モルツと言ううさぎ
ここではモルツの生活で考えてしている事を紹介。
これは、こうした方が良いと言う物では全くなく、
あくまでもモルツの場合の事を書いていますので、誤解のないようにお願いいたします。
どちらも半年以上の時間をかけてモルツの様子を見ながらやった事です。
☆食事量について
ペレットの種類にもよりますが、その子の体重の5%を目安としてあげると良いと言います。
この目安で考えると、現在体重2kgのモルツの場合は1日に100g前後のペレットをあげる事になります。
しかしその量のペレットを毎日与えたらモルツはすぐに太ってしまう事が解りました。
生後6ヶ月以降の体重の増量は肥満に繋がる恐れがあります。
モルツの場合、肥満体ではなかったので、減量ではなく、今の体重を維持する事を目的として
食事量を減らす事にしました。
野菜中心の食事に変更してみました。
野菜の場合はカロリーの問題もありますが、現在のモルツの場合大体180g位が目安になると思います。
しかしその量の野菜を与えていると、ちょっとした事ですぐにお腹を壊し易くなりました。
そこで繊維質を補う為のペレットと、野菜を混ぜて与える事にしました。
ペレットの量をまず半分の50gにして、足りない分は野菜で補うようにしてみました。
しかしそれでも体重は増え続けます。
そこで少しずつペレットと野菜の量を減らし、カロリーの低い野菜を中心に与えるようにしていきました。
もちろん毎日の運動も欠かしません。
そうして今のペレット10g 野菜60gという量に落ち着きました。
この分量ならば、太る事もなく、お腹を壊し易いと言う事もなくなりました。
飼育本などによれば、この量はとても少ない量に感じます。
しかし健康診断などで、獣医さんに診て貰うと、栄養失調と言う事もなく、お腹の動きもとても良い。
体重も安定しているし、歯にもペレットの粉など付いておらず、良い。とのお返事をいただきました。
うさぎにも太りやすい子、痩せやすい子、色々と個体差があると実感した事の1つです。
この量を見つけるのに、生後10ヶ月〜生後1年8ヶ月までの10ヶ月間を必要としました。
うさぎは急激な食事の変化にはとても敏感な動物なので気を使いました。
今でもこの量で固定したわけではなく、
ウンチが少し柔らかければペレットを2g位増やし野菜を減らしたりしていますし
水分が少ないと思えばペレットを減らし、野菜を10g増やしたりしています。
ちなみに牧草はいつでも食べ放題です。
☆夏の温度管理について
飼育本などによれば、うさぎにとって快適な室温は18〜24℃です。
湿度も50%前後が適当とされています。
しかしモルツには季節を「ある程度」感じて欲しいと思っています。
それはモルツがダラダラと1年中換毛するタイプだからです。
換毛期には毛球症の心配が普段より大きくなるので、できるだけ短期間で終わって欲しいと思いました。
季節の変化を感じ、1年を通しての換毛のリズムを体で感じて欲しかったのです。
そこで夏でも人が家にいる時は、窓を開けアイスノンや1.5リットルの凍らせたペットボトルを使い
エアコンは使わずに過ごします。
もちろん、モルツの様子は気をつけて観察し、
後ろ足を伸ばし、全身を伸ばして、息が少し速くなってきたら
すぐにエアコンをドライ30℃設定で点けます。(室温は25℃位になります)
人が昼間いない時は、アイスノンとペットボトルを凍らせた物を使い、
エアコンはタイマー予約で11時〜3時頃まで付くようにし、薄いカーテンをして出かけます。
帰って来て、部屋の様子を確認すると、他の部屋に比べヒンヤリとした感じがします。
飼育本によれば、過酷な環境のように思えますが、
外気温が33℃位になっても、熱射病などにもなった事がありませし、食欲が無くなる事もありません。
こういう環境にしてから、少しずつですが、換毛のメリハリがでてきたように思います。
もちろん、うさぎには個体差があるので、これでは暑すぎる子もいるでしょうし
逆に寒いと感じる子もいると思います。
しかしモルツの場合には、この環境が換毛をスムーズに済ませる事ができる環境だと思っています。
やはり、室温管理にも個体差があるのだと思いました。