救命病棟24時   フジ   火  21時 

脚本 福田靖
演出 若松節朗
プロヂュース 中島久美子、増本淳
企画 和田行
音楽 佐橋俊彦
主題歌 「何度でも」ドリカム
進藤一生  江口洋介
小島 楓 松嶋菜々子
黒木春正  医局長 香川照之
磯部 望   保健先生 京野ことみ
河野和也 小栗 旬
佐倉亮太 大泉 洋
河野純介 川岡大次郎
大友葉月 MEGUMI
伊坂千秋 田村たがめ
寺泉隼人  代議士 仲村トオル
河原崎美江子 深浦加奈子
須藤昌代   師長 鷲尾真知子
寺泉香織   寺泉の妻 渡辺典子
河野敬子 山口美也子
河野定雄  開業医 平田 満
加賀裕樹  石黒 賢(特別出演)
日比谷学 小市慢太郎


SPの後の本編です。お馴染みですから、楽しめる(不適切かな?)と思います。震災での救急医療という、ドラマで取り上げられる限界に挑戦するのですね。群像劇にもなるのでしょうか。ただ、楓と裕樹の恋もメインなのでしょうか、描き方を誤ると、中途半端になるだけです。期待★★★です、医療関係としては興味は★★★★★です。


救命病棟24時SP★★★★     12回 一回見で、いい加減です、ごめん 3月29日放送

アナザーストリー、看護師の物語だ。望の最後の日だ。看護師長「半年ご苦労様」。佐倉が10日間の休暇から帰ってくる。北海道に帰り、土産を一杯抱えてきた。師長と医局長は、テレビ局の取材を受けるが、佐倉がメインに推薦する。佐倉はもちろんやる気満々だ。佐倉「髪型どうしよう?」。日比谷「もじゃもじゃでイイですよ」。その中で葉月だけがぼんやりしている。早速、取材が始まるが、意識して大げさになる。しかし、緊急電話「倒れた電柱に頭部をうつ」。酸素10Lだ、GCSで30の意識障害だ。25歳男性、血圧100/70、前頭部に挫創あり、救急隊が状態を申し送る。しかし、その時に椎名が急変する。葉月が担当で、患者に向かい、医局長を呼ぶ。タイトル。
葉月は処置を終えるが、元気がない。佐倉が早速、聞き出す。そこにTVクルーが良かったです、聞きに来る。そこで葉月に振る。しかし、喋らない。葉月「私には資格ありません、私は仕事を投げ出して、家に帰った、逃げ出し出したんです」。回想シーンだ。日比谷医師が帰る。河野医院に進藤が現れる。救命病棟でも、震災直後のありさまが再現される。河野医院でのトリアージのシーンだ。河野「医者になって、こんなつらいことわない、女房まで見捨てなきゃならない」。進藤「今はみんなが被災者なんです」。CM。
河野医院で患者を開腹して、鉗子で止血したまま、応急処置したまま搬送する。そして、その患者は救命病棟に運ばれた。驚くべき処置をしてあった。そしてカルテのshindouの文字を見つける。寺泉は妻を置いていく。クラッシュ症候群が疑われるのに・・・。救命病棟は多くの患者で大混乱だった。その時に、混乱の中に進藤が現れた。CM。
ヘリコブターがやって来る感動のシーンだ。3日目に葉月が帰ってくる。本当だ、問題のピンクのヒールの靴だよ。2005年7月、葉月は患者のタカオの退院を見送る。佐倉が葉月に聞く。葉月「そうじゃないの、1ヶ月に運ばれた、硬膜外血腫のホテルの御曹司が、動機の外科の看護師と結婚する、救命では私たちが担当した、救命では意識不明だけど、一生懸命やった、でも、みな覚えていない」。佐倉「意識なくても、全部聞こえているよ」と慰める。しかし、この虚脱感は佐倉にもうつる。佐倉は「この患者さんも私たちのことは覚えていないのでしょうか?」と日比谷医師にぶつける。日比谷医師は、あっさり「当たり前だ」と答えた。タフだ。CM。
望の送別会で夏なのに鍋だ。望「本当に有り難うございました、福岡の病院で辛いことがあって、みなさんと会わなかったら看護師になれなかった、これから、養護教員に戻るが、きっと、看護師に戻ります、できれば、ここに戻りたいと思います」。佐倉は北海道の犬の話をする。葉月は出ていくが、師長は悩みを聞きに追いかけていく。師長「本気なの、いなくなると淋しくなる」。葉月「救命に向いていない、他の科に行く」。死著う「決めたことなら、何も言わないが、転属願い出しておくが」。佐倉も来て「一緒に頑張ってきた、地震でも頑張ってきたじゃない」。葉月は去ってしまった。回想シーンで、5日目。楓の婚約者の裕樹が救命に入る。開胸して、意識を取り戻す。一方、進藤は望に看護師に戻らないかと話しかける。一方、裕樹はPCPSが間に合わず、突然亡くなってしまう。楓も岡山に帰る。そしえt、リフレッシュして帰ってきた。心肺停止患者が運ばれる、日比谷医師が死亡確認するが、進藤は体温28℃で、低体温だ。蘇生を続ける。再開した。CM。
救命病棟で腹痛を訴える患者に、座薬で対応した。しかし、大動脈の損傷だ。現在に戻る。手術して救命する。和也が救命にやってきた。楓は外国出張だ。日比谷「今から医者目指すのか、覚えること一杯だ、医者になったら、ここに来い、誤解されやすいから」。和也「日比谷医師だろう」。佐倉「救命は進歩している、だから、助かった人は臨死体験して、きっと、葉月ちゃんを見ている」と言うが墓穴だね。葉月はぼんやりしている。電信柱の患者は、水道会社で水の噴き出す水道管を修理した。やめようと思ったが、40日目に銭湯を無料開放した、おじさんや子供が嬉しそうだった。その時「やりがいのある仕事だと分かった」。岡田義徳さんですね。佐倉「反省した、病院の水道が治ったとき、修理してくれた人のこと感謝するの忘れた」。医局長も葉月を見守る。CM。
消防の2人が搬入される。消防員は「ごめんなさい」と謝っている。和也はボランティでももめる。蕎麦屋の主人と貧血の奥さんの話だ。並んだ二人に、佐倉は「僕は甲子園球児だ、その自分のアパートが燃えていた、だからどうと言うことないのですが・・」。日比谷「アパート全壊だった、見事に、皆には大丈夫だといったが、親はふさぎ込んでいる、話したからなんだって言うんだ」。テレビで寺泉の「消防隊は火災しかできない、人命救助をできない、救う側には心に傷を負った人もいるのです」。進藤は病棟で消防士に「あなたに感謝している人は沢山いる」と声を掛ける。蕎麦屋夫婦は退院する。また現在に戻り、葉月はひまわりに水をやる。CM。
タカオの母が挨拶に来る。外科診察に来たのだが、「タカオがICUの時、ずっと手を握っていました?」。葉月「いつも」。母「葉月さんお手ですね」。医局長「退院してから、夜寝るとき手を握ってくれと言う、握るがこの手じゃない」と言う。タカオがやってきて、葉月の手を握り「この手だ、僕聞こえていた、タカオ君頑張って、聞こえていた」泣き所ですね、よかった、よかった。。葉月も泣いている。それを見かけた佐倉は追いかけて「誰かがやらなきゃ駄目だ、何も覚えていないのは当たり前だ、助かればいい、頑張った甲斐がある、駄目だ、何言ってイイか分からない、こんな形で葉月ちゃんがやめていくのは厭だ、僕力になるから」。葉月「そうね、分かった、やめない、ありがとう、佐倉さん」。佐倉「何で」。申し送りが始まる。医局長が来て、テレビの取材は日を取り直したい。今度は伊坂さんです、佐倉のはわざとらしく使えないのだ。オチがちゃんと付いたところでよかったですね。いつもの病棟の業務が始まる。エンドロール。
さすがに、これまでの総集編のやり方を反省したようです。ずっと見てきた物には楽しめました。佐倉と葉月の話はまずまずでした。これくらいでイイと思います。気張った話ばかりだったから、ここらでこんなチープな展開で良し。大体チープ好きですから。しかし、初めて見る人には話が飛んでいたように思います。



救命病棟24時★★★★     11回 最終回 一回見で、いい加減です、ごめん 3月22日放送

いつもの字幕。救命病棟では「おにぎり」の食中毒がおこった。一方、廃墟の中で「蒸気危険」の立て札を見るが、8歳児の子供が近づき、噴出した蒸気にあたり、全身熱傷だ。緊張のはしる救命病棟に、その時、引き締まった表情の純介が帰ってきた。純介「僕は大丈夫です」。医局長は緊急の患者の搬送依頼の電話に逡巡したが、進藤の言葉もあり、受け入れた。ドクターが対応することになった。患児はアルミに覆われて搬送された。酸素飽和度80%、体重28kg、血圧110/60で、点滴が始まる。タイトル。CM。
63日だ。佐倉などスタッフは32名が食中毒だ。それぞれ各科に分散され収容される。佐倉看護師もお腹を抱えて苦しんでいる。和也は悔しがる「食中毒出したこと、何もできないこと」。日比谷医師は一言「仕事しろ」。患児の熱傷は80%です、身体の3分の1の熱傷なら助からない、スタッフも両親も心配する。患児に点滴して、感染を防止して、軟膏処置をする。楓は「熱が出れば感染したことになる、今は助けるように頑張りましょう」。寺泉に携帯がかかる。それは医局長から応援の医師と看護師の依頼だった。普通、医師会の担当だが、寺泉は官僚に依頼し、官僚は「4〜5日かかるよ」と冷たく対応するだけだ。医局長は「Nr3名とここのスタッフで、24時間患者を受けなければならない、やります、頑張ります」と答える。医局長は病棟でスタッフに「5日はかかりますが、頑張りましょう、皆さんに22時間勤務だ、1時間しか眠れません」と言う。。師長も「若いときは朝まで踊りにいって、仕事した物です」。スタミナドリンクを頼む。総合病院だろう、他の科は大丈夫だろうと思うけど・・。食中毒の小林医師の担当の患者を分担する。2日後に政治家と官僚での再開発の基本計画が始まる。医局長からの携帯で寺泉は「あと2、3日頑張って下さい」。熱傷の子供は熱もなく、水分バランスも保たれている。CM。
医局で1時間寝たが、日比谷医師も起きられない。しかし食中毒の看護師は点滴を受けて幸せそうに寝ている。皆、寝ないようだが、大丈夫かな。重大な医療事故が起こるかもしれないぞ。和也は「何か仕事はないか、もうボランティアは4人だ」と言う。そこに意識障害の人が運ばれる。和也は患者に接触する仕事はできないのだ。医局長は自分に点滴したまま、机で寝てしまった。肺を摘除した立松は「仕事に戻りたい」ので、リハビリに頑張っている。郵便局の配達人だが、地震では届ける家がなかった。立松「現金書留だと、避難所を探して、渡すと、めちゃくちゃ喜んでくれる、地震で、この仕事に自信を持ちました、ペットボトルをエレベーターの壊れた、マンションで配達しないといけない、頑張らないと行けない」。熱傷の子供も挿管をはずせるようになった。寺泉「(政府の上層部は)現場が分かっていない」。官僚は「ノー天気に復興を考えているわけではない、被害総額は65兆から50兆で、国家予算の1.5倍、東京に本社が集中した日本は機能していない、地方も東京を支えられない、30%は海外からの援助でやっている、たった20秒揺れて、日本は滅びる、官僚に任せてくれれば、立て直せる、それを根回しなど、不毛な手順で混乱させているのは、議員の先生達ですよ」。緊急で熱傷の子供が熱発しだした。楓「両親に3日以内に熱が下がれば・・」。両親「皮膚移植などしないのでしょうか」。楓「まだ結論が出ません、私は彼の直ろうという力を信じています、息子さんを信じて下さい」。両親はすがって泣き出した。進藤は神戸日々新聞のサイトを見つめている。CM。
東都中央病院では7日で、寺泉がやって来る。医局長は「もう持たない」。寺泉「もう少し待ってくれ」、復旧の作業中、重機の下になった患者が搬送される。皆が受け入れる。付き添った作業員「仙台から出てきた、あいつ、警報の音が聞こえなかった」。この役は相島さんです。処置が進む。止血はできた、閉腹と言うときに心停止だ。ボスミン注するが、肝臓から再出血して、救えなかった。進藤は処置室から出て行き、進藤「申し訳ありませんが、亡くなりました」。相島さん「何で瀬戸が死ぬんだよ〜〜〜」と叫ぶ。「俺たちが頑張っても、東京の復旧は無理だ、瓦礫かたづけて掘り起こして埋めて、また瓦礫かたづけて掘り起こして埋めて、こんな大きな町を元に戻すのは無理だ、いつまで・・」と号泣する。見て寺泉、進藤も立ちつくすしかない。CM。
医局では医局長は捜し物だ。師長も限界だ、医局長も「分かりません」と叫ぶ。もう食中毒のスタッフは治っているだろう熱傷は皮膚バンクに移植がない、ガンマグロブリンを使い、ガーゼ交換を2回に増やす。和也は進藤に「不注意で、こんな事になって、どうすればいいですか、どこでも土下座して頼みます、楓先生は婚約者を亡くし、兄貴はぼろぼろになり、俺のせいで・・」。進藤「おれはこれで終わったと思っていない、希望を捨てるな」。進藤先生は寝ていないのではないか。政府の会議で、官僚「海外からの医療支援を制限するべきでは、現場でトラブルが起こる」。「まず見ないと、予定を調整して・・」。そのスローな対応に、寺泉「どうかしている、我々は国民に舵取りを任されている、堀内先生、視察に意味はない、この国には死にかけている、絶対助けないと行けません、私が見た救命医は歯を食いしばっている、東都病院に医師と看護師を回して下さい」。寺泉は出て行く。マスコミが聞く。秘書が驚くが、寺泉は出て行く。西村さんが郵便配達員で登場して、進藤医師に郵便物だ。神戸の新聞社に送ってもらった。師長と一緒に見る。神戸の写真だった。皆が集まって、神戸の同じ場所の10年前後の写真だった。「こんなに変わるのか」。進藤「人間が諦めなければ、町は復興する、危険な場所で頑張っている、彼らが傷ついたら、誰が助ける、応援も来ない厳しい状況だ」。食中毒の伊坂、佐倉も職場復帰する。もう6日も経てば、直っているよね。結局応援よりも、急性期を乗り越える事を考えた方が良かったようだ。皆は気を取り直して、仕事に意欲を燃やす。熱傷患者も、頑張っている。CM。
医局で楓も寝ている。さすがに疲れている。1時間後に起こされたが、ICUに戻るように言われる。熱傷の子供の熱が下がった、炎症反応のCRPも8に下がり、呼びかけに反応した。両親もガウンを来て、声を掛ける。患児「ママ、パパ」と答える。楓「よくなっていると思います、頑張ったね」。感動するところです。寺泉は医師6名、看護師1名が到着しますと医局長に電話する。寺泉「頑張りましょう」。医局長「有り難うございます」。どこから来たのでしょうか?ちょっと遅いようですが。救命病棟に子供の絵が張り出される。千尋の絵はパパの顔だ。寺泉「32万票だった、でもたった一人に好きだと言われることが、こんなに嬉しいとわ、震災の前には言われたことがない」。医局長「うちは夏美といいます、会いたいです、でも来週には顔を見に帰れます、寺泉先生に助けられています」。寺泉「先生に次は何を頼まれるか」。進藤「政治家を辞めないで下さい、復興は10年かかると思いますから」。寺泉「やめません、絶対諦めません」。壊れ描けたビルが映っていた。進藤は熱傷患者を診ている。楓は進藤に「勇気をもらいました」。進藤「あそこに映っているのは人間の生命力だ」。「運ばれたとき、手を握りました、生命力を信じたいと思った」。「俺たちは皆、彼シン君に救われた」。「頑張ろうね、シン君、私も頑張るから」。夜の医局で進藤は座っている。これまでの回想シーンだ。思えば激動だった。そこに国際人道医師団からの連絡だった。医師団「東京はどうだ?」。進藤「希望が見えてきました」。2年後で、町は復興しだした。そして、救命病棟に和也がやってきた。国家試験が通りました。研修医として来た。望もここで看護師としてやってきた。あれ、和也は医学部の学生だったんだ、それで、2年後に卒業できて、研修医で戻って来れたんだ。それなら、医師の監視の下、少し医療補助をできたかもしれないのに・・・ 和也の指導医は楓だ。和也は壁に神戸の写真が貼ってあった。医局長は「私たちの誇りです」。和也「進藤先生は?」。楓「どこかの国で患者をみています」。気道確保から始める。楓は和也と握手して、力一杯、握る。絵もパネルにして張り出している。その絵には、皆の似顔絵があった、進藤もいた。回想シーンだ、思えば色々ありましたね。続く。
最後は意外とあっさりでした。最終回的な盛り上げもなく、進藤先生の送別会もなかった。まるで日常のまま終わる、ERみたいだ。それらの感動は、特別編が予定されているようだ。そこで、まとめて感傷に浸れるのかもしれない。期待しよう。寺泉も、もう少し政府の中で、頑張るのかと思った。2年後にもちょっと成長した姿を見せて欲しかった。まあ、ツッコミは多かったけど、震災医療を取り上げて、トリアージ、クラッシュ症候群、震災後の疲労からの虚脱からのウツも取り上げられていました。もちろん、震災下での政治の問題、医療のシステムなどは、シリアスで複雑なので、十分描かれたとは思えなかった。しかし、恋人の死、それを乗り越える話、家族のエピソードのレベルでは感動物がいっぱいあった。イイ言葉も一杯貰った。細部までは満点と行かなくても、意欲的な作品で、地震の実際を示してくれました。やはり地震が予想される静岡県にいるからかな・・・



救命病棟24時★★★★★     10回 細部はかなりいい加減です、ごめん 3月15日放送

42日目、和也と純介は河野医院に戻ってきた。震災後の苦闘がよみがえる。病院では、56歳、城丸、男性、バイクで転棟して救命病棟に運ばれる、多発性肋骨骨折で、皮下気腫を伴った緊張性気胸で進藤はドレナージを入れる。血圧60のまま、しかも、酸素飽和度が上がらない。医局長は挿管するが、右肺の呼吸音が戻らない。ドレナージからは勢いよくエアが漏れてくる。焦るスタッフはレントゲン写真を撮ることにする。楓が見ていた一緒に運ばれた城丸の息子はバイク事故で足の骨折はなく大きな血管の損傷もなく外傷だけだ。城丸の大きなバッグを持ってくる。進藤はレントゲンを見る。挿管は適切な位置に挿入されていた。進藤は気管支鏡で検索する。なつかし気管支の像ですが、どこがさけているのですか、分からなかった。進藤の予想通り、気管支断裂だ、そのまま内視鏡的に左気管への片肺挿管とする。それで、エアの漏れも止まり、酸素飽和度も一気に改善した。しかし、その時に進藤は左肺に腫瘤陰影があることに気づき、医局長に告げる。緊急手術後に、CTで精査が必要だ。タイトル。
葉月は城丸の顔を、思い出した。望が広告を見つけた、宣伝で有名な安売り店の社長さんだった。寺泉は臨時内閣で記者会見の担当をを外された。それを画策した担当官僚に当たる。寺泉「こんな大変なときでも官僚は主導権を取りたがる」。官僚は「震災を人気取りのチャンスと考える政治家先生もどうかと思います」と負けていない。城丸の息子は覚醒した親父に会う。親父は「金はあるな、仕入れはどうした、客はトイレット紙とミネラルウォーターをほしがっている、行け」と叱る。将吾には城丸は怖いおじさんだ。同じ喘息だといっても、将吾も千尋も引きつった笑顔だ、笑い。看護師のスタッフの間では城丸は顔つきから金儲けしか考えていない、成金の印象を抱く。しかし、日比谷医師は「逞しくていい」とひねくれた意見だ。医局長はCT所見などを城丸本人に告知する。医局長「癌だ、リンパ節、肺にも肝臓にも転移がある」。城丸「死ぬのか、話できて生きられるのはいつまでだ」。医局長「半年や1年という単位での生存は難しいかと・・・」。城丸「はっきりしろ、医者なんだろう」。進藤「1ヶ月は持たないかも」。日比谷も「末期だ、怪我が治るまでもたない」息子に告知しないのか。楓は城丸の隣のベッドの将吾の転棟を考える。当たり前だ、数回前から叫んでいるぞ、おじさんは。松葉杖の息子に城丸「俺が死ぬといってびびっているのか、お前が社員300名の先頭に立たないと行けない、足の怪我は良いわけにならない、問屋を札束で頬を殴って、水とトイレ紙を出せと喧嘩してこい、うちに賞品がないと、ペットボトル1000円で売る奴らにカモにされる、震災で物がないのをいいことに、客の足下を見る泥棒みたい奴らをのさばらせていてはいけない、どこよりも安いから城丸屋だ、俺の命の終わる1ヶ月まで、仕入れ業者を集めてこい、どんな手を使っても、かき集めろ、俺のことはいいから、早く行け」。息子は松葉杖で行く。CM。
スタッフ「城丸は金の亡者じゃないじゃん」。師長は言ったのに言っていないととぼける。流石に出世する人は違う。ボランティアも交代するようだ。おにぎりの包装をボランティアが外す慣習になっている。若い学生たちは3月で新学期準備や、就職活動もある。和也は病院に戻るのだ。純介は燃えがらのままだ、和也は怒りながら「兄貴がそんなんじゃ、帰れない、いつまで落ち込んでいるのだ、兄貴はできが良くて、偉そうで、正直むかついたけど、震災で頑張る姿見て、凄いと思った、いつまでへこんでいるのだ、いつもの兄貴に戻れ、偉そうなこといえ、俺行くから」。純介は一人で残されて、和也は行ってしまう。戻ると病院のボランティアは2名だけで、若い人はいなくなった。何日かたったようだ。寺泉は秘書から「内閣連絡会には帰ってきてくださいね」と携帯で確認される。城丸は手術のバイパス手術がうまくいって、口から食べれるようになった。進藤らに城丸「息子は商売人に向いていないのか、俺は死ぬのは怖くない、息子に仕事を任せられたら、すぐにでもあの世に行きたい、女房が待っている、女房は地震で死んだよ、女房は地震が怖いから、家具を金具で止めてくれと頼まれた、でも200万の家具にネジが打てるかと取り合わなかった、その食器棚が倒れて死んだ、俺が代わってやりたかった」みな、辛い思いをしているのだ。寺泉は楓に、将吾のベッドを代わるように頼んだ。進藤「ICUにいる限り、見えますよ」。寺泉「君はヒトの死になれている」。その時搬入口に、巨大な資材トラックが横付けする。城丸の息子が帰ってきた水300ケース、トイレ紙200箱、生活用品など、毎日送ってもらえるように契約した、札束で横っ面叩いたよ」。城丸は車いすで見に行く「いいぞ」と泣く。一人でいる純介のところに、医院が開業し始めたと勘違いして近所の老人がやって来る。皮膚に膿がたまっていた。排膿する。近所の老人「小さかった坊ちゃんが立派になって、一家全員河野先生に見て貰っていた」。純介「信頼されていたのですね」。老人「河野先生は、腕はいいし、目は確かだし、元々大学病院にいたんだものね、それが助教授のイスをけって、患者を診たいと、町医者になったんだ、ありがたいね」。純介「親父が、そんな凄かったんだ、そうだよね、親父も、進藤先生もすごいのだ、張り合うのは早い、俺は研修医だ、駄目駄目で当たり前だ」やっと、純介も、出口が見えてきたかも。でも昔は人間性や徒弟制度みたいもので助教授になれたりした。自分もこれから、助教授のイスを蹴って、病院勤めをしたんだ、と無理矢理言えそうだ。そんな気はなかったけど・・・笑い。。救命では将吾のベッドが代わる。城丸の容態は悪化した。医局長に城丸「人間は欲が深いな、夕べの息子の顔を見たら、一緒に仕事をしたくなった、半年とは言わない、せめて1ヶ月の時間が欲しいよ」。そこに息子がやって来る、息子「オヤジ、城丸屋は全店開店した、ペットボトル2000円で売っていた奴は撤退した」。城丸「そうか、そうか、もう行け、明日も、あさっても、報告に来い、俺は待っている」。泣ける所です。進藤に城丸の息子「父はいつまで持つのですか」と聞く。進藤「いつ何が起きても、おかしくない状態です」。息子「もしもの時はすぐに読んで下さい」。寺泉は「走れメロス」を読むはじめる。城丸は大泣きする。寺泉「内閣連絡会は明日9時からです、遅れては駄目ですよ」と秘書から確認の携帯がある。将吾「あのおじちゃん死ぬの」。千尋「ヒトはみな死ぬの」。将吾「死んだらどうなるの」。千尋「天国に行くの」。将吾「どんなところ」。千尋「知らない」。将吾「小島先生の婚約者も天国にいるの、天国に行って戻って来れないの」。千尋「だから、小島先生泣いていたでしょう、寝よう」。この話はいつかは、そして一度はします。今は自分は天国も地獄もない。無だけがあると考えています。世界の中心で愛をさけぶのコメントを見て下さい。その時城丸のモニターのアラームが鳴る。寺泉は気づく、幸い将吾と千尋は寝ている。進藤と医局長が看護師長から呼ばれる。CM。
進藤の指示は、硫アト1A,アンビューバックだ。カーテンが引かれる。次にカテコラミンの持続投与、寺泉が楓に近寄って「いざというときは子供たちを出します」。そして寺泉は「走れメロス」を読んでいる。−−−メロスは走り続けました、川が氾濫していたのです、約束の時間は近づきます。メロスは疲れて、立ち上がれませんでした。そして、夕日が地平線に沈む時に来たのです−−−城丸の息子はまだ来ない。いや、やってきた、必死で呼びかける。城丸はあえぎ、息子「オヤジ、お客に有り難うと言われた、城丸屋が開くのを待っていた、みんな喜んでくれた」。城丸「そうか、俺は・・・かあさんと・・・お前は城丸屋の社長だ、のんびり暮らそう、嬉しいな、かあさん、安心して・・・負けるな・・・」。そう言うと苦しそうにする。息子「かあさんによろしくな」。モニターのアラームがピ〜という。医局長は、午前9時54分死亡確認を宣告する。息子「ありがとう、おやじ、有り難うございました」とスタッフにお礼を言う。普通こんなうまく死ねませんが、ドラマですからね。感動的にしないと。もちろんベタベタですが涙しました。楓も寺泉も、将吾も千尋も清々しさに浸った時間だ。寺泉の秘書から「どこにいるんです、先生、会議始まるよ」。将吾「小島先生、最後おじちゃん笑っていた」。千尋「淋しくなるね」。楓「寺泉、震災が起こってから、二人は色々なものを見た、私の婚約者を看取ってくれた、たくさんのものを学んだ、自分たちなりに城丸さんの死を学んだんじゃにないでしょうか」。医局で、またもおにぎりだ。包装を取って出してある。日比谷も梅干しと焼き肉のおにぎりで食べる。病棟の廊下のイスに座る寺泉は「あそこに俺の仕事はない」。進藤「官邸に戻って、子供たちの未来を考えるのが、あなたの仕事でしょう」。子供二人の姿を見て、寺泉も新たな仕事を考える。ボランティア室で和也がおにぎりの包装を見ると、賞味期限が1週間前で切れていた。救命病棟は集団食中毒だ。ホスミシンの点滴が用意される。純介が日比谷医師から呼び出される。救命病棟は吐き出すスタッフで一杯だ。一人はマロリーワイス症候群で吐血しているよ。大変だ。続く。
父と子のエピソ−ドでしたね。みんな偉そうな父も、偉そうに見えない父も、立派です。自分が目指すのは偉くなさそうな格好だけど、実は偉い父親ですが、全く駄目です。ベタベタな展開でしたが、それなりに泣けました。震災とはとくに関係ないようなエピソードかもしれない。純介も、父を見直して、自分の気負いを客観視できましたね。出口は見えてきたようです。千尋の福田ちゃんは意外と正統派の美人女優になるかもしれませんね。期待しよう、そこまで長生きできるだろうか?
ゲスト: 城丸、綿引勝彦は見るだけで悪役ですね。息子、伊崎充則は頼りないが、頑張る役です。




救命病棟24時★★★★★     9回  3月8日放送

40日目。病院には救援物資で、変わった文字の国からの物もある。そこに救急車で、復旧作業中の消防士の転落事故で2名運ばれてくる。骨盤骨折の疑い、気道閉塞などだ。吸引する。テレビでは寺泉は報道官で発表している、記者から「震災ではなく人災によるものもある、消防官が人命救助しない例がある」。しかし、質問で寺泉が熱くなると担当官僚が止めに入った。救命の消防官の外傷はは大丈夫のようだ。カレーはインド製だった、最初の救援物資だったのかな。日比谷はカレーが嫌いだ。驚いた。消防官の外傷は半壊したビルの現場での事故だ、皆は疲れがたまっていたのかもしれない。将吾と千尋がまだいる。父は総理大臣になりたいが、子供頃はウルトラマンになりたかった。これだけは初めて見た看護師の娘と大笑いだった。ここだけは何とかして欲しい。そこに寺泉が会いに来る。覚醒した消防士は「すみません、許して下さい」とうなされる。怪我する前から、家ではうなされていると妻はスタッフに漏らす。医局長が聞くと、横の先輩消防士「阪神震災で、消防は消火と救助の両方に手を取られ、火災の拡大を止められなかった、それを機会に消防は消火に徹した、それは、瓦礫の下からの助けの声や、怪我の子供も置き去りにしないといけないということでした」消火は消防士しかできないが、瓦礫から救うことは危険だが一般人もできる。覚醒した消防士平野は我に返った。タイトル。
純介が処置した患者がやってきた。テレビでは美談ばかりだが、震災の当初はひどい話、略奪もあったと語る。その患者は純介が傷を縫ってくれたが、的確な処置だった。縫合は1週間もすれば抜糸で、後は処置はほとんどいらない。異物のある深い傷なら長引くが、的確な処置だったのだからおかしいな。しかし、純介は気もそぞろだ。純介は振り返る、助けられたかもしれない人を見捨てた。和也は処置室の機材を見る、そして、進藤先生ごこをしてる。マギール鉗子? 純介は生気なく、燃え尽きている。入院している消防士は震災時の悪夢にうなされる。助けを求める声が聞こえる。消火活動だけをしていたのだ。「すみません」と謝る。激しいシーンが再現されていく。進藤が「大丈夫です、ここは病院です」と呼びかける。精神科のドクターを要請することにした。望が指導医の楓に河野医師の指示のアレビアチンが2500mgになっていると告げる。10倍量だ。楓が訂正する、250mgで出して下さい。やってきた進藤に楓は純介がおかしいという。純介はぼんやり座っていたが、夜眠れなくて薬剤室から睡眠薬を持って行って飲んでいた。純介は地震の後のことを覚えがない。覚えているのは助けられなかった人のことばかりだ、と漏らす。楓「あなたは、それ以上の人を助けたの、頑張ってきたから、休みなさい」と慰める勝手に睡眠薬を持って行っては駄目です、しっかり受診して眠剤を処方して貰ってださい。常習犯は犯罪です。。帰すだけではまずいのでは、楓は和也に「最初に気を張っていた人が、突然落ち込むのだ」と呟く。回想シーンで、熱血で頑張っていた生気ある純介が登場、顔つきが違っていましたね。CM。
佐倉看護師は消防士に「出初め式は消防士さんですか」。先輩消防士「平野はやっていた」。平野「体操選手だった」。佐倉「体操大好きで、コマネチ良かった、テレビみてガッツポーズだったと」。師長が、あなた見ていないでしょうと、国名や大会地の訂正が入る。佐倉はやはり生まれていなかった。葉月からは「バカじゃない」。寺泉は今日も記者会見に向かう。震災の顔だ。担当官僚「あなたは内閣のゴールキーパーだ、前に出ないで」。早速記者からつっこみがある。記者は消防士が救助を放棄したことを確認した、と叫んでいる。その中を寺泉は決まった資料を読み上げる。ぼんやりしている純介に和也「ロシアからの支援物資ってわかる、キャビアだよ、凄い、皆で食べよう」。望も「キャビアですよ」。純介は「食べれない」。楓は電話しているが精神科医は見つからない。総合病院じゃないのか。楓は何かできないかと言う。日比谷も純介についてどうするかと医局長に話す。楓は和也を医局に呼んだ。和也「全然駄目だ、あんな兄貴を見たことない」。日比谷「張り切りボーイだったからな」。医局長「後悔が渦巻いている、バランスが保てない」。日比谷「もう解放させて、両親の病院でゆっくりさせる」。和也「厭ですと言うでしょう、これで終わったら、悔しがると思う」。楓「一度、自宅に帰しては、私は何かを考えるきっかけになった」。医局長「いいかもしれません」。和也「俺もどうなっているか、家がなくなっていたら」。医局長「帰れば同級生とか友達とかいるのでしょう、再会するのも良いと思います」。和也「はい」。日比谷「お前もついて行け」。進藤は平野の口腔内の傷が治ってきていることを告げる。寺泉がいた、千尋は「可哀想、何とかしてあげて」。寺泉「ウルトラマンは本当はいない」と正直に漏らす。進藤は医局でカルテを記載している。そこに寺泉がやって来る。良いのかな部外者は立ち入りできませんが。寺泉は娘に失望された。寺泉「この世にはウルトラマンもサンタもいない、子供もいずれ現実を知らないと行けない、消防官は回復できるか」。進藤「体の方は治る」。寺泉「消防が人命救助に手を貸さなかったという非難が耳にはいらないようにしてくれ」。進藤「事実です、人命救助をしなかったのも事実です、平野さんは責任を果たした、平野さんが非難されるのが筋違いだと思うなら、あなたが止めればいい」。寺泉「俺の仕事は被害を国民に伝えることだ、それぞれが仕事を果たすことが、政治が機能する」。進藤「私には避難所で水や病人を運んだ、厳しい現実を訴えるあなたが、政治家に見えます」。寺泉「分かったことを言うな」。しかし一本取られましたね。復興の町を純介と和也が歩く。テントで選択して食事して生活している。和也「みんな結構逞しい」。純介は見渡す。寺泉は記者会見する。担当の官僚「記者はネタがなくなったので、ヒートアップする」と言われる。寺泉「俺も官僚だった」。CM。
記者会見が開かれる。資料を開く。記者からは声を荒げた厳しい指摘が飛ぶ。寺泉が質問に答える。寺泉「分かりました、消防官が人命救助しなかった事実はありました」。記者「隠していたのですか」。寺泉「まず知って頂きたい、消防は阪神震災での混乱を教訓に、マニュアルを作っている、延焼火災が多発したときは全消防力で消火活動をする、つまりポンプ隊は救助には手を貸さないと決まっていた、震災から15分で400件の火災が発生、2時間後800件、このうち初期消火できなかった160件が燃え広がり、6時間5300件、12時間34000件、24時間で28万件、最終的には65万件、至る所で火災が起きている、火災が原因で亡くなった方は1万人を超えている、しかし、被害がこれだけで食い止められたのは、消防官の不眠不休の活動があったからです、みなさんは彼らが本当に人命救助を放棄したと思いますか、切迫した状況でも、救助w求める場に残せるのは一人の消防官です、そして一人を救助に向かったとして、また同じ場面になる、想像してみて下さい、消火活動にいく消防車に体を張って止めた、しかし消防官は振り切って火災現場に向かった、なぜなら燃え広がる火を止められたのは彼らだけです、♪我はいる、私は病院で、自分を責めている消防官を見ました、彼らがどんな思いで消火活動に当たっていたか、それを分かって批判的な報道をすることはかまわない、しかし私は彼らを責められない」。なるほど納得ですね、厳しい現場なのです。命の行き交う精神的にもタフネスが必要です。救命では放送を聞いている、全員手が止まって。寺泉「傷付いたのは被災者だけではない、救った方にも深く心の傷を負った人間もいる、現在の被害の状況は次回話します」。マスコミは「それを正式発言ですか」などと騒いでいる。担当閣僚は「私的な発言です」と答えている。寺泉は「腹くくれと」去っていく。救命で進藤「奥さんも、滝浦さんや仲間も、味方する政治家もいる、感謝している人もたくさんいます」。将吾「千尋ちゃんのパパは正義の味方だね」。佐倉看護師は平野に「昨日、すみませんでした、コマネチはよく知らない、調べると波瀾万丈の人生でした、スランプで自殺未遂の噂も出て、秘密警察の目をかいくぐって、アメリカに亡命した、ルーマニア改革後、帰国したら犯罪者扱いを覚悟したが、国民は英雄扱いした、彼女は体操をやったことを後悔していない、だから、平野さんも消防士だったことを後悔しないで下さい」。平野「房子、退院したらリハビリするよ、先輩、俺に少し時間を下さい」と妻と横の先輩にお願いする。町を行く純介と和也は自分の家に着く。家は残っていた。楓は河野医師の名札を裏返す。一時帰宅。続く。
寺泉さん、頑張って泣かせましたね。しかし、マスコミのヒステリックさは厭ですね。本当にそう思います。そして、佐倉看護師の大ボケは悲しゅう手やがて、おかしきでした。コマネチでは笑いを取れず、師長に何度もつっこまれ、葉月には「もじゃもじゃ」と言われました。いい味出しています。今回は救助した人たちの心の傷についてが話題でした。精神科的な援助が必要な時期なのでしょうか、楓の病院は総合病院じゃないのか、精神科医はいないのか。ERではすぐに精神科医が登場したのと、好対照ですね。ドラマでは寺泉に泣かされました。進藤にそそのかされて、ついにやってしまいました。良いと思いますが・・。感動しました。純介の虚脱ぶりも凄かったですね。川岡さんお演技も面白かった。消防士の役割も変わったのですね。トリアージを同じような大規模災害時のルールがあったのですね、勉強になりました。



救命病棟24時★★★★★★     8回  3月1日放送

25日目だ。政府の被害の報告などを、寺泉が担当している。死者は1万人を越えたと発表している。予測値として妥当なのだろうか、阪神での被害者の約倍になるが。進藤に国際人道医師団からアフリカへの派遣の依頼が来る。純介はオペ中に疲労をためている。千秋看護師「飲みにいきたいな」と日比谷のマネをする。首相官邸で寺泉は官房長官と一緒に仕事する。救命に避難所に倒れていた、心肺停止患者が運ばれる。挿管して、心マを続ける。ボスミン6Aを続けている。硬直も起きているので日比谷医師は諦めたが、低体温で28度だった。進藤は低体温なので、回復の見込みあることで、胃チューブを入れて、暖房も使い暖めた。30度まで暖めると心拍が再開した。いきなり、洞調律には驚いたが。最近も北海道で、死亡確認した患者が、霊安室で息を吹き返した事例がありましたね。進藤先生は神の手だ、純介も、日比谷も驚く。タイトル。
救命では、患者は安定している。70歳くらいの女性だ。身元を証明するものがないので、警察も対応してくれない。困ったことになった。医局ではコーヒーが飲めるようになった。一同はほっとしている。テレビでは死者120035人、行方不明者347人、重軽症者21万人だと言っている。楓は避難所に身元を調べに行く。進藤は電子カルテをチェックしている、カルテの記載漏れが多い。進藤先生は厳しいな。佐倉が落ちていた花を持ってくる。師長はそれを手入れすると。佐倉は師長に「可愛いところあるのですね、どうして独身ですか」。一瞬沈黙だ。救命に矢島の妻が鹿児島から探しに来るが、倒れてしまう。矢島と喜多はボランティアしている。矢島は逃げようとする。佐倉に捕まって、ベッドの横に連れられる、妻は過労ですだった。相棒のキタさんは「喜べない、自分から家を捨てた」。将吾と千尋のコンビはまだいるよ、淋しいから、子供キャラも必要だ火災面積では世田谷など2つの区を合わせた位だ。予想通りだと大臣達は冷静だ。寺泉は悲観的だ、大平は「もっと前向きに、これで区画整備が出来る」。寺泉は怒っている、冷静な他人事の評論のような意見の続出だ。楓は写真を持って、避難所を回る。公園も含めてまだ、窮乏した生活が続く。少女に聞いても、分からない。花に水をやるが、矢島「何で探しに来るんだ、俺は鹿児島で建設会社をしていたが、小さな社長だが、倒産して、家族に高校生の娘がいた、迷惑かけたくないと出てきたのだ」。。キタさんは青森だ、リストラだ、死ねば保険も出て、家族は助かると思ったが、死にきれず、東京に来た、あそこに俺の居場所はない、と呟いている。寺泉、死者12075人、負傷者25万人を越えている、張り切り純介はもう挫折感だ。進藤だけがコンスタントに仕事をしている、楓に仕事を頼む。そんな厳しい進藤に、日比谷「身寄りのない年寄りに無理に延命した」。進藤「あの患者には助け価値がないというのか」。医局長が進藤に「助ける価値がない思っていない、一生懸命やっている、物足りないのなら、あなたは去っていけるけど、僕たちは延々と続く、被災してギリギリでやっている」。進藤「被災を言い訳にするのですか」進藤先生は、神様になったよ。発言も全て正しいが、人間を越えてしまった。CM。
キタさんは妻のポリ容器の食べ物を見つける。たくわんをボリボリかじる。気づいた妻「あなた、あなた」と手をツカミ泣き崩れる。これまでのことは許す、娘も待っている、それで帰る事にした。キタさんにも帰るように勧める。キタさんに和也「駄目人間じゃない、帰れと」と言う。23時に病棟で患者河口が「腰痛で」コールする。葉月「座薬で良いのでは」。千秋も同意する。進藤が見て、その時に河口が背中の激痛を訴える。電子カルテを見る。23時に腰痛を訴えているのに、小島を起こさなかった。救命に交代勤務はないのか、全員が揃ってしまうし、他科の応援とかもないのか。進藤「小島を理由に自分たちを甘やかしている」。血圧80/、大動脈破裂だ。開腹するという。恐ろしいことだ。全員が揃った。血腫は大きい。開胸もやる。出血がひどく、吸引は血液が大量だ。大動脈の血流を止める。心拍が止まるそうになる。輸血がどんどんいく。止血鉗子でとめる。そして、腹部の処置をおえて、胸の動脈遮断をやめる。次に腸骨動脈の処置に移る。信じられない早さ、瞬時だよ。無事に終わった。師長が申し訳ないと謝る。医局長は「我々も気がゆるんでいた、どんどん増える死者の数にあきらめが、自分に諦めが、進藤先生は怒っていた」。日比谷「救命は壊れたところを制限時間内に直す、修理が無理なら諦める、意識は戻っていない」。CM。
救命で楓が行くと、看護師は落ち込んでいる。楓「気持ち切り替えてやっていこう」。花が咲いていた、それに楓が気づいた。楓は見たことがある。避難所に、花を探す人がいる。そこで、患者の息子と出会う。「母だった、助かるのですか」。進藤「意識は回復する可能性はある」。うちは花屋です、自分で育てた鉢植えを避難所に配っていた。花のおかげで、励まされた、笑顔を取り戻した。そんな大事なおばあちゃんなら、避難所の人たち気づけよ。放送で交通規制が続いている。渋滞は続いている。新宿で「ガンバロウ東京」で、炊き出しが行わている。ボランティアは頑張っている。死者は12312人と増えていった。進藤「生き残った人間には全力を尽くす責任がある、そうしないと亡くなった人に申し訳ない」。キタさんも涙する。そこに花の江畑さんが意識を取り戻して、発語もある。いつの間に挿管をやめていたのだ。花の江畑さん「花を持って、一緒に頑張りましょう」。日比谷は花を受け取る。家族からも感謝される。結局神様進藤先生の勝利でした。ヤジさんは鹿児島に帰る。キタさんも帰ることになった「生き残ったので、だらしない人生を送りたくない」。医局長は二人に感謝する。千尋と将吾も見送る。キタさんは和也にお礼を言う。笑いながら、二人を見送るスタッフだ。進藤はカバンを開き、そして、しめる。花の江畑さんも明日退院できそうだ。医局長はやって来て進藤に「できればもうしばらく残ってください」。進藤「国際人道医師団にはこの病院が完全に軌道に戻るまでいると答えた」。そして、医局長は「コーヒーの飲みせんか」と言って、医局長自らが入れる。つづく。
今回は寺泉が余りでないし、裕樹も出ない。救命が中心で、壮絶な手術シーンもあった。進藤医師、あんたは寝ないのか、そして、何でも出来るのですね。人間じゃない。神様だ。そこに身震いした。その分、純介が壊れ始めた。医局長はおろおろしながら、何とか進藤医師と医局員の間を取り持つ。厳しいな。脇のヤジさんやキタさんの話しでも感動してしまった。今の時代を象徴する簡単な話だったけど、良かったよ。花のおばあさんもイキナリ後遺症もなく、元気になった。単なる低体温だけで、体には病気はなかったと言うことなのでしょうが、なら何で低体温になっていたのだろう。ありえない〜、信じられないことですが、、ドラマだから許すよ。もう何でも良いから★6つ付けたよ、笑い。ただ、将吾と千尋が出るたびに、救命病棟は壊れた所を直すところなのに、治っているのに、小児科へ池と叫んでしまう。子供キャラが、和むのかもしれないが、厳しさが足らないぞ、ドラマ制作サイさん!!!!

フジのお笑い芸人の勝ち抜き歌合戦をみた。山崎邦生さんとヒロシとの歌対決は、山崎さんがうまった。でも、やはり優勝するには売れているヒロシでないといけなかった。そして、破れて座り込んだ山崎さんは、そういうキャラだったのだ。優勝するキャラではないと言うことですね。笑い。




救命病棟24時★★★★★     7回  2月22日放送

8日目、救急車で患者・小木勝(51歳)が道路の穴に落ちて搬送される。進藤は「この怪我は前の病院で治療中のものですね」。妻・静子「馬鹿でないの」。勝「馬鹿、痛い」と騒ぐ。ポータブルのレントゲン撮影装置?は処置室にあるのですね、進藤先生が部位を決めている。前の治療中のところもガーゼを開く。妻「馬鹿、おとなしくしなさい」。夫「俺はけが人だぞ」。日比谷医師「元気な患者だな」。進藤「元々右足首に骨折がある」。日比谷は首を触診して「フィラデルフィア用意して」。頸椎の保護する装具ですが、レントゲン取らなかったね。しかし妻はお腹を押さえながらも、「病院にいれば良かったのよ」と口はきつい。レントゲンの撮影は技師がやるのですね。楓が乗った救急車で岡山の裕樹の実家に着いた、遺体をストレチャーでおろし家に運ぶ。父母と兄弟が涙で迎える。楓も疲れ切って降りた。病院では、ボランティアは薪の確保だ、和也がリーダーで、「家主の許可を貰うこと」。危険張り紙を示して「この建物に近づかないこと」。そして寺泉代議士がやってきて、責任者だと紹介されると、ボランティアは喜んで「テレビで見ていました」と言っている。入院した患者小木は地震の時、自転車で転んだが、無理して帰ってしまった。日比谷医師「また離れちゃいました」。小木「店開けなきゃ」と。妻「蕎麦屋屋ってどうするのよ」。小木「一度食ったらやめられないよ」。佐倉看護師「僕大好きです」。日比谷「僕は蕎麦嫌いなの、後をよろしく」。本当にぶっきらぼうです、嬉しくなる、笑い。妻が電話してくると、病室外にでる。そこで腹を押さえて倒れ込んだ。佐倉看護師に小木は「脱サラで店を改装するのに1000万借金した」。佐倉「奥さん大変だ」。小木「男に夢に口出しさせるか」。佐倉「ですよね」。妻は胃カメラを受けた。見下ろしの胃角?に大きな急性の潰瘍で赤くなって、周辺は壊死組織で白くなっている。これは痛いよね。進藤「胃潰瘍ですね」。看護師「よく我慢しましたね」。進藤「なぜご主人のいた病院で診てもらわなかったのですか、知られたくなかったのですか」。妻「地震で家も店も全壊した、主人はそのことを知らない、今まで必死で頑張ってきたのに」。裕樹の葬儀が始まった。楓も出席していいるが、表情が虚ろだ。親戚は「東京は余震が続いているのじゃろ、都が備蓄した2000万食は2日でのうなった」「避難民が600万人いればのう」。楓がお酌すると、「あんたが楓さん、気の毒に辛かったろうな」「裕樹君の婚約者じゃったの」「大変じゃったの、あんないい人がのうなるなんて」「地震なんかでのう」と声を掛けられる。しかし、疲れが一気に出たのか、楓は倒れてしまう。タイトル。
楓は寝込む、開業医(米倉斉加年さん)に診て貰うが、過労が原因ことだ。救命では、小木の妻から望は「家が全壊だ」とスタッフから言ってくれと頼まれる。夫も「何でうちの奴来ないんだ」と不審がっている。日比谷は「俺たちから言えばショックうけないのか」。医局長「経済的なものだから」。師長「患者さんのプライバシーに立ち入るべきじゃない」。佐倉「何も知らずに店が壊れているところを見たら、小木さんどうなるのか」。日比谷「自宅潰れた人は山ほどいる、一々関わらない」。和也「地震の時患者見捨てて、家に帰った人からいわれたくない」。論議は、医局長が「私たちが安易に関わらない方がいい」と決める。そして、葉月が、「ICUのベッドが空いて、小木さんの横に妻を横に寝かした」と報告に来た。進藤は妻を横に置く。夫「お前どうしたんだ」。進藤「奥さんは胃潰瘍で倒れた」。夫「何で黙っていた」。皆が見守る。進藤「ご自宅のことは奥さんが話すべきだと思います」と言う。驚く夫「何があった、静子、言え」。妻「潰れちゃった、地震で、全部よ、全壊」。怒っていた夫も虚脱だ。岡山で楓は目覚める、食事は豪華だ。新聞もある。テレビでは地震のドキュメントがあったが、気を利かして消す。まだ、気持ちが前に向いていない。外から地震を見れないのだろう。普通の食事かもしれないが、久しぶりの豪華さも、とまどいになる。小木夫婦は黙っている。師長は進藤の意図が理解できないようだ。佐倉や純介など心配するスタッフと関わるべきでないという師長と日比谷医師。日比谷「お前が医者の看板を下ろしたら、ただのガキだ、お前に人生相談なんかすると思うか」。医局長がたしなめるが、日比谷「家が潰れた者の気持ちが分かるのか」。純介「だからほっとくのですか」。日比谷「ほっときゃいいんだ、時間が解決してくれる」。その日比谷医師が携帯して「大丈夫か、俺は戻れない、行っちゃ駄目だ。、あそこは瓦礫の山だ、怪我しているんだ、お袋は、うちのマンションはもうないのだ、アルバム? 俺が探しに行くから」意外にも日比谷のマンションも全壊したのだ。重い物を背負って戻ったのですね。先週、今週と意外といい人ぶりを出しています。でも結婚していないで母と子の生活なのですか? 電話は母親にしていたのですね。師長「ここは高度救命病棟です、患者と茶飲み話ししている暇はありません」。でも結構みんな暇しているのですが。ドラマ上ですが。医局長「でも雰囲気よくないな、小島先生がいてくれたら、少しは明るくなる」。師長「ごめんなさいね、仏頂面で」。楓は夜も眠れない。そこにボランティア山崎が崩れたモルタルの下敷きになって運ばれた。CM。
血圧60、脈拍120/分だ。和也は危険なところに絶対近づくなと行ったのに、すみません。腹部超音波をやるが、腹腔に貯留はない。日比谷はレントゲンで右股関節脱臼がある、修復する。これは力がいる、医局長と二人でやる。胸部骨盤に異常はない。しかし血圧の低下の原因が分からない。進藤は首を診る、静脈が怒張している。超音波で検査すると、心タンポナーデだった。進藤は心嚢穿刺をやる。楓はまだ眠れない夜だ。二人とも命に別状はない。和也と寺泉が見守っている。和也は怪我させてすみません。秘書が来て、マスコミが病院に来ていると告げる。寺泉は追い払え、隠そうとするが、進藤は寺泉に「堂々と言えばいい、ボランティアは自分に責任を持つべきだ、彼らが怪我をすれば、被災者のベッドが足りなくなる」。寺泉「そんなこと言ったら、ボランティアは東京に来なくなる」。進藤「しかたない」。寺泉「彼らの助けなしにどうして復旧するのだ、この病院もボランティアで持っているのではないか」。和也「でも、半端な気持ちで来られても、怪我するだけだ」。寺泉「君は黙ってろ」。秘書「ここで取材を拒否したら、東京は危険だと知らせるようなものだ」。寺泉が取材に応じる「責任問題は適当にかわす」。これは本当に難しい問題だ。やはり全体でどうするか、ガイドラインが必要ですね。確か、三国の重油の時もボランティアの人が急死した記憶がある。実際起きていることです。自己責任もいいけど、全体として、ボランティア保険みたい物が必要ですね。ネットで検索するとありました。大事なことですね。ただ、大規模震災で、きちんと機能するだろうか。。夜、楓は進藤に携帯で連絡する。繋がった、楓「連絡しないですみません、葬式は無事終わった、ずっと休ませて貰っている、でも、眠りが浅いのだ」。進藤は散歩を勧める。楓は「誰にも会いたくない、彼のそばを離れません、何もする気になれない、私どうすればいいのか」。進藤は沈黙するだけだ。進藤「俺も妻を亡くして・・・立ち直るのにはjずいぶん・・・時間がかかった」。かえで「時間が解決してくれますか」。進藤「解決してくれるのは時間じゃない、その時間に誰かと話して、何かを感じた、だから俺はここにいられる、閉じこもらないで、外に出たらどうだ」時間だと思ったが、ちょっと経験者風のコメントでしたね。楓は指輪を見ながら、思いにふける。救命病棟では、将吾が「小島先生は変えてこないの」と聞く。将吾と千尋はまだいるのか、進藤は「元気になって、会いに行けばいい」と答える。朝が来て、佐倉看護師が小木夫婦のところにきて「実は甲子園球児だった、北海道代表、3塁コーチで補欠でした、でもユニホームと土は青春の思い出だった、でもニュースでアパートが燃えていた、家だった、賃貸ですが、ユニフォ−ムも土も燃えました、どうということはない、けが人もなかった」と話す。医局長が心配する。日比谷医師もきて、「僕は地震の後帰った、患者より家が心配だった、瓦礫を変えると、マンションは見事に全壊でした、皆には無事といっていますが、本当は全壊です、お袋は買い物に出かけるところで、命に関わる怪我はなかった、余生を過ごすつもりの家でしたが、すっかりふさぎ込んでいる、時間が解決と言っても、70歳過ぎで、何て言ったらいいのか」とぶつくさ呟く。佐倉も、日比谷も被災者そのものでしたね。あまりのすごさに虚脱なのだろうか。楓は歩き、海に行く。救命では、妻の酸素吸入は終わった。夫「何だ、ここの連中は、不幸自慢して、俺たちの不幸はたいしたことないというのか、あいつは医者の先生じゃないか、亜kんごしだって資格があるから、どこでも仕事できるだろう」。進藤「小木さんも、おいしいそばを打てる腕を持っている」。小木「簡単に言うな、馬鹿野郎」。楓は海を見ていたが、指輪がないことに気づく。そこで指輪を探し出す。通りかかった開業医が見つけ、一緒に探す。CM。
救命で、小木・夫「本当は、店潰れているかと、びくびくしていた、お前が隠している、頼むからそんな死刑宣告みたいことを言わないでと祈っていた、蕎麦打てるから、何だって言うのだ、何もかもなくなったおだぞ、お前は胃に穴が開きそうなんだぞ、畜生」。妻「違う、私が心配しているのは店のことではない、あなたよ、私が止めてもうるさい、付いてこいと、店を開いた、お客においしい、おいしいと言ってもらえる蕎麦屋を作った、店が潰れたら、あの頼もしいあなたがいなくなる、それが心配で、胃に潰瘍ができたのよ」。夫「おい、あの医者を呼べ、こいつをここに連れてきた」。皆が見る中で、進藤が来ると夫「簡単じゃない、この年で0からやるのは」。進藤「でも人間は倒れたままでいられない」進藤先生は仏陀か? 悟っているぞ。海岸で医師が指輪を見つけた。楓「裕樹、ごめん、ありがとうございます」。開業医「ここは裕樹君が子供の頃から、いつも遊んでいた砂浜だ、あんたの財産を取り上げる物か、その指輪はあんたから離れることはない、あ、いけん、往診の途中だ、で元気でな、ゆっくり休むんじゃよ」と言う。楓は指輪を見て泣く。そして、家で楓はテレビ付けると、マスコミは「寺泉さんの呼びかけてきたボランティアが怪我をした、同様の事故が起きても責任はないというのですか」。寺泉「ですから、ボランティアにくる人も覚悟を持って」。マスコミ「自己責任ということですか」。寺泉「東京はまだ危険です、それでボランティアに来ていだだけなくなっても、仕方ない」。マスコミ「なしで、どうやって復旧するのです」。寺泉「そうなったら、我々だけで、やるしかない、ここは我々が暮らした、そして暮らしていく町だ、家族がいて、友人がいて、仲間たちがいる、この東京を危険だからといって、我々は出て行くわけに行かないんです」マスコミは追求するだけで、自分は横から見て、追求しているだけだ。寺泉のボランティアへの呼びかけを流した放送局は責任はないのか。いつもそう思ってしまう。責任を取らないのがマスコミだ、責任を取らないものに、責任を追及されたくない。一応追求するときは、国民の視点とかいって、言い逃れするのでしょうが。自分はマスコミは嫌いです。楓はじっと見つめていた。朝早く、楓は義父に挨拶して、楓「いいところだ、静かで、平和です、人が住むところはこんなところでないといけない、私、東京に戻ろうと思います、私にも何かできることがある、東京が暮らせる場所にするために、医者として、何かできることがあると思います」。義父「ほんまに、大丈夫かね、今すぐに戻らなくても」。楓「海岸で裕樹さんとの最後の会話を思い出した、裕樹さん、私たちの結婚式の夢を見たって、その途中で、携帯が鳴って、私は病院に戻ると、飛んでいった、でも裕樹さん、夢の中で、牧師にこう言ったんです、いいんです、妻は救急医ですからと」。義父「おおかた、裕樹がそげなことを」。二人は涙目だ。寺泉はボトルの水を飲む、寺泉「俺が一番嫌いな政治家はどんな政治家か、知ってるか、きれい事ばかり並べる、市民運動家あがりだ、俺が同じことを言うとわな」。そこに携帯がかかる。堀内先生からだ。堀内「テレビでいつも見ているよ、君は震災の顔だね、至急官邸に来てくれ、官房長官が、君を臨時内閣に呼びたいそうだ、チャンスが来たな」。小木夫婦は退院する。進藤たちに挨拶する。夫「そのうち屋台を開くから来い、うまい蕎麦を食べにこい」0から始めることにしたのですね。進藤「小木さんのような患者はまだまだ、来ます」。日比谷「全部、進藤先生に任せますよ」。医局長「患者さんとお茶のみ話をするのもいいでしょう、同じ被災者同士なのだから」。救命病棟に楓が帰ってきた。荷物を持って、皆が順番にきづく。ドラマだから、しょうがないけど「帰ってきました」。差し入れを持ってきた。指輪はペンダントにしていた。続く。
まったりしていたが、少し落ち着いてきて、被災者の喪失から挫折した心を癒す場面が多かった。楓、日比谷医師、佐倉、小木夫婦などの、しみじみして、ちょっと悲しく、人の心が嬉しい話の連続でした。おじさんは、しみじみ系が好きなので、評価アップしました。ドラマだから、つっこみどころは満載です。楓立ち直り早すぎるゾ〜。小木夫婦もあっさり帰った。なのに、将吾と千尋はなんで救命にいる。退院か小児科へ行け。まあ、ドラマですから、キャラとして必要なのですが、笑い。こんな回もいいと思います。今まで厳しすぎましたから。でもこればかりだと厭になりますが、欲張りですね。  ゲスト:小木勝(山田辰夫)、小木静子(円城寺あや)、開業医(米倉斉加年さん)。高松英郎さんと米倉さん、貫禄でしたね。



救命病棟24時★★★★     6回  2月15日放送

PCPSの機械が準備できた。何でも対応できますよと医局長は笑顔だ。しかし、手術を終えた裕樹が「あ〜っ」といいながら、急変する。救命のスタッフが集まる。医局長「リドカイン50mg」と指示し側注する。楓は超音波を準備させる。日比谷も進藤も集まる。不整脈で、血圧が測れない。VPCの連発だ、致死的な不整脈だ。進藤「心筋挫傷かもしれない」。アンビューしながら(人手が多いのだから、先に挿管した方がいいのでは?)、心エコーで、三尖弁腱索断裂(写っていたのは僧帽弁でないのかな? 三尖弁ならそんなに致死的になるかな、でも伝導路も含めて右室が後半に挫滅して不整脈が頻発したと考えて妥当なのか)だ、モニターのアラームで典型的な心室細動(VF)だ、師長の声でカーテンをしめる。進藤の主導で、200にまずチャージする。望が見ていた将吾と千尋をかばう。DCカウンター、300、360ジュールまでアップするが、反応しない。心マを始める。ボスミン1Aを注射する。楓は泣きそうに見つめる。日比谷が挿管した。心マを続けるしかない。DCでも回復しない。PCPSの準備を指示する。医局長が「PCPSはまだ・・修理業者は午後だ」と困った顔だ。楓は泣き出した。このまま続けるしかない。リドカイン50mgを指示するが(VFになっていない、心停止では無意味ではないかな?)、完全に心停止のまま45分だ、日比谷医師が「45分たった」と冷静に語る。あきらめるには十分な時間だ。しかし、進藤はやめない、楓も手を握って「死なないで」と泣いて叫ぶが、回復しないでアンビューをはずす。最後に楓も認められないのか皆が見守る中で「裕樹私たち結婚するのでしょう、目を開けて」と叫びながら心マするが、重い空気が流れる。タイトル。身内の死ははっきり言って、やはり違うのでしょう。楓もいったん元気になったから諦めきれなかったのだろう。ただ、どんな手術したのだろうかな、その場面がなかったのでわからない。それが今回の三尖弁断裂(これだけでは致死的とは思えないので、これも含めた大きな病変が起きていたと思われます)と関係しているのかな
7日目だ。ラジオでは東京から戻る車が見られ出し、パトトカー、市民のボランティアは集まっている、保健師や衛生の専門家を希望すると話している。病棟で鎮痛な申し送りです。ムードメーカー佐倉は「今日から電気復旧します、よかっった」と報告する。すべっていますが、そこに電気が復旧して明るくなった。ちょっと嬉しいですね。望はエアコンも入り暖かくなると、将吾と千尋に話しかけるが、二人は空いたベッドを見ている。他人でも喪失感はつらいものだ。医局長はPCPSの修理が来たので見ている、残念な思い出一杯だ。医局では、日比谷医師が純介医師に楓の所在を聞くと、楓は会議室にいるという。霊安室がいっぱいなのだ。早速、救命に57歳男性の路上で・・・搬入依頼があった。皆が動員される、楓が出て仕事するという。救急車が血圧118/70、呼吸16回。ラインを楓が取る。進藤は診て、脱水による脳梗塞の疑いを考える。乳酸リンゲルの点滴を指示する。挿管する。ボランティアが病院に集まる。富山からヒッチハイクでやってきた女の子・藤岡もいる。谷垣は若い男だ。リーダーの和也を佐倉看護師が紹介する。谷垣「テレビでビルが倒れているのを見て、これは行かなきゃと使命感に燃えて」という。みな気合いが入っている。楓は裕樹の父(高松英郎さん)へ電話する。楓「様態が急変して、お亡くなりになりました、心臓の弁を支える筋が切れて、不整脈から心肺停止に、心臓マッサージを1時間続けましたが戻りませんでした」と語る。父は「死んだ、裕樹が死んだか」。楓「すみません、私が付いていながら」。父「ほうか、そっちへ引き取りにいけるじゃろか」。楓「東京に入るのはむりだと思います」。父「裕樹の顔も見んうちに、荼毘に伏すのはやめてくれ、うちのが可哀想じゃ、頼まぁ〜、楓さんは大丈夫か」。楓「大丈夫です、心配頂いてありがとうございます」。来て聞いていた進藤「加賀さんを東京から出すしかない、岡山まで運ぶんだ」。医局長「医者も無力だ、僕が加賀さんを死なせたようなものだ」。進藤「震災で亡くなった」。医局長「でも、もっと早くPCPSがあれば」。進藤「私がこの1年行っていた地域に最新医療機器はありませんでした、亡くなっていく患者に医者ができることは限られていた、自分の無力を認めて、死を受け入れるしかないときもあると思います」。医局長「小島先生に、それはできるでしょうか」。進藤「わかりません」。避難所に人が集まり、寺泉は救援物資を配っている。寺泉の先週のカメラに向かった言葉がテレビで何度も流れている。寺泉「みんな出て行ってしまった、私は議員だからこそ、被災地に残っている、今必要なのは被災者の立場に立った援助だ」、ヤジさんをはじめ皆が拍手してくれる。寺泉「これを見て、届いたのか」。秘書は届いた救援物資を指す。寺泉「ここにいるのは、自分の支持者だ、くだらないことでも邪険にするな」。寺泉「足りないものがあったら言ってください、私が何とかする」。ボランティアでも、谷垣は水搬送係から藤岡のいる清掃班に移してくれと言う。和也は了解する。楓は都内から岡山まで遺体を運びたいと、民間救急車に頼むが、ご遺体をというと、保留になった。脱力して透明な感じの楓だ。それなりに美しい。韓国ドラマなら、カメラが回るかもしれないが、笑い。携帯を握ると、楓に涙がこぼれてくる。返事は「やはり病気の方を優先しないかといけない」とい断られる。張り切っていた谷垣「宿は個室ですか、晩飯はどうなっている、掃除するトイレくさい、厭だよ」と文句を言う。藤岡「しょうがない水が流れないから」。谷垣「ほかの仕事にしてください」。和也「帰れ、俺らの仕事は、水くみとトイレ仕事がほとんど、お前みたいやついらない」。谷垣「何にするんだ、こっちはボランティアで、来てやっているんだぞ」。和也「来てやってる、お前さ、今、自分に何ができるか自分で考えることできないのかよ」と喧嘩になる。佐倉が止めに入る。佐倉も谷垣に殴られたよ。純介も止めに入る。やっと止まった。確かに谷垣はひどいが、喧嘩もよくないのではないでしょうか。当たり前すぎるか。ボランティアはまだ定着していないのでしょうか。少しずつですね。日比谷医師が水を持ってくる和也に「ボランティアを殴ったんだって、凄いことするな、何でしたんだ」。和也「ふざけた奴だから」。日比谷「何で」。和也「ちゃんとしない」。日比谷「何を」。和也「トイレ掃除を」。この会話はおもしろい。和也は文章を喋れないのだ、それで日比谷は5Wを聞きただしている。和也まとめて一言で言えばいいのですよ。論理的な言葉には論理的な返事が来るものです。日比谷医師「おもしろい奴だ、兄にみたいに医者になるのか」。和也「関係ないしょ、ならないですよ、勉強してないし、大体こんなんが医者になったらヤバイしょ」。日比谷「何で、こんなんが医者になってもいいじゃないか、上が出来がいいからと卑屈になるな、弟」日比谷マイペースですね、自分の考えで判断して、世間を気にしていない潔さがありますね。一匹狼ですか。楓は搬送してくれる所を探すが見つからない。やって来た進藤が「患者は俺がフォローする、加賀さんを運ぶ方法を探すんだ、両親のために岡山に帰さないと」。CM。
寺泉はコネで全国に電話する。顔を売るチャンスだ。そこに取材がくる。寺泉は早速現れる。寺泉「避難所が正常に機能するように努力しました、東京全体が歩み出したわけではありません」。キャスター「行政の対応が遅れているということですか」。寺泉「役人は一生懸命やっている、彼らも寝ていません、手が足りないにです、今都内に何百万人の避難民がいて、何千カ所も避難所がある、すべてに物資を届ける手段を国は最優先で考えないといけない」。しかし、一人が「おかしい、どうして今なんですか、国は何の対策も立っていなかったのですか」。不満がたまっていたようだ。「いつまで、この状態なんだ」。「政府の対応が遅すぎる」。秘書が止めようとするが、寺泉「個人的には全力を尽くしている」。避難民「偉そうにしてないで、ここをどうにかしてください」。「総理大臣でもないのに何言っているの」「暖かいミルクを飲ませたい」。皆から一斉に反発がでる。寺泉はカメラ止めろと言うが、こっそり撮り続ける。「何でも揃えると言って、何もしない」。「あんたのやっていることは全部パフォーマンスだ」「テレビの前で格好つけないで」とお見通しだ。確かに如何にも人気取りで偉そうな態度は何度もやられると反発を買う。しかし、日本の避難民は多くは辛抱強く、落ち着いた人だと思う。その場の流れに乗ることも考えられます。ドラマですから、こんな話も作らないと寺泉は成長しませんから、斬り。切れた寺泉は怒鳴りだした「黙れ、大地震が起きて、日本の中心がぶっ壊れた、簡単にことが済むわけないだろう、大体東京に住んでいたらいつか地震が起こると覚悟しないといけない」。ヤジさん「そうだよ、誰かが助けてくれると思うのがおかしい」。老婆「寺泉さんは一生懸命やってくれた」。老婆「年寄りが生きていられるのは、助けて頂いているからです、誰かを攻めるのはやめましょう」。寺泉「あんたらの中で、3日分の水と食料を備蓄していたものがいたら、手を挙げろ、ほらみろ、文句を言うのは自分で何もできない奴ばかりだ、それで助けてくれ、やってくれ、持ってきてくれか、俺にばかり頼るな、俺も被災者の一人だ」。秘書が回っているカメラに気づき止めさせようと、大もめになる。最初、俺に頼れと格好つけているから、こんな目に遭うのですよ、寺泉さん。まあ妥当な所ですね、最後にやっと本音がでましたね。でもその俺も被災者だは、進藤の「ここでは皆が被災者をまねただけでないの」。救命病棟では、楓が辛さを見せず、淡々と仕事している。そこに電話だ、患者が運ばれる。35歳、屋根から落ちて胸が痛いと訴えている。広島市の救急車だ。進藤「チアノーズがあるい」。師長「どれくらいの高さから落ちたのか」。救急隊員「3階ほど」。進藤「広島にはいつ帰るのですか」。救急隊員「今日帰らないといけない」。早くもできあがった胸部レントゲン(右肺が完全に真っ白だ、胸水、たぶん血胸?)を見て。楓は胸ドレナージセットの準備を指示する。右多発肋骨骨折だと診断した。病院のドアで寺泉は秘書「失言でした謝りましょう」と言うが、俺は謝らないと言う。秘書「おまえら呼ばわりしたのだ、ニュースで流れたら」。寺泉「平然としていればいい」と言う。寺泉は千尋の所に来たのだ。そこで怖がる千尋を見て、望から楓の婚約者が亡くなったことを知る。しかし、楓が淡々と仕事している姿を見る。挿管するとチューブから血性成分が流れる。進藤「気道出血だ、吸引の用意してくれ」。楓は3ゼロの絹糸結紮する。進藤が「チューブをつなげというが」。分からない。意識しない一連の作業なので、当然やっていることなのだ。楓は普通ではなかった、動揺していたのだ、呆然と歩く楓だ。見ていた寺泉だ。CM。
寺泉のビデオが流れる。寺泉「避難所に物資をとどけることを、国は最優先にしないといけない」といいところで終わった。編集カットしてあった。秘書は大喜びだ。寺泉は医局長のパトカーで修理業者を優先してくれの頼みを断ったことを思い出していた。そして成長したようだ。秘書が報告に行くと、そこ関西中央放送から携帯がある。取材キャスター(奥貫薫さん)「あれは、おいしい絵でしたが、全員が批判してたわけでないし、知る限り泥にまみれたがんばっている議員は、あなたしかいない」。秘書は「密着取材ですか、先生は被災の顔になりますよ」。寺泉は「そんなことで喜びな、俺たちがやっているのは、底の浅いパフォーマンスだ、だから本音がでた」。秘書「あれは失言です、我々は人助けをしている」。寺泉「人助け、何を言っているのだ、お前は」。秘書は相変わらずだが、寺泉はそこを一つ超えたような気がする。自分の無力を知り、成長したようだ。医局長に寺泉がやってきて、寺泉「あのときパトカーを持ってくれば、楓先生の婚約者は亡くならずにすんだのか、だとしたら申し訳なかった」と頭を下げる。医局長も「あなたののせいじゃない、どの道間に合わなかった、心配してくださってありがとう」。会議室で楓は裕樹の遺体に手順を忘れたと報告している。会議室広いのに、遺体だけがあったよ、もっと資材とか、宿泊のために使っているかと思ったが、ちょっと違和感があるよ。そこに進藤がやってくる。楓「どうしたのでしょうか、繋がないと意味ないですね、次はちゃんとやります」。進藤「広島から来た救急車が今日広島に帰るので、加賀さんが帰るように頼んだ、小島も一緒に行くんだ、付いてやれ」。楓「患者もいる」。進藤「黒木先生にいってある、無効でしばらく休んだ方がいい、俺も妻を亡くしたときは何もできなかった」。地下で救急車に一緒に行く。医局長と進藤が見送る。医局長「何も心配しなくていいいから、加賀さんをしっかり見送ってやれ」。楓「行ってきます」。ホーンをならして、静かに赤色灯をつけて走る。救命病棟も力抜けているようだ。もちろん、患者でSMA(上腸間膜動脈)が閉塞して腸管壊死を起こしている患者が来ている。望は純介に「小島先生はもう帰らないか?」と聞く。楓は救急車の中で、裕樹との回想を始めた。そして、婚約指輪を指にはめる。静かな時間が流れる。白いシーツのかぶせられたをはずし、裕樹の顔を見る。そして、手でなぞり、楓はなく。しっかり泣くことも大事です。今まで泣かないでやってきた、泣くことで先に進められる。町は少し静かになってきたようだ。千尋に寺泉は寄り添う。続く。
7日目になった。まだ大変だと思うが、救命病棟は落ち着いてきたようだ。ドラマですから、今回も話題が決まっていて、裕樹の死、寺泉の成長、、ボランティアでの問題が描かれました。楓も裕樹が死んでからもしばらくは平然と仕事を続けるが、やはり普通ではなかったのだ。単純な手順なので、意識しないので、思わず抜けてしまったのですね。痛々しかった。こんな描き方の方が切なかったです。泣けました。進藤先生も奥さんを亡くしたときの苦しみを克服していたので、わかったようです。しかも、進藤は広島の救急車をしっかり見つけるし、仕事がきめ細やかだ。やはり神様ですね。寺泉も、切れるまでは被災者を政治家対票としてしか考えていなかった。でも、切れたときに本当に人間対人間として立ち向かったのですね。俺も被災者だ。見ていたキャスターも理解できたのだと思います。混乱の中で、寺泉が切れる映像を流しても、いい絵にならないこともあるでしょうが。楓が岡山に行って、また救命病棟で仕事を始めるには時間がかかるようだ。来週はそこも描くようだ。裕樹の父(高松英郎さん)、キャスター(奥貫薫さん)

経皮的心肺補助法 perctaneous cardiopulmonary support, PCPS大腿動脈から経皮的に送脱血カニューレを挿入し、補助循環を行なう装置である。 短時間に血行動態の確立が可能であり、心破裂の緊急開胸術などに利用される。開胸しなくて、人工心肺を回すのですね。だから、心肺停止でも、しばらくは、この機械で全身の循環は維持される。そんなに大きな機械でないようだ。自分も知りませんでした。世の中進んでいますね、勉強になる



救命病棟24時★★★★     5回  2月8日放送

地震発生後6日目
。町はまだまだ、がれきの山だ。しかし、救命病棟は落ち着いて、医局長「この2、3日で楽になった、睡眠も取るし、ボランティアの人も来てくれた」と話している。「救命援助班 広島」と書いたボランティアがやって来た。大友が「遠くから有り難う」と挨拶している。栃木水道部の給水車も水を運んできた。列を付いて被災者は並んでいる。和也も列に付いている。病院は特別扱いではないのか? 人海作戦なの? 師長からヤジさんは退院を知らされた。医局長はまだ家に電話している「パパも帰りたいよ」と言うが、まだ家には帰れない。将吾は千尋が看病している。楓の婚約者の裕樹が手術を終えて、病棟で意識を回復した。裕樹「楓」と話した。進藤も駆けつけ「胸の大きな血管が破裂して、危ないところでした」。楓は裕樹に四肢麻痺がないことを確認する。裕樹は血圧126/62、脈拍95/分、Hb 10.2、血小板も18万だ、今のところ安定している。3日目で危険な状態は脱している。日比谷医師は「教科書通りに行くか、予測できないトラブルがある」。進藤「すべての医療機器が揃うのはいつですか」と医局長に詰め寄る。医局長「もう少しです」。純介「今使えないのは熱傷ベッド、持続透析器、人工心肺装置」。日比谷「これじゃ、救命病棟じゃない」。医局長「頑張ります」。裕樹「ずっと付いていてくれたのか」。楓「当たり前でしょう、裕樹が治ったら、一緒にシアトル行くから」。裕樹「地震でどうなるか分からない」。手を握って楓「どうなったって、ずっと、傍にいる」。大友は望に「親にどうして電話しないか、171に伝言入れているかもしれない、親とそんなに喧嘩したんだ」と聞くが、望はニコニコしている、連絡していないようだ。ラジオでも都心に向かって行く人が多数いると放送している。被災してがれきの中を、望の父はアパートまでたどり着いたが、無惨に一階は潰れていた。「危険」の赤張り紙してあるがを書いてあるが、中に入ろうとする。望の本らしい物が見つかる。近所の人に写真を出して聞くが、近所の人は「若い人が何人かなくなった」と答える。驚く父だ。行方や、訪ね人の貼り紙が舞う避難所にはまだ、救援物資が届かない。河原崎看護師は最後のペットボトルを使ってしまった。河野医師は「寺泉さんが持ってきてくれる」と信頼している。その寺泉が「水運んだりして、何のパフォマンスになる、すがるような目で言われたら厭といえないだろう」と相変わらずブツブツ言っている。学習しませんね。区役所にたどり着くと、弁当も一杯来ているが秘書が調べると、賞味期限切れだ。オニギリは賞味期限が短いので扱いにくいのですね。寺泉が区役所職員に聞くが、「新しいのが来ます、待って下さい」。寺泉が「何で余らせている、うちの避難所には何もないので、出て行った」と言う。職員「人手が足らない、配給は自分で取りに来て下さい」と答えて逃げる。新しい救援物資がくる。寺泉「避難所に行ってくれ、臨機応変に動け」というが、運転手は区役所に届けろと言われたのだ。そこで、暴走する。やっと、待っていたテレビカメラがやって来て、放送になりそうだ。やはり、区役所などの役所でのネットワーク構築と、指示命令系統が末端まで届かないのでしょうかね。寺泉は国会議員だけど、民間でも情報を足で運んで、救援のネットワークを構築していかないといけないのでしょうね。河野医師の避難所も電話位して、区役所と連絡を密にしたらいいのに。まあドラマですから細かいことは目をつぶるか。裕樹の岡山の父に楓が電話する。日比谷「良かったね」と素っ気ないが声を掛ける。進藤も望に「心配していない親はいない」と電話するように言うが、望「失礼します」だけだ。本当に失礼な奴だと叫ぶ人もいたかも知れないが、ドラマだもの。避難所に望の父がやってくるが、河野医師は「若い人は出て行った」と答えるとガックリする。そこに寺泉がテレビカメラと一緒にきた。寺泉「これが避難所の現状です、支援物資が届かなかったので、出て行った」。テレビ「たくさんいた跡はありますが、現在は10数名です、寺泉さんは、ここをベースに救援活動をしているのですか」。寺泉「現場にいなくて、何が分かる、私は国会議員だからこそ、被災地に残っている、今必要なのは、被災者の立場に立った援助です」と見栄をきる。しかし、河原崎「このままでは固すぎます」。そして河野医師が倒れる。寺泉の活躍シーンは見せ場なく終わった、運がないですね。望父や寺泉が救命病棟に連れていく。楓が見ると、高熱で脱水がある。純介や和也も驚く。点滴が開始される。寺泉のカメラは官房長官の会見の為にいなくなっていた、残念。でも、裕樹は楓の医者の姿を見れたし、望の父もたどり着いた。でもすれ違いだった。おいおい、どこまで引っ張るんだ。河野医師は酸素、血ガスの指示も出る。楓「肺炎と脱水です、血糖と乳酸値を」。純介は和也に「出て行けいたって役立たないだろう」と言う。そりゃないだろう、身内には厳しい純介熱血医師?でした。和也は怒って病院を出て行く。望が気づいて追いかける。和也「どうせ役に立たない」。追っていく望は、病院の前で父と会う。父「望、お前、無事だったんか、馬鹿野郎、何で連絡よこさない、どんなに心配したか」と望を殴る。病棟では進藤「肺炎と脱水です、睡眠不足と栄養不足で免疫力が落ちていた」。楓「輸液と抗生剤で改善していく」と言う。河原崎は感謝する。河野純介は「迷惑をかけました、父はすぐに転院させます、ベッドを占領できない、母親の静岡の病院に運びます」と言う。タイトル。
ベッドで将吾と千尋が食べ物の絵を描いている。寺泉が来るが、食料は持ってこられなかった。千尋は楓の婚約者を指さす。寺泉「被災したのか」。医局長は寺泉に食料はと聞くが持ってこれなかった、そして次は医療器械の修理を頼む。寺泉「一国会議員にそんな権限はないと」お怒りです。裕樹は仕事している楓を初めて見たと伊坂看護師に話す。ただ、暖房を制限しているためか、術衣の上にコートやフリースを来ています。楓のコートはちょっと違和感がありますが、ドラマ的には目立っていないと駄目だからかな。和也達が水野調達に行っている。進藤から聞いた河原崎看護師は「何やっても無気力だったのに」と驚く。進藤「おかあさんを助けたのは和也君です」。そうでした、河原崎看護師「根は良い子です、純介君と比べられるのが厭で逃げているのでしょうね、純介君も優等生だけど、時々情がない事言うでしょう」。その悪口を聞いてか、河野医師は意識を取り戻した。河野医師「進藤先生」。進藤「無理なさったのでしょう」。河野医師「息子達の声が聞こえたような気がした」。和也は水を運んでいる。階段で望と会い話し出す。和也は「オヤジとは7年くらいまともに会話していない」。望も「2年口聞いていない」。似たもの同士だ、そんなの自慢にならないよ。父は悲しい生き物なのに。和也「何で、磯部さんをひっぱたいたのですか」。望「地震の後、私が連絡しなかったから、福岡から探しに来た、強引なの、あの人の顔見たくないから、東京に来たの」。和也「何かあったの? ・・いです」。望「福岡の病院でね、患者さん死なせたの、医療ミス、裁判で私は無罪だったが、怖くて看護師辞めたの、でもあの人は顔を合わすたびに言うのよ、何で看護師辞めるんだ、お前は悪くない、堂々としろ、お前は俺の自慢の娘なんだから、堂々とできない、亡くなった女の子の顔を思い出すたび、涙が出てくるのに」。和也「親は勝手なんですよ」。病棟で、河野医師は「俺は転院しない、東京から離れない」。純介「避難所でまた倒れたら、今度は無事とは限らない」。河野医師「あそこにいる人達の面倒は誰が見るのだ」。純介「オヤジがいてもしょうがないだろう、年寄りの町医者はなにもできないんだ、いいから東京出て行け」と言うが、河野医師「被災して不安になっている人には話を聞いてやる相手が必要だ、俺は避難所に戻る」と言う。河野医師は和也に、「お前、ボランテァのリーダーなんだって、凄いじゃないか」と話しかけるが、返事はない。CM。
純介は医局で書きものをしている。楓が来て、「良くない」。純介「オヤジも医者だから、医者として客観的に冷静に判断した、オヤジだから特別扱いしない」。楓「私も自分の婚約者は特別扱いしていないつもり、でも心配だもの、医者とは違う気持ちで、それが当たり前だと思う、医者としてでなく人間として向き合うのも大事よ、じゃないと、患者の患部だけみて、顔を見ない心も目に入らない医者になる、あなたの判断は正しいと思う、どうしたら説得できるか考えなさい、指導医としての宿題です」。しかし、普通の医者ならこれでいいのですが救命医としてはどうなのかな。葛藤の床rですね。日比谷先生なら、救命医は患部だけ見ればいいと言う。ERのグリーン先生もこれで悩みましたよね。この境界線は引けない。進藤も和也に話す「ボランティアの人が探していたぞ、次の指示を待っている」。和也「何で俺に聞くんだ」。進藤「君が仕事素教えたんだろう」。和也「やりたくてやっているんじゃない」。進藤「でもみんな、君に感謝している、いい加減にやっていると思っていない」。和也「辞めて下さい」。進藤「どうしてオヤジさんにあんな態度を取るんだ」。笑って和也「説教ですか、ウザイですよ、俺と進藤先生は違う人間なのですよ」。進藤「違うってな何が?」。和也「完璧じゃないですか、先生は、俺のことなんか分からないです」。進藤「何が完璧だ」。和也「ガンガン患者助けて、もうココのエースみたいになっている、別世界の人間だよ」。進藤「救えなかった患者の方が多かった、余裕はない、必死だった、医者一人で出来ることなんか限界がある、今だって手を出せない患者がいる、君の親父さんだ、俺には救えない、救えるのは君だ、あの人は医者の言葉は聞かないが、家族の言葉は聞く」進藤先生はエースを超えて、神です。望に和也は「おやじさんは」と聞くが、望「さあ、帰ったんじゃない」と素っ気ない。和也「もし、俺のオヤジが地震で死んだら、俺は泣くと思う」。ラジオでも「行方不明者を捜して、都内へ向かう人は途絶えない」。望は、ふと父のビンタを思い出して出て行く。CM。
望のアパートに父が見ている。望は災害伝言ダイアルを押している。伝言「新しい伝言からお伝えします、望、とうちゃんだ、何十カ所と病院回った、お前何処にいるとや、生きとってくれ」。父は持ってきた食材で暖かい物を何か作り出した。来た人が写真を出して聞くと、父は娘は無事だったと答える。暖かい話に飢えていたのか、皆から拍手が起こる。感謝する哲さんの顔がくしゃくしゃだ、ドラマ的にはチープだが大感動する。望は伝言ダイヤルを聞き続ける。どんどん、入ってくる。「望、とうちゃん、食料運ぶと行って、警察の人に東京に入れて貰った、これから見つけて、上手い物食わしてやる、まっとれよ」。「もう、とうちゃん、お前に看護師になれと言わない、生きとればいい」。「次の伝言をお伝えします、望、かあちゃんばい、とうちゃん出発した、暖かい物を食べさせると、水やら持っていった、望、生きとって、とうちゃんが助けに行くケン」おっと、渡辺哲ちゃんの愚かな善人顔に泣かされました。泣きながら望「ごめんなさい、おとうさん、ごめんなさい」。望の父の御陰で救命病棟でも暖かい汁物が出るようになった。父はどれだけ食材をもってきたのだ・・・??? これ、食べていいのですか、まだ病院の厨房は復旧していないのか。 まあ、ドラマですから、今回何回言ったかな、笑い日比谷医師「人間はこんなものを食べないと駄目だ」。日比谷医師の意見は冷たいが真実でもあるのだ。そういえば佐倉看護師は活躍しなかったな。河野医師も、河崎看護師も食べている。秘書は寺泉にこの米は我々は持ってきた物です。でもテレビでは内閣の話が流れる。寺泉「めし運んで病人運んで、何やっているんだ、俺は」。寺泉らしくない状況に追い込まれましたね、笑い。和也が来て、一緒に食べる。和也「きっと、かあさん、寂しがっている、東京離れて、二人でゆっくりしてこいよ」。純介「そうだよ、無理しないでくれ、避難所の人は俺たちが考える、オヤジには長生きしてもはないと」初めての兄弟での連携プレイです。これが嬉しかったのか。河野一家で一緒に食べる食卓だ。望も父と一緒に食べている。望「懐かしい、お父さんの味、落ち着いたら福岡に帰る」。父「そうか、痛かったろう、悪かったな」。望「う、う〜ん」と首を横に振る。裕樹も食べている。ちょっと早いよ。裕樹「結婚式の夢を見た、ウェデイングドレスのまま携帯が鳴って飛び出していった、俺は牧師に言ったよ、いいんだ、妻は救命医だと、ごめんな結婚したら救命医辞めろなんて、もう一度将来のことを話し合おう、楓が幸せになれる一番いい方法を考えよう」。楓も裕樹も泣く。進藤も食べている。次の朝、河野医師は望の父の車で、運ばれる。河野医師「純介、余り頑張りすぎるな、和也、無理して医者にならなくてもいいぞ、医者は大変だ、今度の地震で厭と言うほど知らされた、なあ進藤先生」。河崎看護師「進藤先生、またいつか、お会いたいですね、どうか頑張って下さい」。河野医師「ありがとう、息子達をよろしくな」。進藤「先生もお大事に」。望の父も帰る。父「そうだ望、災害伝言ダイヤルは聞くな、とうちゃんみっともないこと言うたかもしれん」と言う。救命病棟の機械は全部使えるようになった。その夜、裕樹が急変する。つづく。
今回は河野親子と望親子はテーマでした。そして、教訓は災害伝言ダイアル171でした。これで非常時に普及して役立ちますかね。ただ、多分見ていた人は全員、望よ電話しりとツッコミを入れていたと思う。それも、今回のためだろうが、親子喧嘩の理由も大したことないよね。娘を思う父の気持ちの方が理解できた。望の方が我が儘に見えました。やはり年齢的にも自分は渡辺哲さんに入り込んだよ。今回の主役は渡辺哲さんでした。ベタで予定通りですが、かみさんと二人泣きました。愚かな父親役に渡辺哲さんも忘れてはいけませんね。でも、望が電話一本しておけば、とツッコミいれますよね。まあ、他にも河野親子の方もユルユルですがドラマ的な展開でした。災害医療から、人間ドラマに代わり、ちょっと評価は落ちますね。だって、進藤先生の手術が出ないもの。まあERじゃないので、リアルな医療ドラマはERを見ることにしましょう。



救命病棟24時★★★★★     4回  2月1日放送

字幕がでる。ヘリだ。前回まとめ。小久保(井上真央さん)が福島に帰る。小久保「何があっても死のうと考えない、有り難う、河野先生」で河野はプチ涙ぐむ。いいな、可愛い真央さんだも、研修時代の思い出で、河野医師は一生忘れませんね。ヘリは最後の搬送になった。乾パンと水の救急物資も最後になったが、少ない。師長は服を着替えるように指示されるが、皆看護師は反発する。大友は病棟に馴染めなくて、飯島純のカルテの書き直す。大友は実家の煎餅の差し入れをするが、。微妙な空気が流れる。佐倉だけは天真爛漫で煎餅を食べて和ませるが、師長に「煎餅は口乾いてしまう」と冷たい。チーフのこの言葉は全体を凍らせてしまうね。楓から紹介され、医局長の了解で進藤は手伝うことになる。師長は男は無精髭禁止で水使えないので、電気カミソリだという。医局長「非常電源は重油が確保できたので、しばらく大丈夫だ」。師長は患者の食事、着替えなのが心配する。進藤に薬の在庫を調べようと言われるが、楓は初めて、自分の携帯を取り上げる。そこに消防庁からの伝言が入っている。楓「私の婚約者が東記念病院に搬送された」。楓は携帯する。そこはまだ混乱している。ボードにはびっしりと書き出してあるが、裕樹は載っていない。楓「もっと調べて下さい」と悲痛に頼む。進藤が冷静に「消防庁から搬送されたと連絡があったので調べて下さい」と頼む。カルテも混乱している、みると紙がテーブルの下に落ちていた。楓は動揺するが・・冷静に依頼すると向こうも対応が冷静になりますね。楓先生頑張って下さい。まあ、身内まで冷静に対応できるものではないですが。タイトル。
河野兄弟で、和也「喉が渇いた」、研修医純介「患者優先だ」。そこに日比谷医師が何事なかったようにふてぶてしく帰ってきた。日比谷は大友を見つけ「君帰っていたの、無理しなくていいのに」。河野にカップ麺を差し出すが、河野は「お湯使えません、この2日間どれだけ大変か教えたいですよ、もういいですよ、進藤先生がいてくれたから」。日比谷「教えてくれ、みんな何をかりかりしている」とあくまでも自己中で冷静だ。進藤から、楓は「重症患者のピークは過ぎたので東記念病院へ行ったら」と言われるが、そこに将吾がまた発作だ。ネブライザーを受ける、楓がやるとよくなった。医局長は地域の災害対策本部に電話し、電力会社には繋がらない、うちは病院だと言うが駄目だった。思わず大声になる。進藤は「寝た方がいいよ、みんなも疲れている、せめて交代制にした方が」。医局長「分かっていますよ、今は人が足りない、無理をして貰うしかない」。そこに日比谷が戻ってきて肺挫傷の患者を担当するというと、医局長「ありがとう」。日比谷「医局長だけだな歓迎してくれたのは、進藤先生ですか、国際人道医師団にいたんだって、今度聞かせて下さい、手柄話」。きっと、日比谷は人道医師団にもっとも遠い所の存在ですよね。患者はラップをひいてカップ麺の容器で食べる。保健室の磯部望は大友に声掛けられた。望は「携帯が壊れた、公衆電話は一杯だ、親とも仲良くない、保健教師だ」と名乗る。二人は話す。磯野「しかたないよ、ちゃんともどってきたのだから」。大友「母に怒られた、患者置いてくれ何てとんでもないって、母も看護師だったから、何となく同じ仕事選んだ、看護師がこんな重い仕事だって思わなかった」。望の実家の福岡では磯部父が車で、ラーメンなどを積んで東京へ行く。母「こっちで仕事させれば良かった」。知り合い「望ちゃんは患者を死なせてしもうた」。父「裁判所も看護師に責任なかった言った」と叫ぶ。知り合い「東京言っても探すのは無理ばい」。父「俺がいかんで誰が助ける」。母「きっと見つけてきて」。救命病棟では、将吾がまた発作が起きそうだ。磯部望は傍に見ていたので、ネブライザーを作って、吸入させる。進藤がやってきて、診察して「すみませんでした、ありがとう」。優しいです。神の手だが、神の眼でもあるのですね。一瞬で看護師だと見抜いたのです。診察して「どうもありがとう」。望「今のことは誰にも言わないで下さい」。進藤「看護師の経験があるのかな、君が手助けてしてくれたら、皆が助かる」。望「できません、患者を死なせました、ドクターの指示で、週2mgの薬を毎日投与しました、投与したのは私です、まだ中学生の女の子でした、怖くて何も出来ないのです」。進藤「それはドクターの指示だ、君は将吾君を助けた」。望「仕方なくやった」。やって来た楓に進藤は「将吾は大丈夫だ、小島は東記念病院へいけ、最愛の人のためなら一人の人間になってもいいんじゃないか」。進藤のパート1での妻への看病が回想される。CM。
コートを着て出かけよとすると、そこに電話がかかる、東記念病院から連絡がある、「うちの病院にかかていました、カルテには上縦隔拡大、CT必要と書いてある、それが、自分から出て行った」と言うのだ。進藤「こっちに向かっているのでは、胸部大動脈損傷のおそれがある」。楓「いずれ破れたら、すぐにオペしないと」と楓は一層心配になる。そこに埼玉の病院から電話で将吾の両親も怪我をして入院している。楓は将吾のところに言って「両親は怪我をして埼玉の病院に入院している、治る怪我だ、心配だが動けなかった、怪我が治ったら迎えに来る」。千尋と望「良かったね」と望と千尋が喜ぶ。看護師では伊坂が師長に「いつまで続くのですか」とくってかかる。市中男「しかし替わりがいない」。師長「医局長も何とかしている」。伊坂「私も帰りたい」。河野和也は水運びだ。そこに寺泉が官邸から缶詰を担いで4時間でやって来た、隠して千尋にやろうとするが、千尋ヤジさんとキタさんにも分ける。千尋の方が分かっているよ。父親を越えて政治家の父親に大事なことを教えたよ。皆に分けると、余り腹の足しにもならない。寺泉「又戻ってくるとは、必死で官邸まで行ったのに」。秘書「もう少しで内閣は入れたのに」。そこに医局長は泣きながら「缶詰、ありがとう、スタッフは乾パンしか、皆苛立って、あれでは足りない、ここにはどうして支援物資が来ないのでしょうか」。寺泉は避難所に「俺が行く、任せて下さい」と返事する。医局長にCTの業者がやって来たと連絡が入る。これは救命の担当でなくて、放射線部ですが、ドラマの説明的な描写といことでしょうね。寺泉「思いつかなかった、避難所には人があふれている、マスコミもきているかもしれない」。秘書は喜ぶ。災害の連絡放送がかかっている。そんな廃墟の町を裕樹は歩いていた。しかし倒れて、眼がかすんできた。「楓」と叫んでいる。ぼんやりしている楓は裕樹との会話の回想だ。思わず泣くが、耳にはピアスが光る。CM。
救命病棟に45歳男性、32歳男性と重症者がやってくる。日比谷は挿管だ、河野は膝の出血の圧迫だ。疲れからスタッフの動きが悪い。大友は処置室に入れずに立っている。また処置の道具を落としてしまう。苛立った空気だ。「血ガス検査室へ」に、師長「あなたが行きなさい」。師長「料促瞳孔開きました」。苛立ちが一層高まる。河野医師「穿頭しましょう」。日比谷「CTを」、。河野「CT使えません」。日比谷「開頭を、研修医は黙っていろ」」。河野「関係ないでしょう」と反発している。医局長は決断できずに、話さない。スタッフ間は動揺している。チームワ−クが崩れてきている。進藤「冷静になれ、患者の顔を見て下さい」と叫び、一瞬の沈黙で冷静になる。医局長「穿頭します」と決断する。処置が一気に進む。脳外科に搬送することになる。望は見ていた。一段落したところで、医局長に進藤は「すみません、部外者が余計なことを言って」。医局長「あれは僕たちが悪かった」。日比谷が「お疲れ」と去ると、進藤「今の状態はまだまだ続く、明日もあさっても、水、食料も、人手不足に見舞われる、今の症例を乗り切ったとして、解決にならない」。医局長「今こそ、全員が一枚岩にならないと」。日比谷「地震の前から一枚岩じゃなかった」。河野「医局長が何も言わないから、日比谷先生みたい人に」。師長みんあな疲れ切っています」。伊坂「私たちも被災者なんだから」。進藤「小島ははちゃんとやっている、婚約者が重症をおったが、その後分からない」。楓「搬送先からいなくなった、ここに向かっているのか」。伊坂「どうして言ってくれなかったの、しらなかった」。楓「ごめん、大丈夫です、私には患者を助ける仕事がありますから」。ラジオでは伝言が読み上げられている。やって来た進藤は「悪かった、お前のことを持ち出して、少し横になるだけでちがうぞ」。楓「楽になりました」。救命病棟の仕事は淡々と冷静に進む。見つめる和也や望だ。そこに裕樹が運ばれて来た。病院の外でストレチャーに運び、朦朧とする意識の中で「かえで」。処置室では、医局長「ショック状態だ、挿管」。進藤「左呼吸音減弱、超音波」。師長「血圧触れません」。進藤「小嶋ラインとれ、お前が助けるのだ」。楓はコートを脱いで、治療を始める。挿管して、輸血20パックで、大友がはしる。換気はOKだ。左胸腔だけのようだ。しかし血圧も反応がない。進藤「non resoponderだ、開胸するぞ、小島サポートしろ」。寺泉が避難所へ行く、伝言が一杯だ。寺泉「何百人いるのだろう」。しかし、そこには20−30人ほどだった。その中に河野医師がいた。河野「動ける人は出て行った、水も食料もないのだから、何も来ない」。当てが外れた寺泉だ。この展開は意外だが、あり得るかも知れない。もう少しして、救援体制が整うと、また集まるんでしょうね。河野研修医「進藤先生は格好良い」。河野和也「あの人だって、医局長を俺はかっている」。医局ではCTが直ってパソコンとラインが繋がったようだ。少しずつ復旧していく。大友に 師長「もどってこないと思った」。大友「母が戻れと言われて」。師長「理由はどうでもいい、もらっていい」。皆は煎餅を食べ出す。これなら初めから歓迎すればいいのに、人間はこんなものでしょうか。大友は喜んで泣いている。佐倉「葉月ちゃん、どうして泣いているの」。大友「名前で呼ばないで」。そこに望が来て「私も」。で皆は煎餅を出すが、望「私も手伝わせて下さい、私看護師の資格持っている」。進藤は裕樹の病状が安定して、ちょっと落ち着く。医局長「CTもMRIも電子カルテも直りました、2時間ほどここを任せていいですか、僕も寝ます」。進藤「はい」。救命病棟も少し落ち着いたようだ。楓も机で寝ている。つづく。
やっぱり感動しました。緊張が続き、ちょっと疲れはじめた頃が一番好きです。皆の本当が見えてくるです。元々一枚岩の職場なんてないですよね。でも進藤先生の「冷静になれ・・」は効きましたね。日比谷先生も腹は立つが、進藤先生みたいに冷静に対応したいですね。河野研修医の反応は、自分の疲労や憤りを日比谷先生にぶつけているだけで、余り効果的ではありません。医局長の決断できない苦悩も分かりますが、救命病棟で働くのはプチ疑問です。ERのグリーン先生を懐かしく思い出しました。超急性期が過ぎて、疲労がピークですから、医局長から休憩とるのがいいかもしれません。今回も含めて、救命病棟の仕事量が都合良く、変わるのは、ドラマですから、仕方ないですね。政治家の寺泉が自分の票のタメだけで動くという姿は、ここまで徹底していると分かりやすく、すっきりしますね。ちょっと未熟というか、幼稚すぎる描き方は笑えます。小学校の避難所に人がいないのには、驚きましたが、小気味よかった。でも河野院長はそこでも誠実でしたね。地域の先生で真面目な使命感に燃える医師もいるのですよ。こんな風な描き方は珍しいので嬉しく思いました。小久保(井上真央さん)、ヤジさん(徳井優さん)


救命病棟24時★★★★★     3回  1月25日放送

字幕、16時15分震災だ。前回のまとめ。進藤「今は皆が被災者だ」の言葉。地震発生2日目、テレビでもニュースが流れている。少し復旧したようだ。救命では、ドクター2名、看護師も数名が帰宅した。師長は心配している。ニュースでは、交通機関の復旧はなされず、現在死者は2125人、怪我人は2万人を越えるが増えています。医局長がやるとインターネットが繋がり、で受け入れを10名と入力した。そして師長に医局長「心を鬼にいて、頼みます、我々の真価が問われる」と言う。佐倉は元気だ。自殺未遂の小久保は覚醒した「どうして助けたの」。楓「理由はない、自殺未遂だろうが私たちは助ける、それが私たちの仕事、貰った命勝手に捨てないで」。河野医院では、寝ずの診療が行われている。周辺の人も落ち着いてきたようだ。そこに河野院長の奥さんは見つからないと知らせにきた。被害状況を知らせる、商店街は滅茶苦茶だ。その商店街で和也は母を探している。大阪でも東京の地震のニュースが流れている。寺泉も救命に来た。救命は忙しくなっていた。携帯をする寺泉は注意されるが「娘が見つからない」と自分勝手に反発している。そして治療がなされている。寺泉は、妻との会話を思い出している。娘の千尋はまだ見つからない。iモードの災害伝言板に書き入れた。寺泉の妻は3時間以上大型冷蔵庫の下だった、骨折しているが、筋肉も挫滅していて、筋肉細胞からカリウムが血中に流れている、カリウム5.3だ。楓はクラッシュ症候群で、透析の必要性もあると考える。テレビで汐留の高層ビルにレスキューが入ったとニュースが流れる。一瞬気になる楓だ。矢島のアンビューを押す北さんの手が止まらない、笑い。河野医院でも消毒駅もなくなって、縫合の糸がない。進藤は裁縫の糸で縫いましょう(こんな裏技もあるのかな)と提案するが、河野院長や河原崎看護師から、もう十分やった、救護所にいて貰いましょう。タイトル。CM。
病棟は大変だ、ドンドン患者入ってくる。河野は、心マッサジー5分だ、やっている。医局長は10分で辞めようでも、河野はやめない。熱傷の患者が来る。医局長「今は医者の手が足りない」。河野は「じゃ何故日比谷先生を帰したんだ」と怒る。河野医院では、もうないので、出来ないと謝る。そして、救護所へ行くように話す。皆も納得してくれたようだ。そこに和也が母を担いで連れてくる。がれきの下だが、自転車があったので見つけられた。母敬子は元気で、和也は喜ぶ。しかし進藤はクラッシュ症候群だと言う。ここで進藤先生が分かりやすく説明してくれた。筋肉もこわれてて、筋肉細胞からカリウムが大量に血液に流れている。阪神震災で広く知られた病気だ。河野も数時間から2、3日で出てくる、ほっておくと心停止もある。透析を受ける必要がある。河野院長は「おれにはこの町の皆を見る必要がある、進藤先生は付いて大きな病院へ、敬子を頼む」と話す。救命の寺泉に携帯があり、堀内「閣僚が死んだので、臨時内閣が出来る、官邸に来られるか」。寺泉「勿論行きます」。そこに娘千尋がやってくる。秘書と磯部先生が守って元気だった。救命病棟で、楓は河野と話す。楓「日比谷先生を持ち出しても仕方ない」。河野「でも、先生の大事な人だったら」。裕樹のビルにも救急隊・レスキュー隊が入る。福岡の磯野の実家のラーメ屋でも心配している。まだ連絡はないようだ。早く連絡して上げないといけませんね。寺泉の妻は磯野先生にお礼を言う。寺泉は「首相官邸に呼ばれた、政治家ならこの意味が分かるな」と、千尋と妻の香織を磯野先生に付き添いを頼む。磯野は戸惑う。寺泉と青木が二人は歩いて行こうとするが、楓は「心配だ、付いて欲しいと頼む」。寺泉「大丈夫だ」。東都中央病院の外のテントではトリアジーセンターが出来ている。皆に色のタッグが付けられた。楓は寺泉香織がクラッシュ症候群で透析の心配をする。カリウムが6を越えると1時間持たないと訴える。しかし、医局長は誰が運ぶ、諦めるしかない。次々新しい患者が来る。廊下も患者で一杯で、戸惑ってしまう。まあ、楓が寺泉に気を取られすぎるのは、ちょっと疑問ですが、ドラマですからね。そこに検査結果だ、カリウム6.2だった。しかし、どんどん送られてくる。楓「もう無理だ」。そこに進藤が患者ととともにやってくる。楓がすぐに見つけるここで音楽が大きくなり変わるのだもの、格好良いです。まさに救世主みたいです。サテンスキーは進藤か聞くと、そうだと答える。そして医局長に進藤を紹介する。救命の医師で、手伝いを頼む。進藤が連れてきたのは、河野の母だ。同じクラッシュ症候群だ。しかし、楓は透析が出来ないし、ここにも他にも透析が必要なクラッシュ症候群がいる。CM。
官邸に政治家が集まる。寺泉もやってくる、大丈夫ですと、ちょっと嬉しそうだ。緊急災害本部が果物もあり、優雅だ。寺泉はすぐに「私のポストは?」と聞く、。政治家が来て「堀内は総務大臣代理で、寺泉は補佐だ」ここらのまったり感とポストへのこだわりは意図通りで、相変わらず厭だな。そこに携帯がかかり、楓「クラッシュ症候群で緊急で搬送が必要だ、ヘリを要請してほしい」。寺泉「皆、出払っている、自分たちでして下さい」。楓「患者の一人は奥さんです、1時間以内に透析を受けないと、命の危険が」。寺泉「何を言っている、香織は足の骨を折っただけだ」。楓「クラッシュ症候群を併発したんです」。寺泉「あの進藤のせいだ」。しかし、進藤先生は大きな病院へ行けと言ったので正解だったのですが。傍にいた進藤「今は奥さんを助けることが大事です、透析にはたくさんの水が必要だ、しかし貯水タンクが壊れた、奥さんを助けるのはあなたしかいない、他にもたくさんの患者がいます、ピストン輸送するヘリが必要だ、お願いします」。口だけ男の寺泉は何も出来ないのだ。寺泉と河野は、屋上のヘリポートに運ぼうとする。寺泉妻・香織はは「政治家のポスト目当てだ、愛していない」と息絶え絶えに話す。香織「御免ね、こんなママで」。千尋は黙って聞いている。進藤「患者が来るのは、最初の48時間だ、そこを乗り切ってくれ」と楓は救命病棟に残るように指示する。寺泉に秘書「先生、内閣はすぐそこです、ヘリは用意できません」。寺泉は制服を来ている「自衛隊のヘリを搬送に使いたい、お願いします、私の妻なんです」。自衛隊「今は深刻な所を優先して、自分の事は自分でして下さい。搬送はエレベーターないので、階段だ。寺泉は新聞社に頼むが、新聞記者「パイロットと、議員バッジは通用しない」。救命病棟では、医局長は事務的に死亡確認すると、すぐにモニター外す。次の患者を頼む。河野が「慰めの言葉をかけては、ヘリも呼べるかも知れません、僕は患者を簡単に見捨てる医者になりません」。楓がたしなめる。医局長は次の患者に向かい「我々は手を動かしましょう」。磯野先生も、病棟を複雑な気持ちで見ている。北はアンビューを小久保に頼む。キタさん「俺も手伝ってくる、みんなは自分の家族をほったらかして患者見ている、こうして押すんだぞ」と言うち手伝いに行く。屋上は8階だ、皆の息が上がりそうだ。。進藤「娘が付いてきているのは、お父さんを信じているからだ」。その時、ヘリの音がする。先に上がった千尋は手を振る。ヘリに寺泉が乗っている。寺泉と進藤は見つめ合う。進藤は付いてきた医師に頼む、ヘリには定員があるのだ。ちょっと見直したぞ、ちょっと感動した。でもどこから調達したのだろう。河野母・敬子は「お父さんとお兄ちゃんを頼む」と和也に言う。寺泉香織「一緒に来て」というが、寺泉「政治家の娘でなくても結婚した、静岡共立メデカルセンターに送る、1時間すこしだ、他にも患者がいたら、使ってくれ、特別扱いはこれきりだ」。患者と医者が乗っていく。寺泉は千尋を抱き上げる。残った者は思いを込めて見送る。ただ、しょうがないが背景の東京の町はCG処理してなくて、震災を受けていない普通の町でしたね、残念。CM。
3日目だ。東京は落ち着き始めた。トイレは川の水で流す。そこに大友看護師が戻って来た。入りきれない空気を感じ立ち止まっていた。進藤と科での見る患者の、体温26度だ、輸液は41度で入れている。左大腿部の洗浄をする。気づいた楓は大友に声を掛ける。大友「ごめんなさい、大事なときに逃げ出して」。楓「着替えて、私の指導医の進藤」。ヤジさんの自発呼吸が出てくる。意識も戻って、覚醒したようだ。挿管を抜く。歩道橋から落ちた、そこに大地震があったのだ。キタさんや皆が喜んでいる。ヤジさん「お前は誰だ」。キタさん「一緒に飲んだじゃないか」。ヤジさんは立腹です、笑い。医局長も携帯がつながるようだ、家にしている。医局長「地震怖かったか、パパは平気だ、大変なことない、まだ、帰れない、ごめんな、パパはお医者さんだから」。磯野先生も、涙している。進藤と楓「先生とまた一緒に仕事できると思いませんでした、結婚してシアトルへ行ことになった、でも救命も続けたくて、それで先生に相談したかった、でもやれることやったら、彼とシアトルへ行きます」。医局の楓の携帯にかかるが、留守電になる。消防庁のもの「加賀(裕樹)さんが東記念病院に運ばれたが、来て貰えないでしょうか、容態は・・」で時間切れだ。おしまい。
ちょっと、落ち着いてきたので良かったです。震災では、被災地は透析が出来ないが、そこを出れば透析は可能だ。ヘリでの搬送が理想的だ。阪神震災でも透析患者が問題になったと記憶している。そして、その時はクラッシュ症候群で、かなり死んだと記憶している。カリウム6.2は、その時はまだ大丈夫だが、その後上昇すると予想され、直接心停止まで起こすので、危険ですね。河野は研修医なので、一般人の気持ちを代弁するキャラが必要なので、語っているのでしょう。本当は救命やるつもりなら、受容して対処すると思います。それにしても、みんな頑張ったな。医局長の家族との携帯でも、泣けました。医者も看護師も厳しいなと思わず感じ入りました。千尋は確かにラストプレゼントの子役でしたね、河野兄弟が医大生、研修医として、成長していくのでしょうね。そして磯野先生も元看護師だったので、この震災で成長していくのでしょう。楽しみです。しかし「自分のことは自分でして下さい」というセリフが多いが、自己責任といわれても、こんな混乱の時には何も出来ませんよね。気にかかりますね。普通のドラマよりも、教育啓蒙のためのシュミレーション、ドキュメンタリー再現ドラマとして、評価5つ★のままです。



救命病棟24時★★★★★     2回  1月18日放送

最初に字幕、前回のまとめ。16時15分地震、この映像やっぱり怖いくらいです、阪神震災10周年ですが、リアル過ぎて微妙です。河野医院で、妻が下敷きか行方不明だ。河原崎看護師が探しますと返事する、院長は少しの怪我で大丈夫だ。次男の和也も大丈夫で一緒に探すが、倒れた棚の下にいなかった。買い物に行ったことを思い出す。救命病棟では院内放送が「地震がありました、患者さんは職員の指示に・・」と落ち着くようにあった。病棟では楓が挿管し直して安定した。散乱した病室内を片づけ始め、何となくあわただしかった。吸引も効かなくなっている。とりあえず入院患者の状態を確認と処置する。喘息患児の将吾君もベッドから落ちたので、驚いて呼吸が促拍している。楓は大丈夫だと語りかける。町中で自発的に救出活動を始める。進藤も身近な被災者を一人救出を手助けする。診て近くの病院への搬送と判断し、河野医院へ運こび出す。タイトル。CM。
福岡博多の望の実家のラーメン屋のテレビでは、東京の地震がテロップが字幕で出る。父(渡辺哲さん)、母」(井筒真理子さん)が料理を出しながら気づいた。救命病棟では、呼吸器が動かない、各自がバラバラに動いている。医局長が大声で「聞け」と一喝する、怪我した患者やスタッフを聞き落ち着く。医局長「おそらく地震です、自家発電で動いている、落ち着いて下さい」と興奮して話す。院内放送で「災害対策本部を設置します、部長・医局長は直ちに集合してください」とある。進藤は河野医院に行くと、そこはパニックだった。進藤は中に入る、中はごったがえっていた。順番に診ていて、和やかな会話が聞こえた。河野は麻酔は足りるか聞く、進藤「冷静になって下さい、私は医者です、専門は救命救急です」と例の証明書を示す。河野は助かったと言う。看護師美江子が河野に奥さんを捜しに行くように言うが、河野は患者は俺を頼っている。その話の間に、進藤は縫合を終えた。早速トリアージを説明する進藤「軽症の患者はやめよう、麻酔も包帯もなくなる」。河野は「追い返せというのか」。進藤「自力で歩ける患者はすぐに帰そう、心肺蘇生が必要な人も見ません」。河野「顔見知りだぞ」。看護師河原崎「患者を選ぶなんて」という、そこに余震がくる。これで容易ならない状況だと、覚悟がついたようだ。進藤「考え方を変えて下さい、助かる可能性の低い患者に費やす時間を、可能性の高い患者に使うべきです、限られた時間で出来るだけ多くの人を救うのです」。暗いがれきの商店街を河野和也は母を懐中電灯で捜しまわる。しかし訪ねた相手は立ったまま死んでいるようだ。佐倉は備蓄倉庫にたどり着くが鍵がかかっている。河野院長は、妻を捜さず、診療室で診療を続けると言う。救命医局ではテレビも写らない。電話も繋がらない。病院の玄関へ行った楓も町が暗黒で、不気味な静かだった。楓は裕樹との思い出に浸り、携帯するが繋がらない。CM。
河野医院では、早速トリアージで見ていく。立てる人はと聞くと立った。動けない男性は腹壁に大きな出血斑がある。触ると抵抗がある。進藤はみなさん外に出てください、と言う。そして、この人を診察室に入れる。皆怒りだす。進藤先生はちょっと乱暴かもしれない、色別のタッグをつけるのですよね。ここは一通り来た人をみて、トリアージする人と、診療する人に分担すべきかな。そうすれば、患者さんの怒りも和らぐと思います。そして説明すべきだと思います。白い巨塔でも、江口さんの演じる先生は内科でも説明不足だった。看護師美江子がトリアージを頼まれる。はたしてやれるかな。そこにブロックの下敷きのカヨが運ばれる。進藤は診察して「残念だが治療できない、私は医者です、ここに来た患者さんは私が診察します」という。夫は「まだ息している」と叫ぶが、進藤は「脳ヘルニアで助かる確率はほとんどない」という。夫は「0ではないのだろう」と叫ぶ。進藤「申し訳ない」とだけ言う。ここでもう少し説明して欲しいな。この人への説明が、他の患者に対する説明でもあると思うのですが。詰めかけた患者達が怒る中で、選別された患者から治療を始める。進藤も辛いが、戸を閉めてしまう。戸もあければいいと思うけど、日本人は結構冷静だと思います、真剣に治療すれば皆も近づかないと思います。寺泉議員と青木秘書も被災して、帰宅難民の中を歩く。青木「他の議員も無事でしょうか、先生チャンスですよ、これで上をねらえます」。寺泉「今は娘が先だ」。佐倉は倉庫の鍵を探しに来る。キーボックスは倒れ、鍵の山だ。Oh My Godです。子供の状況を心配している。進藤は、腹腔内出血右の肺挫傷の患者を治療始める。肺挫傷なので奇異性呼吸を認める。近くの災害拠点病院を聞く、カトリア記念病院と答える。車を準備するよう指示する。進藤は早速挿管すると血液が飛び出した。左肺は生きていますと左肺の片肺挿管をする。酸素飽和度は97%でとてもいい値だ、河野院長は素早さに驚く。レントゲンもなしでわかるのかなと思ったが、とにかく酸素濃度が改善したので成功したのですね。腹腔出血の兄の呼吸状態が悪化する。いきなり開腹しはじめる、診ると下大静脈が損傷している、サテンスキー鉗子で血管を挟んだままで、出血が止まったので終了して搬送する。博多のラーメン屋で、驚いて父は望へ電話する。しかし災害伝言ダイヤルになっていた。「たまには電話せにゃ、夏休みには帰ってこな」と言う。お笑い担当ですね。その時、望は学校のがれきの中で、気づく。そこで千尋が横たわっていた。寺泉は家に着くと、妻の足が冷蔵庫の下になっていた。秘書と二人で起し、足を引っ張り出す。挫滅しているのか。血まみれだ。妻は千尋は学校なので行ってくれ、と言う。妻を秘書が背負うが、秘書も足を痛めていて動けなかった。秘書が痛みの声を上げる。CM。
東都中央病院では外のテントでトリアージセンターが開かれるが、歩いてこられる軽症者しかこない。救命病棟では、無線のやりとりを聞いて、不思議がっている。地震の被害は少なかったのではとの意見もでる。テレビは写ったり消えたりしている。そこに佐倉が酸素ボンベを持ってくれる。次は備蓄倉庫2に毛布があるのでもてくるように師長から言われる。ホームレスの徳井さんと佐倉君がお笑い担当ですね。看護師伊坂がトイレの水が出ないと報告する。医局長は屋上の貯水タンクがやられたと推測する。そこで日比谷医師は帰ると言う。日比谷「患者も来ないし、CTも使えないので、大した治療も出来ない、家の方が心配だ」というこれは前フリでした。この言葉があるから、楓の最後のセリフで感動できるのですね。日比谷医師はフェードアウトか、それとも家で大変エピソードが待っているのかな。河野医師が「それでも医者ですか」と定番で突っかかる。日比谷は「自分の家が潰れているかも知れないのに、患者を優先しなきゃいけないの、小島先生、心配するひといないの?」。大友看護師も「下町の古い家なので、家族が心配だ」。日比谷「医者や看護師も普通の人間だ、それぞれの考え方がある、強制する権利はないでしょう、他にもいますよ、お先に」と帰る。他に4人かが帰る。医局長は何も言えない。多様な選択が許される時代なのですね。楓は裕樹に携帯するが、返事はない。医局で、医局長が来て「婚約者と連絡が取れないのか」聞く。医局長「私は行くなと言えない、日比谷先生の言うとおり、止める権利はない、でも・・」。楓が医局長の家を心配する。医局長「家は八王子でツーバフォーで平気だ」という。楓「彼の職場も新しいビルだから無事だと思う、ICUで待機します」という。寺泉は妻を背負って、歩く。妻は「本当は私を心配していないでしょう、父親が代議士でなくても、私と結婚したか」と聞く。寺泉「何を言っている、こんな時に」。妻「千尋は放課後腹痛で保健室にいた、言えに帰りたくなかった、私たちの間に、どんな空気が流れているか分かっていた、千尋の所に行って、あなたのこと悪く言わないから」。寺泉「千尋は青木が見つける」。河野医院につく。その前は診察希望の人が来ていた。河原崎看護師が「今は生きるか死ぬかの人だけだ」という。そこでカヨが死ぬ。寺泉が医院に入り妻が骨折して大怪我だ、診てくれと頼む。進藤は順番があるといい、処置を進める。寺泉は「僕のこと知りませんか衆議院議員だ」と言うが、進藤は骨盤骨折によるショックだいう。無視された寺泉は「妻を診てくれたら、それなりのお礼をする、背負ってここまで来た、娘の無事も分からず来たんだよ」という。進藤は「背負って近くの病院に居て下さい、その方が早い」と答えて、シーツで骨盤を圧迫固定しようとしている。そして左腕の洗浄を始める。寺泉が名前を聞く。寺泉「表でカヨさんがなくなったぞ、助けを求める患者がいるのに、ドアに鍵を掛けて見殺しにするのか」。進藤は止血縫合を始める。そして、寺泉は外に行って「ここの医者は駄目だ、皆さんも他へ行ったらいい、カヨさんは残念だ、この中の進藤という医者は奥さんを救う技量がなかった、大したことは何も出来ないでしょう、この責任は私、寺泉が必ず取ります、歩ける人は他の病院に行きましょう」という。聞いた人は一緒に怒り出す。河崎看護師は黙って聞くしかなかった。進藤が出てきて寺泉に頼む、進藤「待て、頼みがある、ここで治療するには限界がある、出来るだけ早く運ばないといけない、ヘリでも自衛隊でもいい、患者を運び出す手段を考えてくれ」。寺泉「自衛隊派遣要請は都知事の仕事だ、議員には権限がない」。進藤「怪我をした人は山ほどいる、見捨てる気か」。寺泉「見捨てているのは君のほうだ、俺の仕事は東京を、この国を救うことだ、怪我人を救うのは、君たち医者の仕事だ」と言って背負って他の病院へ行く。進藤は立ち尽くす。河原崎看護師「もう出来ない、息のない人も蘇生すれば生き返るかも知れない、追い返すなんて」と泣く。日本人の心情ですね、トリアージという概念は欧米のものでしょう。悩むところですね、でもこのドラマを見て少し理解して貰えたかな。進藤はトリアージをしていく、「近くの学校へ行って、救護所が出来ているかもしれません」。バイクでガソリンスタンドにツッコンだ80%熱傷患者は治療できない。付き添いの中から男が、進藤につかみかかる。神のような目をした進藤「殴りたければ殴って下さい、私はこのやりかたを変えません、一人でも多くを助けるにはこれしかない」。男「じゃ、俺たちは、ここで、待ってろというのか」。進藤「助けを求める人が山ほどいます、動けるのなら、助けに行って下さい、河野先生の奥さんも行方が分からない」。そこに出てきた河野「医者になって、こんな辛いことはない、赤ん坊からみてきた子供や、一緒に碁を打った友だちを、30年連れ添った女房を見捨てないといけない、助けてやれなかった人には後で土下座して回る。だから進藤先生の言うことを聞いてくれ、頼む」。詰めかけた皆は少し納得したようだ。進藤「今は皆が被災者なんです」カヨさんお夫は「あの先生の言うとおりだ、今は皆が被災者だ」。さっき怒った男・星野も納得して「院長先生、奥さん見つけてきて上げる」と言う。元気な人は、救出に向かう。カヨの夫も救出に向かう。そして、河原崎看護師も河野院長に「すみません、ここで続けます」と言う。進藤は処置を続ける。大大感動しました。救命病棟はまだ静かだった。寒そうだ。佐倉は毛布を持ってきたが、師長は屋上の貯水漕の修理に行くように言われる。師長に「今のあなたは素晴らしわ」でまた頑張る。将吾は両親が来てくれないので、不安で泣き出す。まだ静かだ。楓は携帯するが繋がらない。そしてやっと繋がって、呼び出し音にかわるが留守電だ。暗いガラスの床に携帯は置かれているだけだ。楓「私は無事だ、裕樹は? お願い、声を聞かせて」。日比谷医師の「家族が心配でないの」の言葉が思い出される。玄関で、その時車の灯が見えて近づく。そして、救急車じゃなくワゴンだった、怪我人が来る。メモを持っていたカトリア記念病院は一杯でパニックだ、だから搬送された。河野医院で腹腔内出血の開腹して、ICVの止血だけした患者だ。開腹だけして止血して、他に何もしていない患者の異様さに全員驚く。医局長と楓らで手術すると、何と鉗子が出てきた。河野は「置き忘れ」かと騒ぐ。楓は止血だけしてあったのだと理解した。そして血管縫合する。医局長「わざとこのままにしたのだ、血管縫合糸がなかった? 誰がこんなことを」。河野は「俺のオヤジじゃないですよ、絶対」。カルテ(メモ書き)を見せて貰うと、shindouと書いてあった。佐倉が屋上に上がると、大規模に火事で燃えさかる町が見えた、思わず「何だ、これ」。切れながらテレビでもLiveの映像が入る、テロップの「東京震度6強」が微妙ですね、すぐ消えたが。手術を続けながら楓「私は残る、今離れたら、救命医になった意味はない」。ここでも、感動したよ。医局長「これから患者さんがどっと、押し寄せるぞ」。shindouは胸腔ドレナージをして処置を続ける。続く。
これは凄い、自分もトリアージの講演会は聞きました。頭ではなるほどと思いましたが、自分で判断して、評価は違っているものもありました。自分では全く自信がないですが、進藤先生は自信をもってやっていました。それを瞬時に見て、信頼した河野院長も立派だよ。開業医だと地域のしがらみがあるからね。本当にトリアージを目の前にして、ほとんど死ぬとの予想の患者を何もしないで、死を確認することは医師としては本当に辛いですね。何かして死んだのなら、心が安まるのに。今回はERと同様でドラマというよりもドキュメンタリーでした。感動もドキュメンタリー的な感動だった。ついでにトリアージについて、ネットからの情報を貼り付けます。了解なしですが、お許しいただけないようならお知らせ下さい。


トリアージの原則

トリアージにおける「優先度」では

この優先度決定により

トリアージの実際

一人で一人を30〜60秒内でみる。繰り返し再評価する。

トリアージ・タッグ

実際には赤と緑だけで十分といわれる

ステップ1:呼吸の評価
見て、聴いて、感じて、迅速に評価する。適切に気道の確保を行う。

ステップ2:循環の評価
橈骨動脈で脈を触知するか、または、脈拍数が120回/分以上かで評価する。毛細血管再充血時間(リフィリングタイム)を用いるやり方は不向きな場合がある。

ステップ3:意識レベルの評価
「目を開けてごらん」「手を握ってみて」などの簡単な命令に反応するかどうかで評価する。


第一順位:緊急治療:赤:1:生命、四肢の危機的状態で直ちに処置の必要なもの:気道閉塞または呼吸困難、重症熱傷、心外傷、大出血または止血困難、解放性胸部外傷、ショック
第二順位準緊急治療:黄:2:2〜3時間処置を遅らせても悪化しない程度のもの:熱傷、多発または大骨折、脊髄損傷、合併症のない頭部外傷
第三順位:軽症:緑:3:軽度外傷、通院加療が可能なもの:小骨折、外傷、小範囲熱傷、(体表面積の10%以内で)気道熱傷を含まないもの、精神症状を呈するもの
第四順位:死亡:黒:0:生命兆候のないもの:死亡または明らかに生存の可能性がないもの

優先度 分類 区分 疾病状況 診断
第一順位 緊急治療 T 生命、四肢の危機的状態で直ちに処置の必要なもの 気道閉塞または呼吸困難、重症熱傷、心外傷、大出血または止血困難、解放性胸部外傷、ショック
第二順位 準緊急治療 U 2〜3時間処置を遅らせても悪化しない程度のもの 熱傷、多発または大骨折、脊髄損傷、合併症のない頭部外傷
第三順位 軽症 V 軽度外傷、通院加療が可能なもの 小骨折、外傷、小範囲熱傷、(体表面積の10%以内で)気道熱傷を含まないもの、精神症状を呈するもの
第四順位 死亡 生命兆候のないもの 死亡または明らかに生存の可能性がないもの






救命病棟24時★★★★     1話  1月11日

30年以内に東京直下のM7クラスの地震の起こる可能性は70%と政府が発表した、との字幕が出る。救急車で救命病棟で喘息発作の子供将吾が運ばれる、ボスミン皮下注され、挿管で安定してICUへ運ばれる。楓は落ち着いて冷静で処置していくベテランだ。進藤は国際人道支援医師団で空港を飛び立とうとしていた。タイトル。
29時間前だ。ソファで仮眠した楓は30分で起こされる。これはERで見慣れたシーンです。飲酒後のリストカットの女性患者(井上真央さん?)。喘息の子の親はシックハウスやハウスダスト対策も全て処置したが治らなかった。医局長黒木は環境を変えることを勧める。そんな楓も婚約者の裕樹はシアトルへ転勤だ。結婚して一緒に行かないかと誘われている。救命は外国では出来ない。看護師(たがめさん)から30歳過ぎて女性で救命しているのも珍しいと言われる。進藤は先輩の山室医師(塩見三省さん)の遺品を持っている。町をタクシーで走る、日本の町は人が多く綺麗だった。CM。
病棟には階段を滑り落ちた血圧なしで、気胸の救急患者が搬送される。16Gの穿刺針で、心拍が改善してくる。患者と一緒に来た知り合い北浦(徳井さん)も帰される。寺泉代議士は委員会を頼まれた。これは黒革の手帖の続きですね、笑いました。将吾も父を思って喘息を治すと健気だ。リスカの少女は、河野医師が話し込むが医局長に止められる。お節介だと助言された。救命救急の限界なのだ、内面に入る余裕はない。壊れた所を治すだけだ。3日帰っていないので、帰るように命令する。黒木は「家庭で娘の気持ちが分からない」とボヤク。楓は黒木医局長に仕事について話す。黒木「幸せな家庭を持つことはかけがえないことだ」と答える。CM。
河野が家に帰ると医大生の弟はネイルを付けている。弟に怒ってしまう。開業医の父には先端医療をやっていくので、後は継がないと言う。河野は気負っている。楓は裕樹を呼び出し、一つ目、プロポーズは受ける。二つ目向こうで小児科の勉強する。とりあえず救命を辞めるまでの指輪を貰う。その指輪を見つけて、看護師伊坂は「おめでとう」と言う。進藤は山室の医療器械を、3ヶ月後に残された妻(黒木福美さん)に渡す。先輩の山室は熱病に感染して、手遅れで死んだのだSPでの活躍を思い出しました。写真を見た妻「いい顔して仕事していたのですね、日本に閉じこめるのは無理だったのですね、これは進藤先生が使って下さい」と告げる。リスカの少女が退院する。日比谷医師は冷静にまた戻ってくると予言する。進藤は災害時の医療について講演を聞く。講師は山室医師の奥さんで都市工学助教授だった。予想は阪神地震は8%、中越地震は考えられていなかった。東京は70%だ。地震が起きたらどうなるか。1万2000人の死者が予想される。救命救急の医師は人を助ける義務がある。しかし、医師も地震に襲われるのだ、医師自らが死なないで下さいと訴える。その会場で楓は進藤を見つける。CM。
進藤と楓は現状を話す。楓は救命を辞めることを決意したと言う。進藤は今夜、成田を発つという。村道は16時に病院に寄り話しを聞くという。4時間前だ。婦長(鷲尾さん)は厳しく対応している。気胸の患者の名前は矢島さんだった。ヤジさんキタさんだ。楓は裕樹に携帯して、考え直してくれと言う。1日待ってくれ。裕樹は「じゃ無理だ、君は大事なときに決断できない、もういいよ」と落胆して言う。将吾の両親は香川の妻の実家を継ぐと決めた。将吾は父の頑張りを知っているというが、子供のために仕事を犠牲にすることは何ともない。学校では磯部先生が腹痛で一人残る子供を見ている。河野医院では川原崎看護師が中古マンションを購入して浮かれていた。楓は悩んでいた。もう少しで16時だ。そこに救急車だ。CM。
リスカの少女が腹部を刺して運ばれた。大量腹腔内出血だ。開腹までする。一応救命できた。日比谷医師は救命できればいいと冷たく言い放つ。河野医師は引っかかる。進藤はタクシーにのって、東都中央病院へ行こうとする。将吾が喘息の発作だ。16時15分カラスが一斉に泣き飛び立つ、そして大地震だ。棚が倒れ、物が壊れ、ビルまで倒壊する。裕樹は降り落ちるガラスを全身に浴びる。タクシーも蛇行して木にぶつかり止まる。日本のテレビドラマとしては、結構リアルに作ってありました。自然災害の多い最近の事情で怖かったです。実際の震災に遭った人はどう感じたのでしょうか。CM。
初回の震動はおさまった。テロ、爆発などと考えられるが、婦長が地震だという。振りかえると、手術したリスカの女性が病状悪化していた。他にも呼吸器が圧縮空気が来ていないので動かない。アンビューで処置する。医局長が倒れた棚の下だが、命に別状はないようだ。タクシーの運転手は死んでいるようだ。家は崩れ、子供が閉じこめられている。進藤はがれきをどかして、生きていることを確認する。そして子供を救い出す。タクシー内のカバンから消毒液を出す。傘で副木とする。その目の前でガス爆発が起こる。見渡すと余震とともに、また建物が崩れる。大変なことになっている。救命病棟も大変だ。消毒液もない。荒涼としている風景がある。つづく。
初回は顔見世的なところもありました。それは仕方ないですね。それぞれが独立して話が起こり、そのうち救命病棟に集約していくのでしょう。河野医院も舞台になるのでしょうね、磯部先生の学校や寺泉代議士も舞台になるのでしょうか。初回を見て一層ERに似ていましたね。展開やカット割り、そしてソファで寝ているところを起こすシーンも。さて、地震が起きてからどうなるのでしょうか。スマトラ沖地震もあり現実の方が先行していますが、結構大変なテーマを描いていますね。これから救命病棟は地震災害化でも救急医療が行われるのですか、トリアージ(患者の治療優先順位レベルを決定する)とかも出てくるのかな、病棟は少ない機材の中で多数の患者を処置していく野戦病院化するのでしょうか。どこまで描いてくれるのでしょうか。ところで役者さんはどうでしょうか。松嶋さんはSPでも登場していましたが、格好良かったです。江口さんも髪型も格好良く、この役は結構いいな。花の看護師はMegumiと田村たがめさんでしたね。おじさんとしてはもう少し色気担当を希望するが、お馬鹿ですかね。