ダメルコはなぜメルコダウンなのか

 メルコとコクヨが提携したそうです。それぞれ傘下のバッファロー(サプライ部門)とアーベルを統合して「バッファローコクヨサプライ」となるのだとか。

 余計なお世話かもしれませんが名前にセンスがありませんね。アーベルは旧製品のブランド名として残るみたいですが、別に社名がアーベルでも良いじゃない ですか。PCサプライ部門でバッファロー・アーベル・コクヨを見比べれば、アーベルが最も規模が大きく、かつ専業で行っていたのですから。立場が一番弱い だけに、名前を失った旧アーベル社員のやる気の減退が気になります。これではかけ算の面取りは無理でしょう。

 さて、バッファローコクヨサプライの社長でありバッファローの社長でありメルコの専務である斉木邦明氏と、私が尊敬して やまない大河原克行氏との対談が、少し前にPC Watchに掲載されました。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0801/gyokai214.htm

 斉木氏曰く、「バッファローのマウスを分解していただければ、当社 が他社とどれだけ違う部品を使っているかがわかっていただけるはずです。」 …なんか ケンカを売られているみたいで、むず痒くなってきます。でも正直なところ、バッファローのマウスを分解しようという気にはならないのですよね。どれもこれ も志が低いマウスばかりで。分解して欲しければ、無線で5ボタン+チルトホイール(3ボタン+ホイール…合計8ボタン+ホイール)でかつドライバで自由に キー操作を設定できるマウスを出してください。

 ところで今回は、バッファローのUSBハブを取り上げてみましょう。「素材や工場の選定などにも力を注」いでいるらしいですが、分解するまでもなく、明 らかにおかしな選定をしていることが分かってきます。しかもそういう部分って、メーカのWebサイト上では分からないのですよね。コレは意義深しというこ とで。




 何の変哲もないUSBハブです。でも6ポートというのは珍しいですね。一般的なUSBハブは4ポートですので。NECの「μPD720114」という4 ポート用のUSBハブチップに、もう一つμPD720114を繋げて6ポートを実現しています。…つまり4ポートのハブにもう一つ4ポートのハブを繋げて いる構成です。ということは、1ポートが行方不明なんですよね…。ついでに、NECのUSBハブコントローラには、「μPD720113」という最初から 7ポート用のチップが存在します。




 特大サイズACアダプタです。大きいです。体積的には、本体よりも大きく重いのではないでしょうか?寸法は63×50×27mm、入力は100Vの 0.4A、 出力は5Vの2.6Aです。

 USBコネクタから電力を得るデバイスもありますからね、それなりに大きな電力が供給できるACアダプタでないといけないのは分かるのですよ。でも、そ れにしても大きすぎません?「もうちょっと頑張って欲しかったなー」という声が聞こえてきそうです。だいたい各ポートがUSBの規程ギリギリの電力を消費 した場合は、5Vの3A+本体稼働分が必要になるのです。でも実際には2.6A。おかしいと思いませんか?(斜めの2ポートは「USBメモリ用」とか説明 書に申し訳程度に書かれていました)




 そして馬鹿の極み。なんとACアダプタが奥までさし込めません。だいたい本体からは2mmほど隙間が空き、本体側のコネクタ自身が本体から2mm程度奥 まったところに位置しているため、合計約4mmの隙間が発生するという。

 これはやり過ぎですよ。ACアダプタの選定は根本的に間違えていたと言わざるを得なません。このアダプタの接点、普通よりも細い部品が採用さ れており、使っている最中に細い部分に負荷がかかったとき、コネクタが外れやすくないですか?スポッと抜けるのか、バキッと本体側のコネクタが割れて外れ てしまうかは置いておくとしても。

 また隙間に埃が溜まると、イヤな予感がするのですよね。本体内部に埃が侵入しやすい構造(湿度の高いところでは短絡しません?)ですし、電源の接点に埃 が入ってもあらぬ熱を持ったりするので、とてもイヤなのです。

 一体全体、どこで素材の選定に力を注いでいるのでしょう?ただ適当に数字を満たす部品を調達してきたように思えてくるのですが。

(初掲:2007年8月14日)

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