告白 No.000 蔵月裕也 ------------------------------------------------------------------ 何て言うのかな・・・・・? 以前の俺はただ「生キテイル」だけだった。 いや、いつ死んでも別に構わないとすら思っていた。 別に俺が生きていても死んでいても誰も困らないからな。 雇い主にとっては体のいい捨て駒程度にしか思われていなかったんだろうよ。 だから。 生きる事に執着が持てる訳では無かった。 命が惜しいと思う事が無かった。 生きる事に何の意味があるのかが分からなかった。 必要とされていない存在に生きる意味があるのか・・・それが分からなかった。 そんな俺の存在を初めて認めてくれたヒトが居た。 シグマのダンナに雇われて、イレギュラーハンターと戦った時の事。 俺は敵対するハンターベース内のレプリロイドの命を助けた。 何故助けたのか・・・。 見殺しにしても良かったはずだ。 だが。 俺は無意識の内にそのレプリロイドを助けていた。 俺が助けたレプリロイドの名前はエイリア。 笑う事も、夢を見る事も知らない女性。 どことなく、自分と似ている気がした。 だから助けたのかもしれない。 結果的に彼女を救う事は、俺自身をも救う事に繋がっていた。 俺は物にもヒトにも自分の命にすらも執着するヤツでは無かったけれど。 欲しいと思った。 守りたいと思った。 ずっと傍に居て欲しいと思った。 ――――――彼女と共に生きたいと・・・そう思った。 初めて自分から「生きたい」と願ったんだ。 彼女は「笑う事」と「夢を見る事」を俺から教えてもらったと言っていた。 感謝していると嬉しそうに微笑んだ。 感謝するのは俺の方。 彼女は何よりも大切な事を教えてくれた。 俺の存在を認めてくれた。 俺の存在を必要としてくれた。 だから・・・・ね。 彼女にこう伝えたいんだ。 有難う。 俺はキミとなら生きていける。 生きたいと思える。 心からキミを。 ―――――――――愛している ------------------------------------------------------------------ ぎゃいん!!今回は読んでる人に語りかけるような感じに挑戦してみたのですが・・・、まともに文章を書けない人間が挑戦するもんじゃないですね(汗。 一応ダイナモさんのゲーム中の「俺は生きる為に逃げるぜ。」って台詞の裏付けみたいなもんなんですけど・・・・。会社で仕事の合間にちょこちょこ打ってたんで・・・なんだかなあ。 すみません、修行し直して来ます!! |