世界の中心で、愛をさけぶ     TBS  金 22時

松本朔太郎(17)山田孝之
廣瀬亜紀(17)綾瀬はるか
松本朔太郎(34)緒形直人
小林明希(34)桜井幸子

大木龍之介(17)田中幸太朗
中川顕良(17)柄本佑
上田智世(17)本仮屋ユイカ
松本芙美子(13)夏帆
谷田部敏美(35、52)松下由樹

松本潤一郎(47、64)高橋克実
松本富子(43、60)大島さと子

廣瀬綾子(43、60)手塚理美
廣瀬真(48、65)三浦友和

松本謙太郎(70)仲代達矢
原作 片山恭一
『世界の中心で、愛をさけぶ』小学館刊
脚本 森下佳子
演出 堤 幸彦、石井康晴、平川雄一朗
プロデュース 石丸彰彦
主題歌 柴咲コウ『かたちあるもの』(ユニバーサルミュージック)
制作 TBSエンタテインメント

もう始まった。映画も小説も読んでいない。テレビドラマをみるものは、売れている映画や小説を読んでは駄目だ、笑。純愛ものは好きだし、「いじいじ」も好きだ。上手くいくと絶賛かも。緒形さんは期待できそうだ。もちろん綾瀬はるかちゃんが素敵な魅力を爆発して、おじさんのロリコン魂を揺さぶってくれ。時代もおじさんの青春と重なるかな。期待度★★★★★、裏切らないでくれ。



世界の中心で★★★★★★   11話 かみさんと大泣きだった  9月10日

いよいよ最終回だ、覚悟しました。「助けて下さい」。病室にもどったのか、あ、小林明希だった。髪の毛があった、ちょっと綾瀬はるかさんと間違えた。一樹「ママ、ママ」。松本「本当に頼むよ、アキ さん」。松本のモノローグ---生きているものへの思いは、死者への思いを勝っていく、その残酷な事実に返せる言葉が僕にはない、(遺灰の入った瓶を道路でわってしまったシーン)、亜紀の死とともに過ごした17年が終わっていく気がした、(割れた瓶を触り指に怪我をして血が流れる)、きっと流れる血はいつしか君の記憶さえかなたへと運ぶのだろう、(ウルルの赤い岩の上でサクはなき叫ぶ)、僕はあと何度君の名を呼ぶのだろう、あと何度あんな朝を迎えることができるのだろう、与えられた未来と失われた過去の間で、君の名を呼ぶ、亜〜紀〜、(指の血を見つめる松本に雨が降る)--- タイトル。
雨の中を亜紀を背負ってサクが運ぶ。「どうかsれましたか」と駆け寄る人に、サク「行くんです、約束したんです、二人で空、見に行くんです、どいて下さい」。空港のイスには包装紙にくるまれたスケッチブックが残された。突然、病室だ。サク父が横に座ってくれ、お茶を差し出す。燃え尽きたような腑抜けのサク「亜紀は」と聞く。サク父「まだ、大丈夫だ」。おいおい先週死んだと思っていたのに、驚。でも「まだ」は微妙。サクは「そっか」と返事するとお茶をこぼし倒れた。雨が降っている。スキンヘッドの亜紀の病室で、モニターでは心拍数は徐脈で35/分だった。まだ生きていたのだ亜紀「そ、ら、に、ま、い、て、私」と喘ぎながらいう。亜紀母「空、えぇ?」。亜紀父「亜紀」。亜紀「さあ、くう、ちゃん」。最後の言葉を言った、痩せて青い顔していた亜紀だ。暗転して、夜明け前の朝がやって来た。静かだ。無音だ。教室の亜紀の机、たこ焼き屋、堤防、暗転。サクも点滴して寝ていた。サクが目を覚ますと、サク母がいた。サク「亜紀は」。サク母「今朝ね」。サクは勢いよく起きて、病室に走る。しかし亜紀のベッドは空だ、ネームプレートも外してある。これはいつも悲しいシーンだ。病院で亡くなると、今までいたベッドが無人になっている。辛い。サクは布団をシーツを投げる、イスも投げる、追いついたサク母は必死で止める。サク母「やすらかな最後だった、笑っていたって、幸せそうだったって」。サク「嘘だろう」。サク母「最後にあんたの名前呼んだって」。サク「あ、あ、こんなの全部嘘だって言えよ」と泣き叫ぶ。泣くサクを母は後ろからしっかりと抱きしめる。サク父は亜紀の白黒の写真を遺影として出す。亜紀父「ありがとう」。サク父「使っていただけるなんて、そうちの馬鹿が、すみませんでした」。亜紀父「こちらこそ最後までありがとうございました」。父親の会話に泣いた。サク母は医師から「体力はすぐに回復しますが、現実を受け入れるには苦労するかもしれません」と聞く。サクは家に帰るが、現実を受け入れない。サク父「大丈夫か」と心配する。サクは部屋で寝そべる。サクのモノローグ---目を閉じると亜紀がいた、(夜の堤防で、大丈夫だ、サクちゃん、夜は必ず明けるんだよ)、このまま目が覚めなければいいと思った---。サク父が葬儀に呼ぶに来た。「いいよ」とサクは寝ている。亜紀の葬儀が行われる、読経が続く。泣いている智世、龍之介、中川、同級生、谷田部先生がいる。サクが遅れて葬儀の家までやって来た。「広瀬亜紀享年十七歳」の表示がある。(回想、空港で倒れる亜紀)。サク「俺、いい、いいっていてるだろう」、サク父は無理矢理連れ戻そうとするが逃げ出す。雨が降ってきた。ちゃんと、見送ってやらないと、いつまでも先に進めないよ。CM。
納棺だ、亜紀は帽子を被って、ほほえんでいる。中川も帽子を入れる。龍之介は「いってらっしゃい、亜紀ちゃん」とブルーハーツのテープだ。智世は「亜紀、また一緒に走ろう」とスパイクだ、泣き崩れる。谷田部先生は「頑張ったね、広瀬」と笛を入れた。皆の別れに泣きました。サクは雨の中を走って、倒れる。サク「何で俺生きているんだ」。仰向けに寝ころぶ。亜紀母は「亜紀、あ、き」と声を上げて嗚咽する、亜紀父はそんな妻を抱きかかえる。皆泣く泣けた。火葬される、煙が上がっている。亜紀母は紙袋を持って、皆にテープを渡した「亜紀からですが、聞いてください」。龍之介「あいつのはないのですか」。亜紀母「最後まで一緒にいるつもりだから」。智世へのテープ「初めて智世と喋った日、いまでも覚えている、陸上部の練習の初日、タオル貸して、屈託のない智世の明るさは、わたしの憧れだったんだよ、智世の笑った顔スキ、大きな声もスキ、だから、いつまでも変わらないでね」。聞きながら嗚咽する智世はグラウンドで「ちくしょうー」と叫ぶ。たこ焼き屋で中川へのテープ「坊主、一回呼んでみたかったんだ、怒るかも知れないけど、お坊主さん向いていると思うよ、(回想、かゆんだお前達、髪がある)、坊主の明るいお経いいな、聞いてみたいよ、わらわはバッチリ聞いておるぞ」。大木龍之介へのテープ「大木君、夢島有り難う、私と大木君はちょっと似ているかなと思っています、格好つけの所、実は小心者の所とか、もっといろんなことを話したかった、もっと友達になれたよね、お前さん、サクちゃんをよろしく」。亜紀の机に座って聞く谷田部先生へのテープ「先生、最後まで有り難うございました、いつでも、誰に対しても変わらない先生の強さと優しさは、こうでありたいと思う私の理想でした、恩師と呼べる人に出会えた私は幸せでした」泣けるよ。いじいじサクちゃんは多くのテープを聞き直している「広瀬亜紀です、今日は私の好きなものについて話します、第5位、たこ焼きパパ゚さん、の前でコソコソ葉書をかいている松本朔太郎、第4位」CM。
亜紀の両親が荷物を整理していると、空港の遺失物として送られたものを見つける。見ると亜紀が書いた絵本だった。亜紀父「こんなもの」。亜紀母「亜紀ちゃんの夢は絵本の編集者になることだたたものね」。泣きながら見ていく。亜紀父「亜紀撒いてやらないか、ウルルに」。亜紀母「うん」。サクの家に中川「よう、センチメンタルジャニー」と呼び出す。堤防で4人組だ。智世「亜紀、サクには元気でいて欲しいと思う」。龍之介「気持ち分かるけど、焼香でもしにいこうよ」。サク「誰が言った、誰か亜紀に会ったのか」。中川「会えるわけないだろう、最後まで一緒にいたお前が一番分かってるだろう」と胸を掴んで怒る。腑抜けのサク「寝ていると会えるんだ、亜紀に、夢見ているときは、これは夢だと思わないじゃん、そのうち目醒めなくなったりして」。龍之介は殴て「痛いだろう、腹減るだろう、寝るだろう、起きるだろう、クソするだろう、広瀬が一番欲しかったのはお前さんが持ってるんだよ、オーイ、オーイ」泣きながら言う。サクの家に、チケットが来る、サク母「亜紀ちゃんの遺言でウルルに骨を撒いて欲しいって、お前も一緒にと言って下さってる」。サク「俺、いい」。サク父「何をいまさら傷ついたフリしてるんだ、お前がとどめ刺したようなもんだ、分かっていたんだろう、あ、あもう死ぬわって、分かってて連れ出したんだろう、やりたい放題やって、自分が一番可哀想か、悲劇のヒーローは大威張りだ」。サク「俺の気持ちなんか」。サク父「ほら、亜紀ちゃんのためめでなく、自分のために泣いているだけだ」。サクは怒りから、サク父に殴りかかり取っ組み合いの喧嘩になる。サク父もマジで「どうして送ってやること一つ出来ないで、ええ、どうして死んだ人間の頼み聞いてやれないんだ、情けない」と庭に放り投げる。サク父、本当は強かったんだね、驚いたし、格好良かった。亜紀のテープ「一度しかない最後なら私、世界で一番青い空が見たい」。CM。35分。
飛行機が飛ぶ、ウルルの赤い山だ。亜紀父「アポリジニーは遺体を2回埋葬するらしい、最初は土に埋葬して、その後骨だけを取りだして、骨の全てを木の皮にくるむ、肉も骨もすべて大地に戻すためらしい、大地に戻った人間は新たな命を育む、アポリジニーにとって生と死は一体なのだ」。その通りだと思う、死は無である、空だ。亜紀母が灰を出し「あなたやって」。亜紀父「これは亜紀の願いだ、一緒にやろう、サクくんも」。3人が灰を風に風に撒く。灰が風に流れる。しかしサク握ったままだ。岩の先端まで歩く。亜紀母「花を咲かせるかしら、土に帰って、あの子は命を・・・そ、だ、て」と大泣きする。亜紀父と母は下へ行く「下で待ってる、戻って来るんだぞ」。サク「何故だか、世界は色を失っていた、あんなに青かった空も、赤かった土も、そんな世界の中で骨だけは白く、変わらない真実だった」。回想シーン、じいちゃんの遺灰を亜紀と撒くシーン。回想シーン、「私はサクのいない世界でサクが生まれるのを待っていたのよ」)サクのモノローグ---温度もない、重さもない、吹けば飛ぶような白い粉、それが亜紀だった---「あーーきーー」と叫ぶ。---僕の好きな人だった---ウルルrの空撮シーンだ。-結局撒かなかったのかな。サクの部屋でサクはテープの入ったスチール箱を机の引き出しから押入にしまう。一つ整理ができたのかな。谷田部先生「ちゃんと送ってやった、広瀬を」。でもサクは遺灰の入った瓶を差し出す。サク「これが亜紀なんだで思うと、出来なくて、でもずっと持っていようかなって」。谷田部「ずっと広瀬といたことを忘れないようにって」。サク「亜紀が死んだことを、先生、俺、医者になろうかと、やっぱり無理ですか」。谷田部「人を救う仕事でもあるけど、看とる仕事でもあるんだ」。サク「俺、結局、亜紀に何も出来なかった気がする」。谷田部「まあ、授業に出なさいよ」。サク「はい」。男3人で自転車にのって元気だ。それからの僕は何事もなく勉強に没頭した。入試のためだったけど、難しいことを考えるのは有り難かった、その間他の事を考えなくてすむから、だけど朝起きると泣いている、悲しいからじゃない、夢から現実に戻ってくるとき、またぎ越さなければならない現実があり、僕は涙を流さずにそこを越えることができない。サク「いないって」。さく「何度も確かめて、ありもしない現実に期待する、そんなことありもしないのに」。単語帳が落ちていたよ。回想の亜紀が登場する。
松本---それが僕の17年だった--- 松本は髪を拭きながら「ちょっと降られて、落として、割れちゃって、瓶を」。明希「亜紀さんを」。松本「でも、これでよかったのかなって、撒いて欲しいとと言われたのに、俺勝手に閉じこめてきたようなもんだし」。明希「知っていると思うけど、一樹の父親って最低で、子供ができたって言っても、それは明希の人生だしとか言うし、女の問題も多い人で、誠意のかけらもない人で、何でそんな人好きになっちゃたんだろうって」。松本「何か、凄く好きそうだよ」。明希「でもね、今になって思ってみると、凄くいろんな物を貰ってるんだ、彼がいなかったら一樹はいなかったし、一樹がいなければ松本君とのこともないし、一人で子供を育てる自信とか、人の助けを素直に有り難いと思う気持ちとか、変な言い方だけど、彼がいないことが私を育ってくれた、亜紀さん骨が、松本君に頑張れっていってくれたんじゃないの、松本君はそれに応え続けてきたんじゃないの、凄いことだと思う、そんな恋は2度とないと思う、かけがえのない17年をこんな形にして終わりにしていいの」。松本は亜紀の家に行く。亜紀父「まだ、生きていたのか」。松本「ああ、すみません、あの、亜紀さんに謝らせて下さい、俺」。緒形さん、山田君のモノマネうまい、さすがです。亜紀父「昔も言ったと思うけど、人に会ったら挨拶しなさい」。仏壇の遺影に手を合わす。亜紀父はスケッチブックを出す「持って行こうかと思ったんだが、顔一つ見せない人間にわざわざお受け取り頂く義理もないかなと思って、まだ、一人らしいな、おとうさん、おかあさんが心配していらしゃったぞ」。松本「そろそろとは思っています」。亜紀父「そうか、もう忘れたか、亜紀のことは」。松本「どうなんでしょうか」。亜紀父「失礼だぞ、相手の女性に」。松本「きっと、これから段々忘れていくんでしょうね、済みません」。亜紀父「淋しいのだろう、俺もそうだ、見たくないことまで夢に見ていたのに、見なくなって、そのうち思い出すのに時間がかかるようになり、女房に確かめるようになって、忘れたいのでも、忘れないのでもなくてね、人間は忘れていくのだよ、生きていくために、そんなことをお医者様に説教しても、よく頑張ったな、サク、生死を扱う仕事は辛かっただろう、十分だ、有り難う」と頭を下げる。泣いたよ。松本「骨を少しだけ貰っても良いですか、俺は亜紀を一度もちゃんと送っていないのです」。フィルムケースに遺灰を入れた。絵本を開く、亜紀「生きていくあなたへ、もしもお前が枯れ葉って何の役に立っていると聞いたなら、私は答えるだろう、病んだ土を肥やすのだと、お前は聞く、冬は何故必要なの、すると私は答えるだろう、新しい葉を生み出すためさ、お前は聞く、葉っぱは何であんなに緑なの、そこで私は答える、何故って、やつらは命の力にあふれているからだ、お前はまた聞く、夏が終わらなきゃいけないわけわ、私は答える、葉っぱどもがみんな死んでいけるようにさ、お前は最後に聞く、隣のあの子は何処へ行ったの、すると私は答えるだろう、もう見えないよ、なぜならお前の中にいるから、お前の足はあの子の足だ」。回想シーンが織り交ぜられて素晴らしい。亜紀とサクの姿が映し出される。グラウンドで、松本「走りたいだろう、亜紀」、手に遺灰をもって、「よーい」そして笛、テーマの音楽、亜紀が走る姿に被さって、松本は走る。追いつけない速度で去っていく亜紀を、僕はもう捕まえることができない、生きている限り、君と僕とは遠くなるばかりだ、だけど僕は走ることを辞めない、走り続ける僕たちの足跡は、君がいた証だから。頑張れサクちゃん、笛。スケッチブックは閉じられる。走り終えた、その時に君に笑って会えるだろう。上田薬局から子供が走る、追いかける智世の下半身。「弁当忘れてるよ、亜紀」。表札には、大林達明(あれ大木龍之介じゃないのか)、智世、亜紀と書いてある。横には上田康雄、育子だ。たこ焼き屋に托鉢の僧が来る。中川だろう? 龍之介は船にのって、子供に「何やってもいいけど、惚れた女と夢島にはいくなよ」。谷田部先生はロミオとジュリエットの演目を決めている。亜紀夫婦は堤防で夕日の中で一緒に弁当を食べる。サク父と母は写真館で商品を拭いている。平成十七年度入学式の一樹と明希に一緒に写っている松本朔太郎がいた。自転車に明希と一樹を乗せて走る松本だ。危ないぞ。最後に堤防で、回想のサクと亜紀が肩で指だ、ビックリした、夕日の中を手を繋いで歩いていく。目出度し目出度しだ。
嬉しかった、元気な亜紀ちゃんがたくさん出て。死んだけれど、その後の葬儀や丁寧に描かれていた。しかも最後もさり気なく、字ではなく、それぞれの下半身でのシーンで、その後を描いていたと思う。それでとても幸せに思えた。智世と龍之介は駄目だったのか、それは残念だったけど。泣くだけ泣けました。素晴らしい、綾瀬はるかさん、惚れました。山田君のいじいじは好きです。三浦パパのシニカルな優しさは楽しかった。手塚母も、本当に魅力的でした。最後に高橋パパも力技で魅力満載です。大島ママも逞しかった。松下ティチャー、いいサポートでした。みんな、みんな、ありがとう。伊豆の景色も、空も、夕日も、月も美しかった。今年一番ですね。ドラマの性質上、続編は作れないのが、本当に残念です。死んだ亜紀を生き返らせて、作るかな、爆。



世界の中心で★★★★   10話 えぇー、愛の暴走を止められなかったのか  9月3日

松本と一樹は病院に運ばれる小林のストレッチャーに付いていく。全身を強く打ち、肺挫傷か腹部損傷の可能性がある、と引き継ぎする。緊急手術が行われる。松本---助けて下さい、僕を追いかけてくれる人、僕のために笑ってくれる人、僕のために泣いてくれる人、僕を抱きしめてくれる人、助けて下さい、僕たちを助けて下さい、僕は祈っていた、あの日同じように--- 17年前、サクは亜紀を抱きしめ「助けて下さい」と泣き叫んでいる。雨が降る、亜紀の遺灰は流れてしまう。松本---祈ることしかできなかった---タイトル、赤い岩肌の山。空ではない。
先週の橋で自転車でサクが転倒する。亜紀「世界で一番青い空が見たい、一度しかない最後なら・・・」。サクはテープを聞き、ウルルの空の写真を見ている。亜紀の病室で、サクはその写真を亜紀に見せる。亜紀「これ外して貰えるんだ、1週間、ちょっと体力回復するから、できればその間に、ウルルへ、ウルルの空」。サク「亜紀は生きること諦めたの?」。亜紀「死ぬって事が否定できなくなったとき、死に方に夢を持つことは諦めることなの、最後まで生きるようと思うことが」。サク「分からないな」。亜紀「私も」。サク「3日そんなこと、ウルルに新婚旅行か」。堤防で泣きじゃくるサクだ。亜紀「私、死ぬのか」。黄色の公衆電話でサク「今から1週間でオストラリア行きチケット、キャンセル待ちですか、費用は、40万」と聞いている。クリーン・ユニットのない亜紀の部屋で、亜紀は皆に会う。智世「亜紀痩せた?」。間違いなく痩せた、鎖骨が痛々しい。亜紀「治療ハードだったから、もうこんなになっちゃった」と帽子を脱ぐ。驚き泣く智世は亜紀に抱きつく。中川は同じ坊主仲間で嬉しそうだ。亜紀「すぐ伸びるって」。龍之介は写真をみて「これ、皆サクが撮った?」。中川「学校来ないで、こんな事していたのか」。智世「いいな、私もこんなふうに愛されてみたい」と龍之介を見つめる。サクは家で、貯金通帳と判子を取り出そうとするが、母に見つかり問いつめられる。サクは使い道は言わない。谷田部先生は、亜紀にテープの差し入れだ。亜紀は先生に授業を頼む。谷田部は床頭台の枕草子を見つけ、読み上げる。よろずのことよりも、情けあるこそ、男はさらない、女もめでたくおぼ・・。「さらなり」はいうまでもない、もちろん、の意で、「おぼゆれは」は思われると言う意味になる。下巻269段。意、(何よりも思いやりの心が大切であるということ。 特に思いがけない好意を受けた時は、 すごく嬉しいものです、 小さな優しさが人と人との間に 潤いを与えてくれるのですよ) 。→さらに全文を以下に引用する。よろづのことよりも情けあるこそ、男はさらなり、女もめでたくおぼゆれ。なげのことばなれど、せちに心深く入らねど、いとほしきことをば「いとほし」とも、あはれなるをば「げにいかに思ふらむ。」などいひけるを、伝へて聞きたるは、さしむかひていふよりもうれし。いかでこの人に、思ひ知りけりとも見えにしがな、と常にこそおぼゆれ。  かならず思ふべき人、と呼ぶべき人は、さるべきことなれば、とり分かれしもせず。さもあるまじき人の、さしいらへをもうしろやすくしたるは、うれしきわざなり。いとやすきことなれど、さらにえあらぬことぞかし。  おほかた心よき人の、まことにかどなからぬは、男も女もありがたきことなめり。また、さる人多かるべし。 深夜放送で両親が駆け落ち結婚でした、先日母が亡くなりましたが、母の親戚は誰一人お葬式に来てくれませんでした、母はそんな最後で満足だったのでしょうか、家族を捨てって愛に走る、それは価値のあることでしょうか。CM。
必死ぶりにサクは学校に行くが、サクは魂が抜けたようだ。中川「おー、来たのか、ミスター投稿写真」。智世「元気、今日も行くの」。龍之介「亜紀ちゃんに帽子買っていこうと思うが、何色が好き」。皆が集まってくれる。サクが病室にいく、亜紀母は自分の両親の希望でこの前の結婚写真の焼き増しを頼む。部屋に入ると、亜紀「チケット取れた?」。サク「亜紀、本当にこれでいいのかな、会いたい人一杯いるんじゃないの、亜紀に会いたい人も一杯いて、みんな一日でも長く亜紀の顔みてたい」。亜紀は悲しそうに泣く「だけど、もう時間ないじゃない」、紫斑が一杯の手を握る。サクの手が上にかぶさり、サクは亜紀を抱きしめる。校庭でサクは谷田部先生に「亜紀はウルルへ行きたいと言うけど、本当にそれが一番いいか分からない」。谷田部「迷う位なら辞めた方がいい、もしものことがあったら、あんたのせいだという人がいるかもしれない、あんた自身もそう思ってしまう」と助言する客観的で妥当です。夜、谷田部先生が亜紀の病室に来て、授業は亜紀の興味の持てることにしようと提案する。谷田部「今一番知りたいことは何?」。亜紀「私、何のために死ぬのでしょうか」。谷田部「残された人、一人一人が決めることじゃないかな、その生き様を見て、広瀬亜紀はどんな風に生きてきた」。サクは家でじいちゃんの遺影に話しかける、「どうするべきなのかな」。そこにサク父が来て、貯金通帳を出す。じいちゃんがサクに残したものだ。162万237円だ。凄いぞ、でも出しちゃ駄目だよ。サク父「じいちゃんと相談して使えと、かあさんが」。CM。
サクは旅行店でチケットを購入した。出発日はサクの誕生日だ。10月23日だ。サク「本当に行きたいんだよね、もしもみんなと会えなくなっても後悔しない」。亜紀「うん」。さく「良かった」。亜紀「サクちゃん、ごめん、我が儘ばかり、もう一つ我が儘言っていい」と、サクに両親の留守に亜紀の部屋に忍ぶ込んで洋服を持ってきて貰う。その夜は、両親が病室で夕食だ。亜紀は「おとうさん、どうしてカニクリーム好きなの」。亜紀母「幼稚園の時、友達のと取り替えて、うちのはトロトロしていない、負けてるって」。亜紀「そうなんだ」。亜紀の性格が明らかになる話しだ。だから亜紀「私はどんな子だった?」、母「頑固で負けず嫌い」と言う、これは父の性格だ。父「格好つけの泣き虫」と答える、これは母の性格だ亜紀は両親の両方の性格を受け継いでいるのだ。笑い。母「産声が大きく、男の子ですか、ハイハイも歩き出すのも早く」と話す。サクは亜紀の部屋でリストを見ながら服を選び出す。サク --- ふと奇妙な感覚におそわれた、何もかもが亜紀を思わせる部屋の中で、亜紀だけがいなかった、もしかして僕の未来なのだろうか、何も変わらない、亜紀だけがすっぽり抜け落ちた世界、亜紀の死とともにやってくる世界、誰かの痛みも受けるかも知れない非難も、一人で死を看とる恐怖も、全てを越えて、ただ、二人で空が見たいと思った---。サクは亜紀の病室にやってくる。サク「行こう、ウルル、一緒に見に行こう、空」。亜紀「ありがとう」。次の朝、家を出よとするサクに、母はお守りを渡し、「何するつもりか知らないけど、あんたは、まだ17なんだから、何かあったら半分は親のせいなんだからね、変なことするんじゃないよ」。迫力ありましたが、信頼しているのですね。サクは頭を下げる。サクが病室へ行くと、ベッドは空だ。亜紀は白い帽子に白いワンピースと白ずくめだ。おいおい、死に装束だよ。バレバレだ。驚くサクだ。外でヒッチハイクを始めた。通りかかったタクシーを止められた。うずくまる亜紀を席に座らせると、亜紀は突然力一杯にサクを押し倒した。そして一人で出てしまった。驚きの展開だ。病室では両親と医師が、ベッドに残ったテープを見つける。医師「今動かすのは自殺行為ですよ」。亜紀父はテープを聞くことにする。テープの亜紀「おとうさん、おかあさん、ごめんね、これは自殺なのか、何なのか分かりません、だけど頑固で負けず嫌いで、格好つけで泣き虫の私の、最後の我が儘、白血病で死ぬことが、私の運命だとしても、そんな物に、私の17年を潰されたくない、きっと行きたいように生きるために生まれてきたから、最後までそうしたい、青い空を見に行く、我が儘でごめんなさい」。亜紀父「これは自殺ですか」。医師「反抗期だと思います」、笑。亜紀父「そうですね」。亜紀母は病衣を抱きしめる。亜紀は一人で何度も座り込みながら、歩き、駅の椅子に座る。サクが追いついた。サク「何かあったらどうする」。亜紀「これ以上迷惑かけられないよ、私死んだらどうするの」と泣く。手を握る。サク「担いで戻ってくる」。亜紀「重いかも」。サク「いいよ」。亜紀「腐るかも」。サク「亜紀はそのままでいいんだよ」。その時急に雨が降ってきた。回想、葬儀で弔辞を読む亜紀に雨が降り傘を差し出すサク。電車に乗るが、亜紀の顔はもう死に顔だよ。サク「思い出したよ、亜紀の誕生日、7月2日、俺が生まれてきたのは、亜紀のいる世界だったんだって」。亜紀「待っていたの、サクのいない世界で、サクが生まれるのを、待っていたのよ」。泣くサク、寄りかかる亜紀。さく「亜紀はたった3ヶ月だよ、それってずるくない、俺これからずっとだよ」。亜紀「足早いんだもの、私」。サク「そんなに走って、何処へ行くんだ、あの世はないって言ってたじゃない」。亜紀「天国」。雨の中で、空港についた。(ある情報によると福島空港らしい、夜を貸し切ったらしい)。サクは手続きに行くが、亜紀は倒れる。駆け寄るサクだ。サク「戻ろう」。亜紀「行きたいの」。やっと立ち上がる。一緒に搭乗ゲートを目指す。自分で歩くと言う亜紀だが、もう殆ど死にそうだ。周りの人も気が付いているが、助けないのか、救急車を呼べよ。そして音楽が消えれ、亜紀は倒れる。死んだと思ったが、亜紀「サクちゃん、やはりあの世はない、天国なんてない、ここ、天国だもの」。亜紀「好きよ、サクちゃん」、これが最後の言葉かな。サク --- 僕が生きてきた中で、亜紀のいなかった日はなかった --- 。サク「助けてください、助けてください」。カメラは二人の周りを回る。空港の椅子の下には、亜紀の帳面が袋に入って取り残された。つづく。
今回の病室を勝手に抜け出す展開は医者という職業意識が邪魔してはまれず、駄目だった。先週から、個人的に泣く気満々だったが、始まる前に娘の電話で集中できなくなった。それに横の小さなテレビで高校生クイズをやっているので、これも集中を妨げた。綾瀬さんの痩せ具合は、もう見ていられなかった。亜紀は何度も死んだと思ったよ、その度に生き返るには、残念ながら、綾瀬さんがゾンビに見えてきた。ゾンビ・ドラマか。早く楽に死んで欲しいと思いました、ドラマの趣旨と違いましたね。やり過ぎも時には期待を裏切ることもあるのですね。綾瀬さんのエロさがなかった、残念だ、死ぬときにもエロさが欲しかった。馬鹿おやじですね。今週は期待が多いので結果は最悪だった。評価4つ★になったよ。来週は期待しょう。


世界の中心で★★★★★★   9話   8月27日 

松本「俺生きたいんだな」。小林「亜紀さんは松本君の中で生きている」。小林は写真館で、サクと亜紀の結婚写真を見ている。小林「この人が亜紀さん?」。松本「そう」。小林「名前以外に似ているところある、私」。松本「まあ、大人しそうに見えて、勝ち気なところとか、でも」。小林「いい女だったんだ」。一樹「サク、僕のパパになってくれるの、また一緒にお魚釣れる」松本「ああ、ここのところ涙脆くなっていて」。小林は一樹を外させて、小林「一度しか聞かないから、教えて、こんな風に幸せだったんなら、良い想い出になるもんじゃない、普通は何だけど、17年は長すぎない、本当に普通の死別だったの」。僕は話し始めた、僕と亜紀の最後の日々について、幸せな日々の終焉、暖かな世界の崩壊、むせかえるような死の臭い、僕たちの、僕の最後の選択。タイトル。
婚姻届を書く、亜紀は16歳じゃ出来ないと言うと、サクは年齢を18歳に直す。馬鹿なサクだ。そんなんじゃ駄目だ。親の許可もいる。サク「俺と結婚したくないのか」とすねる。だから亜紀も書いちゃった。それをすぐに持って、明日朝一で出すよと走り出す。亜紀「10月23日」と呟く。真島のスケッチに亜紀は詩を書く加える。---もしもおまえが 枯れ葉って何の役に立つの? ときいたなら  わたしは答えただろう  枯れ葉は病んだ土を肥やすんだと。 おまえはきく、 冬はなぜ必要なの? するとわたしは答えるだろう、新しい葉を生み出すためさと。おまえはきく、葉っぱはなんであんなに棘なの? と ---。  亜紀の両親は医師に説明を聞く、医師「実は今回抗ガン剤が十分効いていない」。亜紀の母「効いていないとはどういう事ですか、次はもっと強い薬ということですか、これが駄目なら、また次ですか、薬のせいで吐き気がして吐き気どめを打って、眠れなくて眠剤を飲んで、このままじゃ薬に殺されます」と叫ぶ。医師「お気持ちは分かります」。母「次の薬は必ず効くのですか?効かないとどうなるのですか」。医師「覚悟をしていただいたほうがいいかもしれません」。父は回想する。厳しく育って来た。サクは学校で婚姻届けの証人を大木に書いて貰う。智世「人の名前勝手に書いて大丈夫かな」。サクは谷田部先生にも証人を頼む。谷田部先生は、「私文書偽造という罪を知っているか」と言う。ここまでだ。亜紀に会って、伝えると亜紀は笑っている。サク「写真だけでも撮らない、写真館だし」。亜紀「何かサクちゃん変わったね」。サク「先の事は考えない、どうしても良くないことを考える、でも人生は毎日の積み重ねだ、今できることをやろう、とにかくウェディングドレス借りよう」。亜紀「でもお父さん怒らないかな」。サク「ばれたところで親には関係ない、ロックンロールな感じ」と婚姻届けを差し出す。ところが亜紀の父が来ていた。届けを取ってしまう。父「その前にやることがある」。サク「お嬢さんを僕に下さい」。爆。真面目に何をいうかと思えば笑いだ。父「学校へいく時間だろう」。亜紀「冗談だから、無理なのは分かっている」。亜紀の髪が抜けた。病院の待合室で、亜紀の両親は話す。子供の姿をみて父「亜紀があの頃、ヒラヒラのワンピースを欲しがった、こんなものどうするんだって、その代わりにクリットグラ(「ぐりとぐら」という絵本でした、doraさんのコメントで判明、ありがとう)買ってやった」。母「間違っていなかった、童話の編集者になるのが夢だった」。父「両方買ってやれば良かった」これも涙でした。お好み焼き屋でメンバーが集まって、ドレスを考ええている。貸衣装だったり、和式の白無垢だったり、結婚式していなかったりだ。亜紀の母に頼めばに、走り出す。残ったメンバーは俺たちも準備しましょうか。CM。
夕日の堤防でサクと亜紀の父は話をする。結婚写真を撮る。亜紀父「形だけですが、身勝手なお願いだと分かっています、娘はもう長くはないかもしれません、もしも私が朔太郎君の親だったら、そんな写真は撮るなと言います、残されたときに辛くなることが多い気がします」。サク父「そうですかね、こんな風に幸せになりたいと思うんじゃないですか、人間は欲の深いものですから」。サクが亜紀母のところに走る。そして、サクは亜紀に報告に走る。亜紀は立ち上がり、「嬉しい、凄く嬉しい」と無菌カーテンに手を合わせ、カーテン越しにキスだ。。亜紀に「マスク取って、手、手」と言われ、言いなりだ。恥ずかしい。家に帰ると中川と智世が来て、サクの礼服を持ってきた。亜紀は病室で「アポリジニーの国」という本を読んでいる。そこへ父がやって来た。亜紀が呼び出した、カセットを渡す。「喧嘩になるの嫌だから」。テープの亜紀「お父さん、明日私結婚写真撮るよ、私のウェディングドレスとか興味ないかもしれないけど、私頑張ってしゃんとするから、髪の毛にも踏ん張るように指令だした、今の私はこんなことしか頑張れないけど、お父さんに見て欲しい」。もう涙欠けるだ。父「これがやる気のある奴のテープか、日時と場所を入れなさい」。頑張れ親子だよ。CM。
朝が来た。髪の毛が抜けていた。亜紀「根性なし」。サクは夢を見ていた、夢では亜紀は元気で、サクが病気だった。だから目覚めたくない夢だった。写真館で寝てた。亜紀が「サクちゃん」と起こしてくれた。亜紀父「いい度胸しているな」。皆が揃っていた。亜紀の右指がサクの頬を刺していた。亜紀はウェディングだった、少しずつ描いてくれるのかと思ったが、こんな展開でびっくりだ。サクは嬉しくてドキドキだ、でも一人で思い切り泣いた。サクのモノローグ --- みんながいて、亜紀がいて、僕は幸せで ---  二人の結婚写真だ。サクは緊張していた。サク父が撮ってくれた。その後は全員集合写真だ。亜紀がブーケを投げると、何と谷田部先生が取った。智世「先生諦めていなかったの」。谷田部「花が私の所へ来たのよ」。大騒ぎだ。亜紀、綾瀬はるかさんは綺麗だ、しゃくれ系ですが。亜紀は「久しぶりに空を見た」という。高村光太郎と智恵子じゃないか。その日からサクは空を撮るようになった。17年後、松本「病室には空がなかったから」。小林「素敵だね」。松本「だから亜紀は手を伸ばしてしまったんだ、空に」。亜紀の様態が急変したのは、血の滲むような空の日だった。亜紀は目の下にクマができ、電話の音の耳鳴りが絶えず聞こえていた。「「おかあさん、手を握っていて、目が覚めなくなるような気がする」。手を握る母だ。サクは星空を撮っている。サクが病院に行っても、面会謝絶だ。テープを渡された。サクは写真を渡した。テープの亜紀「サクちゃん、いつも空の写真有り難う、今度の薬はきついけど、これだけきついから効いてるはず、ここで頑張れば悪い細胞をやっつけられる、だから心配しないでねサクちゃん」。それからはテープでしか亜紀の声を聞けなかった。亜紀は血小板減少で紫斑が手にたくさん見られ、痩せていた。テープの亜紀「サクちゃん、いつも空の写真ありがとう、毎日、朝も昼も夜も、ちゃんと学校行っている、最近私はやっとアピリジニーの本を読みました、アポリジニーの世界では、この世のすべてのものに理由があるの、災害や争いや死、私たちの世界ではマイナスも、私の病気にも理由があるはずよ、それを悲しいとか苦しいとか寂しいとか思うのは理解が足りないせいだよね、そうだよねサクちゃん」。亜紀の病室の天井にはサクの空の写真が一杯貼ってある。亜紀「サクちゃん、生きているってどういうことかな、死ぬってどういうことかな、たまに生きているか死んでいるか分からなくなる、サクちゃん、サクちゃん、私の声聞こえているよね」。このテープを聞いて、サクは病室へ走る。サク「亜紀はどうなっているの、おかしくなりそうで」。亜紀母「私もよ」。サク「亜紀に・・」。母は入って行き、面会することになる。ベッドで亜紀は帽子を被りか細かった、でも笑顔は可愛かった。立とうとするが、ベッドから落ちる、やつれていた点滴台に捕まりやっと起きる亜紀だった。そして帽子を取ったら、丸坊主だった。おじさんはエロイ、可愛いと思いました亜紀「面倒くさいから剃っちゃた、ビックリした」。もう涙×8だ。サク「凄い、ビックリした」。大泣きする。亜紀「何で泣くの」。サク「亜紀が泣かないからだ」。亜紀「サクちゃん、キスでもしませんか」。涙×10だ。前同じく手と手を合わせ、ビニールカーテン越のキズだ。綾瀬さんの吐く息でビニールは曇るのを見て、生身の肉体の存在にゾクゾクしました。テープを渡す。サクは亜紀の父と防波堤で会い病状を聞く。亜紀父「体力の限界で、明日から当分投与は見合わせる、その後は、特効薬が出来るかも知れない」と答える。サクは自転車をこぎながら、亜紀のテープを聞く「昨日夢を見た、電話が鳴っていて、そっちの方へ歩いていくと、真っ青な空があるの、それはウルルの空だよ、サクちゃん空がみたい、何を希望というのだろう、一度しかない最後なら、何を絶望というのだろう、私世界で一番青い空が見たい」。サクは自転車から転がり道路に仰向けで倒れ込む。サクのモノローグ ---何が生きるというのだろう、なにを死というのだろう、何を正気、何を狂気というのだろ、もう何も僕には分からなくなった、だけど、亜紀が望むなら僕は空を見せてやる、亜紀を眠らせてやろう、世界で一番青い空を見せてやろう ---松本「おれは亜紀が死ぬと知っていて連れ出した、あのまま病院にいたら、亜紀はもう1年は生きのびたかもしれない、4年、5年生き延びれば骨髄移植を受けられたかも知れない、そんな未来もあったかもしれない」。小林は泣きながら「もう聞かないね、だけど松本君が話したくなったら、私いくらでも聞くからね」。松本「僕の心が軽くなった分は、この小さな肩に乗っている、僕はこんな優しさを知らなかった、失いたくないと大切にしないといけないと思った」。小林を後ろから優しく抱く。松本は小林を夜の駅に見送る。一樹「サク本当に戻ってくるよね」。松本「戻るよ」。僕は亜紀を撒かなければいけないと思った。それは忘れるためでなく。そこに一樹が「サク、やっぱり僕・・」と走り出し、道路に飛び出した。そこにバイクが走ってくる。松本は思わず、亜紀の遺灰の入った瓶を落とう。割れて道路に遺灰は飛び散った。しかし一樹を・・・続く。
思いっきり泣く準備をして見ていました。いつもは見ながら書いていたが、今日は書かずに、ただしっかり見ました。今週で亜紀は死ぬと思っていたが、来週かな。でも、丸坊主になっていたし、やつれ具合も凄かった。おじさんもサクと一緒に泣きましたよ。かみさんも大泣きしていました。ソリタの瓶も良かったが、横の微量点滴のセットも懐かしかった。おじさんはとうとう、綾瀬はるかさんのDVDを2枚もアマゾンに注文した。写真集も買いたかったが、かみさんからストップがかかっているのでやめた。今週も感動した、今まで5つ★なので、6つ★を付けたよ。


世界の中心で★★★★★   8話 

亜紀「サクちゃん、何かを失うことは、何かを得ることだって分かる」。 「もう写真を撮ってくれないの、サクがいないとママも僕はサクがいないと困るんだ」というカズキを松本は抱きしめる。小林明希がやってきて、松本とカスキの頭をぽんぽんと叩く。明希は「バカ、何で心配しかさせないの」とカズキを泣きながら怒る。。松本とカズキ「ごめんなさい」。松本はある提案をする。松本「実は死のうとしてさ、でも全然ダメで、溺れただけ」。明希「馬鹿すぎ」。松本「俺もそう思う、俺、本当は生きたいのだと分かった」。明希「もし亜紀さんの存在がなかったら、松本君はカズキを産めといった? そういう形で亜紀さんは松本の中で生きているんじゃないかな、忘れるとか、忘れないとかではなく、もうずっといる、と私は思うよ」。カズキは川で遊ぶ。松本のモノローグ --- 夏にしては穏やかな朝だった、走り出すことはなく、留まることもなく ---  亜紀「さようならサクちゃん」。松本のモノローグ ---時はゆるやかに流れていくのだと、ふとそんなことを思った---。 タイトル。
17年前、サク一家で、父は「特効薬が出来ますように」とおじいちゃんの霊前に祈る。サクの母は何にでも卵は効くと卵を持たせる。先週の海の回想シーン。亜紀の母「有り難う、あまり気を使わないで、あまりデリケートではやっていけないよ」。亜紀の父「こんにちわ」。サクがぼーとしていると、亜紀父「人にあったら挨拶しなさい、君は毎日来ているみたいだ、勝手に」。サク「それではこれからお父さんに」。亜紀父「おとうさん? 誰が帰れと言った」。この会話、微妙すぎて笑えます。ホットする。亜紀父は本を買ってきた、アポリジの本もあった。父は疲れているのか、寝ていた。父「疲れていたら、わざわざ来るか、前向きに頑張ると言ったんだろう」とマスクを着けさせる。亜紀「おとうさん仕事大変なの、私の治療費が高かったり」。母は罪滅ぼししてくれと頼む。これから仕事だと帰る亜紀父(治療費は大分かかるのだね、先々週も自分ができることは入院費を払うだけだと言っていました)はサクに「君は大学はどうするのだ、治療は何年かかるか分からないぞ、君の人生もあるだろう」。サク「僕のじいちゃんの」。亜紀父「人前ではソフト言いなさい」。サク「祖父の恋人は結核だったんだけど、何年か頑張って生きたいたら、特効薬が出来て」。亜紀父「そう願いたいね」。それを亜紀は聞いていたようだ。サク「その日まで、あと何日、あと何年、あと何十年、とにかく生き延びればいいのだ、その日まで」。CM。
学校だ、修学旅行のことで谷田部先生はパスポートを渡している。中川はサクに「広瀬の見舞いに行っちゃいけないのか」と聞く。龍之介はサクに手紙を渡す。中川は大声で「ラブレター」と騒ぐから、3人は注意される、サクは職員室へ呼び出しだ。職員室でサクは修学旅行に行かないのか、担任に聞かれる。俺が行きたくないと答える。谷田部はぎりぎり明日まで待つと言う。病室では智世がいた。サクが見つけ驚く。智世「何であんたの許可がいる」。亜紀「ラブレター貰ったんだって、余計なことなんだ」。サク「言いつけたのか」。智世が帰ると、亜紀は怒っている。手紙を見せると、龍之介の姪の写真だった、サクの写真館で撮ったのだ。マスクするサクに亜紀は「やめない、病人だと言われているみたい」。サクはマスクを外す。亜紀は本を見つけられると、「弔辞で読んだのは、アボリジニの詩じゃないかと真島さんが」。回想シーン。不安になるサクに、亜紀は「アポリジニの聖地はウルルと言うみたい、アポリジニとって世界の臍みたい、行ってみたいな、サクちゃんは修学旅行で行くんじゃない」。サク「俺は行かない、オーストラリアに興味がない、学校も休めるし」。亜紀「いつか一緒に行こう、下見のつもりで写真を一杯撮ってきて」と言われる。マスクをして亜紀は手を振って見送る。亜紀に医師は検査結果を説明している。医師「LDHと尿酸値が高い、悪い細胞を抗癌剤で叩いて減らす、これを繰り返して、良い状態を維持するのだ」。亜紀「一気に直す方法はないんですね、水虫と一緒と思えばいいのですね、持病というか」。医師「明日、急に治療法が出来るかところも」。違うよ、水虫でほとんど死ぬことはないよ。ただ、どちらも治療法では革新的なものが出来た。夜ベッドで亜紀「明日っていつだろう」。サクの家で、母「何で行くの、亜紀ちゃん可哀想だろう、途中で何かあったらどうするの」。サク「気を使いすぎるのも良くない、そんな事言うな」。母「悪かったよ」。サクはじいちゃんの遺影に「そんなことないよね」と語りかける。CM。
修学旅行のバスで龍之介はサクのバスに乗り込む。中川「クラスに友達いないの」。龍之介k「俺がクラス選んでいるんだ」。戸惑うサクを谷田部先生は押し込みバスに乗ってしまった。そして飛行機にも乗る。亜紀は空を見ている、しかし急に倒れ点滴瓶が割れる。本当に亜紀はよく倒れるよ。また貧血だ。旅行先でサクが写真を撮ろうとするが、カメラが壊れている。いきなりサクは帰るという。サクだけ制服だよ。仲間が落ち着かせようとするが、サク「今日死ぬかも知れない、あいつ白血病なんだよ、いつ死ぬか分からない」。サクはオーストラリアへきたよ。亜紀は無菌室で輸血だ。ベッドの横には紙おむつ(ナプキン)だよ、亜紀は見ている。母は「ないと赤ちゃん産めないでしょう」と看護する。亜紀「逆だよね、普通なら私がお母さんを介護する」。亜紀母「諦めてないわよ」。亜紀の髪がごっそり抜ける。深夜放送の投書が読み上げられる。---借金を背負った彼女から荷が重くなり、彼女は自分の不幸を泣いてばかり、気が重くなりました、最近、好きな子ができました、ひどい男でしょうか---。修学旅行でオーストラリアだが、さくは写真を撮れない。大きな岩(エアズロック?)の山でサクは仰向けになる、サク「世界の臍では空は近かった、結局写真は一枚しか撮らなかったいつか亜紀とくるのだから、亜紀がその目でみればいいのだから」。この写真がタイトルの空の写真なのですね。亜紀はベッドで長い夜を迎える。サクが旅行から帰って、病室へいくが、面会できない。母「サクちゃんに見られたくないところもあるのよ」。亜紀のテープを渡す。テープ「最近サクちゃんと一緒だと疲れる、病人扱いされるのも、治るとか信じられるのも、うっとしい、もう来ないで下さい、さようなら」と亜紀は語る。サクは暗室で写真を現像する。しかし、夜自転車を走らせ、病室に駆けつける。亜紀は元気なく寝ていた。サク「亜紀、亜紀」と呼ぶが返事がない。近づこうとすると亜紀母が止めて「風呂にも入れない、髪も洗えない、24時間点滴で、髪は抜け、食べ物もよく吐く、そんな生活がいつまで続くかわからない、それが現実なのよ、見なかったことにして、何かあった」。サク「テープに、もう来るなとか入っていて、すみません、取り乱して」。亜紀母「それから、それから」。サク「俺といると疲れるとか」。母「ウン」。サク「うっとしいとか、さようならとか」。母「うん」。母の「うん」は亜紀に似ている。サク「何で泣いているのか分からなかった、ただ現実の前で、僕のやっていることが余りにも浅はかで、生まれてからこんなに恥ずかしいと思ったことはなかった、飛べない鳥に空を見せる、何を希望というのだろう」。教室で古文だ、枕草子かな。中川はお百度参りだ。龍之介が声を掛けてしまう。智世もやって来た、同じ思いだ。亜紀はベッドで髪を洗って貰っている「今度はいつ出られるかな、出られたらサクちゃん、私サクにもう来ないでと言った、サクのためを思ったらそうするべきだよね、手間ばかりかけるけど、おかあさんも付き合ってね」。亜紀母「今に始まった事じゃないわよ、亜紀はお腹で一回心音が弱くなって、お医者に聞いたら、お酒のんで寝てなさいって、生まれたら生まれたで、私の言うことは聞いてくれないし、家は抜け出すし、病院には行ってくれないし、いきなり倒れて帰ってくるし、だけど手間だと思ったこと一度もないわよ」。亜紀「でも親子と恋人は違う、サクはこれからドンドンいろんな世界に行って、ちゃんと出会いもあって、その時、私の方がいいと思うもの何一つない、髪もなくて、一人で髪も洗えなくて、お金ばかりかかって、性格もひがみぽくて、きっと、子供とかも目一杯よね、そんな女選ぶ理由何もない、生きていたらそれって遠くないよね、でも、それくらい生きてそうよね、おかあさんはいてね、おかあさんだから、いてね、ずっといてね」、母と子は抱き合って泣く。綾瀬さるかさんのスッピンに近い顔での演技に大泣きぢした。亜紀母にも泣かして貰いました。サクは担任の谷田部に授業くらい出ろと言われる。サク「何をしてやれる」と聞くが、谷田部「広瀬が松本に求めているものなんて、あんた達にしか分からない」。龍之介「俺たちも明日死ぬかも知れない、皆同じだ、明日死ぬとしたら、お前さんは何したい」。サクは亜紀が「私一回も好きって言われていない」と言ったことを思い出した。サクは病室へ夜押しかける。亜紀は帰ってと言うが、サクは「これだけ」と言ってテープを渡す。「松本朔太郎です、今日は嫌いなものを話します 第5位 図書室でキスされるようなガードの低い広瀬亜紀、 第4位 俺の前で無理して俺を特別扱いしない広瀬亜紀  第3位 夜の海で死のうとする広瀬亜紀  2位 テープ一本で別れようとするふざけた広瀬亜紀  1位 後ろに乗るといったくせに約束を守らない広瀬亜紀  以上、あとは全部好き」それを聞いた亜紀「サクちゃん、私、もうサクちゃんにあげられるもの何もない、私といてもいいことなんてないよ、もう何もないけど、それでも本当にそれでもいいのかな」。いいとも、純愛だもの。ここは見事でしたね。サクは「じゃ結婚してくれ、ここに名前書いてくれ」と婚姻届を差し出す。サク「俺を幸せにしてくれ」。キスだ。朝が来そうだ。僕たちは失い続けた、分かち合える未来を、描ける夢を、当たり前だと思った幸せを、もう何一つ残されていなかった、たった一つをのこしては広瀬亜紀が好きです、とても、とても。
好きでした、松本「小林、おれも入って良いかな、家族写真」と写真館で言う。小林明希「いいよ」。笑顔だ、家族写真に収まる。あの頃のような張り裂けそうな思いでない、だけどあの頃のように、僕は二人を幸せにしたいと、幸せにして貰いたいと思ったんだよ、亜紀。遺灰と二人の結婚写真が映される。明日には失う未来とは、何一つ気づかずに。続く。
今週も泣かせて貰いました。亜紀と母の会話で、涙×5。サクの「第5位・・・」は見事な展開でしたね。第1話の亜紀の告白の裏返しでした。返し技で一本取られました。涙×5,笑×3。来週は「最後ばかり」言っている。いよいよなのかな淋しい。綾瀬さんの少しやつれた顔には泣けました。ただオーストラリア旅行の場面は少なかったな。二人でいくのなら盛り上がったのですが、サクだけではこんなものだったかもしれない。



世界の中心で★★★★★   7話  8月13日

松本「亜紀と一緒に灰になったのは僕の心だ・・・」と海に入っていく。しかし松本は生きて、岸に横たわる。松本「生きていると思いしらされただけだ、最低だった」。亜紀「何かを失うことは、何かを得ることだって分かる」。松本「僕は17年間で、何を得ただろうか」。小林明希の子供カズキは誕生日にサクが来るまで、6歳にならない」、小林「松本君はカズキのパパじゃないの」。かずき「パパはいないじゃないか」。小林「かずき、松本君は戻ってこないかも知れない、戻る理由がないから」。カズキは一人で歩き出している。タイトル。
17年前、サクは父から「亜紀は白血病だと知らない、再生不良性貧血と言われている」。サク「隠し通せるものですか」。父「いずれはと思っているが、今はまだ」。サクは病室に入るがいない。亜紀は絵を描いている男・真島(鳥羽潤)に話しかける。間島「入院していると浦島太郎になる、あれを見ている時間だけは誰にも負けない」。亜紀は点滴もマスクも同じだ。亜紀「もしかして同じ病気ですかね」。間島「同じ病気なら大変だ、白血病だもの俺、出たり入ったりで5年だ、広瀬さんは?」。亜紀「再生不良性貧血」。間島「同じじゃないのか、残念」。サクがやって来た。サク「ちょっと目を離すと出歩いて」。間島「お友達?」。サク「彼氏です」。亜紀「間島さん、彼氏です」と紹介する。良かったねサク。亜紀「間島さんは白血病なんだって」。すぐ動揺するサクだ、分かりやすい。亜紀「医学事典借りてきてくれた」。サク「貸し出し中だ」。亜紀「あれは持ってきてくれた」。亜紀は制服を着る。オーストラリアの修学旅行のパスポート写真を撮る。サクはそのためにカメラを病室に持ってきたのだ。そこへ亜紀の母がやって来た。母「亜紀はちょっとイライラしているみたいで、6割は良くなるが、4割はなかなか厳しい状況よ、あの子悲観的なところがあるから、ごめんサク君まで辛い思いさせている」。サク「あの、何でそういう風に笑えるようになったんですか」。母「何か泣き疲れちゃった」。そんな状況じゃ病名を告げるのは大変だ。CM。
サクは写真館で、父「嘘つくのも大変だろう、広瀬さんのおとうさんから聞いた、書いてあるぞ、疲れたーって」。サク「6割、4割は微妙だ、この僕でさえこんなだ、亜紀がこの事実を知ったら」と戸惑っている。自転車のチェーンが外れる。不吉な予感? 病院では亜紀は間島の病室へ、詩(読み上げないのかな)を書いて持ってきた。間島「夜は長いもの、何の詩」。亜紀「学年主任の先生に教えてもらった、聞こう聞こうと思ったら、聞けなくなった、あのー、真島さんは、どうして笑っていられるの」。真島「馴れ、何かを失うことは、何かを得ることだと思わない、僕はこんなに長く、朝が来ることが幸せだって知らなかったよ」 亜紀「本当に負けず嫌いなんですね」。亜紀は真島のベッドの医学事典を見せて貰う、再生不良性貧血には「ばかにするな」と書いてあった。真島「僕も最初はそうと最初言われた、だけど広瀬さんが同じかどうか分からない、再生不良性貧血という病気もある、そこから先は広瀬さんが決めることだよ」。さすがに亜紀はその夜は眠れない。朝にサクがやってくる。しかしサクは得意じゃないよね。亜紀はベッドでオーストラリアの本を読んでいる。亜紀「外泊許可が出た」と嬉しそうだ。サクにマスク取ってという。サクの顔をじっと見て、亜紀「私、白血病なんだって、夕べ先生に教えて貰った、隠してないで言ってくれれば」。サク「亜紀のおとうさんもおかあさんも悪気があったわけでなく、亜紀の事を思って」。亜紀「やっぱりそうなんだ、ごめん騙した、ありがとうサクちゃん、嘘つくの疲れたでしょう」。サク「6割は良くなるって、外泊もできるんだし」。CM。
サクは亜紀の父に会う。サク「死んだ方がいいかもしれません」。父「死んでくれ、本当は俺がやるべきことだったんだ、ありがとうな、辛かったろう」、いいおとうさんだ。泣いているサクだ。亜紀も修学旅行の説明書を見て、投げ捨て「何で、何で」と叫ぶ。学校に亜紀が来た。智世も驚いている。3人組も喜ぶ。テープでは亜紀は大きな声で「今日一日は病気は忘れる、まずコロッケパンが食べたいぞよ」。谷田部先生も元気でやってくる。クラスでは学級委員には、もう新しい人がなっている。皆は修学旅行で盛り上がっている、谷田部先生も修学旅行の通知をはばかった。亜紀は疎外感を隠せない。サクは亜紀と、昼から学校サボル。手を繋いで歩く(恋するハニカミだ)。たこ焼き屋でサービスして貰った。堤防でサクに膝枕してもらっている。そこは告白した場所だった。でも亜紀は気がついた、「私、一回も好きと言われていない」。近寄る亜紀だ。可愛い。結局、サクの家に行く。おじいちゃんに手を合わす。靴下のたたみ方で喧嘩だ。亜紀は地味なおばちゃんの割烹着を着て料理を手伝う。サクのところでご馳走になる。亜紀の両親はすき焼きの用意をしていた、母「また次があるわよね」。父「当たり前だ」。サクの父が帰ってきたら、亜紀は「お帰りなさい、広瀬と申します」と挨拶する。父「何かいい家に見えるな」。鍋だ。おじいちゃんの趣味で文学者の名前を付けたのだ。芙美子は林芙美子から、朔太郎は萩原朔太郎から、純一郎は谷崎潤一郎だ。母は「芙美子は貧乏だった、何か付けるなら景気のいい名前付ければいいのに、潤一郎、朔太郎、なんだか辛気くさい」。母は思ったことそのままだ。亜紀は「白亜紀から、恐竜のように元気になる」。母「じゃ大丈夫だ、病気もすぐに治る、サクは病院へいて悪くさせているんじゃないだろうね」。亜紀はいきなり病名を告白する。母は「何でだよ、何であんたがならなきゃいけないんだよ、大泣きで、仏様は意地悪するのか、だけど大丈夫だ、いい名前貰って、大丈夫だ」。亜紀は大泣きだ、「私また来てもいいですか」。夜、海で、亜紀「サクのおかあさんって凄いね、あんな人初めて見た」。サク「感情丸出しで、動物だ」。亜紀「凄い人だ、聞くと重いじゃない、そのまま受け止めてくれたのは、凄く嬉しかった、飾らないおかあさんと呑気なおとうさん、だからサクちゃんが生まれるんだ、サクちゃん、何かを失うことは、何かを得ることだ、少し前の私なら今日のことをここまで喜べなかった、元気になって、サクちゃんちの朝ご飯を食べたい、お早うって言うの、それが今の夢なんだ」。サク「ちょっと前の僕なら単純に喜べたことが、悲しくなる」亜紀「いろんな国で伝説とか探したい」。サク「いろんな国を回りたい亜紀が、僕の家に来ることが夢だと語る、現実を受け入れていくと、こういうことなのだ、でも、それすらが心の声が聞こえる、そんな未来はあるのだろうか」。亜紀「大丈夫だよ、サクちゃん、夜は必ず明けるんだよ」。ペダルが少し軽かった、チェーンを変えたせいだと、自分に言い聞かせた。病院で亜紀は医師から説明を聞く、頑張りましょうと同意する。今日はマルク(骨髄穿刺)をします。痛いやつですか、分かりました。帰りに真島の部屋は空いていた、そして片づけている母「もしかして、広瀬さん、貰ってやってください、純平の遺言だ」、スケッチ帳を貰う。純平の母「治療を拒否していた、やっとここから出て行けたんです」。亜紀は再びパニックだ。点滴瓶を割り、逃げ出した。父は家を探す。サクも探す、あじさいの丘、夜の堤防だ。そして夜の砂浜で立つ亜紀を見つけた。亜紀は海に入ろうとしていた。サクは声を掛ける。走って海の中の亜紀を捕まえる。サク「何やってんだ落ち着け」。亜紀「今死んだって同じじゃない、どうせ死ぬのだったら、何で辛い治療を受けなきゃいけないの、皆が卒業して、社会に出て、結婚して、そういうのを横目に見ながら暮らすんだよ、羨ましがって、ひがんで、可哀想ねって言われて、良いことなんか何もないのに、惨めに良いこと探して、私そうやって暮らすんだよ、一生だよ、何で私だけそんな目に会って生きなきゃならないの、私が何したの、気休め言わないで、サクちゃんなんて、私がもうすぐ私が死ぬと思っているくせに」。サク「そう思っている、だけど俺の知っている広瀬亜紀は、鼻血出ても保健室行かない、雨の日でも一人で弔辞を読むんだよ、白血病でも事故ベスト更新するんだよ、誰よりも負けず嫌いで、上昇志向の固まりの父親と、強がりで優しい母親から生まれて、恐竜みたいに逞しく育てと言われて、俺は信じる、だから絶対裏切るなよ」。サク、亜紀に言いながら僕は自分に言い聞かせていた。亜紀「はーい、はーーい」。僕はまだ知らなかった、信じることは戦いだと、明けない夜はないけれど、目覚めなければ朝は来ないということを、目覚めていても明けない夜もあることを
松本のところに小林カズキがやって来た。警察に保護されたのだ。身元を確認するものがなく、おとうさんに会いに行くと言った。見つけた松本に「サク、もう写真撮ってくれないの、サクがいないと内の写真は撮れないんだ、僕とママはサクいないと困るんだ、サク、僕のこと嫌いになったの」。何かを失うことは、何かを得ることだ。亜紀はそう言った。松本「好きだよカズキ、大好きだよ」。亜紀はそう言ってくれた。小林が再び来てくれた。続く。
亜紀とサクの海の長セリフに泣かされました。白い服が海に濡れて、おじさんはこれだけでエロさを感じる。でも外泊中に夜の海に入っては駄目だよ、熱が出るよ、笑い。本当に、センチメンタルな甘いセリフだ、できるだけ間違えないように書きたくなる。時々聞こえないけど、爆。今回は亜紀が間島を通じて病名を知ることになる。サクは亜紀の引っかけに見事にころりと騙される、そこが魅力ですが。鳥羽さんはこれだけででしょうが、「夜は長い、何かを失うことは、何かを得ることだ」は印象的でした。両方の父のボケ具合が絶妙です。「死んでくれ」と言う亜紀の父、「何かいい家に見える」というサクの父の対比は見事でした。「泣き疲れた」と淋しく笑える理性的な強く優しい亜紀の母、感情丸出しで動物的なサクの母。キャラが適切に分けられ対比も見事だ。悪い人はいないが、味わいが違うのだ。今回は学校は余りでなかった。来週からも病院が中心になっていくのかな。おじさんはストレートなしんみりに、ついていきます。どこまでも綾瀬さんに、ついていきます。



世界の中心で★★★★★   6話 8月6日放送

亜紀のテープの声はボロボロだった、テープの中で亜紀は「好きよサクちゃん」と言っている、いいなおじさんにも言って欲しいよ。松本「自分以外誰が亜紀と一緒に時間をとめてやるんだろう、亜紀はこんな下らない男に巡り会う時間しか許されなかったのだから、未来が静かに暮れていく」と泣く。明希は仕事に戻っている。子供の幼稚園で夏休みという絵を描いたが、子供のカズキはサクも一緒の3人の絵を描く。しかし嘘描いたと言われ喧嘩した。カズキ「僕、嘘描いていない、サクハパパになってくれないの」と言う。明希「サクには大好きな人がいるんだよ、羨ましいね」。カズキ「誕生日には来てくれんだよね」。明希「来て欲しいね」。松本は亜紀の声を何度も聞いている。亜紀の声に満ちた暖かな世界、深夜放送へのリクエスト葉書は涙で滲んでいた。松本「俺何で生きているのかな、亜紀」。タイトル。CM。
17年前、倒れた亜紀をサクは背負い走る、防波堤に救急車がやってくる。救急車に乗っていた亜紀の父はサクを思い切り殴る。そして病院に運ばれる。医師(浅野さん)「白血球が3万近くある、急性白血病だ」という。母「間違いないのですか」。当時の分類では骨髄性とリンパ性で、今の細胞表面マーカーや染色体検査の診断じやない。骨髄検査は終わっているのかな。サクは亜紀の家まで心配で荷物を持っていき謝るが、父は無言でシカトだ。悲しいです、心配ですね。サクは食欲がなく落ち込んでいる。サクの家にも、母「亜紀の父から連絡があって、亜紀は入院するので、もう付き合えない」と言われた。妹「別におにいちゃんが悪いんじゃない」、そうです、視聴者の気落ちを代弁してくれました。母は「謝ったから、迷惑かけるんじゃないよ」。病気の時ほど、支えが欲しいと思うが、亜紀としては父と母だけじゃ淋しいね。亜紀「サクが悪いんじゃない、体調悪いのに私が勝手に」。亜紀はラジカセでテープをメッセージを吹き込む。「急にこんな事になってビックリしたよね、私もボックリ、迷惑をかけてしまって」。医師は「再生不良性貧血で、骨髄が血液を作るのを怠けている、クリーンルームで、夏休み中は入院だ、見舞いも禁止だ、前向きに」と言う。当時は治りませんでしたね。亜紀は母にサクに渡してとテープを頼むが、父が「来たらどうするつもりだ」と取り上げる。サクは写真を仕上げるだけだ。誰も亜紀の事は知らない。会わないまま1ヶ月が過ぎた、ちょっと長すぎないか。亜紀は母に返事がないか聞く。母は願掛けしている、お茶かけみたい、テープ断ちだと答える。亜紀のことばかり聞いてくる、すぐ出られると言ってあるから頑張ってと、嘘を突き通す覚悟ですね。CM。
新学期が始まる。亜紀の席は空いている。中川は坊主になり、帽子を被っている。谷田部は「中川、教室では帽子取りなさい、笑わない、名前がアキヨシからケンリョウ君になりました、それから、もう一つ真面目な話です、広瀬が入院しました、この前覗いてきたが、ご家族の希望でどこに入院しているかお知らせできませんが、文化祭には出れそうにない、ジュリエットは別の人を選びましょう」。サクは智世から稲代総合病院で亜紀の母を見たという。文化祭は演出家なしでやっている。自転車で走るサクだ。簡易無菌室で亜紀は嘔吐して苦しそうだ。母がずっと付き添っている。父が来て、母を気遣う。そこへサクがやってくる。サク「亜紀に会わせて下さい」。母「ごめんね、今はまだ会えない」。サク「1ヶ月ですよね、そんなに悪いんですか、俺何でもします、出来ること何でもします」。母「出来る事なんて簡単に言わないで」と大声で返してしまう。。父「白血病なんだ、君に何が出来るんだ、分かったら帰ってくれ」、ガーンだよねサクちゃん、たじろいでしまった。亜紀は昔のサクのテープを聞いている。サク「俺は広瀬がいなくなるのが何よりも一番切ない」。亜紀「好きよ、サクちゃん」。出た、これ言って欲しい。亜紀「大好きだよ、会いたいよ、サクちゃん」、可哀想な綾瀬はるかちゃん。以前のリクエストを思い出し、「彼女は白血病ではありませんでした、元気に戻り、今ではジュリエット役を稽古して、友達と楽しそうに話をしたり、部活で元気で走っている姿を見ると、今まで病気していたのが嘘みたいで、誰よりも長生きしそうです」。その後、サクは4日も休んでいる。智世、中川、龍之介は屋上で心配して語る。中川「あいつ格好悪い」と言い放つ。神社でさぼるサクを谷田部先生は見つけた。「学校くらい出なさいよ、広瀬の病気知ってるの」。サク「いろんな症状が出てたのに、気づかなくて、出ることないかって」と病院での出来事を語る。谷田部「ここでグジグジ泣くことくらいかもね、あんたにできるのは、広瀬の前でもそうしているつもり、私が親でも会って欲しくないな、そんな奴に」。CM。
サクが写真館に戻ると、皆が来ている。中川がある日突然ロメオが小さくなってと案をだす、それは「南くんの恋人だ」、多分演出家同士のエールの交換ですね。ロメオとジュリエットで龍之介が演出して、どっかんどっかん面白いものをやる、それを広瀬に見て貰う。龍之介、サクは何をやるんだ。サクのモノロ−グ「それは親でもなく医者でもない俺ができる、たった一つ亜紀に出来ることだ」。サク「それは俺がやる」。サクは「ア太郎」などの漫画を見てシナリオを考えたようだ。サクは学校に戻る。「どっすこいロミオとジュリエット」だ。クラスからは「お相撲さんになるの、あんたの友情ゴッコに振り回される」など苦情が出る。シナリオも3枚しかできていない。智世も中川が応援する。意外と委員長も面白いという。2つの高校の相撲部のロメオもジュリエットで道ならぬ恋に落ちる話しだ、当然主役はどちらも男子だ。龍之介と中川がロミオとジュリエットだ。キスシーンもある。早速練習だ、相撲でやっている。そんな時に谷田部先生から、亜紀が面会謝絶が解けたと知らせる。亜紀は早速、サクに電話するという。亜紀は父に「おとうさんはサクを誤解している、本当に絶対イイ奴なんだ」という。自転車を走らせるサクだ。病院の前で父に会う。サクは「一つだけ見つけました、亜紀さんに出来ること、会わせて下さい」と頼む。父「勝手に行きなさい」。サク「認めて欲しいんです、亜紀の父だから」。父「イイ奴んだだろうな、何故亜紀があんな目に会わなければいけない、俺のせいか、綾子のせいか、君のせいじゃないな、だからこそ、君を憎むことでしかもう立ってられないんだ」。今度は母に会う、母「この前はごめんね、私たちにも余裕がなくて」。サク「そうですね、自分の何百倍も自分のこと責めて」。母「会って上げてくれない」。サク「元気ですか、亜紀」。母「うん」。サクの顔が腫れぼったくて変だよ、サク「今日はやめます、ちゃんと会えるようになりたいから、一つ、亜紀にロメオとジュリエットを見て欲しいと、俺は行けないけど」と伝言する。サクはおじいちゃんに「亜紀を守ってと頼む、亜紀がいないと困る人が一杯いて、亜紀の事気に入っても連れて行かないで」という。病院に智世、中川、龍之介が面会に来る。サクだけは逢わない。智世とは抱き合う。父は皆に娘のためにありがとうと言う。いい人なんだ、皆の友情を分かったんだ。病室で劇をやる。爆。しこを踏んでいる。下らない。ベタな笑いだけど、これでいいのかな。病室から笑い声が聞こえる。そこへサクの父も来て亜紀の父に謝る。サクの父「お嬢さんとてもいい顔しています、見てあげて下さい」と写真を置いていく。夢島の写真では、本当に父には見せていない、いい顔が写っていた。サクを見つけて、亜紀の父は「俺の娘はあんな顔で笑うのだな、こんな知らされ方は不愉快だよ、これから仕事だ、俺に出来るのは入院費を払うくらいだ、4階一番端の部屋だ」と認めて許す。走り部屋の戸にノックしようとすると、何と後ろにいたよ。皆を送っていったところだ。久しぶりの対面だ。亜紀「面白かったよ、一杯笑ったよ」と言い、思い切り泣いた。サクは泣かなかった、「僕が泣くと、きっと亜紀が思い切り泣けないから、もう一回呼んでサクちゃんて」。抱き合いながら、亜紀「サクちゃん、サク、サク、サクちゃん」、サクのモノローグ「この恋のためなら何でもしようと思った」。亜紀「何でテープ返してくれなかったの、ずっと前のテープ聞いていたんだよ」。さく「ごめん」。亜紀「学校の行事の方が大事なの」。サクのモノローグ「もし亜紀が笑えるなら、僕は一生笑えなくていい、もしも亜紀が泣きたいなら、僕は一生我慢する、もしも亜紀の代わりに死ねと言われたら、喜んで死んでやろうと、あの日僕は本気でそう思った」。松本は神社で亜紀の遺灰を持って、耳に当てる。何一つ願うものはなかった、亜紀と一緒に灰になったのは僕の心だった、そんな人間は生きているのか死んでいるのか答えは分かっていた、17年前から、僕は怖くて逃げ続けてきたのだ、たった一つの答えだ」。夜の海を見つめて、松本は立ち尽くし、海に向かって歩き出す。亜紀は病院の庭でで点滴しながら絵を描く男に会う。樹を描いていた。松本はつづく。
何だか「愛と死を見つめて」の雰囲気ですね、古すぎてごめん。人間が古いので・・ペコリ。今週はラブじゃなく、エロでもなく、病気で夫婦して泣かされました。亜紀の父の行き場のない怒りがサクに向けられてしまうのは分かります。1ヶ月という時間で、病気を受けいる余裕が少し出来たのですね。でも亜紀は全く知らない、これから大きなテーマになりそうです。こんな話だと、本当に切なかった、反則技じゃないか。ただどっすこいロミオはベタ過ぎて笑えないよ。
ところでこのドラマは静岡県伊豆の松崎町でロケしているらしい。静岡のローカル番組で番宣していた。エキストラもかなり松崎町の人が参加している。でも言うことなしですね、楽しみました、そして泣きました。また17年前の病院のモニターが古かったり、点滴が瓶のソリタT3だったり、懐かしさを感じますね。



世界の中心で★★★★★
   5話  7月30日放送

明希は松本に広瀬亜紀の事を聞く、明希「何か出来ることないかな、話すと軽くなるかもしてない」。松本「有り難う」。松本はその晩、17年ぶりに押入の箱を取り出せた。亜紀を思い出して怖かったのだ。想い出の写真とテープが入っていた。しかし17年ぶりの再会は想像よりも穏やかで、初めて亜紀の事を誰かに話したいと思った。次の朝、明希は船で帰るというが、松本は骨が蒔けるまでここにいる。松本は話し始めようとする。何から話すかと戸惑う松本に、明希「一番幸せだったときのこととか」。松本「あの島は夢島で、うまく話せるかな」。明希「大丈夫だよ、サク」。松本「初めてサクと呼ばれた」。格好悪い自分を話し始めた。この人に知って欲しいと思ったから。タイトル。
17年前、亜紀は病院へ行く。37.3℃の熱があった。出血傾向があり、念のために血液検査する。医者は浅野さんですね(僕生きの教頭先生)。今日は終業式だけど、母は学校は駄目という。龍之介も東京へ行き、いない。サクは夏休みが淋しかった。そんな沈滞ムードの3人に、意外にもあっさり龍之介が帰ってきた。たこ焼き屋だ。東京の彼女は新しい男を作っていた。上田の言うとおりだ。あんなに格好付けて別れたのに、しれっと戻ってこれるね。龍之介「思い出した、お前達の所に帰りたくなった、ごめん」。サクも中川も「お帰りなさい」とボソット許す。可愛い上田は微妙だ「あんた、ちゃんと亜紀に謝りなさいよ」。サクは亜紀の部屋に見舞いに行く、龍之介が帰ってきたのだ。それで、キャンプに招待したい。無人島の夢島(リゾート計画があったらしい)で、中川の都合であさってだ。亜紀はみんなで大騒ぎしたことがないので喜ぶ。亜紀「頑張って(父を)騙すよ、楽しみだな」。CM。
亜紀は「陸上部の最後のキャンプだ」と言うが、母は「熱あるから駄目だ」。サクの家はお見通しだ、妹は近所からガム太郎と言われている、いつもベタベタしている。相手はお嬢さんだという。サクは計画をしっかり立てている。張り切りすぎだ。中川は本尊に連れていかれ、坊主になるのだ。上田にサクが話すが、ここの親は「サク、いいよいいよ、持っていて、ついでに貰って」、笑。上田は気持ちの整理が必要だと乗り気ではない。いいな青春だ。亜紀に病院から電話がかかる。母は外出だった。姉と亜紀は言って話を聞く、再検査にくるように言われた。病名までは言われなかった。CM。
写真館で父は中川は本山に連れて行かれて行けなくなったと告げる。父は髪を叩いている。「残った奴に頑張って貰うしかない」と激励する。サクは亜紀に電話すると、熱があって駄目だと答える。サクはがっかりだ。結局龍之介と二人だ。交換テープで気合いが入ったサクの声があった。それをじっと聞く亜紀だ。次の朝に電話がある、龍之介と亜紀の声がした。龍之介は亜紀に謝る、「おれのせいで試合だめになって」。亜紀「お帰り」と答える。サクはたくさんの荷物を持ってきた。龍之介の船で夢島に連れて行く。持ち物を調べているが、サク「花火を忘れた」。着くと部屋が泊まれるようになったら、龍之介は適当に帰るという。二人きりにしてやる、そして枕の下に入れといてあげる、笑。閉鎖されたホテルへ行くが、さすがに怖い。洞窟があり、そこにタイムポストがあった。何年後に手紙を送ってくれるらしい。亜紀はまた倒れる。早速、海で用意を始める。龍之介は掃除だ。亜紀はあっさり上を脱ぐと青い水着だ。わーい、エロさ満点だ。いいな、これは永久保存だ。思いっきり泳ぎ、砂で山を作る。シーツで二人は寝ていると、龍之介が写真を撮っている。大木は書き置きをして帰った。ちょっとくしゃみで鼻水の亜紀だ。サクは野菜を切って食事だ。亜紀のジャガイモ切るのはひどい、エンピツ削るのではない、サク「お願いやらないで」、笑。。生姜湯をサクは作ってくれる、温まるからだ、嬉しくて泣く亜紀だ。食事は魚を串焼きだ。おじいちゃんに仕込まれたのだ。サク「結婚したら毎日こんなのかな」。亜紀「サクちゃん、私と結婚するの」。サク「え、俺って単なる通過点」。亜紀「そうじゃないけど、その前にやりたいことあるんじゃない、仕事とか、私は絵本つくりたい、絵はうまくないので、編集者になれるかな、いろんな国へ行き伝説や民話を探す」。サク「亜紀らしいな」。亜紀「サクちゃんは」。サク「あまり考えていない、オヤジが写真屋している、想い出残すっていい仕事だな、地味かな」。亜紀「サクちゃんらしい」。サク「一ヶ月に一回しか逢えない、そうか俺がカメラもって付いていけばいい、写真屋とカメラマンは違うかな」。亜紀「好きよ、サクちゃん、やろうか、こんな所でやるなんて、(もちろんアレだよね)、タイムポスト(えーそんな)」。サク「未来の広瀬亜紀、でも広瀬かな、できれば松本になってほしい、でも亜紀は一人っ子だし、俺は妹がいるから、俺が広瀬になろうか、今日みたいにのんびり過ごせれば」とテープに吹き込む。帰ると亜紀は寝ていた。写真を撮ろうとすると亜紀は怒っていた。龍の介の計らいでコンドームを枕の下に隠してあったのを見つけたからだ。亜紀はテープをすぐに聞き始める。あわってやめさせるサクだ。亜紀「あの世って信じる」。サク「信じたいけど」。亜紀「信じられない、それは残された人が作った世界の気がする、存在して欲しいと願う世界だ」。サク「亜紀は神頼みもしなそうだ」。亜紀「神はいないと困る、ラッキーとアンラッキーをコントロールして欲しい、幸せの人は不幸になったりする、どんな人生もプラスマイナス ゼロになっている、それをコントロールしてくれないと困る」。サクは神様に祈る「俺のプラス分、亜紀に回すように頼んだ」。サクは馬鹿だけどいい子だな。座ったまま抱きつく亜紀「好きよサクちゃん」、いいな、いいな。夜突然に電話で亜紀が起きる。探すが電話は見つけられない、サクは聞こえないという。気が付くと蛍がいた、亜紀「蛍は7日間しか地上にいないという、どれだけの確率かな。山一杯に蛍が光る。亜紀の肩にも蛍が、亜紀「幸せだ、何でこんなに幸せなんだろう、何かあるんじゃないかと思う、誰かが病気になったり、死んじゃたり、何かあるんじゃないか」と泣く。横に座って肩を抱くサク「ないよ、絶対ないから」。僕は何故亜紀が泣いているのか分からなかった。次の日の朝、亜紀はテープを聞いた。17年後、明希「テープはタイムポストに入れた、私なら聞いて欲しい」と言う。明希は子供と船に乗って去る。明希は船で泣いている、明希「亜紀は一人でいいんだな」と言う。松本は夢島に渡った。無人島は変わっていなかった。タイムポストは壊れていた。探すと遺灰の瓶が転がる。そしてテープがあった。亜紀の声で「未来の朔太郎へ、分かった、しあわせは単純なことだ、サクちゃんがいて、私がいることだ、そういう毎日だ、これからも昨日のようにサクちゃんと手を繋いでいけたらと思うよ、私がサクちゃんの手を引っ張って、サクちゃんが子供の手を引いて歩いていいけらと思うよ」。ボロボロの声だった。夢島の船着き場で、手を差し出すサクから、亜紀はまた倒れてしまう。亜紀と駆けつけて介抱する。亜紀をボロボロにしたのは自分だと責めて続けたあの頃へ時が戻っていく。続く。来週は急性白血病だと言われている。亜紀の父はサクを憎むのか、それは悲しいね。
今週もいいな、綾瀬はるかさんの水着姿いいな。でも横のかみさんは、興味がない、あったら変だけど、笑。でもこのキャンプでの話で、青春だよね、「俺たちも若いときは滅茶苦茶だったね」と言うと、かみさんも嬉しそうだった。タイムポスト、夢、蛍、と楽しく悲しい想い出だ。亜紀は自分の人生を予感していたのですね。神はいない、あの世はないと、亜紀の言葉は重い、自分もそう思っています。この悲しい物語は最高潮になっていくのですね。うん全編、優しく美しくエロい。



世界の中心で★★★★★   4話

浜辺の自転車を置いて、松本に担任の谷田部先生から葉書が来て、校舎が壊されることになった、見に来ませんか。松本と明希は堤防で釣りだ。松本は有給を消化だ。そこへ担任の谷田部がやってくる。明希と子をみて妻かと思うが、慌てて違うと友達だいう。明希は東京の松本と違う、いつもニコニコで聞き上手だ、という。父もいて、「あいつは呑気で不器用だ、やっと気がついた、あいつは広瀬亜紀の骨を撒きにきたんだ」と言う。グラウンドで谷田部も松本に「広瀬亜紀も一緒なんだろう、グラウンド見せてやりな」。松本は遺灰をおく。広瀬をいつもここで見ていた、「最後の広瀬を忘れない、12秒91、亜紀が走った最後の日」。タイトル。
1987年サクは亜紀の練習を見ている。友人の大木と中川が絡んでツッコミだ。試験が返されるが、試験用紙に鼻血が落ちていて谷田部に指摘された。サクは亜紀ばかり見ているぞ。思い出した鼻栓の亜紀を、サク「保健室行けば良かったのに」。亜紀「負けたくない」。お昼はパンが売り切れて、「たこ焼き」だ。上田、中川、大木もいる。二人はラブラブだ。県予選が近づき朝も午後も練習だ。予選は終業式の前の日だ、大木は見に行くと上田に言う。大木は上田の肩を抱く、上田「だったら好きって言ってみなさい」。大木「今更」とごまかす。大木は「愛してる」と交際宣言だ。中川だけが「痒いぞ」と悶々だ。男3人と上田の4人は幼稚園から仲良しだ。午後の練習をサクは校庭で座って、ずっと見ているというが、谷田部先生に追っ払われる、笑。男3人で話す、中川「勉強だ、6大学へ行く、青山だ」ともてない男は勉強だ。大木はバイトだ。サクは運転手で亜紀を自転車で送り迎えだ。サクがしたいことは亜紀を見て、ゆっくり考える。亜紀「呑気だな、サクちゃんといると楽になる」。家でも母親はテストに血が付いているので心配している。鼻血だ、練習がハードだ。父「其処までやる必要あるのか」。亜紀「おとうさんの言うとおりにやっている、頑張っている」。父「まあ予選落ちすれば終わりだ」。亜紀「頑張ればスポーツ推薦貰えるかも」。父「貰ってからいってくれ」。亜紀「その場合続けて良いのね」。亜紀だけ赤いパンツだ。上田も張り切っている、大木が来るかも知れないからだ。亜紀は一人自主練習だ。サクが用意ドンといって気づく。サクが手伝うが用意ドンが間延びしている、笑。サクは自転車に谷田部先生の笛が置いてあった。そして自転車で送って、「何でそんなに頑張るの」。亜紀「後悔するのが嫌だ」。そんな時バイト姿の大木が公衆電話を足で蹴っている姿を見つける。CM。
大木は東京の彼女に電話が1ヶ月も繋がらない。大木には彼女がいるのだ。振られたんなら、それで良いが、噂で会社辞めて良くない商売に首つっこんでいる。一人で頑張れなかった。東京へ見に行くという。式や会に出ない大木が何で試合に応援に行くと言ったのだろう。亜紀は東京から戻らないのではと言う。サクは幼なじみだ言ってくれると語る。二人は心配になる。写真館で大木は子供の頃の4人の写真の焼き増しを頼んでいた。大木は音楽テープをサクと中川にわけろと渡した。心配になり、中川とサクがバイト先を訪ねる。中川「東京行けば何とかなると思っている、仕事とかどうする、世間は甘くない」。大木「青山は6大学じゃないぞ」。大木「ヒモになるのか、楽したいだけか」。大木「立派なサラリーマンになってくれ」。中川「何もないから頑張るんだろう」。大木「女と付き合った事のない奴に分かるか、何も出来なくても傍にいてやりたい」。中川「(上田)智世に言ってみろ、コロケッパンを買ってきて、お前が他の女と付き合っても平気な顔している、誰に支えられていたと思うんだ」。サクは中川がまだ亜紀が好きだが、友達の顔をしてくれている、役立たずでも傍にいたいという大木の気持ちも亜紀を見る自分と同じだ。、それぞれの思いが分かる。亜紀「何で頑張るか、リズム感が悪いから、スタートが悪い、幼稚園でお遊戯会で出来ないで仮病で休んだ、逃げ出した自分が嫌だった、やらないで失敗するより、やって失敗した方が良いと思う、大木も(上田)智世も」。サクは谷田部先生の笛を吹き、亜紀を応援するが、亜紀は思わずふらつく。病気の前兆だ。サク「立つんだ亜紀(あしたのジョーだ)」。深夜放送で尾崎豊の歌だ。次の日下駄箱でウォークマンの交換テープだ。いよいよ県大会の前日だ。大木は写真館で昔の4人の写真を見ている。上田は助っ人で走った。ビリになり、上田は泣いた。明日9時集合だという。たこ焼き屋で、上田は亜紀に話す、「3人と仲良くなったのは一緒に走ったからだ。きっかけがある、告白してもいいかな」。亜紀は「予選が残れなかったら退部する、父との約束だ」と告白する。大会当日、亜紀はサクのテープを聞いている。上田は大木が来るか見に行く。スタンドでは中川とサクが深刻だ。中川は東京で二人が暮らす生活費を計算している。大木は昨日昔の写真を取りにきた、懐かしくなるから来ない、今日東京へ行くつもりだ。学校をやめて東京へ行くつもりだと聞いた上田はショック、「ひどい」。大木は校舎に一礼している。亜紀は大木に走っているところ見せようと、大木を追いかけて駅へ走る。予選は出ない。リンダリンダの歌が流れる。4人で走る。駅に着く。上田「龍之介、何で一緒にいたと思っているの」ドアが締まる。大木「ブスが泣いたら見れないんだよ」。追いかける上田だ。上田「それくらいで私を・・・と思うなよ」。大木「俺のことなんか・・」。上田も大木も涙だ。セリフ聞き取れない、青春だな。上田「ごめんね、最後の試合だったのに」。サクは亜紀を自転車に乗せて走る。予選だからどんどん走っている。着いたときに6組はスタートしていた。亜紀は間に合わなかった。終わった。サクは係員に一人でも走らせてというが、規則は規則だ。谷田部は謝る、亜紀も頭を下げる。CM。
誰もいないグラウンドで、亜紀「走るって最後は一人だ、でも違ったね」。寂しく帰る、自転車にストップウォッチがあった、谷田部先生だ。グラウンドで亜紀は一人で走る、サクが計測している。ゴールする。自己ベストだった。亜紀は喜ぶ、それを見てサクも嬉しい。サク「こんな顔を見られる僕は何と幸せなんだろう、12秒91は誰もしらない僕たちの公式記録だ、僕が忘れるとなくなる亜紀の記録だ」。 松本 「ずっと一人でやっていこうと思った、17年  もう でなく まだ なんです、死ぬまであと17年 何回あるのだろうと、あと何万回僕はこんな朝を迎えるのだろうか、もう無理だと思ったんです」泣く松本。傍で谷田部が「12秒91だったね広瀬の自己記録、ストップウォッチそのまま返すのだから、忘れなさい、あんた達は私が覚えてる、安心して忘れなさい、もう一度誰かを乗せて走りなさい」。月を明希は見ている。松本の父「骨を撒くことで変わるわけではない、あなたが付き合うことはない」。明希「広瀬亜紀さんって」と松本に聞く。続く。
亜紀はリズム感が悪いから、サクはテープを作ったんだ。それを聞いたから自己ベストだ出たんだ。幼稚園からの幼なじみでのラブ、大木と上田は難しい。でも上手く言って欲しい。上田智世もいいキャラになりました。でも大木はさよならじゃなく、終盤また登場してくれるかな。谷田部先生もキャラがしっかりして、その言葉は重い。亜紀の頑張る、の言葉が今回は大きなテーマになっていました。時代もそんな頑張るという幻想の時代だった。やらないで失敗するより、やって失敗する方がいい。尾崎豊の歌も懐かしいだ。綾瀬さんは結構走る格好になっている、大分練習したのだろうね。そして足もかなりスリムになった。いいな、とにかく青春は意味なく走る。笑。そして意味もなく見つめている。ラブラブだ、中川から恋愛中毒と言われていたよ、分かるな。来週は綾瀬はるかさん水着だよ。亜紀は病気の前兆も出てきたが、来週は倒れたよ。心配だな。

世界の中心で★★★★★   3話 綾瀬はるかさんいいな、今クール一番だ、どっぷりつかり2回見直した

あじさいの丘で松本は立つ、あの時のピンクの紫陽花は一本もなかった、亜紀などいなかったと言われたような気になった。小林が子供を連れて、松本を見つけて怒る。小林明希ですが、あきと読むのですね。松本の家に行き、両親(高橋さんも大島さんも老けています)のもとに小林も訪ね、泊まっていくようにいう。両親は昔と同じく話してくれた、ただ17年前の話題は避けていた。松本は親の気配りに感謝する。母親は「松本にそういう関係ですか?子供のかずきはサクの子?」 と聞く。しかし小林「大学のサークルの仲間だった、子供を生んだときに、夫とは別れていた、回りは生むことに反対だったが、松本だけが応援してくれた、入園式にも来て貰った」。母は「ありがとう、私はあの子はずっと一人だと思っていた」と言う。松本は子供の時の写真をかずきと一緒に見ている。じいさんが写真家という設定は生きます。松本「おじいちゃん、好きな人をなくすことは、どうして辛いんだろうね」。タイトル。
1987年。先週のあじさいの丘でのキス、いいな、綺麗に撮れている。そして、おじいちゃんの写真館にサクが入ると、ソファで倒れていた。寝ていると思ったが。第一発見者は辛いよね。学校だ。サクは休みだ。担任が入る。今朝、サクのじいさんが亡くなった、通夜は6痔から、と告げる。このドラマは葬式のシーン多いな。多くの人が訪ねた。町の人気者だった。亜紀も焼香をあげる。亜紀はサクを見つけ、話す。サク「何か出来すぎだ、昔の恋人の骨を盗んで、すぐ逝っちゃう、変な宿題だけ残し」。回想でじいさん「俺が死んだら、俺の骨とあの人の骨を一緒に撒いて貰いたい」。亜紀「私手伝おうか」と言う。火葬場で煙を見るが実感が湧かなかった。骨を拾うが、サクは遺灰を貰う。サクは「結局出来すぎに、死んで叶う事があるから、まだやることがあるから、僕は自分が分からず泣けなかった」。亜紀はテープの交換日記に「私に出来ることがあったら何でも言って」と吹き込む。サクは写真館に荷物があるので鍵をもらうが、母から写真館の整理を頼まれる。写真館を売るのだ、親戚の手前もあるのだ。サクと父は一緒に歩く。サク「生き返るわけではない」。父は何か言いたげだが言葉を飲み込んだ。サクが「落ち込んだのはじいちゃんが帰ってくるわけではなく」。サクは結構元気だった。クラスで夏休み明けにロミオとジュリエットの練習が始まる。その演出にサクは立候補する。小学校で作文で優秀賞を取った。意味なく元気なサクだ。でも演出すれば、ロメオとジュリエットでドラマは盛り上がるよね、楽しみだ。サクと亜紀は一緒に写真館を整理する、写真館を売るのだ。亜紀はサクのアルバムを見つける。飾っている写真も本人に返すのだ。じいさんの恋人の写真も外した。帰り道、サクは妙に元気だ、それを亜紀は心配する。サクの空元気は分かる気がする。じいさんの生き方を理解できた者だけが元気になれるのだろう。じいさんは自分の人生を好きに生きたような気がする。CM。
亜紀は家に帰る、じいさんの彼女の写真だ。亜紀の父は仕事で朝シャン用洗面台(そんな時代もありましたね)への変更で、頭に来ている。子供に媚びる親が多いことを嘆いているのだ。父も少し亜紀の事が気がかりになった。家に写真を持っていた亜紀は、母から写真を取りだし、家族3人の写真を入れておく。父からうまく隠すようにと言う。亜紀は母に「何でおとうさんなの? おかあさんもてたでしょう」 と聞く。本当に知りたいよ。母は「何でサクって呼んでもいいなの」と聞き返された。そんな時に亜紀の腕に出血斑がある。これが病気の初めての徴候だ。亜紀の持ってきた写真の裏には「夏之日 冬之夜 百歳之後 帰千其居 百瀬駅にて 1942年5月20日」と書いてあった。亜紀の父が部屋に入り、あの写真はいいよ、頑張れと言う。サクの家では、親戚も来て写真館を売ることで契約が成立と思っていた。突然、父が「写真館を継ぐ、頑張る、農協を辞めた」という。サクの家では母の「お金ないから」の攻撃が始まる。自転車の後席に乗せた父にサクは何で相談しなかったと聞いた。父「気づいたら親孝行していない、これしかなかった」という。サクは、「じいさんのためにできるのは」、遺灰を持って、海、山などへ行くが、適当なところがない。悩み出した。しかも、自転車で転んで、二つの遺灰を田へ落としてしまう。いざとなると何処に撒くか悩む。淋しい、このまま終わりというわけはないね。サクは泥んこになって探した。亜紀は写真の裏の言葉を谷田部先生に意味を聞く。詩経の葛生だねと言う。凄い先生だ。好きな人を亡くした歌だ。夏の長き日、冬の長き夜、きみはここに眠っている、百歳ののち、わたしもいずれ君のもとに眠ろう、安らかにその日を待ちたまえ、そんな所だ。初めて知った、検索したが本当にある良い詩だ。CM。
サクの部屋に亜紀が来る。亜紀「やることは一つしかないよね」と凄い挑発、嬉しい、サクはキスしょうとする。勿論鼻摘まれてオシマイ、亜紀「良かったひっかかてくれて」、笑。亜紀は写真をだし、「どうしてサトさんしか写っていないのだろう」と考えていた。亜紀「でも裏を見て、おじいさんが出征の時に持って行った写真だ、サトさんはおじいさんお写真を持っていた、お互い胸に抱いていたのだ、そこまでの覚悟だ、ちゃんとしないといけない」と推測する。サクは「遺灰はなくなった、学校は探していない、もう心は通じている」という。亜紀は帰った。サクが写真館へいくと、父は写真館の写真をを元に戻していた。サトさんの写真はなかった。父から「お前じいちゃんに変な事を頼まれただろう」と言われる。父は朔太郎のアルバムを取り出し、写真を見せる。裏にじいちゃんの字で「偉大なる詩人の名前をとり、朔太郎と命名」と書いてあった。父が海辺で夕日を見ていると、母が来て、「いい身分だね、シフト増やして貰った、タバコは週1箱だ」と言う。夕日を見る。母も父のことが分かっているのだ。サクが亜紀の家に電話するが、亜紀は急に文化祭でまだ帰っていない。亜紀は遺灰を学校に探しに行ったのだ。サクは雨の中、学校へ行き、方々探すが、ごみ箱を亜紀が雨に濡れて探していた。亜紀「見つからない、あとは男子トイレだ」という。サク「ごめん、亜紀、本当にごめん」と遺灰の瓶を出す。サク「いざとなったらまけなくなって、どんどん重くなって、亜紀に言われて恥ずかしくなって」。亜紀は怒らず「良かった、あって良かった」。いいな、濡れた制服での二人なんて、美しい、青春じゃ、涙。CM。
二人で山の廃線の線路を歩く。私服だ。じいちゃんの出征した駅だ。さとさんが見送りにきた駅だ。もう廃線で廃墟の駅で遺灰を二つ混ぜて、風を待つ。その時風が、遺灰を飛ばし空に舞い上がった。映像的に作り物過ぎていたけど、サク「何か凄く、あっけなかった」。二人線路から空を見る。亜紀「約束って何」。自転車に亜紀を乗せて、サク「約束だ、男と男の約束だ」。亜紀は降りる。ひとりで自転車をこぐサクはペダルが軽かった。サク「僕の後ろにはいつも・・じいさんがいたのだ、あの日の約束を思い出してい」。回想シーン。1975年7月15日、子供のサクは自転車の練習をしていた。転び膝は傷だらけだ。じいさんは前に立ちはだかり、サクを叫ぶ。そこへ自転車をこいだ。やっと乗れたのだ。じいさんの声でサクは「これからは僕がどこでも連れて行って上げる、僕が乗せて上げると約束してくれた」。思い出しながらサクは自転車を転ぶ。サク「自転車が軽い」。亜紀が駆け寄った。どうして、ずいぶん走ったのにここは不思議だった。亜紀「私太るよ、おじちゃんと同じ位になって後ろに乗るよ」。両手を差し出す亜紀だ、サク「世界で一番美しいものを見た」。綾瀬はるかさんは美しい。亡くサクを胸に抱きしめる。サク「世界で一番やさしい音を聞いた、その手の中は暖かく、おじいちゃん、すきな人を亡くすのは辛いのだ、でもどうしてこんなに辛いのだろう」。17年後松本は「小林、抱きしめて貰って良いかな」。ちょっと恥ずかしい。小林は抱きしめてくれる。小林「これでいい」。松本「有り難う」。松本「僕は行く、もう一度高鳴る世界へ」。17年前、亜紀は試験中に鼻血が落ちる。つづく。
結構話は進み、サクと亜紀の関係も進んだな。ラブラブだよね。最後は本当に羨ましいかった。浅瀬はるかはいい。おじさんは参った。おじさんにも○○ちゃんと言ってくれ。タモリと一緒で完全に妄想の世界に入ってしまった。これぞドラマの醍醐味だ。あの葛生の詩も本当にいいな、勉強になった。もう今クール一番だ。



世界の中心で★★★★★
   2話

松本は倒れたが、その後行方不明になった。小林明希に連絡が来た。松本は亜紀と別れる場所を探していたのだ。17年前の想い出の場所を訪ねる。高校は茶バツで変わっていた。亜紀のあの場所は変わらなかったか。タイトル。1987年に戻る。亜紀とサクだ。サクはウォークマンを貰い、交換日記テープだ。下駄箱が秘書箱か、初々しいな。亜紀「今日の晩ご飯、コロッケはカニクリームだ、わらわはコロッケパンが食べたい」。昼休み購買のパン売り場は大変だ。上田智世のコロッケパンを大木が奪いサクが手に入れる。いいな、昔は本当にこんなだった。図書室にサクがいくと、亜紀は文化祭の準備だった。帰りも一人だ。淋しい。大木、中川の男3人で帰り買い食いだ。チューもまだだ、と言うと、からかわれてるだけだ。このままじゃ「ロメオ役が先にキスするな」。大木も辛いのだ。自転車を意味もなく全力でこぐ。いいな、無意味な暴走だ。カップルが出来ていた、亜紀は、上田智世は大木が秘かに好き。そこにサクが来る、上田「付き合っているの」。亜紀「いわないで」。二人で自転車だが、サクは傷つく。一緒に山に登るがサクはへばる。亜紀は仕方なくスカートを短くする。エロイな。大好き。紫陽花が咲いている。綺麗だね。サク「亜紀のほうが」。どうして紫陽花の色は違うのか、亜紀土壌の酸性度で変わると説明だ。サク「人間みたいだ、環境で変わる」。近づくサクに亜紀は「駄目」と顔を手で押さえてキスはお預けだ。じいちゃんにサクは頼まれる、墓の骨を盗んできてくれ、高校生ならいたずらで済むだろう。家に帰ると、妹の芙美子は2時間も電話している、と親に怒られる。妹「話したい」。サク「お前の彼はいいな」。亜紀の家で父は夜音が聞こえる、英語のヒアリングだと言い訳する。サクは亜紀がジュリエットになってキスシーンとかあると嫌だ、とテープに吹き込もうとする。悶々とするサクだ。CM。
ホームルームで文化祭のロメオ役で、会長がなりそうになった。智世から「ロメオやったら」。大木は手を挙げる、それに励まされてサクは立候補する手を挙げる。亜紀は学級委員同士でと決めてしまう。亜紀らしいな。亜紀は連れて行って欲しいところがある。それはサクのじいさんの家だった。谷田部先生の写真がある、手相をみて亜紀の手を調子よく触っている。稲葉サトさんの、じいさんの昔の恋の話をする。あの世で一緒になろうと誓い合った。彼女は結核になり、俺は兵隊にいった。二人とも無事に戻れた。薬には金がいる。そこで滅茶苦茶金を儲けた、人に言えないこともした。それで捕まった。刑務所に居るときに、特効薬ができて、彼女は治って親の薦める結婚をした。逢いたくて逢いたいと思ったら彼女はポックリ死んだ。だから俺が死んだら、彼女の骨と一緒に混ぜて撒いてほしい。あの世であの人と一緒になれると泣きながらいう。サク「狸じじぃ」。亜紀「40年も思い続ける、純愛だと思う」。サク「ばあちゃんに悪いよ」。亜紀「好きな人と一緒に暮らすのと、好きな人を思いながら別の人と暮らすのは、どちらが幸せかな、一緒だと嫌な所も見える、本当の私を知ったらサクちゃんは嫌になちゃう、じいさんを手伝ったら」と言う。家に帰るとサクは父に「一緒にいると嫌にならない」と聞く。深夜放送を聞いている。亜紀は深夜放送を聞きながら、成績表を見ている、志望校はCランクが多い。じいsん「夏の日、冬の夜、100歳の後、その虚に帰せん」。CM。
朝、いつものウォークマン日記で、サクはキスを阻止するため、演出に立候補しょうとする。図書室で、亜紀は委員長と話している。委員長は亜紀が好きで無理矢理キスする。サクは思わす殴りかかる。3人は職員室だ。亜紀が自転車を巡る、トラブルだと説明した。委員長「ごめん」。サク「なんで本当のこといわない、俺は心が狭い、俺の気持ち考えてくれ」。堤防でサクで中川でキスされる。男同士のキスだ、「こんなものにに意味ない、大木の気持ちも分かってやれ」。じいさんとサクは骨を盗みに行く、「持って行かれるのは悔しい」。亜紀は部屋に行くと父が、テープを見つけ、怒る。「いつまで頑張らなきゃいけないの」。涙。墓に来て、じいさんは線香を上げる。そしてお参りだ。そして墓の骨壺を取り出す。じいさんは手を入れ、遺灰を取り上げる。じいさん「ただいま、一緒に暮らしたことないので、行ったことがないので」。遺灰を触りながら、その手を握り耳に押し当てる。瓶に入れる。サク「ばあちゃんとどっちが好きだった」。じいさん「どっちだろうね、一緒に老いていける人生も素晴らしい、サクという素晴らしい運転手にも出会えた」。笑い。
家に帰る。遺灰を持ってきた。亜紀はゴミ箱を探す。テープを見つける。サクは亜紀の家まで自転車で行った。そこで亜紀が窓から逃げ出そうとしていた。サクに逢いにいことしていたのだ。紫陽花の山へ行く、朝もやの中だ。お互い見せたい物がある。同時に出す、テープと灰だ。亜紀「問題起こすと嫌だから嘘ばかりで、ニコニコしている、嫌な女だ」。サクは骨だ。「俺はいやだ、俺のばあさんは海女で、色が黒く、しみや皺もあった、宿六と言っていた、口が悪かった、俺はそれが好き、亜紀もそのままでいい」。逢い「鼻の下ににきびできてもいい、始めてなの、そのままでいいといわれたの」。二人は抱き合う。亜紀「嫌いにならないでね、サクちゃん」。キスする。100年後、仲直りする、今日より明日、当たり前のように亜紀を好きになると思った。松本は同じ紫陽花の山に立っている。ピンクの紫陽花はなかった。松本が家に帰ると、小林明希が待ってくれていた。サクがじいさんの所へ行くと、じいさんは死んでいた。びっくりだ。つづく。
34歳は松本、17歳はサクと表記しました。いいな、おじさん達の青春に近いよ。購買のパン買う大変さ、携帯もないし、キスも出来そうで出来ない。青春の悶々は大好き、綾瀬さんもスカート短くしてくれるんだもの、鼻血だよ。亜紀の問題を避けたいために表面は良い子でいる、これ分かるね。みんなそんなところがある。それが気になるのが青春だ、気にならないとおじさんだ。「そのままでいい」という決めセリフがいいな。でも亜紀の父は嫌だな、でも亜紀が病気になると、三浦さんだもの大泣きするんだろうな。今の内に嫌な父親を演じ切って欲しい。じいさんは呆けているのか、飄々としたおかしみが最高だった。


世界の中心で愛をさけぶ★★★★★  1話 7月2日 最初から良い感じ、センチメンタルだもの

断崖で17歳の松本朔太郎(山田孝之)が立っている。瓶のなかの灰をを手に取る。回想シーンだ。風とともに灰は飛ぶ、男はひざまずき泣く。34歳の松本朔太郎(緒形直人)は病院のソファで寝ている。そして仕事の徹夜のためか急に倒れる。朔太郎「7月2日は何も考えたくない」。子供を連れた明希(桜井幸子)が、入院した朔太郎を見舞う。朔太郎さんの17歳が山田君、34歳が緒形直人さんで、ダブルキャストですね。余り不自然さは感じませんでした。タイトル。1987年、高校時代だ、朔太郎は快晴だが、母から傘を持たされる。生物の村田先生のお葬式だ、谷田部先生が進行して、生徒代表で廣瀬亜紀が弔辞を述べる。その時雨が降る、亜紀「この世に何一つ無駄なものはない」。雨の中で濡れながら読み続ける亜紀に朔太郎は自分の傘を差し出す。CM。
終わったら、自転車の鍵がない。鍵を横に向けて走ると、亜紀が呼びかける「雨に負けるの嫌だった、ありがとう」。フナムシをくれて、仕掛けのガムだ、最後に自転車の鍵だ。写真館のお祖父さんはワインの蘊蓄を語り、食事した。家に帰ると、妹の指摘で自転車の鍵のキー・ホルダーは深夜放送のプレゼントだった。朝も亜紀に話しかけられる。授業だ。谷田部先生は担任で、「ロメオとジュリエット」をやることになる。これが盛り上げエピソードになるのでしょうか。亜紀は男子の憧れか、男3人は亜紀の陸上の練習姿を見ている。朔太郎の寺の友達・中川は亜紀が好きだ、朔太郎にリクエストを書いてくれるように頼む。葉書を最後に読まれた人はウォークンマンが貰える。亜紀も狙っている。来週のお題は「思わず涙の最後の言葉」、初めは、たこ焼きと抜け毛の話になった。クラスのホームルームでジュリエットは亜紀になる。葉書を書いていると、雨になり、亜紀が傘を差してくれる。亜紀は「もめるの苦手だ、松本君、サクと呼んで良い」と引き受ける。亜紀の傘をさしたサクは「うん」と答える。CM。
亜紀の家で、父真が帰ってくる。「期末は? 部活は?」と聞く、亜紀「ここで頑張れば楽なんでしょう」。朔太郎のリクエストは出来上がる。いい出来のようだ。放送で最後に朔太郎の書いたリクエストが読み上げられた、2年D組のジュリエットは「ジュリエットを引き受けた彼女は白血病になりました、髪は抜け」。次の朝、亜紀「本当に病気と戦っている人がいる、朔太郎の母や妹だったら許せるの」。友情も恋愛も消えてしまったのか。中川はウォークマンを持ってくる「廣瀬よりいい女と結婚してやる」と言い放つ。そして亜紀の下駄箱にウォークマンを入れておく、Happy Birthdayと書いてある。CM。
聞き始めると、朔太郎のテープで声が始まる、「あれは自分の切ない思いだ、俺は廣瀬が居なくなるのが一番切ない、許してくれるなら、今日の放課後あの場所に来て下さい」。テープ聞かなかったらどうするんだ。亜紀は走る。海の堤防に亜紀はやってくる、「それ、返す、聞いて」。朔太郎は聞く。亜紀「今日は私の好きなもの、5位たこ焼きパパの前で葉書を書く朔太郎、4位ガムのおもちゃで騙される朔太郎、3位鍵をなくす朔太郎、2位ジュリエット辞めたらと言ってくれた朔太郎、1位、あの日傘を差し掛けた朔太郎」。亜紀「大好きだよ、ありがとう」、今までの最高の誕生日だ。そして亜紀の最後の誕生日だった。再び遺灰を持った34歳の朔太郎が泣き、おしまい。
映画を見ていないので、素直に入れました。いいね、この女々しさ、大好きです。綾瀬はるかさんも良い感じでした。山田君も初々しくて女々しくて素敵です。緒形さんが超女々しそうでたまりません。笑い。松下さん、先生ですが、あのボディで男前な感じは新鮮でした。手塚さん、桜井さんはどれ位絡んでくるのでしょうか。楽しみです。これからも楽しみです。演出に堤さんが入っていたけど、今回もそうなのかな、カメラワークは普通に見えた。半欠けた顔も出てこなかった気がした。でも画面は優しそうだった。最初の岩はオーストラリアですか、かみさんがエンドロール見ていました。公式HPで確認しました。