黒革の手帖   テレ朝   木  21時 

原作 松本清張「黒革の手帖」(新潮文庫)
脚本 神山由美子
演出 松田秀知、藤田明二(共同テレビ)
チーフプロデューサー 五十嵐文郎(テレビ朝日)
プロデューサー 内山聖子(テレビ朝日)中山和記(共同テレビ)
主題歌 安良城紅「Here alone」
制作 テレビ朝日、共同テレビ
原口元子(29)  クラブ「カネル」ママ 米倉涼子
安島富夫(35)  議員秘書 仲村トオル
橋田常雄(45)  医科進学ゼミ理事長 柳葉敏郎
中岡市子(40)  美容クリニック婦長 室井滋
楢林謙治(57)  美容クリニック院長 小林稔侍
長谷川庄司(62) 総会屋 津川雅彦
山田波子(23) No1ホステス 釈由美子
紺野澄江 新入りホステス 吉岡美穂
櫻井曜子 美容室オーナー 紫吹淳
村井亨  銀行支店長 渡辺いっけい
岩村叡子(58) クラブ「燭台」ママ 山本陽子
藤岡支店長 小野武彦


大手銀行に勤める原口元子は、今日も営業用の笑顔で客に対応し、顔色ひとつ変えることなく大金を動かしていた。一方、支店長室では支店長の藤岡と次長の村井が、パソコン画面を凝視していた。銀行の架空名義口座から、1億2千万円もの大金が横領されていたのである。元子の仕業だった。村井たちに気づかれたことを知った元子は、そのまま銀行の外へ飛び出し、ほかの銀行に預けていた横領金をすべて引き出すことに成功する。その夜、銀座の一流クラブ『燭台』に、昼間の制服姿とは一転、煌びやかなドレスを身につけ、ママの叡子と共に客を見送る元子の姿があった。叡子に「今日からは銀座だけで生きていく」と告げる。元子の手元には、架空名義預金者たちのリストを記録した『黒革の手帖』があった。必死で返済を求める村井らに、元子は「このことが公になってもいいなら、私を警察に突き出してください」と答えるが……(公式HPより)
米倉さんの主演はちょっと心配だ。しかし、悪い女役を堂々とやるのだからいいかもしれない。そして全体は多分テレ朝なので結構チープな作りだろうから、キャラもデフォルメして定型的だろうから抵抗がないかもしれない。期待しながらも★★★です。自分的に壺に入って予想は★★★★だったり、爆。


黒革の手帖★★★★★   特別版     平成17年7月2日放送

2005年春だ。尾関ホテルの株主総会が行われる。終わろうとするときに、元子が発言する。銀行から950億を融資して貰ったのは・・・と不正をただそうとする。もちろん、時間切れで終わる。尾関社長は興味を持って調べる。元子は京都で「千扇」という店を出していた。尾関がやってきていると、何と楢林院長もやってきた。楢林は尾関に忠告する、元子「謎の女」で大笑いする。楢林「海の底かと思った」。元子「患者に刺されらと思った。大笑い。最後に、楢林は相変わらず厭らしい、元子の手を両手で握る。楢林が帰ると、元子ママ「塩持ってきて」。元子−−−物足りない、銀座で一番の店を手に入れた、もう一度高みに登りたい、銀座で勝負したい、あの尾関は使える−−−。タイトル。
元子と尾関はゴルフする。元子の衣装も、ゴルフのフォームも決まっている。終わって尾関は元子に「結婚という契約をしないか、一緒に人生を歩んで欲しい、手付け金」と指輪を渡す。いつも付き添っている異母兄弟の弟に元子は聞く「愛人にしたくても、結婚しようとしない、狙いは何?」。そこに電話で、母が危篤だと知らされる。病院に行くと、母は心肺機能低下で人口呼吸器を付けるか医師から聞かれる。元子は「もういいです」と答える。母は死んで、葬儀が始まる。何と、国会議員として活躍する安島もやって来る。ちょっと驚いた元子だ。安島「これで一人になったね」。元子「元々一人よ」。安島「心配していた、困った時は言ってくれ」。元子「立派な政治家になったね、私はあなたの力は必要ない、一人でやれる」。そこに尾関が来た。元子は安島の前で、「火葬に来て、母の骨を拾らって」と頼む。安島への徹底的な決別だ。元子−−−母の葬儀で涙は出なかった、母はとうに死んでいた−−−。尾関の弟俊吉の薦めもあって、初七日の1週間ほどはのんびり過ごすことにした。
そしてさらに、尾関は東北に仕事があるので1週間ほど留守にする。その間ホテルに泊まるように頼む。元子を迎えるホテルの女子従業員は去ると、元子の悪口を言う。スイートに泊まると、尾関が薔薇の花を持ってやって来る。尾関が結婚について聞くと、元子「指輪500万円、これ位で私を支配できないわ、本当の狙いは何? 愛とか恋とか寝ぼけた事は言わないでね」。尾関は、父のところに元子を連れて行った。父孝次郎「何が狙いか?」。元子はにやりと笑い、「相変わらず口が悪い、カルネの元子です」。父も何度も通ったと元子と昔話をする。その後で、尾関は元子に「何人とも見合いした、社長令嬢だ、気に入った女はいない」。元子「力になれる女でしょう、結婚して、好きな女は愛人にすればいい、私はごめんよ、自由に立っていたい」。尾関「そこに惚れた、オヤジに一緒に戦えるパートナーが欲しい、1週間東北で3か所ほど買収してくる、、その間ゆっくり考えてくれ、本気だ」と言う。元子−−−男は信じないが、1週間待って見る気になった、しかし、戻ってこなかった−−−。CM。
ホテルで弟の俊吉に聞くが「連絡は取れない、よくあることだ」と言う。そこに波子がIT企業の社長の愛人として、ホテルにやってきた。元子のスイートに泊まれないと怒っている。そこで、元子が立ち上がって、いつものバトルだ。波子は銀座でロダンより大きな店をやっていると自慢する。もちろんパトロン付きだ。元子が殴ると、指輪で波子の頬に傷が付く、大騒ぎだ。俊吉と二人になって、元子「女だ・・」と聞く。俊吉はあっさり、田所常子の手紙を差し出す。そこで元子は常子の青森十和田湖に行く。さすが2時間ドラマになってきたよ、そうなると犯人はあの人ですね。手紙には「他の女と結婚したら、死ぬつもりだ」と書いてあった。アパ−トを尋ねると、元子に常子「手紙であなたのことは知っていました、私は子供が産めない、事業を継ぐために、あなたは結婚するのよ、他にも金持ちはいるでしょう、別れて下さい、私には尾関清一さんしかいない」。元子「馬鹿馬鹿しい、私はあなたに会いに来たのではない、尾関さんに会いに来た」と言う。立ち去ると、常子は冷静に誰かに電話で報告している。元子は雪の残る十和田湖で雪だるまを作っている。そして、宿泊するホテルn帰ってくると、俊吉が来ていた。そこで、元子は指輪を返す。その時指輪が俊吉が選んだことを知る。そして、返して貰った指輪を俊吉は落とす。そんな時に北見刑事がホテルに来て、元子に事情聴取で署に来て下さいと言う。常子が青酸カリで死んだのだ。孝次郎の家で、兄が不在なので会社で動揺がある。自分に任せてくれと頼む。父孝次郎は「いない間だだけだ」と許す。CM。
警察で、北見刑事が元子に事情聴取している。元子は「容疑者みたい扱いはやめて」。刑事達は東京で調べてきたのだ。そこで黒革の手帖を出す。昔の元子の過去が描かれる。そうだよ、黒革の手帖だったのだよ警察に捕まったが、証拠不十分で起訴されなかった。銀座を追われ京都で仕事をした。あれからを一言で説明してしまった。簡単すぎてびっくりだ。前回は最終回の終わり方で論争があるくらい分かりにくかった。言葉巧みに言い寄った。刑事に楢林が説明したのだ。北見は「何故被害届けを出さないのか? 弱みを握っていたのだ」。波子にも会った「ゆるりとタカリだ、何とかして下さい、社長は弱みを握られている」。北見「邪魔が入った、常子だ」。元子「自殺じゃないの、帰らせて頂きます」。そこに電話があって、釈放された。上に圧力があったのだ。長谷川会長だったよ。車に乗せられる。そして、尾関孝次郎が長谷川に頼んだのだ。長谷川「驚いた、何があった、一人で生きるのがしんどくなったか? 金づるか?」。元子「京都に帰らないと、店も開かないと」。長谷川は笑い、まだまだ、面白い女だ。CM。
俊吉はホテルのスタッフの前で宣言する。元子は店に戻る、ホテルの御曹司と婚約すると噂だったので心配したのだ。田所常子の兄が来たのだ。白木淳三が謝る。常子からの手紙で「今付き合っている男と死ぬ、相手は尾関清一だと、高校の時も先生とトラブルを起こし、子供の出来ない身体になった、尾関さんとも数年のことだった、婚約者がいることが分かった」。元子「つい最近で、お受けしたわけではない」。白木「ショックを受けて、無理心中を起こした」。白木は声を上げて泣く。妹が不憫だ。元子「警察がそういったのですか、無理心中だと」。白木「証拠はないです」。俊吉が元子の店にやって来る。俊吉はホテルを改造したりして、自信に満ちているのだ。シャンパンを呑む。俊吉は元子に付き合ってくれと頼む。大事な話だ。終わって二人で話す。俊吉「自分で選んだものです、受け取って欲しい、兄の影のように生きてきました、兄は優秀で、足下にも及ばなかった、ひっくり返そうと思ったりしなかった、あなたに会うまでは、初めて会ったときに目を離せなかった、兄さんはあなたを騙していた、天罰が下った、死んだ、死んでいるに決まっている、僕だけを見て下さい」と指輪を出す。しかし、それを白木が見ていた。CM。
元子は部屋で指輪を見る。そいえt、元子に白木から電話がある。白木「十和田湖に来てくれださい、妹の死に納得いかない、新しい事実も分かった、尾関清一さんは十和田湖に眠っています」。しかし、白木は突然車にはねられる。元子は俊吉に携帯で留守電する。ホテルに着くと、白木は交通事故です。病院に行くと、北見刑事に会う。北見は元子を聞く。元子「ただの事故じゃないのね、無理心中だと言っていた」。北見「死体が見つかれば、無理心中だ、そうでないと殺人だ」。白木は意識不明の重体だ。ホテルに帰ると、白木からの預かりものを渡す。元子は受け取る。CM。
手紙を読み出す。−−−元子様、ハンケチは、十和田湖で釣り人が見つけたものです、SO、尾関清一さんと同じです、見覚えありますか、そうだとすれば、妹を殺して自分も死んだと考えられます、妹の写真は合成だと分かりました、これから、ボート乗り場に行きます、何か分かるかも−−−。そこに俊吉がやって来る。元子は「お兄さんが事故にあって、意識不明だ、意識が戻れば何か分かる」。俊吉を中に入れる。俊吉は「無理心中だ、一緒に死んで死体は湖に沈んでいるか、それか、死にきれずに逃げている、辛いけど忘れた方が良い」。元子「何て言った、死体が十和田湖に沈んだままだって、どうしてそう思うの」。俊吉「常子は十和田湖の傍で発見されたのでしょう、だから」。元子は沈黙だ。俊吉「解決したら、結婚して下さい」。俊吉は自分の部屋に帰る。俊吉「あなたに出会えて本当に良かった」。そういって消えた?。CM。
朝に、元子は出かけると、俊吉が待っていた。一緒に十和田湖に行く。元子が常子と尾関の写真を出した。それをボート屋に見せるという。着いてボートハウスの人に写真を見せ、元子「4月10日、この二人ボート借りませんでしたか」。ボートハウスの人「ああ、二人戻って来なかった、心配した」。そこで、俊吉「ボートに乗りませんか」。元子「いいわよ」。霧が出てきたよ〜〜。俊吉「霧が出て何も見えない」。元子「そうね、まるで白い闇ね」。俊吉「ここで二人は無理心中した清一は常子を殺し、死体を湖に投げた、そして、自分も、二人が訪れた最後の場所だ」。元子「本当かしら、ちょっと待って、あそこ何かしら」。櫨がハンカチを取る。元子「これは清一のものだ、SOって、警察に頼んで探して貰おう」。俊吉「ここは3番目に深くて沈んだものは浮かんでこない」。元子「清一さんを探したくないの?」。俊吉「心中した、そっとしてあげよう」。元子「心中したのではない、あの日ボートに乗っていたのは、常子さんじゃない」。俊吉「だってボートハウスの人が」。元子「私が見せた写真は、清一とあなたの写真だったのよ、あの日は二人の男だ、戻ってこなかった、空のボートが湖に打ち上げた、何故って、二人が一人になったから、一人では怪しまれると思ったから、これは同じボート、本当の事を知りたい、殺人犯だろうと関係ない、あなたはここで清一さんを殺したのよ」。櫨で殴り、湖に投げ捨てた。そして、元子「田所常子さんも、あなたが殺した、あなたの女だった、清一さん宛の手紙を書かせた、この写真も、あなたが偽造した、計画が成功したら、邪魔になって、彼女まで殺した」。俊吉「あなたは流石だ、観察力、洞察力、犯罪者と一緒にボートに乗っている、兄さんが目を付けただけある、おそらくハンケチもあなたが捨てて、拾わせたものでしょう、まんまと引っかかってしまった、残念です、違う形で出会いたかった」。ネクタイを外し、俊吉「死んで下さい、全ては白い闇の中での出来事」。元子は大笑いして「馬鹿な人ね、金やプライドのために人を殺すの」。俊吉「あなたに何が分かる、ずっと抱え込んできた、コンプレックスが」。元子「分からないわ、そんなもの抱えたことないもの、私が死ぬのはこんな淋しい場所じゃないわ」。ネクタイで首を絞められながらも、必死で抵抗する。そこに北見刑事の声とサイレンが聞こえる。俊吉を北見は連行する。白木が意識を回復したのだ。俊吉「兄さんの持っているものをいつか手に入れてやろうと、生きてきた、ホテルも財産もあなたの子供の、僕のものになる所だったのに」。元子「あなたは分かっていない、私は誰のものにもならない」。白い手袋を外し、指輪を返す。白木は元子に感謝する。北見「あんた見ちゃしすぎだ、ヘタしたら、あんた殺されていたよ」。元子「自分にかかった火の粉は、自分で振り払う、そうしてきた」。元子−−−俊吉は全てを自白した、警察は数日湖を調べたが、清一の死体は見つからなかった−−−。事件は記事になり、ホテルは凋落する。孝次郎の家に元子がやって来る。孝次郎「あんた、べっぴんやな、せがれのどさくさに、あんたを巻き込んだ、申し訳ない、うちもこのざまだ」。元子「お気の毒様」。孝次郎「他人様に同情されるのは好きなやい、カルネの頃良かったな、お互いに落ちぶれたものだ」。元子「お言葉ですが、一緒にされたくない、京都を離れて銀座に戻ります」。孝次郎「あんたは逞しい、あんたが清一の嫁さんになってくれたら良かったんや、ほんまに戻るか」。そういうと、孝次郎は金庫から「これは餞別や、どうぞ、ご自由に」と言う。元子が包みを広げると、それは黒革の手帖だった。尾関ホテルで行われた、政財界のスキャンダルが書き込まれていた。それで、ホテル王国を築き上げたのだ。元子は黒革の手帖を持って、銀座に乗り込む。新しい黒革の手帖になるのだ。
最初の元子の衣装が凄い。あの帽子はないでしょう・・、しかも正装なのに臍出しだったよ。そして、楢林院長は、相変わらず、昔を思い出した。まんまで変わらないエロさだ。凄い。楢林院長が出ると、凄みが出るよね。元子の啖呵にも似たはっきりした話も楽しい。自由に一人で立っていたいという強い意志は変わっていなかった。安心したよ。すぐに結婚するなんて信じられないよね。もちろん、波子も登場して、ホテルで喧嘩することも、面白いわ。昔のまんまだよ、進歩がない〜〜笑い。それにしても、豊原さんじゃ、元子を仕切れる器ではないよ。でも、これは2時間サスペンスドラマなんだわ。途中で常子が登場して、死体で見つかって、そうだ、これは土曜ワイド劇場だと思い出した。北見刑事の西村さんは東北弁で結構作り込んでありますね。おいしい役でしたね。でも推理はさっぱりでしたが・・最後に助けに来てくれて良かったよ。笑い。しかし、今回も二人の男を狂わせて破滅(いや一人は死だよ)させました。凄い。元子に会わなければ、あの兄弟も変わらず生きていたのだろうね。可哀想になった。最後にやっぱり、米倉さんは元子がピッタリですね。キャラが最高に一致するよ。でも、あの人と結婚するのですね。一人で生きることはないのか・・・もう別れたのだろうか??? 2時間ドラマの地方のロケありで、サスペンス出来そうですね。また作りますよね。
尾関清一:豊原功輔、異母兄弟高瀬俊吉:岡本健一、尾関孝次郎:田村高廣、北見和行刑事:西村雅彦、田所常子:小沢真珠、白木淳三:吹越満



黒革の手帖★★★★★   7話   最終回拡大版  12月9日放送

元子は安島に「長谷川会長の人形よ」と迫る。安島「迷うことはない、議員バッジだ」。元子「私も甘い、あなたの感情、本物かとうぬぼれていた、あなたも私も嘘つきだけど、本当があれば、私たちかと思った、だから、あなたが助けてくれると思ったが、突き落としてくれる、会長の思い通りなのね、私も長谷川の人形になってしまう」と涙と共に自分の運命を捨てた。しかし元子「負けるもんか」。キャンセル料は8400万、元子の貴重品は480万にしかならない。これまでの金はどこにいったのだろうか、そうか梅村を買うときに騙されてなくしたのだった。元子はrodanに行くと、マネジャーが金や高級洋酒持ち逃げした。そしてrodanはもうじき給料日だ、金がいる。「全てが消えていく、幻だったのか」と元子は呟く。タイトル。
元子は叡子に「金貸してくれ、5000万、1000万でも良いのです」と頼む。元子は謝るが、叡子「あなたが銀座のルールを忘れたのよ、男と女のルールは一つよ、泥を被っていくしかない、あなたは、まだ落ちきっていない」。元子「もう頼まない、私のルールで払ってみせるわ」どこまでも強気ですね。CM。
楢林クリニックで、市子は自分で経営を計算している。院長と昔みたいで、市子「幸せです、病院が大きくなってからは、金を貯めるばかりで厭だったわ」。楢林「幸せなのか」と市子の乳を掴む。相変わらずの衝撃シーンです、市子の幸せも理解できますね。男の欲望と女の欲望は違うのですね。元子は長谷川に会う。元子「全ては長谷川会長のせいですか、私を虐めている」。長谷川「過信したんだ」。元子「期限を延ばして下さい」。長谷川「当てはあるのか、誰だ」。元子はしばらく考えて「一晩自由にして何が面白い、厭な物は厭です」。長谷川「自殺はさせても、自己破産はさせない、怖くないのか、今夜は泣いて許しを請う姿を予想した」。元子は考え込む。長谷川「お前に俺の力を全て与えよう、囲う、安島以外の男なら好きな男を認めてやる、俺みたいな相棒はいない、今夜は帰りなさい、明日迎えに行く」。rodanではホステスが辞めるという。ホステスさくら「ママを信じられない、客を揺すった金でrodanを買ったって、本当」。元子はしょうがないわねと辞めさせる。あさって、売り上げが従業員の給料に足りなければ、サラ金でも行って金を借りる。でも、でも、皆の言葉が思い返される。疲れてしまった。美容室に行くとオーナーはタロットで占ってくれた。ある男性がいる、あなたと共に何かをやり遂げようとしている、信じてもいい人、もう一人男性の影、信じては駄目、あなたを裏切る人。長谷川と安島、どちらが悪魔なのか。歩く元子にリムジンが止まり、ドアが開けられる。CM。
元子は長谷川の家に連れて行かれる。部屋に通されると、酒を持ってきた女性が元子に「美しいこと、でもそれは一時のことよ、私これでも40歳なの」と笑っていく。朝加真由美さんですよね、そしてこのセリフは何なのですかね。次の間には布団が敷いてあった。思わず息をのむ。長谷川がやってくる。そして、酒を勧める。「今日は大安吉日、門出にはふさわしい」。じっと、酒を見つめるが、杯を奥置き、元子「会長、私だれの力も借りたくありません」と裸足で去る。rodanの給料日だ、「マネジャーは辞めたのではなく、店の金を逃げた、私の責任です、申し訳ないがrodanは人手に渡ります」。波子がやって来た、波子「新しい大ママはこの私なの、長谷川会長から言われたの、いつまでママのつもり」とホステスと喧嘩になる。ついてきた村井に元子は聞くと、長谷川の勝手です。波子「やっと、あんたを銀座から追い出せる、正義が勝つのよ」。なんじゃ、波子が正義とは思えませんし、そんなこと言える立場ではないよね、爆。元子は静かに去るしかない。CM。
長谷川の所で、安島は議員に金の紙袋を渡す。そして領収書を貰う。安島「あの女の事ですが、rodanの、もう許してやって頂けませんか」。長谷川「俺に意見するのか」。安島「ただ・・」。長谷川「偉くなったもんだな、誰の金で選挙に出る、全てを棒に振るのか」。安島「申し訳ありません」。長谷川「これでバッジを付けたら、次は何を目指すか、代わりはいくらもある」と言い捨てる。元子が部屋に帰ると、ドアには紙が一杯貼ってあり、「金返せ」とスプレーで書かれている。rodanに波子がいる、そこに橋田もやってくる。波子は「スカットした」。橋田「キャバクラだ、波子に店を取られたのは、元子にはショックだったでしょう」。長谷川「店を買わないか、2億でいい、自分は1億で、先鋒の弱みを握っていたので」。本当にこの人達は、狭い間で、物を買っては売って、転がすが成立しているのでしょうか。元子は変装して、アパートを出る。追っ手にみつかるが、逃げ出す。しかし捕まってしまう。そこに安島が来て追っ手に「すぐに長谷川が戻るように言っている」と言う。そして安島は元子を車に乗せる。安島は「もういいんだ、腹をくくった、俺と手を組まないか、俺は人形じゃない」。元子「これは罠?」。本当に意外な展開ですね。ここらから訳分からなくなってきた、笑い。CM。
車は富士山の見える、空き家に連れて行く。多分長谷川も気づかない知り合いの空き家だ。そこで、乾杯する。元子「とんでもないことしでかしたと思っている?」。安島「殺されるかも知れない」。元子は信じられないので「証拠を見せて」と頼む。安島はヤミ献金の領収書を見せる。そして安島「選挙事務所から1800万を持ってきた、信用できないか」。元子「半々、長谷川の伝言を伝えに来た人よ」。安島「違う人生があるんではと、言った、違う人生、いつの間にか、自分が思ったところと違うところに立っていた、変えたくなった」。元子「私、信じられない」。夜がやって来て、寝ている元子を懐中電灯が照らす、追っ手の男だ。もちろん夢だった。元子「夢をみた、追っ手に捕まる、あなたが簡単に夢を捨てるかしら、ますます信じられない」。安島「自分でもどうしてこんなことをしたか、信じられない」。元子「寒い」。安島「暖かくなることしようか」。元子「死んでも厭、どうして政治家になろうとしたの?」。安島「格好良いと思った、ガキの頃、見たんだ、大きな家に車が止まって、うやうやしく頭を下げる、母親に言ったら、泣かれた、母は小さな子供がいじましかった、母親のタメではない、死んじゃったし、戸籍上の父親はいない、俺はあの人が好きだった」。元子「あなたは生まれたことを祝福された人ね、私は周りから嫌われた、その前に嫌いになった」と泣く。安島「何故泣く」。元子「勝手に出たのよ、あなたが羨ましい」。安島は元子を抱き「俺は君が好きだ、絶対後悔しない」。次の朝、安島は小松空港へいく。そこから、韓国に行く。それからは自由だ。とりあえず地図と運行表を買いに行く。元子も心配で、ついていくと言うが、安島は目立つので一人で行く。コンビニで安島は追っ手に捕まってしまう。村井が降りて「会長が悲しんでいる」。安島「理解されては困る」。村井「若気の至りで、許す、群馬で選挙に出て行け」。安島「やっと見つけた」。村井「愛する人ですか、自分の生き方ですか」。安島「ここが何故分かったか」。村井「あなたの車には、発信器がついているそうです」。元子が戻っていた家に追っ手が来る。元子は気を見て逃げ出し、安島の車を運転する。しかし発信器が付いていた。元子「やっぱり罠?」。車を降りて、バスに乗り換える。その時腹痛で倒れる。意識が薄れていく。気が付いたとき、両手は縛られている。楢林、波子、市子、橋田、村井、美容室のオーナーもいた。そして、元子をあざ笑っている。悪夢だった。目を覚まし、気づくと病室だった。看護師「残念だったわね、赤ちゃん、あなた妊娠していたのよ」。元子「また本当の一人、いや元々ひとり」。梅村で、長谷川が寝ていると、和服の元子がやって来た。元子「用件を言います、12月8日付けの領収書買って頂けますか」。長谷川「覚えがない」。元子「警察に郵送します、塀の中はここより安全ですわ、1億、欲をかくといけませんので、借金をちゃらにしてほしい、そして以前の5000円を送ってください」。長谷川「お前は面白い、そんな領収書あったか一晩考えよう」。元子がATMを見ると、金は入っていた。元子「領収書は本物だった、あの人は本気だった」安島は当選する。楢林がいて、橋田は2億でrodanを買ったと言う。楢林「ご祝儀は?」。橋田に耳打ちされ、楢林「そんなに」と驚く。橋田はこれからお世話になるからだ。そこに和服の女性がいたので、楢林は声を掛けると、何と元子だった。急いで橋田に言うが、橋田「ノイローゼだ」と笑われる。安島の挨拶を、元子も聞いている。安島「ありがとう、トップ当選をさせて頂きました、来月には結婚を控えている」。元子と目が合って、言葉に詰まるが、最後まで言う。元子を追って安島が駐車場に来る。元子「あの時本気だった、ありがとう、素敵だった」。安島「どうせ人形だよ」。元子「でもいつか出来る、あの日出来たから、一生忘れない、さよなら」。安島「さよなら、というな、会長のいうままだ、終わっていない」。元子「あなたは上のものを、全てを捨てられる?」。安島「捨てられるさ」。元子「チャンスはあの時、一度だけだ」。安島「無理矢理引き裂かれた」。元子「私に愛人になれって言うのか」。安島「束縛もしない、心さえ結び付いていれば」。子「長谷川と同じ事をいっているわ、私たち中途半端な別れ方だった、完全に断ち切るために良い方法があるわ、2億、私に頂戴」。安島「君は・・・」。元子は去っていく。どこまで元子なのだ、最初はラブだと思ったが、最後は金だよ、他に表現する物がないのか、どこまで男から金を取っていくのかな、恐ろしや元子。CM。
橋田はrodanの売買をやる。2億2000万円で売ったのだ、契約が終了したところで、立ち会いの司法書士が携帯する。そして、オーナーが橋田に挨拶したいという。そして、登場した元子「お久しぶり、御陰でやっとrodanを」。橋田「白紙にしてくれ、この女には渡したくない」。元子「違約金40%払って下さい」。元子「会社を起こしたの、意外と簡単だったわ、それとも私から買う、4億は如何、では失礼します、お店にも是非たちよりください」。橋田はクソと怒る。元子は会社名で買ったから、橋田は気づかなかったのだ。rodanに元子がやってくる。そして大ママの波子を呼び出す。波子に元子は会う。元子が書類を見せる、波子「誰か方強請った金でしょう」。元子「私も血を流したの」。波子「変わったわね、余裕綽々ね、あなたは誰からも好かれないは、上ばかり見て、会長騙して、借金チャラにしたのでしょう」。元子「私の店よ、出て行きなさい」。波子「倍にして返してやる」。元子「この店が私を満たしてくれないかも知れないが、私はここで生きていくしかない」。しかし、これだけ風評があったら、手に入れても店でオーナー・ママとして繁盛させることは大変だと思いますが。村井も波子「これ以上どうしようもない」。波子は警察にたれ込む。そして、恐喝の常習犯です。東林銀行に原口元子がいた。初めて泊めて貰ったときに、手帖を見た。供述は続く。rodanでは元子が開店の挨拶をしている。楢林と橋田が揃って、やって来た。元子「ようこそ」。楢林「心からお祝いいうよ」。橋田「どこにいっていた、旅か、刑務所か」。元子「一人が好きだった」。元子が歩いていると、パトカーが止まる。そして元子は走り出す最後はどうなるのか曖昧にしている。元子を安穏に生きさせることは、制作者は社会正義を配慮したのかも知れない。社会正義派のアンチ元子は捕まって、塀の中だろうと救われる。しかし元子なら逃げとしていると、元子支持派は思うことで救われるだろう。ギリギリのエンドだったでしょう。お終い。
凄かったですね、娘が松本清張の原作をかったので、最後の2ページだけ見た。そこには、流産して、楢林に手術されて、死んでいくような感じで終わっていた。それに比べれば、元子らしい最後の逆転でした。しかし、やっとrodanを手に入れても、商売は大変だろうし、波子が警察にたれ込んで、捕まりそうだ。起訴されなくても、風評で商売は続けられそうもなかった。とにかく、男の人形となって、銀座で生きるよりも、最後まで、男を頼らずに、男に勝負を挑んで銀座に残ろうとした。おじさんんには、どちらも余り変わらないような気がする。悪という意味合いでは、でも勿論、元々悪い男と戦う方が格好良いけども。痛快ではある。一方、女の生き方として、波子は男に依存していく、これはちょっと厭だ。そして市子の生き方は妥当かも知れない。男とベタに共存して、生きる。とにかくジェットコーズターのように、急展開で、ドラマが突っ走りました。ドラマの最初に元子が走り出し、最後もパトカーから、走り出して終わった。とにかく、走り続けた米倉さんの元子と、あざ笑いながらも同じムジナの男どもに評価5つ★としました。楽しませてくれました。



黒革の手帖★★★★   6話   間違い容赦ください  12月2日放送

rodanに波子がやってくる。新しいパトロンを連れてきたのだ。元子は和服だよ、振り袖かな。波子は付いたホズテスに、この店の客の弱みにつけ込んで、金をとったのだ。「5000万ちょうだい、怖いね」。パトロンは波子を連れて、出る。波子はやはり大きなキャラではなかった、最後まで男にすがって生きる女だった。元子は京都で、友禅を見ていくのだ。呉服屋で病院を聞く。そして、元子「この町全てが嫌いなんです」。元子の母は脳梗塞だが、元子「関係ない」。病院「せめて、会計だけでも」。元子「いっそ、死んでくれたらいいのに」。安島は京都で見合をしているのかな、一緒に女と歩いている、そこに元子がいて、すれ違う。運命ですね元子は病院に着いて、病室にいく。モニターと酸素で寝ている。元子は酸素マスクを外した。元子「もういいのよ、あんたとは全く違う生き方をしている、心も体も私だけのも」。多分元子の母は男にすがって生きて、ボロボロになったんだ。だから元子は結婚もしないで、水商売になっておパトロンにすがらないのですね。看護師が「娘さんですか、今日は付き添いハルのでしょう」。安島は病院を出て、河原を歩く元子に携帯する。安島「今日、南禅寺で待っている」。そして4時過ぎに出会う、安島「気が付いていたら空洞があって、風が吹いている、それは自分だけなんだ」。元子「何かに夢中になっているときだけ止まる、走り続けないと」。安島「君の言うとおり、2度と会わないようにしないと、俺たちは似すぎている、いつか傷つけることになる」。元子「寒い、もう冬ね、お元気で」。安島「あ〜あ」。半分紅葉の中を元子は泣きながら一人歩く。タイトル。
元子は長谷川と会う。元子はカルネとrodanの客も引き継いで順調だと話す。長谷川に、会社の専務が挨拶にくる。元子「残金を払います」。長谷川「名実ともママだ、うまいものでも」元子「もし私が男なら、会長とは口もきなかない、ここは不思議なところだ、会長は自分の会社のOLとは口も聞かない、なのに・・」。長谷川「女は玉の輿、男は玉の汗」今週のナンバーワンです。凄く嫌らしい。元子「どうしたら会長見た、力を持てるのか」。長谷川「秘訣を教えるか、人を信じないこと、それを相手に感じさせないこと」。元子「会長も信じてはいけないのですか」。長谷川「俺は君の味方だろう」。嘘だよ、長谷川が一番手強いぞ。元子は信じてしまったけど。CM。
美容室でオーナー「この前はすみません、運勢は自分で変えられる」。元子「運命は変えられないが」。週刊誌の記事を元子は見て「ビルにデモ隊が押し寄せる、長谷川が仕組んだことだ」。長谷川は安島に京都の首尾を聞く。長谷川「もの足りないか、票を背負っている女だ、あの女にに未練があるのか、京都で会わなかったか」。長谷川は尾行でも付けているのか。安島「いいえ」。長谷川「あの女の落ちるところを見たくないか」。橋田と村井が話す。橋田「そんなこと出来るのか」。村井「あの女が落ちていくところ見たくないか」。楢林院長は、看護師に「脱税するほど、金があるのに、どうしてケチなんですか」。楢林は看護師を急に襲いかかる。そこに市子が来て、テキパキと指示を出す。楢林「変わったな、何でそんなに明るいのか」。市子「あの女です、許しません、おの女の落ちていくところ見たくありませんか」。元子と橋田は契約書をかわし、立会の司法書士が登記所に行くという。元子「あのことを握っていることをお忘れなく」。元子が出て行くと、立会の司法書士は「うまくいったようですね」。橋田は契約書を破り捨て。高笑いだ。CM。
カルネは売れた、3800万です。仲介手数料を引くと、3600万です。そして、売って欲しい土地があるのです。料亭の土地はマンション会社が欲しがっていたので、すぐに売れますよ。元子はこれでrodanは私の物。元子「長谷川さん、梅村もカルネも片づいたので、約束通り支払えます」。元子の絶頂だ、しかし、それは奈落だ元子「やっと見つけた、私の居場所」。元子が家に帰ると部屋の窓が開いていた。そして早朝に電話がかかる、不動産会社「赤坂の土地は、梅村に戻っている、橋田さんが一時所有していましたが、錯誤による登記抹消です、原口さんの土地でない以上、売ることもできない」。元子は「橋田、只ですむと思ってるのか」。しかし、黒革の手帖もない、パソコンのデーターも消されていた。司法書士の電話番号も、利用されていませんでした。完全にピンチです。奈落です。キャンセル料も勢いで倍にしたことが重くのしかかっている。CM。
元子は走ると、橋田と市子がいた。橋田「君に梅村をプレゼントできないわ」。元子「盗人たけだけしい」。橋田「コピーも取ってなかった、うかつだね、あきらめるのだ、君はお終いだ」。長谷川の所に行くと、村井が出てきて、対応する。元子「あんたが仕組んだのね」。村井「墓穴を掘ったのは君だ、天国ん支店長も喜んでいる、君は支店長と僕をあざ笑ってくれた、20年やって来た物を笑った」。元子「全部私のせいにするの」。村井「銀行で悪いことをした、だから報いを受けた、今度はそっちの番だ」。元子「3日で2億3000万を集められれば、期日を1週間伸ばして」。村井「会長は約束を守らないのは嫌いだ、女でも」。長谷川は村井の報告を聞いて、喜ぶ。安島もいて酒を勧める。長谷川「で、一つ頼むがある、あの女に伝言だ」。元子は知り合いの弁護士に相談したら「錯誤の抹消か、不動産詐欺の良くある手だ。何とかする、ママのそんな顔初めて見たくない」。店に来ると、店は変な男達が来ている。元子が行く。男達は絡んでくる。男達「俺たちは客じゃないのか」。そこに弁護士先生が来る。一応帰る。弁護士「昼の話し、長谷川が組んでいる、ママも諦めてくれ」。元子「キャンセル料8000万払わないといけない」。弁護士「僕も命が惜しいから」と去っていく。あと、26時間半だ。元子は橋田に会いに行く。橋田「こっそり風呂に入ればいい、身体があるだろう」。元子「あんたって、最低な男ね」と去る。安島に携帯する。「助けて、会長は何処に行く留の、全てを失ってしまう」。安島は長谷川と一緒だった。長谷川「まだ伝言伝えてないだろう」。一人の元子の店に安島が来る。かけよる元子「会長は何処にいるの、取りなして」。伝言を預かってきた安島「会長は、一晩付き合えば許してやると」。元子は安島の頬を張る。元子は泣いている。つづく。
今回がクライマックスですね、そして予定通りの展開です。絶頂と奈落は紙一重でしたね。皆から「あの女の落ちるところを見たくないか」と言われ、一気に展開しましたが、来週でお終いなのですか。結構、テンポ良く進みましたね。どうして、男は元子を屈服したくなるのだろうか。一晩2億5000万円か、考えます。しかし、考えると元子と寝るだけの値段は高騰しましたね。楢林はカルネ、橋田はrodan、長谷川は2億5000万円、そんなの有りですか、かみさんと話し込んだ、爆。それなのに安島はただでしたよね、安島助けてやれよ、爆。長谷川の名言集は凄かった、津川さんも厭らしいですね。最終回は一気に男達が登場していましたが、元子は警察に捕まるのですか。楽しい、余韻を感じる暇はない、痛快にきわまって、果てるドラマか。



黒革の手帖★★★★   5話  草稿のままで御容赦   11月25日放送

裏口入学の証拠です。橋田「甘いねママ、小娘に裏切られた、ママの倍払った、それは俺が作ったでっち上げだ、抜けている、そこが可愛いが、目家を認める気になった」。元子「いいえ、認めないわ、勝ったのは、私」。橋田「実在しないよ」。元子「じゃ、こっちにしようか、よくご覧になって」。震える橋田だ。元子「私、ご見かけしたの、運が私に味方したの、女はお金だけで動くわけではないの」。回想シーンで、元子は澄江に「私を怨んでいたのね、嫌いだったのね、約束したじゃないの」。澄江は泣く。澄江「橋田さんは初めから私を疑っていて、店を持たせてやるって」。元子「あなたの夢は店を持つことで、持たせて貰うのではない、お金に動かされるのではなく、動かす方にならなければ、自分が自分のボスにならなきゃ」。橋田「金銭の授受がなければ」。元子「それは、分からないようにしたけど、架空名義もあった、5850万、7550万・・・・裏口入学の単価がが分かる、もちろん、税金も払っていない」。橋田「これがお前の本業か」。元子「裏口入学でもうけている橋田さんに言われたくないわ」。橋田「自分だけでここまでやって来た、そんなに俺が嫌か、俺が何をした、惚れたのが悪いか」。最後に橋田は「梅村はくれてやる」。元子「今の事念書に書いてくれたら」。私を憎む男が増えるほど、私は高みに登れるますます、あぶないよ、先週の終わり方では、今回から破綻すると思ったが、見事に自立する女の心情で勝負しましたね。しかし本当に危ないよ。タイトル。
元子はカルネで「カルネは来週一杯で閉めます、rodanを買うことが出来た、よくも悪くも注目される、居抜きだから大変です、付いてくる人だけ来て」。皆は行きますと言う。ホステスは、儲かっていた、パトロンが付いた、と噂するが本当は知らない。長谷川に元子は5000万を持って来て渡す。元子「残金は3週間ほど待って下さい、払えないと、キャンセル料は4000万で」。長谷川はキャンセル料を倍にしろという。元子「8400万、ということですか、代わりにrodanはすぐに」。長谷川「いいだろうrodanは君の物だ、女には惜しい、度胸がある」。元子「会長契約はいつにします」。長谷川「来週で、安島は見合いをすることになった、安島とはきっちり別れてくれ」。村上に契約書を作らせる。CM。
梅村で安島は見合いをする。妙子さん「結婚するんです」。妙子「でも安島さん私のこと」。安島「大変気に入りました」。カルネ最後の夜、元子はバイオリンに聴き惚れる。そして別れて、一人になった。そこに電話がかかり、そこへ酔っぱらった安島は「こんばんわ、rodanの大ママ」。元子「もう別れた、一人で来ないで、帰って下さる」。安島「結婚することになった」。元子「知ってるわ」。安島「政略結婚する男には敵が多い」。元子「同じ物よ、でも私の方が敵が多い、要領が悪いのかな」。安島「要領が悪い、君が居るとイライラするんだ」。元子「あなたの方こそ消えて、私はあなたを気にしないわ」。  元子「何故いつも本音を言わないの」。安島「君に足下を見られている」。元子「私はあなたのボスの長谷川会長を怒らせたくない、大事なビジネスの相手だ」。安島「これで足りるよね、ママ」と金をばらまく。元子「もう走り出したの、後には戻れないの」この二人はどうなるの、世界が違い過ぎて、さっぱり分からない。しかし元子も安島には脆いな。安島はもっと脆いけど。CM。
中岡市子が前で見ているところに国税局から、家宅捜査が行われる。ソファの裏をめくると、銀行貯金忠長がびっしりあった。楢林は憮然としている。出るとマスコミにもみくしゃにされる。看護婦は市子に「院長に元子が来て、5000万を取っていった」。市子「1000万でないの」と聞き返した。市子は元子の所に行く。私の1000万は楢林先生に返してくれたの、5000万だったの、知っていたのよ、4000万をピンハネしていたのね」。元子「あなた、あの病院に戻っていたのね、どっちにしても、脱税してもうけた金でしょう」。市子「人の気持ちを利用して、あなたを傷つけたと心配したの、でもあたたは私を馬鹿にしていたのでしょうね、あなたは人を愛したことがないの、可哀想な人」。元子「決定的に違うのよ、うざいのよ」。市子「あなたたった一人でのたれ死ぬわよ」。元子「望む所よ」。あらら、男ばかりでなく、市子まで敵にまわしてしまったよ。元子が国税にたれ込んだのかな、そこまでする必要ないよね。市子がしたような気がするけど、楢林のエロ、女狂いにお灸を据えたかった。そして二人で0からやり直したかったものね。。CM。
新聞の一面は脱税の記事だ。楢林は橋田に会う。楢林「テレビ局も出なくて良くなった、もうお終いだよ、俺は」。橋田「真面目に税金払ったら金はたまらない」。楢林「19億です」。橋田「実は俺も大損しました」。二人は燭台に行く。楢林と橋田の会話がつづく。「たれ込まれた」「こころ当たりはなくもない」「波子?」「君こそ大損って」「まさか相手が同じ事はないよね」二人で抱き合って、カルネの・・。僕5000万、俺は土地、その金でrodanを買った。「このままのさばらしっていいのか」。
rodanが開店する。元子は開店で挨拶をする、今までを捨てって出発する。元子は着物ではなく洋服だ。長谷川会長が来た。長谷川はすぐに帰る。長谷川はフィクサーで怖い人だ。次のターゲトは何ですかね。皆の前で調べると、今日の売り上げは1000万を超えた。シャンパンでお祝いする。そこに夕刊紙の記者から電話がある。相沢という記者だった。rodanのママに記事をしたいのだ。しかし元子は断る。美容院のオーナーに運勢を見て貰う。rodanと私の運勢とみてもらう。「白い鳥が一羽、上昇する風にのって上がる、青い空にくっきり、とても綺麗だけれど、飛ぶのをやめた、まっさかさまに落ちていく」。落ちた死体だ。そして、新聞記事だ、支店長の藤岡が自殺したのだ。村井も一人で飲んでいる、村井「藤岡さん、あなたは無能の支店長だけど、死ぬことはなかった、これで」。燭台の叡子が長谷川に会って、元子から手を引くようにいう。長谷川「手も握って・・いるか」。叡子「昔の男とは友だちで居るつもりです」。つづく。予告編では、もう転落しているみたいだな。「もうおしまいだ」と泣いていたよ。
やっぱり、米倉さん、上手いというよりも、ピッタリだわ。最初の逆転も、余りに簡単で上手く行くので、サクセス物語が続く、痛快さを感じられました。噂では7話で終了らしい。テンポ良くしないと終わらないよ。今回は転落への転換点ということで、最初の出来事以外は事件は起きていないようだしかし楢林と橋田のツーショットは面白かった、柳葉さんも壊れ始めて、痛快な演技だった。気力がなくて、草稿のままで間違いだらけでアップします。ご容赦下さい。



黒革の手帖★★★★★   4話     11月11日放送

安島「君銀行にいたとき何をした」。ホテルで安島「口止め料か」元子「自分でも分からないの」。二人はベッドに倒れるが、元子が上だよ。元子のポリシーかな。タクシーで送られ家に帰る。回想で、ホテルでの会話だ。安島「君銀座に来る前は」。元子「死んでたわ、銀座に来て初めて生きてるって感じる」。安島「それは向いているって意味」。元子「そうね」。安島「そうは見えないけど」。元子「私にもし、銀座の女らしくないところがあるとすれば、絶対に誰の囲い者にならない私は一生、誰も愛さない、小さな幸せは欲しくない、誰よりも強くて自由でいたいの」。安島「このことはどう考えれば、口止め料か」。元子「そうよ」。安島「嘘だ、君は嘘ばかりついている」。元子「あなたも」。安島「確かに、君以上に嘘つきだ、選挙に勝つために、母親を殺したり生かしたり、言葉なんかどうでもいい」。元子の顔を慈しみながら安島「どれだけ嘘をついても言い、おれは言葉とは違うものを信じるよ、明日お会おう」。元子「もう会わない、あなたのためよ」とコーヒーを飲む。安島は事務所開きで、電話で応対している。しかし暇を見つけて元子に携帯する。しかし元子はカルネで橋田の相手をしている時で出ないで切ってしまう。橋田「でれば」。元子「店の子よ、いつもズル休みするの」。橋田「何食いに行こうか」。次の日かな、澄江が元子ママと一緒に橋田の席につく。橋田は気がついた。橋田「よりによって、この店にね、ママは魔性の女なんだよ」。澄江「私、ママに憧れている、強いて格好良い所」。元子「同性には好かれるのですよ」。橋田「俺はママの冷たくて傲慢なところに惹かれている、せっせと通う、銀座の女としては見習うべき手本だね」。元子「光栄ですわ」。澄江が席を外すと、橋田「安島とはもう寝た?」。元子「どうして安島さんを気にするの」。橋田「あいつ不思議な奴で、人が寄るんだ、女にもてるのではなく、生まれつき人に助けて貰えるんだ、だから、あの若さで衆議院選に出られる、誰の助けも借りずにやって来た人間にとっては、ちょっと調子良いのではないかと思う、でお金で買えないしな」。帰りのエレベーターで橋田は元子にデープキスだ会話の中から、人物のキャラに厚みが出てくるのですね。タイトル。
東京法務局で、梅村を調べる。調べると橋田は本当に買ってい。調べられるのですね。元子「2億、いや3億でも売れるかも知れない、橋田を脅迫して、梅村を取り上げて、3億で売る、それでロダンを買う、そのために橋田の裏口入学をしている証拠を手に入れなければ」と呟く。店が終わった後、元子は澄江に残って貰い聞く。元子「澄江さんって、決まった人いるの」。澄江「今はいない、私はこう見えて、バツ一です、今は自分でやれれたらと思っています、ママみたいに」。元子「クラブをやりたいの」。澄江「何でもいい、自分がオーナーになって店がやれれば」。元子「それじゃ、お金をためなくてはね、夢で終わってしまうわ、実は橋田に誘われている、でもどうしても踏み切れない、ママは一人のお客と特別な関係になるべきではない、周りのお客が感じたら、しらける、とくに橋田さんは隠せない、あなた橋田さんを嫌い、私を助けてくれない」。澄江「それって、私が橋田さんと・・」。元子「お礼はするわ、夢に近づけるように援助する」。澄江「でも橋田さんは私なんか」。元子「気に入るわ、私には分かるの、私が嫌いになった、返事はすぐでなくて良いのよ」。CM。
神栄不動産調査部に村井亨はなっていた、銀行の次長だったのに、今度はしっかりした役になっている。大奥の情けない秀忠が終わったものね。そして波子のマンションにやって来て、差し押さえていく。村井「このマンションは元々楢林のもので、今はうちの会社の所有になっている」。波子「しらんわ、うちどないしたらいいの」。村井「あなたが通告を無視して、ここにいるから行けない、売ることも貸すことも出来ない、損害を与えているんです、いつ出て行ってくれます、今日ですか、明日まで待てません」。波子「私は被害者よ、先生に、あの女に騙されたの、あの女には負けたくないのに」。村井「一度うちの会長にお縋りしますか」。波子「会長って男やろね、したら会うてみるわ」。梅村で波子「会長さんって、会長さんのことやったんですか、私は銀座は知りませんが、私は23、楢林先生は60近いお人です、店かてマンションかて貰いすぎやとと思いません、会長さんの力でマンションだけは取りあげんといてほしい、カルネのママにはめられた、私が店だすゆたら、自分の店がダメになる思うて、潰しにかかったんです、会長さん、私を助けてください」。そこに楢林がやってくる。波子は席を外して、楢林は入ってくる「参りましたよ、ある女に5000万やられました」。長谷川会長「この間の波子という女?」。楢林「違います、銀座でカルネというクラブをやっている女です、生意気に銀行の裏金をネタに強請られました、やめた婦長から漏れちゃたかと思ったが、それだけではないよな、約束していた安島さんの選挙の件ですが、私の身にもなって下さい」。長谷川会長「君、波子に幾ら使った、楢林院長にとって5000ははした金でしょう」。楢林「会長と(泣く)、波子は間がさしました、ほとんど回収しつつあります」。そこに波子が飛び込んで言い合いになる。長谷川が茶碗を叩いて治まった。楢林は病院に帰る。そこでふとソファの下を見ると、埃だらけだ。そこに入ってきた、中岡婦長に怒り、お茶をひっくい返す。楢林「恭子」。中岡市子「許して下さい、もう一度先生のおそばに」とズボンに取り縋る。さがったズボンを上げながら楢林「何で部外者を入れた、帰って貰え、戸締まりを厳重にな」。中岡は許して貰えないのに、元子に金を返したのか、愚かですね。村井の運転する車に乗って長谷川会長「1億70000万ね」。村井「横領は公になりませんでしたが、次長dった私はとばされて、銀行を辞めることに」。長谷川「面白いじゃないか、その女」。村井は元子のことを長谷川に喋ったよ、長谷川は本当に手強いと思うよ。長谷川は元子の店にやって来た。元子「初めまして、元子と申します」。長谷川「こんな美人がいるなら、たまには銀座に来なきゃ」。元子「どこでお遊びですか、きっと、おいたが過ぎて銀座に来られなかったのでしょう」。長谷川会長「さすがだな、安島の島だったのか、まあ座れ」。安島は長谷川の所にまっすぐやって来る。元子「お知り合いだったのね」。安島「僕にとって一番大切な人です」。長谷川「地元に帰ったら、口がうまくなったな、地元の後援者に宗教関係は」。安島「いません」。長谷川「お前再婚しろ、真義(信義)御心の会創始者の孫娘だ、1万5000票は堅いぞ、べっぴんだ、独身は選挙にはちょっと」。元子「いい話ですよ、安島さん、結婚なさっても、お店にはいらしてね」。長谷川は安島を連れて行く。長谷川「安島、あの女やめとけ、選挙のことだけ考えろ」。安島「分かりました」。元子は200万を見せて、返事を澄江に迫る。橋田は早速、「部屋取れたよ」と元子にいう。橋田「もし俺が部屋に行ったとき誰もいなかったら」。元子「それはないわ、分かっています、20分後に来て下さる、女には色々お準備があるの」。CM。
橋田は部屋には入る。浴衣をきた(ちょっと安くてエロイぞ)澄江がいた、橋田「どういう事だ」。澄江「ママは急に都合が、あのー、私じゃダメでしょうか」。橋田「幾ら貰った、幾らで売られた」。澄江「梅村にいたき時からずっと橋田さんに、私からママに言った」。橋田「最低の女だな、お前は」。澄江は帰るしかない、地味な服に着替えて出ようとする。しかし橋田が手で止めた。待っている元子に燭台のママ叡子がやってくる。元子「たまには飲みましょう」。叡子「たまには燭台にいらしゃい」。元子「お叱りを受けそうで」。叡子「「そんなに怖い、上手く行ってるの、大したものね」。元子「まあー」。叡子「あのロダンも売りに出ているご時世に」。元子「ロダンがですか」。叡子「あなたは新参だから知らないと思うけど、ロダンって言えば、一流も一流、凄かったのよ、景気がよければあなた買っちゃたら、私はん分をわきまえているから」。元子「老舗燭台のママが何をおっしゃてますか」。叡子「楢林先生、来ている」。元子「いいーえ」。叡子「あなたが楢林先生を強請って5000万ださせたって噂が飛んでるわ」。元子「先生に大金出させたのは波子でしょう、先生が波子にカルネの上に店を持たせようとしたとき、ひどいと言いましたよ、でもそれだけで5000万を出す人ですか、大嘘です」。叡子「あなたもママの端くれだから分かると思うけど、銀座で席に座っただけで5万、7万、一晩で100万使う客もいるの、それが成り立つのは、ここだけよね、そんな散在が出来るのは、日本でも一握りの人たちよ、桁違いにお金も力もある人達なの、ちやほやされるからって同等みたいに思ったら、握り潰されるわよ」。元子「まま、私はそうは思いません、座って何万もする店に来られる人は、おかしい、特殊な人種だと思う、ケチだったり、自己顕示欲が強かったり、病んでいる人たちじゃない」。叡子「あなたは、銀座には向いていないわ、偉くなったものね、でもあなたが本当にそんなことしているのなら燭台だけでないわ、この銀座全体が信用をなくすことになるのよ」。元子「ですから噂です」。凄いぞ、山本陽子さんと米倉さんの戦い。澄江がやって来て、燭台のママは帰る。元子「追い出されなかった」。澄江「裏口入学は聞き出せなかった、それで、手帖はどう、橋田さんは電話するときに、手帖を置き放しにするの」。元子「第2の黒革の手帖」。CM。
元子は美容室でオーナーにロダンについて聞く。そこで不動産屋に渡ったことを知らせる。調べると神栄不動産の長谷川でした。美容室も座ると幾らで、情報屋なのか、ドラマの設定でこうなっているのかな。元子が長谷川に会う。長谷川「銀座でどれ位になる」、。元子「1年半です」。長谷川「その前は」。必ず聞くのですね、履歴が大事な信用になる世界なのですかね。そこには安島もいた。3人で座って話す。元子「ロダンを売って欲しい」。長谷川「買い手はついた、2億5000」。元子「2億6000で、どうしてもロダンが欲しい、銀座一のクラブだからです、この仕事に就いた以上、頂上にいかなければ意味がない」。長谷川「聞いたか、安島、女にしとくのは勿体ない、で、すぐ用意できるのかい」。元子「3週間以内で」。はせがわ「もし用意できなかったr、家はもう一人の客を失う」。元子「カルネを担保にいれるわ」。長谷川「いいだろう、ママを信用するわ」。元子と澄江が会う、デジカメに橋田の手帖を撮影してきたのだ。元子はそれを見てリストを作る。そして橋田と対決だ。元子「たいしてお手間は取りません、今日は商談に来た」。橋田「女と商談する気はない」。元子「橋田がお持ちの梅村を買いたい、売って下さい」。橋田「料亭の女将に変身か」。元子「いえ、転売して差額でロダンを買いたい」。橋田「バブル期でもないのに、幾らで売れると思っているか、だから、おれがロダン買ってやると言ったろ、一緒の不覚だねママ、一生小さな店のママで終わるのだね」。自信満々で元子「いいえ、買えるんですよ、ロ、ダ、ン、橋田さんが梅村を安く売ってくれれば、そうね5000万、20年ローンでどう」。橋田「あのね、あそこは土地だけで2億するのだよ」。元子「承知しています」。橋田「勘違いしていないか、澄江の紹介料か、あきれたね」。元子はリストを出して「これを見ていただけば、意味が分かるわ、澄江が私のためにあなたの手帖から取ってきてくれた情報です、油断なさったわね」。橋田は驚いたと思ったが、実は笑っていた。橋田「ママこれで何したいの」。 元子「裏で資産家の裏口入学の橋渡しをしている証拠です」。橋田「甘いね、まだ分かんないの、ママ、あの小娘に裏切られたのよ、俺の勝ちだ」。憮然とする元子だ。つづく。
少しずつ会話でキャラの厚みが出てくる。今回も失敗するのかな、橋田の弱みを握るなら、澄江を使わず、元子自身が身体はって、証拠握るべきだった。澄江に金をやって、裏切られてはいけないよ、最悪だ。元子は波子で学習しただろうと思ったが、挑戦的な若い女に自分を投影して、入れ込んでしまう弱点があるようだ。しかし吉岡さんの澄江が簡単に裏切るとは思わなかった。だから最後はビックリしたよ。よく考えると澄江は最初から怪しかったけど。このドラマ、敵か味方か分からないね。女の戦国時代だよ。結局、多分元子まだまだ大丈夫で、ギリギリでひっくり返すのだ。だってまだ4回だもの。しかしテンポよく動くので見て、適度の緊張であっという間に終わってしまう。ある意味古い昔のドラマ作りだよね。



黒革の手帖★★★★   3話     11月4日放送

元子は安島に助けられた。元支店長は「この女は」。安島は警察に連絡しようとするが、元子は訳ありだと止める。元支店長「この女は、まともじゃない、平気で、いつか分かるよ私のいうことが」と捨てセリフで去る。安島は飛び込む前に話を立ち聞きしていたようだ、興味を持って、尋問する。元子は元支店長と不倫をしていた、店の金の数千万円は戸籍上の父の遺産で買った。前の会社にうんざりしていたので女にしかできない面白い仕事がしたいとここを買った。作り話がペラペラ出るのですね、自分で忘れないようにしないといけませんが・・・安島はなかなか信用しない。安島も同じ身の上で、本当なら君に親近感を感じる。知っていて嘘をついているなら君は相当割るに悪になる。そして、支店長に握られた時にできた元子の上腕の赤い跡に安島はキスをする。そして去っていく。元子は楢林の病院の部屋へ行く。そこで現金を貰う。一瞬で3000万だと見破る。さすが元銀行員だ。そして架空名義の口座を税務署に知られたらと脅す。楢林は4000万で値切ろうとする。笑い。楢林は残りを紙袋で渡す。楢林院長の往生際の悪さは大爆笑です、毎度小林さん素のままの演技に思えます。元子「領収書いります?」。楢林「いらん」。元子「バーデンバーデン」の開店には伺います。怒り狂う楢林は波子からの携帯も切ってしまった。美容院で波子は「お金はええね、何でもできる」と浮かれている。開店の着物をどちらにするか先生に占って貰うが、具体的な占いはしないと断る。元子は中岡に退職金を貰ったので渡すという。取りに来る? 1000万を。東林銀行に原口元子の辞めた理由を、安島は電話で聞こうとする。もちろん答えてくれない。元子は「今の私は何でも出来る、世の中がこんなに楽しいなんて」。安島も成り上がりで怪しいぞ。タイトル。
早速、喫茶店の物件を元子は中岡を連れて見る。喫茶店始めることになりそうだ。中岡は元子に感謝し、ここで頑張ろうかと言う。そして不動産が来ないので、中岡は残って元子は仕事に行ってもらう。楢林は病院で若い看護師に電気を消し忘れたと苦情を言うし、お尻触りまくる。こりずにセクハラ院長だ。そして部屋で「5000万の身もだえ踊りをする。橋田も元子に迫って、ママの部屋に行きたい、行きたい攻撃だ。次は週末に箱根だ。総会屋の長谷川は安島に、江口は立候補を断念させた。秋庭会長でトラブッテいる。長谷川「あいつは実は浪花節だ、5000入っている」と紙袋を安島に渡す。最後に長谷川「ややこしい女はいないな、女性票に響く」。安島「はい」。橋田は待っているが、元子にすっぽかされた。店に橋田が行くが、機嫌が悪い。橋田は「俺は日本一忙しい男の一人だ、へたな言い訳は聞きたくない、もう二度と来るかと思ったが、悔しいことに益々ママが、銀座一のロダンは欲しくないか、売りに出ている、銀座一のママになりたくないか、買ってやる、銀座一は日本一だ、波子なんか目じゃないぞ」と言うと、ホテルの鍵を渡す。さすがに元子は迷っているようだ。CM。
店が終わって、悩んでいると、美容院のオーナ曜子と会う。お店のロダンの事を聞く。曜子「大ママが引退すると聞いたことがある、格も名前もある、2,3億はする」。元子は家に帰り風呂お中で「買える金を手に入れればいい、買って貰うんじゃ、波子と一緒、架空口座の脱税じゃ、5000万がいいとこ、3億で手に入れるためには橋田の大きな弱点を手に入れないと」呟く。裏口入学の不正を握るしかないのかな。イタズラ電話に「やめてください、支店長」と言ってまう。安島は秋庭に土下座して、お願いする。安島「私は母一人子一人で育った、必ず母に黒塗りの車を付けて迎えに行くと約束した、私は肩身の狭い思いをして生きてきた母に、世間を見返してやりたい、ですが会長の力なくして私は勝てません、そうか男にして下さい」。楢林は病院の部屋で「婦長」と言ってしまう。その時波子が病院までやって来た。波子が金をせびりに来たのだ。波子「開店1週間もすぎてもった、来てくれない、買い物にも行きたい」とおねだりに来たが、楢林は帰してしまう。一時の激情は醒めたようだ。安島は橋田から金を貰いカバンに入れる。安島は秋庭会長も落としたようだ、代議士誕生か。橋田「カルネのママと寝たか、俺は寝たよ」。みんな嘘つきばかりだよ、凄い。CM。
出かける楢林の後を、中岡が見つめる。そして、院長室に入った。懐かしく嬉しそうだ、思わず白衣の臭いを嗅ぐ。怪しすぎる、エロ過ぎる。そこに楢林が戻ってきた、二人は固まった。元子の所に、中岡がやって来た。中岡は物件を契約しなかった、そして金を返す。中岡は「お返しします、ごめんなさい、どう説明したらよいものか」。元子「引っ越したところは中央線近辺、わざわざ新橋の買い物? 楢林クリニックに出かけたの?」。中岡「いいえ、・・・外から様子を、気になって」。元子「楢林クリニックに戻るのか、ちょっとふざけないで、気の毒だから楢林先生から貰ったの、楽しい仕事じゃなかったわ」。中岡「あなたには感謝しています、でも、私には過去も大事です、20代から、あの病院で生きてきて、それを否定できない」。元子「違う、結局楢林先生と別れられないだけ、愛情より惰性、腐れ縁よ、情けない、男なしで生きられないなんて、そんな女一杯知っている、あなたは私に似ていると思ったが、勘違いだった、正反対だった」。中岡「悪いのは私です、楽しかったわ、喫茶店で働く私を想像して、いい夢を見た、私は女友だちもいなかった、だから、残念だわ、こんな別れ方、でも一つ言っておくわ、あんたは女の気持ちが分からない、人の気持ちが分からない、さよなら」。室井さんは何とも愚鈍な切ない女のままだったのですね、皆が元子じゃ男は辛いよ。室井さんみたいキャラのいないと辛いですもの。CM。
波子と元子はエレベーターで一緒になる。元子「開店が遅れているけど、困っているなら相談にのるわ」。波子「何か企んでいるの」。元子「本心で言っているの」。店が終わる頃、無言電話がかかった。支店長が座っていた時も、無言電話があった。バーテンは元支店長ではないと言う。そこに澄江(吉岡さん)が駆け込んで、ホステスとして採用してくれと言う。カルネの看板が目に入った、元子「カルネの意味はフランス語で手帖よ」。元子は地味だけど気に入った。そこに橋田から電話だ。元子「お待たせいたしました、怒っていられる、交換条件は嫌よ」。橋田「赤坂の梅村にいる、10分だが来ないか」。元子「お客がいるの、いつかクルザー持っていると言ったわね、海が見たい」。澄江は都合良く梅村に勤めていた。何かあるのでしょうか。澄江「橋田は医者とか教授と会っていた」。元子「誰にも言わないわ、面白いから聞いてみただけ、銀座では上手な嘘は、へたな本当よりも喜ばれるのよ、すぐに誘いに乗る女には興味は失うわ、どうして梅村を辞めたの」。澄江「女将さんが店をたたむので、そういえば橋田さんが梅村を買うなんて話しを、転売するようです、それでも何億という金が」。澄江が新人として皆に紹介される。そこに波子が来て、「私の店がダメになったんよ、ママの仕業でしょ、楢林先生の代理という弁護士が来て、もう援助できんというて来た」。元子「どうして私のせい、帰って頂戴、先生に捨てられたからと八つ当たりは辞めて」。取っ組み合いになる。元子「全部、自分が招いたことなの、私はあなたは嫌いだが、もっと上をみているの」。波子「あんたなんか、銀座で商売できないようにしてやる」。元子「銀座で商売できなくなったのはどちら」。澄江は「ママ格好良かったです、ママみたいになりたい」。店が終わると澄江は結構上手だったようだ。そいて外で元子は安島と会う。そしていきなり「安島「君、銀行にいたとき、何をしたの」。元子は安島とホテルへ行く。安島「口止め料か」。元子「分からない、自分でもわからないの」。元子は理性を失ったのか、計算なのか。つづく。
展開もテンポも早いな。これは楽しいわ。波子はあっけなく去るのか、男に頼って生きては、銀座では長続きしないのか。それにしても、来週も大変だ。金がばんばか動き、女も変わっていく。波子の後の澄江も強力キャラになりそうですね。演技力とか野暮な事はいわないで、吉岡美穂さんですもの、まあ楽しみしょう。楢林院長はちょっと引退かな。それにしても、小林さんと室井さんの絡みは、エロいですね。腐れ縁というが、本当に腐った臭いがしそうな感じだ。あの白衣の臭いは、結構本当に匂うのですよ、笑い。元子の次の標的は橋田なのか、可哀想だ、あんなに貢ぐけど、すっぽかされて、強請(ゆす)られることになるのかな。恐るべし元子、しかし安島には簡単にいっちゃた。男嫌いというわけでもないのですね。



黒革の手帖★★★★   2話  先週は日本シリーズで中止   10月28日放送

10年勤めた銀行から1億もぎ取った元子と2ヶ月で男をたらし込んで億使わせた波子、二人の女は似ているようだけど、全然違う。この戦いに負けるわけにはいかない。元子の宣戦布告で、とりあえずのテーマだ。波子と戯れる、楢林だ。元子は中岡婦長を呼び出す。元子は、「銀座に生きる女にも暗黙のルールだがある、楢林先生は破滅でしょう、2ヶ月で2億なんです」。中岡「何で私に」。元子「雇い主の私にも責任がある、周囲に伺うと、あそこは婦長の力で持っている、元は形成外科だった」。中岡「私だけが美容外科に変わることに賛成しました」。元子「先生、婦長に感謝なさったでしょう」。中岡「君の後押しがなかったらと言ってくれた、醒めると思います」。元子「銀座では、殿方は金を使えば使うほど、女に執着すると言われている、もったいなくて切ることが出来ない」。それで、中岡は帰ろうとするが、ショックのためか倒れる。元子「私の言ったことは真実です、20年苦楽を一緒になさった婦長ですもの、とっくに分かっていたのではないですか、これ自宅の住所です、波子の住所も、必ず力になります」。美容室で元子は「恋している、これからかしら」とオーナーから言う。元子は「恋はしない、してる暇がない」。するのではないでしょうか?相手は安島ですよね。清張さん、得意の貧しく身寄りがないが、成り上がろうとするキャラですから。そこに波子がやってくる。静かな女の戦いだ。3週間後の開店の招待状を、元子に渡す。元子は美容室オーナーに「真上なの」呟くと、「お察しします」と答えた。元子はその招待状を浮浪者に渡す。タイトル。
カルネに橋田がやってくる。元子に客を紹介してくれて、今日は未来の代議士の秘書を紹介したのでやって来るという。言われた安島がやって来た。燭台での知り合いだった。橋田はカルネが大変だと告げて、助けてやってくれ、パトロンは楢林先生だとまでいう。安島は「やっぱり見た」よ言う。夜、中岡のアパートに楢林がやって来る。リフトと吸引をやった、大変だ、疲れた。しかし中岡は返事をしない。中岡は病院を休んだ、職場放棄したようだ。中岡「私辞めさせて頂きます、もう必要のない女です」。楢林「芝居がかったことはやめなさい」。中岡「本気です」。楢林「分かった、婦長の給料は28万、30万、32万にしよう、これは僕の気持ち、うちの病院は婦長がいないとやっていけない」。中岡「波子さんには2ヶ月で2億を使った、大切な病院の金の3分の1も使っ」。楢林「自分の金をどう使おうとも勝手でしょう、君には関係ない」。中岡「このままでは、波子に全部持ってかれます、金儲けしていると言われ、苦労して、やっと黒字になったのに、毎月のものをあちこちの銀行に隠すようにして溜めてきたのに、わたしには考えられない、そんな女に惜しげもなく」。楢林「女には分からないさ」。中岡「正気とは思えません、院長」。楢林「妬いているんじゃないといっても、妬いているの」と上に乗っていく。橋田は元子の膝枕でタクシーに乗っている。安島は助手席だ。元子はシャワーを浴びている、このシーンはどこだろう。橋田は車を降り、安島に「腹決まったか、おふくろさんは」。安島「死にました」。橋田「父親は」。安島「顔も知りません」。橋田「お前が江口代議士の隠し子だって噂がある、だから江口未亡人は衆議院選にでるのは反対だ」。安島「単なる噂です」。橋田「俺はお前の育ちが割るそうなところが気に入っている、全面的にバックアップしてやる」。最後に、橋田「手を出すなよ、カルネのママ、冗談だよ」。自分の部屋で元子は「一日10万の客が10組、5万の客が20組として、200万、月に4500万が目標だったのに、半分の2000万、今月は波子のせいで、女の子増強したし、経費を引いたら、荒利益70万、馬鹿馬鹿しい、たった70万のために苦労しているの」この経営状態ってどうなのかな、商売したことないから分からないな。窓の東京の夜景を見る。無言電話がかかる。CM。
波子は、お台場の一等地で、壁が一面ガラスになっている、毛皮と宝石は楢林と婦長が苦労して稼いだものです。波子は何の苦労もなく手に入れて・・と元子が中岡に告げている。中岡が波子の毛皮を触る。もちおrん、波子は怒る。元子のところにやって来た、病院をやめる。元子はここまで先を読んでいたのかな。元子「私も全然違う事をやっていた、喫茶店は如何です、楢林院長に出していあただければ、婦長に権利があるわ」。中岡「手切れ金はいらないわ、20年間の私が惨めになる、それに出すわけないわ」と泣き出す。元子「波子に2億も出したのに、婦長に退職金も出さないの、私が交渉します、開店資金を取ってくる、1000万でどうです」。中岡「どうしてそこまでしてくれるの」。元子「実は波子の新しい店はうちのすぐ上です、どこか婦長が私に似ているのです、でも自分の店を持つことは素敵です、自分の城ですもの、男に頼って生きてる何って、頼りない儚いこと、私に任せて、悪いようにしない」。中岡「本当に、ここに来たときは鉛みたいに暗かった、でも気持ちが軽くなった、市子と呼んでください」。元子「あなたにお願いがある、あなたしかできないこと」、中岡「何」。元子「これはうちの店の裏帳簿です、税務署に見せられたら終わり、楢林クリニックの裏帳簿持ち出せない、一晩だけ、それがあれば楢林先生は退職金を出さざるを得ないわ」。CM。
元子と波子はエレベーターで一緒になる。波子「私は借りを返した、私の御陰でカルネは繁盛した」。カルネの真上で開店工事をしている。店に無言電話がかかる。最近多いのだ。これは何だろう、来週にエピソードになるのかな。長谷川会長と楢林と安島と橋田のマージャに波子がお茶を出す。波子は神戸の生まれだ。東林銀行の北口支店長が異動の挨拶にきた、何かやらかした。楢林もちょっと心配だ。中岡は院長の部屋で捜し物をしている。看護師と会って、何とか場を取り繕い、裏帳簿を探し出した。楢林院長は元子の呼び出しにやって来る。元子の着物はまた違いますね、紺と白のモノトーン調が多いな。楢林院長「悪かったね、僕に免じて許して」。元子「すっといた、本当の気持ちは波子を祝ってあげたい、でも、祝ってあげられない、もっと静かなところでお話ししたい、二人切りで」。CM。
元子と楢林がホテルに入る、楢林「橋田が悔しがるだろうな、橋田に会うのが楽しみだ」。元子「私、そんなに簡単な女じゃないですよ、お風呂入れてきますね」。楢林「実は時間がない」と急いで迫る。元子「私、先生が素敵だと思っていたのに、波子と」楢林院長はズボンを脱いで、元子に乗りかかるが、元子は思わず蹴飛ばす。本当に男アレルギーだ、まさか処女かな。元子「うちは大損害だ、波子はカルネで学んだ」。楢林「君も燭台で働いて、すぐに店を持ったじゃないか」。元子「私は燭台の上に店を開いたりしてない、それが銀座のルールだって、ご存じでしょう、私は本当に困っているの、助けて頂きたい、5000万」と土下座する。楢林は笑う、「冗談いっちゃいけないよ、自分はそんな値打ちのある女と思っちゃいけない、1回5000万だよ」。元子「そんな意味じゃない」。楢林「やる気もなくなった、買いかぶらないで、5000万も、右から左に出せないよ」、元子は「東林銀行、大井支店7252万、目黒支店6600万、北口支店7300万、青戸支店6600万、四つ葉銀行錦糸町支店1250万、神田支店2400万」と黒革の手帖から架空名義の口座名前を読み上げる。元子「しめて6億2920万、これは裏の銀行だけですから、先生の全財産はまだまだありますが」。元子「誰かとつるむのは嫌い、噂でなく事実です」。楢林「恐喝まがいの事をして、お金が好きか」。元子「先生がお金を好きなように好きじゃないが、私はお金に復讐しようと思う」。楢林「これは恐喝だ、強請だ」と大きな声で怒る。元子はいきなりベッのシーツをめくり、ビールをかける。元子「これで、私たちが何もなかったとは通らない、風呂も使ったし、先生の名前で予約した、やることはやった、それでは強請されたと言っても笑い物になるだけ」。楢林「5000万払えば、その噂、何処にも漏れないと言う保証は」。元子「知っているのは私だけ、お金を貰って、ばらしたら何のメリットがある」。楢林「1回切りだ、2週間待ってくれ」。元子「1週間しか待てません」。楢林「くそ」。元子は中岡に電話して、大成功だと喜ぶ。元子「こんなに上手く行くなんて怖いくらい」。しかし中岡は微妙だった。機嫌のよい元子が店にやってくる。東林銀行の元支店長が待っていた。元子「支店長」。元支店長「支店長じゃない、君のおかげでね」。元子はボーイを外して、元支店長「私は完全の窓際だ、犯罪者のお前がのうのう店をやって、他人の金をかすめ取って、着物もあの1億2000万だろう、、男の一生を台無しにして」。元子「何が男の一生よ、窓際も男の一生に変わりない、私には関係ない、自業自得よ、帰って、私は掴んだ物は返さない、反省もしない、謝罪もしない、帰れ」。元子ともつれた支店長がアイスピックを持て、元子にかかろうとした。危機一髪で、安島が助けてくれた。続く。
音楽もありふれた名曲(カルメン?)ですが、安い感じだ。しかし緊張感を持たせるには十分だ。2話にして、このドラマキャラが立って凄い(典型的だということでもあるが)から楽しめるわ。小林さんの院長も、典型的過ぎるが、クサイ熱演のごり押して見せてしまうようだ。本当に小林さんの実生活を伺わせる嫌らしい 演技で力がある。はまり役だ。室井さんの婦長も定番のパターンですが、何となく田舎臭いいじけ具合は、演技の力で押さえ込まれてしまう。今回は、黒革の手帖が使われましたね。裏帳簿は見つかったが、これは使わないでお終いかな。銀座の女の戦いの行方も単純に興味もてるし、元子や安島の過去も仁興味がある。松本清張さんだから、きっと貧乏で暗いが、成り上がるときに、何かを犠牲にしてきた。そんなにたもの同士は愛し合うのだ、爆。米倉さんの着物は全部で○億とかで、高そうだ。見ているだけで良いよ。あっという間で終わったよ。これで10話近く続くのでしょうか、違うキャラも登場させて行くのでしょうか、どちらにしろ単純に楽しめそうだ。



黒革の手帖★★★   1話  原作は松本清張ですが、読んでいません  10月14日放送

銀行の9時で開店だ。東林銀行の原口元子が主人公だ。村井次長と支店長(小野さん)が銀行の口座の動向リストをみて、元子を内密に呼ぼうとした。しかし突然元子は予感したように逃げ出した、そして制服を脱ぎ走り出す、見事な走りぷりだ。途中で安島の車の前をぶつかりそうになる。ATMで元子はバック一杯に引き下ろす。一回100万円で120回必要かな。口座を閉鎖したが間に合わなかった。銀行にに帰った村井は元子のロッカーを調べる。夜に元子は大きなバッグを持ってタクシーにのる。そして元子は黒革の手帖を取り出して微笑だ、元子のアパートを叩くが村井は返事はない。夜の銀座で元子は、昼の仕事辞めます、夜で生きていきます。岩村ママにそれはよかったね。元子は架空名義口座をえんえんと読み上げる。元子「1億2000万円返しません、お金持ちの架空名義での裏金作りに協力を銀行が手を貸している事が公になっていいのなら警察に突き出してして」。元子は「このことが公になってもいいなら、私を警察に突き出してください」と答える。次長「裏に男がいるのだろう、騙されているのだ」。元子「私一人です、横領一人でやりました、度胸がないと思っていたでしょう」。次長「真面目で誠実だと思ってたよ」。元子「私そういわれても嬉しくありません」。回想シーンで、母の男から金を貰ったが、母が取り上げる。元子は金をまき散らす。1年前、銀行で私の前を大金が流れる。麻痺していく感覚だ。消毒液の臭いの女は、1ヶ月に1度金を預ける。この蒲原が存在しない、何人かは架空名義の口座を持つことが出来る。元子は秘密を見てしまった。架空名義のリストはコピーできない、だから黒革の手帳に書き写した。元子の呟き「金持ちならちゃんと税金払えよ、それでなきゃ私が貰っちゃうよ」。中岡(室井滋さん)が700万にします、番号札をもう一度と元子が言うと、次長が来て中止する。元子は10年働いて貯金は400万円、この程度の客はゴミと呼ばれる。夏の日、元子は営業に出かける。銀行の同僚には元子は、孤独だ、自分の過去は全てでっち上げだ。おじいちゃんはスェーデン人でクォーター、かあさんが華僑の大富豪と結婚した、など。家の事は絶対秘密だ。熱い夏の光の中で、元子は昼休みにぼんやりタバコを吸う、そして復讐を誓う。タイトル。
1週間後、着物姿の元子は支店長と次長に会う。支店長「この女は麻痺している」元子「支店長は罪悪感を感じていないの、脱税の片棒かついでいるのでしょう」。支店長「うちの銀行のためにやった」。元子「自分の出世のためでしょう」。はこれから仕事です、銀座のホステスだ。支店長「例のもの持ってきたね、半分の6000万円で買う、半分は返してくれ、全部を本店に隠して処理できない、公的資金か入り、風当たりが強い」。元子「バブルの時の何億の不良債権をチャラにした、ないところから取る癖に、大口には甘いのよ」。支店長「君に言われる筋合いはない」。元子「お互いに正当化するのは辞めましょう、正義感のためにやったのではない、私のためにやった、そちらも悪いと思ってやったのでしょう、だから警察にもいえないのでしょう」。次長「君がそんな女とは思わなかった」。元子「初めて次長が私の目を見て話してくれると感動している」。銀座の燭台では岩村ママが誕生日祝いで花束で祝福された。そして楢林美容クリニック院長だ、付いた元子に嫌らしく触り、酒を飲む。元子は黒革の手帳を持ち出しリストを見る。CM。
楢林美容外科では手術をしている。器具を落とした看護師は拾う(清潔にした看護師は拾うことはない)がそれを院長は足で蹴飛ばす。手術後、中岡婦長は部屋で院長のマッサジーをしている。怪しげだ。そして一緒にH抜きすすが寝ているよ。銀行に元子は着物で出かけ、支店長に面会する。要求はのんで貰った、元子は念書を書いて下さい。女一人で代銀行と戦っているのだ。支店長と次長の署名を貰う。そして黒革の手帳を奪う。元子「10年間大変お世話になりました」。次長「女一人で1億2000万円、何に使うんだ」。元子「高見に登りたい」。かにコピーは取っていなくても写せばいいですよね。信用してくださいじゃ、意味ないじゃん、笑。美容室で元子はオーナーに遊びで占って貰う、オーナー「運気は上昇している、嵐のように」。言われて元子は嬉しそうだ。占った役者さんは紫吹さんですか、あやしい美しさです。CM。
夜の燭台で、元子は楢林と同伴だ。そこで客に安島が来て、目を合わせる。安島は衆議院議員秘書だった。安島「思い出した、君はOLの格好して、急に道路を飛び出した」。元子「「人違い、私じゃない」。元子「本名は元子、私、近くここを出て店を出す、店の名前は決めている、カルネ、フランス語で手帖です」。病院のカルテと語源は同じかもしてない。元子は燭台のママに空き店舗を探しているのねとお祝いを言われる。ママ「偉いわ、1年足らずで店をもつ、あなたは男が好きでないと思ったのに、ちゃっかりうちの店で捕まえたのね」。元子「いいえ、私にはパトロンはいません」。ママ「そう、精進なさい、成功を祈ってるわ」。その店で若い女が男に振られトラブルだ、行くところがないので、元子は自分のところに連れて行く。これが波子(釈由美子さん)で関西弁だった。CM。
元子の店の権利金3000万 保証金2000万  内装費1000万 女の子のバンス?500万。元子は自分の店を見る。7000万が消えたが、後悔していない。初めて手に入れた確かなものだ。元子の店お開店は繁盛している。花束が一杯だ、楢林もやって来た。橋田を連れてきた。橋田は予備校の理事長だ。この男も架空口座を持っている。早速携帯だ。橋田「何で息子を医者にしたがるのでしょうか」。そこに波子がやってくる。まるで素人だ。そこに燭台のママが開店祝いにくる。あら、楢林も来ている。波子を見て、いいわね、つんとしていない、この商売のために生まれてきたよう、でもあんな子って・・・と言葉を詰まらせる。そして戻る。CM。
楢林は元子と波子を連れて寿司屋だ。橋田は女好きで、気をつけろ、と助言している。銀座で安島は総会屋の長谷川に次の選挙に出ろと命令された。明日幹事長にいうと告げる。店では波子は同僚ホステスとトラブルだ、誰とでも寝て成り上がったが、喧嘩や遅刻の常習だ、コントロールできないようだ。1ヶ月後に、波子は楢林にマンションを買って貰って、喜んでいる。元子は波子から店を開くことになったと言われる。元子は「おめでとう、銀座に生きる女の目標だ」。波子は「店は銀座です、7丁目で、カルネの上です、バーデンバーデンです」。。波子は「仁義といものがあるでしょう」。波子「悪いと思うけど、楢林先生もいい店が安う出たら仕方ない」。元子「やはり楢林先生に買って貰うのね」。波子「そうよ」。元子「バーデンバーデンは、うちより大きい、莫大な被害を被るわ」。波子「お客に言うわ、カルネにも寄ったげて、うざいな、取られたくなかったら、ママも先生と寝ればよかったのに」。さすがに元子も怒り、コップの水をかける。元子「顔を洗って出直せ」。波子「カルネを潰すわ」。元子「やれるもんならやってみな、遊び半分の小娘とは違うのよ」。女の仁義なき戦いですが、元子に言われてもね。元子は犯罪人だよ。ここで録画中止だ、以下は初見だけで間違いご容赦下さい。元子は橋田に相談する。元子は「波子が悪い、でも波子を調子にのらせたのは私だ」。橋田「何とかしようか、俺の人脈を全部使えばなんとかなる、そうしよう、大丈夫、俺が付いている、今度葉山に行こうか、クルザーがさびている」。そこに長谷川から電話があり、籍を外す。カルネは店でホステスがいなくなった、。波子についっていった。元子はスカウトに金に糸目をつけずに、勝負にでる。これは女と女の戦いだ、あんな小娘。波子の店の開店1時間前、楢林は波子の店に来るが、楢林は元子に気兼ねしている。波子が計画したようだ。婦長は一人で食事している。婦長は恨みたっぷりで院長を見つめる。見返す院長は茶漬けを食べている。院長「何か言いたいことあるの?陰気な顔はみたくない」。婦長「先生、今日はオペが・・」。元子は楢林の裏口座の女婦長の市子を標的にする。元子が電話する。中岡市子が出る、元子「カルネの原口ですが、一言お詫びを、うちの店には波子というホステスがいて、先生を愚弄した、今度銀座に店を出す、その費用もマンッションも買った、両方で2億です、近くまでお伺いします」。市子「波子さんはどんな人ですか」。元子「二人の女は似ているようだが違う、負けるわけはいかない」。橋で元子と波子が会う
えぇーん、延長だ。10時からドラマが3つもあるから、録画し忘れて54分で予約終了してしまった、爆。今クール一回目の失敗だ。米倉さんの着物の歩き方、凄くない、楚々でなく、どんどんだよ。まあ勢いはあって、了解可能です。これまでは米倉さんはへの字の口元の品のなさに、ちょっと抵抗があったが、成り上がる女の役は抵抗は感じません。さすがに山本陽子さんは貫禄ですね、着物姿が落ち着いている。米倉さんと好対照でした。物語は何だか、夢物語みたいで、本当かなと疑問に思いながら、まあファンタジーでいいのかな思ってしまう。話が初回からどんどん進んでいる。事件の緊張感はない。もうお水の花道じゃないか。釈由美子さんも生き生きしています。初回はあっという間に終わった気がする。これからどうするのでしょうか。小野さんと渡辺さんはここまでですか。クールで危なそうな仲村さんが大きく絡んでくるのでしょうね。期待しています。一応、初回は様子見だ。★3つです。