冬木鉄道模型工房 - HiPON's Factory

長野電鉄 8500系 T1編成

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車体色 長野電鉄 8500系 8501F

NAGADEN 8500
長野電鉄8500系

グリーンマックスのショップアソートキットを組み立てました。 細かいところを改造しています。

車体はGREEM MAXの東急8500系そのものです。 当初は5両編成セットを買って、 残り2両を先頭車改造の上フリーランスに仕上げようかと思っていました。 ですが、GM-Storeで3両編成セットを売っていたのでこちらを購入。 元々の5両は中間5両を追加購入して田園都市線用にでもしようかと思っています。

車両紹介

長野〜湯田中間の通勤用及び特急代走用車両として、東急電鉄からやってきました。 編成長を3両に短縮したものの、塗装が同じ為か見た印象は大きな変化がありません。 このまま池上線あたりを走っていそうな雰囲気です。

編成

123
T1
モハ
8500
8511
サハ
8500
8551
モハ
8500
8501
←長野 湯田中→

組立

長電 8500系
組立中の3両、左から8501,8551,8511です。

ぱっと見た感じでは東急時代と変わらないので、説明書通りに組み立てればいいかなと思ったのですが、 実は細部が色々と違う模様。折角なので少し手を入れてみます。

長電 8500系
避雷器はこの位置。
長野電鉄仕様の8501の最大の特徴は、東急時代と異なる避雷器の位置です。 運転台側から3つめと4つめのクーラー間に移されていますので、ここに移設します。 ただ、GREEN MAXキットの説明書通りにクーラーを取り付けるとこの間隔が狭くなり、 避雷器の取付が困難になります。 一方で、4つめのクーラーをパンタ側にずらすと、今度は畳んだパンタグラフ(GREENMAX PT-42)に当たるというジレンマ。 仕方がないので、今回は3つめのクーラーも少し位置をずらし、それでも狭いので割り切ってクーラーにパンタを当てています。 そのうち、PS-16あたりのやや小振りなパンタにでも取り替えましょうかね。

配管は避雷器用と鈎外し用の2本を追加しました。 どちらも0.3mmの真鍮線を0.16mmの銅線(電源コードをバラしたもの)で屋根に固定しています。 あと、実物を確認しないままパンタの空気作用管(?)を削ってしまったのですが、 実車はキットの屋根板そのままに付いています。

T車の8551には貫通扉が両側に増設されています。長野の冬は寒いから、吹き抜け風の防止が重要なのでしょう。 妻面の向かって左側に戸袋が追加されているので、外から見ても判ります。

加えて、どうやら実車は両方の妻面に梯子が付いているようです。 なので、中間車14番のパーツが2枚必要ですが、このパーツは1両当たり1枚しか付いて来ません。 今回は10両編成用の中間車パーツからコンバートしましたが、省略しても良さそうです。

扉はキット付属の両開き戸を切断、ふさぎ板をプラバンで追加し、裏側から取り付けます。 …基が両開きなので、ちょっと狭いですけどね。 他の車両用の妻板など、適当な扉がストックにあればそれを使うべきです。 戸袋部分は0.2mmと0.5mmのプラ板を重ねてそれらしく作っています。 ちなみに、増設扉の戸袋を扉の高さに合わせてしまったのですが(写真参照)、 本当は戸袋の高さは幌枠の上までが正解です。 後で実車の写真を見て間違いに気がつきました。

8511は全く持って説明書通りです。 手を入れるとすれば床下機器でしょうが、資料が手元にないので今回はキットの付属品をそのまま取り付けています。

塗装

鉄道模型としては珍しく、GREENMAXの鉄道カラーを一色も使っていません。 まぁ、ラインナップにいわゆる国鉄色が多いシリーズなのでそうなるのかもしれません。

まずはじめに、屋上配管を真鍮線と銅線で張っているため、メタルプライマーを吹きました。 アサヒペンのメタルプライマーは食い付きが良いのですが、スチロールを溶かします。 屋根上にさっと吹いたつもりですが縮緬状の屋根になってしまい、 さらに副作用として配管を削った部分が強調されてしまいました。 仕方がないので、後のつやあり黒とつや消しクリアーをサーフェイサー代わりにして、表面をならしてあります。

車体はマスキングと発色を考えて、前面帯の赤から塗装することにしました。 ほぼ原色の赤だろうと踏んでブライトレッドを選択、車体前面にのみエアブラシで塗装します。

マスキングに続いて、滲み止めのクリアーを一吹きした後、下地と赤の浮き上がり防止を兼ねてつやありの黒を塗ります。 これに銀を重ねることにしました。今回はガイアのスターブライトシルバーを使っています。 ちょうどこの前に営団5000をEx-シルバーで塗装したので、比較しようと考えていました。

今度は屋根を残してマスキングの後、今度はつや消しクリアーで滲み防止を行います。 もしここでつやありのクリアーを使うと、(加減にも依りますが)屋根上がつるつるになります。 屋根の色は、明るめで青みがかった灰色ということで、グレーFS36270(F16の明るいとこ用?)を使っています。

屋根の色がかなり明るいので、クーラーもこれにあわせて明るめにします。 ちょうどFALKENを作ったときの残りでちょうど良い感じのグレーがあったので、これを使いました。 配合はGSIのホワイトと明灰白色を同じ比率であわせたものです。

床下機器の色はつや消しの黒をエアブラシで吹き付けます。 避雷器やアンテナなどの屋上機器は小さいので、タミヤのスカイグレイを筆塗りしてあります。 方向幕、テールライト、Hゴムに色差しをした後、いよいよ最終組立です。

仕上

方向幕には普通-長野を入れてあります。 窓ガラスはキット付属の塩ビ板をボンドで接着しました。 なお、窓ガラスの分割パターンが多い→枚数も多いので途中で嫌になり、 途中でピンセットを新調してしまいました。

(切り出しサイズメモ:側窓15mm, 客用扉5mm, 車端窓8mm, 妻戸袋3mm強, 前面窓5-4-5mm)

運転台側の連結器は、しばらくアーノルドのままでした。 しかし、そのままでは情けないので、ジャンパ栓の位置を調べて、キット付属のダミーカプラーを取り付けています。

材料

車体 GM Store --東急8500系 3両編成セット(長電8500系用) 1組
車体 GREEN MAX 418東急8500系  
  GREEN MAX  中間車ボディ 妻面パーツ 14 1枚
動力ユニット GREEEM MAX 5514東急TS 動力ユニット 1組
台車 GREEEM MAX 5025東急TS 2組
パンタグラフ GREEEM MAX 80-3PT-42 1個

塗装

車体(帯) gaia notes 003ブライトレッド 吹き付け
車体(滲み止め) gaia notes 007クリアー 吹き付け
下地 アサヒペン  メタルプライマー スプレー
車体(下地) gaia notes 002ピュアブラック 吹き付け
車体 gaia notes 121スターブライトシルバー 吹き付け
車体(滲み止め) gaia notes 008フラットクリアー 吹き付け
屋根 GSI 306グレー FS36270 吹き付け
方向幕 TAMIYA XF-1フラットブラック 筆塗り
尾灯 TAMIYA X-27クリアーレッド 筆塗り
Hゴム MITSUBISHI PIN-03APiN くろ 油性ペン
クーラー GSI 1ホワイト 吹き付け
  GSI 35明灰白色(三菱系) (1:1)
屋上機器 TAMIYA XF-19スカイグレイ 筆塗り
床下機器 gaia notes 012フラットブラック 吹き付け

履歴

2006/07/22 仕入 -'-- GREENMAX 80-3 PT42 1個
2008/03/29 仕入 -'-- CROSS POINT 東急8500系 3両編成セット 1組
2008/05/26 仕入 -'-- GREEN MAX 5514 東急TS 動力ユニット 1組
2008/06/07 組立 0'30 屋根板加工・床下機器取り付け 3両
2008/06/24 組立 0'10 屋根板加工 3両
2008/06/28 組立 0'20 車体組立(8501) 1両
2008/07/01 組立 0'10 屋根板・屋上機器加工(8501) 1両
2008/07/05 仕入 -'-- GREEN MAX 5025 東急TS 2組
2008/07/08 組立 0'20 車体組立(8511) 1両
2008/07/08 組立 0'20 妻板加工(8551) 1両
2008/07/09 塗装 0'30 床下機器(フラットブラック) 3両
2008/07/09 塗装 0'30 前面帯(ブライトレッド) 2両
2008/07/09 組立 2'30 組立・妻面加工・配管取り付け(8551) 1両
2008/07/11 組立 0'30 配管取り付け(8551) 1両
2008/07/12 塗装 1'00 前面帯マスキング(8501,8511) 2両
2008/07/13 塗装 2'00 車体 3両
2008/07/17 塗装 0'30 車体マスキング 3両
2008/07/17 塗装 1'30 屋根・クーラー・屋上機器 3両
2008/07/17 組立 0'20 クーラー・屋上機器取り付け 1両
2008/07/20 塗装 1'00 方向幕取り付け・Hゴム塗装 3両
2008/07/20 組立 2'30 窓ガラス取り付け 3両
2008/07/26 組立 1'30 窓ガラス取り付け 2両
2010/12/06 組立 0'10 連結器(ダミー)取り付け 2両
2010/12/06 塗装 0'10 連結器・床板(セミグロスブラック) 2両

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