う〜's ゲームレビュー

 

第10回「カエルの為に鐘は鳴る」(GB・任天堂開発一部)

本当なら「カードヒーロー」について書きたいのだが、
あいにくうちには1セットしかない。
う〜2号がサルのように遊んでいるので私までまわってこない。
入手できるのは3月。
ん?3月1日と言えばローソンでGB書き換えがスタートするではないか。
ということで、急きょロッピー書き換え開始記念です。

う〜たんがこのゲームをやったのは3年ほど前。
任天堂のGB製品としては入手困難なレア品とされていた頃。
カスタード王国だのサブレ王子だの妙に印象に残る設定だったので探し続けていたのだ。
ティラミス姫というあたりに時代の悲しさが感じられるのはご愛敬。
実家の近くで何の気なしに入ったゲーム屋さんに、あった。
中古・箱なし取説なし1500円
世の中はPS全盛期。
一時はGBソフトの取り扱いがなかったのだが、
ポケモンブームのおかげでGBソフトが再び店頭に出始めた時だった。
当然速攻買い。

私はあまりRPGが好きでない。
けど、このゲームのオートバトル制度は実にGBの特性と合っていて
ストレスを感じることがない。
面白いのは時々セリフの文字が大写しになる。
そう、現在TVのバラエティ番組でよく見かける手法なのだが、
この作品は92年9月14日発売。
約8年ほど前の作品になるのだが、このあたりの先見性は面白い。
情開作品とはこのあたりの遊び心に違いが感じられる。

ゲーム中、主人公のサブレ王子は
水の中ではカエルになり、ヘビ山の中では蛇になったり忙しい。
何が悲しゅうてカエルだのヘビだのを操らねばならんのか・・・。
GBのボタンを必至に操作して動かしているのがカエル。
あの悲しさはゲーム界広しと言えどもちょっと見あたらない。
時にはヘビになり1コマしかない細い道をくねくね進む。
カエルとヘビの変身どきを間違えて
カエル姿のままヘビ山に乗り込むとあっさり喰われてしまう

このへんはポケモンみたいだな。いや、こっちが先か。

ストーリーの方だが、こちらもひねってありなかなか読ませる。
そしてRPGと言えども、やはり任天堂。
アクションありパズルあり。
かといって何度かやれば誰でもできる難易度なので誰でお勧め度が高い。
そして、ラストのどんでん返しはちょっと必見。
あのラストの為だけにやる価値があり。
取扱説明書を一切必要としない素晴らしいゲームなのだが、
唯一「マンモスイベント」だけは取説がないと苦しい
ロッピーで購入の際は1枚30円、購入しておこう。

任天堂、取説はサービスしろ

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