う〜's ゲームレビュー

 

第18回「ゼルダの伝説・ふしぎな木の実」(GBC・カプコン)

ゼルダです。発売前はかなり心配だったカプコン製ゼルダ。
面白いと思うし、しっかりゼルダしている。
「ゼルダしている」というのは言葉のままです。
きちんとゲームとしてゼルダの法則を引き継いでいる、という事。
ダンジョンで入手したアイテムでボス戦
謎解きには事前のヒントがある、等。
想像以上にゼルダなゲームでした

ただし
やはりコレがカプコン製ゼルダの限界なのか
と思わせられる点もいくつかあったりして。
「ゼルダしているゲーム」ということで
及第点どころか全然余裕で合格ラインの作品なのは間違いなし。
ではどこか、どんな風に?ちょっと考えてみました。
カプコン製ゼルダが
任天堂情開製ゼルダに今一歩及ばなかった点

(1)マップが必要以上に広い
「大地」ではホロドラムとウーラ、「時空」では今と昔と
世界が2つあるときは少々手狭なくらいでもいいのでは。
ちょこっとだけ見えていて「よし、あそこへ行ってみよう」と
思わせるようなマップ配置でなかったことも残念。

(2)ダンジョンの難度にムラがある
ダンジョンでの謎解き・アクション共に
「大地」ではLv4が、「時空」ではLv2のダンジョンが
突然に難しくなったように感じた。
その後のダンジョンが拍子抜けするほどに。
難しいダンジョンがあってもいいのだが
序盤での急激な難易度の変化はいただけない。

(3)ふしぎな木の実とゆびわ
取扱説明書でもゲームの中でも明らかな説明不足
木の実については
攻撃アイテムとして使えるモノもあるがそのようなイベントもないし
ハテナの実にいたっては使わずじまいになりかねない。
ゆびわシステムについては
最初に入手するゆびわが意味のないモノなので
その後、積極的に集めようという気がそがれる。
戦闘で非常に効果的なゆびわもあるだけにもったいない。

あと個人的な感想ですが
「シナリオ集団フラグシップ」が製作と言うことで
ストーリーは無しとも言われるゼルダが変わるのか
ちょっと楽しみでもあったのですが、あまり変わらなかったような・・・
まぁゼルダだし、という気持ちと半々かな。


カプコンはまた作りたいそうですが
次はきっちり発売日厳守でお願いしたい。
それが情開に勝てる唯一の点だ


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