一番大切な人は誰ですか   日テレ   水  22時 

脚本 大森寿美男
演出 佐藤東弥、長沼誠 他
プロデュース 戸田一也
主題歌 ポルノグラフティ「黄昏ロマンス」
松ヶ谷要(39 岸谷五朗
松ヶ谷路留(30 牧瀬里穂
藤尾哲春(23 佐藤隆太
木幡功(39 鶴見辰吾
中町小南(14 小林涼子
北村隆夫(54 田村亮
谷本清美 哲春の恋人 ベッキー
北村逸子(53 吉田日出子
坂下公也(41 内藤剛志
久内加奈子(37 三浦理恵子
久内圭索(51 高田純次
中町東子(36 宮沢りえ 
夏美の母アキエ 手塚理美
園川 中村久美


連続感動のtearの枠です。光とともに、ラストプレゼントです。今回も役者さんをみただけで、一通りやってくれそうですね。大人の役者さんによる、大人のドラマになると思います。さて、そこで、個人的にうまく壺にはまってくれるかどうかですね。注目は宮沢りえさんです。期待★★★★で、予想は★★★★ですが。

結論的な補足を、このドラマはテキストなんだよ。本当に純文学なんだ。読み返し、考え直す必要がある。それはストリーばかりでなく、人物自体も様々に解釈可能なのだ。あらすじを書くことは難しく。言い切ってしまえば意味がない。セリフを全て書いても、その奥に見えない物があるような気がする。完全に理解するには、パネリストの討論と解説本がいるのではないだろうか。凄すぎる。


一番大切な人★★★★★   10話最終回  12月15日放送

要が路留の友達の家に着くが、男が来ていて、路留は映画を見に行ったという。小南は東子の肩を揉みながら、小南「おかあさん、また人を好きなってね、気にしないでね」。東子「そんな、もてるから大変よ、小南ちゃん可愛い(笑い)」と抱きついてしまう。東子「要は路留を取り戻せると思う?」。小南「うん」。東子「賭けようか」。小南「路留さんが可哀想になって帰って来るに100円」。東子「路留さんに愛想つかれて、どうにもならないに1000円」。小南「それ、願望入っていない」。東子「当たりめぇよ〜、やすやす幸せになってたまるか」。要は映画館に着くが、終わっていた。その後、路留は出てくる。微妙なすれ違いだ。タイトル。
要は義母に携帯する。義母逸子「来ていないわ、別れないの」。その時に路留を見つける。走り出す要だ。逸子「路留に言ってね、あなたが離婚するなら、私あの女を刺すわよ」。しかし、要は若者に絡まれる男たちを救うために、向かっていく。要「警察だ」。男たち「手帖を出せ」。そして、ポケットに手を入れると殴られ意識を失った。巡査に起こされたが、警察手帖を取られていた。路留はファミレスで、携帯の要の留守電を聞く。要「駅のそばにいる、これからイルミネーションのツリーのところで待っている」。路留は一旦近づくが、要の背中を見ると去ってしまう。要は気づかない。小南が友達とチョット会うと外出する。東子「夏美ちゃん?」。小南「う〜ん」。実は西口君とデートだ、神社で座っていた。小南「どこか行く?」。西口「引っ越してきたんだろう、前に住んでいたところに行きたい」。要は路留の友達のアパートの階段で夜を明かしたようだ。朝、話し合ってと言われ友達は男と出て行った。友達「路留の言っていたとおりだ、背中には未練ではなく、心配が一杯だ」と話す。路留は父の病室で寝ていたようだ。父は「「色々済まなかったな」。路留「謝らないで、聞きたいことがある、おとうさんはどうして離婚しなかったの? 一番大切な人は誰だったの? 自分?」。父「それは当たり前だ、だから悩む、一番大切だったのは、路留だ、生まれたときは、小学生になって、そのころも一番だった、中学生になって、お前が綺麗になって、避けるようになるまではな」。路留「誰がそんな、生々しい事を言えっていった」。父「生々しい話だ、人を大切にするって、みっともない自分を大事にすることだからな、しかし、それのない人生は虚しい、要君は偉い、そのみっともなさから逃げていない、彼は最高だ、私の最低を見てそう思ってくれなきゃ困るよ」。人を大切にすることは、みっともない自分を大事にすること?人を大切にしないと自分も大事にしないこと、それがないと虚しく逃げている→父、逃げなかった→要。わかりづらいな、情緒的には理解できるが論理的に正しいのだろうか。。 路留「勝手なこと言わないで」。路留は友達のアパートに帰り、要とついに会う。要「お帰り」。路留は立ちつくす。CM。
夏美が東子のところを訪ねて、東子は小南の嘘に気づいた。東子は適当に誤魔化すが、東子は退屈していて夏美をからかうことにした。要は路留に怪我の手当をして貰い、離婚届けを出してねと言われる。要は持ち歩けるかと答える。要「君が望むなら出す」。路留「出して、私は平気だから」。要「平気はおかしい、それでなきゃ困るなら分かるけど」。路留「やめよう、平気でいいじゃない、それが本当だ、それ以上でも以下でもない」。要「俺は平気じゃない」。路留「そのうち平気になる」。要「今は平気じゃない、先は分からん、平気になるかもしれん、望んでいないけど」。路留「望みは変わる、東子さんの時もそうだったんでしょう」。要「東子の時とは違う、東子と君は違うからだ、時間の問題でもない、俺と君の問題だ、他と一緒に出来ない」。路留「私は毛コンに向かなかった、あなたと居なくても平気だったの、そんな人と夫婦である必要ないじゃない」。東子は夏美に「おばさんの旦那も浮気していたの、でもね、ショックじゃなかった、肩の荷がほっとおりた、おばさんにはやりたいことが一杯あったから、それどころじゃなかった」。夏美「やりたいことがあるとショックじゃないのですか」。東子「そのせいに出来るから」。夏美「難しいな」。東子「簡単、夏美ちゃんの好きな男の子が、他の女の子を好きになったとするでしょう」。夏美「小南に聞いたのですか?」。東子「たとえ話よ、その男の子と塾であうのよ、でも、夏美ちゃんは夏美ちゃんは変わったのじゃない、その子の行き先が変わっただけ、人生ってそんあもの、自分のせいだと思っちゃ駄目」。夏美「そんなこと思ったことないですけど」。東子「偉い、いい女」。夏美「おばさんと会話難しいですけど」。要「結婚に向くとか向かないとか、俺の方が向いていない、離婚して再婚して逃げられて」。路留「何をぶつぶつ言ってるの」。要「結婚に向くんじゃない、相手に向くんだ」。路留「要さんにとって。東子さんや小南ちゃんは大事な人でしょう、向き合いたい、一緒にいたいと思わないの」。要「思わない、大事だから思わない、大事てことは一緒にいるっとは限らないだろう」。路留「だったら私とも」。要「君とは一緒にいることが大事なのだ」大事だから一緒に居るとは限らないだろう、要にとって、東子と小南は大事だ。路留は大事ではなく、一緒にいることが大事だ。言葉のからくりにだまされていないか? 路留「私の事は心配しなくていいの」。要「心配じゃないだろう、何だそれは、俺はきみの親か、俺は俺の気持ちを話しているのだ、人を心配して言っているのじゃない、心配だから言っているのではない、君と居たいから」。路留「私と一緒にいて楽しい? 東子さんや小南ちゃんと一緒にいる方が楽しいでしょう、嬉しいでしょう、引き返せないから自分を誤魔化して居るんでしょう、だから苦しんでしょう、違う? 正直に言って、私みたい女と一緒にいても面白くないでしょう、私なんかと結婚して楽しいはずがないじゃない」最後は泣きそうだ。要「そう初めから正直に言えばいいだろう」。路留「えぇ〜」。要「そんなことだろう、君の悩みは下らないことだろう」。路留「くだらない?」。要「下らないよ、それだけで君は家を出て行った、それだけで離婚まで考えて、馬鹿だ、馬鹿だ、俺にも、東子、小南にも、自分にも失礼だと思わないのか」。路留は激しく泣き出した。要「結婚がそんなに面白いわけがないだろう、家族がそんなに楽しいわけないだろう、君は馬鹿だ、そんな理想ばかり求めて、ある分けないだろう、君は馬鹿だよ、けど、俺はそういう君を初めから知っている、知っていて、そういう君を好きになった、だから俺も馬鹿だ、だから君と一緒になったんだ、夕べは辛い夜をすごしたんじゃないか、一人で辛くなるな、君には俺がいるんだ、一人で辛くなったら帰ってこい、それを認めて帰ってこい」と手を握る。要は「身体に気を付けろ」と言い去るが、路留は追いかけて「ごめん、ごめんね、辛くさせて」。要「やっと気づいたかよ、気づけよ、俺が辛いことすぐに気づけよ、夫婦だろうが」と抱きしめる。路留「こんなに淋しいと思わなかった」。要「それを認めるな」。路留「死ぬほど淋しかった」。要「よし、俺もだ」と強く強く抱きしめる。CM。
小南は前に済んで居た町を歩く。理髪店、学校、住宅地、公園、そのブランコ、でもおとうさんに見守られる子供を見て、ちょっと悲しい。多分自分も要ちゃんと一緒に居て、こいでいたブランコだったんだ。東子のところでは、夏美が赤い服をきせてもらっている。東子「いい、似合う、夏美ちゃんみたい可愛い子に着て貰いたい」。そこに夏美の母が来る。夏美「もらっちゃった」。夏美母「高いのでしょう?」。東子「今日はスペシャルで90%オフです」。なんて調子がいい。吊された服を持ってきた。加奈子まできた。東子「タイムサービスは終了しました、通常料金で」。加奈子「そんな、あこぎな商売がとおると思って、私たちを呼んでいて」。東子「呼んでいない」、笑い。西口「この町ってどう?」。小南「少し懐かしかった」。西口「凄いことだ、町は変わっていないのに懐かしいと思うんだよ」。小南「当たり前だ、3年しか経っていないもの」。西口「変わったのは中町の方だ、廻りはどうでもいい、うちの親離婚するんだ、冬休みは父親と付いていって香港だ、いつか中町とこうやって、歩いたことも懐かしいと思うのだろう、今後の展開が違ってくる」。小南は涙声で「なんでもっと早く言わないの」。西口「言ったら、同情する、汚いじゃない、共感したかった。東子のところに要と路留が揃って顔を見せる。東子「負けちゃった」と小南の賭を思い出したのだ。要「無事に戻ってきた」。路留「済みませんでした」。東子「どうして私に謝るの?」。路留「色々心配をかけた」。東子「いちいち報告に来ないでよ、許可取るみたいに来ないでください」。要「嫌な思いをさせたことは事実だ」。東子「そう言う事が嫌なことだ、路留さん、本当にいいの、こんな人とヨリ戻していいの、折角にげたのに、逃げ切ってよ、私は路留さんのことを思って言ってるの、しつこいわよ、逃げると追う人よよ、警察で鍛えているから」、東子は賭の事をまだ考えているのだろうか。路留「しょうがない人だけど、逃げずに頑張ってみます」。要「調子に乗って何を言う」。東子「じゃご愁傷様、解散」。立ちつくす二人を見て。東子「まだ私に未練があるの? 黙らないでよ」。要「東子、お前は本当にいい女だ、出会えて良かった、ついでに小間と別れて良かった」。東子「私も本当に別れて良かった」。そこに哲春が修羅場かと東子の店に飛び込む。要は第二当番の日だが、署に連絡してあるのだ。哲春「聞きましたよ、どうするのですか」。要「もしかしたら警察首になるかもしれない、警察手帖無くした」。驚く路留だが、東子は「馬鹿」と吐き捨てた。二人の違いが明らかですね。小南と西口は神社まで帰ってきた。西口「忘れないよ」。小南は去っていくと、要たちが近寄る。しかし思い詰めた小南は気づかず戻って、西口に抱きつく「いい男になってよ、そしたら又会ってあげる、私をがっかりさせないで」というと去っていく。要「行かないと、あいつには東子の血が流れているのだよ」。路留は要の頭を叩いて、腕にしがみついて止める。見送る二人だ。CM。
要はマンションに帰る。離婚届を見て、取っておこうかと決める。しかし東子が落書きして、路留を訂正して中町東子様と書いてある。×つけて訂正だよ。笑い。先週、残った東子はこんな細工をしたのだね。裏には、「もう二度と書いてやらんぞっ、よーく、覚えておけっ! バーーカ!!!」と書いてあった。ヨリを戻そうな要と自分にさっさと2度目の離婚届を書いたのだ。二人は見て、笑う。東子のところに咲かしたが来て、新しい仕事の成功を祝してシャンパンで乾杯している。後見人を自認する坂下は東子の前では最後までゲイ扱いのままだった。東子「ありがとう」。坂下「やっと私生活も落ち着いたようだな、別れた亭主に恋するのも大変か?」。東子「恋じゃないわ」。坂下「未練か」。東子「別れ話、時間かかったけど、面倒くさいだろうね、夫婦なんて元々赤の他人なのに」。坂下「だからだろうな、ほっといても家族なら、そんなに惹かれ合うこともないだろう、東子はいい結婚したんだ」。東子「もうこりごりだけどね」。坂下「いかん、あんなもので懲りてはいかん」。要の警察手帖が木幡の働きで悪用されずに戻ってきた。しかし八丈島への辞令がでる。駐在所の先輩の奥さんが亡くなったんだね。駐在は独り者では駄目だからだ。帰り道に木幡刑事の車が通り、話す「とうとう八丈島か?」。要「どうにか首は繋がったよ、有り難う」。木幡「良かった、今のかみさんと気兼ねなく暮らせるだろう」。要「どうだろうか、仕事があるからな」。木幡「一人じゃ駄目だ、首になるぞ、島で達者に暮らせよ」。要「かみさん大事にしろ」。木幡「お前だけに言われたくないよ」。笑顔で別れる。交番に鉄春の後輩が配属になる。小南は学校の帰り道、路留との河原の樹を見て、「何か懐かしい」という。自分が大きく変わったからだね。東子は淋しげに戸を見る、そして懐かしいカップでコーヒーを飲む。気が付くと要がやっていた。最後の日だ。東子「元気でね」。要「東子も」。東子「こなくていいのに」。要「ありがとう」。東子「別れてくれて」。要「東子でいてくれて」。東子「馬鹿、ねぇ、最後にキスでもしてみる」。要「小南はよろしく頼む」。東子「ねぇ、最後に寝てみる」。要「困ったことが会ったら言ってくれ、で切り子とは何でもする、金も送るよ」。東子「ねぇ」。要「とにかく元気でいてくれ」。東子は要の頬を思いっきり叩く。東子「最後に思い切り修羅場演じちゃった、思い残すことない、さよなら」と涙が止まらない。要「さようなら東子」。手を振る東子、要も涙する。そして店を出る。泣き崩れる二人だ。二人は本当に今でも愛し合っているのだ。真面目な要、激情の東子のままだ、でも変わった、懐かしくなるよ。東子はほほえみを取り戻し、ミシンに向かう。要が家に帰ると、猫の貯金箱を路留は割っている。路留「これ八丈島までいけるよ」。八丈島で巡回している要に、黄色の黄八丈の服を着た若い女性がbスを降りる。そこは工房で、母が着てくれた娘を迎える。路留の母は離婚届を書いて、夫のベッドに置いてあった。そして、八丈島に来て、タクシーに乗り交番へ行くように告げる。母は離婚して、八丈島で要と路留と一緒に暮らすのかよ。路留はパソコンで、東子のHPの写真に話しかけている。路留「東子さん、一番大切な人は誰ですか? そんなこと考えちゃいられませんよね、私も早くそうなりたい」。そこに要が帰ってくる。カメラは引いて、堤防で座る二人をパンする。おしまい。
このドラマのセリフは難しい。否定とも肯定ともどちらともとれる、セリフの連続なのだ。表情をみて、やりとりの中で否定か肯定か考えなければならない。読み返すと違う意味になることがある。見るしかないのですね。結局、路留は両親の不和から、肯定的な現実も、否定的な現実も、夫婦なら共感して生きていく事が出来るが、路留は出来ない。常に肯定的な現実しか生きられない。否定的な現実の前では、自分を責めてしまうのだ。このドラマの中で変わることで、懐かしく共感できることを路留も小南も学んだ。このドラマは宮沢りえさんと岸谷五朗さんの役者で見せてくれたドラマでもある。之までも書いたように多層の理解しがたさを残したドラマだ。再度見直す事が必要かもしれない。そして本当の深い意味を知ったときには評価は6つ★になるかも。



一番大切な人★★★★★   9話 路留の家出、ミチルは青い鳥を見つけられるか 12月8日放送

冒頭4分ほど録画忘れ、チャンネルも変えていなかった。馬鹿。タイトル。
路留は園川の家を訪ねる。父は意識を取り戻し、園川の住所を教えて貰ったのだ。路留「母は気づいているのでしょうか」。園川「気づかない方がおかしいでしょう」。路留「あなたは、それでも平気だったのですか」。園川「平気にしたの、だって、それが私のしたことでしょう、ずっと罪の意識を感じて生きるわけにもいかない、好きな人の前で、違う?  これでも一度は別れようとしたの、あなたが生まれてすぐの頃だったと思う、あの人から切り出されて、私もうなずいて、ここを出て行くあの人を見送って、ここ、坂の上じゃない、あの人車に乗って、ぐるっと回って、坂を下りていく、私気がついたら駆けだしていた、坂を転がるように駆け下りて、あの人の車の前に飛び出したの」。路留はその時に、園川の右足が引きずっていることに気づいた。その時の事故で不自由になったんだ(説明のセリフはないけれど)。園川「それ(身体が不自由になっても罰として引き受けるべき罪?)だけのことを私はやったの、あなたのお父さんを苦しめたの、今更罪を感じて生きてますなんて、言えないでしょう」。路留「あなたは醜悪です、醜悪です足を引きずるたびに園川も父も自分の罪を意識する状態そのものを指し示すのか? そして要を略奪した自分自身も醜悪なのだ)」。園川はじっと路留を見つめる。園川「そういって貰って嬉しいわ(罰を受けることで許されるのか?)」。東子の店では小南が帰ってくる。そこでVaioのパソコンがあった、東子が買ったのだ。機種は相談しなかったのか。要と哲春は巡回していると、商店会長が絡んでくる。元妻と今妻で要が、「よくやるよ」ということだ。商店街でベラベラ喋っているのは、哲春の恋人清美でした。コロッケ貰って喋っていた、笑。路留と出会う。東子がパソコン買ったので、教えて欲しいと頼まれて、行くのだという。東子の店に、和菓子屋のアキエと商店会長の妻加奈子がやってくる。井戸端会議だ。アキエ「聞いたわよ」。加奈子「別れた旦那さんは、交番のお巡りさんだって」。東子は頷く。アキエ「それで、この前ここにいたんだ、小南ちゃん送って、しつこいんだ」。この時に路留は東子と要に何かあったことを知ったのかな、あの濃厚なキス見たいことを。東子は立ち上がる。3人が一緒にセリフがあって、聞き取れないがNGじゃないのだ。二人は奥のパソコンに向かっている路留に気づく。加奈子は業者さんかと思うが、店に要と一緒に買い物に来た女性、今妻と気づく。二人は驚く。アキエ「ちんぱいして、ちょんちまちた、仲いいんだ」。東子「ちょうでちゅよ」。笑い加奈子「最近の離婚はこうでなければ」。アキエ「ズケズケいって、オバサンと思ったでしょう」。路留「ハイ」。アキエ「はっきり言う人ね」。路留「東子さんの影響です」。皆で笑い。二人は帰り。東子と路留が残る。東子「もう少し早く買えば、路留に迷惑駆けないですんだ」。路留「迷惑なんて」。東子「これがあれば、小南に会わなくて済むでしょう」東子は小南を路留二奪われるのは絶対嫌なのだ。東子「会わないでって、言っているんじゃないのよ」。路留「分かってます」。東子「路留さんに作ってもらった、ホームページは大事にしていく、これからも教えて貰おうと思う、どうしようとあなたの自由なんだかから」このセリフの意味は何だろうか、東子は単に気を使っているだけなのか。路留が何か言おうとするが、東子は遮り「疲れるよね、疲れを見せられるまでになって見るか、お互いに、終わったことは考えない、これからのことだけ考えよう」小南が携帯を路留に返す。母子で路留にお礼を言う。その姿を見て路留は、この母と子の間に入っていってはいけないと感じたのかも知れない。しかし、路留が2度も東子に遮られたが言ったことは何だろうか。路留は家のパソコンで仕事いている。しかし心が壊れたようだ。園川の言葉を繰り返す、歌を小さく口ずさむ。この歌知らないな〜。CM。
西口君が家の前で小南を待っていて、今度の日曜一日だけあってくれと頼む。そしたら何も言わないと言う。きっと冒頭で、二人の絡みがあったのですね、残念。要が夜勤から帰ると、路留はいなかった。貯金箱の下に書き置きがあった。「ごめんなさい、私は要さんがいなくても生きていけます、さようなら 路留」と書いてあった。馬鹿野郎と呟き、要は町中を探す。河原の樹の下(ネコじゃない)、神社、交番(迷子じゃない)、東子の所へ行く。要「昨日、路留に何か言ったか」。東子「パソコンについて? 何、何も言ってないわよ」。要「分かった、悪かった、何か言われて、孫亜子とする奴じゃない、ちょっと喧嘩した」。東子「いちいちうちに来られても」。要「悪かった、どうかしていた」と出て行く。東子「何よ、馬鹿じゃないの」。路留は会社時代の後輩の部屋に来たのだ。「気にしないで、路留さんに仕事教えてもらたんだし、何か路留さん変わりましたね、分別くさくなりました」。路留「昔は分別がなかったように言わなくて」。「堂阿kしましたか、聞かない方が良かったですね」。路留「別れてきたの、結婚は私には向かなかった」。「やっぱり、体中からそういう決意がみなぎっていた、ドアに立っていたとき」。要は路留の実家に電話する。何度も掛けたが、やっと母が出た。そこで父が入院したことを知らされた。その病室では、園川が付き添う。父隆夫「来てたのか」。園川「生きたのか、手術も上手くいたようだね」。隆夫「心配掛けたね」。園川「もう行かないと、奥様来るから」。隆夫「来てもいいさ」と園川の手を握る。園川は両手で掴み「どうするの」。隆夫「責任は取るさ、地獄に堕ちるよ」。園川は泣きながら「一緒には行きませんよ、お葬式にも出ませんよ、お墓にも行きません、また逢えるなんて思わなかった」と顔を埋めて泣く。病室の外で母が入りかねていた、そこに要がやってくるので、中庭で座って話す。母「大丈夫よ、そう簡単に死ぬ人じゃないわ、で、路留は」。要「何処にいるか分からない」。母「私の所には来ないでしょう、それじゃ、そういうのが厭になっていなくなったんだから」。要「そういうの?」。母「私になることよ」。要は戸惑うばかりで言葉が出ないだ。CM。
東子の店に坂下がきて、「知り合いの井上キョウコがフリーのスタイリストやっているが、是非仕事して欲しいと言う、昔相当虐めたらしいが」。東子「デザイナーって、辞めてしまえと、チョット言った、それでやめた」。坂下「あれで目が覚めたって、彼女言った、尊敬しているから、東子さんも辞めて当然だ、あの会社でくすぶっている人じゃない」。ステージ衣装のデザイン、初めてのグループのツアーの衣裳だ、一つ成功すれば、新しい道が開かれる。東子は音楽グループのビデオを見て、仕事の参考にしているが、路留との最後の会話を思い返している。一方、路留は大事な仕事のデーターをコピーし忘れたのだ。家にあるので、帰ればいいのだが、路留は鍵を出して、後輩に行かせる。おいおい家宅侵入罪だよ。後輩は家に入り込み、データーをコピーして、出ようとするが、要が帰ってくる。仕方なく、風呂場に隠れる。合間を見て逃げ出そうとすると、チャイムがなって、路留の母がやって来た。母は話し出す「結婚して路留がすぐ出来て、あの人にはよそに大事な女ができたと思う、でも、別れる気はなかった、お腹に路留がいた、一度諦めると何でもない、夫婦でいる事なんて、ただ、いい父親でいてくれたら、路留、その女の人に逢ったんだと思う、最近」。要「お父さんは最近までその女と」。母「今も続いているの、その人のところで倒れた、だからその女の人が路留に連絡してくれたんだ、うちの人が路留に連絡するようにしていたのだろう、路留なら理解してくれると思った、大人として見過ぎた、おかげで路留葉とことん理解したのね、自分がやっていることを」。路留は部屋で離婚届を書いている。母「あなたはうちの人とは違う、きちんと離婚してるんだし、路留とも結婚して下さったし、でもね、今の路留にとって同じ事だった、その女の人のようになりたくないと思ったのか、私みたいになりたくないと思ったのかは分からないが、それしかないでしょう、要さんは浮気でもしているの」。そこに後輩がトイレを我慢できずに出てくる。ここで出てくるかな、爆。母「そういうことだったの」。要「違います、違います」。すぐに路留が後輩の所にいることがばれる。母は先場強いて「離婚するなら、ちゃんと会って話し合って納得がいくまで」。要「行こう、君の所へ」。母「もう少し待った方が」。後輩も少し待つように助言する。後輩「あなたが離婚するときも路留は来たの、これでもうあの人に逢えなくなるって、今にも逢いたそうにして、その時の路留さんとは違っていました、恋愛は結婚したら終わりますね、後は諦めて一緒にいるか、居心地が良いかのどっちかですね、両方駄目なら一人になるしかない、とにかく心配いりません」と去っていく。CM。
東子の家で、小南の所に路留から、パソコンの使い方だけの手紙が来ていた。要の所にも離婚届が送られた。要「そりゃないだろう」。東子が要の所にやってくる。東子は入り込む。東子「逃げられたか、情けない、(離婚届を見付けて)懐かしい〜、探さないの」。要「見つかった、友だちの部屋にいる」。東子「底まで進んだのか、止まっているように見えるけど」。要「勝手に進んだんだ、残された、アハアハ、どいつもこいつも女は勝手だ」とやけくそだ。東子の前では自分を出せるのですよ。東子「馬鹿みたい、みっともない2号」。要「1号は誰だ」。東子「私といて、浮気隠していた時の要ちゃんよ、なんで隠すの、言えばいいじゃない、俺は今でも東子が好きだ、だから君に隠れて東子に会っていた、でも間違いは起こさなかった、キスだ、それでも東子が好きで好きで堪らない、それでも良かったら俺と一緒に居てくれ」。要「何しに来たんだ」。東子「そうしたら、路留さん、言うわよ、笑って誤魔化しながら、しょうがないな、東子さんみたい人が近くに住んでいたら、要さんが迷うのも当たり前だ、でも私はそういうことを覚悟して好きになったのだから、でもこのままでは続けられないわ、私と別れるか、この町を出るかしましょう、要ちゃん言うのよ、卑怯だから、そうだ、この町にいられない、警察官も辞めていいから、引っ越そう、近くでチラチラしなきゃ、あんな女、只の我が儘女としか思い出さなくて済むんだ、そう言えば良かった、隠してもミエミエなんだから」。要「東子が今でも好きで好きでしょうがないってか」。東子「好きでいられて迷惑しているのこっちだからね、路留さんに気を使いまくって」。要「ふざけるな、誰がお前を今でも好きか、昔からうんざりしていた、自分のことしか考えない、俺の気持ちを無視して、都合の良いときだけ俺に寄りかかりやがって、一人で好きなことやって、生きていけさえすれば、それに越したことはないと思っているだけだろう」。東子「路留さんだって、同じじゃない、だから出て行ったんでしょう、男の事ばかり考えて生きているような女なんて、もてなくて必死になっている女ばかり」。要「でていけ」。東子「何威張っているの、路留さんに出て行かれて、本当は、チャンスだと思っているのでしょう、私とやり直す」。要は怒り「思っていない、みじんも思っていない」。東子「嘘、嘘、本当は嬉しい癖に、私にしがみつきたくて、うずうずしている癖に」。要「もうよせ、やめてくれよ、心配なんだ、溜まらなく心配なんだよ、路留が今どんな気持ちでいるかと思うと、あいつは人に簡単に寄りかかれる人間じゃないんだ、何でもすぐに我慢して、諦めて、人の負担になる位なら、避けられた方が楽だと思う奴なんだ、自分の事が好きになれない人間ばかり好きになり、自分が一番になるのが怖くって、怯えているような人間なんだ、そういう人間だっているんだよ、だから俺は、あいつを一番にしようと思ったんだ、そうしたかったんだ、無理だとしても、悪いけど帰ってくれ、今はあいつのことしか考えられない、他の事を考える余裕がない」。東子「考えてもしょうがない、言わなっきゃ、路留さんも答えようがない、そこまで分かっているのに何故動かないの、何我慢してるの、語ったでしょう、今の自分の気持ち、いっとくけど、余り一番と言われると、うっとしいだけだからね、割る癖だよ、そういうところが要ちゃんと一緒にいると不安になるのよ。要「東子、お前」。東子「要ちゃんが幸せにならなきゃ、意味ないんだから、自分が幸せになれるんなら、すぐその人のところに行きなさいよ、自分が幸せになること怖がっているの要ちゃんじゃない、不幸でいた方が楽だと思っているのは要ちゃんでしょう、幸せになってよ、なりきってよ、そうじゃなきゃ、私も小南も要ちゃんに気兼ねして幸せになれません」。要「お前」。東子「チツチツミチルを確保しなさい、松が谷要、ほら」。東子は敬礼している。東子「ほらほら」と行くように促す。東子「うっとうしい」。要は走る、小南が来て、路留の携帯癌号を教える。部屋に残った東子は泣いている、いつまでも泣いている。でもその後は笑顔だ。すっきり、全てをぶつけたからか。つづく。来週は最終回だ。
後半のマシンガンのセリフは凄かった。訳分からなかった。東子と要は今、何でも言い合える間になっている。それは好きというものを越えていると思う。要も以前は東子に隠してばかりしたのだ。そして、要は多分隠してまで、守らなきゃならない相手を好きと思うだろう。相手に幸せになって欲しい、でも、東子に言われた、自分が幸せにやることを怖がっている。自己実現よりも相手の実現のために自分は自己犠牲だ。東子と要は分かったが、路留はどうなんだろうか。先週私は淋しくないと宣言した、そして、結婚に向いていないと言った。東子も向いているとは思えないが。園川のとの出会いで、園川を醜悪と言い切った。それは自分も園川か母のように醜悪に生きていかないといけないのか。自分は何を犠牲にしなければならないのか。今はとにかく、眠くて疲れている。このドラマだけは、あとでじっくり考えたいですね。再読を強いるドラマだ。後輩役の山口紗弥加さんここにもでていました。最近露出多いですね。



一番大切な人★★★★★   8話 要のハーレムは微妙だが、ドキドキ満載だ 12月1日放送

先週の八丈島での小南と要の感動のシーンだ。東子の店にに路留がやってくる。路留は初めましてと挨拶し名乗る。東子「トウコ ナカマチです、外人かよ」。そして、お互いに「どうも」と話す。東子「趣味は」ときっかけを作りたい。路留「特にない」。東子「答えられたりして、エヘッ、何を話して良いか」。路留「すみません」。東子「すいませんはおかしいわよ、あの馬鹿のことで」。路留「馬鹿?」。東子「馬鹿、馬鹿は失礼よね、人の旦那さんを・・」。路留「小南ちゃんのことすみませんでした、勝手なことをして、私のせいです。そのこと謝らなきゃ、要さんが悪いんでない」。東子「あなたのせいで、小南がどうしたの」。路留「詳しくは知りませんが」。、東子「小南は今どこにいるか知ってるの」。路留は顔を横に振り知らない。東子要さんの居場所も」。路留「ここじゃなのですか」。東子「ここ、ここじゃなわよ、そうか、あなたに黙って」。路留「これから小南ちゃんを送っていくと」。東子「でも、小南は大丈夫、大変案目にあったけど、あなたのせいで小南に何かあったのではない、そうか、あなたに黙って、馬鹿、あっ、また、馬鹿って言った、旅に出るんだって」。路留「旅?」。東子「馬鹿でしょう」と大きな口を手でふさぐ。ここらは元妻の東子さんの貫禄勝ちです。いや、勝ち負けではないのですが、それに勝つことが幸せか不明です。八丈島の要「大波小波、あまり大きな波ばかりじゃ、心配だ、静かなのもつまらない、小波くらいが丁度いい、この海みたいな」。小南「そう考えて、私の名前付けたの、いや、今考えた、小南って名前はお母さんが付けた」。小南「お母さんが東で、私が南なんでしょう」。要「そうしたら扇になるでしょ、お父さんは扇の要にされてしまった、まあ、そうはなれなかったけどな」小南「お父さんとお母さんの離婚は私にとって、大波かな、小波だよね、帰ろう」。要「うん」。このドラマは無駄な所がありません、名前でオチを付けてくれた。東子い感謝すべきでしょうか。要には要という名前が負担だった? 小南「飛行機代大丈夫?」。要「ちょっと、小南の財布見せてくれる」。タイトル。
木幡刑事が藤尾哲春巡査にも連絡がないことを確認した。木幡「俺には分からない、あの元夫婦、冷え切っていれば、対処の仕方教えてられるが」。哲春「木幡さんのところは冷え切っているのですか」。木幡「息子二人が女房に付いてよ、うるさいよ」。哲春「アトリエ東子さんが、主任の別れた人だったなんて、驚いた。元の奥さんも美人で」木幡「不細工なかみさんとは情で一緒に居られるが、美人のかみさんとは情で別れるのだ」。その時大きな太った男と一緒に要と小南が交番の前を通り過ぎる。気が付かなかったよ。哲春「よかったですね、木幡さんの所は不細工で」。木幡「うん、そうだな」。要と小南はアトリエに帰ってくる。中を伺って、要は緊張している。小南「ただいま」。急に仕事の手をとめる、東子「小南、小南、ごめん、お帰り」と抱きしめる。小南「何があったか知ってるの?」。東子「警察の人が来た」。東子「怖かったね、お母さんも悪い男一杯見てきているからね、小南のせいじゃない、ここれから注意すればいい、自分を責めなくて言い、人が何と言おうとも、自分を恥じてはいけません、自分を黒く塗っては駄目よ」。要「聞いてやれよ、小南だって色々」。東子「あなたのせいよ」。小南「お父さんのせいじゃないよ」。東子「いいの、こうすれば丸く収まるの」。帰ろうとする要を東子は引き留める。東子「ちょっと待てば」。要「意味分からない」。東子「実は来たの」。要「警察の人間か」。東子「それは木幡さんだけど・・あいつはいいの、だから・・」。そこに路留が帰ってくる。東子「サプライズ」。路留「おかえり小南ちゃん」。全員手を振る。要「どういうことだ?」。東子は嬉しそうだ。台所で路留「ごめんなさい、今朝来たの、またさっきも、心配だったから」。東子「謝るのおかしいんじゃない、どっちが心配掛けたという話し、要ちゃんが怒るのはおかしいんじゃない、アッ、私と会ってはいけないんだ、この人は、恥ずかしいんだ、私が、もしかしたら、また帰ってこなかったら、一人でご飯食べるの馬鹿馬鹿しいので、一緒に食事でもと誘ったの」。路留「乗ってみたの、それに」。東子「私がご馳走するっていたの」。要「何でこっちが買い物しているんだ」。路留「ご馳走になるわけ行かない」。東子「どっちが、どういう立場ってない」。路留「そうですね、分かりました」。要「何で威張っているの」。東子、路留「威張ってないよ」。鍋になったし、余計目に作った。路留が作る。路留「要さんは手作りポン酢を」。東子「市販のでいいわよ、調子に乗るから」。東子は路留に任せる。要「ここで全員食べるってことか」。小南「お父さん、今すごく扇の要だよね」。小南は拍手だ、笑い。CM。
路留と小南は台所だ。東子は仕事を続け、そこに来た要に東子「じたばたしないで、私の立場も考えて」。要「俺のも」。東子「あなたに立場はあったかしら」。要「隊場はないと言うことだ」。笑い。東子「また、ここでキスでもする」。と要の目の前に顔を近づける。のけぞる要だ。東子「ちょっと、ドキドキしなかった、若いときに戻ったみたい、でも大人になりなさい」。要「死にたいよ」。東子「最近中高年の自殺が増えている」。台所では路留「元気だった、元気なならいいの」。小南「無理してませんか」。路留「してないよ」。小南「私のためじゃないですよね」。路留「みなで小南ちゃんを励ます会でしょう、励まされてよ」。店に和菓子屋の奥さんアキエが来る。要を見つける。昨日の残った草餅を焼いて持ってきてくれた。アキエ「小南ちゃん、帰ってきた、夏美から学校休んだって聞いたから、別れた旦那の所にいったから、戻ってないかと思って」。東子「向こうがしつこくって、でも振り切って帰ってきました」。要は間が持たず、店を出る。町で哲春と会う。町は嫌と言うほど平和だ。哲春は「主任の気持ち分かる、あんな犯人殺したくなる気持ち、おかしくないですよ、主任を近くに感じます。戻ってくるのを待ってます」。町内会長の久内夫婦はフラメンコを習って幸せそうだ。そして、4人での鍋が始まる。東子「おいしい、料理上手だわ」。路留「水炊きは誰が作っても上手です」。東子の鍋は闇鍋で、天ぷらが入った。小南がうどんを入れて、鍋焼きうどんで食べたのだ。美味しかったこれは意味があるのかな、鍋を作るつもりが、結果は鍋焼きうどんになった。鍋も鍋焼きもうどんも同じ、元妻と今妻・・深いのかな分からん。要はうどんを入れてくれた小南に感謝して「心配だ」。東子「私の食生活を心配しているの」。要「小南を心配している」。東子「大丈夫、腕上げてるんだから」。要「小南に作らせてるのか」。小南「カレー、パシタ、市販のものに飽きたら、私が作るの」。東子「ほら路留さん、信じちゃうよ」。小南「嘘、お母さんも一所懸命頑張ってるよ」。東子「これが真実よ」。一同笑う。東子「要ちゃんいいよね、毎日こんなもの食べられるなんて、いや、黙らないで、路留さんも仕事していたのに料理が出来る何って凄い」。路留「好きなんです、一人暮らししていたから」。東子「私結婚が早かったから、料理なんか覚える必要なかった」。路留は大笑い。路留「東子さん、最高です」。この会話は微妙です。殆ど東子が喋っている。東子は無頓着に喋っている、要も自分が好きなことを確信しているのかな。何でだろう、元々そういう他人に無頓着なのかも知れない。だから要の心の動きを知らずに、浮気されて別れたのか。この会話の見方は幾らでも出来るな。CM。
東子は食後座り込んでいる。小南と路留が後かたづけしている。東子はオヤジで男性化しているのだ。要は注意すると、東子「いいのよ、要ちゃんがするわ」。東子はとっておきのワインを出す。空腹に飲むと悪酔いするから、今出したのだ。大人3人で飲む。小南にも飲ませようとするが、小南はお茶だ。東子「路留さんとの出会いに乾杯」。東子「旅ってどこ」。小南「秘密」。東子「私も自由で気ままな旅をしたい」。要「いつもしてるだろう、人生で」。東子「そんなことない、ミシンの前に座って、心の自由も年々きかなくなっている、働く女性は大概そうよ、要はぼーと突っ立て、町を徘徊して、だから変な所で燃えちゃって」。路留の顔がちょっとこわばる。東子「働く女性はそれだけで、自由に生きている思われてるみたいだが、裏を返せば、何かを犠牲にしてっるて思われてるだけ、家族に淋しい思いをさせてるーとか、でも淋しい気持ちって、人の心を燃やす燃料になるのだ、人の優しさって、その熱から出来る」。要「何いっているの、酔ったのか」。東子「要ちゃん、私といて淋しかったのね、私は要ちゃんといて、淋しいと思ったことは一度もない、だから、要ちゃんと一緒にいて淋しくなったら、それって、上手く行くって事だ。淋しい人は優しい、そして心を燃やすのか。要は東子といて淋しくって、心を燃やして路留と浮気した。東子は淋しくないから、無関心で見過ごした。路留は淋しくなったら、要も淋しいから、二人とも優しくなれて、上手く行くと言うことか。東子が一人で生きるぞって宣言したのか。東子はテンションが高く、路留はじっと聞き役になった。浮気して略奪したのだから、仕方ないのだけど。要と路留に帰り道で、路留「負けちゃった、要、あなたはちっともいい男でないのに、どうして好きになったんだろう、落ち込んで良いよ、私や東子さんに心配掛けたんだもの」。要「すまなかった」。路留は立ち止まり、要に抱きつく「淋しいなんて思ったことないの私の方だよ、誰かといて、誰かといなくって、淋しい気持ちになったこと私はない、分からない」。要「分からなくて良い」。路留「きっと私は、要さんがいなくても生きていけるのよ」。要「そんな、淋しいこと言うな」。路留「あの人が羨ましい」。たじろぐ要だ。この勝負は凄いぞ。路留は別れますと宣言したのか。一人で生きていくと宣言したのか。でも逆の解釈もある。淋しがりやだから、淋しくないよと強がりを言うのかも知れない。路留は嘘つきだから。そして昔は淋しくないと言った東子は、今は淋しくって、要に優しく出来るのだ、だから羨ましいだ。残った東子に小南「今日は格好良かった、わざと駄目な女のふりをして」。東子「してない」。小南「一生懸命、路留さんに気を使っているお母さん悪くなかったよ」。東子「そんなに急に大人にならないで、お母さん置いてかれる」。小南「置いてくもん」。笑。交番で清美「同じ町に、昔の奥さんと今の奥さんがいる男」。哲春「過去、現在、そして子供がいるから未来の事もかんがえなきゃ」。清美「市民の事考える暇がない、背中が嫌らしく見えた」。要「いちゃいちゃしてるんだ」。清美「それだけ大事な人がいるなら、町の治安も任せられる」。そこに老婆が来て、天国へ行きたいのですが、要は痴呆かと思って対応するが、清美が連れて行く。天国という喫茶店だった、笑い。どうでもいい話しも出てくるが、余計かな、それとも意味があるのかな。天国という言葉が気になるな。小南と夏美は下校時に話し込む。夏美「西口君は小南のことが式、私のことは何とも思ってない」。小南「夏美は好きなんでしょう」。夏美「もういいの、諦めた、私、小南の優しいところ利用しようとした、西口君と付き合っていると言えば、小南は西口君と付き合わないと思った、付き合って欲しくなかった、ごめん、私はそんな人なの、私を嫌いになってもいい」。小南「私はそんな人じゃない、優しくない」。小南は泣きそうになる。路留が家でパソコンをしていると、女性から電話が会った、「お父さんが倒れたの、病院に来て」。CM。
路留が病院に駆けつけると、父の病室に女性が座っていた。父はくも膜下出血だという。庭に出て、話す。女性は右足を引きずっている。6話で路留が小さいときに海で手を振ってくれた女性だ。女性「驚いたでしょう、私のことも、分かるでしょう、どういう人間か」。路留「父と仕事しているんでしょう」。女性「それもあるけど、28年になる、私にはかけがえのない人でした、最後だから言わせてね」。路留「最後って」。女性「あなたにお会いするのも、あの人に会うのも、そう救急車の中で決めたの」。路留「父は死ぬと思っているのですか」。女性首を振りながら「遠くから回復することを祈っています、けど、もうしょうがない、なんだ、私、てっきりあなたには話してあると思って、だって、一緒にして何かあったら、あなたに連絡してと、あの人が」。路留「父がそういったのですか」。女性「あなたには嘘を付かなくて良いからって、ごめんなさい」。路留「父のことはそんなに好きなんですか」。女性「悪魔に見えるわね、あなたにしたら、子供の頃のあなたにお会いしたことがあるの、一度だけ、覚えてないでしょうけど、一緒に海に行った、あの人に無理を言って、どうしてもって、あれは人生の中でも1、2番を争う位、幸せな一日だった」。路留「覚えていません嘘付いたよ。また、また、多分父から女性の事も聞いたし、海の話しは小南に話したよ。女性「そうよね、最後だから、あの時のお礼を言わせて、ありがとう、さよなら」と去っていく。病室に戻り、母がやってくる。どうして連絡が会ったか、路留に聞くが、路留の説明では母は納得しないだろう。路留「大丈夫?」。母「私はピンピンしている」。路留「そんな事じゃない」。母は笑顔で「そうね」。これは冗談なのか、夫が昏睡状態なのに、取り乱すこともなく冷静だ。母にとって、父はすでに死んだも同然の存在だったのか。恐ろしい母と子だ。東子の店では貴八丈のワンピースが出来上がった。小南と東子は喜ぶ。そこに要も来る。小南は八丈島の女性の話をする。そして、路留も呼んで服が出来たお祝いをしたいという。東子は燃え尽きたので料理できないので、小南が作ると言うが、要は今日は辞めるという。要は東子に「小南を連れ出して、すまなかった、ちゃんと謝らなかったから」。東子「悪い癖だ、すぐにいい人ぶって、早く路留さのの所に帰りなさい」。要「路留とも仲良くしてくれて、ありがとう、気遣ってくれてありがとう」。東子「要ちゃん、淋しい思いさせちゃ駄目よ、昔の私といるときの要ちゃんみたいに、あの人そんな強い人じゃないよ、要ちゃんが思っているより、ずっと要ちゃんを必要としている、こんな所に来ちゃ駄目よ」。要「分かっている、これで最後にする、すまない」と言いに来たのだ。東子「頑張って、さようなら」と目を背けて言う。要「有り難う」。東子「ありがとう? 馬鹿じゃないの」。路留の父の病室で、母は昏睡の夫の鼻を摘む、心拍が急に早くなるが、看護師に見られてやめた。鼻水を拭こうとおもってと言う。母も嘘つきだ。路留が帰ってきたが、要は食事して待っていた。仲良く手伝う。朝の河原で走る西口君を、小南は待っている。横から夏美が西口君を見つけて、土手を上がるが、小南に気づく。思わず伏せる。小南と西口はちかづく。要は寝ているが、路留は深刻な顔で起きる。そして悪魔のような目で要を見下ろす。東子は洗濯を干している。つづく。予告編で路留は家出している。「結婚は私には向かなかった」。向き不向きかよ。
これは舞台みたいだな、セリフと絡みで見せていくのだ。テレビでやると平板で、するりと流れてしまう。退屈で集中できなくなるかも知れない。しかし、多層に振り分けた、エピソードを繋げると、深いな。それにしても路留の母子は嘘つきだ。そして、どこまでいくのだ、目が離せない。ただ見ているのと、裏を考えて見てると、迷路に入ってしまう。最後はどうなるの、どこに行くのだろうか、迷路の中に閉じこめたままになるのではないでしょうね。すっきり要と東子がヨリを戻したらいいよ。今の東子は淋しくて、優しいからだ。今回の淋しい=優しいで、見ていくことで謎は解けるかもしれない。でも疲れた3時間近くかかった。。



一番大切な人★★★★★   7話 大展開、エロイ      11月24日放送

前回のまとめ、小南「お母さんに溺れそうだから、お母さんも溺れそうだから」。要と東子の白昼の濃厚なキスだ。タイトル。東子「いつまでこうしている気、もういいよ」。それで離れる。東子「不思議よね、昔もこんなことしていたと思うと、もう帰っていいよ、それとも部屋に行く」。要「東子」。東子「駄目、そんな安い女じゃないの、相変わらず鍛えているの、馬鹿みたい」と背中合わせで座る。東子さんの未練たっぷりの、それとも部屋に行く、これ萌ますね。外では坂下は東子の店に入りかねて、ボタン・サンプルを見ている。要が帰ると、坂下が入って、オネエ言葉で言っている。東子「言葉遣いゲイみたいよ」。坂下「まともな神経じゃ、あんたたちと付き合えないわよ、笑い事じゃないわ」。東子は寝転がって大笑いだ。坂下「やるなら最後までやったら、これ以上突き進んだら・・」。東子「終わるだけよ」。小南に夏美は「西口君は高校に入ると陸上部に入る、部活は高校に入ってからと親と約束したんだ、中学受験拒否したから、その分約束は守らないといけないのだ、つまらない所あるよね」。小南「そうだね」。夏美「西口君、本当は私のこと好きじゃないから、付き合っていると言ったのは嘘、でもいいの、一緒に走って汗かいているだけで楽しい」。小南「私、夏美のこと好きだよ」。夏美「小南にクラレれてもしょうがないよ」。小南は「離さない、大好き」と夏美を抱く夏美のキャラも平気で嘘を付くのだ。このドラマの真偽、虚実の際どさだ。小南は帰りに河原の木の下へ行く。誰もいないが、小南「見えないの?ほら、人の現実って、他人からは見えないものよ」と言う。夏美「まじ、やばくない」。木の下に路留はいない、茫然としている。要が夜勤あけで寝ている。路留が起こしてしまう。要「ごめん」と謝ってばかりだ。路留は在宅でwebデザイナーをやるようにしたと、要に話して了解をもらう。小南が木の下に居ると、あの小沼がやって来た。小沼は「草むらの学校、こう見えて服飾の学校に行っている、デザイナーになりたい、才能ないので、デジカメで何でも取って、ひらめくかなと思ったが、甘くない、自分の現実は幾らでも変えられるって、格好悪い」。小南は「小沼の服を見せて貰いたい、知り合いのプロに見せたい、昔丸尾さんのパタンナーをやっていた」。小沼「本当に見て貰えるの」。小南「デジカメのお礼もしたいし」。小沼の部屋で、パソコンで東子の写真を見せる。何と小南ちゃんは猿轡で縄で縛られている。予告であった、超凄いシーンですよ。いいのかな。エロ過ぎる、小南ちゃん怪しすぎる。小沼「君がデジカメ一つで誰かの自由になったとしたら、この人、その現実を受け止めれるかな、現実は甘くないって、君に言うだろうね、俺さ、ファッションなんて興味ない、自分を飾るの好きじゃない」。回想シーンで、小沼の店に東子たちが来たとき、小沼「自分じゃ駄目ですかね」。東子「若い子って、触られるだけで鳥肌が立つ」。これで、小沼は逆恨みしたようだ。小沼「ひどいよな、飾っていやがる」。小沼は小南の姿をデジカメで撮りだした。CM。
東子の家に、和菓子屋で夏美の母が来て、小南ちゃんは別れた旦那の家かと聞いている。東子はそうだと思う。夏美が小南はおかしかったと告げる。要は、濃厚キスのために優しくって、夕食を作る。路留「小南ちゃんに食べさせたい、おふくろの味だ」。要「オヤジにも味を持つ権利はあるのだ」。後かたづけまでしていると、路留が「悪いわ、私が小南ちゃんになるわけにいかない」。要「いちいち小南を出すなよ」と怒る。路留はごめん、無神経だね」と謝る。東子は、小沼の店に、奥様3人組で訪ねる。加奈子「私たちの周りにいい男を見つけるといったが、いないね」。小沼「いい男前にして失礼だな」。加奈子「若いのは却下ね、東子さん」。東子「えぇ、どうして」。夏美の母「そういったじゃない、触られただけで鳥肌がたつ」。東子「違う人、泥棒、家に入った泥棒、若い人だったから、記憶が生々しかった」。東子が家に帰るが、小南は帰った気配がない。落胆する東子だ。一方、帰ってきた小沼も荒れている。小沼「萎えるよな、お弁当食べる」と猿轡を外すと、小南「トイレへ行かせて下さい」。小沼「そこまで人非人じゃない、携帯持っていなかったよな」で縄も外してくれる。トイレに入り、水を流して携帯でメールする。路留へだった。ちょうど路留はパソコンをしていたので、すぐにメールを開けた。偶然といえ、良かったね。パソコンなんて開かない人は1週間も開かないものね。「誰かに閉じこめられている、パートの窓から十字架は見える、お父さん」。要は交番に走り、十字架の見える所を探す。交番では愛校幼稚園だと言う。要は緊急配備をして下さい、女の子が監禁されているのだと要請する。そして自転車で走る。CM。
小南の携帯が鳴っている、振動のわずかな音だが気にして、小南は弁当を食べる。路留が掛けていたのだ。東子は深夜まで仕事をしている。要は走る。しかし、近くの家は余りに多い。一人ではどうしようもない。小沼は「君もただデジカメ貰うのは気持ち悪いだろう」と制服のネクタイを外そうとする。いえいえ、あなたの方が1000倍気持ち悪いです。そこに木幡刑事がパトカーでやってくる。要はサイレンを鳴らせと言う。近くの窓が一斉に開き、人が顔を出す。小沼の部屋のチャイムが鳴る。小沼「騒ぐな、返す、ゲームは終わったから、ぱれたら、母親が悲しむぞ」。要が「近くで事件があったので、聞きたいのですが」。ドアに足を挟み、室内を見渡す。小沼「スナックに来たことありますよね」。要「小南」。小南「とうさん」。要は力一杯入って、小沼をぶちのめして、助ける。小南が止めにはいるが。デジカメの画像をみて、要「駄目だ、小南、とうさん、こいつ殺すわ」。滅茶苦茶に殴り、後ろから首を絞めようとする。要「お父さんのことは忘れろ、こいつの事も忘れろ」。殴る。小南は止める。そこに木幡刑事達も入って、やっと止めた。もっと殴っていいと思ってしまいました、気持ち悪いもの、でも警察官だったら冷静になってとも思いましたよ。木幡刑事「デジカメを買って貰ったそうです、3万位の、今日まではそれですんでいたそうだ、母親には知らせるなと言い張っている、彼女、お前の家に居ると思っているのか」。要「夕べも泊まった、身柄は俺が引き取る」。木幡刑事「上と話せ」。要は3万円欲しいと言われ、父親だから優しいと思うなよ、この会話を思い出す。3万円をやれば良かったと悔やむのか、それとも小南が父親でもくれない3万円を、他人が優しいだけでくれるわけがないことを分かってくれなかったことを悔しがるべきなのか。署長に要は聞かれる、親権は? そんな法律的に決めていないが、本人の希望で母親と一緒だと説明する。署長「被疑者は加療中だ、殺すとまで言ったそうじゃないか、言っちゃいかん、起訴されても裁判やマスコミに分かると大変だ、けど、何もなくて良かった、明日は休んでいい、謹慎しろということだ」。要は路留に携帯して「これから向こうの家に送っていく」と言う。朝になっていた。小南「入れないよ、こんな時間に」。要「母さん心配しているよ」。小南「だから帰れない」と走り出す。要「帰らなくていい、お父さんも帰らない」。小南「お父さんとも居たくない」。要「小南と一緒に居たい、傍にいたい、二人で逃げよう、何もかも捨てって」なんじゃ、このセリフ、心配でみていられないのだ。小南は自分は大人としてとった行動が最悪の結果だったので打ちのめされ、誰かから責められるのが嫌なのだ。CM。
電車に乗るが、要は気にしている。ここらの絡みはコントです。要パンツ変えたい、はいたままだ。小南「八丈島なら、行っていい」。要は東子に電話して、「しばらく小南を預かる、小南と二人だ、しばらく旅に出る」。東子「殺し屋、今小南は何処にいるの」。要「今トイレ」。東子「羽田空港、何しているの」。電話は切れる。そこに木幡刑事が来て事情を説明した。木幡「馬鹿ですね、必死に考えてのことですけど」。東子「馬鹿なら何してもいいの」。木幡「何するかわからないことでしょう、馬鹿は、結婚していたからわかるでしょう」。東子「でも、そこまで馬鹿にして欲しくないわ、あの人のこと、大丈夫よ、あの人なら小南を守ってくれる、小南を悲しませることはしないと思う」と仕事を始める。東子の独り言「バ、カ、何がトイレよ」。要と小南は八丈島でタクシーに乗っている。怪しく見える、父と娘としても。タクシーの運転手は、宿を訪ねられるが、駐在所に止められる。運転手「駐在で聞いてくれるか」。要は交番で「倉吉さん、班長」と抱き合う。運ちゃん「指名手配者じゃないよね」。要は倉吉と話す。離婚したことを報告する。倉吉は要が若いときは短気で無鉄砲だったことを離す。要は今も変わらないと言う。倉吉「優しいところも変わらないな」。倉吉は2年前からだ、定年までいると思ったが、家内は町立病院にいる、定年までは駄目かも知れない。駐在勤務は独り者ではだめだからだ。倉吉は淋しげに笑っている。路留のところに父と母が来る。要が所在不明で怒っている。母「あっちの家にいるのでしょう、あなた離婚したら、今ならまだ引き返せる」。路留「大袈裟に考えないで、近くに住んでいるだけ」。母「あなたがいなかったら、あの家族はうまく行っていたのじゃないの、そう思っていない?そう感じたからよ、そう感じながら一緒に居る必要ないわ」。路留「そう思ってるよ、そう思って結婚したんじゃない、壊したっていいと思ったから付き合った」。母「壊したかったの」。路留「・・・」。八丈島で小南は黄八丈のあゆ工房へ行く。何人も機織りしている。小南は見ていくが、ある女性の前で停まり、しばらく見つめる。東子のところに服を注文した人だと直感したのだ。声も掛けずに小南は帰った。小南は路留がやっているネットでの匿名の付き合いではなく、東子の言う、話したうえでの人と人の付き合いが必要だと理解したのだろう。眺めのいい高台で、小南は「お父さん、私、やっと分かった、お父さんをどうして嫌いになったか」。要「今更聞かなくても」。小南「私、自分が嫌いだったのだ、父さんと母さんが離婚すると聞いたとき、そんなの何でもないことだ、良くある話しだ、そう思おうとしていた、なのに、イライラして、腹が立って、どうしようもなくて、本当はそういう自分が一番鬱陶しいかった、何でもない事じゃないのに、何でもないと思うおうとした自分が嫌いだった、はり倒したかった、なのに、お父さんのせいにして、父さんを嫌いになったのは、自分のせい、だから、今度のことも自分のせい、お父さんのせいじゃないから、お父さんは私を助けてくれた、私を救ってくれたんだ、だから、ありがとう」と大、大、大泣きながら抱きつく。要「小南」。主題歌が流れる。東子の店に路留がやってくる。東子「いらっしゃませ」。つづく。
今週は予告編通り(当たり前か)小沼のひどい行為で大きく展開した気がした。小南が今まで大人のように冷静に自分で考えてやってきたが、それが一挙に破綻した。父親でもくれなかった3万円を、何の下心のない他人がくれるわけがないのだ(如何に哲学的に言葉を飾っても)。そして、小南を助け出す要、小沼に殴りかかる要には、非力な自分の拳に力を入れてしまった。小南ちゃん、可愛い過ぎるよ。萌っていうのかな。当然、これだけで評価★5つです。そして、最後の八丈島での父と娘の和解には涙した。自己嫌悪、青春の定番ですね。自己嫌悪が、同時に自分の身近な親に対する嫌悪まで広がる。そうなんだ。でも、この事件をへて、それを洞察した小南は偉いぞ。可愛いだけでなく、賢い。八丈島まで黄八丈の注文者を目で確かめたかった。ネットではなく。それは小南が路留的ではなく、東子的だったという、自己確認の旅なのかも知れない。さて問題の路留がいよいよ本性出すのでしょうか。母の追求に「壊していいと思ったから付き合った」と言いましたね。そして、予告では東子と路留が仲良くしていましたね。どうなったのだ。



一番大切な人★★★★   6話       11月17日放送

最初に先週の付記事項、小南のデジカメを買って上げた長髪男は、スナックの店の男でした。東子に嫌らしい目を向けていた男でした。今週確認しました。
東子「どうして、小南がそんな人と会っているの、どうして、小南がそんな人と話すの、どうしてよ、小南までおかあさんのことを裏切るの。要の家で、路留「お母さんの店を本気で何とかしょうと考えている、素晴らしいお嬢さんね」。要「それを君に頼むのはどうなの」。路留「たまたまよ、後で見てみる、キレイに映っているわよ東子さん」。要「そんな風によく言えるな、君が知ったことも話したのか」。路留「うん、小南ちゃん苦しんでたの、私とどう向き合って良いのか、けど逃げようとしなかった、強い子ね」。路留の表情は穏やかで優しい。これがきわどく不思議なのだ。東子の家で、小南との回想シーン。東子「小南の好きにしたらいい」と許したのだ。タイトル。
清美は哲春と一緒に不動産の物件を見る、一人暮らしへの一歩だ。5万3000円だ。哲春は一人暮らしに反対だ。一人暮らしを狙っている奴がいるからだ。清美に「どんな風に襲われるkやってみて」。哲春は後ろから抱きつくが、格闘技の心得があるのか、反撃されてしまう。清美「私は大丈夫」。哲春は心配するが、清美に抱きつかれて嬉しい。要が寝ているが悪夢に目覚める。路留のところに小南が来るという。要は家を出る。小南が路留の所にやってくる、路留「要は警察の仕事で、小南ちゃんが来ること言いそびれた」。嘘ですね。ホームページは画像満載で出来上がっていた、路留「お母さんの提案も聞きたいが、小南ちゃんの出来る範囲で、おいおい考えていこう、小南ちゃんの考えていることは、お母さん承知しているのでしょうね」。小南「はい」。路留「私の事は知らないのね」。小南は返事しない。要は東子の店に来た。坂下と出会う。3人コントだ。坂下「あなた方おかしい」。東子「おかしいのはあってよ」。坂下「ちゃんと別れる気はあるのですか、よりを戻す気」。東子&要「考えてません」。坂下「二人が夫婦だったことも、夫婦でなくなったことも信じられない」。東子&要「どういう意味」。坂下「そんな気があってどうするのですか」。東子&要「別に」。坂下「コントですよ、僕は通りかかりのツッコミ芸人ですか」。その通りです、コントです、最初からそう思いました、でも画面の中で言われるのも不思議です。ツッコミ芸人まで言われるなんて。坂下「ちゃんと別れるなら別れなさい、東子は自分の居場所も言わなかった、普通はあり得ない、割り切って片づけて前に進む、それが夫婦だった男と女というものです」。東子「夫婦だったことのないもの坂下さんには分からないのよ」。坂下「ゲイにも分かるんだよ」。東子&要「やっぱり」。坂下「ちゃんと離婚できていないじゃないか、条件のない離婚はない、感情だけだ、節操がない、周りが混乱する」。東子「混乱していない」。坂下「もう一度考えて、どうするか、僕は東子を応援しています」。東子に坂下「ちゃんと自分に向き合え、僕からは以上」。東子&要「どうも」。坂下「ホモじゃない」。坂下は店を出て行く。東子は要に「小南がそっちの奥さんと会っていると言いにきた」。要「聞いたのか」。東子「一つ条件がある、あの子に意見しないで、小南の前で私を気遣うことは言わないで、そうなら、あの子が誰と会ってもいいわ、あの子の自由にさせて」。要「いいのか」。東子「小南は私の娘だもの」。要の家で、小南に路留「話したんだ」。小南「もう嘘つきたくなかった、現実を受け入れられないなんて、自分で変えられないなんて、そんな人じゃなかった、お母さん」。路留「小南ちゃんが私と会っているのが嫌だと言っても仕方ない事よ」。小南「最後は好きにしていいと言ったよ、私はもう誰にも振り回されない、路留と会わなかったり怨んだりするのも、お父さんに振り回されている、お母さんも今更振り回されたくない」。路留「あなたの考えが凄いと思うけど、お母さんにとっては、現実を受け入れることと気にしないことは違うことでしょう」。小南「このホームページが成功して、仕事が忙しくなったら、また昔のお母さんに戻るの、私は誰も怨まない」。路留はうなずく。難しいな言葉が口語だけど、文章的だよね、しかも盛り上がりがない。コント部分ばかりが突出してしまうな。CM。
要が家に帰ると、何と路留の母逸子がいた。4人で話す。逸子「いいお嬢さんね、そう思うでしょう、要さん」。要「おかげさまで」。逸子「誰のおかげかしら、お父さんのこと本当に好きなのね」。母をたしなめる路留だが、小南「おとうさんは嫌いです」。逸子「あら、私と気が合う、冗談よ」。小南「路留さんが好きなんです、気が合う、ねぇ」。逸子は路留に「あなた幸せよ、こんな素敵なお嬢さんいないわよ」。小南は帰る。逸子は要が送るように言う。親子二人で帰り道、小南「路留さん、何か、大変ね、あの母さんも淋しそうだ、淋しい人って怖いよ。小南と別れる。要が家に帰ると、路留「大丈夫、気にしないで」。要「気にするよ」。路留「見るも無惨に疲れてる感じ、母にメール送っておく、それより小南ちゃん心配だな、心がパンパンに張っている感じがする、私が無理させているのかな、どうすればいい」。要「俺にはさっぱり何も分からない、俺は何をやっている」。本当だ、さっぱり分からない、小南は路留を好きだが心配して、路留は小南を心配している。東子は小南と要の関係に条件を付けた、複雑な心のベクトルが入り乱れ、しかも真偽も不確かだ。投げ出したくなる気分だ。路留「しょうがない、要さんには大切な人がたくさんいるんだから。東子と小南は夕食だ。東子「会ってきたの、どんな人?」。小南「会ってみる、普通の人だよ、ちょっとお母さんより現実を知っている人」。東子は思わず固まり、小南を見つめる。路留のパソコンでホームページに早速依頼が来ている。最初のお客だ、八丈島だ。離婚して、そこに移り住んでいる、5年も離れて暮らす娘のために自分で織った生地で洋服をピレゼントしたいのだ。素敵な依頼だ、サイズを心配している。Webショップは迅速な対応が命だから、24時間以内に返事を出したい。路留にお祝いしたい。哲春は清美が誰かに付けられている見たいと要に言う。東子の店に服を作った客がサイズが会わないと言う。多分太ったのだが、採寸して採寸ミスと言うことで作り直す。その時、ホームページでメールした人から直接電話があった。小南が待ち合わせるパーラで、子供を怒る母親と優しい母親が出る。そして路留が「お待たせ、コーヒー醒めちゃった」とやってくる。そして、携帯を待たす、迅速な対応のために名義は路留だが無駄遣いしないことを条件に貸すと言う。路留と要のメルアドもある。路留「要にメールしてあげて、メールでなら言えることもあるでしょう」小南「どうして優しいの」。路留「私が」。小南「お父さんのためですか、私とお母さんのためですか」。路留「ある人のためかな、私はどうして良いか分からない時、ある人の顔を思い出す、子供時一度会った事のある知らない人、母が入院した時、夏休み私はずっと一人でいたの、それはそれで楽しかったけど、その女(ひと)が来て、私を海に連れ出してくれた、父の会社の人で翻訳しているっていったか、父に頼まれたの(父の愛人??)、その人は足をちょっと引きずって、今の私位の歳の人だけど、子供も産めないんだと言っていた、海には私だけ入った、その人は砂浜でじっと見ていた、優しくて頼りなげで、でも幸せそうで、きっと私が溺れても、その人は助けにいけないから、ハラハラして見ていたと思うけど、私を励ますように笑って手を振っていた、その顔が忘れられないの、思う出すと泣きたくなるの、暖かくなって泣きたくなるの、そんな風に自分では何も出来ないけど、手を振って誰かを励ませるような人になれたらいいなって、その人は一人でも本当に幸せそうだったから」。小南「その人とは、それから会っていないのですか」。路留「うん、それからすぐ父の会社を辞めたって聞いた、田舎に帰ったって、その人のために私は溺れないでおこうって、ずっとそう思っているのかも知れない」。この話は何だ、分からない、精神分析でも必要かも知れない。象徴的すぎる、寓話にも似た話だ。普通の人なら覚えていることはありえないことだよ、路留は歪んでいるのだろう。でも、その意図する物はなんだろう。父の愛人だったとしよう、路留は自分が愛人に投影して、子供の路留を小南に移し替えて、小南にとってその手を振る人に自分はなろうとしているのか。象徴の意図せざる所に象徴をみるものに災いあれ(ベケット)ですね。東子は八丈島の客と話していた、ホームページは中学生の娘が管理している。東子「すっかり生意気になって」。CM。
東子の店に八丈島から宅配便だ、黄八丈だ、一反30万円くらいはする高価な生地だ。別れた旦那に娘の服を送ってもらい同封してあった。20歳のお祝いだ、成人式の着物は今の奥さんが用意するから、この人は普段着る洋服にしたい。東子は「一世一代の仕事するぞ」と嬉しそうだ。小南が携帯でメールしているので、東子が聞く。小南「路留さんから借りている、だって連役取れないと困る、家にパソコンないのだから、生地が届いたことを報告している」。東子は携帯を取り上げ、打たないで、返して、じゃなかったらホ−ムページをやめて、と言う。東子「やっぱり無理、インターネットで何が分かるの、あの人もお母さんの声が聞きたいと電話してくれたの、それで仕事が取れたの」。小南「それって、ホームページがきっかけだ」。東子「生意気言わないで、小南は仕事のこと分かっていない、あれはお母さんの仕事なの、誰にも分けたくないの」。東子は出て行きミシンを動かす。小南は書きかけたメールを削除する。要の交番に木幡刑事が本庁からもくる。本庁は住民票を見ていく。一人暮らしの女性をベンゼンで襲っているが、4、5日ごとに犯行が行われる。今日がその日で一世張り込みだ。その重点地区は清美のアパートのところも入っている。スナックで長髪男は、アトリエ東子のホームページを見ている。そこに加奈子と夏美の母がやってくる。自分たちの画像を見ている。長髪男「デジカメ活躍している、画質がいい」と呟く、怪しいな。要と哲春は清美のアパートを巡回している。そこに不審な男だ、そして清美が帰ってくる。清美がドアを開けよとすると、男が近寄る。清美は竹刀(名刀哲春か)で叩くと、清美の父だった。娘が同棲しているか調べに来たのだ。そして、隣の所轄で犯人が確保された報告が入る。要が交番に帰ると、東子がいた。小南が帰ってこないのだ。そこで、要が家に電話すると、路留のところで寝てしまったのだ。要「明日はうちから学校へ」。東子「大した人ね、その人何でも手に入れるんだ、何言ってるのだろう、あなたが来た御陰で滅茶苦茶」。東子もやっと気づいたのか、要も気づいたのかな。東子は走り、一人の店に帰る。要は坂下の言葉「ちゃんと話すべきだ、これからどうしたいのか」を思い出す。CM。
朝、小南は路留の部屋から見ると、西口君と夏美が一緒に走っている。路留は新しいハブラシを置いた。小南が謝ると、路留「やったことを後悔しない」。小南「はい」。路留「今日は学校からまっすぐ家に帰るのでしょう、早く着替えないと」。まるでお母さんみたいだ。手を振る人なのかな。小南「昨日は家にいたら、お母さんに溺れそうだから、お母さんも溺れそうなんです」。やはり路留の寓話が引用されてきましたね。路留「そう簡単に溺れないよ」。要は夜勤務開けに東子の店に行く、東子は眠れずに徹夜して仕事をしていたようだ。
要「小南はケジメをつける、会う日を決める、その日以外は小南を受け入れない」。東子「小南はものじゃない、リースできない」。要「だから3人で話し合う、パソコンが必要なら何とかする、養育費も月々きちんと払う、君はそれを受け取る」。東子「馬鹿だね、どこまで単純、小南が承知すると思う」。要「だから話し合う」。東子「話し合いじゃなく、宣告、要ちゃんは2度小南を捨てるのよ。要「どうすればいいんだ」。東子「逆ギレしない」。要「小南を捨てたことには変わりはない、そうすれば助けられる」。東子「大嫌い、そういうの」。坂下が店の前までやってくる。しかし、店の中では、東子「すっかり忘れたら」。要「忘れるのは簡単だから、ケジメをつけようというのだ」。東子「無理、だって要ちゃん、私に惹かれているでしょう、、不可能なのよね、私を忘れるなんて」と要に挑むように近づく。要「逆ギレか」。東子「私の事、好きでしょう、今でも」。じっと近い距離で見つめ合う。東子「ヤバイ、私にはまってる」。要「金縛りだ」。東子「昔から変わっていない」。要「変わったんだ」。東子「変わってない、私が駆け出しの頃、何日も徹夜して、それでパターンを起こして、30分で工場に持って行かなきゃいけないとき、展示会に間に合わないッテ言ったら、要ちゃんパトカー呼んで送ってくれた」。要「若気のいたりだ」。東子「私が風邪惹いたら、その風邪全部俺が引き受けるって、唸っている私の布団に潜り込んで、変な事しようとしたもんね」。要「若気のいたりだ」。東子「ヤクザにからまれた時も、要ちゃんヤクザを殴って、警察を首になると言ったら、要ちゃん、俺は天下国家のために警察屋っているんじゃない、東子のためにやってんだって、それで謹慎処分になったもんね」。要「もうよせ」。東子「要ちゃんを、夢中にさせるのは簡単なんだから、すぐ私に参いちゃうんだから、どうするんだった、私が淋しいとき、要ちゃん、どうするの」、半分泣きながら要にもたれ、抱きつく。そして要も強く抱きしめる。そして倒れて、二人は熱いキ、スだよ。何度も何度も激しいキスだ。外でホモの坂下が見ている。つづく。、
いや、最後は激しいキスでした。今回を振り返ると、最初は「弟」と一緒に見ているだけだった。さり気なく、余り事件もなく退屈にすぎてしまった。それから。じっくり、文字に起こして見直すと、複雑だ。中盤の路留の寓話が意味不明で多様な解釈可能な話しで、ドラマのテーマとも絡む気もした。そして坂下の助言も終盤に要の提案、そして感情のままの東子の自分に向き合わない激情に繋がった。宮沢さんの長せりふは、ちょっと混乱もあったが、それがリアルで、痛々しかった。鎖骨の細さと突出がその激情と同じくらい痛々しい。路留は淋しい女で怖い。それは皆が分かり始めたのだろうか。単調に見えて、複層で、深い構造の物語だ。思わずセリフの全てを書き込まないと、いや、書き込んでも奥にまだありそうなドラマだ。来週は小南ちゃんの監禁姿(放送していいのですか、余りにエロイ)もありの大変な事になりそうです。清美の父:マイケル富岡さんにはびっくり



一番大切な人★★★★   5話       11月10日放送

小南は要に「お金頂戴3万円、優しくして」。小南と東子が抱き合って小南「最低だよ」と泣く。先週の終わりが出る。要が帰ると、路留は食事を出す。路留は「パソコンで調べたいものがあったらしい、私がホームページのの開設や更新の会社に勤めていたといったら、興味を持って、河原で話し込んでいたら急に雨が降って」と言う。要は「俺の娘なんだ、あの子が娘なんだ」と路留に告げる。意外とあっさり展開したが、そりゃ、路留も小南もご承知だから、スルーしてしまう。要「君には黙っていてすまない」。路留「偶然」。要「偶然だ、もちろん、異動して町でばったり小南と会った」。小南「そんなことって、あったんだ」。要「連絡先が実家だったから、落ち着いたら、ここの住所と君と結婚したことを知らせるつもりでいた、勿論、君と相談して」。路留「そしたら会っちゃたんだ、映画みたい、トリュフォーの「隣の女」みたい、あれは隣の家にくるのよ、昔の恋人が他の人と結婚して」。隣の女の名前は知っているが見ていないな。残念。要「トリフォーて食べ物じゃないのか」笑。こんな笑いが全編あるから混乱するし、楽しいのだが。路留「映画監督よ」。要「やけに冷静だ」。路留「こういう時、どう取り乱して良いか分からない」。要「そりゃそうだ、無理に取り乱さなくていい、近くにいると言うだけだ」。路留「でも、あなたから話してくれてよかった」。要「えぇ」やっぱり路留はしらばくれている。路留「うぅん、でもどうする、小南ちゃん、私が知らないと思っているでしょう、私の前では知らない振りしているでしょう、私の方から話した方が良いと思う、私が知ったと言うことも」。要「俺はあの子を傷付けてばかりだ」。路留「そんな悲劇にならないで、周りの人はみな、強いわよ、強いから嘘を付けるの」。一方、帰った小南は東子に「ご飯いらない」。東子に「何があった」と問いつめられる。東子「言って、おかあさんじゃ、役に立たないかも知れないが、小南が悩んでいるなら、おかあさんに分けて」。小南「だから、つまりね、友だち(夏美)が付き合っている彼のことを好きになっちゃた」。東子「友だち、夏美ちゃん、和菓子屋の、好きになったらしょうがない、なんだ、そんなことで悩んでいたの、ちっとも最低じゃない」。小南「でも、おとうさんのしたことは最低じゃない」。東子「あれは最低よ、間違いない、でも、それはこちらの理屈かもしれない、少なくとも相手の人には最低の事をしなかったンダと思う、誰かを愛することは理屈ではないもの、そのこと自体は最低ではない、しょうがないことなに、話しずれた」。小南「参考になりました」。東子「参考にしないでよ、恋愛に関しては、離婚もしているし」。笑い。小南「それは言えてる、大丈夫、鍋」。東子の鍋は吹きこぼれていた。小南「このこと絶対、夏美には言わないでね」。東子「言わない方が良いわよ」。タイトル。
東子の店に犬を持った老婦人が訪れる。要は服を着た犬を散歩させる老人(山谷初男さん)に会う。老人は「素敵な服を作ってくれる方も素敵なのです、匂いですかね、犬も喜んでいる、家内の服なので、家内は去年亡くなりました、今も家内とこいつと3人で歩いている気になります、良い服を作ってもらいました」。匂いとは凄いところですね、人間の絆の最も重要な要素です。男と女の好き嫌いは体臭の組織抗原型で決定されているという仮説があるのだ。老婦人の犬の服のため採寸する。路留は河原で座っている姿を巡回中の要を見つめる。小南は電気店でデジカメを見ている。長髪の男が試したいと言って小南の写真を取る。帰る小南に長髪男「一緒にカメラ選んでくれたお礼、同じ物買ったからから一つプレゼントする、ただのプレゼントだから」という。小南は「何もしていません、いただけません」。男「よし、これはここに置いていく、僕はバスに乗って行くから、確認すればいい」。一緒にファーストフードで食べている。長髪男「現実はそんなに甘くないと言うじゃない、自分で変えられると思う、例えば目の前の僕を警戒して、気持ち悪い人だと思うでしょう、でもちょっと変わった人だ、自分に優しくしょうとしているだけだ、そう信じてごらん、それだけでデジカメが手に入る、その気になれば、現実に甘いことは起こせるのだ、ごめん気持ち悪いこと言っている」。小南「そんなことない、分かります、私もそう思う時あります、感情に流されるより、現実を変えようと思って動いた方がよくないですか」分からんなこの展開と話。長髪男「全くその通りだと思う」。小南「私が学校を抜け出して、昼休みこんな所にいるのも、そんな所あるし」。長髪男「あれだね、草むらの学校だ、フランスかどこかで、学校をサボルことを、そんな風に言う」。小南「いつもは本当に草むらの学校です」。長髪男「君とはもっと話したい、携帯メール交換しない」。小南「本当に携帯持っていないのです、家、貧乏で、でも、これ(デジカメ)で貧乏脱出計画を練っている、有り難う、また会えると良いですね、本当にこんな事があるなんて思っても見なかった」。長髪男「僕もだよ」。二人は別れる。何じゃこりゃ。怪しい、こんなエピソード成立するのかな。デジカメを手にするためだけの話なら、もう少し別の話があったろうに。それに意味ありげな会話が、小南の意欲的な今後を示唆しているから、複雑だ。これからも長髪男はでるのかな、それとも今回でお終いか。でも夏美の彼の西口が見ていた。西口「中町さんだよね」。小南「分かる」。西口「買い物、俺もだ、学校はどうしたの」。小南「そっちこそ」。西口「朝熱があったけど、すぐ下がった、これもさぼってるのかな」。小南「言うに決まっている」。西口「だよね」。西口「中町さんに会えて良かった」。小南「どうして、あれは嘘だからね、別に好きでも何でもないから」。小南は思わず「嘘つき過ぎて分からなくなった」と呟く。要が交番に帰ると、哲春の恋人の清美が来ている。鍋で煮込みうどんを作ってあった。清美は「引っ越したい、一人暮らしをしたい、親は結婚するまで親と一緒だという、哲春のためではなく、自分のためだ、自分のための人生を生きてみたい、知り合いのお巡りさんがいると言うと安心するかな、哲春も世界で一番大切な人が住んでいる町だと思ったら、仕事頑張れるあっさり、こんなところで清美にこのドラマのテーマの「一番大切な人が住んでいる」と語らせている。CM。
東子は坂下と話す。坂下「再婚そんな話があるのか」。東子「特にはね、商店街が再婚の話で盛り上がっているだけ」。坂下「暇だな」。東子「暇じゃない、刺激がないの、私もここに一日中いたら、そういうことで盛り上がるわよ」。坂下「なんてことだ、赤字経営のみせに疲れ、子育てに悩み、再婚相手を求める東子様か、残念だ」。東子「そこまで考えないでよ」。坂下「ここから、東子がそうはい上がるのを楽しみにしていたんだ」。東子「私はkの仕事に疲れていない、楽しくなってい」。坂下「犬の服(おべべ)を作ることがか」。東子「これだって立派な仕事よ、本当に良いもの作ると、みんないい顔してくれる、その服を手に入れた喜びではなく、その服ががあるという喜び」。坂下「世間では、妥協と呼ぶんだ」。東子「そんなことない、前の会社では面白いことはなかった、町で私の服を着ている人を見て、似合わないけど、ありがとう、くらい」。坂下「僕も自社ブランドの服を着た人は、みな福沢諭吉に見える」。東子「そうじゃない人に洋服を着せることできるの、ここでは、洋服って、その人間の外見を世間に後押しするようなものと思った、でも本当に良いもの作ると、その人の内面を世間に後押しできるの、それが実感できる」。坂下「じゃ僕の服も作ってくれる、僕の内面を後押しするような」。東子「どんな内面よ」。一応東子の今の仕事を肯定することで、東子は挫折を克服しているのですね。あとでホームページのための撮影で、東子の服を着た人が皆美しく幸せで満足していた姿に繋がるのです。そこを巡回の要が通る。東子は呼び止める。要「小南は」。東子「悩んでいる、要のせいで、話したわよ、そっちにも話したの」。要「何の話だ」。東子「「三角関係よ、知らないの、だから、小南には近づかないでね、要ちゃんは悪い見本です、それより気にしないでね、私があの夜に抱きついたこと、要ちゃんが好きでなったわけでない、普通の精神状態じゃなかった、誰だって良かった、そばにあれば椅子でも良かった、要ちゃんは私にとって椅子と同じ」。要「いつも尻に引かれてる見たい」。東子「話を膨らまさないで、今の奥さん大事にしなさいよ、そうでないと私、完全に要ちゃんのこと嫌いになるから、今が不完全だということではない」。要「分かってるよ」。要は自転車を担いで帰る。東子しーしーと犬を追っ払うみたいだ。坂下「ずっと押さえてきたのだ」。東子「坂下ちゃん、それ(赤いワンピース)着たいの」。坂下「東子は男に食わして貰う女ではなく、男を食うために生まれた女だと思ってきた」。東子「ひどい」坂下「そんな東子に捕まって結婚した男もいた」。東子「さっきの、そんな、生け贄みたいに言わないでよ」。坂下「小南ちゃんという素敵な娘も生まれた」。東子「何が言いたいの」坂下「浮気症でしょうもない奴だけど、帰る場所はちゃんとあった、それが女だと思った、松が谷さんと会って、動揺している東子を見て」。東子「動揺何かしていない」。坂下「当てつけに再婚な度と考えている、普通の女を東子に見て」。東子「考えていない、当てつけなんて言わないで」。坂下「僕も自分の掟を破る決心がやっとついた、東子、君は僕の気持ちにうすうす感じていただろう」。東子「私、坂下ちゃん、ずっとホモだと思っていた」大変な発言だ、今回のNo1の重大発言だ、こんな笑いを持ってくるから、東子と坂下の関係も分かりづらい。小南と西口は河原を歩く。西口は一緒に走ろうと誘う。小南「夏美を誘えばいい、だって、夏美と付き合っているんでしょう」。西口「いや、俺、中町のこと寺田に聞いたんだ、そしたら会わしてあげようって、それだけ、何でそんなこと言ったんだろう、分からない」。小南「ついてこないで」と一人で歩く。小南と西口は両思いなのだろう、でも親友夏美に遠慮しているのですね。間違いないな。CM。
交番に路留が来る。父が来て夜、要はどうかと言う。路留はでないという。要はOKする。哲春は路留を見て「素敵な人ですね、2回目なのにズルイ」。坂下が交番に来て「僕がホモに見えますか、あなたもぞっとそう思っていたのですか」。要「えぇ、聞いたような、東子の紹介されて初めて会った時かな、あの人はこれ(ホモ)なのよ、安心して」。坂下「僕は今日から男になる、東子の事は後悔しないで下さい」これは恋愛宣言ですか。無理な気がするが、これで話が進むのかな。ちょっと信じられないな。夜、路留の父、北村隆夫は要と飲む。隆夫「路留は来たくないといったのか」。要「いや男同士で、気を利かした」。隆夫「仕事にかまけて家庭を顧みない典型的な父親だったかなね」。要「うちのオヤジもそうでした」。隆夫「母親を淋しくさせたのは私のせいだと思っている」。要「そんな単純なことでないですよね」。隆夫「親は子どもを単純だと思いたがっている、夫婦の絆はおかしなものだね、これは精神医学者がいったことだけど、絆は本来犬のヒモだよ、リードだよ、散歩ひも、お互い気持ちよく散歩していると快く、絆に感じられる、ところがどちらか一方が何かに気を取られ、違う道を歩こうとすると途端、それは縛りになるのだ、つまり縛りのない絆はありえないこれと同じような話は聞いたことがある。これを路留の父親に話させるのは、単なる絆について問題を深めるためだけなおか、浮気していた父親は自らの人生から選んだ結婚の結論なのだろうか。小南はデジカメで店の商品を取る、この店のホームページを作る。そこで注文を取る。東子「それは無理よ、洋服を作るには採寸する必要があるの」。小南「来てる服を送ってもらう、自分で採寸する方法をおしえるのだ、そういう店はあるのよ」。東子「パソコンもないのに、そうやって調べたの、学校」。小南「友だちに見せて貰った、別にいいじゃん」。東子「そのカメラもその人に借りたんだ」。小南「そう、その人は詳しくって、ホームページを作るプロなの、だから、その人に頼もうと思うの」。路留は部屋で小南のアルバムを見ている。要が帰ってくる、急いでかたづける。要「散歩しよう」。路留「夜の散歩もいいね、お巡りさんと一緒だから安心」。要「交番の前を通って、君はいつも帰っていた」。路留「昔の話し」。要「君が学生の頃バイトしていた店・千鳥」。路留「店長は要さんの先輩なんでしょう、ラクビーの」。要「そこで時々顔を合わせ話すようになってから、いつも決まった時間に交番の前を通って帰る君を見ては、ほっとするようになった」。路留「私の素行を心配していたの」。要「一人で無事に帰っていく君を見て、安心するようになった」路留「分かんないわよ、部屋で誰かが待っていたかも知れない、泥棒に入られたことも会ったでしょう」。要「そんなことがないように仕事に張りがでた、いつの間にか君がいる町が好きになっていた」。路留「何か心温まる話ししてくれてるの」。要「単純なんだ、交番に長くいると支えになる」。路留「どうしたの、少し酔ってる」。要は路留を抱きしめる。要「非番で千鳥に行くときは、君がいることをp期待するようになった」。路留「いつも要さん遅い時間だった、待つのも大変だった」。要「半年たって気づいた、君は俺が交番にいるときはまっすぐ帰り、非番の日は千鳥にいた」。路留は結構計画的でねばり強いのだ。やはり悪なのかな。路留「それって、めちゃめちゃ気づくの遅い」。要「そのことに気づいてから、どうしようもなく、嬉しくなったんだ」。路留「本当に単純なんだから」。要「情熱にはほど遠いが、気づいたときは君は俺の生活になっていた、そんな風に生活に潜んでいくような静かな結びつきがあることを初めて知った」。路留「真面目すぎるのよ、要さんは」。要「その君が、今は俺の家族が、それはこの先絶対変わらない、誰が近くにいようと、子供に嫌われようと、俺は君の家族でいることを続ける、この事は絶対忘れないで欲しい」。交番の箱長が巡回に来て、二人はベンチに座る。小南は久内の店に行く。奥さんに洋服を着て貰い、写真を取る。商店会長も背広で写真を取る、これは載らないかも知れない。和菓子屋の奥さん(夏美の母)も洋服を着て貰い、身返り美人やお気に入りのポーズで取って貰う。犬の写真も取る。老人(山谷初男さん)「素敵な女性になりますよ」。犬の話は絆のヒモとも繋がっているのだろうか。みんな服を通じて優しくなっている。河原で小南は路留に会う。CM。
小南は路留にホームページのための写真とデザインを見せる。路留は協力する。小南は成功報酬をだすと言う。路留は東子の写真をみて「綺麗な人、若い頃の要さんが情熱を燃やすのも、分かるな、ごめん、全部知ってしまったの」。小南「ごめんなさい」と帰ろうとする。路留は引き留めて「待って、そんな、あなたが悪く思わないで、私、何とも思っていないの、むしろ私に話してくれるあなたに尊敬もしている、今まで通りではダメ、友だち、隠し事なしの友だち、そんな風になっちゃダメ、あなたが好きになの、こんなことで会えなくなるなんて、淋しいじゃない、座って、このまま帰ったら後味悪わよ、ただの仕事として、引き受けていい、乗り切れるわよ、あなたと私なら、どんなことでも、そうでしょう」。夜、。事件で要は緊急配備についている。木幡刑事が来て、被害者は20才の女性で、親元を離れて暮らしたばかりだ、怪我は唇を切った位だ。待ち伏せされた、玄関で金品を取られた。要は若い緒男を職質から交番で事情聴取に向かう。小南は家に帰って、東子に話す。東子「今、何て言った」。小南「だから、その人に頼むことにした、別に平気でしょう、私は平気、だって、おかあさん、もうおとうさんの事何とも思っていないのでしょう、ただのお巡りさんなのでしょう、だったら、その人もパソコンの仕事ををしている人、そんなことより、この店の売り上げ上げること考えよう、おかあさんの服評判すっごく良いの」。東子「どうして、小南がそんな人と会っているの、どうして、小南がそんな人と話すの、どうしてよ、小南までおかあさんのことを裏切るの。東子は出てしまう。つづく。
路留が意識的か無意識的か、悪意に満ちた人で、衝動的に他人の幸せを破壊したくなるキャラではないかと、疑いだした。それで、今回は始まる前へから注目した。軽い笑いの絡みにごまかされていたが、騙されないぞと構えました。しかし、結局分からなかった。どちらとも取れる。昔、妻子さる要を落とすのには結構凄い手を使った。そして小南に全部知ってる事を告白したときも、さり気なく、自分の方に繋いでいる。その結果、一番知らない東子は終わりで大ショックだ。知らされたことよりも娘が路留に取り込まれているからだろうね。しかし、とても善良な人で、心が広く、自分が好きになった人の子供だから、仲良くしたいだけなのかも知れない。これは推理小説よりも、難しい。2重人格とかでなく、善意の中の悪意を感じ取る事だからだ。ただ、要は、単純で、滅茶苦茶いい人じゃないの。これだけは間違いない。路留に君の家族でいることを続ける、と宣言している。宣言していると言うことは、そうでなくなる展開なのだろか。もう全く分からないな。これは本当に騙し絵のように、一つの単純なドラマに多くの秘密のドラマが隠されているのかも知れない。評価アップだ。5つになるかも知れないぞ。



一番大切な人★★★   4話       11月3日放送

先週のコンビニ強盗は東子のストーカーだった。要は東子のシャーターを叩く。要は東子に川口が容疑者だ、来ても入れてはダメだと告げる。東子は「もう来た、もう帰った」。そして家に入れて、大変な経験を話す。東子「あんな甘えた若者、早く捕まえて、絶対八つ裂きにしてね」。要は金庫を見る。取られたのだ。東子は犯人の川口は勝手に家の合い鍵も作ってあったのだ。東子「変態って自分でいた、早くいってね」。要「幾ら取られた」。東子「全部、あなたからの金も全部取られた」。要「金庫の鍵は掛けなかったのか」。東子「その金庫は持って行ける、鍵が開いているから、金庫が助かった」。要「静かに、小南が起きるだろう、バーレで戦うつもりだったの」。東子はうなずく。小南は伺って聞いている。要「武田鉄矢じゃないんだ」。東子「それしか亡かったんですよ(武田鉄矢のモノマネで)」。要「念のためキスは」。東子「してないよ、冗談が言えるわね」。要「気をやわらげようと」。東子「抱かれたけど」。要「あいつがか」。東子「私がよ」。要「とにかく、後で被害を確認するから、このままにしておけ」。東子「よく冷静にいられるわね、あなたのお金取られたのよ、小南のために用意した金、私の不注意で取られたのよ」。要「しかたない」。東子「どうすればいいの、怖かったの、死ぬかと思った」と泣き出す。要「大丈夫だ、心配するな」。東子「行かないで、助けてよ、どこにも行かないでよ、こんな事した奴許さない」。東子は要に抱きついて、押し倒して泣く。小南はさっきから聞いていた。タイトル。
要が朝に家に帰る。新しく路留が買った猫の貯金箱(要は気づかない)は新婚旅行のための貯金だ。近場で路留は考えている。布団に入っても、要は「クソ、金か、甘いの」と眠れない。路留は河原に行き、鬼平を読んでいる。小南を待っているが来ない。路留は要の机の引き出しを開いたのを思い出す。アルバムを見て、小南が写っているので、小南が要の別れた娘だと知っているよね。小南は昼休みに抜け出すのを、友人の夏美が「皆が不審がって変人扱いされている、そうなると体制派の私は付き合えないと言われ」言う。小南は行くのをやめる。CM。
要の部屋に路留の母がやってくる。互いに気まずく驚く。要は非番で寝ていた。母「つい旦那は昼はいないと思って、それじゃ、あなたに会いたく見たいですね、失礼ね」。要「路留さんは、よくやってくれます」。母「そんな他人行儀では、親として心配です」。要「普段はそんなことない」。母「路留はあなたを本当に大切に思っているようですね」。母は長いメールを貰ったのだ。嬉しかった。母「あの子は結婚しないと思っていた、家庭の主婦として私の事を嫌っていたから」。小南と路留のシーンが入る。母「主人が忙しく、私はあの子にべったり、厳しく干渉した、塾やテニスや、友だちも限定した、小学生の路留に、面と向かって、どうして、おかあさんは淋しいの、咄嗟にどんな顔して良いか分からなくなり、私は笑うつもりが泣いた」。小南と路留のシーンになる。母「それからあの子は私に逆らわない、逆らうと、私が壊れると思ったかもしれない、そういう素直さを奪ったのは私なの」。要「それはおかあさんが嫌いなのではなく、彼女が優しいからです」。母「あなたと出会って良かった、あなたと結婚してから、また逆らうようになった、私も遂言いたくなる、喧嘩したくて、用もなく尋ねて来て、あの子の神経をさかなでするような事をしたくなる、それであなたにもひどいことを言ったと思います、でもね、あなたの別れた奥さんや娘さんには、私も路留も何も言えません」。
下校で小南は路留と会う。小南は夏美と別れて路留といつもの所で話す。路留は悪かったと謝る。小南は「私を待っていたのでしょう」。路留「偶然よ」。小南「迷惑でした」。路留「私のことばかり話して、気になっていた」。小南「路留さんは正直に話してくれた、尊敬しています」。路留「中町さんは、どこに住んでるの」。小南「商店街、ハズレに交番のある」。路留「小南ちゃんて言うんだ、友だちが呼んでいた」。小南「その名前好きじゃない、お父さんが付けたから。路留「おつさんのこと好きじゃないの」。小南「離婚していません、あの、もし知っているなら、はっきりいいません、馬鹿馬鹿しいから」。路留「何のこと」。路留は知らないのかな、とぼけているの。小南「私のおとうさんも卑怯です、結婚したのにわざわざ近所に転勤してきて」。路留「転勤?」。小南「おかあさんが心配で、そうしたらしい、おかあさんのために、金作って渡して、励まして、優しくする、困った人でしょう」。路留「そうね」。小南は別れて、神社の樹に向かって泣きそうだ。そこに夏美と西口君がやってくる。西口に「夏美をよろしく、塾の人には勉強しないと勝てない」と言うと別れる。小南は内向の時代がきたのかな。路留が家に帰ると、母がきたことに気づく。路留「非番の時を」母に知らせておけば良かった。要は「嬉しかった、いろりろ話が出来て良かった、おかさんも満足して帰られた」。路留「本当に、また嫌なこと言われなかった?」。要「路留をよろしくだった」。今晩は鍋が夕飯だ。要は手作りポン酢だ。路留はポン酢が手作りでできることを知らなかった。お鍋だよ、手作りポン酢で、手拍子だ。要が巡回していると、子供が襲われたと泣いている。ベビーシッターです。名前はと聞くと、自分の名前を言う。子供に聞くと「長いやつ」と言う。見ると蛇だった。笑い。このエピソードは何かな。今週の事件ということかな。川口はまだ捕まっていない。後輩の巡査藤尾哲春は悔しがっている。そして東子のことを心配している。キレイで娘とふたりで心配なのだ。。哲春の母も夜道で暴漢に襲われ、殴られ財布を取られた。オヤジが死んだときも泣かなかったお袋が、泣いていた。哲春が交番で泣いている。そこに若い女性が入ってきて、「後輩を虐めるな、自分が情けないから、前途ある後輩に当たるんじゃない、階級制度に縛られて、階級では誰にも威張れないからって、後輩を捕まえて、ストレス解消にはげむんだってね、あんたは、そういう自分の醜さに気づかないの」。早口です哲春の恋人谷本清美(ベッキーさん)だった。初めまして、哲春さんをよろしく、これ皆さんで食べて下さいと出す。要は当今お店に行く。そして川口は静岡県警の協力で実家のクリーニング屋も分かったのだ。東子は自分の服をペットの犬用にリフォームしている。要「お金は何とかする」。東子「申し訳ないけど、何とかする」。東子は「早く捕まえて、前途ある子だから罪の軽いうちに捕まえてほしい、小南と最近話した? 小南が少し変だ」。要「今度よく話してみる」。東子「やめて、小南は私よりあなたのことが好きだって気づいてたでしょう、小南なりに忘れようと、頑張っていた、あの子の気持ち乱さないで、掴まないで、私から取らないで」と頼む。要「小南は、お前のこと一番大切な人にだと思っている。要は帰りに河原で、本を読む路留を見つけた。哲春がいる交番にカバンの落とし物を持ってくる。荷物を確認する。ワイシャツ2枚にカツラが出てきた。清美がお茶を出す。届け人「お前達は夫婦は、ここは駐在所か」と叫ぶ。思わず清美は届け人の胸を掴んでしまう。夜のスナックで、哲春と要は飲んでいる。要「お前にあんな凄い彼女がいたとは、威勢はよく、料理はうまい、丈夫そうだ」。哲春「彼女は高校の剣道部の後輩だ、始めマネジャーだったが、竹刀持つと、メチャ強くって、怖いです、警察学校に入る前に、偶然会ったら、こいつもキレイになったと思ったら、無手勝流で一本取られました、それ以来あの調子です」。要「了解、了解」。。そこに家具屋の加奈子と東子と和菓子屋の奥さん(手塚さん)が入ってくる。店には小沼という、若い男の子がいた。加奈子らは東子の再婚相手を見つけようとしているのだという。東子は若いしキレイだし勿体ない、絶対誰かいたほうがいい、はげでもデブでも。要は店を出る。加奈子はカラオケを歌う。CM。
警察では木幡刑事と顔をあわせ、話す羽目にあう。要「娘にも会うなと言われた」。木幡「それはまだ気がある、犯罪者の女は分かっていても惹かれるものだ」。要「人を犯罪者扱いするな」。木幡「彼女にとっては、かねての情熱が変わったか、面白くなってきた」。雨の中を家に帰ると、路留は友だちを連れていた。高校生の制服だ。路留が紹介すると、小南だった。路留「友だちの中町さん」。小南「こんにちは、初めまして、中町といいます」。路留「こちらがKさん」。小南はパソコンを見て良いと路留に言われる。要は路留に聞くが「河原で会うようになったの」。要「中学生と会うのか」。路留「中学生とよく分かった」。要「制服だもの」。路留「面白い子よ」。要「どこの子か知っているのか」。路留「よく知らないけど、良い子だから親も素敵でしょね」。要「どうでしょう、心配するだろう」。路留「後で送っていくから」。要「俺が送っていく、地理に詳しいから」。小南はネットで東子のHPを見ているのかな。お茶して、クッキーを食べる。小南「デジカメとか撮るんですか」。路留「まだ買っていないんだ」。小南「うさぎわ?」。要「飼っていない。一同笑い。かめとウサギだ。雨上がりになった、乾いていない制服を着ると言う。小南「母が気にして、お礼に来ると嫌でしょう」。路留「いいのに」。。要「困る、困る」。CM。
帰り道、小南「いい人だね、おとうさんに勿体ない」。要「知ってて来たのだな」。小南「向こうは知らないから、言わない方が良いでしょう、只の知り合いだもの」。要「知り合いって」。小南「知らなかったの初めは、話を聞いて、そうだと思った、黙って欲しい、知られたくないよね、傷つくだろうな、きっと、今でも、おとうさんがおかあさんに会ってることを知ったら、とうさんがいけないんだよ、ちゃんと私とおかあさんを嫌いにならないから、言わないからお金頂戴、3万くらい」。要「何に使うんだ」。小南「言わない、その方がおとうさんも楽でしょう、そんなことくらいで、優しく出来るんだもの、満足できるでしょう、現金が一番良いのよ、優しくしてよ」。要「小南は、おとうさんが嫌いなんだろう」。小南「嫌いだよ」。要「それで、そんなお金貰って楽になるのか」。小南「生活が楽になる」。要「気持ちは」。小南「気持ちはいらない、現金でいい、優しくしてよ」。要「人を見下したらダメだ」。小南「あなたの言葉はいらない」。要「父親だから、優しいはずと思うなよ、そんな人間は何処にもいないんだ」。小南は走って帰る。要は後を追って走る。東子が走る小南を見つけて呼び止める「心配した」。小南は抱きしめて泣く。小南「私最低だよ」。東子「小南が最低だなんて、あるわけない」。つづく。
相変わらず、微妙な会話だけで進む。あらすじは書きにくい。要は東子の店で事件について聴取する。その要は路留の母とも話し合って、路留に付いて理解を深める。一方、小南は路留が新しい要の奥さんだと知って、河原で話す。でもちょっとイラツク。交番では後輩の哲春に恋人がいて、交番でしゃきしゃき要に挨拶する。そして、路留は小南を家に連れてくる。驚く要だが、小南を家に送っていくときに、小南は要に金を請求するが断られる。小南は金を請求した自分を恥じて大泣きする。何だ、何も事件もないし、展開もないよ。でもささやかな会話や演技に心情が表現されて、心地よくさせられるのだ。路留の母と要の会話も良かった。あらすじにすると、以上だし、面白さを見せるには、細かく書くのだが、字が多くなり、よんだ所で、感じられない。結局見るしかない。見ても楽しい人は楽しいが、楽しくない人は退屈なだけだ。さすがに退屈さに評価を3つに下げた。まったりしすぎ、川口が捕まったりするかと思ったが、何もなかった。最後はプチ感動だったが、エピソードが深くない。爆。



一番大切な人★★★★   3話 事件は起こったが  10月27日

先週の鬼平犯科帳で、疑問に思った小南は「3年前どうして、その人好きになっちゃたんだろうね」。東子は思わず、答えに詰まる。瞳の超アップだ、綺麗な瞳です、忍成君は綺麗過ぎるぞ。おじさんもゾクゾクしますが、そのように描いています。東子の店を覗いている、要は職質する。若い男(忍成さん)「金がない、何も買えないのに、お客だと思わせて、挨拶されて、出て行くとき気まずい、がっかりさせる、そんなの優しくない」。要「あんなに繊細で生きていけるのかこれは彼が何をするかを暗示していました。河原の原っぱで、小南は路留と会う。路留は待っていた。路留「引っ越してきたばかりで、友だちがいない」。小南「名前?」。路留「みちる」。小南「私は中町」。路留「中町さんは、私みたい人と友だちになってくれます」。小南は承知して「鬼平犯科帳の人、何をしているのですか?」。路留「地方公務員」。小南「新婚ですか?」。路留「新婚といえば、夫は2回目、私は1回目」。小南「どうして知り合ったの?」。路留「人そせぞれ」。小南「それぞれを聞きたくて」。要は見廻りだ。公園で一人でいる子供と母親に話す。タイトル。
要と東子が一緒に歩く。商店会長の妻加奈子が東子に、服のお礼を言う。要は通り過ぎるしかない。着物から作ったワンピースに感動したのだ。お礼を言う。そこに路留が肉屋にいて要に声をかける。元妻と遭遇か? 路留が「私できちゃた」。要は驚くが、「友だちだ」。慌てって路留を店に引き入れて、東子を行かせる。東子は和菓子屋の奥さん(手塚理美さん、2日連続ゲストです)に着物から作った服を届けた。「やーば、そんなの、素敵です」。来てみると、奥さん「ちゅてきです」と言葉が変だ。母が作ってくれた訪問着を仕立て直した。和菓子屋に嫁入りするから、でも、そんな上品な店ではなかったのだ。そこで東子は小南が塾を休んでいることを知らせる。要は路留と他人行儀にしていなければ、職務中だから。そこに無銭飲食の男を追って、木幡刑事が走って、二人の間に割ってはいる。要と話して、木幡は追うことを辞める。息が上がったのだ。路留は「松ケ谷の妻です」と挨拶する。木幡は異様に驚く。木幡と要が歩くと、東子に出会う。木幡は東子を見たことがあるが思い出せない。思い出して、異様に驚く。この驚くところは笑うところですが。小南は学校の帰りに「家が貧乏だから塾を辞めた」と話す。友だちは塾の西口君が心配していた、でもそんp西口君と付き合うかも知れない。でも小南は川に向かっていた。路留は小南に話す。小南は「塾の男の子は友だちと付き合っているが、私も好きになった、だから路留さんはどうだったか知りたくて」と話す。路留も話し出す「正直に話す、夫とは」。小南「おっととみたい」。笑いながら小南「名前なんていうんですか」。路留「うーん、じゃAにいようか、ミステリアスで話しやすい」。てっきり要というのかと思ったが、微妙なところで留まりましたね。小南「じゃKにしませんか」。路留「Kさんとは居酒屋で知り合った、学生の頃から住んでいた町で、おsの店で1年だけアルバイトした、仕事の帰りによく行っていて、Kさんも一人で来ていた」。小南「Kさん結婚してなかった?」。路留「してた、小学生の子供もいた、子供を寝かしてから来ていたみたい、いつも、遅い時間ね、奥さんは仕事で帰りがもっと遅かった、そのうち話すようになり、私の方が好きになった」。小南は驚くよね、自分が寝ているときに、父親は男になっていたのだ。
小南「Kさん、結婚してたのにですか?」。路留「そういう人と付き合うのは、Kさんが初めてではなかった、いつもそういう人が好き、私歪んでいる、優しいと思うでしょう、奥さんにはどんあ風に優しいのかな、子供にはこんな風に優しいのだろうなと、想像しているうちに、その人がたまらなく好きになる、楽なのよ、そういう人と付き合う方が」。路留の複雑な異姓に対する関心の持ち方で驚くな、路留は単純な女じゃなかった、確か父親も愛人がいたことに関係しているのかな。路留「私といて、この人、今家族のことを考えているなと思うでしょう、沈黙も怖くなくなる、お互いが勝手な事を考えても、それが当たり前で、そういう沈黙に身を任せていられるというか、楽なの、悪魔だよね、向こうの家族にしたら、私って」。小南「路留さんて、淋しい人なんですね」。この会話、要なら、冒頭の「繊細に生きていけるのか」ですね路留「Kさんにも、昔そういわれた、君は淋しすぎるって。東子の夕飯で、塾の事が話題になる。小南のなりたいものが分からない東子は「忘れっぽいね、ちゃんと勉強してね」。小南「成績落ちたら、そう言って」。東子も理解して「苦労かけるわね」とわびる。小南「かあさんも頑張って」。コンビニで、床にこぼれた液の臭いを嗅ぎ、拭き取ろうとモップを取りに行ったら、ヘルメット男がナイフで脅してきた。そのころ、交番で「DVD「タクシードライバー」でのめり込む、要と藤尾は盛り上がる。藤尾「タクシードライバーも警官も似ている、酔っぱらいや道を知らない人間ばかり相手して、向こうには制服しか見えていない、俺たちがどんな人間か知る必要がない」。本編と関係ないが、意外と心引かれたセリフです。コンビニ事件は交番にも緊急連絡が入る。CM。
コンビニの現場では、木幡刑事が来ている。藤尾は犯人役で、コンビニ店長と、格闘を再現する。ここは笑い所です。犯人が素手で握ったネイフが残された。前科車リストを照合させる。あとは犯人の胸骨上縁にパチンコ玉大のホクロがあった。木幡の当直にコンビニ事件が起こる。木幡刑事は東子のファンで、明日行くと言っている。早速、木幡は東子の店に行くが、東子は名前が出ない。そこに要が来る。東子は婦人警官の制服を奥さんに着せて楽しんでいるか聞く。木幡の恥部なのだ、やっていないと答える木幡は小さくなっている。要は東子にズケズケと言うと注意される。東子「ここには来ないで、ここは私の触れられたくない現実なんだから」。要が外を見ると、若い男が見ている。要が質問すると、中で見たらと言う。男は東子に「スーツ作って欲しい」と言う。就職用で6万円位だ。寸法を採る。要は木幡に「金を受け取ってくれない」という。木幡「いじらしい、金を受け取って、お前を認めたくないのだ」。要が家に帰り、貯金箱に金を入れる。机の鍵を入れたことを思い出した。路留と小南は今日も会って話していた。路留「Kさんの机には、私には開けられない引き出しがある、多分私には見せられない、Kさんお大切な物が入っている、子供のこととか、前は当たり前、私より大事な物があって、私はそれを壊さないようにして、でも結婚してからはどうも違う、時々無性に開けたくなる、壊したくなる」。小南「壊しちゃえば」。路留「壊しちゃうか」。小南「路留さんと結婚したのに、そんあもの隠しているなんて、Kさんは卑怯だよ」。路留「卑怯なのは私なの、Kさんが離婚したって聞いたとき、そんなこと私は望んでいなかったと言った、そしたらKさんは言ったの-君を好きになったのだからしょうがない、妻や子供に捨てられても文句は言えない-、君を大事にしてるって、無理していると思った、嘘じゃないけど、嘘も入っていると思った、けど、嬉しかったの、生まれて初めて、そんなことを嬉しいと思う自分がいるなんて思わなかった」。小南「良かったじゃないですか」。二人は別れる。小南は自分から聞いたけど、生々しくて、泣いてしまう。CM。
町で小南と非番の要が出会い、公園で話し込む。要は小南は小さいとき公園の傍の家がいいと言っていたことを思い出した。要「きちんと話をしたい」。小南「きちんと話できないでしょう、Kさんわ」。Kさんだと分かったのだよね。小南「卑怯だものね、気にしなくて良いよ、おかあさんも一杯浮気していた、おとうさんはたった1回でしょう、それが本気になってしまった」。要「面目ない」。小南「だったら、もっと本気になってよ、私のことは心配しなくて、言ったでしょう、ちゃんと嫌いになれた、これ以上嫌いになる必要はない、おかあさんを惑わさないで、おかあさんはまだ、おとうさんのkと嫌いになれていない、ちゃんと嫌いになって、おかあさんも私も、皆に優しくしょうなんて卑怯だよ」。東子の見栄では若い男が手伝いしている。東子は無頓着でやっている。坂下は見て心配になる。要の交番に行って、彼は彼女に間違いなく興味がある、と指摘する。坂下は、東子は店の経営も苦しくて、毎日不安でしょうから、幸せな明日は来るんでしょうかね、あの親子に、と言う。そして小南が勝手に塾を辞めたことを伝える。路留は家で掃除している、机の引き出しが気にかかる。思わず、猫の陶器の貯金箱を落として割ってしまう。中に鍵があり、見ると机の引き出しの鍵に一致した。開き、中のアルバムを見ると、小南ちゃんだった。路留「どうして」。CM。
要が東子の所に行く、金を渡す。小南の金だ、受け取ってくれと言う。東子「ありがとう、正直助かる、でも小南は、私がどしても幸せにする。若い男がやってくる。急いで手提げ金庫に金を隠す。スーツの上着が出来たので、きせる。シャツの下に、大きなホクロがあった。要は男が買ってきた缶コーヒーを持ち帰る。そして指紋を照合させる。木幡刑事から指紋が一致したと連絡がある。急いで自転車で向かう要だ。木幡刑事は男の部屋に行くと、東子の写真ばかりだ。東子の部屋では、男が起きて、東子の部屋にナイフを持って入り込む。男「一言お礼が言いたくて、あなたをズット見ていました、どんな人か想像していました、僕は変態です」。東子「自分を悪く思っちゃ駄目よ」。男「どんなに想像しても、あなたはそれ以上に優しかった、生まれて初めてでした、あんなに優しくされたのは、ありがとう、最後にお礼が言いたくて」。東子「わざわざ」。男は握手を迫る。ナイフがちらつくの断れない。握手すると、男は抱き寄せ「住みません、こんな事まで、ごめんなさい、ゆるしてください」。宮沢さんの演技は凄かったですよ。そして、男は去っていく。しかし店の金はなくなっていた。要のあげた金もなくなった。ショックだ。やっと要がきて、シャッターを叩く。あれ、事件の犯人は捕まえられなかったのか。つづく。
今週で、小南も路留も東子も、お互いを知ったわけですね。来週はもめますよね。なんだろう、まったりしているが、丁寧ではある。。しかし忍成くんがゲストでしたが、怪しげな役を演じましたね。僕は変態です。宮沢さんは驚きと恐怖で瞳孔が開いたのではないでしょうか。時代劇風のオーバーな演技でした(褒めています)。狭い世界で、互いに説明することで、キャラに肉が付き、立っていくのですね。路留は屈折していた人生を、小南に語る形で、彼女自身が話しました。小南は大人を思いやる、とてもよい子だ、ちゃんと嫌いになれた。だから、おとうさんもちゃんと嫌いになって、と頼む。納得ですが、そうもいかないものですよ。ドラマの不思議な味わいが続く。好きか嫌いか、はっきり分かれそうだな。



一番大切な人★★★★   2話 これは行間を読み感じるドラマなんだ   10月20日

小南と要が歩いている。小南「家もこの変に移たの?」。要「おとうさんのこと怨んでいるのだろうな?」。小南「よく考えて、一応悩んだ、あの頃私はおとうさんのこと嫌いになりたくなかったんだ、でも嫌いになろうと、パニックになった」。要「冷静にみえたけど」。小南「そう見せてた、でも、あれから考えた、考えて、考えて、考えた」。要「頑張ったんだな」。小南「もしも私が生きていって、結婚して、子供が産まれるでしょう、そしたら親になるわけね、けど、私はそのために生きていこうと思わない、だから、おとうさんもおかあさんも私の親になるために生きてきたんじゃない、なら、親になることやめてもしかたない」。要「やめられるって、やめてないよ、できないんだ」。小南「無理してやらなくていい、、嫌いになれたから、そしたら、冷静に同級生を見るように、嫌いになれたから、もう心配しなくて、バイバイ」これでは、落ち込む要だ。東子の店を、商店会長の妻・可奈子が伺っている。タイトル。
東子は本屋で本を買い、交番の前に来る。しかし宮沢さんのこの服目立つし、美しすぎる。鎖骨が見えると痩せすぎで痛々しいが、隠すといい。交番を通るときに、顔を隠すが、ちょっと見るんだもの・・・。交番で哲春が要が離婚したこと、子供のことを聞く。哲春「俺の父親も中学に上がる前に死んだ」。要「俺は生きているけど」。哲春「やっぱり交通事故でした」。要「意味分からない」。哲春「いろんな事情があったのですね」。要「あったんだ」。哲春「主任も一人で淋しいのですね」。要「そう思って差し支えない」絶妙の絡みです。てるてる家族を思い出します。そこに木幡刑事がやってくる。要「今日も暇でありますか」。木幡「暇じゃないぞ、わざわざ、来たんだよ、聞いたぞ、再婚したんだって」。要「やっぱり暇だ」。哲春「本当ですか」と怒り出す。要「そう思って差し支えない、人生いろいろだ」。木幡「島倉千代子だ、まさか、離婚の原因はその女か、そうなのか、お前がそんな器用な奴とは思わなかった」。要「不器用なんだよ」。木幡「高倉健か、お前は」。そしてくるりと立ち上がり背広をまくると木幡「自分、器用貧乏っす」。小ネタの絡みが漫才です。東子の店に先週の客が来て服を渡す。要は路留に電話して、後輩と飲んでくるから夕食はいらない、しかしテーブルには夕食が出来ていた。優しい路留だ、うちのかみさんなら3日は怒るぞ。要は哲春と飲んでいる。哲春は「主任は木幡さんよりも先に刑事の誘いがあったようですね、断ったとか」。要「おおげさなものじゃない、調書の書き方が上手かったからだ」。哲春「そうか、俺は作文とか苦手だった、どうしたら上手くなりますかね?」。要「本を読め、ドストフスキー「罪と罰」を読め、我々の仕事の本質を知る意味で大事だ、学生の頃読んで感銘を受けた」。哲春「ラクビーばかりやったわけではないのですね、木幡さんから聞きました」。哲春「で、何て本でしたか?」。要「チャイコフスキーの白鳥の湖」。沈黙。ドストエフスキーは懐かしいな、罪と罰、カラマゾフーの兄弟など、読みましたね。学生の愛読書だった。東子の店に、今度は銀行が来て、金を取っていく、利子だけじゃなく元金も減らすようにしてくれという。次ぎに坂下が来て、経済的な心配している。要に相談して援助して貰えなのか、助言する。東子「関係ないわ」。坂下「小南ちゃんの父親だ、養育費貰ってないのだろう」。東子「私の方が稼ぎがあったって事よ」。坂下「慰謝料もほとんど貰っていないのだろう」。東子「その、ほとんどで、あの人は無一文になった」。坂下「お前だけがマイナス背負うことないよ」。東子「マイナスって、あの人は関係ないじゃない、小南は私のプラスだもの、あの人に分けてあげないだけよ」離婚したときは、東子の方が収入があって、慰謝料は少し払ったが、要にとっては全財産だったようだ。東子は決して後ろ向きではないが、それは本心でもあり、プライドでもあるんかもしれない。そして要がやってくる。CM。
歩きながら、要に坂下が聞く。坂下「まだ未練があるのですか」。要「いいえ」。坂下「男は悲しいですね、自分の意志は曲げられても、状況は変えられない、東子のために制服をきて、東子と別れた後も制服でうろちょろしている」。要「なんのことですか」。坂下「東子の夢を支えるために、一生忙しい刑事にはならない、交番勤務ならよっぽどのことがない限り、時刻通りに仕事は終わる、子育ても自分がやる、それほど東子に夢中だった、東子はこれからという時だった、自由にしていたかったけど、そんなあなたの気持ちを全面的に受け入れた、僕は結婚していないので、誰かのために犠牲になることは分かりませんが」。要「僕は犠牲になっていません」。坂下「結局、東子は結婚にも夢にも裏切られたわけだ、東子の店経営が苦しいのですよ、借金もあって、すみません、余計なことをいいました」と言って別れる。坂下は解説者で、話を進める役目ですね。少しずつ事情が分かってきました。要は東子の店に行く。東子「犯罪者じゃないので、その格好で来ないで」。要「心配している、借金幾らある?」。東子「関係ないでしょう」。要「小南は俺の子だ」。東子「3年間会わないで」。要「そっちが会わせてくれなかった」。東子「今も許したわけじゃない、小南は私を選んだ」。要「状況が変わったんだ」。東子「悪くなっただけ、帰って、勤務に戻りなさい、」という。東子「私が商店会長とキスしたことはいったわよね、その奥さんが外に立って見ているの、何とかしてくれない、何とかして、気持ち悪いじゃない、火でもつけられたらそうするの、小南もいるのに」。要「小南を巻き込むな」。東子「仕方ない、母親なのだから、前も夜中に無言電話がかかったりして、小南が泣いたりして」。要「あれも原因はお前か」。東子「私は男運がないのね」。要「無言電話は男か」。東子「多分」。要「いい加減、そういうところ直せ、フラフラするところ」。東子「仕方ない、私は転校ばかりしていたからだ、私が教室に入ると、ざわざわする、私が色目を使うと、何人かはドキっとする、それはさよならが前提の付き合いだ、本当の自分を見せなる必要がなくなるの、要ちゃんのところが私には一番長かった」。要「その分遠足ばかりしていたろう、よほど退屈していたのでしょう」。東子「でも、最後に転校していったのは要ちゃんだから」。見事に一本取られました。笑。商店会長の久内は母の形見の着物を持って東子の所にきた。そして、商店会長「知ってるこの警察官には若くて綺麗な奥さんがいる、二人でうちに買い物に来た、奥さん元気?」。東子「そうなんだ、ちゃんと結婚したんだ」。商店会長「まさか、独身だっていったの? またもてようとして、その年でダメだよ、いつ結婚したの?」。それは商店会長への言葉ですよ。要「3ヶ月前です」。商店会長「新婚ほやほやだ、羨ましい」。東子「ご近所に住んでいるのですか、どうぞご贔屓に」。商店会長は東子が要の元妻とは知らないのだ。死んだお袋の大島紬を直して洋服にして貰う。河原の木陰で、小南が昼休み学校をさぼっていると、路留に出会う。路留「学校は?」。小南「昼休みです」という。路留「一人で昼休み遠足しているのだ、あなた見えないもの」。小南「何ですか、いじめにあっているとか、不登校とに見えない、私の直感、私も見えないでしょう、退屈をもてあましている主婦とか、失業中とか失恋中とか」。小南「誰にでも見えます」。路留「どれでもないの」。小南「失恋中の主婦は知っています、うちのおかあさん、3年前からずっと、見ていると痛々しいです」。路留「人生いろいろです」。小南「いおりおです」。路留「気持ちいいね」。小南「昼休みにここにいると、戻らなくていいのかなあ、どっちでも自分で選べるような気がします、本当は選べないけど」。寝ころんで話す。路留「自分で選んでるつもりでもね」。青い空だ。小南「これ読んでいたのですか?」。路留「図書館で借りてきた、鬼平で池波正太郎だ、夫が好きで、学生時代全部読んで感銘を受けた」。小南「家にあるのでは」。路留「それが、貧乏して売ったんだって」。それは小南のためじゃないのかな、微妙に伏線が張ってありますね。ちょっと人生いろいろはどこでも使われすぎですが。でも愛読書はドスト氏じゃないのか、笑。CM。
東子は仕事していると、小南が帰ってくる。台所に商店会長が、ブリを料理している。小南はビックリだ。東子「ブリ貰ったんだって」。商店会長「魚屋が落書き退治で、ブリを貰った、それじゃ同じ被害のここにも分けないと、気にしない、気にしない」。小南「気にしないの?」。東子「気にしてるわよ、、でもあの出刃包丁を持っているから、何されるかと思ったよ」。小南「まさか一緒に食べていくの、いやなら、おとうさんに言ったら、一応警官だから」。東子「おとうさん、再婚したのだって」。小南「えぇ」。東子「そうなの、この傍に住んでるんだって。警官だろうが何だろうが、関わっちゃダメよ」とミシンを始める
要と路留は路留の両親と食事だ。義父隆夫は気を遣い、要に話す。義母逸子はチクチクと要を責めてくる。要は「仕立てのいいお召し物で」とヨイショする。北村隆夫が、取り持ったのだ。義母逸子は「疑問に思っていたが、警察官は離婚してもいいのですか?」。げ、何という質問だ、驚愕のキャラでした。隆夫「警察官も同じ人間だ、結婚が上手く行かないこともある」。逸子「よそに女を作って良いのですか?」。一瞬4人とも凍り付く。逸子「ドッキとする男が二人いて」。厳しいツッコミです。隆夫は笑うしかない。路留「その女を育って手くらたのはおかあさんじゃない」。逸子「お粗末様、娘をこんなに育っててしまって」と泣き出す。食事を終わって、路留と要は交差点で辰。路留「ごめんね、シャレで言ったのに、いいの、お互いに可哀想な思いをして、痛み分け」。要「俺は可哀想じゃない、君といるのだから」。キャーでした。路留は買い物したい、デジカメを買いたいと店に入る。そこに小南が携帯を見ている。そして、要が見ていると小南は携帯をポケットに入れたので、要は追って問いただす。要「出せ、携帯、このままじゃ使えない、契約しないと使えない」という。小南「使えるよ、拾ったの、だから繋がる、丁度よかった、届けたからね、お巡りさん」。要「この前は驚いた、しっかりしているので、嬉しいような淋しいような」。小南「しかkりした娘が万引きしたと思ったんだ、どうしてこの町に来たの、おかあさんの所に現れたの」と走り出す。家に帰って、鍵のかかる机の引き出しを開く。小南の名義の通帳がある。そして、思わず貯金箱に鍵をしれてしまう。路留「金がいるの? これ使って、(通帳を出す)、それ使ちゃダメ、お嬢さんのためでしょう」。要「いいんだ、これは君の金だろう」。加奈子は飲んでいて暴れている。「意気地なし、チンチンついているのかよ」。そして交番の前に来る。隣の男が痴漢だ、俺の股間を触ったと怒っている。引き取りに来た商店会長は驚く。次の日、商店会長は店の前で座っている。要が聞くと。「何も覚えていない、怒鳴った、夕べのことを話したら、恥ずかしい、死にたいと泣いている、俺が悪いんだ、ずっとやっかけて済まないね、あんたはここの前は?」。要「池上だ」と答える。おいおい、本池上署で働いていたのか。商店会長「異動があるのはいいよね、俺なんか仕事も私生活もここに根を下ろしている、どこにも逃げようがない、かみさんはもっとだ」と苦笑いだ。CM。
商店会長は東子の所に来て、かみさんの服にしたいという。東子「よろしければ、二人分お揃いを作れます」。商店会長「最初から、かみさんの服を頼んだことにして」。東子「あぁ、助かる」。商店会長「そして、あのことはなかったことに、まさか、本気じゃなかったよね」。東子「全然・・・忘れます」。商店会長「馬鹿だった、東子ちゃんみたいに平気で離婚できない、その点あなたは偉い、堂々と人を好きになる、堂々と離婚して、一人で生きている、凄い」。東子「ハィー?」。商店会長「真似できない、どうしても連れ合いのことを考える、男は弱い、女は強い、そういうことでよろしく」と去っていく。残った東子はさすがに怒る、「何なのよ、あれ、何なのよ」、そして泣く。他人から見ると東子はそんな風に思われてお仕方ない。視聴者もそう思っていた。商店会長の視点は、視聴者の視点だったのかも知れない。高田純次さんは、演技か地か分からない奮闘ぶりでした。あの加奈子さんは後妻ですよね? 高田純次さんと三浦理恵子さんじゃ、普通の夫婦という感じしないけど、見落としているのかな。そこに要が来ていた。東子「何なの」。要は金を出す。東子「何なの、いらない」。要「小南のための金だ、受け取って当然の金だ」。東子「格好つけないで」。要「受け取ってくれ、用事はこれだけだ」。東子「奥さんは知ってるの?近くに住んでること知ってるの?」。要「いや、言っていないが、その金はかみさんも承知している」。東子「承知? 今度の奥さんは随分高級な奥さんなのね、でも可哀想ね、一生うだつの上がらないお巡りさんだ、いつまで暑苦しい制服着ているの? 荒れ見ると悲しくなる、本当なら私の作ったスーツを着て、新聞の一面トップに乗る事件の犯人を追っかけて、活躍するのが夢だったのに」。要「勝手な事言うな」。東子「勝手だよね、非番のあなた当てにして、家事を押しつけて、自分は仕事ばかりしてたのにね」。要「何を急に素直に」。東子「官舎に住んでいたときも周りの奥さんに白い目で見られた」。要「人がどう思おうとかまわないだろう」。東子「でも、そういう約束がなかったら、小南を産んでいなかった、あなたのことなんて愛してなかった、全然愛してなかった、思い違いしていた、要ちゅんは何をしても、私に優しいはずだって、要ちゃんはどんな事しても許してくれるって、そんな人いるわけないのに、人を好きになって、苦しそうな顔をしているあなたなんて見たくない、だから解放してやった、私から解放してやったのに、何やってんの、そんな昔のままの苦しそうな顔して、私の前にまた現れないでよ、刑事にでも何でもなってよ、出世してよ、幸せになってよ、はい」と金を突き返し、店から追い出す。長せりふでしたね、しっかり自己反省していると共感できます、プライドのために突っ走るラストプレゼントの明日香キャラより好きです。要は金を袋に入れる。そして歩いて帰ると、パトカーに乗って、颯爽と走る木幡とすれ違う。東子は家で、金と通帳を見ている。小南は東子の部屋を片づけ、ふと、紐で縛った本に池波正太郎の鬼平を見つける。東子に「おかあさんの?」と聞く。東子「おとうさんの、離婚する頃、念入りに読んでいて、はまっちゃて貰ったが、それから読んでいないなぁ、それがどうした」。小南「3年前、おとうさん、どうして、その人好きになったんだろう?」と聞く。東子は答えない。その通りだ、3年前に何があったんだ。池波正太郎も伏線になっていますね、ちょっとミエミエですが。つづく。
中盤までは絡みのコントばかりで、これでいいのかな。楽しいのだけれど、つまらないな、話が進まないと感じていた。後半は一気に東子の率直な自己反省の言葉を聞いて、すっかり可哀想になった。しかしこのドラマは行間を読むドラマですね。それで思わず、全セリフを書いてしまった。疲れたな。3年前に何があったか少しづつ分かってきました。でもすべてではない。今後はっきりしていくのでしょう。今回は要巡査は事件を解決していないぞ。そんなに事件があっては困りますが・・。



一番大切な人★★★★   1話  宮沢りえさんは花があるね、目立っている、いいわ   10月13日

鴨下銀座商店街を要と路留が歩く、夫婦ですね。岸谷さんと牧瀬さんだ。ベタな展開でぶつかるのは久内さんだ、立派な服を着ている久内さんの家具屋に入る。カエルの絵のある屑籠を選ぶ。店では可奈子が噂話している。噂話で、離婚した、娘もいる・・落書きが伏線です。向かいの精肉屋で野菜のテンプラとコロッケ屋で買う。コロッケは食べてしまう。380円だ。夫婦は新しく引っ越してきた。旦那さんは優しい、要は手を繋ごうとするが・・女子高生とすれ違う。思わず見とれる要だ。さり気ない日常の断面だ、しかも引っ越したばかりの高揚感も描かれている。タイトル。
要は仕事にいき、部屋を路留は掃除だ。要の机に鍵のかかった引き出しがある。そこに路留の母がやってくる。母「狭いわね、景色は見慣れる、駅は遠く不便でないの、勤めは犬のお巡りさんでしょう、飲み屋で知り合った警察官なんてね、あなたの趣味が分からない、知り合ったのは離婚する前でしょうね?」。路留「もういいわ、その話し」。母「あの人は子供とは手が切れないわね、涙ぐんでいた、自分より大切な人がいる人と暮らす意味が分かっていない、二人が溺れていたら、あの人は娘をたすけるわ」。路留「私泳げる、誰かに助けて欲しくて、結婚するのではない、お互い助けようと思えば、それでいいんじゃない」。要は警官だ、新米の部下の哲春を紹介される。早速朝礼と点検があり、見廻りだ。交番で二人で勤務している。老婆が道を尋ねると、要主任は正確に道を答える。哲春は感心するが、要は「新米だろうと制服を着ていれば、市民には関係ない、道を聞かれ答えるのはサービスとかではない、それが任務だ、実はたまたま知っていただけだ」。哲春「先輩のように情熱のある人はいない」。要「情熱は腐りやすい」。笑。二人の絡みはコメディだね。そこに、同期の警部補の木幡刑事がやってくる。木幡「親しき仲にも階級がある、離婚したんだてぇ、祝儀を返せ、お前が離婚のはよく分かる、むしろ遅すぎた、まあ仕事で張り切れ」。コメディですね。哲春「先輩と木幡さんは、初めから生きる道が違っていたのですか?」。木幡「パッフィか?(爆)、共に刑事になろうと張り切った時期がある、警官になったすぐに悪い女にひっかて・・・」。見回りに行くと、家具屋の久内にからかわれる、商店会長だという。ここでも高田さんとの絡みでコメディだ。次に要は女子高生と逢い、近づく、娘と似ているのだ。しかし一緒にいた友だちに突っ込まれ、敬礼して去る。近所のおばさんに話す、髪型が変わった、最近公園で若者が騒いで五月蠅い。この絡みでコメディです。交番に帰ってきた。すると、さっきの女子高生がいる。追うと逃げた「こなみ、こなみか、どうして逃げる」と言う。警察官に追われるのはまずいね。人のいない神社で、要「久しぶりだな」。小南「ふん」。要「小南はどうしてここにいるのだ、大きくなったな、3年ぶりだ、中学の写真が届いた、お祝いで現金をおばあちゃんの所に送った、一番良いと思った」。小南「よかった」。要「どうしてここにいる」。小南「ここに住んでいる、半年前から」。要「おかあさんと一緒か」。小南「まだ一人暮らしはできない、奇遇だね」。要「誰か一緒に暮らしてるか、おかあさん一人か」。小南「心配しなくていい、そっとしといて、そっとしとくから、これから塾」。交番に帰り、住民登録簿を見ると、別れた東子と小南が暮らしていた。訪ねると、アトリエ「TOCO]と看板があり、東子がミシンで服を縫っていた大分登場人物の状況が説明されましたね。CM。
要が見ていると、東子はひたすらミシンに向かっていた。思わず戸を開け、入る。再会だ。東子「丁度よかった、コーヒー持ってきて、早く、台所はあっち」。要は言われたままにカップに入れ、砂糖は2つだ。昔の二人の生活ぶりが伺われます、言われ放しだったのだろう。東子「生地のそばに置かないで、なつかしい、このカップで飲むのは久しぶり、よく分かったね、警察だものすぐ分かるか、心配しなくても、何とかやっている、ほっとけないのは要ちゃんの性分かな、落ち込んでいないし、もうとっくに終わっている、何よ説教はいや、お断り」。要「聞け、何があった、心配してきた訳ではない、倫ではない、赴任してきた、そこの交番に赴任した、異動した」。東子「何で腐るほど交番はあるのに」。要「腐ってたまるか」。東子「なんでわざわざ追いかけてきたの」。要「追いかけたわけではない、偶然だ、さっき、そこで小南に逢った、それでだ」。東子「奇遇だね、でもそういうことなら関係ないわ」。要「何があった、どうして、ここで、こんな店してるの」。東子「関係ないわ、帰って、その格好でここにいると、凄く仕事の邪魔、来ないで泥棒に入られるまで来ないで」。また交番で帰る。木幡刑事と絡む。木幡は○走(暴走族?)の奴らが悪さを働いていると情報を知らせる。路留は買い物してる。要は勤務が終わって、木幡の誘いを断って、橋の上で佇む。CM。
要が家に帰ってきた。路留は疲れて寝てしまい食事の支度が遅れた。部屋は整理が進んだようだ、机の招き猫の貯金をする。路留が仕事はどうか聞く、要はいろいろあったと答える。東子の家でも夕食だ、仕事が忙しく、コロッケで、出来合いだ。小南と二人で話す。東子「3年ぶりだ、制服姿、ふけた」と話す。小南「関係ない、ただのお巡りさん」。東子「今更家族面されても困る」。二つの家の夕食が細部までさり気なく描かれ、東子と小南の親子の会話も関係も自然でいいな、ここでいがみ合う家族関係では辛いもの。しかし宮沢さんの東子は36歳だ、小南は14歳だ、東子22歳の時の子供か。宮沢さんもこんな大きな子供の母親役するんだ。次の日は要は当直だ、要は早めに仕事に行くと家を出る。東子の所に坂下が生地見本を見せる。東子はこの町の人には理解されない、でもリフォームとか少しずつ仕事は増えている。そこに要が見に来る。すれ違った坂下が気になり振り返る。ここでも岸谷さんと内藤さんの絡みだ。二人は知り合いだ。坂下「何で?」。CM。
二人は河原で話す、坂下「えぇ、そんな事があるのですね」。要「何かあったんですか、会社辞めたんですか」。坂下「それはとっくですね」。要「何があったんですか、有名デザイナーと喧嘩したのですか、パタンナーとかしていたのでしょう、彼女は自分でもデザイナーしていた、でも自分の服もデザイナーの服になった(これは常識じゃないの?)、嫌になって、仲間と自分のブランドを作って独立したが、デザイナーに潰された、あっけないものでした、そんなところですよ、アパレル業界は」。要「あなたも一緒に会社やめたのですか」。坂下「今もそのデザイナーのところで営業してます、彼女は一旦何もかも失ったんです。東子の店に商店会長がくる、同窓会で東子の服を着て出席して自慢だった、お茶を「おいしピー、生地がいいのですよ、セトランドツィード、みなに宣伝した、しかし驚いた、みんなおじさん、おばさんで」と久内は手を握ろうとする。おばさんが突然入ってきて「お願いします、洋服の直し」。夜の交番勤務していると、若い女性の酔っぱらいが保護された。家具屋のおくさんだった。可奈子「うちの旦那を逮捕して、浮気している、ホテルの前を歩いていた、相手はアトリエ東子だ」。そこに事件だ、見ると、久内が魚屋のシャッターに落書きしている男を見つけ止めようとしている。落書き男「この町には、過去もなければ未来もない、記憶もなければ兆しもない、だから俺が色をつけてやる」。久内は「この町にはなんでもあるんだ、そこのシャターの向こうには新鮮な魚が並ぶのだ、対象が仕入れてくるんだ」と必死だ。要は取り乱しているだけだと分析する。久内が突っかかると。落書き男は、久内の顔にスプレーを向けてかける。家具屋の旦那は目が見えなくなった、要たちが来て落書き男を追う。CM。
前にも洋服屋がやられた。久内は顔がスプレーで真っ赤だ。東子の店も落書きされた、要が訪ねると、東子はシャッターを恥ずかしく締められない。見せると、嫌らしい春画であそこの大事なところに蛙の絵だった。東子は呑気でちょっと気に入っているようだ、最初は町おこしかと思った、笑。そこで商店会長の久内に相談した。要「それで久内さんは危ない目にあった」。要「その人と何かあったか、お前な」。東子「かまかけて汚い、お前はやめて、要ちゃんのお前じゃなくなった」。要「君はおれのお前の時から勝手なことばかりやっていた、酔ってたのか」。東子「酔ってたのよ、うん、キス、キスの手前、だって酔わすんだもの」。要「酔うな」。東子「だって川の向こうで飲もうと言うし」。要「その時点で断れ」。東子「商店会長だもの、形だけでも相談にのって貰う、商店街で孤立してしまう」。要「相談にのって貰ったのか」。東子「無理、何も分かっていない、表の看板おしゃれの店と描け、巣鴨じゃないんだから」。要「それでキスか」。東子「ちょっと可愛いと思う、誰でもキスするでしょう、私フランス人だもの、とにかく粘こいの、隙見て私のことをキスしようとする」。要「隙をみせるな」。東子「私も若い頃、旦那は警察官ですと言うと、90%以上引いてくれたんだけど」。要「今は使えない」。東子「怖かったの、落書きされて一人で商売するの怖くなった、それで、キスは落書きの前」。要「お前」。東子「懐かしい、昔もこんな会話したわね、私も一度要ちゃんほど家庭を忘れるほど、本気で誰かを好きになってみたいものだね」。帰ろうとする要に東子「要ちゃん、実は私、まだ離婚届だしてないの」。要「えぇ」。東子「馬鹿何信じてるの? 今凄く焦った?小南や私が不幸と思わないで、落書きされて不幸と思わないで、離婚も笑い話し、要ちゃんだからまだ一人なのでしょうね、でも私たちのことは笑ってくれなきゃ困る」。CM。
家で要は沈黙している。疲れている。蛙のゴミ箱を見ている。夜の見廻りで要はスプレーを音を聞き、近寄るが哲春の暴走で取り逃がしそうだ、追いかけるが、落書き犯は暴走族に逃げる。要は立ち向かっていく。そして落書き犯のバイクに向かっていき、体当たりで確保する。木幡刑事が来る、近くの若者にピッキングを教えていた大物の絵描き盗賊だ。哲春の手柄になっている。この町には記憶もなければ兆しもない、を繰り返す。要、冗談じゃない「この町には記憶もあれば、兆しもある」。通りかかった小南を呼び止める。おしまい。
岸谷さんが出ると、誰とでもコメディになりますね。宮沢さんの時だけ、ちょっとしみじみします。2度目で見ると宮沢さんはやっぱいいわ。牧瀬さんも綺麗ですね。光の中で寝ころぶ場面は秀逸です。岸谷さんが何で、いい女と一緒なの? そして交番の刑事物で多分、この町で小さな町で事件を解決しながら、東子と路留の間でしみじみするのかな。2回続いた難病物ではないから、泣けないけど掴みはOKですね。演技で見せてくれますかね。ケロチャン、不倫じゃない赴任などくだらない小ネタも楽しかった。
ゲスト:落書き犯はローリーさんでした