冬木鉄道模型工房 - HiPON's Factory

日本国有鉄道 183系 (東日本旅客鉄道)

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183系0番台

J.N.R. 183
JR東日本 183系0番台

車両紹介

直流用特急電車の標準形です。 この0番台は主に総武線・房総各線向けに作製され、特急として活躍しました。 当初は上越・中央線方面でも活躍していましたが、耐寒耐雪構造の1000番台に譲っています。

編成

12345 6789
千マリ
1
クハ
183
8
サロ
183
4
モハ
182
12
◇  ◇
モハ
183
12
モハ
182
11
◇  ◇
モハ
183
11
モハ
182
10
◇  ◇
モハ
183
10
クハ
183
7
増結用クハ
クハ
183
 
モハ
182
 
◇  ◇
モハ
183
 
モハ
182
 
◇  ◇
モハ
183
 
 
クハ
183
9
モハ
182
 
◇  ◇
モハ
183
 
クハ
183
 
←東京・両国 安房鴨川→

車体色 幕張電車区 1編成(7F)

 
 
 
JR-E 201系 中央線

KATOの7両セット+2両増結です。 サロを抜けばモノクラス8連、さらに1ユニット抜けばモノ6連と、房総特急の全編成を再現できます。

KATOの完成品ですが、避雷器とアンテナが別パーツとなっています。 車両の構造自体はKATO製の他車両と変わらない標準的なものです。 一体成形のベンチレーターに色々意見が出ていますが、 個人的には、ディテールとコストのバランスが一番取れていると思います。 最近の灰色屋根を見慣れているので銀色屋根には違和感がありますが…まぁ、いいかなと。 なお、運転台周りに色を入れています。

追加塗装

加工後
塗装後
加工前
塗装前

加工前後の写真をまずはご覧ください。 加工前をぱっと見たところ、先頭部の締まりが無いように感じました。 そこで、細部に色を入れてコントラストをつけることにしました。

ポイントは3つ、赤のままのヘッドライトの縁、クリームでのっぺりとした運転台、 アイボリーが窓から丸見えのライトユニットです。

まずは床板と車体を分離します。車体は側面窓を取り外し、屋根板はずして運転台の窓ガラスも取ります。 ライトレンズが車体側にあるようならこれも取ります。車体はほぼバラバラですね。

前照灯・尾灯

ライト周辺には銀色を入れます。ライトの縁と内側に、クロームシルバーを面相筆で丁寧に塗っていきます。 失敗してもうすめ液で拭き取れますが、あんまりゴシゴシやると赤いヒゲまで消えてしまうので注意ですね。

運転台
運転台内部

まず、床をスカイグレーで塗装しました。ただ、ライトグレイとかミディアムグレーとかもっと暗い色でもいいと思います。 椅子は青色に塗ります。明るくしたかったのでクリアブルーを重ねて塗りましたが、普通にブルーでもいいと思います。 運転台はおなじみの薄い緑色に塗りました(本当は上面はもっと濃い深緑なのですが…調査不足でした)。 フラットホワイトをベースに、緑をちょっとずつ加えて様子を見ながら調色したもので、比率は忘れました☆。

ライトユニット
ライトユニット

乗降扉からクリーム色の成型物が丸見えになっているので、これを黒で塗りつぶします。 塗る箇所は写真を参考にしてください。 塗ってしまえば目立たない色&箇所なので、ペイントマーカーでゴシゴシと塗ってあります。

塗料が乾いたら、分解と逆の手順で組み立てて完成です。これで、かなり印象が変わると思います。

材料

車両 KATO 10-467183系0番台 7両基本セット 1組
車両 KATO 10-468183系0番台 2両増結セット 2組
ヘッドマーク KATO 28091183系0番台 グレー屋根セット(9両編成分入り) 1組

塗料

前照灯 TAMIYA X-11クロームシルバー 筆塗り
運転室床 TAMIYA XF-19スカイグレイ 筆塗り
運転室椅子 TAMIYA X-23クリヤーブルー 筆塗り
運転室機器 TAMIYA X-5グリーン 筆塗り(調色)
  TAMIYA XF-2フラットホワイト 筆塗り(調色)
ライトユニット TAMIYA XF-1フラットブラック マーカー

履歴

2003/09/05 仕入 -'-- KATO 10-467 183系0番台 7両基本セット 1組
2003/09/05 仕入 -'-- KATO 10-468 183系0番台 2両増結セット 1組
2003/10/21 塗装 1'00 前照灯ケース・運転室 9両

車体色 クハ183-9

 
 
 
JR-E 201系 中央線

せっかく貫通扉があるのですから、それを活かした編成を見てみたいモノです。 というわけで(?)中間連結用のクハを作成しました。 ちなみにこのクハは1両だけの増備だったので、全てASSYパーツで組上げています。

モデルは国鉄時代のモノクラス6連を1.5編成使用した6連+3連で、海水浴シーズンなどに運転されていました。 加工のコンセプトは「気軽に簡単に」、半日で終わることを目指しました。 が、様々な問題のため、半日で終わることはありませんでした。 ただ、工作量だけで行けば半日で終わる内容です。

材料(車両)

車体 KATO 4120-2Aクハ 183-7 ボディ 1組
台枠 KATO 4120-2Cクハ 183-7 床下セット 1組
台車 KATO 4439DTR69M 1組

塗料

前照灯 TAMIYA X-11クロームシルバー 筆塗り
運転室床 TAMIYA XF-19スカイグレイ 筆塗り
運転室椅子 TAMIYA X-23クリヤーブルー 筆塗り
運転室機器 TAMIYA X-5グリーン 筆塗り(調色)
  TAMIYA XF-2フラットホワイト 筆塗り(調色)
ライトユニット TAMIYA XF-1フラットブラック マーカー

貫通扉カバー・幌

まず、貫通扉のカバーですが、スケールよりも調和!ということで、現物合わせで寸法を決めました。 詳細は図の通り(単位はmm)です。 ただし、取り付けたところ幅がちょっと細めだったので、横幅は5mm位有ってもいいかもしれません。 大きさが決まったら、t0.2のプラバンからカッターナイフで丁寧に切り出します。 角を落とすのを忘れずに。

切り出したら、車体色に合わせてクリーム色に塗装します。小さいパーツなので、筆塗りで十分です。 なお、特急マークは加工中に紛失したので付いていません。 本当なら真っ二つに切ってくっつけるべきですが、どこへ行ってしまったのやら。

色が付いたら、正面から見て左右同じくらいの位置に取り付けます。 固定は両面テープで行いました。 このままだと通路部分が寂しいので、貫通幌枠(国電用)を取り付けてあります。

材料(貫通扉カバー・幌)

KATO -----貫通幌枠(国電用) 1個

塗料

貫通扉 GREEN MAX  クリーム色1号 筆塗り

連結器(1)

スカートに取り付ける連結器は、密連形KATOカプラーにしました。 TNだと連結相手も改造が必要になり、その相手の(通常編成時の)相手も…と手間が掛かる上、 組み合わせが限定されてしまうからです。 とりあえず、ちょうど販売されていた、E231-500(M車用)のボディマウントタイプを使っています。

連結器はスノープラウの爪の間にはいるように、両サイドを切り落とします。 その上で上面を爪が壊れない程度にヤスリ掛けし、薄くしておきます。 スカートは連結器が入る部分に穴を開け、そこに連結器本体を入れ込みます。 最後に連結器の上部とスカートを瞬間接着剤でつければ完成です。…雑な方法ですね。

大問題

ただ、この方法だと問題がありまして… R280のS字カーブで脱線します。 たぶんR317も…R500クラスなら問題ないのですが。 台車と連結器との距離が離れているのが原因なので、カプラの構造から変えないとダメですね。 651系とかの伸縮形(?)を使うか…やっぱりTN化ですかねぇ。 というわけで、その2へ続きます。

連結器(2)

KATOから189系が新仕様で発売されたときに、 EF63と連結させるためクハ189-500にKATOカプラー密連型が標準装備となりました。 これなら以前よりカプラーが首を振るのではないかと思い、早速取り付けてみました。

カプラーとスカートは189系から、スノープラウは元のクハ183のままで取り付けてみます。

大問題

しかし、この方法でも問題がありまして… やっぱりR280のS字カーブで脱線します。 相変わらず連結器の回転軸が車端部に近すぎるのが原因のようです。

加えて、連結面間が(1)よりも広くなるという問題もあります。 走らせると、カーブ区間で幌枠の中まで見えるので、ちょっと情けないかな…と思います。

こうなると、解決策は@回転軸を台車中心まで下げる A連結相手の連結器がもっと車端部で首を振るようにする…の二択かなとおもいます。 というわけで、その3に続きます。

材料(連結器2)

連結器 KATO 4721-1C3クハ189-500カプラーセット 1個
排障器 KATO Z04-4715クハ189国鉄色あさま スカート 1個

連結器(3)

その2に記したとおり構造的な問題のため、クハの連結器はこれ以上改良できそうもありません。 仕方がないので、連結相手のカプラーを改造することにします。

連結相手(今のところモハ182-10のみ)のカプラーを、もっと車端部で首が大きく振れるようにすれば解決しそうです。 なので、KATOカプラー密連型(Bタイプ)の後ろ側を削って、左右に振れるようにしてみました。 これを施した上で、"その2"の状態のクハとつなげて見たところ、 S字カーブで脱線することもなく、順調に走りました。

で、(2)が大丈夫なら(1)もだろうと思って、最終的に連結器を戻しました。 いまのところS字カーブで脱線することもなく、順調に走っています。

履歴

2003/10/31 仕入 -'-- KATO 4120-2A クハ 183-7 ボディ 1組
2003/10/31 仕入 -'-- KATO 4120-2C クハ 183-7 床下セット 1組
2003/10/31 仕入 -'-- KATO 4439D TR69M 1組
2003/--/-- 組立 -'-- KATO 4439D TR69M 1両
2003/12/10 改造 -'-- KATO 密連カプラー取り付け 1両
2004/04/11 改造 -'-- 貫通路作成 1両
2008/10/06 改造 0'15 KATO 密連カプラー取り付けその2 1両
2008/10/06 改造 0'10 KATO 密連カプラー取り付けその3(2) 1両
2012/07/04 改造 0'20 KATO 密連カプラー取り付けその3(1) 1両

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