聖書のおはなし 


~剣を取る者は~

イエスがまだ話しておられるうちに、見よ、十二 人の一人のユダがやって来た。

祭司長たちや民の長老たちから差し向けられ、剣や棒を手にした大勢の群衆も一緒であった。

イエスを裏切ろうとしていた者は彼らと合図を決め、

「私が口づけをするのが、その人だ。その人を捕まえるのだ」と言っておいた。

それで彼はすぐにイエスに近づき、「先生、こんばんは」と言って口づけした。

イエスは彼に「友よ、あなたがしようとしていることをしなさい」と言われた。

そのとき人々は近寄り、イエスに手をかけて捕らえた。

すると、イエスと一緒にいた者たちの一人が、見よ、手を伸ばして剣を抜き、

大祭司のしもべに切りかかり、その耳を切り落とした。

そのとき、イエスは彼に言われた。

「剣をもとに収めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。

それとも、わたしが父にお願いして、十二軍団よりも多くの御使いを、

今すぐわたしの配下に置いていただくことが、できないと思うのですか。

しかし、それでは、こうならなければならないと書いてある聖書が、

どのようにして成就するのでしょう。」

また、そのとき群衆に言われた。

「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持ってわたしを捕らえに来たのですか。

わたしは毎日、宮で座って教えていたのに、あなたがたはわたしを捕らえませんでした。

しかし、このすべてのことが起こったのは、預言者たちの書が成就するためです。」

そのとき、弟子たちはみなイエスを見捨てて逃げてしまった。

~詳しくは聖書をご覧ください~

(新約聖 書 マタイの福音書  26章47~56節)
[聖書本文は新改訳聖書2017版(新日本聖書刊行会)を使用しています]
















牛津 キリスト集会
 

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