ドババババババも読む
子供時代、わたしは漫画を読むのが異常に遅かった。
何故なら写植されてない擬音語部分も一字ずつちゃんと読んでたからだ。

例1 ブルブルブルブルブルブルブル
   「ぬっ!やつらがきやがった!」
   「にいさん、危ない!」
   どばひゅぅーーーん!!
   「あっ!」
   カァーーン
   「危なかった・・・よし逃げるぞ!」
   ドドドドドドドドド

例2 ははははは、あぁっはっはははは!
   ドキッ
   (太田先輩に笑われた…!)
   「まいちゃんはほんと面白いコだなぁ」
   ドキドキドキドキドキ
   (あーっ、どうしよう、もうダメ…!) 

  ※例1例2とも適当なイメージで今作成…したが、なんだこりゃ。(  ;)

まぁともかく、上のようなブルブルブルブルブルブルブルなどを、
ちゃんと頭で7回いっこいっこ繰り返して読んでたわけだ。

ある時「めくるように漫画を読む人」を目撃してひどく驚いた。
いや、普通めくるんだけども、
わたしには漫画を読まずにただめくっているだけのように見えたのだった。

絵もじっくり見るわたしは、
この人が読んだ後のこの人の頭には漫画のどのへんが残っているんだろうと思った。
が、そういう人こそ意外に漫画好きで作品に精通してたりする。

ようするにこのわたくしが「とろい」と。
いや「とろかった」という結論なのだった。ふん。

繰り返しますが、「とろかった」のです。

でも、ド・バ・バ・バ・バ・バ・バときちんと全員読んでやらないと
読まれなかった「バ」の立場がないのではないかと
子供時代無意識に思ってた気がする。
「バ」の存在を無視できなかったような。

はたしてドババババババの「バ」というのは
バという言葉なのか
バという模様なのか
バという生き物なのか

また今度。


…なんだこの長さは!くだらん例題など書いてぢまった。
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