単発ドラマ集 2004年9月

Drコトー2004(11月13日)、八つ墓村(10月1日)、女医優、エースをねらえ(9月23日)
9.11(9月11日)、僕と彼女と彼女の生きる道 特別編(9月18日)
  
の順に記載してあります



Drコトー診療所★★★★   11月12日 前編

コトー(吉岡秀隆さん)の島は相変わらずだ。神戸で知り合った星野正一(小林薫さん)と妻は結婚25年の銀婚式だ。彩佳も25歳で、コトーの白衣の洗濯もしており、安藤重雄たち魚協のみなは見合いを計画したりする。しかし、毎日会っているのに見合いとはいわないだろう、誰もツッコマないのか。丁度、小学校に東京から、学校の小沢先生(光石研さん)と妻(神野三鈴さん)とひな(尾崎千瑛さん)がやってくるが盛大に見返られる。ひなちゃんは喘息で一度死にかけたことが会った。そこで雑誌の記事を見て、綺麗な空のこの島にやってくることを決意したのだ。このひなちゃんが可愛くて剛洋(富岡涼くん)はひとめめで恋に落ちる。コトーは往診の帰りに、小山の上で、「往診の 道すがら見し しんきろう」の石碑を見つける。診療所は彩佳とコトーの結婚で賭をしたり大騒ぎだ。内つる子さんもコトーと彩佳のことを心配している。さすがに内さんは、その石碑を知っていた。大陸から来た医者の辞世の句だった。それからしばらくして誰かが立てたのだ。
ひなはピアノを弾いている。帰りの剛洋たちは驚き、憧れで茫然としている。先生が来て、皆が入れられて、「ママ、パパ」、「クッキー」「召し上がれ」の言葉にも新鮮に驚く。剛洋はコトーに習っていて、進んでいる。また、島の子供達もママやパパとかにうなされている。剛洋はひなの喘息を知らされた、心配してコトーに聞くが、島の気候と両親が傍にいることで病状は安定していると説明した。彩佳は両親からも結婚を勧められる。正一は昌代(朝加真由美さん)をラブレターで「死ぬとかいって」騙されたのだ・・笑い。昌代は幼稚園の保母でピアノも弾いていたのだ。
6月になった。原剛利は先生に呼ばれる。そこで剛洋の作文を渡される。帰りにコトーに医学部の学費を聞く、公立だと年間50万だ、私立だと900万だ。コトーに本当に医者に馴れるか聞くが、今は答えられない。剛洋は勉強は好きで、夢を持つことは素敵なことだと答える。剛利には、分からない世界で戸惑うばかりだ。小沢先生は受験で、今の環境では勿体ない、今から本格的に準備すべきだ。そう言われたのだ。7月、星野は胃潰瘍が完治だと言われる。ビールが飲めると上機嫌だ。コトーは県から胃カメラを買って貰ったようだ。電スコですよ。豊漁祭りが開かれた。星野は喜んで出かけるが、銀婚式を忘れているようだ。良く数えると結婚して26年だった。島中が総出だ、港で漁船が大漁旗で走る。その船でコトーは酔って吐いている。剛利は「今年最後かも知れない、一番を取るのは、剛洋の手術は感謝している、あの時から医者になりたいって、思っていたのかも知れないな」。剛洋とひなも楽しんでいる。皆踊っている。天気は最高だ。産みも空も青い。港についた船から、お菓子が撒かれる。皆が競って奪い合う。
夜はカラオケ大会だ、星野は「そして神戸」を歌っている。コトーは船酔いが抜けていないし、村長は西山茉莉子と飲んでいる。彩佳は診療所で和田と留守番だ。誰も来ない。内さんがやって来た。「今年はここが一番賑やかな場所になるのだ」と意味深な発言だ。そしていつも6時に寝る内さんは寝込んでしまう。安藤重雄は酔って、コトーに「彩佳と何処までいっているのか」聞く。そして飲めないコトーは飲まされてしまう。そして、喧嘩して診療所に皆がやってくる。次々、やってくる。切った、倒れたいわ爺だ。胸が痛い、狭心症かも知れない。戦場になってきた。星野の家は、ご馳走を造ったのに、泥酔して帰ってきた。がっかりする昌代だ。診療所に電話するが、頭痛がひどいようだくも膜下出血のようだね。頭痛薬を欲しがるが、それでは駄目だよ。彩佳は忙しさから電話を切ってしまう。眩暈になってだるそうだ、大変だ。卵焼きなど作っているべきでないよ。診療所へ電話しないと、ほら倒れたよ。
剛利と茉莉子が話す。剛利は悩みを相談している。船を売って、漁師を辞めようかと思っているのだ。彩佳は診療所を終えて、帰り支度になった。二人になり話している。彩佳は、皆幸せだから、コトー先生に見て貰っているからだ。彩佳「コトーに島に居て欲しいのだ、だから私と結婚させたいのだ」という。お腹が減ったので、彩佳が家に帰る。戸が開いていて、母昌代は倒れていた。正一を起こし、診療所に連れていく。麻痺があった。血圧は正常だったが、電話で頭痛を訴えていた。コトーの診断も、脳内出血、くも膜下出血だ。本土まで搬送することは難しいので緊急手術をする、脳ヘルニアを起こしているからだ。CTもないので、大変な手術になるかもしれない。「ベストを尽くすだけだ」。剃髪して、マーカーを付けて、開頭して、電メスでやっていくが、彩佳も自分の身内で、しかも後悔があるので、倒れてしまう。コトー「君はプロの看護師だ、彩佳さんの力が必要だ」という。彩佳は泣くが、立ち直って手術を始める。確かに身内の大手術は大変だ。正一も後悔している。昌代の言葉が気がかりだ。そこに重雄がやってくる。正一は思わず、重雄に向かって泣き出す。手術が上手くいっても後遺症は残しそうですね。くも膜下出血ではなかった。脳に血腫が顔を出している。脳動脈奇形が考えられる。「将来の夢」の作文をよみあげる。おとうさんは漁師になって欲しいのだろうが、僕は医者になりたい。コトー先生のようになりたい。勉強して医者になりたいです。
たまたま医者になったのと、医者になるのはかなり違います。自分は前者ですから、気楽でした。剛洋のこれからも大変ですね。ひなとの淡い恋はほのかに描かれて、喘息はちょっとした見せ場があるのでしょうね。導入は、他愛のない話がのんびり繰り広げられて、話を広げて、どう収集するのかな心配になった。コトーは離島で難しい手術をするのが見せ場ですからね、今回は誰だろうと思ったら、初めからよく顔を出していた昌代さんでした。症状は典型的ですが、CTのない状況で手術することは極めて困難なことです。離島ということと、ドラマということであの設備で手術となりました。無事助かって欲しいものです。コトー先生ですからブラックジャクみたいに何でも手術できるのです。、とにかく丁寧、ゆったりと綺麗な絵を見せてくれて、その後に手術の緊迫と、上手く作られていました。堪能しました。島の出演者も皆さんも変わらず、島の人になりきっているのです。凄い。

Drコトー診療所★★★★★   見直ししていないので間違い容赦  11月13日放送 後編

戦後の医者の話が出る。蜃気楼、でも、内さんも見たことがない。でも最後に昌代が脳手術に入る。あっさり終わったよ、コトー「血腫は取り除いた」。星野正一は喜ぶが、後遺症が残るよね。「手術は終わったが予断が許さない、しばらくは昏睡が続く」。正一「目が覚めたら、元に戻るよね」。コトー「意識が戻ったら、ですが、後遺症が・・すみません、意識が戻ることを祈りましょう、すみません、こんな報告しかできなくて」。脳内出血とすると部位が問題ですが、手術して除去できたとすると、大きめの被殻出血で脳ヘルニアの徴候があったことになる。後遺症はかなり残すことになりますね。くも膜下出血だったら、クリップ術かも知れないので、道具が揃わないのでむりだよね。減圧術だけになるかも。専門でないのであしからず。正一は家に戻り、昌代が作り、こぼした料理を思い出しながら片づけようとする。「お父さんへ」の書き置きとプレゼントを見る。「病気が治って良かった、25周年じゃなく、26年でした、お互い元気で長生きしましょう」。プレゼントは血圧計だった。タイトル。
漁港でも、5日だが意識が回復しないことが剛利と重雄が言っている。剛利は「本土の漁師に舟を高く売ろうとしているらしい、どうする」と言う。診療所はお見舞い客が多い。そんな時に意識が戻りそうになる。左手は動ごくが、右手右足は動かない。完全右半身弛緩性麻痺で、言語障害だ。後遺症は誰も治せませんよ。お茶を飲ましても、右口角から水をこぼしている。朝加さんは名演技だ。剛洋は友だちから、雛と仲良しのこともやっかまれ、しかも、剛利が船を売ろうとしている、と糾弾される。コトーは電話で昌代の病状を相談する。リハビリの相談をしているのだ。そこに薬を貰いに来たり、往診に言ったりする。昌代は食事も取らないので、彩佳はおお声を出す。怒ってもしようがないよ、一番辛いのは本人ですよ。実際嚥下障害もあるか知れないよ。往診でいくと、家族から「疲れていますか」と聞かれる。コトー「何でもない」と言う。剛利は剛洋に聞く。診療所で勉強どころではないようだ。剛利「医者になりたい気持ちは変わらないか、だったら東京へ行け、おばさんに話してある、受験の受験勉強しないといけない」と聞く。剛洋はコトー診療所で勉強を始めようとするが、和田に呼び止められた。正一「彩佳が本土の専門の病院に出すといいという、俺は島に残って欲しいの」。彩佳「先生に負担になる、お父さんに何が出来るの、なんであの時酒を飲んだの」。正一「お前には気持ちはわからんだろう、ワシは何もできんのじゃ」病気は誰かのせいでなるわけではありません、理由もなく怒ることがほとんどです。コトーに彩佳は「分かっている、母に甘えていたのは同じ、頭痛いと言っていたのに・・・少しお休み下さい、本土の病院を見てきたい」。コトー「気が済むまで、見てきたらいいよ、迷惑だなんてどうして思うの、他の患者さんを治療しているの迷惑だと思う」。彩佳「私、家族の苦しさも分かっているつもりだったけど、こんなに変わるなんて、今初めて」と泣く。それで良いのですよ、誰も全てわかりません。毎日初めてのことに出会うことが人生ですが。CM。
剛洋はひなに東京に転校すると告げる。折角友だちになったのに、病気が良くなったら東京に帰る、今は薬も飲まなくて良くなっている小学校はここにいて、丈夫になったら東京に帰る。正一はコトーに聞く。「本土の病院へ行くことはどう思いますか、私はどうしても、彩佳がいない間、私が家で昌代を見ようと思います、村長に休み貰った、実か私のせいであんなになったと思うと、病室に入れなんだ、だから私に面倒見させて下さい」。正一は昌代を家に連れて行く、血圧測定は忘れないように言われた。料理する。そして左手で字の練習をする。コトーは往診に通う。正一は清拭もしている。庭に連れ出して面倒見るが、昌代はまだ意欲の低下がある。でも結構回復している。でも正一は休暇を取っているのだから、仕事しながらでは、介護は難しいな。介護保険のサービスはないのかな。正一は村長と検討しないといけないね。。正一は散歩に連れ出そうとするが、よろける。昌代の目からは涙が出る。CM。
正一がリハビリのノートを見ると、昌代の字で「死にたい」と書いてあった。正一はぼんやりしていた。そこにコトーが来て、見てしまう。正一「まあ、こんなことも、こんな身体だから」。正一も疲れている介護疲れから心中でもしそうだ。正一は昌代とも馴れ初めを話す。一目惚れで、家の隣の幼稚園から昌代のピアノにドキドキした。オヤジが具合悪くなったので、島に帰るので、告白した。それから遠距離恋愛でした、ムコのオヤジの反対で、その後は駆け落ち同然で島に来て結婚した。それから26年、何もしてやれなかった。それを後悔している。そんなこと亡いと思う。重雄「おい、そこの幽霊、しけた顔しているのではないぞ、首にならないようにしろよ、昌代、良くなったか」。正一は泣き出して「重の顔見たら・・」。そしてノートの「死にたい」の切れ端を見せる。重雄「こんなものすぐ忘れろ、俺のはすぐに死んでしまった、車椅子だろうが、なんだろうと、生きてりゃましだ、夫婦は二人いてはじめて夫婦だろう」と正一に活を入れるように叫ぶ。この境地までになるのには時間が必要だよね。ここは重さんらしい言葉に、大泣きしてしまいました。本当に病人が落ち込むと介護する方も落ち込むし、ドンドン狭くなってしまう。CM。
剛洋は島の馬をひなに見せている。そして二人でデートだよ。水とおやつを持てtきた。海はキレイで、空もキレイだ。草は青く、向日葵は輝いている。しかし喘息が心配だよ。薬は持ってきたのかな。二人は何処へ行くのかな。崖を手を繋いで降りる。海は恐ろしいほどきれいだよね。剛利の秘密の場所だ。友だちも西瓜狩りから、見ていてこぼしながら、家に帰る。コトーが来たが、逃げてしまう。あきじいの西瓜だった。コトーはご馳走になる。あきじいはいないが、西瓜は今年もなった。回想シーンだ。あきじいが「病気は先生に、命は神様に」が出ると、これだけで大泣きだよ。息子「おやじは最後まで島にいて幸せだった、先生に看とられて」。突然、島に大雨が振る。崖を二人で登ろうとしている。が滑りやすくなっている。仕方なく。岩の影に入る。スコールらしいが、やっぱりひなが喘息になったよ。ヒーヒーいっている。コトーも雨宿りだ。剛利は先生に東京に行くと言った。そこにひなの母が来る。剛洋と一緒にいったが戻ってこないと心配している。雛が指さすバックにお守りの吸入器を取り出そうとするが、落としてしまう。そこまで盛り上げるかよ。そして剛洋までがけから滑り落ちて怪我をしてしまう。でもやっと取った。剛洋や先生夫妻は二人を捜し出すが見つからない。雨は止まない。やっと取って、戻り、吸入した。1,2,3回と吸入した。雨がやむとすぐに晴れになる。コトーは星野の家に入る。昌代はあきおじの西瓜を食べた。コトー「少しずつ感覚は戻って来るかも知れません、神経が戻ってくる、僕も勉強中です、大学病院でも毎日手術していた、でも僕は手術するまで、そのあとは、専門の先生に任せっきりでした、最後まで患者さんを診たことはない、そんな僕が島に始めてきた時、食べたものは昌代さんの弁当でおいしかった、諦めないで下さい、卵焼き作って下さい」。仕方ないよね、大学病院で最後まで見ることは出来ない、分担のシステムだよ。そこに和田から電話がある。CM。
二人が見つかった。ひなの発作は雨で気圧の変化で起きたのかも知れない。点滴をする。発作は治まった。剛洋は親の先生に謝る。しかし、「ありがとう、吸入器探してくれてありがとう」と言う。剛利も駆けつけて「申し訳ない」と謝る。剛利は怒る「あんな危ないところに連れて行って、お前は医者になるのだろう、東京に行くな」。怒りんぼだから怒って事態をとりあえず回避するパターンです。コトーと二人になって、剛洋「とうさんは船を売る、僕はひなちゃんをこんな目に遭わせて、何もできなかった、東京なんかいけない」。コトー「小沢先生が剛洋にありがとうといってくれた、良かったね、僕だって苦しむ患者をどうすることも出来ないこともある、でも患者がありがとうと言てくれたとき、嬉しかった、自分と向かい合ってごらん、僕は剛洋を尊敬してる、僕は君くらいの時に将来なんて考えていなかった」。剛利は真理の店で、飲んでいる。「子供は大人よ剛利から船を取ったらどうなるか分かっている、誰もあんたほど、単純ではない」。CM。
夜、剛洋は寝ている、剛利は帰って起こす。そして連れ出して船に乗せる。とっけおきの漁場を教える。「俺は金のためだけに売るのっではない、俺は剛洋のために売る、お前はコトーのような医者になりたいのだろう」。剛洋「僕、僕、東京へ行く、本気で頑張る、勉強も頑張る、お父さんの約束を守る」。診療所では和田が頑張っている。彩佳が帰ってきた。CM。
彩佳は預けられる病院を探してきた、良くなったら島に戻そうと言う。パンフレットを持て来た。夜の診療所に正一がやってくる。正一「話し合って、考えてみた、昌代を神戸の病院へやろうと思う、先生のためにも昌代のためにも、いいと思う、申し訳ない」。コトー「そんなことないですよ、紹介所を準備します」。正一「役場を辞めて、昌代に付いてやろうと思います、申し訳ありません、先生を連れてきたのは私なのに、こういう形で別れることになってしまって」。回想シーン、コトーが正一の言葉でやって来たのだ。剛洋のクラスでも、2学期から東京へ行くと発表する。和田もコトーの診察室に入ってきて、「本当にいいのですか、私は先生に診て貰うのが一番いいと思うが」。コトー「家族と本人が決めたのなら、医者は何も言えないのですよ、山の石碑の蜃気楼は、見たのでしょうか、先生の空想だったのではないでしょうか。CM。
正一は昌代の爪を切り「謝らないといけない、島に連れてきてすまない、でも安心しろ、神戸に行くことにした」。昌代は喋ろうとする。学校で剛洋の転校の為にコーラスの練習をしている。クニは絶対歌わないと言っているのだ。コトーはお願いする。剛利はコトーと話す「剛洋の悩みに相談に乗ってくれ」と頭を下げる。お別れ会が開かれた。父兄も参加している。皆が感謝の言葉を言う。クニは西瓜に「相談しないで、女とつるんで」。茉莉子「僻むなよ、男の癖に、ひなちゃん取られて、悔しいんだ、島の子供はいつか別れるのだよ、あんなやさしいじいさんの孫くせに根性悪いね」。コトーも参加する。昌代も招待状が来て、正一は連れて行く。CM。
コーラスが始まると、クニがやってくる。茉莉子も来る。ひなのオルガンで、コーラスが始まる。「例えば、君が傷ついてくじけそうになったら、僕がそばにいて君の肩を支えるよ、世界中の希望を乗せて、地球は回っている・・・」。正一と昌代は車イスが草に取られて、外で聞いている。剛洋はひなとの思い出を振り返っている。コトーは外の昌代達に気づいた、彩佳もやって来て、昌代を見ている。昌代は穏やかな顔になり、微笑みさえ浮かべて、聞き入っている。診療室でボンヤリしているコトーに、正一が来て「今更、こんな事をいうのは恥ずかしいが、昌代はこの島にいるのが幸せだ、私は病気の事ばかり考えて、大事なことを忘れていた、昌代の気持ちです、島か神戸の病院か、動く手で指さしました」。車椅子が指を島の大地に向けて指さしたのだ。コトー「今日、子供達の歌を聴きながら、手術後の昌代さんのことを考えていた、昌代さんの心は、僕の焦りを写す鏡だったかも知れません、命を救うだけが医者のしごとではありません、この2ヶ月、何度、皆からいわれた、先生大丈夫って、病気が治って、患者が喜んで、初めて僕の勤めは果たせるのです、僕に昌代さんを診させて貰ってよろしいですか」。和田「ワシもそれが一番良いと思いました」。和田は右手の介護スプーンを作ったのだ。重雄達もやってくる、「昌代を水くさい事言うな」「皆で診る」「何のために課長に島の医療を診て貰っていたのだ」。剛洋が出発する日がやってきた。皆が見送る、内さん「お前に診て貰えるのを楽しみにしている」。おいおいいつまで生きるのか、120歳は越えるぞ。島の子供も見送る。剛洋はクニに勇気の印の石を渡す。剛洋「忘れないで」。ひなにもさよならを言う。「ひなちゃん、「喘息、気をつけて、起きないといいね」。ひなは耳元で「私、剛洋のこと大好き」とささやく。甘い言葉で見ていても嬉し恥ずかしだ。ひなちゃんは可愛かったな。コトーがやっと来た。「元気でね」。剛洋「本土の中学受けて、高校入って、医学部入って、それで、コトー先生みたいお医者になる」。コトー「待ってる、この島でずっと」。握手する。剛利は来なかった。重雄が言うように、海のカッパが丘に上がって、仕事していたのだ。船を売って、道路の工事の現場で仕事していた。茉莉子が来て、言ったよ、「凛々しい顔していた」と報告する。そして剛洋が渡してくれと頼まれた、タオルを渡す。剛利は大泣きする。そしてそのタオルを首に巻き、又仕事を続ける。診療所では、彩佳は一人でいた。昌代は父と小学校だ。彩佳「我が儘言って、ごめんなさい、本土の病院を探すと言って時、本当は自分が一番苦しくって、そこから逃げたかったのかもしれません、この前母の着替えを整理していたら、母の手紙が出てきた、遠距離恋愛の昔父が母に送ったラブレター、どんな風に出会い、恋をしたか、そんな時があったのですね、母が元気になったら、1年遅れだけれど、銀婚式をしたい、母に笑顔取り戻してくれてありがとう」。終わった。おいおい、前半で島中騒いだ、コトーと彩佳の結婚の話は、どうなったんだ。彩佳の母の昌代の病気で完全にぶっとんでしまった
さすがに長かった、もう一度見直す元気はないよ。泣いてしまうしね。剛洋は吉岡さんの純の真似しすぎだよ。でも剛洋が東京に行ってしまうとは思わなかった。ドラマばかり見ていると、この子役の子が本当に受験で役者続けられなくなったからではないかと考えてしまった。自分は汚れのおじさんですね。とにかく全編感動のセリフで、後編は良かったこれからも北の国みたいに毎年やって欲しいが、これだけの役者さんを長期間拘束して撮影が出来るだろうか。今年の台風で大変でご苦労様でした。


八つ墓村★★★★
     10月1日放送  フジ

原作  横溝正史(角川文庫刊)
脚本 佐藤嗣麻子
演出 星 護
プロデューサー 稲田秀樹
音楽 佐橋俊彦
制作 共同テレビ 、 フジテレビ
オープニング MIDAS TOUCH アーティスト:山下達郎
エンディング 曲名: 愛と呼ぶもの アーティスト:HIBARI
金田一耕助 … 稲垣吾郎
田治見辰弥 … 藤原竜也
田治見春代 … りょう
田治見久弥 … 吹越 満    
要蔵        (3役)    
庄左衛門
井川鶴子 … 中山 忍
里村慎太郎 … 永澤俊矢
濃茶の尼 … 絵沢萠子
梅幸尼 … 島 かおり
小梅 … 泉 晶子
田治見小竹 … 江波杏子
久野医師 … 浅野和之
横溝正史 … 小日向文世
橘署長 … 塩見三省
諏訪弁護士 … 笹野高史
森美也子 … 若村麻由美


横溝正史が「犬神家の一族」の本を見ているが、集中出来ず、雨の庭をぼんやり見ている。その時玄関にバタバタと音がして大コウモリの影が映る。予想通り金田一耕助が登場だ。今回の事件はラジオ放送から始まった。井川辰弥を探しているという内容だった、井川辰弥は知人から知らされ、孤児から大金持ちへの道が見える。父の身寄りが諏訪弁護士を頼み辰弥の所にやってくる。辰弥は田治見家の跡取りだ。病気の長男と娘では子供はできない、跡を継ぐために辰弥が必要だ。諏訪弁護士はこのように説明した。早速、辰弥は迎えに来た美也子と丑松じいさんに会い、母から貰った地図を差し出すと、丑松急に苦しみ、血を吐いて死んだ藤原さんの新選組の沖田総司じゃないか、どうでもいいけど辰弥と藤原竜也と同じタツヤだよ。毒殺で喘息の薬に紛れて入っていたのだ。辰弥が警察から帰ると、八つ墓村に入ってはならない、血の海と化すだろう、と手紙が来ていた。横溝正史は、その村の名前を確認すると、24年前の事件を思い出した。村人の32人殺し事件だ、そしてその犯人の多治見要蔵が行方不明のままだ。一説では、400年前の8人の平家の落ち武者の伝説もある。落ち武者たちは3000両を持っていたため、庄左衛門の陰謀のくじで村人はそそのかされ、落ち武者を襲撃した。唯一反対したのは亀井だけだった。多勢に無勢で落ち武者は全て死んだ。若大将は無念で、末代までこの村を祟ると言い残して死んだ。3000両は見つけられなかったし、探索中に奇妙な事件が起こり3人が死んだ。そして突然、庄左衛門が乱心して、4人を殺し、自分も首を切り落とした。合計8人が死んだ。残った村人は、落ち武者の8人を鄭重に埋葬した。400年後に田治見要蔵は妻子があるのに、井川鶴子を愛し、蔵に閉じこめて、異常な愛を続けた。そして辰弥が生まれたが、3歳になった頃に、要蔵は8月8日に乱心して、本妻を斬り捨てた。頭に懐中電灯をつけて村人を襲った。あれ、蝋燭じゃないのか。32人を殺害し、山へ逃げ込み行方不明だった。8月8日だった、32人という8の倍数ということで八つ墓のたたりと考えている。辰弥は遂に、八つ墓村へいくことにした。森美也子が迎えに来てm村を見渡す峠から、田治見家を示す。いよいよ辰弥が村に入る。横溝は「相当の勇気と覚悟がいる」という。途端に金田一は、狂ったように「八つ墓村へいく」と雨の中を走り出す。タイトル。
美也子は辰弥を連れて、田治見家に入る。小梅と小竹ばあさんがいる。病の久弥と春代がいた。久弥は急に咳き込む。他にも主要な役者が登場だ。落ち目だが久野医師と新居医師だ。慎太郎は軍の少佐とかで羽振り良かったが、戦争後は落ちぶれて自信喪失している。久弥はこの二人に財産を取られないように、と辰弥にいう。久弥の発作はひどく死にそうだ。吹越さんは凄い演技だ。ばあさんが久弥に薬を与えると、突然血を吐いて死ぬ。二人目の殺人だ。濃茶の尼が「八つ墓のたたりじゃ」と叫ぶ。葬儀が執り行われる。村人は引いている。濃茶の尼は「お前が来ると、大変じゃ、8人の死人が出る」と騒ぐ。濃茶の尼は絵沢萠子さんだ、分からなかった。怖いです。そこに梅幸尼が来て沈める。そこに金田一が来る、美也子が見つけて弁護士の紹介で来たのですねと声を掛けてくれる。意味もなく喜ぶ金田一だ。CM。
梅幸は辰弥に父のことで大切なことを知っているので、一人で来るように言い残して去る。家ではお膳の用意をしている。辰弥は一つの膳を運ぶ。そして次々膳が運ばれる。小梅と小竹は全然違う役者さんなのに扮装でそっくりに見える。坊さんも二人、医者も二人だが、突然坊さんが苦しみ血を吐いて死ぬこれじゃ葬式ばかりだよ。警察がやっと来たよ、金田一が調べていると、橘署長だった。久しぶりだ、転勤になって岡山にきたのだ、挨拶する。金田一は「犬神家の一族」の本を渡す。頭をぽりぽりだ、本はフケだらけだ。所長はお膳を運んだ辰弥を調べる。皆辰弥の前で死んでいるからだが、金田一は、お膳は偶然運んだ。しかも犯人の動機が分からない。犯人はどちらの坊さんが死んでも良かったのだ。そして死んだ久弥の死体を調べるように、殺されたのだと助言する。CM。
さすがに落ち込む辰弥を春代が「味方じゃ」と優しく接する。辰弥「財産はもういい、神戸に帰りたい、僕と母の事を知りたくて来たのだ」という。金田一は小梅、小竹はなぜ辰弥を捜したのか美也子に聞く。開始50分で家系図が登場する。これを見ると人間関係が分かります。書くかな? やめとこう。録画を見て下さい。美也子「辰弥が好きで呼んだのではない」。金田一「なるほど」。美也子「辰弥はおばあに利用されているだけだ、血筋として唯一残っている慎太郎に財産を渡したくなかったからだ、私は戦争中は主人の商売のために、軍の関係で慎太郎とは仲が良く、主人が死んでからも仲良かったが、戦争が終わって駄目になった、今では遺産を貰うつもりと、埋められた財宝を探して山を歩いている」と説明する。おばあは慎太郎が嫌いなのだ。おばあ二人はは辰弥はお茶をあげようという。早送り(笑うところかな)で小梅がお茶を立てる、怖いな。辰弥は怖くて飲めない。おばあ「毒など入っていない」と言うから、余計怖い、辰弥は一気に飲む。CM。
夜辰弥が寝ていると、母の子守歌を思い出す、そして母は歌いながら地図の場所を示していた。母はこれが幸せにしてくれる、誰にも喋るなと言った。ふと気が付くと、小梅小竹がやって来て、「よく寝ている、さっきの薬が効いている、お参りに行こう、仏の命日だ」と言うと、提灯を下げて歩く。辰弥は目覚めると、お茶は飲まずに吐いたのかな、部屋の鬼の面の目から光が漏れるのを見つけ、覗くと葛籠(つづら)から二人が隠し部屋に降りていく。朝、辰弥が歩くと、村人はひそひそだ。濃茶の尼は辰弥に「帰れ、帰れ」という。思わず殴ろうとすると尼は弱気になり逃げる。殴ろうとした手を止めたのは美也子だった。辰弥「思わずかっとなって、父のようですね」。美也子は辰弥と梅幸の庵に行くと、すでに血を吐いて死んでいた。署長と金田一がやってくる。死体のそばにには紙切れがあり、8人が対で二人ずつ書いてあり、片方が死んでいた。しかし、泥の足跡があった、濃茶の尼が入って盗んだようだ。久野医師がくるが、検死は誤診したこともあり、荒井医師に頼んでくれ、もうワシャ知らんと逃げる。村人が詰めかけ、辰弥に襲いかかろうとする。CM。
夜辰弥は小梅おばあが入った葛籠をあける、そして、隠し部屋につづく階段を降りる。そこは洞窟、鍾乳洞だ。入っていくと、鎧兜の侍が座っていた。辰弥は思わず声を上げると、金田一が近寄った。金田一は濃茶の尼を探していたら、穴を見つけたというのだ。武士の鎧兜を調べると、久弥そっくりだった、脂漏化している要蔵かな、そこに春代まで現れる。見て倒れる、どうなったのだ。春代は「父の要蔵だ」と言う。やはりでした。一方濃い茶の尼は誰かに突き落とされ穴に落ちる。吹越さん大活躍です、3役ですもの。そしてこんなに簡単に見つかるなら、もっと早くに見つかっていると思うのだが。CM。
辰弥と春代は戻るが、春代は恐れおののいている。春代「あばあたちが父を閉じこめて殺した」と譫言のようにいう。金田一も来ると驚き、部屋を調べ始める。春代の病状を知らせに久野医師の家に行くと「私は潔白だ」と書き残して、失踪していた。濃茶の尼の死体も発見される。署長は、これは毒殺ではないし、事故だという。犯人は久野だという。金田一は鍾乳洞を探してくれと頼む。金田一は辰弥に部屋の屏風を灯りで透かして見せると、辰弥の母の手紙が貼ってあった。初めての恋を語っていた。恋文だ。母には他に愛する人がいたのだ。辰弥は「母ほど美しい婦人はいない、苦労する姿しか見ていない、幸せな時があったと思うと・・・」。金田一はこの屏風を表具屋にだして、読めない紙片も知りたいという。洞窟で小梅と小竹は、要蔵の死体に語りかける。その時突然要蔵が動き出す。小竹が辰弥の夜の布団に来て、仏が動き出したと言う。怖いぞ、江波さんの顔、凄すぎる。CM。
辰弥が駆け込むと、武者は倒れて、小梅の姿はない。石棺には銃と金があった。そこに金田一と署長が来た。金田一「くじ殺人だ」。小梅と小竹も対になっている。洞窟にこだまする。こだま写しだ。そこに辰弥は母の形見の鍾乳洞の地図を出す。それをみて走り出した。こだまが激しく響く。そして地底湖、鬼火の淵に着く。村人が恐れ、これ以上先は祟られるのだ。そこに小梅さんの死体を見つける。鍾乳洞に久野の帽子があった。金田一はその帽子にくじ殺人の紙片があった、死んだのは小梅だが、紙片で消してあるのは小竹だった。そして久野の死体が見つかる、タバコ入れには久野と新居を書いた紙片があり、久野が消されていた。7人が死んでいる。8月8日がやって来た。また久野の葬式が行われる。いよいよだ、怖い日です。署長は金田一に犯人は誰か聞く、見当は付いている。犯人は田治見家の人を殺すことが目的だ。残された辰弥、春代、慎太郎の3人の内の誰かだ。CM。
美也子はもううんざりだ、私は祟られると言い放つ、村人は恐れ、辰弥に向かっていく。表具屋で出てきたのは辰弥そっくりの、昔の地質学の先生だった。鍾乳洞の研究をしていた。しかし八つ墓村は、8月8日の明神の生け贄に差し出すと、村人が立ち上がる、鉢巻きに懐中電灯だ。たいまつを持って屋敷に詰め寄る。辰弥の所に村人がやって来る。春代は靴を持って、鍾乳洞から逃げてという。そして村人は屋敷内になだれ込む。そして火を放つ。鍾乳洞での探索が始まる。その時、こだまの写しで、女の声がする。春代が杭を胸に刺され殺されていた。「あたなのことが好きじゃった、弟ではなく、あなたには田治見の人間とは違う物がある、襲った人の小指を・・・」と言うと果てる。そこに村人がやってくる。金田一も鍾乳洞に入る、春代の死体を発見した、対のくじには美也子と春代で、春代が消されていた。CM。
辰弥は鬼火の淵まで追いつめられる。そして淵の細い道を行くと狐の穴に着く。穴が一杯ある。一つに入る。深い深い洞窟は何処までも続く。しかしついに行き止まりになる。村人も迫る。そこに金田一が叫ぶ、そして辰弥も叫ぶ。その時壁面に落ち武者8人の亡霊が浮かぶ、そして、崩れだした。これはオカルトですね。村人は逃げ出した。昼、金田一は、美也子を訪ねる。新居医師が美也子は重態だという。そして、金田一は「犯人はあなたです」と美也子に言う。久野先生が新居先生の殺人を計画していた。それを日記に書いていた。それを殺人のきっかけとした。丑松、久弥、お坊さんも毒を入れられた。梅幸さんもお膳を食べて死んだ。庵へ近づく必要はなかった。あなたの失敗は八つ墓村のカムフラージュ殺人のネタであうr「くじ殺人」を出すのが早すぎた。くじを置くことができたのは美也子さんだけだ。時期は最悪でした。カムフラージュを濃い茶の尼に目撃された。それで予定外の(濃茶の尼と梅幸の対という計画から逸脱した)濃い茶の尼も殺さなければならなかった。梅幸庵で濃い茶の尼がいったことを知っているのは警察とあなただけだ。しかしこれを知って恐れたのは久野医師だ、自分の計画通りに殺人が行われた。あなたは誘い出しで、洞窟で毒入りお茶で殺した。さらに猿の腰掛けで小竹さんを殺した。あなたは小竹と小梅さんを区別できなかった。そして春代さんを殺した。しかし、濃茶の尼を殺したために、あなたが本当に殺したかった人は、この中にいなかった。本当に殺したかったのは、村人を使って辰弥を殺そうとした。財産を狙ったのです、自分のためでなく慎太郎さんのためです、あなたは慎太郎を愛していた。あなたは田治見家の財産を継いで、慎太郎に自信を持たせて、結婚してくれるようにした。計画は上手く言った、辰弥さんも殺し、罪のない村人も死んだ。しかしあなたのしたことは無駄だった。辰弥は崩れた壁から助かった。そこで、母鶴子の陽一様への手紙を見つける。金田一は辰弥の父の写真を見せる。亀井陽一だ。辰弥は田治見家の血筋ではなかった。母の手紙には今夜も貰った地図を頼りに「竜の顎」で会いますと書いてあった。ここで愛を誓って出来た子で君が子にいて候(あなたの子だ)だから、男なら辰弥と名付けます。金田一は春代の死体のそばに落ちていた指を差し出す。美也子の指がなくなっていた。警察は慎太郎を犯人とするでしょう。罪を背負って、その時見せた美也子の顔は左顔に紫の紫斑(感染症からの丹毒かな、血管内凝固症候群の紫斑ではないと思うが)が出来ていた。こんな姿を見られたくない、慎太郎に知られず本家の財産を継いで自信を持って欲しかった、と泣く崩れる。
横溝さんは八つ墓村の記事を見ている。村人も79人死んだのか。郵便が届く。金田一の手紙だ。美也子は感染症で1週間後壮絶に死んだ。辰弥は4日後、自力で脱出した、鶴子の地図で出られた。田治見家の財産は慎太郎が継いだ。辰弥は八つ墓村を出た、金田一に挨拶をして3両を渡した。辰弥の父亀井陽一は庄左衛門に反対した亀井の末裔で、すでに3000両を発見していた。そして偶然崩れ落ちたときに3000両が落ちてきて辰弥は発見出来たのだ。辰弥は3000両を手に入れた。村人79人と美也子と今回殺された8人で合計88人が死んだ、八つ墓村の悲劇を報告した。おしまい。
何度も見たけど、中味を忘れた頃にやるから、いつも真剣にみてしまう。ただ、双子のばあさんは印象が残っているし、洞窟も記憶にあった。途中まで登場人物と人間関係が分かるまで苦労します。やたら8が出てきましたね、最後は88人の大量殺人で決着だ、八つ墓村だもの、爆。また複雑な家系と、歴史をさかのぼる壮大なスケール、舞台は孤立したような小さな村の権力者の家だ。しかも恐れべき大量殺人だ。まあ、設定も予想どおりですが、楽しめました。原作の力ですね。ストリーは壮大でした。ロケはどこなんだろう。岡山県と新見市が協力ででています。柵原ふれあい鉱山公園もありますが、洞窟はないようです。まさかセットですか。稲垣さんの金田一も2作目でなれてきました。結構好きです、ひょうひょうとしている、力はないが、知性を感じます。もちろん若村麻由美さんの怪しい白い顔は強烈でした。入江雅人さんは最後に辰弥を追いつめる村人代表でしたかね。



女医優・青空クリニック★★★    島のソナタと呼んでいた 9月25日アップ

何だか久しぶりに昼ドラをチラチラと見ていました(だから詳しくは書き込めない)。。昼ドラだけど、医療物だからです。それで、楽しかったかと言うと、最初はひどかった。いきなり、大学病院で氷のような仮面の女医が登場した。それが、見そびれたら、医療ミスを告発していたのが、いきなり離島医療になっていた。コトーの女性版かと思ったが、完全に医療物ではなくドロドロ恋愛ものだった(ただ木内さんが能面なので爽やかさが残る)。やはり島の人にはひどい反発を受けた。そして、柴田勝之、美幸、ひかりの家族と診療所の朝美と朋子看護師が中心で話が起こる。優は宿を借りた鶴巻多恵と哲平のよろず百貨店が優しく支えてくれる。美幸は末期の膵臓癌で島で在宅で死を迎える。これが美幸とひかりの母子関係が濃厚で、生きているときから死を受容すればいいのに、先送りばかりする。そのために美幸は突然変身してキャラが変化する。それにひかりも優に愛と憎しみを繰り返す。そして、優と勝之の愛が絡む。美幸は死ぬが、その後のひかりの精神的混乱は最後まで続く。ひかりは子役ですが、野村さんは凄かった。大人以上に表情が豊かだった。優は勝之に惹かれていくが、婚約者の智也が島にやってくるという、荒技の様な展開にびっくりだ。完全に3角関係だ。そこに優の元先輩女医のいずみまで島に来て一時4角関係になる豪華さだった。それも落ち着いても3角関係はいつまでも続くのだ。あれ、結末はいきなり優が柴田さんが好きで怒濤の結末だった。
この優の恋愛と柴田親子の愛と葛藤がベースにあって、医療物の宿命で、様々のエピソードが入る。噂話ばかりしているキヌ子の嫁の実花が島で出産したい。食堂の響子さんがいきなり助産婦になり、無事出産する。北川先生は痴呆の問題で、有川博さんが久しぶりで嬉しかった。介護する妻の清水めぐみさんと色々葛藤する。子供を亡くして心臓病の川崎悟一夫婦も登場して、奥さんは佳那晃子です。元は大関優子さんの時から知っているので懐かしかった。草間一家は家庭内暴力の問題で、この父親役の平岳大は、噂では平幹二朗と佐久間良子さんの子供で凄い経歴の役者さんらしい。女性外来を作る(島にプライバシーはないのに、笑い)きっかけになった、子供希望の子宮内膜症の宮下由紀も登場する。
診療所の朝美さんの孫が母からの捨てられ体験から過食症だったりもした。智也の母親がきて、優を攻撃して、柴田の上司に連絡して、ダチョウ倶楽部の肥後さんが登場した。失恋後の智也の壊れ具合が凄かったな、智也役の西與一郎さんはヒーロー物からの登場ですが、何だか古い時代の俳優さんみたいで良い味でした。もちろん、役者さんが長いドラマの良いところでしょうか、ピッタリのコンビになっていました。鶴巻多恵と哲平さん、診療所の朝美と朋子さん、噂のキヌ子とノブ子、うみねこ食堂の大輔と響子さん、漁師の鉢巻きとロンゲさん、全てのコンビが絶妙でした。主役の木内さんは、そういえば、てるてる家族で宝塚の場面で登場していて、印象が残ったことを思い出した。彼女の堅い表情と、能面のような美しい顔には魅入ってしまいました。ただ、髪をあげると、ちょっと丸い顔なのですね。祭りの浴衣姿の時のアップでは幼い顔になったり、最後の結婚式の文金高島田の顔は広い顔だった。しかし泣くシーンも表情がなくて、涙だけ出るのは、冬ソナのチェジウを思い出した智也と勝之との2度あった濡れ場は、何だかロリコンでエロさがなくHしてる悶えているより注射か浣腸されて苦しんでいるように見えてしまった、爆。最後に大滝さんは、最初は何だ、この人はと思った、愛情表現が下手な分、誠実な男を良く演じました。これらの俳優さんを忘れることができません。これから、色々なところで活躍してくれることを祈っています。
最後、勝之まで死んでしまったのは驚いたが、ひかりと優は天売島で頑張って生きていくとハッピーエンド?は良かった。全体と見ると、1時間物とすると、30話です。長いが、ストリーがあっという間に動く序盤と最終盤、途中の行ったり来たりの長いもどかしさ、キャラがジェットコーズターのように変化する醍醐味、これらは昼ドラの楽しみなのですね。冬ソナに通じるものを感じて島ソナと呼びたい。韓流とかいうが、日本には昼ドラがあった。冬ソナは30ー50代の女性に大人気なのは、じつは昼ドラの手法を使っているからだろう。是非1時間×5回ほどの総集編希望です。

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JOY YOU あなたのよろこび これだけ書きたかった    7月8日アップ

時々見ています。昼ドラで離島で働く女医の話で、どうなんだと思ったが、面白い。最初は大学から病院勤めで、冷たいロボットと言われていた。医師になったのは母親の病気からだった。折り鶴を折って母の病気の回復を祈った定番の話があった。しかし、医師になると心だけでは治せない。患者を死なせて挫折から、知識と最新医療器械での治療しかないと思った。しかし、入院した白血病の恩師の言葉で180度変身する。心が大事だと、医療ミスを告発して、全てを捨てて、離島医療に飛び込む。しかし、離島でも、私はこんなところにいる医者じゃないの。喘息の子供をみても、私には経験があります。といいながら東京の喘息の権威の教授に電話して、私には人脈があるの。再発作では、こんな設備もないところでは治せない。笑、大笑いです。ここまで、滅茶苦茶だと楽しみです。そして、今は看護師や島の人から総スカンだ。どうする。
主役の木内晶子さんですか、奥菜さんに似ていますかな。美しい。とにかく美しい。それが様々な表情を演ずるが、表情がない、能面と掲示板で指摘があった。その通りだ。笑。この主人公が出ずぱりです。この優は単なる記号なのかもしれない。優A、優B,優C・・・がいて、突然Aを捨てて、Bに変わる。とても一つの人格とは思えないほどだ。多重人格ドラマ的な面白さ。驚きがある。医師の姿も平板な描き方だ。極限の定番の医師像だ。これは悪口ではない。素晴らしいと思うのです。笑。本当に楽しんでいます。なんでだろう、分かるまで考えよう。

藤井 優 … 木内晶子                  柴田勝之 … 大浦龍宇一
星野朝美 … 赤座美代子                山中朋子 … 小島香奈子
柴田ひかり … 野村涼乃                 柴田美幸 … 渋谷琴乃
鶴巻多恵 … 福井裕子                  鶴巻哲平 … 芦田昌太郎
港 大輔 … デビット伊東                 鶴巻哲平 … 芦田昌太郎
港 大輔 … デビット伊東                 港 響子 … 湖映佳奈子
広瀬智也 … 西與一郎                  広瀬加奈子 … 駒塚由衣
実花 … 永田めぐみ                    
里佳子 … 仲程仁美(なかほど)            過食児・星野真央 …  千葉里奈
北沢正先生 … 有川博                  北沢里美 … 清水めぐみ
川崎悟郎 … 谷本一                   川崎ふみ …  佳那晃子
噂のキヌ子 … 松井紀美江               太りのノブ子 … 鷹家昌子
富塚靖(鉢巻き漁師) … 岡田謙一郎          渡部竹男(ロンゲ漁師) … 頃末弘己
草間誠司 …  平岳大                  草間秀美 …  奏谷ひろみ
草間太一 … 高木優希                  宮下由紀   山内紅実
川田敏江先生 … 岸田今日子              女医・寺島いずみ … 勇直子
上司・島村内科部長 … 加藤茶             役所の上司 … 肥後克広

企  画 … 鶴 啓二郎(東海テレビ)           原  作 … 軽部 潤子「青空クリニック」(講談社Kiss連載中)
脚  本 … 深沢 正樹、大原 久澄            音  楽…  渡辺 博也 
主題歌 … day after tomorrow「lost angel」(avex trax)
プロデューサー … 市野 直親(東海テレビ)、浦井 孝行、櫻井 美恵子(国際放映)
演  出 … 藤木 靖之、吉野 晴亮、ほか        制  作 … 東海テレビ放送、国際放映 
放送日時 … 2004年6月28日(月)〜9月24日(金)毎週月曜〜金曜日 13時30分〜14時00分 放送回数 … 65回

藤井 優 … 木内晶子 柴田勝之 … 大浦龍宇一 星野朝美 … 赤座美代子 山中朋子 … 小島香奈子
柴田ひかり … 野村涼乃 柴田美幸 … 渋谷琴乃 鶴巻多恵 … 福井裕子 鶴巻哲平 … 芦田昌太郎
港 大輔 … デビット伊東 港 響子 … 湖映佳奈子     広瀬智也 … 西與一郎 広瀬加奈子 … 駒塚由衣
実花 … 永田めぐみ 里佳子 … 仲程仁美(なかほど) 過食児・星野真央 …  千葉里奈
北沢正先生 … 有川博 北沢里美 … 清水めぐみ 川崎悟郎 … 谷本一 川崎ふみ …  佳那晃子
噂のキヌ子 … 松井紀美江 太りのノブ子 … 鷹家昌子 富塚靖(鉢巻き漁師) … 岡田謙一郎 渡部竹男(ロンゲ漁師) … 頃末弘己
草間誠司 …  平岳大 草間秀美 …  奏谷ひろみ 草間太一 … 高木優希 宮下由紀   山内紅実
川田敏江先生 … 岸田今日子 女医・寺島いずみ … 勇直子 上司・島村内科部長 … 加藤茶 役所の上司 … 肥後克広
企  画 … 鶴 啓二郎(東海テレビ) 原  作 … 軽部 潤子「青空クリニック」(講談社Kiss連載中)
脚  本 … 深沢 正樹、大原 久澄 音  楽…  渡辺 博也   
主題歌 … day after tomorrow「lost angel」(avex trax) プロデューサー … 市野 直親(東海テレビ)、浦井 孝行、櫻井 美恵子(国際放映)
演  出 … 藤木 靖之、吉野 晴亮、ほか 制  作 … 東海テレビ放送、国際放映
放送日時 … 2004年6月28日(月)〜9月24日(金)

毎週月曜〜金曜日 13時30分〜14時00分 放送回数 … 65回


エースをねらえ★★★★★   9月23日放送

山の上が写され、そこは山肌に地蔵が多く立っていた。寺の鐘が鳴り、本堂で読経がある。そこには宗方仁のラケットが奉納されていた。タイトル。
ひろみ「コーチ必ず来て下さい」と言い、アメリカへ発った。しかし宗方は「岡、エースをねらえ」で、死んでいった。僧侶の桂は寺脇さんだよ。意外と似合っているかもしれない。宗方コーチの葬儀では、お蝶夫人はだけは派手です。銀河鉄道999のメーテルだ。いつものメンバーが全員集まった。緑川は棺に取り縋り大声で叫ず。2004年、インターナショナルユースカップが行われる、準決勝で女王マリア・ヤングとひろみの試合がある。mリア「カモン」と言っている。太田コーチと藤堂が付いていた。意外と無名のひろみは頑張っているよ。上戸さんも上手くなったね。スタンドに忍者かと思う格好で桂・僧侶がいたよ。6−2、しかし4−6で取り返した、結局、3セットは6−4で試合はひろみが負けた。一応メダルを貰った。高橋父「まぐれ」と言い喜び、高橋母はつまみ食いするひろみを叱る。部屋で猫の五右衛門に報告している。ひろみは帰ったが、早速ジョギング、そしてコーチへ報告だ。高橋父はとどめて「これ読みなさい」と日記を差し出す。読み始める。「1月15日、岡、いよいよ渡米する、今静かな気持ちでお前を思い出している、岡俺は幸せだ、一片の恨みも悔いない、やっと自由になった、気がかりなのは、俺がいなくなったあとだ、お前は悲しみ、泣くだろう、俺はお前を信じている、立ち上がれる、忘れるな岡、どん底からはい上がった人間だけが強い、強くなれ、岡、誰よりも強くなれ、俺はいつまでもお前といる、岡、エースをねらえで終わっていた。その後の空白のページから、ひろみは知ったのか。高橋父「宗方さんは、お前がアメリカに飛び立った、その日に・・」と言う。「嘘だ、嘘だ」と走るひろみだが、宗方の家では藤堂も揃って遺影に手を合わせている。牧、音羽、凄い髪型のお蝶夫人、尾崎、太田コーチもいる。そこにひろみが来るが、「信じられない」とショックに耐えられず走り出す。藤堂は思い出のコートへ行く。雨が降り出すが、ひろみは無心でシュートを打っていた。ひろみ「前もここでコーチは待ってくれた、今日も来てくれる」。藤堂「やめろ」と言う。桂・僧侶が登場「宗方は死んだ、認めろ、死んだんだ」。藤堂が桂に詰め寄るが、桂は「岡、認めるんだ、宗方は死んだ、死んだ」と繰り返す。しつこいですね。藤堂は「やめろ」と思わず殴る。ひろみは「コーチ」と泣き叫び、地面に座り込む。雷が丁度都合良く鳴る。いいですね、このチープで分かりやすい展開とセリフ、寺脇さんの新キャラもいいです、笑。CM。
高橋父が家に連れ帰る。僧侶は桂大吾で宗方と中学からの親友で、タイトルを取り合った。千葉が知っていて、そして同じ時にテニス界から去っている。桂「俺がここに来たのは、宗方仁に頼まれたからだ、仁のテニス生命を奪ったのは、俺の一球のためだ、俺はテニスをやめ寺に入った、仁と岡を引き継ぐ約束をした、岡は今、仁を失って慟哭の中にいる、抜け出すのはたやすくない、しかし、慟哭の中にこそ真理があり神髄が見える、一度慟哭を味わった者はそれと対決しなければ、真の人生は生きられない、親御さんは説得するから、岡を俺に任せてくれないか」と桂は言う。ひろみは回想し、泣く。牧と藤堂が付き添って桂の寺にひろみを連れてくる。牧と藤堂は帰るが、桂はイキナリ水をかける。仁に鍛えられた身体はびくともしないと、水をかけ続ける。この繰り返しのパータンも良いですね。滝に連れて行き修業だ。本堂でお経を読み、水を汲み、掃除、座禅だ。山に登り、地蔵の前で読経だ。抜け殻のひろみは付いていく。ある日、お蝶夫人と藤堂が見ていると、ひろみは鎌で左前腕内側の皮膚を傷つける。CM。
テニス理事会では、岡と緑川が1ヶ月練習をしていないので、ユースを外すかどうか議題になっている。竜崎総一郎は「特殊なケースで二人を潰すのは惜しい」と発言する。しかし反論も出る。桂に言われ、岡は清水で口を付けて飲む。ひろみ「おいしい」と言う。今まで気づかなかったが初めて、小川のせせらぎ、鳥の声を近くに感じた。全喪失から自分の感覚が戻ってきたのだ。そして壊れたコートを見る。回想。2ヶ月たって藤堂が訪ねる、藤堂「何をしているか分からない」。桂「俺は逃げた、俺は仁が悪いことを知っていて、自分が試したい技があって無理矢理試合させた、それで仁の膝蓋骨は破損し、復帰はできなくなった、俺は岡と同じだった、自分を責め、その苦しみに耐えられず逃げた」。回想。桂は酒を飲んでいる。そしてこの山寺で、本尊に睨まれた。そこへ、仁が訪ねに来た。宗方「俺の全てを受け入れてくれる選手がいる、途中から引き受けてくれ、2、3年では選手は物にならない、俺はポンコツであと3年もてばいい」。桂「約束する」と答えた。桂「仁は死を見つめて生きている、その仁がすべてをかけて探し出した選手をどんな人間なら引き受けてくれるか、俺は悩み苦しみ、ここでの生活が答えを教えてくれた」。回想。雪のなかで、白い着物の仁は、倒れる。時代劇みたいな様式美ですね。仁「そろそろだ、頼む、頼んだぞ、これは奇跡への挑戦だ、俺の死ガチャンスだ、岡は慟哭に落ちるだろう、だがどん底からはい上がった者は強い、俺の死を乗りこえれば、岡は桁違いの成長を遂げる、岡にそういう受け取り方をさせてくれ」。そして仁はラケットを預ける。仁「時が来たら、お前の手から渡してくれ」と言う。その話を聞いて藤堂「自分の死を利用して」。桂「岡を見て俺には分かった、奇跡を起こせる、その時が来たら、手助けをしてくれ」。藤堂「分かりました」。桂「頼みたいことがある・・」。CM。
桂「色即是空という言葉がある、坂道は下から見れば上り坂だ、上から見れば下り坂だ、物事にはいろいろの見方がある、何故逃げる、お前は本質から逃げようとしている、いくら逃げても追ってくるぞ、逃げるから追ってくるのだ」。岡の独白「どうすれば忘れられる」。桂「太陽は沈み、月は昇る、そして月は沈み、太陽は昇る、足下を見ろ、その花は生きようとしている、短い命と知らず未来だけ見ている、岡、お前はどうする」。岡「だったら、どうすればいいですか、どうすればこの痛みはなくなるのですか、テニスを始めたときから、いつもコーチは一緒だった、ずっと一緒だと思った、でもコーチはいない、会おうと思ってもコーチはいない、私はどう生きればいいか分からない」。桂は傷跡を見せる「お前の身体は生きようとしている、心だけ置いていくな」。岡「このままじゃいけない、分かっている、でも」。朝、岩の上で岡は目覚めた。朝日、花を見る。自分の身体が生きようとしていることを実感する。これは自分の身体と心が一つになった瞬間です。禅問答の終わりでカメラは俯瞰で岡を回る。宗方「岡、この世に耐えられない悲しみも苦しみもないと信じている」。岡が歩くと、コートが綺麗に整備されていた。そして、ボールがあった。岡「私は泣いて、辛く、逃げようとしていた」。桂「宗方仁を忘れるな、これを持て」とラケットを渡す。桂「何をしなくても時は過ぎていく、あれほどの思いを味わっても、lこれからの思い一つで、軽い想い出になってしまう、それは俺がゆるさない、仁の人生から逃げるな、仁の教えを無にするん、仁はお前の心に生き続ける、傷跡は残る、全てを背負ってコートを走れ、そのボールはただの物でしかない、しかしプレイヤーが打てb魂がこもる、あのサービスラインに立ってぶつかれ」。ひとみはラケットを見る、宗方の「岡、打て」と声が聞こえた。そして、そのボールを藤堂が拾う。何とみんなが登場する、コートを整備していたのだ。岡「見てくれたんだ、見守ってくれたんだ」これで復帰できたんだ、長かったな、原作者の迷いと悩みだったんだ。緑川も仁の墓に「コートに帰るわ」と報告する。そこに岡も来る「やっと、ここに来ることが出来ました」。岡「今までごめんなさい、これから頑張ります」。お蝶夫人はジャパンカップを辞退して、お蝶夫人「アメリカへ行く、私にはどうしてもやらなきゃいけないことがある」と尾崎に言う。そしてお蝶夫人は「尾崎さん、私にはおの海が支えでした」と言う。恥ずかしい回想シーンだ。ジャパンユースカップが始まる。竜崎総一郎が挨拶をする。出場は2名だ。太田コーチは、岡と緑川のユースの規定では1ヶ月以上の無断欠席は除名だが、ユースに残るにはトーナメントで勝つしかない、と言う。厳しい条件だ。藤堂は岡のトレーナーを買って出る。もちろん自分の試合も勝つという。尾崎は怒る「舐めているのか、今が勝負だ、それとも片手間でも俺に勝てるというのか、俺は認めないぞ」。練習を始めようとする、岡「私のことは」。藤堂「君の選手生命がかかている、2ヶ月のブランクを甘く見てはいけない、エースを取れるバックハンドが必要だ、身につけるんだ」。緑川に桂「仁の妹だ、しかしお前は欠けている、何のためにテニスしている」。緑川「私にはテニスしかない、だから誰よりも強くなりたい」。桂「だが今のままでは岡に勝てない、この一球は絶対無二の一球なり、おれのサーブを受けてみるか」。でた絶対無二だ。桂のサーブは緑川のラケットが飛ぶ。桂「無にならなければ、打てない、しかしお前なら打てる」。岡には藤堂が真剣に指導する。岡「藤堂さんは、選手をあきらめるのか」。藤堂「集中が足らない」と叱られる。一方、桂は緑川を指導している。そおの姿を見て、凄い、同じ2ヶ月のブランクなのにと焦る。CM。
試合形式で練習があるが、ひろみは高木にあっさり負けた。藤堂「集中しろといった、1週間しかない、分かっているね、はいはいと、本当に君は分かっているのか」と大声になる。太田と桂は飲んでいる。太田「藤堂は自分の試合に集中させるべきで、岡も気にしている、共倒れになる、桂、宗方はお前に岡を見て欲しかったんじゃないか」」。桂「俺は、岡も藤堂も緑川も信じたい」。アメリカで大きなリボンをつけたきらきらなお蝶夫人はマリア会う。嬉しい、永久保存だね。英語でマリアに質問する。マリア「勝ったけど、試合は負けていた、今度は完璧に勝利したい」。お蝶夫人「勝ち上がるのよ、ひろみ、必ず」。ひろみは練習中にまた倒れる。CM。
悩む藤堂に、千葉がやってくる。藤堂「冬合宿を覚えているか、だけど、あの時本当の辛さを分かっていなかった、宗方さんはもっと苦しんでいた」。千葉「お前は宗方さんお代わりになろうとしているのか、お前は一緒に走れて、球を打つことも出来る」。ひrみが目を覚ますと、音羽さんが付いていた「あんな藤堂さん始めてみた、自分の試合も勝つと言ったのでしょう、よほどの覚悟よ」。ひろみがコートへ行くと、藤堂が一人で特訓していた。千葉がきて「藤堂は君と二人で強くなりたい」と決意を知らせる。宗方コーチ「お前は誰よりも強くなれ」と言った。岡「私は、どうなの、何を目指すの?」。ひろみと緑川の特訓が進む。ひろみは藤堂と一緒に走る。緑川のサーブは空き缶を見事に順次倒し、積んだバーベルの山も崩しそうだ。CM。
代表選出のトーナメントが行われる。尾崎も藤堂も勝つ。もう二人の決勝対決だ。尾崎は「お前には負けない」と言い切る。女子も、緑川とひろみの決勝対決になる。緑川「私は自分のテニスを見つけた、あなたを失った苦しみを乗り越えた二人が戦う、一人がユースに残り、一人がユースを去る、まるで天国と地獄、でも私のテニスをして必ず勝つ」。藤堂と尾崎の試合が始まる。消耗戦だ。藤堂は粘り、尾崎は飛び上がってアクッションするが、藤堂が勝つ。握手を求める尾崎に藤堂は思わず倒れ込む。救急室に運び込まれる。不安になるひろみだが、自分の試合があり、太田コーチに促される。CM。
ひろみと緑川の試合が始まる。緑川の鋭いサーブがコートに突き刺さる。黒いコスチュームの緑川のサーブは190マイルだ、サービスゲームは取られてしまう。ひろみの上戸さんは白で肩が露出したベアトップ?もお似合いです。本当の選手みたい。粘りでポイントをとり、サービスゲームをキープする。あれ、お蝶夫人とマリアも見ているよ。アメリカから来たのか、笑。千葉は写真を撮っている。ひろみ「よしぃ」と声がでる。ファナルセットになる、3時間がたった。ひろみの右足がケイレンする。「おちつけひろみ、私の足は動く、私はあなたよりも先に倒れない、コーチは人生をかけてテニスを教えてくれた、藤堂さんは自分の信念を貫くことを教えてくれただから私はボールを打つ、私が生きていくためにボールを打つ」。ひきづずっている。緑川のマッチポイントだ。無心に打つ。足を引きずりながら・・回想シーンから、画面が白くなる。あしたのジョーだよ、笑、スポ根の極致は白くなるのか。ひろみ「身体が自然に動く」。竜崎総一郎「奇跡だ」。桂「見ているか、仁」。ボールが消えたよ。そして緑川が立っていたよ。緑川「岡さん、負けたわ、次はポロとして世界で会いましょう、今度は負けないわ」。1−6,6−4、7−6で勝った。大きな拍手だ。そして思い出したようにスタンドの藤堂に駆け寄り、抱擁だ。藤堂「おめでとう」。皆が見ているのに、テニスでは良くあるシーンだ。お蝶夫人がプレスにむかってマリアがジャパンカップに出場することを告げる。マリア「目的は、ただ一つオ、カ、ヒ、ロ、ミを叩きのめすためだ、麗花にサポ^トを頼んだ」。お蝶夫人は「オファを引き受けた、私は引退して竜崎コーポで、日本テニス界の発展に尽くす」。これは惜しいよ、お蝶夫人のテニス姿が見られないないとわ、涙。ひろみはお蝶夫人に会い「引退するなんて」。お蝶夫人「ひろみぃ、マリアに勝つ方法はただ一つ、マリアより強くなること、それだけよ」。お蝶夫人のモノローグ---ひろみぃ、強くなるのよ誰よりも---。桂「マリアは何故、お前と試合するのか、それはお前が怖いからだ、恐れ、迷い、悔い、誰もがそれと戦っている、だが忘れるな、だがお前が自分を信じている限り、やっていくる、行ってこい」。ひろみ「行ってきます、桂コーチ、有り難うございました」。青空の下で、マリアと赤いコスチュームのひろみとの試合が行われる。スタンドは満員だ。テーマソングとエンドロールともにはじまる。緑川はアメリカでテニスのコーチを受けている。尾崎は取材を受けてプロデビューを祝福される。桂は仁に、「もういい仲間もいる、お前もいる、俺の役目はここまでとする」と報告している。藤堂「僕たちはスタート地点に立ったこれからが本当の戦いだ、行こう二人で」。ひろみ「負けたくない自分だけには」。そして、最後の締めは、宗方コーチの「岡エースをねらえ」でおしまい。
結構、前半は原作者の迷いを反映して、宗教臭くて大変でした。しかし言いたいことは分かるし、好きです。逃げようとするでば追われる、逃げずに向かっていけば追うことになる。忘れようとすれば忘れられない、忘れまい覚えようとすれば忘れていく。妥当で気持ちが楽になる考え方だと思います。多分原作者は宗方の死から、この漫画の続編を作るために苦しんだ。その結論がこれだったと思う。そして原作者は新興宗教の教祖となってしまったのだ。さて、藤堂さん、上戸さん、松本さんは変わらなかった。石垣くんは凄く変わりましたね、酒井さんも変わったような気がした。金子さんと愛川さん(牧)がたくさん出ました、嬉しいです。ただお蝶夫人はもっと出て欲しかった。だけど、派手な衣裳は少し見られました、できればコスチュームを見たかったです、嬉。上戸さんのコスチュームも可愛くって(こんなにバストあるのかな?)、テニスが上手そうに見えた。桂は特命係の亀山君を思い出したが、演じきってくれました。最後は内野さんの宗方コーチが締めてくれました、着物が美しいです、笑。何だ、ドラマのストーリーとか、テーマには語らないですね。そうキャラの楽しさだけで、5つ★です。やっぱ、楽しめるわ。無理かも知れないが、続編を希望します。

岡 ひろみ …… 上戸彩   藤堂 貴之 …… 吉沢悠   竜崎 麗香 …… 松本莉緒    緑川 蘭子 …… 酒井彩名
尾崎 勇 …… 石垣佑磨   千葉 鷹志 …… 柏原収史  音羽 京子 …… 金子さやか  愛川 牧 …… 森田彩華
太田 健作 …… 甲本雅裕  岡 修造 …… 高橋克実   岡 美智子 …… 高橋ひとみ  竜崎 総一郎 …… 夏八木勲
宗方 仁 …… 内野聖陽   桂 大悟 …… 寺脇康文   マリア・ヤング …… マリア・テレサ・ガウ

原作…… 山本鈴美香『エースをねらえ!』     脚本…… 瀧川晃代   製作…… テレビ朝日  共同テレビ
チーフプロデュサー…… 松本基弘(テレビ朝日) 関口静夫(共同テレビ) 
プロデュサー…… 三輪祐見子(テレビ朝日)森安彩(共同テレビ)



9.11 ★★★★     9月11日放送  9月22日アップ

 脚本……大石 静
 プロデュース……現王園 佳正
演出……平野 眞
制作……フジテレビ ドラマ制作センター
杉山 晴美……和久井 映見
杉山 陽一(ぶーちゃん)…稲垣 吾郎(特別出演)
三田村 誠………石黒賢
高木 倫子……鈴木 杏樹
堤 健太郎……勝村 政信
町田修……中根徹
陽一の父……宇津井 健
陽一の母……柏木 由紀子 
晴美の母……白川 由美
2歳になる長男・太一……澁谷武尊 
9ヶ月の次男・力斗……村上尭良
幼稚園の先生……山口紗弥加



これはアメリカ同時多発テロで犠牲となった日本人銀行員の妻杉山晴美さんが書いた手記を原作としてドラマでストリーは事実に基づいています。

2000年10月飛行機の中で、子供2人とが乗っている。半年前に富士銀行ニューヨーク支店に赴任した夫陽一と暮らすため、太一と力斗を連れて行った。夫が迎えに来た、シンさんが運転する車でマンハッタンへ行く。夕暮れが綺麗だった。ワールド・トレード銀行のツインタワーが見えるところで家族の記念写真を撮った。。合成なのでしょうね。ニュージャジー州フォートリーに付いた。新しい家に入る、天井が高い、立派な家だ。近くの公園で、夫とこどもが走る。アイスを食べる。2001年9月11日、6:25AM、髭をそり、6:40AM朝食を食べ、起きていない子供2人の顔だけ見ていく、昨日の子供の髪のカットは暴れて大失敗だ。「河童みたい」と笑っている陽一、今夜は遅い、晴美は3人目を妊娠し「つわり」だ。ゆっくりと出勤していく夫の後ろ姿を見送る。7:00AMバスに乗る陽一だ。7:10子供達が起きる。7:24AM子供達はベッドで跳ね、バスは進。7:40AM陽一はバスから改札で地下鉄へ。7:58AM AA11便離陸、ボストン発ロサンゼルス行、乗員乗客92人。8:14AM UA175便離陸、ボストン発ロサンゼルズ行、乗員乗客65人。8:15AM地下鉄は揺れながら走る。家では晴美は弁当を入れる。8:27AM 地下鉄を降りエレベーターに乗る。家では晴美gあ髪を束ねる。8:50AM テレビではツインタワーに穴があき燃えていた。電話があったが、陽一の母だった、心配で国際電話をしたのだ。晴美はテレビを見て「飛行機がぶつかったのは北側のビルだ、陽一は大丈夫」と答えた。陽一は南側のビルだった。でもその瞬間に次の飛行機がぶつかる。タイトル。
晴美「ぶーちゃんは大丈夫」。電話で「晴美?」。陽一からの電話を待っている。しかし、心配する知人からの電話だ。陽一の父からも電話だ。肝心の陽一からは電話がない。晴美が連絡するが、留守番電話サービスだ。陽一の職場は南塔の80階だ、飛行機はビル真ん中の50階に突っ込んだようように見えた。何度も見たはずの映像ですが、衝撃的ですね、身震いします。9:43AM、AA77便ワシントン口蓋の国防省に激突の映像が出る。晴美「えぇー」と思わず声が出る。見舞いの電話ばかりで、陽一からは来なかった。その時ビルが崩壊する(コラプスと言っている)、晴美は大声を上げる。「どうして、どうして」。そこにチャイムで近所の高木倫子が来た、「主人の連絡で富士銀行の人は殆ど無事だったらっしわ」。倒れ込む晴美だが、安堵する。事件現場は大変案騒ぎに成っている。富士銀行 事故対策本部は大忙しだ。負傷者もいる。確認と未確認に分けられる。晴美は事故対策本部の三田村へ電話する。三田村「無事は113名、まだ11名と連絡が取れていません、病院に収容されている人の中にうちの行員がいないか当たっています」。晴美「通行止めで連絡取れないから歩いているかも、あの人は生きています」。晴美---お腹の小さな命のためにも眠らなければと思った---回想シーン、1987年春。飲み会で、晴美と陽一は隣り合わせる。1990年夏、待つ晴美に陽一が遅れて「富士銀行に受かった、結婚しよう」。晴美「自信ありすぎ」。陽一「あるよ」。1992年冬、二人の結婚式。 その夜夫は戻らなかった。9月12日朝、家で待つ晴美だが、連絡はない。大地は積み木で壊れたビルを作るという。CM。
9月13日、フェリーで晴美はマンハッタンに向かう。地下鉄も不通だ、ビルはまだ煙を上げていた。隣あったアメリカ人は「神を信じるか」聞く。晴美「信じる」と答えると、「大丈夫だ」と励ましてくれる。彼女は着替えとクッキーをの大きなバッグ持った。フェリーを降りると三田村が迎えて、案内してくれた。大渋滞だ。泣き崩れる人、探す人で一杯だ。探す人の写真と名前の紙がボードに張っていた。5分来ただけだが、別世界だった。凄いな再現したのですね。金を気合いが入っています。病院へ行くが、プライバシーで情報得られない。運転手のシンさんがカードを貼ってくれた。フェリーで隣あった女性の夫は入院してたようだ。三田村から行方不明者の情報を得るために、スーツや時計などのメーカー名などを記載する書類を書くように依頼される。そして、ボランティアをグレンを紹介された。そしてDNA調査の情報書も渡される。遺体確認のためだ。帰りのフェリーで見つめる。家に帰り、ブラッシや髭などを取りだして集める。近所の倫子は子供を見てくれたが、「DNA鑑定なんて、アメリカは何でも気が早すぎるわね、段取りが良すぎて、信じよう、今びーちゃんは逃げているって」。晴美「私、あの子と同じ年に父を亡くしたの、母は強い人で私は淋しくなかったけど、私は母みたいに強くなれるか自信ない、陽さんには傍にいて欲しい」。倫子「帰ってくる」と手を握る。涙だよ。励ましのメールがたくさん来る。---暖かいメールありがとう、志は海を越え、私の心を優しく包み込んで支います、主人の安否は分かっていません、負傷して病院にいる可能性もありますので、今日も病院回りをしてきました、皆様も一緒に主人の無事を祈って下さい---CM。
9月15日、夫の両親と私の母がニューヨーク入りしました。歯医者から預かったカルテを差し出す。ババはテレビが嫌いです、というが、杉山家では情報を得るためにつけっぱなしにしているのだ。陽一の母が銀行はマンハッタンにホテルを取ってくれたが、嫌なので、ここにいたいと希望する。晴美は「もちろん、大丈夫です」と声を張る。母とスーパへ買い物だが、そこにも連絡ボードがある。空手道場の案内を見て、晴美は不正出血だ。救急車で運ばれる。アベマリアの歌が流れる中、雨の中を走る。CM。
胎盤剥離による出血だった。点滴して「絶対安静だ、こんな時に」と泣く晴美に、母は「泣かないの、あなたがやることはお腹の命を守ることだ」と諭す。晴美「陽ちゃんは病院で、がれきの下で頑張っているかも知れないのに」。母「赤ちゃんにもしもの事があったら、陽さんも悲しむでしょう、消防士さんや、銀行の人を信じましょう」。2日で自宅に戻った、お腹の子供は大丈夫だった。1週間後、会社の堤が自宅に来て、状況を説明してくれる、総務は80階の南側、自由の女神の見える机です。ファースト・アタックの時に、机で杉山は電話している事を記憶している。晴美「ファースト・アタックの時も電話中だったのですか?」。社員「みなすぐ、北側の窓に走ったと思います」。晴美「主人が1階まで走ったというのは本当ですか」。社員「分かりません」。堤「杉山さんは降りなかったのではないでしょうか」。晴美「サウス・タワーが安全だというアナウンスが流れたのは本当ですか」。堤「はい、アナウンスを信じて私はもう一度80階に戻ったとき、杉山さんは非常口近くにいました、三田村「私もずっと仕事をしていたと思います」。堤「サウス・タワーまで飛行機が突っ込むなんて想像が付きませんでした」。晴美「それ以降主人を目撃した人がいないなら非常階段を使ったのですね」。堤「私が廊下に出たとき、杉山さんは自分のデスクで普段と同じく仕事していました、セカンド・アッタクの数分前です、その後は覚えていない、窓一杯に飛行機の機首が迫ってくる光景しか、杉山さんは覚えていない」。晴美「しかし、あなたは生還したわ」。堤「端から端までとばされましたが、どういう訳かかすり傷程度で、飛行機の残骸を押しのけて、非常階段を目ざしました」。みな涙だ。リアルな説明で、映像が想像できますね。夜、家で晴美は子供も見ている。10月7日米軍のアフガン攻撃が始まった。10月18日炭疽菌の感染者が発生した。晴美「私たちの気持ちも、死んだ人や行方不明者のことは忘れて、ビンラディンを捕まえることに血眼になって」。母「一度日本に帰らない、今のアメリカを見ていると、ここにいるのがいいか分からなくなっている」と言う。晴美「帰ったら、簡単にアメリカに来られないわ」。母「子供のことは面倒見るから」。晴美「安否が分かるまで、ここを離れたくない、強くなったでしょう、おかあさんの娘だもの」。追悼式典の招待状が来る。晴美は「あの場所に行ってみたい」と言う。10月28日に行われる。煙がくすぶっている。泣く晴美に赤いボールが転がる。陽一の思い出に泣く。アベマリアが独唱される。そして現場の砂を持って帰る。誰かの遺灰が入っていると思うと粗末にできない。母「そろそろ、子供に話したらどうか、小さいなりに考えている、状況を受け止めていない」。晴美「そうか、一人の人間として真実を知る権利はある」。晴美は太地に説明する「ぶーちゃんは、やっぱり逃げられなかった、悲しいけど、ぶーちゃんはお空に登って星になって、皆を見守っていると思う、中学、高校、大学生、大人になって、結婚して、お祖父さんになるまでずっと、応援して守ってくれるよ」と話す。そして外に出て星をみる。CM。
朝お弁当を入れる、太一はぶーちゃんにお手紙を書いた。晴美は会社に行くと、年内で帰る家族もいる。来年の7月までは銀行でカーバーされます。三田村「私も80階に残っていたかも知れません、そしたら、私の妻も奥さんと同じ思いをしたと思います、他人事とは思えません杉山君は真面目で誠実で裏表のない可愛い部下です、会社の大事な人材だと思っています、銀行は奥さんに出来るだけのことをします、安心してこちらで出産なさって下さい」。共感ですね。11月13日、アフガンは陥落した。アメリカは前へ前へ進んでいくのだ。手紙を透かして見てみる。「DAD・・」。母は3ヶ月ぶりに日本に帰った。ぶーやんはおせちもお餅も好きだから、お正月しましょう。家族3人で正月料理を食べる。晴美「ぶーちゃんに食べさせたかったね」。大地「お空で食べてるよ」。晴美「これは上手いって絶対言ったのに」と泣く。回想、1990年、80歳になっても手を繋いでカウンターで酒飲みたい、1993年 結婚記念日、毎年フレンチを食べよう。日本に帰っても結婚記念日の行事は続けたい、太一に付き合って貰って、まだ結婚とはいかなるものか分からずに歩いていました、これから、もっと時間をかけて本物の夫婦になろうとしたのに、ゴールのテープを切りそびれた気分です、彼との出会いがあったので、子供達がいて、彼らの尾人生があります、その子供を見守る私の楽しみもある、まもなく10年目の結婚記念日を前にした私の独り言でした。3月11日、同時多発テロから半年のメモリアルデーに病院へ行きました。医師は子宮口が4cm開いていますので、今日産んだ方が良いですね。晴美はまだ陣痛も起きていないと言うが、医師は夕方には生まれますよ、心配ない、ご主人が守っていますよ。晴美は納得する。無痛分娩であっけないお産だ。妊娠中は悲しいことがあったから、夫がお産を楽にしてくれたのでしょう。晴美は赤子の顔を見ながら「陽さん、あなたなの、お帰りなさい」と泣く。新しい命となって夫が帰ってきた。それを狙って遺体が発見されないようにしているのかもしれません。晴美はツイン・タワーの代わりのライトアップを病院の窓から見た。三男を想弥と名付けた。たくさんのみなさんの想いを頂いた、父親の手に抱かれることはかなわないけど、いつも父親の想いに包まれて生きるだろうという意味です。弥は弥生3月生まれの意味です。予定通り、7月には日本に帰るので、元気な団子3兄弟と想弥の中の主人に会いに来てくれたら幸いです。桜の画像が入る。三田村「ご遺体が確認されました、DNA鑑定によるものですから、間違いないと言うことです」。晴美「そうですか、3男が生まれたら発見されると思いました、あの人はどこに」。三田村「それが、右手の親指の先が発見されました、その骨で確認されました」。回想で右手のシーン。三田村「実は事件1ヶ月後には、もうご主人は発見されていたそうです、でも膨大な遺体があるので、DNA鑑定に手間取っていたようで」。晴美「まだ半分以上が行方不明のままです、今鑑定できただけでも有り難いと思わなければいけないのかもしれません」。教会でお別れする。大泣く晴美だ。骨壺はブロンズに入れ、遺灰は4つのペンダントに入れ身につけられるようにした。---幼い子供を残し、3男を抱くことも出来ず、またみずほ銀行の一員として皆様とスタートを切れなかったことは夫杉山陽一にとって、どんなにか無念であったと思います、けれど今回の事件で妻の私は貴重な体験をしました、命の尊さを改めて知らされ、人間の真の強さ弱さに直に触れ、人生勉強を積ませて頂きました、悲惨な状況は悲惨な結果だけを生むものではありません人間乗りこえられない苦しみはありません、それが私にとって驚くべき真実でした、この教訓こそ・・・太一が歩み寄り手を取り、抱き寄る。---この教訓こそが、おっとがくれた財産と感じ、これを子供達に伝えていくことは私の使命と感じています、本日は有り難うございました--- 泣けました。三田村と警察で遺体がまた発見されるかも知れません。陽一父は「その都度連絡して下さい、私が受け取りに来ます、私が生きている以上、陽一は日本に連れて帰ります」。三田村が係員に返事する。晴美「二つの国で眠ることを受け入れようとした私だが、夫の父の気持ちもよく分かりました」。7月30日。家は大掃除して、引っ越しで家具がなく広々している。白黒シーンで回想だ。倫子「寂しくなるわ」。晴美「有り難う」。倫子「あの時高木さんがそばにいてくれなかったら、私生きていられなかったかも」。倫子「どうしたの、らしくない事言わないで」。晴美「本当に有り難うございました」。倫子「また東京で会おう、来年は私たちも戻れそうだから、それまで元気でね」。二人は抱き合う。三田村が手配して、シンさんが送ってくれる。晴美「三田村さん、本当に有り難うございました」。帰りに同じ所で記念写真だ。ビルと陽一がいない、でも想弥がいる。シンさんは悲しむが、晴美に促されてシャッターを押す。最後に被害者家族のためのファミリーセンターを訪れた。メッセージが一杯だ。そして晴美は窓からのクラウンドゼロの姿を見る。目に焼き付けようとする。太一は「ぶーちゃんまたくるからね」と書いている。空港へ向かう車は夕日に包まれてきた。2002年9月11日東京で、晴美は幼稚園の先生に「彼には事実を話しています、今日も皆にお祈りして貰うんだと話してくれました」。先生「まだ4歳なのに私何かより凄い人生を生きてきたんだと思いました」。晴美「主人があの子に強い心を授けてくれたんです」。先生「そうですね、頼もしいお子さんです」。子供「太一君のおとうさん死んじゃたの、悲しかった」。太一が答えない、晴美「そうなのよ、死んだのよ、悲しいけど、太一君に弟が二人いるから淋しくないの」。子供「そうなんだ、バイバイ」。晴美「悲しかったら、悲しいっていえば」。太一「悲しくないよ」。晴美「そうだよね、死んじゃったのは本当のこと仕方ない、ぶーちゃんのために頑張ったから、アイス」。晴美「もう1年以上あなたと話ししていません、あの朝も、あなたとの尻切れトンボの会話、続きはいつすればいいの」。9月11日に嬉しそうにアイスを食べる子供達の微笑ましい姿でバラ色に塗り替える。それが無力な一市民の私たちのテロへの抵抗でした。夜家で子供達を見ながら、「3人とも凄い運命背負っているよね、でも幸せだよ、大勢の人たちが君たちの事を心配してくれている、おとうさんのいる普通の家庭では手に入らない幸せだもの、感謝しないと、まだまだ立派なお母さんじゃないけど、君たちにこれがおかあさんの生き方だと胸が張れるようになりたい、お空のぶーちゃんも見守っているよ」。1周年記念式典、ニューヨーク、一人一人の名前が読み上げられる。スギヤマヨウイチ。でも寝ていた。「昨夜寝てしまったことは不覚でした、けでろ、こうして普通の日常を積み重ねていくことは私なりの夫への供養だと思いました、そうよね、あなた、本当はどこかで生き延びているんじゃないの、発見されたのは右手の親指だけだもの、親指一本なくても生きていけるし、アメリカ脱出してイタリアで素敵な彼女と生活していたりして、まあそれでもいいわ、あなたが生きていてくれるなら、特別に許してあげる、それほど惚れています、短い夫婦生活でしたがまたいつか夫婦やってください、次は断るって、口の悪いあなたの声が聞こえてくれわ、いいわ、何度でも言って下さい、仕方ないから、私の生き様で惚れて頂きましょう、残してくれた子供を立派に育て上げたら、よくやった仕方ないから又結婚してあげるよって、言って貰えるように、そんな日を楽しみにしています、あなたの妻より」。青い空。おしまい。。
最後に杉山さんの写真がでる。杉山さん一家は陽一さんへの想いを胸にあたらたな人生を歩んでいる。
淡々と時系列的に描かれる序盤は良かったですね。省略されているが、二人の夫婦の歴史と生活が思い描かれた。稲垣さんは素敵でした。少ししか出ていないが、過不足なく人物が描かれていました。そして事件の映像は本当に何度みても衝撃ですね。アメリカは変わった映像です。それを再現したシーンも頑張っていたと思います。入り込めました。銀行の人たちや、近所の倫子さん、両親も過不足なく登場して描かれていました。本当はもっと混乱していたのかも知れませんが適度の所略こそがドラマの本質ですね。特に80階の設計図を示しての、説明は想像力で見せてくれました。ビルの中から飛行機の像を作らなかったことは良かったと思いました。そして3男誕生、親指だけの遺体と、大きな衝撃的な出来事は、淡々としすぎかも知れない。もっと劇的に描いてもいいかも知れない。そして葬式、帰国、ちょっとゆるんだかな。最後の晴美のモノローグは長すぎた気がした。ナレーションで説明するよりは、省略された映像の丁寧な積み重ねで心情を想像させて欲しかった。ここが唯一残念に思いました。それにしても、日本人の運命を受容する姿の美しさに感動しました。和久井さんは冷静だが芯の強い、美しい日本女性の晴美を演じたと思います。私たちは9.11の真実を知ることなく、忘れ去ろうとしているのではないか、イラク内戦状態まで変化したが、もう一度グラウンドゼロで、ゼロから考え直したい。もっと多くの真実が明らかにされて欲しいと思った。最後に原作の杉山さんと脚本の大石さんに感謝したい。



僕と彼女と彼女の生きる道★★★★  総集編  9月18日 フジ 総集編    9月20日アップ

徹朗(草なぎ剛)、可奈子(りょう)、北島ゆら(小雪)、凛(美山加恋)、栗林(東幹久)、岸本(要潤一)、義朗(大杉漣)、担任石田(浅野和之)、井上部長(小日向文世)

一人旅の凛ちゃんが新神戸から新幹線に乗るところから始まる。指定席だが隣はビジネスマンで相島さんだ、横は年取ったヤンキーの佐藤隆太さんだ。京都でトイレがしたくなる。他が開いていても指定席だから、こうなりますね。回想シーンだ、凛の名前の由来だ、「凛として、きっりっとして、勇気があること」を思い出す。そして「おにいさん、すみません、トイレ行きたいんです」としっかり話しトイレへ行く。タイトル。
帰って水筒を空けようとすると手助けしてくれた。お礼にお菓子を出す。話し始める、「離婚しました、私一人です」。「へぇー、嬉しそうだね」。「嬉しいです、東京にいるお父さんに会いに行きます」「お父さんが好きなんだ」。「はぃ、おにいさんは好きですか、お父さん」。「まあ、嫌いじゃない、どんなって、そっちわ」「私のお父さんは」ここから回想シーンに入る。


前回のアップの  僕と彼女と彼女  を参考にして下さい

徹朗はみどり銀行での接待の宴席だ、そして夜遅く帰る。すると妻がいなくて妻の荷物がなくなっていた。その日の朝、離婚を告げられていた。朝起きるとトイレの音で子供の凛がいた。寂しい朝食だ。CM。
凛は家でいるが、帰ると凛の家庭教師のゆらと突然会う。凛は「良い子だと思う」。捨てられ経験だから、このセリフが出るのでしょうね。手伝って花瓶を割るハーモニカで五月蠅くて切れる。凛を可奈の母が引き取るが、凛は便秘で入院してしまう。CM。
凛は一人でおばあちゃんの所に行く。ラッキースタンプを片づけていないので、おかあさんが出て行ったせいだと思っている。それをゆらは告げる。徹朗は、おばあさんの所でほっとした。凛はお父さんと一緒に暮らしたいと思いますとゆらは説明する。凛は雷で怖がって、ゆらを呼ぶ、帰って徹朗は怒ってしまう。「北島さんは大きな組織で働くことが分からないし、俺たち親子はずっと分かり合っている、北島さんは誰かの親じゃないから分からないと思うけど、俺は凛のために仕事している、俺は間違っていない」。ゆら「あなた何も分かっていない、凛ちゃんを愛していない事も」。徹朗「待てよ」。ゆら「私が家庭教師をする前に働いていたのはキング・バーンスタン証券です、百倍の社員がいました」。可奈から連絡が有り会う。可奈子「私はあなたの母親じゃないわ、あなたは私を母親代わりにしてきたでしょう」。徹朗「意味分からない、可奈子は妻だよ」。可奈子「いいえ、あなたの家政婦だった、これ以上一緒にいたくない」。徹朗「凛のことは愛しているだろう、どうして連れて行かないのだ」。可奈子「私、今は凛と一緒に居られない、母親失格だから、どうしても、あの子を産んでいなかったら、私はどんな人生を送ったんだろうって、ごめんなさい」。徹朗「どういう意味だ」。可奈子「愛してない、私、凛を愛してない2話の終わりにあった、この言葉は衝撃だった記憶がある。そして徹朗にも衝撃だったのですね、凛は可哀想になったのだ。徹朗の生き方もここで変わったのですだ。家に帰るとスタンプを握っている凛を起こしてしまう。凛「おかあさんは凛が嫌いだから帰ってこないの」。徹朗は優しくなった、同じ女に捨てられた者同士の変な愛だ。徹朗は「おかあさんは凛のこと大好きだと言っていた」と告げる。ゆらが最後のレッスンだった、と報告する。徹朗「教えてくれないか、凛の父親として何をすればいい」。ゆら「ハーミニカを買って下さい」(2話)。この時の小雪さんは菩薩顔ですね、ビックリ。CM。
可奈子の母と1週間だけ父親らしくしたいと決めて、ハーモニカを一緒に吹く。凛と徹郎がピザを食べて話しする。こぼれそうになり、同じに慌てる。お互いを思いやれる、心の交流ができはじめた。徹郎は「おかあさんはパリで美術の勉強している、日本に帰っても、ここには帰ってこない」。徹朗「離婚したのだ、ごめんな」。きちんと話す。いよいよ引っ越しの日だ。ダンボールに荷物が整理される。最後の日徹郎は凛にどこか行こうかと言う。たまたま見ていたテレビで動物園が写っていて。一緒に冬の動物園へいく。ペンキ塗り立てだった。父娘で心から一緒に笑った。見ている方は泣いたよ。凛が持っていた風船が、人とぶつかって青空に飛んでいった。「悲しくなった」。見ている方は美しい。徹郎「凛、このままおとうさんと暮らさないか?」凛「はい」(3話です、いつもセリフは「はい」だ)。泣けました。新幹線に戻る。おとうさんはみどり銀行を辞めて、コックです。この話で相島さんが興味を持ってきた。徹郎は北島に家庭教師の回数を増やして欲しいと頼む。そして北島が大手企業の社員だったことを確認した。やはり何で辞めたか気になるのだ。CM。
職場も順調なようだ。職場の宮林(東さん)は独身で親と一緒で、車と女につぎ込んでいる、上昇志向はない。公園で、凛は逆上がりできない、と言った。それを見つめるゆらに徹朗は聞く「辞めるには勇気がいった。それまで仕事が全てだった、本当は立ち止まってみたかった、自分の大切なものを見つめたかった」。北島「まだ見つかりません、でも会社にいた方が不安でした、いつか判ると思います」。これが徹朗を変える機会にもなったのですね。父の定年の日だ。徹朗は父の会社の武勇伝だ、時代なのだ、これと自分の能力を同一視しているのも悲劇だ徹郎は離婚したことを言った(何で今日なのだ、判らないよ、と本人がいうのだから仕方ないか、多分子供とキャチボールしたかったか聞いて、覚えていないと答えたからかな)。離婚の原因は理解してもらえないよね。逆上がりの練習だ。やっと逆上がりが出来た。凛「お父さんみた」。徹郎ぼーとした顔だが「見たよ」。夫婦で大泣きです。何だ、徹郎も情けない顔で泣いている。(4話)。CM。
凛の靴が学校でなくなった。凛はどこか元気がない。徹朗はと凛の歩く、可愛いですね。徹朗はささいなイタズラだと慰めるが、今度は体操袋がなくなった。体操袋はお母さんのお手製だっただけに凛のショックは大きかった(大涙です)。仕事の接待を断った、徹朗の代わりに岸本に変更された。偉いぞ、徹朗は凛の方が大事だったのだ。父(大杉さん)が来た。離婚の説明を聞きに怒り満々だ。徹朗は学校へ行く、先生はもう乗り気じゃない。徹朗は校長までいったよ、担任は気を悪くしているが、学校も難しい時代だ。先生「凛ちゃんが嘘で無くしたのでないか」といった。徹朗「嘘はつきません、(怒)、凛は私の子供です、本気でやって下さい、建前は結構です、問題を解決して下さい、毎日来ます(怒)」。校長「分かりました、調べましょう」。担任「どういうつもりですか、校長と話すときは私を通して下さい」。徹朗「会社を辞めさせて頂きたい」。(5話)。  徹朗はゆらに「銀行をやめることにした」と話す。ゆら「そうですか」(反応うすい)。徹朗「凛のことも何とかしなきゃ」。ゆら「気分転換できるところに行くのはどうでしょうか」。ゆら「会社を辞めること間違っていないと思います」。徹朗「よかった」。徹朗と凛は雪を見に行く。楽しそうだ。雪だるまを作る冬ソナと同じだ、雪国育ちのかみさんと寒いー)徹朗「学校どうする、行くの怖いか、行きたくないならいいよ、待つよ、みどり銀行やめることにした、考え方が変わって違う生き方をしたい、凛ともっと一緒にいたいのだ」。凛ちゃん笑顔だ。涙だ。抱き合う二人だ、「娘には笑顔でいて欲しい、愛されてると感じて欲しい」。帰り、ゆらに雪だるまのお土産だ。(6話)。CM。
次の日凛が学校へ行く格好していた。下を向いている凛だ、学校まで徹朗はついていった。「無理しなくいいぞ、ここまで頑張ったんだから」。凛は上を向いて「おとうさんが学校の中にいます、(学校の校の字には父があった、凛ちゃん上手い、座布団10枚だ)、おとうさんがいると思って頑張ります」。大泣きだ、かみさんも泣いていた新幹線で凛はアイスを買う。凛「新幹線のアイスはおしいしい、新幹線のビールもおいしいと言います」。若者「いまおかあさんと一緒、何でそんな展開になったの」。凛「アイス食べてからでいいですか」。部長が徹朗の辞職を皆に告げた。ゆら「どの道を選ぶかではなく、選んだ道でそう生きるかが大事だ」。徹朗「有り難う、どうして来てくれたの?」。ゆら「・・・(愛だろう)」。今日のジュースはバナナとリンゴだ。凛は「はい」と元気になった。ジュースでヒゲを作っている。徹朗「料理に挑戦しよう」。ニコニコ信用金庫は、「勤務9時から17時は無理です。法人営業部部長で来て貰いたい、勤務時間が厳しい」。徹朗「無理です」。信用金庫「ご縁がなかったということで、申し訳ありません」。その時可奈子から凛に電話がある。可奈子「ごめんね、おかあさん、凛と暮らしたいの、その家には帰らない、凛を迎えに行く」。大変だ、全てを失うのか、徹朗はどこへ行く。(7話)。徹朗は可奈子と会う。「新しい仕事(美術関係の売買? これこんなに簡単にできる仕事なの?)は順調だ、私が凛と暮らす」。徹朗「凛は手放せない、凛を愛していないと言ったろ」。可奈子「新しい生活のためにああ言うしかなかった」。徹朗「凛と勝手に会わないで」。可奈子「凛はどう思っているのかな」。ゆらと一緒で凛「3人がいい、おとうさんと、凛と、間合い(ゆら先生というかと思った)、おかあさんと3人がいい」。帰った徹朗に、凛は「3人一緒がいい」と強く言い放つ。悩む徹朗だ。凛は口を聞いてくれない。分かったらピースサインだ。徹朗「仕事を探している、元気がない、料理もできない」、ピースだ。徹朗「離婚して夫婦じゃなくなった、仲良くできない、凛は悪くない、悲しいけど3人一緒に暮らせない」、グーだ。次の日の朝も口を聞いてくれない。ジュースも駄目だ。凛ちゃんのストライキだ。凛は学校で、友達の母が作ったバックを捨てた。学校に呼び出され、徹朗は一緒に帰る。肉まんを堤防で食べる。凛は肉まん食べながらも、ピースサインだ。今回も凛ちゃんに泣かされる、セリフなしだがピンクの手袋の可愛いピースサインに泣かされるよ。徹朗語り「人は何故愛する人を傷つけてしまうのだろう(これがテーマだ、ベタだけど)」。徹朗「俺変わったかな」。ゆら「はい、凄く変わった」。徹朗「思った、凛のためにやり直せないか、今の俺なら可奈子(ゆらじゃない)とやり直せるのでは」。ゆら「私に聞かないで下さい(切ないよ)」沈黙。ゆら「やり直せるなら、それが一番よいと思います」。徹朗「俺が変われたのは、凛と北島さんのおがけ、有り難う」残酷で悲しい、かみさんも泣いている。ゆらは泣いている(その後やけ食いだ)。(8話)。CM。
「やり直そう、3人で」。可奈子は笑った、可奈子「これからの人生にあなたはいない」。徹朗「みどり銀行を辞めた、自分で見たか、おれは変わった」。可奈子「それはどうでも良いことだ」。徹朗「凛には父親も母親も必要だ」。可奈子「あなたを愛することはない」。徹朗「凛を渡せない」。可奈子「7ヶ月は離れたが7年は私がみた」。徹朗「その通りだと思う、俺にも責任はある」。可奈子「凛を私に返して、駄目なら家庭裁判所ね」。職場で単純にミスして皿を割る。調停が始まる。親権変更です、調停員がお手伝いをする。調停は不成立となる。(9話)。若者は凛の話で悩んでいる。若者はコックは、英語、フランス語でもない、と悩んでいた。ビジネスマンがオランダ語と教えてくれる。親権は審判になった。徹朗(草なぎ剛さん)は弁護士をゆらから勝亦のいとこに頼むことになった。徹朗は凛にその事情を説明した。ここは早回しの省略だ。(10話)。徹朗は凛の気持ちが分かっている。可奈子は分かっていないのだ。徹朗「凛は3人で暮らしたいけど、もう3人で暮らせないコトを分かっている」と伝える。3人で遊園地だ。メリゴーランドだ、微妙だね、テーカップは3人だが、コースターは徹朗と、回るブランコは可奈子と一緒だ。凛は家に帰り、徹朗に「ありがとう、楽しかったです、凛はもう絶対3人一緒って言わないから」。泣かせます。裁判で育児日記がでました。強力な武器だ。徹朗は読んで、驚き、ショックだったようだ。母子の濃密な記録にたじろいだ。徹朗はゆらに「もう一度人生がやり直せるなら、凛の成長をみたい、その瞬間の凛に会いたい、これからの凛を見続けたい、どうして、大事なことに気づかなかったのだろう」。ゆら「いいじゃない、気づいけんだから」。そこに携帯で弁護士から家裁の決定を知らせてくれた。家に帰ると可奈子がいた。可奈子は凛の親権を取った。凛にも説明したといっている。分かってくれたといっている。慌ただしく凛を引き取っていく。可奈子「私がいない間、凛を育っててくれて有り難う」。凛「おとうさん、さようなら」。可愛いな凛ちゃん、大涙だよ。振り返り見つめる凛だ。少し元気がない。ゆらがやってくるが、部屋は暗い。徹朗は凛のベッドで静かに死んだように座っている。ゆらが横に一緒に座る。ゆらにもたれる徹朗だ。徹朗「凛が出て行った」。(11話)。CM。
徹朗「どうでもいいだろう、凛のことはともかく、俺のことはいいだろう」。ゆら「頭冷やして下さい」。凛は絵を描いて思わず「ねえ、おとうさん、間違えました、ごめんなさい」。可奈子「よくできました、凛、おとうさんに会いたい」。凛「ううん、会いたくない」。徹朗「不服申し立て、どうしようか、凛が可奈子の方がいいのなら、あきらめるけど、北島さんは凛の本心を知っているかな、知らなくても凛はどっちと暮らしたがっていると思うかな」。ゆら「凛ちゃんは本当にどちらか選べません、どちらも好きです、もっと大事なことがあるんじゃないですか」。徹朗は一人で呟く「大事なこと」。ゆら「凛ちゃんには一緒に住んでいる親も、離れている親も、離婚しても親として二人で考えないと行けないことがある」。可奈子は徹朗と会う。徹朗「可奈子と俺は夫婦としてうまくいかなかった、別々の道をいく、でも凛のことでは父親と母親として協力できないかな、俺に出来ることはやらせて欲しい、これからも凛の父親でいさせて欲しい、離れていても父親に愛されていると凛に感じて欲しい、伝え続けたい、駄目かな、可奈子の話は何」。可奈子「どうしたらいいか、分からないことがあった、親権を手にしたら、解決したと思った、でも凛には解決になっていなかった、今はあなたは大好きなおとうさんになっている、凛にとって誰と暮らすか重要、でも離れている親とどう過ごすかも重要、私はあなたをまだ信用できなかったから、あなた本当に変わったわね、これからも凛に愛していると伝え続けて、あなたは凛の立派な父親よ」。徹朗「ありがとう、可奈子、凛をよろしくお願いします」。可奈子「あなたはどう思っている、凛が私と暮らすことはいいと思う」。徹朗「凛は可奈子が大好きだ、問題はないじゃないか」。可奈子は泣く。可奈子「ありがとう」。これで本当に二人はいい大人の関係になった。お互いを肯定し、自分を肯定できた。自己実現して、その上に相手までも実現していこうとする。素晴らしいです。これがメッセジーなのですね。(12話)。CM。
屋台のおでん屋で4人が集まる。岸本は外国に出張だ、徹朗「今の仕事続けたい、今日おいしいと言われた」。栗林「いいな、でも出世争い嫌いじゃない」。淡々としているな。東京駅で凛を見送る。「バイバイ」。ドアが締まると、凛ちゃんは背伸びして笑顔で窓に張り付いていた。可愛いよ。徹朗は情けない泣き顔だ。帰りスーパーでゆらと会う。ゆらと徹朗はともにカレーだ、徹朗「何カレー」。ゆら「野菜カレー」。徹朗「じゃ」。このシーンは今回も登場したが何なんだろう、微妙な二人の距離感を表しているのかな、同じ種類のカレーだけど別々に作る。
新幹線は東京に着く。凛は若喪に「さよなら」という。若者は「次はどの電車と聞くが」。凛「お兄さん、いい人です、でも知らない人に付いてはいけません」。徹朗が迎えに来てくれた。凛「一人で家までいく、一人で行きたかった」。徹朗「心配だし、会いたかった、ごめんな、悪かった、機嫌直して」。凛「もう怒ってない、おとうさんおオムライス食べたいです」。ビジネスマン「お父さんの話は聞きました、私は結婚もしていませんし、子供のいません、親になることがどうなのか、他人の子供が可愛いと思ったこともありません、ただ、これだけ言わせて下さい、娘さんを悲しませることを2度としないでください、じゃ凛」。徹朗「今の誰、何故呼び捨て」。凛「一人で大丈夫、最後まで反対だった」。徹朗「おかあさんも私の歳で一人で新幹線に乗ったって」。河原でハモニカを吹く、凛「ゆら先生は」。徹朗後で来る、北島さんはイギリスのロンドンに旅行にいてきたから、凛に土産があるって」。凛「まだ、おとうさん、ゆら先生のこと、北島さんっていっているの、ゆらって呼ばないの」。徹朗「呼ばないよ、オムライス食べよう、他に何食べたい」。凛「レーズンパン」。おしまい。
各回の良いところばかりだから、茶色ばかりになった。小ネタは満載していました。ハモニカ、逆上がり、ピースサインなど。みどり銀行などの会社の事は省略されました。それですっきりしました。ただ、徹朗とゆらの関係はもっと濃密だった印象があったのに。ただ、本編でもそうだったが、子を捨てる母親には、心で引っかかるのです。可奈子をどうしても許せなかった。今回、見ると実は可奈子自身も明確に生きる道を変えたのですね。最後のセリフでの達観には同意できました。こうやって、以前見たものを編集する過程で、どこをすくい上げ、何処を捨てるかで、見えてくるものもあるのですね。それにしても、美山加恋ちゃんはテレビに露出して、大人の色気を見せるほど成長しましたね、笑。でも可愛い子役で終わって欲しい、これはおじさんの願望です、爆。