UEDA PHOTO CLASS 植田写真塾



生徒作品

ゼミがスタートしてから1年、月に1回の撮影実習と講評という方法で続けて来ました。その中の個性の違う2人の生徒の作品をご覧いただき、1年間の成果の報告といたします。ゼミは続行中ですからこれからも作品は変化していくでしょう。そして2人の制作の方向性もハッキリ見えて来ましたのでますます内容も充実してくることが期待されます。


KUさんの作品から

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東京の風景をテーマに撮った作品の中から原宿、表参道界わいを撮ったものです。1・2はファッションの街の現代的イメージを力強くつかみ取っています。3は同じ表参道でも建て替えのために取り壊される寸前の同潤会アパートですが、建物に当たる夕陽を象徴的に使ってこの建物に対する哀惜の念を感じさせます。
ゼミに参加する前から作者は建築やインテリアデザインなどに興味を持ち、しばしばそれらを被写体にして来ました。しかしその段階ではデザイン的な興味に留まっていて、自身にとってどのくらい思い入れがあるものなのか理解していませんでした。1年間さまざまな街や建物などを撮って来て、自分の興味の対象が何であるのか、当面取り組むべきテーマが解ったようです


K E さんの作品から

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植物をモティーフにいくつかのテーマを持って撮影しています。1は造形的な美しさを、2は生命の神秘性を、3は心象的イメージをテーマにしています。ゼミに参加する前から植物をモティーフにすることが多かったのですが、ただ目に留まるものを漠然と撮っていました。今はハッキリとした目的意識を持って自分の作品づくりに挑んでいます。技術的な面においても作画イメージに合ったレンズワークができるようになってきました。得意とするレンズは50ミリ、100ミリマクロ、180ミリの3本です。