考察:猫舌は治るのか
常々わたくしは猫舌の人を見ながら、
猫舌っていうのは、熱いものが苦手なんじゃなくって、
熱い物の食べ方が下手なだけなんじゃないかなーと、
ひそかに思っているのだった。

例えばだ。
サーカスの団員になったつもりで火の輪をくぐるとする。
ゆっくり歩いてくぐるのと、助走つけて素早くくぐるのとでは
熱さってきっと違うじゃん?
水をかぶってくぐるのと、油をかぶってくぐるのとじゃ
やけどの程度も違うだらうし。(それ死ぬな...)
誰だって火に入ればヤケドする。
上手いくぐり方を訓練すればヤケドしないですむわけだ。

まーそういうわけで、
猫舌も、洗練された技術を身に付けることにより
熱いラーメン早食いだって克服できると、
わたくしは思うのだった。

熱いものを食べて口中をヤケドする人。
熱いものをじかにくっつければ、そりゃ猫舌じゃなくたってヤケドする。
くっつけないようにそれを口中へ運び、
くっつけたときには既に耐えうる温度にまで冷却されているという、
わずか秒単位、コンマ何秒の間に行われる無意識の冷却処理過程!

あ、いちいちそんなこと考えて食わないって?
さまして食べるからいーやと?
なるほど。まさしく。
ま、熱いうちに食べるものには、冷めてからじゃ味わえない味わいが
なきにしもあらず潜んでいるかもしれんかもかも。

ほんとのとこどうなんかはわからんが、
練習すればきっと猫舌は治ると勝手に確信する今日この頃。
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