いつか会える、贅沢な要求だ」。瑠璃ちゃん素敵です。竹ノ内さんも、いつもの静かな低音でいいです。信は照明の遺影にも「有り難う」と言うと出て行く。CM。
勇造、鳩海島が生きることを教えてくれたと、そのすべてに感謝している。勇造と恵と瑠璃が船着き場に揃う。二人とも、自家製の予約券を差し出す。その後、自治会長「この島で見たあんたを信じる、あんたは島の人間だ、また来てくれ、わしの髪がなくなる前に」。順番に言葉をかけて、予約券を渡す。茂も、身重の美月の分と子供のを渡す。島袋先生や校長も、おばあも。色んな券が集まった。瑠璃は涙が落ちている。勇造、恵、瑠璃はまた会えることを約束し、出発する信を見送った。島の人たちもにぎやかに三線と鳴り物と唄で、彼を送り出している。進んでいく船にいつまでも手を振っている瑠璃の目には、本当の高原信が映っていた。瑠璃「また、めんそーれよ」。茂と浩二は海に飛び込む。青い海だ。島では子供3人が海水浴だし、花火だ。瑠璃ちゃんの水着シーンは永久保存ですね。ワンシーンだったけど。3月。瑠璃は卒業の答辞を読む練習を勇造の前でしている。勇造からだめ出しがある。突然、直から電話が入る。鳩海島を紹介した雑誌が施設の園長先生の目に入り、子供が何人か来るという、中学生もいるのだ。涙が溢れる瑠璃は船での回想シーンだ。瑠璃「うちは島に残る、おかあさんの気持ちは嬉しいけど、島が好き、おじさんとおばさんが好き」。直「おかあさんの気持ちが嬉しいなんて初めて言われた、私分かっていた、瑠璃がそう言うと、でも、私はあんたを産んだ母親に間違いない、何か会ったら言って、いつ帰ってきても言い、あんたの母親だから」。瑠璃は電話こしで「深くなった」。卒業式では答辞を書き換えなくて「私たち、西表の中学に行って」と言ってしまった。気づいて瑠璃は「私たち、鳩海中学校に行きます! ずっとここにいます」と答辞を読むことができた。校長も「良かった、ここで定年を迎えられる」。自治会長「長い間ご苦労様でした」。職員室で、しかし、校長「1年間ご苦労様でした」。島袋先生「ふつつかな教師を指導頂きました、有り難うございました」。そこに瑠璃が入って、教室が大変だと言う。そこで校長が行くと、3人の生徒と島袋先生で、校長先生の卒業式を計画したのだ。花を渡す。悟は絵を描いて渡す。校長「何も渡すものがない」。瑠璃「中学校をくれた、こんな大きなプレゼントありません、いつも見てくれてありがとう、私は問題児で校長先生には迷惑かけました」。校長「問題児を担当するのは教師の醍醐味です、それに藤沢さんは問題児でしたが、良い子でした、私は楽しかった、みんなと会えて素晴らしかった、1年は楽しかった、中学に行っても元気でね、言ってはいけないけど、島袋先生も転任します」。驚く瑠璃だ。帰り道で、瑠璃と島袋先生は一緒に歩く。島袋先生「石垣の学校かな? ここもいいかなと思い出した、問題児は卒業するし、残るのは素直な男の子だし」。瑠璃「先生も素直じゃないよ、可愛い教え子と別れるの辛いと言えばいいのに」。島袋先生「優しい担任と別れるのが辛いといえばいいのに」。瑠璃「淋しいよ、こんな風に言い合える先生いないかも、でも、この調子で教師したら学級崩壊、体罰も絶対駄目だし、冷たい一言も駄目だ」。確かにこんなエピソードありましたね。島袋先生「そっちこそ、新しい担任に、そんな口調じゃ駄目よ、教師とはタメ口は駄目」。瑠璃「先生が子供ぽいのだ」。島袋先生「あなたが大人ぽいのがいけないの」。瑠璃「先生、さようなら、色々有り難う」。島袋先生は戸惑って「早く帰るのよ」と去る。この会話は楽しいわ。うんうんとうなずきました、何だか嬉し会話だった。瑠璃は信に手紙を出す−−−卒業式の次の日、美月は女の子を出産した。茂も親になった。翌月、瑠璃のセーラー服姿でした。お宝かも・・・。鳩海中学校の入学式には、再びさなえの姿が。なんと中学校の先生になって戻ってきたのだ。何だったんだ、あの別れは一杯食わされました。瑠璃「頭の痛い中学生活かも?」。勇造は越が治ったら、肩が痛くなった。瑠璃が荷物をしっかり持つ。勇造「こっちが面倒見て貰っているみたいだ」。瑠璃「そうでしょう、客観的にみて」。勇造「いやいや」。瑠璃「子供が親の面倒を見るのは当たり前だ」。恵「あの子大きくなったね」。勇造は涙を隠すため、帽子を深くかぶる。おばあが、水を大切にして、顔、足、道具と洗う。何もない島だから、みんな宝だよ。瑠璃「高原さん、当分この島にいることになりそうです、いつか島に帰ってきて、自分のことが高原信だって言えるようになったら、私始まったの、ここを出ることがあっても、ここが私の故郷だよ、ここは私の島、瑠璃の島だから」。そのころ信は海の見える美容院で髪を切っていた。中学で英語の授業だ。美月は子育てだし、松隈夫婦もいっちゃんの英語に奮闘している。悟と治衛と佳枝も親子だ。エンドロールが始まりながら。瑠璃は恵と一緒に裁縫だ。三線を引きながら信のことを考える瑠璃。この島でもう一回始まった自分に、信を重ねながら、船を操る勇造と、瑠璃は船首に立つ。瑠璃「ねえ、お父さん」。勇造「えぇ〜〜」。瑠璃「綺麗だね」。主題歌が流れる。勇造「瑠璃色の海だ」。その表情は凛々しく、瑠璃がたくましさにあふれた元気な島の子に成長したことを物語っている。二人の小舟をカメラはどんどん引いていく。本当に瑠璃色の海が画面一杯に映る。終わり。
良かったよ、最終回もいつもと同じ調子で描かれたから。いきなり、説明セリフとか、○年後とかいう、パターンがなかった。それにしても、本当に瑠璃ちゃん大きくなって、日焼けして、逞しく島の子だ、良い子だし、昔の強い面も忘れていない。そして、島のみんなが変わったんだよ。何だかんだ、言いながら、そんなに泣かされなかったが、主人公瑠璃ちゃんと、素晴らしい脇役の演技に満点を上げよう。沖縄での撮影は大変だっただろう。美しい風景を遣いながら、人間も描いてくれました。ありがとう。74分の拡大版でした。

瑠璃の島★★★ 9話 6月11日放送
川島は警官に連行されるが、高原と答えた。タイトル。西表島の警察で事情聴取される。現住所をきかれる、答えられずにいると、問いつめられ、鳩海島だ、と答える。警察から勇造に電話があって、観光のお客が喧嘩だと、通報したのだ。処分は厳重注意になった。恵は心配する瑠璃に「心配ない、人にはどうにもならないことがある、大事なのは逃げないで、最善を尽くすことだ」。夜、3人でスイカを食べながら、勇造「無罪放免で明日迎えに行く」。島に美穂子が船に乗って来た。写真を見せると、松隈、島袋、校長「高原さん、どういう用件ですか」。美穂子「兄の友達です、兄が死んでから、高原さんと連絡が取れなくなって」と言う。松隈「川島って、お兄さんの名前なのですか、死んだ兄って」。美穂子「やっと鳩海島にいると分かって」。校長「彼は西表の警察に」。島袋「詳しくは民宿で聞いて下さい」。その頃、勇造に自治会長新垣「川島達也は死んだ人間の名前だ、死んだ友人が行方不明になった、それは高原という名前だ、そして、友達が失踪した時期と川島がこの島に来た時期が一致する、もしかすると、はっきり言うと、川島の殺した友人になりすまして、この島に来たのではないか」。美穂子が来て「それは違います」。CM。
美穂子「高原さんが兄を殺したと思っていません、誤解しないで下さい、警察でも兄の死は自殺と断定された」。心配で聞きたがる瑠璃は学校に送り出される。松隈はいづみを世話している。一緒に登校して行く。川島が殺人犯だと言う噂が男達では島に持ちっきりになる。男達は毅然と追い出せるかと心配している。しかし、女性陣は川島を擁護する。美月「何か事情があるのよ」。佳枝「川島さんがそういう人と決まっていないでしょう、子供好きに悪い人はいない」。子供3人が一緒に学校に行くが、瑠璃は途中で忘れ物したと帰る。勇造が警察に川島引き取りに行く。勇造「本物の川島の妹さんが来た、妹さんは君を信じている、だけど島のみんなはな〜〜」。学校でも浩二は気にしてネットで2985件もヒットする。島袋は経費節減だとパソコンを切ってしまう。島袋は中学校の再興の嘆願書を書いたので、教育委員会に直接出したい。それまで色々準備をしたい、教育委員会行かせて下さい。校長「可愛い子には旅させよだが、教育委員会は手強いですよ」。帰った瑠璃は美穂子に何があったか、教えてくれと頼む。瑠璃「私悔しい、みんな疑っているから」。CM。
美穂子は写真を見せて「兄ちゃんのたった一人の親友だ、美容師の世界でのし上がるとがむしゃらだった、励ましたりフォローしてくれた、理解者だった、2年前二人で表参道で店を出した、自分たちのお城、店は順調だった」。バイクで二人乗りしていたが、飛び出してくれた車をさけようとして転んで、兄の右手は自由が利かなくなった、高原さんは自分を責めた、兄ちゃんも高原さんに苦しみをぶつけた、1年後、再起を目指す兄ちゃんは必死だったが、駄目だった、兄ちゃんは自暴自棄になって投身自殺した」。病院で、川島は挿管されて意識不明だ。高原「電話が繋がらなく、遺書があって・・もし命が助かってもも、脊髄を痛めて、二度と立てなくなるだろうって」。美穂子は崩れてしまった。死にきれなくて、意識を戻ってからも、「殺してくれ、殺してくれ」。瑠璃「信じてない、もう聞きたくない、もし川島さんが帰ってこなかったら、あんたのせいよ、もし本当にそうだったら、美穂子さんのいる島に帰ってこないよ」。校長が授業をしている。詩を味わう。不安に感じるときは、自分が信じている物が信じられない時です、特効薬は深呼吸、そして目をつむって、臍に手を押して、信じたいものだけを思い浮かべてください、どうして、その人を信じたか思い出しましょう、一つ一つ最初からゆっくりと」。美穂子は船に乗って西表にいく。島袋は3人を2名にして下さいと、今の6年生二人は西表まで行かなければなりません、通えません、と教育委員会に嘆願に行く。教育委員会は授業放棄、許した校長の処分だ、来年はあなたは鳩海島にはいない、とたたみ込む。挫折した島袋だが、港で美穂子に会う。美穂子は西表の警察に行ったのだが、川島は帰って行き違いだった。そして、また二人で帰る。川島が帰ってくる。美穂子「私、鳩海島に帰ることを迷った、高原さんが静づかに暮らしているなら、そのままがいいかも、東京に帰った方がよかったかも、でも、私気になりだした、初めてきたのに、鳩海島を知っていたような気がする」。勇造と恵が川島を迎えていると、瑠璃がかえるが、口を閉ざして、そのまま部屋に閉じこもる。勇造が様子を見に来ると瑠璃「怖いんだ、あばさんが人にはどうしようもないことがある、私は川島さんを信じる、でも、川島さんがいなくなるようで怖い、帰ってきたこと嬉しいけど、凄く怖い」。勇造「瑠璃には、みんながいるよ」。瑠璃「誰にもいなくなって欲しくない」。勇造「川島君はこれ以上隠し事するのに耐えられなくなった、だから何もかも瑠璃に打ち明けるために、島に戻って来たのだ、川島君の思いを受け止めてやろう、それが人を大事にするということだ」。瑠璃「無理だ、そんな難しいこと分かんないよ」。川島は海辺で、手紙を持って座っている。海の音が聞こえ、浜辺には花が咲いている。瑠璃は港で、美穂子と会う。美穂子「私東京に帰る、私は両親の顔を覚えてないけど、兄ちゃんは両親の写真を持っていた、その写真にこの島のあの灯台などが写っていた」。島袋「自慢してたそうよ、俺の生まれた島だと」。美穂子「だから、兄の替わりに、この島に川島として生きている、だから、もういいの、高原さんを信じる、東京に帰る、それを瑠璃ちゃんに言いたくて」。美穂子を見送った瑠璃は決意したようだ。勇造を誘い海に行く。CM。
勇造と一緒に川島の所に行き話す。瑠璃「逃げちゃいけないと思った、大切な人だから、川島さんからちゃんと聞きたい、東京で美穂子さんの兄さんと何があったか」。川島「ありがとうね、今まで瑠璃ちゃんにも、島の皆にも嘘を付いてきたけど、何から話して良いか、俺の本当の名前は高原誠です、川島達也は美穂子さんの兄さんで、俺の親友だった人だ、ある日」。回想シーン、病室で倒れ込んだ美穂子が「私怖い、兄さんの人生に何が残ってるの?」。高原は答えられなかった。俺自身の思いで、達也の思いだった。退院して達也は車イスで自分の部屋に付いた。高原「来週からリハビリで、早くすれば効果期待できる」。達也「耳が痛い」。そして、夜の港で、達也「生きていれば良いことあると思うか、この海の向こうに、俺の生まれた島がある、生まれた島に帰りたい、殺してくれないか、俺、もう疲れた、この先美穂子やお前の厄介者になるの耐えられない、一生俺の面倒見る気あるのか、生きろと言うのは簡単だ、でも、生かされている方は地獄なんだ、本当の親友なら・・・頼む」。高原はギリギリまで車いすを進める。そして、「死ね、死にたいんだろ、死ね」と叫んだ。鳩海島に戻って、高原「本当に悪い夢を見ているようだった、もう一人の自分が俺をぼんやり見ているようで、頭の芯までしびれていた」。回想シーン。高原「死ねよ」を何度も繰り返した。高原「そんなこと言われて、殺してくれと言われて、殺せる奴いるか、何と言おうと、俺は生きいてくれって、それしか言えない、帰るか、頼むよ、達也、ごめん、もうあんなことするなよ、生きてくれよ、頼む、頼むよ」。達也「悪かった、辛いこと頼んで、もういいよ」と笑顔で言うと、立ち上がって、達也「ありがとうな」と飛び込んだ。その後、高原も飛び込んだ。落ちていく達也を捕まえようとしたが、一旦捕まえた手が離れてしまった。暗い海だ。やっと、上がった高原は車いすを海に投げる。鳩海島に戻って、高原「俺は一度掴んだ手を離して・・親友を」。、瑠璃「違う、私を助けてくれたように、達也さんを助けたのだ、私は川島さんに助けて貰った」。高原「どう繕っても、俺がアイツを死なせたことに変わりない、生きていれば良いことあると言えなかった、怖くなって、逃げた、この島でアイツの名前を語って息を潜めていた、東京に帰る、警察に行って全部話す、そうしないといつまでも高原誠に戻れない」。瑠璃「川島のママじゃ駄目なの、いやだ、どこにも行かないで、分からない、認めない、私を助けたくせに放り出すなんて、無茶苦茶冷たい」。勇造「本当は分かっているんだな、瑠璃は川島君のこと、大好きだものな、よく我慢した、泣け、泣け、思いっ切り泣け」と抱きしめる。ここでは泣けました。瑠璃ちゃんが一番けなげだもの・・・。その後一人走り出し泣く瑠璃だ。川島との思い出を、校長の言った信じた出来事を思い出した。
川島、いや、高原の謎が解けた。警察に行っても、犯罪が成立するのだろうか? それにしても、瑠璃ちゃんは健気だよ。しかし、瑠璃ちゃん、身長延びていないかい、市毛さんに近づいてきたよ。すっかり大人だね。それにしても、あの記者さんは、もう出てこないのだね。あれだけで決着なのか? 来週は最終回で拡大版だ。どうなるのだろう。瑠璃は島を離れてしまうようだ。瑠璃のセーラ服姿、水着姿におじさんは大喜びだった。感動の最終回を描いてくれよ。瑠璃も島もハッピーな希望にあるれる物にしてほしいな〜〜。次クールは「女王の教室」で天海さんが主人公か・・・微妙だな・・・

瑠璃の島★★★ 8話 豊年祭の回 6月4日放送
先週はあっさり照明さんが死んでしまった。みんなちょっと元気がない。女たちは豊年祭の餅作りだ。あれ、いっちゃんも残っている。気が済むまで、預かることになった。一方、良枝は駆け落ちだ。自治会長治衛は書き置きを読んでいる。娘タカコが帰ってきたのだ。皆は踊りの練習もしている。男と女で踊りが違うようだ。瑠璃は餅をもてちたが、さとるの世話を頼まれる。小学校に記者が来ている。記者「血税が使われている、里子です、島が生き残るための、里子政策は島のエゴだ」。校長「身も蓋もない」。島袋先生「同感です、島のエゴです、はたから見れば、表面しか見なければ、エゴ以外の何ものでもない、今は違います、豊年祭の準備手伝われたらどうです、何か見えるかも」。記者「いいえ」。川島と暁と歩きながら、瑠璃「照明さんが亡くなったのに、みんなどうして笑っていられるの、私いっちゃんに何と慰めればいいか分からない、忘れろと言えない、私忘れないと思う、忘れたら、その人はこの世に生きてなかったことと同じになってしまう」。CM。
カマドおばあ「瑠璃ちゃんは未来カナ、どこにあるか知っている、天国みたいとろこさ、東の海のずっと向こうにある、でも、もっとちかくに生きた後と書いて、グソウがある、死んだ人間はグソウで33年暮らす、照明はグソウで生きている、ヤギを飼ってニコニコ生きている、すぐ傍に生きている、今日は泣いても、明日は笑える。大切な人はグソウで生きているから、川島にも、あなたも大切な人はグソウにいるよ」。記者がユニークな死生観ですね、瑠璃ちゃんはどうしてこの島に来た、暁さとる君にも聞く。勇造の家で自治会長は佳枝が家出したことを話している。「暁さとるが俺の隠し子だと知って。壮平と一緒に、これは駆け落ち?」。二人は驚く。瑠璃はグソウで33年生きる話を信じたいと言う。暁さとるは「おばさんが出て行ったのは、僕のせいだ、僕のおとうさんは治衡さんで、怒って出て行った、どうしたらおばさんに好きになって貰えるか」。瑠璃「今日から私の弟になって、この島では血が繋がっていなくても兄弟になれる、兄弟いないから、暁さとるのこと、大好き」。暁さとる「じゃ、おねえちゃん」。瑠璃「嬉しい」。壮平と一緒にいる佳枝「想像するのと大違いね」。壮平「駆け落ち」。佳枝「里親のこと、勇造さんの所は本当の親子みたい、私もあーなれるのかなって、さとる来たときは可愛かった、人なつこかった、でも子供に罪はないが、私は逃げ出した」。壮平「逃げ出したのではない、前向きの脱出、新たなる人生への脱出」。島袋先生は校長から転勤を言われる。校長「離島勤務は2年毎なのだ。希望があれば、今のうち考えてください、教育委員会のルールです」。島袋先生「私の希望は鳩海島です」。島袋先生は完全に替わってしまったのですね。勇造の家出は、本当の娘が帰ってきていた、美月も手伝ってくれる。船が着くと、客がたくさん来る。豊年祭では5倍に人口になる。いっちゃんは船着き場で奈津美から、「照明さんも、いっちゃんくるの楽しみにしていた、照明さん大喜びしている、いっちゃんの好きなようにして良い、豊年祭終わったら東京に帰って良いよ」。いっちゃん「お父さんの事をもっと知りたい」。そこに記者が聞きに来る。勇造と奈津美は断るという。記者「自分たちのエゴを認めることが怖いのか、役場も警察も病院も何もない島に子供を集めてまで維持する価値があるか、腹わって話してください」。勇造は話さずに帰る。壮平は「そろそろ、行こうか」。佳枝「この時間になると、晩ご飯どうしょうか考えていた、鳩海島に生まれ、育ち、結婚して、島を出たことない、子供産んで、育てって、それだけ、一度でいいから」。壮平「飛び出したかっただけかもしれない、島帰ろう、勇造さんや、恵さんが瑠璃ちゃんと家族になったように、佳枝ちゃんならキット出来る、俺応援するよ」。佳枝「卵、縁側に置いてきた、帰らなきゃ」。佳枝さんは島だけで生きてきたのか、ある意味凄い。ちょっとは外の世界で生きるのも良いことかもしれないが、実現しませんでしたね。まあ、平泉さんも、塩見さんも、どちらも同じくらい地味なオジサンだもの、ときめかないよね。記者は子供の写真を撮っている。松隈奈津美は「いっちゃんの里親は私たちじゃ駄目、健気で、いっちゃんが本当に島にいたいなら、力になりたいの」。浩二「勇造さんに相談しよう」。記者「犬の子を貰うような会話だな」。警察では、さくら「川島達也は死んだ兄の名前です、その人の連絡先を教えて下さい」。学校で島袋は浩二に聞く。浩二「僕はこの島が好きです、天職です、ずっとこの島で暮らしたい」。島袋先生は何かを感じた。中学校の復興の嘆願書が描かれた。CM。
祭りの電気がついた。暁さとるが寒いという。家出は誰もいない、恵から、カマドばあから薬を貰うように頼む。その恵は帰ってきた佳枝に会う。暁さとるが熱出した事を知らせる。家に帰ると、瑠璃といっちゃんが見ていた。佳枝が家に入り、氷枕を準備する。海で笛を吹いていると、勇造が熱を出したことを知らせる。そこに記者が来て「病弱な子まで犠牲にして、何かあったら、責任取れるのか? 何なんだ、この島は」と詰め寄る。佳枝は西表にいくとうろたえる。カマドばあの薬で、手を握っていな。島の女の根性を見せな。さとる「おばさん、おじさん」。そこに治衡が帰ってくる。さとる「カード」と言ったのだ。野球カードがなかった。瑠璃は聞いて探しに行く。川島は「さとるはどうしたら、おばさんに好かれるか聞いていた」と告げる。海辺で瑠璃と勇造がカードを探している。瑠璃は心配する。勇造は「大丈夫だという」。その時カードが浮いていた。2枚見つかるが、20枚もある。勇造が潮の流れを説明する。あと1枚になるが、見つかった。瑠璃は届けに行く。それを見ていた記者だ。枕元に最後のカードはさとるが描いた、おじさんとおばさんの手をつないだ絵のカードだ。治衡「俺のせいだ、すまない」。佳枝「さとる君を苦しめてたのね、ごめん、子供に罪はない、でもあなたのことは許しません」。いつも捜し物がありますね。しかも全部見つかるので、このドラマの凄いところです。暁さとる「カードは」。治衡「瑠璃ちゃんと勇造おじさんが見つけてくれた」。さとる「おばさんの声聞こえたよ、しっかりって、嬉しかった」。佳枝「おばさんも嬉しかった」。CM。
勇造の家で、浩二と奈津美はいっちゃんの里親になりたいと説明した。奈津美「いづみちゃんが本気なんなら、手伝ってあげたい」。浩二「勇造さんが大変だったけど、羨ましかった」。恵「一番大切なのはいっちゃんの気持ちだから」。それを聞いていたいづみは嬉しそうだ。恵の娘も「また一つ家族が増えそうね」。島の放送で自治会長治衡は「祭りの準備が遅れています」。そこに壮平が来て「副会長の宮園壮平も・・」。会場に人が集まる。川島「子供は見る力を持っている、しっかり生きていると、未来カナを信じられないのだ、まっすぐに生きてみたい、今日泣いても、子供みたいに明日笑いたい」と言う。勇造「答えは出ている、島のみんなを悲しませることはやめてくれ、君はもう島の一員だ」。多くの人が集まっている。そこに記者が来て、「夜海で捜し物をしている姿を見た、本当の親子のように、だから、本当に知りたいのだ、君たちは何でこの島にいたいのだ」。瑠璃は答えない。勇造が気づいて引き離す。勇造「子供は子供なりにしょっている、きかないでくれ」。記者「いたいところを付いてきた、訳ありの子供を連れてきたと、反論をどうぞ」。勇造「あんたの自由だが、子供の気持ちをかき乱さないでくれ」と頭を下げる。瑠璃「おじさんのそんな姿見たくない」。勇造がもう一度頭を下げる。皆が注目する中で、記者「俺は真実が知りたい、誰も話さない、無視している、島のために子供を犠牲にしている」。そこで、川島が殴る。記者「やっと反応してくれましたね」と取っ組み合いの喧嘩になる。恵「いい加減にシナ」で、二人を引き離す。瑠璃「ここは何もない、ちっぽけな島でないよ、私、この島に来て、大切にされている、守られていると知った、この島に来て今度は誰かを守りたいと思ったの、それって、何もないってことじゃない、たくさんあることだ」。いづみ「私もこの島が好きだ、とうさんの臭いが残っている島だから、お父さんが見守っているような気になる、だから、来て良かったと思っている、この島の子になりたいと本当に思っています」。さとる「だって空気が綺麗だ、熱出たけど、直った、おじさんもおばさんも、おねえさんも好き、みんな好き」。恵「今の子供達の言葉嬉しいね」。自治会長「あともう少しだ」。勇造「君の答えは子供達の言葉で十分だろう」。記者「もう少し通わないと、本当の島が僕に見えてこないと」。頭を深々と下げる。しかし、警官がやってきて川島に名前を聞く。川島「高原誠です」。連れられていく。瑠璃が川島さんと声をかけるが、言ってしまう。おしまい。
相変わらずの記者の傍若無人ぶりは嫌だな。でも、瑠璃ちゃんと話していい人に変わるのでしょうか。最後の瑠璃ちゃんのセリフは泣かされましたね。島の人が言っても、駄目だけど、瑠璃チャン本人が言えば伝わるよ。本当に嬉しかった。ただ、本当にいずみも松隈夫婦の養子になるのか? ある意味凄い展開だ。最後に祭りの前に、皆のいる前で川島(高原)さんが警官に連行された。来週はいよいよ、その話の決着が付くのだろうか。勇造から島の一員だと言われたのに残念だ。でも、多分ハッピーに終わる事になるのでしょうね。まさか殺人犯じゃないよね。殺してくれと頼まれたのだ。でも、それってやはり嘱託殺人かな〜???

瑠璃の島★★★★ 7話 照明さんが死んじゃったの回 5月28日放送
見たけど、アップできない。簡単に感想を書くだけで容赦下さい。
(簡単なあらすじ、公式HPから引用)
島の一大イベントの豊年祭が近づいてきた。瑠璃(成海
璃子)は、治衛(平泉 成)の家に里子に来た7歳の暁(内田
流果)が小学校に通うことになり大喜び。弟のようにかわいがり、豊年祭で一緒に三線を弾こうと計画する。しかし実は、暁は、治衛が別の女性との間に作った子供。石垣島に住む遠縁の子供として、妻の佳枝(市毛
良枝)には説明し、島の人々もそう信じていた。
公民館で行われた豊年祭の準備会では、フリージャーナリストの野々村(高杉 亘)という雑誌記者が取材に入り、治衛や壮平(塩見
三省)は大張り切り。ところが、野々村が、里子を連れてくることは島民のエゴではないか、と口にしたことから準備会は大モメになる。どうも、離島というとジャナリストのエジキになってしまうのですね。何でジャナリストはは、早急に結論を出そうとするのだろう。答えはそんなに簡単に出ない。聞いてもでない、自分で感じて探す事が大事だが、勿論、そんな贅沢な取材はゆるされないのだろう。治衛と壮平の言い争いになり、そんな中、東京に住む娘のいずみ(永井
杏)から手紙が来たと喜ぶ照明(小日向 文世)のことを誰も相手にしなかった。
一方、佳枝は、暁が治衛の実の子ではないかと疑い始めていた。偶然、壮平から事実を聞いてしまった佳枝は、自分の想像が当たっていたと知り愕然。治衛が今まで秘密にしていたことに大きなショックを受ける。そして、壮平と相談するうちに、壮平は昔佳枝が好きだったことを話している。そのうち、二人で島を出ることになってしまった。
豊年祭の準備で忙しい島に、台風が近づいていた。勇造(緒形
拳)は、家中の雨戸を閉めて台風の備えを進める。川島(竹野内
豊)も、勇造から方法を教えてもらい同居する照明の家の守りを固めた。そのころ照明は、風雨が強まる中、ヤギを追ってまだ外にいた。祭りの道具が濡れそうになっていることに気がついた照明は、体を張って守ろうとするが―。何をしているかよく分からなかったけど、何だかヤギより自分の身を守れと叫んだよ。次の瞬間、暴風で電柱が倒れ照明を直撃。照明はそのまま倒れこんでしまう。そのころ、川島は照明の帰りが遅いのを心配し、探しに出かけていた。雨にうたれ横たわっている照明を発見した川島は、必死で呼びかけるが、照明が答えることはなかった―。これでも、死んでしまったと信じられなかったよ。台風は何度も経験しているのでしょう。驚きだ。。
照明の訃報をきいて、島民たちが集まる中、瑠璃はあまりの事態を信じられず呆然としていた。そんな中、川島が照明のポケットから手紙を発見。それはいずみからの手紙。鳩海島で一緒に暮らすので待っていてください、という内容だった。島民たちが涙に暮れる中、瑠璃は、照明は死んでないと泣きながら言い張った。自分を『瑠璃ちゃん』と呼んでくれる人がまた減ってしまう、もうそんなのは嫌だという瑠璃の泣き声だけが静かな部屋に響いていた。最後にいずみがやって来て、泣きすがった。
いきなり、照明さんが死んでしまった。驚きました。でも、泣きました。泣かせようとしているのもの泣きましたよね。ただ、ちょっとあっけなさ過ぎました。ここでも瑠璃ちゃんはしっかりしていました。最後のセリフにはまた、泣かされました。評価は上がって4つ★です。小日向さんは愚直なキャラも上手いですね。T&Dでちょっと怖い落語の会長もそつなく演じていて驚きましたが。それにしても、マスコミ、記者嫌いの自分は、今回の高杉さんの記者もいやらしさ満点だったよ。自分で先入観なくしっかり見つめて考えると言うことができないのだろうか。ありきたりの反応と考えしか出来ない人ばかりなのでしょうか。悲しいことです。

瑠璃の島★★★ 6話 東京のいずみちゃんの回 5月21日放送
見たけど、アップできない。簡単に感想を書くだけで容赦下さい。
(簡単なあらすじ)
怪我をして入院した照明さんを、川島が迎えにいくことにした。でも瑠璃も心配して、勝手に船に乗り込んでいた。病室で照明さんから、いずみに会えないことを知った。お節介なよい子になっている瑠璃は、いずみを探しに行く。やっと、会うが母親から自分とは血が繋がっていないと言われていて、会おうとしなかった。しかし、勇造が後でやって来た。3人で照明を励ます。そして、荷物から手紙の束を見つける。照明がいずみに出した手紙だが、戻ってきたのだ。その手紙の束を持って、瑠璃がいずみの所へ行く。いずみは「関係ない」と言い張り、食い下がる瑠璃を突き飛ばしてしまう。それでも瑠璃はいずみのためにと手紙を読み始めた。「いっちゃん、お元気ですか・・・」瑠璃の声にいずみは足を止めた。泣きながらも手紙を捨てようとするいずみ。しかしできない。瑠璃は必死に訴える。「お父さんじゃなきゃこんなことしてくれないよ!血が繋がってないとか関係ないよ!」ここは泣けました。やがて、勇造と川島が付き添う照明の病室がそっとノックされた。現れたのは、瑠璃、そして・・・いずみ。すぐには信じられない照明。いずみは、お母さんに悪いと思って返事を書けなかった、ごめんなさいと泣いた。そんないずみを、照明は微笑んで抱き寄せた。
ちょっと、よい子になった瑠璃ちゃんが東京にいったのはビックリだが、ドラマ上仕方ない。手紙を見つけて、それを読み上げるときは泣きました。予定通りだな、ベタだけど。愚かだが誠実、愚直なものは自分は結構好きなのです。でも、母親がいずみに真実を正確に伝えてあったのは、感心した。でも、それだけでは割り切れないものがあるのですね。そうそう、瑠璃が久しぶりに東京に来て、人の多さに戸惑っていたが同感した。最後に永井杏ちゃん頑張ってました。

瑠璃の島★★ 5話 美月の回 5月14日放送
教室では分数の算数だ。瑠璃もボートしている。先生と生徒一人だったら、黒板使わなくていいのに。笑い。校長は「あの子に競い合うことから学ぶことを教えてあげられない」と残念がる。珍しく瑠璃の家の民宿にお客さんだ。美月と茂がやってくる。若い女性の客で、軽く近寄り案内を始める。瑠璃は二人の関係を聞く。いつも傍にいたくて、暖かい人はいないのか聞かれる。そんな時に美月は吐き気だ。宮園さんが茂の所まで走ってくる。妊娠だ、医者も、妊娠反応試薬もないだろう、何で分かった? つっかまないでおく。しかし、茂は俺の子じゃない、川島の子だ、俺は知らないと逃げた。民宿で祝杯の予定の自治会長は呆れて「よそから来た人間は島の事を考えていない」と川島や瑠璃がいるのに爆裂だ。いやだな、茂も子供だが、自治会長も子供だよ。勇造「ここにいる人間は皆、この島を好きだから、ここにいる、お前はこの島のために何をした」と諭す。美月はいたたまれず、海辺へ行く。松隈奈津美はきて「産んだ方が良い、私は後悔している、私今の旦那と結婚する前に、妊娠した、でも産まなかった、そのせいで、今子供出来ない、後悔している」。美月「私は茂ちゃんさえいてくれたら」。浩二に奈津美は年齢的にも不釣り合いと思ったら、こんな事情があったのか、想定内だけど。照明はいっちゃんの家を探しているが、引っ越してしまった。瑠璃は髪を切っても貰いながら、「あの二人は旅で知り合って、ここに来たのだ、仲直りして欲しい、川島さんは一人、友達いない?」と話す。川島の回想だ、少しずつ明かされる。「高原さん」と呼ばれている。瑠璃「嫌なこと聞いてごめん、ずっとずっと切ってくれる?」と頼む。ずっとイテ欲しいということです。瑠璃が一番しっかりしているね。辛い人生を歩んでいるから、一旦まっすぐになると、しっかりした人間だ。CM。
家で勇造は、瑠璃に島では悲しいときも嬉しいときも三線だと弾いてみせる。照明の家探しは困難を極めていた。金続くのかな? 松隈夫婦も変になってきた。学校では、瑠璃の希望で豊年祭りの勉強が、三線の練習になった。職員室で、自治会長が「島のために何をしてきたか」と勇造に言われた言葉を気にしている。その時、三線の音が聞こえる。自治会長が聞きに来る。瑠璃は勇造には内緒だと口止めする。勇造も認める名手の自治会長が教えることになった。平泉さんはケルナ作りの名手でしたね。ちょっと思い出しました。照明は東京で妻を見つけた。部屋にはいるが、元妻「いずみは、あなたの子供でない、そのためにあなたは飲んだくれになった、悪いのはおかあさんだと教えた、6年かかって、やっとあなたを忘れてくれた、もう、いずみに会わないでください、お願いします」と丁寧に謝り、断る。照明が帰ると、ニアミスでいずみが帰ってくる。テーブルのジュースのコップと母の様子を見て、いずみ「お客さん?」。元妻「おとうさんよ」。いずみ「ふう〜ん」、意外と率直だね、内省もある、成熟した大人なのでしょうか。こういうの好きです。いずみちゃんはニコニコ日記のニコちゃんだ。いずみは自分の机で写真を取りだし見る。照明と同じ写真だ。瑠璃の家に島袋先生が訪ねる。川島しかいないので、三線の譜面を持ってきたようだ。この二人も良い感じだ。瑠璃ちゃんも可愛いけど、コニたんは可愛いですね。瑠璃は埠頭で、美月に会う。美月は「あれから口聞いてくれない、馬鹿みたい、赤ちゃんが出来たら喜んでくれると思った、この島来て茂ちゃん楽しそうだった、ここなら普通に暮らせると思った、出会ってすぐに縁日で買ってくれた、男の人に買って貰ったの初めてだから、茂ちゃんだけ、私を相手にしてくれるのわ」。美月に三線を聞かせてあげる。初めてのお客だ。瑠璃の三線は練習したのだろうが、まだ下手くそだ。夜、勇造の家に自治会長がやってくる。喧嘩しながらも仲が良いのだ。瑠璃がいないので、川島は海に探しに行く。照明はおでんの屋台でコップ酒を勢いよく飲み出した。松隈浩二も職員室で悩んでいる。美月は茂に「茂ちゃんの子供産みたい、、好きだから、好きな人の子供産みたい」。茂は出て行く「好きとか、嫌いとか、結婚とか、嫌いなのだ、お前はそんな事言わないと思った」。美月「分かった、赤ちゃんはsきらめる、ここにいて」と懇願する。茂「そういうのがウザイ」と出て行く。勇造の家では自治会長が子供のいる生活を聞く。勇造「チイーダ(太陽)が当たっているようで、暖かだ」と答える。瑠璃が三線練習していると、美月が岸辺から思い詰めて海に歩く。おいおい、死ぬ気なのかよ。瑠璃が気づき、入るが怪我をする。勿論、自殺助け人の川島がやって来て、美月を助ける。CM。
勇造の家に美月は連れられる。勇造「命は自分一人の物ではない、みんなで背負う」。美月「茂ちゃん、どうせ俺は悪者で、居心地が悪いので、出て行く、私小さいときから相手にされず、家でも学校でもひとりぼっちだった、大人になっても一人だった、茂だけだ、笑って傍にいてくれたのわ、茂ちゃんがいなくなると一人になる、一人は嫌だ」。瑠璃「一人じゃない、みんないる、一人だなんて言わないで」と叫ぶ。---一人が怖いと言う言葉が妙に痛かった---。茂を勇造は呼び止め、「島を出て行くと言うな、あの子は家に泊める」。茂「俺、駄目だ、ちゃらんぽらんに生きてきた、いつも逃げてきた、子供なんて、無理ですよ」。自治会長「正直だな、男は生まれた子供を見て腹が据わる」。その通りだ、おじさんも、その気持ち分かります。東京では夜明けの町を、酔っぱらって気が大きくなった照明は、若者のグループに食うってかかり、逆に痛めつけられる。酔うと気が大きくなり、喧嘩する人も何人も見てきました。瑠璃と美月は一緒に寝た。起きて、美月は川島に髪を可愛く切って貰う。川島美容院の二人目の客だ。美月「決めました」とスッキリしている。瑠璃が起きると、美月の書き置きがあった。「瑠璃ちゃんありがとう、誰にも頼らずに生きてみる、そう決めると一人じゃないと思えた、赤ちゃんを一人で産んで育てて見ます、さようなら」。瑠璃は海で美月の外して落とした指輪を探す。またまた捜し物だ。CM。
茂のところに髪を切った美月が来て、美月「私決めた、一人で頑張る、だから、さよなら」という。茂は返事もしない。瑠璃は砂浜から指輪を見つけて、茂の所に走る。瑠璃「このままでいいの、この指輪大事にしていた、私淋しいって知ってるよ、一緒に泣いたり笑ったりしてくれる人がいない、昨日まで傍にいた人がいなくなることだ、もう一生会えないかもしれない、それでいいの」と指輪を手に置く。美月の船は出て行った。その時、茂の「行くな、戻ってこい」という声が聞こえ、埠頭から飛び込む。美月は船を泊めて貰う。そして、船にまで泳いできた茂を船に乗せようとする。茂「俺の子供産んでくれ」。美月も落ちてしまう。美月「私もそう思った」。海の中で抱き合った。茂「アナーキーな島で、アメージングな子育てしよう」。決してこの島はアナーキーではありませんよ。今の日本の秩序とは離れているが、独自の厳しい秩序があるのですよ。夜、勇造の家で、瑠璃は三線を弾いて聞かせる。かなり上手くなって、勇造は驚き嬉しい。そこに新宿中央警察署から、川島に電話がある。あしまい。
余りにも茂と美月のふがいなさに、おじさんは怒りです。今では恵と瑠璃が一番の大人だ。それにしても、井川さんのセリフが共感できない。だって、井川さんは、結構可愛いよ。家庭環境が悪くても、友達もいないとは思えない。大人になったら、男の子にモテたとい思います。だから、それが真実としたら美月は不細工で、性格も悪く孤独だった。でも、バイトかで稼いで、美容整形して可愛くなった。そんなストリーまで、考えながら見てしまた。これは井川さんの演技が悪いとかでなく。この設定なら、違う役者さんを入れるべきでしょう。キャステングの失敗でしょう。評価ダウンです。不細工で暗く弱そうだけど、妙に優しさの演じられる女優さん、誰だろう。今クールでいうと、アタックNo1の久保田さんですね。高校生を演じているから大丈夫か、笑い。それでは賀集さんとは付き合わないか。キャステングは難しい。そうなると、脚本を工夫しないといけないよ。初めあんなに素晴らしい感動だったのに・・最後まで良質のドラマを作るのは難しいです。序盤理解出来なかった、昨日のタイガー&ドラゴンがあんなに面白いのに、残念。

瑠璃の島★★★ 4話 島袋先生の回 4月23日放送 5月14日アップ
瑠璃は恵が持っていた白いワンピースを着る。子供らしい、可愛い姿だ。川島にも褒められる。今日は、違う島の子供との共同学習で、瑠璃は島の代表だ。勇造は「親」とか「里子」の事とか言ったらと心配する。埠頭で、島の皆が待っている。島をアピールしようと、自治会長は空回りの張り切りだ。そんな時でも、島袋先生は携帯で、他の学校の就職を頼んでいる。歓迎式に特別支援を命じられた茂が乱入暴走して、白けてしまう。5人の子供だが、校長の話で飽きてしまう。一番の悪の土屋君がふざけると、校長が「いい加減にしろって、那覇の先生に怒られたことないね」。さすが校長です、怒らないで怒っている。岸部さんの得意分野です。その時自治会長に警察から電話がある。一方、照明は生まれて初めてのスーツ姿だ。子供達の中の瑠璃を見つけて、照明が「僕だけ、東京へ行ってごめん、東京のおかあさん、思い出させて」と言う。これで、皆に瑠璃が特別の事情だと分かる。まあ、そうでないとドラマにならないけども・・。島袋先生たちは灯台を説明するが、土屋はふざける。土屋「あれ気持ち悪い」。勇造は蛸を捕ってみせる。埠頭で警察がやってくる。石垣の殺人事件のことらしい。島には警察がないので一応巡回するのだ。自治会長は、思わず茂も川島も、出生出所不明の不審者だと思ってしまう。島袋先生は、ササカワウタキを案内する。ここは島の神様がまつられ、そこから先には入らないようにと釘を刺す。もちろん、ここに入ってしまうことはミエミエですが、今回はエピソードに緊張感がないのだ。15分の休憩になる。早速、悪ガキの土屋が瑠璃に聞いてくる。土屋「お前の親は何してる」。瑠璃「蛸取り」。勇造を親と認めたことか。学校に帰って、外で料理をする。島袋先生は人参を拙く切る。それを見て瑠璃「先生にも向いていないが、主婦にも向いていない」と悪たれを叩く。大鍋が出来ると、美月が吐き気が起こる。これは定番の妊娠ですね。仲間家の夕食では、さっそく恵は蛸取りの親を報告して、勇造は喜ぶ。夕食が終わって、土屋はワザと、食べ物を瑠璃の白い服にかける。急いで洗う瑠璃に土屋は、貧乏な島で、古い服で、ゾウキンにしてしまえと、更に汚す。瑠璃は「私は我慢なんかしてない」と手を挙げようとするが、島袋先生が来て平手打ちする「イタズラとイジワツルは違います、どこの生徒でも人の心を傷つけることを許しません」と言い切る。それを皆が見ていた。自治会長はがっかりしている。瑠璃は島袋先生を心配する。島袋先生「望むところだ、そうなったら、あんたと毎日顔会わさずにすむ」。CM。
職員室で自治会長もまずいと言う。島袋先生「時には必要だ」。校長「う〜〜ん、覆水盆に返らず、先生、最後までお願いします」。体罰ですよね、難しい問題だが、生命体としての子供が危険になることは、強い肉体的な刺激として条件反射としての不快刺激を与えるべきかもしれない。しかし、それには時期がある。全くの理解が出来ない1歳までは極めて危険な時だけ軽い嫌悪刺激で押しとどめる。感情の表出が出来る3歳までは家族や近所の狭い世界でのタブーを教える。6歳以降は出来るだけ言葉で説明すべきだろう。基本的な生命体としての危険の感覚を教えていないようだ。校長のように何事も、あるような、ないような、いいような、悪いような、ギリギリが本当です。熱く語ってしまった、ごめん。自治会長は松隈に「産め」と迫る。これが目立ってきました。きっと話しになるのでしょうね、狭い世界の悪いところです。川島は達也が車いすになって、絶望して病室で騒いでいるシーンを思い出している。夜、土屋は脱走するという。それで島袋先生を困らせると言うのだ。気づいた女の子は止めようとする。しかし、瑠璃は自分で連れ戻すと、懐中電灯で追いかける。海に行くが、瑠璃に見つかる。次に予想通り、ササカワウタキ、島の神様がまつられ、禁制の場所に入る。止めよとする瑠璃は土屋と一緒に穴に落ちてしまう。蔓で何とか繋がっているだけだ。仲間一人だけが免れる。土屋に呼びに行けといわれるが、気の弱い気の弱い仲間は行けない。危険なところは禁制の場所としているのだろう。また、そこでは子供などの犠牲者も出て、多くの死霊が出るのかもしれない。島の伝説を語るべきか? でも馬鹿な子供ほど余計行くからね? やはり、馬鹿な子供は経験してみないと理解できないし、変更出来ないのですね。CM。
女の子から夜知らされた島袋先生はパニック気味に探し始める。見かけた川島にも助けを頼む。川島は冷静になれという。子供達が島を出るというなら、なくなっている船がないか、調べるべきだ。騒ぎは島中を巻き込むことになる。人口49名だもの。自治会長が勇造を起こす。警察にも連絡することにする。落ちた穴で、土屋は瑠璃に謝る。土屋は身の上話をする。土屋はこの島で生まれたのだ。じいちゃんだけ残して、島を出た。じいちゃんは一人で死んだ。この島が不便でなければ、島を出なくてすんだ。じいちゃんも一人で死ななくてすんだ。だからムシャクシャしてごめんな。今更、こんな時に言われても、共感できない。本当にちょっと薄いエピソードなんだよ〜〜。皆で探す。島袋先生はヤシガニで道に迷った仲間君を見つけるが、驚いて逃げたので、穴がどこなのか告げられない。穴の中で土屋は腕から出血する、土屋「ハブに噛まれた??」と弱音を吐く。その時、近くまで来ていた島袋先生は小さな助けを呼ぶ声に気づく。CM。
助けを呼ぶ声で、穴の上から覗き込む。川島が足かけるところを土屋に指示して、上がってくるように言う。土屋は何とか上がって、川島に救出される。次は瑠璃だが、疲労で力が弱く、時間が掛かる。やっと島袋先生と川島に助けられる。瑠璃の手は血まみれだ。励ましとか、見てくれる人が」いるだけで安心して力が出るかもしれませんね。自治会長は頭こなしに瑠璃を怒る。意外や島袋先生も瑠璃を平手する。島袋先生「何で知らせてくれなかったの、どうして、信じてくれなかったの、心配したのだから、凄く、どうにかなりそうに心配した、私を庇ったつもり、そんなの嬉しくない、学校辞めても何度でもやり直せられるが、あんたに何かあったら先生なんか、もうやれないから、そんなに私を辞めさせたいの、私の生徒が嫌なの」と怒る。瑠璃は首を振る。島袋「もっと、私の事を信じて」。瑠璃「先生ありがとう」。---何もない島に私の探してた物が、また見つかった---さすがにこの定番の泣かせるぞというシーンで、やはり泣いてしまうオジサンでした。しかし、ちょっと毎回も定番では感動が薄れていく。違う手を考えてくれ〜〜次の朝、土屋は島袋先生に謝る。島袋「良かったねハブじゃなくて」。そして、土屋は瑠璃におじいさんのシーサのストライブを渡す。島袋先生は校長に私に足りない物を聞いたことを思い出す。そして島袋先生「私、分かった気がします、ハッキリしまんが」。校長「それでいいのですよ、ある人は言いました、天才は1を知って10が分かる、しかし、凡人は10を知って1が分かる、凡人で良いのです、大事なのは分からないからと腐らないことだ、分かったと思って慢心しないことだ、分かったような分からないような、それで良いのです、それから、鳩海島にはハブはいませんから」。島袋先生も成長したようだ。松隈が来て「ある人は、隣のオジサンじゃないですよね、当たったんだ」。笑い。子供達は帰っていく。美月は吐き気が襲う。妊娠ですね。そして、島袋先生に携帯だ。「今回は、こんな小さな島でさえも、つとまらないのに、ごめんね、もう少し頑張る」と転任を断った。すがすがしい、美しい顔ですね。携帯の相手は男なのか? 勇造「さよならはない、また、めんそれゃ〜」。またが多いということだ。瑠璃は「また来てね」と大声で叫ぶ。やっぱり、成海璃子ちゃんはいいわ。
まあドラマで、短い間に話をまとめないといけない。だから、どうしても、記号として色々なものが配置される。島の神様の奉られるところで、人が入っては行けないところ。それは危険なので地域の知恵としてのタブーだろう。でも、きっと、ここに迷って何か起こると予想が付く。美月の吐き気も妊娠の記号ですね。余りに安易だと、嫌になるぞ。日本の視聴者は厳しいのだ。
ただ、今回は小西真奈美さん、アザラシ、コニたん、と言われる。どちらかというと表情が薄い、モデル役者(止まったキメポーズと平板なセリフ役者)と思われている。ココリコで頑張っていますが。しかし、今年、赤鬼という舞台の録画をBSでやっていて、コニたんが、太腿も露わに、円形舞台で走り飛び叫んだ演技を見て、ぶったまげた。未だに幻影かとも思う位だ。だから今回の熱演は嬉しかった。激しい、厳しい、優しい表情を見せてくれた。でも、肉体は跳んでいなかったナ、今度、肉体も跳ぶ激しい演技をやってくれ〜〜。コニたんでなかったら、もっと評価ダウンですね。

瑠璃の島★★★★ 3話 直の回 4月30日放送 5月14日アップ
母親の直がやってくる。子供のように直は勇造の木造家屋に感動する。もちろん、島の注目を浴びる。早速、美月と茂が偵察に来る。直は新しい彼とできちゃった(再)婚するのだ。彼は大きな銀行に勤めて、瑠璃がいることを知らせていない。戸籍を掃除したいので、瑠璃を勇造の養子にしたい、それを確認したいのだ。直は瑠璃にも自分から説明するという。勇造「瑠璃を傷つけることは許さない」とだけはきつく言う。CM。
瑠璃が登校すると、照明が海辺に寝そべっている。照明「来るな、生まれる」。これが後半のシーンの伏線ですね。学校でも瑠璃は身が入らない。その様子をみて、島袋先生「作文にします、タイトルはわたしのおかあさん」。瑠璃「いじめかよ、余計な気遣い〜」。職員室では瑠璃を連れ戻しに来たとの噂が、美月から知らされる。そこに、直が授業参観だと、学校に来た。一方、仲間家では恵「直を泊めてやろう、どんな女でも生んだ痛みは覚えている」と言う。勇造「瑠璃に言ってしまったらどうする」。恵「そん時は、そん時」。勇造は走り出す。学校では、直は気に入ったようで。瑠璃を取り戻す心配はない。そこで、島では全員が参加して歓迎会だ。三線と手踊りだ。沖縄ドラマの定番シーンです。直はみなに注いでまわっている。皆は安心する。しかし、酔った照明が「いっちゃんは、どこにいった」と乱入だ。喧嘩になる。照明は6歳で奥さんが連れて行った、捨てられるのは惨めで、会いたいよ」と泣く。瑠璃「会いたかったら会いに行く」。川島は、車いすに乗った達也を思い出した。瑠璃の作文を島袋先生は校長に見せる。作文「私はあの人をおかあさんと呼ばない、心が弱くなるからだ」。→わたしは心が弱いので、おかあさんと呼びたい・・・の意味ですね。作文「あの人は大きな子供だ」。校長「大変な親子ですね」。島袋先生「普通ではない」。校長「普通ってなんでしょう? ・・ 瑠璃ちゃんも普通ですよ、考えてください」。夜、仲間家では夕食だ。直「いっちゃんって、叫んでいた」。川島「どうしても捨てられないことがある」と言い切る。CM。
夜、直は瑠璃の部屋に来て、痛んだ麦わら帽子を見つける。そして布団に入って「一緒に寝よう、夜泣き激しくって、部屋を歩いた」。そして、抱きしめる。直「あんな麦わら、捨てて良いのに」。髪切って可愛くなった。他愛のない話でふざけている。これが最後の母のいい想い出になるのですね〜〜辛すぎるよ。瑠璃「何しき来たか聞けなかった」。外で聞いている勇造は安心し三線を弾く。CM。
次の朝、瑠璃はいない。直も出て行った。ヤシガニを探している瑠璃を海岸で見つけた。直「飽きたので帰る、おじさんとおばさんに宜しく、私はあのおばさんは苦手だ、何の用で来たか聞かないのか? ・・・ 私結婚するの、瑠璃の籍抜きたいの、意味分かるよね、他人になること、私のお腹に赤ちゃんがいる、できちゃった婚、分かるよね、親子・終了、最後におめでとうと言ってくんないかな、あんたに祝福されたいんだ」。瑠璃は顔をこわばらす「いやだよ、いやだよ、私もおかあさんの子供だよ、捨ててばっかりだよ、本当にマジに捨てないでよ」と抱きつくが、直は振り払う。瑠璃「私、人間だよ、おもちゃじゃない、お願い、他人なんて、捨てるなんて」。そこに照明が来て、「捨てちゃ駄目、駄目、子供を捨ててはいけません」と叫ぶ。その時、麦わら帽子が飛んでいく。照明は追いかける。直「私だって、幸せになりたい、人生やり直したい、笑って生きてみたい」。瑠璃「さっきの冗談だから、結婚おめでとう、幸せになってね、さよなら」と言うと走り出した。---捨てたと思ったら、捨て返された、幸せになりたいと叫んだあの人の言葉が、耳から消えない---と瑠璃は泣きながら走る。直のもとに勇造が来る。直「なぐるなり勝手にして、私のかあさんは、よく私をなぐった、でも私は瑠璃をなぐっていない、仲間さん、瑠璃を殴らないと約束してください、瑠璃を幸せにする自信、私にはない」。勇造「おれにもない、誰にもない」。直「でも次の結婚で幸せになる自信ある」。あんたは絶対幸せになりません、あんなに母親を思ってくれる子供がいる幸せに気づかない人に、幸せは来ない。絵に描いたようなへなちょこ「幸せ」は来るかもしれないが・・・怒り。勇造「そりゃ良かった、おめでとう」。直「瑠璃もそう言ってくれた、これで良かったのよ」。勇造「幸せか? 自分の思い通りになって」。直は船であっさり帰る。それを見送る勇造だ。ちょっとあっさりだったな。直は決して幸せになれないだろう。幸せに気づかないのだ。馬鹿だよ、衝動的過ぎる。瑠璃は「登校拒否します」。良い言葉ですね。ハッキリ言い切る、潔さ、お気に入りです。恵「了解」。そして、学校に電話する。島袋先生は家庭訪問しますというが、恵「人間には休まないと行けないときがある、言葉もあの子には届きません、私たちに出来ることは、ゆっくり休ませることです」。瑠璃は食事も摂っていない。寝込む瑠璃に川島と照明がやって来て「今夜あたりありそうだ」。夜、砂浜を匍匐前進だ。海は暖かく、★は綺麗だった。照明も暖かい人だった。照明「ウミガメの赤ちゃん、ここで生まれるよ、おしゃべりなし」。帰りの島袋先生は3人が海岸で這っているのを見つける。その時、ウミガメのふ化がが始まり、生まれたウミガメは一生懸命に海に向かっていく。長回しで、シーンが流される。音楽、海の音。川島「すげぇ〜」。瑠璃「うん」。照明「がんばれ」。次の日、瑠璃は元気になった、学校へ行く。勇造「里子、うちの戸籍に入れる、それなりの覚悟を決めて貰う」。老婆「心配ないさ、帆とも、森も、鳥も、★も、海が育てるさ」。照明は酒をやめて、東京に行く、瑠璃ちゃんありがとう。川島「自分に正直で、いいんだ」。瑠璃「照明、頑張る、川島、頑張る」。瑠璃の勧めもあって、川島は美容院を開設した。客はいないだろうけど・・この島では現金がいらないようだから店として成立するかも。瑠璃「自分の気持ちに正直に、おじさん、泣きたいときは、このハンケチを使うね」。---ウミガメの赤ちゃんを見て、元気になった、客観的に見て、人間は単純かもしれない、だけど、痛みは残り、暴れそうになる---そんな時は海に向かって、ウミガメの赤ちゃんに「頑張れ」と叫ぶ。
何とも悲惨な話だった。瑠璃は結局母親から、もう一度、完全に捨てられるのだ。そして、新しい結婚を祝福してくれと頼む。戸籍の掃除で、養女に出すから、戸籍からも出て行ってくれ、何とも、悲惨な話だ。ひどい母親だよね。最低だ〜〜。子供を捨てる母の話は苦手なのです。個人的にこだわりの嫌な物です。瑠璃は、再会しても、少し甘い事も考えていた。こっちから捨ててやるつもりだったが、また捨てられた。それではドラマとして余りに悲惨なので、ウミガメの誕生シーンを長回しで見せた。川島と照明と一緒に・・・学校帰りの島袋先生も、ちょっと横から参加だ。これで、けなげに頑張って海に向かう赤ちゃんウミガメで勇気づけられる? でも大人のカメには殆ど馴れないのだね、悲しくなった、笑い。もちろん、勇造と恵は瑠璃の中に、孤独な人間の強さと弱さを見て認める。それに共感できる人間として共に生きようとするのだろう・・だから小学校存続のための「誰か」でなく、瑠璃がいてほしいと強く思うのだ。納得。
このドラマは毎回脚本が違うらしい。そして、ここから島の人々にスポットが当たっていくようだ。今回は瑠璃の母親の直がメインだ。西田尚美さんは、こんな役はピッタリですね。だから、セリフも定番ながら良く、演技も上手いので、その分身勝手さに反発してしまった。違う役者さんだと、どうなったろうか? 難しい。

瑠璃の島★★★★ 2話 4月23日放送
八重山諸島の鳩海島、周囲3.8km、人口49人、平均年齢63.5歳、子供の数1人の字幕が出る。勇造は島を救うために瑠璃を鳩海島に連れてきた。前回のまとめだ。タイトル。仲間家では、瑠璃の表札を付け加える。そこに宿泊している川島がやって来る。川島は仕事をさがしているが、この島は時給自足なので、現金収入はないと勇造は答える。そこで、恵から宿の修理をまかさせれる。小学校で、島袋先生は実力試験で瑠璃が落書きばかり書いて、ほとんど正解していなことを校長に知らせる。島袋「出来ないとしたら問題だ」。校長は「わざとじゃ、あの子は島の救世主だ」。松隈用務員は「なめられているのでは?」と話す。島袋「救世主だろうと、大人をなめるとどういうことになるか知らせるべきだ」。その瑠璃のところに、照明がヤシガニをもって来て「食べるか、じゃ山羊と遊ぶか、じゃ食べるか」と瑠璃をからかう勇造が気づいて、止めさせる。勇造「可哀想な奴だ、酒の飲み過ぎで、頭がゆるい」。その勇造は船で出かける。教室で出席を取る。一人しかいない、笑い。瑠璃はやる気がなく、いい加減だ。島袋先生は厳しく冷たく「あなたが反抗的態度を取っても、私は痛くもない、教育者として特別扱いしない、一人であろうと、僻地であろうと、あなたを心身健全に育成する義務がある」。瑠璃ははいはいとなめている。1時間目は国語だ。しかし、校長はニコニコして、甘々です。一方、川島が電話しようとすると、新聞では東京湾で死体が元美容師のと判明したの記事が載っている、「美穂子です、兄は死にました、読んだら連絡しださい、警察は自殺だと言っています、兄に何があったか知りたい」と書いている。その川島に美月が話しかけて、「東京の人か」と声を掛ける。川島は沈黙して逃げ去る。茂と美月は川島に興味があるようだ。勇造の家に瑠璃を訪ねて、新垣と宮園が来た。これからどうするか、瑠璃の希望を聞く。瑠璃「言っても無駄、ゲーセン作って」と答える。新垣は説得をはじめる「小学校が、この島唯一の公共機関で・・・」。瑠璃は関心なく聞き流している。勇造が帰り、何だと聞く。そこで、また喧嘩になりそうだ。瑠璃が外に出ると、上からビニールのトタンが落ちてくる。川島の修理を瑠璃は一緒に手伝う。新垣は先週の壊れたボート代を請求しに来たのだ。新垣「島として受け入れ体制を示さないと格好がつかない、あの子は大人をなめている、ひどい子を連れてきた、しょうがないが、おとなしく真面目で朗らかで純粋な子はいなかったのか」と瑠璃にも聞こえているように大声でいう。勇造「大人の厭なところを見てきたから、多少のひねくれはある」。宮園「石垣にも施設があったが、せめて、そこの子はいなかったのか」。勇造「石垣の子ならいいのか、お前が行け」。結局、訳分からず、文句だけ言う大人たちはどこにでもいる。CM。
茂と美月は「ばあ」と一緒に住んでいる。そこに瑠璃がきて、茂「何もないが良い感じ」だ。茂「よそ者で、俺は横浜生まれで美月は山形生まれだが、住み心地いい」。瑠璃「二人とも、子供の時から、この島にいたかったとと思いますか、11歳の時から」。美月「それはないかな」。瑠璃はイライラする。瑠璃は石垣に行く勇造に「私でないほうがいいのでは・・」と聞く。勇造「髪を切って可愛くなったヨ」と答え、船に乗って、手を振る。家に帰ると、恵はゴーヤを切って、夕食を作っている。瑠璃は島の唯一の商店に行く。そこに川島がいるが、その勘定の間にチョコレートを万引きしていく。川島は記事の載っている新聞を持って行く。新垣は、川島が身元不明でヤクザかなと、心配している。美穂子はアパートで、川島達也が「最高の美容室にしょう」と挨拶しているビデオを見ている。川島は川島ではないようだ。川島が浜で座って新聞を見ていると、照明が来て、「一緒に飲もう、友達になろう、東京に一緒に連れて行ってくれ、友達だろう」。川島「いいよ、でも東京には、もういかない」と答える。CM。
小学校は水泳の時間かな。瑠璃は沈んでいく、泳げないようだ。キレイに泳いで島袋に助けられる。島袋は沖縄本島生まれだ。瑠璃は島袋先生に「東京にきたことある、スクランブル交差点怖くてわたれない都会に生まれたのは私のせいではない、都会育ちは大自然と付き合えない駄目な奴と思っているのでしょう、先生って最高に田舎っぽい」。そして瑠璃は早退してしまった。島袋先生が校長に言うと、校長「子供の言うことですから、島のこと好きになって貰わないと」。島袋先生「それを知って増長している」。校長「じゃ、やめますか」。瑠璃は学校の柵の中の鴨を追い出してしまう。学校の皆が一生懸命追いかける。瑠璃のいたずらが続く。夜、島の皆が勇造の家に集まってしまう。瑠璃「わざとだ、いたずら好きだ」。新垣「皆、君を大事にしたいと思っている」。瑠璃「嘘ばかり、来たものしょうがないでしょう、どこに住んでても帰れないし、東京もこっちも、大人達は同じだ」と逃げていく。勇造が帰り「奈津ちゃんのところで万引きしたのか」と聞く。瑠璃「したよ、私がどんな子か分かってるでしょう、別に子供なら私でなくて良いのでしょう、朗らかでで純粋な子を連れてきたら」とふてくされる。勇造は瑠璃を連れて行き、奈津美に謝れと突き出す。そして、店に入れて、外から鍵をかけて、「一晩ここで懲らしめる」と言う。瑠璃はイスで戸を割って帰ろうとするが、思いとどまる。勇造の家では新垣は「がっかりだ」。校長「まだ島になれていない」。松隈「鴨逃がしただけ、学校の事は何とかする」。そこに勇造が帰ってくるが、新垣「あの子じゃ駄目だ」。「あの子も可哀想だ」。勇造「俺が責任取る、俺里親だから」。島袋先生「ひねくれすぎです」。「東京の施設に戻しますか」勇造「このまま返したら、あの子にこの島はどんな思い出になる」。島袋先生「自業自得です、返しましょう」。勇造「頼むよ」。恵が「うちの人がこういってますから」と、その場はまとまるが・・・CM。
次の朝、船に乗って勇造はいく。恵は奈津美と一緒に見に行くと、瑠璃はお腹が痛いと寝ている。下腹を示す。恵は盲腸かもと心配する。島の船は皆漁に出ている。午後には定期船が出るし、漁からも帰ってくる。茂と美月は網を打っていると頭上をヘリが飛んでくる。恵はもう大丈夫だという瑠璃を背負って、呼んだヘリに乗る。瑠璃はもう大丈夫だというが、ヘリは二人を乗せて行く。島の人たちは心配そうに見送る。15分で病院のある島に着くのだ。恵はヘリから島を見る「大丈夫、もうすぐ着くから、こうしてみると小さいね」。瑠璃も座りだして見る。瑠璃「わざとでしょう、嘘だと分かってて、するんでしょう、私はこういう子なの、万引きもするし、嘘もつく」。恵は怒らず、「良かった、お腹痛くないのね」と素直に喜ぶ。ヘリが着くと、待機していた救急車の救急隊に謝っている。恵「良かったね、盲腸じゃなくて」。瑠璃「ちょっとの嘘が島では大変になると言いたいのでしょう、やめて、そんなこと」と走り出す。追いかける恵はやっと捕まえる。瑠璃「お金貸して下さい、東京までの飛行機代、私平気です、このまま東京の施設に行きます、もうすぐ私の代わりの子が来るのでしょう、隠しても分かってます、おじさん、毎日何しに出かけているか分かってます、あの人責任感じてるのでしょう、代わりの子を探しているのでしょう、私は東京で取り合えず探してきたから、どんな子か分からなかったし、誰でも良かった、私こういうの向いていないから」。恵「あの人、鳩海島が心底好きなのだ、好きな島のためにどうでもいい子連れてこない、食うだけで手一杯の家が、島のためだからって、どうでも良い子連れてくると思うの、一緒に暮らすのだよ、里子にあんたが良いと思って選んで来た、あんたが可愛いから、おいで」と連れて行く。そこでは、勇造が怒られながら働いていた。恵「島では現金を稼げないから、40万をこうして稼いぐしかない、あんたがこの前壊したボートの修理代だ」。瑠璃は泣きながら走って「馬鹿じゃないの、何で、私のために」と胸にすがって泣く。愚かさは最大の武器です。この手を使うドラマ結構好きです。石垣のファミレスで3人で食べる。今夜はこの島で泊まるのだ。瑠璃「ごめんなさい」とハンバーガーを食べる。八重山荘の民宿で泊まる宿帳に娘・ルリと書く。瑠璃の漢字が難しいのだ。夜、恵はすぐに寝てしまった。布団で勇吉「今日はヘリに乗って大変だったな、病院のない島って、こういう事なんだ、盲腸は怖い、コイツの母親は盲腸をほっておいて死んだ」。瑠璃「ヘリから見た鳩海島は美しかった、周りはエメラルド色の海だった」。川の字の真ん中で初めて寝た。川島は電話する「もしもし、高原でしょう」。そこを美月に見つかり、川島急いで帰る。途中に島袋先生とぶつかる。美月と島袋先生と川島、いい男は辛いね、3角関係になるのかな? 勇造達3人で島に帰る。途中、勇造から「島袋先生に逆らうな、奈津美さんに謝れ」という。瑠璃「うん」と素直になった。しかし、船が島に近づくと、そこには瑠璃の母親が校長と一緒に出迎えていた。驚く瑠璃だ。おしまい。
まずまず、少し里親と里子の関係が進みました。良かったね。恵の愚直さ無条件の親の心は、瑠璃のひねくれた心を上回っていた。まあ、町内会の新垣のような(ちょっとステロタイプですが)大人はたくさんいます。そこには反発したくなりますね。その点は瑠璃の大人を見抜く目は凄い。納得しました。だから、恵の愚直さが光る。それも、瑠璃は嘘が島では大変なことになると言いたいのでしょう」と見抜くが、恵は母親を盲腸で失ったトラウマからの、本当の気遣いだったのだ。これには負けてしまった。そして、瑠璃の勝手な子供らしい想像を越えて、現金を稼ぐための建築現場での怒られている姿では、泣かされました。話も一歩進んだ。しかし、来週は母親が来て、こりゃ問題だ。完全に母親を捨てられるのかな〜〜〜。そうしないと、瑠璃は前に進めないよね、難しい。 脚本寺田敏雄

瑠璃の島★★★★ 1話 4月15日放送
船から、紙をまく川島、帽子が飛ぶ瑠璃。瑠璃「ここからはじまるのだよね」。美しい海と小さな島だ八重山諸島の鳩海島、周囲3.8km、人工49人、平均年齢63.5歳、子供の数1人の字幕が出る。タイトル。
1週間前、東京表参道で、瑠璃が歩いている。そこにナンパされる。勇造は子供を連れて、タクシーに乗るが、母親が追いかけてくる。「孫、孫」というのだ。戻って、娘(純名りささん)に「親子でも、誘拐は成立する、何で僻地に子供やるの」。勇吉「お前の故郷だろう」。娘「子供いないのに小学校あってもしかたない」。勇造「せっぱ詰まっている、子供は命だ、お願いだ」と頭を下げる。その島では、豊が転校届けを持ってきた。自治会長の新垣「10年前に中学校がなくなり、中学生をもつ夫婦が島に住めなくなって出て行った、小学生の子供の家庭もいなくなった、島の人口は49人、70%が60歳以上だ、10年で老人だけの島になる、20年で無人島になる、子供が必要だ、学校存続が希望だ」と声が大きくなる。母親「私たちは島のために生きているのではない」と言うと出て行った。校長「覚悟しないと・・」。島袋先生「生徒一人に教職員4人、税金の無駄使いです」。来ていた宮園「他の所に行くの、転校届け書いてるの?」。早いぞ。海岸で佳枝「4月8日付けで生徒がいないと廃校になる、あと1週間でどうする」。ばあ「鳩だ」と叫ぶ。聞いた恵は勇造に電話する。恵「郭公は産んで、鳩に子供を育てさせる、だから、施設から子供を貰って二人で育てる」。勇造「施設って・・」。夜の海から、川島が上がってくる。水を少し吐いて、大きな息だ。自転車を海に投げ捨てる。瑠璃はおじさんの名刺を取り上げ、脅し出す。中年は仕方なく金を出す。瑠璃「毎度〜〜」。児童福祉センターでは勇造は、里親を受けて貰う。年齢、子供部屋、夫婦円満か、勇造は「ばっちりだ」。新垣と宮園も同じように聞いている「同一都道府県内が条件です、次の里親審議は6ヶ月後です」と言われてしまう。そこに校長が陳情書を持ってきていたのだ。一方、沖縄と知られた勇造は「論外だ」と言われる。勇造は粘って「一人でいい」と言う。係員「沖縄のことは沖縄で」。次々勇造は回るが、もちろん駄目だ。認定がないと駄目だし、保護者の了解もいると断られる。そこに丁度部屋を抜け出す瑠璃と出会う。初めての出会いだ。気になって勇造は追いかける。「厭なのか、小学生か?」。瑠璃「一応」。勇吉「俺と話を」。瑠璃「腹空いている」とカラオケに行く。そして、鳩海島を宣伝する。しかし、トイレと言って部屋を出る。残された勇造は、瑠璃の「歌ってくれたら行く」を信じて、「骨まで愛して」を歌っている。緒方さんの歌ですよ〜〜。うまくはないが歌です。夜の町で瑠璃は酔いつぶれた男から財布を抜き取る。しかし勇造が見つけて、連れて行こうとする。瑠璃「淫行条例を知っている、騙される方が馬鹿なのだ」。勇造「大人をなめるのではない、何かあったらどうする、親がどんなに心配するか、事情は分からないが、こんなことしてたら親は悲しんだ」と怒る。瑠璃は灰皿で頭を殴る。そして、道で喧嘩になる。CM。
警察で、勇造は老化に出ると、園の人が警察に来た。話し込む「これくらいでは類の母親は来ない、育てることを放り出した、瑠璃が生まれてから、父親が亡くなった、母親は若かった、遊んで家に帰らず、あの子が5つの時に、栄養失調で保護された、何度か家庭に戻したが、同じ繰り返しで預けたままだ」。勇造「何とかしようと思いませんかね」。園長「何の関心も持たれない、捨てられたのです、あなた本気で向き合う覚悟ありますか」。川島のはい上がった現場で、不審物が見つかる、。東京湾で溺死体、身元不明と新聞記事になる。それをハサミで川島は切る。ハサミをのどに突き刺そうとするが、咳き込んで苦しむ。写真が落ちるが、写真には鳩海島にてと書き込んである。勇造は次の日も瑠璃を見つけて「沖縄そば食べないか」と声を掛ける。バスに乗って行く。瑠璃「人身売買だよね」。母親のアパートに行く。母親(西田尚美さん)が二人を引き入れる。売れないスナックビデオアイドル(なんじゃ〜〜?)。嬉しそうな瑠璃「バイトして売れない役者している」。そこに麦わら帽子を上げるという。勇造は島の事情と里親の説明をする。瑠璃に行きたいか聞くと、瑠璃「どっちでも」。母親「私もどっちでも、行きたければ行く、行きたくないなら行かない、私のせいで人生縛られたくない、私も子供に人生縛られたくない好きなこと出来なかった事を子供のせいにする母親って、そうなりたくない」。勇造「行くなっていいなさい、あんた親でしょう、言いなさい」。親と子は互いに縛りあうものです。一人では生きようとしても、生きていけないのですよ。勇造と瑠璃は歩く。瑠璃「あの人、親の反対押し切って私を産んだが、相手は死んでしまう、周りは楽しそうで、仕方ない、客観的に見て」。勇造「主観的に見たらどうだ」。瑠璃は笑い出す。勇造は座らせて、「笑うな、まだ11歳だ、親に気を遣わなくて良い、子供は我が儘で良い、自分の気持ちに正直で良い、誤魔化さなくて良い」。瑠璃「したよ、昔、おかあさん、行かないで、帰って、何度も、泣いて、わめいて、怒鳴って、でも結局お腹が空いただけだった、捨てられるのはもう慣れた、おわり」。勇造は泣き出す。瑠璃も「馬鹿じゃないの、赤の他人のために泣いたり怒ったり、おかしいよ」と泣き出す。二人は瑠璃の孤独を共有出来た瞬間です。CM。
校長が走る、島袋先生は「もう少しで那覇に戻れたのに」。校長は島の放送で「編入が決まりました、里子に来てくれるそうです、暖かく迎えて下さい」。新垣と宮園もきて、いや、島の人が揃って万歳をする。恵は勇造に携帯する。そこから島の人たちの万歳が聞こえた。瑠璃---初めてだ、自分のために誰かが喜んでくること、泣いてくれること、怒ってくれること、私には初めてだった、忘れたいことは捨てていけばいい、捨てられるのが厭なら、自分から捨てていけばいい----。母親はアパートのドアにヌイグルミが置いてあった、捨てていったのだ。船に乗っていると、川島と会う。見つめると、風で麦わら帽子が飛んでいく。これって。「人間の証明」ですね、笑い。竹ノ内豊さん棟居刑事だったもの、笑い。瑠璃「ここから、始まるのだよね」。これが冒頭のシーンです。CM。
船から下りても、また次の船だ。川島も一緒だ。やっと、小さな島が見えてきた。勇造「島の人はお前を見てびっくりする、頼むから普通にしてくれ」。瑠璃「私って普通じゃないのだ、決心してきたのだ」。島には横断幕まで出ていた。着いた。大歓迎会だ、「おーりたぼーり」(いらっしゃい)だ。降りて瑠璃が立つ。一瞬の沈黙。瑠璃「瑠璃です、足らないこともあると思いますが、よろしく、こんなに歓迎されたこと生まれて初めてです」と挨拶する。新垣は三味線だし、皆は踊り出す。島袋先生「私にはスナックのホステスにしか見えませんけど」、正解です、見事です。家の前で恵に会う、そして挨拶する。CM。
島を歩く、美月と茂に会って、案内して貰う。病院がないので代わりにヘリがある。これはDRコトーでしたね。いつか活躍しますよね。売店、ここしかものを買えない。瑠璃は凄いところに来たとびびりだした。それから勇造の家で、歓迎会だ。皆が嬉しそうだが、島袋先生だけは「遊びに来たのではない、藤沢さん・・」。新垣が挨拶しようとするが、長くなりそうで皆は勝手に乾杯する。島袋先生は続けて「その髪の毛はいつ直してくれるの、校則ありますよ、小学生らしい髪型ではありません」。瑠璃「先生、これ天パーなんです、間違えられて先生から水かけられたり、誤解だって分かったら、余計いじめられて、学校にも行けなくなって、どんどん行くところなくなって・・」」。佳枝「こでは誰もそんなこと思わない」。島の人は優しく収める。島袋先生「そんな天パーあるわけない」と指摘する。勇造「何が天パーだ、そんな嘘着いて楽しいか、どうするんだ」。島袋先生「これを機会に直した方が・・」。まあ、島袋先生も初対面から、瑠璃の人格と見抜いて、厳しく出た。普通なら平和的に接して見極めるものですが・・。しかし、瑠璃は天才的に嘘がうまい、笑い。瑠璃は切れて、ビール瓶、皿を次々投げ捨てる。これは「優しい時間」ってわけないか、ただのヒステリーです、笑い。水までかける。勇造「でていけ」。瑠璃「お邪魔しました」。追いかける勇造だが、転んでしまう。瑠璃は港のボートに乗って一人で運転する。しかし、止め方が分からない。防波堤にぶつかって、海に投げ出されてしまう。海でもがくと、川島が助けてくれる。なんたる偶然、ドラマ的予定調和です。海のシーンもゆったり動いて美しかった。CM。
勇造のところに瑠璃は連れられ、寝かされる。助けた川島も勇造に「どうしていたのか不審がだれるが、助けてくれたので、ここの民宿にいなさいと言う。たこ、ヤシカニもうまいと勧められる。川島「俺みたい奴が生きていてもいいのしょうか」。意味深長な言葉です。新垣だちは心配している。猛獣美少女・・。似てない、言葉につまると手が出る。島袋先生は校長に見送られるが「私には手に負えない、私には私の人生がある、こんな所にいられない」。校長「いて下さい、島のためにも」。島袋先生「私は島の人間でありません」。しかし、玄関にヤシガニがいて驚く。恵は携帯を見ている。勇造「びっくりしただろう、嘘つくし、手は出るし、頭もチリチリだし」。恵「あんたも手は出るし、頭もハイパーだった、でも私はお父さんと一緒にいるだろう、楽しみだね、あの子どうなるだろう」と笑う。次の日、恵は何も言わない。瑠璃が外に出ると、恵は財布を出す。だって溺れたからだ。そこに勇造が漁から、帰ってきた。タコを瑠璃の頭に置く。気づいた瑠璃はタコを投げ捨て「客観的に見て、虐待だ」。勇造「タコの虐待だ」。これは笑えました、今回一番の低レベル笑いです。そこに宮園が来て、島袋が教育委員会に報告したのだ。勇造「あんた教師だろう、なんのために教師している?」。島袋「自分のためです」。怒ろうとする勇造を松隈が止める。新垣も、昨日のことで、怖がっている。勇造は「分かった、あの子は別の小学校に入れる、俺のためだ、文句あるか」。瑠璃が灯台で寝そべって、携帯の母とのツーショット写真を見ていると、照明がやって来る。逃げると追いかける。神社で追いつかれる、しかし、ばあに追っ払われる。ばあは照明を説明する。売店の持ち主だが、嫁さんが別の男と子供を作った。でも知らないで自分の子供と思って育てた、学校上がる頃に気づいて。酒浸りになった。それで、母親と子供に逃げられた。それで、あんた位の子供を見ると、「いっちゃん」と言って追いかける。瑠璃「いっちゃんは幸せもんだね、そんなに思って貰って」。ばあ「勇造の足、お前を追いかけて、いい年なのに」。勇造の家に帰ると、校長と新垣が来ていた。勇造は瑠璃と違う島にあ通うと言い出したのだ。結局、また喧嘩になる。瑠璃が止めに入る。しかし、恵が皿を割って終わる。島袋が退職届を出すが受理されない、理由は「あなたが好きだから、あなたは資質がある、正しいものを正しいと言える、誰にでも変わらぬ態度、本質を見抜く目、ただ、一つ欠けている」。島袋先生よく言われる、冷たい」と。校長「違います、あの子を接するうちに、それを手に入れると思います」。これがこれからのドラマの一つのテーマなのですね。松隈から一つは何か聞かれる。瑠璃がれる前に、携帯を見ると、母が始業式に来るとあった。瑠璃「でも来ないかも」と寝る。そこで、恵は勝手に入り込んで、一緒に寝てしまう。「誰にも大切なものはある」。瑠璃「見たのですね、携帯」。恵「あなたのこと知りたくてしょうがない、お休み」。瑠璃「タヌキばば」と言う。CM。
始業式が始まる。瑠璃は待っている。しかし、一人で勇造がやって来る。次に母がやって来る。瑠璃は大喜びだ。始業式後。親子二人で、母「巻いたのいつだっけ」。瑠璃「やめて、ごめん、半年前」。母「そんなに」。瑠璃「じゃね、おじさんとおばさん待ってるから」。しかし、後ろから抱きしめられて、「一緒に美容院行こうよ、表参道、帰ろう、遠すぎるよ、あんた捨てていったでしょう、私のクマ」と言われる。瑠璃「クマくらいでガタガタ言わないでよ、ここのおばさん一晩中看病してくれる、寝られないとき一緒に寝てくれる、おじさんは、私のために泣いたり笑ったり怒ったり、捻挫もしてくれる、おかあさん、この中に一つでもやってくれた、私おかあさん捨てたの、お母さんいらないと言っているの」。母はしっかり抱きしめてくれた。お互い泣く。しかし、何と夢オチでした。これは瑠璃の本当の気持ちですね。現実では、勇造が一人だった。母は来てくれなかった。瑠璃---現実は痛い夢の分だけなお痛い、いつだって夢を見る方が馬鹿なんだ---。始業式は淋しく始まった。CM。
海岸で瑠璃は携帯の画像を削除する。とろこが、麦わら帽子が流れ着く。捨てても捨てきれない気持ちのようだった。瑠璃はもう一度投げ捨てるが、岸辺に戻ってきてしまった。まあ、外海で落ちた麦わら帽子が流れ着くことは、絶対と言っていいほどないけど。川島がやってきた。瑠璃「帽子捨てたのに戻ってくる」と泣く。川島は瑠璃の髪を切る。瑠璃「私捨てられてばかり、何で生まれてきたのだろうと思う、せっかく歓迎してくれる人がいたのに、大暴れして、厭になる、自分が」。川島「俺、死のうと思っていた、あそこの護岸から、ポケットに石つめて」。瑠璃「間抜け」。川島「でも、もっと間抜けな人がいて、そこにボートで突っ込んできた、だいぶん沈んだ頃、水面から人が来て、もがいていた、一生懸命、俺は石を捨てって、一緒に水面目指した、いつの間にか死ぬこと忘れていた、もしあなたが生まれてなかったら、俺はここにはいない、ありがとう」。瑠璃「こちらこそ、ありがとう」。瑠璃---初めてだった、嬉しくて、涙が出ることを知った、初めてだった----。髪を切って、帽子をかぶって家に帰る。勇造に見せる。恵「顔小さくなったんじゃないの」。勇造「その帽子・・」。髪のこと言わないと、。瑠璃「この帽子好きだから、無理に捨てることない」。3人は喜ぶ。そこにテレビで川島達也さんが身元が判明した。その川島「お前の分も生きるぞ」とハサミを持っている。学校で、島袋「やっと、切ったの、似合うじゃない」。瑠璃「これで満足」。授業が始まる。おしまい。
まあ、帽子が流れ着くわけはないし、自殺を図った川島と瑠璃が水中で出会うハズがない。しかし、まあ、ドラマですから。象徴的な使い方ですね。帽子は人との絆を表している。捨てたけど、捨てきれないものなのだ。母からもらったヌイグルミは、母からの愛情を表している。瑠璃はいらないと拒絶したのだ。納得ですね。しかし、瑠璃の髪の毛は母との一体感の象徴だ。携帯の画像になっていた、しかし、恵の母とは全く違う、非言語的な愛情表現に、削除して、髪を切ることを決意したのだ。これらのわざとらしい仕掛けが、厭になるかというと、そうでもない。主人公の菊池桃子さん似ながら、10倍は存在感のある演技の成海さんに参りました。「電池が切れる」の1話で出ていたのですね。凄い、そして、脇の大人達が芸達者です。勇造のキャラも、恵のキャラもぴったしです。他のキャラも定番かとも思えるが役者さんの演技で、そこそこ深いような感じだ。校長が島袋先生に欠けた、「一つ足りないもの」も気になりますね。また川島の過去も大きいですね。もっとも、川島達也は金子昇さんで、死体になっているのですから、サスペンス的な展開があるわけです。まあ、照明の履歴は意外とあっさり分かってしまった。なんだかんだで、楽しめそうだ。意外といいな〜。 川島達也(金子昇さん)??