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2003年5月8日

生きてるフリして死んでるヤツばかりの世界に
死んだフリして横たわっていたゾンビがまた立ち上がる
もう何度目のことだろう
あと何回繰り返すのだろう?
なんて奇妙な世界。なんと愚かな生物。

どうでもいいけど ワタシの側に来ないでくれ ワタシに近寄るな!
オマエたちが何を得て何を失おうが ワタシには何の関心もない
ワタシは今 いのちの若葉を茂らせているのだから・・・
夜明け前の街路樹が 影を踏みつけた俺にさわめきながらつぶやいた。
気がした  それとも 月?

 

2003年4月10日

昨日,バグダッドは米英軍にほぼ制圧されたらしい。
最初のミサイル攻撃からここまで,約3週間。
予想通り“戦争”にもならなかった。戦力差どおりの一方的攻撃。
そんな中で,米英軍の死傷者数はとりあえずの概数が発表されているけれど,
イラク側にはどれだけの死傷者が出ているのだろう?
おそらく誰ひとり把握できていないのだ。

フセイン大統領以下,政権幹部は全員行方不明らしい。
死んだのなら,もうどうすることもできないが,
生きてるなら最後はキッチリ落とし前つけていただこう。自国民に対して。
もっとも,卑怯者はいつの時代でも決して最終責任を負うことはない,けどね。

とりあえずイラクの長期独裁政権は終わりを迎える。
生き延びたイラク国民は,今度こそ“自分たちの国づくり”を成功させなければならない。
「フセイン命!」でないのに死んでいった同胞に対する,それが最低限果 たすべき義務である。
非常に困難な道のりだろう。でも最後はあなた方次第だ。

 

2003年3月26日

愚かな戦いは続いている。
撃墜された(もしくは不時着した)アメリカ軍ヘリのパイロットの映像を見た。
「本当に彼らが人殺しに参加していたのだろうか?」
思わずそんな疑問を持ってしまうほど,ごく普通の若者ふたりだった。
彼らの柔軟な思考能力を停止させ,
豊かな喜怒哀楽の感情をもった人間ふたりを
巨大な暴力装置の1パーツへと変貌させたのは,どこのどいつだ?
卑怯者はいつの時代でも決して最終責任を負うことはない。

アメリカの若者数名が捕虜になれば“トップニュースで大見出し”。
イラクの若者は何人死んだら“トップニュースで大見出し”になるのだろう。
アカデミー賞授賞式で強烈な戦争批判を述べた,マイケル・ムーア監督。
それを完全に無視した,NHK7時のニュース。
誰が何を伝え,何を消し去ろうとしているのか?
流れてくるニュースの“主語”は誰なのか?
その“現場からの生中継”は誰の視点で描かれたリポートなのか?
卑怯者は常に自分たちの本性を隠し,偽装している。

イラク側は,現時点では各地でゲリラ的に反撃しているらしい。
(圧倒的な戦力差があると言われているのに,よく頑張ってるなぁ。)
だが,アメリカは途中で攻撃を止めることはないだろう。
従って,前回3月23日の“私からのお願い”も変更しない。
イラクの若者も,アメリカの若者も,今ここで死ぬな!!
国益や,誰かの権益のために,未来ある若者同士で殺し合うな!!
必ず生きて,生き延びて,君だけの人生を歩き続けてほしい。
君たちが命を賭して戦う場所は,こんな愚かな戦争の中じゃないはずさ。

 

2003年3月23日

アメリカがイラクに対して攻撃を開始した。
「衝撃と恐怖」・・・実に下品なネーミングの作戦が進行中。
各都市に対する空爆や攻撃も,日に日に激しさを増しているようだ。
ちなみに最初の一撃は,フセイン大統領の抹殺を狙ったミサイル攻撃だった。
(あれ? そういうのを“テロ”って呼ぶんじゃなかったっけ??)
私としては最大限“気を使って”3月17日にあのように書いた↓のに,
な〜んだ。「大量破壊兵器の廃棄」なんて二の次じゃん。
結局のところ「フセイン一派を抹消したい!」が第1の動機なのね。

あまりにアホらしいので,私はイラクの一般市民と兵士のみなさんにぜひお願いしたい。
「フセイン命!」という人以外は,戦わずにどんどん投降してください。
こんな戦いで命を捨ててはいけません。
自国内で好き勝手に振る舞う外国の軍隊に対し,激怒する気持ちは十分お察しします。
しかし現在のアメリカは“信念を貫く自分の姿に酔うナルちゃん”です。
投降する一般市民や兵士に対しては,節度を持って対応するでしょう。
そして現政権崩壊後には,『新政権の樹立と国家再建』という大切な仕事が待っています。
その時こそ,みなさんの持てる力を存分に発揮してください!
「イラクの解放」「自由と民主主義」を主な攻撃理由と名言するアメリカが,
よもや自国に都合の良い政権を作ろうと画策したり,
石油資源に手を出すことはないと思います(見え見えの皮肉?)が,
それらも含めて『新政権の樹立と国家再建』時にやるべきことはいくらでもあるはず。
どうか生きてみなさんの力を結集し,自分たちの手で新政権を立ち上げてください!!
今回の愚行をみなさんの未来につなげる道はそれしかない,と思います。
最後に,前回引用したハーロックの言葉を,イラクのみなさんに向けて再度送ります。
「生きのびれば未来がある!! 理屈は生きのびてから考えろ!!」
(『銀河鉄道999』第17集「ダークィーン」(小学館)より/著者:松本零士)

注:ナルちゃん=ナルシストの意味です。


2003年3月17日

今月の終わりにバンドの練習がある。4年数カ月ぶりの活動再開!
メンバーにも,そして世界でも,この4年間に様々な出来事があった。
その年月を経て,メンバー全員が元気で再会できる幸福をかみしめている。
それと同時に,キャプテン・ハーロックが星野鉄郎に語った言葉を思い出す。
「生きのびれば未来がある!! 理屈は生きのびてから考えろ!!」
(『銀河鉄道999』第17集「ダークィーン」(小学館)より/著者:松本零士)
まず自分が強く生き抜くこと。これが人生の全ての基本なのだ。
だが,本人には不可避の理不尽な暴力に直面させられた時,
人はどうやって生きのびればよいのだろうか。

[大量破壊兵器の保有が疑われる国]の指導者を断罪し,体制を転覆するため,
[世界最大の大量破壊兵器保有国]が仕掛ける戦争は,じきに始まるだろう。
新たに開発された大量破壊兵器“MOAB”も実際に使用されるだろう。
「人間って,まだまだ未熟なんだと思う。
 だけど“人間も捨てたもんじゃないでしょ!”と言える日が来ると信じていたい。」
2002年のツアーで中島みゆきはそう語り『ヘッドライト・テールライト』を歌った。
私もそうであって欲しい!と強く願う。
けれど“その日”までに奪われてしまった命に向けて,語りかける言葉を私は持たない。

 

2003年3月5日

小泉首相の特使として,外務副大臣がイラクを訪問したそうだ。
どうしても伝えたいことがあるから“特使”なのだろう。
そう考えていたが,結局双方とも従来の主張を繰り返しただけらしい。
ただ「うちの国もこれだけ努力してま〜す」とアピールしておかないと,
あとでまた「敵か,味方か?」なんて誰かに因縁つけられても困るし。
せいぜいそんなところですか。本当に情けない。恥ずかしい。
うちの国は,昔も今も“タフな外交交渉”ってヤツが全くダメ。
特使が単なる“お使い”なのは仕方ないとして,最悪なのは外務大臣。
「日本として(イラクに)言うべきことは伝えられた」とコメントしたそうだが,
それはつまり“物を言いやすい一方の当事国に文句を言ってきた”だけでしょう?
イラクに対して言うべきことを言うのは大いに結構!
同様に,同盟国かつ友人でもある“もう一方の当事国”にも,
「日本として言うべきことは伝え」なきゃね。
さあ,大和魂と勇気を持って声を出そう!(爆)
なに,ビビって声が出ない?

 

2003年2月4日

スペースシャトル・コロンビアの事故報道が連日続いている。
それを見聞きしながら,どうしても違和感が拭えないことがある。
ブッシュ大統領は,例によって超内向きのメッセージを発表したけれど,
今回の事故を心から悲しんでいるのは,本当に“アメリカ人”だけなのかい?
自分たちと共に悲しみ,悼んでくれる人々の存在が全く目に入らず,
“アメリカ”と“非アメリカ”,あるいは“敵か,味方か?”で区分しようとする
それが病んだアメリカの,現在の姿。 実に残念で哀しいことだ。
もちろん,アメリカだけが悪いなどと言うつもりはない。
試しに上の文中の“アメリカ”を,あなたが思いつく別の名前に変えてみればいい。
ほら,病んだあなたや私の横顔も,静かに浮かび上がってくるでしょう?

TVで見た,壊れながら堕ちていくコロンビアの向こうは,とても美しい青空だった。
あの空の美しさは,あれは・・・・・・。 乗組員の皆様のご冥福を心よりお祈りします。

 

2003年1月30日

1月29日『3年B組金八先生 2nd』の再放送は,ついに“あの回”を迎えた。
みゆきファンには忘れることの出来ない,『世情』の流れる“あの回”である 。
今回初めて,番組の音楽担当が“お師匠さん”瀬尾一三氏であることを知った。
あの場面で『世情』を使う,というのは瀬尾さんの提案なのだろうか?
そして本放送から20年以上経った現在でも,この回のセリフには心打たれる。
素晴らしい脚本を書かれた小山内さんに敬意を表します。
【文責:管理人S】

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